JPH10301020A - 焦点検出装置 - Google Patents

焦点検出装置

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JPH10301020A
JPH10301020A JP12633497A JP12633497A JPH10301020A JP H10301020 A JPH10301020 A JP H10301020A JP 12633497 A JP12633497 A JP 12633497A JP 12633497 A JP12633497 A JP 12633497A JP H10301020 A JPH10301020 A JP H10301020A
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JP
Japan
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state
lens
focus
objective lens
focus detection
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Application number
JP12633497A
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Inventor
Keiji Otaka
圭史 大高
Yusuke Omura
祐介 大村
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズの合焦状態を撮影範囲中の複数の
領域に対して検出する際に好適な焦点検出装置を得るこ
と。 【解決手段】 対物レンズの予定焦点面上の複数の領域
に対して該対物レンズの焦点状態に関する信号を得る焦
点検出手段、該対物レンズの固有の特性を表す固定定数
を記憶する記憶手段、該対物レンズの状態を検出するレ
ンズ状態検出手段、該固有定数と該レベル状態検出手段
で得られる第1のパラメータを含む第1の演算手段によ
って該対物レンズの状態に対応した状態定数を算出する
状態定数演算手段、該状態定数と該予定焦点面の各領域
に対応して設定された第2のパラメータを含む第2の演
算手段によって各領域の焦点検出の際の補正に関する信
号を得る補正値演算手段、該焦点状態に関する信号と該
補正に関する信号に基づいて該対物レンズの焦点状態を
演算する補正演算手段とを有していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真用カメラ、ビデ
オカメラ等の撮影装置、または種々の観察装置に適用で
きる焦点検出装置に関するものである。さらに詳しく
は、撮影画面又は観察画面上の広い範囲に渡り2次元
的、又は連続的に複数の領域において焦点検出を可能と
する焦点検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より対物レンズを通過した光束を利
用した受光型の焦点検出方式に所謂像ずれ方式と呼ばれ
る方式がある。この像ずれ方式は例えば特開昭59−1
07311号公報や特開昭59−107313号公報等
で提案されている。
【0003】図12は焦点検出装置が組み込まれた従来
のカメラの要部ブロック図である。図中101は撮影を
行うための対物レンズ、102は回動可能な半透過性の
主ミラー、103は焦点板、104はペンタプリズム、
105は接眼レンズ、106はサブミラー、107はフ
ィルム、108は焦点検出装置をそれぞれ示している。
【0004】この図において、不図示の被写体からの光
の一部は対物レンズ101を透過後、主ミラー102に
より上方に反射され、焦点板103上に被写体像を形成
する。焦点板103上に形成された被写体像はペンタプ
リズム104による複数回の反射を経て接眼レンズ10
5を介して撮影者又は観察者によって視認される。
【0005】一方、対物レンズ101から主ミラー10
2に到達した光束のうちの他の一部は半透過性の主ミラ
ー102を透過し、サブミラー106により下方に反射
され焦点検出手段108に導かれる。
【0006】図13は図12に示す焦点検出手段108
における焦点検出の原理を説明するための説明図であ
る。同図は図12における対物レンズ101と焦点検出
装置108のみを取り出し、主要な構成を展開して示し
ている。
【0007】図13の焦点検出装置108内において、
109は対物レンズ101の予定焦点面即ちフィルム面
と共役な面付近に配置された視野マスク、110は同じ
く予定焦点面の付近に配置されたフィールドレンズ、1
11は2つのレンズ111−1、111−2からなる2
次結像系、112は2つのレンズ111−1、111−
2に対応してその後方に配置された2つのセンサ列11
2−1、112−2を含む光電変換素子、113は2つ
のレンズ111−1、111−2に対応して配置された
2つの開口部113−1、113−2を有する絞り、1
14は分割された2つの領域114−1、114−2を
含む対物レンズ101の射出瞳をそれぞれ示している。
【0008】尚、フィールドレンズ110は、絞り11
3の開口部113−1,113−2を対物レンズ101
の射出瞳114の領域114−1,114−2の近傍に
結像する作用を有しており、各領域114−1,114
−2を透過した光束115−1、115−2が2つのセ
ンサ列112−1,112−2にそれぞれ被写体像に関
する光量分布を形成するようになっている。
【0009】図13に示す焦点検出手段の焦点検出原理
は一般的に位相差検出方式と呼ばれているもので、対物
レンズ101の結像点が予定焦点面の前側、即ち対物レ
ンズ101側にある場合には2つのセンサ列112−
1,112−2上にそれぞれ形成される被写体像に関す
る光量分布が互いに近づいた状態となり、逆に対物レン
ズ101の結像点が予定焦点面の後側、即ち対物レンズ
101と反対側にある場合には2つのセンサ列112−
1,112−2上にそれぞれ形成される被写体像に関す
る光量分布が互いに離れた状態となる。
【0010】しかも2つのセンサ列112−1,112
−2上に形成される被写体像に関する光量分布のずれ量
は対物レンズ101のディーフォーカス量即ち焦点はず
れ量とある関数関係にあるのでそのずれ量を適当な演算
手段で算出すると、対物レンズ101の焦点はずれの方
向と量を検出することができる。
【0011】図13に示す焦点検出手段は対物レンズ1
01により観察又は撮影される範囲の中央の1つの領域
に存在する物体に対してのみ焦点検出が可能である。こ
れに対し、観察又は撮影される範囲の中央以外に存在す
る物体に対しても焦点検出が可能な焦点検出装置が本出
願人によって、例えば特開平7−159684号公報で
開示されている。
【0012】図14は同公報で開示されている、光学系
の構成を示す概略図である。図中、116は視野マスク
であり、中央に十字形の開口部116−1、両側の周辺
部に縦長の開口部116−2、116−3を有してい
る。117はフィールドレンズであり、視野マスクの3
つの開口116−1、116−2、116−3に対応し
て、3つの部分117−1、117−2、117−3か
ら成っている。118は絞りであり、中央部には上下左
右に1対ずつ計4つの開口118−1a、118−1
b、118−1c、118−1dを有する中央開口部1
18−1が、また左右の周辺部分には1対2つの開口1
18−2a、118−2b及び118−3a、118−
3bを有する周辺開口部118−2、118−3がそれ
ぞれ設けられている。
【0013】前記フィールドレンズ117の各領域11
