JPH0789170B2 - 撮影レンズ鏡筒と該撮影レンズ鏡筒が着脱可能なカメラボディとを有するカメラシステム - Google Patents

撮影レンズ鏡筒と該撮影レンズ鏡筒が着脱可能なカメラボディとを有するカメラシステム

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JPH0789170B2
JPH0789170B2 JP61070525A JP7052586A JPH0789170B2 JP H0789170 B2 JPH0789170 B2 JP H0789170B2 JP 61070525 A JP61070525 A JP 61070525A JP 7052586 A JP7052586 A JP 7052586A JP H0789170 B2 JPH0789170 B2 JP H0789170B2
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spherical aberration
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健 歌川
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    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/34Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane
    • G02B7/346Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane using horizontal and vertical areas in the pupil plane, i.e. wide area autofocusing

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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は結像光学系の収差に応じて、最良ピント位置を
補正する機能を有する焦点検出装置に関する。又、レン
ズ交換可能な撮影レンズの収差補正用記憶データの形式
に関する。
(発明の背景) 結像光学系の球面収差に応じて、デフォーカス量検出手
段から出力されるデフォーカス量を補正して最良ピント
位置を決定する焦点検出装置は従来から知られている。
例えば特開昭57−210326には、交換レンズの鏡筒に設け
られた撮影レンズのタイプを識別する信号を、カメラボ
ディ側で読み取る事により、装着された球面収差のタイ
プを識別し、対応する球面収差データで補正を行う方式
が開示されており、まずこれにそって説明する。
第18図は焦点検出装置の例を示すものである。この装置
は撮影レンズ1の射出瞳1′において光軸に関して対称
な2領域1A′、1B′の光を、フイルム面と共役な位置2
に配置されたレンズレットアレイ3を通して、CCD型イ
メージセンサー、あるいは、MOS型イメージセンサーの
ような一対の自己走査型光電素子アレイ4に入射させ、
これらの電子素子アレイ4からの出力信号の位相差によ
って焦点検出を行うものである。光電素子アレイ4のA
群(Ao…Ai…An)には射出瞳1′の領域1′Aからの光
が入射し、光電素子アレイ4のB群(Bo…Bi…Bn)には
射出瞳1′の領域1′Bからの光が入射するので、各々
の光電素子アレイ群の出力信号は、それに対応した射出
瞳の領域からくる光によって作られる被写体像を表す信
号となる。ここではフイルム面と共役な面2が焦点検出
面となつている。第11図のように、合焦状態にある場合
には射出瞳1′の2つの領域1A′,1B′を通過してフィ
ルム面と共役な位置2にできる2つの被写体像は光軸に
垂直な面上で一致する。
従って、光電素子アレイ4のA群の出力信号と、同じく
B群の出力信号も第12図に示すようにずれがなく一致す
る。
次に第13図のように後ピン状態にある場合には射出瞳
1′の2つの領域1A′、1B′を通過してできる2つの被
写体像の位置はフィルム面と共役な位置2上でずれを生
ずる。
従って光電素子アレイ4のA群の出力信号とB群の出力
信号は第14図に示すように位相差d1を生ずる。
次に第15図のように前ピン状態にある場合には、射出瞳
1′の2つの領域1A′、1B′を通過してできる2つの被
写体像の位置はフィルム面と共役な位置2上で、前述の
後ピンの場合とは反対方向にずれを生ずる。従って光電
素子アレイ4のA群の出力信号とB群の出力信号は第16
図に示すように後ピンの場合とは逆の位相差d2を生ず
る。以上の如く上記のような焦点検出装置を用いると、
光電素子アレイ4のA群とB群の出力信号の位相差が0
のときを合焦状態として検出し、又、位相差の符号によ
り前ピン、後ピンを検出することができる。さらに、位
相差の量d1、d2を検出することにより、前ピンもしくは
後ピンである状態において、合焦状態からのピントずれ
量を検出することができる。第17図はこのような焦点検
出装置を一眼レフレックスカメラに組み込んだ例を示す
ものである。撮影レンズ1はカメラボディ5に着脱可能
な交換レンズである。クイツクリターンミラー6は中央
部が半透鏡で構成されており、反射光をファインダ光学
系7、8へ導くとともに透過光をサブミラー10へ導く。
サブミラー10はカメラボディ底面に配置したレンズレッ
トアレイ3及び光電変換素子アレイ4へクイツクターン
ミラー6の透過光を導く。2′はフイルム面を示す。レ
ンズレツトアレイ3及び光電変換素子アレイ4は前述同
様にフイルム面2′と共役な位置及びその近傍に配置さ
れている。焦点検出は絞り開放で行われるが、焦点検出
光学系の開口相当F値は、焦点検出の為の光束が使用撮
影レンズの絞り開放状態における射出瞳の中に収まるよ
う、すなわち焦点検出光束が多くの使用撮影レンズの絞
り開放状態における射出瞳によりケラレを生じないよう
定められている。従ってこの開口相当F値は交換レンズ
が変わっても一定である。尚、焦点検出光学系の開口相
当F値は、厳密にいえば各光電変換素子の受光面の向
き、レンズレツトアレイ3との間隔等によって決まる。
又、公知の再結像系による像ずれ検出システムでは上記
開口相当F値は一対の再結像光学系の瞳形状により決ま
る。
今、カメラボディ5に装着された撮影レンズが第19図の
aに示すような球面収差を有し、該交換レンズの開放F
