JP2000307918A - 電子カメラおよび電子カメラ用ケーブルユニット - Google Patents

電子カメラおよび電子カメラ用ケーブルユニット

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JP2000307918A
JP2000307918A JP11117939A JP11793999A JP2000307918A JP 2000307918 A JP2000307918 A JP 2000307918A JP 11117939 A JP11117939 A JP 11117939A JP 11793999 A JP11793999 A JP 11793999A JP 2000307918 A JP2000307918 A JP 2000307918A
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unit
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Katsuhito Shinkawa
勝仁 新川
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルカメラを携帯する際の携帯性および
撮影時の操作性の向上を図る。 【解決手段】 撮像素子を有する撮像部3と画像の処理
および保存を行う処理本体部2とが着脱自在のデジタル
カメラにおいて、処理本体部2内にケーブル収容部42
を設ける。そして、処理本体部2と撮像部3とを接続す
るケーブル41をケーブル収容部42内に収容可能とす
る。これにより、デジタルカメラを携帯する際にケーブ
ル41がかさばることがなく、デジタルカメラおよびケ
ーブル41を携帯する際の携帯性が向上される。また、
ケーブル収容部42から引き出されるケーブル41の長
さを撮影条件に応じて任意に設定することにより、撮影
時の操作性の向上も図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像素子を用いて
被写体を電気的に撮像するデジタルカメラ、ビデオカメ
ラ等の電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮影レンズおよび撮像素子を
備えた撮像部が他の部分から着脱自在とされたデジタル
カメラが知られている。このようなデジタルカメラで
は、撮像部と他の部分とをコネクタ付きケーブル(以
下、「ケーブルユニット」という。)で接続することで
撮影範囲を広げられるというメリットがある。例えば、
特開平10−79874号公報には、撮像部を本体部に
対して着脱自在に構成し、また、両者を専用のケーブル
ユニットで接続するデジタルカメラが開示されている。
そして、このようなデジタルカメラを用いることによ
り、人混みからの撮影、マクロ撮影、顕微鏡を用いた撮
影等を容易かつ安定して行うことが実現される。
【0003】また、撮像部の着脱機構を有しない通常の
デジタルカメラであっても、デジタルカメラの本体には
いわゆる電源ケーブル、コンピュータとの接続ケーブル
等の様々なケーブルユニットが接続可能とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、デジタルカ
メラの本体に接続されるケーブルユニットは、携帯時に
ケーブルやコネクタ部がかさばるという問題点があっ
た。特に、上述の撮像部と他の部分とを接続するケーブ
ルユニットは撮影場所へ行く際に携帯されるものであ
り、携帯の煩雑さは重要な問題となる。
【0005】また、従来よりケーブル長は固定であるた
め、撮影条件によってはケーブルが長すぎたり短すぎた
りして、操作性が阻害されるという問題も有していた。
【0006】そこで、この発明はこれらの問題点に鑑み
なされたものであり、携帯の際にかさばることがなく、
携帯する際の煩雑な作業負担も軽減される等の携帯性の
向上を図ることができ、さらに、撮影の際の操作性の向
上も図ることができる電子カメラおよび電子カメラ用ケ
ーブルユニットを実現することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、被写
