JP2008028963A - 画像入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 絞り開度の変化により光量を低減させる多段絞り13と、通過光の透過率の変化により光量を低減させるNDフィルタ15とを併用する画像入力装置における第2の減光手段に起因するゴーストが発生し易い状況にあるときにゴーストの発生を効果的に回避する。
【解決手段】 撮像用の光学手段10によって結像される被写体画像における輝度分布状況に基づき前記被写体画像内に強い光源があるか否かを被写体判別手段により判別する。被写体画像の取り込み時の露出を適正にするために、多段絞り13およびNDフィルタ15を制御する。前記被写体判別手段により、被写体画像内に強い光源があると判別された場合には、通過光の透過率の変化により光量を低減させるNDフィルタ15を可能な限り使用せずに、多段絞り13を優先的に機能させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディジタルカメラのような画像入力装置に係り、特に、高画質の画像を得るための光量調整技術の改良を図った画像入力装置に関するものである。
レンズに代表される光学系を用いて被写体像を結像する結像光学手段を用いた画像入力装置、例えばディジタルカメラ等、においては、被写体を撮像するに際して開口絞りを小さく絞り込むと、開口絞りの縁部における光の回折現象の影響によって被写体画像の画質が劣化する。そのため、高級機種のカメラでは、しばしば、ND(neutral density:中間濃度)フィルタ等を用いて透過光量を減少させる減光手段によって、開口絞りを絞り込むことなく減光することを可能として、開口絞りをある程度以上に絞り込む必要がないようにしている。
一方、各種のカメラによる撮影において、絞りによる撮影効果を利用して表現することが行われている。絞りによる撮影効果とは、絞り開口を小さく絞り込んで被写界深度を深くし、広い範囲でピントが合うようにして、パンフォーカス的な表現としたり、逆に、絞り開口を大きく開いて被写界深度を浅くし、注目する被写体以外の背景および前景を適度にぼかして、注目する被写体を浮き出させるような表現としたりすることである。特にハイエンドユーザ等と称される高度な撮影技術を駆使するユーザにおいては、このような絞りによる撮影効果を利用する表現は一般的であり、そのような絞りによる撮影効果を利用することが可能なカメラが要求される。このような効果を実現するために、高級機種には絞り開度を多段に制御し得る多段絞りが用いられることが多い。
上述した2つの要求を満たすためには、一般的な多段の開口絞りにNDフィルタを併用した多段絞りを用いることが有効である。このようにNDフィルタを併用した多段絞りが搭載されたシャッタユニットの一例の外観を図2に示している。図2において、多段絞り13は、一般に複数枚の絞り羽根を有して構成され、例えばパルスモータによりカムを介して各絞り羽根を駆動して、所望の開口径を得る構成となっている。多段絞り13の駆動源としてパルスモータを用いる場合には、絞り開口径は段階的に制御され、通常は、1パルス毎に1/2AV(aperture value:絞り開口値〜いわゆるアペックスシステムで用いられる)刻みまたは1パルス毎に1/3AV刻みで絞り開口径が変化するように設計される。NDフィルタ15は、通常、支持部材としての羽根部材にシート状のフィルタ部材を貼設して構成され、その羽根部材を光軸に対して進退移動させてフィルタ部材を光軸上に挿脱することによって、透過光量を制御する。
この場合、絞り開放状態にも対応して光量調整をすることが可能な大きさのNDフィルタを用いるようにしてもよいが、NDフィルタを構成するフィルタ部材は、それ自体もコストが嵩むため、若干小さめのフィルタ部材により構成されるNDフィルタであることが好ましい。
すなわち、露出制御プログラムの露出線図(図3、図4、図5、図6、図8および図10参照)として示される露出制御特性を構成することができるのであれば、開口絞りを若干絞った状態から適用することが可能な少し小さめのフィルタ部材を用いてNDフィルタを構成するようにする。このように小さめのフィルタ部材によるNDフィルタとすれば、それを保持し駆動する機構も小型化することが可能である。図2に示される例においては、多段絞り13が、絞り開放の絞り値から1AV以上絞った状態においてNDフィルタ15を使用することができるような、寸法関係の構成となっている。
上述のような高級機種に用いられるNDフィルタ併用タイプの多段絞りにおいては、開放状態または開放に近い状態から最小絞りに絞り込んだ状態までの間のいかなる絞り値においてもNDフィルタを使用することができるように構成される。このため、ある減光量が要求されると、それに対して、多段絞りのみで絞った場合と、多段絞りにNDフィルタを併用して減光した場合との2つのパターンが存在する場合がある。図9は、そのような場合の一例を示している。図9において網掛けして示した範囲は、多段絞りのみを使用する場合と、多段絞りにNDフィルタを併用する場合とが重複する範囲を示している。これを露出線図にあらわしたものが図10である。
図9および図10では、F5〜F9の6段階において、NDフィルタが挿入されない場合とNDフィルタが挿入される場合とが重複している。図9および図10では、絞りの開放状態を丸数字(丸で囲まれた数字であり、丸囲み数字または丸付き数字などと称されることもあるが、ここでは単に「丸数字」と称する)「1」として表記し、最小絞り状態を丸数字「12」で表記して12段階とし、各丸数字がそれぞれ多段絞りの絞り段階(「絞り何段」などという「絞り段数」とは異なる。なお、「絞り段数」は、一般にAV値に対応する)を示している。
なお、図9および図10においては、多段絞りの第9段階(丸数字「9」)〜第12段階(丸数字「12」)にNDフィルタを併用した場合についても示されているが、実際のカメラではLV18(LVは、light value:光量値〜アペックスシステムで用いられる)程度まで適用できれば充分であるため、これら4種類の減光状態は使用しない。また、図2に示される多段絞りの例においては、絞り開放から絞り値を1AV以上絞った状態においてNDフィルタ15を使用することができるようにしているため、第1段階(丸数字「1」)〜第3段階(丸数字「3」)についてはNDフィルタの併用に対応しておらず、また多くの場合、この範囲ではさほど絞り込んでいるわけではないので、回折による画質劣化の影響はほとんど無く、画質的にもNDフィルタの併用は必要でない。
このように、特定の被写体輝度に対して同一の減光状態が、絞りのみによる場合と絞りにNDフィルタを併用する場合との2通りが存在する場合には、どちらを用いるのが適切か、ということが問題となる。そこで、図12には、多段絞りのみによる減光方式とNDフィルタのみによる減光方式との得失を比較して示している。
カメラ等の画像入力装置において最も重要な事項は、如何にしてより良好な画質を得るかということであり、その場合に考慮すべき問題は、先に述べた小絞り時の画質の劣化の問題である。この小絞り時の画質の劣化が、NDフィルタを減光手段として用いる最大の理由であり、NDフィルタを使用することによって、小絞りを使用せずに済むようにして画質の劣化を排除する。図11に絞りと画質に対応する像性能(MTF)の関係の一例を示している。図11に示すように、開放絞りから1.5段絞り込んだ程度までは、ある程度良好なMTFを維持するが、それよりもさらに絞り込むと明らかにMTFが劣化する。このようなMTFの劣化を防ぐためには、NDフィルタによる減光方式を併用して、小絞りを用いずに済むようにすることが望ましい。
一方、多段絞りが使用される主な理由は、撮影者の意図に応じて被写界深度を制御することができることにある。近景から遠景までにわたる広い範囲にピントを合わせるためには、多段絞りにより絞りの開口を小さくして被写界深度を深くすることが要求される。
また、ゴーストや周辺光量低下の問題に関しても、多段絞りによる減光方式とNDフィルタによる減光方式とで差異が発生する。ゴーストに関しては、NDフィルタを挿入するNDフィルタ方式のほうが反射面が増加するので、不利であり、また、ゴーストが、絞りによって遮断されるような場合には、多段絞りによって絞り込めば、ゴーストは低減する。周辺光量の低下の問題については、一般的に絞り開口を小さく制御すれば、より均一に近くなって周辺光量の低下が改善されるが、NDフィルタでは周辺光量の低下は改善されない。
さらに、消費電力に関しても、多段絞りによる減光方式とNDフィルタによる減光方式とでは、差異がある。一般的に、多段絞りはパルスモータで駆動することが多く、二つのコイルを有するパルスモータは、消費電力が多くなりがちである。NDフィルタは、光軸上への挿入位置と光軸からの退避位置の2つの位置の間でしか移動しないため、1コイルのムービングマグネット等を用いることが可能であり、消費電力が少なくて済む。但し、どちらの方式にしても、極力動かさないことが消費電力を少なくするための最良の方法である。
このような技術的な背景において、多段絞りによる減光方式とNDフィルタによる減光方式の得失に対応させて、最適なカメラ制御方法を選択的に切り換え制御するようにした撮像装置が、例えば特許文献1(特開2003−134393号)等において提案されている。より具体的には、特許文献1には、開口絞りの制御手段と、NDフィルタ等を用いる透過率の制御手段とを組み合わせて制御する露出制御手段を備え、該露出制御手段は、被写界震度を優先するように開口絞りおよび透過率制御手段を制御する第1の動作モードを備えている。また、露出制御手段は、上述の第1の動作モードに加えて、解像度を優先するように開口絞りの制御手段および透過率の制御手段を制御する第2の動作モードを備え、撮影条件に応じて第1の動作モードおよび第2の動作モードを切り換えて制御する。
