JP2524145B2 - 合焦用レンズの駆動装置 - Google Patents

合焦用レンズの駆動装置

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JP2524145B2
JP2524145B2 JP62072669A JP7266987A JP2524145B2 JP 2524145 B2 JP2524145 B2 JP 2524145B2 JP 62072669 A JP62072669 A JP 62072669A JP 7266987 A JP7266987 A JP 7266987A JP 2524145 B2 JP2524145 B2 JP 2524145B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動合焦(AF)機能を装備する装置例え
ばAFカメラにおいて、合焦用移動自在レンズを合焦位置
まで移動させるための駆動装置に関するものである。
(従来の技術) 近年、レンズ交換式カメラの中にもAF機能を装備した
ものが現われてきている。
第6図はこのようなカメラの一般的な構成を概略的に
示したブロック図である。尚、この図は、AF機構に係る
部分につき主に示したもので、カメラ及びレンズに通常
備わる構成成分を一部省略して示してある。
第6図において、11はカメラボディを、31はこのカメ
ラボディに着脱が可能な撮影レンズをそれぞれ示す。こ
れらは互いに、ボディ側クラッチ13及びレンズ側クラッ
チ33を介して機械的に接続され、又ボディ側電気接点群
15及びレンズ側電気接点群35を介して電気的に接続され
る。
撮影レンズ31は、光軸に沿って移動自在で合焦に寄与
するレンズ37を含むレンズ系39と、この移動自在レンズ
37を合焦位置に移動させるためカメラボディ11の駆動源
(後述する)からの力を伝達する駆動力伝達機構41と、
撮影レンズの絞り値情報や移動自在レンズ37の位置情報
等を格納するレンズROM43とを具えている。
一方、カメラボディ11は、被写体からの光のうち撮影
レンズ31を通過してきた光の一部を受光し結像するため
に、例えばCCD(Charge−Coupled−Device)センサを用
いた撮影部17を具える。さらに、このカメラボディ11
は、この撮像部17からの信号に基いて合焦位置からのズ
レ量を示すデフォーカス量(非合焦量)Dを算出した
り、合焦のために適正なレンズ移動方向を決定したりす
る機能をはじめとした種々の機能を有する制御部19を具
える。さらに、このカメラボディ11は、撮影レンズ31内
の移動自在レンズ37を駆動するために例えばモータ21
と、このモータの回転数を管理するためのエンコーダ23
とを有する駆動機構25を具える。駆動機構25の駆動力は
クラッチ機構13,33及び駆動力伝達機構41を介して移動
自在レンズ37に伝達され、この結果、レンズ37は移動さ
れる。
ところで、移動自在なレンズ37を合焦位置まで移動さ
せるための駆動量は、モータ21の回転数を検出するエン
コーダ23のパルスカウント数Pによって決定することが
出来る。従来のAFカメラでは先ずデフォーカス量Dを制
御部19で求め、この量に応じたパルス数Pを例えば下記
(1)式に従い求めていた。
P=K・D ……(1) 但し、(1)式において、Kはレンズ移動量変換係数
を示す。この移動量変換係数Kは、移動自在レンズ37を
Dの値に応じて合焦が確実に行なわれる位置に移動させ
得るパルスカウント数Pが求まるように予め設定されて
いるものであって、撮影レンズ毎に固有な値である。こ
の係数Kは、撮影レンズのレンズROM43内に予め格納さ
れていて、さらには、撮影レンズがズームレンズのよう
な場合では、複数の値が格納されていた。
又、移動自在レンズ37を合焦位置まで移動させる方法
としては、モータ21に対し一定電流を継続的に供給する
方法(DC制御)や、間欠的に通電を行なう方法(PWM制
御)があり、いずれの方法もエンコーダ23で計数したパ
ルス数が(1)式で求めたパルス数Pに等しくなるまで
