JP3643252B2 - コネクタ付電話機ホルダー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機が挿入可能なホルダーケースにロック機能をもつコネクタが組み込まれたコネクタ付電話機ホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近来、携帯電話機の普及に伴い、自動車内での携帯電話機の使用および保管を行うための車載用電話機ホルダーの開発が進められている。このような電話機ホルダーとしては、前記携帯電話機がその長手方向に挿入可能なホルダーケースを備えるとともに、その挿入方向の奥部にホルダーコネクタを設け、ホルダーケース内に携帯電話機が挿入された状態で当該携帯電話機の電話機側コネクタが前記ホルダーコネクタに結合されるようにしたものが知られている(例えば特開平10-129365号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、コネクタ同士の結合は、コネクタ端子同士の嵌合及びコネクタハウジング同士の嵌合によって行われるが、このような嵌合だけでは結合力が弱く、少しの引張荷重が加えられただけでコネクタ同士が切り離される場合がある。かかる不都合を解消する手段として、前記ホルダーコネクタに電話機側コネクタと係合可能な爪等のロック部を設け、両コネクタの結合時に前記ロック部が前記他方のコネクタと係合して結合状態を維持するようにし、かつ、前記ホルダーコネクタに設けたボタン等の被押圧部が押圧操作されることにより前記ロック部が動いて前記係合が解除され、コネクタの切離しが可能となるように構成する(すなわちホルダーコネクタをロック機能付コネクタで構成する)ことが考えられる。
【0004】
しかし、かかるホルダーコネクタは、ホルダーケースにおいて携帯電話機挿入方向奥部の比較的操作しにくい位置に設けられているので、このホルダーコネクタを前記のようなロック機能付コネクタで構成した場合、コネクタ同士のロックを解除してコネクタ同士を切離す操作が非常に困難となる不都合がある。
【0005】
その一方、前記電話機ホルダーは、自動車の車室内等、その設置スペースが著しく制約される個所に設けられる場合が多く、ホルダー全体の構造の簡素化及びコンパクト化が要求されている。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑み、ホルダーコネクタとしてロック機能をもったものを用いながら、簡素かつコンパクトな構造で、コネクタ同士の結合ロックを解除してコネクタ同士を切離す操作を簡単にすることができるコネクタ付電話機ホルダーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段として、本発明は、携帯電話機が挿入されるホルダーケースと、このホルダーケースに組み込まれ、当該ホルダーケースに挿入される携帯電話機の電話機側コネクタと結合するホルダーコネクタとを備えたコネクタ付電話機ホルダーにおいて、前記ホルダーコネクタを、前記電話機側コネクタとの結合状態をロックするためのロック部及び外部から押圧操作を受ける被押圧部を有し、この被押圧部の押圧操作によって前記ロック部がロック位置から非ロック位置に切換えられるロック機能付コネクタにより構成するとともに、前記ホルダーケースに、前記電話機側コネクタから待避しかつ前記被押圧部を解放する待避位置と前記被押圧部を押圧しながら前記電話機側コネクタを携帯電話機挿入方向と逆方向に押出すコネクタ切離し位置との間で移動するコネクタ操作部材と、ホルダーケースの外部から携帯電話機挿入方向と略平行な方向に操作され、かつ、その操作方向に移動可能な被操作部材と、この被操作部材が操作されるに従って前記コネクタ操作部材が前記待避位置からコネクタ切離し位置へ移動するようにこれら被操作部材とコネクタ操作部材とを連動させる連動機構と、これら被操作部材及びコネクタ操作部材を当該コネクタ操作部材が前記待避位置に向かう方向に付勢する付勢手段とを設け、前記ホルダーコネクタと電話機側コネクタとがロックされた状態から前記被操作部材が前記付勢手段の付勢力に抗して携帯電話機挿入方向と略平行な方向に操作されることにより、その操作力が前記連動機構によって逆向きのコネクタ操作部材の移動力に変換され、当該コネクタ操作部材が前記待避位置から前記切離し位置へ移動してホルダーコネクタの被押圧部を押圧操作することにより前記コネクタ同士のロックを解除するように構成されているものである。
【0008】
この構成において、被操作部材が操作されていない状態では、付勢手段の付勢力によりコネクタ操作部材が待避位置に保持されるので、ホルダーコネクタの被押圧部は押圧されず、コネクタ操作部材が携帯電話機と接触するおそれもない。従って、この状態でホルダーケース内に携帯電話機を挿入することにより、その電話機側コネクタと前記ホルダーコネクタと電話機側コネクタとを結合することができ、かつ、その結合状態はホルダーコネクタのロック部によってロックされることになる(ホルダーへの携帯電話機の装着完了)。
【0009】
