JP2004007121A - 携帯情報端末装置 - Google Patents

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JP2004007121A JP2002158675A JP2002158675A JP2004007121A JP 2004007121 A JP2004007121 A JP 2004007121A JP 2002158675 A JP2002158675 A JP 2002158675A JP 2002158675 A JP2002158675 A JP 2002158675A JP 2004007121 A JP2004007121 A JP 2004007121A
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Haruki Oe
大江 晴樹
Kiyoshi Toma
當摩 清
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Abstract

【課題】携帯情報端末装置において、小型化を図りつつ、変倍光学系を含むカメラユニットを設ける。
【解決手段】表示部21が配置された蓋体20、操作釦11が配置された本体10、被写体を撮影するための変倍光学系及びCCD52を含むカメラユニット40を備え、カメラユニット40は、被写体光の進行方向を変更させてCCD52に導く反射ミラー42を含み、反射ミラー42を通過した光軸が表示部21が配置された表面20cと略平行となるように蓋体20に設けられている。これにより、比較的光軸の長い変倍光学系を含むカメラユニットであっても、突出した輪郭とすることなく配置でき、装置を小型化できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機あるいは携帯型パーソナルコンピュータ等の携帯情報端末装置に関し、特に、操作者あるいは周辺の風景等を撮影可能なカメラユニットを備えた携帯情報端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年において、画像信号を送受信できるカメラユニット(モバイルカメラ)を備えた携帯電話機あるいは携帯型パーソナルコンピュータ等の携帯情報端末装置が開発されている。このカメラユニットは、単焦点レンズの光学系を採用するため、光学系の光軸方向における全長は比較的短く形成されている。
それ故に、従来のカメラユニットは、撮影窓からレンズを経てCCD(撮像素子)に向かうレンズの光軸が、表示部あるいは操作釦が配置された筐体の表面に対して垂直となるように、筐体の内部に収容されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光学系として広角〜望遠の撮影が可能な変倍光学系を採用すると、レンズの光軸方向における全長が長くなるため、従来のように、光軸が筐体の表面に垂直となるようにカメラユニットを筐体の中に搭載することは困難である。また、単焦点レンズの光学系であっても、光軸方向における全長が長い場合は同様に搭載することは困難である。
仮に、全長の長い光学系を搭載すれば、部分的に突出した輪郭に形成しあるいは筐体を厚く形成しなければならず、装置の大型化を招き、携帯性が悪くなり、デザイン的にも好ましいものではない。
【0004】
本発明は、上記の問題的に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、装置のコンパクト化、薄型化を図りつつ、レンズ全長の長い光学系、特に、変倍撮影が可能な変倍光学系を含むカメラユニットを備え、利便性に優れた携帯情報端末装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の携帯情報端末装置は、種々の情報を表示する表示部と、種々の操作を行なう操作釦と、被写体を撮影するための光学系及び撮像素子を含むカメラユニットと、前記表示部、前記操作部、及び前記カメラユニットを設ける筐体と、を備えた携帯情報端末装置であって、上記カメラユニットは、撮影光軸の方向を変更させて撮像素子に導く変更要素を含み、かつ、変更要素を通過した光軸が表示部又は操作釦が配置された表面と略平行となるように筐体に設けられている、ことを特徴としている。
この構成によれば、カメラユニットに撮影光軸の方向を変更させる変更要素を含め、かつ、変更要素を通過した光の光軸が表示部又は操作釦が配置された表面と略略平行となるように、カメラユニットを筐体に設けたことにより、被写体光は、変更要素に入射して筐体の表面と略平行な方向に進行方向が変更された後、光学系を経て撮像素子に入射する。このように、レンズ全長が長い光学系を含むカメラユニットであっても、変更要素を用いることで装置を突出した輪郭とすることなく筐体に配置することができ、装置を小型化できる。
