JP5445038B2 - カメラボディ及びこのカメラボディに着脱される撮像ユニット及び撮像装置 - Google Patents

カメラボディ及びこのカメラボディに着脱される撮像ユニット及び撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、撮像ユニットが着脱されるカメラボディ及びこのカメラボディに着脱される撮像ユニット及び撮像ユニットとカメラボディとの組み合わせ体からなる撮像装置の改良に関する。
従来から、カメラボディに対して撮像ユニットが着脱可能な撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この従来の撮像装置では、カメラボディは撮像ユニットを着脱可能に格納する格納凹部を有する。この格納凹部は背壁部と、この背壁部と一体の上壁部と下壁部と側壁部とにより構成されている。そのカメラボディには、側壁部から遠い側に背壁部と上壁部と下壁部とによって構成される着脱開口が設けられている。
この従来の撮像装置では、撮像ユニットをその着脱開口に臨ませ、背壁部に沿って側壁部に向かって押し込むことにより、撮像ユニットがカメラボディに収容される。その逆に、撮像ユニットを背壁部に沿って側壁部から遠ざかる方向に引き抜くことにより、撮像ユニットはカメラボディから取り外される。
しかしながら、この従来の撮像装置では、撮像ユニットを上壁部と下壁部とに沿って案内しつつカメラボディに装着する構成であるとはいっても、必ずしも、カメラボディに対する撮像ユニットの着脱の際に、カメラボディと撮像ユニットとの接続を正確かつスムーズに行い難いという問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、その目的は、カメラボディに対する撮像ユニットの着脱の際に、カメラボディと撮像ユニットとの接続を正確かつスムーズに行うことができるカメラボディ及びこのカメラボディに着脱される撮像ユニット及び撮像装置を提供することにある。
請求項1に記載のカメラボディは、被写体からの入射光を導く光学系と該光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とが設けられた筐体を有する撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部を備えるカメラボディであって、
前記凹部は、該凹部に前記撮像ユニットを装着して前記光学系の光軸方向の被写体側から見たときに、前記筐体の背面が対向する背壁部と、前記筐体の左側面が対向する側壁部と、前記筐体の上面が対向する上壁部の三面のみの壁部から構成され、
前記撮像ユニット側コネクタ部に接続されて通信を行うカメラボディ側コネクタ部が前記側壁部に設けられ、
前記背壁部に規制部材が設けられ、
前記撮像ユニットの背面に、前記規制部材が挿入可能な挿入開口と、前記規制部材が当接可能な規制部材当接部とが設けられ、
前記撮像ユニットを前記凹部に配設する際に、前記規制部材が前記挿入開口に挿入された場合には、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続され、前記規制部材が前記規制部材当接部に当接した場合には、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続されないことを特徴とする。
請求項2に記載のカメラボディは、前記規制部材は、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが不自然な姿勢角度で接続されるのを回避し、
前記規制部材が前記挿入開口に挿入された場合には、前記撮像ユニットの前記背面と前記カメラボディの前記背壁部とが平行に当接し、前記撮像ユニットの前記側壁部へ向かう向きへの移動に伴って前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続され、
前記規制部材が前記規制部材当接部に当接した場合には、前記撮像ユニットの前記背面と前記カメラボディの前記背壁部とが平行に当接せず、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続されないことを特徴とする。
請求項3に記載のカメラボディは、前記撮像ユニットの前記側壁部に接近する向きへの移動に伴って、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続され、
前記撮像ユニットの前記側壁部から離脱する向きへの移動に伴って、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部との接続が解除されることを特徴とする。
請求項4に記載のカメラボディは、前記カメラボディ側コネクタ部は、前記側壁部に設けられた開口部内に配置され、前記撮像ユニット側コネクタ部は、前記筐体の左側面から突出する突出部内に配置され、
前記突出部が前記開口部に嵌合して、前記カメラボディ側コネクタ部が前記撮像ユニット側コネクタ部と接続されていることを特徴とする。
請求項5に記載のカメラボディは、前記カメラボディ側コネクタ部は、前記側壁部から突出する突出部内に配置され、前記撮像ユニット側コネクタ部は、前記筐体の左側面に設けられた開口部内に配置され、前記突出部が前記開口部に嵌合して、前記カメラボディ側コネクタ部が前記撮像ユニット側コネクタ部と接続されていることを特徴とする。
請求項6に記載のカメラボディは、前記撮像ユニットが前記カメラボディに装着された状態において、前記撮像ユニットを前記カメラボディの背壁部に向けて付勢する付勢部を備えていることを特徴とする。
請求項7に記載のカメラボディは、前記付勢部は、前記カメラボディの背壁部と前記撮像ユニットの背面とのいずれか一方に形成された係合爪と、
前記カメラボディの背壁部と前記撮像ユニットの背面とのいずれか他方に形成されかつ前記撮像ユニットが前記カメラボディに装着された状態において前記係合爪に対向する係合板部と、
前記係合板部の係合爪に臨む面に設けられかつ前記係合爪と係合して前記撮像ユニットを前記カメラボディの前記背壁部に向けて付勢する付勢バネとを含むことを特徴とする。
請求項8に記載のカメラボディは、前記撮像ユニットが前記カメラボディの前記凹部に配設されかつ前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、前記規制部材が前記側壁部と前記付勢部との間に配置されることを特徴とする。
請求項9に記載のカメラボディは、前記撮像ユニットが前記カメラボディの凹部に配設されかつ前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、
前記規制部材が前記付勢部よりも前記側壁部に近い位置に配置されることを特徴とする。
請求項10に記載のカメラボディは、前記撮像ユニットが前記カメラボディの前記凹部に配設されかつ前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、
前記規制部材が、前記側壁部に対して前記撮像ユニットが接近又は離脱する第1方向に対して垂直な方向で見て前記カメラボディ側コネクタ部の略中央に配置されることを特徴とする。
請求項11に記載のカメラボディは、前記撮像ユニットが前記カメラボディの凹部に配設されかつ前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、
前記規制部材が前記側壁部に対して撮像ユニットが接近又は離脱する第1方向に対して垂直な方向で見て前記凹部の略中央に配置されていることを特徴とする。
請求項12に記載のカメラボディは、前記付勢部は、前記側壁部に対して前記撮像ユニットが接近又は離脱する第1方向に対して垂直な方向に間隔を設けて配置された第1付勢部と第2付勢部とを含み、
前記規制部材は、前記第1方向に対して略垂直な方向で見て、前記第1付勢部と前記第2付勢部との間の略中央に配置されていることを特徴とする。
請求項13に記載のカメラボディは、前記撮像ユニット側コネクタ部に対する前記カメラボディ側コネクタ部の位置関係を規制しかつ前記側壁部に対して接近又は離脱する第1方向に前記撮像ユニットを案内するガイド機構が、前記カメラボディの前記背壁部と前記撮像ユニットの背面とに設けられていることを特徴とする。
請求項14に記載のカメラボディは、前記ガイド機構が、カメラボディ側ガイド機構と撮像ユニット側ガイド機構とからなり、前記撮像ユニット側ガイド機構は、前記撮像ユニットの前記背面に設けられて前記第1方向に対応する方向に延伸するガイド溝を含み、
前記カメラボディ側ガイド機構は、前記カメラボディの前記背壁部に設けられて前記ガイド溝に挿入されるガイド突起を含み、
該ガイド突起は前記第1方向に対して垂直な方向に間隔を開けて配置された第1ガイド突起と第2ガイド突起とを含み、
前記撮像ユニットが前記カメラボディの前記凹部に配設され、前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、
前記規制部材は、前記第1方向に対して垂直な方向で見て前記第1ガイド突起と前記第2ガイド突起との間に配置されていることを特徴とする。
請求項15に記載のカメラボディは、前記撮像ユニットの前記挿入開口及び前記ガイド溝が前記撮像ユニット側コネクタ部の側の側面に向かって開放されていることを特徴とする。
請求項16に記載のカメラボディは、直方体形状の筐体に光学系と撮像素子とが設けられた撮像ユニットを着脱可能に配設する凹部が設けられ、前記撮像ユニットと一体化されて被写体を撮影する撮像装置として用いられるカメラボディであって、
前記凹部は、該凹部に前記撮像ユニットを装着して前記光学系の光軸方向の被写体側から見たときに、前記筐体の背面が対向する背壁部と、前記筐体の左側面が対向する側壁部と、前記筐体の上面が対向する上壁部の三面のみの壁部から構成され、
前記撮像ユニット側コネクタ部に接続されて通信を行うカメラボディ側コネクタ部が前記側壁部に設けられ、
前記撮像ユニットを前記凹部に配設して前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部との接続を行う場合に、両コネクタ部が不自然な姿勢角度で接続されるのを回避するために、前記撮像ユニットと前記背壁部との間の角度を規制する角度規制部材が前記背壁部に設けられていることを特徴とする。
請求項17に記載のカメラボディは、前記角度規制部材は、前記撮像ユニットの背面に設けられた角度規制部材当接部と当接して、前記背壁部に対する前記撮像ユニットの角度を規制することを特徴とする。
請求項18に記載の撮像ユニットは、被写体からの入射光を導く光学系と該光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とが設けられた筐体を有し、前記撮像ユニット側コネクタ部との間で通信を行うカメラボディ側コネクタ部を備えるカメラボディに着脱可能に配設される撮像ユニットであって、
前記筐体は、該筐体を装着して前記光学系の光軸方向の被写体側から見たときに、前記筐体の背面が対向する前記カメラボディの背壁部と、前記筐体の左側面が対向する前記カメラボディの側壁部と、前記筐体の上面が対向する前記カメラボディの上壁部の三面のみの壁部から構成された凹部に配設され、
前記筐体の背面には規制部材が設けられ、
前記カメラボディ側の前記背壁部には前記規制部材が挿入可能な挿入開口と、前記規制部材が当接可能な規制部材当接部とが設けられ、
前記筐体を前記凹部に配設する際に、前記規制部材が前記挿入開口に挿入された場合には、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続され、前記規制部材が前記規制部材当接部に当接した場合には、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続されないことを特徴とする。
請求項19に記載の撮像ユニットは、前記規制部材は、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが不自然な姿勢角度で接続されるのを回避し、
前記規制部材が前記挿入開口に挿入された場合には、前記撮像ユニットの前記背面と前記カメラボディの前記背壁部とが平行に当接し、前記撮像ユニットの前記側壁部へ向かう向きへの移動に伴って前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続され、
前記規制部材が前記規制部材当接部に当接した場合には、前記撮像ユニットの前記背面と前記カメラボディの前記背壁部とが平行に当接せず、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続されないことを特徴とする。
請求項20に記載の撮像ユニットは、前記筐体の前記側壁部に接近する向きへの移動に伴って、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続され、
前記筐体の前記側壁部から離脱する向きへの移動に伴って、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部との接続が解除されることを特徴とする。
請求項21に記載の撮像ユニットは、前記撮像ユニット側コネクタ部は、前記筐体の左側面から突出する突出部内に配置され、前記カメラボディ側コネクタ部は、前記側壁部に設けられた開口部内に配置され、
前記突出部が前記開口部に嵌合して、前記カメラボディ側コネクタ部が前記撮像ユニット側コネクタ部と接続されていることを特徴とする。
請求項22に記載の撮像ユニットは、前記撮像ユニット側コネクタ部は、前記筐体の左側面に設けられた開口部内に配置され、前記カメラボディ側コネクタ部は、前記側壁部から突出する突出部内に配置され、前記突出部が前記開口部に嵌合して、前記カメラボディ側コネクタ部が前記撮像ユニット側コネクタ部と接続されていることを特徴とする。
請求項23に記載の撮像ユニットは、光学系と撮像素子と撮像ユニット側コネクタ部とが設けられた直方体形状の筐体を有し、前記撮像ユニット側コネクタ部との間で通信を行うカメラボディ側コネクタ部を備えるカメラボディと一体化されて被写体を撮影する撮像装置として用いられる撮像ユニットであって、
前記筐体は、該筐体を装着して前記光学系の光軸方向の被写体側から見たときに、前記筐体の背面が対向する前記カメラボディの背壁部と、前記筐体の左側面が対向する前記カメラボディの側壁部と、前記筐体の上面が対向する前記カメラボディの上壁部の三面のみの壁部から構成された凹部に着脱可能に配設され、
前記筐体を前記凹部に配設して前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部との接続を行う場合に、両コネクタ部が不自然な姿勢角度で接続されるのを回避するために、前記筐体と前記背壁部との間の角度を規制する角度規制部材が前記筐体の背面に設けられていることを特徴とする。
請求項24に記載の撮像ユニットは、前記角度規制部材は、前記カメラボディの背壁部に設けられた角度規制部材当接部と当接して、前記背壁部に対する前記撮像ユニットの角度を規制することを特徴とする。
請求項25に記載の撮像装置は、被写体からの入射光を導く光学系と該光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する撮像ユニットと、該撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部を備えるカメラボディとからなる撮像装置であって、
前記凹部は、該凹部に前記撮像ユニットを装着して前記光学系の光軸方向の被写体側から見たときに、前記撮像ユニットの背面が対向する背壁部と、前記撮像ユニットの左側面が対向する側壁部と、前記撮像ユニットの上面が対向する上壁部の三面のみの壁部から構成され、
前記撮像ユニット側コネクタ部に接続されて通信を行うカメラボディ側コネクタ部が前記側壁部に設けられ、
前記カメラボディの背壁部と前記撮像ユニットの前記背面とのいずれか一方に規制部材が設けられ、
前記カメラボディの背壁部と前記撮像ユニットの背面とのいずれか他方に、前記規制部材が挿入可能な挿入開口と、前記規制部材が当接可能な規制部材当接部とが設けられ、
前記撮像ユニットを前記凹部に配設する際に、前記規制部材が前記挿入開口に挿入された場合には、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続され、前記規制部材が前記規制部材当接部に当接した場合には、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続されないことを特徴とする。
請求項26に記載の撮像装置は、前記規制部材は、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが不自然な姿勢角度で接続されるのを回避し、
前記規制部材が前記挿入開口に挿入された場合には、前記撮像ユニットの前記背面と前記カメラボディの前記背壁部とが平行に当接し、前記撮像ユニットの前記側壁部へ向かう向きへの移動に伴って前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続され、
前記規制部材が前記規制部材当接部に当接した場合には、前記撮像ユニットの前記背面と前記カメラボディの前記背壁部とが平行に当接せず、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続されないことを特徴とする。
請求項27に記載の撮像装置は、前記付勢部は、前記カメラボディの背壁部と前記撮像ユニットの背面とのいずれか一方に形成された係合爪と、
前記カメラボディの背壁部と前記撮像ユニットの背面とのいずれか他方に形成されかつ前記撮像ユニットが前記カメラボディに装着された状態において前記係合爪に対向する係合板部と、
前記係合板部の係合爪に臨む面に設けられかつ前記係合爪と係合して前記撮像ユニットを前記カメラボディの前記背壁部に向けて付勢する付勢バネとを含むことを特徴とする。
請求項28に記載の撮像装置は、前記撮像ユニットが前記カメラボディの前記凹部に配設されかつ前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、
前記規制部材が前記側壁部と前記付勢部との間に配置されることを特徴とする。
請求項29に記載の撮像装置は、前記撮像ユニットが前記カメラボディの凹部に配設されかつ前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、
前記規制部材が前記付勢部よりも前記側壁部に近い位置に配置されることを特徴とする。
請求項30に記載の撮像装置は、前記撮像ユニットが前記カメラボディの前記凹部に配設されかつ前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、
