JPH05203866A - 自動焦点カメラの焦点補正装置 - Google Patents

自動焦点カメラの焦点補正装置

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JPH05203866A
JPH05203866A JP4013623A JP1362392A JPH05203866A JP H05203866 A JPH05203866 A JP H05203866A JP 4013623 A JP4013623 A JP 4013623A JP 1362392 A JP1362392 A JP 1362392A JP H05203866 A JPH05203866 A JP H05203866A
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JP
Japan
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lens group
lens
amount
focusing lens
focusing
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JP4013623A
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English (en)
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Shigemasa Sato
重正 佐藤
Atsushi Shibayama
敦史 芝山
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/36Systems for automatic generation of focusing signals using image sharpness techniques, e.g. image processing techniques for generating autofocus signals

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Focusing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】多焦点レンズやズームレンズの場合に、レンズ
系の一部を移動させて結像点のフィルム面からのズレ量
ΔBfを広角端と望遠端とでほぼ等しくなるよう調整を
行う。 【効果】部品の製造や組立てによって生じた結像点のフ
ィルム面からのズレを、測定したズレ量を記憶させるだ
けで補正することが可能となり、カメラ1台ごとのメカ
的調整を必要とせず、調整コストの低減、レンズユニッ
トのコンパクト化が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】
【従来の技術】カメラレンズの製造においては、レンズ
部品の寸法や、レンズ材料の屈折率にばらつきを生じ、
さらにレンズ組立て時のばらつきも発生するためカメラ
レンズの個体ごとに結像点にばらつきが生じる。従来、
この結像点のばらつきを補正するためカメラレンズユニ
ットをカメラボディーに組み込む際、レンズユニット全
体または、レンズユニットの一部を動かして結像点の補
正を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カメラ
1台ごとに結像点を測定し、ズレ量に応じた調整をする
のは手間がかかり、また、調整は人手に頼っていたため
調整精度のばらつきも多かった。そこで本発明はレンズ
の結像点のフィルム面からのずれ量を1台ごとに記憶し
て、この記憶値と、合焦レンズ群の単位移動量あたりの
結像点の移動量とから演算によって合焦レンズ群の移動
量を求め、レンズ繰り出し量を補正するようにした自動
焦点カメラの焦点補正装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、非TTL方式の測距手段(3)を有する自動焦点カ
メラにおいて、レンズ組立時またはレンズ部品寸法また
はレンズ材料の屈折率のばらつきによって発生する結像
点のフィルム面からのズレ量ΔBfを記憶する第1記憶
手段(1)を有し、前記第1記憶手段の記憶値と、合焦
レンズ群の単位移動量あたりの結像点の移動量とから合
焦レンズ群の補正移動量を演算する演算手段(1)を有
し、上記非TTL方式の測距手段より得られる測距値よ
り演算される合焦レンズ群の移動量に、上記演算によっ
て求められる合焦レンズ群の補正移動量を加えた最終移
動量に基づき、合焦レンズ群の駆動を行うレンズ駆動手
