JPH04323505A - 測長装置を内蔵したカメラ - Google Patents

測長装置を内蔵したカメラ

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JPH04323505A
JPH04323505A JP3122293A JP12229391A JPH04323505A JP H04323505 A JPH04323505 A JP H04323505A JP 3122293 A JP3122293 A JP 3122293A JP 12229391 A JP12229391 A JP 12229391A JP H04323505 A JPH04323505 A JP H04323505A
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JP
Japan
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lens
length measurement
data
length
microcomputer
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Withdrawn
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JP3122293A
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English (en)
Inventor
Toru Matsui
徹 松井
Yoshihiro Tanaka
良弘 田中
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04323505A publication Critical patent/JPH04323505A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体距離を測距する
測距センサの検出出力に基づいて被写体の長さもしくは
大きさを測長する測長装置を内蔵したカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種の被写体の測長機能を有
するカメラにおいて、被写体の大きさを測長し、ファイ
ンダー或いはプリントされる写真上に該被写体の大きさ
の目安となるスケールを表示するようにしたものがある
(特開昭58−158507号公報参照)。また、撮影
距離、撮影レンズの焦点距離などのデータとファインダ
ー視野内に設定したスケール長データとから被写体の実
寸法を算出し、それをファインダー内に表示すると共に
フィルム面に被写体の実寸法とスケールを記録すること
ができるようにした測長装置がある(特開昭62−25
9004号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、撮影レンズ
にはレンズ構成上、種々の収差があり、被写体と結像面
における像が相似形にならずに歪んで結像する現象を持
つ歪曲収差が知られている。この撮影レンズの歪曲収差
は、特に画面の広い範囲の被写体を測長する場合や、ズ
ームレンズにおけるズーミング時に影響して測長データ
の誤差を誘引してしまい、この測長データに基づいて該
被写体の実寸法或いはスケールをファインダー等に表示
するという上記のような構成のカメラにおいては、正確
に表示することは困難であった。本発明は、上述した問
題点を解決するもので、撮影レンズが持つ歪曲収差のデ
ータを内蔵し、このデータに基づいて被写体の測長時に
発生する測長データの表示誤差を補正し、正確な被写体
の実寸法或いはスケールを表示することができる測長装
置を内蔵したカメラを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、被写体距離を測距する測距センサと、この
測距センサの検出出力に基づいて被写体の長さもしくは
大きさを演算により求める演算手段と、前記演算により
求めた測長結果に基づいて該被写体の実寸法或いは該被
写体の長さもしくは大きさの目安となるスケールをファ
インダー等に表示する表示手段と、撮影レンズの歪曲収
差に関するデータを記憶した歪曲データ記憶手段と、前
記歪曲データ記憶手段に記憶されたデータに基づいて前
記表示手段により表示される被写体の実寸法或いはスケ
ールを補正する補正手段とを備えたものである。なお、
上記演算手段及び補正手段は下記実施例では、レンズマ
イコン42がその機能達成手段を構成している。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、被写体距離を測距センサ