前記規制部材が、前記側壁部に対して前記撮像ユニットが接近又は離脱する第1方向に対して垂直な方向で見て前記カメラボディ側コネクタ部の略中央に配置されることを特徴とする。
請求項31に記載の撮像装置は、前記撮像ユニットが前記カメラボディの凹部に配設されかつ前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、
前記規制部材が前記側壁部に対して撮像ユニットが接近又は離脱する第1方向に対して垂直な方向で見て前記凹部の略中央に配置されていることを特徴とする。
請求項32に記載の撮像装置は、前記付勢部は、前記側壁部に対して前記撮像ユニットが接近又は離脱する第1方向に対して垂直な方向に間隔を設けて配置された第1付勢部と第2付勢部とを含み、
前記角度規制部材は、前記第1方向に対して略垂直な方向で見て、前記第1付勢部と前記第2付勢部との間の略中央に配置されていることを特徴とする。
請求項33に記載の撮像装置は、前記撮像ユニット側コネクタ部に対する前記カメラボディ側コネクタ部の位置関係を規制しかつ前記側壁部に対して接近又は離脱する第1方向に前記撮像ユニットを案内するガイド機構が、前記カメラボディの前記背壁部と前記撮像ユニットの背面とのいずれか一方に設けられていることを特徴とする。
請求項34に記載の撮像装置は、前記ガイド機構が、カメラボディ側ガイド機構と撮像ユニット側ガイド機構とからなり、前記撮像ユニット側ガイド機構は、前記撮像ユニットの前記背面に設けられて前記第1方向に対応する方向に延伸するガイド溝を含み、
前記カメラボディ側ガイド機構は、前記カメラボディの前記背壁部に設けられて前記ガイド溝に挿入されるガイド突起を含み、
該ガイド突起は前記第1方向に対して垂直な方向に間隔を開けて配置された第1ガイド突起と第2ガイド突起とを含み、
前記撮像ユニットが前記カメラボディの前記凹部に配設され、前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、
前記規制部材は、前記第1方向に対して垂直な方向で見て前記第1ガイド突起と前記第2ガイド突起との間に配置されていることを特徴とする。
請求項35に記載の撮像装置は、前記撮像ユニットは、第1光学系と第1撮像素子と第1撮像側コネクタ部とを有する第1撮像ユニットであるか、又は、第2光学系と第2撮像素子と第2撮像側コネクタ部とを有する第2撮像ユニットであり、前記第1撮像ユニットと前記第2撮像ユニットとは前記凹部に着脱可能であり、前記第2撮像素子は前記第1撮像素子と大きさが異なり、前記第2撮像ユニットは前記第1撮像ユニットとは大きさが異なることを特徴とする。
請求項36に記載の撮像装置は、被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する撮像ユニットと、該撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部を備えるカメラボディとからなる撮像装置であって、
前記凹部は、該凹部に前記撮像ユニットを装着して前記光学系の光軸方向の被写体側から見たときに、前記撮像ユニットの背面が対向する背壁部と、前記撮像ユニットの左側面が対向する側壁部と、前記撮像ユニットの上面が対向する上壁部の三面のみの壁部から構成され、
前記撮像ユニット側コネクタ部に接続されて通信を行うカメラボディ側コネクタ部が前記側壁部に設けられ、
両コネクタ部が不自然な姿勢角度で接続されるのを回避するために、前記カメラボディの背壁部と前記撮像ユニットの背面とのいずれか一方に、前記撮像ユニットと前記カメラボディとの間の角度を規制する角度規制部材が設けられ、
前記カメラボディの前記背壁部と前記撮像ユニットの前記背面とのいずれか他方に、前記角度規制部材が挿入可能な挿入開口と、前記挿入開口に前記角度規制部材が挿入されない場合に前記角度規制部材に当接する角度規制部材当接部とが設けられ、
前記角度規制部材が前記挿入開口に挿入された場合に前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続されることを特徴とする。
請求項37に記載の撮像装置は、被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する撮像ユニットと、該撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部を備えるカメラボディとからなる撮像装置であって、
前記凹部は、該凹部に前記撮像ユニットを装着して前記光学系の光軸方向の被写体側から見たときに、前記撮像ユニットの背面が対向する背壁部と、前記撮像ユニットの左側面が対向する側壁部と、前記撮像ユニットの上面が対向する上壁部の三面のみの壁部から構成され、
前記撮像ユニット側コネクタ部に接続されて通信を行うカメラボディ側コネクタ部が前記側壁部の嵌合開口部内に配置され、
前記撮像ユニット側コネクタ部が前記撮像ユニットの左側面から突出する嵌合突出部内に配置され、
前記カメラボディの前記背壁部と前記撮像ユニットの前記背面とのいずれか一方に、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部との間の角度規制部材が設けられ、
前記カメラボディの前記背壁部と前記撮像ユニットの前記背面とのいずれか他方に、前記角度規制部材が挿入可能な挿入開口と、該挿入開口に前記角度規制部材が挿入されない場合に前記角度規制部材に当接する角度規制部材当接部とが設けられ、
前記角度規制部材が前記挿入開口に挿入された場合に、前記嵌合開口部と前記嵌合突出部とが嵌合することを特徴とする。
請求項38に記載の撮像装置は、被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する撮像ユニットと、該撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部を備えるカメラボディとからなる撮像装置であって、
前記凹部は、該凹部に前記撮像ユニットを装着して前記光学系の光軸方向の被写体側から見たときに、前記撮像ユニットの背面が対向する背壁部と、前記撮像ユニットの左側面が対向する側壁部と、前記撮像ユニットの上面が対向する上壁部の三面のみの壁部から構成され、
前記撮像ユニット側コネクタ部に接続されて通信を行うカメラボディ側コネクタ部が前記側壁部から突出する嵌合突出部内に配置され、
前記撮像ユニット側コネクタ部が前記撮像ユニットの左側面に形成された嵌合開口部内に配置され、
前記カメラボディの前記背壁部と前記撮像ユニットの前記背面とのいずれか一方に、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部との間の角度規制部材が設けられ、
前記カメラボディの背壁部と前記撮像ユニットの背面とのいずれか他方に、前記角度規制部材が挿入可能な挿入開口と、該挿入開口に前記角度規制部材が挿入されない場合に前記角度規制部材に当接する角度規制部材当接部とが設けられ、
前記角度規制部材が前記挿入開口に挿入された場合に、前記嵌合開口部と前記嵌合突出部とが嵌合することを特徴とする。
請求項39に記載の撮像装置は、前記挿入開口と前記ガイド溝とが前記撮像ユニット側コネクタ部の側の側面に向かって開放されていることを特徴とする。
本発明によれば、カメラボディに対する撮像ユニットの着脱の際に、カメラボディと撮像ユニットとの接続を正確かつスムーズに行うことができる。
図1は本発明が適用されるカメラボディと撮像ユニットとの装着状態を示す説明図であって、カメラボディと撮像ユニットとからなる撮像装置を正面側でかつ斜め方向から見た外観図である。 図2は本発明が適用されるカメラボディに図1に示す撮像ユニットとは別の撮像ユニットが装着された状態を示す説明図であって、カメラボディと撮像ユニットとからなる撮像装置を正面側でかつ斜め方向から見た外観図である。 図3は図1に示す撮像ユニットを背面側から見た外観図である。 図4は図1に示すカメラボディに対する撮像ユニットの装着前の状態又は抜き取り後の状態を示す説明図であって、本発明の実施例1に係わるカメラボディと撮像ユニットとに向かって右斜め方向からこのカメラボディと撮像ユニットとを見た図である。 図5Aは図4に示すカメラボディを正面側から見た図である。 図5Bは図5Aに示すボディ用背面壁補強板金部材を取り除いてカメラボディを正面から見た図である。 図5Cは図4に示すカメラボディを斜め下方から見た外観図である。 図6は図4に示す撮像ユニットの外観図であって、この撮像ユニットを背面側から見た外観図である。 図7Aは図5Aに示すボディ用背面壁補強板金部材の平面図であって、このボディ用背面壁補強板金部材の正面図である。 図7Bは図7Aに示すボディ用背面壁補強板金部材の平面図であって、このボディ用背面壁補強板金部材の裏面図である。 図7Cは図7A、図7Bに示すボディ用背面壁補強板金部材の斜視図である。 図8は図6に示す撮像ユニットを左側面から見た斜視図である。 図9は図6に示すボディ用上面壁補強板金部材を取り除いてその撮像ユニットを背面側から見た外観図である。 図10Aは図6に示すユニット用背面壁補強板金部材を取り除いてその撮像ユニットを背面側から見た外観図である。 図10Bは図10Aに示す板バネとユニット用背面壁補強板金部材との位置関係を示す平面図である。 図11Aは図6に示すユニット用背面壁補強板金部材を正面から見た平面図である。 図11Bは図11Aに示すユニット用背面壁補強板金部材の裏面図である。 図11Cは図11Aに示すユニット用背面壁補強板金部材の斜視図である。 図12は図6に示すユニット用上壁面補強板金部材の斜視図である。 図13は図1に示す撮像ユニットとロック部材とロック解除操作部材との噛み合い関係を説明するための斜視図である。 図14は図13に示すロック部材とロック解除操作部材と被ロック部材との噛み合い関係を示す部分拡大図である。 図15は図14に示すロック部材の平面図である。 図16は図15に示すロック部材の斜視図である。 図17は図14に示すロック解除操作部材の平面図である。 図18は図17に示すロック解除操作部材の斜視図である。 図19は図4、図5Cに示すカメラボディ側コネクタ部の詳細構造を示す断面図である。 図20は図19に示すカメラボディ側コネクタ部を背壁部を下側にして直視した状態を示す断面図である。 図21は図8に示す撮像ユニット側コネクタ部の詳細構造を示す断面図である。 図22は図19に示すカメラボディ側コネクタ部と図21に示す撮像ユニット側コネクタ部との接続状態を示す断面図である。 図23は図10Aに示す板バネの外観形状を示す拡大斜視図である。 図24は図5Aに示すボディ用背面壁補強板金部材と図6、図9に示すユニット用背面壁補強板金部材と図10A、図23に示す板バネとの相対位置関係を示す平面図である。 図25は図24に示すユニット用背面壁補強板金部材とボディ用背面壁補強板金部材との係合関係を図24に示す矢印A方向から目視した状態の説明図である。 図26は図25に示す係合爪とユニット用背面壁補強板金部材との係合関係を部分的に拡大して示す断面図である。 図27は図24に示す矢印B−B線に沿う断面図である。 図28は図25に示すユニット用背面壁補強板金部材とボディ用背面壁補強板金部材との係合関係を断面で詳細に示した図である。 図29は図28に示すユニット用背面壁補強板金部材とボディ用背面壁補強板金部材との係合関係の部分拡大断面図である。 図30は図1、図2に示す撮像装置に内蔵される電装部品の一例を示す回路図である。 図31は図1、図2に示す撮像装置に内蔵される電装部品の他の例を示す回路図である。 図32は図4に示すカメラボディに撮像ユニットを装着する状態を説明するための図である。 図33は図1に示す撮像ユニットを図1に示すカメラボディに載せた状態を示す説明図であって、ボディ用背面壁補強板金部材の係合突起とユニット用背面壁補強板金部材の係合突起案内穴との対応関係を示す説明図である。 図34は図33に示す係合突起が図33に示す構成壁部分に当接しかつ係合部材が係合板部に当接することにより撮像ユニット側コネクタ部とカメラボディ側コネクタ部との接続が阻止される状態を示す説明図である。 図35は図7Aに示すボディ用背面壁補強板金部材に係合突起案内穴を形成した平面図である。 図36は図11Bに示すユニット用背面壁補強板金部材に係合突起を形成した平面図である。 図37Aは図1に示すカメラボディに対する撮像ユニットの装着前の状態又は抜き取り後の状態を示す説明図であって、本発明の実施例2に係わるカメラボディと撮像ユニットとに向かって右斜め方向からこのカメラボディと撮像ユニットとを見た図である。 図37Bは図37Aに示す樹脂板の形状を示す斜視図である。 図37Cは図37Aに示す撮像ユニットを背面側から目視した斜視図である。 図37Dは図37Cに示すユニット用背面補強板金部材の形状を示す斜視図である。 図37Eは図37Cに示すユニット用背面壁補強板金部材を取り除いてその撮像ユニットを背面側から見た外観図である。 図37Fは図37Cに示す撮像ユニットを左側面から見た斜視図である。 図37Gは図37Aに示すカメラボディに撮像ユニットを装着する状態を説明するための図である。 図37Hは、カメラボディに対して撮像ユニットを正規の操作手順によりセットする際のボディ用背面壁補強板金部材に対するユニット用背面壁補強板金部材の相対位置関係を示す説明図であって、撮像ユニットの正面側からボディ用背面壁補強板金部材に対するユニット用背面壁補強板金部材とを透視して見た図である。 図37Iはボディ用背面壁補強板金部材と撮像ユニットの背面部との位置関係が図37Hに示す関係にある場合の断面図である。 図37Jはカメラボディに対して撮像ユニットをセットする際のボディ用背面壁補強板金部材に対するユニット用背面壁補強板金部材の相対位置関係を示す斜視図である。 図37Kは係合突起が傾斜壁に近接し、係合爪が傾斜壁に近接している際のボディ用背面壁補強板金部材に対するユニット用背面壁補強板金部材の相対位置関係を示す説明図である。 図37Lはボディ用背面壁補強板金部材とユニット用背面壁補強板金部材の位置関係が図37Kに示す関係にある場合の断面図である。 図37Mは、カメラボディ側コネクタ部と撮像ユニット側コネクタ部との接続が完了した状態でのカメラボディ用背面壁補強板金部材に対するユニット用背面壁補強板金部材の相対位置関係を示す説明図であって、撮像ユニットの正面側からボディ用背面壁補強板金部材に対するユニット用背面壁補強板金部材とを透視して見た図である。 図37Nはカメラボディ側コネクタ部と撮像ユニット側コネクタ部との接続が完了した状態でのカメラボディ用背面壁補強板金部材に対するユニット用背面壁補強板金部材の相対位置関係を示す斜視図である。 図37Oは図37Dに示すユニット用背面壁補強板金部材に係合突起を形成した平面図である。 図38はカメラボディを背面側から目視した状態であって電子ビューファインダーのカメラボディへの装着前の状態を示す外観図である。 図39はカメラボディを背面側から目視した状態であって電子ビューファインダーのカメラボディへの装着状態を示す外観図である。 図40はカメラボディを正面側から目視した状態であって電子ビューファインダーのカメラボディへの装着前の状態を示す外観図である。 図41はカメラボディを正面から目視した状態であって電子ビューファインダーのカメラボディへの装着状態を示す外観図である。
(カメラボディ1、撮像ユニット2の概略説明)
図1、図2、図3は本発明に係わる直方体形状の筐体を有する撮像ユニットをカメラボディに装着した状態を示している。図1、図2は撮像ユニットがカメラボディに装着されている状態を正面側でかつ斜め方向から目視した状態を示し、図3は図1に示すカメラボディを背面側でかつ斜め方向から目視した状態を示している。
その図1、図2、図3において、1はカメラボディ、2は撮像ユニットである。撮像ユニット2は直方体形状の筐体2Aを有する。ここでは、撮像ユニット2は撮像光学系と撮像素子とを備えた交換レンズ鏡胴ユニットからなる。その図2には、図1に示すカメラボディ1に装着された撮像ユニット2とは異なる大きさの筐体2Aを有する撮像ユニット2がカメラボディ1に装着されている状態が示されている。
その図2に示す撮像ユニット2の筐体2Aの内部に配設される撮像素子の大きさは、図1に示す撮像ユニット2の筐体2Aの内部に配設される撮像素子の大きさとは異なるものとされている。
その筐体2Aは、その正面2aにレンズ鏡胴3を有する。撮像ユニット2は、図4に示すように、カメラボディ1に対して着脱可能とされている。その図4には、図1に示すカメラボディから図1に示す撮像ユニット2を抜き取った状態が示されている。
レンズ鏡胴3は、図1、図2、図4に示すように、案内筒3aと可動鏡筒3bとから構成される。案内筒3aには可動鏡筒3bが光軸Oの延びる方向に進退可能に配設される。その可動鏡筒3bにはズームレンズ等のレンズ系が設けられる。このレンズ系を含む撮像光学系により、被写体からの入射光が撮像素子に導かれ、この被写体像が入射光を電気信号に変換する撮像素子に結像される。
図1のZ方向はカメラボディ1に撮像ユニット2が装着された状態でのレンズ鏡胴3の撮像光学系(レンズ系)の光軸方向に並行な方向であり、本実施例では前後方向と呼ぶ。Z方向の正の側は、カメラの正面側(前側)であり、Z方向の負の側は、カメラの背面側(後側)である。
図1のX方向は、カメラボディ1に撮像ユニット2が装着された状態でのレンズ鏡胴3の撮像光学系(レンズ系)の光軸方向に垂直な方向であり、本実施例では左右方向と呼ぶ。X方向の正の側は右側であり、X方向の負の側は左側である。
図1のY方向は、カメラボディ1に撮像ユニット2が装着された状態でのレンズ鏡胴3の撮像光学系(レンズ系)の光軸方向に垂直な方向であり、本実施例では上下方向と呼ぶ。Y方向の正の側は下側であり、Y方向の負の側は上側である。
(実施例1)
(カメラボディ1の詳細説明)
そのカメラボディ1は、図4、図5Aに示すように、筐体2Aの配設空間としての凹部1Aを有する。その凹部1Aは、樹脂製の背壁部1Bと側壁部1Cと上壁部1Dとの三つの壁部により構成される。その背壁部1Bと側壁部1Cとは互いに直交している。その上壁部1Dは両壁部1B、1Cに対して直交している。
背壁部1Bには、凹部1Aに撮像ユニット2を装着してこの撮像ユニット2を正面、すなわち、光学系の光軸方向被写体側から見たときに、筐体2Aの背面部2b(図6参照)が対向する。側壁部1Cには、凹部1Aに撮像ユニット2を装着してこの撮像ユニット2を正面から見たときに、図8に示す筐体2Aの左側面2cが対向する。上壁部1Dには、凹部1Aに撮像ユニット2を配設してこの撮像ユニット2を正面から見たときに、筐体2Aの上面2dが対向する。
背壁部1Bと側壁部1Cと上壁部1Dとは一体に形成される。凹部1Aはその背壁部1Bの背面壁(XY平面)と側壁部1Cの側面壁(YZ平面)と上壁部1Dの上面壁(ZX平面)とによってその輪郭形状が規定される。この凹部1Aは筐体2Aが配設されたときに、その筐体2Aの下面2eが位置する下方(Y方向)と、筐体2Aの右側面2fが位置する右側方(X方向)と、筐体2Aの正面2aが位置する前方(Z方向)との三方向に向かって開放されている。
