JP2000207995A - ハ―ト型カム式ロック装置 - Google Patents

ハ―ト型カム式ロック装置

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JP2000207995A
JP2000207995A JP11003437A JP343799A JP2000207995A JP 2000207995 A JP2000207995 A JP 2000207995A JP 11003437 A JP11003437 A JP 11003437A JP 343799 A JP343799 A JP 343799A JP 2000207995 A JP2000207995 A JP 2000207995A
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康弘 北川
Katsuto Kurachi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ハート型カム式ロック装置に関
し、不変則的な負荷や過大な負荷が作用してもロック機
能が損なわれないようにする。 【解決手段】 操作部材5の押圧操作に伴い一方向へ摺
動するスライド部材7と、スライド部材7を他方向へ付
勢する付勢手段10と、スライド部材7に形成される略
ハート型のカム溝6と、カム溝6内を一方の周方向に移
動可能にカム溝6に係合してスライド部材7をロック位
置及びアンロック位置に規制するロックピン9と、スラ
イド部材7がロック位置にあるときに操作部材5の被係
合部5aと係合し、アンロック位置にあるときに被係合
部5aとの係合を解除する係合部材とをそなえるように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作部材の押圧操
作に伴いロックピンがハート型のカム溝に沿って移動す
ることによってロック及びロック解除を行なう、ハート
型カム式ロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気回路用スイッチ機器における
プッシュON・プッシュOFFタイプのスイッチに、ハ
ート型カム式のロック装置を用いたものが知られてい
る。例えば、実公平4−500号公報には、ノブ(操作
部材)の一方向への押圧操作によりノブに結合された摺
動部材が一方向へ摺動するとともに、ノブ及び摺動部材
が付勢手段により他方向へ付勢されるように構成された
押釦スイッチが開示されている。この押釦スイッチは、
摺動部材にハート型のカム溝が形成されるとともに、一
端部がこのカム溝に係合(コ係合)して他端部が車体部
材に結合されたコ字形部材(ロックピン)が備えられ
て、コ字形部材の一端部のカム溝との係合位置に応じて
スイッチON状態とスイッチOFF状態とに切り換えら
れるように構成されている。
【0003】つまり、このように構成される押釦スイッ
チでは、ノブの一方向への押圧操作により、摺動部材が
付勢手段に抗して一方向へ摺動し、摺動部材の一方向へ
の摺動によりコ字形部材の一端部がカム溝に沿って移動
する。よって、ノブを押圧するごとにコ字形部材の一端
部がカム溝に沿って移動して、この一端部がカム溝のO
Nポジション(窪み部)又はOFFポジション(先端
部)で交互に係合することとなる。
【0004】この一端部がOFFポジションに係合して
いるときには、ノブは付勢手段による他方向への付勢力
により前段位置に配置され、スイッチがOFF状態とな
る。また、このOFF状態からノブを付勢手段の付勢力
に抗して一方向へ押圧すると、摺動部材が一方向へ摺動
することによりコ字形部材の一端部がカム溝に沿って移
動する。そして、その後、ノブの一方向への押圧を解除
すると、該一端部がカム溝のONポジションと係合し、
ノブは付勢手段の付勢力に抗して後段位置へ配置され
て、スイッチがON状態となる。
【0005】さらに、このON状態からノブを一方向へ
押圧すると、コ字形部材の一端部とカム溝のONポジシ
ョンとの係合が解除されて、ノブの一方向への押圧を解
除すると、付勢手段の付勢力により摺動部材が他方向へ
摺動することによりコ字形部材の一端部がカム溝に沿っ
て移動し、カム溝のOFFポジションと係合することに
よりノブが前段位置に復帰して、スイッチが再びOFF
状態となる。
【0006】このように、コ字形部材(ロックピン)の
一端部が摺動部材に形成されたハート型のカム溝のON
ポジションで係合することにより、ノブが後段位置にロ
ックされ、また、該一端部が該カム溝のONポジション
との係合が解除されてOFFポジションで係合すること
により、ノブの後段位置へのロックが解除される構成と
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のハート型カム式ロック装置を用いた押釦スイッ
チでは、操作者によって押圧されるノブが、このノブに
