JP4412234B2 - グローブボックス - Google Patents

グローブボックス Download PDF

Info

Publication number
JP4412234B2
JP4412234B2 JP2005151469A JP2005151469A JP4412234B2 JP 4412234 B2 JP4412234 B2 JP 4412234B2 JP 2005151469 A JP2005151469 A JP 2005151469A JP 2005151469 A JP2005151469 A JP 2005151469A JP 4412234 B2 JP4412234 B2 JP 4412234B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
opening
glove box
peripheral edge
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005151469A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006327332A (ja
Inventor
勝広 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2005151469A priority Critical patent/JP4412234B2/ja
Priority to US11/434,075 priority patent/US7156440B2/en
Publication of JP2006327332A publication Critical patent/JP2006327332A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4412234B2 publication Critical patent/JP4412234B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B83/00Vehicle locks specially adapted for particular types of wing or vehicle
    • E05B83/28Locks for glove compartments, console boxes, fuel inlet covers or the like
    • E05B83/30Locks for glove compartments, console boxes, fuel inlet covers or the like for glove compartments

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、車両のインストルメントパネルに設けられるグローブボックスに関する。
図3(a)、(b)に示すように、車両のインストルメントパネル110には、グローブボックス111を収容するための収容空間112が設けられている。収容空間112の手前側(車両の後側)には、該収容空間112の開口部112aが長四角形状に形成されている。グローブボックス111の蓋体113(図3(b)参照)は、開口部112aの下端部の両側に回動可能となるように軸着されている。
開口部112aの両側部には、グローブボックス111の蓋体113の両側部に形成されたボックス段部116(図3(b)参照)と係合可能な段部117が形成されている。そして、グローブボックス111の蓋体113により開口部112aが閉鎖される場合、両段部117はボックス段部116と当接可能に配置されるため、蓋体113が収容空間112の奥部に過剰に嵌入するおそれがない。このため、蓋体113の意匠面が開口部112a周辺のインストルメントパネル110の意匠面とほぼ面一に配置されることを容易にする。その結果、グローブボックス111周辺のインストルメントパネル110の見栄えが向上する。
一方、各段部117の上下端部間のほぼ中央には、蓋体113の側縁と開口部112aの周縁との隙間d(図3(b)参照)を調節するために、蓋体113の側部を所定位置で係止する隙間調節部材118が設けられている。各隙間調節部材118には、ボックス段部116の側端部と摺接して、該ボックス段部116を段部117と当接する位置まで滑らかにガイドするためのガイド面118aが設けられている。そして、グローブボックス111の蓋体113を閉鎖する場合、左右の隙間調節部材118は、グローブボックス111の蓋体113の両側部を所定位置で挟み込むように係止し、該蓋体113の両側縁と開口部112aの周縁との隙間dをともに一定に保持する。その結果、グローブボックス111周辺のインストルメントパネル110の見栄えがより一層向上するとともに、車両の振動等に起因するグローブボックス111のがたつきが防止される。