体を撮像素子にて電気的に撮像する電子カメラであっ
て、カメラ本体部と、前記カメラ本体部に接続されるケ
ーブルと、前記カメラ本体部内に設けられ、前記ケーブ
ルを収容する収容部とを備える。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の電子
カメラであって、前記カメラ本体部が、前記撮像素子を
含む撮像部と、前記撮像部からの信号を処理する処理部
とを有し、前記ケーブルが、前記撮像部と前記処理部と
を接続する。
【0009】請求項3の発明は、請求項2に記載の電子
カメラであって、前記撮像部が前記処理部に対して着脱
自在である。
【0010】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかに記載の電子カメラであって、前記ケーブルを前
記収容部へと引き込む力を発生する引込手段をさらに備
える。
【0011】請求項5の発明は、被写体を撮像素子にて
電気的に撮像する電子カメラのカメラ本体部に接続され
る電子カメラ用ケーブルユニットであって、ケーブル
と、前記ケーブルの一端に設けられ、前記カメラ本体部
に接続されるコネクタ部とを備え、前記コネクタ部が、
前記ケーブルを収容する収容部を有する。
【0012】請求項6の発明は、請求項5に記載の電子
カメラ用ケーブルユニットであって、前記カメラ本体部
が、前記撮像素子を含む撮像部と前記撮像部からの信号
を処理する処理部とを有し、前記ケーブルが、前記撮像
部と前記処理部とを接続する。
【0013】請求項7の発明は、請求項6に記載の電子
カメラ用ケーブルユニットであって、前記撮像部と前記
処理部とが接続されるとともに前記ケーブルが前記収容
部に収容された状態において、前記カメラ本体部と共に
一体的構造となる。
【0014】請求項8の発明は、請求項5ないし7のい
ずれかに記載の電子カメラ用ケーブルユニットであっ
て、前記ケーブルを前記収容部へと引き込む力を発生す
る引込手段をさらに備える。
【0015】
【発明の実施の形態】<1. 第1の実施の形態>図1
はこの発明に係るデジタルカメラ1を示す正面図であ
る。デジタルカメラ1は、図1に示すように電気的に撮
像された像の信号の処理や保存を行う処理本体部2と、
内部に撮像素子および撮影レンズを有し、被写体の像の
信号を発生する撮像部3とを有する。なお、処理本体部
2と撮像部3とによりデジタルカメラ1の本体全体であ
るカメラ本体部1aが構成される。
【0016】処理本体部2は略直方体形状をしており、
撮像部3は図1において処理本体部2の右側面に着脱可
能とされるとともに、処理本体部2に装着された状態に
おいて処理本体部2の右側面に垂直な軸を中心に回動可
能とされる。
【0017】図2はデジタルカメラ1の背面図であり、
撮像部3は図1に示す状態から90゜回動した状態とな
っている。図1および図2に示すように、撮像部3は一
方向に長い略直方体形状となっており、撮像部3の長手
方向の寸法は処理本体部2の高さ方向(図2の上下方
向)の寸法と略同一とされ、かつ、図2に示す状態にお
いて処理本体部2の幅方向(図2の紙面に垂直な方法)
の寸法と撮像部3の幅方向の寸法がおよそ同寸法とされ
ている。
【0018】撮像部3は、一方向に長い略直方体形状の
撮像部本体3Aの一側面に撮像部3を処理本体部2に装
着するための装着部3Bが突設された構造となってい
る。なお、装着部3Bによる撮像部3の処理本体部2へ
の装着機構については後述する。
【0019】撮像部本体3Aの内部には、図2に示すよ
うにマクロズームレンズ301が配設され、このマクロ
ズームレンズ301の後方位置の適所に撮像素子である
CCDカラーエリアセンサ303を備えた撮像回路が配
置される。また、図1に示すように装着部3Bの前端面
の適所に調光センサ305が配置され、フラッシュ光の
被写体からの反射光を受光した調光センサ305からの
信号を処理する調光回路が撮像部3内に設けられる。さ
らに、図2に示すように撮像部3には処理本体部2から
の着脱を可能にするロック解除レバー307が設けられ
る。
【0020】一方、処理本体部2には、図2に示すよう