7−1、117−2、117−3はそれぞれこれらの開
口部118−1、118−2、118−3を不図示の対
物レンズの射出瞳付近に結像する作用を有している。1
19は4対計8つのレンズ119−1a、119−1
b、119−1c、119−1d、119−2a、11
9−2b、119−3a、119−3bから成る2次結
像系を一体化した光学部材であり、絞り118の各開口
に対して、その後方に配置されている。
【0014】120は4対計8つのセンサ列120−1
a、120−1b、120−1c、120−1d,12
0−2a、120−2b、120−3a、120−3b
から成る光電変換素子であり、各2次結像系のレンズに
対応してその像を受光するように配置されている。
【0015】図15は光電変換素子120上に形成され
る被写体像の状態を示したものである。121−1a、
121−1b、121−1c、121−1dは視野マス
ク116の中央の開口部116−1及びフィールドレン
ズ117の中央部117−1を透過した光束が絞りの開
口118−1a、118−1b、118−1c、118
−1dで規制された後、その後方の2次結像系119の
レンズ119−1a、119−1b、119−1c、1
19−1dによって光電変換素子120上に形成される
像領域をそれぞれ示している。
【0016】また121−2a、121−2bは視野マ
スク116の周辺の開口部116−2及びフィールドレ
ンズ117の周辺部117−2を透過した光束が絞り1
18の開口118−2a、118−2bによって規制さ
れた後、その後方の2次結像系119のレンズ119−
2a、119−2bによって光電変換素子120上に形
成される像領域を示している。
【0017】同様に121−3a、121−3bは視野
マスク116の周辺の開口部116−3及びフィールド
レンズ117の周辺部117−3を透過した光束が絞り
118の開口118−3a、118−3bによって規制
された後、その後方の2次結像系119のレンズ119
−3a、119−3bによって光電変換素子120上に
形成される像領域を示している。
【0018】図14に示す焦点検出手段の焦点検出原理
は図13に示すものと同様で、対をなすセンサの列方向
の被写体像の相対位置を検出するものであるが、以上で
示すような構成をとることにより、不図示の対物レンズ
により観察又は撮影される範囲の中心付近だけでなく、
視野マスクの周辺の開口部116−2、116−3に対
応する位置にある物体に対しても焦点検出を行うことが
できる。
【0019】尚、本焦点検出手段によれば、上記中央付
近においては光量分布が上下又は左右の一方向にのみ変
化するような物体に対しても焦点検出を行うことが可能
である。
【0020】これらの焦点検出手段を一眼レフカメラの
ような撮影レンズが交換可能なカメラに用いる場合、直
接得られる焦点はずれ量に関する焦点状態検出信号に基
づいてレンズの制御を行うと、適正な焦点状態を得られ
ないことがある。その主な理由としては、観察又は撮影
される像を形成する対物レンズの光束と焦点検出手段が
取り込む光束が一般には異なることがあげられる。ま
た、位相差検出方式の焦点検出手段においては、本来縦
(光軸)方向の収差量によって決定されるべき焦点位置
或いは焦点はずれ量を横方向の収差に関連した像のずれ
に変換して求めているため、対物レンズに収差がある場
合には、収差補正の状態によってその両者に差が生ずる
ことが考えられる。
【0021】こうした問題を解決するために、各対物レ
ンズに固有の補正値Cを用いて、例えば焦点はずれ量を
表す焦点検出信号Dを DC =D−C ‥‥‥(1) により補正するための補正手段を設け、得られた補正焦
点検出信号DC に基づいてレンズの制御を行うものも知
られている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】前記の各レンズに固有
の補正値は一般には焦点検出手段の焦点検出領域の位置
に依存するため、図14に示すような中心以外にも焦点
検出領域を有する場合は、それぞれの領域に対応した補
正値を持つことが必要である。しかしながら、想定され
る焦点検出領域の数が多い場合、すべての検出領域に対
する補正値を対物レンズ側或いはカメラ側に持つために
は大きな記憶容量を必要とする。
【0023】さらに、対物レンズ中のフォーカスレンズ
の位置(即ち焦点合わせを行う被写体距離)の変化や、
ズームレンズにおける焦点距離の変化、或いは撮影時の
絞りの変化に伴う対物レンズの収差変動が大きい場合に
は、焦点合わせやズームの際に移動するレンズの移動状
態や、絞りに応じた補正値を持たなければならず、一層
膨大な記憶容量が必要となる。各状態の分割数を制限す
ることで記憶容量の増大をある程度抑えるすることは可
能であるが、これは補正の精度を犠牲にすることを意味
し、好ましい方法とはいえない。
【0024】また、一定の位置や数の焦点検出領域に対
してのみ動作する一眼レフカメラ及び交換レンズのよう
な撮影システムが既に存在する場合、これとは焦点検出
領域の位置や数が異なる焦点検出手段を搭載した新たな
カメラはこのシステムにおいては正常に機能しない。
【0025】この問題を解決するための1つの方法が本
出願人によって特開平6−331886号公報に開示さ
れている。これは、前記補正値Cが焦点検出領域の中心
からの距離Lにのみ依存し、その変化がLに関するある
関数で表せるものと仮定し、特定の位置にある2つ以上
の焦点検出領域に対する補正値を用い、他の位置にある
焦点検出領域の補正値を例えば1次式乃至2次程度の関
数で補完して求めようとするものである。
【0026】上記方法では補正値Cが焦点検出領域の中
心からの距離Lにのみ依存することを仮定しているた
め、各領域の焦点検出を行う焦点検出手段がそれぞれ異
なり、出力する信号に連続性や相関性がない場合や、焦
点検出手段が対物レンズの光軸に対して軸対称性がない
場合には補正値を精度よく求めることが難しくなる。
【0027】本発明は、本出願人が先に提案した焦点検
出装置を更に改良し、想定される焦点検出領域の数が多
い場合であっても大きな記憶容量を必要とせず、精度の
良い焦点検出信号の補正を得て、高精度な焦点検出が可
能な焦点検出装置の提供を目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の焦点検出装置
は、 (1-1) 対物レンズの予定焦点面上の複数の領域に対して
該対物レンズの焦点状態に関する信号を得る焦点検出手
段、該対物レンズの固有の特性を表す固定定数を記憶す
る記憶手段、該対物レンズの状態を検出するレンズ状態
検出手段、該固有定数と該レンズ状態検出手段で得られ
る第1のパラメータを含む第1の演算手段によって該対
物レンズの状態に対応した状態定数を算出する状態定数
演算手段、該状態定数と該予定焦点面の各領域に対応し
て設定された第2のパラメータを含む第2の演算手段に
よって各領域の焦点検出の際の補正に関する信号を得る
補正値演算手段、該焦点状態に関する信号と該補正に関
する信号に基づいて該対物レンズの焦点状態を演算する
補正演算手段とを有していることを特徴としている。
【0029】特に、 (1-1-1) 前記対物レンズは該対物レンズを構成するすべ
て、又は一部のレンズを移動することにより焦点距離が
可変であり、前記レンズ状態検出手段は、該対物レンズ
の移動するレンズの移動状態または移動状態を特徴づけ
る量を検出すること。
【0030】(1-1-2) 前記対物レンズは該対物レンズを
構成するすべて、又は一部のレンズよりなるフォーカス
レンズを移動することにより所定の距離の物体に対して
焦点合わせを行うことが可能であり、前記レンズ状態検
