JPH0643356A - 焦点検出装置 - Google Patents

焦点検出装置

Info

Publication number
JPH0643356A
JPH0643356A JP21738992A JP21738992A JPH0643356A JP H0643356 A JPH0643356 A JP H0643356A JP 21738992 A JP21738992 A JP 21738992A JP 21738992 A JP21738992 A JP 21738992A JP H0643356 A JPH0643356 A JP H0643356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
focus
focus position
main imaging
drive amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21738992A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Ogawa
秀樹 小川
Takeshi Nishimura
威志 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP21738992A priority Critical patent/JPH0643356A/ja
Publication of JPH0643356A publication Critical patent/JPH0643356A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一度の焦点検出動作にて主結像レンズを合焦
位置に移動させる。 【構成】 レンズ駆動量演算手段19からのレンズ駆動
量とレンズ位置検出手段25からの信号とに基づいて、
記憶手段22より補正データを読出し、該補正データに
より前記レンズ駆動量に補正を加え、これを最終的なレ
ンズ駆動量として出力するレンズ駆動量補正手段19を
設け、演算手段19にて得られたピント位置から算出さ
れたレンズ駆動量分だけ主結像レンズを移動せしめたと
想定した時のフォーカス位置に対応する補正データを、
レンズ位置検出手段からの信号に基づいて記憶手段より
読出し、この補正データによりレンズ駆動量演算手段に
て演算されたレンズ駆動量を補正するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀塩カメラやビデオカ
メラ等に配置される焦点検出装置の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮影レンズなどの主結像レン
ズの予定結像面と等価な位置の近傍にフィールドレンズ
を、その後方に二次結像光学系をそれぞれ配置し、予定
結像面と等価な位置の近傍に形成された物体の像を更に
複数の受光手段により受光し、複数の二次像の位置関係
を求めることにより主結像レンズのピント位置(予定結
像面からのピント外れ量)を得る焦点検出装置は知られ
ている。
【0003】この種の装置は、該装置が演算するピント
位置と主結像レンズの最良ピント位置との差を主結像レ
ンズ固有の情報として主結像レンズの記憶部に記憶させ
ておき、撮影時に最良ピント位置となるように、フォー
カスレンズの移動量を前記記憶情報を用いて補正するよ
うに構成されている。しかし、前記の記憶情報は全フォ
ーカス範囲中の単一被写体距離に対する固有情報である
為、他の被写体距離に対しては最良ピント位置とはなら
ないという欠点を有していた。
【0004】この点に鑑み、フォーカス位置を複数に分
割し、各フォーカスゾーン毎に固有情報を持たせてフォ
ーカス範囲全域でほぼ最良ピントが得られるようにした
焦点検出装置も知られている。
【0005】図7(a)(b)はこの種の焦点検出装置
の構成を示す図である。
【0006】図7(a)に示されるように主結像レンズ
の開放での瞳1は、ピントが合っていれば予定結像面2
に結像し、図7(b)に示されるように分割瞳3,4
は、予定結像面2(と等価な位置)の近傍に配置された
フィールドレンズ5及び二次結像レンズ6により、受光
素子7,8上に投影される。そして、主結像レンズがピ
ント外れの状態にあるときは、受光素子7,8上の二次
像の位置関係が基準位置関係と異なることから、該受光
素子7,8の像信号の位相のずれに基づいてピント位置
(ピント外れ量)を演算することができる。
【0007】上記焦点検出装置において、正確なピント
位置検出は、主結像レンズが理想的には無収差レンズの
場合に成立するものであり、主結像レンズに収差がある
場合には、前述した様に、演算したピント位置と実際の
主結像レンズの最良のピント位置とに差が生じ、予定結
像面2に演算したピント位置を一致させても、多少ピン
ト外れになることが起る。即ち、図8に示されるよう
に、球面収差が完全には補正されていない主結像レンズ
の場合、瞳1に相当する球面収差はaとなり、分割瞳3
又は4に相当する球面収差はbとなるので、コントラス
トが最良になるピント位置が異なる。このことは、一般
の写真レンズに対して使用される感光材の分光感度特性
と焦点検出装置に使用される受光素子の分光感度特性が
異なるため、球面収差だけでなく、色収差の補正が完全
でない主結像レンズにおいても、ピント位置が異なるこ
とがある。
【0008】従って、aに相当するピント位置とbに相
当するピント位置との差の影響によるピント位置の差も
含めて、主結像レンズ固有の情報として主結像レンズの
記憶部に記憶させておけば、撮影時にこれを呼出してフ
ォーカスレンズの移動量を補正することで、最良のピン
ト位置が得られることが考えられる。
【0009】ところが、図8に示されているように、被
写体距離A,Bの違いによって球面収差(色収差)が変
動すると、aに相当するピント位置がbに相当するピン