に背面左端部の略中央に撮影画像のモニタ表示(ビュー
ファインダーに相当)、記録画像の再生表示等を行うた
めのLCD表示部10が設けられる。また、図1に示す
ように処理本体部2の下部に蓋部15が矢印15Rにて
示す方向に開閉自在に設けられ、内部にメモリカード8
の装着部が設けられ、蓋部15が開放された状態でメモ
リカード8が矢印8Sにて示すように着脱される。処理
本体部2の側面にはパーソナルコンピュータを接続する
ための接続端子等が設けられる。これらの構成を用いて
処理本体部2では撮像部3で取り込まれた画像信号の処
理、LCD表示部10への表示、メモリカード8への記
録、パーソナルコンピュータへの転送等の動作が行われ
る。
【0021】図3は図1に示すデジタルカメラ1におい
て、撮像部3が外された状態の処理本体部2の外観を示
す斜視図である。図1および図3に示すように、処理本
体部2の前面には、左端部の適所にグリップ部16が設
けられ、右端部の上部適所に内蔵フラッシュ17が配置
される。また、処理本体部2の上面の略中央に記録画像
を再生する際のコマ送り用のスイッチ6,7が配置され
る。スイッチ6は、記録画像をコマ番号が増大する方向
(撮影順の方向)にコマ送りするためのスイッチ(以
下、「UPスイッチ」という。)であり、スイッチ7
は、記録画像をコマ番号が減少する方向にコマ送りする
ためのスイッチ(以下、「DOWNスイッチ」とい
う。)である。また、正面側からみて(すなわち、図1
において)DOWNスイッチ7の右側にメモリカード8
に記録された画像を消去するための消去スイッチDが配
置され、UPスイッチ6の左側にシャッタボタン9が配
置される。
【0022】また、図2に示すように処理本体部2の背
面のLCD表示部10の周囲には、適宜、メモリカード
8に記録される画像データの圧縮率を切換設定するため
の圧縮率設定スライドスイッチ12、撮影モード切替ス
イッチ14、電源スイッチPS等が設けられる。さら
に、処理本体部2の下部には後述するケーブル収容ボタ
ンSが設けられる。
【0023】次に、撮像部3の処理本体部2に対する着
脱機構について説明する。
【0024】図3に示すように、正面(内蔵フラッシュ
17側)から見て処理本体部2の右側面には、撮像部3
が着脱可能に装着される接続板23が、矢印23Rにて
示すように右側面に垂直な軸を中心に回動自在に設けら
れる。この接続板23の回動により処理本体部2に取り
付けられた撮像部3が矢印23Aにて示す回動基準方向
を基準として略±90゜の範囲で回動する。
【0025】図4は接続板23と撮像部3との着脱機構
を説明するための斜視図である。ただし、図4では接続
板23は後述する機構にて処理本体部2から引き抜かれ
た状態となっている。撮像部3の装着部3Bの装着面3
08には、図4に示すように周縁適所に4個の係合爪3
10a〜310dが突設された長方形状の孔309が設
けられ、この孔309に接続板23を嵌入して撮像部3
が処理本体部2に装着されるようになっている。
【0026】図3に示すように接続板23の撮像部3に
接続される面には複数の接続端子234が設けられる一
方、図4に示すように装着部3Bの孔309内には接続
板23の接続端子234に対応する複数の接続端子33
4が設けられる。したがって、接続板23に撮像部3を
取り付けると、処理本体部2と撮像部3とが接続端子2
34および接続端子334を介して電気的に接続され
る。これにより、撮像部3からの信号が処理本体部2へ
と伝送可能となる。
【0027】図4に示すように接続板23には2つの長
辺の適所に長方形状の切欠部231a,231bが穿設
される。そして、図4に示す配置状態において、接続端
子234が設けられていない面(以下、この面を「裏
面」という。)の2つの隅部(これらは、係合爪310
a,310bに対応する。)と、切欠部231a,23
1bに連続する部位(これらは、係合爪310c,31
0dに対応する。)とに溝状の係合部232a〜232
dが形成される。係合部232a〜232dのそれぞれ
は後述するように装着部3Bの係合爪310a〜310
dのそれぞれに係合させるために設けられるものであ
る。