出手段は、当該フォーカスレンズの移動状態または移動
状態を特徴づける量を検出すること。
【0031】(1-1-3) 前記対物レンズは絞りを有し、撮
影又は観察時に該絞りの径が可変であり、前記レンズ状
態検出手段は、該対物レンズの絞りの径、または絞りの
径を特徴づける量を検出すること。
【0032】(1-1-4) 前記焦点検出手段は少なくとも2
つ1組の2次結像レンズとそれぞれに対応するセンサを
含み、該センサ上に形成される2つの被写体像に関する
光量分布の対応する部分の相対的な位置関係から前記対
物レンズの焦点状態を検出すること。
【0033】(1-1-5) 前記焦点検出手段は前記対物レン
ズの光軸または該対物レンズの光軸と光学的に等価な軸
に対して回転対称性がないこと。
【0034】(1-1-6) 前記第1のパラメータは前記対物
レンズの焦点距離、フォーカスレンズの移動状態、絞り
径を特徴づける値のうち少なくとも1つを含むこと。
【0035】(1-1-7) 前記第1の演算手続きは、前記第
1のパラメータを変数とする前記対物レンズの特性によ
り決定される所定の関数の演算であること。
【0036】(1-1-8) 前記第2のパラメータは前記予定
焦点面上またはこれと等価な面上に定義された座標系に
対する2次元の座標値であること。
【0037】(1-1-9) 前記所定の第2の演算手続きは、
前記第2のパラメータを変数とする前記対物レンズの特
性により決定される所定の関数の演算であること。
【0038】(1-1-10)前記対物レンズは、前記焦点検出
手段を含むカメラ本体と分離可能に構成されているこ
と。
【0039】(1-1-11)前記対物レンズは複数種類存在
し、前記カメラ本体に交換して装着されること。
【0040】(1-1-12)前記補正値演算手段は前記カメラ
本体側にあること。
【0041】(1-1-13)前記補正値演算手段は前記対物レ
ンズ側にあること。
【0042】(1-1-14)前記状態定数演算手段は前記カメ
ラ本体側にあること。
【0043】(1-1-15)前記状態定数演算手段は前記対物
レンズ側にあること。等を特徴としている。
【0044】(1-2) 対物レンズの予定焦点面上の複数の
領域に対して該対物レンズの焦点状態に関する信号を得
る焦点検出手段、該対物レンズの固有の特性を表す固定
定数を記憶する記憶手段、該対物レンズの状態を検出す
るレンズ状態検出手段、該固有定数と該レンズ状態検出
手段で得られる第1のパラメータを含む第1の演算手続
によって該対物レンズの状態に対応した状態定数を算出
する状態定数演算手段、該状態定数と該予定焦点面の各
領域に対応して設定された第2のパラメータを含む第2
の演算手段によって各領域の焦点検出の際の補正に関す
る信号を得る補正値演算手段、該焦点状態に関する信号
と該補正に関する信号に基づいて該対物レンズの焦点状
態を演算する補正演算手段、該対物レンズを構成するす
べて、又は一部のレンズを駆動する駆動手段とを有し、
該補正演算手段の演算結果に基づき該駆動手段は当該対
物レンズを構成するすべて又は一部のレンズを駆動する
ことにより該対物レンズの焦点状態を調整することを特
徴としている。
【0045】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1の要部
ブロック図であり、焦点検出装置を含む撮影装置の動作
を説明するための概念図である。図中1は対物レンズと
しての撮影レンズを有するレンズ本体であり、内部に
は、1つまたは複数のレンズ群から構成され、そのすべ
て、もしくは一部を移動させることで焦点距離を変化さ
せることが可能である撮影光学系(撮影レンズ)2、撮
影光学系2の焦点距離、即ちズーム状態を検出するため
のレンズ状態検出手段37、撮影光学系2を構成するレ
ンズのすべて、もしくは一部を移動させ、撮影レンズ1
の焦点状態を調整するための駆動手段3、ROMのよう
な記憶手段4及びそれらを制御するためのレンズ制御手
段5を含んでいる。
【0046】ここで、レンズ状態検出手段37は公知の
方法、例えば撮影光学系2の焦点距離を変化させるため
に回転又は移動する鏡筒に設けられたエンコーダ用の電
極とそれに接する検出用の電極等を用いることにより撮
影光学系2の焦点距離(ズーム状態)を変化させる際に
移動するレンズの移動状態または移動状態を特徴づける
量を検出している。
【0047】一方、6はカメラ(カメラ本体)であり、
内部には主ミラー7、物体像が形成されている焦点板
8、像反転用のペンタプリズム9、そして接眼レンズ1
0を有し、これらの各要素はファインダー系を構成して
いる。さらにサブミラー11、焦点検出手段12、演算
手段13、カメラ制御手段14、撮影媒体としてのフィ
ルム(感光体)15を含んでいる。撮影レンズ1及びカ
メラ本体6は接点16を有し、互いに装着された状態で
は接点16を介して各種情報の通信や電源の供給が行わ
れる。
【0048】図2は図1の焦点検出手段12に係る要素
の詳細な構成の説明図である。図中17は撮影レンズの
光軸、18は図1の感光面15と等価なフィルム、19
は撮影レンズ2の光軸17上に配置された、図1の主ミ
ラー7と等価な半透過性の主ミラー、20は同様に撮影
レンズ2の光軸17上に斜めに配置され、図1のサブミ
ラー11の機能を有する第1の反射鏡、21は第1の反
射鏡20によるフィルム18に共役な近軸的結像面、2
2は第2の反射鏡、23は赤外カットフィルター、24
は絞りであり、2つの開口24−1、24−2を有して
いる。
【0049】25は2次結像系であり、絞り24の2つ
の開口24−1、24−2に対応して配置された2つの
レンズ25−1、25−2を有している。36は第3の
反射鏡、26は光電変換素子(センサー)であって2つ
のエリアセンサ26−1、26−2を有している。
【0050】ここで、第1の反射鏡20は曲率を有し、
絞り24の2つの開口24−1、24−2を撮影レンズ
2の射出瞳付近に投影する収束性のパワー(屈折力)を
持っている。また第1の反射鏡20は必要な領域のみが
光を反射するようにアルミや銀等の金属膜が蒸着されて
いて、焦点検出を行う範囲を制限する視野マスクの働き
を兼ねている。他の第2,第3反射鏡22、36におい
ても光電変換素子上に入射する迷光を減少させるため、
必要最低限の領域のみが蒸着されている。各反射鏡の反
射面として機能しない領域に光吸収性の塗料等を塗布す
るのが良い。
【0051】図3は図2の絞り24の平面図でる。絞り
24は、横長の2つの開口24−1、24−2を開口幅
の狭い方向に並べた構成となっている。図中点線で示さ
れているのは、絞り24の開口24−1、24−2に対
応してその後方に配置されている2次結像系25の各レ
ンズ25−1、25−2である。
【0052】図4は図2の光電変換素子26の平面図で
ある。図2で示した2つのエリアセンサ26−1、26
−2はこの図に示すように2次元的に画素を配列したエ
リアセンサを2つ並べたものである。
【0053】以上の各要素を有する図2の構成におい
て、撮影レンズ2からの光束27−1、27−2は主ミ
ラー19のハーフミラー面を透過後、第1の反射鏡20
により、ほぼ主ミラー19の傾きに沿った方向に反射さ
れ、第2の反射鏡22により再び方向を変えた後、赤外
カットフィルター23を介し、絞り24の2つの開口2
4−1、24−2を経て、2次結像系25の各レンズ2
5−1、25−2により集光され、第3の反射鏡36を
介して光電変換素子26のエリアセンサ26−1、26
−2上にそれぞれ到達する。
【0054】図中の光束27−1、27−2はフィルム
18の中央に結像する光束を示したものであるが、他の
位置に結像する光束についても同様の経路を経て、光電
