JP2010206594A - カメラボディ、撮像ユニット、撮像システム、その撮像ユニットのカメラボディに対する着脱方法、その撮像ユニットのカメラボディに対する装着方法、その撮像ユニットのカメラボディに対する抜き取り方法 - Google Patents

カメラボディ、撮像ユニット、撮像システム、その撮像ユニットのカメラボディに対する着脱方法、その撮像ユニットのカメラボディに対する装着方法、その撮像ユニットのカメラボディに対する抜き取り方法 Download PDF

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佐藤  淳
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Abstract

【課題】カメラボディと撮像ユニットとの対応関係をより緩やかにし、かつ確実な結合状態と、その着脱操作が容易なロック機構により、カメラボディに様々な撮像ユニットとの組み合わせを可能とする。
【解決手段】撮像ユニット2の係合爪とカメラボディ1の係合板部8b’、及び一対の嵌合突起14と一対の嵌合穴22’を嵌合させて、カメラボディ1に撮像ユニット2を矢印B方向へ移動し結合状態とする。同時にロック機構の嵌合穴22’近傍のフック部33が、カメラボディ1のフック係合穴と係合して、結合状態を保持する。解除ボタン30の押圧により、フック部33を設けたスライダをスライドさせ、フック部33とフック係合穴の係合を外して結合状態を解除可能とし、続けて撮像ユニット2を矢印Bの逆方向へ移動して撮像ユニット1を取り外す。
【選択図】図4

Description

本発明は、ロック機構を有し、カメラボディに対して撮像ユニットが着脱可能な撮像システムで、その撮像システムに用いるカメラボディ、撮像ユニット、そのカメラボディへの撮像ユニットの着脱方法、その撮像ユニットのカメラボディに対する装着方法、その撮像ユニットのカメラボディに対する抜き取り方法に関するものである。
従来、カメラボディに対して撮像ユニットが着脱可能な撮像システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この従来の撮像システムでは、カメラボディは撮像ユニットを着脱可能に格納する格納凹部を有する。この格納凹処は背面壁部と、この背面壁部と一体の上壁部と下壁部と側壁部とにより構成されている。そのカメラボディには、側壁部から遠い側に背面壁部と上壁部と下壁部とによって構成される着脱開口が設けられている。
撮像ユニットをその着脱開口に臨ませて背面壁部に沿って側壁部に向かって押し込むことにより、撮像ユニットはカメラボディに収容される。その逆に、撮像ユニットを背面壁部に沿って側壁部から遠ざかる方向に引き抜くことにより、撮像ユニットはカメラボディから取り外される。
しかしながら、この従来の撮像システムでは、格納凹部が背面壁部と上面壁部と下面壁部と側面壁部との四方向の壁部により囲まれ、カメラボディと撮像ユニットとは一対一の対応関係を強いられているので、撮像ユニットや形状の設計自由度が小さい。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、カメラボディと撮像ユニットとの対応関係をより緩やかにし、かつ確実な結合状態と、その着脱操作が容易なロック機構を有し、カメラボディに対して様々な撮像ユニットを組み合わせることが容易な撮像システム、その撮像システムに用いるカメラボディ、撮像ユニット、そのカメラボディへの撮像ユニットの着脱方法、そのカメラボディへの装着方法、そのカメラボディからの撮像ユニットの抜き取り方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1のカメラボディは、光学系と撮像素子とを有する直方体形状の筐体を有する撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部が設けられたカメラボディであって、前記筐体を凹部に配設して前記筐体を正面から見たときに、前記筐体の背面に臨む背面壁を有する背面壁構成体と、前記筐体の側面に臨む側面壁を有する側面壁構成体と、前記筐体の上面に臨む上面壁を有する上面壁構成体とを有し、前記筐体と前記凹部間で機械的かつ電気的に結合させた状態の保持または解除するロック機構を備え、前記凹部が前記背面壁と前記側面壁と前記上面壁とによって構成され、前記撮像ユニットが前記凹部を構成する壁部と当接させて、前記ロック機構により着脱自在に結合することを特徴とする。
また、請求項2に記載のカメラボディは、撮像ユニットが着脱可能なカメラボディであって、前記撮像ユニット側から見て後方に存在する背面壁構成体と、前記背面壁構成体と一体で通常使用時に上側となる上面壁構成体と、前記背面壁構成体と前記上面壁構成体と一体の側面壁構成体とを有し、前記背面壁構成体と前記上面壁構成体と前記側面壁構成体とによって前記撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部が構成され、前記撮像ユニットと前記凹部間で機械的かつ電気的に結合させた状態の保持または解除するロック機構を備え、前記凹部は下方と側方と前方とに開放されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1,2のカメラボディにおいて、前記ロック機構は、前記筐体と前記凹部間を結合するフック部と、前記結合の状態を解除する解除ボタンと、前記フック部に設けたスライダを前記解除ボタンの押圧に応じて移動させる押し部と、前記結合の状態を保持する方向に前記スライダを付勢する付勢部材と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のカメラボディにおいて、前記ロック機構の前記筐体と前記凹部間の結合状態を解除する解除ボタンが、前記筐体を前記凹部に配設して前記筐体を正面から見たときに、側面壁構成体の近傍に配設されることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のカメラボディにおいて、前記ロック機構の前記筐体と前記凹部間の結合状態を解除する解除ボタンが、前記筐体を前記凹部に配設して前記筐体を正面から見たときに、側面壁構成体の近傍でかつ上面壁構成体の近傍に配設されることを特徴とする。