移動自在レンズを移動させている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述したDC制御或いはPWM制御での駆
動を予め定められた駆動条件で実行すると以下のような
問題点が生じる。
例えば、写真撮影を行なうときの周囲温度が変化する
と、移動自在レンズを駆動させる駆動機構や駆動力伝達
機構等の例えばグリースの粘度が変化する。このような
変化は、レンズ駆動用モータ側から見た場合負荷が変化
することを意味する。従って、予め定められた駆動条件
でレンズ駆動を行なったとしても、周囲温度の変化に伴
ないレンズ移動速度が変化してしまうことになる。
又、カメラの姿勢差によってもレンズの移動速度は変
化することになる。例えば重力方向とその逆方向とに合
焦用レンズを同一の駆動条件でそれぞれ動かす場合を考
えれば理解出来るように、重力方向とは逆の方向に合焦
用レンズを駆動した場合、レンズ駆動用モータにとって
は負荷が増加することになる。これがため、レンズの両
方向の移動速度は異なったものになる。
このようなレンズ移動速度のバラツキは、自動合焦を
正確に然も迅速に行なおうとする場合支障となる。
この発明の目的は、上述した問題点を解決し、合焦用
レンズを合焦位置に所望の移動速度でスムーズに移動さ
せることが出来る合焦用レンズの駆動装置を提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) この目的の達成を図るため、この発明の合焦用レンズ
の駆動装置によれば、 合焦用移動自在レンズの合焦位置への移動速度及びこ
の合焦用レンズの駆動信号のデューティ比間の関係を示
すデータが予め格納されたメモリと、現実の合焦移動時
における予め定めたデューティ比のときの移動速度を検
出する速度検出器と、この検出速度に基づき前述の関係
を示すデータの補正値を求める手段と、前述の検出速度
よりも任意の遅い速度に対応するデューティ比を前述の
検出速度、前述の補正値及び前述の関係を示すデータか
ら求める演算手段とを具え、このようにして求められた
デューティ比の駆動信号で合焦用レンズを駆動すること
を特徴とする。
(作用) このような構成によれば、先ず予め定めたデューティ
比の駆動信号によって合焦用レンズを駆動させ、この駆
動中の合焦用レンズの移動速度と、メモリに格納されて
いる上述の定めたデューティ比に対応する移動速度との
差に基き周囲温度や姿勢差等の外乱に起因する速度ずれ
の補正値を求めることが出来る。
又、移動中の合焦用レンズの移動速度と、補正値と、
メモリに格納させた関係とに基づいて、この移動速度よ
り遅い任意の速度を得るための駆動条件が決定されるか
ら、合焦用レンズを合焦位置までスムーズに移動させる
ための駆動条件が、外乱にかかわらず、正確に決定され
る。
(実施例) 以下、図面を参照して、この発明の一実施例を説明す
る。尚、これら図はこの発明が理解出来る程度に概略的
に示してあるにすぎず、各構成成分の寸法、形状及び配
置関係はこの図示例に限定されるものでないこと明らか
である。又、これらの図において同一の構成成分につい
ては同一の符号を付して示してある。
合焦用レンズの駆動装置の説明 先ず、この発明の合焦用レンズの駆動装置(以下、駆
動装置と略称することもある。)の構成につき、この駆
動装置をAFカメラに装備させた例で説明する。第1図
は、そのAFカメラの一構成例を概略的に示すブロック図
である。
<カメラの構成> 第1図において、51は撮影レンズを示し、81は撮影レ
ンズ51が装着されるカメラボディを示す。
撮影レンズ51は、光軸に沿って移動自在で合焦に寄与
する合焦用レンズ53を含むレンズ系54と、この移動自在
レンズ53を合焦位置に移動させるためカメラボディ81の
駆動源(後述する)からの力を伝達するクラッチ55a、
ギヤ55b及びヘリコイドネジ55c等で構成された駆動力伝
達機構55と、撮影レンズの絞り値情報や合焦用レンズ53
の位置情報等を格納するレンズROM57と、この撮影レン
ズ51及びカメラボディ81間を電気的に接続するレンズ側
電気接点群59とを具えている。
