JP4063470B2 - パチンコ遊技機のヒンジ機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外枠に対して前面枠体を開閉可能に蝶着するパチンコ遊技機のヒンジ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば外枠の一側縁の上下部に固定金具を設けると共に、前面枠体の一側縁の上下部に可動金具を設け、前記下部固定金具であり、その水平板部上面に下ヒンジ軸を上向きに突設すると共に、上部固定金具の水平板部に軸孔を設け、一方、前記下部可動金具であり、その水平板部に軸受孔を設けると共に、上部可動金具の水平板部に上ヒンジ軸を下向きに突設し、前記上下ヒンジ軸をそれぞれの軸孔に嵌め合わせることにより、前面枠体を外枠に開閉可能に蝶着してなるパチンコ遊技機のヒンジ機構は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来のパチンコ遊技機のヒンジ機構は、外枠の下部固定金具の水平板部と前面枠体の下部可動金具の水平板部とが密着する構造であるため、その接触摩擦により前面枠体の開閉が非常に困難であったり、異音が発生したりするという問題点があった。また、互いの水平板部がこすれて磨耗し、前面枠体ががたついたり外枠との間に隙間ができたりして不正を誘発する等の問題点があった。
【0004】
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、外枠の下部固定金具の水平板部と前面枠体の下部可動金具の水平板部との接触面を少なくすることにより、外枠に対する前面枠体の開閉を容易かつスムーズに行うことができるようなパチンコ遊技機のヒンジ機構を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、外枠の一側縁の上下部に固定金具を設けると共に、前面枠体の一側縁の上下部に可動金具を設け、前記下部固定金具であり、その水平板部上面に下ヒンジ軸を上向きに突設すると共に、上部固定金具の水平板部に軸受孔を設け、一方、前記下部可動金具であり、その水平板部に軸受孔を設けると共に、上部可動金具の水平板部に上ヒンジ軸を下向きに突設し、前記上下ヒンジ軸をそれぞれの軸受孔に嵌め合わせることにより、前面枠体を外枠に開閉可能に蝶着してなるパチンコ遊技機のヒンジ機構において、前記下部固定金具の水平板部の上面であり、下ヒンジ軸を中心とした周囲に、下部可動金具の水平板部下面に接触する凸状部を形成してなることを特徴としている。
【0006】
また、請求項2記載の発明は、外枠の一側縁の上下部に固定金具を設けると共に、前面枠体の一側縁の上下部に可動金具を設け、前記下部固定金具であり、その水平板部上面に下ヒンジ軸を上向きに突設すると共に、上部固定金具の水平板部に軸受孔を設け、一方、前記下部可動金具であり、その水平板部に軸受孔を設けると共に、上部可動金具の水平板部に上ヒンジ軸を下向きに突設し、前記上下ヒンジ軸をそれぞれの軸受孔に嵌め合わせることにより、前面枠体を外枠に開閉可能に蝶着してなるパチンコ遊技機のヒンジ機構において、前記下部可動金具の水平板部の下面であり、軸受孔を中心とした周囲に、下部固定金具の水平板部上面に接触する凸状部を形成してなることを特徴としている。
【0007】
そして、請求項1及び2記載の発明によれば、外枠の下部固定金具の水平板部と前面枠体の下部可動金具の水平板部とが凸状部を介して接触することになるため、外枠の下部固定金具の水平板部と前面枠体の下部可動金具の水平板部との接触による摩擦抵抗を軽減することができ、外枠に対する前面枠体の開閉を容易かつスムーズに行うことが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。図1はパチンコ遊技機の正面図、図2はガラス板保持枠と打球供給皿を有する前面板及び余剰球受皿を有する前面下部板を開いた状態の斜視図、図3は前面枠体とガラス板保持枠と前面板及び前面下部板を取り外した状態の分解斜視図、図4は前面枠体の斜視図である。図1において、パチンコ遊技機1は、縦長な方形状に枠組み形成される外枠2と、該外枠2の一側にヒンジ機構3によって開閉自在に装着される前面枠体4とを備え、該前面枠体4の前面一側にガラス板保持枠5と、打球供給皿6を有する前面板7及び余剰球受皿8を有する前面下部板9とがそれぞれ開閉自在に設けられている。また、前面下部板9には打球発射用の操作ハンドル10が設けられている。