値が1.2であって、焦点検出用光学系の開口相当F値
(θ)がF8であったとする。撮影レンズ1の絞りが開放
の状態で焦点検出を行えば焦点検出光学系の開口相当F
値は撮影レンズ1の開放F値F1.2とは無関係にF8で一定
であるからこのF値における最良像面が焦点検出面2上
にきたとき撮影レンズ1が合焦状態になったことが検出
される。焦点検出面2はF8での最良像面位置、すなわち
第19図のa1に相当する状態であり、このa1の位置で焦点
検出が行われることになる。このような位置で合焦位置
を検出した後シャッタレリーズ操作を行うと、この操作
に運動して撮影レンズ1の駆動が禁止され該レンズがそ
の位置に保持される。同時に撮影レンズ1の絞りが絞り
込まれていき、F1.2の時に最良像面であった位置a2から
最良像面位置が近軸像点0に向かって移動していく。そ
して適正露出を得るF値がF5.6であったとすると絞りが
F5.6になった時点でこの絞り駆動が停止される。その時
の最良像面位置はa3である。光電変換素子はF8における
最良像面位置を検出しているのに対し、撮影レンズの絞
りはF5.6で停止されてしまうからF5.6における最良像面
位置a3と焦点検出時の最良像面位置a1との間には光軸上
で(a3−a1)の差が生ずることになる。もちろん絞りが
F8になるよう制御されればこの時の最良像面位置はa1と
なり、フイルム露光時と焦点検出時の各最良像面位置は
一致し、フイルム2′上に撮影レンズ1の最良像面がき
て、正確にピントの合った撮影がなされる。しかし上述
の如くフイルム露光時と焦点検出時のF値が異なると撮
影レンズの最良像面位置a3がa1から(a3−a1)だけずれ
てしまい、正しく合焦状態を検出しているにもかかわら
ずフイルム露光時には正確にピントの合った撮影がなさ
れない。このことはフイルム露光時に撮影レンズ1のF
値がF8に制御されない限りいえる。
次に、撮影レンズ1を異なる種類の撮影レンズに交換し
た場合についてのべる。例えば新たに装着された撮影レ
ンズが第19図のbに示すような球面収差を有し、該交換
レンズの開放F値がF1.4であったとする。もちろん焦点
検出光学系の開口相当F値はF8で一定である。このよう
に収差曲線が異なると、レンズレツトアレイ3及び光電
変換素子アレイ4がカメラボディ5に固定されていて、
かつ焦点検出光学系の開口相当F値がF8で一定だとする
と、焦点検出面2上に最良像面がくる位置は収差図上b1
となる。従って第19図の収差図上では焦点検出面2が近
軸像点0からずれた位置b1に固定されていることにな
り、このb1の位置で焦点検出が行われることとなる。そ
して合焦検出後絞りを絞り込んでいけば前述と同様にF
1.4の時の最良像面であった位置b2から最良像面位置が
近軸像点0に向かって移動していき、絞りが適正露出を
得るF値で停止された時の最良面位置b3はb1から(b3−
b1)だけずれ、やはり正確にピントの合った撮影をなす
ことはできない。また収差曲線がaのレンズとbのレン
ズとでは同じF値でフイルム露光を行ったとしても焦点
検出面2と制御されたF値における最良像面位置と間の
ずれ量(a3−a1)、(b3−b1)がレンズごとに異なる。
すなわち撮影レンズによって収差曲線が異なる場合に
は、同様に合焦検出がなされ、フイルム露光時に絞りが
同じF値に制御されたとしても、該F値における最良像
面位置a3、b3と焦点検出面上の最良像面位置a1、b1との
間のずれ量(a3−a1)、(b3−b1)が異なってしまう。
特開昭57−210326では上記の問題点を解決する為に、撮
影レンズ鏡筒に撮影レンズのタイプを識別する信号を発
生する手段を設け、ボディ側でこれを読み取る事により
装着された撮影レンズの収差のタイプを識別し、次いで
body内の記憶回路で収差のタイプに応じて最良像面位置
の補正量を算出してピントのずれ量を補正している。そ
して、その際には開放F値に対する補正及び絞り込んだ
撮影のF値も考慮してピントのずれを補正しようとする
ものである。
しかしこの場合には収差のタイプと撮影に使われたF値
から最良像面位置の補正量を対応づける記憶装置はボデ
ィに内臓されており、きめ細かな補正をしようとすると
撮影レンズ種類毎に収差のタイプが異なり、又ズームレ
ンズではズーム位置でも収差のタイプが全く異なる為
に、タイプの数が膨大となり、コスト的にも容量的にも
カメラボディでは対処できない程の記憶量を必要とする
欠点を有していた。
又カメラボディ製造後開発された撮影レンズの収差のタ
イプが以前のどのタイプにも属さない場合には対応がで
きない欠点があった。
次に特開昭59−208514では撮影レンズ側に球面収差特性
に応じた最良像面位置の補正量を記憶する手段を設けた
場合が開示されているのでこれについて引用する。
第20図は標準(S)、望遠(T)そして広角(W)の3
種の代表的な交換レンズにおける球面収差特性を示す特
性図で、同時に各レンズにおける最良像面位置(IBS)
(IBT)(IBW)(以下、像面ベストという)が同特性を
基準に示されている。周知のようにこのような球面収差
特性は例えばd線(λ=588nm)基準そして所定倍率の
条件下で示されており、又、各像面ベストは各種感材の
特性(分光感度、乳剤厚etc)とレンズの諸収差や各種
撮影倍率etcを考慮して定められた位置で、この像面ベ
ストが実際とフイルム乳剤面に合致すると最高の画質が
得られる位置を言う。同図には更に自動焦点検出装置で
の収差特性(SS)(ST)(SW)及び自動焦点検出装置の
受光センサーによる各レンズにおける最良センサー位置
(SBS)(SBT)(SBW)が示されている。これらの特性
は受光センサーの分光感度(例えばセンサーの構成物質
から現在は605nmが代表的である)での特性であり、
又、各最良センサー位置(以上、これをセンサーベスト
という)は受光センサーが受光する光束の絞り値に応じ
た開口高で決定された位置にある。
具体例を説明すると、例えば球面収差が(S)の曲線で
示される標準レンズは軸上を0としてみると、像面ベス
ト面(IBS)まで略−0.07nm偏倚している。ところが波
長605nmの分光感度ピークで受光しているセンサーは球
面収差特性(SS)上のセンサーベスト位置(SBS)で焦
点検出を行うので、像面ベスト(IBS)とセンサーベス
ト(SBS)の間にSΔS分のベスト差が発生する。この
差異は夫々レンズ固有の球面収差に基づいて個々のレン
ズ形式によって異なり、望遠レンズではTΔS又広角レ
ンズではWΔSとなることが同図に示されている。
以上のように、受光センサーによって検出された像面ベ
