JP4100795B2 - ハート型カム式ロック装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作部材の押圧操作に伴いロックピンがハート型のカム溝に沿って移動することによってロック及びロック解除を行なう、ハート型カム式ロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気回路用スイッチ機器におけるプッシュON・プッシュOFFタイプのスイッチに、ハート型カム式のロック装置を用いたものが知られている。
例えば、実公平4−500号公報には、ノブ(操作部材)の一方向への押圧操作によりノブに結合された摺動部材が一方向へ摺動するとともに、ノブ及び摺動部材が付勢手段により他方向へ付勢されるように構成された押釦スイッチが開示されている。この押釦スイッチは、摺動部材にハート型のカム溝が形成されるとともに、一端部がこのカム溝に係合(コ係合)して他端部が車体部材に結合されたコ字形部材(ロックピン)が備えられて、コ字形部材の一端部のカム溝との係合位置に応じてスイッチON状態とスイッチOFF状態とに切り換えられるように構成されている。
【0003】
つまり、このように構成される押釦スイッチでは、ノブの一方向への押圧操作により、摺動部材が付勢手段に抗して一方向へ摺動し、摺動部材の一方向への摺動によりコ字形部材の一端部がカム溝に沿って移動する。よって、ノブを押圧するごとにコ字形部材の一端部がカム溝に沿って移動して、この一端部がカム溝のONポジション(窪み部)又はOFFポジション(先端部)で交互に係合することとなる。
【0004】
この一端部がOFFポジションに係合しているときには、ノブは付勢手段による他方向への付勢力により前段位置に配置され、スイッチがOFF状態となる。また、このOFF状態からノブを付勢手段の付勢力に抗して一方向へ押圧すると、摺動部材が一方向へ摺動することによりコ字形部材の一端部がカム溝に沿って移動する。そして、その後、ノブの一方向への押圧を解除すると、該一端部がカム溝のONポジションと係合し、ノブは付勢手段の付勢力に抗して後段位置へ配置されて、スイッチがON状態となる。
【0005】
さらに、このON状態からノブを一方向へ押圧すると、コ字形部材の一端部とカム溝のONポジションとの係合が解除されて、ノブの一方向への押圧を解除すると、付勢手段の付勢力により摺動部材が他方向へ摺動することによりコ字形部材の一端部がカム溝に沿って移動し、カム溝のOFFポジションと係合することによりノブが前段位置に復帰して、スイッチが再びOFF状態となる。
【0006】
このように、コ字形部材(ロックピン)の一端部が摺動部材に形成されたハート型のカム溝のONポジションで係合することにより、ノブが後段位置にロックされ、また、該一端部が該カム溝のONポジションとの係合が解除されてOFFポジションで係合することにより、ノブの後段位置へのロックが解除される構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のハート型カム式ロック装置を用いた押釦スイッチでは、操作者によって押圧されるノブが、このノブに結合される摺動部材に形成されたハート型のカム溝とコ字形部材との係合のみにより他方向への移動が規制される構成であるため、操作者が誤ってノブを他方向へ無理に引っ張った場合には、カム溝と係合しているコ字形部材が変形したり、カム溝から離脱したりしてロック機構が破損して、ロック機能を有さなくなってしまうといった問題がある。
【0008】
特に、コ字形部材がカム溝のONポジションに係合して摺動部材が付勢手段から受ける付勢力が大きく、コ字形部材の一端部により大きな負荷がかかっているスイッチのON状態であるときに、ノブが他方向へ無理に引っ張られたりすると、コ字形部材が過大な負荷を受けて大きく変形してロック機構が破損してロック機能を損なうばかりでなく、部品の交換を要するといった問題がある。
