JPH0763973A - 自動焦点式カメラ - Google Patents

自動焦点式カメラ

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Publication number
JPH0763973A
JPH0763973A JP20956993A JP20956993A JPH0763973A JP H0763973 A JPH0763973 A JP H0763973A JP 20956993 A JP20956993 A JP 20956993A JP 20956993 A JP20956993 A JP 20956993A JP H0763973 A JPH0763973 A JP H0763973A
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JP
Japan
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lens group
focus
group
focusing
focus lens
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Pending
Application number
JP20956993A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Takamura
雅司 高村
Michihiro Shiina
道弘 椎名
Fumio Iwai
文雄 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP20956993A priority Critical patent/JPH0763973A/ja
Publication of JPH0763973A publication Critical patent/JPH0763973A/ja
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  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 駆動機構のバックラッシュにより生ずるフォ
ーカスレンズ群の傾斜を除去し、フォーカスレンズ群を
適正な姿勢で合焦位置に配置することのできる自動焦点
式カメラを提供する。 【構成】 フォーカシング時、フォーカスレンズ群28
は待機位置から合焦位置を越えた方向転換位置まで後方
に移動された後、前方に移動方向を転換して合焦位置に
配置される。このように、フォーカスレンズ群28を逆
方向に移動させることで、送りねじ30から成る駆動装
置のバックラッシュがいわゆる片寄せによって除去さ
れ、フォーカスレンズ群28の傾きが補正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前群レンズよりも後方
のフォーカスレンズ群を移動させることによってピント
を合わせる方式の自動焦点式カメラに関し、特に、フォ
ーカスレンズ群を合焦位置に駆動した際に当該フォーカ
スレンズ群に生ずる傾きないしは倒れを除去するための
手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動焦点式のカメラ、特にコンパ
クトカメラにおいては、外形全体の小型化が求められて
おり、特に、レンズ鏡胴をいかに小型化するかが重要な
課題となっている。そして、2群式ズーム装置を有する
自動焦点式カメラでは、レンズ鏡胴の小型化を図るた
め、メカニカルカムに代えて、前群と後群のレンズ群を
それぞれ別個のモータで駆動する機構が採用される傾向
にある。かかる機構において、前群レンズを駆動するモ
ータとしては直流モータ、後群レンズを駆動するモータ
としてステッピングモータが用いられるのが一般的であ
る。
【0003】このような2群式ズーム装置としては、図
1に示すような構成のものが知られている。このズーム
装置2のレンズ鏡胴4は、カメラボディの一部をなす固
定筒6と、固定筒6内に入れ子式に収納された中間筒8
と、更に中間筒8内に入れ子式に収納された移動筒10
とから構成されている。
【0004】移動筒10の前端部内には前群レンズ22
が固定されており、直流モータ(図示しない)により移
動筒10と一体的に前後に駆動されるようになってい
る。
【0005】また、移動筒10内には、前群レンズ22
の後方(カメラボディ側)に後群レンズ28が前後動可
能に配置されている。この後群レンズ28は、送りねじ
30による駆動機構を介して、ステッピングモータ(図
示しない)により前後に駆動されるようになっている。
【0006】このズーム装置2の焦点調節機構はいわゆ
るリアフォーカス方式であり、フォーカシング時、後群
レンズ28がフォーカスレンズ群として合焦位置に移動
される。通常、ズーム処理終了時には、後群レンズ28
は、遠景を撮影するための位置(INF位置)から数パ
ルス分、前群レンズ22側に移動させた位置にて待機さ
れるため、フォーカシング時、後群レンズ28はこの待
機位置から後方に移動され、測距データにより予め求め
た合焦位置に配置される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなズーム装置には、後群レンズを駆動するための
駆動機構が送りねじから構成されていることによる問題
点がある。即ち、送りねじから成る駆動機構には一般的
