JP4284422B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、パチンコ機(アレンジボール機、雀球機等も含む)のような遊技機(弾球遊技機と呼ばれることもある)に関し、詳しくは、遊技盤が装着される遊技機本体と、その遊技機本体に開閉可能に装着された扉体と、を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の遊技機において、遊技機本体に開閉可能に装着される扉体には、遊技盤の遊技領域を透視可能な開口窓が形成される。また、扉体には、その開口窓を塞ぐ窓板(ガラス板、透明な合成樹脂板等)を保持する横断面略U字状の溝状をなす装着部を有する窓枠体(ガラスレールとも呼ばれている)が設けられている。この窓枠体の装着部の溝幅は、窓板の板厚寸法よりも若干大きく設定され、その装着部に窓板が着脱可能に差し込まれて保持されるようになっているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来の扉体において、窓枠体の装着部と窓板との間には隙間が発生し、その隙間に相当する分だけ窓板がガタツクことがある。窓板のガタツキを防止するために、窓枠体の装着部内にバネ材を配設し、そのバネ材のバネ力によって、窓枠体の装着部の一方の溝壁部に窓板を押し付けることで窓板のガタツキを防止することが知られている。しかしながら、窓枠体の装着部の溝内にバネ材を配設すると、窓枠体の装着部の溝内に窓板を差し込む際、バネ材が障害物となる。このため、窓枠体の装着部の溝内に窓板を差し込む作業が困難となる。言い換えると、窓枠体に対する窓板の装着性が悪化する問題点があった。この発明の目的は、前記問題点に鑑み、扉体の窓枠体に対する窓板の装着性の悪化を防止しながら、窓板のガタツキを防止することができる遊技機を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
外枠の前面に開閉可能に装着された基枠と、
該基枠に開設した開口部の裏側に着脱可能にセットされた遊技盤と、
前記基枠の前側に開閉可能に装着され前記遊技盤の遊技領域を透視し得る開口窓を形成した扉体と、を備えた遊技機において、
前記扉体は、
前記開口窓の裏側に装着した窓枠体と、
該窓枠体に起立支持されて前記遊技盤の遊技領域を透視可能に閉塞する透明な第1窓板並びにその後ろに位置する透明な第2窓板と、
前記窓枠体の上辺側で前記第1窓板・第2窓板の出し入れ口とされる開口部位に開閉可能又は着脱可能に装備した前記第1窓板・第2窓板用の押え部材を備えてなり、
前記窓枠体は、左右辺をなす側枠部と下辺をなす下枠部とから構成されて前記第1窓板・第2窓板の板厚より大きい溝幅を有する前後2列の溝状の第1装着部・第2装着部を有し、
前記第2装着部の前記下枠部に、前記第2窓板の下端部を遊技盤側に滑らせて下枠部の溝内の後側に移行させるための後下り傾斜状の案内面を形成し、
一方、前記押え部材は、前記第1窓板・第2窓板の上端部の対向面間に亘り嵌まり得る嵌込み部を有し、この嵌込み部に、該嵌込み部自体の前後方向の幅を縮小する向き及び復元する向きに弾性変形可能とするためのスリット溝を形成するとともに、該嵌込み部の前下縁と後下縁には第1窓板・第2窓板の各上端部と弾性的に当接し得る凸部が形成され、該凸部は前記スリット溝の上下方向の高さに比べて小さく且つ前記第1窓板・第2窓板の各上端部に弾性的に当接し得るようになっており、
前記押え部材は、前記第1窓板・第2窓板の上端部の対向面間に前記嵌込み部を嵌めた状態で、該嵌込み部の前後方向の幅の弾性変形により、前向きの前記凸部を前記第1窓板の後面上端に当接させるとともに、後ろ向きの前記凸部を前記第2窓板の前面上端に当接させて該第2窓板の上端を前記第2装着部の溝の後側に押し寄せるように構成した遊技機を提供する。
