JP2005215495A - 画像撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタルカメラなどにおいて、レリーズタイムラグを極めて小さくすることを可能とする。
【解決手段】被写体を表す光学像を撮像手段103にて撮像して電気信号に変換し、この電気信号で表される画像データを情報記録媒体150に記憶する画像撮影装置であって、撮影の実行を指示するために第1ストロークで作動する第1スイッチと第1ストロークに続く第2ストロークで作動する第2スイッチとを具備する撮影操作部材を有し、一定条件下においては第1スイッチの作動で画像を撮影する。撮影操作部材の動作モードを予め指定する動作モード指定手段を有し、この動作モード指定手段により第1スイッチにて画像撮影を行うモードと第2スイッチにて画像撮影を行うモードを切り替えて撮影することを可能にするとよい。
【選択図】図1
【解決手段】被写体を表す光学像を撮像手段103にて撮像して電気信号に変換し、この電気信号で表される画像データを情報記録媒体150に記憶する画像撮影装置であって、撮影の実行を指示するために第1ストロークで作動する第1スイッチと第1ストロークに続く第2ストロークで作動する第2スイッチとを具備する撮影操作部材を有し、一定条件下においては第1スイッチの作動で画像を撮影する。撮影操作部材の動作モードを予め指定する動作モード指定手段を有し、この動作モード指定手段により第1スイッチにて画像撮影を行うモードと第2スイッチにて画像撮影を行うモードを切り替えて撮影することを可能にするとよい。
【選択図】図1
Description
本発明は、デジタルカメラなどに用いることができる画像撮影装置に関するもので、特に、レリーズボタン操作時点から撮影動作が行われるまでのタイムラグを小さくすることができる画像撮影装置に関するものである。
従来のデジタルカメラでは、レリーズボタンを操作した時点から撮影動作が行われるまでにタイムラグが発生し、シャッタチャンスを逃すことがあった。その原因の多くは、撮像素子として使用されているCCDにある。CCDは、被写体像に対応した画像データを出力するまでに所定の電荷を蓄積する必要があり、時間を要するからである。加えて、CCDで撮像され変換された電気信号から被写体距離を検出し焦点を合わせるようにしたCCD−AFの場合は、焦点検出にも時間を要するからである。
そこで、上記タイムラグを短くする工夫がなされている。シャッタレリーズボタンの押し下げに連動して作動するスイッチは、押し下げの途中で作動する第1スイッチと押し下げ終端で作動する第2スイッチに別れているのが普通である。そこで、第1スイッチの作動すなわちファーストレリーズにて自動撮影を開始し、記録媒体に圧縮画像による複数コマをプレコマとして記録し、第2スイッチの作動すなわちセカンドレリーズによりこれに対応する基準画像を撮影し、この基準コマと以前から取り込んでいた上記プレコマおよびそれ以後に撮影されたポストコマとを、メモリカードに格納するようにした電子カメラが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の発明によれば、画像が常に2枚以上撮影されることと、暗い室内など露光時間の長い場合や、画素数の多いカメラでの撮影では、画像の取込間隔や取込時間が長くなるため、操作レスポンスが鈍くなってしまう。また、消費電力も増えるという難点がある。
上記特許文献1記載の発明に見られる難点の改善策として、撮像手段を使用して、基準位置の近傍でレンズ系を移動させて合焦位置を検出する第1の合焦位置検出手段と、上記撮像手段とは異なる光電変換手段を使用して被写体との距離を検出し上記レンズ系の合焦位置を検出する第2の合焦位置検出手段と、第1の合焦位置検出手段と第2の合焦位置検出手段で検出された合焦位置に基づいて最終的な合焦位置を決定する合焦位置決定手段とを備え、撮影操作部材が操作された場合に、上記第1の合焦位置検出手段と第2の合焦位置検出手段とをほぼ同時に動作させるようにした、デジタルカメラに適用可能な自動合焦装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この自動合焦装置によれば、短時間でかつ正確に合焦位置を検出することができる。
特開2001−257976号公報
特開2001−264622号公報
いずれにせよ、従来のデジタルカメラによれば、押し下げ行程の途中で作動する第1スイッチと押し下げ行程の終端で作動する第2スイッチを有するレリーズボタンの場合、第1スイッチの作動検出と第2スイッチの作動未検出にてレリーズの半押し状態と判定してフォーカス固定状態にし、その後第2スイッチの作動検出にて画像を撮影するようになっている。また、第1スイッチの作動検出後、直ちに第2スイッチの作動を検出することによって一気押しと判定し画像の撮影を行うようになっている。
かかる従来のデジタルカメラによれば、レリーズボタンを一気に押して操作した場合、レリーズボタンのストロークの関係から、高速に操作したとしても、第1スイッチの動作検出から第2スイッチの動作検出までにはタイムラグが発生する。
そこで、本願請求項1記載の発明は、レリーズタイムラグを極めて小さくすることができる画像撮影装置を提供することを目的とする。
請求項2記載の発明は、第1スイッチと第2スイッチを有するレリーズボタンの定義を予め登録できるようにし、半押し撮影と一気押し撮影のモード切り替えを可能とした画像撮影装置を提供することを目的とする。
請求項3記載の発明は、撮影モードの切り替えを自動で行うこと、すなわち、前回操作したレリーズスイッチの操作状態を記憶し、次回のレリーズスイッチの動作モードを上記記憶した操作状態に切り替えるようにした画像撮影装置を提供することを目的とする。