一方、カメラボディ81は、メインミラー83、サブミラ
ー85、ピント板87及びペンタゴナルプリズム89等の光学
系を具える。さらに、カメラボディ81は、撮影レンズを
透過してきた被写体からの光の一部を受光し結像するた
めの撮像部91を具える。この撮像部91は焦点位置検出方
式に応じた構成とすることが出来る。この実施例の場合
の撮像部91は、相関法(位相差方式)に適合するような
セパレータレンズを含む光学系と、二つの撮像領域を有
するCCD(Charge−Coupled−Device)センサとを具え
る。さらに、このカメラボディ81は、この撮像部の制御
及び合焦用レンズ53を駆動する駆動機構(詳細は後述す
る。)を制御する機能を有するAF用制御部(PCU)93を
具える。さらに、このカメラボディ81は、撮影レンズ51
内の合焦用レンズ53を駆動するために例えば直流モータ
で構成したAF用モータ95a、ギヤ95b、クラッチ95c及び
このモータ95aの回転数を管理するためのエンコーダ95d
を有する駆動機構95を具える。駆動機構95の駆動力をボ
ディ側クラッチ95c及びレンズ側クラッチ55a等を介して
合焦用レンズ53に伝達し、この結果、合焦用レンズ53を
光軸に沿って移動させることが出来る。
さらに、このカメラボディ81は、AE(自動露出制御)
のための受光素子97a,97b及びAE用制御部(DPU)97と、
表示動作を制御する表示用制御部(IPU)99と、AF用、A
E用及び表示用の各制御部93,97,99を制御する中央制御
装置(CPU)101と、レンズ側電気接点群59に対応するボ
ディ側電気接点群103とを具える。CPU101は、撮影レン
ズ51のレンズROM57も制御する。
尚、この実施例の場合、PCU93及びCPU101を例えば以
下のような構成としている。第2図は、PCU93及びCPU10
1の機能を説明するための機能ブロック図である。これ
らの理解を深めるため、既に説明した構成成分との接続
関係を併せて示してある。
PCU93は、撮像部91のCCDの積分時間比較手段93aと、C
PU101からの信号に応じAFモータ95aの駆動機構95に対し
AFモータをDC制御又はPWM制御で駆動させる制御信号を
出力する切換手段93bと、合焦用レンズ53の移動速度の
検出手段93cとを具える。尚、PWM制御が選択された場合
この実施例の切換手段93bは、パルスのデューティ比を
変えることによって、レンズ移動速度を複数の速度に切
り換える制御信号を駆動機構に出力するように構成して
ある(詳細は後述する。)。
又、CPU101は、CCDの基準積分時間、AFモータ95aの駆
動制御をDC又はPWMのいずれの方法で行なうかを切り換
えるための基準パルス数、デフォーカス量が有効か否か
を判定する基準値及び合焦判定基準値等を格納するメモ
リ手段101aと、デフォーカス量Dやこのデフォーカス量
に応じたパルス数P等を算出する演算手段101bと、デフ
ォーカス量D等とメモリ手段内に格納された基準値とを
比較するための比較手段101cとを具える。
<駆動装置の構成> このように構成されたAFカメラにおいて、この発明の
駆動装置に備わる各構成成分を例えば以下のようなもの
で構成することが出来る。
先ず、合焦用レンズ53の合焦位置への移動速度及びこ
の合焦用レンズ53を駆動させるためのAFモータ95aに供
給する駆動信号のデューティ比間の関係を示すデータを
格納するメモリをレンズROM57を以って構成することが
出来る。この関係を示すデータにつき第3図を参照して
説明する。第3図において、横軸はデューティ比を示
し、又デューティ比1とは直流駆動であることを意味す
る。縦軸は合焦用レンズ53の移動速度を示すが、この場
合この移動速度をエンコーダ95dの出力パル数に基づい
て求めた周波数で示している。ある撮影レンズをカメラ
ボディに装着させ、AFモータ95aに対しデューティ比1
から初めてデューティ比を徐々に小さくしていったとき
の周波数変化を予め調査しておく。その調査結果をプロ
ットしたものが例えば第3図にF1で示した特性曲線であ
ったとする。又、デューティ比をxとし、周波数をyと