結合される摺動部材に形成されたハート型のカム溝とコ
字形部材との係合のみにより他方向への移動が規制され
る構成であるため、操作者が誤ってノブを他方向へ無理
に引っ張った場合には、カム溝と係合しているコ字形部
材が変形したり、カム溝から離脱したりしてロック機構
が破損して、ロック機能を有さなくなってしまうといっ
た問題がある。
【0008】特に、コ字形部材がカム溝のONポジショ
ンに係合して摺動部材が付勢手段から受ける付勢力が大
きく、コ字形部材の一端部により大きな負荷がかかって
いるスイッチのON状態であるときに、ノブが他方向へ
無理に引っ張られたりすると、コ字形部材が過大な負荷
を受けて大きく変形してロック機構が破損してロック機
能を損なうばかりでなく、部品の交換を要するといった
問題がある。
【0009】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、不変則的な負荷や過大な負荷が作用してもロ
ック機能を損なうことのない、ハート型カム式ロック装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のハート型カム式ロック装置は、一直線上を
摺動可能に配設され、操作部材の押圧操作に伴い上記一
直線の一方向へ摺動する摺動部材と、上記摺動部材を上
記一直線の他方向へ付勢する付勢手段と、上記他方向側
に窪み部が位置し上記一方向側に先端部が位置するよう
に上記摺動部材に形成された略ハート型のカム溝と、上
記カム溝内を一方の周方向に移動可能に上記カム溝に係
合する一端部と固定部材に結合される他端部とを有し、
該窪み部に該一端部が位置するときに上記摺動部材をロ
ック位置に規制するとともに該先端部に該一端部が位置
するときに上記摺動部材をアンロック位置に規制するロ
ックピンと、上記摺動部材の移動に伴い上記摺動部材が
上記ロック位置にあるときに該操作部材に形成された被
係合部と係合し、上記摺動部材が上記アンロック位置に
あるときに該操作部材の被係合部との係合を解除する係
合部材とをそなえたことを特徴としている。
【0011】したがって、ロックピンの一端部が略ハー
ト型のカム溝の窪み部に位置して摺動部材をロック位置
に規制している場合には、摺動部材が一直線の一方向へ
移動して、係合部材と操作部材の被係合部とが係合して
いる。これにより、操作部材に不変則的な負荷や過大な
負荷が作用しても、この力は係合部材と被係合部とに作
用するため、ロックピン及びカム溝には負荷が作用せ
ず、ロックピンがカム溝から係脱するようなことがな
い。また、ロックピンの一端部が略ハート型のカム溝の
先端部に位置している場合には摺動部材がアンロック位
置となり、この場合には、摺動部材が一直線の他方向へ
移動して、係合部材と被係合部との係合状態が解除され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を例示的に詳しく説明する。まず、本発明
のハート型カム式ロック装置を、従来技術において説明
した押釦式のスイッチ装置に適用した第1実施形態につ
いて説明する。
【0013】このスイッチ装置1は、図1に示すよう
に、インストルメントパネルなどの車室内部材2に形成
された凹部2aに配設されている。また、スイッチ装置
1は、車室内部材2の凹部2aの底面にハウジング3が
ピン結合や接着結合などにより固設されたロック装置4
と、車室内部材2の凹部2aを摺動可能に配設されるス
イッチ釦(操作部材)5とを備えて構成される。
【0014】このうち、ロック装置4は、ハウジング3
と、ハウジング3内を上下方向に摺動可能に配設され一
対の側面にハート型のカム溝6が形成されたスライダ
(摺動部材)7と、ハウジング3に支持されてスライダ
7内をスライダ7の摺動方向に対して直交方向(図1に
おける左右方向)に摺動可能に配設されたピン部材8
と、下端部(一端部)がカム溝6に係合し上端部(他端
部)がハウジング3の上端に回転可能に結合するように
配設されるロックピン(又はコ字形部材)9と、一端部
がハウジング3の上端内面に固着されるとともに該上端
内面とスライダ7の段部上面との間に配設されてスライ
ダ7を下方へ常時付勢するスプリング(付勢手段)10
とを備えて構成される。
【0015】なお、本実施形態では、スライダ7を下方
へ付勢する手段としてスプリング10を用いているが、
この付勢手段は、スプリング10に限定されるものでは
なく、板バネやゴム等スライダ7に付勢力を与えるもの
であれば他のものでも良い。
【0016】スライダ7の上端部には、後述する係合孔
(被係合部)5aと係合可能な係合部(係合部材)7a
が形成されている。この係合部7aは、図1に示すよう
に、車室内側に向いて形成された斜面とその後側に形成
された鉛直面とをそなえている。また、スライダ7の下
方には、図1において右下がりとなるように斜めに形成
されたガイド溝7bが設けられ、このガイド溝7bに