第1スイッチと第2スイッチを有するレリーズボタンの定義を操作状況に応じて切り替えることにより、半押し撮影と一気押し撮影のモード切り替えを簡単にする。一気押し撮影は第1スイッチの作動に続いて第2スイッチが作動することにより行われる。半押し撮影は、第1スイッチが作動することによってフォーカスの状況を確認後(数秒後)第2スイッチが作動することにより行われる。前回の撮影の操作方法で、第1スイッチの作動後、第2スイッチが作動せず、第1スイッチの作動がオフとなれば、半押し撮影がしたいものと判定して、今回の撮影では、第1スイッチの作動を検出したことで撮影をすることなく、フォーカスのみ動作させ、半押し撮影モードにする。一方、半押し撮影モードにて、前回の操作が、第1スイッチ作動後、第2スイッチの作動が早い時期に検出されると、一気押し撮影がしたいものと判定して、第1スイッチの作動を検出することによって撮影を行う一気押しモードに変更する。
請求項4記載の発明は、第1スイッチと第2スイッチを有するレリーズボタンの定義を予め登録できるようにし、半押し撮影モードと、一気押し撮影モードと、操作方法記憶手段で記憶した操作方法により次回の撮影方法を決定する自動切り替えモードの、3モード切り替えを可能にした画像撮影装置を提供することを目的とする。
請求項5記載の発明は、第1スイッチにて撮影し、さらに、撮影後に第1スイッチが作動している状態であれば、レリーズ半押し状態に遷移し、半押し撮影ができる状態とさせることができる画像撮影装置を提供することを目的とする。半押し撮影と一気押し撮影をモードで切り替えるのではなく、最初のステップでは一気押し撮影とし、続いて、第2スイッチの作動を検出せず、第1スイッチが作動している状態であれば、半押し撮影の第2ステップに移行させる。すなわち、ステップ毎に撮影を実行させるものである。
請求項6記載の発明は、半押し撮影と一気押し撮影のモード切り替えを簡単にする画像撮影装置を提供することを目的とする。
請求項7記載の発明は、レリーズタイムラグを極めて短くすることができる画像撮影装置を提供することを目的とする。第1スイッチと第2スイッチを有するレリーズボタンの場合、第1スイッチの作動検出と第2スイッチの作動未検出にてレリーズの半押し状態と判定してフォーカス固定状態にし、第2スイッチの作動検出にて画像を撮影する。第1スイッチの作動検出後、続いて第2スイッチの作動検出にて一気押しと判定し画像の撮影を行う。一気押し操作を高速にするため、第1スイッチの作動検出にて撮影をスタートさせ、第2スイッチの作動検出ではそのまま撮影処理を進める。ある一定時間第2スイッチの作動が検出されない場合に撮影を中断させ、フォーカスロック状態に遷移させる。
請求項8記載の発明は、レリーズタイムラグを極めて短くすることができる画像撮影装置を提供することを目的とする。第1スイッチと第2スイッチを有するレリーズボタンの場合、第1スイッチの作動検出によりCCD−AF動作中に、第2スイッチの作動を検出した場合、時間のかかるCCD−AFを中止して外部AFにて測距された位置にフォーカスレンズを移動させ即時撮影を行うようにする。
請求項9および10記載の発明は、第1撮影操作部材と第2撮影操作部材を個別に設けることによって、以上述べたような目的を、達成しようとするものである。
本発明は、被写体を表す光学像を撮像手段にて撮像して電気信号に変換し、この電気信号で表される画像データを情報記録媒体に記憶する画像撮影装置であって、撮影の実行を指示するために第1ストロークで作動する第1スイッチと第1ストロークに続く第2ストロークで作動する第2スイッチとを具備する撮影操作部材を有し、一定条件下においては上記第1スイッチの作動で画像を撮影することを最も主要な特徴とする。
撮影操作部材の動作モードを予め指定する動作モード指定手段を有し、この動作モード指定手段により第1スイッチにて画像撮影を行うモードと第2スイッチにて画像撮影を行うモードを切り替えて撮影することを可能にしてもよい。
レリーズタイムラグの短縮化が進められた結果、レリーズ押下後140ms程度で撮影が可能となってきている。一方、第1スイッチと第2スイッチの操作タイムラグは、高速押下を意識しながら操作すると50ms以内で操作できるが、撮影までに100ms〜250msかかるケースがほとんどとなっている。第1スイッチの作動によって撮影を行うことは、第1スイッチと第2スイッチの操作タイムラグをゼロにすることが可能であるということであり、操作者の熟練度、カメラ知識の有無に関わりなく、だれでも高速化の恩恵に浴することができる。
請求項1記載の発明によれば、第1スイッチと第2スイッチを有するレリーズボタンの場合、第1スイッチの作動検出にて撮影を開始するため、操作タイムラグが非常に短い撮影が可能となる。
請求項2記載の発明によれば、一気押し固定モードと、レリーズ半押し有効の2モードから選択することができるので、ユーザの目的に合った撮影が可能となる。
請求項3記載の発明によれば、操作者の前回の操作により一気押しモードと半押し撮影モードに自動的に切り替わるので、予めモード切り替え操作を行う必要が無くなる。
請求項4記載の発明によれば、一気押し固定モードと、レリーズ半押し有効モードと、自動切り替えモードの3モードから選択することができるので、ユーザの目的にあった撮影が可能となる。
請求項5記載の発明によれば、一気押しでの撮影は必ず実行されるが、続いて、レリーズ半押しでの撮影モードに自動的に遷移するので、さらに、ユーザの目的に合った撮影が可能となる。
請求項6記載の発明によれば、半押し撮影用のレリーズと、一気押し撮影用のレリーズの2つが用意されているので、ユーザは状況に応じて簡単に使い分けることが可能となる。
請求項7記載の発明によれば、第1スイッチの作動にて撮影を開始し、第2スイッチは作動検出の監視のみであり、第2スイッチの作動を検出しない場合にのみ撮影を中止し、レリーズロック処理を行うことで、一気押し操作によるタイムラグの短縮化を進めながら、レリーズ半押し操作による撮影をも可能とすることができる。
請求項8記載の発明によれば、操作タイムラグの長さによりCCD−AF動作状態になってもすぐにCCD−AFをキャンセルして撮影することでタイムラグの短縮化をはかることができる。
請求項9および10記載の発明によれば、第1撮影操作部材と第2撮影操作部材を個別に設けることによって、以上述べたような効果を得ることができる。
以下、図面を参照しながら本発明にかかる画像撮影装置の実施例について説明する。
エラー!