【0028】また、接続端子234が設けられた面(以
下、この面を「表面」という。)には、切欠部231a
が穿設された長辺の適所に溝を形成して装着部3Bのロ
ック解除レバー307のキー部311が嵌入係合される
係合部233が設けられる。図5はロック解除レバー3
07を撮像部本体3Aの長手方向に垂直な面で切断した
際の様子を示す断面図である。図5に示すように、キー
部311が突設されたロック解除レバー307は装着部
3Bの側壁内でスプリング312により装着面308側
に付勢される。
【0029】撮像部3の装着部3Bは、以下の手順で処
理本体部2の接続板23に取り付けられる。まず、孔3
09の係合爪310c,310dがそれぞれ接続板23
の切欠部231a,231bに対向するように、装着部
3Bの装着面308を接続板23と平行に配置した後、
装着部3Bを接続板23に押し当てる。このとき、係合
爪310c,310dがそれぞれ接続板23の切欠部2
31a,231bに嵌入する一方、キー部311が接続
板23の表面に押されてスプリング312の付勢力に抗
してロック解除位置に移動する。装着部3Bは接続板2
3の裏面が装着部3Bの装着面308とほぼ同一になる
まで押し当てられる。
【0030】この後、装着部3Bを係合爪310a,3
10b側(図4の矢印23B方向)にスライド移動させ
ると、装着部3Bの係合爪310a〜310dがそれぞ
れ接続板23の係合部232a〜232dに係合すると
ともに、キー部311がスプリング312の付勢力によ
り係合部233に嵌入してロック位置に移動し、接続板
23への撮像部3の取付状態がロックされる。
【0031】撮像部3の接続板23からの取外しは、ロ
ック解除レバー307を装着面308から離れる方向
(図5中の矢印23Cの方向)にスライド操作してキー
部311をロック解除位置に移動させ、キー部311と
係合部233との係合を解除し、この状態で装着部3B
を接続板23に対して矢印23Bとは反対の方向に相対
的に移動させた後、接続板23と装着部3Bとを離隔さ
せることにより行なわれる。
【0032】なお、以上の着脱作業は接続板23に対し
て撮像部3が着脱されるように行われても撮像部3に対
して接続板23が着脱されるように行われてもよい。
【0033】図4に示すように、接続板23の処理本体
部2側(すなわち、裏面側)には内部にケーブル41を
備えた回動軸24が突出しており、回動軸24は、図3
に示すように接続板23が処理本体部2に装着されてい
る状態では処理本体部2内に位置する。
【0034】図6は接続板23が処理本体部2から外さ
れた様子を示す図であり、図7は接続板23が処理本体
部2に装着された状態における回動軸24近傍の様子を
簡略して示す断面図である。図4および図6に示すよう
に、回動軸24の先端部には凸片241a,241bが
設けられ、接続板23が処理本体部2に取り付けられた
状態では、図7に示すように回動軸24が処理本体部2
内のフランジ25により回動自在に支持され、さらに、
凸片241a,241bが回動軸24の脱離を防止す
る。
【0035】図8は回動軸24がフランジ25に支持さ
れる状態において、これらの構成を回動軸24に垂直な
面で切断して示す断面図である。図6に示すように切欠
部251a,251bがフランジ25から処理本体部2
のケーシングに至るまで2つの凸片241a,241b
が通り抜けることができるように形成される。接続板2
3を処理本体部2から引き出す際には、まず、図6およ
び図8に示すように接続板23を矢印24Rにて示す方
向に回動させ、図8中の矢印24Bにて示すロック位置
から矢印24Cにて示す着脱位置へと回動させる。これ
により、回動軸24の凸片241a,241bがフラン
ジ25等に設けられた切欠部251a,251bに一致
し、図6中の矢印24Aにて示す方向へ接続板23の回
動軸24およびケーブル41を処理本体部2から引き出
すことが可能となる。なお、接続板23を処理本体部2
へ戻す際には逆の操作が行われる。
【0036】図7に示すように処理本体部2内にはケー
ブル41を収容するケーブル収容部42が備えられる。
図9および図10はケーブル収容部42内部の正面図お