【0009】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、不変則的な負荷や過大な負荷が作用してもロック機能を損なうことのない、ハート型カム式ロック装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のハート型カム式ロック装置は、一直線上を摺動可能に配設され、操作部材の押圧操作に伴い上記一直線の一方向へ摺動する摺動部材と、上記摺動部材を上記一直線の他方向へ付勢する付勢手段と、上記他方向側に窪み部が位置し上記一方向側に先端部が位置するように上記摺動部材に形成された略ハート型のカム溝と、上記カム溝内を一方の周方向に移動可能に上記カム溝に係合する一端部と固定部材に結合される他端部とを有し、該窪み部に該一端部が位置するときに上記摺動部材をロック位置に規制するとともに該先端部に該一端部が位置するときに上記摺動部材をアンロック位置に規制するロックピンと、該摺動部材の端部に形成されるとともに、上記摺動部材の移動に伴い上記摺動部材が上記ロック位置にあるときに該操作部材に形成された被係合部と係合し、上記摺動部材が上記アンロック位置にあるときに該操作部材の被係合部との係合を解除する係合部材とをそなえたことを特徴としている。
【0011】
したがって、ロックピンの一端部が略ハート型のカム溝の窪み部に位置して摺動部材をロック位置に規制している場合には、摺動部材が一直線の一方向へ移動して、係合部材と操作部材の被係合部とが係合している。これにより、操作部材に不変則的な負荷や過大な負荷が作用しても、この力は係合部材と被係合部とに作用するため、ロックピン及びカム溝には負荷が作用せず、ロックピンがカム溝から係脱するようなことがない。また、ロックピンの一端部が略ハート型のカム溝の先端部に位置している場合には摺動部材がアンロック位置となり、この場合には、摺動部材が一直線の他方向へ移動して、係合部材と被係合部との係合状態が解除される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。
まず、本発明のハート型カム式ロック装置を、従来技術において説明した押釦式のスイッチ装置に適用した第1実施形態について説明する。
【0013】
このスイッチ装置1は、図1に示すように、インストルメントパネルなどの車室内部材2に形成された凹部2aに配設されている。また、スイッチ装置1は、車室内部材2の凹部2aの底面にハウジング3がピン結合や接着結合などにより固設されたロック装置4と、車室内部材2の凹部2aを摺動可能に配設されるスイッチ釦(操作部材)5とを備えて構成される。
【0014】
このうち、ロック装置4は、ハウジング3と、ハウジング3内を上下方向に摺動可能に配設され一対の側面にハート型のカム溝6が形成されたスライダ(摺動部材)7と、ハウジング3に支持されてスライダ7内をスライダ7の摺動方向に対して直交方向(図1における左右方向)に摺動可能に配設されたピン部材8と、下端部(一端部)がカム溝6に係合し上端部(他端部)がハウジング3の上端に回転可能に結合するように配設されるロックピン(又はコ字形部材)9と、一端部がハウジング3の上端内面に固着されるとともに該上端内面とスライダ7の段部上面との間に配設されてスライダ7を下方へ常時付勢するスプリング(付勢手段)10とを備えて構成される。
【0015】
なお、本実施形態では、スライダ7を下方へ付勢する手段としてスプリング10を用いているが、この付勢手段は、スプリング10に限定されるものではなく、板バネやゴム等スライダ7に付勢力を与えるものであれば他のものでも良い。
【0016】
スライダ7の上端部には、後述する係合孔(被係合部)5aと係合可能な係合部(係合部材)7aが形成されている。この係合部7aは、図1に示すように、車室内側に向いて形成された斜面とその後側に形成された鉛直面とをそなえている。
また、スライダ7の下方には、図1において右下がりとなるように斜めに形成されたガイド溝7bが設けられ、このガイド溝7bには、ピン部材8の両側面に突出するように設けられるピン8aが係合している。よって、ピン部材8がハウジング3に支持されながらスライダ7内を摺動すると、ピン8aがガイド溝7bに沿って移動することにより、スライダ7がハウジング3内を上下方向に摺動する構成となっている。
【0017】
スライダ7の側面に形成されたハート型のカム溝6は、図1に示すように、窪み部6aが下側に位置し先端部6bが上側に位置するような下向きに形成されている。また、カム溝6は、このカム溝6に係合するロックピン9の下端部がスライダ7の摺動によりカム溝6に沿って図1に矢印で示す一定方向に移動するように形成されている。
【0018】
また、スイッチ釦5のピン部材8に対向する位置には、ピン部材8と当接してピン部材8を押圧する押圧部材5bが固設されている。
【0019】