参照元が見つかりません。は本発明の一実施例にかかる画像撮影装置を備えたデジタルカメラのブロック図である。図1において、符号100はデジタルカメラを示している。デジタルカメラ100は、レンズ系101、絞り・フィルター部等を含むメカ機構102、撮像素子であるCCD(電荷結合素子)103、CDS(相関2重サンプリング)回路104、可変利得増幅器(以下「AGCアンプ」という)105、アナログ・デジタル変換機(以下「A/D変換器」という)106、イメージ・プリ・プロセッサ(以下「IPP」という)107、DCT(Discrete Cosine Transform)108、ハフマン・エンコーダ/デコーダ(以下「コーダー」という)109、メモリ・カード・コントローラ(以下「MCC」という)110、DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリ)111、PCカードインターフェース112、CPU121、表示部122、操作部123、制御信号生成部(以下「SG部」という)126、ストロボ装置127、バッテリ128、DC−DCコンバータ129、EEPROM(電気的に消去可能なプログラマブルROM)130、フォーカスドライバ131、パルスモータ132、ズームドライバ133、パルスモータ134、モータドライバ135、外部AFセンサ136を具備して構成されている。また、PCカードインターフェース112を介して着脱可能なPCカード150が接続されている。レンズユニットは、レンズ系101、絞り・フィルター部等を含むメカ機構102からなり、メカ機構102のメカニカルシャッタは2つのフィールドの同時露光を行うようになっている。
参照元が見つかりません。は本発明の一実施例にかかる画像撮影装置を備えたデジタルカメラのブロック図である。図1において、符号100はデジタルカメラを示している。デジタルカメラ100は、レンズ系101、絞り・フィルター部等を含むメカ機構102、撮像素子であるCCD(電荷結合素子)103、CDS(相関2重サンプリング)回路104、可変利得増幅器(以下「AGCアンプ」という)105、アナログ・デジタル変換機(以下「A/D変換器」という)106、イメージ・プリ・プロセッサ(以下「IPP」という)107、DCT(Discrete Cosine Transform)108、ハフマン・エンコーダ/デコーダ(以下「コーダー」という)109、メモリ・カード・コントローラ(以下「MCC」という)110、DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリ)111、PCカードインターフェース112、CPU121、表示部122、操作部123、制御信号生成部(以下「SG部」という)126、ストロボ装置127、バッテリ128、DC−DCコンバータ129、EEPROM(電気的に消去可能なプログラマブルROM)130、フォーカスドライバ131、パルスモータ132、ズームドライバ133、パルスモータ134、モータドライバ135、外部AFセンサ136を具備して構成されている。また、PCカードインターフェース112を介して着脱可能なPCカード150が接続されている。レンズユニットは、レンズ系101、絞り・フィルター部等を含むメカ機構102からなり、メカ機構102のメカニカルシャッタは2つのフィールドの同時露光を行うようになっている。
レンズ系101は、例えば、バリフォーカルレンズからなり、フォーカスレンズ系101aとズームレンズ系101bとで構成されている。フォーカスドライバ131は、CPU121から供給される制御信号に従って、パルスモータ132を駆動して、フォーカスレンズ系101aを光軸方向に移動させる。ズームドライバ133は、CPU121から供給される制御信号に従って、パルスモータ134を駆動して、ズームレンズ系101bを光軸方向に移動させる。また、モータドライバ135は、CPU121から供給される制御信号に従ってメカ機構102を駆動し、例えば、絞りの絞り値を設定する。
CCD103は、レンズユニットを介して入力した映像を電気信号(アナログ画像データ)に変換する。CDS回路104は、CCD型撮像素子に対する低雑音化のための回路である。また、AGCアンプ105は、CDS回路104で相関2重サンプリングされた信号のレベルを補正する。なお、AGCアンプ105のゲインは、CPU121により、CPU121が内蔵するD/A変換器を介して設定データ(コントロール電圧)がAGCアンプ105に設定されることにより設定される。さらにA/D変換器106は、AGCアンプ105を介して入力されるCCD103からのアナログ画像データをデジタル画像データに変換する。すなわち、CCD103の出力信号は、CDS回路104およびAGCアンプ105を介し、またA/D変換器106により、最適なサンプリング周波数(例えば、NTSC信号のサブキャリア周波数の整数倍)にてデジタル信号に変換される。
また、デジタル信号処理部であるIPP(Image Pre−Processor)107、DCT(Discrete Cosine Transform)108、およびコーダー(Huffman Encoder/Decoder)109は、A/D変換器106から入力したデジタル画像データについて、色差(Cb、Cr)と輝度(Y)に分けて各種処理、すなわち補正および画像圧縮/伸長のためのデータ処理を施す。DCT108およびコーダー109は、例えばJPEG準拠の画像圧縮・伸長の一過程である直交変換・逆直交変換、並びに、JPEG準拠の画像圧縮・伸長の一過程であるハフマン符号化・復号化等を行う。さらに、MCC(Memory Card Controller)110は、圧縮処理された画像を一旦蓄えてPCカードインターフェース112を介してPCカード150への記録、或いはPCカード150からの読み出しを行う。