段(5)とを有する構成とした。
【0005】
【作用】本発明の自動焦点カメラ用の焦点補正装置では
図2に示すように非TTL方式の測距手段3から得られ
る距離情報より合焦レンズ群の繰り出し量Sが求められ
る。一方、図1(A)に示すようにレンズ組立時やレン
ズ部品寸法、レンズ材料の屈折率のばらつきによって発
生する結像点のフィルム面からのズレ量ΔBfを第1記
憶手段にカメラボディ組立て後に記憶させておく。
【0006】なお、図1(A)に示すように単焦点レン
ズではΔBfの値はただ一つの値をとるが、図1(B)
に示すように多焦点レンズやズームレンズではレンズ組
立時やレンズ部品寸法、レンズ材料の屈折率のばらつき
によって発生する結像点のフィルム面からのズレ量ΔB
fは通常、焦点距離ごとに異なる値となる。しかしなが
ら、焦点距離ごとに結像点のフィルム面からのズレ量を
ΔBfを記憶させようとすると第1記憶手段の記憶容量
を大きなものにする必要があり、カメラのコンパクト化
やコストダウンには不利である。
【0007】そこで、本発明では多焦点レンズやズーム
レンズの場合に、図1(C)に示すようにレンズ系の一
部を移動させて結像点のフィルム面からのズレ量ΔBf
を広角端と望遠端とでほぼ等しくなるよう調整を行う。
(なお、このような調整は一般のレンズ交換式一眼レフ
カメラ用のズームレンズではズーミング調整といい、必
ず行われている。)また、ズームレンズにおいてはズー
ミング調整後の中間焦点距離状態でのズレ量ΔBf’の
広角端および望遠端でのズレ量ΔBfからのずれはズー
ミングカムを精度良く作れば焦点深度内に抑えることが
可能である。
【0008】そこで、結像点のフィルム面からのズレ量
ΔBfの代表値として広角端または望遠端でのズレ量Δ
Bfのみを記憶すればよい。また、第2記憶手段には合
焦レンズ群が単位移動量動いた時の結像点(像面位置)
の移動量を記憶させておく。以下、この移動量を像面移
動速度と呼ぶ。なお、レンズ系全体を繰り出して合焦を
行う方式、いわゆる全体繰り出し方式の場合には単焦点
レンズ、多焦点レンズ、ズームレンズのいずれの場合で
も像面移動速度は定数1をとる。しかしながら全体繰り
出し以外の合焦方式の場合には像面移動速度はある倍率
がかかった値となり、さらに多焦点レンズやズームレン
ズの場合には焦点距離ごとに異る値をとる。
【0009】そこで、全体繰り出し方式以外の多焦点レ
ンズやズームレンズでは複数の焦点距離における像面移
動速度を第2記憶手段に記憶させておく必要がある。ま
た、図2中の演算手段1においては第1記憶手段に記憶
された結像点のフィルム面からのズレ量ΔBfと、第2
記憶手段に記憶された像面移動速度δとより、 ΔS=ΔBf/δ (1) なる演算を行い、繰り出し補正量ΔSを得る。このΔS
と、先に求めたSとから合焦レンズ群駆動手段5によ
り、S+ΔSなる繰り出し量を与えることにより、良好
な合焦状態を得ることが出来る。
【0010】また、ズームレンズの場合には、図3に示
すように焦点距離検出手段6により検出される焦点距離
情報より演算手段2で行われる演算により、像面移動速
度δを求めることが可能である。この場合には、焦点距
離ごとの像面移動速度δを記憶する必要がないので記憶
容量の節約になり有利である。この効果は像面移動速度
δの変化の大きい高変倍比ズームレンズの場合には特に
有効である。
【0011】もちろん多焦点レンズやズームレンズでも
焦点距離ごとに像面移動速度δをカメラ内のROM等の
記憶手段にテーブルとして記憶させておいても良いこと
は言うまでもない。
【0012】
【実施例】
<実施例1>図4に1群繰り出し合焦方式のズームレン
ズの例を示す。Fは合焦用レンズ群であり焦点距離をf
F とする。Aは1つまたは複数のレンズ群からなる変倍
用レンズ群であり、結像倍率をβA 、合成焦点距離をf
A とする。
【0013】また、ズームレンズ全系の焦点距離をfと
するとβA はfに依存し、 βA =f/fF (2) の関係がある。また、変倍用レンズ群に関して変倍用レ
ンズ群の前側焦点A1 から合焦用レンズ群Fによる結像
点、すなわち変倍用レンズ群に対する物点Pまでの距離
を−k 1 とし、変倍用レンズ群の後側焦点A2 から結像
点Qまでの距離をk2 とすると、ニュートンの式より βA =fA /k1 =−k2 /fA (3) −k1 ・k2 =fA 2 (4) である。
【0014】また、合焦用レンズ群Fがxだけ繰り出さ
れた時、変倍用レンズ群に対する物点はP’に移動し、
結像点はQ' に移動する。通常、撮影距離は合焦用レン
ズ群
【0015】
【外1】
【0016】
【外2】