ストをフイルム面を合致させる為の補正の方向は各レン
ズの球面収差特性に応じて異なるものであることに着目
し、この補正値及び補正方向に関する情報を装着された
撮影レンズ側からボディ側の焦点調節装置に伝達して、
該装置によりこの補正を加味して像面ベストをフイルム
面に合致させるべく焦点調節を行うことを特徴とするも
のである。
この特開昭59−208514の場合には、ボディ発売後に開発
された撮影レンズの収差のタイプがどのようであろうと
対処が可能であるという利点がある反面、撮影レンズ側
に内蔵される補正量は特定の開口相当F値を有する焦点
検出装置がボディ内に内蔵されている事を前提として決
められており、従って後になって開発された焦点検出装
置の開口相当F値が前のものと異なっている場合には、
レンズ内蔵の補正量はこの焦点検出装置には適用できな
いという欠点があった。
又、ボディ内蔵の焦点検出装置が複数の開口相当F値を
有している場合にも対処できないという欠点があった。
この欠点は先に述べた特開昭57−210326の場合には逆に
発生しない。なぜならばこの場合、補正量の記憶手段は
ボディ側にあり、ボディ内蔵の焦点検出装置の開口相当
f値が変わった時にはそれに応じて記憶手段の内容を変
えれば良いからである。
このように従来公知の焦点検出装置の収差補正の方法は
将来発売されるレンズに対して、あるいは将来開発され
る焦点検出装置を内蔵したボディに対してのいずれかの
場合には対応できないという欠点を有していた。
(発明の目的) 本発明はこれらの欠点を解決し、将来開発されるレンズ
や将来開発されボディに内蔵される焦点検出装置がどの
ようなものであっても収差補正が可能な補正方式を与え
る事を目的としており、そのような収差補正データを内
蔵した着脱可能な撮影レンズを得る事を目的としてい
る。
さらに上記撮影レンズを装着したカメラボディに内蔵さ
れた焦点検出装置の算出したデフォーカス量を上記収差
補正データに基づいて補正を行い、焦点検出装置の特性
が変わっても収差の補正が可能にすることを目的とす
る。
(発明の概要) 本発明は着脱可能な撮影レンズの収差に関してその特性
を表現する2つ以上の互いに独立なデータを、撮影レン
ズ内に記憶する手段を設ける事を技術的要点としてい
る。
(実施例) 以下に本発明の第1実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第2図(A)は第18図に示す撮影レンズの射出瞳1′を
正面からみた図であり、焦点検出に用いる2つの領域1
A′、1B′を斜線で示している。
特開昭57−210326では焦点検出装置の開口相当F値に対
応するのが第18図のθだとしたが、以下の本発明の実施
例においては、焦点検出に用いる2つの領域1A′、1B′
の外接円1C′に相当するものを開口相当F値と呼ぶ事に
し、この開口相当F値を用いて話を進める。
一般にある撮影レンズの開放絞り状態での最良像面位置
がフイルム面と合致した時に焦点検出装置の合焦指示が
出るように焦点検出装置を電気的、メカ的(位置決め)
に調整しても、収差特性の異なる撮影レンズでは合焦指
示がでても開放での最良像面が必ずしもフイルム面と一
致しない。
しかし光源、フイルムによる色収差の影響が小さい場
合、例えば螢光灯照明でSSフイルム使用の場合には次の
事が成立する。
即ち実験によれば例えば50mm/F1.4等の代表的な撮影レ
ンズを用い、焦点検出装置の開口相当F値にほぼ等しい
F値にこのレンズを絞り込んだ時の最良像面がフイルム
面と合致した時に焦点検出装置が合焦指示をだすように
焦点検出装置を電気的、メカ的に調整すれば、他の撮影
レンズに関しても焦点検出装置が合焦指示を出した時に
開口相当F値に絞り込んだこのレンズの最良像面はフイ
ルム面とほぼ一致する。この事は、最良像面をMTF30本/
mmのピーク位置とし、焦点検出装置の合焦指示を一対の
瞳部分を通過した2光束の重心が一致する位置と考えて
計算したシュミレーション結果においても確認された。
従って開放F値と該開口相当F値における最良像面の差
を基準像面移動量と呼ぶ事にすると、撮影レンズごとの
基準像面移動量の違いの分だけ焦点検出位置が違ってく
る。
以下では開口相当F値に等しい絞り値における最良像面
がフイルム面と合致した時に合焦指示がでるように焦点
検出装置が調整されているとして話を進める。
第3図(A)は開放A値が1.4の代表的な撮影レンズの
球面収差を示すもので、開放、F4、F8での最良像面は近
軸像点からそれぞれl0=−80μ、l1=−30μ、l2=−10
μ離れている。従って開口相当F値がF4及びF8の焦点検
出装置に対して、このレンズに関する前記基準像面移動
量はそれぞれl1−l0=50μ、l2−l0=70μ存在する。焦
点検出装置の開口相当F値がF4の場合及びF8の場合は、
開放での最良像面は合焦指示位置に対してそれぞれ50
μ、70μ程狂っている事になる。一方、開放F1.4におけ
る焦点深度はせいぜい40〜50μなのでこのままでは開放
時の深度内に入らない。
第3図(B)は球面収差の線図がたっている場合の例
で、この場合は絞り込みによる像面移動はほとんどな
く、開口相当F値が4の場合も8の場合も前記基準像面
移動量はほとんど0となる。そしていずれの場合も合焦
指示位置が撮影レンズの開放での最良像面位置とほとん
ど一致する。
第3図(C)は開放F値が2.8で球面収差が0.2mm程ふく
らんだ場合である。この撮影レンズの開放、F4、F8での
最良像面は、近軸像点からそれぞれe0、e1、e2離れてい
る。開口相当F値が4及び8の焦点検出装置に対して前
記基準像面移動量は,e1−e0=40μ、e2−e0=130μであ
り、従って焦点検出装置の開口相当F値が4及び8の場
合には開放での最良像面は合焦指示位置に対してそれぞ
れ40μ、130μ程狂うことになる。この場合、開放F値
が2.8なので深度は90μであり、開口相当F値が8の時
にはやはり深度外となる。
以上をまとめたのが第4図であり、第4図(A)は焦点
検出装置の開口相当F値が4の場合であり、第4図
(B)は8の場合である。第4図でa、b、cはそれぞ
れ第3図(A)、(B)、(C)の場合の基準像面移動
量を示すものである。
第4図(A),(B)から明らかなように開口相当F値
が小さい方が撮影レンズの開放F値に近いので、合焦指
示時において撮影レンズの開放における最良像面のバラ
ツキが少なく好ましい。ここで開放最良像面のバラツキ
を特に問題とするのはこの時焦点深度が一番浅いからで
ある。
開口相当F値が小さい時はこの様に明るいレンズに対し
