JP4050934B2 - 携帯情報端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機あるいは携帯型パーソナルコンピュータ等の携帯情報端末装置に関し、特に、操作者あるいは周辺の風景等を撮影可能なカメラユニットを備えた携帯情報端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年において、画像信号を送受信できる携帯電話機あるいは携帯型パーソナルコンピュータ等の携帯情報端末装置が開発されている。例えば、カメラユニットを搭載した携帯電話機としては、図8に示すように、操作釦1が配置された本体2に対して、液晶モニター3が配置された蓋体4をヒンジ結合により開閉自在に連結し、ヒンジ結合の一側部にカメラユニット5を固定したものが知られている。
【0003】
すなわち、ヒンジ結合は、本体2に一体的に形成された軸受部2a,2bと、蓋体4に一体的に形成され軸受部2a,2bに対して回動可能に連結される回動部4a,4bとにより形成されている。そして、カメラユニット5は、回動部4bの外側において、本体2に固定されている。
カメラユニット5は、その光学系が単焦点のレンズであるため、レンズの光軸方向における全長が短かく、それ故に、被写体からの光線が撮影窓5aに進入する方向とレンズを経てCCD(撮像素子)に向かう光軸とが略一致する構造であっても、ヒンジ結合の側部に配置して固定することが可能であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光学系として広角〜望遠の撮影が可能な変倍光学系を採用すると、レンズの光軸方向における全長が長いため、従来のようにヒンジ結合の輪郭の中にカメラユニットを搭載することは困難であった。また、単焦点レンズの光学系であっても、光軸方向における全長が長い場合は同様に搭載することは困難であった。仮に、全長の長い光学系を搭載すれば、部分的に突出した輪郭に形成しなければならず、携帯性が悪くなり、デザイン的にも好ましいものではない。
【0005】
本発明は、上記の問題的に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、装置のコンパクト化、薄型化を図りつつ、光軸の長い光学系、特に、変倍撮影が可能な変倍光学系を含むカメラユニットを備え、利便性に優れた携帯情報端末装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の携帯情報端末装置は、種々の操作を行なう操作釦が配置された本体と、種々の情報を表示する表示部が配置された蓋体と、蓋体を本体に対して回動自在に連結するヒンジ部と、被写体を撮影するための光学系及び撮像素子を含むカメラユニットとを備えた携帯情報端末装置であって、上記カメラユニットは、撮影光軸の方向を変更させて撮像素子に導く変更要素を含み、かつ、変更要素を通過した光軸がヒンジ部の軸線と略平行となるようにヒンジ部の領域に配置され、ヒンジ部の領域には、カメラユニットでの撮影操作を行なうためのシャッタ釦が配置されている、ことを特徴としている。
この構成によれば、カメラユニットに撮影光軸の方向を変更させる変更要素を含め、かつ、変更要素を通過した光の光軸がヒンジ部の軸線と略平行となるように、カメラユニットをヒンジ部の領域に配置したことにより、被写体光は、変更要素に入射してヒンジ部の軸線と略平行な方向に進行方向が変更された後、光学系を経て撮像素子に入射する。このように、比較的光軸の長い光学系を含むカメラユニットであっても、変更要素を用いることで装置を突出した輪郭とすることなく配置することができ、装置を小型化できる。
また、シャッタ釦がヒンジ部の領域に配置されているため、カメラユニットで撮影する場合のシャッタ釦の視認性が良くなり(釦が識別し易くなり)、シャッタ操作を確実にかつ迅速に行なうことができる。
【0007】
上記構成において、カメラユニットは、被写体の倍率を可変にする変倍光学系を含む、構成を採用できる。
この構成によれば、光学系が変倍光学系であるため、広角〜望遠の範囲で適宜倍率を変えて被写体を撮影することができる。
【0008】
上記構成において、カメラユニットは、変倍光学系の変倍調整を手動により行なうための操作部を有する、構成を採用できる。
この構成によれば、操作者が手動により操作部を操作することで、所望の倍率に適宜変倍調整を行ないつつ、被写体の撮影を行なえる。
特に、操作部を操作して変倍調整を行なった後に撮影操作を行なう場合に、シャッタ釦がヒンジ部にあるため、操作釦の一つをシャッタ釦として兼用する場合に比べて、視認性が良くなり(識別し易くなり)、シャッタ操作を素早く行なうことができ、変倍調整終了と同時に表示された画像を瞬時に撮影したい場合に、そのシャッタチャンスを逃すことなく迅速なシャッタ操作を行なうことができる。