ト位置に較べて大きく変化する為、aとbそれぞれに相
当するピント位置の差も大きく変化することになる。こ
の差が許容像面深度内に充分収っていれば問題はない
が、球面収差(色収差)の変動が大きい主結像レンズ、
或は、大口径で許容像面深度が浅い主結像レンズ(広角
系)においては、被写体距離によらず最良のピントを得
るために、フォーカス位置を複数のゾーンに分割し、各
フォーカスゾーン毎に固有(の補正)情報を主結像レン
ズの記憶部に記憶させ、撮影時にこれを読出してフォー
カスレンズの移動量を補正する方式を一般的に採用して
いる。これが先の後者の焦点検出装置である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
式の焦点検出装置にて演算される演算結果(焦点検出結
果)を用いて焦点調節を行えば、最終的な合焦ピント精
度は向上するものの、該焦点検出装置は、フォーカスレ
ンズが駆動される前の停止位置での、つまり非合焦状態
にあるフォーカスレンズ位置におけるゾーンの固有情報
を補正情報として読出し、これに相当するレンズ駆動量
分だけ目的の合焦位置へフォーカスレンズを駆動させる
ものである為、目的位置のフォーカスゾーンの固有情報
と駆動開始前の位置におけるフォーカスゾーンの固有情
報との差分に相当する分だけピントが外れ、1回のレン
ズ駆動だけでは合焦できなくなる場合があった。
【0011】特に、前述した様に大口径で許容像面深度
が浅い主結像レンズ(広角系)の場合、各フォーカス位
置で前記固有情報の値との差がレンズ系の最大デフォー
カス量に対して相対的に大きくなるので、1回のレンズ
駆動だけで合焦することは困難であった。
【0012】(発明の目的)本発明の目的は、一度の焦
点検出動作にて主結像レンズを合焦位置に移動させるこ
とのできる焦点検出装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、レンズ駆動量
演算手段からのレンズ駆動量とレンズ位置検出手段から
の信号とに基づいて、記憶手段より補正データを読出
し、該補正データにより前記レンズ駆動量に補正を加
え、これを最終的なレンズ駆動量として出力するレンズ
駆動量補正手段を設け、演算手段にて得られたピント位
置から算出されたレンズ駆動量分だけ主結像レンズを移
動せしめたと想定した時のフォーカス位置に対応する補
正データを、レンズ位置検出手段からの信号に基づいて
記憶手段より読出し、この補正データによりレンズ駆動
量演算手段にて演算されたレンズ駆動量を補正するよう
にしている。
【0014】また、本発明は、第1のピント位置演算手
段にて得られるピント位置と主結像レンズの最良ピント
位置との基準ピント差に関する補正データ、及び、主結
像レンズの任意位置におけるピント差の値を、第1のレ
ンズ駆動量演算手段の演算値に関する関数と基準ピント
差のデータとの和で表した時の、前記関数に係る係数デ
ータを、複数に分割されたフォーカス位置毎に主結像レ
ンズの固有情報として記憶した記憶手段と、レンズ位置
検出手段からの信号に基づいて前記記憶手段より読出し
た各データと第1のピント位置演算手段にて演算された
ピント位置とを演算して新たなピント位置を演算する第
2のピント位置演算手段と、該第2のピント位置演算手
段にて演算されたピント位置情報に基づいて主結像レン
ズの最終的なレンズ駆動量を算出する第2のレンズ駆動
量演算手段とを設け、駆動される前の主結像レンズの現
在位置(フォーカス位置)に対応する各データ(基準ピ
ント差に関する補正データと関数データ)を記憶手段よ
り読出し、この各データより、現在位置から第1のレン
ズ駆動量演算手段にて得られたレンズ駆動量分だけ主結
像レンズが移動せしめたと想定した位置におけるピント
差(最良ピント位置との)を求め、このピント差情報と
第1のピント位置演算手段にて得られるピント位置情報
とに基づいて最終的なレンズ駆動量を算出するようにし
ている。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例にしたがって詳
細に説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施例における焦点
検出装置を備えた一眼レフレックスカメラの構成を示す
図である。
【0017】フォーカシングレンズ10と結像レンズ1
1から成る撮影レンズは、本発明の主結像レンズに相当
し、撮影はこれらのレンズ10,11を通過した被写体
光がフィルム面12の上に結像されることにより行われ
る。フィルム面12が本発明の予定結像面に相当する。
画面の観察は、反射ミラー13、コンデンサレンズ1
4、ペンタゴナルプリズム15及び接眼レンズ16を通
して行われる。焦点検出は、フォーカシングレンズ10
と結像レンズ11を通り、反射ミラー13の一部半透過
部を透過し、測距ミラー17で反射した被写体光が、不
図示のフィールドレンズ、二次結像光学系で分離され、
受光素子18により受光され、ここでディジタルの像信
号に変換され、この像信号が入力される演算手段19に
おいてピント位置(フィルム面12からのピント外れ
量)が演算され、この演算結果に基づいて行われる。演
算回路19は、本発明の演算手段に相当すると共に、本
発明のレンズ駆動量演算手段及びレンズ駆動量補正手段
をも包含するものである。
【0018】撮影レンズ側には、接点20によりカメラ
本体側の演算回路19に接続されるレンズ側制御手段2
1と、本発明の記憶手段に相当するROM22と、フォ
ーカシングレンズ10を光軸方向に移動させる駆動モー
タ23とが備えられる。
【0019】前記ROM22は、演算回路19が演算す
るピント位置と各フォーカスゾーンに対応した撮影レン
ズの最良ピント位置とのピント差を撮影レンズ固有のデ
ータとして記憶しているものである。
【0020】補正ピント位置、つまりデフォーカス量を