ところが、前記従来のグローブボックス111では、蓋体113のネジレ等に起因する建付不良や、車内が高温になることに起因する蓋体113の熱膨張や熱変形により、蓋体113の両側部と両隙間調節部材118との間の係止力が過剰に高められる場合がある。この場合、両隙間調節部材118によって左右から挟み込まれるように係止されている蓋体113が、その自重のみでは開口しないという不具合が発生する。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、インストルメントパネルの意匠性を高めつつ、蓋体への開口操作に対して常に適正な動作を行わせることが容易なグローブボックスを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両のインストルメントパネルに開口する開口部を閉鎖する蓋体と、該蓋体を前記開口部に対して閉鎖状態でロックするロック手段と、該ロック手段による前記蓋体の閉鎖状態を解除するロック解除手段と、前記蓋体の周縁と前記開口部の周縁との隙間を調節するべく該蓋体の周縁部を係止する隙間調節部材とを備えたグローブボックスにおいて、前記ロック手段は、前記蓋体に沿って移動するように該蓋体の裏側に設けられる係合部と、該係合部を係入させるべく前記開口部の周縁部に設けられる係合孔とを備え、前記ロック解除手段は、押出しピン前記開口部の周縁部に設けられる操作ボタンとを備え、前記ロック解除手段は、前記操作ボタンの操作に連動して、前記押出しピンが前記係合部に当接して前記係合孔の内側から外側へと突出することにより前記ロック手段による前記蓋体の閉鎖状態を解除し、前記押出しピンは、前記ロック手段による前記蓋体の閉鎖状態を解除するに際して、前記蓋体の周縁部に当接して、前記蓋体を前記開口部の外側へと押圧することを要旨とする。
この構成によれば、グローブボックスには、蓋体の周縁と開口部の周縁との隙間を調節して、該蓋体を開口部の所定位置に係止するための隙間調節部材が設けられている。このため、グローブボックスの蓋体を開口部に対して閉鎖した場合、インストルメントパネルに対して蓋体が適正な位置に配置されるため、インストルメントパネルの意匠性が容易に高められる。
一方、このグローブボックスには、ロック手段による蓋体の閉鎖状態を解除する際に操作される押出しピンを備えたロック解除手段が設けられている。押出しピンは、ロック手段による蓋体の閉鎖状態を解除するに際して、該蓋体を開口部の外側へと押圧する。その結果、蓋体と隙間調節部材との間に作用する係止力が大きい場合でも、蓋体への開口操作に対して該蓋体が常に適正なタイミングで開口する。
グローブボックスは、いわゆる閂ロックと呼ばれるロック手段を備えている。このようなロック手段では、係合部が蓋体の裏面に沿って移動する際に係合孔に対して挿脱され、それに伴って開口部に対する蓋体のロック状態とロック解除状態とが切り換えられる。ロック状態からロック解除状態に切り換える場合、操作ボタンを操作することにより、押出しピンの先端部が係合孔の内側から外側へと突出するように移動する。このとき、押出しピンの先端部は、係合孔内に挿入されていた状態の係合部の先端部を押圧しながら係合孔の外側に押出す。その結果、ロック状態が解除される。
請求項2に記載のグローブボックスは、請求項1に記載の発明において、前記押出しピンの先端部には、先端ほど前記開口部の奥側に配置されるように傾斜するテーパ面が設けられ、該テーパ面は、前記押出しピンが前記係合孔の外側に突出される際に、前記蓋体の周縁部と摺動して該蓋体を前記開口部の外側へと押圧することを要旨とする。
ロック状態が解除されたとき、前記押出しピンの先端部は、係合部を押圧しながら蓋体の裏面に沿って移動する。この場合、前記押出しピンの先端部は、テーパ面にて蓋体の周縁部とも当接するとともに、該テーパ面を介して蓋体の周縁部を開口部の外側へと押圧する。その結果、蓋体と隙間調節部材との間に作用する係止力の強弱に関わらず、蓋体への開口操作に対して該蓋体が常に適正なタイミングで開口する。
特に、テーパ面は押出しピンの移動方向に対して斜めに傾斜しているため、テーパ面と蓋体の周縁部との間の摺動距離は、押出しピンの移動距離よりも長くなる。このため、該押出しピンに小さな力を加えて移動させた場合でも、その力よりも大きな押圧力を蓋体に及ぼすことが可能となる。よって、蓋体と隙間調節部材との間に大きな係止力が作用している場合でも、該係止力に抗して蓋体を開口させることが容易となる。