【0009】
上記構成において、カメラユニットは、一対のヒンジ部の間に挟まれるように配置されている、構成を採用できる。
この構成によれば、一対のヒンジ部の間を、カメラユニットの配置領域とすることで、ヒンジ部の機能を確保しつつ、変更要素から撮像素子までの光軸が比較的長いカメラユニットであっても容易に収容することができる。
【0011】
上記構成において、カメラユニットは、ヒンジ部の軸線回りに回動自在に配置されている、構成を採用できる。
この構成によれば、カメラユニットに被写体光が入る向き(撮影方向)を適宜調整できるため、その撮影窓が操作者側に向くようにすれば操作者自らを撮影でき、一方、撮影窓が反対側(外側)を向くようにすれば周辺の風景等を撮影できる。
【0012】
上記構成において、変更要素は、反射プリズム又は反射ミラーである、構成を採用できる。
この構成によれば、被写体光が反射プリズム又は反射ミラーに入射すると、その入射光は、下流側の光学系及び撮像素子に向け、ヒンジ部の軸線と略平行になるように進行方向が変更されて射出させられる。このように、変更要素として単体の要素を用いることで、構造を簡略化できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図6は、本発明に係る携帯情報端末装置の一実施形態として携帯電話機を示すものであり、図1は外観斜視図、図2はヒンジ部およびカメラユニットを示す分解斜視図、図3ないし図6はカメラユニットの断面図である。
【0014】
この携帯電話機は、図1に示すように、種々の操作釦11が配置された本体10と、種々の情報を表示する表示部(液晶モニター)21及びアンテナ22が配置された蓋体20とにより、全体の輪郭が形成されている。蓋体20は、本体10に対してヒンジ部30により回動自在に連結されて、使用時には蓋体20を開け、使用しないときは蓋体20を閉じるようになっている。
【0015】
一対のヒンジ部30は、本体10の一端両側部に一体的に形成された一対の軸受部13と、蓋体20の一端両側部に一体的に形成された一対の回動部23とにより形成されている。すなわち、一対の回動部23が、それぞれに隣接する一対の軸受部13に対して、軸線S回りに回動自在に連結されている。
【0016】
一対のヒンジ部30の間には、図1に示すように、ヒンジ部30の輪郭と連続的な形状に形成され、その内部にカメラユニット50を収容する略円筒状のユニットケース40が、回動自在に配置されている。
ユニットケース40は、図1及び図2に示すように、カメラユニット50を収容するケース本体41、ケース本体41の両側に形成された軸部42等により形成されており、軸部42が蓋体20に形成された回動部23の軸受穴23aに回動自在に支持されるようになっている。
ケース本体41には、カメラユニット50の撮影窓41a、後述する操作部58cが突出する長孔41bが形成されている。ここで、撮影窓41aは、被写体光を通過させる透明な樹脂材料等により形成されている。
【0017】
ユニットケース40は、軸部42と軸受穴23aとの連結により、一対のヒンジ部30に対して回動自在に支持されている。すなわち、ユニットケース40の軸線は、蓋体20が回動するヒンジ部30の軸線Sと同軸であり、それ故に、ユニットケース40はヒンジ部30の軸線S回りに回動自在となっている。
また、ユニットケース40は、蓋体20の回動部23に対して所定の角度位置に位置決めされるようになっている。すなわち、蓋体20が本体10に重なって閉じた状態から所定の位置まで開けられ(回転させられ)ると、ユニットケース40は、位置決め機構により回動部23(蓋体20)と一緒になってその位置まで回転し、図1に示すように、撮影窓41aが操作者に略対向するように方向付けられる。
【0018】
その後、操作者が、ユニットケース40の表面に指を押し付けて、撮影窓41aが反対側(外側)を向くようにユニットケース40を軸線S回りに回転させると、所定の角度(略180度)回転したところで、位置決め機構により位置決めされて停止する。
このように、カメラユニット50を収容したユニットケース40が軸線S回りに回動自在となっているため、撮影窓41aが操作者側を向くようにすれば操作者自らを撮影でき、撮影窓41aが反対側(外側)を向くようにすれば周辺の風景等を撮影できる。
【0019】
尚、上記の位置決め機構としては、例えば、軸部42の外周面の一部に突起を、軸受穴23aの内周面の2箇所に凹みをそれぞれ設け、突起が一方の凹みに入り込んだ状態で、撮影窓41aが図1に示すように操作者側を向く位置に位置決めされ、突起が他方の凹みに入り込んだ状態で、撮影窓41aが反対側(外側)を向く位置に位置決めされるような凹凸嵌合による構造を採用してもよい。