【0005】
本発明に係る遊技機は、窓枠体の第2装着部に差し込まれた第2窓板の下端部が下枠部の案内面に当接した後は、第2窓板の自重によって案内面に沿って滑走しながら遊技盤側の溝壁部に隙間なく押し付けられて装着される。これによって、第2装着部に対する第2窓板の下端部のガタツキが良好に防止される。
【0006】
また、前記窓枠体は、一側が開口した枠状に形成され、その枠開口部には、第1窓板・第2窓板の端縁部を押える押え部材が設けられる。該押え部材には、前記第2窓板の上端を第2装着部の溝の後端に押し付ける弾性変形可能な嵌込み部を設けたことで、窓枠体の第2装着部の溝内に対する第2窓板の上端部のガタツキも良好に防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
この発明の実施の形態1を図1〜図7にしたがって説明する。図3は遊技機としてのパチンコ機(弾球遊技機ともいう)の正面図である。図4は図3のIV−IV線に基づく縦断面図である。図5は図3のV−V線に基づく平断面図である。図6は遊技機本体の外枠に対し基枠を開きその基枠に対し扉体を開いた状態を示す斜視図である。図7は遊技機本体の外枠に対し基枠を開いた状態を示す斜視図である。図3〜図7において、パチンコ機1の遊技機本体は、外枠3と基枠7を主体として構成され、基枠7の前側には扉体30が開閉可能に装着されている。また、外枠3は方形枠状に形成され、その前面の下部には基枠7の下面を受ける受板3aが設けられている。
【0008】
図6と図7に示すように、外枠3の前側には、基枠7がその一側の基枠用開閉機構をなす基枠用ヒンジ部材6の軸を支点として開閉可能に取り付けられている。この基枠7の他側は、基枠用閉止機構をなす基枠施錠用フック15によって閉じ状態に保持されている。なお、周知のように、基枠用閉止機構は、基枠7の後側面に設けられた基枠施錠用フック15と、その基枠施錠用フック15に係脱可能な位置において外枠3の内側面に設けられた係止具(図示しない)とを備えている。そして、基枠7が閉じられることで、その基枠施錠用フック15が外枠3の係止具に係合して基枠7が閉じ状態に施錠されるようになっている。また、外枠3に対する基枠7の解錠は、基枠7の所定位置も設けたシリンダ錠の鍵穴18に対し鍵を挿入し、その鍵を、所定方向に回動操作することで、基枠施錠用フック15が外枠3の係止具から外れ、外枠3に対し基枠7が解錠されるようになっている。図4〜図6に示すように、基枠7は、遊技盤10の前面の略全体を露出する開口部を有する方形額縁状に形成されている。この基枠7の後面には、その開口部周縁に沿って遊技盤装着枠8が設けられている。そして、遊技盤10は、遊技盤装着枠8の後方から着脱可能に嵌込まれる。さらに、遊技盤装着枠8の片側において開閉可能に装着された機構板19を閉じ、遊技盤装着枠8の後面に配設された複数の締付具9を固定位置まで回動することによって遊技盤装着枠8に機構板19を介して遊技盤10が固定されるようになっている(図7参照)。
【0009】
図6に示すように、遊技盤10の盤面(前面)には、球発射通路を構成する外レールと内レールを備えた案内レール11が装着され、その案内レール11の内側には遊技領域12が区画されている。遊技盤10の盤面には、その遊技領域12内においてセンタ役物、入賞口を有する入賞装置、風車器、多数の釘等が配設されている。また、図6に示すように、基枠7の前面の下部には、発射レール70が配設されるとともに、その発射レール70を覆うようにして前板72が開閉可能に装着されている。前板72の前面には上皿71が装着され、同前板72の下方に位置する基枠7の下部前面には、操作ハンドル16、下皿17等が配設されている。
【0010】