演算するのに際して、演算回路19はレンズ側制御回路
21にデータ読出し命令とレンズ駆動パルスを送る。す
ると、レンズ側制御回路21は、ヘリコイド24の上に
形成されたパルスパターンから出力されるパルスをカウ
ントするパルスカウンタ25(レンズ位置検出手段)の
出力と前記駆動パルスを参照し、現在の位置ゾーンから
前記駆動パルス分だけフォーカシングレンズが移動した
時の前記ピント差のデータをROM22から読出し、前
記演算回路19へ送る。このデータを受ける演算回路1
9は、演算したピント位置を該データに基づいて補正演
算を行い、レンズ駆動パルスとして制御手段21へ送
る。レンズ側制御回路21はこのレンズ駆動パルスに対
応して駆動モータ23を駆動する。これにより、駆動モ
ータ23の駆動によってヘリコンド24が移動し、フォ
ーカシングレンズ10が光軸方向に移動してピント合せ
が開始される。パルスカウンタ25はヘリコイド24の
上に形成されたパルスパターンから出力されるパルスを
カウントしており、このカウント値がレンズ駆動パルス
に一致した時にレンズ側制御回路21は命令された量の
レンズ駆動が終了したとして前記駆動モータ23の駆動
を停止する。
【0021】次に、図2のフローチャートにより前記演
算回路19における動作について説明する。 「ステップ101」 不図示のシャッタボタン半押し
(第1ストローク)によりONする焦点検出動作(及び
測光)開始用のスイッチSW1がONしているか否かを
判別し、ONしていれば焦点検出動作を開始するべくス
テップ102へ進む。なお、測光動作については本発明
と直接関係ないので、ここでその説明は省略する。 「ステップ102」 受光素子18に対して二次像の光
電変換を所定時間行わせ、像蓄積を行う。 「ステップ103」 上記ステップ102において蓄積
された像信号を内蔵するA/D変換部によりディジタル
信号に変換する。 「ステップ104」 上記のディジタル信号に基づいて
基準ピント外れ量(defo)を演算する。 「ステップ105」 基準ピント外れ量(defo)を
レンズ駆動量(xo)に換算する。すなわち、 defo→xo なるレンズ駆動量演算を行う。 「ステップ106」 レンズ駆動量(xo)をレンズ駆
動パルス(pxo)に換算する。すなわち、 xo→pxo なるレンズ駆動量演算を行う。 「ステップ107」 レンズ側制御回路21へデータ読
出し命令と前記レンズ駆動パルス(pxo)を送信す
る。 「ステップ108」 ROM22にて読出され、レンズ
側制御回路21から送られてきたピント差のデータ( d
efB)を受信し、内蔵したメモリに一時的に蓄える。 「ステップ109」 補正ピント外れ量(def)を演
算する。すなわち、 def=defo+defB …………(1) なる演算を行い、補正ピント外れ量(def)を算出す
る。 「ステップ110」 上記ステップ109において求め
た補正ピント外れ量(def)をレンズ駆動量(x)に
換算する。すなわち、 def→x なるレンズ駆動量演算を行う。 「ステップ111」 前記レンズ駆動量(x)をレンズ
駆動パルス(px)に換算する。すなわち、 x→px なるレンズ駆動量演算を行う。 「ステップ112」 前記レンズ駆動パルス(px)が
零に近い所定の範囲内の値(合焦とみなし得る範囲内)
であるか否かを判別し、そうであればここで焦点検出動
作を終了する。また、所定範囲内の値でなかった場合、
つまりレンズ駆動パルス(px)が合焦とみなし得る範
囲外の値であれば、ステップ113へと進む。 「ステップ113」 レンズ駆動パルス(px)をレン
ズ側制御回路21へ送信し、撮影レンズを移動させる。 「ステップ114」 レンズ側制御回路21からレンズ
駆動終了信号を受信すると、焦点検出動作を終了する。
【0022】次に、図3のフローチャートにより前記レ
ンズ側制御回路21における動作を説明する。 「ステップ151」 カメラ本体からの信号を受信す
る。 「ステップ152」 上記の受信信号を判別する。この
受信信号がレンズ駆動パルスとデータ読出し命令である
場合にはステップ153へ進み、レンズ駆動パルスのみ
である場合にはステップ156へ進む。 「ステップ153」 パルスカウンタ25からの出力に
基づいてROM22からフォーカシングレンズ10の位
置を検出する。 「ステップ154」 演算回路19から送られたレンズ
駆動パルスと前記ステップ153でROM22から検出
したフォーカシングレンズ10の位置を参照し、このレ
ンズ駆動パルス分だけフォーカシングレンズ10を移動
させた時のフォーカスゾーンに対応したピント差のデー
タを読出す。 「ステップ155」 前記データ及びフォーカシングレ
ンズ10の状態のデータを演算回路19へ送信する。
【0023】前記ステップ152においてカメラ本体か
らの信号がレンズ駆動パルスのみである場合には、前述
したようにステップ156へと進む。 「ステップ156」 駆動モータ23にレンズ駆動パル
スを出力する。 「ステップ157」 レンズ駆動量に対応するパルス数
だけパルスカウンタ25がカウントしたことを検出する
と、駆動モータ23の通電を停止する。 「ステップ158」 レンズ駆動終了信号をカメラ本体
側へ送信し、ステップ151へと戻り、カメラ本体から
の次の信号受信の待機状態となる。
【0024】ここで、上記実施例における特徴を、従来
の方式との比較して以下に説明をする。
【0025】フォーカシングレンズは被写体距離Aに対
応したフォーカス位置とし、被写体は距離Bにあるもの
とし、それぞれのフォーカスゾーンをAゾーン,Bゾー
ンとする。
【0026】また、撮影レンズは被写体距離によらず最
終点に合焦した時点で最良ピントを得ることを目的とし
て、フォーカス位置を複数に分割し、各フォーカスゾー
ン毎に少なくとも前述のピント差のデータが記憶されて
いるレンズを前提とする。
【0027】前記の事を前提として、先ず、従来の方式
について説明する。