本発明によれば、インストルメントパネルの意匠性を高めつつ、蓋体への開口操作に対して常に適正な動作を行わせることが容易なグローブボックスを提供することができる。
以下、本発明のグローブボックスを具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の記載において方向を説明する際には、車両の前進方向を前方と記載する。
図1(a)、(b)に示すように、車両のインストルメントパネル10には、グローブボックス11を収容するための収容空間12(図1(b)参照)が設けられている。収容空間12の後端部には、開口部12aが長四角形状に形成されている。グローブボックス11の蓋体13は、開口部12aの下端部の両側に回動可能となるように軸着されている。
開口部12aの両側部には、グローブボックス11の蓋体13の両側部に形成されたボックス段部16(図1(b)参照)と係合する段部17が形成されている。各段部17の上下端部間のほぼ中央には、蓋体13の側縁と開口部12aの周縁との隙間Dを調節するために、蓋体13の側部を所定位置で係止する隙間調節部材18が設けられている。本実施形態において、隙間Dは1〜2mm程度になるように設定され、隙間調節部材18の車幅方向の幅は2〜5mm程度になるように設定されている。各隙間調節部材18には、ボックス段部16の側端部16aと摺接して、該ボックス段部16の側面を段部17の側面と当接する位置まで滑らかにガイドするためのガイド面18aが設けられている。
本実施形態のグローブボックス11は、インストルメントパネル10の助手席側に配置されている。このグローブボックス11では、インストルメントパネル10のセンターパネル10aに近接する側の開口部12aの上端に操作ボタン21が設けられており、運転席及び助手席に着座する乗員の双方にとって操作しやすい設計となっている。また、本実施形態のグローブボックス11では、収容空間12内に収容されるボックス本体11aと、蓋体13とを一体化した構成が採用されている。
図2(a)に示すように、グローブボックス11は、開口部12aに対して蓋体13を閉鎖状態でロックするためのロック手段30と、該ロック手段30による蓋体13の閉鎖状態を解除するためのロック解除手段40とを備えている。
ロック手段30は、蓋体13の裏側に設けられる左右一対の係合部材31と、各係合部材31の先端部を係入させるべく開口部12aの周縁部に設けられる係合孔32とを備えている。各係合部材31は、インストルメントパネル10の意匠面を構成する蓋体13の意匠板13aに沿って車幅方向に移動するように、蓋体13の裏側、即ち意匠板13aの裏面に設けられている。図2(a)に模式的に示すように、左右の係合部材31の基端部には、いずれもラック31aが形成されている。両係合部材31のラック31aは、ピニオン33を間に挟んで互いに対向するように配置されている。また、各係合部材31の先端部には、対応する係合孔32内に係脱可能に係入される係合部34がそれぞれ意匠板13aと平行に延びる棒状に形成されている。
ロック解除手段40は、操作ボタン21と、該操作ボタン21の操作に連動して所定方向に移動する押出しピン41とを備えている。
操作ボタン21は、インストルメントパネル10の意匠面と面一に配置される意匠板21aと、該意匠板21aの中央裏面から車両の前方に延びる棒状部21bとより断面略T字状に形成されている。棒状部21bの回りには、操作ボタン21を車両の後方に付勢するためのコイルスプリング21cが設けられている。棒状部21bの前端部には、センターパネル10aに近接するほど車両の後方に配置されるように傾斜する第一傾斜面21dが設けられている。
棒状部21bの前方には、車幅方向に移動する押出しピン41が設けられている。押出しピン41の一端部(基端部)には、第一傾斜面21dと対向する第二傾斜面42が設けられている。第二傾斜面42は、センターパネル10aに近接するほど車両の前方に配置されるように傾斜しており、前記第一傾斜面21dと摺動するようになっている。一方、押出しピン41の他端(先端)には、該押出しピン41の移動方向と直交方向に延びる平面からなる押出し面43が設けられている。押出し面43は、係合部材31の係合部34の側方に配置されており、該係合部34の先端と当接可能である。