【0009】
前記前面枠体4は、図4に示すように鉄板等の金属板によって形成されるもので、上部にほぼ正方形状の開口部11が形成され、その下部が板状部12aとして形成された主枠部12と、該主枠部12の裏面側であり、開口部11の上側位置を除く左右両側位置及び下側位置にそれぞれカシメ着されて該主枠部12と一体化される遊技盤取付枠13とを有し、その遊技盤取付枠13であり、かつ主枠部12の開口部11を覆うように遊技盤14が着脱可能に取り付けられるようになっている。
【0010】
前記開口部11は、その下部一側が遊技盤14の遊技領域を形成する円形状の誘導レール15の外周面に沿うように円弧状に張り出し形成されており、その円弧状形成面16に打球供給皿6の賞球導入部17に連通する賞球出口18が開設されている。そして、開口部11の下方の板状部12aには円形状取付孔19及び方形状取付孔20が貫通形成されており、円形状取付孔19に打球発射機構21が取り付けられ、方形状取付孔20には通路構成体22が取り外し自在に装着されている。また、前記前面枠体4の主枠部12前面には図3及び図4に示すように遊技盤14の遊技領域外を覆うようにレール飾り部材23とレール変形防止部材24が設けられており、さらに遊技盤14の前面であり、遊技領域の外側位置には合成樹脂により形成された盤面部品としての証紙貼付部材25が設けられている。26は前面枠体4及びガラス板保持枠5の施錠機構であり、遊技盤取付枠13を構成する左縦枠材13aの側部に組み付けられるようになっている。
【0011】
一方、図4に示すように前記前面枠体4の前面であり、かつその軸支側の上端にガラス板保持枠5の一側上端が軸支される下向きのヒンジ軸27を突設した支持体28が固着されている。また、前面枠体4の軸支側であり、その中程よりやや下方位置に前面板7と下部前面板9とを軸支するためのヒンジ金具29がカシメ着されている。このヒンジ金具29は、上端にガラス板保持枠5と前面板7との間に介在してガラス板保持枠5の軸支側下面を受ける水平な上部支持片29aが形成され、上下略中間位置に前面板7と前面下部板9との間に介在して前面板7の軸支側下面を受ける水平な下部支持片29bが形成され、さらにその下端には前面下部板9の軸支側下面を受ける水平受止片29cがそれぞれ形成されており、これら上下部支持片29a,29b及び水平受止片29cにそれぞれ設けられた軸通孔30a,30b,30cにヒンジ軸杆31を貫通させている。このヒンジ軸杆31は、ハンマーなどで強く打ち込むことにより外周面に形成されたロレット加工32部分を上部支持片29aの軸通孔30aに圧接させて抜脱しないように固着されており、その上端が上部支持片29aから上方へ僅かに突出するようにその長さが選ばれている。
【0012】
ところで、前記ガラス板保持枠5は図2及び図3に示すように前面枠体4の上半部分を全巾にわたって覆う大きさに形成され、その中央部に遊技盤14の遊技領域が視認可能な方形状の開口が形成される合成樹脂製の本体枠5aと、該本体枠5aの裏面側に装着される補強金属板5bとから構成されている。そして、このガラス板保持枠5の軸支側上端にヒンジ部材33が設けられており、下端に前記ヒンジ軸杆31に嵌合する軸孔34が穿設されている。また、前記前面板7及び前面下部板9の軸支側であり、その上端と下端にはガラス板保持枠5の軸支側上端に設けられたヒンジ部材33と同じ構造のヒンジ部材33a,33a及び33b,33bが固着されている。
【0013】
前記ヒンジ部材33,33a,33bは、図5乃至図7に示すようにガラス板保持枠5と前面板7及び前面下部板9にそれぞれビス止めされる支持部35と、該支持部35に横方向へスライド自在に装着され、その先端に傾斜面36が設けられた滑動子37と該滑動子37を付勢するばね38とから構成されており、前記支持部35にヒンジ軸杆31が保持されるU字形溝39が設けられている。
【0014】