よび側面図である。図9および図10に示すようにケー
ブル41はケーブル収容部42内の軸421の周囲にコ
イル状に巻回されて収容される。ケーブル41の図示し
ない他端は軸421の固定されており、接続板23が処
理本体部2から引き出されるにつれて軸421が図9に
おいて時計方向に回転する。なお、ケーブル41により
伝送される信号は軸421側から摺接機構を介して処理
本体部2内の電気回路に接続される。
【0037】一方、軸421にはラチェット歯車422
が同軸にて固定されており、さらに、バネ423が軸4
21の周囲にケーブル41と同方向に巻回されて一端が
軸421に固定され、他端がケーブル収容部42の内壁
に固定される。ラチェット歯車422の歯の位置には係
止部424が突設されたケーブル収容ボタンSが配置さ
れ、係止部424はラチェット歯車422の歯に当接す
るように付勢される。これにより、図9において軸42
1の時計方向の回転は係止部424に妨げられることが
なく、反時計方向の回転のみが係止部424により妨げ
られるようになる。
【0038】ケーブル41がケーブル収容部42から引
き出されるとバネ423による軸421への回転力が図
9における反時計方向に作用するが、ラチェット歯車4
22の歯が係止部424と係合することによって、軸4
21の反時計方向の回転は阻止される。これにより、引
き出されたケーブル41はケーブル収容部42には戻ら
ず、ケーブル41の長さを自由に設定することができ
る。
【0039】一方、ケーブル41をケーブル収容部42
へ収容する際には、係止部424と一体となっているケ
ーブル収容ボタンSを図9中の矢印42Aにて示す方向
にスライドさせることによって、係止部424のラチェ
ット歯車422との係合が解き放たれ、バネ423によ
る回転力により軸421は反時計方向に回転し、ケーブ
ル41がケーブル収容部42に収容される。
【0040】以上のように、この発明に係るデジタルカ
メラ1では、処理本体部2と撮像部3とが分離可能であ
ることから、一体型のデジタルカメラよりも撮影の自由
度が広げられている。ここで、処理本体部2と撮像部3
とを接続するケーブル41が処理本体部2内のケーブル
収容部42に収容可能とされているので、従来のように
デジタルカメラを携帯する際に、ケーブルを別途携帯し
たり、カメラ本体部に接続されたケーブルが露出した状
態でデジタルカメラを携帯する必要はない。その結果、
ケーブルがかさばることはなく、デジタルカメラを携帯
性を向上することができる。
【0041】また、この発明に係るデジタルカメラ1で
は、ケーブル41の長さを自由に設定することができる
ので、ケーブル41の長さを撮影条件に適した長さとす
ることができ、デジタルカメラの操作性の向上も図るこ
とができる。
【0042】さらに、ケーブル41はケーブル収容ボタ
ンSを操作することでバネ423の復元力を利用して自
然に収容されるので、ケーブル41の収容を容易に行う
ことができる。
【0043】なお、上記実施の形態では、接続板23と
処理本体部2とを着脱自在とすることにより処理本体部
2と撮像部3とが着脱自在とされているが、これはデジ
タルカメラ1のカメラ本体部1a(図1参照)の携帯性
を向上することを目的としており、撮像部3が処理本体
部2に装着されないタイプのデジタルカメラであっても
この発明は利用可能である。さらに上記実施の形態で
は、接続板23と撮像部3とが着脱自在とされている
が、これは撮像部3を他の種類のレンズ系のものに変更
することができることを目的としているものであり、ケ
ーブル41が直接撮像部3に接続される形態であっても
よい。
【0044】また、上記実施の形態では、ケーブル41
は処理本体部2内に収容されるようになっているが、撮
像部3内にケーブル収容部42を設けてケーブルを収容
するようにしてもよい。すなわち、ケーブル41は処理
本体部2、撮像部3のいずれに収容されてもよく、処理
本体部2と撮像部3とからなるカメラ本体部1a(図1
参照)の内部のいずれの位置に収容されてもよい。
【0045】また、上記実施の形態では、ケーブル41
は処理本体部2と撮像部3とを接続するものであり、撮