本出願人は、上述した特許文献1に示されるシステムをさらに改良し、NDフィルタ等を用いて透過率を変化させる制御手段の使用を必要最小限として構成する技術を、先に特願2005−303077号として提案している。
これらの先行技術をさらに改良して、より撮影者の意図に適合する画像を取得することができるようにするために、NDフィルタによって発生するゴーストの問題に着目した。まず、図12における「ゴースト」の項について詳細に検討する。
絞り開口による制御方式では、開口口径が小さくなると、絞りを開放した状態よりもゴーストが低減される可能性があるのに対し、NDフィルタによる制御方式では、逆に、NDフィルタの挿入による反射面の増加により、ゴーストが増加して画質が劣化する可能性がある。特に、絞り位置周辺にNDフィルタのような光軸に直角な面が存在すると、同じく光軸と直交するCCD(電荷結合素子)等の撮像素子近傍のいくつかの面、例えば、ローパスフィルタ、撮像素子のカバーガラス、さらには撮像面そのもの、との間での反射を生じ、ゴーストの原因となる場合が多い。
図13にNDフィルタに起因するゴーストの一例の発生原理の模式図を示している。まず、撮像面付近の平面、例えば、ローパスフィルタ、撮像素子のカバーガラス、または撮像面そのもの、を第1反射面とした光が絞り方向に戻って行き、NDフィルタ背面を第2反射面として再び反射して、撮像面に達しゴーストを発生する。これが、NDフィルタに起因して発生するゴーストの主なものである。第1反射面が撮像面付近の平面であるということは、撮影画面内の光が原因であることを示唆しており、画面内に太陽を入れて撮影した場合などに該当するので、一般的には、「ゴーストが発生しても止むを得ないような厳しい条件」と見なされ、許容してしまう場合も多い。しかしながら、多段絞りを用いるような高級機種においては、厳しい条件とはいえ、意図的にこのような作画をする場合も多く見受けられるため、ゴーストは極力低減することが望ましい。
特開2003−134393号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、絞り開口の大きさを変化させることにより通過光量を低減させる第1の減光手段と、通過する光の透過率を変化させることにより通過光量を低減させる第2の減光手段とを併用する画像入力装置において、第2の減光手段に起因するゴーストが発生し易い状況を検知認識し、ゴーストの発生を効果的に回避することを可能とする画像入力装置を提供することを目的としている。
本発明の請求項1の目的は、特に、被写体画面内に太陽のような高輝度部分がある場合における光の透過率調整方式の第2の減光手段に起因するゴーストの発生を抑制して、より高画質の画像を得ることを可能とする画像入力装置を提供することにある。
本発明の請求項2の目的は、特に、高画質化のために光の透過率調整方式の第2の減光手段を優先使用する場合における被写体画面内に太陽のような高輝度部分があるときの第2の減光手段に起因するゴーストの発生を抑制して、安定して高画質の画像を得ることを可能とする画像入力装置を提供することにある。
本発明の請求項3の目的は、特に、自動撮像制御によって光の透過率調整方式の第2の減光手段を優先使用する場合における被写体画面内に太陽のような高輝度部分があるときの第2の減光手段に起因するゴーストの発生を抑制して、より高画質の画像を得ることを可能とする画像入力装置を提供することにある。
本発明の請求項4の目的は、特に、ゴーストの発生原因となる被写体画面内における太陽のような高輝度部分の存在を、単純な処理で容易に判別することを可能とする画像入力装置を提供することにある。
本発明の請求項5の目的は、特に、ゴーストの発生原因となる被写体画面内における太陽のような高輝度部分の存在を、より正確に判別することを可能とする画像入力装置を提供することにある。
本発明の請求項6の目的は、特に、光の透過率調整方式の第2の減光手段を簡易に構成し得る画像入力装置を提供することにある。
本発明の請求項7の目的は、特に、絞り開度調整方式の第1の減光手段の絞り開度を高精度に且つ適確に調整し得る画像入力装置を提供することにある。
請求項1に記載した本発明に係る画像入力装置は、上述した目的を達成するために、
被写体像を所定の位置に結像させるための光学手段と、
前記光学手段の光軸上に位置し、絞り開口の大きさを変化させることにより通過光量を低減させる第1の減光手段と、
前記光学手段の光軸上に位置し、通過する光の透過率を変化させることにより通過光量を低減させる第2の減光手段と、
前記光学手段によって結像される被写体画像における輝度分布状況に基づき前記被写体画像内に強い光源があるか否かを判別する被写体判別手段と、
前記被写体画像の取り込み時の露出を適正にするために、前記第1および第2の減光手段を制御するとともに、前記被写体判別手段により、前記被写体画像内に強い光源があると判別された場合には、前記第1の減光手段を優先的に機能させる制御手段と、
を具備することを特徴としている。
請求項2に記載した本発明に係る画像入力装置は、上述した目的を達成するために、
被写体像を所定の位置に結像させるための光学手段と、
前記光学手段の光軸上に位置し、絞り開口の大きさを変化させることにより通過光量を低減させる第1の減光手段と、
前記光学手段の光軸上に位置し、通過する光の透過率を変化させることにより通過光量を低減させる第2の減光手段と、
前記光学手段によって結像される被写体画像における輝度分布状況に基づき前記被写体画像内に強い光源があるか否かを判別する被写体判別手段と、
高画質を要求する撮像モードを含む前記被写体画像取り込み時の撮像モードを選択的に設定するモード設定手段と、
前記被写体画像の取り込み時の露出を適正にするために、前記第1および第2の減光手段を制御するとともに、前記モード設定手段により、前記高画質を要求する撮像モードが設定された場合には、前記該2の減光手段を優先的に機能させ、且つ前記モード設定手段により、前記高画質を要求する撮像モードが設定された場合であっても、前記被写体判別手段により、前記被写体画像内に強い光源があると判別された場合のみにおいては、前記第1の減光手段を優先的に機能させる制御手段と、
を具備することを特徴としている。
請求項3に記載した本発明に係る画像入力装置は、上述した目的を達成するために、
被写体像を所定の位置に結像させるための光学手段と、
前記光学手段の光軸上に位置し、絞り開口の大きさを変化させることにより通過光量を低減させる第1の減光手段と、
前記光学手段の光軸上に位置し、通過する光の透過率を変化させることにより通過光量を低減させる第2の減光手段と、
前記光学手段によって結像される被写体画像における輝度分布状況に基づき前記被写体画像内に強い光源があるか否かを判別する被写体判別手段と、
ユーザによる特別な操作を必要としない全自動の撮像モードを含む前記被写体画像取り込み時の撮像モードを選択的に設定するモード設定手段と、
前記被写体画像の取り込み時の露出を適正にするために、前記第1および第2の減光手段を制御するとともに、前記モード設定手段により、前記全自動の撮像モードが設定された場合には、前記該2の減光手段を優先的に機能させ、且つ前記モード設定手段により、前記全自動の撮像モードが設定された場合であっても、前記被写体判別手段により、前記被写体画像内に強い光源があると判別された場合のみにおいては、前記第1の減光手段を優先的に機能させる制御手段と、
を具備することを特徴としている。
請求項4に記載した本発明に係る画像入力装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項の画像入力装置であって、前記被写体判別手段は、前記被写体画像の画面内に所定の輝度値を超える輝度部分が存在する場合に、被写体内に強い光源があると判定する手段を含むことを特徴としている。
請求項5に記載した本発明に係る画像入力装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項の画像入力装置であって、前記被写体判別手段は、前記被写体画像における、画面の平均輝度と当該画面内の所定の輝度値を超える部分の輝度との比率が所定値を超える場合に、被写体内に強い光源があると判定する手段を含むことを特徴としている。
請求項6に記載した本発明に係る画像入力装置は、請求項1〜請求項5のいずれか1項の画像入力装置であって、前記第2の減光手段は、NDフィルタを含むことを特徴としている。
請求項7に記載した本発明に係る画像入力装置は、請求項1〜請求項6のいずれか1項の画像入力装置であって、前記第1の減光手段は、絞り開口の開度を多段に制御する多段絞りを含むことを特徴としている。
本発明によれば、絞り開口の大きさを変化させることにより通過光量を低減させる第1の減光手段と、通過する光の透過率を変化させることにより通過光量を低減させる第2の減光手段とを併用する画像入力装置において、第2の減光手段に起因するゴーストが発生し易い状況を検知認識し、ゴーストの発生を効果的に回避することを可能とする画像入力装置を提供することができる。
