JP5365470B2 - カメラボディ、撮像ユニット、撮像システム、その撮像ユニットのカメラボディに対する着脱方法、その撮像ユニットのカメラボディに対する装着方法、その撮像ユニットのカメラボディに対する抜き取り方法 - Google Patents

カメラボディ、撮像ユニット、撮像システム、その撮像ユニットのカメラボディに対する着脱方法、その撮像ユニットのカメラボディに対する装着方法、その撮像ユニットのカメラボディに対する抜き取り方法 Download PDF

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Description

本発明は、カメラボディに対して撮像ユニットが着脱可能な撮像システム、その撮像システムに用いるカメラボディ、撮像ユニット、そのカメラボディへの撮像ユニットの着脱方法、その撮像ユニットのカメラボディに対する装着方法、その撮像ユニットのカメラボディに対する抜き取り方法に関する。
従来から、カメラボディに対して撮像ユニットが着脱可能な撮像システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この従来の撮像システムでは、カメラボディは撮像ユニットを着脱可能に格納する格納凹部を有する。この格納凹部は背壁部と、この背壁部と一体の上壁部と下壁部と側壁部とにより構成されている。そのカメラボディには、側壁部から遠い側に背壁部と上壁部と下壁部とによって構成される着脱開口が設けられている。
撮像ユニットをその着脱開口に臨ませて背壁部に沿って側壁部に向かって押し込むことにより、撮像ユニットはカメラボディに収容される。その逆に、撮像ユニットを背壁部に沿って側壁部から遠ざかる方向に引き抜くことにより、撮像ユニットはカメラボディから取り外される。
しかしながら、この従来の撮像システムでは、格納凹部が背壁部と上壁部と下壁部と側壁部との四方向の壁部により囲まれ、カメラボディと撮像ユニットとは一対一の対応関係を強いられているので、撮像ユニットや形状の設計自由度が小さい。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、カメラボディと撮像ユニットとの対応関係をより緩やかにして、カメラボディに対して様々な撮像ユニットを組み合わせることが容易な撮像システム、その撮像システムに用いるカメラボディ、撮像ユニット、そのカメラボディへの撮像ユニットの着脱方法、そのカメラボディへの装着方法、そのカメラボディからの撮像ユニットの抜き取り方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載のカメラボディは、被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部を備えるカメラボディであって、前記撮像ユニット側コネクタ部に接続可能なカメラボディ側コネクタ部を有すると共に前記光学系の光軸に略平行な側面壁を有する側面部と、前記光学系の光軸に略平行でしかも前記側面壁に略垂直な上面壁を有する上面部と、前記撮像ユニットにより撮像された画像を表示する表示部を有しかつ前記光学系の光軸に略垂直な背面壁を有する背面部とを備え、前記凹部は、前記背面壁と前記側面壁と前記上面壁とによって構成されて前方と右方と下方とに向かって開放され、前記撮像ユニットを前記凹部に配設した場合に、前記背面壁が前記撮像ユニットの背面に当接し、前記側面壁が前記撮像ユニットの側面に当接し、前記上面壁が前記撮像ユニットの上面に当接し、前記撮像ユニットの前記側面部に接近する方向への移動に伴って、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続されることを特徴とする。
請求項2に記載のカメラボディは、前記撮像ユニット直方体形状の筐体を有し、前記撮像ユニットが前記凹部に装着されている場合には、前記背面壁が前記筐体の背面に当接し、前記側面壁が前記筐体の側面に当接し、前記上面壁が前記筐体の上面に当接していることを特徴とする。
請求項3に記載のカメラボディは、前記凹部に、第1光学系と第1撮像素子と第1撮像ユニット側コネクタ部とを有する第1撮像ユニット、または、第2光学系と第2撮像素子と第2撮像ユニット側コネクタ部とを有する第2撮像ユニットが着脱可能であり、前記第2撮像素子は前記第1撮像素子とは大きさが異なり、前記第2撮像ユニットは前記第1撮像ユニットとは大きさが異なることを特徴とする。
請求項4に記載のカメラボディは、前記凹部には、前記撮像ユニットを含む複数の種類の外部ユニットを着脱可能であり、該各外部ユニットでは、互いに異なる機能を有することを特徴とする。
請求項5に記載のカメラボディは、前記撮像ユニット側コネクタ部に対する前記カメラボディ側コネクタ部の位置関係を規制し、かつ、前記撮像ユニットを前記側面壁に対して接近または離脱する方向に案内するガイド機構を備えることを特徴とする。
請求項6に記載のカメラボディは、前記ガイド機構は、前記撮像ユニットが前記カメラボディに装着された状態において、前記撮像ユニットを前記カメラボディの前記背面部に向けて付勢する付勢部を含むことを特徴とする。
請求項7に記載のカメラボディは、前記撮像ユニット側コネクタ部に対する前記カメラボディ側コネクタ部の位置関係を規制し、かつ、前記撮像ユニットを前記側面壁に対して接近または離脱する方向に案内するガイド機構を備え、前記ガイド機構は、前記撮像ユニットが前記カメラボディに装着された状態において、前記撮像ユニットを前記カメラボディの前記背面部に向けて付勢する付勢部を含み、前記付勢部は、前記撮像ユニットの前記筐体の背面に形成された少なくとも2つの係合爪と、前記カメラボディの前記背面壁に形成され、前記撮像ユニットが前記カメラボディに装着された状態において、前記係合爪にそれぞれ対向する少なくとも2つの係合板部と、前記係合板部の前記係合爪に臨む面に設けられかつ前記係合爪と係合して前記筐体を前記背面部に向けて付勢する少なくとも2つの付勢バネにより構成されていることを特徴とする。
請求項8に記載のカメラボディは、前記撮像ユニット側コネクタ部に対する前記カメラボディ側コネクタ部の位置関係を規制し、かつ、前記撮像ユニットを前記側面壁に対して接近または離脱する方向に案内するガイド機構を備え、前記撮像ユニットの前記筐体の背面に、少なくとも2つのガイド突起が設けられ、前記カメラボディの前記背面壁に、前記ガイド突起が挿入可能であり、かつ左右方向に長く延びる少なくとも2つのガイド溝が設けられ、前記ガイド機構は、前記ガイド突起と前記ガイド溝とを含むことを特徴とする。
請求項9に記載のカメラボディは、前記ガイド溝は、前記側面部が左側に位置するようにしてかつ前記上面部が上側に位置するようにして前記背面部を正面から直視したときに、前記背面部の上辺部に沿って左右方向に長く延びる上側凹溝と、前記上側凹溝と平行でかつ前記背面部の下辺部に沿って左右方向に長く延びる下側凹溝とを含むことを特徴とする。
請求項10に記載のカメラボディは、前記撮像ユニット側コネクタ部に対する前記カメラボディ側コネクタ部の位置関係を規制し、かつ、前記撮像ユニットを前記側面壁に対して接近または離脱する方向に案内するガイド機構を備え、前記カメラボディ側コネクタ部は、前記側面壁の前記背面壁近傍に設けられた嵌合溝部に配置され、前記撮像ユニット側コネクタ部は、前記筐体の前記側面の前記背面近傍に設けられたコネクタカバー部の内部に配置され、前記ガイド機構は、前記撮像ユニットが前記カメラボディに装着された状態において、前記嵌合溝部と前記コネクタカバー部とが嵌合することを特徴とする。
請求項11に記載のカメラボディは、前記側面壁に、嵌合突起、又は、嵌合穴のいずれか一方が形成され、前記撮像ユニットの側面に嵌合突起又は嵌合穴のいずれか他方が形成され、前記嵌合突起、及び、前記嵌合穴はそれぞれ2つ以上設けられて、前記撮像ユニットが装着された状態において、前記嵌合突起が前記嵌合穴に嵌合することを特徴とする。
請求項12に記載のカメラボディは、前記嵌合突起及び前記嵌合穴は、前記撮像ユニットが前記カメラボディに装着された状態において、前記カメラボディ側コネクタ部又は前記撮像ユニット側コネクタ部よりも、前記背面壁から遠い位置に配置されていることを特徴とする。
請求項13に記載のカメラボディは、被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部を備えるカメラボディであって、側面部と、上面部と、背面部とを備え、前記凹部を正面から見たときに、前記側面部が左側に位置し、前記上面部が上側に位置し、前記背面部が後方に位置して、前記凹部は前方と右方と下方とに向かって開放されていることを特徴とする。
請求項14に記載の撮像ユニットは、請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載のカメラボディに着脱可能なことを特徴とする。
請求項15に記載の撮像システムは、請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載のカメラボディと、請求項14に記載の撮像ユニットとからなることを特徴とする。
請求項16に記載のカメラボディは、前記側面壁または前記側面部から離脱する方向への前記撮像ユニットの移動を規制するロック部と、前記ロック部のロックを解除する解除操作部とを備えていることを特徴とする。
請求項17に記載のカメラボディは、前記側面部は、前記背面部が下側に位置しかつ前記上面部が右側に位置ししかも前方が上側となるようにして前記側面壁を直視したときに、該側面壁よりも上方に向かって膨出する膨出部を有し、該膨出部がグリップ部とされていることを特徴とする。
請求項18に記載のカメラボディは、前記側面部にはその内部に収納室が形成されていることを特徴とする。
請求項19に記載のカメラボディは、前記収納室には、電池、操作部の操作により前記撮像ユニットを制御するのに用いられる回路、前記撮像ユニットにより撮像された画像を処理する処理回路、前記撮像ユニットを記録保存する記録媒体、電源回路、ストロボ制御回路、これらを構成する回路部品を搭載する回路基板のいずれかが収納されていることを特徴とする。
請求項20に記載のカメラボディは、前記上面部は、その上面に出没するポップアップ型ストロボ発光部を有することを特徴とする。
請求項21に記載のカメラボディは、前記付勢部は前記側面部が左側に位置するようにしてかつ前記上面部が上側に位置するようにして前記背面壁を正面から直視したときに、前記ガイド機構を挟んで右側に位置することを特徴とする。
請求項22に記載のカメラボディは、前記ロック部による前記撮像ユニットのロック解除から前記両コネクタの嵌合解除までの一連の動作を行う解除機構が前記背面部に設けられていることを特徴とする。
請求項23に記載のカメラボディは、被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する撮像ユニットが着脱可能なカメラボディであって、前記撮像ユニット側から見て後方に存在する背面部と、該背面部と一体で通常使用時に上側となる上面部と、前記背面部と前記上面部と一体の側面部とを有し、前記背面部と前記上面部と前記側面部とによって前記撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部が構成され、該凹部は下方と側方と前方とに開放されていることを特徴とする。
請求項24に記載のカメラボディは、被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する直方体形状の筐体を備えた撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部が設けられたカメラボディであって、前記筐体を前記凹部に配設したとして前記筐体を正面から見たときに、該筐体の背後に位置して該筐体の背面に臨む背面壁を有する背面部と、該筐体の側面に臨む側面壁を有する側面部と、前記筐体の上面に臨む上面壁を有する上面部とを有することを特徴とする。
請求項25に記載のカメラボディは、前記上面部の上面にストロボ装置が着脱されるアクセサリーシューが設けられ、前記アクセサリーシューが着脱式の電子ビューファインダー装置に兼用されていることを特徴とする。
請求項26に記載の撮像ユニットは、被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する直方体形状の筐体から構成され、かつ、前記筐体を正面から見たときに前記筐体の背後に位置して前記筐体の背面が装着時に臨む背面部と前記筐体の側面が臨む側面部と前記筐体の上面が臨む上面部とによって前記筐体を三方向から包囲すると共に装着時に前記筐体の残余の面が位置する前方と下方と側方との三方向に向かって開放された凹部を構成するカメラボディに着脱可能な構造を有することを特徴とする。
請求項27に記載の撮像ユニットは、前記側面部に設けられたコネクタ部に嵌合されるコネクタ部を側面に有し、前記背面部に上下方向に互いに間隔を開けて設けられた一対の凹溝に挿入されると共に前記背面部に設けられた一対の摺接壁に摺接する一対のガイド突起を有し、該一対のガイド突起と前記一対の摺接壁との協働により両コネクタ部の位置関係が規制されつつ前記カメラボディに装着されることを特徴とする。
請求項28に記載の撮像ユニットは、前記一対の凹溝に挿入されて該一対の凹溝に臨む一対の係合板部と係合しかつ該一対の係合板と協働して前記筐体を前記背面部に向けて付勢する一対の係合爪を有することを特徴とする。
請求項29に記載の撮像ユニットは、前記側面部に設けられて前記凹部に向かって突出された一対の嵌合突起に嵌合されかつ前記一対の係合爪と協働して装着時のガタツキを規制する一対の嵌合穴を前記側面に有することを特徴とする。
請求項30に記載の撮像ユニットは、前記背面部に設けられたロック部と協働して前記筐体をロックするロック部が設けられていることを特徴とする。
請求項31に記載の撮像ユニットは、前記ロック部によるロックを解除する解除機構が前記筐体を正面から見たときに前記筐体の右側に設けられていることを特徴とする。
請求項32に記載の撮像ユニットは、前記解除機構はロック解除からイジェクトまでの一連の操作を実行する解除レバーを有することを特徴とする。
請求項33に記載の撮像ユニットは、前記一対のガイド突起と前記一対の係合突起とを前記一対の凹溝に前方から後方に向かって押し込むことにより前記カメラボディに装着され、前記側面部に向かって移動させることにより前記両コネクタ部が嵌合されると共に、前記カメラボディにロックされることを特徴とする。
請求項34に記載の撮像ユニットは、前記筐体内に画像処理回路が内蔵されていることを特徴とする。
請求項35に記載の撮像システムは、被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する直方体形状の筐体を備えた撮像ユニットと、該撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部を有するカメラボディとからなり、前記凹部は、該凹部に前記撮像ユニットを配設したとして前記筐体を正面から見たときに、前記筐体の背後に位置して該筐体の背面に臨む背面部と、該筐体の側面に臨む側面部と、前記筐体の上面に臨む上面部とによって構成され、前記筐体の他の側面が臨む側方と前記筐体の正面が臨む前方と前記筐体の下面が臨む下方との三方向が開放されていることを特徴とする。
請求項36に記載の撮像システムは、前記側面部にコネクタ部が設けられ、前記筐体の側面に前記コネクタ部に嵌合されるコネクタ部が設けられて、両コネクタ部が前記撮像ユニットの前記カメラボディへの装着時に接続されることを特徴とする。
請求項37に記載の撮像システムは、前記背面部には一対の凹溝と一対のガイド壁と一対の係合板部とが形成され、前記側面部が左側に位置するようにしてかつ前記上面部が上側に位置するようにして前記背面部を正面から直視したときに、前記一対の凹溝は上下方向に互いに間隔を開けてかつ左右方向に平行に延び、前記一対のガイド壁は前記側面部に近い左方に位置し、前記一対の係合板は前記側面部から遠い右方に位置し、前記撮像ユニットには前記筐体の背面に前記一対の凹溝に挿入されると共に前記一対のガイド壁に摺接する一対のガイド突起と、前記一対の凹溝に挿入されて前記一対の係合板部と係合しかつ該一対の係合板と協働して前記筐体を前記背面部に向けて付勢する一対の係合爪とが設けられ、前記一対のガイド突起と前記一対の凹溝との協働作用により前記両コネクタ部の位置関係が規制されつつかつ前記一対の係合爪と前記一対の係合板との協働により前記撮像ユニットが前記背面部に向けて付勢されつつ前記カメラボディに装着されることを特徴とする。
請求項38に記載の撮像システムは、前記カメラボディには前記側面部に前記凹部に向かって突出する一対の嵌合突起が形成され、前記筐体には前記一対の係合爪と協働して装着時のガタツキを規制するために前記一対の嵌合突起が嵌合される一対の嵌合穴が形成されていることを特徴とする。
請求項39に記載の撮像システムは、前記カメラボディの前記背面部と前記筐体の背面とに互いに協働して前記撮像ユニットをロックするロック部がそれぞれ設けられ、前記カメラボディに前記ロック部によるロックを解除する解除機構が設けられていることを特徴とする。
請求項40に記載の撮像システムは、前記解除機構はロック解除からイジェクトまでの一連の動作を実行する解除レバーを有していることを特徴とする。
請求項41に記載の撮像システムは、前記解除機構が前記撮像ユニットに設けられていることを特徴とする。
請求項42に記載の撮像システムは、前記解除機構が前記カメラボディに設けられていることを特徴とする。
請求項43に記載の撮像ユニットのカメラボディに対する着脱方法は、被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する直方体形状の筐体から構成され、かつ、前記筐体を正面から見たときに前記筐体の背後に位置して前記筐体の背面が装着時に臨む背面部と前記筐体の側面が臨む側面部と前記筐体の上面が臨む上面部とによって前記筐体を三方向から包囲すると共に前記筐体の残余の面に対応する前方と下方と側方との三方向が開放された凹部を構成するカメラボディに着脱される撮像ユニットのカメラボディに対する着脱方法であって、前記撮像ユニットを前方から後方に向かって前記背面部に向かって押し込んで前記筐体の背面を前記背面部に装着した後、前記側面部に向かう方向に前記撮像ユニットを移動させて該撮像ユニットと前記カメラボディとの接続を図ると共に前記撮像ユニットを前記カメラボディにロックして前記凹部に前記撮像ユニットを配設し、前記カメラボディから前記撮像ユニットを抜き取るときには、解除レバーの操作により前記カメラボディに対する前記撮像ユニットのロック解除後、前記解除レバーの更なる操作により前記側面部から離間する方向に前記撮像ユニットを可動させることにより前記カメラボディと前記撮像ユニットとの接続を断った後、前記撮像ユニットを後方から前方に向かって抜き取ることを特徴とする。
請求項44に記載の撮像ユニットのカメラボディに対する装着方法は、被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する直方体形状の筐体から構成され、かつ、前記筐体を正面から見たときに前記筐体の背後に位置して前記筐体の背面が装着時に臨む背面部と前記筐体の側面が臨む側面部と前記筐体の上面が臨む上面部とによって前記筐体を三方向から包囲すると共に前記筐体の残余の面に対応する前方と下方と側方との三方向が開放された凹部を構成するカメラボディへ装着される撮像ユニットのカメラボディへの装着方法であって、前記撮像ユニットを前方から後方に向かって前記背面部に向かって押し込んで前記筐体の背面を前記背面部に装着した後、前記側面部に向かう方向に前記撮像ユニットを移動させて該撮像ユニットと前記カメラボディとの接続を図ると共に前記撮像ユニットを前記カメラボディにロックして前記凹部に前記撮像ユニットを配設することを特徴とする。
請求項45に記載の撮像ユニットのカメラボディに対する抜き取り方法は、被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とカメラボディと撮像ユニットとのロック解除を行う解除レバーとを有する直方体形状の筐体から構成され、かつ、前記筐体を正面から見たときに前記筐体の背後に位置して前記筐体の背面が装着時に臨む背面部と前記筐体の側面が臨む側面部と前記筐体の上面が臨む上面部とによって前記筐体を三方向から包囲すると共に前記筐体の残余の面に対応する前方と下方と側方との三方向が開放された凹部を構成するカメラボディにロックされ、しかも、電気的に該カメラボディに接続された撮像ユニットのカメラボディに対する抜き取り方法であって、前記解除レバーの操作により前記カメラボディに対する前記撮像ユニットのロック解除後、前記解除レバーの更なる操作により前記側面部から離間する方向に前記撮像ユニットを可動させることにより前記カメラボディと前記撮像ユニットとの接続を断った後、前記撮像ユニットを後方から前方に向かって抜き取ることを特徴とする。