【0017】 (−k1 +x)(k2 −y)=fA 2 (5) 式(5)の両辺より式(4)の両辺を引くと、 k1 ・y+k2 ・x−x・y=0 (6) となる。ここで|x|、|y|は|k1 |、|k2 |に
比べて十分小さいため、 k1 ・y+k2 ・x=0 (7) と近似できる。
【0018】式(3)と式(7)とから y/x=βA 2 (8) となり、式(2)より y/x=(f/fF 2 (9) となる。
【0019】また、像面移動速度δは δ=y/x (10) であるので式(9)、(10)より δ=(f/fF 2 (11) で表される。
【0020】この式(11)の右辺中合焦レンズ群の焦
点距離fF は定数であるので、像面移動速度δは全系の
焦点距離fのみの関数となる。この関数式(11)を図
3中の演算手段2に入れておき、焦点距離検出手段6に
より検出された焦点距離fより演算により像面移動速度
δを算出する。図3中の第1記憶手段の記憶値ΔBfと
像面移動速度δから演算手段1において式(1)によっ
て繰り出し補正量ΔSを算出する。
【0021】一方、非TTL方式の測距手段3における
測距値より繰り出し量Sが求まり、S+ΔSなる繰り出
し量を合焦レンズ群駆動手段5によって合焦レンズ群に
与えると広角端から望遠端までのいずれの焦点距離状態
においても良好なる合焦状態を得ることができる。 <実施例2>図5にリアーフォーカス方式のズームレン
ズの例を示す。Fは合焦用後群レンズ群であり、焦点距
離をfF とし、結像倍率をβF とする。Aは1つまたは
複数のレンズ群からなる前群レンズ群であり、合成焦点
距離をfA とする。
【0022】またズームレンズの全系の焦点距離をfと
すると、βF はfとfA とに依存し、 βF =f/fA (12) の関係がある。合焦用後群レンズ群Fに関して、合焦用
後群レンズ群Fの前側焦点F1 から前群レンズ群Aによ
る結像点すなわち合焦用後群レンズ群に対する物点Pま
での距離を−k1 とし、合焦用後群レンズ群の後側焦点
2 から結像点Qまでの距離をk2 とすると、ニュート
ンの式より βF =fF /k1 =−k2 /fF (13) −k1 ・k2 =fF 2 (14) である。
【0023】また、合焦用後群レンズ群Fを−xだけ繰
り下げた時、結像点はQ’に移動する。この時、移動後
の合焦用後群レンズ群Fの前側焦点F1 ’からP点まで
の距離が−k1 −x、後側焦点F2 ’から結像点Q’ま
での距離がk2 +x−yである。
【0024】これより、ニュートンの式から (−k1 −x)(k2 +x−y)=fF 2 (15) 式(15)の両辺から式(14)の両辺を引くと、 −(k1 +k2 )x+k1 y−x2 +xy=o (16) となる。
【0025】ここで、|x|、|y|は|k1 |、|k
2 |に比べて十分小さいため −(k1 +k2 )x+k1 y=o (17) と近似できる。式(13)と式(17)とから y/x=1+k2 /k1 =1−βF 2 (18) となり式(12)より y/x=1−(f/fA 2 (19) となり、像面移動速度δは δ=1−(f/fA 2 (20) で表される。
【0026】前群レンズ群内のレンズ間隔がズーミング
に際して不変の場合には前群レンズ群の焦点距離fA
定数であり、像面移動速度δは全系の焦点距離fのみの
関数となる。一方、前群レンズ群内のレンズ間隔がズー
ミングに際して変化する場合、前群レンズ群の焦点距離
A はズーミングの軌跡を決定すれば、全系の焦点距離
fのみの関数となり、像面移動速度δは全系の焦点距離
fのみの関数となる。
【0027】どちらの場合でも像面移動速度δは全系の
焦点距離fのみの関数となり、この関数式(20)また
は δ=1−(f/fA (f))2 (21) を図3中の演算手段2に入れておけば第1実施例と同様
に像面移動速度δおよび、繰り出し補正量ΔS等を算出
できる。
【0028】<実施例3>図6にインナーフォーカス方
式のズームレンズの例を示す。Aは1つまたは複数のレ
ンズ群からなる前群レンズ群であり、合成焦点距離をf
A とする。また、Fは合焦用レンズ群であり、焦点距離
をfF とし、結像倍率をβF とする。さらに、Bは1つ
または複数のレンズ群からなる後群レンズ群であり、合
成焦点距離をfB とし、結像倍率をβB とする、ズーム
レンズの全系の焦点距離をfとすると f=fA ・βF ・βB (22) である。
【0029】合焦用レンズ群Fに関して、合焦用レンズ
群Fの前側焦点F1 から前群レンズ群Aによる結像点す
なわち合焦用レンズ群に対する物点Pまでの距離を−k
1 とし、合焦用レンズ群の後側焦点F2 から合焦用レン
ズ群による結像点Qまでの距離をk2 とすると、ニュー
トンの式より、 βF =fF /k1 =−k2 /fF (23) −k1 ・k2 =fF 2 (24) である。