【0006】
上記構成において、筐体は、操作釦が配置された本体と、本体に対して開閉自在に連結されかつ表示部が配置された蓋体とを含み、カメラユニットは、変更要素を通過した光軸が蓋体の表面と略平行となるように蓋体に設けられている、構成を採用できる。
この構成によれば、変更要素を通過した光の光軸が表示部を配置した表面と略平行となるように、カメラユニットを蓋体に設けたことにより、被写体光は、変更要素に入射して蓋体の表面と略平行な方向に進行方向が変更された後、光学系を経て撮像素子に入射する。このように、レンズ全長が長い光学系を含むカメラユニットであっても、変更要素を用いることで蓋体を突出した輪郭とすることなく配置することができ、装置を小型化できる。
【0007】
また、上記構成において、筐体は、操作釦が配置された本体と、本体に対して開閉自在に連結されかつ表示部が配置された蓋体とを含み、カメラユニットは、変更要素を通過した光軸が本体の表面と略平行となるように本体に設けられている、構成を採用できる。
この構成によれば、変更要素を通過した光の光軸が操作釦を配置した表面と略平行となるように、カメラユニットを本体に設けたことにより、被写体光は、変更要素に入射して本体の表面と略平行な方向に進行方向が変更された後、光学系を経て撮像素子に入射する。このように、レンズ全長が長い光学系を含むカメラユニットであっても、変更要素を用いることで本体を突出した輪郭とすることなく配置することができ、装置を小型化できる。
【0008】
上記構成において、カメラユニットは、被写体の倍率を可変にする変倍光学系を含む、構成を採用できる。
この構成によれば、光学系が変倍光学系であるため、広角〜望遠の範囲で適宜倍率を変えて被写体を撮影することができる。
【0009】
上記構成において、カメラユニットは、変倍光学系の変倍調整を手動により行なうための操作部を有する、構成を採用できる。
この構成によれば、操作者が手動により操作部を操作することで、所望の倍率に適宜変倍調整を行ないつつ、被写体の撮影を行なえる。
【0010】
上記構成において、カメラユニットは、筐体に対して回動自在に設けられている、構成を採用できる。
この構成によれば、カメラユニットに被写体光が入る向き(撮影方向)を適宜調整できるため、その撮影窓が操作者側に向くようにすれば操作者自らを撮影でき、一方、撮影窓が反対側(外側)を向くようにすれば周辺の風景等を撮影できる。
【0011】
上記構成において、カメラユニットは、本体及び蓋体の一方に配置されかつ変更要素よりも被写体寄りにおいて表面側に凸状をなすレンズを含み、本体及び蓋体の他方には、蓋体が閉じられたときにレンズの一部を受け入れる窪みを有する、構成を採用できる。
この構成によれば、蓋体を閉じて本体に重ね合わせた状態において、カメラユニットのレンズは窪みに入り込む。したがって、蓋体と本体との厚みをその分だけ薄くでき、装置を小型化できる。
【0012】
上記構成において、変更要素は、反射プリズム又は反射ミラーである、構成を採用できる。
この構成によれば、被写体光が反射プリズム又は反射ミラーに入射すると、その入射光は、下流側の光学系及び撮像素子に向けて、筐体の表面と略平行になるように進行方向が変更されて射出させられる。このように、変更要素として単体の要素を用いることで、構造を簡略化できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図6は、本発明に係る携帯情報端末装置の一実施形態として携帯電話機を示すものであり、図1は外観斜視図、図2は蓋体とカメラユニットを示す分解斜視図、図3ないし図6はカメラユニットの断面図である。
【0014】
この携帯電話機は、図1に示すように、種々の操作釦11が配置され筐体の一部を形成する本体10、種々の情報を表示する表示部(液晶モニター)21及びアンテナ22が配置され筐体の一部を形成する蓋体20、蓋体20の一部を画定するように別個に形成されて蓋体20に連結されたユニットケース30、ユニットケース30に収容されたカメラユニット40等により形成されている。
蓋体20は、本体10に対してヒンジ構造により回動自在に連結されて、使用時には本体10から離すように開けられ、使用しないときは閉じられて本体10に重なり合うようになっている。
【0015】
蓋体20は、図1に示すように、輪郭が略矩形に形成され、その一端右側部には、別個に形成されたユニットケース30が回動自在に連結されている。
ユニットケース30は、図1及び図2に示すように、カメラユニット40を収容するケース本体31、ケース本体31の一方側に形成された軸部32等により形成されている。