にバックラッシュが存在するため、従来のように後群レ
ンズを待機位置から単に後方に移動させるだけでは、後
群レンズが傾斜した状態で合焦位置に配置されることが
ある。このような後群レンズの傾きはピンボケの原因と
なるもので、可能な限り除去すべきものである。
【0008】この問題点は、後群レンズがフォーカスレ
ンズ群である2群式ズーム装置に限られず、前群レンズ
よりも後方のレンズ群がフォーカスレンズ群となってい
る他の型式のズーム装置においても生ずるものである。
【0009】従って、本発明の目的は、フォーカスレン
ズ群を適正な姿勢で合焦位置に配置することができる自
動焦点式カメラを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】一般に、ズーム装置にお
いて、駆動機構のバックラッシュによるフォーカスレン
ズ群の傾きは、フォーカスレンズ群を一定の方向にのみ
移動させた場合に生じ、そのような傾きはフォーカスレ
ンズ群を逆方向に移動させることで除去することができ
る。
【0011】本発明は、かかる点に着目してなされたも
ので、請求項1に記載の通り、前群レンズよりも後方の
フォーカスレンズ群を光軸に沿って移動させることによ
りピント合わせを行う方式の自動焦点調節機構を有し、
かつ、フォーカスレンズ群を第1の方向に移動させた場
合に生ずるフォーカスレンズ群の傾きを、フォーカスレ
ンズ群を第1の方向とは逆方向の第2の方向に移動させ
ることにより除去できるようになっている自動焦点式カ
メラにおいて、フォーカスレンズ群を駆動する駆動手段
と、フォーカスレンズ群の合焦位置を演算により求める
合焦位置演算手段と、この合焦位置演算手段により求め
られた合焦位置から第1の方向に所定の距離離れた位置
を方向転換位置として設定する方向転換位置設定手段
と、方向転換位置設定手段により設定された方向転換位
置がフォーカスレンズ群の待機位置よりも第1の方向側
にある場合、フォーカシング時に、フォーカスレンズ群
を待機位置から第1の方向に移動させて方向転換位置に
配置した後、第2の方向に移動させて合焦位置に配置す
るよう、駆動手段を制御する制御手段と、を備えること
を特徴としている。
【0012】また、請求項2に係る発明において、前記
制御手段は、合焦位置が待機位置よりも第2の方向側に
所定の距離以上離れた位置にある場合、フォーカシング
時に、フォーカスレンズ群を待機位置から第2の方向に
移動させて合焦位置に配置するよう、駆動手段を制御す
るようになっている。
【0013】フォーカスレンズ群の駆動手段がステッピ
ングモータである場合は、ステッピングモータのパルス
信号を受けて各相が励磁される毎に、その状態が交互に
静的安定状態又は動的状態となる。静的安定状態では、
励磁を停止してもステッピングモータの回転子は安定し
ており、動的状態では、励磁を停止すると回転子が回転
してしまう。従って、本発明のように、方向転換位置で
フォーカスレンズ群を一旦停止させなければならない場
合には、ステッピングモータの状態によっては、その回
転子が回転してしまい、フォーカスレンズ群の位置がず
れる可能性がある。
【0014】そこで、請求項3に記載の発明では、フォ
ーカスレンズ群の駆動手段がステッピングモータである
自動焦点式カメラにおいて、フォーカスレンズ群を配置
した際におけるステッピングモータの状態が静的安定状
態となる位置を方向転換位置として設定するようにして
いる。
【0015】
【作用】上記構成においては、フォーカシング時、フォ
ーカスレンズ群は合焦位置を越えた位置(方向転換位
置)まで移動された後、方向転換して合焦位置に戻され
る。従って、フォーカスレンズ群の駆動機構の特性によ
り、フォーカスレンズ群に傾きが一旦生じても、合焦位
置に配置された時には適正な姿勢となる。
【0016】また、本発明による自動焦点式カメラの場
合、正常な使用態様では、合焦位置は待機位置よりも第
1の方向の側に位置する。しかし、カメラを落とす等し
てレンズ鏡胴の位置が変動した場合には、合焦位置が待
機位置よりも所定の距離以上、第2の方向の側に位置す
ることがある。かかる場合には、請求項2に記載したよ
うに、フォーカスレンズ群を第2の方向にのみ移動させ
るだけでも、駆動機構の特性からフォーカスレンズ群の
姿勢は適正状態に保たれる。
【0017】更に、フォーカスレンズ群の駆動手段がス
テッピングモータである場合、請求項3に記載の発明に
よれば、方向転換位置にフォーカスレンズ群を配置した
時のステッピングモータの状態は常に静的安定状態とな
るので、フォーカスレンズ群の方向転換時にステッピン
グモータの回転子が偶発的に回転するような不具合は生
じない。
【0018】
【実施例】以下、図面と共に本発明の好適な実施例につ
いて詳細に説明する。
【0019】以下の実施例における自動焦点式カメラの
2群式ズーム装置は、先に図1に沿って説明したものと
同様であるが、本発明の内容をより明確化するために、
その構成を図1に沿ってより詳細に説明することとす
る。
【0020】ズーム装置2のレンズ鏡胴4は、カメラボ
ディの一部をなす固定筒6と、この固定筒6内に入れ子
式に収納された中間筒8と、更に中間筒8内に入れ子式
に収納された移動筒10とから成る3連構成となってい
る。
【0021】固定筒6の内面には螺旋溝12が形成され
ており、中間筒8の末端部外面に設けられた係合部14
がこの螺旋溝12に係合されている。中間筒8は、直流
モータ(図示しない)により伝動機構16を介して正逆