CPU121は、ROMに格納されたプログラムに従ってRAMを作業領域として使用して、操作部123からの指示、或いは図示しないリモートコントロール等の外部からの動作指示に従い、上記デジタルカメラ内部の全動作を制御する。具体的には、CPU121は、撮像動作、自動露出(AE)動作、自動ホワイトバランス(AWB)調整動作や、自動合焦(AF)動作等の制御を行う。上述の操作部123は、操作者が撮影の実行を指示する撮影操作部材としてのレリーズキーを備えている。また、カメラ電源は、バッテリ128からDC−DCコンバータ129に入力され、当該デジタルカメラ内部に供給される。バッテリ128は、例えば、NiCd電池、ニッケル水素電池、リチウム電池等のバッテリ128からなる。表示部122は、LCD、LED、EL等で実現されており、撮影したデジタル画像データや、伸長処理された記録画像データ等の表示を行う。操作部123は、撮影指示を行うためのレリーズキー、機能選択およびその他の各種設定を外部から行うためのボタン等を備えている。上記レリーズキーは、撮影の実行を指示するための部材で、第1ストロークすなわちレリーズキーの半押しで作動する第1スイッチRL−1と、第1ストロークに続く第2ストロークで作動するすなわちレリーズキーを終端まで押すことによって作動する第2スイッチRL−2とを具備している。
CPU121は、レリーズキーが半押しされて第1スイッチRL−1がオンとなるとAF動作等を実行し、また、レリーズキーが全押しされて第2スイッチRL−2がオンとなると撮影動作を実行する。EEPROM130には、CPU121がデジタルカメラの動作を制御する際に使用する調整データ等が書き込まれている。以上説明したデジタルカメラ100は、CPU121の制御によって、被写体を撮像して得られる画像データをPCカード150に記録する記録モードと、PCカード150に記録された画像データを表示する表示モードと、撮像した画像データを表示部122に直接表示するモニタリングモード等に切り替えることができる。
図2は、上記IPP107の具体的構成の一例を示す図である。IPP107は、図2に示す如く、A/D変換器106から入力したデジタル画像データをR・G・Bの各色成分に分離する色分離部1071と、分離されたR・G・Bの各画像データを補間する信号補間部1072と、R・G・Bの各画像データの黒レベルを調整するペデスタル調整部1073と、R、Bの各画像データの白レベルを調整するホワイトバランス調整部1074と、CPU121により設定されたゲインでR・G・Bの各画像データを補正するデジタルゲイン調整部1075と、R・G・Bの各画像データのγ変換を行うガンマ変換部1076と、RGBの画像データを色差信号(Cb、Cr)と輝度信号(Y)とに分離するマトリクス部1077と、色差信号(Cb、Cr)と輝度信号(Y)とに基づいてビデオ信号を作成し前記表示部122に出力するビデオ信号処理部1078と、を備えている。
さらに、IPP107は、ペデスタル調整部1073によるペデスタル調整後の画像データの輝度データ(Y)を検出するY演算部1079と、Y演算部1079で検出した輝度データ(Y)の所定周波数成分のみを通過させるBPF(バンドパスフィルタ)1080と、BPF1080を通過した輝度データ(Y)の積分値をAF評価値としてCPU121に出力するAF評価値回路1081と、Y演算部1079で検出した輝度データ(Y)に応じたデジタルカウント値をAE評価値としてCPU121に出力するAE評価値回路1082と、ホワイトバランス調整部1074による調整後のR・G・Bの各画像データの輝度データ(Y)を検出するY演算部1083と、Y演算部1083で検出した各色の輝度データ(Y)をそれぞれカウントして各色のAWB評価値としてCPU121に出力するAWB評価値回路1084と、CPU121とのインターフェースであるCPUI/F1085と、DCT108とのインターフェースであるDCTI/F1086等を備えている。
図1に示す外部AFセンサ136は、パッシブ方式の測距センサからなり、被写体の距離を測距するためのものである。図3は、上記外部AFセンサの概略構成を示す。図3において、外部AFセンサ136は、レンズ151と、フォトセンサアレイ152a(左センサ)と、フォトセンサアレイ152b(右センサ)と、図示されない演算回路を備えている。図3および図4を参照して外部AFセンサ136の測距原理を説明する。図3において、被写体までの距離をd、レンズ151とフォトセンサアレイ152a(左センサ)との距離、およびレンズ151とフォトセンサアレイ152b(右センサ)との距離をf、フォトセンサアレイ152a(左センサ)、152b(右センサ)に入力する光の幅をそれぞれ、X1、X2、光が入射されるフォトセンサアレイ152a、152b間の距離をBとすると、外部AFセンサ136の前面から被写体までの距離dは、三角測量により、d=B・f/(X1+X2)で算出できる。図4は、左右のフォトセンサアレイの被写体像を示しており、演算回路は、各フォトセンサアレイの被写体像の光量を積分し、左右センサデータのずれを演算することで、被写体の距離dを算出し、CPU121に出力するように構成されている。
本明細書において、外部AFセンサ136を使用して合焦位置を検出する動作を外部AFといい、CCD103を使用して合焦位置を検出する場合をCCD−AF(内部AF)という。CCD−AFでは、フォーカスレンズ系101aを移動して、CCD103から出力される画像信号に応じた被写体のコントラストを示すAF評価値をサンプリングし、AF評価値のピーク位置を合焦位置とする山登りサーボ方式を使用する。外部AFとCCD−AFを使用してAFを行うことをハイブリットAFという。
図5は、CPU121の制御により実行されるデジタルカメラのAFに関する動作例を説明するためのフローチャートである。図5において、まず、電源が投入されると(ステップS21)、CPU121は、外部AF実行タイミングであるか否かを判断する(ステップS22)。この判断の結果、外部AFの実行タイミングでない場合には、ステップS24に移行する。他方、外部AF実行タイミングであれば、外部AFによる測距処理を実行し(ステップS23)、外部AFセンサ136は被写体との距離を測距して、ステップS24に移行する。ステップS24では、CPU121は、レリーズキーが半押しされて、第1スイッチRL−1が作動したか否かすなわちオンされたか否かを判断する。第1スイッチRL−1がオンでない場合には、ステップS22に戻り、第1スイッチRL−1がオンされるまで、外部AFの実行タイミングで、外部AF測距処理が行われる。他方、ステップS24で、第1スイッチRL−1がオンされた場合には、CPU121は、外部AFの測距結果に基づいて、CCD−AFの開始位置(基準位置)を算出する(ステップS25)。そして、CPU121は、算出したCCD−AFの開始位置(基準位置)にフォーカスレンズ系101aを移動させる(ステップS26)。