ては好ましいが、暗いレンズでの焦点検出のしやすさを
考えると開口相当F値は大きくする必要がある。しかし
開口相当F値が大きくなると第4図(B)のようにレン
ズごとのバラツキも大きくなり変化の様子も異なる。
さて 焦点検出装置の開口相当F値は何に重点を置くか
によって将来変わり得るものである。しかし第4図
(A)と第4図(B)を見ればわかる通り、開口相当F
値と前記基準像面移動量の変化の関係は撮影レンズによ
り異なり、ある開口相当F値における基準像面移動量に
関するデータを補正量としてレンズ内に記憶しておいて
も、別の大きさの開口相当F値となった場合にはその時
の基準像面移動量を推し測ることができない。そこで実
施例では球面収差に関する複数のデータ即ち収差補正第
1データと収差補正第2データを撮影レンズ内の収差量
メモリ手段に記憶することにより、任意の開口相当F値
を持つ焦点検出装置に対して適切な収差補正量をボディ
側で算出し、検出精度の高い焦点検出を可能とすること
を目的としている。以下にその補正法のいくつかの例を
示す。
収差補正第1データとして開放とF4の最良像面差(開放
F4差)及び収差補正第2データとして開放とF8の最良像
面差(開放F8差)を用いた場合、ボディ側ではこの2つ
のデータを読み取って、任意の開口相当F値における前
記基準像面移動量を収差の補正量δとして次の形で算出
する。
δ=α×(開放F4差)+β×(開放F8差) …… ここでα、βはボディ側で記憶されている量であり、ボ
ディに内蔵された焦点検出装置の開口相当F値に応じて
適宜決定される。
αとβの決め方の例としては例えば次のようになる。
一般には0α1、0β1の範囲で最適な値が実
験的に決められるが、おおむねα+β≒1に近い形で決
めるのが良い。
(表1)のex.1の例を第3図(C)の撮影レンズに適応
すると、この場合のレンズ内の記憶データは(開放F4
差)=40μ、(開放F8差)=130μとなるので、焦点検
出装置の開口相当F値が4の時に収差補正量δ=40μと
求まり、開口相当F値が8の時には収差補正量δ=130
μと求まり、又直接のデータが無い中間的な開口相当F
値でも例えば5の時も中間的な値の収差補正量δ=85μ
が求まる。
この様に複数のデータ(開放F4差,開放F8差)をレンズ
内の収差量メモリ手段に記憶する事で、任意の開口相当
F値に対しても収差補正量が算出可能となる。又諸種の
誤差の存在により過度の補正が生じる事がないように上
記の算出されたδに対してP×δ、(0≦P≦1)と実
際の補正量を少な目にとるのも良い。その場合でもPの
範囲は0.4≦P≦1程度にするのが現実的である。
具体的な補正の仕方についてはいろいろな形式が考えら
れる。例えば、開口相当F値が4の場合のレンズによる
開放での最良像面位置が第4図(A)のようにバラツク
が、このバラツキの中心値をδmeanとし、このδmeanの
位置がフイルム面と合致した時に合焦指示がだされるよ
うに焦点検出装置の位置を調整しておくことができる。
実際補正手段を有さない焦点検出システムではこのよう
な位置に調整して合焦指示の最適化を計っているものと
考えられる。従ってこの場合は補正量がδmeanと著しく
違っているものについてのみ補正を行うようにする事も
できる。その場合の補正量はP×(δ−δmean)で与え
られる。この場合でも焦点検出装置の開口相当F値がわ
からないとδが算出できないので、撮影レンズ側に球面
収差に関する複数のデータを必要とする事にかわりはな
い。
α、βの決め方は上記の例に限られものではなく、検出
の瞳形状が第2図(B)や(C)のように変わればそれ
に応じて異なってくる事が考えられる。従って実際的に
は焦点検出装置の開口相当F値とその瞳形状に依存して
最適な値を決定する必要がある。
以上の様にあらかじめ定められた2つの所定F値に対応
する最良像面位置と開放での最良像面位置との差に関す
る2つの収差補正データを撮影レンズ内に記憶する事に
より、その2つの収差補正データを基準にして任意の開
口相当F値を有する焦点検出装置に対して適正な収差補
正量δを求めることができるので、新しい収差特性の撮
影レンズが現れても、従来とは異なる開口相当F値を有
する焦点検出装置を内蔵するボディが表れても対処が可
能である。勿論2つの所定F値としては実施例に記載し
た4と8に限られるものではない。
値の大きい方の所定F値としては、ほとんどの撮影レン
ズがF=5.6よりは明るい事を考え、それらでケラレが
生じない事を前提にして記憶する所定F値を6〜10程度
の範囲で決めるのが好ましいと考えられ、中央値の7〜
8程度が最適と考えられる。
又、大小2つの所定F値は値において1.5倍程度以上は
違わないと独立性が少なくなり2つの値を入れた意味が
失われる。焦点検出装置の開口相当F値は小さい方でも
3以下にするのは焦点検出光学系の構成上も難しいので
下限は3で十分であると考えられる。そして、小さい方
の所定F値としては3〜6程度が適当であり、中央値の
4〜5程度が最適である。
こうして選ばれた2つの所定F値から、収差補正第1デ
ータ及び収差補正第2データを作る。その作り方は実施
例のものに限られるわけでなく、開放F4差とF4・F8差
(F4とF8との最良像面位置の差)との組み合わせにして
も良いし、他の組み合わせでも良い。勿論これに合わせ
て式の表現形が変わる必要がある。
さらに別の収差補正データの作り方もあるので、それに
ついて簡単に述べる、2つの独立量(2つの所定F値)
を、開放F値F0に対する比が一定となる値、例えばk1×
F0とk2×F0として、この各2つの独立量における最良像
面位置と開放における最良像面位置との差で2つの収差
補正データを与えることもできる。この場合、撮影レン
ズの開放F値F0により該所定F値が異なることになる
が、撮影レンズの開放F値F0がボディ側に伝達されてい
れば、開口相当F値Fsにおける最良像面位置が開放の最
良像面位置からどの程度ずれているかは算出できる。
例えば開放F0の最良像面位置とk1×F0の最良像面位置と
のずれ量を収差補正第1データs1開放F0の最良像面位置
とk2×F0の最良像面位置とのずれ量を収差補正第2デー
タs2とすれば、開放に対する補正量δは開口相当F値Fs
=k1×F0のときδ=s1、Fs=k2×F0のときδ=s2となる
ような適当な内分計算で与えられ、そのようなものとし
ては例えば、 がある。
ここでk1の値としては2〜3、k2/k11.5位が好まし
い。
次に上記補正量δの行われる手順を第1図を用いて説明
する。第1図で撮影レンズLを透過した光はクイックタ