スイッチ釦5は、図1に示すように、ハウジング3を覆うように形成され、ハウジング3との間に介装されたスプリング11によって車室内側への付勢力が常時与えられている。また、スイッチ釦5の上壁には、ロック装置4のスライダ7の係合部7aと係合可能な係合孔5aが形成され、この係合孔5aは、図1に示すように、凹部2a奥側の端面(図1における右側端面)の下方が徐々に拡開するような斜面に形成されている。
【0020】
スイッチ釦5の下方後端部(図1における下方の右下側端部)には、凹部2aに段差状に形成された係止部2cと係合可能な係合突部5cが形成されており、この係止部2cと係合突部5cとが係合することにより、スイッチ釦5の車室内側への移動が規制されるようになっている。また、スイッチ釦5の下壁の後部下面には係合突部5cに隣接してスイッチ端子12が設けられるとともに、車室内部材2の下壁の後部上面にはスイッチ端子13が設けられ、これらのスイッチ端子12,13が接触することにより、スイッチ装置1がON状態となるように構成されている。
【0021】
本発明の第1実施形態としてのハート型カム式ロック装置は、上述のように構成されているので、その作用について説明すると以下のようになる。
図1はスイッチ装置1のON状態を示している。このON状態では、ロック装置4がロック状態となっており、スライダ7の係合部7aがスイッチ釦5の係合孔5aと係合している。したがって、スイッチ釦5は、スプリング11により車室内側へ付勢力が作用する状態で図1に示すようなON位置に保持される。
【0022】
つまり、この場合、ロック装置4におけるロックピン9の下端部がカム溝6の窪み部6aに係合した状態となっており、このロックピン9の下端部とカム溝6の窪み部6aとの係合により、スライダ7はスプリング10の下方への付勢力を受けながらも図1に示す上方位置(ロック位置)に規制される。また、スライダ7が上方位置に規制されることにより、係合部7aが、ハウジング3の上端面よりも上方へ突出して係合孔5aに挿通し、係合部7aの鉛直面が係合孔5aの奥側端面と係合する。これによりスライダ7は係合位置に規制されるとともに、スイッチ釦5は、図1に示すON位置に保持されるのである。
【0023】
なお、スイッチ釦5はスプリング11により車室内側へ付勢された状態で係合孔5aが係合部7aに係合しているので、スイッチ釦5の振動やこの振動による異音の発生が抑制される。
このロック装置4のロック状態において、ピン部材8のピン8aは、図1に示すように、スライダ7のガイド溝7bの下端部よりも若干上方の位置でガイド溝7bと係合するように設定されている。
【0024】
また、スイッチ装置1がON状態で、スイッチ釦5がON位置にあるときには、スイッチ釦5の下壁後端に設けられているスイッチ端子12と車室内部材2の凹部2aの下面後方に設けられているスイッチ端子13とが接触し、これらのスイッチ端子12,13との接触により電気信号が発せられる。
【0025】
また、このようにロック装置4がロック状態であって、スイッチ釦5がON位置に保持されているときに、乗員が誤ってスイッチ釦5を無理に車室内側へ引っ張ったりしてスイッチ釦5に車室内側へ向かって過大な力(引っ張り力)が作用しても、スイッチ釦5の係合孔5aが係合部7aの鉛直面と当接しているため、スイッチ釦5は車室内側へ移動せずにON位置に保持されることとなる。
【0026】
さらに、上述したように、係合部7aに不変則的な車室内側への過大な負荷が生じても、スイッチ釦5の係合孔5aは係合部7aの鉛直面に当接しているので、負荷によりスライダ7が下方向へ摺動することもない。また、スイッチ釦5に不変則的な負荷が与えられた場合であっても、スライダ7は摺動することなく、ロックピン9の下端部がカム溝6の窪み部6aから移動することもない。したがって、ロックピン9に過大な負荷が作用することがなく、ロックピン9の下端部がカム溝6から離脱したりロックピン9が変形したりするなどしてロック装置4のロック機能が損なわれるといった問題が起こることもない。
【0027】
一方、スイッチ装置1がON状態であるときに、このON状態を解除するべく乗員がスイッチ釦5を押圧操作すると、スイッチ釦5に設けられている押圧部材5bがピン部材8と当接して、ピン部材8はこの押圧力により車室内部材2の凹部2a底面側(図1における右側)へ摺動する。
ピン部材8の図1中右側への摺動によりピン8aも右側へ移動するが、ガイド溝7bが図1において右下がり状に形成されているため、このピン8aがガイド溝7bに沿って移動することによりピン8aの右側への移動にともなってスライダ7はハウジング3内を上方向に向かって摺動する。このとき、ロックピン9の下端部は、スライダー7の上方向の摺動によりカム溝6に沿って図1に矢印で示すように反時計方向周りに移動する。