また、請求項6に記載の撮像ユニットは、光学系と撮像素子とを有する直方体形状の筐体から構成され、かつ前記筐体を正面から見たときに、前記筐体の背面が装着時に臨む背面壁構成体と前記筐体の側面が臨む側面壁構成体と前記筐体の上面が臨む上面壁構成体とによって前記筐体を三方向から包囲すると共に、装着時に前記筐体の残余の面が位置する前方と下方と側方との三方向に向かって開放された凹部を構成するカメラボディに着脱可能な構造と、前記筐体と前記凹部間で機械的かつ電気的に結合させた状態の保持または解除するロック機構を有することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6の撮像ユニットにおいて、前記ロック機構は、前記筐体と前記凹部間を結合するフック部と、前記結合の状態を解除する解除ボタンと、前記フック部に設けたスライダを前記解除ボタンの押圧に応じて移動させる押し部と、前記結合の状態を保持する方向に前記スライダを付勢する付勢部材と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項8に記載の撮像システムは、光学系と撮像素子とを有する直方体形状の筐体を有する撮像ユニットと、前記撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部を有するカメラボディとからなり、前記凹部は、該凹部に前記撮像ユニットを配設して前記筐体を正面から見たときに、前記筐体の背面に臨む背面壁構成体と、前記筐体の側面に臨む側面壁構成体と、前記筐体の上面に臨む上面壁構成体とによって構成され、前記筐体と前記凹部間で機械的かつ電気的に結合させた状態の保持または解除するロック機構を備えて、前記筐体の他の側面が臨む側方と前記筐体の正面が臨む前方と前記筐体の下面が臨む下方との三方向が開放されていることを特徴とする。
また、請求項9に記載の撮像ユニットのカメラボディに対する着脱方法は、光学系と撮像素子とを有する直方体形状の筐体から構成され、かつ前記筐体を正面から見たときに、前記筐体の背面が装着時に臨む背面壁構成体と前記筐体の側面が臨む側面壁構成体と前記筐体の上面が臨む上面壁構成体とによって前記筐体を三方向から包囲すると共に、前記筐体の残余の面に対応する前方と下方と側方との三方向が開放された凹部を構成し、前記筐体と前記凹部間で機械的かつ電気的に結合させた状態の保持または解除するロック機構を備えたカメラボディに着脱される撮像ユニットのカメラボディに対する着脱方法であって、前記撮像ユニットを前方から後方に向かって前記背面壁構成体に向かって押し込んで前記筐体の背面を前記背面壁構成体に装着した後、前記側面壁構成体に向かう方向に前記撮像ユニットを移動させて該撮像ユニットと前記カメラボディとの電気的接続を図ると共に、前記撮像ユニットを前記カメラボディにロック機構により結合状態を保持して前記凹部に前記撮像ユニットを配設し、前記カメラボディから前記撮像ユニットを抜き取るときには、ロック機構により前記カメラボディに対する前記撮像ユニットの結合状態を解除後、前記側面壁構成体から離間する方向に前記撮像ユニットを可動させることにより前記カメラボディと前記撮像ユニットとの電気的接続を断った後、前記撮像ユニットを後方から前方に向かって抜き取ることを特徴とする。
また、請求項10に記載の撮像ユニットのカメラボディに対する装着方法は、光学系と撮像素子とを有する直方体形状の筐体から構成され、かつ前記筐体を正面から見たときに、前記筐体の背面が装着時に臨む背面壁構成体と前記筐体の側面が臨む側面壁構成体と前記筐体の上面が臨む上面壁構成体とによって前記筐体を三方向から包囲すると共に、前記筐体の残余の面に対応する前方と下方と側方との三方向が開放された凹部を構成し、前記筐体と前記凹部間で機械的かつ電気的に結合させた状態の保持または解除するロック機構を備えたカメラボディへ装着される撮像ユニットのカメラボディへの装着方法であって、前記撮像ユニットを前方から後方に向かって前記背面壁構成体に向かって押し込んで前記筐体の背面を前記背面壁構成体に装着した後、前記側面壁構成体に向かう方向に前記撮像ユニットを移動させて該撮像ユニットと前記カメラボディとの電気的接続を図ると共に、前記撮像ユニットを前記カメラボディにロック機構により係合状態を保持して前記凹部に前記撮像ユニットを配設することを特徴とする。
また、請求項11に記載の撮像ユニットのカメラボディに対する抜き取り方法は、光学系と撮像素子とを有する直方体形状の筐体から構成され、かつ前記筐体を正面から見たときに、前記筐体の背面が装着時に臨む背面壁構成体と前記筐体の側面が臨む側面壁構成体と前記筐体の上面が臨む上面壁構成体とによって前記筐体を三方向から包囲すると共に、前記筐体の残余の面に対応する前方と下方と側方との三方向が開放された凹部を構成し、前記筐体と前記凹部間で機械的かつ電気的に結合させた状態の保持または解除するロック機構を備えたカメラボディに結合状態とされ、しかも、電気的に前記カメラボディに接続された撮像ユニットのカメラボディに対する抜き取り方法であって、前記ロック機構により前記カメラボディに対する前記撮像ユニットの結合状態の解除後、前記側面壁構成体から離間する方向に前記撮像ユニットを可動させることにより前記カメラボディと前記撮像ユニットとの電気的接続を断った後、前記撮像ユニットを後方から前方に向かって抜き取ることを特徴とする。
前記した構成によれば、共通のカメラボディに対して大きさや機能の異なる撮像ユニットを着脱でき、カメラボディと撮像ユニットとの連係関係をより緩やかに、かつ確実な結合状態とすると共に着脱操作が容易にできる。また、撮像システムを取り扱う際、不用意にロック機構が解除操作されることを回避できる。
本発明によれば、共通のカメラボディに異なる撮像ユニットを着脱可能とし、さらにカメラボディと撮像ユニットとの連係関係をより緩やか、かつ確実な結合状態と、その着脱操作が容易な構成として、カメラボディと撮像ユニットとを別々にグレードアップすることができ、またカメラボディにおいて下面壁がないため、カメラボディの小型化、及び撮像ユニット装着の自由度、設計の自由度を向上することができるという効果を奏する。