続いて、CPU121は、フォーカスレンズ系101aを基準位置に移動した後、外部AFとCCD−AFを同時にスタートさせる(ステップS27)。外部AFでは、外部AFセンサ136により、被写体との距離の測定が行われ、合焦位置の検出が行われる。また、CCD−AFでは、フォーカスレンズ系101aを基準位置の近傍で移動させて、AF評価値を取得し、合焦位置の検出が行われる。つぎに、CPU121は外部AFおよびCCD−AFが終了したか否かを判断し(ステップS28)、外部AFとCCD−AFが終了した場合には、外部AFで検出された測距結果とCCD−AFで検出された合焦位置に対応する撮影距離とが、所定値以上異なるか否かを判断する(ステップS29)。この判断の結果、外部AFで検出された測距結果とCCD−AFで検出された合焦位置に対応する撮影距離とが、所定値以上異ならない場合、すなわち上記測距結果と撮影距離との差が所定値以内であれば、CPU121は、CCD−AFの合焦位置を最終の合焦位置と決定する(ステップS30)。
他方、外部AFで検出された測距結果とCCD−AFで検出された合焦位置に対応する撮影距離とが、所定値以上異なる場合には、CPU121は、被写体に応じて、両者の信頼性に関する情報に基づいて、外部AFとCCD−AFの結果のいずれかを最終的な合焦位置と決定する(ステップS31)。この後、CPU121は、決定した合焦位置にフォーカスレンズ系101aを移動させる(ステップS32)。その後、レリーズキーが全押しされて第2スイッチRL−2がオンとなると、撮影動作を行い、被写体の画像データを取り込み、情報記録媒体であるPCカード150に記録する。
以上、レリーズ半押し(第1スイッチRL−1オン)からレリーズ全押し(第2スイッチRL−2オン)までの動作例を示した。レリーズ半押しに対してレリーズ一気押しがある。一気押しとは、レリーズボタンを押し下げ行程の終端まで一気に押し下げることである。上述のステップS24とS25の間でレリーズ全押しの検出有無を行い、ここで全押しが検出されると、S25〜S31の処理をスキップし、S32の処理から行う。外部AFの測距データから一気にフォーカスレンズを合焦点に移動させ、撮影動作を行い、被写体の画像データを取り込み、画像データをPCカード150に記録する。レリーズ全押しのチェックでは、レリーズ半押しから100msなど一定時間レリーズ全押しの検出待ちを行い、一定時間内に検出されると一気押し動作に移行させる、より積極的な動作例もある。このように一定時間の検出待ちを行う場合、予めフォーカスレンズを合焦点に向かって移動開始させ、一定時間の経過と合焦点への移動完了の両方を同時に待つ動作例も考えられる。このような動作例では、レリーズ半押し時点でフォーカスレンズを動作させられるため、レリーズ全押し検出時により高速に撮影処理への移行が可能となる。
次に、本願の各請求項記載の発明に対応した実施例について説明する。図6は一実施例の動作を示すフローチャートである。撮影走査部材としてのレリーズキーの操作と独立して外部AFの測距を行うステップS21〜S23の処理は上に示したとおりであるから、図6ではこの部分を省いている。以下の説明において括弧書きの数字は動作ステップを示している。レリーズ半押しで第1スイッチ作動が検出された時点で(301)、直前の測距データを用いて合焦点を割り出し、合焦位置へフォーカスレンズを移動させる(302)。フォーカスの移動完了を検出すると(303)、撮影動作を行い(304)、撮影によって得られた画像データを情報記録媒体であるPCカード150に記憶する(305)。
図7は別の実施例の動作を示すフローチャートである。レリーズ半押しで第1スイッチ作動が検出されると(401)、撮影モードフラグを参照し、第1スイッチRL1の作動(オン)による撮影モードであれば(402)、図6に示すフローチャートのステップ302から305に示す処理と同じ処理を行う。上記ステップ402において、第2スイッチRL2の作動(オン)による撮影モードであれば、図5に示すフローチャートのステップS25にジャンプしてそれ以後の処理を行う。撮影モードフラグは、例えば、0=RL1撮影モードすなわち第1スイッチの作動による撮影モード、1=RL2撮影モードすなわち第2スイッチの作動による撮影モードとすることができる。この撮影モードフラグは、ユーザのカメラ設定操作により切り替え可能とする方法や、ハード的なスライドスイッチを設けて撮影モードを切り替える方法などがある。
図8はさらに別の実施例の動作を示すフローチャートである。レリーズ半押しで第1スイッチ作動が検出されると(501)、撮影モードフラグを参照し、第1スイッチRL1の作動による撮影モードであれば(502)、合焦位置へフォーカスレンズを移動させる(503)。フォーカスレンズの移動完了を検出すると(504)、撮影動作を行い(505)、撮影によって得られた画像データを情報記録媒体であるPCカード150に記憶する(506)。続いて、第1スイッチRL1の作動検出から、第2スイッチRL2の作動を検出したのか、または第1スイッチRL1の作動検出の後レリーズキーから指を離して第1スイッチRL1の作動停止(オフ)を検出したのか、判定を行う(507)。第1スイッチRL1のオフを検出した場合、操作者はレリーズ半押しすなわちフォーカスロックを行う意図であると判断し、次の撮影からはレリーズ半押しができるように、撮影モードフラグを第2スイッチRL2の作動による撮影モードに切り替える(508)。上記ステップ507で第2スイッチRL2の作動(オン)を検出した場合は、撮影モードの変更無しとして、現状のフラグをそのまま変更せずに処理を完了する。
上記ステップ502での判定において、撮影モードフラグを参照し、第2スイッチRL2の作動による撮影モードであれば、図5に示すステップS25〜S32の処理すなわちレリーズ半押しのフォーカスロック処理を行う(520)。フォーカスロック処理後にステップ521で以下の判定を行う。第1スイッチRL1の作動検出から第2スイッチRL2の作動を検出するまでの時間が一定時間(例えば、100ms)以内の場合、操作者は一気押し操作を行いたいものと判断し、撮影モードフラグを第1スイッチRL1の作動による撮影モードに設定する(522)。続いて撮影の一連の処理504〜506を実行する。一気押し操作によって第2スイッチRL2の作動を検出していることから、ステップ507における判定によって撮影モードフラグを第1スイッチRL1の作動による撮影モードに設定された状態のまま処理を完了する。