請求項1ないし請求項13および請求項16に記載のカメラボディ、請求項14に記載の撮像ユニット、請求項15に記載の撮像システムによれば、共通のカメラボディに対して大きさの異なる撮像ユニットを着脱可能であり、カメラボディと撮像ユニットとの連係関係をより緩やかにして、カメラボディと撮像ユニットとを別々にグレードアップするのが容易となる。
また、カメラボディの下面壁がないので、その分カメラボディの小型化を図ることができると共に、装着の自由度、設計の自由度が向上する。
特に、請求項1ないし請求項12および請求項16に記載のカメラボディによれば、撮像ユニットの装着と同時にカメラボディと撮像ユニットとの接続を図ることができる。
特に、請求項6ないし請求項9に記載のカメラボディによれば、三方向が開放されていても撮像ユニットを安定してかつがたなくカメラボディに装着できる。
請求項8、請求項9に記載のカメラボディによれば、撮像ユニットのカメラボディへの装着の際に、両コネクタ部に加わる嵌合の際の捩れ応力を緩和できるという効果を奏する。
請求項10に記載のカメラボディによれば、カメラボディ側コネクタ部と撮像素子側コネクタ部との接続をより確実に図ることができる。
請求項11に記載のカメラボディによれば、三方向が開放されていても撮像ユニットを安定してかつがたなく保持できるという効果を奏する。
請求項12に記載のカメラボディによれば、撮像ユニットをより一層安定してかつがたなく保持できるという効果を奏する。
請求項14、請求項26に記載の撮像ユニットによれば、請求項1ないし請求項13に記載のカメラボディに用いるのに適している。
請求項15、請求項35に記載の撮像システムによれば、請求項1ないし請求項13に記載のカメラボディと請求項14に記載の撮像装置に用いるのに適している。
請求項16に記載のカメラボディによれば、撮像ユニットが不意にカメラボディから脱落するのを防止できるという効果を奏する。
請求項22に記載のカメラボディによれば、撮像ユニットのカメラボディに対するロック解除から両コネクタの嵌合解除までの一連の動作を解除機構のみの操作で行うことができる。また、解除機構がカメラボディに設けられているので、解除機構を撮像ユニットに設けることよる撮像ユニットの大型化を防止できる。
請求項31、請求項32に記載の撮像ユニットによれば、解除機構が撮像ユニットに設けられているので、カメラボディの小型化、コンパクト化に貢献する。
請求項34に記載の撮像ユニットによれば、撮像素子により取得された画像を処理する画像処理回路を備えているので、撮像素子により取得された被写体画像の劣化を防止できる。
請求項37に記載の撮像システムによれば、撮像ユニットのカメラボディへの装着の際に、両コネクタ部に加わる嵌合の際の捩れ応力を緩和できるという効果、撮像ユニットを安定してかつがたなく保持できるという効果を奏する。
請求項38に記載の撮像システムによれば、撮像ユニットをより一層安定してかつがたなくカメラボディに保持できるという効果を奏する。
請求項39に記載の撮像システムによれば、撮像ユニットが不意にカメラボディから脱落するのを防止できるという効果を奏する。
請求項40に記載の撮像システムによれば、撮像ユニットのカメラボディに対するロック解除から両コネクタの嵌合解除までの一連の動作を解除機構のみの操作で行うことができる。
請求項41に記載の撮像システムによれば、カメラボディのコンパクト化を図ることができる。
請求項42に記載の撮像システムによれば、撮像ユニットのコンパクト化を図ることができる。
請求項43に記載の着脱方法によれば、カメラボディへ撮像ユニットをセットするときには、カメラボディの背面部に撮像ユニットを装着した後、側面部に向けて撮像ユニットを凹部に配置するので、撮像ユニットとカメラボディとの接続が確実であり、カメラボディから撮像ユニットを抜き取るときには、解除レバーの操作によりロック解除からイジェクトまでの一連の操作を行うので、無理な力を撮像ユニットに加えることなく撮像ユニットをカメラボディから抜き取ることができる。
請求項44に記載の装着方法によれば、撮像ユニットを前方から後方に向かって背面部に向かって押し込んで筐体の背面を背面部に装着した後、側面部に向かう方向に撮像ユニットを移動させる方法であるので、撮像ユニットとカメラボディとの接続を確実に図ることができると共に撮像ユニットをカメラボディにロックして凹部に撮像ユニットを確実に配設することができる。
請求項45に記載の抜き取り方法は、解除レバーの操作によりロック解除からイジェクトまでの一連の操作を行うので、無理な力を撮像ユニットに加えることなく撮像ユニットをカメラボディから抜き取ることができる。
図1(a)は本発明が適用されるカメラボディと撮像ユニットとの装着状態を示す外観図であって、カメラボディに小型の撮像ユニットが装着されている状態を示す説明図である。 図1(b)は図1(a)に示すカメラボディと同一のカメラボディに大型の撮像ユニットが装着されている状態を示す説明図である。 図1(c)は図1(a)に示すカメラボディを背面側から目視した図である。 図2(a)は本発明が適用されるカメラボディと撮像ユニットとの分解状態を示す外観図であって、カメラボディから図1(a)に示す小型の撮像ユニットを取り外した状態を示す図である。 図2(b)はカメラボディから図1(b)に示す大型の撮像ユニットを取り外した状態を示す図である。 図3(a)は本発明が適用されるカメラボディと撮像ユニットとの分解状態を示す外観図であって、カメラボディから図1(a)、図1(b)に示す撮像ユニットを取り外した状態を示す図である。 図3(b)は図1(a)に示す撮像ユニットを背面側から目視した状態を示す図である。 図3(c)は図1(b)に示す撮像ユニットを背面側から目視した状態を示す図である。 図4は図2(a)の分解状態に対応する分解図であって、撮像ユニット及びカメラボディに向かって右斜め方向から撮像ユニット及びカメラボディを見た外観図である。 図5は図4に示すベース板を取り外した状態を示す外観図である。 図6は図4に示すベース板の外観図である。 図7はカメラボディを左斜め下方向から目視した状態を示す外観図である。 図8は図4、図5、図7に示すロックピンの取り付け構造を説明するための詳細構成図である。 図9は図7に示すカメラボディに装着される撮像ユニットの背面側の構成を説明するための外観図である。 図10は図9に示す係合板の構造を説明するための外観図である。 図11は図10に示す係合板に形成された係合爪の詳細構成を示す部分断面図である。 図12は図6に示すベース板と図10に示す係合板とのロック状態における関係を説明するための斜視図である。 図13は図7に示す係合板に設けられている付勢板バネの構成を説明するための部分断面図である。 図14は図12に示す位置関係にあるベース板とロック板とをベース板の側から見た斜視図である。 図15(a)は図1(a)に示す撮像ユニットのカメラボディに対するロック解除を説明するための模式図であって、撮像ユニットとカメラボディとがロック状態にあることを示す説明図である。 図15(b)は撮像ユニットのロック解除状態への移行過程を示す説明図である。 図15(c)は撮像ユニットのイジェクト過程を示す説明図である。 図15(d)は撮像ユニットのロック解除完了状態を示す説明図である。 図16は図1に示すカメラボディ及び撮像ユニットに内蔵される電装部品の回路構成の一例を示す図である。 図17は図1に示すカメラボディ及び撮像ユニットに内蔵される電装部品の回路構成の他の例を示す図である。 図18は本発明が適用されるカメラボディと撮像ユニットとの他の例を説明するための外観図であって、カメラボディと撮像ユニットとの分解状態を示す図である。 図19は図18に示すカメラボディを左斜め下方向から目視した状態を示す斜視図である。 図20は図21に示すロック部と解除機構の部分拡大図である。 図21は図18に示す撮像ユニットを背面側から見てその内部構造の一部を分解して示す分解斜視図である。 図22は図20に示すロック部と解除機構との関係を示す部分斜視図である。 図23は図7に示すカメラボディ側コネクタ部の中央部を上面部と平行でかつ背面壁と直交する平面で断面して模式的に示す図である。 図24は側面壁と平行でかつ背面壁と直交する平面で断面して模式的に示す図である。 図25はカメラボディ側コネクタ部の構成を示す模式的に示す斜視図である。 図26は撮像ユニット側コネクタ部の断面構成を模式的に示す図である。 図27はカメラボディ側コネクタ部と撮像ユニット側コネクタ部とが接続された状態を示す断面図である。 図28は撮像ユニットのコネクタ部を拡大して示す斜視図である。 図29はカメラボディを背面側から目視した状態であって電子ビューファインダーのカメラボディへの装着前の状態を示す外観図である。 図30はカメラボディを背面側から目視した状態であって電子ビューファインダーのカメラボディへの装着状態を示す外観図である。 図31はカメラボディを正面側から目視した状態であって電子ビューファインダーのカメラボディへの装着前の状態を示す外観図である。 図32はカメラボディを正面から目視した状態であって電子ビューファインダーのカメラボディへの装着状態を示す外観図である。 カメラボディに装着された受信機と、そこへと画像データを送信する受像送信機とからなる実施例3の無線カメラユニットを模式的に示す説明図である。 受信機を説明するための説明図であり、(a)は受信機を正面側(Z方向正側)から見た模式図であり、(b)は受信機を背面側(Z方向負側)から見た模式図である。 受像送信機を説明するための説明図であり、(a)は受像送信機を正面側(Z方向正側)から見た模式図であり、(b)は受像送信機を側面側(X方向正側)から見た模式図である。 無線カメラユニットの電気的な構成を示すブロック図である。 カメラボディに装着された実施例4の画像読取ユニットを模式的に示す説明図である。 画像読取ユニットを説明するための説明図であり、(a)は画像読取ユニットを正面側(Z方向正側)から見た模式図であり、(b)は画像読取ユニットを背面側(Z方向負側)から見た模式図であり、(c)は画像読取ユニットの使用例を示す模式図である。 画像読取ユニットの光学系の構成を模式的に示す説明図である。 画像読取ユニットの電気的な構成を示すブロック図である。 カメラボディに装着された実施例5のファイバースコープユニットを模式的に示す説明図である。 ファイバースコープユニットを説明するための説明図であり、(a)はファイバースコープユニットを正面側(Z方向正側)から見た模式図であり、(b)はファイバースコープユニットを背面側(Z方向負側)から見た模式図である。 ファイバースコープユニットの電気的な構成を示すブロック図である。 カメラボディに装着された実施例6の画像印刷ユニットを模式的に示す説明図である。 画像印刷ユニットを説明するための説明図であり、(a)は画像印刷ユニットを正面側(Z方向正側)から見た模式図であり、(b)は画像印刷ユニットを背面側(Z方向負側)から見た模式図である。 画像印刷ユニットの電気的な構成を示すブロック図である。 カメラボディに装着された実施例7の画像投影ユニットを模式的に示す説明図である。 画像投影ユニットを説明するための説明図であり、(a)は画像投影ユニットを正面側(Z方向正側)から見た模式図であり、(b)は画像投影ユニットを背面側(Z方向負側)から見た模式図である。 画像投影ユニットの光学系の構成を模式的に示す説明図である。 カメラボディに装着された実施例8の外部記憶ユニットを模式的に示す説明図である。 外部記憶ユニットを説明するための説明図であり、(a)は外部記憶ユニットを正面側(Z方向正側)から見た模式図であり、(b)は外部記憶ユニットを背面側(Z方向負側)から見た模式図である。 外部記憶ユニットの構成を説明するためのブロック図である。
以下に、本発明に係わる撮像システム、この撮像システムに用いるカメラボディ、撮像ユニット、そのカメラボディへの撮像ユニットの着脱方法、その撮像ユニットのカメラボディに対する装着方法、その撮像ユニットのカメラボディに対する抜き取り方法を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
(カメラボディ、撮像ユニットの概略説明)
図1(a)、図1(b)は本発明に係わる外部ユニットの一例としての直方体形状の筐体を有する撮像ユニットをカメラボディに装着した状態を示し、この図1(a)、図1(b)において、1はカメラボディ、2、2’は直方体形状の筐体2a、2a’を有する撮像ユニットである。ここでは、撮像ユニット2、2’は交換レンズ鏡胴ユニットからなり、その撮像ユニット(第1撮像ユニット)2はレンズ鏡胴3を有し、その撮像ユニット(第2撮像ユニット)2’はレンズ鏡胴3’を有する。図1(c)は図1(a)に示すカメラボディを背面側から目視した状態を示す斜視図である。
なお、第1撮像ユニット2は第1光学系と第1撮像素子と第1撮像ユニット側コネクタ部とを有し、第2撮像ユニット2’は第2光学系と第2撮像素子と第2撮像ユニット側コネクタ部とを有する。ここで、「第1、第2」という用語を用いたのは、これは撮像ユニット2、2’を便宜的に区別するためである。
第1光学系は被写体からの入射光を第1撮像素子に導き、第1撮像素子は第1光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換し、第2光学系は被写体からの入射光を第2撮像素子に導き、第2撮像素子は第2光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する。
この撮像ユニット2、2’は、図2(a)、図2(b)に示すように、同一のカメラボディ1に対して着脱可能とされている。
以下の説明では、カメラボディ1に撮像ユニット2が装着された状態でのレンズ鏡胴3の撮像光学系(レンズ系)の光軸方向に並行な方向をZ方向または前後方向といい、Z方向の正の側をカメラの正面側(前側)とし、Z方向の負の側をカメラの背面側(後側)とする。また、Z方向に直交する方向であってカメラボディ1の通常の使用状態における高さ(上下)方向をY方向とし、Y−Z平面に直交する方向をX方向または左右方向とする。このY方向の正の側を下側とし、Y方向の負の側を上側とし、X方向の正の側を右側とし、X方向の負の側を左側とする。
(カメラボディの詳細構造の説明)
そのカメラボディ1は、図2(a)、図2(b)に示すように、筐体2a、2a’の配設空間としての凹部1Aを有する。そのカメラボディ1にはその凹部1Aを構成する3個の構成体として、撮像ユニット2、2’を正面から見て撮像ユニット2、2’がカメラボディ1に装着されて凹部1Aに配設されたときに筐体2a、2a’の背後に位置する背面部1Bと、撮像ユニット2、2’を正面(矢印Z方向)から見て撮像ユニット2、2’がカメラボディ1に装着されて凹部1Aに配設されたときに筐体2a、2a’の左側(矢印X方向側)に位置する側面部1Cと、撮像ユニット2、2’を正面から見て撮像ユニット2、2’がカメラボディ1に装着されて凹部1Aに配設されかつ撮像ユニット2、2’の通常使用時に筐体2a、2a’の上側(矢印Y方向の側)に位置する上面部1Dとを有する。背面部1Bと側面部1Cと上面部1Dとは一体に形成されている。
その背面部1Bと側面部1Cと上面部1Dとのいずれかには、カメラボディ1、撮像ユニット2、2’を電気的に操作する操作部が設けられ、例えば、その上面部1Dには、図1(a)、図1(b)、図1(c)、図2(a)、図2(b)に示すように、操作部としてのレリーズボタン5yが設けられている。
背面部1Bは筐体2a、2a’の装着時にその背面に対面する背面壁4を有する。この背面壁4は、XY平面に平行であり、撮像ユニット2、2’の凹部1Aへの非配設時に外部に露呈されている。その背面壁4は、筐体2a、2a’を背面から見たときに、筐体2a、2a’の背面形状に対応する概略長方形状の輪郭形状を呈している。
その図2において、符号4aは筐体2a、2a’の背面の左右方向に延びる上辺部に対応する背面壁4の上辺部を示し、符号4bは筐体2a、2a’の背面の左右方向に延びる下辺部に対応する背面壁4の下辺部を示し、符号4cは筐体2a、2a’の背面の上下方向に延びる左辺部に対応する背面壁4の左辺部を示し、符号4dは筐体2a、2a’の背面の上下方向に延びる右辺部に対応する背面壁4の右辺部を示している。
上面部1Dは筐体2a、2a’の装着時にその上面に対面しかつ左右方向に延びかつひさし形状の上面壁5を有する。この上面壁5は、上面部1Dが上側に位置するようにして側面部1Cを側方から直視したとき前方に向かって背面壁4の上辺部4aから起立されているように見える。上面壁5は、XZ平面に平行である。
上面部1Dの前面5aには照明手段としてのストロボ発光部5bがその右方に配設されている。なお、ここでは、ストロボ発光部5bは上面部1Dに設けることにして説明したが、このストロボ発光部5bは側面部1Cに設けても良い。ストロボ発光部5bを上面に設けることにより、撮像ユニット2のレンズの光軸よりも上側から被写体を照明でき、被写体の照明を適切に行うことができる。
側面部1Cは、筐体2a、2a’の配設時にその筐体2a、2a’の側面が対面される側面壁(板金部材ともいう)6を有する。この側面壁6は、背面部1Bが下側に位置しかつ上面部1Dが右側に位置ししかも前方が上側に位置するようにしてこの側面壁6を直視したときに左辺部4cから上方に向かって起立されているように見える。側面壁6は、YZ平面に平行である。その側面部1Cは側面壁6から上方に向かって膨出する膨出部1cを有する。この膨出部1cはグリップ部として用いられる。その側面部1Cの内部には収納室が形成され、この収納室には、電池、撮像装置に要求される各種の電装部品が内蔵されている。
すなわち、この収納室には、電池、操作部の操作により撮像ユニット2を制御するのに用いられる回路、撮像ユニット2により撮像された画像を処理する処理回路、撮像ユニット2により撮像されかつ処理回路により処理された画像を記録保存する記録媒体、電源回路、ストロボ制御回路、これらを構成する回路部品を搭載する回路基板等が収納される。
その凹部1Aは、図3(a)に概略示すように、その背面壁4と上面壁5と側面壁6とによって、その輪郭形状が規定される。この凹部1Aは、筐体2a、2a’が配設されたときにその筐体2a、2a’の残余の面としての下面が位置する下方と、筐体2a、2a’の残余の面としての右側面が位置する右側方と、筐体2a、2a’の残余の面としての正面が位置する前方との三方向に向かって開放されている。この凹部1Aには、大きさの異なるレンズ鏡胴3や大きさの異なる撮像ユニット2、2’が交換可能に配設される。つまり、撮像ユニット2のレンズ鏡胴3と撮像ユニット2’のレンズ鏡胴3’とは大きさが異ならされている。また、撮像ユニット2の撮像素子の大きさと撮像ユニット2’の撮像素子の大きさも異ならされている。
その背面部1Bの背面には、図1(c)に示すように、撮像ユニット2、2’により撮像された画像を表示する表示面1bが設けられている。表示面1bには記録媒体に記録された画像が再生可能である。背面部1Bは側面部1Cに連続的につながっている。この背面部1Bの大きさは表示面1bの大きさによって概略規定されるが、その表示面1bは背面部1Bに設けても、設けなくとも良い。
その背面部1Bには、背面壁4の一部を構成するベース板8とロック手段としてのロックピン9とが設けられている。そのベース板8にはロックピン9を案内する小判形状の案内溝10が形成されている。ロックピン9は案内溝10を介して凹部1Aに向かって突出されている。撮像ユニット2、2’の筐体2a、2a’は図3(b)、図3(c)に示すように、その正面を除く背面と左側面と下面と上面と右側面との形状は概略同一形状であるので、以下、カメラボディ1と撮像ユニット2とについてのみその構造を図4〜図15を参照しつつ詳述することにし、撮像ユニット2’の構造の詳細についてはその説明を割愛することにし、撮像ユニット2に対応する構造については、対応する構造に同一符号を付するにとどめる。
撮像ユニット2には、図4に示すように、側面壁6に対面する左側面2cに上下方向に延びるコネクタ部(撮像ユニット側コネクタ部)11としての差し込みプラグが設けられている。この差し込みプラグは電気回路が配線されたプラグ基板セット(図示を略す)に固定されている。このプラグ基板セットは撮像ユニット2の内部にフローティング構造で配置されている。
このフローティング構造は、カメラボディ1に撮像ユニット2を装着してコネクタ部11とコネクタ部(カメラボディ側コネクタ部)12との電気的接合を図る際に、コネクタ部11とコネクタ部12との取り付け誤差を吸収緩和して、そのコネクタ部11とコネクタ部12とを嵌合させる際に加わる応力を緩和する機能を果たす。
カメラボディ1には、図5に示すようにその側面壁6に上下方向に延びるコネクタ部12が設けられている。コネクタ部12はその上下方向両端部に位置決め突起56a、56aを有し、コネクタ部11はその上下方向両端部に後述する位置決め穴を有する。そのコネクタ部11、12には、例えば、市販のベイコネクタが用いられる。