さらに、同押出しピン41の先端部には、押出し面43の後端より車両の斜め後方へと延びるテーパ面44が設けられている。テーパ面44は、押出しピン41の後部において、センターパネル10aに近接するほど車両の後方に配置されるように傾斜している。さらに、テーパ面44の前端部44a(テーパ面44と押出し面43との境界)は、ボックス段部16の側端部16aよりも車両の前方に配置され、同テーパ面44の後端部は、ボックス段部16の側端部16aよりも車両の後方に配置されている。
次に、前記グローブボックス11の作用について説明する。
図1(a)、(b)に示すように、グローブボックス11の蓋体13により開口部12aが閉鎖される場合、開口部12aの両側部に設けられた両段部17は、蓋体13の両側部に設けられた各ボックス段部16と当接可能に配置されるため、蓋体13が収容空間12の奥部に過剰に嵌入するおそれがない。このため、蓋体13の意匠面が開口部12a周辺のインストルメントパネル10の意匠面とほぼ面一に配置され、グローブボックス11周辺のインストルメントパネル10の見栄えが向上する。
さらに、開口部12aの両側部に設けられた両隙間調節部材18は、グローブボックス11の蓋体13の両側部を所定位置で挟み込むように係止し、該蓋体13の両側縁と開口部12aの両側縁との隙間Dをともに一定に保持する。その結果、グローブボックス11周辺のインストルメントパネル10の見栄えがより一層向上するとともに、車両の振動等に起因するグローブボックス11のがたつきが防止される。
さらにこのとき、図2(a)に示すように、グローブボックス11の蓋体13は、車幅方向に突出する左右の係合部34を、開口部12aに設けられた対応する係合孔32内に係入させることにより、開口部12aに対して閉鎖状態でロックされている。即ち、左右一対の係合部34及び係合孔32からなるロック手段30が、グローブボックス11の蓋体13を開口部12aに対して閉鎖状態でロックしている。
さて、前記ロック手段30による蓋体13の閉鎖状態を解除して開口部12aを開口させる場合、操作ボタン21を車両の前方に向かって押圧する。すると、図2(b)に示すように、操作ボタン21の第一傾斜面21dと押出しピン41の第二傾斜面42とを互いに摺動させながら、棒状部21bが押出しピン41をピニオン33側に向かって車幅方向に移動させる。
これに伴って、押出しピン41の押出し面43が一方の係合部材31の係合部34の先端をピニオン33側に向かって押圧し、最終的に該係合部材31の係合部34を係合孔32内から収容空間12内、即ち係合孔32の内側から外側へと押出す。このとき、他方の係合部材31の係合部34は、ピニオン33を介して前記一方の係合部材31の係合部34とは逆方向に移動され、対応する係合孔32内から抜出して収容空間12内へと移動する。その結果、ロック手段30を構成する左右の係合部材31と各係合孔32との係合状態が解除され、開口部12aを閉鎖する蓋体13が開口可能な状態になる。
さらにこのとき、前記押出しピン41の先端部に設けられたテーパ面44は、該押出しピン41の移動に伴って、蓋体13の周縁部、具体的にはボックス段部16の側端部16aと摺動しながら、該蓋体13の周縁部を車両の後方(開口部12aの外側)へと押圧する。その結果、前記テーパ面44は、蓋体13を車両の後方側に押出しながら、蓋体13の両側部と各隙間調節部材18との間の係止状態(図1(b)参照)を確実に解除する。該係止状態が解除された後の蓋体13は、自重により車両の後方に回動し、開口部12aを開口させる。
前記実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 本実施形態のグローブボックス11には、蓋体13の周縁と開口部12aの周縁との隙間Dを調節して、該蓋体13を開口部12aの所定位置に係止するための隙間調節部材18が設けられている。このため、グローブボックス11の蓋体13を開口部12aに対して閉鎖した場合、インストルメントパネル10に対して蓋体13が適正な位置に配置されるため、インストルメントパネル10の意匠性を容易に高めることができる。
さらに、このグローブボックス11には、ロック手段30による蓋体13の閉鎖状態を解除する際に操作される押出しピン41を備えたロック解除手段40が設けられている。押出しピン41は、ロック手段30による蓋体13の閉鎖状態を解除するに際して、該蓋体13を開口部12aの外側へと押圧する。その結果、蓋体13と隙間調節部材18との間に作用する係止力が大きい場合でも、蓋体13への開口操作に対して該蓋体13を常に適正なタイミングで開口させることができる。従って、このグローブボックス11によれば、インストルメントパネル10の意匠性を高めつつ、蓋体13への開口操作に対して常に適正な動作を行わせることができる。