は、ピン部材8の両側面に突出するように設けられるピ
ン8aが係合している。よって、ピン部材8がハウジン
グ3に支持されながらスライダ7内を摺動すると、ピン
8aがガイド溝7bに沿って移動することにより、スラ
イダ7がハウジング3内を上下方向に摺動する構成とな
っている。
【0017】スライダ7の側面に形成されたハート型の
カム溝6は、図1に示すように、窪み部6aが下側に位
置し先端部6bが上側に位置するような下向きに形成さ
れている。また、カム溝6は、このカム溝6に係合する
ロックピン9の下端部がスライダ7の摺動によりカム溝
6に沿って図1に矢印で示す一定方向に移動するように
形成されている。
【0018】また、スイッチ釦5のピン部材8に対向す
る位置には、ピン部材8と当接してピン部材8を押圧す
る押圧部材5bが固設されている。
【0019】スイッチ釦5は、図1に示すように、ハウ
ジング3を覆うように形成され、ハウジング3との間に
介装されたスプリング11によって車室内側への付勢力
が常時与えられている。また、スイッチ釦5の上壁に
は、ロック装置4のスライダ7の係合部7aと係合可能
な係合孔5aが形成され、この係合孔5aは、図1に示
すように、凹部2a奥側の端面(図1における右側端
面)の下方が徐々に拡開するような斜面に形成されてい
る。
【0020】スイッチ釦5の下方後端部(図1における
下方の右下側端部)には、凹部2aに段差状に形成され
た係止部2cと係合可能な係合突部5cが形成されてお
り、この係止部2cと係合突部5cとが係合することに
より、スイッチ釦5の車室内側への移動が規制されるよ
うになっている。また、スイッチ釦5の下壁の後部下面
には係合突部5cに隣接してスイッチ端子12が設けら
れるとともに、車室内部材2の下壁の後部上面にはスイ
ッチ端子13が設けられ、これらのスイッチ端子12,
13が接触することにより、スイッチ装置1がON状態
となるように構成されている。
【0021】本発明の第1実施形態としてのハート型カ
ム式ロック装置は、上述のように構成されているので、
その作用について説明すると以下のようになる。図1は
スイッチ装置1のON状態を示している。このON状態
では、ロック装置4がロック状態となっており、スライ
ダ7の係合部7aがスイッチ釦5の係合孔5aと係合し
ている。したがって、スイッチ釦5は、スプリング11
により車室内側へ付勢力が作用する状態で図1に示すよ
うなON位置に保持される。
【0022】つまり、この場合、ロック装置4における
ロックピン9の下端部がカム溝6の窪み部6aに係合し
た状態となっており、このロックピン9の下端部とカム
溝6の窪み部6aとの係合により、スライダ7はスプリ
ング10の下方への付勢力を受けながらも図1に示す上
方位置(ロック位置)に規制される。また、スライダ7
が上方位置に規制されることにより、係合部7aが、ハ
ウジング3の上端面よりも上方へ突出して係合孔5aに
挿通し、係合部7aの鉛直面が係合孔5aの奥側端面と
係合する。これによりスライダ7は係合位置に規制され
るとともに、スイッチ釦5は、図1に示すON位置に保
持されるのである。
【0023】なお、スイッチ釦5はスプリング11によ
り車室内側へ付勢された状態で係合孔5aが係合部7a
に係合しているので、スイッチ釦5の振動やこの振動に
よる異音の発生が抑制される。このロック装置4のロッ
ク状態において、ピン部材8のピン8aは、図1に示す
ように、スライダ7のガイド溝7bの下端部よりも若干
上方の位置でガイド溝7bと係合するように設定されて
いる。
【0024】また、スイッチ装置1がON状態で、スイ
ッチ釦5がON位置にあるときには、スイッチ釦5の下
壁後端に設けられているスイッチ端子12と車室内部材
2の凹部2aの下面後方に設けられているスイッチ端子
13とが接触し、これらのスイッチ端子12,13との
接触により電気信号が発せられる。
【0025】また、このようにロック装置4がロック状
態であって、スイッチ釦5がON位置に保持されている
ときに、乗員が誤ってスイッチ釦5を無理に車室内側へ
引っ張ったりしてスイッチ釦5に車室内側へ向かって過
大な力(引っ張り力)が作用しても、スイッチ釦5の係
合孔5aが係合部7aの鉛直面と当接しているため、ス
イッチ釦5は車室内側へ移動せずにON位置に保持され
ることとなる。
【0026】さらに、上述したように、係合部7aに不
変則的な車室内側への過大な負荷が生じても、スイッチ
釦5の係合孔5aは係合部7aの鉛直面に当接している
ので、負荷によりスライダ7が下方向へ摺動することも
ない。また、スイッチ釦5に不変則的な負荷が与えられ
た場合であっても、スライダ7は摺動することなく、ロ
ックピン9の下端部がカム溝6の窪み部6aから移動す
ることもない。したがって、ロックピン9に過大な負荷
が作用することがなく、ロックピン9の下端部がカム溝
6から離脱したりロックピン9が変形したりするなどし