影アングルを広げるために用いられるケーブルである。
しかしながら、カメラ本体部1aに接続されるケーブル
としては様々なものが存在し、これらのケーブルにこの
発明を利用することも可能である。例えば、電源ケーブ
ル、パーソナルコンピュータやプリンタ等とデジタルカ
メラ1とを接続するケーブル等がカメラ本体部1aの内
部に収容されるようにしてもよい。特に、頻繁に使用さ
れるケーブルをカメラ本体部1aに収容可能とすること
により、ケーブルおよびデジタルカメラの双方を携帯す
る際の携帯性を向上することができる。
【0046】<2. 第2の実施の形態>第1の実施の
形態に係るデジタルカメラ1では、撮像部3が処理本体
部2に直接装着される構成となっており、ケーブル41
は処理本体部2内に収容される。この場合、ケーブル4
1の長さは処理本体部2内に収容可能な長さに制限され
る。そこで、第2の実施の形態に係るデジタルカメラ1
は図11(図2と同様の方向から示す背面図である。)
に示すように、処理本体部2と撮像部3との間にケーブ
ルユニット4を装着するようになっている。なお、処理
本体部2内にケーブル収容部42が設けられず、接続板
23が処理本体部2に対して分離されずに回動するのみ
である点を除き、処理本体部2および撮像部3の構造は
第1の実施の形態と同様である。
【0047】図12はケーブルユニット4の構造を示す
斜視図である。ケーブルユニット4は、処理本体部2と
撮像部3とを電気的に接続するケーブル41、ケーブル
41の一端に設けられて撮像部3に対して着脱自在とさ
れる接続板43、および、ケーブル41の他端に設けら
れて処理本体部2に対して着脱自在とされるコネクタ部
44を有する。
【0048】ケーブル41は比較的長いケーブルであり
(例えば、5m)、ケーブルユニット4の接続板43は
処理本体部2の接続板23と同一形状となっており、ケ
ーブルユニット4のコネクタ部44の処理本体部2と接
続される装着部4Bは撮像部3の装着部3Bと同一形状
となっている。したがって、ケーブルユニット4が処理
本体部2および撮像部3に接続される際には、ケーブル
ユニット4の接続板43が撮像部3の装着部3Bに接続
され、ケーブルユニット4の装着部4Bが処理本体部2
の接続板23に接続される。これらの接続方法は、第1
の実施の形態における接続板23と装着部3Bとの接続
方法と同様である。
【0049】すなわち、処理本体部2とケーブルユニッ
ト4とが接続される際には、接続板23の接続端子23
4(図3参照)と装着部4Bの孔409内の接続端子4
45とが対向するようにして接続板23が孔409に挿
入される。また、撮像部3とケーブルユニット4とが接
続される際には、接続板43の接続端子434と装着部
3Bの孔309内の接続端子334(図4参照)とが対
向するようにして接続板43が孔309に挿入される。
【0050】ケーブルユニット4の装着部4Bには装着
部3Bのロック解除レバー307と同様の構造のロック
解除レバー407が設けられており、ケーブルユニット
4が処理本体部2および撮像部3から取り外される際に
は、ロック解除レバー407およびロック解除レバー3
07によるロック解除が行われる(図11参照)。
【0051】コネクタ部44の装着部4B以外の部分
は、ケーブル41を収容するケーブル収容部4Aとなっ
ている。図13はケーブル収容部4Aの内部構造を示す
図である。図13に示すように、ケーブル収容部4Aは
ケーブル41を捲回して収容する軸441、軸441と
同軸に固定されたラチェット歯車442、引き出された
ケーブル41をケーブル収容部4Aへと引き込む力を発
生するバネ443、および、ラチェット歯車442の所
定方向の回転を規制する係止部444を有するケーブル
収容ボタンSを図10に示したケーブル収容部42と同
様に有する。
【0052】また、ケーブル41の接続板43側の端部
は接続端子434に接続され、他端部は軸441に固定
されるとともに、摺接機構を介して接続端子445に接
続される。
【0053】以上のような構成により、ケーブル41を
介して処理本体部2の接続端子234と撮像部3の接続
端子334とが電気的に接続可能とされる。また、ケー
ブル収容部4Aから引き出されるケーブル41の長さは