図6に示すように、基枠7の前側には、一側が扉用開閉機構20によって開閉可能に取り付けられ、他側が扉用閉止機構25によって閉じ状態に保持される扉体30が配設されている。この実施の形態1において、扉体30の一側とこれに対向する基枠7前面の一側との間には、扉用開閉機構20を構成する扉用ヒンジ部材21が配設されており、その扉用ヒンジ部材21のヒンジ軸を支点(中心)として扉体30が開閉可能に装着されている。また、扉体30後面の他側(自由端側)と基枠7前面の他側との間には、扉閉止用フック26と施錠板27とを備えた扉用閉止機構25が配設されている。
【0011】
すなわち、図2、図5及び図6に示すように、扉体30後面の一側の上下及び中間の計三箇所には、扉閉止用フック26が突設される一方、基枠7の他側部には扉体30が閉じられたときには、その扉閉止用フック26が差し込まれる差込孔7aが形成されている。また、基枠7の後面の他側部には、各扉閉止用フック26に係脱可能に係合して扉体30を閉じ状態に施錠する施錠孔を有する施錠板27が施錠位置と開錠位置とに移動可能(上下動可能)に配設されている。そして、扉体30が閉じられることで、その扉閉止用フック26が施錠板27を、一旦、バネの弾発力に抗して開錠方向に移動しながらその施錠孔に差し込まれ、その後、施錠板27がバネの弾発力によって元の施錠位置に戻されることで、扉閉止用フック26が施錠板27に係合し、これによって、扉体30が閉じ状態に施錠されるようになっている。また、基枠7に対する扉体30の解錠は、基枠7のシリンダ錠の鍵穴18に対し鍵を挿入し、その鍵を、外枠3に対する基枠7の解錠方向とは逆の方向に回動操作することで、施錠板27がバネの弾発力に抗して開錠方向に移動し、これによって施錠板27の施錠孔から扉閉止用フック26が外れ、基枠7に対し扉体30が解錠されるようになっている。
【0012】
図2、図4及び図5に示すように、扉体30は、本体フレーム32と、前面飾り部材33とを主体として構成されている。本体フレーム32は、鉄板等の金属板や硬質合成樹脂より略四角形の枠状に形成されている。また、前面飾り部材33は、合成樹脂成形品よりなる単数又は複数の部材によって構成され、本体フレーム32の前側全面を覆うようにして装着されている。この前面飾り部材33の略中央部には、遊技盤10の盤面の遊技領域12に対応する略円形の開口窓31が形成されている。また、前面飾り部材33の前面には凹凸の装飾が施されるとともに、その一部には光が出射されるレンズ部が適宜に形成されている。また、本体フレーム32と前面飾り部材33との間には、レンズ部に対応する位置においてランプ、LED等の発光体36を備えたランプ基板35が配設されている(図4及び図5参照)。
【0013】
図1と図2に示すように、扉体30の本体フレーム32の後部には、窓枠体40が一体状に延出形成されている。この窓枠体40は、開口窓31の下方において左右方向に延びる下枠部51と、その下枠部51の左右両端から上方に向けて立ち上がる左右の両側枠部43とをそれぞれ備えて略U字枠状に形成されている。また、窓枠体40の下枠部51及び左右の両側枠部43にわたって、遊技盤10の盤面の遊技領域12を透視可能に塞ぐ前後二枚の方形の第1窓板38及び第2窓板39をそれぞれ装着するための第1装着部41及び第2装着部42がそれぞれ形成されている。第1装着部41及び第2装着部42は、第1窓板38及び第2窓板39の端縁部(下縁部及び左右両縁部)がそれぞれ差し込まれる溝状に形成されている。さらに、第1装着部41及び第2装着部42の溝幅寸法は、第1窓板38及び第2窓板39の板厚寸法よりも若干大きく設定されている。そして、第1装着部41及び第2装着部42には第1窓板38及び第2窓板39が着脱可能に差し込まれて保持されるようになっている。
【0014】