てロック装置4のロック機能が損なわれるといった問題
が起こることもない。
【0027】一方、スイッチ装置1がON状態であると
きに、このON状態を解除するべく乗員がスイッチ釦5
を押圧操作すると、スイッチ釦5に設けられている押圧
部材5bがピン部材8と当接して、ピン部材8はこの押
圧力により車室内部材2の凹部2a底面側(図1におけ
る右側)へ摺動する。ピン部材8の図1中右側への摺動
によりピン8aも右側へ移動するが、ガイド溝7bが図
1において右下がり状に形成されているため、このピン
8aがガイド溝7bに沿って移動することによりピン8
aの右側への移動にともなってスライダ7はハウジング
3内を上方向に向かって摺動する。このとき、ロックピ
ン9の下端部は、スライダー7の上方向の摺動によりカ
ム溝6に沿って図1に矢印で示すように反時計方向周り
に移動する。
【0028】ピン8aがガイド溝7bの右側端部に当接
するまでスイッチ釦5が押圧操作されると、ピン部材8
の右方向への摺動が規制されるとともに、スライダ7は
上方向への摺動が規制されて、図1に示す上方位置より
もさらに上方の最上位置に位置する。このとき係合部7
aは、スライダ7が上方位置にあるときの係合位置より
も上方に移動しているので、依然として、係合部7a
は、係合孔5aに挿入してスイッチ釦5と係合した状態
となっている。また、このときロックピン9の下端部は
窪み部6aからカム溝6に沿って反時計方向周りに移動
して、スライダ7の下方への摺動が可能となるカム溝6
の右側下端に位置している。
【0029】この状態からスイッチ釦5の押圧操作を解
除すると、ピン部材8の図1における右側への押圧力が
解除される。このとき、ロックピン9の下端部はカム溝
6の右側下端に位置してスライダ7の下方への摺動を規
制しないので、スライダ7はスプリング10の下方への
付勢力により下方へ摺動する。そして、スライダ7が下
方へ摺動することにより、ロックピン9の下端部はカム
溝6内を反時計方向周りに移動する。また、ピン部材8
は、スライダ7の下方への摺動に伴って車室内側(図1
における左側)へ摺動する。
【0030】また、スライダ7の上方に一体に形成され
ている係合部7aもスライダ7の下方への摺動により下
方へと移動して、徐々に係合孔5aとの係合が解除され
ていく。そして、図2に示すように、ピン8aがガイド
溝7bの左端部に当接すると、スライダ7は、スプリン
グ10の下方への付勢力に抗して下方への摺動が規制さ
れて下方位置(アンロック位置)に保持されるととも
に、係合部7aは、係合孔5aとの係合が解除される係
合解除位置(即ち、係合部7aが係合孔5aよりも下方
となる位置)に保持されて、ロック装置4はアンロック
状態となる。このようなロック装置4がアンロック状態
のとき、ロックピン9の下端部は、カム溝6の先端部6
bに位置している。
【0031】なお、上述では、ピン8aがガイド溝7b
の上端部に当接することにより、スライダ7の下方への
摺動が規制されるように構成される例を説明したが、本
実施形態はこのような構成に限定されるものではなく、
ピン8aがガイド溝7bの左端部に当接しなくとも、ロ
ックピン9の下端部がカム溝6の先端部6bに位置し、
該下端部と先端部6bとが係合することにより、スライ
ダ7の下方への摺動を規制するようにしてもよい。
【0032】このロック装置4がアンロック状態になる
と、スイッチ釦5と係合部7aとの係合が解除されて、
スイッチ釦5は、スプリング11の車室内側への付勢力
により車室内部材2の凹部2aに沿って車室内側へと移
動し、スイッチ釦5の係合突部5cが車室内部材2の係
止部2cに当接すると、車室内側への移動が規制される
とともにスプリング11の車室内側への付勢力により図
2に二点鎖線で示す位置に保持されるのである。
【0033】そして、このような過程で、スイッチ釦5
が図2中実線で示すOFF位置になると、スイッチ端子
12とスイッチ端子13との接触が解除されることとな
り、スイッチ装置1はOFF状態となる。このスイッチ
装置1がOFF状態のときに、乗員が誤ってスイッチ釦
5を車室内側へ引っ張たりしても、スイッチ釦5は係合
突部5cと係止部2cとの係合により車室内側への移動
が規制されているため、ロック装置4には負荷が作用せ
ず、したがって、ロックピン9の下端部がカム溝6から
離脱したりしてロック機能が損なわれることが防止され
る。
【0034】次に、スイッチ装置1をOFF状態からO
N状態に切り換えるべく、再びスイッチ釦5を押圧する
と、押圧部材5bがピン部材8と当接してピン部材8が
図中右側へ摺動するとともに、ピン8aも右側へガイド
溝7bに沿って移動することにより、ピン8aとガイド
溝7bを介して係合しているスライダ7が、上方向への
作用力を受けることとなり、ハウジング3内を下方位置
から上方向に向かって摺動し、係合部7aも係合解除位
置から上方向へ移動する。