ーンミラーMの半透部を透過し、サブミラーSMを介して
焦点検出装置の公知のAFモジュールAFMに導かれる、AF
モジュールAFMは瞳分割による一対の光像を作成する光
学系AFOと光電変換部AFSから構成される。図ではレンズ
レットアレイ型の瞳分割光学系を示したが勿論公知の一
対の再結像光学系による瞳分割光学系でも構わない。
光電変換部AFSからの上記一対の光像に関する画像出力
は読み取り部11を介してCCDデータメモリ12に記憶さ
れ、次いでデフォーカス量算出手段13において上記一対
の光像の相対的変位の量(第14図のずれ量d1、第16図の
ずれ量d2)から公知の方法でデフォーカス量Zを算出す
る。
ここで算出されるデフォーカス量Zは、撮影レンズの最
良像面がフイルム面から光軸方向にどれだけ変位してい
るかを示す量である。そして焦点検出装置の開口相当F
値に等しいF値に絞り込んだ時の代表的撮影レンズの最
良像面がフイルム面FMと一致した時に該デフォーカス量
Zが零となるようにメカ的又は電気的に調整されている
ものとする。ここでメカ的に調整されているという意味
はAFモジュールの位置をメカ的に徴調して上記条件を整
える事を意味し、電気的に調整するとはトリマやEPROM
等に調整量を書き込んで電気的手段で補正手段同等の効
果を得る事をいう。
第1図のレンズCPU14はROM、RAM内蔵のマイクロコンピ
ュータで構成されている。このレンズCPU14はレンズエ
ンコーダ15を介して、ズーム環又は距離環等の手動部材
16の位置を読み取り、対応する光学配置に関係する諸種
データをレンズCPU14内のROM領域から同じレンズCPU14
内のRAM領域に移す。即ちレンズCPU14のROMの中にはエ
ンコーダの分割数に対応した数だけの諸種のデータが含
まれており、それから諸種のデータの中に収差補正第1
データ、収差補正第2データが含まれている。従ってこ
のROMが収差量メモリ手段32に対応する。そしてエンコ
ーダ位置に応じてRAMの所定番地にROM内の上記データが
収納される。次いでレンズCPU14のRAMの内容はレンズと
ボディの間に設けられたレンズ接点17と、ボディ側のマ
イクロコンピュータ33の読み取り手段18を介してボディ
内のRAM領域にある収差データメモリ19に対応する所定
番地及び変換関数メモリ20に対応する所定番地に収納さ
れる。収差データメモリ19に格納された収差補正第1デ
ータ及び収差補正第2データは例えばそれぞれ“開放F4
差”及び“開放F8差”であり、変換係数メモリ18に格納
された変換係数とはデフォーカス量をカップリング29の
回転数に変換するための係数であり、カップリングの回
転数はエンコーダ26、フォトインタラプタ27を介してパ
ルス数で与えられるので、変換係数はデフォーカス量を
このようなパルス数に変換する係数である。補正手段21
は収差データメモリ19の“開放F4差”、“開放F8差”の
データから前記式で与えられる補正量δを算出する。
この時に用いられる係数のα,βの値は、ボデイに内蔵
される焦点検出装置の開口径相当F値に応じて最適な値
があらかじめボデイ内マイコンのプログラムの中に組み
込まれている。
こうして算出された補正量δは、デフォーカス量算出手
段13で算出されたデフォーカス量Zに加味され補正され
たデフォーカス量(Z−δ)が開放での最良像面の位置
を表わすデータとして補正手段21から表示手段31に伝達
され、表示が行われる。一方パルス数算出部22はこの補
正されたデフォーカス量(Z−δ)を変換係数メモリ20
に記憶された“変換係数”を用いて、パルス数に変換
し、この絶対値をカウンタ手段23にセットし符号を同手
段内の符号ビットにセットする。モータ駆動部24はカウ
ンタ内容が合焦範囲として定める所定値を越える時に
は、符号ビットの内容に従ってAFモータ25を正転又は逆
転する。
AFモータ25の動力はギア28とカップリング部29を介し、
撮影レンズ内のギア30を介して撮影レンズLを合焦方向
に駆動するが、この時ボデイ内のエンコーダ26及びフォ
トインタラプタ27を介してカップリング部の回転数を例
えば1回転12パルスの割合でカウントし、カウンタ23に
パルスを伝達する。カウンタ23はこのパルスを受けてカ
ウント内容を減算し、前記合焦範囲に相当する所定値内
に入るとモータ駆動手段24はブレーキかけて、レンズ駆
動を停止する。
次に本発明の第2の実施例について説明する。第1の実
施例では撮影レンズの開放時の最良像面とフィルム面と
が一致した時に焦点検出装置の合焦指示がなされるよう
に補正を行ったが、特開昭57−210326記載のように、フ
ィルム露光時に実際に制御されるF値(制御F値)に関
する最良像面とフィルム面とが一致した時に合焦指示が
なされるようにする事もできる。
第1実施例のように、多くの撮影レンズでは焦点深度が
一番浅くなる開放時の最良像面とフィルム面とが一致し
た時に合焦表示が出るように焦点検出装置で算出された
デフォーカス量を補正しており、そのデフォーカス量に
基づきレンズを停止するようにしている。このように構
成しておけば、絞り込み撮影時において、絞り込みによ
り最良像面がすこし移動しても同時に焦点深度も深くな
るので、ピントは許容範囲におさまる。しかしながら絞
り込みによる最良像面の像面移動が0.1mm近くあるいは
それ以上ともなると、絞り込んで撮影した時にピントの
許容範囲を外れる事がある。従ってこのような場合は実
際に制御されるF値に関する最良像面がフィルム面に一
致した時合焦指示を出した方が好ましい。また、焦点検
出装置の前記開口相当F値は4〜8程度の値をとる事が
多いが、実際の撮影における制御F値も4より大きい場
合の割合が多い。
以上の事に鑑み、第2実施例では、 (1)制御F値Fcが開放F値F0に等しい時、 即ちFc=F0の時には第1実施例と同じ補正を行い、 (2)制御F値Fcが開口相当F値Fsの近傍の値よりもさ
らに絞り込んだ値に設定している時、 即ちFcq×Fs;(q=0.7〜1) の時には補正を行わない、 (3)制御F値Fcが開放F値F0と開口相当F値Fsに近い
q・Fsとの間の時、 即ちF0≦Fc<q・Fs の時には、上記両者の間を適当に補間した補正値を用い
る事にする。
この(2),(3)の場合の補正量δ(Fc)は、 とすればよい。
勿論補間の方法はこれに限るものでなく、式の各Fの
値を、対応するアペックス値で代用しても良い。又より
単純にFcとq×Fsの中間的な値Fmを用いれば良い。又よ
り単純にF0とq×Fsの中間的な値Fmを用いて、 としてもよい。
第1実施例では球面収差に関する2つの独立なデータを