次に、この状態から前記被操作部材を付勢手段の付勢力に抗して携帯電話機挿入方向と略平行な方向に操作すると、その操作力が連動機構によって逆向きのコネクタ操作部材の移動力に変換され、当該コネクタ操作部材はそれまでの待避位置から切離し位置へ移動する。すなわち、コネクタ操作部材は、ホルダーコネクタの被押圧部を押圧操作してコネクタ同士のロックを解除するとともに、携帯電話機をその挿入方向と逆の向きに押出してコネクタ同士を切離す。従って、この状態で携帯電話機をホルダーケースから難なく取り出すことができる。
【0010】
しかも、この電話機ホルダーでは、単一のコネクタ操作部材がロック解除動作とコネクタ切離し動作との双方を同時に行う構成となっているので、部品点数の少ない簡素かつコンパクトな構造で、当該ロック解除及びコネクタ切離し操作が実現されている。
【0011】
前記連動機構としては、歯車機構、リンク機構など、種々のものが適用できるが、前記コネクタ操作部材及び前記被操作部材に互いに対向してかつ携帯電話機挿入方向と略平行な方向に延びるラックを形成するとともに、両ラック間にこれらのラックと噛合するギアを設けるようにすれば、部品点数が少なくかつコンパクトな構成で連動機構を構築できる。
【0012】
この場合、ホルダーケース側からホルダーコネクタに向けて軸部を突出させ、この軸部に前記ギアを回転可能に取付けるようにすれば、コンパクトな構造でギアの支持ができる。
【0013】
前記コネクタ操作部材による携帯電話機の押出し位置は、単一であってもよいが、左右に並ぶ複数の位置で携帯電話機の押出しをするようにすれば、より安定した状態でコネクタの切離しができる。この場合、前記ホルダーコネクタの左右両側に配せられ、前記待避位置から切離し位置に向かうに従って前記ホルダーコネクタの被押圧部を押圧操作する形状の内側面を有し、かつ、その端部が前記携帯電話機を押出すコネクタ操作部と、ホルダーコネクタの側面近傍を通って両コネクタ操作部を連結する連結部とを一体に有するようにコネクタ操作部材を構成すれば、コンパクトな配置としながら複数個所で携帯電話機を押出すことが可能になる。
【0014】
この場合において、前記コネクタ操作部材の連結部に他の部分よりも薄肉の薄肉部を設けてこの薄肉部と他の部分との段差面に従動ラックを形成し、前記被操作部材に前記薄肉部に入り込んで前記従動ラックと対向する原動ラックを設けるとともに、両ラック間に当該両ラックと噛合するギアを回転可能に設けるようにすれば、非常に少ないスペースで連動機構も構築することができる。
【0015】
そして、前記薄肉部にそのコネクタ操作部材の移動方向と平行な方向に延びる貫通長孔を設けるとともに、前記ホルダーコネクタから前記貫通長孔を貫通する軸部を突出させ、この軸部に前記ギアを回転可能に取付けるようにすれば、前記ギアの回転支持もコンパクトな構造で行うことができる。
【0016】
前記被操作部材の具体的な配設位置は問わないが、その被操作側端部をホルダーケースの携帯電話機挿入口近傍位置に突出させ、当該被操作側端部が携帯電話機挿入方向と略平行な方向に押圧操作されるようにすれば、携帯電話機挿脱操作とロック解除のための押圧操作とを同一個所で行うことが可能であり、使い勝手がさらに良くなる。
【0017】
また、前記被操作部材のラックから被操作側端部に至るまでの部分を単一部材で形成することにより、部品点数をさらに削減できる。
【0018】
前記ホルダーコネクタやコネクタ操作部材、被操作部材、連動機構は、ホルダーケースに直接組み込むようにしてもよいし、これらをホルダーケースとは別のコネクタケースに組み込んでモジュール化し、このコネクタモジュールを電話機ホルダーに組み込むようにしてもよい。前者の場合には、後者の場合よりもさらに部品点数が削減される。さらに、前者の場合において、前記ホルダーケースを分解可能に構成するとともに、このホルダーケースを分解した状態で当該ホルダーケース側に前記コネクタ操作部材、被操作部材、及び連動機構が保持されてホルダーコネクタのみが解放されるように構成すれば、ホルダー構成要素をすべて分解しなくても、ホルダーケースを分解するだけでホルダーコネクタのみを取り出すことができ、当該ホルダーコネクタの交換作業を簡単に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
1)第1の実施の形態(図1〜図14)
この実施の形態にかかる電話機ホルダーは、図1に示すようなホルダーケース10、コネクタモジュール20、携帯電話機保持部材30、及びスペーサ40を備えている。
【0021】
前記ホルダーケース10は、略角筒状の側壁部材11と、この側壁部材11の下部開口を覆う底板12とを備えている。側壁部材11の上端は携帯電話機挿入口15とされる一方、ホルダーケース10の底部にコネクタモジュール20が組み込まれている。
【0022】
なお、図1等において13,13′は、携帯電話機TにおけるボタンBt(図14等)と側壁部材11との誤接触を避けるために当該側壁部材11に形成された切欠である。
【0023】
前記コネクタモジュール20の具体的な構造を図3〜図9に示す。
【0024】
コネクタモジュール20は、後側ケーシング21及び前側ケーシング22からなるコネクタケースを備えている。このコネクタケースの内側には、ホルダーコネクタ23が組み込まれるとともに、コネクタ操作部材24及びコネクタ側被操作部材26が昇降可能に組み込まれている。
【0025】