【0035】スライダ7が下方位置に保持されていると
き、ロックピン9の下端部は、カム溝6の先端部6bに
位置しているが、このとき、カム溝6の先端部6bから
カム溝6に沿って下方への移動は規制されないので、ス
ライダ7の上方向への摺動に伴い、ロックピン9は図2
に矢印で示すように反時計方向周りにカム溝6内を移動
する。
【0036】したがって、スイッチ釦5の車室内部材2
側への押圧操作により、ピン部材8が凹部2aの底面側
へ摺動するとともに、ピン8aがガイド溝7bに沿って
移動することにより、スライダ7がスプリング10の下
方への付勢力に抗して上方へ摺動して、ロックピン9の
下端部がカム溝6の先端部6bからカム溝6に沿って反
時計方向周りに移動する。
【0037】また、スライダ7の上方への摺動に伴い、
係合部7aは上方へと移動して、係合孔5aに徐々に嵌
挿されていく。
【0038】そして、ピン8aがガイド溝7bの右側端
部に当接するまで移動するようにスイッチ釦5を車室内
部材2側へ押圧すると、ピン8aとガイド溝7bの右側
下端との当接により、ピン部材8の凹部底面側への摺動
が規制されてスライダ7の上方向への摺動も規制され
る。このように、ピン8aがガイド溝7bの右側端部に
当接するまでスイッチ釦5が車室内部材2側に押圧され
ると、スライダ7は最上位置に位置し、係合部7aは係
合位置(図1参照)よりも上方に位置する。また、ロッ
クピン9の下端部は、カム溝6の先端部6bから反時計
方向周りにカム溝6に沿って移動し、カム溝6の左側下
端に位置される。
【0039】このように、スライダ7が下方位置から上
方向に摺動すると、スライダ7の係合部7aが係合解除
位置から上方へ移動してスイッチ釦5の係合孔5aに挿
通することにより、スイッチ釦5がロック装置4により
ON位置となる。そして、スライダ7が最上位置にあっ
て、ロックピン9の下端部がカム溝6の左側下端に位置
するときには、ロックピン9の下端部はスライダ7の下
方への摺動を規制しないので、この状態から乗員がスイ
ッチ釦5の車室内部材2側への押圧を解除すると、ピン
8aとガイド溝7bとのスライド機構を介して上方向の
作用力が与えられていたスライダ7は、上方向への作用
力が解除されてスプリング10からの下方向への付勢力
により下方向へハウジング3に沿って摺動する。スライ
ダ7の下方向への摺動により、ガイド溝7bも下方向へ
移動するので、ピン8aがガイド溝7bに沿って車室内
側へと移動し、ピン8aが一体に形成されたピン部材8
も車室内側へハウジング3に支持されながらスライダ7
内を摺動する。
【0040】この際、スライダ7の最上位置からの下方
向への摺動により、ロックピン9の下端部は、カム溝6
の左側下端からカム溝6に沿って反時計方向周りに移動
する。このように、カム溝6は、ロックピン9の下端部
がカム溝6の左側下端に位置する状態からスライダ7が
下方向へ摺動すると、ロックピン9の下端部がカム溝6
の左側下端からカム溝6に沿って反時計方向周りに移動
して、カム溝6の窪み部6aで係合する。
【0041】そして、ロックピン9の下端部が窪み部6
aと係合することにより、スライダ7は、カム溝6の左
側下端から窪み部6aまでの高さ分だけ下方へ摺動した
後下方向への摺動が規制されて、図1に示す上方位置に
保持されることとなり、ロック装置4はロック状態とな
る。
【0042】スライダ7が上方位置に保持されると、係
合部7aは係合孔5a内においてこの係合孔5aと係合
する係合位置に規制されるので、スイッチ釦5はON位
置に保持された状態となり、スイッチ端子12,13の
接触によりスイッチ装置1はON状態となる。また、ス
イッチ釦5は、スプリング11による車室内側への付勢
力と、係合部7aと係合孔5aとの当接により、スイッ
チ釦5の移動が規制されるとともに、振動や異音の発生
が抑制される。
【0043】なお、このロック装置4がロック状態であ
ってスイッチ釦5がON位置に保持されているON状態
から、OFF状態に切り換える場合には上述したよう
に、スイッチ釦5を車室内部材2側へ押圧することによ
り、ロック装置4のロック状態が解除されて、スイッチ
釦5が車室内側へ移動されてOFF状態となる。
【0044】ところで、上述した第1実施形態におい
て、スイッチ釦5とピン部材8とが一体に移動するよう
に、これらを結合して構成してもよい。この場合には、
ロックピン9の下端部がカム溝6の先端部6bに位置す
るとき、つまりロック装置4がアンロック状態でスイッ
チ装置1がOFF状態のときに、ピン8aがガイド溝7
bの左側端部に係合するように構成すれば、スイッチ釦
5の車室内側への移動が規制されるので、上述した作用
効果を奏することができるとともに、係止部2cや係合
突部5cを省略することができ、スイッチ装置1の構成
を簡素化することができる。
【0045】次に、本発明のハート型カム式ロック装置
を、車両用ドアのドアトリムに開放可能に設けられるド