すなわち、本発明の請求項1の画像入力装置によれば、被写体像を所定の位置に結像させるための光学手段と、前記光学手段の光軸上に位置し、絞り開口の大きさを変化させることにより通過光量を低減させる第1の減光手段と、前記光学手段の光軸上に位置し、通過する光の透過率を変化させることにより通過光量を低減させる第2の減光手段と、前記光学手段によって結像される被写体画像における輝度分布状況に基づき前記被写体画像内に強い光源があるか否かを判別する被写体判別手段と、前記被写体画像の取り込み時の露出を適正にするために、前記第1および第2の減光手段を制御するとともに、前記被写体判別手段により、前記被写体画像内に強い光源があると判別された場合には、前記第1の減光手段を優先的に機能させる制御手段と、を具備することによって、特に、被写体画面内に太陽のような高輝度部分がある場合における光の透過率調整方式の第2の減光手段に起因するゴーストの発生を抑制して、より高画質の画像を得ることが可能となる。
また、本発明の請求項2の画像入力装置によれば、被写体像を所定の位置に結像させるための光学手段と、前記光学手段の光軸上に位置し、絞り開口の大きさを変化させることにより通過光量を低減させる第1の減光手段と、前記光学手段の光軸上に位置し、通過する光の透過率を変化させることにより通過光量を低減させる第2の減光手段と、前記光学手段によって結像される被写体画像における輝度分布状況に基づき前記被写体画像内に強い光源があるか否かを判別する被写体判別手段と、高画質を要求する撮像モードを含む前記被写体画像取り込み時の撮像モードを選択的に設定するモード設定手段と、前記被写体画像の取り込み時の露出を適正にするために、前記第1および第2の減光手段を制御するとともに、前記モード設定手段により、前記高画質を要求する撮像モードが設定された場合には、前記該2の減光手段を優先的に機能させ、且つ前記モード設定手段により、前記高画質を要求する撮像モードが設定された場合であっても、前記被写体判別手段により、前記被写体画像内に強い光源があると判別された場合のみにおいては、前記第1の減光手段を優先的に機能させる制御手段と、を具備することによって、特に、高画質化のために光の透過率調整方式の第2の減光手段を優先使用する場合における被写体画面内に太陽のような高輝度部分があるときの第2の減光手段に起因するゴーストの発生を抑制して、安定して高画質の画像を得ることが可能となる。
さらに、本発明の請求項3の画像入力装置によれば、被写体像を所定の位置に結像させるための光学手段と、前記光学手段の光軸上に位置し、絞り開口の大きさを変化させることにより通過光量を低減させる第1の減光手段と、前記光学手段の光軸上に位置し、通過する光の透過率を変化させることにより通過光量を低減させる第2の減光手段と、前記光学手段によって結像される被写体画像における輝度分布状況に基づき前記被写体画像内に強い光源があるか否かを判別する被写体判別手段と、ユーザによる特別な操作を必要としない全自動の撮像モードを含む前記被写体画像取り込み時の撮像モードを選択的に設定するモード設定手段と、前記被写体画像の取り込み時の露出を適正にするために、前記第1および第2の減光手段を制御するとともに、前記モード設定手段により、前記全自動の撮像モードが設定された場合には、前記該2の減光手段を優先的に機能させ、且つ前記モード設定手段により、前記全自動の撮像モードが設定された場合であっても、前記被写体判別手段により、前記被写体画像内に強い光源があると判別された場合のみにおいては、前記第1の減光手段を優先的に機能させる制御手段と、を具備することによって、特に、自動撮像制御によって光の透過率調整方式の第2の減光手段を優先使用する場合における被写体画面内に太陽のような高輝度部分があるときの第2の減光手段に起因するゴーストの発生を抑制して、より高画質の画像を得ることが可能となる。
本発明の請求項4の画像入力装置によれば、請求項1〜請求項3のいずれか1項の画像入力装置において、前記被写体判別手段は、前記被写体画像の画面内に所定の輝度値を超える輝度部分が存在する場合に、被写体内に強い光源があると判定する手段を含むことによって、特に、ゴーストの発生原因となる被写体画面内における太陽のような高輝度部分の存在を、単純な処理で容易に判別することが可能となる。
本発明の請求項5の画像入力装置によれば、請求項1〜請求項3のいずれか1項の画像入力装置において、前記被写体判別手段は、前記被写体画像における、画面の平均輝度と当該画面内の所定の輝度値を超える部分の輝度との比率が所定値を超える場合に、被写体内に強い光源があると判定する手段を含むことによって、特に、ゴーストの発生原因となる被写体画面内における太陽のような高輝度部分の存在を、より正確に判別することが可能となる。
本発明の請求項6の画像入力装置によれば、請求項1〜請求項5のいずれか1項の画像入力装置において、前記第2の減光手段は、NDフィルタを含むことによって、特に、光の透過率調整方式の第2の減光手段を簡易に構成することが可能となる。
本発明の請求項7の画像入力装置によれば、請求項1〜請求項6のいずれか1項の画像入力装置において、前記第1の減光手段は、絞り開口の開度を多段に制御する多段絞りを含むことによって、特に、絞り開度調整方式の第1の減光手段の絞り開度を高精度に且つ適確に調整することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態に基づき、図面を参照して本発明の画像入力装置を詳細に説明する。
図1および図2は、本発明に係る画像入力装置の実施の形態としてのディジタルカメラの構成を説明するための図であり、このうち、図1は、ディジタルカメラの制御系の構成を示すブロック図そして図2は、図1のディジタルカメラに使用されるNDフィルタを併用し得る多段絞り付きシャッタユニットの構成を模式的に示す背面図である。
図1に示すディジタルカメラは、第1のレンズ群11、第2のレンズ群12、多段絞り13、シャッタ14、NDフィルタ15、固体撮像素子16、撮像処理部17、A/D(アナログ−ディジタル)変換部18、信号処理部19、バスライン20、システムコントローラ21、ROM(リードオンリメモリ)22、RAM(ランダムアクセスメモリ)23、操作部24、モード設定部25、メモリカード26、内蔵メモリ27、モニタドライバ28、モニタ29、モータドライバ30、レンズモータ31、絞りモータ32、シャッタモータ33およびフィルタモータ34を具備している。
第1のレンズ群11、第2のレンズ群12、多段絞り13、シャッタ14およびNDフィルタ15は、図示していない撮像レンズ鏡筒内に組み込まれており、被写体像を結像させるための光学手段10を構成している。第1のレンズ群11および第2のレンズ群12は、撮影レンズを構成し、これら第1のレンズ群11および第2のレンズ群12の全体またはいずれか一方を光軸に沿って移動させることによって焦点合わせつまりフォーカシングを行うようにしている。これら第1のレンズ群11と第2のレンズ群12とを独立して且つ所定の移動軌跡に従って連係的に移動させることによってズーミングを行うズーム機構が組み込まれていてもよい。第1のレンズ群11と第2のレンズ群12の間に多段絞り13、シャッタ14およびNDフィルタ15が組み込まれる。これら多段絞り13、シャッタ14およびNDフィルタ15は、しばしば図2に示すようなシャッタユニット40として構成する。なお、多段絞り13は、例えば複数の絞り羽根を移動させて絞り開度を多段に調整し得る絞り機構を含み、シャッタ14は、絞り開口を開閉する。なお、多段絞り13とシャッタ14は、各独立に構成してもよいが、多段絞り13の絞り羽根によって開口を開閉し得るようにして、同一の絞り羽根を用いた単一の機構によって多段絞り13およびシャッタ14の双方の機能を呈するようにしてもよい。NDフィルタ15は、光軸にほぼ直交する方向に進退移動させ得るようにして、光軸上に挿入したり、光路から退避させたりすることができるようにする。
第1のレンズ群11および第2のレンズ群12は、レンズモータ31によって光軸に沿って駆動され、多段絞り13は、絞りモータ32によって絞り開度が調整され、シャッタ14は、シャッタモータ33によって開閉駆動され、NDフィルタ15は、フィルタモータ34によって光軸方向に進退駆動される。各モータ31〜34は、システムコントローラ21により制御されるモータドライバ30によって駆動制御される。
光学手段10の第1のレンズ群11および第2のレンズ群12によって、CCD(電荷結合素子)イメージセンサ等の固体撮像素子16の入力面上に被写体光学像が結像され、固体撮像素子16において、画素毎の電気信号に変換される。固体撮像素子16の各画素の電気信号は、撮像処理部17によって取り出され、A/D変換部18でディジタル進行に変換されて、信号処理部19に入力される。信号処理部19、システムコントローラ21、制御プログラムを格納したROM22、データを格納するRAM23、着脱可能なメモリカード26、内蔵メモリ27およびモニタドライバ28は、バスライン20を介して相互に接続されている。システムコントローラ21は、例えばマイクロプロセッサ等を用いて構成されるCPU(中央制御処理ユニット)を含んで構成され、操作部24からの操作入力またはその他の入力データに基づき、ROM22に格納されている制御プログラムに従って当該ディジタルカメラのシステムを制御する。