ホルダーコネクタ23は、略直方体状のコネクタハウジング23aを備え、このコネクタハウジング23a内に図略のコネクタ端子が配列されている。コネクタハウジング23aは、ボディケース23b,23cが重ねられてなるコネクタボディの上端に固定されており、このコネクタハウジング23aと、携帯電話機Tの尾端(下端)に設けられた電話機側コネクタTC(図7)とが嵌合することにより、この電話機側コネクタTCがホルダーコネクタ23さらには前記電線を介して外部回路(例えば車両側回路)に接続されるようになっている。
【0026】
前記ボディケース23c,23d内には、図4及び図5に示すような左右一対の板ばね23jが設けられている。これらの板ばね23jは、その下端部がボディケース23d側の突起23kに固定され、上端部が自由端部とされており、当該自由端部に外向きのロック用爪23pが突設されている。これらのロック用爪23pは、図4に示すようにコネクタハウジング23aから両外側に突出した状態で、電話機側コネクタTCの内側面に形成された凹部Ch内に嵌まり込んでコネクタ結合状態をロックする略三角形状に設定されている。また、板ばね23jの上下方向中間部には、外向きに突出する被押圧部23bが設けられ、この被押圧部23bの外側下端部分には、下方に向かうに従って狭まるテーパー面23nが形成されている。
【0027】
なお、図3等において23eは、前記被押圧部23bとボディケース23c,23dとの干渉を避けるために当該ボディケース23c,23dに形成された左右方向の凹溝である。
【0028】
前記板ばね23jは、その下端部が固定されている突起23kとの接触個所を支点にコネクタ中央側に撓み変形できるようになっている。そして、板ばね23jが変形していない状態(図4の状態)では、被押圧部23bがボディケース23c,23dの両外側に突出し、かつ、両ロック用爪23pがコネクタハウジング23aの両側面から側方に突出するのに対し、これらロック用爪23pが内側に押されて板ばね23jが同方向に撓み変形すると(図5の状態)、両ロック用爪23pがコネクタハウジング23aに形成された切欠23g内に没入するようになっている。
【0029】
図3等に示すように、後側ケーシング21は上方及び前方に開口する箱状をなし、前側ケーシング22は後側ケーシング21の前側開口を塞ぐ形状をなしている。後側ケーシング21の底壁21a及び前記ホルダーケース10の底板12にはそれぞれ切欠21b,12aが形成され、これらの切欠21b,12aを通じて、前記ホルダーコネクタ23からホルダー外部に電線が導出されるようになっている。
【0030】
コネクタ操作部材24は、左右一対のコネクタ操作部24aと、これらコネクタ操作部24aを水平方向に連結する連結板(連結部)24bとを一体に有している。そして、連結板24bがホルダーコネクタ23におけるボディケース23dの前側面のすぐ近傍を通る状態で、前記両コネクタ操作部24aがボディケース23c,23dの左右両側面と後側ケーシング21の左右両側壁との間に昇降可能(携帯電話機挿入方向と略平行な方向に移動可能)に差し込まれている。
【0031】
両コネクタ操作部24aの上部は、その内側が切除されて下部よりも厚みの小さい押出し部24cとなっている。この押出し部24cとそれよりも下方の部分との間には、両部分の内側面を連続的につなぐテーパー面24dが形成されている。
【0032】
そして、コネクタ操作部材24が図6に示すような最下位置、すなわち、図4に示すように携帯電話機Tと接触することのない待避位置まで降下している状態では、当該図4に示すように両テーパー面24d,23nが対向し、両被押圧部23bがボディケース23c,23dから両外側に突出するのに対し、この位置からコネクタ操作部材24が図7に示す最上位置まで上昇する間に、このコネクタ操作部材24の前記テーパー面24dよりも下方の内側面によって図5に示すように両被押圧部23bが内側に押し込まれるとともに、図5に示すように両押出し部24cが携帯電話機Tの尾端(下端)を押し上げるようになっている(切離し位置)。
【0033】
なお、このような作用を円滑に得るためには、必ずしもコネクタ操作部24aと被押圧部23bとの双方にテーパー面を形成しなくても良く、一方にのみテーパー面を形成しても連動を行わせることが可能である。ただし、双方にテーパー面を形成することにより、動きはより円滑になる。
【0034】
連結板24bの中央部は、その前面が一段後方に凹んだ薄板部(薄肉部)24eとされ、この薄板部24eの中央部に上下方向の貫通長孔24hが形成されている。そして、この薄板部24eと連結板片側縁部(図6では左側縁部)との段差面に従動ラック24fが形成されている。
【0035】
前記ボディケース23dの前面には、前方に突出する軸部23fが形成され、この軸部23fが前記貫通長孔24hを突き抜けて薄肉部24eの前面よりも前方に突出しており、この突出部分の周囲に平歯車(ギア)25が回転可能に遊嵌されている。すなわち、この平歯車25の中心に前記軸部23fよりも大径の貫通孔25aが設けられ、この貫通孔25a内に軸部23fの前端が嵌入されている。この平歯車25の厚み寸法は、薄肉部24eの凹み深さ(すなわち薄肉部24eの前面と連結板24bの前面との段差寸法)と略同等に設定され、当該平歯車25が前記従動ラック24fに噛合されている。
【0036】
コネクタ側被操作部材26は、上下に延びる基部26aを有し、この基部26aが前記コネクタ操作部材24の薄肉部24bと前側ケーシング22との間に昇降可能に差し込まれている。基部26aには下方に開口する縦長のばね挿入孔26bが形成され、このばね挿入孔26b内に挿入された圧縮コイルばね(付勢手段)26cの弾発力によってコネクタ側被操作部材26が上向きに付勢されている。