この実施の形態1において、図2と図5に示すように、左右の両側枠部43の枠前部には、第1装着部41を形成するための後側溝壁部44と底壁部45とがそれぞれ形成されている。また、第1装着部41の前側溝壁部は、扉体30の前面飾り部材33の開口窓31の周縁部に沿って後方に突出された突出部33aによって構成されている。また、左右の両側枠部43の枠後部には、横断面略U溝状をなす第2装着部42を形成するための前側溝壁部46、後側溝壁部47及び底壁部48がそれぞれ形成されてされている。
【0015】
一方、図1と図4に示すように、下枠部51の枠前部には、左右の両側枠部43と同様にして、第1装着部41を形成するための後側溝壁部52と底壁部53とがそれぞれ形成されている。また、第1装着部41の前側溝壁部は、扉体30の前面飾り部材33の開口窓31の周縁部に沿って後方に突出された突出部33aによって構成されている。また、下枠部51の枠後部には、横断面略U溝状をなす第2装着部42を形成するための前側溝壁部55、後側溝壁部57及び底壁部58がそれぞれ形成されてされている。下枠部51の前側溝壁部55と後側溝壁部57のうち、少なくとも一方の溝壁部、この実施の形態1では前側溝壁部55の下半部には、第2窓板39の下端部を後側溝壁部57に押し付ける傾斜状の案内面56が底壁部58まで延びて形成されている。すなわち、下枠部51に形成される第2装着部42の溝部分において、その上半部の溝幅寸法(前側溝壁部55と後側溝壁部57との間隔寸法)は、第2窓板39の板厚寸法よりも所定だけ大きく形成されている。また、下半部の溝幅寸法は、傾斜状の案内面56によって底壁部58に向けてしだいに小さく形成されている。そして、傾斜状の案内面56の下傾端では、その下傾端と後側溝壁部57との間隔寸法(言い換えると底壁部58の前後方向の幅寸法)が第2窓板39の板厚寸法よりも所定だけ小さく形成されている。
【0016】
なお、左右の両側枠部43の後側溝壁部47の先端と、下枠部51の後側溝壁部57の先端には、後方に向けて差込片49、59がそれぞれ突設されている。そして、扉体30が閉じられたときには、各差込片49、59が遊技盤装着枠8の前側に形成された凹部8aに挿脱可能に差し込まれるようになっている(図4及び図5参照)。
【0017】
図1と図4に示すように、窓枠体40の左右の両側枠部43の上端部には押え部材60が開閉可能あるいは着脱可能に装着されている。この実施の形態1において、押え部材60は、左右の両側枠部43の上端部に跨る長さを有する長尺板状に形成されている。さらに、押え部材60の左右両端部にはアーム部61がそれぞれ設けられ、これら両アーム部61が長孔62とピン63によって窓枠体40の左右の両側枠部43の上端部に跨って開閉可能に装着されている。また、押え部材60下面の幅方向中央部には、第1窓板38と第2窓板39との間に嵌込まれる嵌込み部65が突設されている。さらに、押え部材60下面の幅方向前端部には、嵌込み部65の前側面との間に第1窓板38の上縁部が嵌込まれる突縁部64が形成されている。
【0018】
また、この実施の形態1において、図1に示すように、押え部材60の嵌込み部65の前面には、第1窓板38の後面に向けて凸部67が突設されるとともに、嵌込み部65の後面には、第2窓板39の前面に向けて凸部68が突設されている。また、押え部材60が自由状態(開放状態)にあるときの、嵌込み部65の両凸部67、68の先端部の間の間隔寸法は、第1窓板38と第2窓板39との間の間隔寸法よりも若干大きく形成されている。さらに、嵌込み部65には、スリット溝66が形成され、これによって嵌込み部65がその幅方向に弾性的に縮小されるようになっている。すなわち、図1に示すように、窓枠体40の左右の両側枠部43の上端部に跨って押え部材60が閉じられて装着されると、その嵌込み部65が幅方向に弾性的に縮小しながら、嵌込み部65の前面の凸部67が第1窓板38の後面に圧接して第1窓板38の前面を突縁部64に押し付けるとともに、嵌込み部65の後面の凸部68が第2窓板39の前面に圧接して第2窓板38の後面を側枠部43の後側溝壁部47に押し付けるようになっている。