操作部24は、当該ディジタルカメラの動作モードをシステムコントローラ21に設定するためのモード設定部25を有している。モニタドライバ28は、システムコントローラ21の制御によって、液晶ディスプレイ(LCD)等のモニタ29を駆動して、撮像された被写体画像をリアルタイムでモニタ29の画面上に表示し、あるいはメモリカード26または内蔵メモリ27に格納された撮像済みの画像およびその他の種々の撮影データをモニタ29の画面上に適宜表示するようになっている。
図2に示すシャッタユニットは、図2には明確には示されていないシャッタ14(独立のシャッタ羽根によって構成される場合もあるが、多段絞り13がシャッタ14の機能を兼ねている場合もある)と共に、多段絞り13およびNDフィルタ15を有している。多段絞り13は、一般に複数枚の絞り羽根を有して構成され、例えばパルスモータによりカムを介して各絞り羽根を駆動して、所望の開口径を得る構成となっている。多段絞り13の駆動源としてパルスモータを用いる場合には、絞り開口径は段階的に制御され、通常は、1パルス毎に1/2AV刻みまたは1パルス毎に1/3AV刻みで絞り開口径が変化するように設計される。NDフィルタ15は、支持部材としての羽根部材15aにシート状のフィルタ部材15bを貼設して構成され、その羽根部材を光軸方向に進退移動させてフィルタ部材を光軸上に挿脱することによって、透過光量を制御する。この場合、絞り開放状態にも対応して光量調整をすることが可能な大きさのNDフィルタを用いるようにしてもよいが、NDフィルタを構成するフィルタ部材は、それ自体もコストが嵩むため、若干小さめのフィルタ部材により構成されるNDフィルタであることが好ましい。
すなわち、露出制御プログラムの露出線図(図3、図4、図5、図6、図8および図10参照)として示される露出制御特性を構成することができるのであれば、開口絞りを若干絞った状態から適用することが可能な少し小さめのフィルタ部材を用いてNDフィルタを構成するようにする。このように小さめのフィルタ部材によるNDフィルタとすれば、それを保持し駆動する機構も小型化することが可能である。図2に示される例においては、多段絞り13が、絞り開放の絞り値から1AV以上絞った状態においてNDフィルタ15を使用することができるような、寸法関係の構成となっている。
多段絞り13の具体的な構成は、絞り開度、例えば絞り開口径、を複数段階に調整することができるものであれば、どのようなものでもよい。NDフィルタ15の作動機構の構成も、上述した構成に限らず、NDフィルタ15を、撮像光路の光軸上に挿入し、且つ光路から退避させることができる機構であればどのようなものでもよい。
本発明に係る画像入力装置は、既に述べたように、被写体像を所定の位置に結像させるための光学手段と、前記光学手段の光軸上に位置し、絞り開口の大きさを変化させることにより通過光量を低減させる第1の減光手段と、前記光学手段の光軸上に位置し、通過する光の透過率を変化させることにより通過光量を低減させる第2の減光手段と、前記光学手段によって結像される被写体画像における輝度分布状況に基づき前記被写体画像内に強い光源があるか否かを判別する被写体判別手段と、前記被写体画像の取り込み時の露出を適正にするために、前記第1および第2の減光手段を制御する制御手段とを有しており、さらに次のうちの少なくともいずれかの特徴を有している。(1)前記制御手段は、前記被写体判別手段により、前記被写体画像内に強い光源があると判別された場合には、前記第1の減光手段を優先的に機能させること、(2)高画質を要求する撮像モードを含む前記被写体画像取り込み時の撮像モードを選択的に設定するモード設定手段を有し、さらに前記制御手段は、前記モード設定手段により、前記高画質を要求する撮像モードが設定された場合には、前記該2の減光手段を優先的に機能させ、且つ前記モード設定手段により、前記高画質を要求する撮像モードが設定された場合であっても、前記被写体判別手段により、前記被写体画像内に強い光源があると判別された場合のみにおいては、前記第1の減光手段を優先的に機能させること、(3)ユーザによる特別な操作を必要としない全自動の撮像モードを含む前記被写体画像取り込み時の撮像モードを選択的に設定するモード設定手段を有し、さらに前記制御手段は、前記モード設定手段により、前記全自動の撮像モードが設定された場合には、前記該2の減光手段を優先的に機能させ、且つ前記モード設定手段により、前記全自動の撮像モードが設定された場合であっても、前記被写体判別手段により、前記被写体画像内に強い光源があると判別された場合のみにおいては、前記第1の減光手段を優先的に機能させること、である。
すなわち、第1の減光手段を優先的に機能させる場合には、光量調整に際して極力第2の減光手段を使用せずに可能な限り第1の減光手段による光量調整を使用するように、言い換えれば、可能な限り絞り開口の大きさとシャッタ速度との制御によって光量を調整し、透過率による光量調整を極力使用しないようにする。そして、第2の減光手段を優先的に機能させる場合には、光量調整に際して可能な限り第1の減光手段を使用せずに極力第2の減光手段による光量調整を使用するように、言い換えれば、極力、透過率による減光とシャッタ速度との制御によって光量を調整し、可能な限り絞り開口の大きさによる光量調整を使用しないようにする。図1および図2に示す多段絞り13が第1の減光手段に相当し、NDフィルタ15が第2の減光手段に相当する。図1において、ROM22に格納される制御プログラムに従って動作するシステムコントローラ21が、制御手段に相当する。ROM22に格納される制御プログラムに従って動作するシステムコントローラ21は、さらに、固体撮像素子16、撮像処理部17、A/D変換部18および信号処理部19とともに被写体判別手段としても機能する。また、操作部24のモード設定部25は、モード設定手段として機能し、システムコントローラ21は、このモード設定部25で設定された動作モードに応じて光量調整動作を行う。次に、各種動作モードにおける第1および第2の減光手段の制御動作を具体的に説明する。
まず、本発明に係る画像入力装置の第1の実施の形態である総合画質優先モードの場合の通常の被写体に対する制御、すなわち総合画質優先モードの通常時の制御について、図3に示す露出線図を参照して説明する。この総合画質優先モードは、図11における像性能(MTF)に、ゴーストおよび周辺光量を勘案して、最適な高画質画像を得ることができるようにするものであり、図3に示す通常の状況における総合画質優先モードとは、被写体画像の画面内にゴーストの発生原因となる太陽のような極端な高輝度部分が存在しない場合である。図11に関連して説明したように、多段絞り13の絞り開口を絞って開口径を減小させた場合には、像性能を決定する解像度は低下するのであるが、−1.5AV程度までの範囲については像性能は大きく劣化するわけではなく、−1AV程度までは像性能の劣化を考慮しなくともほとんど問題はない(このような観点から、図2に関連して説明したように、多段絞り13が、絞り開放の絞り値から1AV以上絞り込んだ状態においてのみNDフィルタ15を使用することができるようにしている)。これに対して、ゴーストは、多段絞りを開放絞りから少しでも絞り込むことで減少する場合がある。さらに、周辺光量は、少しでも絞り込むことによって明確に改善される。
このような事情を考慮して、総合的に良好な画質を得るように設定するのが、図3に露出線図を示した総合画質優先モードである。
図3において、横軸は、シャッタ速度およびこれに対応するTV(time value:露光時間値、つまりシャッタ開時間値、〜アペックスシステムで用いられる)、縦軸は第1の減光手段による絞り開口値およびこれに対応するAVである。すなわち、露光時間について、TV4は1/16秒に対応し、TV5は1/30秒に対応し、TV6は1/60秒に対応し、TV7は1/125秒に対応し、TV8は1/250秒に対応し、TV9は1/500秒に対応し、TV10は1/1000秒に対応し、TV11は1/2000秒に対応し、TV12は1/4000秒に対応しており、絞り開度について、AV1はF1.4に対応し、AV2はF2に対応し、AV3はF2.8に対応し、AV4はF4に対応し、AV5はF5.6に対応し、AV6はF8に対応し、AV7はF11に対応し、AV8はF16に対応している。丸数字は、光量調整における絞り調整の各段階を示していて、1/3AVつまり1/3LV刻みで光量調整をすることができるようになっている。横軸に平行な太線が、使用する減光方式のプログラムを示している。
図3の露出線図における被写体輝度に対応するLVの小さな状態からLVが大きな状態に至るまでの露出制御は、次のようになる。
LVが最も小さな部分に対応する丸数字「1」は多段絞り13が開放絞り(この場合F2.5)である状態を示しており、この絞り状態において被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/16秒から1/125秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。丸数字「1」の開放絞りでシャッタ速度が1/125秒の状態において、多段絞り13を開放から1AVだけ絞り込んだ丸数字「4」で同等のLVが得られるシャッタ速度(1/60秒)の状態に移行する。丸数字「4」は多段絞り13を1AVだけ絞り込んだ状態を示しており、この絞り状態において被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/60秒から1/1000秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。