そのコネクタ部11とは外部との通信を行う機能、ここでは、コネクタ部12との間で通信を行う機能を有する。
そのコネクタ部12は背面部1Bが下側に位置しかつ上面部1Dが右側に位置ししかも前方が上側に位置するようにして側面壁6を正視したときに、背面壁4から立ち上がって見える側面壁6の立ち上がり基部に、不用意に触られないように配置されている。
そのコネクタ部12はコネクタ端子を被覆する被覆部材56を有する。この被覆部材56はカメラボディ1に撮像ユニット2を装着するとき、人の手が触れて、人体にたまっている静電気の放電により、電気回路、電気素子等が静電破壊されるのを防止する役割を有する。
そのコネクタ部12は凹部1Aに臨んでおり、このコネクタ部12は、撮像ユニット2をカメラボディ1に装着する際の撮像ユニット2の右から左に向かう方向への移動に伴ってコネクタ部11に嵌合されて、カメラボディ1と撮像ユニット2とが電気的に接続される。なお、このコネクタ部11、12の構造の詳細については後述する。
ベース板8は図示を略す止めネジにより背面部1Bに固定される。その背面部1Bには、撮像ユニット2のコネクタ部11に対するカメラボディ1のコネクタ部12の位置関係を撮像ユニット2のガイド機構と協働して規制しつつこの撮像ユニット2を右から左に向かって案内するガイド機構が設けられている。
そのベース板8は図6に示す略長方形状の金属製の薄板から構成されている。このベース板8はカメラボディ1側のガイド機構の一部を構成している。そのベース板8の上縁壁には、側面壁6に近い左辺部4c側にガイド壁8aが形成され、側面壁6から遠い右辺部4d側に係合板部8a’が形成されている。ベース板8の下縁壁には、側面壁6に近い左辺部4c側にガイド壁8bが形成され、側面壁6から遠い右辺部4d側に係合板部8b’が形成されている。一対のガイド壁8a、8bは、後述する一対のガイド突起が摺接されてコネクタ部11とコネクタ部12との位置関係を規制する。一対の係合板部8a’、8b’は、後述する一対の係合爪が係合される。そのベース板8の係合板部8a’とガイド壁8aとの間の上辺部は左右方向に延びる切り欠き部8cとされ、そのベース板8の係合板部8b’とガイド壁8bとの間の下辺部は切り欠き部8dとされている。
この一対の係合板部8a’、8b’には撮像ユニット2を背面部1Bに向けて付勢する付勢部としての付勢板バネ(後述する)が設けられる。その一対の係合板部8a’、8b’は、カメラボディ1に撮像ユニット2を装着してこの撮像ユニット2がカメラボディ1にロックされている状態で、この撮像ユニット2に前方に向かう方向の力を加えたときに、この力による引抜けを防止する機能を後述する一対の係合爪と協働して果たす。
背面壁4には、側面部1Cが左側に位置しかつ上面部1Dが上側に位置するようにして背面壁4を正面から目視したときに、図5に示すように、上辺部4aに沿って左右方向に長く延びるガイド溝としての上側凹溝13aと、この上側凹溝13aと平行でかつ背面壁4の下辺部4bに沿って左右方向に長く延びる下側凹溝13bとが上下方向に大きく間隔を開けて形成されている。その上側凹溝13a、下側凹溝13bの右方は外部に向かって開放される開放端13a’、13b’とされている。この上側凹溝13a、下側凹溝13bはガイド機構の一部を構成している。
そのガイド機構は、カメラボディ1と撮像ユニット2とに設けられ、撮像ユニット側コネクタ部11に対するカメラボディ側コネクタ部12の位置関係を規制し、かつ、撮像ユニット2を側面壁6に対して接近又は離脱する方向(X方向)に案内する役割を有する。
案内溝10は上下方向に延びる形状とされ、一対の係合板部8a’、8b’を結ぶ方向略中央に位置している。その側面壁6には凹部1Aに向かって突出する一対の嵌合突起14、14が、図5、図7に示すように、上下方向に間隔を開けて設けられている。この一対の嵌合突起14、14は一対の係合板部8a’、8b’と協働して撮像ユニット2をカメラボディ1に保持する役割を果たす。この一対の嵌合突起14、14は、不用意な捩れ力が撮像ユニットに加わった際、一対の嵌合穴22’、22’と協働して、カメラボディ1のコネクタ部12のコネクタ端子、撮像ユニット2のコネクタ部11のコネクタ端子が破壊されるのを防止する機能をも有する。
一対の嵌合突起14、14は背面部1Bが下側に位置しかつ上面部1Dが右側に位置ししかも前方が上側となるようにして側面壁6を直視したときにコネクタ部12よりも上部に配置されている。
図5は背面部1Bからベース板8を取り外した状態を示す図であって、図5に示すように、背面部1Bには、その右辺部4dに金属製の解除機構15が設けられている。この解除機構15は、イジェクトレバー(解除レバー)16とロック解除板17とから大略構成されている。ロックピン9はロック解除板17に設けられている。このロック解除板17には案内溝18、18が形成されている。背面壁4にはガイドピン20、20が設けられている。このガイドピン20、20は案内溝18、18に嵌合され、ロック解除板17はこのガイドピン20、20によって規制されて上下方向にスライドされる。
ロック解除板17は図示を略すバネ等のロック解除板付勢手段により上方へ付勢されている。操作レバーに外力が加わっていないときには、案内溝18、18の下端にガイドピン20、20が当接している。
ロックピン9は図8に拡大して示すようにロック解除板17にカシメ手段により固定されている。このロックピン9は軸部9aとフランジ部9bとから構成されている。その軸部9aには回動可能にカラー部材21が設けられている。このカラー部材21はフランジ部9bにより抜け止めされている。このカラー部材21は案内溝10に対するロックピン9の摩擦抵抗を低減する役割を果たす。なお、ロックピン9の作用の詳細については後述する。
背面壁4には図5に示すように右辺部4dに軸部22が設けられている。イジェクトレバー16は軸部22を境に操作アーム16aと作用アーム16bとを有する。このイジェクトレバー16は軸部22を支点にして回動可能とされている。操作アーム16aは作用アーム16bよりも長尺形状とされ、小さな操作力で大きな作用力が得られる構成とされている。作用アーム16bには作用ピン16cが設けられている。ロック解除板17には被作用壁17aが形成され、作用ピン16cは被作用壁17aに係合可能に臨まされている。
(撮像ユニット2の詳細構造の説明)
撮像ユニット2には側面壁6に対面される左側面2cに、図4に示すように、装着時に一対の嵌合突起14、14が嵌合される一対の嵌合穴22’、22’が形成されている。その撮像ユニット2の背面には、ロックピン9と協働して撮像ユニット2をカメラボディ1にロックする係合板23が図9に示すように図示を略す止めネジにより固定されている。
係合板23には、図9、図10に示すように、装着時に上側凹溝13a、下側凹溝13bに挿入されてガイド壁8a、8bに摺接される一対のガイド突起23a、23bが切り起しにより形成されていると共に、装着時に上側凹溝13a、下側凹溝13bに挿入されてベース板8の厚さ方向から一対の係合板部8a’、8b’に係合する係合爪23c、23dが切り起しにより形成されている。その係合爪23c、23dは、図11に示すように、起立部23eと屈曲部23fとにより構成されている。なお、屈曲部23fがベース板8に対してカメラボディ1の背面部1Bの内側に配置される場合には、両コネクタ部11、12は平行状態で接続される位置関係とされている。
その係合板23には、図9、図10、図12に示すように、ロックピン9が挿入される挿入溝24が穿設され、符号24’はその挿入溝構成壁を示す。その挿入溝構成壁24’は、上側凹溝13a、下側凹溝13bが延びる方向に対応する方向に延びる直線溝24aを形成する一対の直線溝構成壁24a’、24a”と、上側凹溝13a、下側凹溝13bが延びる方向と直交する上下方向に延びてロックピン9をロック位置に保持するロック溝24bを形成する一対のロック溝構成壁24b’、24b”と、ロック溝構成壁24b’とロック溝構成壁24a’との間に位置して撮像ユニット2のカメラボディ1への装着時にはロックピン9に当接してロック解除板付勢手段(図示を略す)としてのバネ等の付勢力に抗してそのロックピン9を下方に向かって移動させる当接分力を発生させる傾斜壁24eと、撮像ユニット2のカメラボディ1に対する解除時にはロックピン9の当接分力により撮像ユニット2を解除方向に可動させる傾斜壁24dとから構成されている。ロック溝構成壁24b’、24b”のうちの一方のロック溝構成壁24b”はロックピン9の解除を阻止するロック解除阻止壁として機能する。
ベース板8には、図11、図13に示すように、係合板23が対面する面とは反対側の面、すなわち、一対の凹溝13a、13bに臨む側の面であってかつ係合板部8a’、8b’の形成箇所に、付勢部としての付勢板バネ8eが設けられている。この付勢板バネ8eは撮像ユニット2を背面壁4に向けて付勢する機能を有する。
上側凹溝13a、下側凹溝13bには、係合爪23c、23d(撮像ユニット2)を付勢する付勢板バネ8eの上側凹溝13a、下側凹溝13bへの進入を許容する切り欠き13c、13dが図5に示すように形成されている。
次に、撮像ユニット2のカメラボディ1への装着について説明する。
使用者は、撮像ユニット2を手で持って、例えば、図5に示すカメラボディ1の上側凹溝13a、下側凹溝13bに図9に示す一対のガイド突起23a、23b、一対の係合爪23c、23dを挿入可能な姿勢とする。また、その一対のガイド突起23a、23bがガイド壁8a、8bに摺接可能な姿勢とすると共に、係合爪23c、23dが係合板部8a’、8b’に係合可能な姿勢とする。ついで、使用者は、撮像ユニット2の姿勢を保ちながら手で持ってカメラボディ1に前方から後方に向かう矢印A方向(X方向負側(図4参照))に押し込む。これにより、撮像ユニット2の筐体2aの背面がカメラボディ1の背面壁4に当て付けられる。これにより、ロックピン9が挿入溝24に挿入される。このとき、そのロックピン9は直線溝24aに位置している。
ついで、カメラボディ1に対して撮像ユニット2を左方の側面壁部6に向けて矢印B方向(Z方向負側(図4参照))に移動させると、ガイド突起23a、23bがガイド壁8a、8bに摺接されつつかつ係合爪23c、23dが係合板部8a’、8b’に向かう方向に移動される。その結果、屈曲部23eが付勢板バネ8eに当接され、この付勢板バネ8eの付勢力により撮像ユニット2の筐体2aの背面がカメラボディ1の背面壁4に密接される。これにより、カメラボディ1に対する撮像ユニット2のガタツキが解消される。このとき、ロックピン9は傾斜壁24dに当接直前にある。
続けて、撮像ユニット2を側面壁6に向けて移動させると、一対の嵌合突起14、14が一対の嵌合穴22’、22’に嵌合される。これにより、コネクタ部11とコネクタ部12との相対位置関係が補助的に規制される。ついで、コネクタ部12の位置決め突起56a、56aがコネクタ部12の位置決め穴に嵌合される。これにより、コネクタ部11、12のコネクタ端子同士が電気的に接触され、コネクタ部11とコネクタ部12とが電気的に接合される。なお、このコネクタ部11、12の電気的接続については後述する。
一方、ロックピン9はその撮像ユニット2の側面壁6に向けての押し込みによって、傾斜壁24eの当接分力によりロック解除付勢手段の付勢力に抗して下方に移動され、傾斜壁24eを乗り越える。この傾斜壁24eを乗り越えた時点でロックピン9はロック解除付勢手段の付勢力によりロック溝24bに向けて上方に可動され、ロックピン9がロック溝24bに進入する。これにより、撮像ユニット2はカメラボディ1にロックされる。撮像ユニット2’の装着も同様である。
その撮像ユニット2のカメラボディ1への装着完了状態では、図14に模式的に示すように、一対の係合爪23c、23dは係合板部8a’、8b’に確実に係合している。側面壁6に形成された一対の嵌合突起14、14とこの一対の嵌合突起14、14から大きく離れた一対の係合爪23c、23dとによって、撮像ユニット2はカメラボディ1にガタつきなく保持されているので、撮像ユニット2に矢印A方向(図4参照)と反対方向の力を加えて、撮像ユニット2を前方側に向かって引き抜こうとしても、その引き抜きが阻止され、かつ、その引き抜きの際に、コネクタ部11、12に引き抜きに伴う無理な力が加わるのが阻止される。
また、撮像ユニット2の右側の下辺部を手で持って、右下に向けて無理矢理に引き抜こうとしても、同様に、一対の嵌合突起14、14とこの一対の嵌合突起14、14から大きく離れた一対の係合爪23c、23dとによって、撮像ユニット2はカメラボディ1にガタつきなく固定されているので、その引き抜きが阻止され、コネクタ部11、12に引き抜きに伴う無理な力が加わるのが阻止される。
なお、撮像ユニット2、2’には、上側凹溝13a、下側凹溝13bに対向する背面に、カメラボディ1への撮像ユニット2の装着時にこの上側凹溝13a、下側凹溝13bの開放端13a’、13b’を塞いで、装着時の見栄えを良くするための化粧用蓋部25が図9に示すように設けられている。
この実施例では、撮像ユニット2をカメラボディ1に矢印A方向から装着し、ついで、矢印B方向に移動させて撮像ユニット2とカメラボディ1との電気的接続を図る構成としたが、矢印B方向からの移動のみで撮像ユニット2とカメラボディ1との電気的接続を図る構成としても良い。
次に、撮像ユニット2のカメラボディ1に対する抜き取りについて、図15を参照しつつ説明する。
ベース板8と係合板23とは、撮像ユニット2をカメラボディ1に装着した状態では、図15(a)に模式的に示す位置関係にあり、ロックピン9はロック溝24bに位置してロック溝構成壁24b”により撮像ユニット2の左右方向への抜け止めが図られている。
図15(b)に示すように、操作アーム16aを矢印C方向に回動操作すると、軸部22を支点にして作用アーム16bが矢印D方向に回動され、作用ピン16cが被作用壁17aに当接する。これにより、ロック解除板付勢手段の付勢力に抗して、ロック解除板17が矢印E方向に可動される。このロック解除板17の矢印E方向への可動により、ロックピン9がロック溝24bから離脱する。これにより、カメラボディ1に対する撮像ユニット2のロックが解除される。
図15(c)に示すように、操作アーム16aが更に矢印C方向に回動されると、ロック解除板17が更に矢印E方向に可動され、ロックピン9が傾斜壁24dに当接する。撮像ユニット2は、一対のガイド突起23a、23b、一対の係合爪23c、23dにより矢印E方向への移動を規制されているので、このロックピン9が傾斜壁24dに当接したときに生じるロックピン9の当接分力により、図15(c)に示すように、撮像ユニット2が引き抜き方向(矢印F方向)に可動される。
これにより、一対の嵌合突起14、14と一対の嵌合穴22、22との嵌合が解除されると共に、一対の係合爪23c、23dと一対の係合板部8a’、8b’との係合も解除される。また、これとほぼ同時に、コネクタ部11とコネクタ部12との嵌合も解除され、カメラボディ1と撮像ユニット2との電気的接続も絶たれる。なお、図15(d)はそのカメラボディ1のコネクタ部12に対する撮像ユニット2のコネクタ部11の引き抜き完了状態を示している。撮像ユニット2’の抜き取りも同様である。
ここで、ベース板8の案内溝10とロック解除板17のロックピン9と背面部1Bのガイドピン20、20とロック解除板17の案内溝18、18と撮像ユニット2に設けられた係合板23の傾斜壁24eとロック溝24bとロック解除板付勢手段とはロック機構を構成している。また、イジェクトレバー16とロック解除板17の被作用壁17aとガイドピン20、20と案内溝18、18とはロック解除機構を構成している。更に、ベース板8の案内溝10とイジェクトレバー16とロック解除板17の被作用壁17aとガイドピン20、20と案内溝18、18と撮像ユニット2に設けられた係合板23の傾斜壁24dとはイジェクト機構を構成している。このように、ロック解除機構とイジェクト機構との構成要素が共通しているので、ロック解除からイジェクトまでの一連の動作をイジェクトレバー16の操作のみで行うことができる。
この実施例1では、イジェクトレバー16の操作アーム16aの長さを作用アーム16bの長さよりも長く形成したので、小さな解除操作力で大きな引き抜き力を得ることができる。コネクタ部11をコネクタ部12から引き抜く際に必要とする力を、このイジェクトレバー16のアーム比を調節することにより調整できる。また、コネクタ部12の延びる方向と直交する方向でかつコネクタ部分の延びる方向中間部分に引き抜き方向の力が集中するように、ロックピン9の位置を調整すれば、コネクタ部12からコネクタ部11を引き抜く際に、コネクタ端子に応力が加わるのを緩和できる。
この実施例1では、イジェクトレバー16が回動可能な構成として説明したが、このイジェクトレバー16の構成はこれに限られるものではなく、例えば、このイジェクトレバー16は、背面部1Bの右辺部4dに沿って上下方向にスライド可能な構成とすることもできる。
また、この実施例1では、解除機構15をカメラボディ1の背面部1Bに設ける構成とし、撮像ユニット2の構成のコンパクト化を図ることにしたが、解除機構15を撮像ユニット2に設けてカメラボディ1の構成のコンパクト化、小型化を図る構成としても良い。
この実施例1では、カメラボディ1に係合板部8a’、8b’、付勢板バネ8e、上側凹溝13a及び下側凹溝13bを設け、撮像ユニット2に係合爪23c、23dを設けているが、カメラボディ1に係合爪を設け、撮像ユニット2に係合板部、付勢板バネ、上側凹溝、及び下側凹溝を設ける構成としても良い。
また、この実施例1では、カメラボディ1に嵌合突起14、14を設け、撮像ユニット2に嵌合穴22’、22’を設けているが、カメラボディ1に嵌合穴を設け、撮像ユニット2に嵌合突起を設ける構成としても良い。
更に、この実施例1では、ロック解除操作部としてのロック解除機構を、回動する解除レバーを備える構成としたが、押しボタン、スライドするレバー等のロック解除操作部を設ける構成としても良い。
実施例1のカメラボディ1と撮像ユニット2とが双方のガイド機構の協働により効果を奏するものであることから、カメラボディ1側のガイド機構を撮像ユニット2側に設け、かつ撮像ユニット2側のガイド機構をカメラボディ1側に設ける構成としてもよい。
(カメラボディ、撮像ユニットに搭載される電装部品の説明)
次に、図16を参照しつつカメラボディ1、撮像ユニット2に搭載される電装部品について説明する。
カメラボディ1には、例えば、図16に示すように、リチウムイオンバッテリ204、ストロボ発光部207(5a)、電子ビューファインダー装置209、液晶表示装置(LCD)210、ハイビジョンテレビジョンコネクタインタフェース(HDMIIF)212、オーディオビデオ(AVOut)出力端子213、USBインターフェース(USBIF)214、SDカードインタフェース(SDcard)215、オーディオコーデック回路(Audio codec)216、スピーカ217、マイクロフォン218、フラッシュROM(Flash ROM)219、DDR−SDRAM220、メインCPU208、操作スイッチ206、211、サブCPU(Sub CPU)205、DC/DC電源回路203、スイッチング素子202、コネクタ部12としてのコネクタ端子201が設けられている。
これらは、撮像装置としてのデジタルカメラに要求される公知の機能を有する電装部品の一部を構成している。その操作スイッチ206は例えばレリーズシャッタースイッチ5yであり、操作スイッチ211は例えば液晶表示装置(LCD)210等を操作する操作キーである。その液晶表示装置(LCD)210は例えば背面部1Bに設けられている。その操作スイッチ211はその背面部1Bの適宜箇所に設けられる。
撮像ユニット2の筐体2aには、光学系としての撮像レンズユニット107、撮像素子108、AFE回路109、ホール素子(Hall elemnt)104、駆動コイル(Coil)105、ジャイロセンサ(Gyrosensor)106、駆動ドライバ(Motor Driver)111、駆動モータ(M)110、加速度検出センサ112、テレワイド検出スイッチ113、コネクタ部11としてのコネクタ端子116が設けられている。
これらも撮像装置としてのデジタルカメラに要求される公知の機能を有する電装部品の一部を構成している。その撮像レンズユニット107は複数個のレンズを有し、この複数個のレンズの一部はレンズ鏡胴3に設けられている。
なお、この実施例1では、駆動モータ(M)110、駆動ドライバ111を撮像ユニット2に設ける構成として説明しているが、これらはカメラボディ1に設ける構成とすることもできる。
ここでは、撮像ユニット2にはカメラボディ1から電源電力が供給される。例えば、ホール素子104、駆動コイル105、ジャイロセンサ106は手ぶれ補正機構の一部を構成している。この手ぶれ補正機構の信号はコネクタ端子116、201を介してメインCPU208に入力され、メインCPU208はこれらの信号に基づき手ぶれ補正処理を実行する。手ぶれ補正処理は、手ぶれによって発生する撮像素子の受光面上に投影される画像のぶれを補正する処理である。例えば、ジャイロセンサ106により検出したぶれの方向と反対の方向に撮像素子を駆動する処理であっても良いし、また、ジャイロセンサ106により検出したぶれの方向と同一の方向に撮像レンズユニット107の一部の光学素子を駆動する処理であっても良い。