【0020】
また、ユニットケース40を一対のヒンジ部30(回動部23)の間に挟まれるように取り付ける際に、その取り付けを容易にするために、軸部42が出没自在にバネにより付勢された構造としてもよく、又、ユニットケース40に軸受穴を設け、回動部23に軸部を設ける構成を採用してもよい。
【0021】
カメラユニット50は、図3ないし図6に示すように、変更要素及び光学系を収容する光学ユニット50aと、撮像素子等を保持する撮像ユニット50bとにより形成されて、ユニットケース40内に収容されている。
光学ユニット50aは、図3ないし図6に示すように、筐体51、筐体51内に収容された変更要素としての反射プリズム52、光学系としての第1レンズ群53及び第2レンズ群54、第1レンズ群53と第2レンズ群54とをそれぞれ光軸方向L2に往復動自在に案内するガイドシャフト55,56、第1レンズ群53及び第2レンズ群54の回転を規制する回転規制シャフト57、第1レンズ群53及び第2レンズ群54を光軸方向L2の所定の位置に移動させるカム部材58等により形成されている。
【0022】
筐体51は、略長方体に形成され、光軸方向L2の一端側側面に矩形の開口部51a、他端側端面に矩形の開口部51b、途中の側面に長孔51cがそれぞれ形成されている。
反射プリズム52は、三角柱をなす三角プリズムであり、被写体光の中心光線で表すと、その入射光線L1を直角な光軸方向L2に変更させて、第1レンズ群53及び第2レンズ群54並びにCCD62に向けて射出する。
【0023】
カム部材58は、図5に示すように、断面が円弧状をなすように形成され、その内周面には、第1レンズ群53にカム作用を及ぼす第1カム溝58aと第2レンズ群54にカム作用を及ぼす第2カム溝58bとが形成され、その外周面には、手動操作を行なうための突出した操作部58cが形成されている。
そして、操作部58cは、図2及び図5に示すように、筐体51の長孔51c及びユニットケース40の長孔41bから外部に突出している。したがって、操作者が、手動により操作部58cを揺動させることで、カム部材58が所定の角度範囲を往復動して第1レンズ群53及び第2レンズ群54にカム作用を及ぼし、広角〜望遠の範囲で撮影を行なうための変倍調整が行なわれる。
【0024】
第1レンズ群53は、図3、図4、図5(a)に示すように、略矩形の輪郭をなす両凹レンズG1、両凹レンズG1を保持するレンズ枠53aとにより形成されている。レンズ枠53aは、ガイドシャフト55に外嵌される連結部53b、回転規制シャフト57に係合されるU字部53c、カム部材58の第1カム溝58aに挿入されて案内される第1フォロワ53d等を備えている。
【0025】
第2レンズ群54は、図3、図4、図5(b)に示すように、略矩形の輪郭をなす両凸レンズG2、両凸レンズG2を保持するレンズ枠54aとにより形成されている。レンズ枠54aは、ガイドシャフト56に外嵌される連結部54b、回転規制シャフト57に係合されるU字部54c、カム部材58の第2カム溝58bに挿入されて案内される第2フォロワ54d等を備えている。
【0026】
撮像ユニット50bは、図3ないし図6に示すように、保持部材59、保持部材59に保持されたローパスフィルタ60、フェースプレート61、撮像素子としてのCCD62、回路基板63等により形成されている。
【0027】
光学ユニット50aと撮像ユニット50bとは、それぞれ別個に組み立てられた後に組み付けられるものであり、お互いに組み付けられた状態で、光軸方向L2における相対的な位置が調整されるようになっている。
すなわち、筐体51には、図5及び図6に示すように、ガイドシャフト64が嵌合されるフランジ51d、調整ネジ65が螺合される雌ネジ51e´を有するフランジ51eが一体的に形成されている。
一方、保持部材59には、図6に示すように、調整ネジ65が挿入される貫通孔59a´を有するフランジ59a、ガイドシャフト64が挿入される貫通孔59b´を有するフランジ59bが一体的に形成されている。
【0028】
そして、貫通孔59b´にガイドシャフト64が通され、保持部材59の矩形突出部59cが筐体51の開口部51bに通され、フランジ51eとフランジ59aとの間にスプリング66を圧縮した状態で配置し、調整ネジ65が雌ネジ51e´に螺合されると、光学ユニット50aと撮像ユニット50bとが連結されると共に、調整ネジ65のねじ込み量を適宜調整することで、第1レンズ群53及び第2レンズ群54とCCD62との相対的な距離が微調整される。
この微調整により、CCD62に対する焦点合わせ等の初期調整を行なうことができる。
【0029】