【0028】フォーカシングレンズは被写体距離A対応
したフォーカス位置であることから従来においては、R
OMから読出されるピント差のデータはAゾーンに対応
したデータであり、これをdefAとする。また、演算
回路により演算された基準ピント外れ量をdefo、補
正後のピント外れ量をdefとすると、 def=defo+defA なる演算により最終的な補正ピント外れ量が求められ、
この補正ピント外れ量defに対応したレンズ駆動量
(x)だけフォーカシングレンズが移動される。この
時、defAとdefBの差を△defABとすると、 △defAB=defAーdefB となり、△defAB=0、もしくは、△defABが充分
像面深度内に設定された合焦判別のための合焦しきい値
内(しきい値は、通常、像面深度の1/2以下の設定)
であれば、フォーカシングレンズは1回のレンズ駆動に
て最良ピント位置となるが、△defABが合焦しきい値
外で、△defAB>0ならば、フォーカシングレンズは
△defABに対応したレンズ駆動量△xABだけ行過ぎて
停止し、同様に、△defABが合焦しきい値外で、△d
efAB<0ならば△xABだけ行き足らずで停止する。
【0029】いずれの場合も上記焦点検出装置を備えた
カメラ等においては、defo=defBとし、又1回
目の停止ゾーンでのピント差のデータをdefCとする
と、defA=defCとして2回目の駆動を行おうと
するが、結局、Bゾーンのピント差のデータdefBと
任意の停止回数目の停止ゾーンでのピント差のデータと
の差が合焦しきい値内になるまで、レンズ駆動を繰返す
ことになる。
【0030】この問題を解決するために、本実施例にお
いては、Aゾーンに対応したピント差defAではな
く、目的位置であるBゾーンに対応したピント差のde
fBによってピント位置を補正することにより、1回の
レンズ駆動で合焦し、最良のピントを得ようとするもの
である。
【0031】なお、本実施例においては、(1)式によ
りレンズ駆動量を求めていたが、これに限定されるもの
ではなく、レンズ駆動パルスとして演算しても良く、こ
の時、ROMから読出されるピント差のデータ等は予め
レンズ駆動パルスとして記憶させておいても良い。
【0032】また、図1では、撮影レンズ側にレンズ制
御手段21を設けているが、このレンズ側制御回路21
を撮影レンズ側から除き、その制御をすべてカメラ本体
側で行うようにしても良いし、駆動モータ23もカメラ
本体側に配置しても良い。又、カメラ側に演算回路19
を設けているが、レンズ側に配置しても良い。又、本実
施例ではレンズ位置検出手段としてパルスカウンタ25
を用いたが、ヘリコイド上にグレイパターンを設けてパ
ターンを読み取る方式であっても良い。さらに、焦点検
出方式として、二次結像方式を例にしているが、これに
限定されるものではない。
【0033】上記の第1の実施例によれば、フォーカス
位置を複数に分割し、各ゾーン毎に最良ピント補正の為
の固有値を有したレンズを持つ焦点検出装置において、
従来においては演算により求められる焦点検出結果に対
する補正値として、フォーカシングレンズ初期停止(駆
動開始)位置のゾーンの最良ピント補正固有情報を用い
ていたのを、目的合焦位置のゾーンの最良ピント補正固
有情報を補正値として用いるようにしているために、初
期停止位置のゾーンの最良ピント補正固有情報と目的合
焦位置のゾーンの最良ピント補正固有情報との差分に相
当するレンズ駆動量エラーを防ぐことができ、1回のレ
ンズ駆動で合焦させることが可能となる。
【0034】(第2の実施例)図4は本発明の第2の実
施例における焦点検出装置を備えた一眼レフレックスカ
メラの構成を示す図である。
【0035】フォーカシングレンズ110と結像レンズ
111から成る撮影レンズは、本発明の主結像レンズに
相当し、撮影はこれらのレンズ110,111を通過し
た被写体光がフィルム面112の上に結像されることに
より行われる。フィルム面112が本発明の予定結像面
に相当する。画面の観察は、反射ミラー113、コンデ
ンサレンズ114、ペンタゴナルプリズム115及び接
眼レンズ116を通して行われる。焦点検出は、フォー
カシングレンズ110と結像レンズ111を通り、反射
ミラー113の一部半透過部を透過し、測距ミラー11
7で反射した被写体光が、不図示のフィールドレンズ、
二次結像光学系で分離され、受光素子118により受光
され、ここでディジタルの像信号信号に変換され、この
像信号が入力する演算回路119においてピント位置
(フィルム面112からのピント外れ量)が演算され、
この演算結果に基づいて行われる。
【0036】前記演算回路119は、前記受光素子11
8からの像信号により基準ピント外れ量を算出する第1
のピント位置演算手段、前記基準ピント外れ量をスレン
ズ駆動量(パルス値)に換算する第1のレンズ駆動量演
算手段、後述する様に、レンズ駆動開始位置での最良ピ
ント補正固有値と前記基準ピント外れ量より換算された
レンズ駆動量の関数との和で目的位置の最良ピント補正
固定情報を求め、最終的なピント外れ量を算出する第2
のピント位置演算手段、及び、前記最終的なピント外れ
量をレンズ駆動量に換算し、これをレンズ駆動手段であ
るところの後述のレンズ側制御回路121、モータ12
3へ出力する第2のレンズ駆動量演算手段を備えてい
る。
【0037】撮影レンズ側には、接点120によりカメ
ラ本体側の演算回路119に接続されるレンズ側制御回
路121と、本発明の記憶手段に相当するROM122
と、フォーカシングレンズ110を光軸方向に移動させ
る駆動モータ123とが備えられる。
【0038】前記ROM122には、演算回路119内
の第1のピント位置演算手段にて算出される基準ピント
外れ量と各フォーカスゾーンに対応した撮影レンズの最
良のピント位置とのピント差であるところの基準ピント
差のデータが、撮影レンズ固有のものとして記憶されて
いる。更に、演算回路119内の第1のレンズ駆動情報