してF1で示す特性曲線を近似した結果、下記(2)式で
近似されたものとする。
y=ax−b ……(2) この発明においては、この(2)式における係数aを
レンズROM57に予め格納しておく。尚、このような関係
式(2)におけるbは、撮影時の周囲温度やAFカメラの
姿勢差等の外乱により主にAFモータの負荷が変動したた
めに変動する値であり、反面、このbはこれら外乱によ
り生ずる合焦レンズの移動速度のずれを補正するための
補正値と云える。この補正値を含めた特性は第3図にF0
で示すようなものになる。
又、この係数aが格納されたレンズROMを具えるある
撮影レンズがカメラボディに装着され、かつ、ある周囲
温度及びカメラの姿勢差条件において、合焦用レンズ53
を予め定めたデューティ比で現実に駆動させたときの移
動速度(この場合周波数)を求める速度(周波数)検出
器を、エンコーダ95dとPCU93の速度(周波数)検出手段
93cとで主に構成することが出来る。この周波数の求め
方は、基準時間内のエンコーダの出力パル数を計数する
こと、又は、エンコーダの出力パルスのうちの隣接パル
ス間の時間を求めること等の好適な方法で行なえる。
又、周囲温度やカメラの姿勢差等が原因で生ずる合焦
用レンズの移動速度のズレを補正する補正値を求める手
段をCPU101の演算手段で構成することが出来る。予め定
めたデューティ比が例えば1であって、デューティ比x
=1で合焦用レンズを実際に駆動したときのこの駆動中
に検出した周波数がf0であった場合、(1)式にそれぞ
れの値を代入することで補正値bが求まる。この場合の
補正値bは、 b=a−f0 ……(3) になる。
又、検出周波数f0よりも任意の遅い速度(周波数)で
合焦用レンズ53を駆動するための駆動信号のデューティ
比を、補正値b、検出周波数f0及び関係式(1)から求
める手段はCPU101の演算手段101で構成することが出来
る。任意の遅い周波数を例えばf0/nとした場合、この周
波数が得られる駆動信号のデューティ比xNは(2)式に
基づいて求めた下記(4)式から求めることが出来る。
XN=[(f0/n)+b]/a ……(4) 従って、この発明の駆動装置によれば、周囲温度やカ
メラの姿勢差等に起因する移動速度のズレを補正するこ
とが出来ると共に、所望とする周波数で合焦用レンズを
駆動させるための駆動信号のデューティ比を正確に求め
ることが出来る。
尚、上述した特性曲線F1は単なる例示にすぎず、撮影
レンズに応じて変化する場合も考えられるが、以下の実
施例もこの近似式を前提として説明する。
駆動装置の動作 次に、この発明の駆動装置の理解を深めるため、第4
図(A)、(B)及び第5図を参照して、この発明の合
焦用レンズの駆動装置の動作につき簡単に説明する。
尚、第4図(A)及び(B)は、この駆動装置の動作を
示す流れ図であり、このような動作を実行させるプログ
ラムはCPU101のメモリ手段101aに予め格納させてある。
手動或いは自動的に写真撮影を自動合焦モードで行な
うことが選択される(ステップ201)。
撮像部91においては、被写体からの光のうち撮影レン
ズ51(第1図参照)を通過してきた光の一部を積分す
る。CCDのデータ(出力信号)をPCU93の積分時間比較手
段93a及びCPU101の演算手段101bにそれぞれ取り込む。
この演算手段101bにおいて、デフォーカス量D(非合焦
量と称することもある)を求める(ステップ202)。こ
の実施例の場合非合焦量Dを相関法(位相差方式)で求
める。この方法は、撮像部91の基準用CCD及び参照用CCD
上にそれぞれ撮像された像の像間隔がデフォーカス量に
ほぼ比例することを利用してDを求めるものであるが、
従来公知のものであるからその説明を省略する。
次に、ステップ202で求めた非合焦量Dがモータ駆動
パルス数Pを求めるための数値として有効か否かの判定
を行なう(ステップ203)。この判定は、例えば、基準
用CCDに撮像された被写体像のコントラスト比がメモリ
手段101dに格納してある基準値より大きい場合で、さら
に、基準及び参照用CCDにそれぞれ撮像された被写体の