そして、ユニットケース30は、軸部32が蓋体20に形成された軸受穴20aに連結され、ケース本体31が蓋体20に形成された凹部20bに収まるように位置付けられることで、蓋体20に対して、軸線S回りに回動自在に支持されている。
【0016】
ケース本体31には、カメラユニット40の撮影窓31a、後述する操作部48cが突出する長孔31bが形成されている。ここで、撮影窓31aは、被写体光を通過させる透明な樹脂材料等により形成されている。
【0017】
また、ユニットケース30は、蓋体20の軸受穴20aに対して、所定の角度位置に位置決めされるようになっている。すなわち、蓋体20が本体10に重なって閉じた収納状態から開けられると、図1に示すように、表示部21と同一方向に撮影窓31aが向く位置に位置決めされた状態にあり、撮影窓31aが操作者に略対向するように方向付けられている。
【0018】
その後、操作者が、ユニットケース30の表面に指を押し付けて、撮影窓31aが反対側(外側)を向くようにユニットケース30を軸線S回りに回転させることで、所望の角度位置に撮影窓31aを方向付けることができる。
ここで、所定の角度位置、例えば、図1に示す状態から90度回転した位置及び180度回転した位置に、それぞれのユニットケース30を位置決めする位置決め機構を設けてもよい。この場合、所定の角度位置(0度、90度、180度)にて、ユニットケース30(撮影窓31a)が確実に固定されるため、撮影窓31aの向きがずれるのを防止でき、カメラユニット40での撮影を安定して行なうことができる。
【0019】
尚、上記の位置決め機構としては、例えば、軸部32の外周面の一部に突起を設け、軸受穴20aの内周面の3箇所に突起を受け入れる凹みを設けた凹凸嵌合による構造を採用してもよい。この場合、突起が第1の凹みに入り込んだ状態で、撮影窓31aが図1に示すように操作者側を向く位置に位置決めされ、突起が第2の凹みに入り込んだ状態で、撮影窓41aが90度回転した方向を向くように位置決めされ、突起が第3の凹みに入り込んだ状態で、撮影窓31aが180度回転した反対側(外側)を向く位置に位置決めされる。
【0020】
このように、カメラユニット40を収容したユニットケース30が軸線S回りに回動自在となっているため、撮影窓31aが操作者側を向くようにすれば操作者自らを撮影でき、撮影窓31aが反対側(外側)を向くようにすれば周辺の風景等を撮影でき、又、位置決め機構を設けることで、ユニットケース30の不意な回転による撮影窓31aのずれを防止でき、安定した撮影が行なえる。
【0021】
カメラユニット40は、図3ないし図6に示すように、変更要素及び光学系を収容する光学ユニット40aと、撮像素子等を保持する撮像ユニット40bとにより形成されて、ユニットケース30内に収容されかつ固定されている。
光学ユニット40aは、図3ないし図6に示すように、レンズケース41、レンズケース41内に収容された変更要素としての反射ミラー42、光学系としての第1レンズ群43及び第2レンズ群44、第1レンズ群43と第2レンズ群44とをそれぞれ光軸方向L2に往復動自在に案内するガイドシャフト45,46、第1レンズ群43及び第2レンズ群44の回転を規制する回転規制シャフト47、第1レンズ群43及び第2レンズ群44を光軸方向L2の所定の位置に移動させるカム部材48等により形成されている。
【0022】
レンズケース41は、略長方体に形成され、光軸方向L2の一端側側面に矩形の開口部41a、他端側端面に矩形の開口部41b、途中の側面に長孔41cがそれぞれ形成されている。
反射ミラー52は、被写体光の中心光線で表すと、その入射光線L1を直角な光軸方向L2に変更させて、第1レンズ群43及び第2レンズ群44並びにCCD52に向けて射出する。
【0023】
カム部材48は、図5に示すように、断面が円弧状をなすように形成され、その内周面には、第1レンズ群43にカム作用を及ぼす第1カム溝48aと第2レンズ群44にカム作用を及ぼす第2カム溝48bとが形成され、その外周面には、手動操作を行なうための突出した操作部48cが形成されている。
そして、操作部48cは、図2及び図5に示すように、レンズケース41の長孔41c及びユニットケース30の長孔31bから外部に突出している。したがって、操作者が、手動により操作部48cを揺動させることで、カム部材48が所定の角度範囲を往復動して第1レンズ群43及び第2レンズ群44にカム作用を及ぼし、広角〜望遠の範囲で撮影を行なうための変倍調整が行なわれる。
【0024】
第1レンズ群43は、図3、図4、図5(a)に示すように、略矩形の輪郭をなす両凹レンズG1、両凹レンズG1を保持するレンズ枠43aとにより形成されている。レンズ枠43aは、ガイドシャフト45に外嵌される連結部43b、回転規制シャフト47に係合されるU字部43c、カム部材48の第1カム溝48aに挿入されて案内される第1フォロワ43d等を備えている。
【0025】