・ 本実施形態のグローブボックス11は、いわゆる閂ロックと呼ばれるロック手段30を備えている。このようなロック手段30では、係合部34が蓋体13の裏面に沿って移動する際に係合孔32に対して挿脱され、それに伴って開口部12aに対する蓋体13のロック状態とロック解除状態とを切り換えることができる。ロック状態からロック解除状態に切り換える場合、操作ボタン21を操作することにより、押出しピン41の先端部が係合孔32の内側から外側へと突出するように移動する。このとき、押出しピン41の先端部は、係合孔32内に挿入されていた状態の係合部34の先端部を押圧しながら係合孔32の外側に押出す。その結果、ロック状態を解除することができる。
このとき、前記押出しピン41の先端部は、係合部34を押圧しながら蓋体13の裏面に沿って移動する。この場合、前記押出しピン41の先端部は、テーパ面44にて蓋体13の周縁部とも当接するとともに、該テーパ面44を介して蓋体13の周縁部を開口部12aの外側へと押圧する。その結果、蓋体13と隙間調節部材18との間に作用する係止力の強弱に関わらず、蓋体13への開口操作に対して該蓋体13を常に適正なタイミングで開口させることができる。
特に、テーパ面44は押出しピン41の移動方向に対して斜めに傾斜しているため、テーパ面44と蓋体13の周縁部との間の摺動距離は、押出しピン41の移動距離よりも長くなる。このため、該押出しピン41に小さな力を加えて移動させた場合でも、その力よりも大きな押圧力を蓋体13に及ぼすことが可能となる。よって、蓋体13と隙間調節部材18との間に大きな係止力が作用している場合でも、該係止力に抗して蓋体13を開口させることを容易に行うことができる。
(変更例)
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ ボックス段部16の側端部16aは、テーパ面44と対応するテーパ形状に形成されていてもよい。また、ボックス段部16全体が、テーパ面44と対応するテーパ形状に形成されていてもよい。
・ 上記実施形態では、ボックス段部16が係合部34よりも車両の後方に配置されていたが、ボックス段部16は、係合部34の上方又は下方に配置されていてもよい。但し、ボックス段部16が係合部34の上方又は下方に配置される場合、テーパ面44は押出しピン41の上部又は下部に設けられ、該ボックス段部16の側端部16aと摺接可能に配置されている必要がある。
・ テーパ面44は、中央部が膨らむ平断面弧状、又は中央部が凹む平断面弧状に形成されていてもよい。
・ 操作ボタン21を省略し、押出しピン41を指で直接車幅方向に押圧するように構成してもよい。
・ グローブボックス11のボックス本体11aを省略してもよい。即ち、本変更例のグローブボックス11は、インストルメントパネル10に開口する収容空間12と、該収容空間12の開口部12aを閉鎖する蓋体13とより構成可能である。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 前記蓋体の周縁部には、前記開口部の奥側の部分よりも外側の部分を拡幅させるようにボックス段部が設けられ、該ボックス段部の少なくとも側端部は、前記押出しピンが前記係合孔の内側から外側へと突出される際に、前記テーパ面と摺動することを特徴とするグローブボックス。
・ 前記蓋体の周縁部には、前記開口部の奥側の部分よりも外側の部分を拡幅させるようにボックス段部が設けられ、該ボックス段部の少なくとも側端部は、前記押出しピンの移動方向と直交する方向に関し、前記テーパ面の奥側の端部と外側の端部との間に配置されていることを特徴とするグローブボックス。
・ 前記蓋体は下端部の両側部を軸に前記開口部に対して回動するように構成され、前記ロック手段は前記グローブボックスの上端部に設けられていることを特徴とするグローブボックス。
(a)は実施形態のグローブボックスを含む車室内を示す斜視図、(b)は、図1(a)の1b−1b線に沿った平断面図。 (a)は、図1(a)の2a−2a線に沿った平断面図であって、蓋体により開口部が閉鎖された状態を模式的に示す図、(b)は蓋体を開口させる際のグローブボックスを模式的に示す平断面図。 (a)は蓋体を省略した従来のグローブボックスを示す斜視図、(b)は図3(a)の3b−3b線に沿った断面図。
符号の説明
10…インストルメントパネル、11…グローブボックス、12a…開口部、13…蓋体、18…隙間調節部材、21…操作ボタン、30…ロック手段、32…係合孔、34…係合部、40…ロック解除手段、41…押出しピン、44…テーパ面、D…隙間。