【0037】
基部26aの上端からは側方に被操作レバー26dが延びている。この被操作レバー26dは、後側ケーシング21に形成された上下方向の長孔21cを通じてケース外に突出している。
【0038】
基部26aの側面であって前記平歯車25に対向する面には、上下方向の原動ラック26fが形成され、この原動ラック26fが前記従動ラック24fと反対の側から前記平歯車25に噛合されている。従って、このコネクタ側被操作部材26の昇降に連動してコネクタ操作部材24が反対の向きに昇降するようになっている。
【0039】
前記ホルダーケース10側には、前記コネクタ側被操作部材26とともに被操作部材を構成するケース側被操作部材16が設けられている。このケース側被操作部材16は、図2等に示すように、上下に延びる本体を有し、この本体がホルダーケース10側の上下方向の溝14に差し込まれることにより、上下動可能にホルダーケース10に取付けられている。ケース側被操作部材16の上端部は、ホルダーケース10の携帯電話機挿入口15の近傍において当該ケース10の上面から上方に突出する操作ボタン(被操作側端部)16bとされ、ホルダー外部から押し下げ操作することが可能となっている。ケース側被操作部材16の下端部からは側方に操作部16aが突出し、当該操作部16aが前記コネクタ側被操作部材26の被操作部26d上に当接している。
【0040】
この実施の形態では、電話機側コネクタTCとホルダーコネクタ23との結合を円滑にすべく、当該ホルダーコネクタ23が限られた範囲内で水平軸回りに揺動できるようになっている。詳しくは、ホルダーコネクタ23におけるボディケース23c,23dの外面と、これを囲むコネクタ操作部材24及び後側ケーシング21の内面との間に微小隙間が設けられている。さらに、ボディケース23cの背面から後側(図8では手前側、図9では右側)に略矩形状の突出部23qが突設される一方、後側ケーシング21の側壁に前記突出部23qよりも一回り大きい略矩形状の窓21qが開設されており、これら窓21qと突出部23qとの間の隙間分だけホルダーコネクタ23が前後軸回り及び左右軸回りに揺動できるようになっている(図8に示す左右方向の傾き状態及び図9に示す前後方向の傾き状態を参照)。
【0041】
図1に示すように、ホルダーケース10の上部(コネクタモジュール20よりも携帯電話機挿入方向手前側の部分)においては、その前後側壁のうちの一方の内側面を覆うように携帯電話機保持部材30が装着され、他方の内側面を覆うようにスペーサ40が着脱可能に装着されている。
【0042】
携帯電話機保持部材30は、ゴム等の弾性材からなり、全体が薄板状をなし、ホルダーケース10の切欠13と合致する形状の切欠33を有している。この携帯電話機保持部材30の下部内側面及び上端部内側面には、当該内側面から内側に突出する撓み片31,32が一体に形成されている。これらの撓み片31,32の突出寸法は、ケース内に挿入される携帯電話機Tの外面と携帯電話機保持部材30の内側面との隙間寸法よりも大きく設定されている。
【0043】
スペーサ40も、ゴム等の弾性材からなり、全体が薄板状をなし、ホルダーケース10の切欠13′と合致する形状の切欠43を有している。その薄板状の本体部分は、ホルダーケース10の内側に形成された溝17内に対して上から抜き差し可能に差し込まれるようになっている。
【0044】
このスペーサ40の下部内側面及び上端部内側面にも、当該内側面から内側に突出する撓み片41,42が一体に形成されている。これら撓み片41,42の突出寸法は、スペーサ40がホルダーケース10内に装着された状態で当該ケース内に比較的厚さ寸法の小さい携帯電話機(図12に示す携帯電話機T)が挿入されたときに当該携帯電話機Tと各撓み片41,42とが接触できる程度に大きく設定されている。一方、このスペーサ40をホルダーケース10内から抜き取った状態では、図13に示すように比較的厚さ寸法の大きい携帯電話機Tが挿入できるようになっている。
【0045】
次に、この電話機ホルダーの作用を説明する。
【0046】
まず、ホルダーケース10内に携帯電話機Tを挿入する前の状態では、圧縮コイルばね26cの弾発力でコネクタ側被操作部材26が図6に示すような位置まで押し上げられ、逆にコネクタ操作部材24は最下位の待避位置まで沈んでおり、図4に示すようにコネクタ操作部材24側のテーパー面24dと被押圧部23b側のテーパー面23nとが対向している。すなわち、両被押圧部23bはそれぞれ外側に突出し、ホルダーコネクタ23の両ロック用爪23pもコネクタハウジング23aの左右両側面から両外側に突出した状態となっている。また、ケース側被操作部材16は前記コネクタ側被操作部材26の被操作レバー26d上に載った状態にあり(図1の状態)、その上端の操作ボタン16bはホルダーケース10の上面から上方に大きく突出している。
【0047】