撮像素子108の映像信号はAFE回路109を介してメインCPU208に入力され、所定の画像処理が施されてLCD210等に表示される。
テレワイド検出スイッチ113(でのスイッチ信号)はコネクタ端子116、201を介してメインCPU208に入力され、メインCPU208はテレワイド検出スイッチ113、操作スイッチ211等のスイッチ信号に基づいて駆動ドライバ111、駆動モータ110を制御し、これにより、撮像レンズユニット107を駆動制御する。
加速度検出センサ112の検出出力は、コネクタ端子116、201を介してメインCPU208に入力され、メインCPU208はその加速度検出センサ112の検出出力に基づいてLCD210に表示される画像の傾きを制御する。LCD210には、加速度検出センサ112の検出出力に基づいて、水平に対する撮像ユニット2の傾き具合が表示される。水平に対する撮像ユニット2の傾き具合は、数値による表示であっても、映像による表示であっても良い。
その撮像ユニット2、2’には、図17に示すように、DC/DC電源回路101、サブCPU102、メインCPU103、フラッシュROM114、DDRSDRAM115を設け、メインCPU103で画像処理を行った後、コネクタ端子116、201を介して画像処理信号をメインCPU208に送信する構成を採用することもできる。メインCPU103でJPEG等のフォーマットへの圧縮処理を行い、コネクタ端子116、201を介して圧縮された画像データをメインCPU208に送信する構成を採用することもできる。このように、撮像ユニット2、2’で画像処理、又は、圧縮処理を行う構成とすると、ノイズの少ない安定した画像をカメラボディ1のメインCPU208に送信することができる。
カメラボディ1のメインCPU208は、コネクタ部12の所定のピン(カメラボディ側接続検知用ピン)の接続の有無を監視しており、カメラボディ側接続検知用ピンが撮像ユニット側接続検知用ピンと接続されたことを検知すると、コネクタ部11とコネクタ部12との間の通信および電力送信(供給)を開始する。なお、接続検知用ピンが接続されたことを検知した場合、直ちに通信および電力送信を開始するものであってもよく、所定の時間経過後に通信および電力送信を開始するものであってもよい。また、接続検知用ピンが接続されたことを検知した場合、カメラボディ1に設けられた通信および電力送信の開始のための操作部への操作に応じて通信および電力送信を開始するものであってもよい。さらに、ロック機構がロック状態であるか否かを検出するロック状態検出部を設け、当該ロック状態検出部によりロック機構がロック状態であると検出された場合に、通信および電力送信を開始するものであってもよい。
この発明の実施の形態によれば、既述したように、同一のカメラボディ1に対して、大きさの異なるレンズ鏡胴3、3’や大きさの異なる撮像素子を有する撮像ユニット2、2’を着脱可能である。図1(b)に示す撮像ユニット2’のレンズ鏡胴3’は撮像ユニット2のレンズ鏡胴3よりも上方に向かって筐体2a’からはみだしている。なお、撮像ユニット2、2’の筐体2a、2a’の下面とカメラボディ1の下面とは撮像ユニット2、2’をカメラボディ1に装着したときに面一となるように、カメラボディ1、撮像ユニット2、2’を構成するのが望ましい。
すなわち、ここでは、カメラボディ1の凹部1Aは三方向に開放され、カメラボディ1に対する撮像ユニット2の大きさの制約が緩和されているので、顧客のニーズに合わせて大型の高感度撮像素子や小型の撮像素子を撮像ユニット2に配設することができ、レンズ鏡胴や撮像素子の異なる撮像ユニット2を共通のカメラボディ1に着脱できる。また、例えば、撮像ユニット2のレンズ鏡胴3の大きさの自由度を従来に較べて向上させたので、単焦点レンズから高倍率ズームレンズまでの多種多様の交換レンズ群ユニットとして、撮像ユニットを提供できる。従って、顧客は、撮像素子108の進歩に応じて撮像ユニット2のみを購入し、グレードアップを図ることができることになる。また、コネクタ部11、12にベイコネクタを用いたので、短時間で画像データの転送を行うことができる。
すなわち、従来の交換レンズ用レンズマウントの規格では、撮像素子の大きさ、レンズマウントと撮像素子との間の光軸方向の距離(フランジバック)、レンズマウントの直径等について制約があった(例えば、フォーサーズシステム(Four Thirds System)等)。この制約により、カメラ全体としての薄型化・小型化には限界があった。
これに対して、本発明では、撮像素子の大きさ、光学系と撮像素子との間の光軸方向の距離、レンズ鏡筒の直径、等を撮像ユニット毎に自由に設定できる。撮像ユニット毎の用途に応じて、様々な光学系と様々な種類・大きさの撮像素子(種類:COMS,CCDなど。大きさ:ASP−C、2/3インチ型、1/2.33型など)とを自由に組合せることができる。
また、カメラ全体として薄型化・小型化を行う際には、撮像ユニットの光軸方向の長さをより短くすること、及び、レンズ鏡筒の直径をより小さくすることが可能となり、撮像ユニット全体の大きさを小さくすることができる。
一方、カメラの撮像性能を向上させる場合には、より大型の撮像素子と、より大きな光学系とを組み合わせることができ、カメラの各種撮像性能を向上させることができる。この場合にも、光学系と撮像素子の組合せの自由度が高く、光学系と撮像素子と併せて最適に設計できるので、撮像性能を向上させつつ、撮像ユニット全体の大きさを小さくすることができる。なお、用途に応じて、大きな光学系と小さな撮像素子とを組合せたり、小さな光学系と大きな撮像素子とを組み合わせることも可能である。
更に、カメラ全体として薄型化・小型化を行った撮像ユニットと、カメラの撮像性能を向上させた撮像ユニットとを同一のカメラボディに着脱可能であることにより、様々な特徴を持つカメラから構成される撮像システム全体を、軽量化・小型化することができる。すなわち、本発明により、デジタルカメラ(撮像装置)そのもの、及び撮像システム全体をより小型にでき、携帯性を向上させることができる。
カメラボディ1と撮像ユニット2との間で通信を行う両コネクタ部11、12に、68ピンのベイコネクタを用いたので、短時間で容量の大きい画像データの転送を行うことができる。
なお、カメラボディ1と撮像ユニット2との間での通信を行うために、その他の方式、例えば、無線通信方式、光通信方式、嵌合せずに当接によって通信を行う接触通信方式等を用いてもよい。
また、実施例1では、両コネクタ部11、12は、通信に加えてカメラボディ1から撮像ユニット2への電力の供給も行うので、コネクタの抜き差しを行う際の不具合が発生し難いが、通信用コネクタと電力供給用コネクタとを別個に設ける構成としてもよい。
(実施例2)
図18〜図22は本発明に係わる撮像システムの第2実施例の説明図であって、図18はこの実施例2に係わる撮像ユニット2を実施例2に係わるカメラボディ1に装着する前の状態を示す外観図である。
カメラボディ1は、実施例1と同様に、撮像ユニット2の凹部1Aを有する。撮像ユニット2は直方体形状の筐体2aから構成されている。そのカメラボディ1はその凹部1Aを構成する3個の構成体として、撮像ユニット2を正面から見て撮像ユニット2がカメラボディ1に装着されて凹部1Aに配設されたときに筐体2aの背後に位置する背面部1Bと、撮像ユニット2を正面から見て撮像ユニット2がカメラボディ1に装着されて凹部1Aに配設されたときに筐体2aの左方に位置する側面部1Cと、撮像ユニット2を正面から見て撮像ユニット2がカメラボディ1に装着されて凹部1Aに配設されかつ撮像ユニット2の通常使用時に筐体2aの上方に位置する上面部1Dとを有する。背面部1Bと側面部1Cと上面部1Dとは一体に形成されている。
背面部1Bは筐体2aの装着時にその背面に対面する背面壁4を有する。この背面部1Bには、背面壁4の一部を構成するベース板8が固定されている。そのベース板8は、図19に示すように、概略長方形状の輪郭形状を呈しており、符号4a、4bは左右方向に延びる上辺部、下辺部をそれぞれ示し、符号4c、4dは上下方向に延びる左辺部、右辺部をそれぞれ示している。
上面部1Dは筐体2aの装着時にその上面に対面しかつ左右方向に延びるひさし形状の上面壁5を有する。この上面壁5は、筐体2aの正面側を前方としてその前方に向かって背面壁4の上辺部4aから起立されている。
側面部1Cは背面部1Bから前方に向かって起立された箱形形状部とされ、この箱型形状部はグリップ部としても用いられる。その側面部1Cは図19に示すように筐体2aの装着時にその左側面が対面される側面壁6を有する。この側面壁6は左辺部4cから前方に向かって起立されている。
凹部1Aは、図18、図19に概略示すように、その背面壁4と上面壁5と側面壁6とによって、その輪郭形状が規定され、この凹部1Aは、筐体2aが配設されたときにその下面が臨む下方と、筐体2aの右側面が臨む右側方と、筐体2aの正面が臨む前方とが開放されている。この凹部1Aには大きさの異なる撮像ユニット2が交換可能に配設される。
そのベース板8は左右方向に延びる4個のガイド穴30a〜30dを有する。そのガイド穴30aとガイド穴30bとは左辺部4cに近い側に設けられて上下方向に間隔を開けて配置された一対のガイド溝を構成している。そのガイド穴30cとガイド穴30dとは右辺部4dに近い側に設けられて上下方向に間隔を開けて配置された一対のガイド溝を構成している。その各ガイド穴30a〜30dの右端側は後述するガイドピンの進入を許容する拡径穴30a’〜30d’とされている。
ベース板8には図20に示すように背面壁4に臨む側の面に各ガイド穴30a〜30dに対向する位置に付勢部としての付勢板バネ31が設けられている。この付勢板バネ31は撮像ユニット2がカメラボディ1にセットされたときに撮像ユニット2を背面壁4に向けて付勢する機能を果たす。
その側面部1Cには実施例1と同様に撮像装置に要求される各種の電装品を収納する収納室1Eが図18に示すように形成され、側面壁6にはこの側面壁6から凹部1Aに向かって露呈するコネクタ部12が設けられている。このコネクタ部12は実施例1と同様の構成、機能を有する多ピンコネクタである。
ガイド穴30a〜30dはコネクタ部11の挿入方向に対応する方向に延びており、そのガイド穴30a〜30dの左右方向の長さは、このガイド穴30a〜30dに後述するガイドピンを挿入して撮像ユニット2を側面部1Cに向けて移動させたときの移動ストロークがコネクタ端子の挿入ストロークよりも長くなるように設計されている。
その側面壁6には実施例1と同様に一対の嵌合突起14が形成されている。この一対の嵌合突起14は実施例1と同様に筐体2aの左側面に形成されている一対の嵌合穴22’、22’(図21参照)と協働して、カメラボディ1に対して撮像ユニット2を位置決め規制する役割を果たす。その撮像ユニット2を正面から見たときに左側に位置する左側面には図18に示すように実施例1と同様にコネクタ部12に嵌合されるコネクタ部11としての差し込みプラグが配設されている。この差し込みプラグは電気回路が配線されたプラグ基板セット32に固定されている。このプラグ基板セット32は撮像ユニット2の内部にフローティング構造で配置されている。そのフローティング構造の機能は実施例1と同様である。
カメラボディ1には、そのベース板8の右辺部4dに、上下方向に間隔を開けて一対の係合突起33、33が図19に示すように設けられている。この一対の係合突起33、33は右辺部4dよりも更に右方に向かって突出されている。
撮像ユニット2にはその背面板2Aに、図21に示すように、ガイド突起としてのガイドピン31a’〜31d’が各ガイド穴30a〜30dに対応して設けられている。このガイドピン31a’〜31d’はフランジ頭部31a”〜31d”を有する。このフランジ頭部31a”〜31d”は拡径穴30a’〜30d’からガイド穴30a〜30dに挿入される。
また、その背面板2Aには一対の係合突起33、33に対応する箇所に図21に示すように、この一対の係合突起33、33に嵌合する嵌合凹処34、34が形成されている。その一対の係合突起33、33は撮像ユニット2をカメラボディ1に装着した際に一対の嵌合凹処34、34に嵌合される。その一対の係合突起33、33、一対の嵌合凹処34、34は、一対の嵌合突起14、14、一対の嵌合穴22’、22’と協働して撮像ユニット2をカメラボディ1にガタツキなくかつ不用意な捩れ力を撮像ユニット2に人為的に加えた際にカメラボディ1のコネクタ部12のコネクタ端子、撮像ユニット2のコネクタ部11のコネクタ端子が破壊されるのを防止する機能を有する。
撮像ユニット2を背面側から見たときに左側となる背面部には、図20、図21に示すようにイジェクト機構15を配設するための配設段差部15Aが設けられている。カメラボディ1にはそのベース板8の右辺部4dに図18〜図20、図22に示すようにロック部35が形成されている。
ロック部35はロック溝35bと後述するロック爪片を抜け止めする抜け止め片部35cとにより構成されている。抜け止め片部35cは後述するロック板を下方に向かって可動させる傾斜壁35c’を有する。そのベース板8には後述するロック板の傾斜壁が当接される傾斜壁8aが形成されている。
配設段差部15Aには、図21、図22に示すように、係止ピン36、支持軸37、38、案内軸39、40、係合軸41’が突設形成されている。その配設段差部15Aにはロック板41と解除レバー42とが配置される。解除レバー42は扇状板部42aと軸穴42a’と支軸42bと係合軸42cとを有する。その支軸42bにはカラー筒43が回動可能に設けられている。
支持軸37にはねじりコイルバネ44が設けられ、支持軸38は軸穴42a’に挿通されて、解除レバー42は支持軸38を中心にして回動可能とされている。ねじりコイルバネ44の一端部44aは係合軸41’に係合され、ねじりコイルバネ44の他端部44bは係合軸42cに係合され、解除レバー42はそのねじりコイルバネ44の付勢力により解除操作方向と反対方向に回動付勢されている。
ロック板41には上下方向に延びる案内溝41a、41bが上下方向に間隔を開けて形成されている。その案内溝41a、41bにはそれぞれ案内軸39、40が挿入され、ロック板41はその案内軸39、40と案内溝41a、41bとの協働によって、上下方向の可動が規制される。
そのロック板41には切り起し片41cが形成され、引っ張りコイルバネ45の一係止輪部45aがこの切り起し片41cに係止され、引っ張りコイルバネ45の他係止輪部45bが係止ピン36に係止され、ロック板41はその引っ張りコイルバネ45によって上方付勢されている。
そのロック板41には、ロック溝35bに挿入されるロック爪片41dが設けられ、このロック爪片41dは抜け止め片部35cと協働して、カメラボディ1に対する撮像ユニット2の抜け止めを防止する機能を果たす。このロック爪片41dは傾斜壁35c’と当接する当接壁41d’を有する。この当接壁41d’は撮像ユニット2をカメラボディ1に装着する際に傾斜壁35c’に係合される。
そのロック板41にはカメラボディ1の撮像ユニット2への装着時に傾斜壁8aに当接される傾斜壁41eが形成されている。この傾斜壁41eは傾斜壁8aと協働してカメラボディ1に対して撮像ユニット2を引き抜き方向に可動させる役割を果たす。
そのロック板41には切り欠き部41fが設けられ、この切り欠き部41fにはカラー筒43が摺接するカム面としての摺接壁41f’が形成されている。そのカラー筒43は摺接壁41f’と協働してロック板41を引っ張りコイルバネ45の付勢力に抗して下方向に可動させる役割を果たす。解除レバー42はその操作片部42’を有する。この解除レバー42は化粧用蓋部材46と協働してイジェクト機構15を被覆する機能を有し、これにより見栄えの向上が図られている。
操作片部42’は化粧用蓋部材46から外部に向かって若干突出されており、カメラボディ1から撮像ユニット2を取り外すときには、この操作片部42’に指をあてがって、ねじりコイルスプリング44の付勢力と反対方向に解除レバー42を操作するものである。
ここで、ロック板41のロック爪片41dと引っ張りコイルバネ45とベース板8のロック部35とはロック機構を構成している。また、解除レバー42のカラー筒43とロック板41の摺接壁41f’とはロック解除機構を構成し、解除レバー42のカラー筒43とロック板41の摺接壁41f’とロック板41の傾斜壁41eとベース板8の傾斜壁8aとはイジェクト機構を構成している。
次に、この実施例2の撮像ユニット2をカメラボディ1に装着する手順を説明する。
カメラボディ1に対して撮像ユニット2が装着されていないときには、ロック板41は引っ張りコイルバネ45の付勢力により上昇位置にあり、解除レバー42はねじりコイルバネ44の付勢力により、化粧用蓋部材46と協働してイジェクト機構15を覆う位置にある。
図18、図19に示すカメラボディ1の拡径穴30a’〜30d’にガイドピン31a’〜31d’が対向するようにして、カメラボディ1のベース板8に向けて撮像ユニット2を図18に示す矢印A方向(Z方向負側)から押しつける。
ついで、撮像ユニット2に側面部1Cに向かう矢印B方向(X方向負側)の力を加えると、撮像ユニット2がガイド穴30a〜30dに規制されつつ側面部1Cに向かう方向に移動される。この撮像ユニット2の移動途中でガイドピン31a’〜31d’のフランジ頭部31a”〜31d”が図20に示す付勢板バネ31の付勢片部31aに当接され、撮像ユニット2に背面部1Bに向かう方向の力が加わり、撮像ユニット2のがたつきが防止される。
更に、撮像ユニット2を側面部1Cに向かう方向に押し込むと、嵌合穴22’に対する嵌合突起14の嵌合が開始されると共に、この嵌合突起14の嵌合に対して若干遅れて、コネクタ部12とコネクタ部11との電気的接続が開始される。これにより、コネクタ部11とコネクタ部12とに無理な力が加わることなく、コネクタ部12とコネクタ部11との電気的接続が図られる。
その一方、撮像ユニット2を側面部1Cに向かう方向に押し込むと、嵌合穴22’に対する係合突起14の嵌合開始に伴って、ロック板41の当接壁41d’が図20に示すように抜け止め片部35cの傾斜壁35c’に当接する。更に、撮像ユニット2を側面部1Cに向かう矢印B方向に移動させると、当接壁41d’と傾斜壁35c’との協働作用により、ロック板41が引っ張りコイルバネ45の上方付勢力に抗して下方に向かって可動され、撮像ユニット2の側面部1Cに向かう方向への更なる移動に伴って、ロック爪片41dが抜け止め片部35cを乗り越える。
ロック爪片41dは、その抜け止め片部35cを乗り越えた時点で、ロック板41が引っ張りコイルバネ45の上方付勢力により上方に可動されるので、ロック溝35bに進入する。これにより、撮像ユニット2がカメラボディ1にロックされる。
なお、解除レバー42は、ねじりコイルバネ44の付勢力により解除操作方向とは反対方向に付勢されており、カラー筒43と摺接壁41f’との当接状態は、ロック板41の下方への可動により一時的に解除され、カラー筒43は切り欠き部41fの許容空間に位置することになるので、解除レバー42にはカメラボディ1への撮像ユニット2への装着の際に力が加わらず、元の状態を維持したままである。
次に、この実施例2の撮像ユニット2をカメラボディ1から取り外す手順を説明する。
図22に示すように、カメラボディ1を例えば手で固定した状態で、解除レバー42をねじりコイルバネ44による回動付勢方向とは逆方向で撮像ユニット2を引き抜く方向に操作すると、解除レバー42が支軸38を中心にして回動され、カラー筒43の摺接壁41f‘への当接により、ロック板41が引っ張りコイルバネ45の上方付勢力に抗して下方に向かって可動される。これにより、ロック爪片41dがロック溝35bから退避され、抜け止め片部35cとロック爪片41dとの係合が解除される。
と同時に、傾斜壁8aと傾斜壁41eとの協働作用によって、側面部1Cから撮像ユニット2が離間する方向に可動される。これにより、コネクタ部11とコネクタ部12との嵌合が解除され、電気的接続が断たれる。解除レバー42の操作を解除すると、ねじりコイルバネ44の回動付勢方向に解除レバー42が支軸38を中心に回動され、解除レバー42は元の位置に復帰する。また、ロック板41が引っ張りコイルバネ45の上方付勢力により上方に向かって可動され、ロック板41は元の位置に復帰される。
なお、この実施例では、カメラボディ1にガイド溝としてのガイド穴30a〜30dを設け、撮像ユニット2にガイドピン31a’〜31d’を設けているが、カメラボディ1にガイドピンを設け、撮像ユニット2にガイド溝を設ける構成としても良い。
また、なお、これらの実施例では、ガイド溝、ガイドピン、係合板部、付勢板バネ、凹溝、嵌合突起、及び嵌合穴をそれぞれ2つずつ設けているが、それぞれ3つ以上設ける構成としても良い。
(実施例1、実施例2に共通のコネクタ部の詳細な説明)