このように構成されたガラス板保持枠5を前面枠体4に取り付けるには、先ずガラス板保持枠5の下端軸孔34をヒンジ金具29の上部支持片29aから上方に突出したヒンジ軸杆31に上方から嵌合させて連結し、次に図6に示すようにガラス板保持枠5のヒンジ部材33を前面枠体4の支持体28に突設されたヒンジ軸27に接近させ、ヒンジ部材33の滑動子37の傾斜面36にヒンジ軸27を接触させた状態でガラス板保持枠5を前面枠体4に押し付ける。これによって滑動子37の傾斜面36に接触するヒンジ軸27によって該滑動子37がばね38の付勢に抗して後退し、さらにガラス板保持枠5を押し付けることによりヒンジ軸27が傾斜面36の先端から外れて図7に示すように支持部35のU字形溝39に嵌り込み、同時に滑動子37がばね38の付勢で元の位置に復帰してヒンジ軸27を外れないように保持する。このため、ガラス板保持枠5は、ヒンジ軸杆31の突出部31aとヒンジ軸27に支持されて前面枠体4に開閉自在に装着されることになる。なお、ガラス板保持枠5を前面枠体4から取り外すときは滑動子37をばね38の付勢に抗して指で後退させながらU字形溝39からヒンジ軸27を抜き出して外せばよい。
【0015】
また、前記前面板7は、上下のヒンジ部材33a,33aのU字形溝39,39をヒンジ金具29の両支持片29a、29b間に位置するヒンジ軸杆31に嵌め込むことにより前面枠体4に開閉自在に装着され、前面下部板9は上下のヒンジ部材33b,33bのU字形溝39,39をヒンジ金具29の下部支持片29bと水平受止片29c間に位置するヒンジ軸杆31に嵌め込むことにより前面枠体4に開閉自在に装着することができる。
【0016】
このように、ヒンジ金具29の上部支持片29aから上方へ突出するヒンジ軸杆31にガラス板保持枠5の一側下端を軸支し、両支持片29a,29b間に位置するヒンジ軸杆31に前面板7を軸支し、さらに下部支持片29bと水平受止片29c間に位置するヒンジ軸杆31に前面下部板9を軸支することにより、一本のヒンジ軸杆31を共通軸として前面板7及び前面下部板9を前面枠体4に容易に装着することができる。
【0017】
前記外枠2と前面枠体4のヒンジ機構3は、図8及び図9に示すように上部ヒンジ機構3aと下部ヒンジ機構3bとから構成されている。上部ヒンジ機構3aは図8に示すように外枠2の外側の上部隅部にビス51で取り付けられる上部固定金具52と前面枠体4の一側上部にカシメ着される上部可動金具53とからなる。上部固定金具52は、外枠2の上面に添わせる水平板部52aと外枠2の外側面に添わせる垂直板部52bとにより逆L字形に形成されており、水平板部52aには外枠2の上面端部から前方に突出し、かつ外側に向かって開口する切欠き溝54と該切欠き溝54と連通状に軸受孔55を穿設した突出片56が一体に設けられている。なお、前記切欠き溝54の両側に位置する突出片56の上面は手前下から後方上へ向かう上向き傾斜面56aとして形成されている。
【0018】
また、前記上部可動金具53は、前面枠体4の裏面に添わせる取付片53aと前面枠体4の前方に突出する水平板部53bとを有し、その水平板部53bの先端下面に上ヒンジ軸57が下向きに突設されている。前記上ヒンジ軸57は、上部固定金具52の軸受孔55に嵌合する円形軸部57aと前面枠体4をほぼ直角状に開放した状態で切欠き溝54に挿入できる幅に形成した扁平軸部57bを有し、その円形軸部57aと扁平軸部57bとの境界面が後方上から手前下へ向かう下向き傾斜面57cとして形成されている。なお、前記上ヒンジ軸57であり、その扁平軸部57bには、前面枠体4の上動範囲を規制する突起状の規制突部63が一体に設けられている。
【0019】
一方、前記下部ヒンジ機構3bは、図9に示すように外枠2の内側の下部隅部にビス58で取り付けられる下部固定金具59と、前面枠体4の一側下部にカシメ着される下部可動金具60とからなる。下部固定金具59は、外枠2の下部内側に添わせる垂直な取付片部59aと外枠2の前方に突出する水平板部59bとを有し、その水平板部59bの上面に凸状部40が一体に形成されている。この凸状部40は、下部可動金具60の水平板部60bとの接触面を少なくして前面枠体4の開閉を円滑に行い得るようにするためのもので、図9及び図13に示すように略円形状に膨出形成され、その中心に貫通孔41が設けられている。そして、貫通孔41の下方から下ヒンジ軸61が上向きに貫通されてカシメ或いは溶接等により一体に固着されている。なお、前記下ヒンジ軸61は下端に円形フランジ部42が一体に形成されており、該円形フランジ部42が水平板部59bの裏面側に飛び出さないように凸状部40の内側の窪み43内に収められている。また、前記下部可動金具60は、前面枠体4の裏面側に添わせる垂直な取付片部60aと前面枠体4の前方に突出する水平板部60bとを有し、その水平板部60bに前記下ヒンジ軸61に嵌合する軸受孔62が穿設されている。
【0020】