両方向に回転可能となっており、その回転により固定筒
6に対して伸縮される。
【0022】また、中間筒8の内面にも螺旋溝18が形
成されており、この螺旋溝18に移動筒10の末端部外
面の係合部20が係合されている。移動筒10は、固定
筒6に対して回転不可能とされているので、中間筒8が
回転されると、中間筒8の伸縮と同方向に伸縮される。
【0023】移動筒10の先端部には前群レンズ22が
固定されている。従って、直流モータの駆動を制御して
中間筒8及び移動筒10を伸縮させることにより、前群
レンズ22が前後に移動される。よって、この直流モー
タが前群レンズ22の駆動用モータとして機能する。
尚、符号24はポジションセンサであり、中間筒8と一
体的に移動する可動部材26の位置を検出するようにな
っているが、前群レンズ22の位置は中間筒8の位置に
より一義的に定まるので、このポジションセンサ24か
らの出力信号によって前群レンズ22の位置を随時検出
することができる。
【0024】また、移動筒10内には、前群レンズ22
の後方(カメラボディ側)に後群レンズ28が前後動可
能に配置されている。図1には明瞭に示していないが、
移動筒10の内部には、後群レンズ駆動用モータとして
2相型ステッピングモータが配設されており、このステ
ッピングモータの回転軸に連結された送りねじ30に、
後群レンズ28のレンズ枠32と一体のめねじ部材34
が螺合されている。このズーム装置2において、後群レ
ンズ28がフォーカスレンズ群となっており、フォーカ
シング時、ステッピングモータの駆動を制御すること
で、後群レンズ28が前後に移動され合焦位置に配置さ
れる。
【0025】送りねじ30及びめねじ部材34は後群レ
ンズ28の駆動機構を構成するものであるが、この駆動
機構にはバックラッシュが存在する。そのため、後群レ
ンズ28を後方(第1の方向)に移動させた場合、後群
レンズ28は光軸に対して傾き、逆に後群レンズ28を
前方(第2の方向)に移動させた場合には、その傾きは
除去されるようになっている。
【0026】後群レンズ28は、前群レンズ22に最も
接近する位置をホームポジションとしており、移動筒1
0内には、後群レンズ28がこのホームポジションにあ
ることを検出するホームポジションセンサ(図示しな
い)が設けられている。そして、後群レンズ28の位置
は、ホームポジションから後群レンズ28を移動するの
にステッピングモータに出力されるパルス信号の累積数
(以下、「後群累積パルス数」と称する)から求めるこ
ととしている。
【0027】尚、図1の(a)は焦点距離が最も長い最
望遠状態、(b)は焦点距離が最も短い最広角状態であ
り、それぞれ、後群レンズ28が、遠景撮影を行うため
のINF位置から数パルス前方の待機位置に配置されて
いる状態を示している。
【0028】後群レンズ28のフォーカシング時の駆動
を制御する制御手段は、図2に示すように、CPU40
を中心として構成されている。前群レンズ22の駆動用
の直流モータ42及び後群レンズ28の駆動用のステッ
ピングモータ44はCPU40にロジック・ドライバ回
路46を介して接続されている。ロジック・ドライバ回
路46は、CPU40からの信号に応じて、直流モータ
42に高電圧と低電圧を適宜印加し、モータ42の回転
及びブレーキ等を制御することができる。また、ステッ
ピングモータ44に対しては、下記の表の励磁パターン
に従ってCPU40からパルス信号が発せられ、ステッ
ピングモータ44のA相及びB相が適宜励磁される。
【0029】下の表において後群ポインタとあるが、こ
れはRAMデータであり、CPU40は、後群レンズ2
8を次の位相に移動させる場合、後群ポインタの値に応
じた励磁パターンでステッピングモータ44の各相を励
磁する。また、図3はこの実施例のカメラで用いられる
ステッピングモータ44の構成及び動作の概念図であ
り、図3の(a)〜(d)はそれぞれ後群ポインタの
「0」〜「3」の状態を示している。図3から諒解され
る通り、後群ポインタの値が「0」から「3」に1ポイ
ントずつ増加し、そして再度「0」に戻る循環パターン
でパルス信号が出力された場合、ステッピングモータ4
4の回転子45は正転方向に回転して、後群レンズ28
は後方、即ち前群レンズ22から離れる方向に移動す
る。また、後群ポインタの値が「3」から「0」に1ポ
イントずつ減少し、そして再度「3」に戻る循環パター
ンでは、ステッピングモータ44は逆転方向に回転し、
後群レンズ28は前方に移動する。尚、図3の(a)及
び(c)の状態は静的安定状態と呼ばれ、この状態で励
磁を停止しても回転子45は安定状態にあり、外力が加
わらない限り回転しない。一方、図3の(b)及び
(d)の状態は、励磁を停止すると回転子45が図3の
(a)又は(c)の位置に回転するため、動的状態と呼
ばれる。
【0030】
【表1】
【0031】また、CPU40にはスイッチ部48が接
続されている。スイッチ部48には、メインスイッチ
(SM)、裏蓋スイッチ(SB)、シャッタボタンに連
動するレリーズスイッチ(SP1、SP2)、セルフタ
イマスイッチ(SSELF)、ストロボモードスイッチ
(SMODE)、強制巻戻しスイッチ(SMR)、遠景
撮影を行うためのINFスイッチ(SINF)、望遠側
にズーム動作を行うためのズームスイッチ(STEL
E)、広角側にズーム動作を行うためのズームスイッチ
(SWIDE)等が含まれており、これらのスイッチの
ON・OFF信号がCPU40に入力される。