上記ステップ521での判定において、第1スイッチRL1の作動検出から第2スイッチRL2の作動検出までの時間が一定時間(例えば、100ms)を越え、かつ第2スイッチRL2が押下されている場合は(523)、操作者はレリーズ半押しの状態からの撮影(現在の状態のまま)を引き続いて行いたい意図であると判断し、撮影モードフラグを更新することなく、撮影の一連の処理504〜506を実行する。ここでは第2スイッチRL2の押下(オン)を検出していることから、ステップ507における判定にて撮影モードフラグを第2スイッチRL2の作動による撮影モードに設定された状態のまま処理を完了する。ステップ523において、第2スイッチRL2の作動を検出することなく第1スイッチRL1の作動停止(オフ)を検出した場合は、レリーズロック状態の解除としてそのまま処理を完了する。
図8に示すフローチャートに、自動切り替え有効フラグを追加すれば、さらに別の実施例となる。半押し撮影固定の場合は、撮影モードフラグを第2スイッチRL2モードとし、自動切り替え有効フラグを無効とする。一気押し撮影固定の場合は、撮影モードフラグを第1スイッチRL1モードとし、自動切り替え有効フラグを無効とする。自動切り替えモードの場合は、撮影モードフラグを第1スイッチRL1モード又は第2スイッチRL2モードのいずれか一方(自動切り替えなのでどちらでもよい)に設定し、自動切り替え有効フラグを有効とする。この設定の切り替えは、ユーザのカメラ設定操作により切り替え可能とする方法や、ハード的なスライドスイッチを設けて撮影モードを切り替え可能とする方法などがある。図8に示すフローにおいて、撮影モードフラグを変更している処理(508と522)の前に、自動切り替え有効フラグの判定処理を挿入し、自動切り替え有効フラグが有効であれば、撮影モードフラグを変更し、無効であれば撮影モードフラグの変更を禁止する。
本発明にかかる画像撮影装置のさらに別の実施例を図9に示す。図9において、レリーズ半押しが検出された時点すなわち第1スイッチRL1の作動が検出された時点で(601)、直前の測距データを用いて合焦点を割り出し、合焦位置へフォーカスレンズを移動させる(602)。フォーカスレンズの移動完了を検出すると(603)、撮影動作を行い(604)、被写体像に対応して光電変換することによって得られる撮像素子からの画像データをPCカード150に記憶する(605)。続いて、第1スイッチRL1の作動検出から、さらにレリーズキーを押し下げられることによって第2スイッチRL2の作動(オン)を検出したのか、または、レリーズキーの押し下げが解除されて第1スイッチRL1の作動停止(オフ)を検出したのか、さらには、第2スイッチRL2の作動も第1スイッチRL1のオフも検出していないのかを判定する(606)。第2スイッチRL2の作動を検出し、さらに第1スイッチRL1の作動停止(オフ)を検出した場合はそのまま終了する。どちらも検出していない場合すなわち第1スイッチRL1がオンで第2スイッチRL2がオフの場合は、レリーズ半押し状態のままと判定して、図5のステップS25〜S32のフォーカスロック処理を行う(607)。次に、第2スイッチRL2押下の判定すなわち第2スイッチRL2がオンかまたはオフかの判定を行う(608)。第1スイッチRL1がオフであることを検出していれば、半押し解除としてそのまま終了する。第2スイッチRL2押下(オン)を検出すると、上記ステップ603〜605の一連の撮影処理を実行し(609)、処理を完了する。
本発明にかかる画像撮影装置を具備するカメラは、図10に示す実施例のように、2つのレリーズキー11,12を有し、第1レリーズキー11の押し下げに連動して作動(オン)する上記第1スイッチRL1と、第2レリーズキー12の押し下げに連動して作動(オン)する上記第2スイッチRL2を具備するものであってもよい。第2レリーズキー12は、カメラの前面、背面あるいは側面の何れかに配置してもよい。この実施例にかかる画像撮影装置は、これまで説明してきた第1スイッチRL1と第2スイッチRL2の機能を、ユーザが手動的に選択して使用することができる。例えば、カメラを被写体に向けて第1レリーズキー11を押し下げるとAF動作してフォーカスロックされ、次に第2レリーズキー12を押し下げると、上記のフォーカスロックの状態で撮影が行われるように構成することができる。また、第1レリーズキー11の押し下げによってフォーカスロックした後、第1レリーズキー11も第2レリーズキー12も押し下げられない状態が一定時間続いた場合は、フォーカスロックを解除するように構成することができる。あるいは、第1レリーズキー11の押し下げで外部AFによる撮影を行い、第2レリーズキー12の押し下げによって内部AFによる撮影を行うように構成することもできる。
本発明にかかる画像撮影装置のさらに別の実施例を図11に示す。図11において、第1スイッチRL1の作動によってレリーズ半押しが検出されると(701)、その時点で直前の測距データを用いて合焦点を割り出し、合焦位置へフォーカスレンズを移動させる(702)。フォーカスレンズの移動完了を検出すると(703)、撮影動作を行う(704)。続いて、第1スイッチRL1の作動検出からレリーズキーがさらに押し下げられて第2スイッチRL2の作動を検出したのか、第1スイッチRL1の作動検出からレリーズキーの押し下げが解除されて第1スイッチRL1のオフを検出したのか、または、第2スイッチRL2のオンも第1スイッチRL1のオフも検出していないのかを判定する(705)。第1スイッチRL1のオフを検出したときはそのまま終了する。すなわち、記録媒体であるPCカード150に画像データを記憶することなくそのまま終了する。第2スイッチRL2のオンを検出したときは、PCカード150に画像データを記憶して(706)終了する。どちらも検出していない、すなわち、第2スイッチRL2のオンも第1スイッチRL1のオフも検出していない場合は、レリーズ半押し状態のままと判定して図5のステップS25〜S32にジャンプしフォーカスロック処理を行う(710)。フォーカスロック処理完了後、第2スイッチRL2の作動を判定し(711)、第2スイッチRL2がオフの場合は、第1スイッチRL1のオフ検出を確認の上、なにもすることなく終了する。ステップ711で第2スイッチRL2のオンを検出した場合は、ステップ703の処理へ飛んでステップ703〜706の一連の処理を行い、撮影を完了する。この際、ステップ705の判定では、第2スイッチRL2を検出済みであることから、ステップ706の処理が実行されることになる。