しかして、外枠2に前面枠体4を軸支するには、先ず下部可動金具60の軸受孔62を下部固定金具59の下ヒンジ軸61に上方から嵌合させて連結する。このとき下部可動金具60の水平板部60b下面が下部固定金具59の水平板部59bの上面に形成された凸状部40に支持されることになる。次に、図10鎖線で示すように前面枠体4をほぼ直角状に開放した状態に位置させて該前面枠体4の上部可動金具53を外枠2の上部固定金具52に接近させ、上部可動金具53の上ヒンジ軸57に形成された扁平軸部57bを上部固定金具52の切欠き溝54に臨ませて前面枠体4を外枠2に押し付ける。これによって、図11鎖線で示すように上ヒンジ軸57の扁平軸部57bが切欠き溝54に侵入し、上部固定金具52の上向き傾斜面56aと上部可動金具53の上ヒンジ軸57に形成された下向き傾斜面57cとによって前面枠体4が徐々に上方へ押し上げられ、さらに前面枠体4を押し込むと上ヒンジ軸57の円形軸部57aと上部固定金具52の軸受孔55とが一致する。このため、図11実線で示すように前面枠体4が自重で下がって上ヒンジ軸57の円形軸部57aが上部固定金具52の軸受孔55に嵌合されることになり、前面枠体4はヒンジ機構3を支点にして外枠2に開閉自在に軸支される。
【0021】
そして、このように外枠2に開閉自在に軸支された前面枠体4は、図13に示すように下部可動金具60の水平板部60b下面が下部固定金具59の水平板部59bの上面に形成された凸状部40に接触するだけであるから互いの接触面が少なくなり、外枠2の下部固定金具59の水平板部59bと前面枠体4の下部可動金具60の水平板部60bとの接触による摩擦抵抗を軽減することができて外枠2に対する前面枠体4の開閉を容易かつスムーズに行うことができる。しかも、凸状部40の中心位置に下ヒンジ軸61が設けられているため、無理なく安定した状態で前面枠体4を開閉することができ、異音が発生したり互いの接触面がこすれて磨耗したりするようなこともなくなる。
【0022】
なお、前面枠体4を外枠2から取り外すには、前面枠体4をほぼ直角状に開放した状態に位置させて該前面枠体4を上方へ持ち上げ、上部可動金具53の上ヒンジ軸57の円形軸部57aを上部固定金具52の軸受孔55から上方へ外す。そして、上部可動金具53の上ヒンジ軸57の扁平軸部57bを上部固定金具52の切欠き溝54から外した後、下部固定金具59の下ヒンジ軸61と下部可動金具60の軸受孔62との嵌合を外すことによって簡単に達せられる。また、前記規制突部63は、前面枠体4を外枠2から取り外す際に前面枠体4を上方へ持ち上げ過ぎるようなことがあっても図12鎖線で示すように規制突部63が上部固定金具52の突出片56の下面に突き当たって前面枠体4を下部固定金具59の下ヒンジ軸61と下部可動金具60の軸受孔62との嵌合が外れる位置まで持ち上げることができなくなる。このため、前面枠体4が下部固定金具59の水平板部60bによる支持を失って下方に落下するようなことがなくなり、前面枠体4を外枠から容易かつ安全に取り外すことができる。
【0023】
図14は本発明の第2実施の形態を示すもので、下部可動金具60の水平板部60bの下面であり、軸受孔62を中心とした周囲に下部固定金具59の水平板部59b上面に接触する凸状部40aを形成したものである。この実施の形態の場合、下部固定金具59の水平板部59bの上面と下部可動金具60の水平板部60b下面に形成された凸状部40aとが接触するだけであるから互いの接触面が少なくなり、第1実施の形態と同じように外枠2の下部固定金具59の水平板部59bと前面枠体4の下部可動金具60の水平板部60bとの接触による摩擦抵抗を軽減することができて外枠2に対する前面枠体4の開閉を容易かつスムーズに行うことができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明に係るパチンコ遊技機のヒンジ機構は、互いに重なり合って接触する外枠の下部固定金具或いは前面枠体の下部可動金具のいずれか一方の水平板部に凸状部を形成し、その凸状部によって下部固定金具の水平板部と前面枠体の下部可動金具の水平板部との接触面を少なくするようにしたものであるから、下部固定金具の水平板部と前面枠体の下部可動金具の水平板部との接触による摩擦抵抗を軽減することができて外枠に対する前面枠体4の開閉を容易かつスムーズに行うことができる。
【0025】
また、外枠の下部固定金具或いは前面枠体の下部可動金具に設けられるそれぞれの凸状部はプレス加工によって簡単に形成することが可能であり、製造コストが掛からず安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】ガラス板保持枠と打球供給皿を有する前面板及び余剰球受皿を有する前面下部板を開いた状態の斜視図である。