【0019】
また、押え部材60が開放されることによって、窓枠体40の第1装着部41及び第2装着部42の上方開口部から第1窓板38及び第2窓板39が着脱交換可能に差し込まれるようになっている。また、この実施の形態1において、押え部材60の後端部には、後方に向けて差込片69が突設されている。そして、扉体30が閉じられたときには、差込片69が遊技盤装着枠8の前側に形成された凹部8aに挿脱可能に差し込まれるようになっている。
【0020】
この実施の形態1の遊技機1は上述したように構成される。したがって、扉体30の窓枠体40の第1装着部41及び第2装着部42に対し第1窓板38及び第2窓板39を装着したり、あるいは脱着交換する場合、扉体30の扉用閉止機構25を解錠した状態で、遊技機本体側、すなわち、基枠7に対し扉体30が扉用ヒンジ部材21のヒンジ軸を中心として前方に回動して開かれる(図6参照)。前記したように扉体30が開かれた状態において、窓枠体40の左右の両側枠部43の上端部に対し、押え部材60がアーム部61の長孔62とピン63との嵌合部分において、上方に所定高さだけ移動された後、ピン63を支点として後方に傾動されることによって開放される。前記の状態において、窓枠体40の第1装着部41及び第2装着部42の上方開口部から第1窓板38及び第2窓板39が差し込まれることで第1窓板38及び第2窓板39が容易に装着される。その後、押え部材60が前記とは逆の手順で操作され、窓枠体40の左右の両側枠部43の上端部に跨って閉じられる。これによって、窓枠体40の第1装着部41及び第2装着部42に対する第1窓板38及び第2窓板39の装着作業が完了する。
【0021】
特に、この実施の形態1において、下枠部51に形成される第2装着部42の溝部分において、下枠部51の前側溝壁部55の下半部には、第2窓板39の下端部を後側溝壁部57に押し付ける傾斜状の案内面56が形成されている。このため、窓枠体40の第2装着部42の上方開口部から差し込まれた第2窓板39は、その下端部が下枠部51の前側溝壁部55の案内面56に当接した後は、第2窓板39の自重によって案内面56に沿って滑走しながら後側溝壁部57に隙間なく押し付けられて装着される。これによって、第2装着部42に対する第2窓板39の前後方向のガタツクが良好に防止される。しかも、下枠部51の前側溝壁部55に傾斜状の案内面56を形成する、という極めて簡単な構造によって第2窓板39のガタツキを防止することができる。言い換えると、従来と異なり、窓枠体40の第2装着部42の溝内に、第2窓板39の差し込みに支障をきたすバネ部材等を配設する必要性を解消することができ、窓枠体40の第2装着部42に対し第2窓板39を容易に差し込んで装着することができる。
【0022】
また、この実施の形態1において、窓枠体40の左右の両側枠部43の上端部に跨って押え部材60が閉じられた装着状態において、押え部材60の嵌込み部65の後面の凸部68が第2窓板39の前面に圧接して第2窓板38の後面を側枠部43の後側溝壁部47に押し付けるようになっている。このため、窓枠体40の第2装着部42の溝内に対する第2窓板39のガタツキをより一層良好に防止することができる。さらに、押え部材60の嵌込み部65の前面の凸部67が第1窓板38の後面に圧接して第1窓板38の前面を押え部材60の突縁部に押し付ける構造になっている。このため、第1窓板38のガタツキを防止することができる。また、前記したように、第2窓板39のガタツキを防止することで、第2窓板39のガタツキが原因となって遊技盤10の盤面(前面)から第2窓板39の後面までの距離寸法が不測に変化することも防止することができる。例えば、遊技盤10の盤面から第2窓板39の後面までの距離寸法の不測の変化によって遊技球が遊技盤10の遊技領域12の釘、風車器、入賞器等の一部と第2窓板39との間に噛み込む不具合を防止することも可能となる。