なお、X方向を側壁部1Cに対して撮像ユニット2が接近又は離脱する第1方向ともいい、また、Y方向を第1方向に対して垂直な方向ともいう。
その背壁部1Bと側壁部1Cと上壁部1Dとの適宜箇所にカメラボディ1、撮像ユニット2を電気的に操作する操作部が設けられている。この実施例では、例えば、その上壁部1Dに、図1〜図4に示すように、操作部としてのレリーズボタン5y、ダイヤル5zが設けられている。また、上壁部1Dには、ポップアップ型のストロボ装置5x、ホットシュー部5tが設けられている。更に、背壁部1Bには、図3に示すように、電子ビューファインダー接続端子5sも設けられている。その電子ビューファインダー接続端子5sには電子ビューファインダー装置(図示を略す)が接続される。
背壁部1Bには、図5A、図7A〜図7Cに示すように、背面壁としてのボディ用背面壁補強板金部材4が設けられている。図7A〜図7Cは背壁部1Bから取り外されたボディ用背面壁補強板金部材4を示している。このボディ用背面壁補強板金部材4には、撮像ユニット2をカメラボディ1にセットした時に、その背面部2bが対面される。
(ボディ用背面壁補強板金部材4の説明)
そのボディ用背面壁補強板金部材4は、概略長方形状の輪郭を呈している。このボディ用背面壁補強板金部材4は、例えば、プレスにより成形される。このボディ用背面壁補強板金部材4は、図7A〜図7Cに拡大して示すように、一対の挿入開口4a、4aと、後述する付勢部としても機能する一対の係合爪4b、4bと、ネジ穴4cとを有する。
なお、付勢部は第1付勢部と第2付勢部とを含み、一対の係合爪4b、4bのいずれか一方を第1係合爪といい、いずれか他方を第2係合爪という。
一対の挿入開口4a、4aは縦方向(上下方向)に間隔を開けて形成されると共に横方向(左右方向)に互いに並行に延びる構成とされている。その一対の挿入開口4a、4aの右方終端は矩形状開口4d、4dとなっている。この矩形状開口4d、4dには、後述する矩形状ストッパ突起が嵌合される。
一対の係合爪4b、4bは、側壁部1Cから遠く離れた位置でかつ縦方向(上下方向)に間隔を開けて配置されている。この一対の係合爪4b、4bは図7Cに拡大して示すように切り起こし部4eと屈曲部4fとによって構成されている。ボディ用背面壁補強板金部材4にはその一対の係合爪4b、4bの形成箇所に挿入開口4s、4sが形成されている。
そのボディ用背面壁補強板金部材4には挿入開口4aと挿入開口4aとが間隔を開けて形成されている縦方向(上下方向)の概略中間位置に係合突起4gが形成されている。この係合突起4gは、切り起こし部4iと屈曲部4hとから構成されている。この係合突起4gの形成箇所には挿入開口4tが形成されている。係合突起4gは後述するコネクタ同士の嵌合を適正な姿勢角度で行なわせる機能を果たす。この係合突起4gは側壁部1Cに対して撮像ユニット2が接近又は離脱する第1方向に対して垂直方向(Y方向)から見てカメラボディ側コネクタ部12の略中央に位置されているが、その詳細な構造については後述する。
(樹脂板30の説明)
図5Bにはその背壁部1Bからボディ用背面壁補強板金部材4を取り外した状態が示されている。背壁部1Bには凹処が形成され、この凹処に樹脂板30が配設されている。この樹脂板30には、一対の挿入開口4a、4aに対向する箇所に一対の隆起部30sが形成され、一対の挿入開口4s、4sに対向する箇所に一対の隆起部30s’が形成され、挿入開口4tに対向する箇所に隆起部30s”が形成されている。その一対の隆起部30sには左右方向に延びる一対の樹脂製のガイド突起4j、4jと一対の樹脂製の摺接リブ4k、4kとが形成されている。その一対の樹脂製のガイド突起4j、4jの右方終端には矩形状突起4mが形成されている。この矩形状突起4mはストッパ突起としても機能する。その一対の隆起部30s’にはそれぞれ摺接リブ4n、4nが形成されている。その一対の隆起部30s、30sは側壁部1Cと一対の隆起部30s’、30s’との間に位置している。
なお、一対の樹脂製のガイド突起4j、4jはカメラボディ側ガイド機構を構成し、一対の樹脂製のガイド突起4j、4jのいずれか一方を第1ガイド突起といい、一対の樹脂製のガイド突起4j、4jのいずれか他方を第2ガイド突起という。
そのカメラボディ側ガイド機構は後述する撮像ユニット側ガイド機構と協働して、撮像ユニット側コネクタ部11に対するカメラボディ側コネクタ部12の位置関係を規制しかつ側壁部1Cに対して接近又は離脱する方向に撮像ユニット2を案内するガイド機構として機能する。
その一対の樹脂製の摺接リブ4k、4kと一対の樹脂製の摺接リブ4n、4nとは左右方向に間隔を開けて配置されている。その一対の摺接リブ4k、4kは一対のガイド突起4j、4jにそれぞれ近接又は隣接して平行に設けられている。その一対のガイド突起4j、4jは一対の摺接リブ4k、4kが配設されている側にガイド面4p、4pが形成されている。このガイド面4p、4pは、XY平面に平行な面内に存在する。切り起こし部4iはZ方向の正の向きに延びている。
そのガイド面4p、4pには、図6に示すユニット用背面壁補強板金部材10の辺縁10a、10aが摺接される。その矩形状突起4mには、撮像ユニット2を抜き取る際にユニット用背面壁補強板金部材10の切り欠き壁10b、10bが当接される。そのユニット用背面壁補強板金部材10の詳細構造については後述する。その背壁部1Bには図5Bに示すように適宜箇所にネジ穴4c’がボディ用背面壁補強板金部材4のネジ穴4cに対応する位置に形成されている。
(ボディ用背面壁補強板金部材4と樹脂板30との背壁部1Bへの取付け構造)
ボディ用背面壁補強板金部材4には、図7A〜図7Cに示すように、その左側と右側の部分であってその縦方向中間部に背壁部1Bに向かって隆起する隆起状平板部4q、4rが形成されている。樹脂板30は、図5Bに示すように、H形状とされ、その隆起状平板部4q、4rに対応する形状の切り欠き4q’、4r’が形成されている。ボディ用背面壁補強板金部材4はその隆起状平板部4q、4rにより剛性が付与されている。
ボディ用背面壁補強板金部材4と樹脂板30とは、その隆起状平板部4q、4rを切り欠き4q’、4r’に対応させ、ガイド突起4jと摺接リブ4kと矩形状突起4mとを有する隆起部30s、30sを挿入開口4a、4aに挿入し、摺接リブ4nを有する隆起部30s’、30s’を挿入開口4s、4sに挿入し、隆起部30s”を挿入開口4tに挿入した状態で、図4、図5A、図5Cに示すように、止めネジ4f’により背壁部1Bに固定される。
(カメラボディ1の側壁部1Cと上壁部1Dとの構造、背壁部1Bの背面構成)
側壁部1Cには、側面壁としてのボディ用側面壁補強板金部材6が図4、図5Cに示すように止めネジ6fにより固定されている。このボディ用側面壁補強板金部材6は筐体2Aの凹部1Aへのセット時にその筐体2Aの左側面2cに対面する。このボディ用側面壁補強板金部材6は、背壁部1Bが下側に位置しかつ上壁部1Dが右側に位置ししかも前方が上側となるようにして、このボディ用側面壁補強板金部材6を直視したときに上方に向かって起立されているように見える。
上壁部1Dには、上面壁としてのボディ用上面壁補強板金部材5が図5Cに示すように止めネジ5fにより固定されている。このボディ用上面壁補強板金部材5は、筐体2Aの凹部1Aへのセット時にその筐体2Aの上面2dに対面する。ボディ用上面壁補強板金部材5は、上壁部1Dが上側に位置するようにして側壁部1Cを側方から直視したとき前方に向かって背壁部1Bから起立しているように見える。
カメラボディ1は、図5A〜図5Cに示すように、その側壁部1Cに連接するグリップ部1cを有する。このグリップ部1cは、背面側から正面側に向かうZ方向を前方と定義して前方、すなわち、光学系の光軸方向の被写体に向かう向きに膨出する膨出部1c’と、膨出部1c’と凹部1Aとの間に存在する指掛け凹処1c”とからなっている。その指掛け凹処1c”は膨出部1c’に隣接し、その指掛け凹処1c”には、グリップ部1cを右手で握持したとき、中指から小指までを当てることが可能である。
グリップ部1cの内部には収納室が形成されている。この収納室には、電池、撮像装置に要求される各種の電装部品が内蔵されている。すなわち、この収納室には、電池、操作部の操作により撮像ユニット2を制御するのに用いる回路、撮像ユニット2により撮像された画像を処理する処理回路、撮像ユニット2により撮像されかつ処理回路により処理された画像を記録保存する記録媒体、電源回路、ストロボ制御回路、これらを構成する回路部品を搭載する回路基板等が収納される。
その背壁部1Bの背面には、図3に示すように、撮像ユニット2により撮像された画像データに基づき画像を表示する表示部としての表示面1bが設けられている。表示面1bには記録媒体に記録された画像が再生表示される。この背壁部1Bの大きさは表示面1bの大きさによって概略規定される。
(撮像ユニット側コネクタ部11とカメラボディ側コネクタ部12との概略構造)
撮像ユニット2には、図8に示すように、ボディ用側面壁補強板金部材6に対面する左側面2cに上下方向に延びる撮像ユニット側コネクタ部11が設けられている。この撮像ユニット側コネクタ部11は電気回路が配線されたコネクタ基板(プラグ基盤セット)に固定されている。このプラグ基盤セットは撮像ユニット2の内部にフローティング構造で配置される。撮像ユニット側コネクタ部11は左側面2cから外方に向かって突出している。
このフローティング構造は、カメラボディ1に撮像ユニット2を装着して撮像ユニット側コネクタ部11とカメラボディ側コネクタ部12との電気的接合を図る際に、撮像ユニット側コネクタ部11とカメラボディ側コネクタ部12との取り付け誤差を吸収緩和して、その撮像ユニット側コネクタ部11とカメラボディ側コネクタ部12とを嵌合させる際に加わる応力を緩和する機能を果たす。
カメラボディ1には、図4に示すようにそのボディ用側面壁補強板金部材6に隣接して上下方向に延びるカメラボディ側コネクタ部12が設けられている。このカメラボディ側コネクタ部12はその上下方向両端部に位置決め突起12a、12aを有する。撮像ユニット側コネクタ部11はその上下方向両端部に位置決め穴(後述する)を有する。撮像ユニット側コネクタ部11、カメラボディ側コネクタ部12には、例えば、市販のベイコネクタが用いられる。
そのカメラボディ側コネクタ部12は背壁部1Bが下側に位置しかつ上壁部1Dが右側に位置ししかも前方が上側に位置するようにしてボディ用側面壁補強板金部材6を正視したときに背壁部1Bから立ち上がって見える側壁部1Cの立ち上がり基部に不用意に触られないようにして配置されている。そのカメラボディ側コネクタ部12は図19、図20に示すコネクタ端子12cを被覆する被覆部材12bを有する。この被覆部材12bの作用は後述する。
カメラボディ側コネクタ部12は凹部1Aに臨んでいる。このカメラボディ側コネクタ部12は、撮像ユニット2をカメラボディ1に装着セットする際の撮像ユニット2の右から左に向かう方向への移動に伴って撮像ユニット側コネクタ部11に嵌合されて、カメラボディ1と撮像ユニット2とが接続される。なお、そのカメラボディ1への撮像ユニット2のセットの詳細、撮像ユニット側コネクタ部11、カメラボディ側コネクタ部12の詳細構造については後述する。
(側壁部1Cの補足説明)
側壁部1Cには、図4、図5A〜図5Cに示すように、一対の補助嵌合突起14、14が上下方向に間隔を開けて形成されている。この補助嵌合突起14は背壁部1Bが下側に位置しかつ上壁部1Dが右側に位置ししかも前方が上側となるようにして側壁部1Cを直視したときにカメラボディ側コネクタ部12よりも上側に位置している。この一対の補助嵌合突起14、14は、不用意な捩れ力が撮像ユニット2に加わった際に後述する一対の補助嵌合穴と協働して、カメラボディ側コネクタ部12のコネクタ端子12c、撮像ユニット側コネクタ部11のコネクタ端子(後述する)が破壊されるのを防止する機能を有する。
(撮像ユニット2の外観形状の説明)
撮像ユニット2には、ボディ用側面壁補強板金部材6に対面される左側面2cに、図8に示すように、一対の補助嵌合穴22が形成されている。この一対の補助嵌合穴22には、カメラボディ1への撮像ユニット2の装着セット時に一対の補助嵌合突起14、14が嵌合される。その一対の補助嵌合穴22の底部には、スポンジ、ゴム等の衝撃吸収部材22aが配設されている。なお、一対の補助嵌合穴22を側壁部1Cに形成し、一対の補助嵌合突起14、14を筐体2Aの左側面2cに形成する構成を採用しても良い。
筐体2Aの背面部2bには、位置決め隆起部2g、2gが図6、図9、図10Aに示すように、左側面2cの側に形成されている。また、筐体2Aの背面部2bには、図10Aに示すように、係合突起案内溝2s、矩形状凹処2h、一対の円柱部2iが形成されていると共に、適宜箇所にネジ穴2jが形成されている。
その筐体2Aの右側面2fの側には付勢部の一部を構成する付勢バネとしての傾斜弾性板部を有する板バネ2kが配設されている。この板バネ2kには、ネジ穴2m、2mが形成されている。その板バネ2kの詳細構造については後述する。
ユニット用背面壁補強板金部材10は図11A〜図11Cに示すように概略矩形状とされている。そのユニット用背面壁補強板金部材10にはその位置決め隆起部2g、2gに対応して位置決め切り欠き10c、10cが形成されている。
(ユニット用背面壁補強板金部材10の構造)
ユニット用背面壁補強板金部材10は矩形状凹処2hに対応する形状の平板状隆起部10dを有する。その平板状隆起部10dには一対の円柱部2iが嵌合する嵌合穴10eが形成されている。そのユニット用背面壁補強板金部材10の周辺部には、ネジ穴2jに対応する箇所にネジ穴10fが形成されている。そのユニット用背面壁補強板金部材10は止めネジ10gにより背面部2bに固定される。板バネ2kはそのユニット用背面壁補強板金部材10を止めネジ10gにより筐体2Aの背面部2bに固定する際に固定される。その板バネ2Kが筐体2Aのユニット用背面壁補強板金部材10と一体に背面部2bに固定されている状態が図10Bに示されている。
ユニット用背面壁補強板金部材10には、筐体2Aにユニット用背面壁補強板金部材10を取り付けた状態で、このユニット用背面壁補強板金部材10を筐体2Aの背面側から見たときに右側となる部分に左右方向に延びる係合突起案内穴10hが形成されている。また、ユニット用背面壁補強板金部材10には、筐体2Aにユニット用背面壁補強板金部材10を取り付けた状態で、このユニット用背面壁補強板金部材10を筐体2Aの背面側から見たときに左側となる部分でかつ辺縁10a、10aに付勢部の一部としても機能する係合板部10n、10nが形成されている。
その背面部2bとユニット用背面壁補強板金部材10との間には、左右方向に延びるガイド突起4jの進入を許容する一対のガイド溝10p’、矩形状突起4m及び係合爪4bの進入を許容するガイド溝10q、係合爪4bの切り起こし部4eを案内する係合爪切り起こし部用案内穴10rが図6、図9に示すように形成されている。その係合板部10n、10nには、その係合爪切り起こし部用案内穴10rの終端に臨むようにして、その辺縁10n’、10n’に半円形状凸部10s、10sが図11A〜図11Cに示すように形成されている。その半円形状凸部10s、10sは係合爪切り起こし部用案内穴10rの終端に位置し、板バネ2kが存在する方向に向かって突出されている。この半円形状凸部10s、10sの作用については、板バネ2kの作用と共に説明する。なお、符号10pはガイド溝10p’、10qの底壁を示す。
なお、一対のガイド溝10p’は、撮像ユニット側ガイド機構を構成し、その一対のガイド溝10p’のいずれか一方を撮像ユニット2の背面部2bに設けられて第1方向に対応する方向に延伸する第1ガイド溝といい、一対のガイド溝10p’のいずれか他方を撮像ユニット2の背面部2bに設けられて第1方向に対応する方向に延伸する第2ガイド溝という。
一対の係合爪4bは、カメラボディ側コネクタ部12から遠い側に設けられているので、仮に係合突起4gがないものとすると、係合爪4bの切り起こし部4eが係合爪切り起こし部用案内穴10rに案内されずに一対の係合爪4bの屈曲部4fが係合板部10nに当接して、撮像ユニット2の背面部2bが背壁部1Bの背面壁に対して斜めに傾いた状態であっても、カメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11とが嵌合されて接続される可能性がある。
この撮像ユニット2の背面部2bが背壁部1Bの背面壁に対して斜めに傾いた状態でカメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11とが無理やりに嵌合されると、カメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11とが破壊されるおそれがある。
係合突起4gは係合突起案内穴10hと協働して、そのカメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11との破壊を防止する役割を有する。その係合突起案内穴10hは、図6、図9、図11A〜図11Cに示すように、係合突起4gの屈曲部4hの進入を許容する挿入開口10iと切り起こし部4iを左右方向に案内する係合突起切り起こし部用案内穴10jとから構成されている。
その係合突起切り起こし部用案内穴10jの幅は屈曲部4hの幅よりも小さく設計され、その係合突起切り起こし部用案内穴10j、挿入開口10iを構成する構成壁部分(角度規制当接部)10h’は、屈曲部4hが構成壁部分10h’に当接することにより、カメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11との接続が阻止される構造となっている。
すなわち、図5A、図5C、図7A〜図7Cに示す一対の係合爪4b、4bの右方端縁4b’、4b’が、図6、図9、図11A〜図11Cに示す傾斜壁10qsを構成する構成壁部分に当接するときには、必ず図4、図5A、図5C、図7A〜図7Cに示す係合突起4gの端縁4gsが傾斜壁10ijの構成壁部分10h’に当接するように挿入開口10iが形成されている。
これにより、係合爪4bの屈曲部4fが係合板部10nに外側から当接して乗り上げているときには、係合爪4gの屈曲部4hが構成壁部分10h’に外側から当接して乗り上げることになり、背壁部1Bの背面壁に対して撮像ユニット2が平行に浮いた状態となり、補助嵌合突起14と補助嵌合穴22との位置関係がずれるので、カメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11との接続が阻止される。
なお、屈曲部4fが係合板部10nに対して撮像ユニット2の内側に配置される場合には、両コネクタ部11、12は平行状態で接続される。
(ユニット用上面壁補強板金部材20の説明)
筐体2Aの上面2dには、図4、図6、図8、図12に示すユニット用上面壁補強板金部材20が配設される。そのユニット用上面壁補強板金部材20は図12に示すようにネジ穴20aを適宜箇所に有する。このユニット用上面壁補強板金部材20は、筐体2Aの左側面2cよりも外方に向かって延長された延長板部20bを有する。