次に、多段絞り13が開放から1段(1AV)絞り込んだ丸数字「4」の状態で且つシャッタ速度1/1000秒の状態から多段絞り13を開放から1段(1AV)絞り込んだ丸数字「4」の状態に第2の減光手段としてのNDフィルタ15を加えて同等のLVが得られるシャッタ速度(1/250秒)の状態に移行する。多段絞り13を1段絞り込み(丸数字「4」)且つNDフィルタ15を併用した状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/250秒から1/1000秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。さらに、丸数字「4」でNDフィルタ15を併用し且つシャッタ速度1/1000秒の状態から多段絞り13を1段階(この場合1/3AV)絞り込んだF4に相当する丸数字「5」でNDフィルタ15を併用して同等のLVが得られるシャッタ速度(1/800秒程度)の状態に移行する。丸数字「5」で且つNDフィルタ15を併用した状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/800秒程度から1/1300秒程度までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。丸数字「5」でNDフィルタ15を併用し且つシャッタ速度1/1300秒程度の状態から多段絞り13を1段階(1/3AV)絞り込んだ丸数字「6」でNDフィルタ15を併用して同等のLVが得られるシャッタ速度(1/1000秒程度)の状態に移行する。
丸数字「6」で且つNDフィルタ15を併用した状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/1000秒程度から1/1300秒程度までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。そして、丸数字「6」でNDフィルタ15を併用し且つシャッタ速度1/1300秒程度の状態から多段絞り13を1段階(1/3AV)絞り込んだ丸数字「7」でNDフィルタ15を併用して同等のLVが得られるシャッタ速度(1/1000秒強)の状態に移行する。丸数字「7」で且つNDフィルタ15を併用した状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/1000秒強から1/1300秒程度までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。丸数字「7」でNDフィルタ15を併用し且つシャッタ速度1/1300秒程度の状態から多段絞り13をさらに1段階(1/3AV)絞り込んでF5.6とした丸数字「8」でNDフィルタ15を併用して同等のLVが得られるシャッタ速度(1/1000秒強)の状態に移行する。丸数字「8」で且つNDフィルタ15を併用した状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/1000秒強から1/2000秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。
このように、通常の被写体状況での総合画質優先モードにおいては、多段絞り13を開放から1段絞り込んだ状態にNDフィルタ15を併用し、シャッタ速度の切り換えで適正露光を得る領域が比較的広範囲に設定され、被写体輝度が高くなってもNDフィルタ15を併用することによって、多段絞りをあまり小さく絞り込まないようになっている。このようにすることにより、小絞りによる解像力の低下を防止している。
次に、上述した本発明に係る画像入力装置の第1の実施の形態である総合画質優先モードにおいて、例えば、ROM22に格納される制御プログラムに従って動作するシステムコントローラ21が、固体撮像素子16、撮像処理部17、A/D変換部18および信号処理部19とともに機能する被写体判別手段によって、被写体画像の画面内の輝度分布を検知弁別することなどによって、画面内に太陽や照明のような高輝度被写体が存在することがわかっている場合、すなわちゴーストの発生が懸念されるゴースト懸念時の総合画質優先モードについて、図4に示す露出線図を参照して説明する。この総合画質優先モードのゴースト懸念時の露出制御は、図3に示した通常時の制御動作と異なり、ゴーストの発生を極力防止してしかも回折に起因する解像力低下の影響を最低限にするものである。
すなわち、図4の露出線図における被写体輝度に対応するLVの小さな状態からLVが大きな状態に至るまでの露出制御は、次のようになる。
LVが最も小さな部分に対応する丸数字「1」は多段絞り13が開放絞り(F2.5)である状態を示しており、この絞り状態において被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/16秒から1/125秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。丸数字「1」の開放絞りでシャッタ速度が1/125秒の状態において、多段絞り13を開放から1AVだけ絞り込んだ丸数字「4」で同等のLVが得られるシャッタ速度(1/60秒)の状態に移行する。丸数字「4」は多段絞り13を1AVだけ絞り込んだ状態を示しており、この絞り状態において被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/60秒から1/1000秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する(ここまでは、図3に示した総合画質優先モードの通常時と全く同様である)。
次に、多段絞り13が丸数字「4」で且つシャッタ速度1/1000秒の状態から多段絞り13を丸数字「4」の状態から1段階(1/3AV)絞り込んだF4(AV4)に相当する丸数字「5」で且つ同等のLVが得られるシャッタ速度(1/800秒程度)の状態に移行する。丸数字「5」の状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/800秒程度から1/1300秒程度までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。次に、多段絞り13が丸数字「5」で且つシャッタ速度1/1300秒程度の状態から多段絞り13をさらに1段階(1/3AV)絞り込んだ丸数字「6」で且つ同等のLVが得られるシャッタ速度(1/1000秒強)の状態に移行する。丸数字「6」の状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/1000秒強から1/1300秒程度までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。次に、多段絞り13が丸数字「6」で且つシャッタ速度1/1300秒程度の状態から多段絞り13をさらに1段階(1/3AV)絞り込んだ丸数字「7」で且つ同等のLVが得られるシャッタ速度(1/1000秒強)の状態に移行する。丸数字「7」の状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/1000秒強から1/1300秒程度までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。
さらに、多段絞り13が丸数字「7」で且つシャッタ速度1/1300秒程度の状態から多段絞り13をさらに1段階(1/3AV)絞り込んだF5.6(AV5)に相当する丸数字「8」で且つ同等のLVが得られるシャッタ速度(1/1000秒強)の状態に移行する。丸数字「8」の状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/1000秒強から1/2000秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。次に、多段絞り13が丸数字「8」で且つシャッタ速度1/2000秒の状態から多段絞り13をさらに1段階(1/3AV)絞り込んだ丸数字「9」で且つ同等のLVが得られるシャッタ速度(1/1500秒程度)の状態に移行する。丸数字「9」の状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/1500秒程度から1/2000秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。次に、多段絞り13が丸数字「9」で且つシャッタ速度1/2000秒の状態から多段絞り13をさらに1段階(1/3AV)絞り込んだ丸数字「10」で且つ同等のLVが得られるシャッタ速度(1/1500秒程度)の状態に移行する。丸数字「10」の状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/1500秒程度から1/2000秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。