濃度情報を用いて実行した相関計算結果の最小値がメモ
リ手段101dに格納してある基準値より小さい場合等に有
効であるとすることで行なうことが出来る。非合焦量が
無効である場合は、コントラストが実質的にないような
被写体を撮像した場合とか、非合焦量が非常に大きい場
合とかに該当するため、補助投光を行なったり、合焦用
レンズをとにかく移動させること等の処置を行なって、
(ステップ204)非合焦量Dが有効なものとなるように
する。
非合焦量Dが有効となった後は、合焦か否かの判定を
行なう(ステップ205)。この判定は、相関計算結果の
最小値を示した参照用CCDの画素の位置と、予め定めて
ある合焦を示す画素位置との差が基準値より小さい場合
に合焦と判定することで行なうことが出来る。尚、合焦
時には撮影準備が完了になる(ステップ206)。
又、非合焦量Dは有効であるが合焦ではない場合、こ
の発明の合焦用レンズの駆動装置は以下のように動作す
る。
撮影レンズ51のレンズROM57から係数KをCPU101の演
算手段に読み込む(ステップ207)。
このKと、デフォーカス量Dとから、上述した(1)
式、P=K・Dに従い、合焦用レンズ53の合焦位置まで
の移動量に対応するエンコーダのパルスカウント数Pを
求める(ステップ208)。
次に、AFモータ95aを予め定めたデューティ比で駆動
する。この実施例の場合の予め定めたデューティ比をデ
ューティ比1即ちDC制御としている。DC制御で駆動する
と共に、AFモータの回転に伴うエンコーダ95bのパルス
数pnの計数を開始する(ステップ209)。
PCU93の周波数検出手段93cは、エンコーダ95dのパル
ス数に基づいて、このDC駆動中の合焦用レンズ53の移動
速度を示す周波数f0を算出する。このf0をメモリ手段10
1aに格納する(ステップ210)。
次に、既に説明した(2)式のbに当たる補正値を求
める。この補正値の算出は、レンズROM57から既に説明
した係数aを演算手段101bに読み込ませ、上述のf0とこ
のaとからbを求める。bをメモリ手段101aの所定位置
に格納する(ステップ211)。
又、この発明では、合焦用レンズ53を合焦位置に移動
させる際、AFモータ95aの回転数を徐々に低下させ、合
焦用レンズ53を合焦位置にスムーズに然も正確に移動さ
せるようにするため、次のように合焦用レンズを駆動す
る。即ち、合焦用レンズ53を駆動させる際に合焦位置ま
での駆動パルス数の残り量を監視しておき、この残り量
がある基準値より小さくなった時はPWM制御による駆動
を行なうようにする。さらに、この残り量が上述のある
基準値よりさらに小さくなった後も、更新される残り量
を監視し続け、別のさらに小さい基準値と比較しながら
段階的にPWM制御の駆動信号のデューティ比を小さくし
てゆくようにする。このような段階的な駆動の一例を第
5図に示す。尚、第5図に示した例は単なる一例にすぎ
ず、ここに述べた速度段階数や駆動周波数は設計に応じ
好適な値に変更することが出来る。第5図において、I
で示す領域はDC制御による駆動領域でありこの領域では
合焦用レンズはf0の周波数で移動されるようにしてあ
る。IIで示す領域では合焦用レンズはf0/2の周波数で移
動されるようにしてあり、IIIで示す領域では合焦用レ
ンズはf0/4の周波数で移動されるようにしてあり、IVで
示す領域では合焦用レンズはf0/8の周波数で移動される
ようにしてある。
このような段階的な駆動のために、この駆動装置は、
駆動量Pと、AFモータ95aの回転開始からのエンコーダ
のパルス数の累計数pnとの差(P−pn)、すなわち、合
焦位置までの残り駆動量を演算手段101bで求める。又、
第5図に示す領域Iと領域IIとの切換の基準となる基準
パルス数PST1と、領域IIと領域IIIとの切換の基準とな
る基準パルス数PST2と、領域IIIと領域IVとの切換の基
準となる基準パルス数PST3とをメモリ手段101aに予め格
納している。但し、PST1>PST2>PST3である。これら基
準値は、予め定めた固定値とか、駆動量Pに対し所定の
割合でその都度決定される値とかの好適なものとするこ