その筐体2Aの上面2dには、図9に示すように、ユニット用上面壁補強板金部材20の配設箇所2tがユニット用上面壁補強板金部材20の周辺を包囲する包囲壁2xにより形成されている。その配設箇所2tにはユニット用上面壁補強板金部材20のネジ穴20aに対応する箇所にネジ穴2yが形成されている。ユニット用上面壁補強板金部材20はその配設箇所2tに配置されて、図4、図6、図8に示すように止めネジ20zにより上面2dに固定される。
これにより、延長板部20bは撮像ユニット側コネクタ部11の上面に沿って延在された状態となる。延長板部20bには、図12に示すように、切り欠き部20cと被ロック部材としての被ロック爪20dとが形成されている。その切り欠き部20cには後述するロック部材としてのロック爪が進入する。その被ロック爪20dは後述するロック部材の切り欠き部に進入される。その被ロック爪20dは傾斜壁20eを有する。撮像ユニット2はこのロック部材と被ロック部材との係合によりカメラボディ1に固定される。
撮像ユニット2がカメラボディ1に固定された状態では、図1、図2に示すように、ユニット用上面壁補強板金部材20はその包囲壁2xにより包囲されているので、正面から撮像ユニット2を見ても視認できない状態となっている。これにより、撮像装置としての外観上の見栄えの向上、撮像ユニット2の上面2dとカメラボディ1の上壁部1Dとの間への塵埃の進入等の防止が図られている。
(ロック機構、ロック解除機構の説明)
カメラボディ1には、図13、図14に示すロック機構24が設けられている。このロック機構24は、側壁部1Cと上壁部1Dとの交差部分(角部)に位置している。このロック機構24は、撮像ユニット2をロックする機能を有する。このロック機構24は、図5Cに示すように、凹部1Aに筐体2Aを配設した状態で筐体2Aを斜め方向から見たときにこの筐体2Aに対して左上隅近傍に位置されている。
そのロック機構24は、ロック部材としてのロック板25(図15、図16参照)と、支軸27と、ストッパ27aとから概略構成されている。ストッパ27aはカメラボディ1に固定されている。そのロック板25は被ロック部材としての被ロック爪20dと協働して撮像ユニット2をロックする役割を果たす。ロック解除機構24’は、ロック解除操作部材(ロック解除板)26(図17、図18参照)と、支軸27と、ストッパ27bとから概略構成されている。そのストッパ27bはカメラボディ1に固定されている。ロック解除操作部材26はロック板25による撮像ユニット2のカメラボディ1に対するロックを解除する役割を果たす。
カメラボディ1を正面から見たとき、従来の一眼レフレックスカメラの交換鏡胴ユニットの取り外しボタンの位置と比較して同じような位置にロック解除操作部材26が設けられているので、従来の交換レンズ鏡胴式の一眼レフレックスカメラに慣れている人が使用した場合でも、撮像ユニット2の取り外し操作を行い易く、誤操作が起きにくい。よって、誤操作によるリスクの軽減を図りつつ撮像ユニットの取り外しの容易なカメラボディ1を提供できる。
ロック板25は、図15、図16に示すように、軸穴25aと、切り欠き部25bと、ロック爪25cとを有する。軸穴25aには支軸27(図13、図14参照)が挿通される。そのロック爪25cの爪先25c”は、カメラボディ1の背面側から正面側に向かう方向を前方と定義して、前方に向けられている。なお、被ロック爪20dの爪先20d’(図14参照)は、撮像ユニット2が凹部1Aに配置された状態で背壁部1Bに臨む方向に向いている。すなわち、被ロック爪20dの爪先20d’は、カメラボディ1の正面側から背面側に向かう方向を後方と定義して、後方に向けられている。
ロック板25は、図示を略す付勢手段により、支軸27を中心にして前方(図14において矢印F3方向)に向けて回動付勢されている。ストッパ27aはその付勢手段によるそのロック板25の回動停止位置を規制する役割を果たす。ロック爪25cと被ロック爪20dとが係合していない時には、ロック板25は付勢手段の回動付勢によって、ストッパ27aに当接した状態で保持される。
ロック解除操作部材26はストッパ27aから離反している。ロック爪25cには傾斜壁25c’が形成されている。この傾斜壁25c’は、カメラボディ1に対して撮像ユニット2を右から左へ向けて移動させて撮像ユニット2をカメラボディ1に装着セットする際に、傾斜壁20eと係合して、ロック板25を支軸27を支点にして後方に回動させる分力を生じさせる。
ロック解除操作部材26は、図17、図18に示すように、軸穴26aと、解除突起26bと、係止突起26cと、ロック解除ボタン26dとを有する。軸穴26aには、ロック板25を回動可能に支持する支軸27が挿通される。支軸27は、軸穴25a及び軸穴26aに挿入され、カメラボディ1に固定される。
解除突起26bは、ロック板25の側面25fに当接してロック板25を解除方向(F3と反対方向)に回動させる役割を果たす。係止突起26cにはロック解除用スプリング28の一端部28aが係止される。ロック解除用スプリング28の他端部28bは側壁部1Cの内部の適宜箇所に設けられた係止突起(図示を略す)に係止される。ロック解除用スプリング28は、ロック解除操作部材26を支軸27を中心にして前方に向けて回動付勢する役割を果たす。
ストッパ27bは、そのロック解除用スプリング28の回動付勢力によるロック解除操作部材26の回動停止位置を規制する役割を果たす。このロック解除操作部材26は、非操作時には、ストッパ27bに当接されている。このロック解除操作部材26の操作時にはロック解除操作部材26は、ストッパ27bから離間し、ストッパ27aに接近する方向に回動される。このロック解除操作部材26の操作方向への回動量はストッパ27aによって規制される。
ロック解除ボタン26dは、図1、図2に示すように、上壁部1Dが存在する側を上にしたとき、指掛け凹処1c”よりも上側に位置している。すなわち、指掛け凹処1c”はロック解除操作部材26の下側に位置している。そのロック解除ボタン26dは、グリップ部1cから外方に向かって突出する指当て部26eを有する。
グリップ部1cの上方は、通常、撮影の際にグリップ部を把持するための邪魔にならない位置であり、不用意に操作し難い位置であるので、より一層誤操作のリスクを回避しつつ撮像ユニットの取り外しの容易なカメラボディを提供できる。更に、グリップ凹部よりも上方の位置でかつグリップ凸部を握持する際に指が当たりにくい位置に、ロック解除操作部材26を設けたので、誤操作の懸念を更に低減できる。
この実施例では、そのロック解除ボタン26dは、グリップ部1cの外観形状に倣うようにして回動される。ロック板25とロック解除操作部材26とは、互いに重なり合わされて、支軸27を支点にして回動され、ロック板25はロック解除ボタン26dとの回動平面と略同一平面内で回動される。
(カメラボディ側コネクタ部12及び撮像ユニット側コネクタ部11の詳細構造)
側壁部1Cには、図19、図20に示すように、凹部1Aに向かって開放する嵌合用の開口部52が撮像ユニット側コネクタ部11に対応して形成されている。この開口部52内にはコネクタ本体53が配設される。カメラボディ側コネクタ部12は、その開口部52内にコネクタ本体53を配置することにより構成される。ボディ用側面壁補強板金部材6はその開口部52を避けるようにして配置されている。
ここでは、図20に示すように、ボディ用側面壁補強板金部材6は背壁部1Bを下側にしてかつ上壁部1Dを右側にして側壁部1Cを正面から見たときに、上辺板部6aと下辺板部6bとこれらを連結する連結板部6cとから構成されている。その連結板部6cは左側に位置し、ボディ用側面壁補強板金部材6の右側は開放されている。
この開口部52は、側壁部1Cに設けられたコネクターカバー部材54と側壁部1C及び背壁部1Bとにより輪郭形状が規定される。そのコネクタ本体53は、コネクタ端子12cが被覆部材12bに覆われて構成されている。
このコネクタ本体53は、カメラボディ1と撮像ユニット2との間でのデータ転送(通信)を可能とするために、図21に示す撮像ユニット側コネクタ部11のコネクタ本体60と接続される。
コネクタ端子12cは、撮像ユニット側コネクタ部11のコネクタ本体60のコネクタ端子61との相対的な左右方向への移動によりコネクタ端子61と電気的な接続が可能とされている。ここでは、コネクタ端子12cはメス型である。また、コネクタ端子61は雄型である。なお、コネクタ端子61は包囲部材62により包囲される。包囲部材62とコネクタ端子61との間には、図8に示すように、位置決め突起12a、12aが嵌合される位置決め穴63が形成されている。
コネクタ端子12cは、カメラボディ1に固定されたコネクタ基板51に接続されている。このコネクタ基板51には、操作部の操作により撮像ユニット2を制御するのに用いる回路、撮像ユニット2により撮像された画像を処理する処理回路等の電気回路が配線されている。
被覆部材12bは、コネクタ端子12cを被覆可能な長尺形状を呈している。この被覆部12bは、カメラボディ1に撮像ユニット2を装着するとき、人の手が触れて、人体にたまっている静電気の放電により、電気回路、電気素子等が静電破壊されるのを防止する役割を有する。
カメラボディ側コネクタ部12には、開口部52とコネクタ本体53との大きさ寸法の差異により、コネクタ本体53を取り囲む環状溝57が形成される。この環状溝57は、撮像ユニット側コネクタ部11の嵌合用の突出部としてのコネクタカバー部分59が、互いに接続されたコネクタ本体53とコネクタ本体60とを取り囲みつつ内方に入り込むことのできる大きさ寸法とされている。その環状溝57にはコネクタ本体53を包囲する矩形状の封止部材58が設けられている。なお、ロック板25は、図20に示すように、環状溝57内で、その封止部材58よりも上壁部1Dに近接して配設されている。
そのコネクタカバー部分59は筐体2Aの左側面2cから突出されている。コネクタ本体60はそのコネクタカバー部分59内に配設されている。
その封止部材58は、ゴム(弾性樹脂材料)やスポンジ(海綿状の樹脂材料)のような弾性変形可能な材料で構成されたシート状とされている。この封止部材58は接着剤等によって環状溝57を構成する環状壁に固着されている。
封止部材58は、図22に示す互いに接続状態にあるコネクタ本体53(コネクタ端子12c)とコネクタ本体60(コネクタ端子61)とに、塵埃や液体等が付着することを防止する防塵機能や防水機能を有する。
図22に示すように、この撮像ユニット2がカメラボディ1の凹部1Aに適切に装着されると、筐体2Aの左側面2cが側壁部1Cすなわちボディ用側面壁補強板金部材6に当接されて、凹部1A内での左右方向の位置決めが為される。
また、撮像ユニット2がカメラボディ1の凹部1Aに装着された状態で、撮像ユニット側コネクタ部11のコネクタカバー部分59(図21参照)が、カメラボディ側コネクタ部12の環状溝57に遊嵌され、一対の位置決め穴63と一対の位置決め突起12aとにより撮像ユニット側コネクタ部11のコネクタ本体60がカメラボディ側コネクタ部12のコネクタ本体53に適切に連結されて、カメラボディ1と撮像ユニット2とが電気的に通信可能に接続される。
このとき、撮像ユニット側コネクタ部11のコネクターカバー部分59の先端は、カメラボディ側コネクタ部12の環状溝57に設けられた封止部材58を圧接する。
コネクタカバー部分59の先端が封止部材58を圧接することにより、コネクターカバー部分59の先端と封止部材58との間を確実に封止することができる。従って、塵埃や液体等が、カメラボディ1の凹部1Aから撮像ユニット2のコネクタ部11のコネクタ本体60のコネクターカバー部分59の内方へ侵入するのを防止できる。
(板バネ2kの形状説明)
図23は板バネ2kの外観形状を示す拡大斜視図である。図24は板バネ2kとユニット用背面壁補強板金部材10とボディ用背面壁補強板金部材4との係合完了状態での位置関係を示す図である。
板バネ2kは、図10B、図23、図24に示すように、取付け板部k1と自由板部k2を有する。この取り付け板部k1と自由板部k2とは概略平行の構成とされ、図6、図10Bに示す撮像ユニット2の一対の係合爪切り起こし部用案内穴10rと直交する方向に延びている。
一対のネジ穴2m、2mはその一対の取り付け板部k1に間隔を開けて形成されている。その取付け板部k1はそのネジ穴2m、2mの形成箇所から係合爪切り起こし部用案内穴10rと平行に延びる一対の平行板部k3、k3を有する。この一対の平行板部k3、k3は係合爪切り起こし部用案内穴10rとガイド溝10qとの境界近傍で同一平面内でガイド溝10qに向かう方向に直角に延在された直交板部k3’、k3’を有する。その一対の直交板部k3’、k3’は自由板部k2の延びる方向両端部で互いに連結されている。
その図23、図24において、符号k4、k4はその一対の直交板部k3’、k3’と自由板部k2とを連結する連結板部を示している。その一対の連結板部k4、k4は、図23に示すように、傾斜弾性板部k5、k6と当接板部k7とから構成されている。この一対の連結板部k4、k4は係合爪切り起こし部用案内穴10rに沿って延びている。
一対の係合爪4b、4bの屈曲部4f、4fは、ユニット用背面壁補強板金部材10を基準にしてこのユニット用背面壁補強板金部材10よりも撮像ユニット2の内側から、その連結板部k4、k4に対面する構成、言い換えると、その連結板部k4、k4に臨む構成とされている。
その傾斜弾性板部(付勢板バネ)k5、k6は、係合爪4b、4bに臨む係合板部10n、10nの面に位置して、撮像ユニット2を背壁部1Bに向けて付勢する。
屈曲部4fが撮像ユニット2の外側から係合板部10nに当接する場合、係合突起4gがないものとすると、撮像ユニット2がカメラボディ1のボディ用背面壁補強板金部材4に対して斜めに傾いた状態で両コネクタ部11、12同士が接続される可能性があるが、この発明の実施の形態によれば、後述する理由によりこのような問題は生じない。
なお、屈曲部4fが、図26、図27に示すように、係合板部10nに対して撮像ユニット2の内側に位置している場合には、係合突起4gの有無に拘わらず撮像ユニット2がカメラボディ1のボディ用背面壁補強板金部材4に対して斜めに傾いた状態で両コネクタ部11、12同士が接続されるという可能性は生じない。
その当接板部k7には、撮像ユニット2がカメラボディ1に適切に装着された状態で、すなわち、撮像ユニット側コネクタ部11とカメラボディ側コネクタ部12とが接続された状態で、一対の係合爪4b、4bが当接可能とされている。
そのユニット用背面壁補強板金部材10には、図24〜図26に示すように、ユニット用背面壁補強板金部材10の係合板部10n、10nに係合爪4bが係合完了した状態では、傾斜弾性板部k5、k6の弾性変形による付勢力によりボディ用背面壁補強板金部材4に向かう方向の押圧力が加わる。これにより、撮像ユニット2がカメラボディ1に押しつけられる。また、半円形状凸部10sが係合爪4bの屈曲部4fに当接し、屈曲部4fとユニット用背面壁補強板金部材10との間に寸法誤差に起因する隙間があったとしても、この寸法誤差に基づくガタ付きは、図27に示すように、板バネ2kの弾性変形と半円形状凸部10sとにより吸収される。なお、図27には板バネ2kの弾性変形前の状態が二点鎖線で示されている。
(樹脂板30の摺接リブ4k、4nの機能の説明及び樹脂板30の構成の補足説明)
摺接リブ4kの機能と摺接リブ4nとの機能は同一であるので、ここでは、図28、図29を参照しつつ摺接リブ4nの機能を説明する。
カメラボディ1に対して撮像ユニット2を左右方向にスライドさせて撮像ユニット2をカメラボディ1に対して着脱する際に、ユニット用背面壁補強板金部材10がボディ用背面壁補強板金部材4に直接接触する構成とすると、ボディ用背面壁補強板金部材4とユニット用背面壁補強板金部材10との金属同士の擦過に起因する金属音が発生するが、この実施例によれば、撮像ユニット2をカメラボディ1に対して左右方向にスライドさせる際に、ユニット用背面壁補強板金部材10が図28、図29に示すように、樹脂製の摺接リブ4nに摺接しながら左右方向に摺動する構成であるので、金属同士の擦過に起因する金属音の発生を回避できる。
また、樹脂板30を背壁部1Bの凹処に配設する構成として、撮像ユニット2を背壁部1Bに向けて押し付けると、背壁部1Bと樹脂板30との間の寸法公差に起因して、樹脂板30が弾性変形して反り返り、樹脂板30の反り返りに基づきいわゆる「ぱくつき音」が発生するが、この実施例では、樹脂板30の背壁部1Bに臨む側の面であって適宜箇所に、図25〜図29に示すように、半球形状突部30tが複数個形成され、背壁部1Bと樹脂板30との間の寸法公差を吸収する構成とすることにより、寸法公差に起因する反り返り、弾性変形を防止することにより、反り返りに起因する「ぱくつき音」の発生を回避する構成とされている。
(カメラボディ1、撮像ユニット2に搭載される電装部品の回路構成)
次に、図30を参照しつつカメラボディ1、撮像ユニット2に搭載される電装部品について説明する。
カメラボディ1には、例えば、図30に示すように、リチウムイオンバッテリ204、ストロボ発光部207(5a)、電子ビューファインダー装置209、表示部としての表示面1bを有する液晶表示装置(LCD)210、ハイビジョンテレビジョンコネクタインタフェース(HDMIIF)212、オーディオビデオ(AVOUT)出力端子213、USBインターフェース(USBIF)214、SDカードインタフェース(SDcard)215、オーディオコーデック回路(AUdio codec)216、スピーカ217、マイクロフォン218、画像データを記憶する記録媒体としてのフラッシュROM(Flash ROM)219、DDR−SDRAM220、画像データを受信する受信部としても機能するメインCPU208、撮像指示を与える操作スイッチ206、211、操作スイッチ206からの撮像指示を受け付ける撮像指示受付部としてのサブCPU(Sub CPU)205、DC/DC電源回路203、スイッチング素子202、カメラボディ側コネクタ部12のコネクタ端子201(12c)が設けられている。
これらは、撮像装置としてのデジタルカメラに要求される公知の機能を有する電装部品の一部を構成している。その操作スイッチ206は例えばレリーズボタン5yであり、操作スイッチ211は例えば液晶表示装置(LCD)210等を操作する操作キーである。その液晶表示装置(LCD)210は例えば背壁部1Bに設けられている。その操作スイッチ211はその背壁部1Bの適宜箇所に設けられる。
撮像ユニット2の筐体2Aには、光学系としての撮像レンズユニット107、撮像素子108、AFE回路109、ホール素子(Hall elemnt)104、駆動コイル(Coil)105、ジャイロセンサ(Gyrosensor)106、駆動ドライバ(Motor Driver)111、駆動モータ(M)110、加速度検出センサ112、テレワイド検出スイッチ113、画像データを送信する撮像ユニットコネクタ部11のコネクタ端子116(61)が設けられている。