【図3】前面枠体とガラス板保持枠と前面板及び前面下部板を取り外した状態の分解斜視図である。
【図4】前面枠体の斜視図である。
【図5】ヒンジ部材の斜視図である。
【図6】ヒンジ部材の作用を説明する平面断面図である。
【図7】ヒンジ部材の軸支状態を示す平面断面図である。
【図8】外枠と前面枠体の上部ヒンジ機構部分の斜視図である。
【図9】外枠と前面枠体の下部ヒンジ機構部分の斜視図である。
【図10】外枠と前面枠体の上部ヒンジ機構部分の平面図である。
【図11】外枠と前面枠体の上部ヒンジ機構部分の側面断面図である。
【図12】上ヒンジ軸の規制突部の作用を説明する側面断面図である。
【図13】下部固定金具に設けられた凸状部部分の拡大断面図である。
【図14】下部可動金具に設けられた凸状部部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
2 外枠
3 ヒンジ機構
4 前面枠体
40 凸状部
40a 凸状部
52 上部固定金具
53 上部可動金具
53b 水平板部
55 軸受孔
56 水平板部
57 上ヒンジ軸
59 下部固定金具
59b 水平板部
60 下部可動金具
60b 水平板部
61 下ヒンジ軸
62 軸受孔

Claims (2)

  1. 外枠の一側縁上下部に設けられた固定金具に前面枠体を支持する支持手段を設け、前記前面枠体の一側縁上下部に設けられた可動金具に前記外枠に係止する係止手段を設け、
    前記上部の係止手段は、前記上部可動金具に下向きに突設したヒンジ軸であって、該ヒンジ軸は、その基端側を円形軸部とすると共に、その先端側を円形軸部よりも細幅の扁平軸部とし、
    前記上部の支持手段は、前記上部固定金具の上端面から前方に突出する突出片であって、該突出片には、その先端側を切り欠いて形成し前記扁平軸部が挿入できる幅の切欠溝と該切欠き溝に連通し前記円形軸部が嵌合される軸受孔とを設け、
    前記ヒンジ軸の円形軸部と扁平軸部との境界に形成される該円形軸部の下面を後方上から手前下に向かう下向き傾斜面とし、
    さらに、前記ヒンジ軸の扁平軸部には突起状の規制突部を設け、該規制突部は、前記下部固定金具の係止手段と前記下部可動金具の支持手段とが係止された状態で、且つ前記上部可動金具のヒンジ軸の円形軸部が前記上部固定金具の軸受孔から外されたとき前記突出片の下面に衝合する位置に設け、
    前記下部の係止手段は、前記下部固定金具の水平板部上面に上向きに突設したヒンジ軸であり、該ヒンジ軸を中心とした周囲に前記下部可動金具の水平板部下面に接触する凸状部を形成してなり、
    前記下部の支持手段は、前記下部可動金具の水平板部に設けられた軸受孔であることを特徴とするパチンコ遊技機のヒンジ機構。
  2. 外枠の一側縁上下部に設けられた固定金具に前面枠体を支持する支持手段を設け、前記前面枠体の一側縁上下部に設けられた可動金具に前記外枠に係止する係止手段を設け、
    前記上部の係止手段は、前記上部可動金具に下向きに突設したヒンジ軸であって、該ヒンジ軸は、その基端側を円形軸部とすると共に、その先端側を円形軸部よりも細幅の扁平軸部とし、
    前記上部の支持手段は、前記上部固定金具の上端面から前方に突出する突出片であって、該突出片には、その先端側を切り欠いて形成し前記扁平軸部が挿入できる幅の切欠溝と該切欠き溝に連通し前記円形軸部が嵌合される軸受孔とを設け、
    前記ヒンジ軸の円形軸部と扁平軸部との境界に形成される該円形軸部の下面を後方上から手前下に向かう下向き傾斜面とし、
    さらに、前記ヒンジ軸の扁平軸部には突起状の規制突部を設け、該規制突部は、前記下部固定金具の係止手段と前記下部可動金具の支持手段とが係止された状態で、且つ前記上部可動金具のヒンジ軸の円形軸部が前記上部固定金具の軸受孔から外されたとき前記突出片の下面に衝合する位置に設け、
    前記下部の係止手段は、前記下部固定金具の水平板部上面に上向きに突設したヒンジ軸であり、
    前記下部の支持手段は、前記下部可動金具の水平板部に設けられた軸受孔であり、該軸受孔を中心とした周囲に前記下部固定金具の水平板部上面に接触する凸状部を形成してなることを特徴とするパチンコ遊技機のヒンジ機構。
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