【0028】
ピン8aがガイド溝7bの右側端部に当接するまでスイッチ釦5が押圧操作されると、ピン部材8の右方向への摺動が規制されるとともに、スライダ7は上方向への摺動が規制されて、図1に示す上方位置よりもさらに上方の最上位置に位置する。このとき係合部7aは、スライダ7が上方位置にあるときの係合位置よりも上方に移動しているので、依然として、係合部7aは、係合孔5aに挿入してスイッチ釦5と係合した状態となっている。また、このときロックピン9の下端部は窪み部6aからカム溝6に沿って反時計方向周りに移動して、スライダ7の下方への摺動が可能となるカム溝6の右側下端に位置している。
【0029】
この状態からスイッチ釦5の押圧操作を解除すると、ピン部材8の図1における右側への押圧力が解除される。このとき、ロックピン9の下端部はカム溝6の右側下端に位置してスライダ7の下方への摺動を規制しないので、スライダ7はスプリング10の下方への付勢力により下方へ摺動する。そして、スライダ7が下方へ摺動することにより、ロックピン9の下端部はカム溝6内を反時計方向周りに移動する。また、ピン部材8は、スライダ7の下方への摺動に伴って車室内側(図1における左側)へ摺動する。
【0030】
また、スライダ7の上方に一体に形成されている係合部7aもスライダ7の下方への摺動により下方へと移動して、徐々に係合孔5aとの係合が解除されていく。
そして、図2に示すように、ピン8aがガイド溝7bの左端部に当接すると、スライダ7は、スプリング10の下方への付勢力に抗して下方への摺動が規制されて下方位置(アンロック位置)に保持されるとともに、係合部7aは、係合孔5aとの係合が解除される係合解除位置(即ち、係合部7aが係合孔5aよりも下方となる位置)に保持されて、ロック装置4はアンロック状態となる。このようなロック装置4がアンロック状態のとき、ロックピン9の下端部は、カム溝6の先端部6bに位置している。
【0031】
なお、上述では、ピン8aがガイド溝7bの上端部に当接することにより、スライダ7の下方への摺動が規制されるように構成される例を説明したが、本実施形態はこのような構成に限定されるものではなく、ピン8aがガイド溝7bの左端部に当接しなくとも、ロックピン9の下端部がカム溝6の先端部6bに位置し、該下端部と先端部6bとが係合することにより、スライダ7の下方への摺動を規制するようにしてもよい。
【0032】
このロック装置4がアンロック状態になると、スイッチ釦5と係合部7aとの係合が解除されて、スイッチ釦5は、スプリング11の車室内側への付勢力により車室内部材2の凹部2aに沿って車室内側へと移動し、スイッチ釦5の係合突部5cが車室内部材2の係止部2cに当接すると、車室内側への移動が規制されるとともにスプリング11の車室内側への付勢力により図2に二点鎖線で示す位置に保持されるのである。
【0033】
そして、このような過程で、スイッチ釦5が図2中実線で示すOFF位置になると、スイッチ端子12とスイッチ端子13との接触が解除されることとなり、スイッチ装置1はOFF状態となる。
このスイッチ装置1がOFF状態のときに、乗員が誤ってスイッチ釦5を車室内側へ引っ張たりしても、スイッチ釦5は係合突部5cと係止部2cとの係合により車室内側への移動が規制されているため、ロック装置4には負荷が作用せず、したがって、ロックピン9の下端部がカム溝6から離脱したりしてロック機能が損なわれることが防止される。
【0034】
次に、スイッチ装置1をOFF状態からON状態に切り換えるべく、再びスイッチ釦5を押圧すると、押圧部材5bがピン部材8と当接してピン部材8が図中右側へ摺動するとともに、ピン8aも右側へガイド溝7bに沿って移動することにより、ピン8aとガイド溝7bを介して係合しているスライダ7が、上方向への作用力を受けることとなり、ハウジング3内を下方位置から上方向に向かって摺動し、係合部7aも係合解除位置から上方向へ移動する。
【0035】
スライダ7が下方位置に保持されているとき、ロックピン9の下端部は、カム溝6の先端部6bに位置しているが、このとき、カム溝6の先端部6bからカム溝6に沿って下方への移動は規制されないので、スライダ7の上方向への摺動に伴い、ロックピン9は図2に矢印で示すように反時計方向周りにカム溝6内を移動する。
【0036】