これらも撮像装置としてのデジタルカメラに要求される公知の機能を有する実装部品の一部を構成している。その撮像レンズユニット107は複数個のレンズを有し、この複数個のレンズ系の一部は可動鏡筒3bに設けられている。なお、この実施例では、駆動モータ(M)110、駆動ドライバ111を撮像ユニット2に設ける構成として説明しているが、これらはカメラボディ1に設ける構成とすることもできる。
ここでは、撮像ユニット2にはカメラボディ1から電源電力が供給される。例えば、ホール素子104、駆動コイル105、ジャイロセンサ106は手ぶれ補正機構の一部を構成している。この手ぶれ補正機構の信号はコネクタ端子116、201を介してメインCPU208に入力され、メインCPU208はこれらの信号に基づき手ぶれ補正処理を実行する。手ぶれ補正処理は、手ぶれによって発生する撮像素子の受光面上に投影される画像のぶれを補正する処理である。
例えば、ジャイロセンサ106により検出したぶれの方向と反対の方向に撮像素子を駆動する処理であっても良いし、また、ジャイロセンサ106により検出したぶれの方向と同一の方向に撮像レンズユニット107の一部の光学素子を駆動する処理であっても良い。撮像素子108の映像信号はAFE回路109を介してメインCPU208に入力され、所定の画像処理が施されて液晶表示装置(LCD)210等に表示される。
テレワイド検出スイッチ113はコネクタ端子116、201を介してメインCPU208に入力され、メインCPU208はテレワイド検出スイッチ113、操作スイッチ211等のスイッチ信号に基づいて駆動ドライバ111、駆動モータ110を制御し、これにより、撮像レンズユニット107を駆動制御する。加速度検出センサ112の検出出力は、コネクタ端子116、201を介してメインCPU208に入力され、メインCPU208はその加速度検出センサ112の検出出力に基づいて液晶表示装置(LCD)210に表示される画像の傾きを制御する。液晶表示装置(LCD)210には、加速度検出センサ112の検出出力に基づいて、水平に対する撮像ユニット2の傾き具合が表示される。水平に対する撮像ユニット2の傾き具合は、数値による表示であっても、映像による表示あっても良い。
操作スイッチ206を操作すると、その撮像指示に基づいて、撮像ユニット2が被写体を撮像して画像データに変換する。コネクタ端子116はこの画像データをメインCPU208に送信する。
その撮像ユニット2に、図31に示すように、DC/DC電源回路101、サブCPU102、メインCPU103、フラッシュROM114、DDRSDRAM115を設け、メインCPU103で画像処理を行った後、コネクタ端子116、201を介して画像処理信号をメインCPU208に送信する構成を採用することもできる。メインCPU103でJPEG等のフォーマットへの圧縮処理を行い、コネクタ端子116、201を介して圧縮された画像データをメインCPU208に送信する構成を採用することもできる。このように、撮像ユニット2で画像処理、又は、圧縮処理を行う構成とすると、ノイズの少ない安定した画像をカメラボディ1のメインCPU208に送信することができる。これらの電装部品は後述する電装基盤に配設される。
このように、この発明の実施例によれば、図1、図2に示すように、同一のカメラボディ1に対して、異なる大きさの撮像ユニット2を着脱可能である。なお、撮像ユニット2をカメラボディ1に装着したときに、撮像ユニット2の筐体2Aの下面とカメラボディ1の下面とが面一となるように、カメラボディ1、撮像ユニット2を構成すると、撮像ユニット2が装着されたカメラボディ1の取り扱いが容易になる。更に、異なる大きさの撮像ユニット2をカメラボディ1に装着したときはいつでも、撮像ユニット2の筐体2Aの下面とカメラボディ1の下面とが面一となるように、カメラボディ1、撮像ユニット2を構成すると、いずれの撮像ユニット2が装着されたカメラボディ1でも、取り扱いが容易となる。
カメラボディ1の凹部1Aは三方向(右、下、前)に開放され、カメラボディ1に対する撮像ユニット2の大きさの制約が緩和されているので、顧客のニーズに合わせて大型の高感度撮像素子や小型の撮像素子を撮像ユニット2に配設することができ、左右上下前後方向に大きさの違う撮像ユニット2を共通のカメラボディ1に着脱できる。また、例えば、撮像ユニット2のレンズ鏡胴3の大きさの自由度を従来に較べて向上させたので、単焦点レンズから高倍率ズームレンズまでの多種多様の交換レンズ群ユニットとして、撮像ユニットを提供できる。従って、顧客は、撮像素子108の進歩に応じて撮像ユニット2のみを購入し、グレードアップを図ることができることになる。
カメラボディ1の凹部1Aは、右と下との2方向が開放されていることにより、左右上下方向に大きさの異なる撮像ユニット2を装着することが可能である。よって、カメラボディ1に対する撮像ユニット2の大きさの制約が緩和されているので、顧客のニーズに合わせて大型の高感度撮像素子や小型の撮像ユニット2に配設することができ、レンズ鏡胴3や撮像素子の異なる、大きさの違う撮像ユニット2を共通のカメラボディ1に着脱できる。また、例えば、撮像ユニット2のレンズ鏡胴3の大きさの自由度を従来に較べて向上させたので、単焦点レンズから高倍率ズームレンズまでの多種多様の交換レンズ群ユニットとして、撮像ユニット2を提供できる。従って、顧客は、撮像素子108の進歩に応じて撮像ユニット2のみを購入し、グレードアップを図ることができることになる。
この発明の実施の形態によれば、既述したように、同一のカメラボディ1に対して、大きさの異なるレンズ鏡胴3や大きさの異なる撮像素子を有し、凹部に配設される筐体の大きさが異なる複数の撮像ユニット2を着脱可能である。図2に示す撮像ユニット2のレンズ鏡胴3は図1に示す撮像ユニット2のレンズ鏡胴3よりも長く、光学系が大きい。なお、撮像ユニット2の筐体2Aの下面2eとカメラボディ1の下面とは撮像ユニット2をカメラボディ1に装着したときに面一となるように、カメラボディ1、撮像ユニット2を構成するのが望ましい。
すなわち、ここでは、カメラボディ1の凹部1Aは三方向に開放され、カメラボディ1に対する撮像ユニット2の大きさの制約が緩和されているので、顧客のニーズに合わせて大型の高感度撮像素子や小型の撮像素子を撮像ユニット2に配設することができ、レンズ鏡胴や撮像素子の異なる撮像ユニット2を共通のカメラボディ1に着脱できる。また、例えば、撮像ユニット2のレンズ鏡胴3の大きさの自由度を従来に較べて向上させたので、単焦点レンズから高倍率ズームレンズまでの多種多様の交換レンズ群ユニットとして、撮像ユニットを提供できる。従って、顧客は、撮像素子108の進歩に応じて撮像ユニット2のみを購入し、グレードアップを図ることができることになる。また、両コネクタ部11、12にベイコネクタを用いると、短時間で画像データの転送を行うことができる。
なお、従来の交換レンズ用レンズマウントの規格では、撮像素子の大きさ、レンズマウントと撮像素子との間の光軸方向の距離(フランジバック)、レンズマウントの直径、等について制約があった(例えば、フォーサーズシステム(Four Thirds System)等)。この制約により、カメラ全体としての薄型化・小型化には限界があった。
これに対して、本発明では、撮像素子の大きさ、光学系と撮像素子との間の光軸方向の距離、レンズ鏡筒の直径、等を撮像ユニット毎に自由に設定できる。撮像ユニット毎の用途に応じて、様々な光学系と様々な種類・大きさの撮像素子(種類:COMS,CCDなど。大きさ:ASP−C、2/3インチ型、1/2.33型など)とを自由に組合せることができる。
また、カメラ全体として薄型化・小型化を行う際には、撮像ユニット2の光軸方向の長さをより短くすること、及び、レンズ鏡筒の直径をより小さくすることが可能となり、撮像ユニット全体の大きさを小さくすることができる。
一方、カメラの撮像性能を向上させる場合には、より大型の撮像素子と、より大きな光学系とを組み合わせることができ、カメラの各種撮像性能を向上させることができる。この場合にも、光学系と撮像素子の組合せの自由度が高く、光学系と撮像素子と併せて最適に設計できるので、撮像性能を向上させつつ、撮像ユニット全体の大きさを小さくすることができる。なお、用途に応じて、大きな光学系と小さな撮像素子とを組合せたり、小さな光学系と大きな撮像素子とを組み合わせることも可能である。
更に、カメラ全体として薄型化・小型化を行った撮像ユニットと、カメラの撮像性能を向上させた撮像ユニットとを同一のカメラボディに着脱可能であることにより、様々な特徴を持つカメラから構成される撮像システム全体を、軽量化・小型化することができる。すなわち、本発明により、デジタルカメラ(撮像装置)そのもの、及び撮像システム全体をより小型にでき、携帯性を向上させることができる。
また、カメラボディ1と撮像ユニット2との間で通信を行う両コネクタ部11、12に、68ピンのベイコネクタを用いたので、短時間で容量の大きい画像データの転送を行うことができる。なお、カメラボディ1と撮像ユニット2との間の通信を行うために、その他の方式、例えば、無線通信方式、光通信方式、嵌合せずに当接によって通信を行う接触通信方式等を用いても良い。
また、両コネクタ部11、12は、カメラボディ1から撮像ユニット2への電力の供給も行う(図31参照)。本実施例では、両コネクタ部11、12が通信及び電力供給の両方を行うので、コネクタの抜き差しを行う際の不具合が発生しにくいが、通信用コネクタと電力供給用コネクタを別個に設ける構成としても良い。
(カメラボディ1への撮像ユニット2の装着手順)
カメラボディ1への撮像ユニット2の装着手順を概略説明すると、撮像ユニット2は図32において、Z方向の負の側の向きに移動されることにより、カメラボディ1の背面部1Bにセットされる。ついで、撮像ユニット2はX方向の負の向き(左向き)に移動されることにより、カメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11とが嵌合される。
係合突起(角度規制部材)4gは、この状態のとき、左右方向(XY方向)で見て、側壁部1Cと付勢部との間に位置している。
また、撮像ユニット2は、カメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11とが嵌合された状態において、撮像ユニット2をカメラボディ1に対してX方向の正の向き(右向き)に移動されることにより、カメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11との嵌合が解除される。
従って、撮像ユニット2がカメラボディ1の側壁部1Cの側面壁に対して着脱される方向は、X方向(左右方向)である。
次に、カメラボディ1に撮像ユニット2をセットする手順について以下詳細に説明する。
カメラボディ1の背壁部1Bを下側にして水平状態にする。たとえば、カメラボディ1を左手に載せて水平状態とする。カメラボディ1に対して撮像ユニット2を図32に示す矢印F1方向(前から後の方向又は図32においては上から下の方向)から近づけて、図33に示すように、係合突起4gを挿入開口10iに対向させ、係合爪4bと矩形状突起4mとをガイド溝10qに対向させ、係合爪4bと矩形状突起4mとをガイド溝10qに進入させ、係合突起4gを挿入開口10iに進入させる。と同時に、ユニット用背面壁補強板金部材10のガイド面4p、4pにユニット用背面壁補強板金部材10の辺縁10a、10aを摺接させる。
これにより、図33に示すように、ユニット用背面壁補強板金部材10の辺縁10aの部分が摺接リブ4k、4nに接する。この状態で、図33に示す矢印F2方向に撮像ユニット2を移動させると、係合爪4bの切り起こし部4eが係合爪切り起こし部用案内穴10rに沿って案内され、ユニット用背面壁補強板金部材10の係合板部10nの一部が摺接リブ4nに接することになる。また、同時に、係合突起4gの切り起こし部4iが係合突起切り起こし部用案内穴10jに沿って案内される。
この係合爪4bの係合板部10nの傾斜壁10qsに沿っての案内の際に、係合爪4bが板バネ2kを弾性変形させ、この板バネ2kに加わる弾性変形力によって、ユニット用背面壁補強板金部材10が背壁部1Bに押し付けられる。これにより、撮像ユニット2とカメラボディ1との間での寸法誤差に基づくガタツキが吸収される。
また、撮像ユニット2は、そのユニット用背面壁補強板金部材10の板面が樹脂製の摺接リブ4k、4nを摺動しつつ、かつ、ユニット用背面壁補強板金部材10の辺縁10a、10aがガイド面4p、4pに摺接しつつ側壁部1Cに向かって案内されるので、ユニット用背面壁補強板金部材10とボディ用背面壁補強板金部材4との擦過によって生じる金属製の擦過音も回避される。
その板バネ2kへの係合爪4bの接触とほぼ同時に補助嵌合突起14と補助嵌合穴22との嵌合が開始され、この補助嵌合突起14と補助嵌合穴22とによって、カメラボディ側コネクタ部12に対する撮像ユニット側コネクタ部11の位置規制が概略なされる。
ついで、カメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ11とが、図22に示すように互いに嵌合されて、カメラボディ1と撮像ユニット2とが電気的に通信可能に接続される。
カメラボディ1のMain CPU208はカメラボディ側コネクタ部12の所定のピン(カメラボディ側接続検知用ピン)の接続の有無を監視しており、カメラボディ側接続検知用ピンが撮像ユニット側接続検知用ピンと接続されたことを検知すると、カメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11との間の通信及び電力送信を開始する。
なお、接続検知用ピンが接続されたことを検知した場合、直ちに、カメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11との間の通信及び電力送信を開始する構成としても良い。
また、接続検知用ピンが接続されたことを検知した場合、所定の時間経過後に、カメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11との間の通信又は電力送信を開始する構成としても良い。すなわち、撮像ユニット側コネクタ部11とカメラボディ側コネクタ部12との接続により通信可能な状態になれば良く、接続と同時に通信を行う必要はない。
なお、その補助嵌合突起14と補助嵌合穴22との嵌合の際に、補助嵌合穴22の底部に衝撃吸収部材22aが設けられているので、カメラボディ1と撮像ユニット2との衝突による衝撃が緩和される。また、その補助嵌合突起14と補助嵌合穴22とによってカメラボディ1に対する撮像ユニット2の前後方向のガタツキが更に緩和される。
そのカメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11との接続が完了した状態の際には、図24〜図29に示すように、係合爪4bが板バネ2kの弾性付勢力を受けつつ半円形状凸部10s、10sに当接した状態となっている。
また、その補助嵌合突起14と補助嵌合穴22との嵌合の際とほぼ同時でかつ位置決め突起と位置決め穴63との嵌合直前に、図14に示す被ロック爪20dの傾斜壁20eがロック爪25cの傾斜壁25c’に当接して傾斜壁25c’に生じる分力が、図示を略す付勢部材によるロック板25の回動付勢力よりも大きくなると、ロック板25は支軸27を支点にしてその回動付勢力の作用する方向(図14において矢印F3方向)とは反対方向に回動される。
ついで、被ロック爪20dがロック爪25cを乗り越えると、ロック板25はその回動付勢力により元の位置に復帰する。その結果、ロック爪25cが切り欠き部20cに進入し、被ロック爪20dが切り欠き部25bに進入する。これにより、ロック爪25cと被ロック爪20dとが噛み合い、撮像ユニット2はカメラボディ1に対して左右方向にロックされる。このロック部材としてのロック爪25cと被ロック部材としての被ロック爪20dとによって、カメラボディ1と撮像ユニット2との左右方向のガタツキが制約される。
この実施例では、撮像ユニット2のカメラボディ1へのロック状態では、一対の係合爪4b、4bが係合板部10n、10nに確実に係合している。一対の係合板部10n、10nは、側壁部1Cに形成された一対の補助嵌合突起14、14に対して左右方向に大きく離れた位置に形成されているので、撮像ユニット2をカメラボディ1に対して前方側に引き抜こうとしても、その引き抜きに伴う力が分散され、その引き抜きが確実に阻止される。また、その両コネクタ部11、12に、その引き抜きに伴う無理な力が加わるのを阻止できる。
また、撮像ユニット2の右側の下辺部を手で持って、右下に向けて無理矢理に引き抜こうとしても、一対の補助嵌合突起14、14と一対の係合爪4b、4bと、ロック機構24とによってその引き抜きが阻止され、両コネクタ部11、12にその引き抜きに伴う無理矢理な力が加わるのが阻止される。
更に、側壁部1Cに向かって撮像ユニット2を移動させるという1つの動作によって、ロック機構24によるカメラボディ1と撮像ユニット2の機械的な固定と、両コネクタ部11、12による電気的な接続とがほぼ同時に完了するので、撮像ユニット2のカメラボディ1への装着操作を短時間で容易に行うことができる。
なお、両コネクタ部11、12の嵌合タイミングと、両コネクタ部11、12の通信及び電力送受信開始タイミングとをカメラボディ1のカメラボディ側接続検知用ピンによらずに異ならせても良い。
例えば、両コネクタ部11、12による通信及び電力送受信の開始・終了を指示する操作部(図示を略す)をカメラボディ1に設け、この操作部による操作に応じて両コネクタ部11、12が通信及び電力送受信を開始・終了する構成としても良い。
また、ロック板25の位置を検出するロック状態検出部を設け、ロック状態検出部がロック板25の所定位置にあって撮像ユニット2をロックしていることを検出した後に、両コネクタ部11、12が通信及び電力送受信を開始・終了する構成としても良い。
更に、一対の係合爪4bの屈曲部4fが撮像ユニット2の外側から係合板部10nに当接しているとき(屈曲部4fが係合板部10nに乗り上げている場合)には、屈曲部4hが撮像ユニット2の外側から構成壁部分10h’に当接するので、図34に示すように背壁部1Bのボディ用背面壁補強板金部材4に対して撮像ユニット2が例えば平行に浮いた状態となり、カメラボディ1に対して撮像ユニット2が斜めに傾くのが防止され、撮像ユニット2が斜めの状態でカメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11との接続が阻止される。
また、この実施例では、補助嵌合突起14と補助嵌合穴22との位置関係がずれるので、両コネクタ部11、12同士の接続の阻止の確実化が図られ、その結果、両コネクタ同士11、12の破壊が確実に防止される。