Claims (2)

  1. 車両のインストルメントパネルに開口する開口部を閉鎖する蓋体と、該蓋体を前記開口部に対して閉鎖状態でロックするロック手段と、該ロック手段による前記蓋体の閉鎖状態を解除するロック解除手段と、前記蓋体の周縁と前記開口部の周縁との隙間を調節するべく該蓋体の周縁部を係止する隙間調節部材とを備えたグローブボックスにおいて、
    前記ロック手段は、前記蓋体に沿って移動するように該蓋体の裏側に設けられる係合部と、該係合部を係入させるべく前記開口部の周縁部に設けられる係合孔とを備え、
    前記ロック解除手段は、押出しピン前記開口部の周縁部に設けられる操作ボタンとを備え、
    前記ロック解除手段は、前記操作ボタンの操作に連動して、前記押出しピンが前記係合部に当接して前記係合孔の内側から外側へと突出することにより前記ロック手段による前記蓋体の閉鎖状態を解除し、
    前記押出しピンは、前記ロック手段による前記蓋体の閉鎖状態を解除するに際して、前記蓋体の周縁部に当接して、前記蓋体を前記開口部の外側へと押圧することを特徴とするグローブボックス。
  2. 記押出しピンの先端部には、先端ほど前記開口部の奥側に配置されるように傾斜するテーパ面が設けられ、該テーパ面は、前記押出しピンが前記係合孔の外側に突出される際に、前記蓋体の周縁部と摺動して該蓋体を前記開口部の外側へと押圧することを特徴とする請求項1に記載のグローブボックス。
JP2005151469A 2005-05-24 2005-05-24 グローブボックス Expired - Fee Related JP4412234B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005151469A JP4412234B2 (ja) 2005-05-24 2005-05-24 グローブボックス
US11/434,075 US7156440B2 (en) 2005-05-24 2006-05-16 Glove compartment