【0032】更に、前群レンズ22の位置を検出するポ
ジションセンサ24及び後群レンズ28のホームポジシ
ョンを検出するホームポジションセンサ36がCPU4
0に接続されている。
【0033】更にまた、CPU40には電池50がレギ
ュレータ回路(REG回路)52を介して接続されてい
る。この電池50は直流モータ42及びステッピングモ
ータ44の駆動電源としても機能するものである。ま
た、この電池50にはバッテリチェック回路(BC回
路)54が接続されており、CPU40からの制御信号
により電池50の電圧等のバッテリチェックを行い、そ
の情報をCPU40に入力するようになっている。
【0034】尚、図2において、符号56はCPU40
を初期状態に戻すリセット回路、符号58は日付・時間
等をフィルムに写し込むためのデート回路、符号60は
カメラ状態を表示する液晶表示装置(LCD)、符号6
2は測距等を行うためのオートフォーカス回路(AF回
路)、符号64はセルフタイマ撮影状態にあること等を
表示する発光ダイオード(LED)、符号66はフィル
ムパトローネに記されたDXコードを検出するためのD
Xコード検出部、符号68は自動露出回路(AE回
路)、符号70はストロボを制御するストロボ回路、符
号72はフィルムの送り量をパルス数としてCPU40
に入力するフィルム送りパルス回路、符号74はフィル
ムの給送等を行うためのフィルム給送用モータ、符号7
6は露出時にシャッタの開閉を行うためのシャッタ装置
である。
【0035】次に、上記構成のCPU40による処理に
ついて図4〜図11に沿って説明する。
【0036】まず、図4はフィルムをカメラに装填して
からスタンバイ状態に至るまでのフローチャートであ
る。即ち、メインスイッチ(SM)がONとなっている
こと(ステップ101)、裏蓋が閉じられており裏蓋ス
イッチ(SB)がONとなっていること(ステップ10
2)、強制巻戻しスイッチ(SMR)がOFFとなって
いること(ステップ103)、シャッタボタンが押され
ておらず第1のレリーズスイッチ(SP1)がOFFと
なっていること(ステップ104)、望遠用ズームスイ
ッチ(STELE)がOFFとなっていること(ステッ
プ105)、広角用ズームスイッチ(SWIDE)がO
FFとなっていること(ステップ106)、セルフタイ
マスイッチ(SSELF)がOFFとなっていること
(ステップ107)、ストロボモードスイッチ(SMO
DE)がOFFとなっていること(ステップ108)、
INFスイッチ(SINF)がOFFとなっていること
(ステップ109)を順次判断し、上記条件が全て満た
されている場合、カメラをスタンバイ状態とする。一旦
スタンバイ状態となった後は、ステップ101〜ステッ
プ109を繰り返す。
【0037】次に、シャッタボタンが押されて、少なく
とも第1のレリーズスイッチ(SP1)がONとされ、
レリーズ処理(ステップ110)に移行すると、図5に
示すように、電池50の電圧をチェックするバッテリチ
ェック(BC)処理を行って電池の電圧を測定し(ステ
ップ201)、所定値以下であるか否かを判定する(ス
テップ202)。そして、電圧が所定値以下である場合
には、この処理を終了する。
【0038】電池50の電圧が所定値よりも高い場合、
即ち正常範囲内にあると判定された場合、ポジションセ
ンサ24からの信号により前群レンズ22の位置を検出
する(ステップ203)。ステップ204において、前
群レンズ22の位置がワイド(WIDE)端とテレ(T
ELE)端との間にあると判定された場合、撮影可能状
態であるとして、ステップ205に移行してDXコード
を検出してISO感度等を検出し、更に、被写体の輝度
を測定する測光処理(ステップ206)、被写体までの
距離を測定する測距処理(ステップ207)を行う。
【0039】次に、前群位置検出処理(ステップ20
3)及び測距処理(ステップ207)により得られた前
群レンズ22の位置データ及び測距データから、ズーム
装置2の後群レンズ28の合焦位置を求める合焦位置演
算処理を実行する(ステップ208)。この実施例のズ
ーム装置2においては、フォーカシングの際には前群レ
ンズ22を静止させた状態で後群レンズ28を駆動させ
るので、合焦位置演算処理では前群レンズ22の位置に
対応して定まる後群レンズ28の位置を求めることにな
る。
【0040】この合焦位置演算処理は図6のステップ3
01〜307に示すような流れで行われる。ここで、各
ステップ301〜307の演算式において、f1は前群
レンズ22の焦点距離、f2は後群レンズ28の焦点位
置、A1はフィルム面と前群レンズ22の後側主点との
間の間隔、A2は前群レンズ22の後側主点と後群レン
ズ28の前側主点との間の間隔、B1は前群レンズ22
の軸ずれ(オフセット)により定まる係数、B2は後群
レンズ28のホームポジションに相当する値、E1は図
5のステップ203で検出された前群レンズ22の位置
に相当するA/D変換値、E2は後群レンズ28の求め
るべき合焦位置の演算結果である後群累積パルス数、H
1は前群レンズ22の主点間隔、H2は後群レンズ28
の主点間隔、K1は前群レンズ22のカム傾き及びA/
D変換の傾きにより定まる係数、K2はステッピングモ
ータ44に1パルスを加えた時の後群レンズ28の移動
量、Lは被写体までの距離である。測距処理で得られた
測距データ及び前群位置検出処理で得られた位置データ
はそれぞれL及びE1としてCPU40に入力され、そ