したがって、スイッチ釦5の車室内部材2側への押圧操作により、ピン部材8が凹部2aの底面側へ摺動するとともに、ピン8aがガイド溝7bに沿って移動することにより、スライダ7がスプリング10の下方への付勢力に抗して上方へ摺動して、ロックピン9の下端部がカム溝6の先端部6bからカム溝6に沿って反時計方向周りに移動する。
【0037】
また、スライダ7の上方への摺動に伴い、係合部7aは上方へと移動して、係合孔5aに徐々に嵌挿されていく。
【0038】
そして、ピン8aがガイド溝7bの右側端部に当接するまで移動するようにスイッチ釦5を車室内部材2側へ押圧すると、ピン8aとガイド溝7bの右側下端との当接により、ピン部材8の凹部底面側への摺動が規制されてスライダ7の上方向への摺動も規制される。
このように、ピン8aがガイド溝7bの右側端部に当接するまでスイッチ釦5が車室内部材2側に押圧されると、スライダ7は最上位置に位置し、係合部7aは係合位置(図1参照)よりも上方に位置する。また、ロックピン9の下端部は、カム溝6の先端部6bから反時計方向周りにカム溝6に沿って移動し、カム溝6の左側下端に位置される。
【0039】
このように、スライダ7が下方位置から上方向に摺動すると、スライダ7の係合部7aが係合解除位置から上方へ移動してスイッチ釦5の係合孔5aに挿通することにより、スイッチ釦5がロック装置4によりON位置となる。
そして、スライダ7が最上位置にあって、ロックピン9の下端部がカム溝6の左側下端に位置するときには、ロックピン9の下端部はスライダ7の下方への摺動を規制しないので、この状態から乗員がスイッチ釦5の車室内部材2側への押圧を解除すると、ピン8aとガイド溝7bとのスライド機構を介して上方向の作用力が与えられていたスライダ7は、上方向への作用力が解除されてスプリング10からの下方向への付勢力により下方向へハウジング3に沿って摺動する。スライダ7の下方向への摺動により、ガイド溝7bも下方向へ移動するので、ピン8aがガイド溝7bに沿って車室内側へと移動し、ピン8aが一体に形成されたピン部材8も車室内側へハウジング3に支持されながらスライダ7内を摺動する。
【0040】
この際、スライダ7の最上位置からの下方向への摺動により、ロックピン9の下端部は、カム溝6の左側下端からカム溝6に沿って反時計方向周りに移動する。このように、カム溝6は、ロックピン9の下端部がカム溝6の左側下端に位置する状態からスライダ7が下方向へ摺動すると、ロックピン9の下端部がカム溝6の左側下端からカム溝6に沿って反時計方向周りに移動して、カム溝6の窪み部6aで係合する。
【0041】
そして、ロックピン9の下端部が窪み部6aと係合することにより、スライダ7は、カム溝6の左側下端から窪み部6aまでの高さ分だけ下方へ摺動した後下方向への摺動が規制されて、図1に示す上方位置に保持されることとなり、ロック装置4はロック状態となる。
【0042】
スライダ7が上方位置に保持されると、係合部7aは係合孔5a内においてこの係合孔5aと係合する係合位置に規制されるので、スイッチ釦5はON位置に保持された状態となり、スイッチ端子12,13の接触によりスイッチ装置1はON状態となる。また、スイッチ釦5は、スプリング11による車室内側への付勢力と、係合部7aと係合孔5aとの当接により、スイッチ釦5の移動が規制されるとともに、振動や異音の発生が抑制される。
【0043】
なお、このロック装置4がロック状態であってスイッチ釦5がON位置に保持されているON状態から、OFF状態に切り換える場合には上述したように、スイッチ釦5を車室内部材2側へ押圧することにより、ロック装置4のロック状態が解除されて、スイッチ釦5が車室内側へ移動されてOFF状態となる。
【0044】
ところで、上述した第1実施形態において、スイッチ釦5とピン部材8とが一体に移動するように、これらを結合して構成してもよい。この場合には、ロックピン9の下端部がカム溝6の先端部6bに位置するとき、つまりロック装置4がアンロック状態でスイッチ装置1がOFF状態のときに、ピン8aがガイド溝7bの左側端部に係合するように構成すれば、スイッチ釦5の車室内側への移動が規制されるので、上述した作用効果を奏することができるとともに、係止部2cや係合突部5cを省略することができ、スイッチ装置1の構成を簡素化することができる。
【0045】
次に、本発明のハート型カム式ロック装置を、車両用ドアのドアトリムに開放可能に設けられるドアポケットのロック装置に適用した第2実施形態について説明する。