撮影レンズのメモリ手段に記憶する事により焦点検出装
置の開口相当F値が変わっても対応可能である事を示し
たが、この場合は色収差による赤外光の影響が実質的に
無視できる条件で考えていた。実際、赤外カットフィル
タが十分赤外光を除いていれば光源によらずほとんど問
題が起きない。しかしさらに別の場合として焦点検出装
置の開口相当F値は将来とも不変としても赤外光を用い
たアクティブ式の焦点検出を行うか行わないか等の意図
の違いで赤外カットフィルタの赤外遮断波長を将来的に
変更する可能性がある。
次に、本発明の第3実施例を説明する。
この場合には特開昭59−208514記載のような単独の収差
補正量がレンズに記憶されているだけではボディ側で対
処できない。以下の第3実施例では主に球面収差に関す
る収差補正第1データと主に色収差に関する収差補正第
3データを撮影レンズのメモリ手段に記憶して対処する
場合を述べる。まず球面収差の補正に関しては、焦点検
出装置の開口相当F値を変更しない前提に立てば、開放
F値と開口相当F値とに絞り値を設定した時の撮影レン
ズの両最良像面のずれ量に関する値を収差補正第1デー
タδとして撮影レンズのメモリ手段に記憶すれば良い。
この第3実施例ではさらに撮影レンズの色収差量に関連
するデータも収差補正第3データとして撮影レンズのメ
モリ手段に入れておき、ボデイ側では内蔵された焦点検
出装置の分光感度分布に応じて適当な係数を定め色収差
による検出誤差の補正を行う。
第5図は代表的な2つの撮影レンズの色収差の大きさを
例示したもので、比較的色収差の小さいレンズの場合15
1と大きいレンズの場合152を示す。図から明らかなよう
にe線より長波長側の変化は直線に近いので、色収差を
表現するデータとしてはA′線とd線の像面の差(A′
線収差量)でも、C線とd線の像面の差でも、e線より
長波長側の特定2波長の像面の差でもよく、それぞれの
決め方による値は比例定数の分を除いて実質的に等し
い。
しかし以下では簡単のため色収差量としてA′線収差量
を考えて話を進める。ちなみに第5図の場合、撮影レン
ズ151のA′線収差量は180μm、撮影レンズ152のA′
線収差量は690μmである。
第9図(A),(B)は焦点検出装置の分光感度分布が
異なる場合について色収差による検出誤差がどの程度発
生するかをシュミレートしたものであり、横軸は撮影レ
ンズのA′線収差量、縦軸は焦点検出装置が合焦指示し
た位置で撮影レンズを停止し、第7図の171の感度分布
を持つSSフィルムにより撮影した場合、その撮影結果が
どの程度の前ピン状態になるかを示す。第9図(A)の
場合は第6図に示す感度分布を有する赤外カットフィル
ター162(半値波長750μm位)と第7図に示す受光素子
感度分布を有する光電素子アレイ172と第8図に示す透
過率を有するクイックリターンミラーとを使用した場合
を仮定しており、第9図(B)の場合は第6図に示す感
度分布を有する赤外カットフィルター161(半値波長670
μm位)と第7図に示す受光素子感度分布を有する光電
素子アレイ172と第8図に示す透過率を有するクイック
リターンミラーとを使用した場合を仮定している。照明
は実線が白色螢光灯、一点鎖線がB光源、破線がA光源
を使用した場合でそれぞれの場合の合焦指示位置で撮影
を行ったものと仮定している。
第9図(B)から明らかなように、第5図の撮影レンズ
152、及び第6図の赤外カットフィルター161を使用した
焦点検出装置の場合には、A光源を用いた場合でも100
μm程度の前ピンでおさまるが、第9図(A)から明ら
かなように、第5図の撮影レンズ152、及び第6図の赤
外カットフィルター162を使用した焦点検出装置の場合
には、A光源を用いた場合に300μm以上の検出誤差が
生じる事になる。従って、撮影レンズの色収差量(A′
線収差量)によっては、赤外カットフィルターが適正な
ものでないと、検出誤差が無視出来る値以上になってし
まうことが分かる。
次に色収差の補正方法について述べる。撮影レンズの色
収差による収差量が、収差量メモリ手段に記憶されてい
る。この色収差による収差量である収差補正第3データ
としては前述の如く色収差量を反映するパラメータなら
何でも良いがここでは一応A′線収差量であるとする。
この収差補正第3データはボデイのマイクロコンピュー
タにより読み取られ、ボデイ内の記憶手段に存在する係
数γ,εを用いて色収差補正量δは、 δ=γ×(収差補正第3データ)−ε … あるいはこれとほぼ同等の演算により算出する。第式
おける定数項の意味は焦点検出装置の位置調整と等価な
量なので、特に収差とは無関係である。前述のデフォー
カス量Zに対して色収差のみの補正を加えるとすれば補
正されたデフォーカス量は(Z−δ)であり、球面収
差補正も加味すれば収差補正第1データをδとして補正
されたデフォーカス量は、 Z−p×δ−δA;(0<p1) となる。
係数γを決める為には焦点検出装置の分光感度分布特性
を定めなければならない。分光感度分布特性を決める要
素は多い、しかし光電素子アレイ(センサー)自体の感
度は凸凹であってもおおむね第7図の様な広い分光感度
分布を有する。又メインミラーの透過率も第8図の様な
広い分光特性を持つ事が多い。
一般に焦点検出装置の赤外カットフィルターは第6図の
ようにある波長以上の赤外光を急激に遮断するように設
計するので、焦点検出装置の分光感度分布は赤外カット
フィルターの特性でおおむね決定される。
そこで焦点検出装置において分光感度分布を特徴づける
パラメータとして、赤外側で感度が1/2となる波長(半
値波長)を赤外遮断波長λと名づけこれを用いる事に
する。
この波長は大抵の場合、赤外カットフィルターの赤外側
の半値波長におおむね等しい。従って、第9図(A)の
結果を与えた焦点検出装置の遮断波長は、赤外カットフ
ィルターの半値波長にほぼ等しいλ≒750μとなり、
また、第9図(B)の結果を与えた焦点検出装置の遮断
波長は、赤外カットフィルターの半値波長にほぼ等しい
λ≒670μである。
第10図(A),(B),(C)は第9図(A)の場合に
ついて、式においてそれぞれγ=1/7,1/5,1/3で補正
した場合の結果である。この第10図(A)においては、
蛍光灯に対して非常によく補正が成されているが、A光
源及びB光源に対してはまだ補正が充分ではないことが
分かる。また、第10図(B)においては、蛍光灯及びB
光源に対しては補正が充分に成されているが、A光源に
対してはまだ補正が充分ではないことが分かる。また、
第10図(C)においては、B光源に対しては非常によく