任意に設定することができ、さらに、ケーブル収容ボタ
ンSを操作することでケーブル41がバネ443の復元
力によりケーブル収容部4Aへと自然に収容される。
【0054】以上のように、第2の実施の形態に係るデ
ジタルカメラ1では、処理本体部2と撮像部3との接続
にケーブルユニット4を用いることで、ケーブル41が
長い場合であってもケーブル41をケーブルユニット4
のケーブル収容部4Aに収容することができるので、第
1の実施の形態と同様にデジタルカメラの携帯性を向上
することができ、また、ケーブル41の長さを自由に設
定することができるので、デジタルカメラの操作性の向
上も図ることができる。
【0055】また、ケーブル41はケーブル収容ボタン
Sを操作することで自然に収容されるので、ケーブル4
1の収容を容易に行うことができる。
【0056】また、ケーブルユニット4が処理本体部2
および撮像部3に装着されるとともにケーブル41がケ
ーブル収容部4Aに収容された状態において、処理本体
部2、撮像部3(すなわち、図1におけるカメラ本体部
1a)が図11に示すようにケーブルユニット4と共に
一体的構造となり、携帯性の向上が図られる。
【0057】また、上記実施の形態では、ケーブル41
は処理本体部2と撮像部3とを接続するものであるが、
例えば、電源ケーブル、パーソナルコンピュータやプリ
ンタ等とデジタルカメラ1とを接続する他のケーブルユ
ニットについてもこの発明は利用可能である。この場合
には、コネクタ部44がカメラ本体部1aに接続され、
接続板43は電源や他の機器に接続されるコネクタとさ
れる。これにより、ケーブルおよびデジタルカメラの双
方を携帯する際の携帯性を向上することができる。
【0058】<3. 変形例>以上、この発明に係る実
施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施
の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能で
ある。
【0059】例えば、上記実施の形態ではケーブル収容
部42,4Aがバネ423,443の復元力を利用して
ケーブル41を収容するようにしているが、ケーブル4
1を引き込む力を発生する手段はどのようなものであっ
てもよい。すなわち、他の弾性体、モータ等であっても
よい。また、ケーブル41を引き込む力を発生する手段
を有しない場合であっても、リールのように手動で引き
込まれるようにしても容易にケーブル41を収容するこ
とができる。
【0060】また、処理本体部2、撮像部3およびケー
ブルユニット4相互間の装着方式も上記実施の形態に限
定されるものではなく様々な方式が利用可能である。
【0061】また、上記実施の形態では、デジタルカメ
ラ1全体の形状が略矩形となっているが、撮像部3は処
理本体部2のいずれの位置に接続されてよく、ケーブル
ユニット4が装着される場合においても処理本体部2と
撮像部3との間に挟まれるようにケーブルユニット4が
配置される必要はない。
【0062】また、上記実施の形態では、撮像部3から
の画像の信号が処理本体部2にて処理されると説明した
が、撮像部3においても所要の画像処理が行われてもよ
い。すなわち、処理本体部2では撮像部3からの画像に
関する信号が処理されるのであればケーブル41を伝送
される信号はどのような形態のものであってもよい。
【0063】さらに、上記実施の形態ではデジタルカメ
ラを例に採り上げているが、動画撮影を行う電子カメラ
であるビデオカメラに利用することも可能である。
【0064】
【発明の効果】請求項1ないし8に記載の発明では、電
子カメラおよびケーブルを携帯する際の携帯性を向上す
ることができる。
【0065】また、請求項2および6に記載の発明で
は、撮影の自由度を広げることができる。
【0066】また、請求項3および7に記載の発明で
は、電子カメラのカメラ本体部の携帯性を向上すること
ができる。
【0067】また、請求項4および8の発明において
は、ケーブルの収容を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るデジタルカメラを示す