【0046】
図3は、車両左側のドアトリム21の断面図であり、このドアトリム21には、ドアポケット22が設けられている。そして、このドアポケット22は、下端部がドアトリム21にヒンジ部材23を介して結合されており、図3に点線で示すように、ヒンジ部材23を中心として車室内側(図3における左側)へ回転可能に構成されている。
【0047】
また、ドアポケット22内のドアトリム21の内壁面にはロック装置4が取り付け固定されており、このロック装置4は、ドアポケット22と係合可能に構成されている。
したがって、ドアポケット22は、このロック装置4と係合することにより、図3に実線で示す収納位置に保持(ロック)され、ロック装置4との係合が解除されることにより、図3に点線で示す開放位置まで車室内側へ回転可能となる。なお、ドアポケット22は、上記開放位置まで回転すると、ドアトリム21に設けられた図示しない係止手段により、開放位置よりも車室内側へ回転しないように構成されている。
【0048】
図4はドアポケット22が収納位置に保持されているとき(図3参照)のドアポケット22とロック装置4との係合状態を示す要部拡大図である。ロック装置4は、上述した第1実施形態と同様に構成されており、ハウジング3は図示しないピンなどによりドアトリム21に固着されている。
ドアポケット22の上端壁には、スライダ7の上端に形成された係合部7aと係合可能な係合孔22aが形成されている。また、ドアポケット22のピン部材8に対向する位置には押圧部材22bが固設されている。ハウジング3とドアポケット22との間には、一端がハウジング3に固着されるスプリング11が設けられており、ドアポケット2を車室内側へ付勢するように構成されている。
【0049】
なお、上述以外については、ロック装置4は第1実施形態のものと同様に構成されているので、詳しい説明を省略する。
本発明の第2実施形態としてのハート型カム式ロック装置は、上述のように構成されているので、その作用を説明すると以下のようになる。
まず、ドアポケット22が図3に実線で示す収納位置にあるときには、ロック装置4がロック状態、つまり図4に示すようにロックピン9の下端部がカム溝6の窪み部6aで係合してスライダ7が上方位置に保持され、且つ係合部7aが係合孔22aに係合している状態となる。つまり、この場合には、スライダ7の係合部7aがドアポケット22の係合孔22a内に挿入して、ドアポケット22とロック装置4とが係合して、ドアポケット22が収納位置に保持されることとなる。
【0050】
このとき、ドアポケット22にはスプリング11により車室内側への付勢力が与えられて、係合孔22aの端面がスライダ7の係合部7aの端面(鉛直面)に当接することにより、ドアポケット22の車幅方向への移動が規制されて、ドアポケット22の振動や異音の発生が抑制される。
【0051】
このようにロック装置4がロック状態でドアポケット22が収納位置に保持されているときに、乗員がドアポケット22を開放しようとして誤って無理に車室内側へ引っ張ったり、ドアポケット22内に重い荷物が入っている状態で図示しないドアを閉める際に、荷物に車室内側への慣性力が働くなどして、ドアポケット22に車室内側へ過大な力が作用して、係合部7aに車室内側への過大な負荷が与えられても、ドアポケット22の係合孔22aが係合部7aの鉛直面と当接しているため、ドアポケット22が開放されずに収納位置に保持される。
【0052】
さらに、係合部7aに不変則的な車室内側への過大な負荷が作用しても、上述したように、ドアポケット22の係合孔22aは係合部7aの鉛直面に当接しているので、負荷によりスライダ7が下方向へ摺動することもなく、また、ロックピン9の下端部がカム溝6の窪み部6aから移動することもないので、ロックピン9の下端部がカム溝6から離脱したり、ロックピン9が変形したりするなどして、ロック装置4のロック機能が損なわれることはない。
【0053】
このようにドアポケット22が収納位置に保持される状態から、乗員がドアポケット22を車室内側へ開放する場合には、ドアポケット22をスプリング11の車室内側への付勢力に抗して押圧し、その後この押圧力を解除する。この場合、ロックピン9の下端部が押圧操作によりカム溝6の窪み部6aから右側下端へ移動し、押圧解除により右側下端から先端部6bへとカム溝6に沿って移動する。このとき、一旦スライダ7が上方位置から最上位置まで上方向へ摺動した後、下方位置まで摺動し、ピン8aがガイド溝7bの左端部に当接すると、スライダ7が下方位置に保持されて、ロック装置4がアンロック状態に切り換えられる。この際、係合部7aはスライダ7が下方位置に保持されることにより係合解除位置(即ち、係合孔22aから離脱した位置)に規制されて、係合部7aと係合孔22aとの係合が解除されることになる。