この状態で、携帯電話機Tをその尾端側(電話機側コネクタTCが設けられている端部側)からホルダーケース10内に挿入口15を通じて挿入する。そして、その電話機側コネクタTCがコネクタモジュール20の配設位置まで到達すると、まず、電話機側コネクタTCの後端面がロック用爪23pと当たることにより、このロック用爪23pを板ばね23jの弾発力に抗してコネクタハウジング23a内に一時的に没入させる。そして、図4に示すようにコネクタハウジング23aと電話機側コネクタTCとの嵌合が完了した段階で、両ロック用爪23pが電話機側コネクタTC側の凹部Ch内に嵌まり込み、両コネクタ23,TCの結合状態をロックする。これにより、携帯電話機Tの装着が完了し、この携帯電話機Tはコネクタ23,TC及び図略の電線を介して車両側回路に接続された状態となる(図14の状態)。
【0048】
次に、この携帯電話機Tを電話機ホルダーから抜き取りたい場合には、ホルダーケース10から上方に突出する操作ボタン16bを指等で押圧操作し、ケース側被操作部材16全体を降下させればよい。
【0049】
このとき、当該ケース側被操作部材16の操作部16aがコネクタ側被操作部材26の被操作部26dを押し下げることにより、当該コネクタ側被操作部材26が圧縮コイルばね26cの弾発力に抗して図7に示す最下位置まで下がる。このとき、前記コネクタ側被操作部材26に連動機構(原動ラック26f、平歯車25、及び従動ラック24f)を介してつながっているコネクタ操作部材24が逆に上昇し、同図に示す最上位置(切離し位置)へ到達する。
【0050】
このコネクタ操作部材24の上昇途中、図5に示すように、コネクタ操作部24aの内側面のうちテーパー面24dよりも下方の面が被押圧部23bの外側面と当たるようになる。これによって、被押圧部23bが内側に押し込まれ、ロック用爪23pがコネクタハウジング23a内に没入する。この時点で、コネクタ23,TCの結合状態のロックが解除される。さらにコネクタ操作部材24が上昇し、両コネクタ操作部24aの上端の押出し部24cが携帯電話機Tの尾端面を押し上げることにより、図5に示すように両コネクタ23,TCは強制的に切り離されることになる。従って、この状態で、携帯電話機Tをそのままホルダーケース10から抜き取ることができる。
【0051】
従って、この電話機ホルダーによれば、携帯電話機挿入口15の近傍にある操作ボタン16bを携帯電話機挿入方向と略平行な方向に押圧するだけのきわめて簡単な操作で、コネクタ23,TC同士の結合ロックの解除、さらには物理的な切離しを同時に行うことが可能であり、携帯電話機Tの取り出し操作が非常に簡単となる。しかも、この構成では、単一のコネクタ操作部材24がロック解除動作とコネクタ切離し動作の双方を兼ねて行うので、構造は非常に簡素かつコンパクトである。
【0052】
また、コネクタ操作部材24において両コネクタ操作部24aをつなぐ連結板24bに薄板部24eを設けてその段差面に従動ラック24fを形成するようにしているので、非常に少ないスペースで連動機構も構築することが可能となっている。
【0053】
2)第2の実施の形態(図15〜図21)
前記第1の実施の形態では、ホルダーコネクタ23、コネクタ操作部材24、及びコネクタ側被操作部材26をコネクタケースに組み込んでコネクタモジュール20を構成し、このコネクタモジュール20をホルダーケース10に組み込むようにしているが、この第2の実施の形態では、ホルダーケース10内に直接各構成要素が組み込まれている。具体的に、ホルダーケース10には、前記第1の実施の形態と全くと同様の構成のホルダーコネクタ23、コネクタ操作部材24、及びギア25と、全体が一体化された被操作部材28とが組み込まれている。
【0054】
前記ホルダーケース10は、前記第1の実施の形態と同様、上端に携帯電話機挿入口15を有するものであるが、後側ケース18と前側ケース19とに分割された半割構造となっている。そして、後側ケース18の上部に切欠13が、前側ケース18の上部に切欠13′がそれぞれ形成されている。
【0055】
後側ケース18の下部には、ホルダーコネクタ23を収容するためのコネクタ収容凹部18aが形成されるとともに、ホルダーコネクタ23側に形成された突出部23qが遊嵌可能な窓18qが開けられている。また、後側ケース18の一側部には、上下方向(携帯電話機挿入方向と略平行な方向)に延びる被操作部材収容凹部18bが形成されている。
【0056】
前側ケース19の下部には、前記コネクタ操作部材24を上下動可能に抱き込み保持する抱き込み片19cが形成されるとともに、ギア25が回転可能に外嵌される軸部19dが内向きに突設され、このギア25も前記コネクタ操作部材24と前側ケース19との間に挟み込まれた状態で当該前側ケース19側に保持された状態となっている。この前側ケース19の一側部であって前記被操作部材収容凹部18bと同じ側の側部にも、上下方向に延びる被操作部材収容凹部19bが形成されており、この被操作部材収容凹部19bの内側面には突起19gが形成されている。
【0057】
この実施の形態において、ホルダーコネクタ23とコネクタ操作部材24との位置関係は前記第1の実施の形態と全く同様である。すなわち、コネクタ操作部材24における連結板24bがホルダーコネクタ23におけるボディケース23dの前側面のすぐ近傍を通る状態で、両コネクタ操作部24aがボディケース23c,23dの左右両外側に昇降可能(携帯電話機挿入方向と略平行な方向に移動可能)に配置されている。
【0058】