上記の構成をなすカメラユニット50は、その伸長方向すなわち反射プリズム52を通過した射出光の光軸方向L2がユニットケース40の軸線すなわちヒンジ部30の軸線Sと平行となるように、かつ、一対のヒンジ部30の間に挟まれるように配置されている。
したがって、比較的光軸の長い変倍光学系を含むカメラユニット50であっても、装置に突出した輪郭を設けることなくヒンジ部30の輪郭の範囲内に容易に収容でき、装置の小型化を達成しつつ変倍光学系を採用することができる。
【0030】
次に、上記携帯電話機の操作について説明する。先ず、蓋体20が閉じられた状態から、蓋体20を図1に示すように開くと、ユニットケース40(カメラユニット50)も一緒に回転し、蓋体20が所定の開き位置に位置決めされると同時にユニットケース40(カメラユニット50)も一緒に位置決めされる。
【0031】
この状態で、操作釦11の一つを操作してカメラユニット50(CCD62)のスイッチをONにすると、撮影窓41aの前方にある操作者等からの被写体光が、撮影窓41aから入射し、その進行方向が反射プリズム52により変更される。そして、進行方向が変更された射出光は、第1レンズ群53及び第2レンズ群54を経て、CCD62の撮像面に達する。
【0032】
そして、CCD62により撮影された画像は、所定の画像処理がなされ、表示部(液晶モニター)21に表示される。ここで、操作者が、手動により操作部58cを移動させてカム部材58の位置を調整し、図3に示すように第1レンズ群53及び第2レンズ群54をお互いに離隔した位置に位置付けると、被写体の広角撮影が行なわれて表示部21に広角画像が表示され、一方、図4に示すように第1レンズ群53及び第2レンズ群54をお互いに近接した位置に位置付けると、望遠撮影が行なわれて表示部21に望遠画像が表示される。
【0033】
したがって、操作者は、表示部21でこれらの撮影画像を確認しながら撮影倍率を適宜調整し、所望倍率の画像に調整できた時点で、操作釦11の一つを押してシャッタ操作を行ない、記憶部に撮影画像を保存し、あるいは、送信操作を行なって通信相手に撮影画像を送信することができる。
【0034】
ところで、被写体を撮影者等から周辺の風景に変えたい場合には、ユニットケース40の表面に指を押し付けて、撮影窓41aが反対側(外側)を向くようにユニットケース40を回転させると、所定の角度だけ回転した位置で位置決めされる。そこで、操作者は、表示部21に表示される風景画像等を確認しながら前述同様に撮影倍率を適宜調整し、所望倍率の画像に調整できた時点で、操作釦11の一つを押してシャッタ操作を行なって、前述同様に撮影画像の保存あるいは送信を行なうことができる。
【0035】
上記のように、変倍光学系による変倍調整は、操作者の手動操作により行なわれるため、カメラユニット50は、モータ等により変倍駆動する場合に比べて、電力の消費もなく、構造も簡略化され、全体として装置が小型化される。
特に、変倍光学系を含むカメラユニット50が、ヒンジ部30の領域に配置されたユニットケース40内に収容されているため、デザイン的にも優れ、又、携帯性にも優れ、取り扱い上便利である。
【0036】
図7は、携帯情報端末装置の他の実施形態に係る携帯電話機を示すものであり、前述の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。この携帯電話機においては、ヒンジ部30の領域に、CCD62に対してシャッタ操作(撮影操作)を行なうためのシャッタ釦70が配置されている。すなわち、一対のヒンジ部30間に配置されたユニットケース40´には、長孔41bに並んで円形の開口部41cが形成されており、開口部41cから露出するようにシャッタ釦70が配置されている。
【0037】
したがって、操作者は、操作部58cを操作して変倍調整を行なった後、撮影操作を行なう場合に、シャッタ釦70が操作部58cに隣接した場所にあるため、操作釦11の一つをシャッタ釦として兼用する場合に比べて、視認性が良くなり(識別し易くなり)、シャッタ操作を素早く行なうことができる。特に、変倍調整終了と同時に表示された画像を瞬時に撮影したい場合に、そのシャッタチャンスを逃すことなく迅速なシャッタ操作を行なうことができる。
【0038】
上記実施形態においては、撮影光軸の方向(被写体光の進行方向)を変更させる変更要素として、反射プリズム52を示したが、これに限定されるものではなく、反射ミラー等その他の要素を適用することができる。
また、上記実施形態においては、携帯情報端末装置として携帯電話機を示したが、これに限定されるものではなく、携帯型パーソナルコンピュータ等において変更要素を含むカメラユニット50を採用してもよい。