【0054】
このようにロック装置4がアンロック状態になると、ドアポケット22の車室内側への移動規制が解除されることとなるので、ドアポケット22は、スプリング11の車室内側への付勢力により車室内側へヒンジ部材23を中心として回転し、スプリング11との当接が解除されてスプリング11による付勢力が解除された後は、乗員の操作により図3に二点鎖線で示す開放位置まで移動することとなる。そして、上述したように、ドアポケット22が開放位置まで開放すると、ドアトリム21に設けられた係止手段により、ドアポケット22の開放位置以上の開放が規制される。
【0055】
次に、ドアポケット22を開放位置からドアトリム21内への収納位置にするには、ドアポケット22をヒンジ部材23を中心としてドアトリム21側(車両側面側)に回転させる。この場合、スライダ7が下方位置に保持されており、係合部7aと係合孔22aとは、互いが係合していない係合解除位置に保持されているため、ロック装置4はアンロック状態である。したがって、ドアポケット22をスプリング11の付勢力に抗して図3に実線で示す収納位置まで移動させただけでは、係合孔22aと係合部7aとの係合がなされずに、ドアポケット22はドアトリム21に保持されない。
【0056】
そこで、ドアポケット22を収納位置からさらに押圧して、ドアポケット22に設けられた押圧部材22bをピン部材8の車室内側端面に当接させ、ピン部材8をトリム21側へと押圧する。
【0057】
ピン部材8が、押圧力によりハウジング3に支持されながらスライダ7内をトリム21側に摺動すると、スライダ7が最上位置へと摺動することにより、係合部7aが係合孔22aに挿入していき、ロック装置4とドアポケット22とが係合されるのである。
その後、ドアポケット22の車両側面側への押圧を解除すると、スライダ7がスプリング10の付勢力により下方へ摺動する。そして、カム溝6の上端部6bから左側下端に移動していたロックピン9の下端部が、カム溝6の左側下端から反時計方向周りに移動して窪み部6aに係合すると、スライダ7の下方への摺動が規制され、スライダ7が上方位置に保持されて、ロック装置4はロック状態となる。
【0058】
このロック状態では、係合部7aが係合位置にあり、係合孔22aに挿入されてドアポケット22と係合した状態であるので、ドアポケット22は収納位置に保持されることとなる。また、上述したように、ドアポケット22は係合部7aとの係合及びスプリング11の車室内側への付勢力により車幅方向への移動が規制されて、振動及び異音の発生が抑制される。
【0059】
このロック装置4がロック状態で、ドアポケット2が収納位置に保持されている状態から、ドアポケット2を車室内側へ開放したい場合には上述したように、ドアポケット2を車両側面側へ押圧することにより、ロック装置4のロック状態が解除されて、ドアポケット2は車室内側へ移動(回転)可能となり、開放することができる。
【0060】
なお、本第2実施形態では、ドアポケット22を車両側面側においてロック装置4と係合させるように構成されているため、ドアポケット22の車室内側壁22cの上端とドアトリム21との間に空間24(図3参照)を設けることが可能となり、ロック装置4によりドアポケット22が収納位置に保持されている状態においても、車室内側壁22cとドアトリム21との間の空間24を通して、ドアポケット22の収納部に物を収納したり、収納部内の物を車室内側へ取り出すことができる。
【0061】
上述した第1実施形態及び第2実施形態におけるロック装置4では、スライダ7にハート型のカム溝6が形成されているが、本願発明は、このような構成に限定されるものではなく、第1実施形態及び第2実施形態におけるピン部材8にハート型のカム溝を形成してもよい。この場合には、カム溝6の窪み部6aが図1乃至図4における左側に位置し、カム溝6の先端部6bが右側に位置するように形成し、スプリング10が、ピン部材8に車室内側(図1乃至図4における左方向)への付勢力を与えるように配設すればよい。この場合にも、ロックピン9の一端部がカム溝6の窪み部6aに係合するときには、スライダ7が上方位置に規制されて係合部7aが係合孔5a,22aと係合した状態となるので、上述した第1実施形態及び第2実施形態と同等の作用効果を奏するものとなる。なお、このような場合には、ピン部材8が摺動部材として機能することになる。