の他はROMデータ若しくは演算結果から算出されたデ
ータである。尚、図6に示す演算式は一例であって、他
の演算式により当該位置を求めることとしても良い。
【0041】この合焦位置演算処理が終了したならば、
図5のステップ209に移行し、前記測光処理及び測距
処理で得られたデータに基づいて絞り値及びシャッタ速
度を決定する自動露出(AE)演算処理を行い、続い
て、ストロボモードが低輝度自動発光モード、強制発光
モード、発光禁止モードであるか等の判断を行うストロ
ボ処理を実行する(ステップ210)。そして、ストロ
ボが発光する場合には、フラッシュマチック(FM)演
算処理を実行し(ステップ211,212)、ストロボ
光と被写体輝度に基づく適正な絞り値及びシャッタ速度
を決定する。勿論、ストロボが発光しない場合には、こ
のフラッシュマチック演算処理は行わない。
【0042】次に、ステップ213に移行して、シャッ
タボタンが完全に押し込まれた場合にONとなる第2の
レリーズスイッチ(SP2)のON・OFFを検出す
る。第2のレリーズスイッチ(SP2)及び第1のレリ
ーズスイッチ(SP1)がOFFである場合には、シャ
ッタボタンから指が離れたものと判断し(ステップ21
4)、スタンバイ状態に戻る。また、第2のレリーズス
イッチ(SP2)がONである場合、後群レンズ28を
合焦位置に配置するためのレンズドライブ(LD)処理
を実行する。
【0043】このレンズドライブ処理は、基本的には、
後群レンズ28を待機位置から合焦位置を越える位置
(方向転換位置)まで移動させた後、後群レンズ28の
駆動方向を前方に転換して、合焦位置に戻すというもの
である。この処理を図7及び図8に沿って具体的に説明
する。
【0044】まず、合焦位置が、待機位置から後群レン
ズ28を6パルス分後方に移動させた位置である場合に
ついて説明する。
【0045】最初に、ステップ401で、先に図5のス
テップ208で求めた合焦位置を示す後群累積パルス数
(E2)から後群レンズ28の待機位置を示す後群累積
パルス数を減算することで、後群レンズ28を合焦位置
まで移動させるためにステッピングモータ44に出力す
べきパルス信号の数、即ち後群駆動カウンタを求める。
この場合、後群駆動カウンタは「6」となるので、ステ
ップ402からステップ403に進む。
【0046】また、この実施例では、待機位置の後群累
積パルス数が偶数となるように設定されている。従っ
て、この場合、合焦位置の後群累積パルス数(E2)は
偶数となるので、ステップ403からステップ404に
進み、デルタ駆動カウンタに「4」をセットする。この
実施例では、このデルタ駆動カウンタにセットされたパ
ルス数分だけ、後群レンズ28を合焦位置から更に後方
に移動させるので、ステップ405では、後群駆動カウ
ンタにデルタ駆動カウンタを加えた数「10」を、新た
な後群駆動カウンタとしてセットする。
【0047】この後、後群レンズ28を待機位置から後
方に10パルス分移動するために、ステッピングモータ
44の駆動方向を正転方向にセットし(ステップ40
6)、後群Nパルス駆動処理を実行する(ステップ40
7)。
【0048】後群Nパルス駆動処理では、図9に明示す
るように、まず、ステッピングモータ44の駆動方向が
正転方向にセットされているので、ステップ501から
ステップ502へと進む。そして、後群レンズ28の位
置に対応する後群累積パルス数は「上限」ではないの
で、ステップ503に進む。後のステップ507で後群
レンズ28を1パルス分後方に移動させることとなるの
で、ステップ503において、予め後群累積パルス数か
ら「1」を加算しておく。次に、現時点のステッピング
モータ44の位相に対応する後群ポインタの値から
「1」を加算し(ステップ504)、ステップ507で
ステッピングモータ44を次の位相に駆動させる。尚、
後群ポインタの値が「4」となる場合には、後群ポイン
タの値として「0」をセットする(ステップ505,5
06)。
【0049】ステップ507の後群位相出力処理は図1
0に示すような処理であり、後群ポインタの値に応じた
パルス信号を出力すると、前述したように、ステッピン
グモータ44の回転子45は1パルス分正回転し、後群
レンズ28は後方に移動する(図3参照)。そして、一
定の時間が経過するのを待って(ステップ508,50
9)、後群駆動カウンタの値から「1」を減じる(ステ
ップ510)。この場合、後群駆動カウンタには「1
0」がセットされているので、以上のステップ501〜
510を10回繰り返し、後群駆動カウンタの値が
「0」となったところでこの処理を終了する(ステップ
511)。この結果、ステッピングモータ44が10パ
ルス分、正転方向に駆動され、後群レンズ28は待機位
置から10パルス分、合焦位置からは4パルス分、後方
の位置に配置される。この位置が、後群レンズ28の移
動方向を後方から前方に転換する方向転換位置となる。
【0050】後群レンズ28が方向転換位置に配置され
た場合、ステッピングモータ44の状態は静的安定状態
となっている。この実施例では、後群レンズ28が待機
位置にある時、ステッピングモータ28は静的安定状態
となっており、また、ステッピングモータ44はパルス
信号を受ける毎に交互に静的安定状態又は動的状態とな
るので、待機位置から偶数パルス分(この場合は10パ
ルス)離れている方向転換位置においても、ステッピン
グモータ44は静的安定位置となるのである。従って、
この方向転換位置でステッピングモータ44の駆動は一