により測距し、この測距センサの検出出力に基づいて演
算手段でもって被写体の長さもしくは大きさを演算によ
り求める。さらに、この算出された測長結果に基づいて
該被写体の実寸法或いは該被写体の長さもしくは大きさ
の目安となるスケールを表示手段によりファインダー等
に表示する。このとき、補正手段は歪曲データ記憶手段
に記憶されている撮影レンズの歪曲収差に関するデータ
を用いて、表示手段により表示される被写体の実寸法或
いはスケールを補正する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例による測長装置を内
蔵した一眼レフカメラ(以下、カメラという)について
図面を用いて説明する。図1は本実施例による測長装置
を内蔵したカメラの内部構成を示す。同図において、カ
メラ本体は、カメラボディ1及び交換レンズ2により構
成されている。カメラボディ1はレフレックスミラー1
11及びその後方に配されたサブミラー112を有して
おり、このレフレックスミラー111は半透過膜を無色
透明なガラス基板にコーティングしたものであり、交換
レンズ2の撮影レンズ10を通過してきた光を反射しフ
ァインダー光学系へと導く。また、一部の光はレフレッ
クスミラー111を透過しサブミラー112にて反射さ
れ焦点検出光学系へ導入される。
【0007】焦点検出光学系ブロック130はコンデン
サレンズ131、ミラー132、結像レンズ133及び
CCDラインセンサ134により構成されている。焦点
検出電気回路ブロック140(AF回路)は焦点検出光
学系ブロック130のCCDラインセンサ134(AF
センサ)より出力される信号によりデフォーカス量を求
める。さらに、カメラボディ1は焦点板113、ペンタ
プリズム114、接眼レンズ115,116を有してい
る。カメラボディ1の後方にはフォーカルプレンシャッ
タ(不図示)が設けられており、その後方には、フィル
ム101を案内すると共に、被写体の測長データ等を写
し込むための穴が設けられたフィルム圧板102が設け
られている。また、フィルム圧板102のさらに後方に
は、データ等を液晶等で表示するためのデータ表示部材
151、データ写し込み光学系152及びデータ照明用
の光源153が設けられており、このデータの表示或い
は写し込みのタイミングをコントロールするためのデー
タ制御回路154が設けられている。
【0008】交換レンズ2は、鏡胴に内蔵されたレンズ
11,12,13,14,15,16からなる撮影レン
ズ10と、その前側のプリズム部材20とからなる。こ
のプリズム部材20は2つの光学部材21,22により
構成されている。この交換レンズ2を正面から見た状態
を図2に示し、撮影レンズ10の下側に設けられた測距
センサの構成を図3に示す。これらの図において、光学
部材21,22はその端部が斜めに切断されており、光
学用接着剤で貼り合わされている。この斜めに切断され
た部分の両端で撮影レンズ10の光路外の部分(図2に
おいて斜線部23,24)は光を反射するように蒸着が
施されており、この部分に入射する光は反射されて撮影
レンズ10の下方に導かれる。なお、撮影レンズ10の
光路の部分は無着色透明な接着剤で接合されているので
、この光路部分に入射する光は反射されることなく光学
部材21,22を通過する。
【0009】プリズム部材20による反射光路中には反
射ミラー25,26が設けられており、これにより光線
を左右に偏向させる。さらに、プリズム部材20の中心
下部にミラー27が設けられており、その反射面28,
29でもって上記反射ミラー25,26により偏向され
た光路を撮影レンズ10の光軸方向へとさらに偏向する
。上記ミラー27により偏向された光路中に測距光学系
30が配置されている。この測距光学系30は一対の結
像レンズ31,32及びCCDラインセンサ33(測距
センサ)により構成されている。各々の結像レンズは各
々23と24で反射された光線の光路中に配置されてお
り、結像レンズによって2つの像の位置関係を電気的に
測定することによって物体までの距離を知ることができ
る。レンズ2はさらに測長用電気回路ブロック40を有
し、同ブロック40は測距光学系30より出力される信
号を処理して被写体までの距離及び一定の長さに対応す
る被写体の実長(大きさ)を求める。測長用電気回路ブ
ロック40はカメラボディ1の焦点検出電気回路ブロッ
ク140とバスラインを通して端子70,170を介し
て電気的に接続されている。また、レンズ2は、被写体
の大きさをファインダー内に表示するためのLEDアレ