【0030】また、合焦用レンズ群Fを−xだけ繰り下
げた時、合焦用レンズ群による結像点はQ’に移動す
る。この時、移動後の合焦用レンズ群Fの前側焦点
1 ’からP点までの距離が−k1 −x、後側焦点
2 ’から合焦用レンズ群による結像点Q’までの距離
がk 2 +x−yである。
【0031】これよりニュートンの式から (−k1 −x)(k2 +x−y)=fF 2 (25) 式(25)の両辺から式(24)の両辺を引くと −(k1 +k2 )x+k1 y−x2 +xy=o (26) となる。ここで|x|、|y|は|k1 |、|k2 |に
比べて十分小さいため −(k1 +k2 )x+k1 y=o (27) 式(23)と式(27)とから y/x=1+k2 /k1 =1−βF 2 (28) 式(22)より y/x=1−(f/fA βB 2 (29) となる。
【0032】一方、後群レンズ群Bに関しては後群レン
ズ群の前側焦点F3 から、合焦用レンズ群Fによる結像
点すなわち後群レンズ群に対する物点Qまでの距離を−
3 とし、後群レンズ群の後側焦点F4 から、結像点R
までの距離をk4 としたとき、ニュートンの式より βB =fB /k3 =−k4 /fB (30) −k3 ・k4 =fB 2 (31) である。
【0033】また、合焦用レンズ群を−xだけ繰り下げ
た時、合焦用レンズ群による結像点QはQ’に移動し、
その移動量はyである。このとき、後群レンズを通る光
線の結像点はR’に移動し、その移動量をzとする。こ
のとき、後群レンズ群の前側焦点F3 からQ’点までの
距離は−k3 +yであり、後群レンズ群の後側焦点F 4
からR’点までの距離はk4 −zである。
【0034】これよりニュートンの式から (−k3 +y)(k4 −z)=fB 2 (32) 式(32)の両辺から式(31)の両辺を引くと k3 z+k4 y−yz=0 (33) ここで、|y|、|z|は|k3 |、|k4 |に比べ十
分小さいので、 k3 z+k4 y=0 (34) 式(30)と式(34)より z/y=−k4 /k3 =βB 2 (35) 式(29)と式(35)より像面移動速度δは δ=z/x=βB 2 −f2 /fA 2 (36) で表される。
【0035】式(36)中βB およびfA は、ズーミン
グの軌道を決定すれば、全系の焦点距離fだけの関数で
表され、像面移動速度δも、全系の焦点距離fのみの関
数で表される。この関数を図3中の演算手段2に入れて
おけば、第1実施例、第2実施例と同様像面移動速度δ
および、繰り出し補正量ΔS等を算出できる。
【0036】図7は上述した焦点補正装置を有するカメ
ラの構成の実施例を示すものである。前述の非TTL方
式測距手段3は、CPU1に接続される。また結像面8
に結像する撮影用ズームレンズ2の焦点距離を検出する
ズームレンズ全系の焦点距離検出手段6や測光手段4が
CPU1に接続される。CPU1は半押しスイッチSW
1および全押しスイッチSW2またはレリーズ釦以外の
レリーズ手段7の操作によって起動する。さらに前述し
たようにCPU1の演算結果の信号は合焦レンズ群駆動
手段5に伝達され、撮影用ズームレンズ2を駆動する。
【0037】なお上記した第1記憶手段、第2記憶手
段、演算手段1、演算手段2は全てCPU内に構成され
るものである。図8は上述した焦点補正装置を有するカ
メラによる撮影時の電源オンからレリーズ動作までの動
作を示すフローチャートであり、電源のオンにより以下
のフローが実行される。
【0038】S801:レリーズ釦の半押しでオン状態
になるスイッチ(以下SW1と称す)がオンであるかど
うかを判定し、オンであればS802へ進んでAF動作
を実行し、オフであればこの判定を繰り返す。 S802:外光式アクティブAFや外光式パッシブAF
等の非TTL方式測距手段3により被写体までの距離を
測距し、距離情報Rを得る。
【0039】S803:撮影レンズ鏡筒に設けられた焦
点距離検出用エンコーダやズーミング用モータの駆動パ
ルス等により撮影レンズ全系の焦点距離fの検出を行
う。 S804:カメラに設けられているCPUにおいてS8
02およびS803で得られた距離情報Rと撮影レンズ
全系の焦点距離fを用いて合焦用レンズ群の繰り出し量
Sの算出を行う。
【0040】S805:S803で得られた撮影レンズ
全系の焦点距離fと第1記憶手段に記憶されている結像
点のフィルム面からのズレ量ΔBfより合焦用レンズ群
の繰り出し補正量ΔSの算出を行う。あるいは、第2記
憶手段に記憶されている合焦レンズ群の単位移動量あた
りの結像点の移動量δと前記ΔBfとから合焦用レンズ
群の繰り出し補正量ΔSの算出を行う。
【0041】S806:測光手段により露出情報を得