旦停止されるが、ステッピングモータ44の回転子45
が位置を変えるという心配はない。尚、この場合、合焦
位置の後群累積パルス数(E2)が偶数であり、合焦位
置でのステッピングモータ44の状態が静的安定状態と
なることが分かっているので、ステップ404において
デルタ駆動カウンタに「4」をセットすることで、方向
転換位置でのステッピングモータ44の状態が静的安定
状態となるように図っている。
【0051】この後、ステッピングモータ44の励磁状
態を安定させるために、20msの経過を待ち(ステッ
プ408)、ステップ409に進んでステッピングモー
タ44の駆動方向が正転方向か否かを検出する。ステッ
ピングモータ44の駆動方向はステップ406で正転方
向にセットしてあるので、ステップ410に進み、ステ
ッピングモータ44の駆動方向に関するRAMデータを
クリアする。
【0052】更に、ステップ411からステップ412
に進み、方向転換位置から後群レンズ28を4パルス分
前方に移動させて合焦位置に配置させるために、後群駆
動カウンタにデルタ駆動カウンタの値をセットすると共
に、ステップ413でステッピングモータ44の駆動方
向を逆転方向にセットする。
【0053】このように後群駆動カウンタに「4」をセ
ットし、かつ、ステッピングモータ44の駆動方向を逆
転方向にセットした状態で、再度、ステップ407の後
群Nパルス駆動処理に入ると、今度は図9のステップ5
01からステップ512に進むルートでステップ501
〜511が4回繰り返され、後群レンズ28が方向転換
位置から前方に4パルス分移動し、合焦位置に配置され
る。この前方への移動により、方向転換位置で後群レン
ズ28に傾きが生じていても、合焦位置に配置された時
にはその傾きは除去され、適正な姿勢に補正される。従
って、このレンズドライブ処理終了後の露出制御は、正
確にピントが合った状態で行われることになる。
【0054】最後に、ステップ409からステップ41
4に進んで、駆動カウンタマイナスフラグクリア処理を
行った後、このレンズドライブ処理を終了する。
【0055】上述したレンズドライブ処理における後群
レンズ28の動きを示したのが図11の(a)である。
この図において、待機位置は「0」としてあり、「●」
で示している。また、「◆」は方向転換位置、「▲」は
合焦位置を示している。この図から、後群レンズ28が
合焦位置を越えて方向転換位置まで移動した後、合焦位
置に戻されることが容易に理解されよう。
【0056】次に、図11の(b)に示すように、合焦
位置が待機位置から後方に7パルス離れている場合のレ
ンズドライブ処理について説明する。この場合も、上記
と同様な処理が行われるが、デルタ駆動カウンタを上記
と同じ「4」とした場合には、方向転換位置でのステッ
ピングモータ44の状態が動的状態となり、好ましくな
い。そこで、図7及び図8のレンズドライブ処理におい
ては、ステップ403で合焦位置の後群累積パルス数
(E2)が奇数であると判断した場合には、ステップ4
15に移行してデルタ駆動カウンタに「5」をセット
し、方向転換位置でのステッピングモータ44の状態が
静的安定状態となるようにしている。
【0057】その他の処理は、合焦位置の後群累積パル
ス数(E2)と待機位置の後群累積パルス数との差が6
パルスの場合と全く同様であり、図11の(b)から明
らかなように、後群レンズ28は合焦位置よりも5パル
ス分後方に移動された後、前方に向きを変えて5パルス
分移動され、合焦位置に配置される。
【0058】以上の2つの例は正常な状態におけるレン
ズドライブ処理であり、本来、後群レンズ28の待機位
置はINF位置よりも前方にあるので、合焦位置は待機
位置よりも後方に位置している。しかしながら、ズーム
処理終了後に、カメラを落としたり、レンズ鏡胴4を無
理に引き出した場合等には、前群レンズ22の位置が変
動して、ズーム処理終了後における後群レンズ28の待
機位置の前方側、或いは、待機位置と同一位置に合焦位
置が来ることがある。図11の(c)〜(h)は、この
ような異常時におけるレンズドライブ処理による後群レ
ンズ28の動きを示している。
【0059】図11の(c)は、後群レンズ28の待機
位置が合焦位置と一致している場合であるが、これは、
図11の(a)の場合と同一の手順で処理されるので、
その説明は省略する。
【0060】また、この実施例のズーム装置2おいて、
後群レンズ28を前方に4パルス分以上動かす場合に
は、後群レンズ28の駆動機構の特性から、後群レンズ
28に傾きが生じず、或いはまた、傾きが生じていたと
しても除去されることが分かっている。従って、図11
の(d)又は(e)に示すように、合焦位置が待機位置
よりも4パルス分以上、前方側に位置している場合に
は、後群レンズ28を後方に移動させることなく、その
まま前方に移動して合焦位置に配置するのが、処理時間
の短縮化という観点から好ましい。
【0061】このように合焦位置が待機位置よりも4パ
ルス分以上、前方に位置している場合におけるレンズド
ライブ処理について、図7及び図8に沿って説明する
と、ステップ401で得られる後群駆動カウンタの値は
「−4」以下であるので、ステップ402からステップ
416に移行して、後群駆動カウンタを正数値化する。
そして、その正数値化した後群駆動カウンタを駆動カウ
ンタバッファにセットし(ステップ417)、駆動カウ
ンタマイナスフラグをセットする(ステップ418)。
【0062】この時、後群駆動カウンタは「4」以上で