さらに、上記実施形態においては、光学系として第1レンズ群53及び第2レンズ群54を含む変倍光学系を示したが、これ以上のレンズ群を含む変倍光学系であってもよく、又、比較的に光軸の長い単焦点の光学系であっても、本発明に係る配置構造を採用できる。
【0039】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の携帯情報端末装置によれば、被写体を撮影するための光学系及び撮像素子並びに撮影光軸の方向を変更させる変更要素を含むカメラユニットを、操作釦をもつ本体と表示部をもつ蓋体とのヒンジ部の領域に、かつ、変更要素を通過した光軸がヒンジ部の軸線と略平行となるように配置したことにより、比較的光軸の長い光学系を含むカメラユニットであっても、装置に突出した輪郭を設けることなく、ヒンジ部の輪郭の範囲内に容易に収容でき、小型で携帯性に優れ、取り扱い上便利な携帯情報端末装置が得られる。
特に、カメラユニットの光学系を変倍光学系としても、容易に収容でき、小型で、広角〜望遠での変倍撮影が可能な携帯情報端末装置が得られる。
さらに、ヒンジ部の領域にシャッタ釦を配置することにより、シャッタ釦の視認性が良くなり、シャッタ操作を迅速に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯情報端末装置の一実施形態を示す携帯電話機の外観斜視図である。
【図2】ヒンジ部及びカメラユニットを示す分解斜視図である。
【図3】光学系が広角撮影位置にある状態を示すカメラユニットの断面図である。
【図4】光学系が望遠撮影位置にある状態を示すカメラユニットの断面図である。
【図5】(a),(b)は光軸を横切る面でのカメラユニットの断面図である。
【図6】光軸に沿った面でのカメラユニットの断面図である。
【図7】本発明に係る携帯情報端末装置の他の実施形態を示す携帯電話機の外観斜視図である。
【図8】カメラユニットを備えた従来の携帯電話機を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
10 本体
11 操作釦
13 軸受部(ヒンジ部)
20 蓋体
21 表示部
22 アンテナ
23 回動部(ヒンジ部)
23a 軸受穴
30 ヒンジ部
40,40´ ユニットケース
41a 撮影窓
41b 長孔
41c 開口部
42 軸部
50 カメラユニット
50a 光学ユニット
50b 撮像ユニット
51 筐体
51a,51b 開口部
51c 長孔
52 反射プリズム(変更要素)
53 第1レンズ群(変倍光学系)
54 第2レンズ群(変倍光学系)
55,56 ガイドシャフト
57 回転規制シャフト
58 カム部材
58a 第1カム溝
58b 第2カム溝
58c 操作部
59 保持部材
60 ローパスフィルタ
61 フェースプレート
62 CCD(撮像素子)
63 回路基板
70 シャッタ釦
S 軸線
L1 被写体光の光軸方向(撮影光軸の方向)
L2 変更された射出光の光軸方向

Claims (6)

  1. 種々の操作を行なう操作釦が配置された本体と、種々の情報を表示する表示部が配置された蓋体と、前記蓋体を前記本体に対して回動自在に連結するヒンジ部と、被写体を撮影するための光学系及び撮像素子を含むカメラユニットと、を備えた携帯情報端末装置であって、
    前記カメラユニットは、撮影光軸の方向を変更させて前記撮像素子に導く変更要素を含み、かつ、前記変更要素を通過した光軸が前記ヒンジ部の軸線と略平行となるように前記ヒンジ部の領域に配置され、
    前記ヒンジ部の領域には、前記カメラユニットでの撮影操作を行なうためのシャッタ釦が配置されている、
    ことを特徴とする携帯情報端末装置。
  2. 前記カメラユニットは、被写体の倍率を可変にする変倍光学系を含む、
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯情報端末装置。
  3. 前記カメラユニットは、前記変倍光学系の変倍調整を手動により行なうための操作部を有する、
    ことを特徴とする請求項2記載の携帯情報端末装置。
  4. 前記カメラユニットは、一対のヒンジ部の間に挟まれるように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載の携帯情報端末装置。
  5. 前記カメラユニットは、前記ヒンジ部の軸線回りに回動自在に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1ないしいずれかに記載の携帯情報端末装置。
  6. 前記変更要素は、反射プリズム又は反射ミラーである、
    ことを特徴とする請求項1ないしいずれかに記載の携帯情報端末装置。
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