イ51及び、LEDアレイ51のデータを焦点板113
上に結像させる集光レンズ52を有している。このよう
に交換レンズ2側には測長に必要な要素が全て内蔵され
ている。
【0010】図4は、本カメラの電気回路のブロック図
である。同図において、まず、カメラボディ側の回路に
ついて説明する。カメラボディ1内のボディマイコン1
42は、外部回路に対し所定の動作を行うように制御す
るもので、カメラボディ1全体の制御を行う。また、カ
メラボディ1内には、各回路ブロックへ電源を供給する
電源回路143が設けられている。カメラボディ1側に
設けられた操作部160は不図示のレリーズ操作部材及
びパワーズーム操作部材及び測長スイッチにより構成さ
れている。このレリーズ操作部材は、撮影者が触れるこ
とにより電源を各回路に供給するメインスイッチS0と
、少し押込むことによりAF回路に電源を供給してAF
検出動作をスタートさせるスイッチS1と、さらに押込
むことによりシャッタをレリーズするスイッチS2とか
らなる。また、パワーズーム操作部材は撮影レンズ10
を駆動して望遠から広角までのズームの制御を行う。 また、測長スイッチは、撮影者が被写体を測長するかど
うかを設定するためのものである。操作部160の出力
はボディマイコン142に入力され、このボディマイコ
ン142は操作部160からの信号に応じ、メインスイ
ッチS0及びスイッチS1のONのタイミングで電源回
路143へ信号を出力する。
【0011】電源回路143は、ボディマイコン142
からの出力信号に応じて各回路ブロックへ電源を供給し
、同マイコン142よりメインスイッチS0のONタイ
ミングで信号が出力されると、同マイコン142へ電源
VBMを供給する。なお、同マイコン142はそれ迄は
不図示のバックアップ電源により待機状態にある。また
、電源回路143はスイッチS1のONタイミングでボ
ディマイコン142より信号が出力されると、CCDラ
インセンサ134及びAD変換回路141へ電源VCC
D1及び電源VAD1 を夫々供給する。一方、ボディ
マイコン142はクロック信号AFADCLをAD変換
回路141へ供給する。このクロック信号はAD変換回
路141から、さらにクロック信号AFCLK として
同ラインセンサ134へと供給され、AD変換回路14
1及びCCDラインセンサ134は動作を開始する。
【0012】CCDラインセンサ134は、被写体輝度
に比例した時間、電荷の積分を行い、CCD画素データ
信号AFDATAをAD変換回路141へシリアルに出
力する。このデータはAD変換回路141によりディジ
タル信号に変換された後、CCD画素データ信号AFD
ATAとしてボディマイコン142へ出力される。ボデ
ィマイコン142はこの画素データと後述の焦点距離情
報を用いて、焦点調節を行うアルゴリズムに基づいてデ
フォーカス量を算出して焦点位置検出を行う。算出され
たデフォーカス量はモータドライバ144へ出力され、
AFモータMを駆動して焦点調節を行う。また、測長デ
ータをフィルムに写し込むための写し込みランプ153
は、トランジスタ145によって制御される。このトラ
ンジスタ145はボディマイコン142より所定のタイ
ミングで出力されるSCLON信号によってON/OF
F制御され、写し込みランプ153を制御する。
【0013】次に、レンズ2側の回路について説明する
。図4に示すように、レンズ2がカメラボディ1に取付
けられると、レンズ2側の回路とカメラボディ1側の回
路は6個の端子及びバスラインによって電気的に接続さ
れる。これらバスラインを通して送信される各々の信号
について、以下説明する。SREQL信号はレンズ2側
に設けられているレンズマイコン42からボディマイコ
ン142へ送信されるシリアルリクエスト信号である。 SIN信号はレンズマイコン42からボディマイコン1
42へ送信されるシリアルデータ信号であり、この信号
は、SREQL信号が出力された後にラインを通してレ
ンズROMデータや測長データ等をレンズマイコン42
からボディマイコン142へ出力するものである。SO
UT 信号はボディマイコン142からレンズマイコン
42へ送信されるシリアルデータ信号であり、この信号
には電源立上げ信号や測長スタート信号等が含まれる。 SCK信号はボディマイコン142よりレンズマイコン
42へ送信されるクロック信号である。
【0014】レンズ2側に設けられた操作部180は、
フィルム写し込み設定スイッチにより構成されている。 このフィルム写し込み設定スイッチは、測長データ等を
フィルム面に写し込みするかどうかを設定するためのも
のである。レンズ2内のレンズマイコン42は、外部回
路に対し所定の動作を行うように制御するもので、レン