本発明の実施例でカメラボディと撮像ユニットとの装着状態で、(a)は第1の撮像ユニットの装着状態、(b)は第2の撮像ユニットの装着状態、(c)はカメラボディの背面側を示す外観図 本実施例でカメラボディと撮像ユニットとの分解状態で、(a)はカメラボディから第1の撮像ユニットを取り外した状態、(b)は第2の撮像ユニットを取り外した状態を示す外観図 本実施例のカメラボディと撮像ユニットとの分解状態で、(a)はカメラボディ、(b)は第1の撮像ユニットの背面側、(c)は第2の撮像ユニットの背面側を示す外観図 本実施例の分解状態で撮像ユニット及びカメラボディを右斜め方向から見た外観図 本実施例のロック機構で、(a)概略構成を示す斜視図、(b)はスライダの拡大斜視図 本実施例のロック機構で結合状態を保持した、(a)は正面図、(b)は側面図 本実施例のロック機構で結合状態を解除した、(a)は正面図、(b)は側面図 本実施例の撮像システムにおける解除ボタンの配設例を示す外観図 本実施例のカメラボディ及び撮像ユニットに内蔵の電装部品の回路構成例を示す図 本実施例のカメラボディ及び撮像ユニットに内蔵の電装部品の他の回路構成例を示す図
以下に、本発明に係わる撮像システム、この撮像システムに用いるカメラボディ、撮像ユニット、そのカメラボディへの撮像ユニットの着脱方法、その撮像ユニットのカメラボディに対する装着方法、その撮像ユニットのカメラボディに対する抜き取り方法を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1(a)、(b)は本発明に係わる直方体形状の筐体を有する撮像ユニットをカメラボディに装着した状態を示し、この図1において、1はカメラボディ、2、2’は直方体形状の筐体2a、2a’を有する撮像ユニットである。ここでは、撮像ユニット2、2’は交換レンズ鏡胴ユニットからなり、その撮像ユニット2はレンズ鏡胴3を有し、その撮像ユニット2’はレンズ鏡胴3’を有する。また、直方体形状の撮像ユニット2の筐体2aと撮像ユニット2’の筐体2a’とは大きさが異なり、同様に、レンズ鏡胴3とレンズ鏡胴3’とも大きさが異なっている。
この撮像ユニット2、2’は、図2(a)、(b)に示すように、その大きさは異なっているが同一のカメラボディ1に対して着脱可能とされている。また、撮像ユニット2、2’に設けられた解除ボタン30を押圧することによって、その内部に配設されたロック機構によるカメラボディ1と撮像ユニット2、2’との結合状態を解除する。
そのカメラボディ1は、図2に示すように、筐体2a、2a’の配設空間としての凹部1Aを有する。そのカメラボディ1にはその凹部1Aを構成する3個の構成体として、撮像ユニット2、2’を正面から見て撮像ユニット2、2’がカメラボディ1に装着されて凹部1Aに配設されたときに筐体2a、2a’の背後に位置する背面壁構成体1Bと、撮像ユニット2、2’を正面(矢印Z方向)から見て撮像ユニット2、2’がカメラボディ1に装着されて凹部1Aに配設されたときに筐体2a、2a’の左側(矢印X方向と逆方向の側)に位置する側面壁構成体1Cと、撮像ユニット2、2’を正面から見て撮像ユニット2、2’がカメラボディ1に装着されて凹部1Aに配設されかつ撮像ユニット2、2’の通常使用時に筐体2a、2a’の上側(矢印Y方向の側)に位置する上面壁構成体1Dとを有する。背面壁構成体1Bと側面壁構成体1Cと上面壁構成体1Dとは一体に形成されている。
その背面壁構成体1Bと側面壁構成体1Cと上面壁構成体1Dとのいずれかには、カメラボディ1、撮像ユニット2、2’を電気的に操作する操作部が設けられ、例えば、その上面壁構成体1Dには、図1、図2に示すように、操作部としてのレリーズボタン5yが設けられている。
背面壁構成体1Bは筐体2a、2a’の装着時にその背面に対面する背面壁4を有する。この背面壁4は、撮像ユニット2、2’の凹部1Aへの非配設時に外部に露呈されている。その背面壁4は、筐体2a、2a’を背面から見たときに、筐体2a、2a’の背面形状に対応する概略長方形状の輪郭形状を呈している。その図2において、符号4aは筐体2a、2a’の背面の左右方向に延びる上辺部に対応する背面壁4の上辺部を示し、符号4bは筐体2a、2a’の背面の左右方向に延びる下辺部に対応する背面壁4の下辺部を示し、符号4cは筐体2a、2a’の背面の上下方向に延びる左辺部に対応する背面壁4の左辺部を示し、符号4dは筐体2a、2a’の背面の上下方向に延びる右辺部に対応する背面壁4の右辺部を示している。
上面壁構成体1Dは筐体2a、2a’の装着時にその上面に対面しかつ左右方向に延びかつひさし形状の上面壁5を有する。この上面壁5は、上面壁構成体1Dが上側に位置するようにして側面壁構成体1Cを側方から直視したとき前方に向かって背面壁4の上辺部4aから起立されているように見える。
上面壁構成体1Dの前面5aには照明手段としてのストロボ発光部5bがその右方に配設されている。なお、ここでは、ストロボ発光部5bは上面壁構成体1Dに設けることにして説明したが、このストロボ発光部5bは側面壁構成体1Cに設けても良い。ストロボ発光部5bを上面に設けることにより、撮像ユニット2のレンズの光軸よりも上側から被写体を照明でき、被写体の照明を適切に行うことができる。
側面壁構成体1Cは、筐体2a、2a’の配設時にその筐体2a、2a’の側面が対面される側面壁6を有する。この側面壁6は、背面壁構成体1Bが下側に位置しかつ上面壁構成体1Dが右側に位置ししかも前方が上側に位置するようにしてこの側面壁6を直視したときに左辺部4cから上方に向かって起立されているように見える。その側面壁構成体1Cは側面壁6から上方に向かって膨出する膨出部1cを有する。この膨出部1cはグリップ部として用いられる。その側面壁構成体1Cの内部には収納室が形成され、この収納室には、電池、撮像装置に要求される各種の電装部品が内蔵されている。すなわち、この収納室には、電池、操作部の操作により撮像ユニット2を制御するのに用いられる回路、撮像ユニット2により撮像された画像を処理する処理回路、撮像ユニット2により撮像されかつ処理回路により処理された画像を記録保存する記録媒体、電源回路、ストロボ制御回路、これらを構成する回路部品を搭載する回路基板等が収納される。