【0023】
なお、この発明は前記実施の形態1に限定するものではなく、例えば、図8〜図11に示す実施の形態2〜4のように変更してもよい。すなわち、図8に示す実施の形態2においては、窓枠体40の下枠部51の前側溝壁部55と後側溝壁部57のうち、後側溝壁部57に、第2窓板39の下端部を前側溝壁部55に押し付ける傾斜状の案内面56が形成されている。この実施の形態2のその他の構成は前記実施の形態1と略同様にして構成されるため、その説明は省略する。
【0024】
したがって、この実施の形態2においては、窓枠体40の第2装着部42の上方開口部から差し込まれた第2窓板39は、その下端部が下枠部51の後側溝壁部57の案内面56に当接した後は、第2窓板39の自重によって案内面56に沿って滑走しながら前側溝壁部55に隙間なく押し付けられて装着される。これによって、第2装着部42に対する第2窓板39の前後方向のガタツクが良好に防止される。
【0025】
図9と図10に示す実施の形態3において、窓枠体40は、上枠部50、下枠部51及び片側の側枠部43をそれぞれ備えて略コ字枠状に形成されている。また、窓枠体40の上枠部50、下枠部51及び側枠部43にわたって、遊技盤10の盤面の遊技領域12を透視可能に塞ぐ少なくとも一枚(又は二枚)の窓板39を装着するための装着部42がそれぞれ形成されている。装着部42は、窓板39の端縁部(上下両縁部及び片側縁部)がそれぞれ差し込まれる溝状に形成されている。さらに、装着部42の溝幅寸法は、窓板39の板厚寸法よりも若干大きく設定されている。そして、装着部42には窓板39が着脱可能に差し込まれて保持されるようになっている。また、窓枠体40の上枠部50と下枠部51との端部に跨って上下方向の押え部材60が開閉可能あるいは着脱可能に装着されている。
【0026】
特に、この実施の形態3において、図10に示すように、側枠部43に形成される装着部42の溝部分において、側枠部43の前側溝壁部46には、窓板39の片側端部を後側溝壁部47に押し付ける傾斜状の案内面46aが形成されている。このため、窓枠体40の装着部42の側方開口部から差し込まれた窓板39は、その奥側の側縁部が側枠部43の前側溝壁部46の案内面46aに当接する位置まで差し込まれる。すると、窓板39奥側の側縁部が案内面46aに沿って滑走し、窓板39の側縁部の後面が後側溝壁部47に隙間なく押し付けられる。その後、押え部材60が窓枠体40の上枠部50と下枠部51の端部に跨って閉じられることで、窓板39の側縁部の後面が後側溝壁部47に押し付けられた状態に保たれ、これによって、窓枠体40の装着部42に対する窓板39の装着作業が完了する。
【0027】
したがって、この実施の形態3においても、装着部42に対する窓板39の前後方向のガタツクが良好に防止される。なお、この実施の形態3において、下枠部51の装着部42の溝部分において、実施の形態1と略同様にして、前側溝壁部に傾斜状の案内面を形成してもよい。この場合、側枠部43の前側溝壁部46に対し、傾斜状の案内面46aを必ずしも設けなくてもよい。
【0028】
図11に示す実施の形態4においては、前記実施の形態3の側枠部43に形成される装着部42の溝部分に形成された傾斜状の案内面47aを後側溝壁部47に形成し、窓板39の片側端部を側枠部43の前側溝壁部46に押し付けるように構成したものである。この実施の形態4のその他の構成は前記実施の形態3と略同様にして構成されるため、その説明は省略する。したがって、この実施の形態4においても、装着部42に対する窓板39の前後方向のガタツクが良好に防止される。