ズ2全体の制御を行う。カメラボディ側の操作部160
においてスイッチS1がONされるとボディマイコン1
42よりS1ONのSOUT 信号がレンズマイコン4
2へと出力され、電源回路43へと信号が出力される。 電源回路43はこの信号が入力されると測長用CCDラ
インセンサ33及び測長用AD変換回路41へ電源VC
CD2及び電源VAD2 を夫々供給する。この測長用
CCDラインセンサ33は電源が供給されると測距動作
を開始し、CCD画素データ信号DATAを測長用AD
変換回路41へ出力する。測長用AD変換回路41は、
この測長用CCDラインセンサ33によって出力された
アナログ画素信号をディジタル信号に変換してレンズマ
イコン42へ出力する。なお、レンズマイコン42はク
ロックパルス信号ADCLを測長用AD変換回路41へ
S1ONのタイミングで供給する。このクロック信号は
測長用AD変換回路41からさらにクロックパルス信号
CLK として測長用CCDラインセンサ33へと供給
され、測長用CCDラインセンサ33を作動させる。
【0015】レンズ2はさらに、ズームエンコーダ60
を有しており、撮影レンズ10の焦点距離情報信号ZD
T をレンズマイコン42へ出力する。レンズマイコン
42は所定のタイミングでこの焦点距離情報を取り込み
、デフォーカス量を算出すべくボディマイコン142へ
この情報をSIN信号として出力する。また、レンズ2
はレンズROM44を有しており、このレンズROM4
4は撮影レンズ10における球面収差、色収差及び歪曲
収差の収差情報が格納されており、この内、球面収差と
色収差データはカメラボディマイコン142へと出力さ
れ、デフォーカス量を補正する場合に用いられる。
【0016】また、測長データはLEDアレイ51及び
このLEDアレイ51を駆動するLEDドライバ45に
よってインファインダー表示される。図5、図6、図7
、図8にファインダーに表示されたスケール及び枠体と
データの表示状態の例を示す。図5は、測長時における
スケール及びデータの表示状態を、図6も同様に測長時
における枠体及びデータの表示状態を示す。図6におい
ては、撮影画面外にデータが表示されることを示してい
る。また図7は、後述する測長枠選択時における枠体及
びデータの表示状態を示す。なお、測長時におけるイン
ファインダー表示はスケール及び枠体に限られることな
く、図8に示すような表示態様でもよい。ここで、スケ
ール及びデータ表示のフィルムへの写し込みは外部に設
けられている不図示の写し込み設定スイッチにより設定
することができるように構成されている。
【0017】図9、図10、図11は、カメラ本体Aが
動作を始めてから終了するまでのカメラボディ1及びレ
ンズ2の動作を示すフローチャートである。同図におい
て、撮影者がレリーズ操作部材に触れることによりメイ
ンスイッチS0がONし、各回路に電源が供給される。 さらにスイッチS1がONされるのを待っている状態(
ステップ#1)から、スイッチS1がONされると、A
F回路の電源がONする(#2)。次いで、カメラボデ
ィマイコン142はレンズマイコン42へレンズ2の電
源をONする信号を出力し(#3)、レンズ2側の動作
をスタートさせる(#61)。さらにレンズデータを要
求し(#4)、これに基づいてレンズマイコン42は、
レンズデータを読み込み(#62)、このレンズデータ
をカメラボディマイコン142へ転送する(#63)。 カメラボディマイコン142はこのデータを受信し(#
5)、カメラボディ1側のAF回路によりAF演算を行
う(#6)。このAF演算によって算出されるレンズの
デフォーカス量に基づいてレンズを繰り出し(#7)、
その結果、合焦かどうかを調べ(#8)、合焦でない場
合は#4へ戻り、合焦が得られるまでこのシーケンスを
続ける。
【0018】#8で、合焦が得られたと判断された場合
には#9に進み、現在使用している撮影レンズが、被写
体の大きさを測長することが可能なものであるか否かを
判断し(#9)、測長ができないレンズであれば、通常
の撮影モードに移る。(#11)。測長可能なレンズで
あれば、さらに、撮影者により測長するか否かを設定す
る測長スイッチがONされているか否かを調べ(#10
)、設定されていないときは#11の通常の撮影モード
に移る。測長スイッチが設定されているときは、測長開
始を指示する信号がカメラボディマイコン142よりレ
ンズマイコン42へ出力され(#12)、さらに、撮影
者により被写体状況に応じた測長枠が選択される(#1
3)。
【0019】レンズマイコン42は#64において、カ
メラボディマイコン142からの測長スタート信号を待
っている状態にあり(#64)、測長開始信号を受取る