その凹部1Aは、図3(a)に概略を示すように、その背面壁4と上面壁5と側面壁6とによって、その輪郭形状が規定される。この凹部1Aは、筐体2a、2a’が配設されたときにその筐体2a、2a’の残余の面としての下面が位置する下方と、筐体2a、2a’の残余の面としての右側面が位置する右側方と、筐体2a、2a’の残余の面としての正面が位置する前方との三方向に向かってが開放されている。この凹部1Aには、大きさの異なるレンズ鏡胴3や大きさの異なる撮像ユニット2、2’が交換可能に配設される。その背面壁構成体1Bの背面には、図1(c)に示すように、撮像ユニット2、2’により撮像された画像を表示する表示面1bが設けられている。表示面1bには記録媒体に記録された画像が再生可能である。背面壁構成体1Bは側面壁構成体1Cに連続的につながっている。この背面壁構成体1Bの大きさは表示面1bの大きさによって概略規定されるが、その表示面1bは背面壁構成体1Bに設けても、設けなくとも良い。
撮像ユニット2には、図4に示すように、側面壁6に対面する左側面2bに上下方向に延びるコネクタ部11としての差し込みプラグが設けられている。この差し込みプラグは電気回路が配線されたプラグ基板セット(図示を略す)に固定されている。このプラグ基板セットは撮像ユニット2の内部にフローティング構造で配設されている。
このフローティング構造は、カメラボディ1に撮像ユニット2を装着してコネクタ部11とコネクタ部12との電気的接合を図る際に、コネクタ部11とコネクタ部12との取り付け誤差を吸収緩和して、そのコネクタ部11とコネクタ部12とを嵌合させる際に加わる応力を緩和する機能を果たす。
コネクタ部11の近傍には、後述するロック機構のフック部33が配設され、図3(a)に示すフック係合穴36とによって、カメラボディ1に装着された撮像ユニット2、2’との結合をする。
また、カメラボディ1には、図3(a)に示すようにその側面壁6に上下方向に延びるコネクタ部12が設けられている。コネクタ部12はその上下方向両端部に位置決め突起12a、12aを有し、コネクタ部11はその上下方向両端部に図示を略す位置決め穴を有する。そのコネクタ部11、12には、例えば、市販のベイコネクタが用いられる。
そのコネクタ部12は背面壁構成体1Bが下側に位置しかつ上面壁構成体1Dが右側に位置ししかも前方が上側に位置するようにして側面壁6を正視したときに背面壁4から立ち上がって見える側面壁6の立ち上がり基部に不用意に触られないように配設されている。そのコネクタ部12はコネクタ端子をカバーするカバー部材(図示せず)を有する。このカバー部材はカメラボディ1に撮像ユニット2を装着するとき、人の手が触れて、人体にたまっている静電気の放電により、電気回路、電気素子等が静電破壊されるのを防止する役割を有する。
そのコネクタ部12は凹部1Aに露呈されており、このコネクタ部12は、撮像ユニット2をカメラボディ1に装着する際の撮像ユニット2の右から左に向かう方向への移動(図4の矢印B参照)に伴ってコネクタ部11に嵌合されて、カメラボディ1と撮像ユニット2とが電気的に接続される。なお、カメラボディ1に撮像ユニット2を装着する詳細については後述する。
図3(a)に示すベース板8は図示を略す止めネジにより背面壁構成体1Bに固定される。その背面壁構成体1Bには、撮像ユニット2のコネクタ部11に対するカメラボディ1のコネクタ部12の位置関係を撮像ユニット2のガイド機構と協働して規制しつつこの撮像ユニット2を右から左に向かって案内するガイド機構が設けられている。
そのベース板8は略長方形状の金属製の薄板から構成されている。このベース板8はカメラボディ1側のガイド機構の一部を構成している。そのベース板8の上縁壁には、側面壁6に近い左辺部4c側にガイド壁8aが形成され、側面壁6から遠い右辺部4d側に係合板部8a’が形成されている。ベース板8の下縁壁には、側面壁6に近い左辺部4c側にガイド壁8bが形成され、側面壁6から遠い右辺部4d側に係合板部8b’が形成されている。一対のガイド壁8a、8bは、後述する一対のガイド突起が摺接されてコネクタ部11とコネクタ部12との位置関係を規制する。一対の係合板部8a’、8b’は、後述する一対の係合爪が係合される。そのベース板8の係合板部8a’とガイド壁8aとの間の上辺部は左右方向に延びる切り欠き部8cとされ、そのベース板8の係合板部8b’とガイド壁8bとの間の下辺部は切り欠き部8dとされている。
この一対の係合板部8a’、8b’には撮像ユニット2を背面壁構成体1Bに向けて付勢する付勢手段としての付勢板バネ(後述する)が設けられる。その一対の係合板部8a’、8b’は、カメラボディ1に撮像ユニット2を装着してこの撮像ユニット2がカメラボディ1にロックされている状態で、この撮像ユニット2に前方に向かう方向の力を加えたときに、この力による引抜けを防止する機能を後述する一対の係合爪と協働して果たす。
背面壁4には、側面壁構成体1Cが左側に位置しかつ上面壁構成体1Dが上側に位置するようにして背面壁4を正面から目視したときに、図2(a),(b)に示すように、上辺部4aに沿って左右方向に長く延びる上側凹溝13aと、この上側凹溝13aと平行でかつ背面壁4の下辺部4bに沿って左右方向に長く延びる下側凹溝13bとが上下方向に大きく間隔を開けて形成されている。その上側凹溝13a、下側凹溝13bの右方は外部に向かって開放される開放端13a’、13b’とされている。この上側凹溝13a、下側凹溝13bはガイド機構の一部を構成している。
側面壁6には凹部1Aに向かって突出する一対の嵌合突起14、14が、図3(a)に示すように、上下方向に間隔を開けて設けられている。この一対の嵌合突起14、14は一対の係合板部8a’、8b’と協働して撮像ユニット2をカメラボディ1に保持する役割を果たす。この一対の嵌合突起14、14は、不用意な捩れ力が撮像ユニットに加わった際、図4に示す一対の嵌合穴22’、22’と協働して、カメラボディ1のコネクタ部12のコネクタ端子、撮像ユニット2のコネクタ部11のコネクタ端子が破壊されるのを防止する機能をも有する。