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005151469A JP4412234B2 (ja) 2005-05-24 2005-05-24 グローブボックス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006327332A JP2006327332A (ja) 2006-12-07
JP4412234B2 true JP4412234B2 (ja) 2010-02-10

Family

ID=37462411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005151469A Expired - Fee Related JP4412234B2 (ja) 2005-05-24 2005-05-24 グローブボックス

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7156440B2 (ja)
JP (1) JP4412234B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013129100A1 (ja) * 2012-03-02 2013-09-06 株式会社パイオラックス 開閉体のロック装置

Families Citing this family (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10228399A1 (de) * 2002-06-25 2004-01-15 Daimlerchrysler Ag Staufach für ein Fahrzeug
DE10354645B3 (de) * 2003-11-22 2005-02-10 Daimlerchrysler Ag Verriegelungsvorrichtung für einen Deckel eines Ablagefachs von Kraftfahrzeugen
AU2005325387A1 (en) * 2005-01-18 2006-07-27 Kojima Press Industry Co., Ltd. Opening/closing lock device for glove box
JP4397378B2 (ja) * 2006-03-06 2010-01-13 小島プレス工業株式会社 車両用収納装置
JP4927026B2 (ja) 2007-05-22 2012-05-09 株式会社パイオラックス リッド開閉装置
KR100906664B1 (ko) * 2007-05-23 2009-07-07 현대자동차주식회사 차량용 글로브 박스 개폐장치
JP4900130B2 (ja) * 2007-08-07 2012-03-21 豊田合成株式会社 車両用小物入れのロック装置
JP4998173B2 (ja) * 2007-09-25 2012-08-15 豊田合成株式会社 膝保護用エアバッグ装置
EP2055532B1 (en) * 2007-10-29 2010-09-22 Fiat Group Automobiles S.p.A. Glove box of a motor vehicle with a door having an adjustable closed position
KR100906669B1 (ko) * 2007-12-12 2009-07-07 현대자동차주식회사 글로브 박스 개폐장치
DE102007061055B4 (de) 2007-12-18 2022-06-15 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Klappenanordnung
EP2093107B1 (de) * 2008-02-21 2012-10-17 GM Global Technology Operations LLC Lagerung eines Containers in einem Fahrgastraum eines Kraftfahrzeugs
JP5062024B2 (ja) * 2008-05-12 2012-10-31 トヨタ車体株式会社 グラブボックス
JP2010013035A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Kojima Press Industry Co Ltd ロック装置、および該ロック装置と該ロック装置が設けられる部材との組付方法
JP2010077614A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Tokai Rika Co Ltd 開閉体の電気式施解錠装置
JP5550240B2 (ja) * 2009-01-29 2014-07-16 小島プレス工業株式会社 車両用コンソール装置
WO2011053949A1 (en) 2009-11-02 2011-05-05 Master Lock Company Llc Safe with dual locking mechanism
US8393188B2 (en) * 2010-04-20 2013-03-12 Hans Georg Hagleitner Sanitary dispenser
JP5629131B2 (ja) * 2010-06-09 2014-11-19 株式会社ニフコ ロック装置
ES2409905T3 (es) * 2010-06-17 2013-06-28 Iveco S.P.A. Guía para guantera deslizante del salpicadero de un vehículo
US8740262B2 (en) 2011-01-11 2014-06-03 Honda Motor Co., Ltd. Push button assembly for opening and closing a glovebox for a vehicle
US8353549B2 (en) * 2011-04-18 2013-01-15 Honda Motor Co., Ltd. Push button mechanism for opening and closing a storage compartment for a vehicle
JP5862343B2 (ja) * 2011-09-26 2016-02-16 豊田合成株式会社 ドア装置
JP2013103642A (ja) * 2011-11-15 2013-05-30 Kojima Press Industry Co Ltd 物入れ用ロック機構の操作装置
JP5693443B2 (ja) * 2011-12-28 2015-04-01 小島プレス工業株式会社 車両用内装装置
US20150008680A1 (en) * 2012-02-06 2015-01-08 Kojima Press Industry Co., Ltd. Interior apparatus of a vehicle
KR101929550B1 (ko) * 2012-03-19 2018-12-17 현대모비스 주식회사 글로브박스의 잠금 장치
KR102052863B1 (ko) * 2013-05-24 2019-12-05 현대모비스 주식회사 차량의 글로브박스 개폐장치
JP5949685B2 (ja) * 2013-07-17 2016-07-13 豊田合成株式会社 サイドロック装置
US20150123408A1 (en) * 2013-11-06 2015-05-07 GM Global Technology Operations LLC Pushbutton latch mechanism for a vehicle
JP6301148B2 (ja) * 2014-02-14 2018-03-28 株式会社イノアックコーポレーション ロック装置
US9810003B2 (en) * 2015-11-19 2017-11-07 Ford Global Technologies, Llc Impact resistant door retainer for vehicle glove box
CN106988627A (zh) * 2017-04-28 2017-07-28 北京汽车股份有限公司 手套箱旋钮锁系统
EP3728771A1 (en) * 2017-12-21 2020-10-28 Southco, Inc. Door latch
TR201722180A2 (tr) * 2017-12-27 2019-07-22 Tofas Tuerk Otomobil Fabrikasi Anonim Sirketi Araçlarda bulunan eşya gözü i̇çi̇n bi̇r durdurucu
JP6649968B2 (ja) * 2018-01-18 2020-02-19 株式会社豊田自動織機 グラブボックス
CN108868392A (zh) * 2018-06-11 2018-11-23 吉利汽车研究院(宁波)有限公司 汽车手套箱的按压解锁机构及按压式汽车手套箱
US11261626B2 (en) * 2019-03-08 2022-03-01 Volvo Car Corporation Latch assembly including latch module with retractable latch bolt for storage compartment in automotive vehicle
JP7233023B2 (ja) * 2019-03-25 2023-03-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 開閉装置
FR3114120A1 (fr) * 2020-09-16 2022-03-18 Faurecia Interieur Industrie Dispositif de verrouillage comprenant un élément à mémoire de forme