さらに、多段絞り13が丸数字「10」で且つシャッタ速度1/2000秒の状態から多段絞り13をさらに1段階(1/3AV)絞り込んだF8(AV6)に相当する丸数字「11」で且つ同等のLVが得られるシャッタ速度(1/1500秒程度)の状態に移行する。丸数字「11」の状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/1500秒程度から1/2000秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。次に、多段絞り13が丸数字「11」で且つシャッタ速度1/2000秒の状態から多段絞り13をさらに1段階(1/3AV)絞り込んだ丸数字「12」で且つ同等のLVが得られるシャッタ速度(1/1500秒程度)の状態に移行する。丸数字「12」の状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/1500秒程度から1/2000秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。そして、多段絞り13が丸数字「12」で且つシャッタ速度1/2000秒の状態から多段絞り13をF5.6とした丸数字「8」でNDフィルタ15を併用して同等のLVが得られるシャッタ速度(1/1200秒程度)の状態に移行する。丸数字「8」で且つNDフィルタ15を併用した状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/1200秒程度から1/2000秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。
このように、総合画質優先モードにおいてゴーストが発生しがちな被写体状況にあるゴースト懸念時には、通常時とは異なり、NDフィルタ15を極力使わないようにするプログラム構成となっており、しかも小絞り時における回折による解像力低下の影響を最低限とするために、極力大き目の絞り開口となるように、小刻みに絞りを変更するようにしている。絞り開口を絞り込んだ際の解像力(MTF)の低下については、図11に示す絞り開口の変化に対応する解像力(MTF)の変動の一例を参照されたい。
上述した実施の形態における総合画質優先モードにおいては、通常の被写体時には、所定の絞り開口の大きさまでは第1の減光手段であある多段絞りによる光量調整を優先し、所定の絞り開口の大きさよりも減光すべき状況では第2の減光手段であるNDフィルタによる光量調整を優先して露出の適正化を行って、より高画質な画像を得ることができ、特に多段絞りを開放から1段絞り込んだ状態にNDフィルタを併用し、シャッタ速度の切り換えで適正露光を得る領域が優先されて比較的広範囲に設定され、被写体輝度が高くなってもNDフィルタの併用によって、多段絞りをあまり小さく絞り込まないようにして、小絞りによる解像力の低下を防止している。
この総合画質優先モードにおいては、例えば、ROM22に格納される制御プログラムに従って動作するシステムコントローラ21が、固体撮像素子16、撮像処理部17、A/D変換部18および信号処理部19とともに機能する被写体判別手段によって、被写体画像の画面内の輝度分布を検知弁別することなどによって、画面内に太陽のような高輝度被写体が存在すると判別された場合、すなわちゴーストの発生が懸念される場合には、ゴースト懸念時の動作となる。この総合画質優先モードのゴースト懸念時の露出制御は、上述した通常時の制御動作と異なり、ゴーストの発生を極力防止してしかも回折に起因する解像力低下の影響が最低限となる。
なお、上述したゴースト懸念時の制御は、特別な撮影モードに設定されている場合に限られるものではなく、一般的な動作モードに適用してもよく、この動作モードでも従来技術より高品質の画像を得ることができる。
高画質の画像を得るのに最も適する実施の形態は、上述した図3および図4の露出線図に従った総合画質優先モードであるが、カメラ等の画像入力装置においては、図12の最後の項目として挙げられている消費電力も重要な要素として求められる。すなわち、画質だけを考えると、図3および図4に露出線図を示す第1の実施の形態による総合画質優先モードが最も望ましいものと考えられるが、カメラ等の画像入力装置においてユーザによる特別な操作を必要としない全自動制御の撮像モードとしてのオートモードは、消費電力も考慮して消費電力の少ない制御プログラムであることが好ましい。このような要求に対応したオートモードが本発明に係る第2の実施の形態であり、その露出線図を、被写体画像の画面内にゴーストの発生原因となる太陽のような極端な高輝度部分が存在しない通常時と、被写体画像の画面内にゴーストの発生原因となる太陽のような極端な高輝度部分が存在するゴースト懸念時とにおける制御の露出線図をそれぞれ図5と図6とに示している。
まず、本発明に係る画像入力装置の第2の実施の形態であるオートモードの場合の通常の被写体に対する制御、すなわちオートモードの通常時の制御について、図5に示す露出線図を参照して説明する。消費電力を考慮しつつ良好な画質を得るように設定するのが図5に露出線図を示したオートモードの通常時の制御である。図5に示した露出線図においても、横軸は、シャッタ速度およびこれに対応するTV、縦軸は第1の減光手段による絞り開口値およびこれに対応するAVである。丸数字は、光量調整における絞り調整の各段階を示していて、1/3AVつまり1/3LV刻みで光量調整をすることができるようになっている。横軸に平行な太線が、使用する減光方式のプログラムを示している。
図5の露出線図における被写体輝度に対応するLVの小さな状態からLVが大きな状態に至るまでの露出制御は、次のようになる。
LVが最も小さな部分に対応する丸数字「1」は多段絞り13が開放絞り(F2.5)である状態を示しており、この絞り状態において被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/16秒から1/125秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。丸数字「1」の開放絞りでシャッタ速度が1/125秒の状態において、多段絞り13を開放から1AVだけ絞り込んだ丸数字「4」で同等のLVが得られるシャッタ速度(1/60秒)の状態に移行する。丸数字「4」は多段絞り13を1AVだけ絞り込んだ状態を示しており、この絞り状態において被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/60秒から1/1000秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。
次に、多段絞り13が開放から1段(1AV)絞り込んだ丸数字「4」の状態で且つシャッタ速度1/1000秒の状態から多段絞り13を開放から1段(1AV)絞り込んだ丸数字「4」の状態に第2の減光手段としてのNDフィルタ15を加えて同等のLVが得られるシャッタ速度(1/250秒)の状態に移行する。多段絞り13を1段絞り込み(丸数字「4」)且つNDフィルタ15を併用した状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/250秒から1/1000秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。さらに、丸数字「4」でNDフィルタ15を併用し且つシャッタ速度1/1000秒の状態から多段絞り13を2段階(2/3AV)絞り込んだ丸数字「6」でNDフィルタ15を併用して同等のLVが得られるシャッタ速度(1/600秒程度)の状態に移行する。丸数字「6」で且つNDフィルタ15を併用した状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/600秒程度から1/1100秒程度までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。丸数字「6」でNDフィルタ15を併用し且つシャッタ速度1/1100秒程度の状態から多段絞り13を2段階(2/3AV)絞り込んだ丸数字「8」でNDフィルタ15を併用して同等のLVが得られるシャッタ速度(1/800秒程度)の状態に移行する。丸数字「8」で且つNDフィルタ15を併用した状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/800秒程度から1/2000秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。
このように、通常の被写体状況でのオートモードにおいては、図5において、図3と同様に、丸数字の「4」は多段絞り13を開放絞りから1段(1AV)絞った絞り値を示しており、この1段絞った絞り値にNDフィルタ15を付加した状態を優先しつつ、さらに減光が必要な領域に関しては、機構的な駆動を極力少なくなるようにしたものである。図3では、開放絞りから1.33段(1.33AV)絞った丸数字「5」+NDフィルタ、1.66段(1.66AV)絞った丸数字「6」+NDフィルタ、2段(2AV)絞った丸数字「7」+NDフィルタを使用しているのに対し、図5では、これらすべての部分を開放絞りから2段絞った丸数字「7」+NDフィルタで代用している。図11を参照すると、開放絞りから1.33段絞った絞り値+NDフィルタ(=AV4+NDフィルタ)、開放絞りから1.66段絞った絞り値+NDフィルタ(=AV4.3++NDフィルタ)、開放絞りから2段絞った絞り値++NDフィルタ(=AV4.6++NDフィルタ)で、MTFは徐々に低下するが、極端に低下するわけではない。したがって、開放絞りから2段絞った絞り値++NDフィルタでも許容できるというような場合には、図5に示すように、多段絞りを数段階飛ばして絞り込んでこれにNDフィルタを付加する。このようにすれば、多段絞りの機構的な動作を極力少なくした光量調整モードを設定することができ、消費電力を低減することができる。