被操作部材28は、基部28aと、この基部28aから上方に延びる本体部28dと、この本体部28dの上端部である被操作側端部28eとを一体に有し、これらが前記被操作部材収容凹部18b,19bからなる空間内に上下動可能に嵌め込まれている。本体部28dの中間部には上下方向の溝28gが形成され、この溝28gに前記突起19gが嵌め込まれることにより、上下方向に移動可能な状態で被操作部材28が前側ケース19側に保持されている。また、前記被操作側端部28eは、前記第1の実施の形態で示した操作ボタン16bと同様、ホルダーケース10の携帯電話機挿入口15の近傍において当該ケース10の上面から上方に突出している。
【0059】
基部28aには下方に開口する縦長のばね挿入孔28bが形成され、このばね挿入孔28b内に挿入された圧縮コイルばね(付勢手段)28cの弾発力によって被操作部材28が上向きに付勢されている。基部28aから側方にはこれと一体に連結板28hが延び、その端部に、上下方向の原動ラック28fが形成されている。この原動ラック28fは、前記薄板部24eと前側ケース19の内壁との間に侵入する状態で、前記従動ラック24fと対向し、かつ、これと反対の側から前記平歯車25に噛合されている。従って、この実施の形態でも、被操作部材28の昇降に連動してコネクタ操作部材24が反対の向きに昇降するようになっている。
【0060】
次に、この電話機ホルダーの作用を説明する。
【0061】
まず、ホルダーケース10内に携帯電話機Tを挿入する前の状態では、圧縮コイルばね28cの弾発力で被操作部材28が図18及び図19に示すような最上位置まで押し上げられ、逆にコネクタ操作部材24は最下位の待避位置まで沈んでおり、図19に示すようにコネクタ操作部材24側のテーパー面24dと被押圧部23b側のテーパー面23nとが対向している。すなわち、両被押圧部23bはそれぞれ外側に突出し、ホルダーコネクタ23の両ロック用爪23pもコネクタハウジング23aの左右両側面から両外側に突出した状態となっている。また、被操作部材28の被操作側端部28eはホルダーケース10の上面から上方に大きく突出している。
【0062】
この状態で、携帯電話機Tをその尾端側(電話機側コネクタTCが設けられている端部側)からホルダーケース10内に挿入口15を通じて挿入する。そして、その電話機側コネクタTCがホルダーコネクタ23の配設位置まで到達すると、まず、電話機側コネクタTCの後端面がロック用爪23pと当たることにより、このロック用爪23pを板ばね23jの弾発力に抗してコネクタハウジング23a内に一時的に没入させる。そして、図18及び図19に示すようにコネクタハウジング23aと電話機側コネクタTCとの嵌合が完了した段階で、両ロック用爪23pが電話機側コネクタTC側の凹部Ch内(前記第1の実施の形態で示した図4参照)に嵌まり込み、両コネクタ23,TCの結合状態をロックする。これにより、携帯電話機Tの装着が完了し、この携帯電話機Tはコネクタ23,TC及び図略の電線を介して車両側回路に接続された状態となる。
【0063】
次に、この携帯電話機Tを電話機ホルダーから抜き取りたい場合には、ホルダーケース10から上方に突出する被操作側端部28eを指等で押圧操作し、被操作部材28全体を圧縮コイルばね28cの弾発力に抗して図20及び図21に示す最下位置まで下げればよい。このとき、前記被操作部材28に連動機構(原動ラック28f、平歯車25、及び従動ラック24f)を介してつながっているコネクタ操作部材24が逆に上昇し、同図に示す最上位置(切離し位置)へ到達する。
【0064】
このコネクタ操作部材24の上昇途中、コネクタ操作部24aの内側面のうちテーパー面24dよりも下方の面が被押圧部23bの外側面と当たるようになる。これによって、被押圧部23bが内側に押し込まれ、ロック用爪23pがコネクタハウジング23a内に没入する。この時点で、コネクタ23,TCの結合状態のロックが解除される。さらにコネクタ操作部材24が上昇し、両コネクタ操作部24aの上端の押出し部24cが携帯電話機Tの尾端面を押し上げることにより、図20及び図21に示すように両コネクタ23,TCは強制的に切り離されることになる。従って、この状態で、携帯電話機Tをそのままホルダーケース10から抜き取ることができる。
【0065】
従って、この電話機ホルダーにおいても、前記第1の実施の形態と同様、簡単かつコンパクトな構造としながら、携帯電話機挿入口15の近傍にある被操作側端部28eを携帯電話機挿入方向と略平行な方向に押圧するだけのきわめて簡単な操作で、コネクタ23,TC同士の結合ロックの解除、さらには物理的な切離しを同時に行うようにすることができる。しかも、この構成では、前記第1の実施の形態で示したコネクタモジュール20におけるコネクタケースを省略しているので、ホルダー全体の構造がより簡素かつコンパクトとなる。
【0066】
さらに、この実施の形態にかかる構成では、ホルダーケース10を図17に示すように後側ケース18と前側ケース19とに割った分解状態で、コネクタ操作部材24、被操作部材28、及びギア25がすべて前側ケース19側に保持されており、ホルダーコネクタ23のみが解放された状態にあるので、電話機ホルダーを構成する全ての機構をケースから取り外さなくても、図17に示すような半割の状態にするだけでホルダーコネクタ23のみを簡単に取り出すことができる。従って、ホルダーコネクタ23の交換作業が非常に簡単となる。この効果は、例えば前記コネクタ操作部材24等を後側ケース18側に保持したり、後側ケース18と前側ケース19とに分けて保持したりするようにしても、同様に得ることができる。