アポケットのロック装置に適用した第2実施形態につい
て説明する。
【0046】図3は、車両左側のドアトリム21の断面
図であり、このドアトリム21には、ドアポケット22
が設けられている。そして、このドアポケット22は、
下端部がドアトリム21にヒンジ部材23を介して結合
されており、図3に点線で示すように、ヒンジ部材23
を中心として車室内側(図3における左側)へ回転可能
に構成されている。
【0047】また、ドアポケット22内のドアトリム2
1の内壁面にはロック装置4が取り付け固定されてお
り、このロック装置4は、ドアポケット22と係合可能
に構成されている。したがって、ドアポケット22は、
このロック装置4と係合することにより、図3に実線で
示す収納位置に保持(ロック)され、ロック装置4との
係合が解除されることにより、図3に点線で示す開放位
置まで車室内側へ回転可能となる。なお、ドアポケット
22は、上記開放位置まで回転すると、ドアトリム21
に設けられた図示しない係止手段により、開放位置より
も車室内側へ回転しないように構成されている。
【0048】図4はドアポケット22が収納位置に保持
されているとき(図3参照)のドアポケット22とロッ
ク装置4との係合状態を示す要部拡大図である。ロック
装置4は、上述した第1実施形態と同様に構成されてお
り、ハウジング3は図示しないピンなどによりドアトリ
ム21に固着されている。ドアポケット22の上端壁に
は、スライダ7の上端に形成された係合部7aと係合可
能な係合孔22aが形成されている。また、ドアポケッ
ト22のピン部材8に対向する位置には押圧部材22b
が固設されている。ハウジング3とドアポケット22と
の間には、一端がハウジング3に固着されるスプリング
11が設けられており、ドアポケット2を車室内側へ付
勢するように構成されている。
【0049】なお、上述以外については、ロック装置4
は第1実施形態のものと同様に構成されているので、詳
しい説明を省略する。本発明の第2実施形態としてのハ
ート型カム式ロック装置は、上述のように構成されてい
るので、その作用を説明すると以下のようになる。ま
ず、ドアポケット22が図3に実線で示す収納位置にあ
るときには、ロック装置4がロック状態、つまり図4に
示すようにロックピン9の下端部がカム溝6の窪み部6
aで係合してスライダ7が上方位置に保持され、且つ係
合部7aが係合孔22aに係合している状態となる。つ
まり、この場合には、スライダ7の係合部7aがドアポ
ケット22の係合孔22a内に挿入して、ドアポケット
22とロック装置4とが係合して、ドアポケット22が
収納位置に保持されることとなる。
【0050】このとき、ドアポケット22にはスプリン
グ11により車室内側への付勢力が与えられて、係合孔
22aの端面がスライダ7の係合部7aの端面(鉛直
面)に当接することにより、ドアポケット22の車幅方
向への移動が規制されて、ドアポケット22の振動や異
音の発生が抑制される。
【0051】このようにロック装置4がロック状態でド
アポケット22が収納位置に保持されているときに、乗
員がドアポケット22を開放しようとして誤って無理に
車室内側へ引っ張ったり、ドアポケット22内に重い荷
物が入っている状態で図示しないドアを閉める際に、荷
物に車室内側への慣性力が働くなどして、ドアポケット
22に車室内側へ過大な力が作用して、係合部7aに車
室内側への過大な負荷が与えられても、ドアポケット2
2の係合孔22aが係合部7aの鉛直面と当接している
ため、ドアポケット22が開放されずに収納位置に保持
される。
【0052】さらに、係合部7aに不変則的な車室内側
への過大な負荷が作用しても、上述したように、ドアポ
ケット22の係合孔22aは係合部7aの鉛直面に当接
しているので、負荷によりスライダ7が下方向へ摺動す
ることもなく、また、ロックピン9の下端部がカム溝6
の窪み部6aから移動することもないので、ロックピン
9の下端部がカム溝6から離脱したり、ロックピン9が
変形したりするなどして、ロック装置4のロック機能が
損なわれることはない。
【0053】このようにドアポケット22が収納位置に
保持される状態から、乗員がドアポケット22を車室内
側へ開放する場合には、ドアポケット22をスプリング
11の車室内側への付勢力に抗して押圧し、その後この
押圧力を解除する。この場合、ロックピン9の下端部が
押圧操作によりカム溝6の窪み部6aから右側下端へ移
動し、押圧解除により右側下端から先端部6bへとカム
溝6に沿って移動する。このとき、一旦スライダ7が上
方位置から最上位置まで上方向へ摺動した後、下方位置
まで摺動し、ピン8aがガイド溝7bの左端部に当接す
ると、スライダ7が下方位置に保持されて、ロック装置
4がアンロック状態に切り換えられる。この際、係合部
7aはスライダ7が下方位置に保持されることにより係
合解除位置(即ち、係合孔22aから離脱した位置)に