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3642453B2 (ja) 1997-09-24 2005-04-27 スズキ株式会社 グローブボックス構造
US6669243B2 (en) * 2001-07-03 2003-12-30 Piolax Inc. Side lock assembly for storage bin
US7695028B2 (en) * 2002-11-07 2010-04-13 Piolax, Inc. Lock apparatus
JP4148883B2 (ja) 2002-12-18 2008-09-10 株式会社パイオラックス グローブボックス用リッドロック装置
KR100535763B1 (ko) * 2003-11-19 2005-12-12 현대모비스 주식회사 글로브박스의 로드 작동장치
US7475929B2 (en) * 2004-09-15 2009-01-13 Piolax Onc. Lid open-close apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013129100A1 (ja) * 2012-03-02 2013-09-06 株式会社パイオラックス 開閉体のロック装置
US10132108B2 (en) 2012-03-02 2018-11-20 Piolax, Inc. Lock device for opening/closing device
US11293206B2 (en) * 2012-03-02 2022-04-05 Piolax, Inc. Lock device for opening/closing device
DE112013001253B4 (de) 2012-03-02 2024-02-29 Piolax Inc. Rastvorrichtung für einen Öffnungs-/Schließkörper

Also Published As

Publication number Publication date
US20060267364A1 (en) 2006-11-30
JP2006327332A (ja) 2006-12-07
US7156440B2 (en) 2007-01-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4412234B2 (ja) グローブボックス
JP4381831B2 (ja) 扉用ロック機構及び扉用ロックユニット
US7775566B2 (en) Push-button box-opening structure
US8353549B2 (en) Push button mechanism for opening and closing a storage compartment for a vehicle
JP5385571B2 (ja) ステアリングロック装置
US9157258B2 (en) Vehicle interior lid for covering trunk lid unlocking mechanism
EP2694337B1 (en) Steering lock device
JP2729571B2 (ja) ドアロック装置
KR200391926Y1 (ko) 자동차 암레스트 수납부용 푸쉬버튼식 잠금장치
JP3773862B2 (ja) コンソールボックス
JP7064907B2 (ja) 車両のドアハンドル装置
JP5817495B2 (ja) シートスライド装置の操作レバー
JP4173400B2 (ja) 開閉部材のロック装置
JP2019010937A (ja) 両開きドアを有する車両用コンソール装置
JP4563793B2 (ja) 車両収納ボックスの開閉扉
JP2649148B2 (ja) 車両用ドアアウトサイドハンドル
JP4100795B2 (ja) ハート型カム式ロック装置
JP5043713B2 (ja) 車両用グローブボックス構造
JP4789537B2 (ja) 蓋体を具えた電気機器
KR102273995B1 (ko) 암레스트의 락킹 구조
JP4679287B2 (ja) 蹴り出し機構及び収納装置
JP2794395B2 (ja) 収納装置
JP3184452B2 (ja) シフトロック解除ボタン操作用の開口の開閉蓋構造
JP3351309B2 (ja) ロック装置
JP6071058B2 (ja) リッド係止機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091027

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121127

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121127

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131127

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees