JP4360851B2 - 画像入力装置 - Google Patents

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    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
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    • H04N23/672Focus control based on electronic image sensor signals based on the phase difference signals

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はオートフォーカス(AF)装置を有するデジタルカメラ等の画像入力装置に関し、詳細には、いわゆるバックラッシ取り動作の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、スチルカメラやビデオカメラ等の画像入力装置には、被写体像のピント状態を自動で最適に調整するAF装置が搭載されている。
【0003】
そして、被写体像を画像や映像としてフイルムやビデオテープ等の記録媒体に記録する伝統的な画像入力装置におけるAF装置は、被写体までの距離を求める測距手段を備え、この測距手段によって求められた距離に対応するフォーカス位置までレンズを移動させるようにフォーカス駆動手段を制御するAFが採用されており、後述するコントラストAFに対して外光AFと称されている。
【0004】
ここで、外光AFには、測距手段による測距方法の違いに応じて、パッシブAFやアクティブAFなどが実用化されている。
【0005】
一方、被写体像を、撮影光学系を介してCCDやCMOSなどの撮像手段に投影し、この投影された像を電気信号として取り出す電子カメラ(デジタルカメラ)等の新規な画像入力装置では、撮影光学系のフォーカスレンズを移動させながら、その移動の都度、撮像手段に投影された像のコントラスト(画像の鮮鋭度等)を、画像信号に基づいてリアルタイムに評価し、この評価の値が極大となる位置で撮影光学系の移動を停止させるコントラストAF、山登りコントラストAFあるいはCCD−AF等と称されるAF動作を採用することができる。
【0006】
このコントラストAFは、合焦精度が非常に高いという特長を有しているが、合焦位置の決定(AF動作の完了)までに要する時間が長く掛かるという問題があり、AF動作の開始から完了までに要する時間(タイムラグ)が、被写体像のピント合わせに重大な影響を及ぼす状況、例えば高速度で移動している被写体を撮影する場合等においては、AF動作が完了しないために所望とするタイミングで撮影することができない場合がある。
【0007】
また、コントラストAFは、全体のコントラストが低下している暗い状況下では、評価値に有意な差が現れず、適切な合焦動作を行うことができない場合もある。
【0008】
これに対して上述した外光AFは、AF動作に要するタイムラグが少ないため、動的な被写体に対しても比較的良好に追従することができ、撮影タイミングの逸失を防止することができ、また、一般的には被写体のコントラストによる影響を受けにくいという特長も有している。
【0009】
そこで、測距情報に基づいたフォーカスレンズの合焦位置近傍範囲についてのみ、コントラスAF動作を行わせるようにしたハイブリッドAF(HBAF)動作が提案されている(特許文献1)。
【0010】
このHBAF動作では、測距手段によって得られた測距情報を利用するため、同じくこの測距情報を利用する外光AF動作と組み合わされることが一般的である。
【0011】
そして、撮影状況や被写体の状況に応じて、外光AF動作とコントラストAF動作(HBAF動作を含む)とを択一的に切り換え、その撮影状況等に適した撮影を可能にしている。
【0012】
さらに、本願出願人は、このHBAF動作も含めて複数のAF動作を、通常の撮影操作・撮影動作の範囲内で適切に切換可能とした電子カメラを提案している(特許文献2)。
【0013】
この電子カメラは、外光AF動作を行わせるか、あるいはコントラストAF動作を行わせるかを、レリーズボタンの半押し位置から全押し位置までに要する操作時間に応じて自動的に切り換えるようにしたものである。
【0014】
すなわち、使用者が、シャッタレリーズボタンの全ストロークを一気に押した場合には、急いでシャッタを切りたいという使用者の意図を反映した操作であることから、AF動作完了までのタイムラグが相対的に小さい外光AF動作を選択することが適切である。
【0015】
そして、このような一気押し操作では、半押し位置から全押し位置までに要する時間が極めて短いため、このように所要時間が短い場合には、外光AF動作を選択するように制御するものである。
【0016】
一方、使用者が、シャッタレリーズボタンの全ストロークのうち、半押し位置で押下操作を一旦止め、その後に全押し位置まで押下した場合には、シャッタを切ることについて急ぐ意図はなく、むしろ慎重にピントを合わせたいという使用者の意図を反映した撮影動作であることから、合焦精度優先のコントラストAF動作を選択するのが適切である。
【0017】
そして、このような半押し、全押しという二段押し操作では、半押し位置から全押し位置までに要する時間が比較的長いため、このように所要時間が長い場合には、コントラストAF動作を選択するように制御するものである。
【0018】
この技術によれば、シャッタレリーズボタンを押下するという通常の撮影操作範囲内で、瞬時かつ適切に、2種類のAF動作を切り換えることができ、撮影タイミングを逸したり、誤ってピント精度の甘い画像を撮影してしまうのを、簡単に防止することができる。
【0019】
ところで、撮影光学系とこの撮影光学系を駆動する駆動系との連結部や、光学系を構成する可動要素間、あるいは駆動系を構成する可動要素間には、駆動側と従動側との間の連動動作を円滑にするためにバックラッシ(バックラッシュ、あそび、ガタ等とも称する。)が設けられている。
【0020】
そして、撮影光学系の精密な位置制御を行う必要がある場合には、このバックラッシによる誤差も除去することが望まれている。
【0021】
すなわち、例えばデジタルカメラの撮影光学系はパルスモータによって駆動される場合が多く、撮影光学系のフォーカスレンズ繰出し位置は、パルスモータに印加するパルス数に応じて規定されるが、フォーカスレンズ繰出し位置を所定位置にセットするのに要する所定のパルス数をパルスモータに印加しても、バックラッシに伴うヒステリシスにより、目標となる所定位置がフォーカスレンズの現位置からの移動方向(フォーカスレンズの送出し方向であるか、あるいは、フォーカスレンズの引戻し方向であるか)に応じて、フォーカスレンズの停止位置に誤差が生じ得る。
【0022】
そこで、フォーカス駆動手段の駆動停止前の所定範囲についての駆動方向が特定方向となるように、フォーカス駆動手段を駆動制御する、いわゆるバックラッシ取りの技術が提案されている(特許文献3)。
【0023】
すなわち、フォーカスレンズを、例えばバックラッシの影響を受けない送出し方向に移動させる場合には、そのまま最後まで送出し方向に移動させて目標位置に停止させ、一方、バックラッシの影響を受ける引戻し方向に移動させる場合には、引戻し方向に移動させて目標位置を行き過ぎた位置で停止させ、移動方向を反転し、行き過ぎた分だけ送出し方向に移動させて目標位置に停止させること(片方向駆動)によって、バックラッシの影響を実質的に受けないものとすることができる。
【0024】
【特許文献1】
特開2001−255456号公報
【特許文献2】
特願2002−175297号(未公開)
【特許文献3】
特開平7−063973号公報
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、バックラッシ量をK、行き過ぎた量をαとしたとき、バックラッシ取り量Lをこれらの和(L=K+α)として定義し、バックラッシ取り量Lに対応したパルス数が10パルス、パルスモータのパルスレートが700ppsであるような一般的なギヤによる駆動系の例においては、バックラッシ取りのためにフォーカスレンズを余分に移動させるためのパルス数は20パルス(=10パルス×2(反転往復分))であり、これに要する時間TBは約30ms(≒28.6=20/700)となる。
【0026】
さらに、パルスモータの反転に要する時間TTを約10msとすれば、バックラッシ取り動作に要する時間T(=TB+TT)は、約40msとなる。
【0027】
一方、コントラストAF動作(HBAF動作の場合を含む。)に要する時間は、500ms〜1000ms程度であるため、バックラッシ取り動作による合焦動作時間への影響は比較的少ないということができる。
【0028】
しかし、約200ms程度の所要時間である外部AFにおいては、バックラッシ取り動作による合焦動作時間への影響は大きく、撮影状況によっては、このバックラッシ取り動作のために、合焦動作が緩慢に感じられる場合が生じ得る。
【0029】
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、撮影状況に応じて、バックラッシ取り動作の有無を適切に切り換えることができる画像入力装置を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像入力装置は、オートフォーカス動作の際に、選択された撮影モード、カメラ内温度、シャッタレリーズボタン等操作入力手段への入力パターン、AF動作の種類等、各種の撮影状況に応じて、いわゆるバックラッシ取り動作を実施する場合と実施しない(省略する)場合とに使い分けることにより、バックラッシ取り実施による合焦精度の向上とバックラッシ取り省略による合焦速度の向上とを、当該撮影状況に対して的確に適合させるものである。
【0031】
すなわち、本発明の第1の画像入力装置は、投影された像を像信号に変換して出力する撮像手段と、前記撮像手段に被写体の像を投影する撮影光学系と、前記撮影光学系および前記撮像手段のうち少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させるフォーカス駆動手段と、前記被写体の像を前記撮像手段上に合焦させるように、かつ前記フォーカス駆動手段の駆動停止前の所定範囲についての駆動方向が特定方向となるように、前記フォーカス駆動手段を駆動制御するオートフォーカス制御手段とを備えた画像入力装置において、前記オートフォーカス制御手段は、撮影状況に応じて、前記フォーカス駆動手段に対する前記駆動停止前の特定方向への駆動制御を実施または省略することを特徴とする。
【0032】
ここで、撮像手段とは、CCDやCMOS等の固体撮像素子やその他の光電変換素子等を意味し、投影された像を略リアルタイムに電気信号等として取り出すことができるものをいう。
【0033】
撮影光学系とは、撮像手段に被写体の像を投影し、結像させるレンズ等の光学系を意味するものであり、撮像手段が固定的に配置されている撮像装置では、フォーカスレンズ等可動のレンズを含み、一方、撮像手段をこの撮影光学系に対して撮像光学系の光軸方向に相対的に移動可能とされている撮像装置においては、撮像手段を移動させて合焦させることができるため、必ずしも可動のレンズを含むものである必要はない。
【0034】
したがって、フォーカス駆動手段は、撮影光学系の一部もしくは全部を移動させるもの、撮像手段を移動させるもの、または撮影光学系の一部もしくは全部と撮像手段との両方を移動させるもの、といういずれの態様であってもよい。
【0035】
オートフォーカス制御手段によるAF動作は、撮影光学系を介して得られた被写体の像を撮像手段上に合焦させるようにフォーカス駆動手段を制御するものであれば、如何なる種類のAF動作であってもよく、例えば、いわゆる外光AF動作やコントラストAF動作(HBAF動作の場合を含む。以下、同じ。)、あるいはこれらを随時切り換える動作等を適用することができる。
【0036】
オートフォーカス制御手段による、フォーカス駆動手段の駆動停止前の所定範囲についての駆動方向が特定方向となるようにフォーカス駆動手段を駆動制御する動作は、いわゆるバックラッシ取り動作を意味する。
【0037】
そして、バックラッシ取り動作の実施または省略を使い分ける条件となる撮影状況としては、例えば、選択された撮影モード、カメラ内温度、シャッタレリーズボタン等操作入力手段への入力パターン、AF動作の種類等を適用することができ、この撮影状況は、撮影状況入力手段を用いて使用者が入力するようにしてもよいし、撮影状況検出手段を用いて自動的に検出するようにしてもよい。
【0038】
以上の語句等の説明は、特に言及しない限り、以下の本発明に係る各画像入力装置においても同様である。
【0039】
このように構成された本発明の第1の画像入力装置によれば、撮影状況に応じて、バックラッシ取り動作の実施または省略を適切に切り換えることができる。
【0040】
したがって、例えば、高速のシャッタレスポンスを要するような撮影状況の場合には、バックラッシ取りを実施することによって得られる合焦精度の向上よりも、合焦動作完了までに要する時間の短縮が重視されるため、このような撮影状況において、バックラッシ取りの省略を実現することによって、合焦動作完了までに要する時間を短縮することができ、撮影状況に的確に適応させることができる。
【0041】
一方、例えば、高精度の合焦状態が要求されるような撮影状況の場合には、バックラッシ取りを省略することによる合焦動作完了までに要する時間の短縮よりも、合焦精度の向上が重視されるため、このような撮影状況において、バックラッシ取りを実施することによって、合焦精度を向上させることができ、撮影状況に的確に適応させることができる。
【0042】
また、本発明の第2の画像入力装置は、投影された像を像信号に変換して出力する撮像手段と、前記撮像手段に被写体の像を投影する撮影光学系と、前記撮影光学系および前記撮像手段のうち少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させるフォーカス駆動手段と、前記被写体の像を前記撮像手段上に合焦させるように、かつ前記フォーカス駆動手段の駆動停止前の所定範囲についての駆動方向が特定方向となるように、前記フォーカス駆動手段を駆動制御するオートフォーカス制御手段と、複数種類の撮影モードのうち択一的に選択された撮影モードが入力されるモード選択手段とを備えた画像入力装置において、前記オートフォーカス制御手段は、前記モード選択手段に入力された撮影モードに応じて、前記フォーカス駆動手段に対する前記駆動停止前の特定方向への駆動制御を実施または省略することを特徴とする。
【0043】
ここで、モード選択手段によって選択される撮影モードとして準備されているものとしては、例えば、動いているスポーツ選手等動体の撮影に適したスポーツモード(高速モード、高速AFモード等)、静止している人物等の撮影に適したポートレートモード、景色等の撮影に適した遠景モード、夜景等の撮影に適した夜景モード、書類等の撮影に適した文字モード、その他高感度モード等である。
【0044】
このように構成された本発明の第2の画像入力装置によれば、モード選択手段に入力された撮影モードに応じて、バックラッシ取り動作の実施または省略を適切に切り換えることができる。
【0045】
したがって、例えば、スポーツモードの場合には、バックラッシ取りを実施することによって得られる合焦精度の向上よりも、合焦動作完了までに要する時間の短縮が重視されるため、このような撮影モードによる撮影において、バックラッシ取りの省略を実現することによって、合焦動作完了までに要する時間を短縮することができ、撮影モードに的確に適応させることができる。
【0046】
一方、例えば、ポートレートモード等の場合には、バックラッシ取りを省略することによる合焦動作完了までに要する時間の短縮よりも、合焦精度の向上が重視されるため、このような撮影モードによる撮影において、バックラッシ取りを実施することによって、合焦精度を向上させることができ、撮影モードに的確に適応させることができる。
【0047】
なお、本発明の第2の画像入力装置において、複数種類の撮影モードのうち一つが、相対的に高速のシャッタレスポンスが要求される撮影モードであり、オートフォーカス制御手段は、モード選択手段に入力された撮影モードが高速のシャッタレスポンスが要求される撮影モードであるとき、フォーカス駆動手段に対する駆動停止前の特定方向への駆動制御を省略可能とするのが好ましい。
【0048】
スポーツモードによる撮影においては、バックラッシ取りを実施することによって得られる合焦精度の向上よりも、合焦動作完了までに要する時間の短縮が重視されるため、このようなスポーツモードによる撮影において、バックラッシ取りの省略を実現することによって、合焦動作完了までに要する時間を短縮することができ、撮影モードに的確に適応させることができる。
【0049】
また、本発明の第3の画像入力装置は、投影された像を像信号に変換して出力する撮像手段と、前記撮像手段に被写体の像を投影する撮影光学系と、前記撮影光学系および前記撮像手段のうち少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させるフォーカス駆動手段と、前記被写体の像を前記撮像手段上に合焦させるように、かつ前記フォーカス駆動手段の駆動停止前の所定範囲についての駆動方向が特定方向となるように、前記フォーカス駆動手段を駆動制御するオートフォーカス制御手段と、温度を検出する温度検出手段とを備えた画像入力装置において、前記オートフォーカス制御手段は、前記温度検出手段によって検出された温度に応じて、前記フォーカス駆動手段に対する前記駆動停止前の特定方向への駆動制御を実施または省略することを特徴とする。
【0050】
ここで、温度検出手段は画像入力装置の内部の温度を検出するものであればよく、特に外光AF動作を行うものにあっては、測距用の外光AFモジュール自体またはその近傍に設けるのが好ましく、外光AF動作以外のAF動作を行うものであって測距モジュールを有するものでは、その測距モジュール自体またはその近傍に設けるのが好ましい。
【0051】
このように構成された本発明の第3の画像入力装置によれば、温度検出手段によって検出された温度に応じて、バックラッシ取り動作の実施または省略を適切に切り換えることができる。
【0052】
したがって、例えば、検出された温度が、画像入力装置の外光AF動作や測距動作等についての性能に対して温度の影響が少ない常温(例えば、20°等)近傍の範囲(例えば、常温±10°、好ましくは常温±5°等)である場合には、バックラッシ取りを実施しなくても、ある程度の合焦精度を確保することができるため、バックラッシ取りを実施することによって得られる合焦精度の向上よりも、合焦動作完了までに要する時間の短縮を重視し、このような温度範囲での撮影において、バックラッシ取りの省略を実現することによって、合焦動作完了までに要する時間を短縮することができ、検出された温度における性能に的確に適応させることができる。
【0053】
一方、例えば、常温近傍の範囲から外れた範囲の場合には、上述した外光AF動作や測距動作等についての性能に対して温度の影響が大きくなるため、バックラッシ取りを省略することによる合焦動作完了までに要する時間の短縮よりも、合焦精度の向上を重視し、このような常温範囲外での撮影において、バックラッシ取りを実施することによって、合焦精度を向上させることができ、検出された温度における性能に的確に適応させることができる。
【0054】
なお、本発明の第3の画像入力装置において、オートフォーカス制御手段は、温度検出手段によって検出された温度が、常温を含む所定の温度範囲(例えば、常温(例えば20°等)±10°、好ましくは常温±5°等)であるとき、フォーカス駆動手段に対する駆動停止前の特定方向への駆動制御を省略するのが好ましい。
【0055】
常温を含む所定の温度範囲における撮影においては、合焦精度はある程度確保されているため、バックラッシ取りを実施することによって得られる合焦精度の向上よりも、合焦動作完了までに要する時間の短縮を重視し、このような常温を含む所定の温度範囲における撮影において、バックラッシ取りの省略を実現することによって、合焦動作完了までに要する時間を短縮することができ、温度に的確に適応させることができる。
【0056】
また、本発明の第4の画像入力装置は、投影された像を像信号に変換して出力する撮像手段と、前記撮像手段に被写体の像を投影する撮影光学系と、前記撮影光学系および前記撮像手段のうち少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させるフォーカス駆動手段と、前記被写体の像を前記撮像手段上に合焦させるように、かつ前記フォーカス駆動手段の駆動停止前の所定範囲についての駆動方向が特定方向となるように、前記フォーカス駆動手段を駆動制御するオートフォーカス制御手段と、撮影操作が入力される操作入力手段と、前記操作入力手段に対する前記撮影操作の入力パターンを検出する入力パターン検出手段とを備えた画像入力装置において、前記オートフォーカス制御手段は、前記入力パターン検出手段によって検出された入力パターンに応じて、前記フォーカス駆動手段に対する前記駆動停止前の特定方向への駆動制御を実施または省略することを特徴とする。
【0057】
ここで、撮影操作が入力される操作入力手段とは、具体的には例えばシャッタレリーズボタン等であるが、単一のものであってもよいし、2つ以上のものからなるものであってもよいが、単一のものである場合には、ある程度の操作ストロークを有するものであることを要する。
【0058】
2つ以上のものからなるものでは、これら2つ以上のものに対する入力有無の組合せによって、複数の入力パターンを構成することができ、これによって、入力パターン検出手段が、入力パターンを検出することができるのに対して、単一のものでは、操作ストロークに要した時間や全操作ストローク中の入力ストロークの差異に応じて複数の入力パターンを構成することができ、これによって、入力パターン検出手段が、入力パターンを検出することができるからである。
【0059】
このように構成された本発明の第4の画像入力装置によれば、検出された入力パターンに応じて、バックラッシ取り動作の実施または省略を適切に切り換えることができる。
【0060】
したがって、例えば、入力パターンが、急速なシャッタレリーズ操作に対応したものである場合には、バックラッシ取りを実施することによって得られる合焦精度の向上よりも、合焦動作完了までに要する時間の短縮が重視されるため、このような入力パターンによる撮影において、バックラッシ取りの省略を実現することによって、合焦動作完了までに要する時間を短縮することができ、入力パターンに的確に適応させることができる。
【0061】
一方、例えば、入力パターンが、急速ではないシャッタレリーズ操作に対応したものである場合には、バックラッシ取りを省略することによる合焦動作完了までに要する時間の短縮よりも、合焦精度の向上が重視されるため、このような入力パターンによる撮影において、バックラッシ取りを実施することによって、合焦精度を向上させることができ、入力パターンに的確に適応させることができる。
【0062】
なお、本発明の第4の画像入力装置において、前記操作入力手段は、全押し位置と全押し位置手前の半押し位置とが設定されたシャッタレリーズスイッチを有し、前記入力パターン検出手段は、前記半押し位置に設けられた半押し検出手段と、前記全押し位置に設けられた全押し検出手段と、前記半押し検出手段によって検出された半押し操作から前記全押し検出手段によって検出された全押し操作に至る経過時間を検出する経過時間検出手段と、前記経過時間検出手段によって検出された前記経過時間に応じて、シャッタレリーズ操作パターンを前記入力パターンとして検出するレリーズパターン検出手段とを有し、前記オートフォーカス制御手段は、前記シャッタレリーズ操作パターンが、前記経過時間が予め設定された経過時間よりも短いシャッタレリーズ操作パターンであるとき、フォーカス駆動手段に対する駆動停止前の特定方向への駆動制御を省略するのが好ましい。
【0063】
シャッタレリーズスイッチの半押し位置から全押し位置に至る操作の経過時間が予め設定された経過時間より短い撮影においては、バックラッシ取りを実施することによって得られる合焦精度の向上よりも、合焦動作完了までに要する時間の短縮が重視されるため、このような撮影において、バックラッシ取りの省略を実現することによって、合焦動作完了までに要する時間を短縮することができ、入力パターンに的確に適応させることができる。
【0064】
また、本発明の第5の画像入力装置は、投影された像を像信号に変換して出力する撮像手段と、前記撮像手段に被写体の像を投影する撮影光学系と、前記撮影光学系および前記撮像手段のうち少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させるフォーカス駆動手段と、撮影操作が入力される操作入力手段と、前記操作入力手段に対する前記撮影操作の入力パターンを検出する入力パターン検出手段と、合焦動作が互いに異なる2種類以上のオートフォーカス動作のうちから、前記入力パターン検出手段によって検出された入力パターンに応じた1つのオートフォーカス動作を選択し、該選択された合焦動作にしたがって前記被写体の像を前記撮像手段上に合焦させるように、かつ前記フォーカス駆動手段の駆動停止前の所定範囲についての駆動方向が特定方向となるように、前記フォーカス駆動手段を駆動制御するオートフォーカス制御手段とを備えた画像入力装置において、前記オートフォーカス制御手段は、前記選択されたオートフォーカス動作に応じて、前記フォーカス駆動手段に対する前記駆動停止前の特定方向への駆動制御を実施または省略することを特徴とする。
【0065】
ここで、合焦動作が互いに異なる2種類以上のオートフォーカス動作とは、例えば、外光AF動作とコントラストAF動作との2つの動作などであり、これら2つのAF動作を適宜切り換える動作も該当する。
【0066】
このように構成された本発明の第5の画像入力装置によれば、検出された入力パターンに応じてAF動作が選択され、この選択されたAF動作に応じて、バックラッシ取り動作の実施または省略を適切に切り換えることができる。
【0067】
したがって、例えば、入力パターンが、急速なシャッタレリーズ操作に対応したものである場合には、このレリーズ操作に対応したAF動作として外光AF動作が選択され、そして、外光AF動作が選択されたときは、バックラッシ取りを実施することによって得られる合焦精度の向上よりも、合焦動作完了までに要する時間の短縮が重視されるため、このようなAF動作にしたがった撮影において、バックラッシ取りの省略を実現することによって、合焦動作完了までに要する時間を短縮することができ、選択された合焦動作に的確に適応させることができる。
【0068】
一方、例えば、入力パターンが、急速ではないシャッタレリーズ操作に対応したものである場合には、このレリーズ操作に対応したAF動作としてコントラストAF動作が選択され、そして、コントラストAF動作が選択されたときは、バックラッシ取りを省略することによる合焦動作完了までに要する時間の短縮よりも、合焦精度の向上が重視されるため、このようなAF動作にしたがった撮影において、バックラッシ取りを実施することによって、合焦精度を向上させることができ、選択された合焦動作に的確に適応させることができる。
【0069】
なお、本発明の第5の画像入力装置において、前記操作入力手段は、全押し位置と全押し位置手前の半押し位置とが設定されたシャッタレリーズスイッチを有し、前記入力パターン検出手段は、前記半押し位置に設けられた半押し検出手段と、前記全押し位置に設けられた全押し検出手段と、前記半押し検出手段によって検出された半押し操作から前記全押し検出手段によって検出された全押し操作に至る経過時間を検出する経過時間検出手段と、前記経過時間検出手段によって検出された前記経過時間に応じて、シャッタレリーズ操作パターンを前記入力パターンとして検出するレリーズパターン検出手段とを有し、前記オートフォーカス制御手段は、前記シャッタレリーズ操作パターンが、前記経過時間が予め設定された経過時間よりも短いシャッタレリーズ操作パターンであるとき、前記2種類以上のオートフォーカス動作のうちから合焦所要時間が最も短いオートフォーカス動作を選択するとともに、前記フォーカス駆動手段に対する前記駆動停止前の特定方向への駆動制御を省略するのが好ましい。
【0070】
外光AF動作等合焦所要時間が最も短いオートフォーカス動作にしたがった撮影においては、バックラッシ取りを実施することによって得られる合焦精度の向上よりも、合焦動作完了までに要する時間の短縮が重視されるため、このような撮影において、バックラッシ取りの省略を実現することによって、合焦動作完了までに要する時間を短縮することができ、合焦動作に的確に適応させることができる。
【0071】
また、本発明の第6の画像入力装置は、本発明の第2、第3および第4の画像入力装置における各条件を組み合わせた条件によってバックラッシ取り動作の実施または省略を行うものであり、投影された像を像信号に変換して出力する撮像手段と、前記撮像手段に被写体の像を投影する撮影光学系と、前記撮影光学系および前記撮像手段のうち少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させるフォーカス駆動手段と、前記被写体の像を前記撮像手段上に合焦させるように、かつ前記フォーカス駆動手段の駆動停止前の所定範囲についての駆動方向が特定方向となるように、前記フォーカス駆動手段を駆動制御するオートフォーカス制御手段と、複数種類の撮影モードのうち択一的に選択された撮影モードが入力されるモード選択手段と、温度を検出する温度検出手段と、撮影操作が入力される操作入力手段と、前記操作入力手段に対する前記撮影操作の入力パターンを検出する入力パターン検出手段とを備えた画像入力装置において、前記オートフォーカス制御手段は、前記モード選択手段に入力された撮影モードと前記温度検出手段によって検出された温度と前記入力パターン検出手段によって検出された入力パターンとの組合せに応じて、前記フォーカス駆動手段に対する前記駆動停止前の特定方向への駆動制御を実施または省略することを特徴とする。
【0072】
このように構成された本発明の第6の画像入力装置によれば、モード選択手段に入力された撮影モード、温度検出手段によって検出された温度および検出された入力パターンの組合せに応じて、バックラッシ取り動作の実施または省略を適切に切り換えることができる。
【0073】
なお、本発明の第6の画像入力装置において、前記複数種類の撮影モードのうち一つが、相対的に高速のシャッタレスポンスが要求される撮影モードであり、前記操作入力手段は、全押し位置と全押し位置手前の半押し位置とが設定されたシャッタレリーズスイッチを有し、前記入力パターン検出手段は、前記半押し位置に設けられた半押し検出手段と、前記全押し位置に設けられた全押し検出手段と、前記半押し検出手段によって検出された半押し操作から前記全押し検出手段によって検出された全押し操作に至る経過時間を検出する経過時間検出手段と、前記経過時間検出手段によって検出された前記経過時間に応じて、シャッタレリーズ操作パターンを前記入力パターンとして検出するレリーズパターン検出手段とを有し、前記モード選択手段に入力された撮影モードが前記高速のシャッタレスポンスが要求される撮影モードであり、かつ前記温度検出手段によって検出された温度が常温を含む所定の温度範囲であり、かつ前記シャッタレリーズ操作パターンが、前記経過時間が予め設定された経過時間よりも短いシャッタレリーズ操作パターンであるとき、前記オートフォーカス制御手段は、前記フォーカス駆動手段に対する前記駆動停止前の特定方向への駆動制御を省略するのが好ましい。
【0074】
スポーツモード、常温を含む所定の温度範囲(例えば、常温(例えば20°等)±10°、好ましくは常温±5°等)、およびシャッタレリーズスイッチの半押し位置から全押し位置に至る操作の経過時間が予め設定された経過時間より短い、という条件の下での撮影においては、バックラッシ取りを実施することによって得られる合焦精度の向上よりも、合焦動作完了までに要する時間の短縮が重視されるため、このような条件下の撮影において、バックラッシ取りの省略を実現することによって、合焦動作完了までに要する時間を短縮することができ、撮影モード、検出温度および操作経過時間の組合せ条件に的確に適応させることができる。
【0075】
また、本発明の第7の画像入力装置は、本発明の第2、第3および第5の画像入力装置における各条件を組み合わせた条件によってバックラッシ取り動作の実施または省略を行うものであり、投影された像を像信号に変換して出力する撮像手段と、前記撮像手段に被写体の像を投影する撮影光学系と、前記撮影光学系および前記撮像手段のうち少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させるフォーカス駆動手段と、複数種類の撮影モードのうち択一的に選択された撮影モードが入力されるモード選択手段と、温度を検出する温度検出手段と、撮影操作が入力される操作入力手段と、前記操作入力手段に対する前記撮影操作の入力パターンを検出する入力パターン検出手段と、合焦動作が互いに異なる2種類以上のオートフォーカス動作のうちから、前記入力パターン検出手段によって検出された入力パターンに応じた1つのオートフォーカス動作を選択し、該選択された合焦動作にしたがって前記被写体の像を前記撮像手段上に合焦させるように、かつ前記フォーカス駆動手段の駆動停止前の所定範囲についての駆動方向が特定方向となるように、前記フォーカス駆動手段を駆動制御するオートフォーカス制御手段とを備えた画像入力装置において、前記オートフォーカス制御手段は、前記モード選択手段に入力された撮影モードと前記温度検出手段によって検出された温度と前記選択されたオートフォーカス動作との組合せに応じて、前記フォーカス駆動手段に対する前記駆動停止前の特定方向への駆動制御を実施または省略することを特徴とする。
【0076】
このように構成された本発明の第7の画像入力装置によれば、モード選択手段に入力された撮影モード、温度検出手段によって検出された温度および選択されたAF動作の組合せに応じて、バックラッシ取り動作の実施または省略を適切に切り換えることができる。
【0077】
なお、本発明の第7の画像入力装置において、前記複数種類の撮影モードのうち一つが、相対的に高速のシャッタレスポンスが要求される撮影モードであり、前記操作入力手段は、全押し位置と全押し位置手前の半押し位置とが設定されたシャッタレリーズスイッチを有し、前記入力パターン検出手段は、前記半押し位置に設けられた半押し検出手段と、前記全押し位置に設けられた全押し検出手段と、前記半押し検出手段によって検出された半押し操作から前記全押し検出手段によって検出された全押し操作に至る経過時間を検出する経過時間検出手段と、前記経過時間検出手段によって検出された前記経過時間に応じて、シャッタレリーズ操作パターンを前記入力パターンとして検出するレリーズパターン検出手段とを有し、前記オートフォーカス制御手段は、前記シャッタレリーズ操作パターンが、前記経過時間が予め設定された経過時間よりも短いシャッタレリーズ操作パターンであるとき、前記2種類以上のオートフォーカス動作のうちから合焦所要時間が最も短いオートフォーカス動作を選択するとともに、前記モード選択手段に入力された撮影モードが前記高速のシャッタレスポンスが要求される撮影モードであり、かつ前記温度検出手段によって検出された温度が常温を含む所定の温度範囲であり、かつ前記シャッタレリーズ操作パターンが、前記経過時間が予め設定された経過時間よりも短いシャッタレリーズ操作パターンであって合焦所要時間が最も短いオートフォーカス動作が選択されたとき、前記フォーカス駆動手段に対する前記駆動停止前の特定方向への駆動制御を省略するのが好ましい。
【0078】
スポーツモード、常温を含む所定の温度範囲(例えば、常温(例えば、20°等)±10°、好ましくは常温±5°等)、および合焦所要時間が最も短いオートフォーカス動作、という条件の下での撮影においては、バックラッシ取りを実施することによって得られる合焦精度の向上よりも、合焦動作完了までに要する時間の短縮が重視されるため、このような条件下の撮影において、バックラッシ取りの省略を実現することによって、合焦動作完了までに要する時間を短縮することができ、撮影モード、検出温度および合焦動作の組合せ条件に的確に適応させることができる。
【0079】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像入力装置についての具体的な実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0080】
本発明の画像入力装置に係る一実施形態であるデジタルカメラ100は、図1に示すように、投影された像を像信号に変換して出力する撮像手段10と、撮像手段10に被写体の像を投影する撮影光学系20と、被写体までの距離を測定する測距手段30と、撮像手段10に対して撮影光学系20を、その光軸方向に移動させて撮像手段10に投影される像のピント状態を変化させるフォーカス駆動手段40と、複数種類の撮影モードのうち択一的に選択された撮影モードが入力されるモード選択手段60と、カメラ100の内部温度を検出する温度検出手段70と、撮影操作が入力される操作入力手段80と、操作入力手段80に対する撮影操作の入力パターンを検出する入力パターン検出手段90と、合焦動作が互いに異なる2種類のオートフォーカス(AF)動作のうちから、入力パターン検出手段90によって検出された入力パターンに応じた1つのAF動作を選択し、この選択されたAF動作にしたがって被写体の像を撮像手段10上に合焦させるように、かつフォーカス駆動手段40の駆動停止前の所定範囲についての駆動方向が特定方向となるように、フォーカス駆動手段40を駆動制御するAF制御手段50とを備えた構成である。
【0081】
ここで、AF制御手段50が選択制御するAF動作は、撮影光学系20の一部(フォーカスレンズ群23)を光軸方向に移動させつつ撮像手段10に投影される像のピント状態を、撮像手段10から出力された像信号に基づいて逐次評価し、この評価に基づいて所定のピント状態を得るCCD−AF動作と、測距手段30によって求められた被写体までの距離に基づいてフォーカスレンズ群23を所定の合焦位置まで移動させる外光AF動作との2つのAF動作である。
【0082】
ただし、CCD−AF動作は単純なCCD−AF動作ではなく、測距手段30によって得られた被写体までの距離に応じたフォーカスレンズ群23の位置の近傍範囲についてのみCCD−AF動作を行うHBAF動作を基本とし、測距手段30による被写体までの測距ができないときは、フォーカスレンズ群23の可動範囲全域についてCCD−AF動作(HBAF動作と区別するため、以下、全域CCD−AF動作ということがある。)を行う。
【0083】
また、AF制御手段50は、モード選択手段60に入力された撮影モードと温度検出手段70によって検出された温度と選択されたAF動作との組合せに応じて、フォーカス駆動手段40に対する駆動停止前の特定方向への駆動制御(後述するバックラッシ取り動作を意味する。)を実施または省略する制御をも行う。
【0084】
図2は、このデジタルカメラ100のさらに具体的な構成を示す図であり、撮像素子(CCD)11とA/Dコンバータ12と画像処理部13とLPF(ローパスフィルタ)14とが撮像手段10として、鏡胴ユニット21とズームレンズ群22とフォーカスレンズ群23とが撮影光学系20として、測距センサ31と測距センサ制御部32とが測距手段30として、フォーカス駆動系41がフォーカス駆動手段40として、システムコントローラ51とメモリ群52とがAF制御手段50として、カメラ操作部61がモード選択部60として、温度センサ71が温度検出手段70として、レリーズ押圧部81が操作入力手段80として、半押し検出部91、全押し検出部92およびシステムコントローラ51の一部が入力パターン検出部90として、それぞれ対応している。
【0085】
なお、全押し検出部92は、レリーズ押圧部81の可動ストロークのうち全ストロークを押圧した全押し位置に設けられ、半押し検出部91は、未押圧の初期位置(付勢位置)と全押し位置との中間部である半押し位置に設けられている。
【0086】
また、半押し検出部91によって検出されたレリーズ押圧部81の半押し操作(半押し位置到達)から全押し検出部82によって検出された全押し操作(全押し位置到達)に至る経過時間を、システムコントローラ51内部のタイマー(経過時間検出手段)によって検出し、タイマーによって検出された経過時間に応じて、シャッタレリーズ操作パターンが一気押しであるか、または二段押しであるかを、レリーズパターン検出手段としてのシステムコントローラ51が検出する。
【0087】
そして、シャッタレリーズ操作パターンが、経過時間が予め設定された経過時間よりも短いシャッタレリーズ操作パターンである一気押しのときは、システムコントローラ51は、2種類のAF動作のうちから合焦所要時間が最も短いAF動作である外光AF動作を選択し、経過時間が予め設定された経過時間よりも長いシャッタレリーズ操作パターンである二段押しのときは、システムコントローラ51は、2種類のAF動作のうちから合焦精度が高いCCD−AF動作(HBAF動作または全域CCD−AF動作)を選択する。
【0088】
なお、一気押しとは、レリーズ押圧部81が、初期位置から全押し位置まで、段階的に押下されるのではなく、連続的に1ストローク操作で押下する操作を意味し、この場合、レリーズ押下部81が半押し位置から全押し位置に達するまでの所要時間は非常に短い時間となる。
【0089】
一方、二段押しとは、レリーズ押圧部81が、初期位置から半押し位置まで押下されたされた時点で、その押下操作が一旦停止され、その後、半押し位置から全押し位置まで押下されるという段階的な不連続な押下操作を意味し、この場合、レリーズ押下部81が半押し位置から全押し位置に達するまでの所要時間は比較的長い時間となる。
【0090】
また、このデジタルカメラ100の筐体1の内部には、上述した構成に加えて、CCD11に投影されシステムコントローラ51に入力されたデジタル信号が表す可視像やカメラ操作部61で設定された各種の情報等を表示する表示部62と、撮影時の撮影補助光を発光するストロボ発光部63およびこのストロボ発光部63の発光を制御するストロボ制御部64と、ズームレンズ群22を駆動するズーム駆動系42と、絞り53を駆動するシャッタ・絞り駆動系54と、カメラ100の手ぶれ等を検出するぶれセンサ65およびカメラ100の姿勢を検出する姿勢センサ66と、電源SW67とが設けられている。
【0091】
ここで、フォーカス駆動系41はフォーカスレンズ群23を光軸方向に移動させ、ズーム駆動系42はズームレンズ群22を光軸方向に移動させる。また、シャッタ・絞り駆動系54は、ズームレンズ群22とフォーカスレンズ群23との間に配された絞り53の開度を調整する。
【0092】
また、ぶれセンサ65および姿勢センサ66によって検出された、ぶれ状態、カメラ姿勢は、システムコントローラ51による各種補正処理に用いられる。
【0093】
A/Dコンバータ12は、CCD11から出力されたアナログ信号をデジタル信号化し、画像処理部13は、デジタル信号を信号処理してシステムコントローラ51に入力する。
【0094】
ストロボ発光部63は、ストロボ制御部64を介してシステムコントローラ51に接続され、半押し検出部91および全押し検出部92はそれぞれシステムコントローラ51に直接接続されている。
【0095】
システムコントローラ51に接続されたメモリ群52には、撮影条件等に応じてシステムコントローラ51が制御する各種作動に用いる設定値等が記憶され、あるいはシステムコントローラ51から送出された情報を書換え可能に一時的に記憶する。また、このメモリ群52には、撮影された被写体像を表すデジタル信号を記憶する着脱可能のスマートメディアやコンパクトフラッシュ(登録商標)等の外部メモリも含まれる。
【0096】
測距センサ31は、例えば、入力された被写体像の位相差に基づいて被写体までの距離を測定するパッシブAFセンサであってもよいし、超音波や近赤外線等を被写体に照射し、被写体からの反射波が戻るのに要する時間に基づいて被写体までの距離を測定するアクティブAFセンサであってもよい。
【0097】
また、フォーカスレンズ群23の移動距離は、所定の周波数で発振するパルスの数に対応して設定されており、このパルス数が大きくなるに従って移動距離は大きくなるが、フォーカスレンズ群23とフォーカス駆動系41との連結部や、フォーカス駆動系41自体の内部等の要素には、バックラッシが設けられているため、フォーカスレンズ群23を合焦位置にセットするのに要する所定のパルス数をフォーカス駆動系41のパルスモータに印加しても、バックラッシに伴うヒステリシスによって、フォーカスレンズ群23の現位置から停止目標となる合焦位置への移動方向(フォーカスレンズ群23の送出し方向であるか、あるいは、フォーカスレンズ群23の引戻し方向であるか)に応じて、フォーカスレンズ群23の停止位置に誤差が生じ得る。
【0098】
すなわち、図3(a)に示すように、停止目標位置x0が、現位置x1に対してフォーカスレンズ群23の送出し方向X1にあるときは、同図(b)に示すように、単純に位置x1から位置x0までの距離に対応したパルス数|M0−M1|を印加することによって、レンズ群23を停止目標位置x0に停止させることができるのに対して、停止目標位置x0が、現位置x2に対してフォーカスレンズ群23の引戻し方向X2にあるときは、同図(c)に示すように、位置x2から位置x0までの距離に対応したパルス数|M2−M0|を印加しても、バックラッシ分だけ空転することとなり、レンズ群23は停止目標位置x0の手前位置x0′に停止し、距離|x0′−x0|なる誤差が生じて、ピントが甘くなる。
【0099】
そこで、AF制御手段50(システムコントローラ51)は、フォーカス駆動系41の駆動停止前の所定範囲についての駆動方向が特定方向である送出し方向X1となるように、フォーカス駆動系41を駆動制御するバックラッシ取り動作を行って、バックラッシの影響を実質的に排除する。
【0100】
すなわち、停止目標位置x0が、現位置x2に対してフォーカスレンズ群23の引戻し方向X2にあるときは、図4(a)に示すように、引戻し方向に移動させて停止目標位置x0を行き過ぎた位置x3まで移動させるパルス数|M2−M3|(同図(b)参照)を印加し、ここで移動方向を、特定方向である送出し方向X1に反転し、行き過ぎた分(バックラッシによる空転分を含む)に対応するパルス数|M0−M3|を印加することによって、レンズ群23を停止目標位置x0に停止させる。
【0101】
そして、このバックラッシ取り動作を実施することによって、ピント精度が甘くなるのを防止することができる。
【0102】
また、AF制御手段50によるこのバックラッシ取り動作の実施または省略の選択は、前述したように、モード選択手段60に入力された撮影モードと温度検出手段70によって検出された温度と選択されたAF動作との組合せに応じて、システムコントローラ51が決定するが、これらの組合せと実施または省略の対応関係は、下表1に示すように予め設定されている。
【0103】
【表1】
Figure 0004360851
なお、表1中の撮影モードとして設定されている「高速モード」とは、いわゆるスポーツモードや高速AFモード等と称される、相対的に高速のシャッタレスポンスが要求される撮影モードを意味し、「通常モード」とは、ポートレートモード、遠景モード等その他の撮影モードを意味する。
【0104】
また、常温とは常温(例えば20°等)を含む所定の温度範囲(例えば、常温±10°、好ましくは常温±5°、最適には常温±3°等を意味し、常温以外とは、これら常温を含む所定の温度範囲にない温度範囲を意味する。
【0105】
次に、本実施形態に係るデジタルカメラ100の作用について、図5,6,7に示したフローチャートを参照して説明する。
【0106】
まず、使用者は、このデジタルカメラ100の電源SW67をONに切り換え、カメラ操作部61に撮影モードをセットして、撮影準備を整える(#1)。
【0107】
次いで、撮影光学系20が図示しない被写体に向けられ、シャッタレリーズボタン61が押され、撮影(レリーズ押圧部81への押圧操作)が行われる。
【0108】
なお、必要に応じて被写体にズームアップする場合は、カメラ操作部61を操作することによって、システムコントローラ51がズーム駆動系を42を駆動制御し、このズーム駆動系42がズームレンズ群22を駆動させる。
【0109】
レリーズ押圧部81が半押し位置まで押下されると、半押し検出部62が半押し位置まで押されたことを検出し(#2)、AF動作の開始指示を表す開始信号がシステムコントローラ51に入力される。
【0110】
システムコントローラ51は、開始信号の入力によって、内部のタイマーを作動させて半押し検出からの経過時間のカウントを開始するとともに、測距フラグに初期値0を設定する(#3)。
【0111】
ここで、測距フラグは、測距センサ31による測距が適切に行われたか否かを識別するフラグであり、値0は測距が適切に行われたことを表し、値1は測距が適切に行われなかった(測距不能であった)ことを表す。
【0112】
また、システムコントローラ51はこれと略同時に、測距センサ制御部32を制御し、測距センサ31を作動させる。このとき、ストロボ制御部64も制御し、ストロボ発光部63から、測距用の外光として赤外光を発光させる。
【0113】
赤外光を受けた被写体からは、赤外光の反射光が出射し、反射光は測距センサ31に入力し、測距センサがこの反射光の受光を検出し、測距センサ制御部32が、赤外光の出射から測距センサ31による反射光の検出に至る時間を算出し、この時間に基づいて被写体までの距離を算出し、システムコントローラ51にその距離が入力される(#4)。
【0114】
なお、時間の算出の際は、システムコントローラ51内部のタイマーの計時によって求めてもよい。
【0115】
一方、測距センサ31によっては、被写体までの距離を適切に求められない場合もあり、この場合は、測距センサ制御部32から測距NGの信号がシステムコントローラ51に入力される(#4)。
【0116】
そして、システムコントローラ51は、測距が適切に行われたか否かを判定し(#5)、適切に行われた場合には、求められた被写体までの距離に応じたレンズ位置を、フォーカスレンズ群23の移動目標位置にセットし(#6)、フォーカス駆動系41を駆動制御して、フォーカスレンズ群23をその移動目標位置移動開始させる(#9)。
【0117】
これに対して、測距が適切に行われなかった場合には、システムコントローラ51は、測距フラグを1に書き換え(#7)、この撮影光学系20の常焦点位置を、フォーカスレンズ群23の移動目標位置にセットし(#8)、フォーカス駆動系41を駆動制御して、フォーカスレンズ群23をその移動目標位置移動開始させる(#9)。
【0118】
なお、常焦点位置とは、被写界深度が比較的深いために、遠景から近景までの幅広い範囲にピントが合っているように見えるレンズ位置である。
【0119】
以上が、レリーズ押圧部81が半押し位置まで押下されたときの動作であるが、このように、本実施形態のデジタルカメラ100は、レリーズ押圧部81が半押し位置まで押されたときは、レリーズ押圧部81が全押し位置まで一気に押下されたか否かに拘わらず、まず最初に外光AF動作と同様の、測距およびこの測距に基づくフォーカスレンズ群23の移動が開始される。
【0120】
続いて、システムコントローラ51は、レリーズ押下部81が全押し位置まで押下されたか否かを判定する(#10)。
【0121】
具体的には、レリーズ押圧部81が全押し位置まで押下されたときは、全押し検出部92がこの全押しを検出して、検出結果をシステムコントローラ51に送り、システムコントローラ51は、全押し検出部92からの検出結果の入力を受けて、全押しの有無を判定するが、半押し検出(#2)から殆ど瞬時のうちにこの全押し検出待ち(#10)に至るため、初めてこの判定ステップ(#10)が処理された時点では、全押しが検出されていることはなく、この結果、初めての判定処理では、全押し未検出と判定して、ステップ11(#11)の処理に進む。
【0122】
ステップ11では、半押しが検出されたとき(#2)からカウントを開始しているタイマー(#3)による経過時間が、予め設定された基準時間T1未満であるか否かの判定が、システムコントローラ51によって行われる。
【0123】
ここで、基準時間T1は、レリーズ押圧部81への押下操作が一気押しであるか一気押しでないかを判定するのに適した値として設定され、例えば実験的に定めることができる。
【0124】
前述したように、半押し検出(#2)から初めての判定ステップ(#10)までは瞬時に実行されるため、初めての経過時間判定ステップ(#11)においても、経過時間は基準時間T1よりも短いと判定され(#11)、したがって、全押し検出のステップ(#10)に戻り、基準時間T1経過前に全押しが検出されるか(#10)、または経過時間が基準時間T1を超えるまで、上記ステップ10の処理とステップ11の処理とが繰り返される(#10,#11)。
【0125】
次に、基準時間T1以内に全押しが検出されると(#10→#12)、システムコントローラ51は、このレリーズ押下操作が一気押しであると判定する。
【0126】
さらに、システムコントローラ51は、フォーカスレンズ群23の移動目標位置への現位置からの移動方向が、バックラッシの影響を受けるX2方向(図3参照)であるか否かを判定する(#12)。
【0127】
そして、移動方向がX2方向でない場合、すなわちバックラッシ取り動作を要しないX1方向であると判定したときは、システムコントローラ51は、バックラッシ取り動作を行うことなく、ステップ6またはステップ8において設定された目標位置に、フォーカスレンズ群23を停止させるように、フォーカス駆動系41を駆動制御し(#18)、フォーカスレンズ群23の停止後に、シャッタ・絞り駆動系54を駆動制御して、絞り53によるシャッタ動作を実行させ、撮影を実施し(#29)、次のレリーズ半押し検出を待つ(#2)。
【0128】
なお、このステップ18におけるAF動作は外光AF動作と同一である。また、このステップ18においてバックラッシ取りを省略するのは、フォーカスレンズ群23の移動方向が、図3(b)において説明したように、バックラッシの影響を受けない移動方向であるためであり、表1に示した撮影モード等の組合せに応じて実施を省略したものではない。
【0129】
一方、移動方向がX2方向であると判定したとき(#12→#13)は、システムコントローラ51が、カメラ操作部61に入力された撮影モードが高速モードであるか否かの判定(#13)、温度センサ71によって検出されたカメラ100内部の温度が常温(常温を含む所定の温度範囲。以下、同じ。)か否かの判定(#14)を行う。
【0130】
そして、撮影モードが通常モードであり、かつ温度が常温ではないと判定したときは、ステップ10において判定した一気押しというレリーズ操作パターンまたはAF動作とを含めた組合せ(表1中の組合せ(7))に応じて、表1に示した「バックラッシ取り有(バックラッシ取り実施)」に従い、システムコントローラ51は、バックラッシ取り動作を行うとともに、ステップ6またはステップ8において設定された目標位置に、フォーカスレンズ群23を停止させるように、フォーカス駆動系41を駆動制御し(#15)、フォーカスレンズ群23の停止後に、シャッタ・絞り駆動系54を駆動制御して、絞り53によるシャッタ動作を実行させ、撮影を実施し(#29)、次のレリーズ半押し検出を待つ(#2)。
【0131】
このように、通常モード、常温以外、一気押し(あるいは外光AF動作(常焦点の場合を含む))の組合せの場合には、カメラ100の内部温度による停止位置の誤差を抑制することを優先して、バックラッシ動作を実施することにより、撮影状況に的確に対応した撮影を行うことができる。
【0132】
また、撮影モードが通常モードであり、かつ温度が常温であると判定したとき(#13,#14)は、一気押しというレリーズ操作パターンまたはAF動作とを含めた組合せ(表1中の組合せ(5))に応じて、表1に示した「バックラッシ取り無(バックラッシ取り省略)」に従い、システムコントローラ51は、バックラッシ取り動作を行わない(#17)が、予め実験的に求められてメモリ群52に記憶されている、バックラッシ分を補正するのに適した移動量(補正量)を読み出して、ステップ6またはステップ8において設定された目標位置をこの補正量によって補正し(#16)、フォーカスレンズ群23をこの補正後の目標位置に停止させるように、フォーカス駆動系41を駆動制御し(#17)、フォーカスレンズ群23の停止後に、シャッタ・絞り駆動系54を駆動制御して、絞り53によるシャッタ動作を実行させ、撮影を実施し(#29)、次のレリーズ半押し検出を待つ(#2)。
【0133】
このように、通常モード、常温、一気押し(あるいは外光AF動作(常焦点の場合を含む))の組合せの場合には、合焦速度を優先して、バックラッシ動作を省略することにより、撮影状況に的確に対応した撮影を行うことができる。
【0134】
しかも、バックラッシ動作を省略した補償として、予め設定された補正量で停止位置を補正することにより、バックラッシによって生じうる停止位置の誤差を抑制することができる。
【0135】
また、撮影モードが高速モードであると判定したとき(#13)は、温度が常温であるか否か(#14)に拘わらず、一気押しというレリーズ操作パターンまたはAF動作とを含めた組合せ(表1中の組合せ(1)または(3))に応じて、表1に示した「バックラッシ取り無」に従い、システムコントローラ51は、バックラッシ取り動作を行わない(#17)が、予め実験的に求められてメモリ群52に記憶されている、バックラッシ分を補正するのに適した移動量(補正量)を読み出して、ステップ6またはステップ8において設定された目標位置をこの補正量によって補正し(#16)、フォーカスレンズ群23をこの補正後の目標位置に停止させるように、フォーカス駆動系41を駆動制御し(#17)、フォーカスレンズ群23の停止後に、シャッタ・絞り駆動系54を駆動制御して、絞り53によるシャッタ動作を実行させ、撮影を実施し(#29)、次のレリーズ半押し検出を待つ(#2)。
【0136】
このように、高速モード、常温または常温以外、一気押し(あるいは外光AF動作(常焦点の場合を含む))の組合せの場合には、合焦速度を優先して、バックラッシ動作を省略することにより、撮影状況に的確に対応した撮影を行うことができる。
【0137】
しかも、バックラッシ動作を省略した補償として、予め設定された補正量で停止位置を補正することにより、バックラッシによって生じうる停止位置の誤差を抑制することができる。
【0138】
以上の各作用は、レリーズ操作パターンが一気押しの場合(#10→#12)であるが、ステップ10,11において、基準時間T1以内に全押しが検出されなかったときは、システムコントローラ51は、もはや一気押しというレリーズ操作パターンではないと判定する(#11→#12)。なお、この時点においては、レリーズ押圧部81の全押しは検出されていない。
【0139】
そして、システムコントローラ51は、この時点における測距フラグの設定値が1か否かを判定する(#17)。
【0140】
すなわち、ステップ5において適切な測距が行われていた場合には測距フラグ=0に設定されており、適切な測距ができなかったときは測距フラグ=1に設定されており、測距フラグ=0のときはHBAF動作が可能であり、測距フラグ=1のときはHBAF動作が不可能であることを意味しているため、この判定は、その後のAF動作を選択するための判定である。
【0141】
そして、システムコントローラ51は、測距フラグ=1のときは全域CCD−AF動作を実施するように、フォーカス駆動系41を駆動制御する(#20)とともに、表1中の組合せ(2),(4),(6),(8)にしたがってCCD−AF動作によるコントラストのピークを得られた位置で停止させる際に、バックラッシ取り動作を実施するように、フォーカス駆動系41を駆動制御し(#21)、全押し検出部92が、レリーズ押圧部81の全押しを検出するのを待つ(#27,#28)。
【0142】
レリーズ押圧部81の全押しが検出されると、ステップ29の処理に移行し、システムコントローラ51は、シャッタ・絞り駆動系54を駆動制御して、絞り53によるシャッタ動作を実行させ、撮影を実施し(#29)、次のレリーズ半押し検出を待つ(#2)。
【0143】
なお、全押し検出待ちの状態(#27,#28)において、レリーズ押圧部81の半押し状態が解除されたとき(#28)は、次のレリーズ半押し検出を待つ(#2)。
【0144】
このように、選択されたAF動作が全域CCD−AF動作の場合には、合焦精度を優先してバックラッシ動作を実施することにより、撮影状況に的確に対応した撮影を行うことができる。
【0145】
一方、システムコントローラ51は、測距フラグ=0のときはHBAF動作を実施するように、フォーカス駆動系41を駆動制御する(#22)。すなわち、ステップ6において設定されたフォーカスレンズ群23の移動目標位置の周辺域についてのみCCD−AF動作を行わせる。
【0146】
なお、この時点でフォーカスレンズ群23は、ステップ6で設定された移動目標位置に向かって既に移動を開始している(#9)ため、HBAF動作の所要時間を短縮することができる。
【0147】
さらに、システムコントローラ51は、カメラ操作部61に入力された撮影モードが高速モードであるか否かの判定(#23)、温度センサ71によって検出されたカメラ100内部の温度が常温か否かの判定(#24)を行う。
【0148】
そして、撮影モードが通常モードであり、かつ温度が常温ではないと判定したときは、HBAF動作とを含めた組合せ(表1中の組合せ(8))に応じて、表1に示した「バックラッシ取り有」に従い、システムコントローラ51は、HBAF動作中の周辺域におけるコントラストのピークを得られた位置で停止させる際に、バックラッシ取り動作を実施するように、フォーカス駆動系41を駆動制御し(#21)、全押し検出部92が、レリーズ押圧部81の全押しを検出するのを待つ(#27,#28)。
【0149】
レリーズ押圧部81の全押しが検出されると、ステップ29の処理に移行し、システムコントローラ51は、シャッタ・絞り駆動系54を駆動制御して、絞り53によるシャッタ動作を実行させ、撮影を実施し(#29)、次のレリーズ半押し検出を待つ(#2)。
【0150】
なお、全押し検出待ちの状態(#27,#28)において、レリーズ押圧部81の半押し状態が解除されたとき(#28)は、次のレリーズ半押し検出を待つ(#2)。
【0151】
このように、通常モード、常温以外、HBAF動作の組合せの場合には、カメラ100の内部温度による停止位置の誤差を抑制することを優先して、バックラッシ動作を実施することにより、撮影状況に的確に対応した撮影を行うことができる。
【0152】
また、撮影モードが通常モードであり、かつ温度が常温であると判定したとき(#23,#24)は、HBAF動作とを含めた組合せ(表1中の組合せ(6))に応じて、表1に示した「バックラッシ取り有」に従い、システムコントローラ51は、HBAF動作中の周辺域におけるコントラストのピークを得られた位置で停止させる際に、バックラッシ取り動作を実施するように、フォーカス駆動系41を駆動制御し(#21)、全押し検出部92が、レリーズ押圧部81の全押しを検出するのを待つ(#27,#28)。
【0153】
レリーズ押圧部81の全押しが検出されると、ステップ29の処理に移行し、システムコントローラ51は、シャッタ・絞り駆動系54を駆動制御して、絞り53によるシャッタ動作を実行させ、撮影を実施し(#29)、次のレリーズ半押し検出を待つ(#2)。
【0154】
なお、全押し検出待ちの状態(#27,#28)において、レリーズ押圧部81の半押し状態が解除されたとき(#28)は、次のレリーズ半押し検出を待つ(#2)。
【0155】
このように、通常モード、常温、HBAF動作の組合せの場合には、合焦精度を優先して、バックラッシ動作を実施することにより、撮影状況に的確に対応した撮影を行うことができる。
【0156】
また、撮影モードが高速モードであり、かつ温度が常温でないと判定したとき(#23,#24)は、HBAF動作とを含めた組合せ(表1中の組合せ(4))に応じて、表1に示した「バックラッシ取り有」に従い、システムコントローラ51は、HBAF動作中の周辺域におけるコントラストのピークを得られた位置で停止させる際に、バックラッシ取り動作を実施するように、フォーカス駆動系41を駆動制御し(#21)、全押し検出部92が、レリーズ押圧部81の全押しを検出するのを待つ(#27,#28)。
【0157】
レリーズ押圧部81の全押しが検出されると、ステップ29の処理に移行し、システムコントローラ51は、シャッタ・絞り駆動系54を駆動制御して、絞り53によるシャッタ動作を実行させ、撮影を実施し(#29)、次のレリーズ半押し検出を待つ(#2)。
【0158】
なお、全押し検出待ちの状態(#27,#28)において、レリーズ押圧部81の半押し状態が解除されたとき(#28)は、次のレリーズ半押し検出を待つ(#2)。
【0159】
このように、通常モード、常温、HBAF動作の組合せの場合には、合焦精度を優先して、バックラッシ動作を実施することにより、撮影状況に的確に対応した撮影を行うことができる。
【0160】
また、撮影モードが高速モードであり、かつ温度が常温であると判定したとき(#23,#24)は、HBAF動作とを含めた組合せ(表1中の組合せ(2))に応じて、表1に示した「バックラッシ取り無」に従い、システムコントローラ51は、HBAF動作中の周辺域におけるコントラストのピークを得られた位置で停止させる際に、バックラッシ取り動作を省略するように、フォーカス駆動系41を駆動制御する(#21)が、予め実験的に求められてメモリ群52に記憶されている、バックラッシ分を補正するのに適した移動量(補正量)を読み出して、コントラストのピークを得られた位置をこの補正量によって補正し(#25)、フォーカスレンズ群23をこの補正後のピークの位置に停止させるように、フォーカス駆動系41を駆動制御し(#26)、全押し検出部92が、レリーズ押圧部81の全押しを検出するのを待つ(#27,#28)。
【0161】
レリーズ押圧部81の全押しが検出されると、ステップ29の処理に移行し、システムコントローラ51は、シャッタ・絞り駆動系54を駆動制御して、絞り53によるシャッタ動作を実行させ、撮影を実施し(#29)、次のレリーズ半押し検出を待つ(#2)。
【0162】
なお、全押し検出待ちの状態(#27,#28)において、レリーズ押圧部81の半押し状態が解除されたとき(#28)は、次のレリーズ半押し検出を待つ(#2)。
【0163】
このように、高速モード、常温、HBAF動作の組合せの場合には、合焦速度を優先して、バックラッシ動作を省略することにより、撮影状況に的確に対応した撮影を行うことができる。
【0164】
しかも、バックラッシ動作を省略した補償として、予め設定された補正量で停止位置を補正することにより、バックラッシによって生じうる停止位置の誤差を抑制することができる。
【0165】
なお、図7に示したフローチャートによれば、ステップ27の全押し検出待ち処理を、ステップ19〜ステップ26の処理の後に実施するものとして説明したが、ステップ27の全押し検出待ち処理は、ステップ19〜ステップ26の処理と並行して行うようにしてもよい。
【0166】
ただし、このように並行処理する態様において、ステップ27のレリーズ全押しが検出された場合であっても、ステップ21またはステップ26の処理が終了するまでは、ステップ27以後の処理(ステップ29の撮影実施等)に進まないように設定され、ステップ21またはステップ26の処理の終了と略同時に、撮影実施(#29)等の処理に移行するため、全体の処理時間の短縮に資することができる。
【0167】
また、ステップ9においてフォーカスレンズ群23の移動は開始しているが、ステップ10およびステップ11におけるAF動作の選択判定が行われる以前に、フォーカスレンズ群23が、ステップ6またはステップ8において設定された移動目標位置に、既に到達することもあり、この場合のバックラッシ動作の実施または省略の選択は、ステップ13による撮影モードの判定およびステップ14による温度の判定に基づいて行えばよい。
【0168】
なお、本発明の画像入力装置は、上述した実施の形態に限るものではなく、請求項に記載の発明の範囲で、種々の形態を採用することができることはいうまでもない。
【0169】
すなわち例えば、本実施形態のデジタルカメラ100は、撮影光学系20の一部であるフォーカスレンズ群23のみを移動させることによって合焦動作を行わせるものとしているが、本発明の画像入力装置はこの形態に限るものではなく、撮影光学系20の全体を移動させるようにしてもよく、また、撮影光学系20側を固定とし、CCD11側を移動させるようにしてもよい。もちろん、両者をそれぞれ移動させる形態であってもよい。
【0170】
また、本実施形態のデジタルカメラ100は、レリーズ半押し検出(#2)によって、測距処理(#4)〜フォーカスレンズ群23の移動開始処理(#9)の動作が行われるものであるが、本発明の画像入力装置はこの形態の他、例えば電源SW67がONに切り換えられたこと(#1)によって、測距処理(#4)〜フォーカスレンズ群23の移動開始処理(#9)の動作が行われるようにしてもよい。
【0171】
なお、このように半押し検出(#2)以前から、外部AF動作を開始することによって、実際の半押し検出からフォーカスレンズ群の移動完了(目標位置到達)までの所要時間を短縮することができ、より好ましい。
【0172】
(変形例)
上述した実施形態に係るデジタルカメラ100は、カメラ100の撮影モード、カメラ100の内部温度、およびカメラ100のレリーズ押圧部81に対する操作パターンに基づくAF動作の組合せに応じて、表1に示すように、バックラッシ取り動作の実施または省略を行うものであるが、本発明の画像入力装置は、上記実施形態の態様に限定されるものではなく、このバックラッシ取りの実施または省略の選択は、例えば、表2に示すように撮影モードにのみ依存させて切り換えるようにしてもよいし、表3に示すように温度にのみ依存させて切り換えるようにしてもよいし、または表4に示すように操作パターンあるいはAF動作にのみ依存させて切り換えるようにしてもよい。
【0173】
【表2】
Figure 0004360851
【0174】
【表3】
Figure 0004360851
【0175】
【表4】
Figure 0004360851
すなわち、表2に示した態様では、撮影モードが高速モードである(1)〜(4)の組合せ条件においては、一律にバックラッシ取りを省略し、撮影モードが通常モードである(5)〜(8)の組合せ条件においては、一律にバックラッシ取りを実施するものである。
【0176】
このような態様のデジタルカメラ(画像入力装置)によれば、高速モードの場合には、バックラッシ取りを実施することによって得られる合焦精度の向上よりも、合焦動作完了までに要する時間の短縮が重視されるため、このような撮影モードによる撮影において、バックラッシ取りの省略を実現することによって、合焦動作完了までに要する時間を短縮することができ、撮影モードに的確に適応させることができる。
【0177】
一方、通常モードの場合には、バックラッシ取りを省略することによる合焦動作完了までに要する時間の短縮よりも、合焦精度の向上が重視されるため、このような撮影モードによる撮影において、バックラッシ取りを実施することによって、合焦精度を向上させることができ、撮影モードに的確に適応させることができる。
【0178】
また、表3に示した態様では、温度が常温である(1),(2),(5),(6)の組合せ条件においては、一律にバックラッシ取りを省略し、温度が常温以外である(3),(4),(7),(8)の組合せ条件においては、一律にバックラッシ取りを実施するものである。
【0179】
このような態様のデジタルカメラ(画像入力装置)によれば、検出された温度が、外光AF動作や測距動作等についての性能に対して温度の影響が少ない常温である場合には、バックラッシ取りを実施しなくても、ある程度の合焦精度を確保することができるため、バックラッシ取りを実施することによって得られる合焦精度の向上よりも、合焦動作完了までに要する時間の短縮を重視し、このような温度範囲での撮影において、バックラッシ取りの省略を実現することによって、合焦動作完了までに要する時間を短縮することができ、検出された温度における性能に的確に適応させることができる。
【0180】
一方、常温から外れた範囲の場合には、外光AF動作や測距動作等についての性能に対して温度の影響が大きくなるため、バックラッシ取りを省略することによる合焦動作完了までに要する時間の短縮よりも、合焦精度の向上を重視し、このような常温範囲外での撮影において、バックラッシ取りを実施することによって、合焦精度を向上させることができ、検出された温度における性能に的確に適応させることができる。
【0181】
また、表4に示した態様では、AF動作が、一気押しの操作パターンに対応する外部AF動作(常焦点への移動も含む)である(1),(3),(5),(7)の組合せ条件においては、一律にバックラッシ取りを省略し、AF動作が、二段押しの操作パターンに対応するCCD−AF動作(HBAF動作も含む)である(2),(4),(6),(8)の組合せ条件においては、一律にバックラッシ取りを実施するものである。
【0182】
このような態様のデジタルカメラ(画像入力装置)によれば、操作パターンが、急速なシャッタレリーズ操作に対応したものである場合すなわち外部AF動作の場合には、バックラッシ取りを実施することによって得られる合焦精度の向上よりも、合焦動作完了までに要する時間の短縮が重視されるため、このような入力パターンまたはAF動作による撮影において、バックラッシ取りの省略を実現することによって、合焦動作完了までに要する時間を短縮することができ、操作パターンすなわちAF動作に的確に適応させることができる。
【0183】
一方、操作パターンが、急速ではないシャッタレリーズ操作に対応したものである場合すなわちCCD−AF動作の場合には、バックラッシ取りを省略することによる合焦動作完了までに要する時間の短縮よりも、合焦精度の向上が重視されるため、このような操作パターンまたはAF動作による撮影において、バックラッシ取りを実施することによって、合焦精度を向上させることができ、操作パターンすなわちAF動作に的確に適応させることができる。
【0184】
なお、以上説明した撮影モード、温度、および操作パターン若しくはAF動作のうち、少なくとも2つの条件の組合せに依存させてもよい。
【0185】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の画像入力装置によれば、撮影状況に応じて、バックラッシ取り動作の実施または省略を選択的に切り換えることができる。
【0186】
したがって、例えば、高速のシャッタレスポンスを要するような撮影状況の場合には、バックラッシ取りを実施することによって得られる合焦精度の向上よりも、合焦動作完了までに要する時間の短縮が重視されるため、このような撮影状況において、バックラッシ取りの省略を実現することによって、合焦動作完了までに要する時間を短縮することができ、撮影状況に的確に適応させることができる。
【0187】
一方、例えば、高精度の合焦状態が要求されるような撮影状況の場合には、バックラッシ取りを省略することによる合焦動作完了までに要する時間の短縮よりも、合焦精度の向上が重視されるため、このような撮影状況において、バックラッシ取りを実施することによって、合焦精度を向上させることができ、撮影状況に的確に適応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像入力装置についての一実施形態であるデジタルカメラの基本構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したデジタルカメラの詳細な構成を示す図である。
【図3】バックラッシが合焦精度に与える影響を説明する模式図およびグラフである。
【図4】バックラッシ取り動作を説明する模式図およびグラフである。
【図5】図1に示したデジタルカメラにおけるAF制御およびバックラッシ取り動作の実施または省略の処理を示すフローチャート(その1)である。
【図6】図1に示したデジタルカメラにおけるAF制御およびバックラッシ取り動作の実施または省略の処理を示すフローチャート(その2)である。
【図7】図1に示したデジタルカメラにおけるAF制御およびバックラッシ取り動作の実施または省略の処理を示すフローチャート(その3)である。
【符号の説明】
10 撮像手段
20 撮影光学系
30 測距手段
40 フォーカス駆動手段
50 オートフォーカス(AF)制御手段
60 モード選択手段
70 温度検出手段
80 操作入力手段
90 入力パターン検出部
100 デジタルカメラ

Claims (11)

  1. 投影された像を像信号に変換して出力する撮像手段と、
    前記撮像手段に被写体の像を投影する撮影光学系と、
    前記撮影光学系および前記撮像手段のうち少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させるフォーカス駆動手段と、
    前記被写体の像を前記撮像手段上に合焦させるように、かつ前記フォーカス駆動手段の駆動停止前の所定範囲についての駆動方向が特定方向となるように、前記フォーカス駆動手段を駆動制御するオートフォーカス制御手段と、
    撮影操作が入力される操作入力手段と、
    前記操作入力手段に対する前記撮影操作の入力パターンを検出する入力パターン検出手段と、を備えた画像入力装置において、
    前記操作入力手段は、全押し位置と全押し位置手前の半押し位置とが設定されたシャッタレリーズスイッチを有し、
    前記入力パターン検出手段は、前記半押し位置に設けられた半押し検出手段と、前記全押し位置に設けられた全押し検出手段と、前記半押し検出手段によって検出された半押し操作から前記全押し検出手段によって検出された全押し操作に至る経過時間を検出する経過時間検出手段と、前記経過時間検出手段によって検出された前記経過時間に応じて、シャッタレリーズ操作パターンを前記入力パターンとして検出するレリーズパターン検出手段とを有し、
    前記オートフォーカス制御手段は、前記入力パターン検出手段によって検出された入力パターンに応じて、前記フォーカス駆動手段に対する前記駆動停止前の特定方向への駆動制御を実施または省略するものであって、前記シャッタレリーズ操作パターンが、前記経過時間が予め設定された経過時間よりも短いシャッタレリーズ操作パターンであるとき、前記フォーカス駆動手段に対する前記駆動停止前の特定方向への駆動制御を省略することを特徴とする画像入力装置。
  2. 前記オートフォーカス制御手段は、
    前記入力パターン検出手段によって検出された入力パターンに応じて、合焦動作が互いに異なる2種類以上のオートフォーカス動作のうちから1つのオートフォーカス動作を選択し、前記選択されたオートフォーカス動作に応じて、前記フォーカス駆動手段に対する前記駆動停止前の特定方向への駆動制御を実施または省略するものであって、前記シャッタレリーズ操作パターンが、前記経過時間が予め設定された経過時間よりも短いシャッタレリーズ操作パターンであるとき、前記2種類以上のオートフォーカス動作のうちから合焦所要時間が最も短いオートフォーカス動作を選択するとともに、前記フォーカス駆動手段に対する前記駆動停止前の特定方向への駆動制御を省略することを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
  3. 相対的に高速のシャッタレスポンスが要求される撮影モードを含む複数種類の撮影モードのうち、択一的に選択された撮影モードが入力されるモード選択手段と、温度を検出する温度検出手段と、をさらに備え、
    前記オートフォーカス制御手段は、
    前記モード選択手段に入力された撮影モードと前記温度検出手段によって検出された温度と前記入力パターン検出手段によって検出された入力パターンとの組合せに応じて、前記フォーカス駆動手段に対する前記駆動停止前の特定方向への駆動制御を実施または省略するものであって、前記モード選択手段に入力された撮影モードが前記高速のシャッタレスポンスが要求される撮影モードであり、前記温度検出手段によって検出された温度が常温を含む所定の温度範囲であり、かつ前記シャッタレリーズ操作パターンが、前記経過時間が予め設定された経過時間よりも短いシャッタレリーズ操作パターンであるとき、前記フォーカス駆動手段に対する前記駆動停止前の特定方向への駆動制御を省略することを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
  4. 相対的に高速のシャッタレスポンスが要求される撮影モードを含む複数種類の撮影モードのうち、択一的に選択された撮影モードが入力されるモード選択手段と、温度を検出する温度検出手段と、をさらに備え、
    前記オートフォーカス制御手段は、
    前記入力パターン検出手段によって検出された入力パターンに応じて、合焦動作が互いに異なる2種類以上のオートフォーカス動作のうちから1つのオートフォーカス動作を選択し、前記モード選択手段に入力された撮影モードと前記温度検出手段によって検出された温度と前記選択されたオートフォーカス動作との組合せに応じて、前記フォーカス駆動手段に対する前記駆動停止前の特定方向への駆動制御を実施または省略するものであって、前記シャッタレリーズ操作パターンが、前記経過時間が予め設定された経過時間よりも短いシャッタレリーズ操作パターンであるとき、前記2種類以上のオートフォーカス動作のうちから合焦所要時間が最も短いオートフォーカス動作を選択するとともに、前記モード選択手段に入力された撮影モードが前記高速のシャッタレスポンスが要求される撮影モードであり、前記温度検出手段によって検出された温度が常温を含む所定の温度範囲であり、かつ前記シャッタレリーズ操作パターンが、前記経過時間が予め設定された経過時間よりも短いシャッタレリーズ操作パターンであるとき、前記フォーカス駆動手段に対する前記駆動停止前の特定方向への駆動制御を省略することを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
  5. 前記合焦動作が互いに異なる2種類以上のオートフォーカス動作のうち1つは外光オートフォーカス動作、他の1つはCCDオートフォーカス動作であることを特徴とする請求項2または4に記載の画像入力装置。
  6. 前記CCDオートフォーカス動作は、測距によって得られた前記被写体までの距離に応じた合焦位置の近傍範囲についてのみCCDオートフォーカス動作を行うハイブリッドオートフォーカス動作であることを特徴とする請求項5に記載の画像入力装置。
  7. 前記CCDオートフォーカス動作は、測距によって得られた前記被写体までの距離に応じた合焦位置の近傍範囲についてのみCCDオートフォーカス動作を行うハイブリッドオートフォーカス動作であり、測距によって前記被写体までの距離を得ることができないときは、前記一方の可動範囲の全域についてCCDオートフォーカス動作を行うものであることを特徴とする請求項5に記載の画像入力装置。
  8. 前記外光オートフォーカス動作は、前記被写体像の位相差に基づいて被写体までの距離を測定する動作であることを特徴とする請求項5から7のうちいずれか1項に記載の画像入力装置。
  9. 前記外光オートフォーカス動作は、超音波または近赤外線を前記被写体に照射し、前記被写体からの反射波が戻るのに要する時間に基づいて前記被写体までの距離を測定する動作であることを特徴とする請求項5から7のうちいずれか1項に記載の画像入力装置。
  10. 前記フォーカス駆動手段が前記撮影光学系を移動させるものであるとき、前記フォーカス駆動手段は、前記撮影光学系のうち、前記撮像手段上での合焦に係わるフォーカスレンズ群を移動させることを特徴とする請求項1から9のうちいずれか1項に記載の画像入力装置。
  11. 前記フォーカス駆動手段に対する前記駆動停止前の特定方向への駆動制御を省略するときのうち、前記フォーカス駆動手段の駆動停止前の所定範囲についての駆動方向が前記特定方向とは反対方向であるとき、前記オートフォーカス制御手段は、予め設定された前記特定方向とは反対方向への駆動による停止位置と特前記定方向への駆動による停止位置との差分に基づいて、前記フォーカス駆動手段の停止位置を補正制御することを特徴とする請求項1から10のうちいずれか1項に記載の画像入力装置。
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