変換素子26に達し、全体として、フィルム18上の所
定の2次元領域に対応する被写体像に関する2つの光量
分布が光電変換素子26の各エリアセンサ26−1、2
6−2上に形成される。
【0055】本実施形態においては2次結像系25の第
1面を凹面形状とすることで、2次結像系25に入射す
る光が無理に屈折されることがないような構成とし、光
電変換素子26の2次元領域の広い範囲にわたって良好
で一様な結像性能を確保している。尚、第1の反射鏡2
0は、撮影に際し、主ミラー19と同様に撮影光路外に
退避されるものである。
【0056】図1における焦点検出手段12は、このよ
うにして得られた2つの被写体像に関する光量分布に対
して、周知の焦点検出方法と同様の検出原理に基づき、
被写体像の分離方向、即ち図4に示す2つのエリアセン
サ26−1、26−2の上下方向の相対的位置関係をエ
リアセンサ26−1、26−2の各位置で算出すること
で撮影レンズ1の焦点状態を検出し、その結果を焦点は
ずれ量Dとして出力する。
【0057】以上の焦点検出手段12によるとエリアセ
ンサ26に対応するフィルム18の領域即ち焦点検出領
域内のほぼ任意の点において焦点状態の検出を行うこと
が可能となる。また図5に示すような焦点検出可能領域
28内の矩形で示される離散的な特定の位置においての
み焦点検出を可能とすることもできる。この場合には、
例えば図5に示す矩形パターンを有する液晶表示素子等
を図1の焦点板8の付近に設け、駆動制御することで、
ファインダーで焦点検出可能な領域や焦点合わせが完了
した領域の表示が行える。
【0058】前述した通り、センサ26上に形成された
2つの像の相対的位置関係から求めた焦点状態を表す焦
点はずれ量をそのまま用い、撮影レンズを制御すると誤
差が生じ正確な焦点合わせが行えないため、各位置で求
められた焦点はずれ量を各位置に応じた補正値で補正す
ることが必要である。
【0059】しかしながら、上記焦点検出手段の構成か
ら明らかなように、図5の焦点検出可能な領域28はそ
の中心29を通る垂直線30に対する線対称性があるの
みで、同水平線31に対する線対称性や、中心29を通
る紙面に垂直な直線に対する回転対称性はない。従っ
て、焦点検出可能な領域28内の各点の特性は中心点2
9からの距離のみでは規定することができず、前記補正
値も中心点29からの距離のみに関する値では表せな
い。そのため、本実施形態では以下のような方法で補正
値の算出及び補正が行われている。
【0060】図1において、まずレンズ状態検出手段3
7は撮影レンズ2のズーム状態を検出し、それを表すパ
ラメータ、例えば焦点距離fをレンズ制御手段5に送
る。レンズ制御手段5は焦点距離fと共に記憶手段4に
予め格納されている、この撮影レンズ2の特性を表す定
数である固有定数ijk を読み込み、接点16を介して
カメラ制御手段14に受け渡たす。ここで固有定数に付
されている指数は後述の説明中に示す演算式においてそ
の意味が明確になるある範囲の整数を表している。
【0061】カメラ本体6側の演算手段13は状態定数
演算手段として機能し、カメラ制御手段14に撮影レン
ズ本体1側から送られた値である焦点距離fと固有定数
ijk を用い、以下の式により撮影レンズ2の状態に応
じた状態定数が算出される。
【0062】
【数1】 続いて演算手段13は補正値演算手段として機能し、得
られた状態定数aijを用い以下の演算を行ない、補正値
Cが求められる。
【0063】
【数2】 ここで、x,yは図5に示すように、焦点検出を行おう
としている領域が例えば矩形32である場合、焦点検出
可能領域の中心点29を原点とする同領域32の中心3
3の座標である。ijk やaijの指数k,i,jは式
(2),(3)から明らかなように焦点距離fや焦点検
出を行う領域の座標x,yに関する冪乗の指数であり、
連続した、又は非連続の所定の範囲の整数であるが、そ
のとりうる値は必ずしも常に一定にする必要はなく、撮
影レンズ2の特性によって変えてもよい。尚、以上にお
いては、状態定数演算手段と補正値演算手段を同一の演
算手段13が兼ねるものとして説明している。
【0064】また、焦点検出を行う領域を示すパラメー
タとしての,x,yは、予定焦点面やフィルム面におけ
る座標に限定されるものではなく、これと等価な面にお
ける座標や何らかの変換を行った座標でもよい。また座
標値の単位は(3)式の演算に最適となるように規格化
してもよい。
【0065】カメラ制御手段(補正値演算手段)14は
焦点検出手段12により求められた焦点はずれ量Dと、
演算手段13により(3)式から求められた補正値Cを
用い、(1)式と同様の演算を行い、補正焦点検出信号
C を算出する。補正焦点検出信号DC はそのまま、も
しくは必要に応じレンズ駆動量等へ変換された後、接点
16を介してレンズ制御手段5へ送られる。レンズ制御
手段5は受信した信号に基づき駆動装置3を制御して撮
影光学系2を構成するレンズのすべて、もしくは一部を
移動させ、撮影レンズ1の焦点状態を調整する。
【0066】図6(A),(B),(C)は、28mm
から80mmまでの焦点距離範囲をもつズームレンズの
広角端から望遠端までのズーム領域内の3つの焦点距離
状態(29.1mm,50.0mm,76.7mm)に
おける補正値Cを示した鳥瞰図であり、焦点検出可能領
域34に対する補正値を連続した曲面35−1〜35−
3で示している。この図に示す様な焦点距離fによる補
正値を表す曲面の変化は(2),(3)式の形態の式で
精度よく近似することができ、本実施形態の場合、固有
定数ijk の具体的な値は以下の通りである。
【0067】 000 = 2.63620 200 = 3.28948×10-3 001 =-2.42676×10-1 201 =-1.68544×10-4 002 = 8.01275×10-3 202 =-2.32388×10-6 003 =-1.13286×10-4 203 = 1.38408×10-7 004 = 5.75423×10-7 204 =-1.12769×10-9 010 = 1.17512×10-1 210 =-3.48085×10-3 011 =-1.05952×10-2 211 = 3.05693×10-4 012 = 3.31134×10-4 212 =-9.60849×10-6 013 =-4.39150×10-6 213 = 1.28713×10-7 014 = 2.10212×10-8 214 =-6.22562×10-10 020 = 2.81480×10-2 220 =-1.07168×10-3 021 =-3.16184×10-3 221 = 1.07038×10-4 022 = 8.65798×10-5 222 =-3.04482×10-6 023 =-8.73344×10-7 223 = 3.46466×10-8 024 = 2.88062×10-9 224 =-1.40090×10-10 これらの固有定数ijk を用いることにより図6の
(A),(B),(C)の各焦点距離に対応する状態定
数aijだけでなく、任意の焦点距離fにたいする状態定
数aijが(2)式により精度よく計算可能である。尚、
(2)式から計算される図6の(A),(B),(C)
の各焦点距離に対応する状態定数aijの具体的な数値は
以下の通りである。 (A) a00=-1.92192×10-201=-3.53386×10-302=-9.99921×10-320=-9.79780×10-421= 3.34633×10-622= 2.17978×10-4 (B) a00=-3.00709×10-201=-1.96670×10-302=-4.65863×10-320=-6.94517×10-421=-1.93460×10-522= 1.23437×10-4 (C) a00=-4.22666×10-201=-1.15450×10-302= 6.03941×10-420= 1.20797×10-421=-2.74064×10-522= 1.07257×10-5 本実施形態においては各状態定数aij が焦点距離fの