第2レンズ群44は、図3、図4、図5(b)に示すように、略矩形の輪郭をなす両凸レンズG2、両凸レンズG2を保持するレンズ枠44aとにより形成されている。レンズ枠44aは、ガイドシャフト46に外嵌される連結部44b、回転規制シャフト47に係合されるU字部44c、カム部材48の第2カム溝48bに挿入されて案内される第2フォロワ44d等を備えている。
【0026】
撮像ユニット40bは、図3ないし図6に示すように、保持部材49、保持部材49に保持されたローパスフィルタ50、フェースプレート51、撮像素子としてのCCD52、回路基板53等により形成されている。
【0027】
光学ユニット40aと撮像ユニット40bとは、それぞれ別個に組み立てられた後に組み付けられるものであり、お互いに組み付けられた状態で、光軸方向L2における相対的な位置が調整されるようになっている。
すなわち、レンズケース41には、図5及び図6に示すように、ガイドシャフト54が嵌合されるフランジ41d、調整ネジ55が螺合される雌ネジ41e´を有するフランジ41eが一体的に形成されている。
一方、保持部材49には、図6に示すように、調整ネジ55が挿入される貫通孔49a´を有するフランジ49a、ガイドシャフト54が挿入される貫通孔49b´を有するフランジ49bが一体的に形成されている。
【0028】
そして、貫通孔49b´にガイドシャフト54が通され、保持部材49の矩形突出部49cがレンズケース41の開口部41bに通され、フランジ41eとフランジ49aとの間にスプリング56を圧縮した状態で配置し、調整ネジ55が雌ネジ41e´に螺合されると、光学ユニット40aと撮像ユニット40bとが連結されると共に、調整ネジ55のねじ込み量を適宜調整することで、第1レンズ群43及び第2レンズ群44とCCD52との相対的な距離が微調整される。この微調整により、CCD52に対する焦点合わせ等の初期調整を行なうことができる。
【0029】
上記の構成をなすカメラユニット40は、その伸長方向すなわち反射ミラー42を通過した射出光の光軸方向L2(ユニットケース30の軸線)が、蓋体20の表面20cと平行となるように配置されている。
したがって、比較的光軸の長い変倍光学系を含むカメラユニット40であっても、蓋体20に突出した輪郭を設けることなくあるいは蓋体20を厚くすることなく、蓋体20と同一厚さのユニットケース30内に容易に収容でき、装置の小型化を達成しつつ変倍光学系を採用することができる。
【0030】
次に、上記携帯電話機の操作について説明する。先ず、蓋体20が閉じられた状態から、蓋体20を図1に示すように開くと、ユニットケース30(カメラユニット40)の撮影窓31aは、表示部21と同一方向に方向付けられている。
【0031】
この状態で、操作釦11の一つを操作してカメラユニット40(CCD52)のスイッチをONにすると、撮影窓31aの前方にある操作者等からの被写体光が、撮影窓31aから入射し、その進行方向が反射ミラー42により変更される。そして、変更された射出光は、第1レンズ群43及び第2レンズ群44を経て、CCD52の撮像面に達する。
【0032】
そして、CCD52により撮影された画像は、所定の画像処理がなされ、表示部(液晶モニター)21に表示される。ここで、操作者が、手動により操作部48cを移動させてカム部材48の位置を調整し、図3に示すように第1レンズ群43及び第2レンズ群44をお互いに離隔した位置に位置付けると、被写体の広角撮影が行なわれて表示部21に広角画像が表示され、一方、図4に示すように第1レンズ群43及び第2レンズ群44をお互いに近接した位置に位置付けると、望遠撮影が行なわれて表示部21に望遠画像が表示される。
【0033】
したがって、操作者は、表示部21でこれらの撮影画像を確認しながら撮影倍率を適宜調整し、所望倍率の画像に調整できた時点で、操作釦11の一つを押してシャッタ操作を行ない、記憶部に撮影画像を保存し、あるいは、送信操作を行なって通信相手に撮影画像を送信することができる。
【0034】
ところで、被写体を撮影者等から周辺の風景に切り替えたい場合には、ユニットケース30の表面に指を押し付けて、撮影窓31aが例えば反対側(外側)を向くようにユニットケース30を回転させると、所定の角度だけ回転した位置で位置決めされる。そこで、操作者は、表示部21に表示される風景画像等を確認しながら前述同様に撮影倍率を適宜調整し、所望倍率の画像に調整できた時点で、操作釦11の一つを押してシャッタ操作を行なって、前述同様に撮影画像の保存あるいは送信を行なうことができる。
【0035】
上記のように、変倍光学系による変倍調整は、操作者の手動操作により行なわれるため、カメラユニット40は、モータ等により変倍駆動する場合に比べて、電力の消費もなく、構造も簡略化され、全体として装置が小型化される。