すなわち、係合突起4gは、撮像ユニット2を凹部1Aに配設してカメラボディ1に対して着脱する際の撮像ユニット側コネクタ部11とカメラボディ側コネクタ部12との接続を図る際に、撮像ユニット2がカメラボディ1に対して不自然な姿勢角度で接続されるのを回避する不自然姿勢角度回避部材(角度規制部材)として機能する。
その係合突起4gは、カメラボディ1の側壁部1Cに形成されている開口部52と撮像ユニット2の嵌合突出部としてのコネクタカバー部分が斜めに嵌合されるのを阻止する機能も果たす。
要するに、この角度規制部材(規制部材)は、撮像ユニット側コネクタ部11とカメラボディ側コネクタ部12とが不自然な姿勢角度で接続されるのを回避し、規制部材が挿入開口に挿入された場合には、撮像ユニット2の背面とカメラボディ1の背壁部1Bとが平行に当接し、撮像ユニット2の側壁部1Cへ向かう向きへの移動に伴って撮像ユニット側コネクタ部11とカメラボディ側コネクタ部12とが接続される。
また、規制部材が規制部材当接部に当接した場合には、撮像ユニット2の背面とカメラボディ1の背壁部1Bとが平行に当接せず、撮像ユニット側コネクタ部11とカメラボディ側コネクタ部12とが接続されないことになる。
なお、この角度規制部材は付勢部の有無に拘わらず撮像ユニット側コネクタ部11とカメラボディ側コネクタ部12とが不自然な姿勢角度で接続されるのを回避することが可能である。
また、この実施例では、カメラボディ1には、撮像ユニット2がカメラボディ1に装着された状態において、撮像ユニット2をカメラボディ1の背壁部1Bに向けて付勢する付勢部が設けられているので、撮像ユニット2がカメラボディ1に不自然な角度で装着されるという不具合が発生する恐れがある。この実施例では、角度規制部材が設けられているので、撮像ユニット2とカメラボディ1とが不自然な角度姿勢で装着される不都合を確実に回避できる。
背壁部1Bの背壁面からその係合突起(角度規制部材)4gの屈曲部4hまでの高さが、背壁部1Bの背壁面から係合爪4bの屈曲部4fまでの高さと同じかそれ以上であると、撮像ユニット2がカメラボディ1に対して不自然な姿勢角度で接続されるのを回避できる。
一方、背壁部1Bの背壁面からその係合突起(角度規制部材)4gの屈曲部4hまでの高さを低くすると、その係合突起4gに対応する係合突起案内穴10hを浅く形成でき、撮像ユニット2の小型化を図ることができる。
そこで、カメラボディ側コネクタ部12により近い側に、すなわち、付勢部よりも側壁部1Cに近い側に、係合突起(角度規制部材)4gを配設することにする。このように、カメラボディ側コネクタ部12により近い側に、係合突起(角度規制部材)4gを配設すると、係合突起4gの高さが係合爪4bの高さより低くとも、一対の係合爪4bの屈曲部4fが係合板部10nに当接すると共に屈曲部4hが構成壁部分10h’に当接したときの撮像ユニット2のカメラボディ1に対する傾き角度を小さくできるので、すなわち、背壁部1Bのボディ用背面壁補強板金部材4に対して撮像ユニット2を平行に近くできるので、係合突起(角度規制部材)4gの高さを低くしても、撮像ユニット2がカメラボディ1に対して不自然な姿勢角度で接続されるのを回避できる。
(カメラボディ1からの撮像ユニット2の取り外し手順)
次に、カメラボディ1から撮像ユニット2を取り外す手順について説明する。
撮像ユニット2が凹部1Aに配置された状態で撮像ユニット2を正面から見て、ロック解除ボタン26dを右方向(図1においてF4方向)に操作する。これにより、ロック解除操作部材26は支軸27を支点にしてロック解除用スプリング28の回動付勢力に対して反対方向(図14においてF3と反対方向)に回動される。
すると、解除突起26bがロック板25の側面25fに当接する。この解除突起26bのロック解除用スプリング28の回動付勢力に対して反対方向(図14においてF3と反対方向)への回動により、ロック板25は、支軸27を支点にして切り欠き部20cから退避する方向(後方)に回動される。これにより、ロック爪25cと被ロック爪20dとの噛み合いが解除される。
すなわち、カメラボディ1に対する撮像ユニット2のロックが解除される。この状態で、カメラボディ1に対して撮像ユニット2を左から右方向(図1、図2において、矢印F5方向)に移動させる。すると、両コネクタ部11、12同士の嵌合が解除されると共に、補助嵌合突起14と補助嵌合穴22との嵌合も解除される。
撮像ユニット2の切り欠き壁10bが矩形状突起4mに当接するまで、撮像ユニット2を左から右方向(図1、図2において、矢印F5方向、図33において、矢印F2と反対方向)に移動させる。その後、撮像ユニット2を背壁部1Bから離れる方向(図32においてF1と反対方向)に移動させる。これにより、カメラボディ1に対する撮像ユニット2の取り外しが完了する。なお、ロック解除操作部材26はロック解除ボタン26dから指を離すと、ロック解除用スプリング28の付勢力により元の位置に復帰する。また、ロック板25も図示を略す回動付勢力により元の位置に復帰する。
このように、この実施例では、撮影者が右手でグリップ部1cを持って、かつ、上壁部1Dが上側に位置し、レンズ系を前方の被写体に向けて使用する状態を通常使用状態として、この通常使用時には、使用者が操作しにくい右方向が解除操作方向となっているので、グリップ部1cの通常の握持状態で、使用時の誤操作に起因して撮像ユニット2がカメラボディ1から脱落する懸念を低減できる。
(ボディ用背面壁補強板金部材4に係合突起案内穴10hを形成し、ユニット用背面壁補強板金部材10に係合突起4gを設けた撮像装置の構成)
以上の実施例では、図7Cに拡大して示すようにカメラボディ1のボディ用背面壁補強板金部材4に係合突起4gを形成し、この係合突起4gをガイドする係合突起案内穴10hを図11Cに示すように撮像ユニット2のユニット用背面壁補強板金部材10に形成することとしたが、図35に示すように、カメラボディ1のボディ用背面壁補強板金部材4に係合突起案内穴10hを形成し、図36に示すように、撮像ユニット2のユニット用背面壁補強板金部材10に係合突起4gを形成する構成としても同様の効果を奏する。
(実施例2)
図37Aは図1に示すカメラボディに対する撮像ユニットの装着前の状態又は抜き取り後の状態を示す説明図であって、実施例2に係わるカメラボディと撮像ユニットとに向かって右斜め方向からこのカメラボディと撮像ユニットとを見た図である。カメラボディ1の背壁部には図37Bに示す形状の樹脂板30が配設される。
(樹脂板30、撮像ユニット2、ユニット用背面壁補強板金部材10の説明)
ここでは樹脂板30には、図37Bに詳細に示すように、その各隆起部30sに樹脂製のガイド突起4jに近接又は隣接してその延びる方向に間隔を開けて一対の樹脂製の摺接リブ4k、4kが形成されている。
その一対の摺接リブ4k、4kの間にガイド突起4jの延びる方向に長く延びる突条逃げ用凹部4k’が形成されている。この突条逃げ用凹部4k’は後述するユニット用背面壁補強用板金部材10に形成された操作品位低下防止用の突条部を退避させる役割を果たす。
筐体2Aの背面部2bの位置決め隆起部2g、2gには、図37C、図37Eに示すように、ユニット用背面壁補強板金部材10の係合突起案内穴10hを構成する開放端構成壁部が設置される段差部2g’が設けられている。
ユニット用背面壁補強板金部材10の係合突起案内穴10hは、図37Dに拡大して示すように、ユニット用背面壁補強板金部材10の左側面2c(右辺)に向かって開放する開放端構成壁部10h”を有している。この開放端構成壁部10h”はその段差部2g’、2g’に載置されている。
そのユニット用背面壁補強板金部材10の辺縁10a、10aには、図37C、図37Dに示すように、突条部10a’、10a’が形成されている。この突条部10a’、10a’は筐体2Aの内側(内面)から外側(外面)に向かって突出している。
その背面部2bとユニット用背面壁補強板金部材10との間には、左右方向に延びるガイド突起4jと矩形状突起4mと係合爪4bとの進入を許容するガイド溝10q、係合爪4bの切り起こし部4eを案内する係合爪切り起こし部用案内穴10rが図37C、図37Eに示すように形成されている。係合突起案内穴10hは係合突起案内溝2sに対応して配設されている。その係合突起案内穴10hと係合突起案内溝2sとは、ここでは、筐体2Aの左側面(端面)2cに向かって開放されている。
なお、符号10pは背面部2bの一部を構成するガイド溝10qの底壁である。半円形状凸部10s、10sは筐体2Aの外側から内側に向かって突出し、半円形状凸部10s、10sの突出する方向と突条部10a’、10a’の突出方向とは互いに逆方向である。
(係合突起4g、係合突起案内穴10h、突条部10a’、突条逃げ用凹部4k’が設けられている理由)
水平方向から後述する手順でカメラボディ1に撮像ユニット2を装着するとき、一対の係合爪4bが凹部1Aから突出しているので、一対の係合爪4bがガイド溝10qに挿入されたときに、係合爪4bの屈曲部4fがガイド溝10qの底壁10pに当接して、底壁10pを傷つけるおそれがある。
特に、筐体2Aの全体の厚さ(Z方向の厚さ)を厚くすることなく、筐体2Aの内部のスペースの増大を図るために、背面部2bのガイド溝10qの深さを浅くすると、より一層底壁10pを傷つけるおそれがある。
(突条部10a’、10a’と突条逃げ用凹部4k’との関係)
次に、図37Mを参照しつつ突条部10a’、10a’のガイド突起4jに沿って延びる方向の長さL3と、撮像ユニット側コネクタ部11のボディ側コネクタ部12への接続完了状態での突条部10a’、10a’の右方端部分から摺接リブ4nに近い側の摺接リブ4kまでの長さL2と、係合爪4bの右方端縁4b’が傾斜壁10qsを横切る位置から係合爪4bの右方端縁4b’が半円形状突部10sに当接するまでの長さL1とについて説明する。
なお、その図37Mは、カメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11との接続が完了した状態でのボディ用背面壁補強板金部材4に対するユニット用背面壁補強板金部材10の相対位置関係を示す説明図であって、撮像ユニット2の正面側からボディ用背面壁補強板金部材4に対するユニット用背面壁補強板金部材10とを透視して見た図である。
突条部10a’、10a’は、後で詳しく操作手順を説明するが、後述する手順で撮像ユニット2をカメラボディ1にセットする際に、すなわち、係合突起4gの屈曲部4hが係合突起切り起こし部用案内穴10jの構成壁部分10h’に当接しないようにして撮像ユニット2をカメラボディ1にセットする際に、図37Iに示す摺接リブ4n及びこの摺接リブ4nに近い側の摺接リブ4kに当接することにより、係合爪4bの屈曲部4fから底壁10pまでの間隙Hを確保するために設けられるものである。
一方、突条逃げ用凹部4k’は、係合突起4gの切り起こし部4iが係合突起切り起こし部用案内穴10jの進入開始位置からその終端位置に至るまでの間及び係合爪4bの右方端縁4b’が傾斜壁10qsを横切る位置から係合爪4bの右方端縁4b’が半円形状突部10sに当接するまでの間、摺接リブ4nに近い側の摺接リブ4kにユニット用背面壁補強板金部材10の外面が接するようにするために設けられるものである。
従って、少なくとも、撮像ユニット側コネクタ部11のボディ側コネクタ部12への接続完了状態での突条部10a’、10a’の右方端部分から摺接リブ4nに近い側の摺接リブ4kまでの長さL2は、図37Mに示すように、係合爪4bの右方端縁4b’が傾斜壁10qsを横切る位置から係合爪4bの右方端縁4b’が半円形状突部10sに当接するまでの長さL1と同等かこれよりも長くなければならない。
長さL2が長さL1よりも短いと、撮像ユニット2をカメラボディ1から抜き取る際、係合爪4bと係合板部10nとの係合解除前に、及び、係合突起4gが係合突起切り起こし部用案内穴10jから離脱する前に、突条部10a’、10a’の右方端部分が摺接リブ4nに近い側の摺接リブ4kに乗り上げることになり、ユニット用背面壁補強板金部材10と係合爪4bと係合突起4gとの少なくともいずれかに変形を来すことになるからである。
突条部10a’、10a’の長さL3は、撮像ユニット2をカメラボディ1にセットする際に、図33Bに示す摺接リブ4nに近い側の摺接リブ4kに当接する範囲を極力大きく確保するために、長さL2が長さL1と同じかこれよりも長いという条件のもとで極力長いことが望ましい。
(カメラボディ1への撮像ユニット2の装着手順)
次に、カメラボディ1に撮像ユニット2をセットする手順について以下詳細に説明する。
この実施例2では、カメラの使用者は、撮像ユニット2を手で持ち、カメラボディ1の背壁部1Bに設けられているボディ用背面壁補強板金部材4にユニット用背面壁補強板金部材10が略水平になるようにカメラボディ1に対する撮像ユニット2の相対的位置関係を設定する。
そして、カメラの使用者が、ユニット用背面壁補強板金部材10の辺縁10a、10aをガイド突起4j、4jのガイド面4p、4pに沿わせて、ボディ用背面壁補強板金部材4とユニット用背面壁補強板金部材10とが平行に対面した状態で、カメラボディ1に対して撮像ユニット2をカメラボディ1の側壁部1Cに向かってスライド操作することによりカメラボディ1に撮像ユニット2を装着させる。
すなわち、カメラボディ1の背壁部1Bを下側にして水平状態にする。たとえば、カメラボディ1を左手に載せて水平状態とする。カメラボディ1に対して撮像ユニット2を図37Gに示す矢印F1’方向から近づけて、係合突起4gを開放端構成壁部10h”の近傍の挿入開口10i、係合突起案内溝2sに対面させ、ガイド突起4j、矩形状突起4m及び係合爪4bをガイド溝10qに対面させる。
ついで、撮像ユニット2を側壁部1Cに向かってスライド操作する。このスライド操作の途中で、図37H、図37I、図37Jに示すように、ガイド突起4jのガイド面4p、4pにユニット用背面壁補強板金部材10の辺縁10a、10aが摺接する。
このとき、ユニット用背面壁補強板金部材10の辺縁10a、10aに形成されている突条部10a’、10a’が摺接リブ4nに近い側の摺接リブ4kに当接するので、図33Iに示すように、係合爪4bの屈曲部4fから底壁10pまでの間隙Hが確保される。
仮に、ユニット用背面壁補強板金部材10の辺縁10a、10aに突条部10a’、10a’が設けられていないものとすると、係合爪4bの屈曲部4fから底壁10pまでの間隙Hが突条部10a’、10a’が設けられている場合の間隙Hに較べて小さくなり、カメラの使用者の何らかの操作加減で、撮像ユニット2がカメラボディ1に対して傾いて、ガイド爪4bの屈曲部4fが底壁10pに勢いよく当たるようなことがあると、隙間Hが確保されず、底壁10pが係合爪4bにより傷付けられ、カメラボディ1に対する撮像ユニット2の着脱操作の際の操作品位が低下するおそれがある。
しかしながら、この実施例2では、ユニット用背面壁補強板金部材10の辺縁10a、10aに突条部10a’、10a’が設けられているので、着脱操作の際に、係合爪4bの屈曲部4fから底壁10pまでの間隙Hを確保できることになり、カメラの使用者の何らかの操作加減で、撮像ユニット2がカメラボディ1に対して傾いた場合であっても底壁10pが傷つけられるのを極力回避できることになる。
特に、筐体2Aの全体の厚さ(Z方向の厚さ)を厚くすることなく、筐体2Aの内部のスペースの増大を図るために、背面部2bのガイド溝10qの深さを浅くしたとしても、カメラボディ1に対する撮像ユニット2の着脱操作の際の底壁10pが傷つけられるのを回避できる。
撮像ユニット2を図37H、図37Iに示す矢印F2方向に更に移動させると、突条部10a’、10a’が摺接リブ4nに近い側の摺接リブ4kに当接した状態でかつガイド突起4jのガイド面4p、4pにユニット用背面壁補強板金部材10の辺縁10a、10aが摺接しつつ、係合突起4gが開放端構成壁部10h”の近傍の挿入開口10iから奥部に存在する係合突起切り起こし部用案内穴10jに向かって案内される。
係合突起4gの端縁4gsが、図37Kに示すように、傾斜壁10ijの位置近傍に達すると、係合爪4bの右方端縁4b’がユニット用背面壁補強板金部材10の傾斜壁10qsの位置近傍に達する。すると、突条部10a’、10a’が図37K、図37Lに示すように、突条逃げ用凹部4k’に進入する。これにより、ユニット用背面壁補強板金部材10の外面が摺接リブ4nに近い側の摺接リブ4k及び摺接リブ4nに摺接することになる。
また、係合爪4b、4bの屈曲部4fはガイド溝10qの底壁10pに近接し、係合突起4gの屈曲部4hは係合突起案内溝2sの底壁に近接し、屈曲部4f、屈曲部4hとボディ用背面壁補強板金部材4との間にユニット用背面壁補強板金部材10が進入可能な状態となる。
なお、突条部10a’、10a’の延びる方向の左方端部分及び右方端部分は傾斜され、これに対応して、摺接リブ4k、4kと突条逃げ用凹部4k’との間は傾斜されているので、突条部10a’、10a’の突条逃げ用凹部4k’への進入及び退避はスムーズに行われる。
係合突起4gの端縁4gsが、図37Kに示すように、傾斜壁10ijの位置近傍に達し、係合爪4bの右方端縁4b’がユニット用背面壁補強板金部材10の傾斜壁10qsの位置近傍に達した後、更に、図37K、図37Lに示す矢印F2方向に撮像ユニット2を移動させると、ユニット用背面壁補強板金部材10の外面が摺接リブ4nに近い側の摺接リブ4k及び摺接リブ4nに摺接した状態で、係合爪4bの切り起こし部4eが係合爪切り起こし部用案内穴10rに沿って案内され、また、同時に、係合突起4gの切り起こし部4iが係合突起切り起こし部用案内穴10jに沿って案内される。更に、係合爪4bの屈曲部4fが係合板部10nの内面に対面し、係合突起4gの屈曲部4hがユニット用背面壁補強板金部材10の係合突起切り起こし部用案内穴10jの構成壁部分の内面に対面する。
その後、実施例1と同様の操作手順を経て、係合爪4bの屈曲部4fが板バネ2kの弾性付勢力を受けつつ半円形状凸部10s、10sに当接される。また、その係合爪4bの屈曲部4fが半円形状凸部10s、10sに当接した状態では、図37M、図37Oに示すように、係合突起4gは係合突起切り起こし部用案内穴10jの終端に位置する。
このようにこの実施例2の構成の撮像装置によれば、撮像ユニット2のガイド溝10q、係合突起案内穴10hが撮像ユニット側コネクタ部11の側に向かって開放されているので、撮像ユニット2をカメラボディ1に対して水平方向にスライド操作することにより、撮像ユニット2をカメラボディ1に対して装着することができ、装着操作のより一層の容易化を図ることができる。
(カメラボディ1からの撮像ユニット2の取り外し手順)
次に、カメラボディ1から撮像ユニット2を取り外し手順については、実施例1と大略同様であるが、若干説明すると、カメラボディ1に対して撮像ユニット2を左から右方向(図37Mにおいて矢印F5方向)に移動させると、ユニット用背面壁補強板金部材10の外面が樹脂製の摺接リブ4k、4k、4nに摺接しながらかつ突条部10a’、10a’が突条逃げ用凹部4k’、4k’に案内されながら、ユニット用背面壁補強板金部材10がカメラボディ1に対して左から右に移動し、これにより、図37Kに示すように、突条部10a’、10a’の右方端部分が右方側の摺接リブ4kの直前位置に達する。