4次の冪級数で表されている。また、補正値Cはx,y
に関する2次式であるが、y軸に関する対称性からxの
1次の係数a1j(j=0,1,2)はすべて0であり、
焦点検出可能領域のすべての位置における補正値Cの値
が6つの係数で表されている。
【0068】以上で説明したように本発明の実施形態1
においては、撮影レンズのある固定された焦点距離fの
状態に対する補正値が6つの状態定数aijを用いて表さ
れ、各状態定数aijは5つの固有定数ijk から計算さ
れる。従って任意の焦点距離fの状態に対して補正値を
求めるためには全部で30(=6×5)個の定数を記憶
装置に保持する必要がある。
【0069】これに対し、各状態定数を固有定数から計
算するのではなく、焦点距離範囲を幾つかの領域に分割
して、各領域毎に状態定数を予め記憶装置に保持する場
合を考えると、領域の分割数をp、各領域で補正値を求
めるために必要な状態定数の数をqとすると全部でp×
q個の定数が必要である。今、実施形態1と同様にq=
6と仮定すると結局p>5が成り立つ時に本発明の方が
記憶すべき定数の数が少なくてすむことになる。
【0070】一般的なズームレンズ関して言えば、補正
値を精度よく求めるためには焦点距離範囲の分割数は8
以上は必要であり、収差変動が大きい場合や、明るいズ
ームレンズのように特に精度を必要とする場合には16
以上に分割することが望ましい。従って多くのズームレ
ンズに対して本発明による補正値の算出方法を採用する
ことで記憶すべき定数の数を削減することが可能とな
る。
【0071】焦点検出領域が図5に示すように予め決め
られた部分領域に分割されている場合には各領域の、
x,yに対する(3)式のxii の部分については事
前に計算を行い、パラメータとしてx、yではなくxi
i の値をカメラ側の記憶手段に格納しておき、(3)
式の演算時に読み出すようにすれば演算時間を大幅に削
減することができる。
【0072】本実施形態においては、補正値を求めるた
めの演算式として(2)、(3)式を仮定しているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、対数関数、三
角関数等の他の関数又はその組み合わせで表される関数
を用いることも可能である。また、すべての焦点検出領
域に対して1つの関数で補正値を表すと誤差が大きくな
る場合には、焦点検出領域を幾つかに分割し、各領域の
補正値を連続的に接続するスプライン関数で表現しても
よい。
【0073】さらに、各焦点検出領域毎に異なる焦点検
出手段が対応していて、焦点検出領域全域に渡って補正
値が連続的に変化しない場合には、各領域毎に異なる関
数を定義し、各領域に適合した演算により補正値を求め
るようにしてもよい。
【0074】一方、本発明を一眼レフカメラのような多
くの種類の撮影レンズを交換して使用するシステムに適
用するに際し、補正値を求めるための演算方式を1つに
限定することができない場合には、予め複数種類の方式
を用意し、補正値の演算に必要な定数とともに使用すべ
き関数の種類や演算手続きの方法を指定する情報をレン
ズ本体側から読み出すようにすればよい。
【0075】図7は本発明の実施形態2の要部ブロック
図である。図7において図1と同一のもには同一の符号
が付されている。本実施形態が実施形態1と異なるの
は、図1においてカメラ本体6側にあった演算手段13
が演算手段13’としてレンズ本体1側にある点であ
る。本実施形態による補正値の算出及び焦点検出信号の
補正は以下のように行われる。
【0076】まずレンズ本体1側の演算手段13’はレ
ンズ状態検出手段37の検出結果をレンズ制御手段5を
介して受信するととに、記憶装置4内の固有定数ijk
を読み込み、これらを用いて(2)式の演算を行うこと
で状態定数aijを求める。続いて焦点検出を行うべき焦
点検出領域の位置を表す座標x,yをカメラ本体6内の
カメラ制御手段14、接点16及びレンズ制御手段5を
介して受信し、これと求められた状態定数aijを用いて
(3)式の演算を行い補正Cを算出する。補正値Cはレ
ンズ制御手段5及び接点16を介してカメラ本体6側の
カメラ制御手段14に送られ、実施形態1と同様にして
焦点検出信号の補正と撮影レンズの駆動が行われる。
【0077】図1に示す実施形態1は補正値Cの算出に
必要な(2)、(3)式の演算をすべてカメラ本体6側
で行う構成であったが、本実施形態の場合は、これらの
演算をすべてレンズ本体1側で行う構成であるので、演
算式の形態を個々の撮影レンズに合わせ自由に設定する
ことが可能となり、各撮影レンズに対し最適な補正が行
える利点がある。
【0078】この他、本発明の実施形態3として、
(2)式をレンズ本体1側で、(3)式をカメラ本体6
側で行うように構成することも可能である。こうするこ
とで撮影レンズの状態やカメラの焦点検出領域といった
それぞれに固有の条件に合った情報を各部分で閉じた形
で演算することができ、撮影レンズ本体、カメラ本体間
の通信量の削減と、演算負荷の分散化が可能となり、最
終的な焦点合わせの高速化が実現できる。
【0079】以上の各実施形態においては収差が変動す
る要因として撮影レンズの焦点距離(ズーム状態)に着
目しているが、同様に収差の変動をひきおこすものとし
て撮影レンズの焦点を調整するためのフォーカスレンズ
の配置状態(焦点が合う被写体の距離S)があげられ
る。
【0080】図8は本発明の実施形態4の要部ブロック
図である。図8はフォーカスレンズの配置状態に着目し
た実施形態を示している。図8において撮影光学系2’
は単焦点レンズであり、レンズ状態検出手段37’は図
1に示す実施形態1の焦点距離(ズーム状態)を検出す
るレンズ状態検出手段37とは異なり、フォーカスレン
ズの配置状態(焦点が合う被写体の距離S)を検出して
いる。
【0081】具体的には実施形態1と同様に、焦点合わ
せを行う1つ又は複数のレンズを移動させるための鏡筒
に設けられたエンコーダ用の電極とそれに接する検出用
の電極により撮影光学系2’のフォーカスレンズの配置
状態(焦点が合う被写体の距離S)が検出される。レン
ズ状態検出手段37’が状態を検出した後の本実施形態
における補正値の演算及び補正の方法については、実施
形態1と同様であるが、(2)式の代わりに以下の
(4)式が用いられる。
【0082】
【数3】 勿論、本実施形態においても実施形態2のように必要な
演算をすべてレンズ側で行ったり、実施形態3のように
撮影レンズとカメラ本体の双方で演算を分担するように
構成することも可能である。
【0083】図9(A),(B),(C)は焦点距離3
00mmの単焦点レンズの至近物体から無限遠物体まで
の間の3つのフォーカスレンズの配置状態即ち焦点が合
う被写体の距離(300,650,10000cm)に
ついて補正値Cを示した鳥瞰図であり、焦点検出可能領
域34に対する補正値を連続した曲面38−1〜38−
3で示している。これらの図に示す様なフォーカスレン
ズの配置状態(焦点が合う被写体の距離)による補正値
を表す曲面の変化は(4)、(3)式の形態の式で精度
よく近似することができ、本実施形態の場合、固有定数
ijk の具体的な値は以下の通りである。