特に、変倍光学系を含むカメラユニット40が、蓋体20の輪郭の一部を画定するユニットケース30内に収容されているため、デザイン的にも優れ、又、携帯性にも優れ、取り扱い上便利である。
尚、この携帯電話機においては、変更要素として反射ミラー42を採用したが、三角柱をなす反射プリズム等を採用してもよい。
【0036】
図7ないし図9は、携帯情報端末装置の他の実施形態に係る携帯電話機を示すものであり、前述の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。この携帯電話機は、図7に示すように、種々の操作釦11が配置され筐体の一部を形成する本体100、種々の情報を表示する表示部(液晶モニター)21及びアンテナ22が配置され筐体の一部を形成する蓋体200、本体100に収容されたカメラユニット40´等により形成されている。
【0037】
本体100は、図7に示すように、輪郭が略矩形に形成され、その表面100aには種々の操作釦11が配置され、又、表面100aの左側部には、カメラユニット40´の撮影窓100b、操作部48cを突出させる長孔100cが形成され、その内部には、左側部に沿って伸長するようにカメラユニット40´が収容されている。
【0038】
カメラユニット40´は、レンズケース41´の形状を一部変更し、変更要素として反射プリズム42´を採用し、開口部41aにおいて外側すなわち本体100の表面100a側に凸状をなすレンズ60を設けた以外は、前述のカメラユニット40と同一の構成である。
【0039】
反射プリズム42´は、三角柱をなす三角プリズムであり、被写体光の中心光線で表すと、図8に示すように、その入射光線L1を直角な光軸方向L2に変更させて、第1レンズ群43及び第2レンズ群44並びにCCD52に向けて射出する。レンズ60は、反射プリズム42´よりも被写体寄りに配置され、その凸面60aが撮影窓100bから外側に突出するようになっている。
【0040】
蓋体200は、図7に示すように、輪郭が略矩形に形成され、本体100に対してヒンジ構造により回動自在に連結され、使用時には本体100から離すように開けられ、使用しないときは閉じられて本体100に重なり合うようになっている。
蓋体200の表面200aには、閉じたときに撮影窓100aと対向する位置に円形の窪み200bが形成されている。
【0041】
窪み200bは、蓋体200が閉じられて本体100に重なった状態で、表面100aから突出したレンズ60の凸面60a側(一部)を受け入れる寸法に形成されている。したがって、窪み200bを設けない場合に比べて、蓋体200及び本体100の厚みをその分だけ薄くでき、装置を小型化できる。
この携帯電話機の操作については、カメラユニット40´が回動できない点を除いて、基本的に前述の実施形態と同一であるため、ここでの説明は省略する。
【0042】
尚、この携帯電話機においては、カメラユニット40´を本体100の内部に固定したが、前述の実施形態と同様にカメラユニット40´を収容する別個のユニットケースを設け、このユニットケースを本体100に対して回動自在に取り付ける構成を採用してもよい。この場合、ユニットケースを反転させることで、前述同様に被写体を操作者側から反対側に位置する周辺の風景等に切り替えることができる。
【0043】
上記実施形態においては、カメラユニット40,40´を設ける筐体として、本体10,100あるいは蓋体20,200を示したが、これに限定されるものではなく、表示部21と操作釦11とが一緒に配置された一つの筐体からなる装置において、その筐体の内部あるいは筐体の輪郭を画定する一部分として設ける構成を採用してもよい。
【0044】
また、上記実施形態においては、携帯情報端末装置として携帯電話機を示したが、これに限定されるものではなく、携帯型パーソナルコンピュータ等において変更要素を含むカメラユニット40,40´を採用してもよい。
さらに、上記実施形態においては、光学系として第1レンズ群43及び第2レンズ群44を含む変倍光学系を示したが、これ以上のレンズ群を含む変倍光学系であってもよく、又、比較的に光軸の長い単焦点の光学系であっても、本発明に係る配置構造を採用できる。
【0045】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の携帯情報端末装置によれば、被写体を撮影するための光学系及び撮像素子並びに撮影光軸の方向を変更させる変更要素を含むカメラユニットを、変更要素を通過した光軸が表示部又は操作釦をもつ筐体(蓋体あるいは本体)の表面と略平行となるように筐体に設けたことにより、レンズの光軸方向における全長が長い光学系を含むカメラユニットであっても、装置に突出した輪郭を設けることなく、筐体の輪郭の範囲内に容易に収容でき、小型で携帯性に優れ、取り扱い上便利な携帯情報端末装置が得られる。