図12は、第1ストロークでオンする第1スイッチと第2ストロークでオンする第2スイッチを有するレリ−ズキーの実施例を示す。図12において、レリ−ズキー押し下げ行程の第1ストロークでオンする第1スイッチは図12(e)に示す「A」の部分で、さらにレリーズキーを押し下げてその第2ストロークでオンする第2スイッチは「B」の部分である。図12(a)(b)(c)に示す回路構成図では、レリ−ズキー押し下げの第1動作でスイッチAがオンになると端子1が検出され、第2動作でスイッチBがオンになると、端子1,3が検出され、それぞれのスイッチの押し下げ状況が検出可能となる。このようなレリーズキーの構成は、本願発明の本質的なものではないので、詳細な説明は省略する。
図13は、本発明にかかる画像撮影装置のさらに別の実施例を示すもので、ここでは、デジタルカメラの設定画面の例を示している。図13(1)はセットアップ画面の一例である。デジタルカメラでは、情報記録媒体であるカードのフォーマットやブザー音の有り無し、その他様々な設定切り替えが可能であるが、そのような設定切り替え画面にレリーズボタン設定の項目を追加している。カーソルキーなどでレリーズボタン設定の項目を選択すると、図13(2)に示すレリーズボタン設定画面に遷移する。レリーズボタン設定画面では、前述の第1スイッチRL1の作動による撮影モード、第2スイッチRL2による標準の撮影モード、自動切換えモードが表示され、何れかのモードを選択できるようになっている。レリーズボタン設定画面にてモードを選択すると、図13(3)に示すように、プログラムメモリ上の撮影モードフラグに、上記設定した値をセットする。図13(4)は、上記の設定を行うメカニカルスイッチを設けた場合の例を示す。このメカニカルスイッチは3点で切り替え可能なスライドスイッチからなり、左端にあるときは第1スイッチRL1の作動による撮影モード、中間にあるときは第2スイッチRL2による標準の撮影モード、右端にあるときは自動切換えモードとなっている。
本発明にかかる画像撮影装置のさらに別の実施例のフローチャートを図14に示す。図14において、まず、外部AFより周期的に測距データを抽出する(801)。次に、第1スイッチRL1の作動を検出すると(802)、上記ステップ801で抽出された直前の測距データを用いて合焦点を割り出し、合焦位置へフォーカスレンズを移動させる(803)。一気押しか否かの判定のため、第2スイッチRL2の押し下げ(作動)をチェックする(804)。押し下げを検出すれば、一連の撮影処理を実行させ(820)、処理を終了する。
ステップ804で第2スイッチの作動が検出されないまま、一定時間(例えば、100ms)経過すると(805)、レリーズ半押しと判断して、よりフォーカス精度の高い、CCD−AFを起動させる(806)。外部AFより動作時間の長いCCD−AFの動作中も、第2スイッチRL2の作動(押し下げ)をチェックする(807)。もし、第2スイッチRL2の作動を検出すると、CCD−AFの動作を停止させ、再度、外部AFによる直前の測距データに基づいて合焦した位置にフォーカスレンズを移動させる(830)。これは、CCD−AFによる測距データに基づいて合焦した位置にフォーカスレンズが移動しているためである。その後は、一連の撮影処理を実行させ(840)、処理を終了する。ステップ807において第2スイッチRL2の作動が検出されず、CCD−AFの処理が完了した場合(808)、レリーズロック状態と判断して、第2スイッチRL2の作動(オン)検出(809)と、第1スイッチRL1作動停止(オフ)の検出(810)待ち状態にはいる。レリーズキーより手を離すなどして、ステップ810においてレリーズロック解除と判断された場合は、モニタリング処理を再開し(811)、次の撮影処理への移行処理を実行して処理を終了する。通常は再度ステップ801からの処理を開始することになる。上記レリーズロック状態から第2スイッチRL2の作動を検出した場合は(809)、一連の撮影処理を実行させ(840)、処理を終了する。
本発明にかかる画像撮影装置は、デジタルカメラ一般、あるいは、静止画撮影機能を持ったカメラ付き携帯電話、携帯端末、ビデオカメラなどに適用可能である。
100 デジタルカメラ
101 レンズ系
103 撮像手段としてのCCD
121 CPU
123 操作部
131 フォーカスドライバ
136 外部AFセンサ
101 レンズ系
103 撮像手段としてのCCD
121 CPU
123 操作部
131 フォーカスドライバ
136 外部AFセンサ
Claims (10)
- 被写体を表す光学像を撮像手段にて撮像して電気信号に変換し、この電気信号で表される画像データを情報記録媒体に記憶する画像撮影装置であって、
撮影の実行を指示するために第1ストロークで作動する第1スイッチと第1ストロークに続く第2ストロークで作動する第2スイッチとを具備する撮影操作部材を有し、
一定条件下においては上記第1スイッチの作動で画像を撮影することを特徴とする画像撮影装置。 - 請求項1記載の画像撮影装置において、撮影操作部材の動作モードを予め指定する動作モード指定手段を有し、この動作モード指定手段により第1スイッチにて画像撮影を行うモードと第2スイッチにて画像撮影を行うモードを切り替えて撮影することを可能にした画像撮影装置。
- 被写体を表す光学像を撮像手段にて撮像して電気信号に変換し、この電気信号で表される画像データを情報記録媒体に記憶する画像撮影装置であって、
撮影の実行を指示するために第1ストロークで作動する第1スイッチと第1ストロークに続く第2ストロークで作動する第2スイッチを具備する撮影操作部材と、
上記第1スイッチの作動で画像を撮影する手段と、
上記第2スイッチの作動で画像を撮影する手段と、