演算手段にて算出されるレンズ駆動量(パルス値)を用
いた関数(演算回路119内の第2のピント位置演算手
段が算出するパルス値に関する関数)にかかわる係数の
データも、各フォーカスゾーンに対応して撮影レンズ固
有のものとして記憶されている。
【0039】ヘリコイド124上にはパルスパターンが
形成されており、パルスカウンタ125(レンズ位置検
出手段)がパルスをカウントする。
【0040】上記の演算回路119は、演算するに際し
てレンズ側制御回路121にデータ読出し命令を送る。
すると、レンズ側制御回路121は、パルスカウンタ1
25の出力を参照し、第1のピント位置演算手段が演算
するピント位置とこの時のフォーカシングレンズ110
が位置するゾーンに対応した最良のピント位置との基準
ピント差のデータ等をROM122から読出し、演算回
路119へ送る。
【0041】上記のデータを受ける演算回路119は、
内蔵の第1のピント位置演算手段が算出した基準ピント
外れ量を、前記受信データを参照して、同じく内蔵の第
1のレンズ駆動情報演算手段、第2のピント位置演算手
段、第2のレンズ駆動情報演算手段により、後述の様に
して補正したピント外れ値に相当するレンズ駆動パルス
をレンズ側制御回路121へ送る。
【0042】レンズ側制御回路121は、前記レンズ駆
動パルスに応じて駆動モータ123を駆動する。これに
より、駆動モータ123の駆動によってヘリコイド12
4が移動し、これに伴ってフォーカシングレンズ110
が光軸方向に移動し、ピント合せが開始される。パルス
カウンタ125はヘリコイド124の上に形成されたパ
ルスパターンから出力されるパルスをカウントしてお
り、このカウント値がレンズ駆動パルスに一致した時に
レンズ側制御回路21は命令された量のレンズ駆動が終
了したとして前記駆動モータ123の駆動を停止する。
【0043】次に、図5のフローチャートにより前記演
算回路119における動作について説明する。 「ステップ201」 不図示のシャッタボタン半押し
(第1ストローク)によりONする焦点検出動作(及び
測光)開始用のスイッチSW1がONしているか否かを
判別し、ONしていれば焦点検出動作を開始するべくス
テップ202へ進む。なお、測光動作については本発明
と直接関係ないので、ここでその説明は省略する。 「ステップ202」 レンズ側制御回路121に対して
データ読出し命令を送信する。 「ステップ203」 レンズ位置検出手段であるところ
のパルスカウンタ125の出力を参照し、ROM122
から読出されてレンズ側制御回路121から送られてき
た基準ピント差のデータ(defA)及び係数(C1)
を受信し、演算回路19の内蔵メモリに一時的に保持す
る。 「ステップ204」 受光素子118に対して二次像の
光電変換を所定時間行わせ、像蓄積を行う。 「ステップ205」 上記ステップ204において蓄積
された像信号を内蔵するA/D変換部によりディジタル
信号に変換する。 「ステップ206」 上記のディジタル信号に基づいて
基準ピント外れ量(defo)を演算する。これを行う
のが、第1のピント位置演算手段である。 「ステップ207」 上記の基準ピント外れ量(def
o)を基準レンズ駆動パルス(Po)に変換する。すな
わち、 defo→Po なるレンズ駆動量演算を行う。これを行うのが、第1の
レンズ駆動量演算手段である。 「ステップ208」 まず、基準レンズ駆動パルス(P
o)と基準ピント差のデータ(defA)と、Poに関
する関数f(Po)を演算し、フォーカシングレンズ1
10が現在の位置から基準レンズ駆動パルス(Po)分
だけ移動した位置におけるピント差の値(defA’)
を求める。すなわち、 defA’=defA+f(Po) …………(2) なる演算を行い、フォーカシングレンズ110が基準レ
ンズ駆動パルス(Po)分だけ移動した位置におけるピ
ント差の値(defA’)を得る。
【0044】なお、f(Po)=C1・Po+C2Po
2 +C3Po3 …、C1,C2,C3…は係数(フォー
カシングレンズ110が停止している位置におけるゾー
ンの基準ピント差のデータと、基準レンズ駆動パルス分
移動した位置の、前記基準ピント差から差分をPoの関
数で表したときの係数)である。
【0045】そして、次に、基準ピント外れ量(def
o)を前記(2)式にて求めたピント差の値(def
A’)で補正することにより、新たなピント外れ量(d
ef)を求める。すわわち、 def=defo+defA’ …………(3) なる演算を行い、新たな、つまり最終的なピント外れ量
(def) を得る。以上の(2),(3)式の演算を行
うのが、第2のピント位置演算手段である。 「ステップ209」 上記の最終的なピント外れ量(d
ef)をこれも最終的なレンズ駆動パルス(P)に変換
する。すなわち、 def→P なるレンズ駆動量演算を行う。これを行うのが、第2の
レンズ駆動量演算手段である。 「ステップ210」 前記レンズ駆動パルス(P)が零
に近い所定の範囲内の値(合焦とみなし得る範囲内)で
あるか否かを判別し、そうであればここで焦点検出動作
を終了する。また、所定範囲内の値でなかった場合、つ
まりレンズ駆動パルス(P)が合焦とみなし得る範囲外
の値であれば、ステップ211へ進む。 「ステップ211」 レンズ駆動パルス(P)をレンズ
側制御回路121へ送信し、撮影レンズを移動させる。 「ステップ212」 レンズ側制御回路121からレン
ズ駆動終了信号を受信すると、焦点検出動作を終了す
る。
【0046】次に、図6のフローチャートにより前記レ
ンズ側制御回路121における動作を説明する。 「ステップ251」 カメラ本体からの信号を受信す
る。 「ステップ252」 上記の受信信号を判別する。この
受信信号がレンズ駆動パルスとデータ読出し命令である
場合にはステップ253へ進み、レンズ駆動パルスのみ
である場合にはステップ256へ進む。 「ステップ253」 パルスカウンタ125からの出力