規制されて、係合部7aと係合孔22aとの係合が解除
されることになる。
【0054】このようにロック装置4がアンロック状態
になると、ドアポケット22の車室内側への移動規制が
解除されることとなるので、ドアポケット22は、スプ
リング11の車室内側への付勢力により車室内側へヒン
ジ部材23を中心として回転し、スプリング11との当
接が解除されてスプリング11による付勢力が解除され
た後は、乗員の操作により図3に二点鎖線で示す開放位
置まで移動することとなる。そして、上述したように、
ドアポケット22が開放位置まで開放すると、ドアトリ
ム21に設けられた係止手段により、ドアポケット22
の開放位置以上の開放が規制される。
【0055】次に、ドアポケット22を開放位置からド
アトリム21内への収納位置にするには、ドアポケット
22をヒンジ部材23を中心としてドアトリム21側
(車両側面側)に回転させる。この場合、スライダ7が
下方位置に保持されており、係合部7aと係合孔22a
とは、互いが係合していない係合解除位置に保持されて
いるため、ロック装置4はアンロック状態である。した
がって、ドアポケット22をスプリング11の付勢力に
抗して図3に実線で示す収納位置まで移動させただけで
は、係合孔22aと係合部7aとの係合がなされずに、
ドアポケット22はドアトリム21に保持されない。
【0056】そこで、ドアポケット22を収納位置から
さらに押圧して、ドアポケット22に設けられた押圧部
材22bをピン部材8の車室内側端面に当接させ、ピン
部材8をトリム21側へと押圧する。
【0057】ピン部材8が、押圧力によりハウジング3
に支持されながらスライダ7内をトリム21側に摺動す
ると、スライダ7が最上位置へと摺動することにより、
係合部7aが係合孔22aに挿入していき、ロック装置
4とドアポケット22とが係合されるのである。その
後、ドアポケット22の車両側面側への押圧を解除する
と、スライダ7がスプリング10の付勢力により下方へ
摺動する。そして、カム溝6の上端部6bから左側下端
に移動していたロックピン9の下端部が、カム溝6の左
側下端から反時計方向周りに移動して窪み部6aに係合
すると、スライダ7の下方への摺動が規制され、スライ
ダ7が上方位置に保持されて、ロック装置4はロック状
態となる。
【0058】このロック状態では、係合部7aが係合位
置にあり、係合孔22aに挿入されてドアポケット22
と係合した状態であるので、ドアポケット22は収納位
置に保持されることとなる。また、上述したように、ド
アポケット22は係合部7aとの係合及びスプリング1
1の車室内側への付勢力により車幅方向への移動が規制
されて、振動及び異音の発生が抑制される。
【0059】このロック装置4がロック状態で、ドアポ
ケット2が収納位置に保持されている状態から、ドアポ
ケット2を車室内側へ開放したい場合には上述したよう
に、ドアポケット2を車両側面側へ押圧することによ
り、ロック装置4のロック状態が解除されて、ドアポケ
ット2は車室内側へ移動(回転)可能となり、開放する
ことができる。
【0060】なお、本第2実施形態では、ドアポケット
22を車両側面側においてロック装置4と係合させるよ
うに構成されているため、ドアポケット22の車室内側
壁22cの上端とドアトリム21との間に空間24(図
3参照)を設けることが可能となり、ロック装置4によ
りドアポケット22が収納位置に保持されている状態に
おいても、車室内側壁22cとドアトリム21との間の
空間24を通して、ドアポケット22の収納部に物を収
納したり、収納部内の物を車室内側へ取り出すことがで
きる。
【0061】上述した第1実施形態及び第2実施形態に
おけるロック装置4では、スライダ7にハート型のカム
溝6が形成されているが、本願発明は、このような構成
に限定されるものではなく、第1実施形態及び第2実施
形態におけるピン部材8にハート型のカム溝を形成して
もよい。この場合には、カム溝6の窪み部6aが図1乃
至図4における左側に位置し、カム溝6の先端部6bが
右側に位置するように形成し、スプリング10が、ピン
部材8に車室内側(図1乃至図4における左方向)への
付勢力を与えるように配設すればよい。この場合にも、
ロックピン9の一端部がカム溝6の窪み部6aに係合す
るときには、スライダ7が上方位置に規制されて係合部
7aが係合孔5a,22aと係合した状態となるので、
上述した第1実施形態及び第2実施形態と同等の作用効
果を奏するものとなる。なお、このような場合には、ピ
ン部材8が摺動部材として機能することになる。
【0062】また、上述した第1実施形態及び第2実施
形態では、ピン部材8とスライダ7とのスライド機構と
して、ピン部材8にピン8aを設け、スライダ7にガイ
ド溝7bを傾斜するように形成して、このピン8aとガ
イド溝7bとを係合させる構成としたが、これに限定さ
れるものでなく、ピン部材8が図2乃至4において右方