とレンズ2側の測距センサによって測長のための測距を
行い(#65)、レンズのデータを読込む(#66)。 次いで、カメラボディマイコン142より#13で選択
された測長枠のデータがレンズマイコン42へ転送され
(#14)、レンズマイコン42はこの測長枠データを
読込み(#67)、測長演算を行う(#68)。一方、
カメラボディマイコン142はレンズマイコン42へ測
長データを要求する信号を出力し(#15)、これに基
づいてレンズマイコン42は測長データを転送する(#
69,#70)。この測長データ転送信号をカメラボデ
ィマイコン142は受信する(#16)。
【0020】次いで、カメラボディマイコン142は受
信した測長データをインファインダー表示するための指
示信号をレンズマイコン42に出力する(#17)。レ
ンズマイコン42はインファインダー表示指示信号を受
取ると(#71でYES)、表示可否判定を行う(#7
2)。その結果、インファインダー表示を行うことが適
当でない場合には(#73でNO)、測長NG信号がカ
メラボディマイコン142に送信され(#74)、#1
8に進みさらに測長動作が適当に行われたか否かを判定
し(#18)、測長動作に信頼性がないと判断した場合
には、#19に進んで測長モードスイッチをOFFし(
#19)、#20へ進み通常の撮影モードとして被写体
を撮影する(#20)。また、#73で表示することが
適当である場合には#75へ進んで表示OK信号をカメ
ラボディマイコン142に送信し(#75)、測長値の
インファインダー表示を行う(#76)。
【0021】カメラボディマイコン142では、受信信
号に基づいて#18において、測長動作に信頼性がある
場合には、スイッチS2がONされるのを待って(#2
1)、同スイッチがONされると、測光し(#22)、
自動露出演算を行い被写体の輝度を調べる(#23)。 次いで、被写体が低輝度であるか否かを調べ(#24)
、低輝度であれば、フラッシュマチック(FM)による
撮影を行うべく、低輝度モードの処理に進む(#25)
。#24で低輝度でなければ、#26で測長データのイ
ンファインダー表示をOFFする指示信号をレンズマイ
コン42へ出力する(#26)。レンズマイコン42は
同指示信号を受取ると(#77でYES)、インファイ
ンダー表示をOFFして(#78)、表示OFF信号を
カメラボディマイコン142に送信し(#79)、レン
ズマイコン42は動作を終了する。
【0022】カメラボディマイコン142は、表示OF
F信号の受取りを終えると(#27でYES)、以後露
光動作に移る。この露光は、フィルム直前のレフレック
スミラーが上昇し(#28)、自動露出制御すべく絞り
込みが行われる(#29)。次いで、シャッタが開き(
#30)、所定時間後、シャッタが閉じ(#31)、絞
りが開放され(#32)、レフレックスミラーは復帰す
る(#33)。そして測長データがフィルムに写し込ま
れ(#34)、フィルムが巻上げられる(#35)。 次いで、スイッチS2がOFFするのを待って(#36
)、OFFされればスイッチS1がOFFするのを待っ
て、OFFされればレンズ2の電源及びカメラボディ1
の電源を夫々OFFし(#38,#39)、カメラボデ
ィマイコン142は動作を終了する。
【0023】次に、低輝度時の処理について図12のフ
ローチャートを用いて説明する。低輝度モードは、自動
露出演算により被写体が暗いと判断されたときに行われ
る。被写体が低輝度であると判断されると、まず、フラ
ッシュ充電が完了であるか否かを調べ(#40)、充電
完了していないときはフラッシュを発光させずに撮影を
行うものとして、スローシャッタモードによる撮影を行
うべく#41に進む(#41)。充電完了しているとき
はフラッシュ発光による撮影を行うものとし、測長デー
タのインファインダー表示をOFFする指示信号をレン
ズマイコン42へ出力する(#42)。それに基づいて
レンズマイコン42は表示をOFFし(#80,#81
)、その後、表示OFF信号をカメラボディマイコン1
42へ送信する。同マイコンはそれを受取ると(#43
でYES)、フラッシュマチックによる撮影を行うべく
FMレリーズ処理を行う(#44)。フラッシュマチッ
クによる撮影後、測長データがフィルムに写し込まれ(
#45)、フィルムは巻き上げられる(#46)。次い
で、スイッチS2がOFFするのを待って(#47)、
OFFされればスイッチS1がOFFするのを待って(
#48)、OFFされればレンズ2の電源及びカメラボ
ディ1の電源を夫々OFFし(#49,#50)、カメ
ラボディマイコン142は動作を終了する。
【0024】次に、上記低輝度モードにおけるFMレリ