補正がなされ且つA光源及び蛍光灯に対しても充分な補
正がなされるていることが分かる。従って、式におけ
る収差補正第3データとしてA′線収差量を用い、遮断
波長λ≒750μmの時には、1/7γ1/2……にと
る事が好ましいことがわかる。
また、一般の照明状況は、λ<750μmの発光分布を
見る限り、白色蛍光灯とB光源(昼光)とが多い事を考
えると両者の中間値である1/7γ1/3……程度が適
当であり、γ=1/5……程度が最適である。
収差補正第3データはA′線収差量そのものをとるとは
限らないので式の条件をより一般的に記述すれば条件
は (A′線収差量)/7γ ×(収差補正第3データ)(A′線収差量)/2・・・
′ であり、条件は、 (A′線収差量)/7γ ×(収差補正第3データ)(A′線収差量)/3・・・
′ であり、条件は、 (A′線収差量)/5≒γ×(収差補正第3データ)・・
・′となる。
適正な補正量γを決める為の条件を別の見地で表せば、
合焦指示に基づいてSSフィルムを用いて撮影した場合
に、蛍光灯照明下ではほとんどの撮影レンズが0か少し
後ピン気味となり、B光源やA光源を用いた場合には前
ピン気味となるようにγを決定するという事になる。
同様にして遮断波長λ=670μmの時については、 (A′線収差量)/30γ ×(収差補正第3データ)(A′線収差量)/7・・・
にする必要があり、 (A′線収差量)/30γ ×(収差補正第3データ)(A′線収差量)/12・・
・ 程度が好ましく、 (A′線収差量)/20≒γ×(収差補正第3データ)・
・・ とするのが最適である。
又、遮断波長λが670μm及び750μmと異なる時にも
補正量がλと一次の線形性を有するとしてλ=750
μの時は′式に、またλ=670μの時には式を満
たすようにγの条件は次のように表現できる。
次に第4実施例として、焦点検出装置の開口相当F値が
変わっても、赤外カットフィルターの特性が変わっても
対処可能な場合について説明する。
これは第1又は第2実施例と第3実施例の組み合わせと
して実現される。即ちデフォーカス量Zに対して補正さ
れたデフォーカス量は、 Z−p×δ−δA;(0p1)で表され、δ,δは δ=α×(収差補正第1データ)+β ×(収差補正第2データ) δ=δ×(収差補正第3データ)+ε で与えられる。
つまり撮影レンズのメモリ手段にはレンズの収差特性を
表す3つのパラメータ(収差補正第1データ),(収差
補正第2データ),(収差補正第3データ)が記憶され
ており、ボデイ側には焦点検出装置の開口相当F値に対
応して係数α,βが、赤外カットフィルター特性に対応
してγが記憶されており、ボデイ側において上記の式で
補正を行う。
第1,第2,第4実施例において、球面収差に関する収差補
正第1データ及び収差補正第2データはd線単独の収差
特性から決める事もできるが、視感度あるいは代表的な
フィルムの分光感度に合わせて、各波長に重みづけを行
った「白色」光に対する収差特性から決定する方がより
実際的である。即ち、例えば「白色」光に対する30本/m
mのMTFピークが開放とF4で移動する量、及び開放とF8で
移動する量をそれぞれ収差補正第1データ及び収差補正
第2データとすることができる。
又、球面収差データと色収差データを各1つづつ用いる
第3実施例において、球面収差データとしては例えば特
開昭59−208514に開示されたように形式のデータとして
もよい。この場合には焦点検出装置の開口相当F値は変
わらない事を前提としているので球面収差データは純粋
に球面収差のみを表すものでなくてもよいわけである。
即ち、第3実施例において収差補正第1データと収差補
正第3データはそれぞれが純粋に球面収差量と色収差量
に対応していなくてもよく、一方に他方が多少混入して
いても第1データと第3データにある程度の独立性があ
れば良いからである。第1データと第3データを線形代
数でいう所の線形結合を行って1つの補正量を表現でき
れば良いわけで、第1データと第3データの線形独立性
がある程度以上あればよいからである。
次に補正の定数項の意味について多少説明を補足する。
焦点検出装置のプログラム中に特定の値の定数項を設け
ても、焦点検出光学系(第1図AMF)の光軸方向の位置
調整で定数項成分は相殺されるのでまずはあまり大きな
意味は無いと言える。
もし、ある焦点検出装置を内蔵したボディに装着可能な
交換レンズがすべて収差補正メモリ手段を含み、従って
ボディ側では常に同一形式で補正量を算出できる場合に
は定数項成分は上述の如く、特に大きな意味がない。し
かしながら、焦点検出装置を内蔵したボディに装着可能
な撮影レンズが上記収差補正メモリ手段を有する新しい
撮影レンズのみでなく、それ以前に発売され、従って収
差補正メモリ手段を含まない旧撮影レンズも含まれる場
合には、補正量が算出できる新撮影レンズは勿論のこと
補正のできない旧撮影レンズでも焦点検出表示がそこそ
こ正しい為には前記定数項を適当な値に選ぶ必要があ
る。
収差補正メモリ手段が内蔵された撮影レンズを装着した
場合の補正量を定数項εとして、 〔補正量〕=α×〔収差補正第1データ〕 +β×〔収差補正第2データ〕 +γ×〔収差補正第3データ〕+ε ……… とする。
定数項εの決定法の一つの例は、代表的撮影レンズの開
放撮影時において、前記補正を行った場合でも行わなか
った場合でも結果が同じになるようにするというもの
で、即ち、この場合に〔補正量〕=0となるように、定
数項εを決定するというものである。処理の流れを次の
表1で示す。
表1において、ステップS1でデフォーカス量Zが算出さ
れると、ステップS2で装着されている撮影レンズが収差
データを有しているか否かが判定され、収差データがあ
る撮影レンズの場合はステップS3で式により〔補正
量〕を算出する。ここで、撮影レンズに内蔵される収差
データの〔収差補正第1データ〕,〔収差補正第2デー
タ〕,〔収差補正第3データ〕はステップS3の計算直前
に読み込んでも良いし、ステップS1のデフォーカス量Z
の算出時に他のレンズデータと一括して読み込んでおい
ても良い。
次に、ステップS4で補正されたデフォーカス量Z′=Z
−〔補正量〕を算出し、ステップS5でこのZ′で駆動表
示する。ステップS2で収差データの無い旧撮影レンズと
判定された時は、ステップS5でZ′=Zのまま、この値
で駆動表示が行われる。新・旧撮影レンズに合う定数項
εの決め方は勿論、上述の例に限られるものではない。
収差データの無い旧撮影レンズについても、開放F値は
識別できるので、これから間接的に統計的な意味での代