このとき、係合突起4gの端縁4gsは、図37Kに示すように、傾斜壁10ijから離間するか離間する直前の位置に達している。また、係合爪4bの右方端縁4b’はユニット用背面壁補強板金部材10の傾斜壁10qsの位置から離間するか離間する直前の位置に達する。
すなわち、係合突起4gが係合突起切り起こし部用案内穴10jから離脱し、係合爪4bが係合爪切り起こし部用案内穴10rから離脱した状態となる。
引き続きカメラボディ1に対して撮像ユニット2を左から右方向に移動させると、突条部10a’、10a’が、図37H、図37Iに示すように、摺接リブ4nに近い側の摺接リブ4kに乗り上げる。
このように、ユニット用背面壁補強板金部材10の突条部10a’、10a’が摺接リブ4nに近い側の摺接リブ4kに乗り上げた状態となると、係合爪4bの屈曲部4fと背面部2bの底壁10pとの間隙Hが大きくなる。その結果、カメラボディ1に対する撮像ユニット2の取り外しの際に、係合爪4bの屈曲部4fにより背面部2bの底壁10pが何らかの加減で傷つけられることが極力防止される。
この実施例2の場合、撮像ユニット2のガイド溝10q、係合突起案内穴10hが撮像ユニット側コネクタ部11の側に向かって開放されているので、カメラボディ1に対して撮像ユニット2をそのまま左から右の方向に平行にスライド操作させることにより撮像ユニット2をカメラボディ1から取り外すことができる。
従って、この実施例2によれば、装着操作のみならず抜き取り操作もより一層の容易化を図ることができる。
(ボディ用背面壁補強板金部材4に係合突起案内穴を形成し、ユニット用背面壁補強板金部材10に係合突起4gを設けた撮像装置の構成)
以上の実施例では、図37Aに示すようにカメラボディ1のボディ用背面壁補強板金部材4に係合突起4gを形成し、この係合突起4gを案内する係合突起案内穴10hを撮像ユニット2のユニット用背面壁補強板金部材10に形成することとしたが、図37Oに示すように撮像ユニット2のユニット用背面壁補強板金部材10に係合突起4gを形成する構成としても同様の効果を奏する。
更に、この実施例では、突条部10a’と突条逃げ用凹部4k’を設けているが、必ずしも、突条部10a’と突条逃げ用凹部4k’とはなくても良いものであり、また、突条部10a’、10a’と突条逃げ用凹部4k’とを設ける構成とする場合には、カメラボディ1の背壁部1Bに突条部10a’、10a’を設け、撮像ユニット2の背面部1Bに突条逃げ用凹部4k’を設ける構成とすることもできる。
(その他の構成1)
以上説明したこれらの実施例では、カメラボディ1にガイド突起4jを設け、撮像ユニット2にガイド溝を設ける構成としたが、カメラボディ1にガイド溝を設け、撮像ユニット2にガイド突起4jを設ける構成としても良い。なお、この場合、係合爪4bは撮像ユニット2に形成される。
また、これらの実施例では、撮像ユニット2に係合板部10n、板バネ2k、係合爪切り起こし部用案内穴10rを設け、カメラボディ1に係合爪4bを設けているが、撮像ユニット2に係合爪4bを設け、カメラボディ1に係合板部10n、板バネ2k、係合爪切り起こし部用案内穴10rを設ける構成としても良い。
更に、これらの実施例では、カメラボディ1に補助嵌合突起14を設け、撮像ユニット2に補助嵌合穴22を設けているが、カメラボディ1に補助嵌合穴22を設け、撮像ユニット2に補助嵌合突起14を設ける構成としても良い。
また、これらの実施例では、係合爪切り起こし部用案内穴10r、ガイド突起4j、係合板部10n、ガイド溝、補助嵌合突起14、補助嵌合穴22を2個づつ設け、1個の板バネ2kに傾斜弾性板部k5、k6と当接板部k7とからなる2個の付勢部を形成しているが、これらの個数は3個以上でも良い。
また、これらの実施例では、ロック解除操作部材26は、ロック解除ボタン26d(解除レバーともいう)が支軸27を支点にして回動する構成としたが、ロック解除ボタン26dを押しボタン式の構成やスライド式の構成とすることもできる。
更には、これらの実施例では、撮像ユニット側コネクタ部11が撮像ユニット2の左側面2cから突出し、カメラボディ1の側壁部1Cに形成した開口部52内にカメラボディ側コネクタ部12を設ける構成としているが、撮像ユニット2の左側面2cに開口部52を設け、その開口部52内に撮像ユニット側コネクタ部11を配設し、カメラボディ側コネクタ部12をカメラボディ1の側壁部1Cから突出させる構成とすることもできる。
すなわち、撮像ユニット2の左側面2cと、カメラボディ1の側壁部1Cとのいずれか一方からコネクタ部が突出し、撮像ユニット2の左側面2cと、カメラボディ1の側壁部1Cとのいずれか他方に開口が設けられていれば良い。
また、係合突起(角度規制部材)4gは、撮像ユニット2がカメラボディ1の凹部1Aに配設されかつカメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11とが接続されている状態において、側壁部1Cと付勢部との間に配置されていると、係合突起(角度規制部材)4gの高さが低い場合でも、第1方向に対して直交する方向(Y方向)回りの角度規制を図ることができる。
また、係合突起(角度規制部材)4gは、撮像ユニット2がカメラボディ1の凹部1Aに配設されかつカメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11とが接続されている状態において、係合突起(角度規制部材)4gが付勢部よりも側壁部1Cに近い位置に配置されていても、同様の角度規制を図ることができる。
係合突起(角度規制部材)4gは、撮像ユニット2がカメラボディ1の凹部1Aに配設されかつカメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11とが接続されている状態において、係合突起(角度規制部材)4gが、側壁部1Cに対して撮像ユニット2が接近又は離脱する第1方向(X方向)に対して垂直な方向で見てカメラボディ側コネクタ部12の略中央に配置されていると、撮像ユニット2の第1方向(X方向)回りの角度規制を図ることができる。
係合突起(角度規制部材)4gは、撮像ユニット2がカメラボディ1の凹部1Aに配設されかつカメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11とが接続されている状態において、係合突起(角度規制部材)4gが、側壁部1Cに対して撮像ユニット2が接近又は離脱する第1方向(X方向)に対して垂直な方向(Y方向)で見て凹部1Aの略中央に配置されていると、撮像ユニット2の第1方向(X方向)回りの角度規制をより一層図ることができる。
付勢部が、側壁部1Cに対して撮像ユニット2が接近又は離脱する第1方向(X方向)に対して垂直な方向に間隔を設けて配置された第1付勢部と第2付勢部とを含み、係合突起(角度規制部材)4gが、第1方向(X方向)に対して略垂直な方向(Y方向)で見て、第1係合爪4bと第2係合爪4bとの間の略中央に配置されていると、第1係合爪4bと第2係合爪4bとのいずれか一方の係合に不具合が生じた場合でも、撮像ユニット2の第1方向(X方向)回りの角度規制をより一層図ることができる。
ガイド機構が、カメラボディ側ガイド機構と撮像ユニット側ガイド機構とからなり、撮像ユニット側ガイド機構は、撮像ユニット2の背面部2bに設けられて第1方向に対応する方向に延伸するガイド溝を含み、カメラボディ側ガイド機構は、カメラボディ1の背壁部1Bに設けられてガイド溝に挿入されるガイド突起を含み、ガイド突起は第1方向に対して垂直な方向に間隔を開けて配置された第1ガイド突起と第2ガイド突起とを含み、撮像ユニット2がカメラボディ1の凹部1Aに配設され、カメラボディ側コネクタ部12と撮像ユニット側コネクタ部11とが接続されている状態において、
係合突起(角度規制部材)4gは、第1方向に対して垂直な方向で見て第1ガイド突起と第2ガイド突起との間に位置している。
(その他の構成2)
以上、この発明の実施の形態では、カメラボディ1に対して図33に示す矢印F2方向又はその反対方向に撮像ユニット2を移動させる際に、カメラボディ1の背壁部1B(ボディ用背面壁補強板金部材4)に撮像ユニット2の背面部2b(ユニット用背面壁補強板金部材10)を当接させて摺動させる構成としたが、カメラボディ1の上壁部1D(ボディ用上面壁補強板金部材5)と撮像ユニット2の筐体2Aの上面2d(包囲壁2x又はユニット用上壁面補強板金部材20)とを当接させて、矢印F2方向又はその反対方向に摺動させる構成としても良い。
このような構成とすると、カメラボディ1の上壁部1D(ボディ用上面壁補強板金部材5)と撮像ユニット2の筐体2Aの上面2d(包囲壁2x又はユニット用上壁面補強板金部材20)とは、第1の方向に撮像ユニット2を案内するガイド機構として機能する。
また、ガイド突起4j、矩形状突起4m及び係合爪4bをカメラボディ1の上壁部1Dに設け、ガイド溝10p’、切り欠き壁10b、ガイド溝10q及び係合爪切り起こし部用案内穴10rを筐体2Aの上面2dに設けても良い。
このような構成とした場合、カメラボディ1の上壁部1Dに設けられたガイド突起4j、矩形状突起4m及び係合爪4bと、撮像ユニット2の上面2dに設けられたガイド溝、切り欠き壁10b及び係合爪切り起こし部用案内穴10rとが、第1の方向に撮像ユニット2を案内するガイド機構として機能する。
また、逆に、ガイド突起4j、矩形状突起4m及び係合爪4bを撮像ユニット2の上面2bに設け、ガイド溝、切り欠き壁10b及び係合爪切り起こし部用案内穴10rをカメラボディ1の上壁部1Dに設けても良い。
このように構成すると、撮像ユニット2の上面2dに設けられたガイド突起4j、矩形状突起4m及び係合爪4bと、カメラボディ1の上壁部1Dに設けられたガイド溝、切り欠き壁10b及び係合爪切り起こし部用案内穴10rとが、第1の方向に撮像ユニット2を案内するガイド機構として機能する。
このように、カメラボディ1の上壁部1Dと撮像ユニット2の上面2dとにガイド機構の一部を配設することにより、撮像ユニット2とカメラボディ1との間の上下方向のガタツキをより一層抑制することができることになる。
更に、背壁部1Bと上壁部1Dとの両方にこれらのガイド機構が設けられていても良い。
(その他の構成3)
以上、発明の実施の形態について説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、図38〜図41に示すように、カメラボディ1の上壁部1Dの上面1fにストロボ装置と電子ビューファインダー1gとを装着可能なホットシュー部5tと、電子ビューファインダー接続端子5sと、ポップアップ式のストロボ発光装置5xと、モードダイアルスイッチ5hとを設ける構成としても良い。なお、図38に示す電子ビューファインダー接続端子5sは雌型コネクタから構成されている。この電子ビューファインダー接続端子5sには図40に示す雄型コネクタとしての電子ビューファインダー接続端子5s’が嵌合される。
なお、その図38〜図41において、図38はカメラボディ1を背面側から目視した状態であって電子ビューファインダー1gのカメラボディ1への装着前の状態を示し、図39はカメラボディ1を背面側から目視した状態であって電子ビューファインダー1gのカメラボディ1への装着状態を示し、図40はカメラボディ1を正面側から目視した状態であって電子ビューファインダー1gのカメラボディ1への装着前の状態を示し、図41はカメラボディ1を正面から目視した状態であって電子ビューファインダー1gのカメラボディ1への装着状態を示している。
以上、各実施例について説明したが、本発明に係わる撮像装置は、これらの各実施例の構成を適宜組み合わせて形成できるものである。
1…カメラボディ1
2…撮像ユニット
1A…凹部
1B…背壁部
1C…側壁部
1D…上壁部
2A…筐体
4…ボディ用背面壁補強板金部材
10…ユニット用背面壁補強板金部材
4g…係合突起
特開2005−354177号公報

Claims (39)

  1. 被写体からの入射光を導く光学系と該光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とが設けられた筐体を有する撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部を備えるカメラボディであって、
    前記凹部は、該凹部に前記撮像ユニットを装着して前記光学系の光軸方向の被写体側から見たときに、前記筐体の背面が対向する背壁部と、前記筐体の左側面が対向する側壁部と、前記筐体の上面が対向する上壁部の三面のみの壁部から構成され、
    前記撮像ユニット側コネクタ部に接続されて通信を行うカメラボディ側コネクタ部が前記側壁部に設けられ、
    前記背壁部に規制部材が設けられ、
    前記撮像ユニットの背面に、前記規制部材が挿入可能な挿入開口と、前記規制部材が当接可能な規制部材当接部とが設けられ、
    前記撮像ユニットを前記凹部に配設する際に、前記規制部材が前記挿入開口に挿入された場合には、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続され、前記規制部材が前記規制部材当接部に当接した場合には、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続されないことを特徴とするカメラボディ。
  2. 前記規制部材は、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが不自然な姿勢角度で接続されるのを回避し、
    前記規制部材が前記挿入開口に挿入された場合には、前記撮像ユニットの前記背面と前記カメラボディの前記背壁部とが平行に当接し、前記撮像ユニットの前記側壁部へ向かう向きへの移動に伴って前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続され、
    前記規制部材が前記規制部材当接部に当接した場合には、前記撮像ユニットの前記背面と前記カメラボディの前記背壁部とが平行に当接せず、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続されないことを特徴とする請求項1に記載のカメラボディ。
  3. 前記撮像ユニットの前記側壁部に接近する向きへの移動に伴って、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続され、
    前記撮像ユニットの前記側壁部から離脱する向きへの移動に伴って、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部との接続が解除されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカメラボディ。
  4. 前記カメラボディ側コネクタ部は、前記側壁部に設けられた開口部内に配置され、前記撮像ユニット側コネクタ部は、前記筐体の左側面から突出する突出部内に配置され、
    前記突出部が前記開口部に嵌合して、前記カメラボディ側コネクタ部が前記撮像ユニット側コネクタ部と接続されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のカメラボディ。
  5. 前記カメラボディ側コネクタ部は、前記側壁部から突出する突出部内に配置され、前記撮像ユニット側コネクタ部は、前記筐体の左側面に設けられた開口部内に配置され、前記突出部が前記開口部に嵌合して、前記カメラボディ側コネクタ部が前記撮像ユニット側コネクタ部と接続されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のカメラボディ。
  6. 前記撮像ユニットが前記カメラボディに装着された状態において、前記撮像ユニットを前記カメラボディの背壁部に向けて付勢する付勢部を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のカメラボディ。
  7. 前記付勢部は、前記カメラボディの背壁部と前記撮像ユニットの背面とのいずれか一方に形成された係合爪と、
    前記カメラボディの背壁部と前記撮像ユニットの背面とのいずれか他方に形成されかつ前記撮像ユニットが前記カメラボディに装着された状態において前記係合爪に対向する係合板部と、
    前記係合板部の係合爪に臨む面に設けられかつ前記係合爪と係合して前記撮像ユニットを前記カメラボディの前記背壁部に向けて付勢する付勢バネとを含むことを特徴とする請求項6に記載のカメラボディ。
  8. 前記撮像ユニットが前記カメラボディの前記凹部に配設されかつ前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、
    前記規制部材が前記側壁部と前記付勢部との間に配置されることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のカメラボディ。
  9. 前記撮像ユニットが前記カメラボディの凹部に配設されかつ前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、
    前記規制部材が前記付勢部よりも前記側壁部に近い位置に配置されることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のカメラボディ。
  10. 前記撮像ユニットが前記カメラボディの前記凹部に配設されかつ前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、
    前記規制部材が、前記側壁部に対して前記撮像ユニットが接近又は離脱する第1方向に対して垂直な方向で見て前記カメラボディ側コネクタ部の略中央に配置されることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のカメラボディ。
  11. 前記撮像ユニットが前記カメラボディの凹部に配設されかつ前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、
    前記規制部材が前記側壁部に対して撮像ユニットが接近又は離脱する第1方向に対して垂直な方向で見て前記凹部の略中央に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のカメラボディ。
  12. 前記付勢部は、前記側壁部に対して前記撮像ユニットが接近又は離脱する第1方向に対して垂直な方向に間隔を設けて配置された第1付勢部と第2付勢部とを含み、
    前記規制部材は、前記第1方向に対して略垂直な方向で見て、前記第1付勢部と前記第2付勢部との間の略中央に配置されていることを特徴とする請求項7ないし請求項11のいずれか1項に記載のカメラボディ。