【0062】
また、上述した第1実施形態及び第2実施形態では、ピン部材8とスライダ7とのスライド機構として、ピン部材8にピン8aを設け、スライダ7にガイド溝7bを傾斜するように形成して、このピン8aとガイド溝7bとを係合させる構成としたが、これに限定されるものでなく、ピン部材8が図2乃至4において右方向へ移動するとスライダ7が上方へ移動し、ピン部材8が左方向へ移動するとスライダ7が下方へ移動するように構成されればよい。
【0063】
さらに、上述した第1実施形態及び第2実施形態では、スライダ7がスライド機構を介してピン部材8の移動方向に垂直な方向に移動するような構成としたが、本願発明はこれに限定されるものでなく、スライダ7がピン部材8の移動方向とは異なる方向にスライド機構等を介して移動するように構成すればよい。
【0064】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のハート型カム式ロック装置によれば、一直線上を摺動可能に配設され、操作部材の押圧操作に伴い上記一直線の一方向へ摺動する摺動部材と、上記摺動部材を上記一直線の他方向へ付勢する付勢手段と、上記他方向側に窪み部が位置し上記一方向側に先端部が位置するように上記摺動部材に形成された略ハート型のカム溝と、上記カム溝内を一方の周方向に移動可能に上記カム溝に係合する一端部と固定部材に結合される他端部とを有し、該窪み部に該一端部が位置するときに上記摺動部材をロック位置に規制するとともに該先端部に該一端部が位置するときに上記摺動部材をアンロック位置に規制するロックピンと、該摺動部材の端部に形成されるとともに、上記摺動部材の移動に伴い上記摺動部材が上記ロック位置にあるときに該操作部材に形成された被係合部と係合し、上記摺動部材が上記アンロック位置にあるときに該操作部材の被係合部との係合が解除される係合部材と、をそなえるという構成により、ロックピンの一端部がカム溝の窪み部に係合しているときには、操作部材が係合部と係合するので、操作部材に不変則的な負荷が与えられた場合にも、ロックピンの一端部に過大な負荷が加えられることがなく、ロックピンの一端部がカム溝から離脱したりロックピンが変形するなどしてロック機能が損なわれることを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハート型カム式ロック装置を適用した第1実施形態にかかるスイッチ装置の要部拡大断面図である。
【図2】本発明のハート型カム式ロック装置を適用した第1実施形態にかかるスイッチ装置の要部拡大断面図である。
【図3】本発明のハート型カム式ロック装置を適用した第2実施形態にかかる車両用ドアポケットの要部断面図である。
【図4】本発明のハート型カム式ロック装置を適用した第2実施形態にかかる車両用ドアポケットの要部拡大断面図である。
【符号の説明】
3 ハウジング
4 ロック装置
5 スイッチ釦(操作部材)
5a 係合孔(被係合部)
6 カム溝
6a 窪み部
6b 先端部
7 スライダ(摺動部材)
7a 係合部(係合部材)
7b ガイド溝
8 ピン部材
9 コ字形部材(ロックピン)
10 スプリング(付勢手段)
Claims (1)
- 一直線上を摺動可能に配設され、操作部材の押圧操作に伴い上記一直線の一方向へ摺動する摺動部材と、
上記摺動部材を上記一直線の他方向へ付勢する付勢手段と、
上記他方向側に窪み部が位置し上記一方向側に先端部が位置するように上記摺動部材に形成された略ハート型のカム溝と、
上記カム溝内を一方の周方向に移動可能に上記カム溝に係合する一端部と固定部材に結合される他端部とを有し、該窪み部に該一端部が位置するときに上記摺動部材をロック位置に規制するとともに該先端部に該一端部が位置するときに上記摺動部材をアンロック位置に規制するロックピンと、
該摺動部材の端部に形成されるとともに、上記摺動部材の移動に伴い上記摺動部材が上記ロック位置にあるときに該操作部材に形成された被係合部と係合し、上記摺動部材が上記アンロック位置にあるときに該操作部材の被係合部との係合が解除される係合部材と、
をそなえたことを特徴とする、ハート型カム式ロック装置。
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