る。 S807:レリーズ釦の全押し状態でオンするスイッチ
(以下SW2と称す)がオンであるかどうかの判定を行
いオンであればS808へ進み合焦レンズ群をS804
およびS805で得られた繰り出し量Sと繰り出し補正
量ΔSの合成繰り出し量S+ΔSだけ繰り出し、オフで
あればS801へ戻る。
【0042】S808:合焦用レンズ群を駆動用モータ
等を用いて繰り出し量S+ΔSだけ駆動し、被写体像が
結像面8(フィルム面)上に結像するようにする。 S809:レリーズ手段7の露光動作を含む一連のレリ
ーズ動作を行う。
【0043】
【発明の効果】部品の製造や組立てによって生じた結像
点のフィルム面からズレを、測定したズレ量を記憶させ
るだけで補正することが可能となり、従来のように人手
によるカメラ1台ごとのメカ的調整を必要とせず、調整
に要するコストを低減させることができるとともに、レ
ンズユニットのコンパクト化が可能になる。
【0044】また、記憶させるデータ数を非常に少なく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は単焦点レンズの場合の移動量ΔBfを
示す図 (B)は多焦点あるいはズームレンズの場合の結像点の
設計値と実測値が広角時と望遠時で異なる様子を示す図 (C)は(B)で示したズレを広角時と望遠時で同じに
なるように調整した時に生じるズレ量ΔBfを示す図
【図2】本発明のブロック図
【図3】本発明の第1〜3実施例を示すブロック図
【図4】1群繰り出し合焦方式のズームレンズの例
【図5】リヤフォーカス方式のズームレンズの例
【図6】インナーフォーカス方式のズームレンズの例
【図7】本発明によるカメラの構成の実施例を示す図
【図8】本発明によるカメラの動作を示すフロー図
【主要部分の符号の説明】 1 CPU 3 非TTL方式測距手段 5 合焦レンズ群駆動手段 6 焦点距離検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 7/30 G03B 13/36 7811−2K G03B 3/00 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非TTL方式の測距手段を有する自動焦
    点カメラにおいて、 レンズ組立時またはレンズ部品寸法またはレンズ材料の
    屈折率のばらつきによって発生する結像点のフィルム面
    からのズレ量を記憶する第1記憶手段を有し、前記第1
    記憶手段の記憶値と、合焦レンズ群の単位移動量あたり
    の結像点の移動量とから合焦レンズ群の補正移動量を演
    算する演算手段を有し、 上記非TTL方式の測距手段より得られる測距値より演
    算される合焦レンズ群の移動量に、上記演算によって求
    められる合焦レンズ群の補正移動量を加えた最終移動量
    に基づき、合焦レンズ群の駆動を行うレンズ駆動手段と
    を有することを特徴とする自動焦点カメラの焦点補正装
    置。
  2. 【請求項2】 前記、合焦レンズ群の単位移動量に対す
    る結像点の移動量を記憶する第2記憶手段を有する請求
    項1記載の自動焦点カメラの焦点補正装置。
  3. 【請求項3】 前記自動焦点カメラにおいて、撮影レン
    ズに多焦点レンズを備え、 前記第2記憶手段において、複数の焦点距離状態におけ
    る合焦レンズ群の単位移動量あたりの結像点の移動量を
    記憶することを特徴とした請求項2記載の自動焦点カメ
    ラの焦点補正装置。
  4. 【請求項4】 前記自動焦点カメラにおいて撮影レンズ
    にズームレンズを備え、 前記第2記憶手段において、複数の焦点距離状態におけ
    る合焦レンズ群の単位移動量あたりの結像点移動量を記
    憶することを特徴とした請求項2記載の自動焦点カメラ
    の焦点補正装置。
  5. 【請求項5】 前記自動焦点カメラにおいて、撮影レン
    ズにズームレンズを備え、 ズームレンズの焦点距離より演算により合焦レンズ群の
    単位移動量あたりの結像点の移動量を求めたことを特徴
    とする請求項1記載の自動焦点カメラの焦点補正装置。
  6. 【請求項6】 前記第1記憶手段において複数の焦点距
    離状態での結像点のフィルム面からのズレ量をただ一つ
    の値で代表させて記憶することを特徴とする請求項3〜
    5記載の自動焦点カメラの焦点補正装置。
JP4013623A 1992-01-29 1992-01-29 自動焦点カメラの焦点補正装置 Pending JPH05203866A (ja)

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