ーズ処理について図13のフローチャートを用いて説明
する。この処理では、まず、被写体距離データDを入力
し(#101)、次いでフラッシュバルブ等の光量を表
すガイドナンバー(G.No.)を用いて撮影距離に応
じた絞り値Fを算出する(#102)。ここに、絞り値
Fは、 F=G.No./D により算出される。そして、得られた絞り値Fが撮影レ
ンズにおける開放FNo.より小さいか否かを調べ(#
103)、開放FNo.以上のときは、適正絞り値をF
と設定し、開放FNo.より小さいときは、適正絞り値
を開放FNo.値と設定する。次に、レフレックスミラ
ーが上昇し(#106)、絞りを上記で設定した絞り値
Fまで絞り込む(#107)。その後、シャッタを開き
(#108)、シャッタが全開になったならば(#10
9でYES)、フラッシュ発光を行う(#110)。露
光が終了してシャッタを閉じる(#111)。その後、
絞りを開放し(#112)、レフレックスミラーを復帰
させ(#113)、リターンする。
【0025】次に、表示可否判定の処理について図14
のフローチャートを用いて説明する。この処理は、被写
体の大きさを測長する場合に、被写体の距離が遠くなる
と測距精度が低下することに鑑み、測長表示の可否を判
定するものである。この処理では、まず、被写体距離デ
ータDを入力し(#121)、次いでレンズROM44
に格納されている被写体の最遠検出可能距離DMAX 
を入力する(#122)。そして、被写体距離データD
が被写体の最遠検出可能距離DMAX より大きいか否
かを調べ(#123)、DMAX より小さいときは表
示OKのフラグを“1”にセットして(#124)、リ
ターンする。 DMAX より大きいときは測距を行っても正確な測長
値が得られないと判断し、表示OKのフラグを“0”に
セットして(#125)、リターンする。
【0026】次に、被写体測長時における測長演算につ
いて図15のフローチャート及び図16を用いて説明す
る。まず、レンズ内に設けられた測距センサにより検出
した被写体距離データDを入力し(#131)、次いで
レンズROM44に格納されている撮影レンズの焦点距
離fを入力する(#132)。さらに撮影者が任意に選
択するフィルム上に表示するためのスケール寸法 Sn
を入力し(#133)、これらの値を用いて被写体の測
長値Sを算出し(#134)、リターンする。ここに、
測長値Sは、 S=D× Sn/f により算出される。
【0027】次に、測長時の測長枠選択の動作について
図17のフローチャート及び図7を用いて説明する。測
長スイッチがONされ測長開始指示の信号が出力される
と、ファインダー内に表示される全ての測長枠が点滅す
る(#141)。そして、3秒経過するのを待ち(#1
42)、経過したら測距枠データWを1に設定し(#1
43)、この設定された枠を点灯する(#144)。次
いで、撮影者により測長枠選択スイッチがONされてい
るか否かを調べ(#145)、ONされていなければさ
らに1秒経過するのを待ち(#148)、経過したら上
記で設定した測距枠を測長枠として使用するものとし(
#149)、リターンする。また、#145で測長枠選
択スイッチがONされているときは同スイッチがOFF
になるのを待ち(#146)、その後、#143で設定
した測距枠データWに1を加えて(#147)、#14
4に戻って次の測距枠データの枠が表示される。この処
理ループを繰り返すことで、図7に示すように、被写体
の大きさに応じた測長枠が選択される。
【0028】次に、撮影レンズの種々の収差による測長
値の誤差について図18、図19を用いて説明する。図
18は歪曲収差の現象の一例を示し、図19はズームレ
ンズにおける種々の撮影時における歪曲収差の例を示す
。歪曲収差は、撮影レンズの収差によって撮影画面の中
央と周辺とで像が歪む現象であり、露光時には、フィル
ム面上にその像のまま結像してしまう。図19のグラフ
において横軸は像高を示し、縦軸は歪曲度(%)を示し
ている。図19の(a)はテレ時における歪曲状態であ
り歪曲収差は+方向となっている。図19の(b)は通
常撮影時における歪曲状態であり歪曲収差は比較的少な
い。図19の(c)はワイド時における歪曲状態であり
歪曲収差は−方向となっている。ここで、歪曲収差が+
の場合は、光軸から遠い程倍率がより大きくなり、図1
8に示すように像は糸巻型となる。また、歪曲収差が−
の場合は、光軸から遠い程倍率がより小さくなり、像は
樽型となる。よって、測長データ及びスケールをフィル
ム面に写し込む場合、特に画面の広い範囲の測長データ
を求める場合には上述の歪曲収差を考慮して、測長デー
タ及びスケールを補正して表示する必要がある。