次に、上述した本発明に係る画像入力装置の第2の実施の形態であるオートモードにおいて、被写体判別手段によって、被写体画像の画面内の輝度分布を検知弁別することなどによって、画面内に太陽のような高輝度被写体が存在することがわかっている場合、すなわちゴーストの発生が懸念されるゴースト懸念時のオートモードについて、図6に示す露出線図を参照して説明する。このオートモードのゴースト懸念時の露出制御は、図5に示した通常時の制御動作と異なり、消費電力を考慮しつつゴーストの発生を極力防止し、回折に起因する解像力低下の影響を最低限にするものである。
すなわち、図6の露出線図における被写体輝度に対応するLVの小さな状態からLVが大きな状態に至るまでの露出制御は、次のようになる。
LVが最も小さな部分に対応する丸数字「1」は多段絞り13が開放絞り(F2.5)である状態を示しており、この絞り状態において被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/16秒から1/125秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。丸数字「1」の開放絞りでシャッタ速度が1/125秒の状態において、多段絞り13を開放から1AVだけ絞り込んだ丸数字「4」で同等のLVが得られるシャッタ速度(1/60秒)の状態に移行する。丸数字「4」は多段絞り13を1AVだけ絞り込んだ状態を示しており、この絞り状態において被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/60秒から1/1000秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。
次に、多段絞り13が丸数字「4」で且つシャッタ速度1/1000秒の状態から多段絞り13を丸数字「4」の状態から2段階(2/3AV)絞り込んだ丸数字「6」で且つ同等のLVが得られるシャッタ速度(1/600秒程度)の状態に移行する。丸数字「6」の状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/600秒程度から1/1300秒程度までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。次に、多段絞り13が丸数字「6」で且つシャッタ速度1/1300秒程度の状態から多段絞り13をさらに2段階(2/3AV)絞り込んだF5.6(AV5)に相当する丸数字「8」で且つ同等のLVが得られるシャッタ速度(1/900秒程度)の状態に移行する。丸数字「8」の状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/900秒程度から1/2000秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。
次に、多段絞り13が丸数字「8」で且つシャッタ速度1/2000秒の状態から多段絞り13をさらに2段階(2/3AV)絞り込んだ丸数字「10」で且つ同等のLVが得られるシャッタ速度(1/1300秒程度)の状態に移行する。丸数字「10」の状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/1300秒程度から1/2000秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。次に、多段絞り13が丸数字「10」で且つシャッタ速度1/2000秒の状態から多段絞り13をさらに2段階(2/3AV)絞り込んだ丸数字「12」で且つ同等のLVが得られるシャッタ速度(1/1300秒程度)の状態に移行する。丸数字「12」の状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/1300秒程度から1/2000秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。そして、多段絞り13が丸数字「12」で且つシャッタ速度1/2000秒の状態から多段絞り13をF5.6とした丸数字「8」でNDフィルタ15を併用して同等のLVが得られるシャッタ速度(1/1200秒程度)の状態に移行する。丸数字「8」で且つNDフィルタ15を併用した状態において、被写体輝度に応じてシャッタ速度を1/1200秒程度から1/2000秒までの範囲で段階的に切り換えて露光量を制御する。
このように、オートモードにおいてゴーストが発生しがちな被写体状況にあるゴースト懸念時には、通常時とは異なり、NDフィルタ15を極力使わずに、しかも小絞り時における回折による解像力低下の影響を最低限とするために、極力大き目の絞り開口となるようにするようにしつつ、省電力を考慮して、多段絞りおよびNDフィルタの機構的な動作を極力少なくした光量調整モードを設定することができ、消費電力を低減することができる。
上述した実施の形態におけるオートモードにおいては、上述した総合画質優先モードの場合とほぼ同様の対応をすることになるが、オートモードでは、省電力等も考慮するため、NDフィルタおよび開口絞りの動作を極力少なくするようにしている。
上述した実施の形態においては、いずれも、多段絞り13の開放絞り値(F値)がF2.5であり、多段絞りが1/3AV刻みで開放絞りを含み全12段階に設定可能であり、NDフィルタは、透過光量を2段(2EV)ぶん低下させる、という条件で設計されている。しかし、多段絞りの開放絞り値、絞り調整の刻み幅および絞り調整の段階数、ならびに、NDフィルタの減光量は特に特定の数値に限定されるものではなく、所望に応じて設定することが可能である。
さらに、上述した本発明に係る第1および第2の実施の形態に係る総合画質優先モードの通常時およびゴースト懸念時、オートモードの通常時およびゴースト懸念時、ならびに従来より用いられている絞り優先モードを設定に応じて、選択し且つ状況に応じて適正に選択動作させる本発明に係る画像入力装置の第3の実施の形態としてのディジタルカメラに採用される絞り制御システムの制御を示すフローチャートを図7に示す。
図7のフローチャートは、主として本発明に関連ある部分のみを抜き出して、模式的に示しており、実際にはフォーカシング動作は図示した動作よりももっと複雑であるし、図7には、ホワイトバランスを自動設定する動作なども示していない。なお、ディジタルカメラのハードウェア構成については、図1を参照している。
まず、操作部24等の操作により、電源がオンとされると(ステップS11)、制御システムが動作を開始し、モード設定部25によるモード設定の確認を実施し(ステップS12)、光学手段10によって結像される被写体像を固体撮像素子16、撮像処理部17、A/D変換部18および信号処理部19を介して取り込み、モニタドライバ28を介してモニタ29にほぼリアルタイム的に表示する電子ファインダ形式のモニタリングが開始される(ステップS13)。通常はタイムラグ低減のため、このモニタリング中に測光動作が実施される(ステップS14)。このシステムでは、このステップS14にて、測光動作と共に被写体輝度分布情報を取得しておく。
操作部24のレリーズが半押しされたか否かが判別され(ステップS15)、レリーズが半押しされていなければステップS14に戻って測光および輝度分布検出を繰り返しながら、レリーズ半押しを待つ。ステップS15でレリーズの半押しが検出されると、ステップS12で読み取られたモードがオートモードか否かが判別され(ステップS16)、オートモードでなければ、総合画質優先モードか否かが判別され(ステップS20)、総合画質優先モードでなければ、絞り優先モードであるとみなされる。
ステップS16でオートモードであると判別されると、直前のステップS14で検出された輝度分布に基づいて、画面内に太陽等の高輝度被写体が存在するか否かが判別され(ステップS17)、高輝度被写体がないと判定されれば、図5に示すオートモードの通常時の露出線図に従って絞りおよびシャッタ速度等が設定され露出制御される(ステップS18)。ステップS17で、高輝度被写体があると判定されれば、図6に示すオートモードのゴースト懸念時の露出線図に従って絞りおよびシャッタ速度等が設定され露出制御される(ステップS19)。
ステップS16でオートモードでないと判別され、ステップS20で総合画質優先モードであると判別されると、直前のステップS14で検出された輝度分布に基づいて、画面内に太陽等の高輝度被写体が存在するか否かが判別され(ステップS21)、高輝度被写体がないと判定されれば、図3に示す総合画質優先モードの通常時の露出線図に従って絞りおよびシャッタ速度等が設定され露出制御される(ステップS22)。ステップS21で、高輝度被写体があると判定されれば、図4に示す総合画質優先モードのゴースト懸念時の露出線図に従って絞りおよびシャッタ速度等が設定され露出制御される(ステップS23)。
ステップS16でオートモードでないと判別され、ステップS20で総合画質優先モードでないと判別されて、絞り優先モードであるとみなされた場合には、絞り優先モードの露出線図(図8参照)に従って絞りおよびシャッタ速度等が設定され露出制御される(ステップS24)。