【0067】
3)その他の実施の形態
・コネクタ操作部材24と被操作部材26(28)とを連動させる機構として、例えば両部材をリンクを介して結合し、このリンクの中間点をホルダーケース側に回転可能に支持するといったことも可能である。
【0068】
前記コネクタ操作部材による携帯電話機の押出し位置は、単一であってもよい。すなわち、コネクタ操作部材として片側のコネクタ操作部24aのみを配するといったことも可能である。ただし、前記実施形態のように、左右のコネクタ操作部24aによって携帯電話機Tを押出すことにより、より安定したコネクタの切離しができる。しかも、両コネクタ操作部24aをつなぐ連結板24bをホルダーコネクタ側面のすぐ近傍に配することにより、コンパクトな構造で両コネクタ操作部24aを一体化することができる。
【0069】
・本発明では、被操作部材の被操作側端部をホルダーケースの側面から側方に突出させて当該端部をレバー式に操作するようにすることも可能である。
【0070】
・本発明にかかる電話機ホルダーの設置の向きや設置の場所は適宜設定が可能である。例えば、ホルダーケース10を車室前部のインストゥルメントパネルやドアパネル等に設置する場合、図示のように縦向きの状態で設置してもよいし、横向きに設置して携帯電話機挿入口を手前側に開口させるようにしても良いし、さらに、これらパネル等の内装材とホルダーケースとを一体化するようにしてもよい。また、車両シートのシートバックの側面にホルダーケース10を固定してもよい。あるいは、携帯電話機Tの充電等を目的に通常家屋の室内に設置することも可能である。
【0071】
【発明の効果】
以上のように本発明は、ホルダーケースに組み込まれるホルダーコネクタをロック機能付コネクタで構成するとともに、前記ホルダーケースに、前記電話機側コネクタから待避しかつ前記被押圧部を解放する待避位置と前記被押圧部を押圧しながら前記電話機側コネクタを携帯電話機挿入方向と逆方向に押出すコネクタ切離し位置との間で移動するコネクタ操作部材と、ホルダーケースの外部から携帯電話機挿入方向と略平行な方向に操作され、かつ、その操作方向に移動可能な被操作部材と、この被操作部材が操作されるに従って前記コネクタ操作部材が前記待避位置からコネクタ切離し位置へ移動するようにこれら被操作部材とコネクタ操作部材とを連動させる連動機構と、これら被操作部材及びコネクタ操作部材を当該コネクタ操作部材が前記待避位置に向かう方向に付勢する付勢手段とを設けたものであるので、ホルダーコネクタとしてロック機能をもったものを用いながら、簡素かつコンパクトな構造で、コネクタ同士の結合ロックを解除してコネクタ同士を切離す操作を簡単にすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる電話機ホルダーの一部断面斜視図である。
【図2】前記電話機ホルダーのコネクタモジュールを除く部品を示す分解斜視図である。
【図3】前記コネクタモジュールの分解斜視図である。
【図4】前記コネクタモジュールにおいてコネクタ操作部材が最下位置にある状態を示す断面正面図である。
【図5】前記コネクタモジュールにおいてコネクタ操作部材が押圧位置まで上昇した状態を示す断面正面図である。
【図6】前記電話機ホルダーのコネクタモジュールにおいて被操作部材が操作される前の状態を示す一部断面斜視図である。
【図7】前記電話機ホルダーのコネクタモジュールにおいて被操作部材が最下位置まで操作された状態を示す一部断面斜視図である。
【図8】前記コネクタモジュールにおけるホルダーコネクタの揺動支持構造を示す一部断面背面図である。
【図9】前記コネクタモジュールの断面側面図である。
【図10】前記電話機ホルダーの断面背面図である。
【図11】前記電話機ホルダーの断面側面図である。
【図12】前記電話機ホルダーにおいてそのホルダーケース内にスペーサが挿入された状態で厚み寸法の小さい携帯電話機が挿入された様子を示す断面正面図である。
【図13】前記電話機ホルダーにおいてそのホルダーケース内からスペーサが抜き取られた状態で厚み寸法の大きい携帯電話機が挿入された様子を示す断面正面図である。
【図14】前記電話機ホルダーに携帯電話機が挿入された状態を示す一部断面斜視図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態にかかる電話機ホルダーの分解斜視図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態にかかる電話機ホルダーの後側ケースを前側ケースから外した状態を示す斜視図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態にかかる電話機ホルダーの前側ケースを後側ケースから外した状態を示す斜視図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態にかかる電話機ホルダーのコネクタ操作部材が最下位の待避位置にある状態を示す一部断面正面図である。
【図19】図18の状態を示す背面図である。
【図20】本発明の第2の実施の形態にかかる電話機ホルダーのコネクタ操作部材が最上位の切離し位置にある状態を示す一部断面正面図である。
【図21】図20の状態を示す背面図である。