に基づいてROM122からフォーカシングレンズ11
0の位置(ゾーン)を検出する。 「ステップ254」 ROM122からそのフォーカス
ゾーンに対応した基準ピント差のデータと係数データを
読出す。 「ステップ255」 前記ROM122から読出した各
データを演算回路119へ送信する。
【0047】前記ステップ252においてカメラ本体か
らの信号がレンズ駆動パルスのみである場合には、前述
したようにステップ256へと進む。 「ステップ256」 駆動モータ123にレンズ駆動パ
ルスを出力する。 「ステップ257」 レンズ駆動量に対応するパルス数
だけパルスカウンタ125がカウントしたことを検出す
ると、駆動モータ123の通電を停止する。 「ステップ258」 レンズ駆動終了信号をカメラ側へ
送信し、ステップ251へと戻り、カメラ本体からの次
の信号受信の待機状態となる。
【0048】ここで、前記(2)式、及び、(3)式に
ついて詳しく説明する。
【0049】まず、(2)式において、右辺第2項「f
(Po)」がない(C1,C2,C3…=0)場合(従
来方式相当)について説明する。
【0050】フォーカシングレンズは被写体距離Aに対
応したフォーカス位置とし、被写体は距離Bにあるもの
とし、それぞれのフォーカスゾーンをAゾーン,Bゾー
ンとする。
【0051】又、撮影レンズは被写体距離によらず最終
点に合焦した時点で最良ピントを得ることを目的とし
て、フォーカス位置を複数に分割し、各フォーカスゾー
ン毎に少なくとも前述の基準ピント差のデータが記憶さ
れているレンズを前提とする。前記の前提において、先
ず従来の方式について説明する。
【0052】SW1のON後、ROMから読出される基
準ピント差のデータはAゾーンに対応したデータであ
り、これをdefAとする。また、第1のピント位置演
算手段により算出された基準ピント外れ量をdefo、
第2のピント位置演算手段で算出される最終的なピント
外れ量をdefとすると、(2)式より、defoに対
応するPoパルス分だけフォーカシングレンズが駆動し
た位置でのピント差の値defA’は f(Po)=0 であるから defA’=defA となる。
【0053】したがって、(2)式では、 def=defo+defA となり、defに対応したレンズ駆動パルス(P)だけ
フォーカシングレンズが移動される。
【0054】このとき、下記の式 △defAB=defAーdefB …………(4) にて求められる、使用されるデータdefAと被写体距
離Bでのピント差の値defBの差△defABを考える
と、△defAB=0、或は、△defABが充分像面深度
内に設定された合焦判別のための合焦しきい値内(しき
い値は、通常、像面深度の1/2以下に設定)であれ
ば、フォーカシングレンズは1回の駆動パルス値(P)
で停止し、最良ピントとなるが、△defABが合焦しき
い値外で、△defAB>0ならば、フォーカシングレン
ズは△defABに対応したレンズ駆動パルス△PABだけ
行過ぎて停止し、同様に、△defABが合焦しきい値外
で、△defAB<0ならば、△PABだけ行き足らずで停
止する。
【0055】いずれの場合も上記焦点検出装置を備えた
カメラ等においては、defo=△defAB、又は、1
回目の停止ゾーンでのピント差のデータをdefCとす
ると、defA=defCとして、2回目の駆動を行お
うとするが、結局、Bゾーンのピント差のデータdef
Bと任意の停止回数目の停止ゾーンでのピント差のデー
タとの差が、合焦しきい値内になるまでレンズ駆動と停
止を繰返すことになる。
【0056】この問題を解決するために、本実施例にお
いては、(1)式の右辺第2項に第1のピント位置演算
手段が算出する基準ピント外れ量(defo)に基づい
て第1のレンズ駆動量演算手段が算出するレンズ駆動パ
ルス(Po)に関する関数f(Po)を設けている。す
なわち、 f(Po)=C1・Po+C2・Po2 +C3・Po3 … である。係数C1,C2,C3…は、前述した様に、フ
ォーカシングレンズが停止している位置(駆動開始位
置)のゾーンの基準ピント差のデータと、フォーカシン
グレンズがレンズ駆動パルス値(Po)だけ移動した位
置の、前記基準ピント差からの差分を、Poの関数で表
したときの係数として、予め基準ピント差のデータと同
様に各フォーカスゾーン毎に撮影レンズ固有のものとし
て求められており、ROM122に格納されているもの
である。
【0057】したがって、Aゾーンにおける前記係数
を、C1A,C2A,C3A…とすると、被写体距離A
に対応するフォーカシングレンズ位置にフォーカシング
レンズが停止していながら、そこからレンズ駆動パルス
値(Po)だけフォーカシングレンズが駆動される目標
位置(被写体に最良ピントとなる位置)におけるピント
差の値(defB)を defB≒defA'=defA+f(Po) ……………(5) として近似的に求めることができる。ここで、f(P
o)は f(Po)=C1A・Po+C2A・Po2 +C3A・Po3 +… である。
【0058】上記(3)式と(5)式より、最終的なピ
ント外れ量defは def=defo+defA’≒defo+defB となり、最終的に目標とする停止位置(被写体距離Bに
対応)におけるピント差相当の値を用いているため、前
記(4)式 △defAB=defA’ーdefB にて得られる値を充分像面深度内と設定することができ
る。
【0059】よって、1回のレンズ駆動で合焦させる、
つまり最良ピントを得ることができる。
【0060】なお、撮影レンズによっては、無限遠から
近距離にわたってピント差の値が極値や変曲点を持つ場
合があるが、この場合は、関数f(Po)の次数を増し
てやれば良く、充分な近似精度が得られる。
【0061】また、撮影レンズとしてフォーカス位置を
複数に分割していないレンズが装着された場合には、係