【0084】 00-3= 2.58151×106 20-3=-1.82482×105 00-2= 5.79790×103 20-2= 6.90714×102 00-1= 3.64036×101 20-1=-6.31244×10-1 000=-8.80337×10-2 200= 1.26181×10-3 01-3= 2.08220×105 21-3=-5.38152×103 01-2=-1.29516×103 21-2= 3.30042×101 01-1= 2.09489 21-1=-5.00475×10-2 010=-2.16675×10-4 210= 4.97814×10-6 02-3=-1.71206×105 22-3=-1.28248×103 02-2= 6.43961×102 22-2= 3.21624 02-1=-8.76539×10-1 22-1=-9.65103×10-4 020= 1.65283×10-3 220=-1.45070×10-7 これらの固有定数ijk を用いることにより図9の
(A),(B),(C)の各焦点距離に対応する状態定
数aijだけでなく、任意の焦点が合う被写体の距離sに
対する状態定数aijが(4)式により計算可能である。
(4)式から計算される図(9)の(A),(B),
(C)の各被写体距離sに対応する状態定数aijの具体
的な数値は以下の通りである。 (A) a00= 1.93344×10-101= 8.74587×10-502=-4.54790×10-420= 7.36798×10-521= 5.55151×10-622=-1.51254×10-5 (B) a00=-8.90515×10-301= 6.98959×10-402= 1.20506×10-320= 1.26102×10-321=-1.34973×10-522= 1.31262×10-6 (C) a00=-8.76691×10-201=-1.95856×10-402= 1.64412×10-320= 1.25557×10-321= 4.48096×10-622=-1.54401×10-7 本実施形態においては各状態定数aijが被写体距離その
ものではなく被写体距離sの逆数の3次の冪級数で表現
されている。また、補正値Cは実施形態1と同様にx,
yに関する2次式として、被写体距離の1つの状態に対
して6つの状態定数を用いて表され、各状態定数は4つ
の固有定数から計算される。従って、任意の被写体距離
に対して補正値を求めるためには全部で24(=6×
4)個の固有定数が必要である。
【0085】本実施形態を被写体距離の変動に対する収
差変動が大きいレンズに適用することにより記憶すべき
定数の数を削減することが可能となる。尚、本実施形態
においては被写体距離の単位としてcmを採用してい
る。
【0086】図10は本発明の実施形態5の要部ブロッ
ク図である。本実施形態は実施形態1と実施形態4を合
体し、ズーム状態とフォーカスレンズの配置状態の双方
を検出する構成とし、ズーム状態とフォーカスレンズの
配置状態の各組み合わせに対して固有定数を持つように
している。
【0087】実施例形態1,4と異なるのは撮影レンズ
2”がズーム状態、フォーカスレンズの配置状態の双方
の変化に対して比較的収差変動が大きい撮影レンズであ
ることと、レンズ状態検出手段37”が撮影レンズのズ
ーム状態(焦点距離f)と、フォーカスレンズの配置状
態(焦点が合う被写体の距離s)の双方を検出すること
ができる点である。また、記憶装置4は撮影レンズの焦
点距離fと焦点が合う被写体の距離Sの両者に関係する
固有定数ijkmを保持し、状態定数aijを算出する際に
は(2),(4)式の代わりに次式が用いられる。
【0088】
【数4】 状態定数aijが求められた後はこれまでの実施形態と同
様にして、(3),(1)式が演算され補正焦点検出信
号が求められ、撮影レンズの焦点調節が行われる。
【0089】図11は28mmから105mmまでの焦
点距離範囲をもつズームレンズについてて3つの焦点距
離状態(A)29.0mm、(B)68.3mm、
(C)101.0mmと3つのフォーカスレンズの配置
状態(ア)51.2cm、(イ)140.7cm、
(ウ)10000.0cmの組み合わせについて補正値
を示した図6、図9と同様の鳥瞰図である。これらの図
に示す様なズーム状態、フォーカスレンズの配置状態に
よる補正値を表す曲面の変化は(5),(3)式の形態
の式で精度よく近似することができ、本実施形態の場
合、固有定数ijkmの具体的な値は以下の通りである。
【0090】 000-1 = 5.88471 200-1 =-6.39029×10-2 0000 = 7.74959×10-4 2000 = 2.86681×10-3 0001 = 6.94592×10-7 2001 =-1.76853×10-7 001-1 =-4.10150×10-1 201-1 = 5.00249×10-3 0010 = 6.16179×10-4 2010 =-1.11384×10-4 0011 =-5.17015×10-9 2011 = 1.07601×10-8 002-1 = 1.19142×10-2 202-1 =-1.17816×10-4 0020 =-5.43737×10-7 2020 = 9.97124×10-7 0021 =-7.98055×10-10 2021 =-1.90934×10-10 003-1 =-6.32142×10-5 203-1 = 6.07171×10-7 0030 =-5.07617×10-8 2030 =-1.39154×10-9 0031 = 7.33230×10-12 2031 = 1.09570×10-12 010-1 = 5.39853×10-2 210-1 =-7.83348×10-3 0100 =-1.15261×10-2 2100 = 9.66035×10-5 0101 = 1.02897×10-7 2101 =-6.81388×10-9 011-1 =-5.88806×10-3 211-1 = 4.63538×10-4 0110 = 4.22987×10-4 2110 =-4.86365×10-6 0111 =-6.83787×10-9 2111 = 4.22758×10-10 012-1 = 1.31341×10-4 212-1 =-8.71871×10-6 0120 =-4.99035×10-6 2120 = 5.55889×10-8 0121 = 1.13793×10-10 2121 =-7.25739×10-12 013-1 =-6.36666×10-7 213-1 = 4.44998×10-8 0130 = 2.03401×10-8 2130 =-1.94420×10-10 0131 =-5.81817×10-13 2131 = 3.88384×10-14 020-1 =-4.25322×10-1 220-1 = 4.94371×10-4 0200 = 1.10636×10-3 2200 =-1.04438×10-4 0201 =-1.00001×10-7 2201 =-3.45645×10-9 021-1 = 2.36392×10-2 221-1 =-3.92619×10-5 0210 =-9.54106×10-5 2210 = 5.49545×10-6 0211 = 5.49364×10-9 2211 = 1.91415×10-10 022-1 =-4.72316×10-4 222-1 = 7.97269×10-7 0220 =-2.35301×10-7 2220 =-7.48773×10-8 0221 =-9.93911×10-11 2221 =-2.93468×10-12 023-1 = 2.28178×10-6 223-1 =-3.37678×10-9 0230 = 1.05998×10-8 2230 = 3.00611×10-10 0231 = 7.46382×10-13 2231 = 1.26185×10-14 これらの固有定数ijkmを用いることにより、図11の