一対の嵌合突起14、14は背面壁構成体1Bが下側に位置しかつ上面壁構成体1Dが右側に位置ししかも前方が上側となるようにして側面壁6を直視したときにコネクタ部12よりも上部に配設されている。また、その近傍にロック機構のフック部33が係合するフック係合穴36が配設されている。
撮像ユニット2には側面壁6に対面される左側面に、図4に示すように、装着時に一対の嵌合突起14、14が嵌合される一対の嵌合穴22’、22’が形成されている。その撮像ユニット2の背面には、撮像ユニット2をカメラボディ1にロックする係合板23が図3(b),(c)に示すように図示を略す止めネジにより固定されている。
係合板23には、図3(b),(c)に示すように、装着時に上側凹溝13a、下側凹溝13bに挿入されてガイド壁8a、8bに摺接される一対のガイド突起23a、23bが切り起しにより形成されていると共に、装着時に上側凹溝13a、下側凹溝13bに挿入されてベース板8の厚さ方向から一対の係合板部8a’、8b’に係合する係合爪23c、23dが切り起しにより形成されている。その係合爪23c、23dは、起立部と屈曲部とにより構成されている。
図5は撮像ユニット内部に備えるロック機構であり(a)は概略斜視図、(b)はスライダの拡大図である。図5は、カメラボディ1に撮像ユニット2を装着し(図4参照)、撮像ユニット2の前カバー35とレンズ鏡胴3を取り払った状態のロック機構を示したものである。
ロック機構には、フック部33、押し部34、穴37から構成されたスライダ31を備える(図5(b)参照)。スライダ31は押さえ板39により保持され、押さえ板39は撮像ユニット2のカバー部分にネジ止めされている。また、押さえ板39にはローラ38が配設されており、スライダ31に設けた穴37と係合することによって、図5(a)中で略上下方向(矢印C方向)にスライド可能になっている。
図6には、撮像ユニットの前カバーとレンズ鏡胴を取り払った状態の(a)は正面図、(b)は側面図を示しており、図6に示すスライダ31には付勢手段であるスプリング32が掛けられ、このスプリング32によって、スライダ31は図6(a)中で上方向に常に付勢され、撮像ユニット2をカメラボディ1に装着時の結合状態を保持している。
また、撮像ユニット2の前カバー35に設けられた穴に係合して、解除ボタン30が配設されており(図4参照)、図6(b)に示すように、解除ボタン30の先端は、スライダ31に設けられた押し部34と係合している。この解除ボタン30を押圧することで、スライダ31がスプリング32の付勢する方向に抗してスライドし、結合状態を解除する。
次に、撮像ユニット2のカメラボディ1への装着について説明する。いま、使用者は、撮像ユニット2を手で持って、例えば、図4に示すカメラボディ1の上側凹溝13a、下側凹溝13bに図3(b)に示す一対のガイド突起23a、23b、一対の係合爪23c、23dを挿入可能な姿勢とする。また、その一対のガイド突起23a、23bがガイド壁8a、8bに摺接可能な姿勢とすると共に、係合爪23c、23dが係合板部8a’、8b’に係合可能な姿勢とする。そして、使用者は、撮像ユニット2の姿勢を保ちながら手で持ってカメラボディ1に前方から後方に向かう矢印A方向(図4参照)に押し込む。これにより、撮像ユニット2の筐体2aの背面がカメラボディ1の背面壁4に当て付けられる。
カメラボディ1に対して撮像ユニット2を左方の側面壁部6に向けて矢印B方向(図4参照)に移動させると、ガイド突起23a、23bがガイド壁8a、8bに摺接されつつ、かつ係合爪23c、23dが係合板部8a’、8b’に向かう方向に移動される。その結果、係合爪23c、23dの屈曲部が付勢板バネに当接され、この付勢板バネの付勢力により撮像ユニット2の筐体2aの背面がカメラボディ1の背面壁4に密接される。これにより、カメラボディ1に対する撮像ユニット2のガタツキが解消される。
続けて、撮像ユニット2を側面壁6に向けて移動させると、一対の嵌合突起14、14が一対の嵌合穴22、22に嵌合される。これにより、コネクタ部11とコネクタ部12との相対位置関係が補助的に規制される。コネクタ部12の位置決め突起12a、12aがコネクタ部12の位置決め穴(図示を略す)に嵌合される。これにより、コネクタ部11、12のコネクタ端子同士が電気的に接触され、コネクタ部11とコネクタ部12とが電気的に接合される。それと同時に、フック部33が図3(a)のフック係合穴36に係合すると共に、スプリング32によりスライダ31がスライドすることによって、結合状態を保持する(図5(a)参照)。
また、ロック機構の解除ボタン30は、図1、図2に示す撮像ユニット2、2’では、撮像ユニット2、2’を正面から見て右上部に配設しているが、より好ましくは、図4の撮像ユニット2、2’を装着するカメラボディ1の側面壁構成体1C側に配設する。これによって、使用者が手で撮像ユニット2を取り外す場合に、グリップ部となる膨出部1cを持ちながら解除ボタン30を押すことにより結合状態(ロック)を解除する。
この解除時に、解除ボタン30を押す方向と撮像ユニット2をスライドする方向とが合っていると、ワンアクションにより撮像ユニット2のロックを外しながら、撮像ユニットをスライドさせることができ、操作性の良いロック機構として成り立っている。
さらに、前述の解除ボタン30の配設とすることによって、解除ボタン30より出っ張った膨出部1cとレンズ鏡胴3が左右に形成される。このことにより、解除ボタン30の両側が凸物に守られる形になり、撮像システムをポケットや鞄の中に収納しているときなどに、解除ボタン30が不用意に押され、撮像ユニット2が外れてしまうといった不具合を防ぐことができる。
なお、撮像ユニット2のカメラボディ1への装着完了状態では、一対の係合爪23は係合板部8a’、8a’に確実に係合している。側面壁6に形成の一対の嵌合突起14、14とこの一対の嵌合突起14、14から大きく離れた一対の係合爪23c、23dとによって、撮像ユニット2はカメラボディ1にガタつきなく保持されているので、撮像ユニット2に矢印A方向(図4参照)と反対方向の力を加えて、撮像ユニット2を前方側に向かって引き抜こうとしても、その引き抜きが阻止され、かつ、その引き抜きの際に、コネクタ部11、12に引き抜きに伴う無理な力が加わるのが阻止される。