あるので、ステップ419からステップ413に進み、
後群レンズ28の駆動方向を前方とすべくステッピング
モータ44の駆動方向を逆転方向にセットする。従っ
て、この後のステップ407の後群Nパルス駆動処理に
より、後群レンズ28は待機位置から後群駆動カウンタ
にセットされた数値パルス分だけ前方に移動され、合焦
位置にて停止される。そして、ステップ408,40
9,414を経て、このレンズドライブ処理を終了す
る。これにより、後群レンズ28は図11の(d)又は
(e)に示す動作を呈する。
【0063】また、合焦位置が待機位置よりも前方側に
位置している場合でも、その距離が3パルス分以下であ
る場合には、後群レンズ28を合焦位置に直接移動させ
たとしても、移動距離が短いため後群レンズ28の姿勢
が適正となっているとは限らない。そこで、かかる場合
には、後群レンズ28を前方に移動させた後、後方に方
向転換して4パルス分以上移動させ、合焦位置に配置す
る必要がある。
【0064】この場合の処理を図7及び図8に沿って説
明する。まず、ステップ401で得られる後群駆動カウ
ンタの値が「−3」となる場合、ステップ402からス
テップ416〜420を経て、ステップ421に進み、
デルタ駆動カウンタに「2」をセットする。そして、ス
テップ422において、このデルタ駆動カウンタを後群
駆動カウンタにセットする。これにより、ステップ40
6からステップ407に移行すると、後群レンズ28は
後方に2パルス分移動した方向転換位置に配置される。
勿論、この方向転換位置ではステッピングモータ44の
状態は静的安定状態となる。
【0065】次に、後群レンズ28を合焦位置に配置す
るため、ステップ408〜411の処理が上述と同様に
順次実行されるが、駆動カウンタマイナスフラグがセッ
トされているので、ステップ411からステップ42
3,424に進み、後群駆動カウンタに駆動カウンタバ
ッファの値とデルタ駆動カウンタの値の和、即ち「5」
がセットされる。そして、ステップ413,407を経
ることで、後群レンズ28は前方に5パルス分移動さ
れ、合焦位置に配置される。この動作状態を示したのが
図11の(f)である。
【0066】また、ステップ401で後群駆動カウンタ
が「−2」となる場合も、「−3」の場合と同一の処理
が実行され、その際の後群レンズ28の動きは図11の
(g)に示す通りである。
【0067】更に、後群駆動カウンタが「−1」である
場合には、後群レンズ28を後方に2パルス分移動させ
ても、合焦位置に移動させる時には3パルス分しか移動
しないので、合焦位置に於いて後群レンズ28が傾斜し
ている可能性がある。従って、この場合は、図11の
(h)に示すように、後群レンズ28を4パルス分後方
に移動させた後、5パルス分前方に移動させて合焦位置
に配置すべく、図7のステップ420からステップ42
5に進み、デルタ駆動カウンタに「4」をセットするこ
ととしている。それ以外の処理は、ステップ401での
後群駆動カウンタが「−3」又は「−2」である場合と
実質的に同様である。
【0068】以上のように、後群レンズ28が合焦位置
に配置される時は、常に、後方側から前方に4パルス又
は5パルス分移動されるので、送りねじ30及びめねじ
部材34から成る後群レンズ28の駆動機構の特性か
ら、後群レンズ28の光軸に対する姿勢は適正なものと
なり、正確なピント合わせが可能となる。
【0069】レンズドライブ処理が終了すると、図5の
ステップ216の露出制御処理に移行し、ステップ20
9又はステップ212で決定された絞り値に絞りを調整
した後、同ステップで決定されたシャッタ速度でシャッ
タ装置76を作動させる。
【0070】この後、合焦位置から元の待機位置に戻す
LR処理を行い(ステップ217)、フィルムを次の駒
に送るべく1駒送り処理を実行してフィルム給送用モー
タ74を駆動した後(ステップ218)、ストロボに充
電を行い(ステップ219)、最後に第1のレリーズス
イッチ(SP1)がOFFとなったことを検出して(ス
テップ220)、スタンバイ状態に戻る。
【0071】上記実施例は2群式ズーム装置2を有する
自動焦点式カメラについてであるが、ズーム装置の型式
は2群式に限らず、また、自動焦点調節機構もリアフォ
ーカス方式の他、インナフォーカス方式であっても、本
発明を適用可能である。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による自動焦
点式カメラにおいて、フォーカシング時におけるフォー
カスレンズ群の基本的動作は、フォーカスレンズ群が待
機位置から合焦位置を越えた位置まで移動した後に、方
向転換して合焦位置に戻るというものとなる。このよう
に、フォーカスレンズ群を逆方向に移動させることで、
フォーカスレンズ群の駆動装置のいわゆる片寄せが行わ
れ、バックラッシュによるフォーカスレンズ群の傾きが
除去される。従って、フォーカスレンズ群は合焦位置に
配置された時には適正な姿勢となっているため、ピント
が正確に合った写真を撮影することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用され得る自動焦点式カメラの2群
式ズーム装置の構成を示す断面図であり、(a)は最望
遠状態、(b)は最広角状態を示した図である。
【図2】本発明による自動焦点式カメラに搭載されたC
PUを示すブロック図である。
【図3】ズーム装置の後群レンズを駆動するためのステ