ステップS18、ステップS19、ステップS22、ステップS23およびステップS24のいずれかにて露出制御されると、システムコントローラ21からモータドライバ30およびレンズモータ31を介して光学手段10のレンズ群11および12の少なくとも一部が駆動されて、フォーカシング動作が行われ(ステップS25)、レリーズの半押し状態が維持されているか否かが判別される(ステップS26)。ステップS26において、レリーズの半押し状態が維持されていない場合には、ステップS14に戻り、測光および輝度分布検出以後の動作が繰り返される。ステップS26において、レリーズの半押し状態が維持されている場合には、レリーズが全押し状態となったか否かが判別され(ステップS27)、全押しされていない場合には、ステップS26に戻ってレリーズの半押し状態が維持されているか否かが判別される。ステップS27において、レリーズの全押しが検出されると、画像データの取り込み格納等の撮影動作が行われ(ステップS28)、ステップS14に戻る。
ステップS24における絞り優先モードについて、図8に示す従来より用いられている絞り優先モードの露出線図を参照して説明する。この絞り優先モードは、図12における被写界深度に着目して、ユーザーが絞り値を選択しそれに応じて露出調整する場合に用いられる。この場合、NDフィルタ15は使用されず、選択した絞り値に従って多段絞り13を設定し、被写体輝度に応じた露出が得られるようにシャッタ速度が調整される。但し、選択された絞り値においてシャッタ速度をその絞り値における最高速としても被写体輝度に達しない場合には、逐次多段絞りを絞り込むようにする。なお、図8においては、丸数字「1」における最高シャッタ速度は、1/700秒程度、丸数字「2」〜丸数字「4」における最高シャッタ速度は、1/1000秒、丸数字「5」〜丸数字「7」における最高シャッタ速度は、1/1200秒程度、そして丸数字「8」〜丸数字「12」における最高シャッタ速度は、1/2000秒としている。
なお、本発明は、上述し且つ図面に示す実施の形態にのみ限定されることなく、その要旨を変更しない範囲内で種々変形して実施することができる。例えば、第1の減光手段としては、多段絞りに限らず、あらゆる絞り機構を用いることができる。また、第2の減光手段としては、NDフィルタに限らず、撮像画像に好ましくない影響を与えない限り、光の透過を抑制し得る種々の光学フィルタや光学素子を利用することができ、偏光フィルタを重ね合わせて相互の偏光方向を変化させることにより透過光量を変化させ得るフィルタ、液晶等を用いて透過率を可変とした可変透過率フィルタ、入射光の一部を反射して残部のみを透過するように配置したハーフミラー等を用いることも可能である。
本発明の画像入力装置の実施の形態に係るディジタルカメラの要部の構成を模式的に示すブロック図である。 図1のディジタルカメラに用いられる多段絞りおよびNDフィルタを有するシャッタユニットの構成を模式的に示す背面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るディジタルカメラにおける総合画質優先モードの通常時の露出制御特性を示す露出線図である。 本発明の第1の実施の形態に係るディジタルカメラにおける総合画質優先モードのゴースト懸念時の露出制御特性を示す露出線図である。 本発明の第2の実施の形態に係るディジタルカメラにおけるオートモードの通常時の露出制御特性を示す露出線図である。 本発明の第2の実施の形態に係るディジタルカメラにおけるオートモードのゴースト懸念時の露出制御特性を示す露出線図である。 本発明の第3の実施の形態に係るディジタルカメラにおける露出制御システムの露出制御動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係るディジタルカメラにおける露出制御に用いられる絞り優先モードの露出制御特性を示す露出線図である。 本発明の実施の形態に係るディジタルカメラにおける露出制御に用いられる多段絞りとNDフィルタとの併用の一例を表として示す図である。 本発明の実施の形態に係るディジタルカメラにおける露出制御に用いられる多段絞りとNDフィルタの併用の一例を示す露出制御特性の露出線図である。 ディジタルカメラに用いられる撮像光学系の一例における絞りと解像力(MTF)の関係を示す図である。 ディジタルカメラ等の画像入力装置における露光量を低減するための多段絞りによる減光方式とNDフィルタによる減光方式とを比較して表として示す図である。 ディジタルカメラ等の画像入力装置における光学系におけるNDフィルタ挿入に基づくゴーストの発生原理を説明するための模式図である。
符号の説明
10 光学手段
11 第1のレンズ群
12 第2のレンズ群
13 多段絞り
14 シャッタ
15 NDフィルタ
16 固体撮像素子
17 撮像処理部
18 A/D(アナログ−ディジタル)変換部
19 信号処理部
20 バスライン
21 システムコントローラ
22 ROM(リードオンリメモリ)
23 RAM(ランダムアクセスメモリ)
24 操作部
25 モード設定部
26 メモリカード
27 内蔵メモリ
28 モニタドライバ
29 モニタ
30 モータドライバ
31 レンズモータ
32 絞りモータ
33 シャッタモータ
34 フィルタモータ

Claims (7)

  1. 被写体像を所定の位置に結像させるための光学手段と、
    前記光学手段の光軸上に位置し、絞り開口の大きさを変化させることにより通過光量を低減させる第1の減光手段と、
    前記光学手段の光軸上に位置し、通過する光の透過率を変化させることにより通過光量を低減させる第2の減光手段と、
    前記光学手段によって結像される被写体画像における輝度分布状況に基づき前記被写体画像内に強い光源があるか否かを判別する被写体判別手段と、
    前記被写体画像の取り込み時の露出を適正にするために、前記第1および第2の減光手段を制御するとともに、前記被写体判別手段により、前記被写体画像内に強い光源があると判別された場合には、前記第1の減光手段を優先的に機能させる制御手段と、
    を具備することを特徴とする画像入力装置。
  2. 被写体像を所定の位置に結像させるための光学手段と、
    前記光学手段の光軸上に位置し、絞り開口の大きさを変化させることにより通過光量を低減させる第1の減光手段と、
    前記光学手段の光軸上に位置し、通過する光の透過率を変化させることにより通過光量を低減させる第2の減光手段と、
    前記光学手段によって結像される被写体画像における輝度分布状況に基づき前記被写体画像内に強い光源があるか否かを判別する被写体判別手段と、
    高画質を要求する撮像モードを含む前記被写体画像取り込み時の撮像モードを選択的に設定するモード設定手段と、
    前記被写体画像の取り込み時の露出を適正にするために、前記第1および第2の減光手段を制御するとともに、前記モード設定手段により、前記高画質を要求する撮像モードが設定された場合には、前記該2の減光手段を優先的に機能させ、且つ前記モード設定手段により、前記高画質を要求する撮像モードが設定された場合であっても、前記被写体判別手段により、前記被写体画像内に強い光源があると判別された場合のみにおいては、前記第1の減光手段を優先的に機能させる制御手段と、
    を具備することを特徴とする画像入力装置。
  3. 被写体像を所定の位置に結像させるための光学手段と、
    前記光学手段の光軸上に位置し、絞り開口の大きさを変化させることにより通過光量を低減させる第1の減光手段と、
    前記光学手段の光軸上に位置し、通過する光の透過率を変化させることにより通過光量を低減させる第2の減光手段と、
    前記光学手段によって結像される被写体画像における輝度分布状況に基づき前記被写体画像内に強い光源があるか否かを判別する被写体判別手段と、
    ユーザによる特別な操作を必要としない全自動の撮像モードを含む前記被写体画像取り込み時の撮像モードを選択的に設定するモード設定手段と、
    前記被写体画像の取り込み時の露出を適正にするために、前記第1および第2の減光手段を制御するとともに、前記モード設定手段により、前記全自動の撮像モードが設定された場合には、前記該2の減光手段を優先的に機能させ、且つ前記モード設定手段により、前記全自動の撮像モードが設定された場合であっても、前記被写体判別手段により、前記被写体画像内に強い光源があると判別された場合のみにおいては、前記第1の減光手段を優先的に機能させる制御手段と、
    を具備することを特徴とする画像入力装置。
  4. 前記被写体判別手段は、前記被写体画像の画面内に所定の輝度値を超える輝度部分が存在する場合に、被写体内に強い光源があると判定する手段を含むことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像入力装置。
  5. 前記被写体判別手段は、前記被写体画像における、画面の平均輝度と当該画面内の所定の輝度値を超える部分の輝度との比率が所定値を超える場合に、被写体内に強い光源があると判定する手段を含むことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像入力装置。
  6. 前記第2の減光手段は、ND(中間濃度)フィルタを含むことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の画像入力装置。
  7. 前記第1の減光手段は、絞り開口の開度を多段に制御する多段絞りを含むことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の画像入力装置。
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