(A),(B),(C)と(ア),(イ),(ウ)の組
み合わせに対応する状態定数aijだけでなく、焦点距離
fと焦点が合う被写体の距離sの任意の組み合わせに対
する状態定数aijが(5)式により計算可能である。
【0091】本実施形態では各状態定数aijが焦点距離
fに関しては3次の冪級数、被写体距離sに関しては−
1次、0次、1次の3つの冪乗の和として表されてい
る。sに関する1次の項があることから、本実施形態で
はある有限の値、例えば10000cmまでの値をとる
ものとしている。焦点距離に関する項数が4、焦点が合
う被写体の距離sに関する項数が3、各状態における状
態定数の数が6であるので、任意の状態における補正値
が、72(=4×3×6)個の固有定数で計算可能であ
る。
【0092】本実施形態のように焦点距離fと被写体距
離sの組み合わせの状態を考える場合には、各状態を幾
つかの領域に分割する方式では記憶装置に保持すべき定
数の数が膨大になる可能性が高く、本発明のデータ量の
削減の効果は一層顕著である。
【0093】(5)式より求められる、図11の
(A),(B),(C)と(ア),(イ),(ウ)の組
み合わせに対応する状態定数aijの具体的な数値は以下
の通りである。
【0094】 (A)−(ア) a00= 6.52088×10-201=-3.38456×10-302=-3.18985×10-320= 3.79736×10-421=-1.48921×10-522=-1.77876×10-6 (A)−(イ) a00= 3.45214×10-201=-3.11451×10-302=-2.18007×10-320= 4.18502×10-421=-6.95346×10-622=-1.08757×10-6 (A)−(ウ) a00= 1.77211×10-201-3.09873×10-302=-1.66981×10-320= 4.53865×10-421= 3.83127×10-722=-1.33389×10-6 (B)−(ア) a00= 2.83752×10-101= 1.76466×10-302=-8.72790×10-320=-2.06052×10-321=-9.01901×10-522= 2.62943×10-5 (B)−(イ) a00= 1.18495×10-101= 9.98550×10-402=-5.16203×10-320=-1.08673×10-321=-5.70560×10-522= 2.06361×10-5 (B)−(ウ) a00= 1.50404×10-201= 3.83031×10-402=-2.66758×10-320-3.75876×10-421-3.26678×10-522= 1.69464×10-5 (C)−(ア) a00= 4.12733×10-101= 4.07184×10-302=-9.78182×10-320=-2.25168×10-321=-1.07082×10-422= 1.95118×10-5 (C)−(イ) a00= 1.53070×10-101= 2.28356×10-302-3.47714×10-320-5.65797×10-421-5.63192×10-522= 4.59993×10-6 (C)−(ウ) a00= 2.86132×10-301= 1.00733×10-302= 2.18201×10-320= 1.30905×10-321=-8.59663×10-622=-1.42778×10-5 以上の実施形態においては、撮影レンズの収差が変動す
る要因として焦点距離と焦点が合う被写体の距離を例と
して説明しているが、この他に収差の変動要因としては
撮影レンズの絞りが考えられる。絞りに関しても、絞り
変化に対するレンズ特性を表す固有定数を記憶装置に保
持し、外部から入力された情報や、カメラ本体内の測光
系からの情報に基づき決定された撮影時の絞り値をレン
ズ状態検出手段で検出することにより、これまでの実施
例と同様にして補正を行うことができる。
【0095】一般的に、焦点検出に影響を及ぼす程度に
大きな収差変動を伴う撮影レンズの状態変化がある場
合、その状態が検出可能であれば本発明は広く適用でき
るものである。また、そうした注目すべき状態変化が複
数ある場合には、その2つまたは3つ以上の組み合わせ
に対して限定された個数の固有定数を記憶装置に保持す
ることで精度のよい補正が可能となる。
【0096】
【発明の効果】本発明によれば以上のように各要素を設
定することによって、想定される焦点検出領域の数が多
い場合であっても大きな記憶容量を必要とせず、精度の
良い焦点検出信号の補正を得て、高精度な焦点検出が可
能な焦点検出装置を達成することができる。
【0097】この他本発明によれば、焦点検出領域の広
い焦点検出装置において、焦点検出の際に必要な補正値
または補正値を計算するためのデータを、撮影レンズが
とりうる個々の状態毎にすべて持つ必要がないため、カ
メラ本体又は撮影レンズ内のデータを保持するための記
憶装置の必要容量を著しく削減することが可能となると
ともに、より精度の良い補正値を求めることができ、焦
点検出精度の向上が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の構成を示す図
【図2】本発明の実施形態1が適用される焦点検出手段
の構成を示す図
【図3】本発明の実施形態1が適用される焦点検出手段
の絞りを示す図
【図4】本発明の実施形態1が適用される焦点検出手段
の光電変換素子を示す図
【図5】本発明の実施形態1が適用される焦点検出手段
の焦点検出領域を示す図
【図6】本発明の実施形態1の補正値を示す図
【図7】本発明の実施形態2の構成を示す図
【図8】本発明の実施形態3の構成を示す図
【図9】本発明の実施形態3の補正値を示す図
【図10】本発明の実施形態5の構成を示す図
【図11】本発明の実施形態5の補正値を示す図
【図12】焦点検出装置を有するカメラの従来例を示す
【図13】焦点検出装置の第1の従来例を示す図
【図14】焦点検出装置の第2の従来例を示す図
【図15】焦点検出装置の第2の従来例における光電変
換素子を示す図
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2,2’,2” 撮影光学系 3 駆動装置 4 記憶装置 5 レンズ制御手段 6 カメラ 7 主ミラー 8 焦点板 9 ペンタプリズム 10 接眼レンズ 11 サブミラー 12 焦点検出手段 13,13’ 演算手段 14 カメラ制御手段 15 フィルム 16 接点 17 撮影レンズの光軸 18 フィルム 19 主ミラー 20 第1の反射鏡 21 結像面 22 第2の反射鏡 23 赤外カットフィルター 24 絞り 25 2次結像系 26 光電変換素子 27 撮影レンズからの光束 28 焦点検出可能領域 29 焦点検出可能領域の中心 30 中心を通る垂直線 31 中心を通る水平線 32 焦点検出領域 33 焦点検出領域の中心 34 焦点検出可能領域 35,38 補正値を示す曲面 36 第3の反射鏡 37,37’,37” レンズ状態検出手段 101 対物レンズ 102 主ミラー 103 焦点板 104 ペンタプリズム 105 接眼レンズ 106 サブミラー 107 フィルム 108 焦点検出装置 109 視野マスク 110 フィールドレンズ 111 2次結像系 112 光電変換素子 113 絞り 114 対物レンズの射出瞳 115 光束 116 視野マスク 117 フィールドレンズ 118 絞り 119 光学部材 120 光電変換素子 121 光電変換素子上の像