次に、コネクタ部11、12の詳細な構造、電気的接続について説明する。なお、説明の便宜上、これまでの説明と一部重複して説明することとする。
コネクタ部12は、図23に示すように、カメラボディ1の側面部1Cに設けられた嵌合溝部52にコネクタ本体53が配置されて構成されている。嵌合溝部52はコネクタ部12の本体設置個所である。
嵌合溝部52は、背面部1Bが下側に位置しかつ上面部1Dが右側に位置ししかも前方が上側に位置するようにしてカメラボディ1の板金部材6(側面壁6)を正視したときに、背面部1Bから立ち上がって見える側面部1Cの立ち上がり基部となる下方(背面部1B側)に位置し、板金部材6すなわち側面部1Cから奥へと凹むように(凹部1Aから左側に奥まって)設けられた凹所である。
この嵌合溝部52は、側面部1Cに設けられたコネクタカバー部材54と側面部1Cおよび背面部1Bとの協働により輪郭形状が規定され、凹部1A側すなわち右側方が開放されている。嵌合溝部52は、コネクタ本体53が内方に配設された状態において、そのコネクタ本体53の周囲に間隔(隙間)を形成できる大きさ寸法とされている。このため、コネクタ部12、特に、コネクタ本体53は、左右方向への撮像ユニット2の相対的な移動による後述するコネクタ部11のコネクタ本体60との連結(電気的な接続)を可能としつつ、不用意に触られることが防止されている。
この嵌合溝部52に配置されたコネクタ本体53は、カメラボディ1と撮像ユニット2との間でのデータ転送を可能とするために、撮像ユニット2のコネクタ部11のコネクタ本体60と電気的に接続されるものである。このコネクタ本体53は、コネクタ端子55が被覆部材56に覆われて構成されている。
コネクタ端子55は、コネクタ部11のコネクタ本体60のコネクタ端子61との相対的な右左方向への移動により当該コネクタ端子61との電気的な接続が可能とされたコネクタ端子であり、メス型のコネクタ端子が用いられている。
コネクタ端子55は、カメラボディ1に固定されたコネクタ基板51に電気的に接続されている。このコネクタ基板51には、操作部の操作により撮像ユニット2を制御するのに用いる回路、撮像ユニット2により撮像された画像を処理する処理回路等の電気回路が配線されている。
被覆部材56は、コネクタ端子55を被覆可能な長尺形状を呈し、上下方向両端部(Y方向で見た両端位置)に一対の位置決め突起56aが設けられている。この被覆部材56は、カメラボディ1に撮像ユニット2を装着するとき、人の手が触れて、人体にたまっている静電気の放電により、電気回路、電気素子等が静電破壊されるのを防止する役割を有する。
コネクタ部12では、嵌合溝部52内において、嵌合溝部52とコネクタ本体53との大きさ寸法の差異によりコネクタ本体53を取り囲む嵌合溝57が形成されている。嵌合溝57は、撮像ユニット2のコネクタ部11のコネクタカバー部分59が、互いに接続されたコネクタ本体53とコネクタ部11のコネクタ本体60とを取り囲みつつ内方に入り込むことのできる大きさ寸法とされている。
コネクタ部11は、図9、図21又は図28に示すように、撮像ユニット2の左側面2cから外方に向かって突出されつつ上下方向に延在されたコネクタカバー部分59にコネクタ本体60が配置されて構成されている。
コネクタカバー部分59は、左側面2cから撮像ユニット2を側面部1Cに向かって接近させる方向へと突出されて上下方向に延在する一対の上下延在壁と、それらの上端および下端を架け渡すように左側面2cから撮像ユニット2を側面部1Cに向かって接近させる方向へと突出されて前後方向(カメラボディ1に装着された状態)に延在する一対の前後延在壁とにより形成され、撮像ユニット2の左側面2cを正視したときに、上下方向に長尺で矩形の環状を呈する。
このコネクタカバー部分59は、一対の上下延在壁のうちの背面側に位置する上下延在壁が、カメラボディ1の凹部1A内でのコネクタ部12の位置関係に対応すべく、背面と略面一となる(略同一の平面を形成する)位置関係とされている。
コネクタカバー部分59は、外周面がコネクタ部12の嵌合溝57の内方に位置するように、すなわちコネクタ部12の嵌合溝57の内方に遊嵌する大きさ寸法とされている。このコネクタカバー部分59の内方で間隔を置いてコネクタ本体60が配置されている。
コネクタ本体60は、カメラボディ1のコネクタ部12のコネクタ本体53と電気的に接続されるものである。このコネクタ本体60は、図26に拡大して詳細に示すように、コネクタ端子61が包囲部材62に覆われて構成されている。
コネクタ端子61は、コネクタ部12のコネクタ本体53のコネクタ端子55との相対的な右左方向への移動により当該コネクタ端子55との電気的な接続が可能とされたコネクタ端子であり、左方向へ突出されたオス型のコネクタ端子が用いられている。コネクタ端子61は、撮像ユニット2に固定されたコネクタ基板50に電気的に接続されている。このコネクタ基板50には、カメラボディ1からの制御指令に応じた駆動のための回路、撮像した画像のデータをカメラボディ1へと送信する回路等の電気回路が配線されている。
包囲部材62は、カメラボディ1に撮像ユニット2を装着するとき、人の手が触れて、人体にたまっている静電気の放電により、電気回路、電気素子等が静電破壊されるのを防止する役割を有する。この包囲部材62は、間隔を置きつつコネクタ端子61を取り囲む環状を呈し、カメラボディ1のコネクタ部12の被覆部材56を内方に受入可能とされている。
コネクタ部11では、コネクタ端子61と包囲部材62との間に、上下方向両端部にコネクタ部12の一対の位置決め突起56aに対応する一対の位置決め穴63(図21、図28参照)が形成されている。
コネクタ本体60は、コネクタ部11のコネクタ本体53に対して、一対の位置決め穴63と一対の位置決め突起56aとにより、適切な状態で、コネクタ端子61がコネクタ部12のコネクタ端子55に挿入され、包囲部材62の内方に被覆部材56が嵌合された連結状態とされる(図27参照)。
撮像ユニット2は、カメラボディ1の凹部1Aに適切に装着されると、筐体2aの左側面2cが側面部1Cすなわち板金部材6(側面壁6)に当接され、凹部1A内での左右方向(X方向)の位置決めが為される。
この状態において、コネクタ部11のコネクタカバー部分59は、間隔を置きつつコネクタ本体60およびそこに接続されるコネクタ本体53を環状に取り囲みつつコネクタ部12の嵌合溝57に遊嵌する大きさ寸法とされていることから、コネクタ本体60およびコネクタ本体53に接触することなく嵌合溝57内に位置する。
このコネクタ部11、12の構造によれば、補助的な嵌合突起14と補助的な嵌合穴22’とによって、コネクタ部12に対するコネクタ部11の位置規制が概略なされ、コネクタ部11のコネクタカバー部分59がコネクタ部12の嵌合溝57に遊嵌し、一対の位置決め穴63と一対の位置決め突起56aとの案内作用によりコネクタ部11のコネクタ本体60がコネクタ部12のコネクタ本体53に対して適切な位置で対向する。
ついで、撮像ユニット2が凹部1A内で左右方向に位置決めされると、コネクタ部11のコネクタ本体60がコネクタ部12のコネクタ本体53に適切に連結されて、カメラボディ1と撮像ユニット2とが電気的に通信可能に接続される。
(実施例3)
次に、本発明の実施例3に係る外部ユニットとしての無線カメラユニット300について説明する。この実施例3では、カメラボディ1の凹所1Aに装着される撮像ユニットとは異なる機能を有する外部ユニットの他の一例として、無線カメラユニット300を示す。この実施例3において無線カメラユニット300が装着されるカメラボディ1(その装着ための構成)は、基本的な構成は上記した実施例1のカメラボディ1と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図33は、カメラボディ1に装着された受信機301と、そこへと画像データを送信する受像送信機302とからなる無線カメラユニット300を模式的に示す説明図である。図34は、受信機301を説明するための説明図であり、(a)は受信機301を正面側(Z方向正側)から見た模式図であり、(b)は受信機301を背面側(Z方向負側)から見た模式図である。図35は、受像送信機302を説明するための説明図であり、(a)は受像送信機302を正面側(Z方向正側)から見た模式図であり、(b)は受像送信機302を側面側(X方向正側)から見た模式図である。図36は、無線カメラユニット300の電気的な構成を示すブロック図である。
この無線カメラユニット300は、カメラボディ1に装着可能な受信機301と、画像を取得可能なカメラとしての受像送信機302とを有する。この無線カメラユニット300は、受信機301をカメラボディ1に装着した状態において、受像送信機302で取得(撮像)した画像(画像信号)を受信機301へと無線で送信することができ、この受信機301が受信した画像(画像信号)をカメラボディ1(そのメインCPU208)へと送信することができる。すなわち、無線カメラユニット300は、画像データを取得してカメラボディ1(そのメインCPU208)へと送信するものであり、カメラボディ1との協働により無線カメラ(ワイヤレスカメラ)として機能するものである。このため、カメラボディ1(そのメインCPU208)では、無線カメラユニット300を用いることにより、カメラボディ1とは離れた箇所にある受像送信機302で取得(撮像)した画像を記録媒体に記録したり、表示面1bに再生したりすることができる。
この受信機301は、図33および図34に示すように、実施例1のカメラボディ1(図3(a)参照)の凹所1Aへと装着可能とされた筐体303に、後述する受信機構が収容されて構成されている。この筐体303は、図34(b)に示すように、凹所1Aへの装着を可能とすべく、カメラボディ1の背面壁4に対面する背面303aの構成、およびカメラボディ1の側面壁6に対面する左側面303bの構成が、実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様の構成とされている。この構成については、撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
また、実施例3では、筐体303は、受信用アンテナ304と表示点灯部305とを有する。受信用アンテナ304は、後述する受信回路313における画像信号等の受信のためのアンテナである。この受信用アンテナ304は、ユニバーサルジョイント304aを介して回動自在に筐体303に取り付けられており、筐体303の正面(Z方向正側の面)に形成された切欠部303cに収容可能とされている。表示点灯部305は、受信機301が受像送信機302からの画像信号を受信している動作状態であるか否かを報知するための発光部であり、動作状態であるときに点灯する。
受像送信機302は、図35に示すように、正面にレンズ306が配置され、上面に送信用アンテナ307が設けられた筐体308に、後述する受像送信機構が収容されて構成されている。この筐体308は、実施例3では、水密性を有する防水構造とされている。レンズ306は、後述する撮像光学系309の一部を構成する対物レンズであり、水密性を確保しつつ筐体308外部の光(被写体からの入射光)を取得可能とされている。送信用アンテナ307は、後述する送信回路311における画像信号等の送信のためのアンテナである。
次に、この無線カメラユニット300の電気的な構成について説明する。図36に示すように、受像送信機302は、受像送信機構として、撮像光学系309と、撮像素子310と、送信回路311と、電源部312とを有する。また、受信機301は、受信機構として、受信回路313と、制御部314と、表示点灯部305と、コネクタ部11としてのコネクタ端子116と、を有する。
受像送信機302の撮像光学系309は、被写体からの入射光を撮像素子310に導く。撮像素子310は、撮像光学系309により導かれた被写体像を電気信号(画像信号)に変換し、送信回路311へと出力する。送信回路311は、撮像素子310からの画像信号を受信機301の受信回路313で受信可能な信号として送信用アンテナ307(図34参照)を介して送信する。電源部312は、撮像素子310および送信回路311に電力を供給する。
受信機301の受信回路313は、受信用アンテナ304を介して送信回路311から送信された信号(画像信号)を受信し、この受信した信号(画像信号)を制御部314へと出力する。この受信回路313と送信回路311との間での送受信は、アナログ方式であってもよく、デジタル方式であってもよい。制御部314は、図示は略すが受信回路313から入力された信号(画像信号)に基づいて画像データを生成する画像生成回路と、受信回路313および表示点灯部305等を統括的に駆動制御する駆動制御回路と、を有する。この駆動制御回路は、画像生成回路で生成した画像データを適宜カメラボディ1のメインCPU208(図16、17参照)へと出力すべくコネクタ端子116へと出力する。このコネクタ端子116は、コネクタ部11を構成するものであり、撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)に設けられたコネクタ端子116(図16、17参照)と同様である。この受信機構すなわち受信機301には、コネクタ端子116を介してカメラボディ1から電源電力が供給される。
この無線カメラユニット300では、実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様に受信機301をカメラボディ1に装着することにより、カメラボディ1を無線カメラ(ワイヤレスカメラ)として機能させることができる。
また、無線カメラユニット300の受信機301のカメラボディ1への装着の構成が、実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様であることから、撮像ユニット2(2’)と同様の効果を得ることができる。
なお、実施例3では、受信機301の制御部314(画像生成回路)において、受像送信機302で取得(撮像)した信号(画像信号)に基づいて画像データを生成する構成とされていたが、この画像生成回路は、受像送信機302に設ける構成であってもよく、カメラボディ1に設ける構成であってもよく、実施例3に限定されるものではない。
また、実施例3では、受像送信機302で取得(撮像)した信号(画像信号)を受信機301へと送信する構成であったが、受信機301から受像送信機302へと信号を送信する構成とすることもできる。このような構成としては、例えば、受像送信機302に撮像光学系309の駆動ドライバおよび駆動モータとしての駆動機構315(図36参照)を設けるとともに、カメラボディ1に受像送信機302のピント調整のための操作部(図示せず)を設け、当該操作部の操作に応じた信号を受信機301側から受像送信機302へと送信することがあげられる。
さらに、実施例3では、受信機301と受像送信機302とが、無線で信号の送受信を行う構成とされていたが、有線による送受信を行うものであってもよく、実施例3に限定されるものではない。
実施例3では、受像送信機302に電源部312が設けられていたが、受信機301と受像送信機302と間に電力供給のためのケーブルを設けるものであってもよく、実施例3に限定されるものではない。
実施例3では、受像送信機302が防水構造とされた筐体308に受像送信機構が収容されて構成されていたが、防水構造とされていない筐体に受像送信機構が収容されて構成されていてもよく、実施例3に限定されるものではない。
実施例3では、受信機301が、図33に示すように、カメラボディ1の凹所1Aに収まる大きさ寸法とされているが、カメラボディ1の凹所1Aが三方向に開放された構成であることから、カメラボディ1に設けられたコネクタ部12に接続可能なコネクタ部11が凹所1Aの構成に対応して設けられていれば筐体(303)すなわち受信機(301)の大きさ寸法に特に制限はない。ここで、カメラボディ1の凹所1Aに装着する構成であることから、カメラボディ1に比べて大きな大きさ寸法の筐体(303)とする場合、凹所1Aへの装着状態において姿勢を安定させるための脚部等を設けることが望ましい。
実施例3では、受信機301の筐体303は、実施例1のカメラボディ1(図3(a)参照)の凹所1Aへと装着可能とすべく、背面303aおよび左側面303bの構成が実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様の構成とされていたが、実施例2のカメラボディ1(図19参照)の凹所1Aへと装着可能とすべく、背面303aおよび左側面303bの構成を実施例2の撮像ユニット2(2’)(図21参照)と同様の構成としてもよく、凹所1Aへの装着のためのカメラボディ側の構造をユニット側に設けかつユニット側の構造をカメラボディ側に設ける構成であってもよく、実施例3に限定されるものではない。
(実施例4)
次に、本発明の実施例4に係る外部ユニットとしての画像読取ユニット400について説明する。この実施例4では、カメラボディ1の凹所1Aに装着される撮像ユニットおよび無線カメラユニットとは異なる機能を有する外部ユニットの他の一例として、画像読取ユニット400を示す。この実施例4において画像読取ユニット400が装着されるカメラボディ1(その装着ための構成)は、基本的な構成は上記した実施例1のカメラボディ1と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図37は、カメラボディ1に装着された画像読取ユニット400を模式的に示す説明図である。図38は、画像読取ユニット400を説明するための説明図であり、(a)は画像読取ユニット400を正面側(Z方向正側)から見た模式図であり、(b)は画像読取ユニット400を背面側(Z方向負側)から見た模式図であり、(c)は画像読取ユニット400の使用例を示す模式図である。図39は、画像読取ユニット400の光学系の構成を模式的に示す説明図である。図40は、画像読取ユニット400の電気的な構成を示すブロック図である。
画像読取ユニット400は、カメラボディ1に装着可能な筐体401に後述する画像読取機構が収容されて構成されている。この画像読取ユニット400は、カメラボディ1に装着した状態において、後述するコンタクトガラス403に載置された読取対象(原稿S)の画像を取得し、取得した画像(画像信号)をカメラボディ1(そのメインCPU208)へと送信することができる。すなわち、画像読取ユニット400は、画像データを取得してカメラボディ1(そのメインCPU208)へと送信するものであり、カメラボディ1との協働によりスキャナとして機能するものである。このため、カメラボディ1(そのメインCPU208)では、画像読取ユニット400を用いることにより、任意の読取対象に形成された画像を読み取って、その読み取った画像を記録媒体に記録したり、表示面1bに再生したりすることができる。
この画像読取ユニット400は、図37および図38に示すように、後述する画像読取機構を収容する筐体401が、実施例1のカメラボディ1(図3(a)参照)の凹所1Aへと装着可能とされている。この筐体401は、図38(b)に示すように、凹所1Aへの装着を可能とすべく、カメラボディ1の背面壁4に対面する背面401aの構成、およびカメラボディ1の側面壁6に対面する左側面401bの構成が、実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様の構成とされている。この構成については、撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
また、実施例4では、筐体401は、蓋部402とコンタクトガラス403(図38(c)および図39参照)とを有する。蓋部402は、ヒンジ404を介して筐体401に取り付けられており、筐体401に対して回動可能とされている。この蓋部402は、筐体401の正面(Z方向正側の面)全体を覆う大きさ寸法とされており、閉成状態においてコンタクトガラス403を遮蔽する。このコンタクトガラス403(図38(c)および図39参照)は、読取対象となる原稿Sが載置されるものである。
画像読取ユニット400は、図39に示すように、コンタクトガラス403の下方において、画像読取機構として、第1走行体405と第2走行体406と結像レンズ407と撮像素子408と光源部409とが設けられている。
第1走行体405は、後述する第1駆動機構415により副走査方向(矢印y参照)に移動可能とされており、折返しミラー410が設けられている。第2走行体406は、後述する第2駆動機構416により第1走行体405と干渉することなく副走査方向に移動可能とされている。この第2走行体406には、第1走行体405の折返しミラー410に対向する折返しミラー411と、折返しミラー411に対向する折返しミラー412とが設けられている。
結像レンズ407は、第2走行体406の折返しミラー412に対向するように設けられている。この結像レンズ407は、シリンドリカルレンズが用いられており、撮像素子408の受光面において主走査方向(矢印x参照)に延在する線状に集光するように設けられている。