数をゼロとして撮影レンズの記憶部に記憶させておけば
良い。
【0062】また、図4では、撮影レンズ側にレンズ側
制御回路121を設けているが、レンズ側制御回路12
1を撮影レンズ側から除き、その制御をすべてカメラ本
体側で行うようにしても良いし、駆動モータ123もカ
メラ本体側に配置してもよい。さらに、焦点検出方式と
して、二次結像方式を例にしているが、これに限定され
るものではない。
【0063】以上の第2の実施例によれば、フォーカス
位置を複数に分割し、各ゾーン毎に最良ピント補正の為
の固有情報を持つレンズを備えた焦点検出装置におい
て、目的位置の最良ピント補正固有情報を、基準ピント
外れ量に対応したレンズ駆動量の関数との和で求め、見
かけ上、目的位置の最良ピント補正固有情報を用いてフ
ォーカシングレンズの駆動を行うようにしている。これ
により、主結像レンズが広角レンズ等であっても、1回
のレンズ駆動で合焦させることができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レンズ駆動量演算手段からのレンズ駆動量とレンズ位置
検出手段からの信号とに基づいて、記憶手段より補正デ
ータを読出し、該補正データにより前記レンズ駆動量に
補正を加え、これを最終的なレンズ駆動量として出力す
るレンズ駆動量補正手段を設け、演算手段にて得られた
ピント位置から算出されたレンズ駆動量分だけ主結像レ
ンズを移動せしめたと想定した時のフォーカス位置に対
応する補正データを、レンズ位置検出手段からの信号に
基づいて記憶手段より読出し、この補正データによりレ
ンズ駆動量演算手段にて演算されたレンズ駆動量を補正
するようにしている。
【0065】また、本発明は、第1のピント位置演算手
段にて得られるピント位置と主結像レンズの最良ピント
位置との基準ピント差に関する補正データ、及び、主結
像レンズの任意位置におけるピント差の値を、第1のレ
ンズ駆動量演算手段の演算値に関する関数と基準ピント
差のデータとの和で表した時の、前記関数に係る係数デ
ータを、複数に分割されたフォーカス位置毎に主結像レ
ンズの固有情報として記憶した記憶手段と、レンズ位置
検出手段からの信号に基づいて前記記憶手段より読出し
た各データと第1のピント位置演算手段にて演算された
ピント位置とを演算して新たなピント位置を演算する第
2のピント位置演算手段と、該第2のピント位置演算手
段にて演算されたピント位置情報に基づいて主結像レン
ズの最終的なレンズ駆動量を算出する第2のレンズ駆動
量演算手段とを設け、駆動される前の主結像レンズの現
在位置に対応する各データを記憶手段より読出し、この
各データより、現在位置から第1のレンズ駆動量演算手
段にて得られたレンズ駆動量分だけ主結像レンズが移動
せしめたと想定した位置におけるピント差を求め、この
ピント差情報と第1のピント位置演算手段にて得られる
ピント位置情報とに基づいて最終的なレンズ駆動量を算
出するようにしている。
【0066】よって、一度の焦点検出動作にて主結像レ
ンズを合焦位置に移動させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における焦点検出装置を
備えた一眼レフレックスカメラの断面図である。
【図2】図1の演算回路での動作を示すフローチャート
である。
【図3】図1のレンズ側制御回路での動作を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明の第2の実施例における焦点検出装置を
備えた一眼レフレックスカメラの断面図である。
【図5】図4の演算回路での動作を示すフローチャート
である。
【図6】図5のレンズ側制御回路での動作を示すフロー
チャートである。
【図7】一般的な二次結像方式の焦点検出装置の構成図
である。
【図8】図7の主結像レンズの球面収差に伴うピント外
れ量について説明するための図である。
【符号の説明】
10,110 フォーカシングレンズ 11,111 結像レンズ 18,118 受光素子 19,119 演算回路 21,121 レンズ側制御回路 22,122 ROM 23,123 駆動モータ 25,125 パルスカウンタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸方向に移動せられる主結像レンズ
    と、該主結像レンズにより結像される物体像を受光する
    受光手段と、該受光手段からの信号により前記主結像レ
    ンズのピント位置を演算する演算手段と、該演算手段に
    て演算されたピント位置に基づいて前記主結像レンズの
    駆動量を算出するレンズ駆動量演算手段と、前記主結像
    レンズの位置を検出するレンズ位置検出手段と、前記演
    算手段にて得られるピント位置と前記主結像レンズの最
    良ピント位置とのピント差に関する補正データを、複数
    に分割されたフォーカス位置毎に前記主結像レンズの固
    有情報として記憶した記憶手段と、前記レンズ駆動量演
    算手段からのレンズ駆動量と前記レンズ位置検出手段か
    らの信号とに基づいて、前記記憶手段より補正データを
    読出し、該補正データにより前記レンズ駆動量に補正を
    加え、これを最終的なレンズ駆動量として出力するレン
    ズ駆動量補正手段とを設けたことを特徴とする焦点検出
    装置。
  2. 【請求項2】 光軸方向に移動せられる主結像レンズ
    と、該主結像レンズにより結像される物体像を受光する
    受光手段と、該受光手段からの信号により前記主結像レ
    ンズのピント位置を演算する第1のピント位置演算手段
    と、該第1のピント位置演算手段にて演算されたピント
    位置に基づいて前記主結像レンズの駆動量を算出する第
    1のレンズ駆動量演算手段と、前記主結像レンズの位置
    を検出するレンズ位置検出手段と、前記第1のピント位