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズの予定焦点面上の複数の領域
    に対して該対物レンズの焦点状態に関する信号を得る焦
    点検出手段、該対物レンズの固有の特性を表す固定定数
    を記憶する記憶手段、該対物レンズの状態を検出するレ
    ンズ状態検出手段、該固有定数と該レンズ状態検出手段
    で得られる第1のパラメータを含む第1の演算手段によ
    って該対物レンズの状態に対応した状態定数を算出する
    状態定数演算手段、該状態定数と該予定焦点面の各領域
    に対応して設定された第2のパラメータを含む第2の演
    算手段によって各領域の焦点検出の際の補正に関する信
    号を得る補正値演算手段、該焦点状態に関する信号と該
    補正に関する信号に基づいて該対物レンズの焦点状態を
    演算する補正演算手段とを有していることを特徴とする
    焦点検出装置。
  2. 【請求項2】 前記対物レンズは該対物レンズを構成す
    るすべて、又は一部のレンズを移動することにより焦点
    距離が可変であり、前記レンズ状態検出手段は、該対物
    レンズの移動するレンズの移動状態または移動状態を特
    徴づける量を検出することを特徴とする請求項1の焦点
    検出装置。
  3. 【請求項3】 前記対物レンズは該対物レンズを構成す
    るすべて、又は一部のレンズよりなるフォーカスレンズ
    を移動することにより所定の距離の物体に対して焦点合
    わせを行うことが可能であり、前記レンズ状態検出手段
    は、当該フォーカスレンズの移動状態または移動状態を
    特徴づける量を検出することを特徴とする請求項1の焦
    点検出装置。
  4. 【請求項4】 前記対物レンズは絞りを有し、撮影又は
    観察時に該絞りの径が可変であり、前記レンズ状態検出
    手段は、該対物レンズの絞りの径、または絞りの径を特
    徴づける量を検出することを特徴とする請求項1の焦点
    検出装置。
  5. 【請求項5】 前記焦点検出手段は少なくとも2つ1組
    の2次結像レンズとそれぞれに対応するセンサを含み、
    該センサ上に形成される2つの被写体像に関する光量分
    布の対応する部分の相対的な位置関係から前記対物レン
    ズの焦点状態を検出することを特徴とする請求項1の焦
    点検出装置。
  6. 【請求項6】 前記焦点検出手段は前記対物レンズの光
    軸または該対物レンズの光軸と光学的に等価な軸に対し
    て回転対称性がないことを特徴とする請求項5の焦点検
    出装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のパラメータは前記対物レンズ
    の焦点距離、フォーカスレンズの移動状態、絞り径を特
    徴づける値のうち少なくとも1つを含むことを特徴とす
    る請求項1の焦点検出装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の演算手続きは、前記第1のパ
    ラメータを変数とする前記対物レンズの特性により決定
    される所定の関数の演算であることを特徴とする請求項
    1の焦点検出装置。
  9. 【請求項9】 前記第2のパラメータは前記予定焦点面
    上またはこれと等価な面上に定義された座標系に対する
    2次元の座標値であることを特徴とする請求項1の焦点
    検出装置。
  10. 【請求項10】 前記所定の第2の演算手続きは、前記
    第2のパラメータを変数とする前記対物レンズの特性に
    より決定される所定の関数の演算であることを特徴とす
    る請求項1の焦点検出装置。
  11. 【請求項11】 前記対物レンズは、前記焦点検出手段
    を含むカメラ本体と分離可能に構成されていることを特
    徴とする請求項1の焦点検出装置。
  12. 【請求項12】 前記対物レンズは複数種類存在し、前
    記カメラ本体に交換して装着されることを特徴とする請
    求項11の焦点検出装置。
  13. 【請求項13】 前記補正値演算手段は前記カメラ本体
    側にあることを特徴とする請求項12の焦点検出装置。
  14. 【請求項14】 前記補正値演算手段は前記対物レンズ
    側にあることを特徴とする請求項12の焦点検出装置。
  15. 【請求項15】 前記状態定数演算手段は前記カメラ本
    体側にあることを特徴とする請求項12の焦点検出装
    置。
  16. 【請求項16】 前記状態定数演算手段は前記対物レン
    ズ側にあることを特徴とする請求項12の焦点検出装
    置。
  17. 【請求項17】 対物レンズの予定焦点面上の複数の領
    域に対して該対物レンズの焦点状態に関する信号を得る
    焦点検出手段、該対物レンズの固有の特性を表す固定定
    数を記憶する記憶手段、該対物レンズの状態を検出する
    レンズ状態検出手段、該固有定数と該レンズ状態検出手
    段で得られる第1のパラメータを含む第1の演算手続に
    よって該対物レンズの状態に対応した状態定数を算出す
    る状態定数演算手段、該状態定数と該予定焦点面の各領
    域に対応して設定された第2のパラメータを含む第2の
    演算手段によって各領域の焦点検出の際の補正に関する
    信号を得る補正値演算手段、該焦点状態に関する信号と
    該補正に関する信号に基づいて該対物レンズの焦点状態
    を演算する補正演算手段、該対物レンズを構成するすべ
    て、又は一部のレンズを駆動する駆動手段とを有し、該
    補正演算手段の演算結果に基づき該駆動手段は当該対物
    レンズを構成するすべて又は一部のレンズを駆動するこ
    とにより該対物レンズの焦点状態を調整することを特徴
    とする焦点調節装置。
JP12633497A 1997-04-15 1997-04-30 焦点検出装置 Pending JPH10301020A (ja)

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JP12633497A JPH10301020A (ja) 1997-04-30 1997-04-30 焦点検出装置
US09/059,218 US6088537A (en) 1997-04-15 1998-04-13 Focus detecting device

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6941068B2 (en) 2002-04-05 2005-09-06 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus and image pickup system
JP2009009005A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Nikon Corp カメラ
JP2013145385A (ja) * 2013-02-20 2013-07-25 Nikon Corp カメラ

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JP2009009005A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Nikon Corp カメラ
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