また、撮像ユニット2の右側の下辺部を手で持って、右下に向けて無理矢理に引き抜こうとしても、同様に、一対の嵌合突起14、14とこの一対の嵌合突起14、14から大きく離れた一対の係合爪23c、23dとによって、撮像ユニット2はカメラボディ1にガタなく固定されているので、その引き抜きが阻止され、コネクタ部11、12に引き抜きに伴う無理な力が加わるのが阻止される。
なお、撮像ユニット2、2’には、上側凹溝13a、下側凹溝13bに対向する背面に、カメラボディ1への撮像ユニット2の装着時にこの上側凹溝13a、下側凹溝13bの開放端13a’、13b’を塞いで、装着時の見栄えを良くするための化粧用蓋部25が図3(b)、(c)に示すように設けられている。
この実施例1では、撮像ユニット2をカメラボディ1に矢印A方向から装着し、その後、矢印B方向に移動させて撮像ユニット2とカメラボディ1との電気的接続を図る構成としたが、矢印B方向からの移動のみで撮像ユニット2とカメラボディ1との電気的接続を図る構成としても良い。
次に、撮像ユニット2のカメラボディ1に対する抜き取りについて、図7を参照しつつ説明する。図7(a)、(b)は前述した図6の結合状態を解除するためスライダを移動させた状態を示す正面図と側面図である。
図6(a)に示す撮像ユニット2内部のロック機構は、スライダ31上に設けられた穴37と、押さえ板39上に設けられたローラ38とが嵌合することで、図6中の上下に移動可能になっている。そして、図6(b)に示すように、スライダ31はスプリング32によって、常に上方向に付勢されており、解除ボタン30が押されていない状態では、撮像ユニット2から突出した状態となっている。
また、解除ボタン30は、スライダ31の押し部34の上部と当接した状態であり、スライダ31のフック部33は図3(a)のフック係合穴36に係合することになり、撮像ユニット2とカメラボディ1の結合状態を保持している。
図7(b)に示すように、ロック機構の解除ボタン30が使用者によって押されたとき、解除ボタン30は図7中の右方向に移動し、スライダ31に設けられた押し部34を押して、図7中の下方向にスライダ31をスライドさせる。これにより、スライダ31のフック部33もスプリング32の付勢力に抗して下方向に移動し、その結果、フック部33と図3(a)のフック係合穴36との係合が外れ、撮像ユニット2とカメラボディ1との結合状態が解除可能とされ、取り外しができる。
以上の動作により、使用者が解除ボタン30を押すことで、機械的接続の結合状態を解除して、撮像ユニット2を図4の矢印Bの逆方向に移動させて電気的接続を解除し、さらに、矢印Aの逆方向に取り外し、撮像ユニット2とカメラボディ1とを分離することができる。
また、撮像ユニット2上の解除ボタン30を図8に示すように、側面壁構成体1Cの近傍で、かつ上面壁構成体1Dの近傍となる位置に配設しても良い。このように配設することで、撮像システムを使用する際に、不用意に解除ボタン30に触れることを回避でき、その操作性を向上させることができる。また、内部のロック機構については、図5〜図7に示す機構を上下対称にすれば構成可能となるので、その説明は省略する。
次に、図9を参照しつつカメラボディ1、撮像ユニット2に搭載される電装部品について説明する。
カメラボディ1には、例えば、図9に示すように、リチウムイオンバッテリ204、ストロボ発光部207(5b)、電子ビューファインダー装置209、液晶表示装置(LCD)210、ハイビジョンテレビジョンコネクタインタフェース(HDMI-I/F)212、オーディオビデオ(AV-OUT)出力端子213、USBインタフェース(USB-I/F)214、SDカードインタフェース(SD card)215、オーディオコーデック回路(Audio codec)216、スピーカ217、マイクロフォン218、フラッシュROM(Flash ROM)219、DDR−SDRAM220、メインCPU208、操作スイッチ206、211、サブCPU(Sub CPU)205、DC/DC電源回路203、スイッチング素子202、コネクタ部12としてのコネクタ端子201が設けられている。
これらは、撮像装置としてのデジタルカメラに要求される公知の機能を有する電装部品の一部を構成している。その操作スイッチ206は例えばレリーズボタン5yであり、操作スイッチ211は例えば液晶表示装置(LCD)210等を操作する操作キーである。その液晶表示装置(LCD)210は例えば背面壁構成体1Bに設けられている。その操作スイッチ211はその背面壁構成体1Bの適宜箇所に設けられる。
撮像ユニット2の筐体2aには、光学系としての撮像レンズユニット107、撮像素子108、AFE回路109、ホール素子(Hall element)104、駆動コイル(Coil)105、ジャイロセンサ(Gyro sensor)106、駆動ドライバ(Motor Driver)111、駆動モータ(Motor)110、加速度検出センサ112、テレワイド検出スイッチ113、コネクタ部11としてのコネクタ端子116が設けられている。
これらも撮像装置としてのデジタルカメラに要求される公知の機能を有する電装部品の一部を構成している。その撮像レンズユニット107は複数個のレンズを有し、この複数個のレンズの一部はレンズ鏡胴3に設けられている。
なお、この実施例1では、駆動モータ110、駆動ドライバ111を撮像ユニット2に設ける構成として説明しているが、これらはカメラボディ1に設ける構成とすることもできる。
ここでは、撮像ユニット2にはカメラボディ1から電源電力が供給される。例えば、ホール素子104、駆動コイル105、ジャイロセンサ106は手ぶれ補正機構の一部を構成している。この手ぶれ補正機構の信号はコネクタ端子116、201を介してメインCPU208に入力され、メインCPU208はこれらの信号に基づき手ぶれ補正処理を実行する。手ぶれ補正処理は、手ぶれによって発生する撮像素子の受光面上に投影される画像のぶれを補正する処理である。例えば、ジャイロセンサ106により検出したぶれの方向と反対の方向に撮像素子を駆動する処理であっても良いし、また、ジャイロセンサ106により検出したぶれの方向と同一の方向に撮像レンズユニット107の一部の光学素子を駆動する処理であっても良い。