撮像素子408は、結像レンズ407の結像位置に設けられている。撮像素子408は、複数の受光素子が一列をなして構成されたいわゆるラインセンサであり、この撮像素子408、折返しミラー410、折返しミラー411および折返しミラー412は長尺状を呈して主走査方向(矢印x参照)に延在している。
光源部409は、長尺状の小型蛍光灯(例えばバックライト用蛍光灯)又はLED等により構成され、結像レンズ407と撮像素子408との間において主走査方向に延在するように設けられている。
この画像読取機構(画像読取ユニット400)では、光源部409から出射した照明光束は、結像レンズ407を経て折返しミラー412、折返しミラー411及び折返しミラー410により反射されてコンタクトガラス403を透過し、読取対象である原稿Sにおける読取領域(撮像領域)dSを照明する。この原稿Sによる反射光は、コンタクトガラス403を再度透過して折返しミラー410、折返しミラー411および折返しミラー412により反射されて結像レンズ407に導かれ、撮像素子408に結像されて読み取られる。この一連の処理を、原稿面に対する結像位置が撮像素子408の撮像面上に保たれるように第1走行体405および第2走行体406が副走査方向に移動して行い、原稿Sにおける微小な読取領域dSの画像が順次蓄積されることにより、原稿Sの画像全体を二次元的に取得することができる。
次に、この画像読取ユニット400の電気的な構成について説明する。図40に示すように、画像読取ユニット400は、撮像光学系413と、撮像素子408と、制御部414と、第1駆動機構415と、第2駆動機構416と、コネクタ部11としてのコネクタ端子116と、を有する。
撮像光学系413は、上述した第1走行体405と第2走行体406と結像レンズ407と光源部409とにより構成されており、撮像素子408と協働して原稿Sの画像全体を二次元的に取得するためのものである。撮像素子408は、撮像光学系413により導かれた被写体像を電気信号(画像信号)に変換し、この電気信号(画像信号)を制御部414へと出力する。制御部414は、図示は略すが撮像素子408から入力された電気信号(画像信号)に基づいて画像データを生成する画像生成回路と、撮像光学系413(光源部409、第1駆動機構415および第2駆動機構416)等を統括的に駆動制御する駆動制御回路と、を有する。この駆動制御回路は、画像生成回路で生成した画像データを適宜カメラボディ1のメインCPU208(図16、17参照)へと出力すべくコネクタ端子116へと出力する。このコネクタ端子116は、コネクタ部11を構成するものであり、撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)に設けられたコネクタ端子116(図16、17参照)と同様である。この受信機構すなわち画像読取ユニット400には、コネクタ端子116を介してカメラボディ1から電源電力が供給される。駆動制御回路により駆動制御される第1駆動機構415は、第1走行体405の副走査方向への移動を制御するものであり、第2駆動機構416は、第2走行体406の副走査方向への移動を制御するものである。
この画像読取ユニット400では、実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様にカメラボディ1に装着することにより、カメラボディ1をスキャナーとして機能させることができる。
また、画像読取ユニット400のカメラボディ1への装着の構成が、実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様であることから、撮像ユニット2(2’)と同様の効果を得ることができる。
なお、実施例4では、画像読取ユニット400の制御部414(画像生成回路)において、取得(撮像)した信号(画像信号)に基づいて画像データを生成する構成とされていたが、この画像生成回路は、カメラボディ1に設ける構成であってもよく、実施例4に限定されるものではない。
また、実施例4では、画像読取ユニット400で取得(撮像)した信号(画像信号)をカメラボディ1へと送信する構成であったが、カメラボディ1から画像読取ユニット400へと信号を送信する構成とすることもできる。
さらに、実施例4では、画像読取ユニット400は、読取対象として名刺サイズの原稿Sを想定するものとされていることから、筐体401は、図38(c)に示すように、カメラボディ1に対して右方向(X方向正側)および前方向(Z方向正側)へと少しだけ突出する大きさ寸法とされているが、カメラボディ1の凹所1Aが三方向に開放された構成であることから、カメラボディ1に設けられたコネクタ部12に接続可能なコネクタ部11が凹所1Aの構成に対応して設けられていれば筐体(401)すなわち画像読取ユニット(400)の大きさ寸法に特に制限はない。ここで、カメラボディ1の凹所1Aに装着する構成であることから、カメラボディ1に比べて大きな大きさ寸法の筐体(401)とする場合、凹所1Aへの装着状態において姿勢を安定させるための脚部等を設けることが望ましい。
実施例4では、画像読取ユニット400は、主走査方向に延在する読取領域(撮像領域)dSを照明しつつ当該読取領域dSを副走査方向に移動させることにより読取対象(原稿S)全体の画像を読み取る構成とされていたが、コンタクトガラス403に載置された読取対象(原稿S)全体の画像を読み取ってその画像データを出力可能なものであればよく、実施例4に限定されるものではない。
実施例4では、画像読取ユニット400の筐体401は、実施例1のカメラボディ1(図3(a)参照)の凹所1Aへと装着可能とすべく、背面401aおよび左側面401bの構成が実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様の構成とされていたが、実施例2のカメラボディ1(図19参照)の凹所1Aへと装着可能とすべく、背面401aおよび左側面401bの構成を実施例2の撮像ユニット2(2’)(図21参照)と同様の構成としてもよく、凹所1Aへの装着のためのカメラボディ側の構造をユニット側に設けかつユニット側の構造をカメラボディ側に設ける構成であってもよく、実施例4に限定されるものではない。
(実施例5)
次に、本発明の実施例5に係る外部ユニットとしてのファイバースコープユニット500について説明する。この実施例5では、カメラボディ1の凹所1Aに装着される撮像ユニット、無線カメラユニットおよび画像読取ユニットとは異なる機能を有する外部ユニットの他の一例として、ファイバースコープユニット500を示す。この実施例5においてファイバースコープユニット500が装着されるカメラボディ1(その装着ための構成)は、基本的な構成は上記した実施例1のカメラボディ1と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図41は、カメラボディ1に装着されたファイバースコープユニット500を模式的に示す説明図である。図42は、ファイバースコープユニット500を説明するための説明図であり、(a)はファイバースコープユニット500を正面側(Z方向正側)から見た模式図であり、(b)はファイバースコープユニット500を背面側(Z方向負側)から見た模式図である。図43は、ファイバースコープユニット500の電気的な構成を示すブロック図である。
ファイバースコープユニット500は、カメラボディ1に装着可能な筐体501に後述する画像取得機構が収容され、その筐体501に長尺なチューブ部502が設けられて構成されている。このファイバースコープユニット500は、カメラボディ1に装着した状態において、チューブ部502を経て取得した画像(画像信号)をカメラボディ1(そのメインCPU208)へと送信することができる。すなわち、ファイバースコープユニット500は、画像データを取得してカメラボディ1(そのメインCPU208)へと送信するものであり、カメラボディ1との協働によりファイバースコープとして機能するものである。このため、カメラボディ1(そのメインCPU208)では、ファイバースコープユニット500を用いることにより、チューブ部502を経て取得した画像を読み取って、その読み取った画像を記録媒体に記録したり、表示面1bに再生したりすることができる。
このファイバースコープユニット500は、図41および図42に示すように、後述する画像取得機構を収容する筐体501が、実施例1のカメラボディ1(図3(a)参照)の凹所1Aへと装着可能とされている。この筐体501は、図42(b)に示すように、凹所1Aへの装着を可能とすべく、カメラボディ1の背面壁4に対面する背面501aの構成、およびカメラボディ1の側面壁6に対面する左側面501bの構成が、実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様の構成とされている。この構成については、撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
この筐体501に設けられたチューブ部502は、その先端部502aに対物レンズ503が設けられ、後端に接眼レンズ504が設けられており(図43参照)、その間を繋ぐように複数のグラスファイバー(図示せず)が設けられて構成されている。このチューブ部502は、対物レンズ503で取得した画像を、接眼レンズ504を経て取得することができる。
次に、このファイバースコープユニット500の電気的な構成について説明する。図43に示すように、ファイバースコープユニット500は、チューブ部502の接眼レンズ504に臨むように設けられた撮像素子505と、制御部506と、コネクタ部11としてのコネクタ端子116と、を有する。
撮像素子505は、チューブ部502により導かれた被写体像を電気信号(画像信号)に変換し、この電気信号(画像信号)を制御部506へと出力する。制御部506は、図示は略すが撮像素子505から入力された電気信号(画像信号)に基づいて画像データを生成する画像生成回路と、図示は略すがチューブ部502へと照明光(チューブ部502の対物レンズ503が臨む方向を照明する)を供給する光源部等を統括的に駆動制御する駆動制御回路と、を有する。この駆動制御回路は、画像生成回路で生成した画像データを適宜カメラボディ1のメインCPU208(図16、17参照)へと出力すべくコネクタ端子116へと出力する。このコネクタ端子116は、コネクタ部11を構成するものであり、撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)に設けられたコネクタ端子116(図16、17参照)と同様である。このファイバースコープユニット500(制御部506)には、コネクタ端子116を介してカメラボディ1から電源電力が供給される。
このファイバースコープユニット500では、実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様にカメラボディ1に装着することにより、カメラボディ1をファイバースコープとして機能させることができる。
また、ファイバースコープユニット500のカメラボディ1への装着の構成が、実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様であることから、撮像ユニット2(2’)と同様の効果を得ることができる。
なお、実施例5では、制御部506(画像生成回路)において、取得(撮像)した信号(画像信号)に基づいて画像データを生成する構成とされていたが、この画像生成回路は、カメラボディ1に設ける構成であってもよく、実施例5に限定されるものではない。
また、実施例5では、ファイバースコープユニット500で取得(撮像)した信号(画像信号)をカメラボディ1へと送信する構成であったが、カメラボディ1からファイバースコープユニット500へと信号を送信する構成とすることもできる。
さらに、実施例5では、ファイバースコープユニット500は、先端部502aに対物レンズ503が設けられ、かつ後端に接眼レンズ504が設けられたチューブ部502を有するいわゆるファイバースコープとして構成されていたが、チューブ部の先端部にCCDやCMOS等の超小型撮像素子を設けていわゆるビデオスコープとして構成することもできる。
実施例5では、ファイバースコープユニット500が、図41に示すように、カメラボディ1の凹所1Aに収まる大きさ寸法とされているが、カメラボディ1の凹所1Aが三方向に開放された構成であることから、カメラボディ1に設けられたコネクタ部12に接続可能なコネクタ部11が凹所1Aの構成に対応して設けられていれば筐体(501)すなわちファイバースコープユニット(500)の大きさ寸法に特に制限はない。ここで、カメラボディ1の凹所1Aに装着する構成であることから、カメラボディ1に比べて大きな大きさ寸法の筐体(501)とする場合、凹所1Aへの装着状態において姿勢を安定させるための脚部等を設けることが望ましい。
実施例5では、ファイバースコープユニット500の筐体501は、実施例1のカメラボディ1(図3(a)参照)の凹所1Aへと装着可能とすべく、背面501aおよび左側面501bの構成が実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様の構成とされていたが、実施例2のカメラボディ1(図19参照)の凹所1Aへと装着可能とすべく、背面501aおよび左側面501bの構成を実施例2の撮像ユニット2(2’)(図21参照)と同様の構成としてもよく、凹所1Aへの装着のためのカメラボディ側の構造をユニット側に設けかつユニット側の構造をカメラボディ側に設ける構成であってもよく、実施例5に限定されるものではない。
(実施例6)
次に、本発明の実施例6に係る外部ユニットとしての画像印刷ユニット600について説明する。この実施例6では、カメラボディ1の凹所1Aに装着される撮像ユニット、無線カメラユニット、画像読取ユニットおよびファイバースコープユニットとは異なる機能を有する外部ユニットの他の一例として、画像印刷ユニット600を示す。この実施例6において画像印刷ユニット600が装着されるカメラボディ1(その装着ための構成)は、基本的な構成は上記した実施例1のカメラボディ1と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図44は、カメラボディ1に装着された画像印刷ユニット600を模式的に示す説明図である。図45は、画像印刷ユニット600を説明するための説明図であり、(a)は画像印刷ユニット600を正面側(Z方向正側)から見た模式図であり、(b)は画像印刷ユニット600を背面側(Z方向負側)から見た模式図である。図46は、画像印刷ユニット600の電気的な構成を示すブロック図である。
画像印刷ユニット600は、カメラボディ1に装着可能な筐体601に後述する画像印刷機構が収容されて構成されている。この画像印刷ユニット600は、カメラボディ1に装着した状態において、カメラボディ1(そのメインCPU208)から取得した画像(画像信号)を印刷対象(実施例6ではインスタントフィルム605)上に形成することができる。すなわち、画像印刷ユニット600は、カメラボディ1(そのメインCPU208)から送信された画像データを出力するものであり、カメラボディ1との協働によりプリンタとして機能するものである。
この画像印刷ユニット600は、図44および図45に示すように、後述する画像印刷機構を収容する筐体601が、実施例1のカメラボディ1(図3(a)参照)の凹所1Aへと装着可能とされている。この筐体601は、図45(b)に示すように、凹所1Aへの装着を可能とすべく、カメラボディ1の背面壁4に対面する背面601aの構成、およびカメラボディ1の側面壁6に対面する左側面601bの構成が、実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様の構成とされている。この構成については、撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
また、実施例6では、筐体601は、図44に示すように、背面601aとは反対側に位置する正面601c(Z方向正側の面)に表示点灯部602を有し、左側面601bとは反対側に位置する右側面601d(X方向正側の面)に、フィルム排出口603とフィルムドア604とを有する。表示点灯部602は、画像印刷ユニット600が動作状態であるか否かを報知するための発光部であり、動作状態であるときに点灯する。フィルム排出口603は、画像が記録された後のインスタントフィルム605(図45(a)参照)を排出するための開口である。フィルムドア604は、図示を略すフィルム装填室を開閉するものである。実施例6の画像印刷ユニット600では、図示は略すが、フィルムドア604の開成状態において、上記したフィルム装填室に複数枚のインスタントフィルム605を装填することが可能とされている。
画像印刷ユニット600は、図46に示すように、画像印刷機構として、制御部606と、搬送機構607と、搬送機構駆動部608と、プリントヘッド609と、ヘッド駆動部610と、コネクタ部11としてのコネクタ端子116と、を有する。
制御部606は、コネクタ端子116を介して入力されるカメラボディ1のメインCPU208からの制御信号に応じて、メインCPU208から入力された画像データの印刷処理を実行すべく、搬送機構駆動部608およびヘッド駆動部610を統括的に制御する。また、制御部606は、表示点灯部602の点灯制御も行う。コネクタ端子116は、コネクタ部11を構成するものであり、撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)に設けられたコネクタ端子116(図16、17参照)と同様である。この画像印刷ユニット600(制御部606)には、コネクタ端子116を介してカメラボディ1から電源電力が供給される。
搬送機構607は、インスタントフイルム605を搬送するものであり、搬送機構駆動部608は、搬送機構607を駆動制御するものである。搬送機構607は、図示は略すが、搬送ローラおよび展開ローラ等を有する。その搬送ローラは、図示を略すフィルム装填室において最も前面側にあるインスタントフイルム605をフイルム排出口603に向かって搬送する。その展開ローラは、搬送されるインスタントフイルム605を挟持することにより、インスタントフイルム605に設けられた現像溜まりを押し潰して現像剤を展開する。
プリントヘッド609は、インスタントフイルム605に画像を書き込むものであり、ヘッド駆動部610は、プリントヘッド609を駆動制御するものである。プリントヘッド609は、図示は略すがR(赤)、G(緑)、B(青)の発光色を持つ3色のLED(光源部)、光ガイド部、および液晶シャッタ等を有する。プリントヘッド609では、3色のLEDを順に発光させ、その各色の光を光ガイドがインスタントフイルム605上に導く構成とされている。液晶シャッタは、その光路の途中に設けられており、各色の光の透過量を画像データに応じたものとすべく制御される。このプリントヘッド609により、画像データに応じた各色の光が照射されたインスタントフイルム605上には、主走査方向(インスタントフイルム605の幅方向)に延びる1ライン分の潜像が記録される。このインスタントフイルム605を主走査方向に直交する副走査方向に搬送しつつ上記した動作が繰り返すことにより、インスタントフイルム605上には順次ラインが記録されて、画像データに応じた画像の潜像が記録される。この潜像が記録されたインスタントフイルム605上に現像剤が展開されることにより、画像データに応じた画像が顕在化する。この画像が顕在化(記録)された後のインスタントフィルム605は、フィルム排出口603から排出される(図45(a)参照)。
この画像印刷ユニット600では、実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様にカメラボディ1に装着することにより、カメラボディ1をプリンタとして機能させることができる。
また、画像印刷ユニット600のカメラボディ1への装着の構成が、実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様であることから、撮像ユニット2(2’)と同様の効果を得ることができる。
なお、実施例6では、印刷対象としてインスタントフイルム605を用いた簡易な機構のプリンタとしての画像印刷ユニット600を示したが、定着機能を有する複雑な構成のプリンタであってもよく、実施例6に限定されるものではない。ここで、複雑な構成のプリンタの場合、より大きな構成となることが考えられるが、カメラボディ1の凹所1Aが三方向に開放された構成であることから、カメラボディ1に設けられたコネクタ部12に接続可能なコネクタ部11が凹所1Aの構成に対応して設けられていれば筐体(601)すなわち画像印刷ユニット(600)の大きさ寸法に特に制限はない。ここで、カメラボディ1の凹所1Aに装着する構成であることから、カメラボディ1に比べて大きな大きさ寸法の筐体(601)とする場合、凹所1Aへの装着状態において姿勢を安定させるための脚部等を設けることが望ましい。