    置演算手段にて得られるピント位置と前記主結像レンズ
    の最良ピント位置との基準ピント差に関する補正デー
    タ、及び、前記主結像レンズの任意位置におけるピント
    差の値を、前記第1のレンズ駆動量演算手段の演算値に
    関する関数と前記基準ピント差のデータとの和で表した
    時の、前記関数に係る係数データを、複数に分割された
    フォーカス位置毎に前記主結像レンズの固有情報として
    記憶した記憶手段と、前記レンズ位置検出手段からの信
    号に基づいて前記記憶手段より読出した各データと前記
    第1のピント位置演算手段にて演算されたピント位置と
    を演算して新たなピント位置を演算する第2のピント位
    置演算手段と、該第2のピント位置演算手段にて演算さ
    れたピント位置情報に基づいて前記主結像レンズの最終
    的なレンズ駆動量を算出する第2のレンズ駆動量演算手
    段とを備えた焦点検出装置。
JP21738992A 1992-07-24 1992-07-24 焦点検出装置 Pending JPH0643356A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21738992A JPH0643356A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 焦点検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21738992A JPH0643356A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 焦点検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0643356A true JPH0643356A (ja) 1994-02-18

Family

ID=16703415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21738992A Pending JPH0643356A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 焦点検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0643356A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4811950A (en) * 1986-07-31 1989-03-14 Maruman Golf Co., Ltd. Golf club head
JP2010237250A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Canon Inc 撮像装置
JP2014186343A (ja) * 2014-05-19 2014-10-02 Canon Inc 撮像装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4811950A (en) * 1986-07-31 1989-03-14 Maruman Golf Co., Ltd. Golf club head
JP2010237250A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Canon Inc 撮像装置
JP2014186343A (ja) * 2014-05-19 2014-10-02 Canon Inc 撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1507157B1 (en) Image pickup apparatus with a focus adjusting device and an exposure system
US7697830B2 (en) Digital camera that performs focus detection using phase difference and contrast value
US4473287A (en) Focus detecting device for camera
US4912493A (en) Camera system
JP3214099B2 (ja) カメラの焦点検出装置
US6813442B2 (en) Autofocus system and camera system
JPH0921943A (ja) 焦点検出装置を有した光学装置
JP4560420B2 (ja) 撮像装置
JP2006065080A (ja) 撮像装置
JP2006084545A (ja) カメラ及び撮影レンズ及びカメラシステム
JPH0643356A (ja) 焦点検出装置
JP2007156304A (ja) カメラ、カメラシステムおよび交換レンズ装置
JP4810160B2 (ja) 焦点検出装置及びその制御方法
JP4938922B2 (ja) カメラシステム
JP2009128843A (ja) 焦点検出装置及びそれを有する撮像装置
JP3313948B2 (ja) 焦点検出装置及びカメラ
JP4182546B2 (ja) 焦点検出装置
JPH07301747A (ja) 焦点検出装置を有した光学装置
JPH0772765B2 (ja) カメラの自動合焦装置
JPH05264892A (ja) 自動焦点調節装置
JPH11133295A (ja) 合焦判定装置、カメラシステムおよび交換レンズ
JP2006184321A (ja) 焦点検出装置および焦点検出装置を備えた光学機器
JPH03276141A (ja) 像振れ検出装置
JP2005128293A (ja) 焦点検出装置
JP4541808B2 (ja) 撮像装置及び撮像システム