表的な収差データを作り出して、これを用いて旧撮影レ
ンズについても収差補正が行なうこともできる。更に、
新・旧両撮影レンズとも絞り込みによる像面の移動まで
補正する事を考えると、焦点検出装置の開口相当F値に
絞り込んだ時の最良像面を新・旧撮影レンズのつじつま
合わせの接点に選んだ方が分かり易い。この場合は定数
項εの値も前述のものと違って来る。ただし、この例で
は旧撮影レンズに対しても開放時には零であい補正量が
発生する場合も考えられ、フローチャートは表1のもの
とは異なってくる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、交換可能な撮影レンズの
収差量メモリ手段に、撮影レンズの収差を表す2つ以上
の独立な量を記憶する事により、ボデイ内蔵の焦点検出
装置の特性即ち開口相当F値や赤外カットフィルターの
特性等が従来のものから変化しても、それに応じて適切
な収差補正量をボデイ側で算出可能であり、高精度の焦
点検出が将来にわたって可能である。
又焦点検出装置が複数の開口相当F値を有する場合でも
複数の特性の異なる赤外カットフィルターを有する場合
でも、各場合に応じた収差補正が可能であり、高精度の
焦点検出が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図は、本発明の実施例である。第1図は撮
影レンズとカメラボディとの電気的接続を表すブロック
図、第2図(A),(B),(C)は撮影レンズの射出
瞳の説明図、第3図(A),(B),(C)は撮影レン
ズの球面収差の特性図、第4図(A),(B)は収差補
正量δの説明図、第5図は撮影レンズの色収差の特性
図、第6図は自動焦点検出装置の赤外カットフィルター
の特性図、第7図はSSフィルム及び光電素子アレイの特
性図、第8図はクイックリターンミラーの透過率を表す
説明図、第9図(A),(B)及び第10図(A),
(B),(C)は光源によりピント位置が異なることを
示す説明図である。 第11図〜第20図は従来例を示す。第11図及び第13図及び
第15図は撮影レンズの位置と自動焦点検出装置との関係
を表す説明図、第12図及び第14図及び第16図は自動焦点
検出装置の検出状態を表す説明図、第17図は自動焦点検
出装置を有するカメラの説明図、第18図は撮影レンズと
自動焦点検出装置との関係を示す説明図、第19図は前記
カメラの撮影レンズの球面収差を表す特性図、第20図は
別の撮影レンズの球面収差を表す特性図である。 (主要部分の符号の説明) 1……撮影レンズ、1C′……射出瞳、 14……レンズCPU、17……レンズ接点、 AFM……AFモジュール、33……カメラCPU、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影レンズの異なる絞り状態に依存した最
    良像面位置に関するそれぞれ独立な球面収差補正第1デ
    ータ及び球面収差補正第2データを記憶する収差量メモ
    リー手段を有する撮影レンズ鏡筒が着脱可能なカメラボ
    ディであって、 焦点検出光学系を有し、該焦点検出光学系及び前記撮影
    レンズ鏡筒を透過した被写体像に基づいて前記撮影レン
    ズのデフォーカス量を算出する焦点検出手段と、 前記球面収差補正第1データ及び球面収差補正第2デー
    タを重み付けする第1係数及び第2係数を記憶する係数
    メモリー手段と、 前記球面収差補正第1データ及び球面収差補正第2デー
    タと前記第1係数及び第2係数とに基づいて前記デフォ
    ーカス量を補正する補正手段とを有し、 前記第1係数及び第2係数が、前記焦点検出光学系の光
    学的特性に応じて決定されることを特徴とするカメラボ
    ディ。
  2. 【請求項2】撮影レンズ鏡筒と該撮影レンズ鏡筒が着脱
    可能なカメラボディとを有するカメラシステムにおい
    て、 前記撮影レンズ鏡筒は、撮影レンズの異なる絞り状態に
    依存した最良像面位置に関するそれぞれ独立な球面収差
    補正第1データ及び球面収差補正第2データを記憶する
    メモリー手段を有し、 前記カメラボディは、焦点検出光学系を有し、該焦点検
    出光学系及び前記撮影レンズ鏡筒を透過した被写体像に
    基づいて撮影レンズのデフォーカス量を算出する焦点検
    出手段と、前記球面収差補正第1データ及び球面収差補
    正第2データを重み付けする第1係数及び第2係数を記
    憶する係数メモリー手段と、前記球面収差補正第1デー
    タ及び球面収差補正第2データと前記第1係数及び第2
    係数とに基づいて前記デフォーカス量を補正する補正手
    段とを有し、 前記第1係数及び第2係数が、前記焦点検出光学系の光
    学的特性に応じて決定されることを特徴とするカメラシ
    ステム。
  3. 【請求項3】収差に関するデータを記憶する収差量メモ
    リー手段を有する交換可能な撮影レンズにおいて、 前記メモリー手段は、撮影レンズの異なる絞り状態に依
    存した最良像面位置に関するそれぞれ独立な球面収差補
    正第1データと、球面収差補正第2データとを記憶して
    おり、 焦点検出光学系の光学特性に応じて決定された第1係数
    と第2係数とを用いて前記球面収差補正第1データと球
    面収差補正第2データとを補正する補正手段を有したカ
    メラボディに、前記球面収差補正第1データと球面収差
    補正第2データとを送出する送出手段を設けたことを特
    徴とする撮影レンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】前記球面収差補正第1データが、撮影レン
    ズの第1の絞り状態での最良像面位置と、前記第1の絞
    り状態より絞りこんだ第3の絞り状態での最良像面位置
    とに基づいて算出され、 前記球面収差補正第2データが、前記第3の絞り状態で
    の最良像面位置と、前記第1の絞り状態と前記第3の絞
    り状態との間の第2絞り状態での最良像面位置とに基づ
    いて算出されることを特徴とする請求項3記載の撮影レ
    ンズ鏡筒。
JP61070525A 1986-03-28 1986-03-28 撮影レンズ鏡筒と該撮影レンズ鏡筒が着脱可能なカメラボディとを有するカメラシステム Expired - Lifetime JPH0789170B2 (ja)

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