また、実施例3では、画像印刷ユニット600の筐体601は、実施例1のカメラボディ1(図3(a)参照)の凹所1Aへと装着可能とすべく、背面601aおよび左側面601bの構成が実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様の構成とされていたが、実施例2のカメラボディ1(図19参照)の凹所1Aへと装着可能とすべく、背面601aおよび左側面601bの構成を実施例2の撮像ユニット2(2’)(図21参照)と同様の構成としてもよく、凹所1Aへの装着のためのカメラボディ側の構造をユニット側に設けかつユニット側の構造をカメラボディ側に設ける構成であってもよく、実施例6に限定されるものではない。
(実施例7)
次に、本発明の実施例7に係る外部ユニットとしての画像投影ユニット700について説明する。この実施例7では、カメラボディ1の凹所1Aに装着される撮像ユニット、無線カメラユニット、画像読取ユニット、ファイバースコープユニットおよび画像印刷ユニットとは異なる機能を有する外部ユニットの他の一例として、画像投影ユニット700を示す。この実施例7において画像投影ユニット700が装着されるカメラボディ1(その装着ための構成)は、基本的な構成は上記した実施例1のカメラボディ1と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図47は、カメラボディ1に装着された画像投影ユニット700を模式的に示す説明図である。図48は、画像投影ユニット700を説明するための説明図であり、(a)は画像投影ユニット700を正面側(Z方向正側)から見た模式図であり、(b)は画像投影ユニット700を背面側(Z方向負側)から見た模式図である。図49は、画像投影ユニット700の光学系の構成を模式的に示す説明図である。
画像投影ユニット700は、カメラボディ1に装着可能な筐体701に後述する画像投影機構が収容されて構成されている。この画像投影ユニット700は、カメラボディ1に装着した状態において、カメラボディ1(そのメインCPU208)から画像データGを取得し、投影対象(実施例7ではスクリーンSc)に取得した画像データGに応じた投影画像を形成するものである。すなわち、画像投影ユニット700は、カメラボディ1(そのメインCPU208)から送信された画像データを出力するものであり、カメラボディ1との協働によりプロジェクタとして機能するものである。このため、カメラボディ1(そのメインCPU208)では、画像投影ユニット700を用いることにより、記録媒体に記録してある画像を、投影対象(実施例7ではスクリーンSc)に形成することができる。
この画像投影ユニット700は、図47および図48に示すように、後述する画像投影機構を収容する筐体701が、実施例1のカメラボディ1(図3(a)参照)の凹所1Aへと装着可能とされている。この筐体701は、図48(b)に示すように、凹所1Aへの装着を可能とすべく、カメラボディ1の背面壁4に対面する背面701aの構成、およびカメラボディ1の側面壁6に対面する左側面701bの構成が、実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様の構成とされている。この構成については、撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
また、実施例7では、筐体701は、図48(a)に示すように、筐体701の正面(Z方向正側の面)に拡大レンズ715を有する。この拡大レンズ715は、後述する画像投影機構の一部を構成するものである。
画像投影ユニット700は、実施例7では、図49に示すように、画像投影機構として投影光学系710と制御機構720とを備える。この画像投影ユニット700(投影光学系710)は、投影対象としてのスクリーンScの投影面702上に投影画像を形成するものである。投影光学系710は、3つの光源711(個別に示すときは711a、711b、711cとする)、3つのコリメートレンズ712(個別に示すときは712a、712b、712cとする)、2つの光路合成手段713(個別に示すときは713a、713bとする)、偏向光学素子714および拡大レンズ715から大略構成されている。
実施例7の投影光学系710(画像投影ユニット700)は、カラーの投影画像を形成する構成とされた例であり、3つの光源711a、光源711b、光源711cは、カラー投影画像を形成するためのそれぞれ赤、緑、青の単色光源である。このような単色光源としては、適当な波長のレーザ光源を用いることで実現可能である。実施例7では、光源711aとして赤色光源となる波長638nmの半導体レーザを用い、光源711bとして緑色光源となる波長1060nmの半導体レーザの第2高調波530nmを用い、光源711cとして青色光源となる波長445nmの半導体レーザを用いている。この3つの光源711は、後述するように、制御機構720によって偏向光学素子714とともに駆動制御(光源711では点滅動作の制御)される。
3つのコリメートレンズ712a、712b、712cは、各光源711a、711b、711cから出射された光束を集光して収束光とする。この各コリメートレンズ712は、出射された3つの光束に基づいてスクリーンSc(投影面702)の同一箇所(等しい投影位置)に所定の大きさ寸法のスポットSを形成するように、出射光の発散角度を収束するような角度に変換すべく、各光源711の設置位置等を勘案して設定された非球面形状とされている。
2つの光路合成手段713a、713bは、各光源712a、712b、712cから出射され、対応するコリメートレンズ712a、712b、712cを通過した光束を合成し、単一の光路を通って走査のための偏向光学素子714に至らせるものである。光路合成手段713は、実施例7では、誘電体多層膜フィルタにより構成されており、所定の波長領域で光を反射し、所定の波長領域以外の光を透過する特性を有する。
光路合成手段713aは、光源711aから出射されてコリメートレンズ712aを通過した光束が偏向光学素子714へと至る光路上に設けられている。この光路合成手段713aは、光源711aから出射光の透過を許し、光源711bから出射されてコリメートレンズ712bを通過した光束を、光源711aから偏向光学素子714へと至る光路上に反射する。また、光路合成手段713bは、光源711aから出射されてコリメートレンズ712aおよび光路合成手段713aを通過した光束が偏向光学素子714へと至る光路上に設けられている。この光路合成手段713bは、光源711aおよび光源711bから出射光の透過を許し、光源711cから出射されてコリメートレンズ712cを通過した光束を、光源711aから偏向光学素子714へと至る光路(光路合成手段713aにより反射されて光源711bから偏向光学素子714へと至る光路)上に反射する。
このため、各光源711から出射された光束は、対応する各発散角変換素子712により収束光とされた後、光路合成手段713aおよび光路合成手段713bにより合成されて、偏向光学素子714へと向かう。
偏向光学素子714は、その合成された光束を、二次元的に互いに直交する方向、すなわち、第1走査方向とそれに直交する第2走査方向とに走査させるために、第1走査方向および第2走査方向へと偏向するものである。この第1走査方向および第2走査方向は、投影対象(この例ではスクリーンSc)としての投影面702に含まれるものである。このような偏向光学素子714は、公知のMEMSミラーで構成することができる。
このMEMSミラーで構成された偏向光学素子714により、各コリメートレンズ712で収束光とされて各光路合成手段713により合成された光線(光束)は、二次元的に互いに直交する第1走査方向および第2走査方向に走査されて、スポットSが図示を略す投影面上の所定の大きさ寸法の領域を移動する。
拡大レンズ715は、偏向光学素子714により偏向された光線の偏向角θをそれよりも大きな走査角αに変換するものである。ここで偏向角θとは、偏向光学素子714により偏向された光線の進行方向の基準光軸Lbに対する角度を言い、走査角αとは、拡大レンズ715から出射される光線の基準光軸Lbに対する角度を言う。また、基準光軸Lbは、設定された走査基準位置での偏向光学素子714により反射された光線の進行方向である。この拡大レンズ715は、偏向光学素子714と協働して、各コリメートレンズ712により収束光に変換された光線Rを、スクリーンScの投影面702上に結像させつつ(所定の大きさ寸法よりも小さな径寸法のスポットSとする)、そのスポットSで投影面702上の所定の領域(走査領域)を走査することにより、スクリーンSc(その投影面702)上に投影画像を形成する。
この投影光学系710における各光源711および偏向光学素子714は、制御機構720により駆動制御される。制御機構720は、偏向角制御回路である偏向光学素子駆動制御部721と、光源制御回路である発光量制御部722と、制御部723と、コネクタ部11としてのコネクタ端子116と、を有する。
制御機構720では、偏向光学素子駆動制御部721が偏向光学素子714を駆動制御し、発光量制御部722が画像データG(i、j)およびミラー位置信号Mpに基づき光源711を駆動制御する。偏向光学素子駆動制御部721は、回動制御信号Wcを送信することにより偏向光学素子714を駆動制御し、発光量制御部722は、発光光量制御信号Lcを送信することにより光源711を駆動制御する。このミラー位置信号Mpは、回動される偏向光学素子714の反射面の変位位置を示す信号である。制御部723は、図示は略すが上述した画像投影機構を統括的に駆動制御する駆動制御回路を有する。この駆動制御回路は、カメラボディ1のメインCPU208(図16、17参照)からコネクタ端子116を介して画像データGを取得して、当該画像データGを発光量制御部722へと出力する。また、駆動制御回路は、カメラボディ1のメインCPU208(図16、17参照)からの画像投影機能を実行する旨の信号が入力されると、画像データGに応じた投影画像を形成すべく上述した画像投影機構を統括的に駆動制御する。コネクタ端子116は、コネクタ部11を構成するものであり、撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)に設けられたコネクタ端子116(図16、17参照)と同様である。この画像投影ユニット700には、コネクタ端子116を介してカメラボディ1から電源電力が供給される。
制御機構720では、画像データGにおける座標(i、j)を投影面702上の上述した走査領域における座標(i、j)に対応させるように、偏向光学素子駆動制御部721および発光量制御部722が動作する。すなわち投影面702上での走査位置が(i、j)番目の画素位置に対応する画素対応箇所(i、j)となったときに、その画素の画素データG(i、j)に基づく光量の光線(出射光)を各光源711に出力させる旨の発光光量制御信号Lcを光源711へと送信することにより、スクリーンSc(その投影面702)上に投影画像を形成する。
この画像投影ユニット700では、実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様にカメラボディ1に装着することにより、カメラボディ1をプロジェクタとして機能させることができる。
また、画像投影ユニット700のカメラボディ1への装着の構成が、実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様であることから、撮像ユニット2(2’)と同様の効果を得ることができる。
なお、実施例7では、画像投影ユニット700の筐体701は、図47に示すように、カメラボディ1の凹所1Aに収まる大きさ寸法とされているが、カメラボディ1の凹所1Aが三方向に開放された構成であることから、カメラボディ1に設けられたコネクタ部12に接続可能なコネクタ部11が凹所1Aの構成に対応して設けられていれば筐体(701)すなわち画像投影ユニット(700)の大きさ寸法に特に制限はない。ここで、カメラボディ1の凹所1Aに装着する構成であることから、カメラボディ1に比べて大きな大きさ寸法の筐体(701)とする場合、凹所1Aへの装着状態において姿勢を安定させるための脚部等を設けることが望ましい。
実施例7では、画像投影ユニット700の筐体701は、実施例1のカメラボディ1(図3(a)参照)の凹所1Aへと装着可能とすべく、背面701aおよび左側面701bの構成が実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様の構成とされていたが、実施例2のカメラボディ1(図19参照)の凹所1Aへと装着可能とすべく、背面701aおよび左側面701bの構成を実施例2の撮像ユニット2(2’)(図21参照)と同様の構成としてもよく、凹所1Aへの装着のためのカメラボディ側の構造をユニット側に設けかつユニット側の構造をカメラボディ側に設ける構成であってもよく、実施例7に限定されるものではない。
(実施例8)
次に、本発明の実施例8に係る外部ユニットとしての外部記憶ユニット800について説明する。この実施例8では、カメラボディ1の凹所1Aに装着される撮像ユニット、無線カメラユニット、画像読取ユニット、ファイバースコープユニット、画像印刷ユニットおよび画像投影ユニットとは異なる機能を有する外部ユニットの他の一例として、外部記憶ユニット800を示す。この実施例8において外部記憶ユニット800が装着されるカメラボディ1(その装着ための構成)は、基本的な構成は上記した実施例1のカメラボディ1と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図50は、カメラボディ1に装着された外部記憶ユニット800を模式的に示す説明図である。図51は、外部記憶ユニット800を説明するための説明図であり、(a)は外部記憶ユニット800を正面側(Z方向正側)から見た模式図であり、(b)は外部記憶ユニット800を背面側(Z方向負側)から見た模式図である。図52は、外部記憶ユニット800の構成を説明するためのブロック図である。
外部記憶ユニット800は、カメラボディ1に装着可能な筐体801に後述するハードディスク機構が収容されて構成されている。この外部記憶ユニット800は、カメラボディ1に装着した状態において、カメラボディ1のメインCPU208が任意のデータを適宜格納(書き込み)したり取得(読み取り)したりするものである。すなわち、外部記憶ユニット800は、カメラボディ1(そのメインCPU208)から送信された画像データを出力するものであり、カメラボディ1との協働により外部記憶部(外部ハードディスクユニット)として機能するものである。
この外部記憶ユニット800は、図50および図51に示すように、後述するハードディスク機構を収容する筐体801が、実施例1のカメラボディ1(図3(a)参照)の凹所1Aへと装着可能とされている。この筐体801は、図51(b)に示すように、凹所1Aへの装着を可能とすべく、カメラボディ1の背面壁4に対面する背面801aの構成、およびカメラボディ1の側面壁6に対面する左側面801bの構成が、実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様の構成とされている。この構成については、撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
外部記憶ユニット800は、実施例8では、図52に示すように、ハードディスク機構801と、インターフェイス802と、コネクタ部11としてのコネクタ端子116と、を有する。インターフェイス802は、カメラボディ1のメインCPU208とハードディスク機構801との間での通信およびデータの伝送を可能とすべく信号形式を変換する。ハードディスク機構801は、コネクタ端子116およびインターフェイス802を介して入力されるカメラボディ1のメインCPU208からの信号に基づいて、適宜メインCPU208から入力されたデータを格納したり、格納したデータを読み出して出力したりする。コネクタ端子116は、コネクタ部11を構成するものであり、撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)に設けられたコネクタ端子116(図16、17参照)と同様である。この外部記憶ユニット800(ハードディスク機構801)には、コネクタ端子116を介してカメラボディ1から電源電力が供給される。
実施例8では、カメラボディ1のメインCPU208は、外部記憶ユニット800を用いることにより、自動バックアップ機能を実現することができるものとされている。詳細には、メインCPU208は、コネクタ部12の所定のピン(カメラボディ側接続検知用ピン)の接続の有無を監視しており、カメラボディ側接続検知用ピンが外部記憶ユニット側接続検知用ピン(図示せず)と接続されたことを検知すると、コネクタ部11とコネクタ部12との間で、電力送信(供給)を開始するとともに、ハードディスク機構801に格納された画像データ情報を取得する。その後、メインCPU208は、カメラボディ1側の記録媒体(図16および図17のSDカードインタフェース215を介して接続されたSDcard等)に格納してある画像データ情報と、ハードディスク機構801に格納された画像データ情報とを比較し、カメラボディ1側に格納してある画像データのうち当該ハードディスク機構801に格納されていない画像データを抽出する。その後、メインCPU208は、抽出した画像データを格納すべくコネクタ端子201(12)(図16および図17参照)へと出力する。外部記憶ユニット800では、コネクタ端子116およびインターフェイス802を介して入力されたメインCPU208からの信号に基づいて、メインCPU208から入力された画像データを格納する。
この外部記憶ユニット800では、実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様にカメラボディ1に装着することにより、カメラボディ1をプロジェクタとして機能させることができる。
また、外部記憶ユニット800のカメラボディ1への装着の構成が、実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様であることから、撮像ユニット2(2’)と同様の効果を得ることができる。
なお、実施例8では、外部記憶ユニット800は、筐体801は、図50に示すように、カメラボディ1の凹所1Aに収まる大きさ寸法とされているが、カメラボディ1の凹所1Aが三方向に開放された構成であることから、カメラボディ1に設けられたコネクタ部12に接続可能なコネクタ部11が凹所1Aの構成に対応して設けられていれば筐体(801)すなわち外部記憶ユニット(800)の大きさ寸法に特に制限はない。ここで、カメラボディ1の凹所1Aに装着する構成であることから、カメラボディ1に比べて大きな大きさ寸法の筐体(801)とする場合、凹所1Aへの装着状態において姿勢を安定させるための脚部等を設けることが望ましい。
また、実施例8では、カメラボディ1の凹所1Aに装着することにより外部記憶部(外部ハードディスクユニット)として機能する外部記憶ユニット800を示したが、SDカード等のような外部挿入型の記憶媒体に対応したコネクタを形成するものであってもよく、USBケーブルに対応したコネクタを形成するものであってもよく、上記した実施例8に限定されるものではない。
さらに、実施例8では、外部記憶ユニット800の筐体801は、実施例1のカメラボディ1(図3(a)参照)の凹所1Aへと装着可能とすべく、背面801aおよび左側面801bの構成が実施例1の撮像ユニット2(2’)(図3(b)参照)と同様の構成とされていたが、実施例2のカメラボディ1(図19参照)の凹所1Aへと装着可能とすべく、背面801aおよび左側面801bの構成を実施例2の撮像ユニット2(2’)(図21参照)と同様の構成としてもよく、凹所1Aへの装着のためのカメラボディ側の構造をユニット側に設けかつユニット側の構造をカメラボディ側に設ける構成であってもよく、実施例8に限定されるものではない。
以上、各実施例について説明したが、本発明に係る撮像装置は、これらの各実施例の構成を適宜組み合わせて形成できるものである。
これらの各実施例では、カメラボディ1において、コネクタカバー部材を用いて本体設置個所としての嵌合溝部を形成するものであったが、凹部1Aに装着された撮像ユニット2のコネクタ部(ユニット側コネクタ本体)11との接合を可能とするように(凹部に連通するように)、ボディ側コネクタ本体を配置できるものであれば良く、これらに限定されるものではない。