ッピングモータの構成及び動作を示す概念図である。
【図4】本発明による自動焦点式カメラがスタンバイ状
態に至るまでの処理の一実施例を示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明に従って実行されるレリーズ処理の一実
施例を示すフローチャートである。
【図6】図5のレリーズ処理において実行される合焦位
置演算処理の一実施例を示すフローチャートである。
【図7】図5のレリーズ処理において実行されるレンズ
ドライブ処理の一実施例の一部を示すフローチャートで
ある。
【図8】図7のレンズドライブ処理に続くフローチャー
トである。
【図9】図7及び図8のレンズドライブ処理において実
行される後群Nパルス駆動処理の一実施例を示すフロー
チャートである。
【図10】図9の後群Nパルス駆動処理において実行さ
れる後群位相出力処理の一実施例を示すフローチャート
である。
【図11】図7及び図8のレンズドライブ処理により駆
動される後群レンズの動作状態を示す説明図である。
【符号の説明】
2…2群式ズーム装置、4…レンズ鏡胴、22…前群レ
ンズ、24…ポジションセンサ、28…後群レンズ(フ
ォーカスレンズ群)、30…送りねじ、34…めねじ部
材、36…ホームポジションセンサ、40…CPU、4
2…直流モータ、44…ステッピングモータ、46…ロ
ジック・ドライバ回路、48…スイッチ部、50…電
池、62…オートフォーカス回路、68…自動露出回
路、76…シャッタ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 17/04 7513−2K (72)発明者 岩井 文雄 埼玉県大宮市植竹町一丁目324番地 富士 写真光機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前群レンズよりも後方のフォーカスレン
    ズ群を光軸に沿って移動させることによりピント合わせ
    を行う方式の自動焦点式カメラであって、前記フォーカ
    スレンズ群を第1の方向に移動させた場合に生ずる該フ
    ォーカスレンズ群の傾きを、該フォーカスレンズ群を前
    記第1の方向とは逆方向の第2の方向に移動させること
    により除去できるようになっている前記自動焦点式カメ
    ラにおいて、 前記フォーカスレンズ群を駆動する駆動手段と、 前記フォーカスレンズ群の合焦位置を演算により求める
    合焦位置演算手段と、 前記合焦位置演算手段により求められた合焦位置から前
    記第1の方向に所定の距離離れた位置を方向転換位置と
    して設定する方向転換位置設定手段と、 前記方向転換位置設定手段により設定された方向転換位
    置が前記フォーカスレンズ群の待機位置よりも前記第1
    の方向側にある場合、フォーカシング時に、前記フォー
    カスレンズ群を前記待機位置から前記第1の方向に移動
    させて前記方向転換位置に配置した後、前記第2の方向
    に移動させて前記合焦位置に配置するよう、前記駆動手
    段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする自
    動焦点式カメラ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記合焦位置が前記待
    機位置よりも前記第2の方向側に所定の距離以上離れた
    位置にある場合、フォーカシング時に、前記フォーカス
    レンズ群を前記待機位置から前記第2の方向に移動させ
    て前記合焦位置に配置するよう、前記駆動手段を制御す
    るようになっていることを特徴とする請求項1記載の自
    動焦点式カメラ。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段がステッピングモータであ
    る請求項1又は2記載の自動焦点式カメラにおいて、前
    記方向転換位置設定手段は、前記フォーカスレンズ群を
    配置した際における前記ステッピングモータの状態が静
    的安定状態となる位置を方向転換位置として設定するよ
    うになっていることを特徴とする自動焦点式カメラ。
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JP (1) JPH0763973A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7664385B2 (en) 2003-07-02 2010-02-16 Ricoh Company, Ltd. Image capture device and associated method of compensating backlash
JP2012247745A (ja) * 2011-05-31 2012-12-13 Sigma Corp レンズ位置検出装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7664385B2 (en) 2003-07-02 2010-02-16 Ricoh Company, Ltd. Image capture device and associated method of compensating backlash
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