撮像素子108の映像信号はAFE回路109を介してメインCPU208に入力され、所定の画像処理が施されてLCD210等に表示される。
テレワイド検出スイッチ113はコネクタ端子116、201を介してメインCPU208に入力され、メインCPU208はテレワイド検出スイッチ113、操作スイッチ211等のスイッチ信号に基づいて駆動ドライバ111、駆動モータ110を制御し、これにより、撮像レンズユニット107を駆動制御する。
加速度センサ112の検出出力は、コネクタ端子116、201を介してメインCPU208に入力され、メインCPU208はその加速度センサ112の検出出力に基づいてLCD210に表示される画像の傾きを制御する。LCD210には、加速度センサ112の検出出力に基づいて、水平に対する撮像ユニット2の傾き具合が表示される。水平に対する撮像ユニット2の傾き具合は、数値による表示であっても、映像による表示あっても良い。
その撮像ユニット2、2’には、図10に示すように、DC/DC電源回路101、サブCPU102、メインCPU103、フラッシュROM114、DDRSDRAM115を設け、メインCPU103で画像処理を行った後、コネクタ端子116、201を介して画像処理信号をメインCPU208に送信する構成を採用することもできる。メインCPU103でJPEG等のフォーマットへの圧縮処理を行い、コネクタ端子116、201を介して圧縮された画像データをメインCPU208に送信する構成を採用することもできる。このように、撮像ユニット2、2’で画像処理、または圧縮処理を行う構成とすると、ノイズの少ない安定した画像をカメラボディ1のメインCPU208に送信することができる。
この発明の実施の形態によれば、図1に示すように、同一のカメラボディ1に対して、大きさの異なるレンズ鏡胴3、3’や大きさの異なる撮像素子を有する撮像ユニット2、2’を着脱可能である。図1に示す撮像ユニット2’のレンズ鏡胴3’は撮像ユニット2のレンズ鏡胴3よりも上方に向かって筐体2a’からはみだしている。なお、撮像ユニット2、2’の筐体2a、2a’の下面とカメラボディ1の下面とは撮像ユニット2、2’をカメラボディ1に装着したときに面一となるように、カメラボディ1、撮像ユニット2、2’を構成するのが望ましい。
すなわち、ここでは、カメラボディ1の凹部1Aは三方向に開放され、カメラボディ1に対する撮像ユニット2の大きさの制約が緩和され、かつロック機構において確実に結合すると共に着脱操作が容易にできるので、顧客のニーズに合わせて大型の高感度撮像素子や小型の撮像素子を撮像ユニット2に配設することができ、レンズ鏡胴や撮像素子の異なる撮像ユニット2を共通のカメラボディ1に着脱できる。また、例えば、撮像ユニット2のレンズ鏡胴3の大きさの自由度を従来に較べて向上させたので、単焦点レンズから高倍率ズームレンズまでの多種多様の交換レンズ群ユニットとして、撮像ユニットを提供できる。したがって、顧客は、撮像素子108の進歩に応じて撮像ユニット2のみを購入し、グレードアップを図ることができることになる。また、コネクタ部11、12にベイコネクタを用いたので、短時間で画像データの転送を行うことができる。
以上、本発明の実施例を説明してきたが、本発明の具体的な実施形態は、前述した実施例に限るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があったとしても本発明に含まれる。
本発明によれば、共通のカメラボディに異なる撮像ユニットを着脱でき、さらにカメラボディと撮像ユニットとの連係関係をより緩やか、かつ確実な結合状態と、その着脱操作が容易な構成として、カメラボディと撮像ユニットとを別々にグレードアップすることができ、またカメラボディにおいて下面壁がないため、カメラボディの小型化、及び撮像ユニット装着の自由度、設計の自由度を向上することができるため、カメラボディと撮像ユニットが着脱自在な撮像システムとして有用である。
1 カメラボディ
1A 凹部
1B 背面壁構成体
1C 側面壁構成体
1D 上面壁構成体
2 撮像ユニット
2a 筐体
3 レンズ鏡胴
30 解除ボタン
31 スライダ
32 スプリング
33 フック部
34 押し部
35 前カバー
36 フック係合穴
37 穴
38 ローラ
39 押さえ板
特開2007−173909号公報

Claims (11)

  1. 光学系と撮像素子とを有する直方体形状の筐体を有する撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部が設けられたカメラボディであって、
    前記筐体を凹部に配設して前記筐体を正面から見たときに、前記筐体の背面に臨む背面壁を有する背面壁構成体と、前記筐体の側面に臨む側面壁を有する側面壁構成体と、前記筐体の上面に臨む上面壁を有する上面壁構成体とを有し、前記筐体と前記凹部間で機械的かつ電気的に結合させた状態の保持または解除するロック機構を備え、
    前記凹部が前記背面壁と前記側面壁と前記上面壁とによって構成され、前記撮像ユニットが前記凹部を構成する壁部と当接させて、前記ロック機構により着脱自在に結合することを特徴とするカメラボディ。
  2. 撮像ユニットが着脱可能なカメラボディであって、前記撮像ユニット側から見て後方に存在する背面壁構成体と、前記背面壁構成体と一体で通常使用時に上側となる上面壁構成体と、前記背面壁構成体と前記上面壁構成体と一体の側面壁構成体とを有し、前記背面壁構成体と前記上面壁構成体と前記側面壁構成体とによって前記撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部が構成され、前記撮像ユニットと前記凹部間で機械的かつ電気的に結合させた状態の保持または解除するロック機構を備え、前記凹部は下方と側方と前方とに開放されていることを特徴とするカメラボディ。