また、撮像装置の構成は、この構造に限られるものではなく、例えば、図29〜図32に示すように、カメラボディ1の上面部1Dの上面1fにストロボ装置と電子ビューファインダー1gとを装着可能なホットシュー部5dと電子ビューファインダー接続端子5eとポップアップ式のストロボ発光部5bとモードダイアルスイッチ5hとを設ける構成としても良い。なお、図29に示す電子ビューファインダー接続端子5eは雌型コネクタから構成され、この電子ビューファインダー接続端子5eには図31に示す雄型コネクタとしての電子ビューファインダー接続端子5e’が嵌合される。
なお、その図29〜図32において、図29はカメラボディ1を背面側から目視した状態であって電子ビューファインダー1gのカメラボディ1への装着前の状態を示し、図30はカメラボディ1を背面側から目視した状態であって電子ビューファインダー1gのカメラボディ1への装着状態を示し、図31はカメラボディ1を正面側から目視した状態であって電子ビューファインダー1gのカメラボディ1への装着前の状態を示し、図32はカメラボディ1を正面から目視した状態であって電子ビューファインダー1gのカメラボディ1への装着状態を示している。
1…カメラボディ
2…撮像ユニット
2a…筐体
4…背面壁
5…上面壁
6…側面壁
1A…凹部
1B…背面部
1C…側面部
1D上面部
300…(外部ユニットとしての)無線カメラユニット
400…(外部ユニットとしての)画像読取ユニット
500…(外部ユニットとしての)ファイバースコープユニット
600…(外部ユニットとしての)画像印刷ユニット
700…(外部ユニットとしての)画像投影ユニット
800…(外部ユニットとしての)外部記憶ユニット
特開2007−173909号公報

Claims (45)

  1. 被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部を備えるカメラボディであって、
    前記撮像ユニット側コネクタ部に接続可能なカメラボディ側コネクタ部を有すると共に前記光学系の光軸に略平行な側面壁を有する側面部と
    記光学系の光軸に略平行でしかも前記側面壁に略垂直な上面壁を有する上面部と、
    前記撮像ユニットにより撮像された画像を表示する表示部を有しかつ前記光学系の光軸に略垂直な背面壁を有する背面部とを備え、
    前記凹部は、前記背面壁と前記側面壁と前記上面壁とによって構成されて前方と右方と下方とに向かって開放され、前記撮像ユニットを前記凹部に配設した場合に、前記背面壁が前記撮像ユニットの背面に当接し、前記側面壁が前記撮像ユニットの側面に当接し、前記上面壁が前記撮像ユニットの上面に当接し、前記撮像ユニットの前記側面部に接近する方向への移動に伴って、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続されることを特徴とするカメラボディ。
  2. 前記撮像ユニット直方体形状の筐体を有し、前記撮像ユニットが前記凹部に装着されている場合には、前記背面壁が前記筐体の背面に当接し、前記側面壁が前記筐体の側面に当接し、前記上面壁が前記筐体の上面に当接していることを特徴とする請求項1に記載のカメラボディ。
  3. 前記撮像ユニットは、第1光学系と第1撮像素子と第1撮像ユニット側コネクタ部とを有する第1撮像ユニット、または、第2光学系と第2撮像素子と第2撮像ユニット側コネクタ部とを有する第2撮像ユニットであり、前記第1撮像ユニットと前記第2撮像ユニットとは、それぞれ前記凹部に着脱可能であり、前記第2撮像素子は、前記第1撮像素子とは大きさが異なり、前記第2撮像ユニットは、前記第1撮像ユニットとは大きさが異なることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカメラボディ。
  4. 前記凹部には、前記撮像ユニットを含む複数の種類の外部ユニットを着脱可能であり、該各外部ユニットでは、互いに異なる機能を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のカメラボディ。
  5. 前記撮像ユニット側コネクタ部に対する前記カメラボディ側コネクタ部の位置関係を規制し、かつ、前記撮像ユニットを前記側面壁に対して接近または離脱する方向に案内するガイド機構を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のカメラボディ。
  6. 前記ガイド機構は、前記撮像ユニットが前記カメラボディに装着された状態において、前記撮像ユニットを前記カメラボディの前記背面部に向けて付勢する付勢部を含むことを特徴とする請求項5に記載のカメラボディ。
  7. 前記撮像ユニット側コネクタ部に対する前記カメラボディ側コネクタ部の位置関係を規制し、かつ、前記撮像ユニットを前記側面壁に対して接近または離脱する方向に案内するガイド機構を備え、
    前記ガイド機構は、前記撮像ユニットが前記カメラボディに装着された状態において、前記撮像ユニットを前記カメラボディの前記背面部に向けて付勢する付勢部を含み、
    前記付勢部は、前記撮像ユニットの前記筐体の背面に形成された少なくとも2つの係合爪と、前記カメラボディの前記背面壁に形成され、前記撮像ユニットが前記カメラボディに装着された状態において、前記係合爪にそれぞれ対向する少なくとも2つの係合板部と、前記係合板部の前記係合爪に臨む面に設けられかつ前記係合爪と係合して前記筐体を前記背面部に向けて付勢する少なくとも2つの付勢バネにより構成されていることを特徴とする請求項2に記載のカメラボディ。
  8. 前記撮像ユニット側コネクタ部に対する前記カメラボディ側コネクタ部の位置関係を規制し、かつ、前記撮像ユニットを前記側面壁に対して接近または離脱する方向に案内するガイド機構を備え、
    前記撮像ユニットの前記筐体の背面に、少なくとも2つのガイド突起が設けられ、前記カメラボディの前記背面壁に、前記ガイド突起が挿入可能であり、かつ左右方向に長く延びる少なくとも2つのガイド溝が設けられ、前記ガイド機構は、前記ガイド突起と前記ガイド溝とを含むことを特徴とする請求項2に記載のカメラボディ。
  9. 前記ガイド溝は、前記側面部が左側に位置するようにしてかつ前記上面部が上側に位置するようにして前記背面部を正面から直視したときに、前記背面部の上辺部に沿って左右方向に長く延びる上側凹溝と、前記上側凹溝と平行でかつ前記背面部の下辺部に沿って左右方向に長く延びる下側凹溝とを含むことを特徴とする請求項8に記載のカメラボディ。
  10. 前記撮像ユニット側コネクタ部に対する前記カメラボディ側コネクタ部の位置関係を規制し、かつ、前記撮像ユニットを前記側面壁に対して接近または離脱する方向に案内するガイド機構を備え、
    前記カメラボディ側コネクタ部は、前記側面壁の前記背面壁近傍に設けられた嵌合溝部に配置され、前記撮像ユニット側コネクタ部は、前記筐体の前記側面の前記背面近傍に設けられたコネクタカバー部の内部に配置され、前記ガイド機構は、前記撮像ユニットが前記カメラボディに装着された状態において、前記嵌合溝部と前記コネクタカバー部とが嵌合することを特徴とする請求項2に記載のカメラボディ。
  11. 前記側面壁に、嵌合突起、又は、嵌合穴のいずれか一方が形成され、前記撮像ユニットの側面に嵌合突起又は嵌合穴のいずれか他方が形成され、前記嵌合突起、及び、前記嵌合穴はそれぞれ2つ以上設けられて、前記撮像ユニットが装着された状態において、前記嵌合突起が前記嵌合穴に嵌合することを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載のカメラボディ。
  12. 前記嵌合突起及び前記嵌合穴は、前記撮像ユニットが前記カメラボディに装着された状態において、前記カメラボディ側コネクタ部又は前記撮像ユニット側コネクタ部よりも、前記背面壁から遠い位置に配置されていることを特徴とする請求項11に記載のカメラボディ。
  13. 被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部を備えるカメラボディであって、
    側面部と、上面部と、背面部とを備え、前記凹部を正面から見たときに、前記側面部が左側に位置し、前記上面部が上側に位置し、前記背面部が後方に位置して、前記凹部は前方と右方と下方とに向かって開放されていることを特徴とするカメラボディ。
  14. 請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載のカメラボディに着脱可能な撮像ユニット。
  15. 請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載のカメラボディと、請求項14に記載の撮像ユニットとからなる撮像システム。
  16. 前記側面壁または前記側面部から離脱する方向への前記撮像ユニットの移動を規制するロック部と、前記ロック部のロックを解除する解除操作部とを備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項13に記載のカメラボディ。
  17. 前記側面部は、前記背面部が下側に位置しかつ前記上面部が右側に位置ししかも前方が上側となるようにして前記側面壁を直視したときに、該側面壁よりも上方に向かって膨出する膨出部を有し、該膨出部がグリップ部とされていることを特徴とする請求項1に記載のカメラボディ。
  18. 前記側面部にはその内部に収納室が形成されていることを特徴とする請求項17に記載のカメラボディ。
  19. 前記収納室には、電池、操作部の操作により前記撮像ユニットを制御するのに用いられる回路、前記撮像ユニットにより撮像された画像を処理する処理回路、前記撮像ユニットを記録保存する記録媒体、電源回路、ストロボ制御回路、これらを構成する回路部品を搭載する回路基板のいずれかが収納されていることを特徴とする請求項18に記載のカメラボディ。
  20. 前記上面部は、その上面に出没するポップアップ型ストロボ発光部を有することを特徴とする請求項1に記載のカメラボディ。
  21. 前記付勢部は前記側面部が左側に位置するようにしてかつ前記上面部が上側に位置するようにして前記背面壁を正面から直視したときに、前記ガイド機構を挟んで右側に位置することを特徴とする請求項6に記載のカメラボディ。
  22. 前記ロック部による前記撮像ユニットのロック解除から前記両コネクタの嵌合解除までの一連の動作を行う解除機構が前記背面部に設けられていることを特徴とする請求項16に記載のカメラボディ。
  23. 被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する撮像ユニットが着脱可能なカメラボディであって、前記撮像ユニット側から見て後方に存在する背面部と、該背面部と一体で通常使用時に上側となる上面部と、前記背面部と前記上面部と一体の側面部とを有し、前記背面部と前記上面部と前記側面部とによって前記撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部が構成され、該凹部は下方と側方と前方とに開放されていることを特徴とするカメラボディ。
  24. 被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する直方体形状の筐体を備えた撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部が設けられたカメラボディであって、
    前記筐体を前記凹部に配設したとして前記筐体を正面から見たときに、該筐体の背後に位置して該筐体の背面に臨む背面壁を有する背面部と、該筐体の側面に臨む側面壁を有する側面部と、前記筐体の上面に臨む上面壁を有する上面部とを有することを特徴とするカメラボディ。
  25. 前記上面部の上面にストロボ装置が着脱されるアクセサリーシューが設けられ、前記アクセサリーシューが着脱式の電子ビューファインダー装置に兼用されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラボディ。
  26. 被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する直方体形状の筐体から構成され、かつ、前記筐体を正面から見たときに前記筐体の背後に位置して前記筐体の背面が装着時に臨む背面部と前記筐体の側面が臨む側面部と前記筐体の上面が臨む上面部とによって前記筐体を三方向から包囲すると共に装着時に前記筐体の残余の面が位置する前方と下方と側方との三方向に向かって開放された凹部を構成するカメラボディに着脱可能な構造を有することを特徴とする撮像ユニット。
  27. 前記側面部に設けられたコネクタ部に嵌合されるコネクタ部を側面に有し、前記背面部に上下方向に互いに間隔を開けて設けられた一対の凹溝に挿入されると共に前記背面部に設けられた一対の摺接壁に摺接する一対のガイド突起を有し、該一対のガイド突起と前記一対の摺接壁との協働により両コネクタ部の位置関係が規制されつつ前記カメラボディに装着されることを特徴とする請求項26に記載の撮像ユニット。
  28. 前記一対の凹溝に挿入されて該一対の凹溝に臨む一対の係合板部と係合しかつ該一対の係合板と協働して前記筐体を前記背面部に向けて付勢する一対の係合爪を有することを特徴とする請求項27に記載の撮像ユニット。
  29. 前記側面部に設けられて前記凹部に向かって突出された一対の嵌合突起に嵌合されかつ前記一対の係合爪と協働して装着時のガタツキを規制する一対の嵌合穴を前記側面に有することを特徴とする請求項28に記載の撮像ユニット。
  30. 前記背面部に設けられたロック部と協働して前記筐体をロックするロック部が設けられていることを特徴とする請求項29に記載の撮像ユニット。
  31. 前記ロック部によるロックを解除する解除機構が前記筐体を正面から見たときに前記筐体の右側に設けられていることを特徴とする請求項30に記載の撮像ユニット。
  32. 前記解除機構はロック解除からイジェクトまでの一連の操作を実行する解除レバーを有することを特徴とする請求項31に記載の撮像ユニット。
  33. 前記一対のガイド突起と前記一対の係合突起とを前記一対の凹溝に前方から後方に向かって押し込むことにより前記カメラボディに装着され、前記側面部に向かって移動させることにより前記両コネクタ部が嵌合されると共に、前記カメラボディにロックされる請求項32に記載の撮像ユニット。
  34. 前記筐体内に画像処理回路が内蔵されていることを特徴とする請求項26ないし請求項33のいずれか1項に記載の撮像ユニット。
  35. 被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する直方体形状の筐体を備えた撮像ユニットと、該撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部を有するカメラボディとからなり、前記凹部は、該凹部に前記撮像ユニットを配設したとして前記筐体を正面から見たときに、前記筐体の背後に位置して該筐体の背面に臨む背面部と、該筐体の側面に臨む側面部と、前記筐体の上面に臨む上面部とによって構成され、前記筐体の他の側面が臨む側方と前記筐体の正面が臨む前方と前記筐体の下面が臨む下方との三方向が開放されていることを特徴とする撮像システム。
  36. 前記側面部にコネクタ部が設けられ、前記筐体の側面に前記コネクタ部に嵌合されるコネクタ部が設けられて、両コネクタ部が前記撮像ユニットの前記カメラボディへの装着時に接続されることを特徴とする請求項35に記載の撮像システム。
  37. 前記背面部には一対の凹溝と一対のガイド壁と一対の係合板部とが形成され、前記側面部が左側に位置するようにしてかつ前記上面部が上側に位置するようにして前記背面部を正面から直視したときに、前記一対の凹溝は上下方向に互いに間隔を開けてかつ左右方向に平行に延び、前記一対のガイド壁は前記側面部に近い左方に位置し、前記一対の係合板は前記側面部から遠い右方に位置し、
    前記撮像ユニットには前記筐体の背面に前記一対の凹溝に挿入されると共に前記一対のガイド壁に摺接する一対のガイド突起と、前記一対の凹溝に挿入されて前記一対の係合板部と係合しかつ該一対の係合板と協働して前記筐体を前記背面部に向けて付勢する一対の係合爪とが設けられ、前記一対のガイド突起と前記一対の凹溝との協働作用により前記両コネクタ部の位置関係が規制されつつかつ前記一対の係合爪と前記一対の係合板との協働により前記撮像ユニットが前記背面部に向けて付勢されつつ前記カメラボディに装着されることを特徴とする請求項36に記載の撮像システム。
  38. 前記カメラボディには前記側面部に前記凹部に向かって突出する一対の嵌合突起が形成され、前記筐体には前記一対の係合爪と協働して装着時のガタツキを規制するために前記一対の嵌合突起が嵌合される一対の嵌合穴が形成されていることを特徴とする請求項37に記載の撮像システム。
  39. 前記カメラボディの前記背面部と前記筐体の背面とに互いに協働して前記撮像ユニットをロックするロック部がそれぞれ設けられ、前記カメラボディに前記ロック部によるロックを解除する解除機構が設けられていることを特徴とする請求項38に記載の撮像システム。
  40. 前記解除機構はロック解除からイジェクトまでの一連の動作を実行する解除レバーを有していることを特徴とする請求項39に記載の撮像システム。
  41. 前記解除機構が前記撮像ユニットに設けられていることを特徴とする請求項40に記載の撮像システム。
  42. 前記解除機構が前記カメラボディに設けられていることを特徴とする請求項40に記載の撮像システム。
  43. 被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する直方体形状の筐体から構成され、かつ、前記筐体を正面から見たときに前記筐体の背後に位置して前記筐体の背面が装着時に臨む背面部と前記筐体の側面が臨む側面部と前記筐体の上面が臨む上面部とによって前記筐体を三方向から包囲すると共に前記筐体の残余の面に対応する前方と下方と側方との三方向が開放された凹部を構成するカメラボディに着脱される撮像ユニットのカメラボディに対する着脱方法であって、
    前記撮像ユニットを前方から後方に向かって前記背面部に向かって押し込んで前記筐体の背面を前記背面部に装着した後、前記側面部に向かう方向に前記撮像ユニットを移動させて該撮像ユニットと前記カメラボディとの接続を図ると共に前記撮像ユニットを前記カメラボディにロックして前記凹部に前記撮像ユニットを配設し、前記カメラボディから前記撮像ユニットを抜き取るときには、解除レバーの操作により前記カメラボディに対する前記撮像ユニットのロック解除後、前記解除レバーの更なる操作により前記側面部から離間する方向に前記撮像ユニットを可動させることにより前記カメラボディと前記撮像ユニットとの接続を断った後、前記撮像ユニットを後方から前方に向かって抜き取ることを特徴とする撮像ユニットのカメラボディに対する着脱方法。
  44. 被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する直方体形状の筐体から構成され、かつ、前記筐体を正面から見たときに前記筐体の背後に位置して前記筐体の背面が装着時に臨む背面部と前記筐体の側面が臨む側面部と前記筐体の上面が臨む上面部とによって前記筐体を三方向から包囲すると共に前記筐体の残余の面に対応する前方と下方と側方との三方向が開放された凹部を構成するカメラボディへ装着される撮像ユニットのカメラボディへの装着方法であって、
    前記撮像ユニットを前方から後方に向かって前記背面部に向かって押し込んで前記筐体の背面を前記背面部に装着した後、前記側面部に向かう方向に前記撮像ユニットを移動させて該撮像ユニットと前記カメラボディとの接続を図ると共に前記撮像ユニットを前記カメラボディにロックして前記凹部に前記撮像ユニットを配設することを特徴とする撮像ユニットのカメラボディに対する装着方法。
  45. 被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とカメラボディと撮像ユニットとのロック解除を行う解除レバーとを有する直方体形状の筐体から構成され、かつ、前記筐体を正面から見たときに前記筐体の背後に位置して前記筐体の背面が装着時に臨む背面部と前記筐体の側面が臨む側面部と前記筐体の上面が臨む上面部とによって前記筐体を三方向から包囲すると共に前記筐体の残余の面に対応する前方と下方と側方との三方向が開放された凹部を構成するカメラボディにロックされ、しかも、電気的に該カメラボディに接続された撮像ユニットのカメラボディに対する抜き取り方法であって、
    前記解除レバーの操作により前記カメラボディに対する前記撮像ユニットのロック解除後、前記解除レバーの更なる操作により前記側面部から離間する方向に前記撮像ユニットを可動させることにより前記カメラボディと前記撮像ユニットとの接続を断った後、前記撮像ユニットを後方から前方に向かって抜き取ることを特徴とする撮像ユニットのカメラボディに対する抜き取り方法。
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