上記第2スイッチの作動を監視する手段と、
上記第1スイッチが作動停止することを監視する手段と、
時間経過または時間検出により上記監視を停止する手段と、
撮影操作部材による前回の操作方法を記憶する操作方法記憶手段と、
上記操作方法記憶手段で記憶した操作方法により次回の撮影方法を決定する手段と、
を有することを特徴とする画像撮影装置。 - 請求項3記載の画像撮影装置において、撮影操作部材の動作モードを予め指定する手段を有し、第1スイッチにて画像撮影を行うモードと、第2スイッチにて画像撮影を行うモードと、操作方法記憶手段で記憶した操作方法により次回の撮影方法を決定する自動切り替えモードとを選択して指定できる画像撮影装置。
- 請求項1記載の画像撮影装置において、撮影後に第1スイッチが作動している場合撮影条件を更新し固定する手段と、第2スイッチの作動を検出する手段と、第2スイッチが作動した場合さらに撮影を行う手段と、を有することを特徴とする画像撮影装置。
- 被写体を表す光学像を撮像手段にて撮像して電気信号に変換し、この電気信号で表される画像データを情報記録媒体に記憶する画像撮影装置であって、
撮影の実行を指示するために第1ストロークで作動する第1スイッチと第1ストロークに続く第2ストロークで作動する第2スイッチとを具備する第1の撮影操作部材と、
第1ストロークのみで作動する第2の撮影操作部材と、
を有することを特徴とする画像撮影装置。 - 被写体を表す光学像を撮像手段にて撮像して電気信号に変換し、この電気信号で表される画像データを情報記録媒体に記憶する画像撮影装置であって、
撮影の実行を指示するために第1ストロークで作動する第1スイッチと第1ストロークに続く第2ストロークで作動する第2スイッチとを具備する撮影操作部材と、
第1スイッチにて画像を撮影する手段と、
第2スイッチの作動を監視する手段と、
第2スイッチが一定時間作動しない場合撮影処理を中止させる手段と、
を有することを特徴とする画像撮影装置。 - 被写体を表す光学像を撮像手段にて撮像して電気信号に変換し、この電気信号で表される画像データを情報記録媒体に記憶する画像撮影装置であって、
複数の測距回路と、
撮影の実行を指示するために第1ストロークで作動する第1スイッチと第1ストロークに続く第2ストロークで作動する第2スイッチを有する撮影操作部材と、
第1スイッチの作動により一つの測距回路を起動する手段と、
上記一つの測距回路の測距状態を監視する手段と、
第2スイッチの作動により上記一つの測距回路の動作を停止させる手段と、
を有することを特徴とする画像撮影装置。 - 2つの撮影操作部材を有し、第1撮影操作部材の操作に連動して作動する第1スイッチと、第2撮影操作部材の操作に連動して作動する第2スイッチを具備し、
第1撮影操作部材の操作により自動合焦してフォーカスロックされ、この状態で第2撮影操作部材が操作されると、上記フォーカスロックの状態で撮影が行われるように構成された画像撮影装置。 - 請求項9記載の画像撮影装置において、第1撮影操作部材の操作によってフォーカスロックした後、第1撮影操作部材も第2撮影操作部材も操作されない状態が一定時間続いた場合は、フォーカスロックを解除するように構成された画像撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004024105A JP2005215495A (ja) | 2004-01-30 | 2004-01-30 | 画像撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004024105A JP2005215495A (ja) | 2004-01-30 | 2004-01-30 | 画像撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005215495A true JP2005215495A (ja) | 2005-08-11 |
Family
ID=34906892
Family Applications (1)
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JP2004024105A Pending JP2005215495A (ja) | 2004-01-30 | 2004-01-30 | 画像撮影装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005215495A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7750939B2 (en) | 2005-03-17 | 2010-07-06 | Ricoh Company, Ltd. | Image photographing device and release device |
JP2011091623A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-05-06 | Nec Corp | カメラシステム、および、カメラシステムの制御方法 |
US7952733B2 (en) | 2005-07-29 | 2011-05-31 | Ricoh Company. Ltd. | Image transfer system and image transfer method |
US8478885B2 (en) | 2005-07-29 | 2013-07-02 | Ricoh Company, Ltd. | Image photographic apparatus |
US10462371B2 (en) | 2014-08-22 | 2019-10-29 | Ricoh Company, Ltd. | Imaging apparatus and imaging method for comparing a template image with a monitoring image |
-
2004
- 2004-01-30 JP JP2004024105A patent/JP2005215495A/ja active Pending
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