向へ移動するとスライダ7が上方へ移動し、ピン部材8
が左方向へ移動するとスライダ7が下方へ移動するよう
に構成されればよい。
【0063】さらに、上述した第1実施形態及び第2実
施形態では、スライダ7がスライド機構を介してピン部
材8の移動方向に垂直な方向に移動するような構成とし
たが、本願発明はこれに限定されるものでなく、スライ
ダ7がピン部材8の移動方向とは異なる方向にスライド
機構等を介して移動するように構成すればよい。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のハート型
カム式ロック装置によれば、一直線上を摺動可能に配設
され、操作部材の押圧操作に伴い上記一直線の一方向へ
摺動する摺動部材と、上記摺動部材を上記一直線の他方
向へ付勢する付勢手段と、上記他方向側に窪み部が位置
し上記一方向側に先端部が位置するように上記摺動部材
に形成された略ハート型のカム溝と、上記カム溝内を一
方の周方向に移動可能に上記カム溝に係合する一端部と
固定部材に結合される他端部とを有し、該窪み部に該一
端部が位置するときに上記摺動部材をロック位置に規制
するとともに該先端部に該一端部が位置するときに上記
摺動部材をアンロック位置に規制するロックピンと、上
記摺動部材の移動に伴い上記摺動部材が上記ロック位置
にあるときに該操作部材に形成された被係合部と係合
し、上記摺動部材が上記アンロック位置にあるときに該
操作部材の被係合部との係合が解除される係合部材と、
をそなえるという構成により、ロックピンの一端部がカ
ム溝の窪み部に係合しているときには、操作部材が係合
部と係合するので、操作部材に不変則的な負荷が与えら
れた場合にも、ロックピンの一端部に過大な負荷が加え
られることがなく、ロックピンの一端部がカム溝から離
脱したりロックピンが変形するなどしてロック機能が損
なわれることを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハート型カム式ロック装置を適用した
第1実施形態にかかるスイッチ装置の要部拡大断面図で
ある。
【図2】本発明のハート型カム式ロック装置を適用した
第1実施形態にかかるスイッチ装置の要部拡大断面図で
ある。
【図3】本発明のハート型カム式ロック装置を適用した
第2実施形態にかかる車両用ドアポケットの要部断面図
である。
【図4】本発明のハート型カム式ロック装置を適用した
第2実施形態にかかる車両用ドアポケットの要部拡大断
面図である。
【符号の説明】
3 ハウジング 4 ロック装置 5 スイッチ釦(操作部材) 5a 係合孔(被係合部) 6 カム溝 6a 窪み部 6b 先端部 7 スライダ(摺動部材) 7a 係合部(係合部材) 7b ガイド溝 8 ピン部材 9 コ字形部材(ロックピン) 10 スプリング(付勢手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北川 康弘 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 倉地 勝人 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1 株式会社ニフコ内 Fターム(参考) 5G006 AA03 AC06 BA01 BB01 GB01 GB05 NB01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一直線上を摺動可能に配設され、操作部
    材の押圧操作に伴い上記一直線の一方向へ摺動する摺動
    部材と、 上記摺動部材を上記一直線の他方向へ付勢する付勢手段
    と、 上記他方向側に窪み部が位置し上記一方向側に先端部が
    位置するように上記摺動部材に形成された略ハート型の
    カム溝と、 上記カム溝内を一方の周方向に移動可能に上記カム溝に
    係合する一端部と固定部材に結合される他端部とを有
    し、該窪み部に該一端部が位置するときに上記摺動部材
    をロック位置に規制するとともに該先端部に該一端部が
    位置するときに上記摺動部材をアンロック位置に規制す
    るロックピンと、 上記摺動部材の移動に伴い上記摺動部材が上記ロック位
    置にあるときに該操作部材に形成された被係合部と係合
    し、上記摺動部材が上記アンロック位置にあるときに該
    操作部材の被係合部との係合が解除される係合部材と、
    をそなえたことを特徴とする、ハート型カム式ロック装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117803826A (zh) * 2024-02-29 2024-04-02 河南远辰祥建设工程有限公司 一种便携式地理信息测绘装置

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