  3. 前記ロック機構は、前記筐体と前記凹部間を結合するフック部と、前記結合の状態を解除する解除ボタンと、前記フック部に設けたスライダを前記解除ボタンの押圧に応じて移動させる押し部と、前記結合の状態を保持する方向に前記スライダを付勢する付勢部材と、を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のカメラボディ。
  4. 前記ロック機構の前記筐体と前記凹部間の結合状態を解除する解除ボタンが、前記筐体を前記凹部に配設して前記筐体を正面から見たときに、側面壁構成体の近傍に配設されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のカメラボディ。
  5. 前記ロック機構の前記筐体と前記凹部間の結合状態を解除する解除ボタンが、前記筐体を前記凹部に配設して前記筐体を正面から見たときに、側面壁構成体の近傍で、かつ上面壁構成体の近傍に配設されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のカメラボディ。
  6. 光学系と撮像素子とを有する直方体形状の筐体から構成され、かつ前記筐体を正面から見たときに、前記筐体の背面が装着時に臨む背面壁構成体と前記筐体の側面が臨む側面壁構成体と前記筐体の上面が臨む上面壁構成体とによって前記筐体を三方向から包囲すると共に、装着時に前記筐体の残余の面が位置する前方と下方と側方との三方向に向かって開放された凹部を構成するカメラボディに着脱可能な構造と、前記筐体と前記凹部間で機械的かつ電気的に結合させた状態の保持または解除するロック機構を有することを特徴とする撮像ユニット。
  7. 前記ロック機構は、前記筐体と前記凹部間を結合するフック部と、前記結合の状態を解除する解除ボタンと、前記フック部に設けたスライダを前記解除ボタンの押圧に応じて移動させる押し部と、前記結合の状態を保持する方向に前記スライダを付勢する付勢部材と、を備えたことを特徴とする請求項6記載の撮像ユニット。
  8. 光学系と撮像素子とを有する直方体形状の筐体を有する撮像ユニットと、前記撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部を有するカメラボディとからなり、前記凹部は、該凹部に前記撮像ユニットを配設して前記筐体を正面から見たときに、前記筐体の背面に臨む背面壁構成体と、前記筐体の側面に臨む側面壁構成体と、前記筐体の上面に臨む上面壁構成体とによって構成され、前記筐体と前記凹部間で機械的かつ電気的に結合させた状態の保持または解除するロック機構を備えて、前記筐体の他の側面が臨む側方と前記筐体の正面が臨む前方と前記筐体の下面が臨む下方との三方向が開放されていることを特徴とする撮像システム。
  9. 光学系と撮像素子とを有する直方体形状の筐体から構成され、かつ前記筐体を正面から見たときに、前記筐体の背面が装着時に臨む背面壁構成体と前記筐体の側面が臨む側面壁構成体と前記筐体の上面が臨む上面壁構成体とによって前記筐体を三方向から包囲すると共に、前記筐体の残余の面に対応する前方と下方と側方との三方向が開放された凹部を構成し、前記筐体と前記凹部間で機械的かつ電気的に結合させた状態の保持または解除するロック機構を備えたカメラボディに着脱される撮像ユニットのカメラボディに対する着脱方法であって、
    前記撮像ユニットを前方から後方に向かって前記背面壁構成体に向かって押し込んで前記筐体の背面を前記背面壁構成体に装着した後、前記側面壁構成体に向かう方向に前記撮像ユニットを移動させて該撮像ユニットと前記カメラボディとの電気的接続を図ると共に、前記撮像ユニットを前記カメラボディにロック機構により結合状態を保持して前記凹部に前記撮像ユニットを配設し、前記カメラボディから前記撮像ユニットを抜き取るときには、ロック機構により前記カメラボディに対する前記撮像ユニットの結合状態を解除後、前記側面壁構成体から離間する方向に前記撮像ユニットを可動させることにより前記カメラボディと前記撮像ユニットとの電気的接続を断った後、前記撮像ユニットを後方から前方に向かって抜き取ることを特徴とする撮像ユニットのカメラボディに対する着脱方法。
  10. 光学系と撮像素子とを有する直方体形状の筐体から構成され、かつ前記筐体を正面から見たときに、前記筐体の背面が装着時に臨む背面壁構成体と前記筐体の側面が臨む側面壁構成体と前記筐体の上面が臨む上面壁構成体とによって前記筐体を三方向から包囲すると共に、前記筐体の残余の面に対応する前方と下方と側方との三方向が開放された凹部を構成し、前記筐体と前記凹部間で機械的かつ電気的に結合させた状態の保持または解除するロック機構を備えたカメラボディへ装着される撮像ユニットのカメラボディへの装着方法であって、
    前記撮像ユニットを前方から後方に向かって前記背面壁構成体に向かって押し込んで前記筐体の背面を前記背面壁構成体に装着した後、前記側面壁構成体に向かう方向に前記撮像ユニットを移動させて該撮像ユニットと前記カメラボディとの電気的接続を図ると共に、前記撮像ユニットを前記カメラボディにロック機構により係合状態を保持して前記凹部に前記撮像ユニットを配設することを特徴とする撮像ユニットのカメラボディに対する装着方法。
  11. 光学系と撮像素子とを有する直方体形状の筐体から構成され、かつ前記筐体を正面から見たときに、前記筐体の背面が装着時に臨む背面壁構成体と前記筐体の側面が臨む側面壁構成体と前記筐体の上面が臨む上面壁構成体とによって前記筐体を三方向から包囲すると共に、前記筐体の残余の面に対応する前方と下方と側方との三方向が開放された凹部を構成し、前記筐体と前記凹部間で機械的かつ電気的に結合させた状態の保持または解除するロック機構を備えたカメラボディに結合状態とされ、しかも、電気的に前記カメラボディに接続された撮像ユニットのカメラボディに対する抜き取り方法であって、
    前記ロック機構により前記カメラボディに対する前記撮像ユニットの結合状態の解除後、前記側面壁構成体から離間する方向に前記撮像ユニットを可動させることにより前記カメラボディと前記撮像ユニットとの電気的接続を断った後、前記撮像ユニットを後方から前方に向かって抜き取ることを特徴とする撮像ユニットのカメラボディに対する抜き取り方法。
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