【符号の説明】
10 ホルダーケース
15 携帯電話機挿入口
16 ケース側被操作部材
16b 操作ボタン(被操作側端部)
20 コネクタモジュール
23 ホルダーコネクタ
23a コネクタハウジング
23b 被押圧部
23p ロック用爪
24 コネクタ操作部材
24a コネクタ操作部
24b 連結板
24e 薄板部
24f 原動ラック
24h 貫通長孔
25 平歯車(ギア)
26 コネクタ側被操作部材
26c,28c 圧縮コイルばね(付勢手段)
26f,28f 従動ラック
28 被操作部材
28e 被操作側端部
T 携帯電話機
TC 電話機側コネクタ

Claims (9)

  1. 携帯電話機が挿入されるホルダーケースと、このホルダーケースに組み込まれ、当該ホルダーケースに挿入される携帯電話機の電話機側コネクタと結合するホルダーコネクタとを備えたコネクタ付電話機ホルダーにおいて、前記ホルダーコネクタを、前記電話機側コネクタとの結合状態をロックするためのロック部及び外部から押圧操作を受ける被押圧部を有し、この被押圧部の押圧操作によって前記ロック部がロック位置から非ロック位置に切換えられるロック機能付コネクタにより構成するとともに、前記ホルダーケースに、前記電話機側コネクタから待避しかつ前記被押圧部を解放する待避位置と前記被押圧部を押圧しながら前記電話機側コネクタを携帯電話機挿入方向と逆方向に押出すコネクタ切離し位置との間で移動するコネクタ操作部材と、ホルダーケースの外部から携帯電話機挿入方向と略平行な方向に操作され、かつ、その操作方向に移動可能な被操作部材と、この被操作部材が操作されるに従って前記コネクタ操作部材が前記待避位置からコネクタ切離し位置へ移動するようにこれら被操作部材とコネクタ操作部材とを連動させる連動機構と、これら被操作部材及びコネクタ操作部材を当該コネクタ操作部材が前記待避位置に向かう方向に付勢する付勢手段とを設け、前記ホルダーコネクタと電話機側コネクタとがロックされた状態から前記被操作部材が前記付勢手段の付勢力に抗して携帯電話機挿入方向と略平行な方向に操作されることにより、その操作力が前記連動機構によって逆向きのコネクタ操作部材の移動力に変換され、当該コネクタ操作部材が前記待避位置から前記切離し位置へ移動してホルダーコネクタの被押圧部を押圧操作することにより前記コネクタ同士のロックを解除するように構成されていることを特徴とするコネクタ付電話機ホルダー。
  2. 請求項1記載のコネクタ付電話機ホルダーにおいて、前記連動機構として、前記コネクタ操作部材及び前記被操作部材に互いに対向してかつ携帯電話機挿入方向と略平行な方向に延びるラックを形成するとともに、両ラック間にこれらのラックと噛合するギアを設けたことを特徴とするコネクタ付電話機ホルダー。
  3. 請求項2記載のコネクタ付電話機ホルダーにおいて、ホルダーケース側からホルダーコネクタに向けて軸部を突出させ、この軸部に前記ギアを回転可能に取付けたことを特徴とするコネクタ付電話機ホルダー。
  4. 請求項1記載のコネクタ付電話機ホルダーにおいて、前記コネクタ操作部材が、前記ホルダーコネクタの左右両側に配せられ、前記待避位置から切離し位置に向かうに従って前記ホルダーコネクタの被押圧部を押圧操作する形状の内側面を有し、かつ、その端部が前記携帯電話機を押出すコネクタ操作部と、ホルダーコネクタの側面近傍を通って両コネクタ操作部を連結する連結部とを一体に有することを特徴とするコネクタ付電話機ホルダー。
  5. 請求項4記載のコネクタ付電話機ホルダーにおいて、前記コネクタ操作部材の連結部に他の部分よりも薄肉の薄肉部を設けてこの薄肉部と他の部分との段差面に従動ラックを形成し、前記被操作部材に前記薄肉部に入り込んで前記従動ラックと対向する原動ラックを設けるとともに、両ラック間に当該両ラックと噛合するギアを回転可能に設けたことを特徴とするコネクタ付電話機ホルダー。
  6. 請求項5記載のコネクタ付電話機ホルダーにおいて、前記薄肉部にそのコネクタ操作部材の移動方向と平行な方向に延びる貫通長孔を設けるとともに、前記ホルダーコネクタから前記貫通長孔を貫通する軸部を突出させ、この軸部に前記ギアを回転可能に取付けたことを特徴とするコネクタ付電話機ホルダー。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のコネクタ付電話機ホルダーにおいて、前記被操作部材の被操作側端部をホルダーケースの携帯電話機挿入口近傍位置に突出させ、当該被操作側端部が携帯電話機挿入方向と略平行な方向に押圧操作されるように構成したことを特徴とするコネクタ付電話機ホルダー。
  8. 請求項2,3,5,6のいずれかに記載のコネクタ付電話機ホルダーにおいて、前記被操作部材のラックから被操作側端部に至るまでの部分を単一部材で形成したことを特徴とする電話機ホルダー。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のコネクタ付電話機ホルダーにおいて、前記ホルダーケースを分解可能に構成するとともに、このホルダーケースを分解した状態で当該ホルダーケース側に前記コネクタ操作部材、被操作部材、及び連動機構が保持されてホルダーコネクタのみが解放されるように構成したことを特徴とする電話機ホルダー。
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