正面図である。
【図2】図1に示すデジタルカメラの背面図である。
【図3】処理本体部の斜視図である。
【図4】撮像部と接続板との形状を示す斜視図である。
【図5】撮像部の装着部におけるロック機構を示す断面
図である。
【図6】ケーブルが引き出された際の処理本体部および
接続板を示す斜視図である。
【図7】接続板が処理本体部に装着される構造を示す断
面図である。
【図8】接続板の回動軸と処理本体部のフランジとの構
造を示す断面図である。
【図9】ケーブル収容部の内部構造を示す正面図であ
る。
【図10】ケーブル収容部の内部構造を示す側面図であ
る。
【図11】第2の実施の形態に係るデジタルカメラを示
す背面図である。
【図12】ケーブルユニットの構造を示す斜視図であ
る。
【図13】ケーブルユニットのケーブル収容部の内部構
造を示す図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 1a カメラ本体部 2 処理部 3 撮像部 4 ケーブルユニット 41 ケーブル 42,4a ケーブル収容部 44 コネクタ部 303 撮像素子 421,441 軸 423,443 バネ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像素子にて電気的に撮像する
    電子カメラであって、 カメラ本体部と、 前記カメラ本体部に接続されるケーブルと、 前記カメラ本体部内に設けられ、前記ケーブルを収容す
    る収容部と、 を備えることを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子カメラであって、 前記カメラ本体部が、 前記撮像素子を含む撮像部と、 前記撮像部からの信号を処理する処理部と、を有し、 前記ケーブルが、前記撮像部と前記処理部とを接続する
    ことを特徴とする電子カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電子カメラであって、 前記撮像部が前記処理部に対して着脱自在であることを
    特徴とする電子カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の電
    子カメラであって、 前記ケーブルを前記収容部へと引き込む力を発生する引
    込手段、をさらに備えることを特徴とする電子カメラ。
  5. 【請求項5】 被写体を撮像素子にて電気的に撮像する
    電子カメラのカメラ本体部に接続される電子カメラ用ケ
    ーブルユニットであって、 ケーブルと、 前記ケーブルの一端に設けられ、前記カメラ本体部に接
    続されるコネクタ部と、を備え、 前記コネクタ部が、前記ケーブルを収容する収容部を有
    することを特徴とする電子カメラ用ケーブルユニット。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の電子カメラ用ケーブル
    ユニットであって、前記カメラ本体部が、前記撮像素子
    を含む撮像部と前記撮像部からの信号を処理する処理部
    とを有し、 前記ケーブルが、前記撮像部と前記処理部とを接続する
    ことを特徴とする電子カメラ用ケーブルユニット。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の電子カメラ用ケーブル
    ユニットであって、 前記撮像部と前記処理部とが接続されるとともに前記ケ
    ーブルが前記収容部に収容された状態において、前記カ
    メラ本体部と共に一体的構造となることを特徴とする電
    子カメラ用ケーブルユニット。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし7のいずれかに記載の電
    子カメラ用ケーブルユニットであって、 前記ケーブルを前記収容部へと引き込む力を発生する引
    込手段、をさらに備えることを特徴とする電子カメラ用
    ケーブルユニット。
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