  13. 前記撮像ユニット側コネクタ部に対する前記カメラボディ側コネクタ部の位置関係を規制しかつ前記側壁部に対して接近又は離脱する第1方向に前記撮像ユニットを案内するガイド機構が、前記カメラボディの前記背壁部と前記撮像ユニットの背面とに設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載のカメラボディ。
  14. 前記ガイド機構が、カメラボディ側ガイド機構と撮像ユニット側ガイド機構とからなり、前記撮像ユニット側ガイド機構は、前記撮像ユニットの前記背面に設けられて前記第1方向に対応する方向に延伸するガイド溝を含み、
    前記カメラボディ側ガイド機構は、前記カメラボディの前記背壁部に設けられて前記ガイド溝に挿入されるガイド突起を含み、
    該ガイド突起は前記第1方向に対して垂直な方向に間隔を開けて配置された第1ガイド突起と第2ガイド突起とを含み、
    前記撮像ユニットが前記カメラボディの前記凹部に配設され、前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、
    前記規制部材は、前記第1方向に対して垂直な方向で見て前記第1ガイド突起と前記第2ガイド突起との間に配置されていることを特徴とする請求項13に記載のカメラボディ。
  15. 前記撮像ユニットの前記挿入開口及び前記ガイド溝が前記撮像ユニット側コネクタ部の側の側面に向かって開放されていることを特徴とする請求項14に記載のカメラボディ。
  16. 直方体形状の筐体に光学系と撮像素子とが設けられた撮像ユニットを着脱可能に配設する凹部が設けられ、前記撮像ユニットと一体化されて被写体を撮影する撮像装置として用いられるカメラボディであって、
    前記凹部は、該凹部に前記撮像ユニットを装着して前記光学系の光軸方向の被写体側から見たときに、前記筐体の背面が対向する背壁部と、前記筐体の左側面が対向する側壁部と、前記筐体の上面が対向する上壁部の三面のみの壁部から構成され、
    前記撮像ユニット側コネクタ部に接続されて通信を行うカメラボディ側コネクタ部が前記側壁部に設けられ、
    前記撮像ユニットを前記凹部に配設して前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部との接続を行う場合に、両コネクタ部が不自然な姿勢角度で接続されるのを回避するために、前記撮像ユニットと前記背壁部との間の角度を規制する角度規制部材が前記背壁部に設けられていることを特徴とするカメラボディ。
  17. 前記角度規制部材は、前記撮像ユニットの背面に設けられた角度規制部材当接部と当接して、前記背壁部に対する前記撮像ユニットの角度を規制することを特徴とする請求項16に記載のカメラボディ。
  18. 被写体からの入射光を導く光学系と該光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とが設けられた筐体を有し、前記撮像ユニット側コネクタ部との間で通信を行うカメラボディ側コネクタ部を備えるカメラボディに着脱可能に配設される撮像ユニットであって、
    前記筐体は、該筐体を装着して前記光学系の光軸方向の被写体側から見たときに、前記筐体の背面が対向する前記カメラボディの背壁部と、前記筐体の左側面が対向する前記カメラボディの側壁部と、前記筐体の上面が対向する前記カメラボディの上壁部の三面のみの壁部から構成された凹部に配設され、
    前記筐体の背面には規制部材が設けられ、
    前記カメラボディ側の前記背壁部には前記規制部材が挿入可能な挿入開口と、前記規制部材が当接可能な規制部材当接部とが設けられ、
    前記筐体を前記凹部に配設する際に、前記規制部材が前記挿入開口に挿入された場合には、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続され、前記規制部材が前記規制部材当接部に当接した場合には、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続されないことを特徴とする撮像ユニット。
  19. 前記規制部材は、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが不自然な姿勢角度で接続されるのを回避し、
    前記規制部材が前記挿入開口に挿入された場合には、前記撮像ユニットの前記背面と前記カメラボディの前記背壁部とが平行に当接し、前記撮像ユニットの前記側壁部へ向かう向きへの移動に伴って前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続され、
    前記規制部材が前記規制部材当接部に当接した場合には、前記撮像ユニットの前記背面と前記カメラボディの前記背壁部とが平行に当接せず、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続されないことを特徴とする請求項18に記載の撮像ユニット。
  20. 前記筐体の前記側壁部に接近する向きへの移動に伴って、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続され、
    前記筐体の前記側壁部から離脱する向きへの移動に伴って、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部との接続が解除されることを特徴とする請求項18又は請求項19に記載の撮像ユニット。
  21. 前記撮像ユニット側コネクタ部は、前記筐体の左側面から突出する突出部内に配置され、前記カメラボディ側コネクタ部は、前記側壁部に設けられた開口部内に配置され、
    前記突出部が前記開口部に嵌合して、前記カメラボディ側コネクタ部が前記撮像ユニット側コネクタ部と接続されていることを特徴とする請求項18ないし請求項20のいずれか1項に記載の撮像ユニット。
  22. 前記撮像ユニット側コネクタ部は、前記筐体の左側面に設けられた開口部内に配置され、前記カメラボディ側コネクタ部は、前記側壁部から突出する突出部内に配置され、前記突出部が前記開口部に嵌合して、前記カメラボディ側コネクタ部が前記撮像ユニット側コネクタ部と接続されていることを特徴とする請求項18ないし請求項20のいずれか1項に記載の撮像ユニット。
  23. 光学系と撮像素子と撮像ユニット側コネクタ部とが設けられた直方体形状の筐体を有し、前記撮像ユニット側コネクタ部との間で通信を行うカメラボディ側コネクタ部を備えるカメラボディと一体化されて被写体を撮影する撮像装置として用いられる撮像ユニットであって、
    前記筐体は、該筐体を装着して前記光学系の光軸方向の被写体側から見たときに、前記筐体の背面が対向する前記カメラボディの背壁部と、前記筐体の左側面が対向する前記カメラボディの側壁部と、前記筐体の上面が対向する前記カメラボディの上壁部の三面のみの壁部から構成された凹部に着脱可能に配設され、
    前記筐体を前記凹部に配設して前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部との接続を行う場合に、両コネクタ部が不自然な姿勢角度で接続されるのを回避するために、前記筐体と前記背壁部との間の角度を規制する角度規制部材が前記筐体の背面に設けられていることを特徴とする撮像ユニット。
  24. 前記角度規制部材は、前記カメラボディの背壁部に設けられた角度規制部材当接部と当接して、前記背壁部に対する前記撮像ユニットの角度を規制することを特徴とする請求項23に記載の撮像ユニット。
  25. 被写体からの入射光を導く光学系と該光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する撮像ユニットと、該撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部を備えるカメラボディとからなる撮像装置であって、
    前記凹部は、該凹部に前記撮像ユニットを装着して前記光学系の光軸方向の被写体側から見たときに、前記撮像ユニットの背面が対向する背壁部と、前記撮像ユニットの左側面が対向する側壁部と、前記撮像ユニットの上面が対向する上壁部の三面のみの壁部から構成され、
    前記撮像ユニット側コネクタ部に接続されて通信を行うカメラボディ側コネクタ部が前記側壁部に設けられ、
    前記カメラボディの背壁部と前記撮像ユニットの前記背面とのいずれか一方に規制部材が設けられ、
    前記カメラボディの背壁部と前記撮像ユニットの背面とのいずれか他方に、前記規制部材が挿入可能な挿入開口と、前記規制部材が当接可能な規制部材当接部とが設けられ、
    前記撮像ユニットを前記凹部に配設する際に、前記規制部材が前記挿入開口に挿入された場合には、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続され、前記規制部材が前記規制部材当接部に当接した場合には、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続されないことを特徴とする撮像装置。
  26. 前記規制部材は、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが不自然な姿勢角度で接続されるのを回避し、
    前記規制部材が前記挿入開口に挿入された場合には、前記撮像ユニットの前記背面と前記カメラボディの前記背壁部とが平行に当接し、前記撮像ユニットの前記側壁部へ向かう向きへの移動に伴って前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続され、
    前記規制部材が前記規制部材当接部に当接した場合には、前記撮像ユニットの前記背面と前記カメラボディの前記背壁部とが平行に当接せず、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続されないことを特徴とする請求項25に記載の撮像装置。
  27. 前記付勢部は、前記カメラボディの背壁部と前記撮像ユニットの背面とのいずれか一方に形成された係合爪と、
    前記カメラボディの背壁部と前記撮像ユニットの背面とのいずれか他方に形成されかつ前記撮像ユニットが前記カメラボディに装着された状態において前記係合爪に対向する係合板部と、
    前記係合板部の係合爪に臨む面に設けられかつ前記係合爪と係合して前記撮像ユニットを前記カメラボディの前記背壁部に向けて付勢する付勢バネとを含むことを特徴とする請求項26に記載の撮像装置。
  28. 前記撮像ユニットが前記カメラボディの前記凹部に配設されかつ前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、
    前記規制部材が前記側壁部と前記付勢部との間に配置されることを特徴とする請求項26又は請求項27に記載の撮像装置。
  29. 前記撮像ユニットが前記カメラボディの凹部に配設されかつ前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、
    前記規制部材が前記付勢部よりも前記側壁部に近い位置に配置されることを特徴とする請求項26又は請求項27に記載の撮像装置。
  30. 前記撮像ユニットが前記カメラボディの前記凹部に配設されかつ前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、
    前記規制部材が、前記側壁部に対して前記撮像ユニットが接近又は離脱する第1方向に対して垂直な方向で見て前記カメラボディ側コネクタ部の略中央に配置されることを特徴とする請求項25ないし請求項29のいずれか1項に記載の撮像装置。
  31. 前記撮像ユニットが前記カメラボディの凹部に配設されかつ前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、
    前記規制部材が前記側壁部に対して撮像ユニットが接近又は離脱する第1方向に対して垂直な方向で見て前記凹部の略中央に配置されていることを特徴とする請求項25ないし請求項29のいずれか1項に記載の撮像装置。
  32. 前記付勢部は、前記側壁部に対して前記撮像ユニットが接近又は離脱する第1方向に対して垂直な方向に間隔を設けて配置された第1付勢部と第2付勢部とを含み、
    前記角度規制部材は、前記第1方向に対して略垂直な方向で見て、前記第1付勢部と前記第2付勢部との間の略中央に配置されていることを特徴とする請求項27ないし請求項31のいずれか1項に記載の撮像装置。
  33. 前記撮像ユニット側コネクタ部に対する前記カメラボディ側コネクタ部の位置関係を規制しかつ前記側壁部に対して接近又は離脱する第1方向に前記撮像ユニットを案内するガイド機構が、前記カメラボディの前記背壁部と前記撮像ユニットの背面とのいずれか一方に設けられていることを特徴とする請求項25ないし請求項32のいずれか1項に記載の撮像装置。
  34. 前記ガイド機構が、カメラボディ側ガイド機構と撮像ユニット側ガイド機構とからなり、前記撮像ユニット側ガイド機構は、前記撮像ユニットの前記背面に設けられて前記第1方向に対応する方向に延伸するガイド溝を含み、
    前記カメラボディ側ガイド機構は、前記カメラボディの前記背壁部に設けられて前記ガイド溝に挿入されるガイド突起を含み、
    該ガイド突起は前記第1方向に対して垂直な方向に間隔を開けて配置された第1ガイド突起と第2ガイド突起とを含み、
    前記撮像ユニットが前記カメラボディの前記凹部に配設され、前記カメラボディ側コネクタ部と前記撮像ユニット側コネクタ部とが接続されている状態において、
    前記規制部材は、前記第1方向に対して垂直な方向で見て前記第1ガイド突起と前記第2ガイド突起との間に配置されていることを特徴とする請求項33に記載の撮像装置。
  35. 前記撮像ユニットは、第1光学系と第1撮像素子と第1撮像側コネクタ部とを有する第1撮像ユニットであるか、又は、第2光学系と第2撮像素子と第2撮像側コネクタ部とを有する第2撮像ユニットであり、前記第1撮像ユニットと前記第2撮像ユニットとは前記凹部に着脱可能であり、前記第2撮像素子は前記第1撮像素子と大きさが異なり、前記第2撮像ユニットは前記第1撮像ユニットとは大きさが異なることを特徴とする請求項25ないし請求項34のいずれか1項に記載の撮像装置。
  36. 被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する撮像ユニットと、該撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部を備えるカメラボディとからなる撮像装置であって、
    前記凹部は、該凹部に前記撮像ユニットを装着して前記光学系の光軸方向の被写体側から見たときに、前記撮像ユニットの背面が対向する背壁部と、前記撮像ユニットの左側面が対向する側壁部と、前記撮像ユニットの上面が対向する上壁部の三面のみの壁部から構成され、
    前記撮像ユニット側コネクタ部に接続されて通信を行うカメラボディ側コネクタ部が前記側壁部に設けられ、
    両コネクタ部が不自然な姿勢角度で接続されるのを回避するために、前記カメラボディの背壁部と前記撮像ユニットの背面とのいずれか一方に、前記撮像ユニットと前記カメラボディとの間の角度を規制する角度規制部材が設けられ、
    前記カメラボディの前記背壁部と前記撮像ユニットの前記背面とのいずれか他方に、前記角度規制部材が挿入可能な挿入開口と、前記挿入開口に前記角度規制部材が挿入されない場合に前記角度規制部材に当接する角度規制部材当接部とが設けられ、
    前記角度規制部材が前記挿入開口に挿入された場合に前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部とが接続されることを特徴とする撮像装置。
  37. 被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する撮像ユニットと、該撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部を備えるカメラボディとからなる撮像装置であって、
    前記凹部は、該凹部に前記撮像ユニットを装着して前記光学系の光軸方向の被写体側から見たときに、前記撮像ユニットの背面が対向する背壁部と、前記撮像ユニットの左側面が対向する側壁部と、前記撮像ユニットの上面が対向する上壁部の三面のみの壁部から構成され、
    前記撮像ユニット側コネクタ部に接続されて通信を行うカメラボディ側コネクタ部が前記側壁部の嵌合開口部内に配置され、
    前記撮像ユニット側コネクタ部が前記撮像ユニットの左側面から突出する嵌合突出部内に配置され、
    前記カメラボディの前記背壁部と前記撮像ユニットの前記背面とのいずれか一方に、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部との間の角度規制部材が設けられ、
    前記カメラボディの前記背壁部と前記撮像ユニットの前記背面とのいずれか他方に、前記角度規制部材が挿入可能な挿入開口と、該挿入開口に前記角度規制部材が挿入されない場合に前記角度規制部材に当接する角度規制部材当接部とが設けられ、
    前記角度規制部材が前記挿入開口に挿入された場合に、前記嵌合開口部と前記嵌合突出部とが嵌合することを特徴とする撮像装置。
  38. 被写体からの入射光を導く光学系と前記光学系により導かれた被写体像を電気信号に変換する撮像素子と外部との通信を行う撮像ユニット側コネクタ部とを有する撮像ユニットと、該撮像ユニットが着脱可能に配設される凹部を備えるカメラボディとからなる撮像装置であって、
    前記凹部は、該凹部に前記撮像ユニットを装着して前記光学系の光軸方向の被写体側から見たときに、前記撮像ユニットの背面が対向する背壁部と、前記撮像ユニットの左側面が対向する側壁部と、前記撮像ユニットの上面が対向する上壁部の三面のみの壁部から構成され、
    前記撮像ユニット側コネクタ部に接続されて通信を行うカメラボディ側コネクタ部が前記側壁部から突出する嵌合突出部内に配置され、
    前記撮像ユニット側コネクタ部が前記撮像ユニットの左側面に形成された嵌合開口部内に配置され、
    前記カメラボディの前記背壁部と前記撮像ユニットの前記背面とのいずれか一方に、前記撮像ユニット側コネクタ部と前記カメラボディ側コネクタ部との間の角度規制部材が設けられ、
    前記カメラボディの背壁部と前記撮像ユニットの背面とのいずれか他方に、前記角度規制部材が挿入可能な挿入開口と、該挿入開口に前記角度規制部材が挿入されない場合に前記角度規制部材に当接する角度規制部材当接部とが設けられ、
    前記角度規制部材が前記挿入開口に挿入された場合に、前記嵌合開口部と前記嵌合突出部とが嵌合することを特徴とする撮像装置。
  39. 前記挿入開口と前記ガイド溝とが前記撮像ユニット側コネクタ部の側の側面に向かって開放されていることを特徴とする請求項34に記載の撮像装置。
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