特に、カメラユニットの光学系を変倍光学系としても、容易に収容でき、小型で、広角〜望遠での変倍撮影が可能な携帯情報端末装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯情報端末装置の一実施形態を示す携帯電話機の外観斜視図である。
【図2】蓋体及びカメラユニットを示す分解斜視図である。
【図3】光学系が広角撮影位置にある状態を示すカメラユニットの断面図である。
【図4】光学系が望遠撮影位置にある状態を示すカメラユニットの断面図である。
【図5】(a),(b)は光軸を横切る面でのカメラユニットの断面図である。
【図6】光軸に沿った面でのカメラユニットの断面図である。
【図7】本発明に係る携帯情報端末装置の他の実施形態を示す携帯電話機の外観斜視図である。
【図8】光学系が広角撮影位置にある状態を示すカメラユニットの断面図である。
【図9】光学系が望遠撮影位置にある状態を示すカメラユニットの断面図である。
【符号の説明】
10 本体(筐体)
11 操作釦
20 蓋体(筐体)
20a 軸受穴
20b 凹部
20c 表面
21 表示部
22 アンテナ
30 ユニットケース
31a 撮影窓
31b 長孔
31c 開口部
32 軸部
40,40´ カメラユニット
40a 光学ユニット
40b 撮像ユニット
41,41´ レンズケース
41a,41b 開口部
41c 長孔
42 反射ミラー(変更要素)
42´ 反射プリズム(変更要素)
43 第1レンズ群(変倍光学系)
44 第2レンズ群(変倍光学系)
45,46 ガイドシャフト
47 回転規制シャフト
48 カム部材
48a 第1カム溝
48b 第2カム溝
48c 操作部
49 保持部材
50 ローパスフィルタ
51 フェースプレート
52 CCD(撮像素子)
53 回路基板
60 レンズ
100 本体(筐体)
100a 表面
100b 撮影窓
100c長孔
200 蓋体(筐体)
200a 表面
200b 窪み
S 軸線
L1 被写体光の光軸方向(撮影光軸の方向)
L2 変更された射出光の光軸方向

Claims (8)

  1. 種々の情報を表示する表示部と、種々の操作を行なう操作釦と、被写体を撮影するための光学系及び撮像素子を含むカメラユニットと、前記表示部、前記操作部、及び前記カメラユニットを設ける筐体と、を備えた携帯情報端末装置であって、
    前記カメラユニットは、撮影光軸の方向を変更させて前記撮像素子に導く変更要素を含み、かつ、前記変更要素を通過した光軸が前記表示部又は操作釦が配置された表面と略平行となるように前記筐体に設けられている、
    ことを特徴とする携帯情報端末装置。
  2. 前記筐体は、前記操作釦が配置された本体と、前記本体に対して開閉自在に連結されかつ前記表示部が配置された蓋体と、を含み、
    前記カメラユニットは、前記変更要素を通過した光軸が前記蓋体の表面と略平行となるように前記蓋体に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯情報端末装置。
  3. 前記筐体は、前記操作釦が配置された本体と、前記本体に対して開閉自在に連結されかつ前記表示部が配置された蓋体と、を含み、
    前記カメラユニットは、前記変更要素を通過した光軸が前記本体の表面と略平行となるように前記本体に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯情報端末装置。
  4. 前記カメラユニットは、被写体の倍率を可変にする変倍光学系を含む、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載の携帯情報端末装置。
  5. 前記カメラユニットは、前記変倍光学系の変倍調整を手動により行なうための操作部を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載の携帯情報端末装置。
  6. 前記カメラユニットは、前記筐体に対して回動自在に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載の携帯情報端末装置。
  7. 前記カメラユニットは、前記本体及び蓋体の一方に配置され、かつ、前記変更要素よりも被写体寄りにおいて表面側に凸状をなすレンズを含み、
    前記本体及び蓋体の他方には、前記蓋体が閉じられたときに前記レンズの一部を受け入れる窪みを有する、
    ことを特徴とする請求項2ないし6いずれかに記載の携帯情報端末装置。
  8. 前記変更要素は、反射プリズム又は反射ミラーである、
    ことを特徴とする請求項1ないし7いずれかに記載の携帯情報端末装置。
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