【0029】レンズROM44内に記憶されている歪曲
収差データは、使用する撮影レンズ10に応じて測長デ
ータ及びスケールを補正をするために用いられる。スケ
ールの補正については、単位長さ当たりの目盛りの間隔
を、歪曲度に応じて不等間隔とする。ズームレンズを使
用する場合は、上述したように、ズーミングに応じて歪
曲度が変化するので、これに対応した補正を行うべく、
ズームエンコーダ60からの情報をレンズROM44に
入力して、撮影レンズ10のf値による変化に応じた歪
曲収差データがレンズROM44よりレンズマイコン4
2に出力されるように構成してある。なお、上記実施例
のように、交換レンズ内に上記のような測距センサを設
けると、基線長をより大きくとることができるので、測
距精度の向上を図ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、被写体を
測長し、この被写体の実寸法或いはスケールを表示する
場合に、撮影レンズの持つ歪曲収差により発生する表示
誤差を補正するようにしているので、特に画面の広い範
囲の測長データを求める場合或いはズームレンズを使用
する場合に起こり易い歪曲収差による測長データの表示
誤差をなくすことができ、正確な被写体の実寸法或いは
スケールをファインダー等に表示し、或いはフィルムに
記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の一実施例による測長装置を内蔵し
た一眼レフカメラの内部の機能構成図である。
【図2】  同カメラにおける撮影レンズの正面図であ
る。
【図3】  同カメラにおける撮影レンズ内に設けられ
た測距センサの概念を示す図である。
【図4】  同カメラにおける電気回路を示すブロック
図である。
【図5】  同カメラにおける測長時のファインダーに
表示されたスケールとデータの表示の一例を示す図であ
る。
【図6】  同カメラにおける測長時のファインダーに
表示された枠体とデータの表示の一例を示す図である。
【図7】  同カメラにおける測長枠選択時のファイン
ダーに表示された枠体とデータの表示の一例を示す図で
ある。
【図8】  測長時における表示の他の例を示す図であ
る。
【図9】  同カメラの起動状態から終了までの動作を
示すフローチャートである。
【図10】  同上のフローチャートである。
【図11】  同上のフローチャートである。
【図12】  低輝度モード時における動作を示すフロ
ーチャートである。
【図13】  フラッシュマチック撮影による動作を示
すフローチャートである。
【図14】  測長データ等の表示可否判定の動作を示
すフローチャートである。
【図15】  測長演算アルゴリズムにおけるフローチ
ャートである。
【図16】  測長演算アルゴリズムにおける被写体距
離と撮影レンズの焦点距離の関係図である。
【図17】  測長枠選択時の動作を示すフローチャー
トである。
【図18】  撮影レンズの歪曲収差を示す図である。
【図19】  ズームレンズ使用時のテレ時、ワイド時
及び通常撮影時における歪曲度を示すグラフである。
【符号の説明】
1  カメラボディ 2  交換レンズ 10  撮影レンズ 30  測距光学系 40  測長用電気回路ブロック 42  レンズマイコン 44  レンズROM 51  LEDアレイ 60  ズームエンコーダ 140  焦点検出電気回路ブロック 151  データ表示部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被写体距離を測距する測距センサと、
    この測距センサの検出出力に基づいて被写体の長さもし
    くは大きさを演算により求める演算手段と、前記演算に
    より求めた測長結果に基づいて該被写体の実寸法或いは
    該被写体の長さもしくは大きさの目安となるスケールを
    ファインダー等に表示する表示手段と、撮影レンズの歪
    曲収差に関するデータを記憶した歪曲データ記憶手段と
    、前記歪曲データ記憶手段に記憶されたデータに基づい
    て前記表示手段により表示される被写体の実寸法或いは
    スケールを補正する補正手段とを備えたことを特徴とす
    る測長装置を内蔵したカメラ。
JP3122293A 1991-04-23 1991-04-23 測長装置を内蔵したカメラ Withdrawn JPH04323505A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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