【0029】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、遊技機本体に開閉可能に装着された扉体の窓枠体に対し、第1窓板・第2窓板を容易に装着することができるとともに、第2窓板のガタツキを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る扉体を拡大して示す縦断面図である。
【図2】同じく扉体を背面側から表した斜視図である。
【図3】同じく遊技機としてのパチンコ機全体を示す正面図である。
【図4】同じく図3のIV−IV線に基づく縦断面図である。
【図5】同じく図3のV−V線に基づく平断面図である。
【図6】同じく遊技機本体の外枠に対し基枠を開きその基枠に対し扉体を開いた状態を示す斜視図である。
【図7】同じく遊技機本体の外枠に対し基枠を開いた状態を示す斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態2に係る窓枠体の下枠部を示す横断面図である。
【図9】この発明の実施の形態3の係る窓枠体を簡略化して示す正面図である。
【図10】同じく窓枠体の側枠部を示す図9のX−X線に基づく横断面図である。
【図11】この発明の実施の形態4の係る窓枠体の側枠部を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 …パチンコ機(遊技機)
3 …外枠
7 …基枠
10…遊技盤
12…遊技領域
30…扉体
31…開口窓
38…第1窓板
39…第2窓板
40…窓枠体
41…第1装着部
42…第2装着部
43…側枠部
51…下枠部
56…案内面
60…押え部材
65…嵌込み部
66…スリット溝
67,68…凸部

Claims (1)

  1. 外枠の前面に開閉可能に装着された基枠と、
    該基枠に開設した開口部の裏側に着脱可能にセットされた遊技盤と、
    前記基枠の前側に開閉可能に装着され前記遊技盤の遊技領域を透視し得る開口窓を形成した扉体と、を備えた遊技機において、
    前記扉体は、
    前記開口窓の裏側に装着した窓枠体と、
    該窓枠体に起立支持されて前記遊技盤の遊技領域を透視可能に閉塞する透明な第1窓板並びにその後ろに位置する透明な第2窓板と、
    前記窓枠体の上辺側で前記第1窓板・第2窓板の出し入れ口とされる開口部位に開閉可能又は着脱可能に装備した前記第1窓板・第2窓板用の押え部材を備えてなり、
    前記窓枠体は、左右辺をなす側枠部と下辺をなす下枠部とから構成されて前記第1窓板・第2窓板の板厚より大きい溝幅を有する前後2列の溝状の第1装着部・第2装着部を有し、
    前記第2装着部の前記下枠部に、前記第2窓板の下端部を遊技盤側に滑らせて下枠部の溝内の後側に移行させるための後下り傾斜状の案内面を形成し、
    一方、前記押え部材は、前記第1窓板・第2窓板の上端部の対向面間に亘り嵌まり得る嵌込み部を有し、この嵌込み部に、該嵌込み部自体の前後方向の幅を縮小する向き及び復元する向きに弾性変形可能とするためのスリット溝を形成するとともに、該嵌込み部の前下縁と後下縁には第1窓板・第2窓板の各上端部と弾性的に当接し得る凸部が形成され、該凸部は前記スリット溝の上下方向の高さに比べて小さく且つ前記第1窓板・第2窓板の各上端部に弾性的に当接し得るようになっており、
    前記押え部材は、前記第1窓板・第2窓板の上端部の対向面間に前記嵌込み部を嵌めた状態で該嵌込み部の前後方向の幅の弾性変形により、前向きの前記凸部を前記第1窓板の後面上端に当接させるとともに、後ろ向きの前記凸部を前記第2窓板の前面上端に当接させて該第2窓板の上端を前記第2装着部の溝の後側に押し寄せるように構成したことを特徴とする遊技機。
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