とが出来る。
DC制御によりAFモータ95aを駆動しているとき、演算
手段101bはレンズROM57に格納されている係数aと、メ
モリ手段101aに格納されているf0及び補正値bとを用
い、第5図にIIで示した領域における駆動条件を決定す
る。即ち、領域IIにおける合焦用レンズ53の移動の所望
の速度が領域Iの速度の半分になるようにするための駆
動信号のデューティ比x1をこの発明の実施例の場合次の
式から求める(ステップ212)。
X1=[(f0/2)+b]/a 比較手段101cは、残り駆動量(P−pn)≦PST1の判定
を行なう(ステップ213)。ステップ213において、NOの
場合は引き続きDC制御によりAFモータ95aを駆動する
(ステップ214)。ステップ213においてYESの場合、デ
ューティ比x1の駆動信号でAFモータ95aを駆動する(ス
テップ215)。
デューティ比x1の駆動信号でAFモータ95aを駆動して
いるとき、演算手段101bは今度は第5図にIIIで示した
領域における駆動条件を決定する。即ち、領域IIの速度
の半分になるようにするための駆動信号のデューティ比
x2を次の式から求める(ステップ216)。
X2=[(f0/4)+b]/a 比較手段101cは、残り駆動量(P−pn)≦PST2の判定
を行なう(ステップ217)。ステップ217において、NOの
場合は引き続きデューティ比x1の駆動信号でAFモータ95
aを駆動する(ステップ218)。ステップ217においてYES
の場合、デューティ比x2の駆動信号でAFモータ95aを駆
動する(ステップ219)。
デューティ比x2の駆動信号でAFモータ95aを駆動して
いるとき、演算手段101bは今度は第5図にIVで示した領
域における駆動条件を決定する。即ち、領域IIIの速度
の半分になるようにするための駆動信号のデューティ比
x3を次の式から求める(ステップ220)。
X3=[(f0/8)+b]/a 比較手段101cは、残り駆動量(P−pn)≦PST3の判定
を行なう(ステップ221)。ステップ221において、NOの
場合は引き続きデューティ比x2の駆動信号でAFモータ95
aを駆動する(ステップ222)。ステップ221においてYES
の場合、デューティ比x3の駆動信号でAFモータ95aを駆
動する(ステップ223)。
デューティ比x3の駆動信号でAFモータ95aを駆動して
いるとき、比較手段101cは、残り駆動量(P−pn)=0
となるか否か(この残り駆動量がある許容値内に達する
か否かでも良い)を監視する(ステップ224)。ステッ
プ224において、NOの場合は引き続きデューティ比x3
駆動信号でAFモータ95aを駆動する(ステップ223,22
4)。ステップ224においてYESの場合、AFモータ95aの駆
動をを停止する(ステップ225)。
この発明の駆動装置を上述の如く動作させると、撮影
時の周囲温度やその時のカメラの姿勢差により生ずるレ
ンズ移動速度の変化を補正することが出来ると共に、上
述の例であれば、合焦用レンズの移動速度は4段階に減
速され然も段階毎にその速度が正確に半分の速度にな
る。これがため、いかなる場合でも合焦用レンズを合焦
位置に正確に然もスムーズに移動させることが出来る。
尚、この発明は上述の実施例に限定されるものではな
い。
例えばレンズROMに格納する係数aや係数Kを、撮影
レンズがズームレンズのような場合には、複数の値にす
ることが出来る。そして、ズームレンズのズームリング
の回動に応じコードが変更されるようなコード板をこの
レンズ内に予め設けておき、このコードに応じこれらの
係数を選択するような構成としても良い。
又、上述の実施例で説明した動作説明は単なる一例に
すぎず、この発明の目的の範囲内で種々の変更を行なう
ことが出来る。又、係数aについても近似式の変更に伴
ない変更されることは明らかである。
(発明の効果) 上述した説明からも明らかなように、この発明の合焦
用レンズの駆動装置によれば、非合焦量に基づいて決定
されたレンズ駆動量で移動自在レンズを合焦位置まで移
動させる際、先ず、撮影時の周囲温度やその時のカメラ
の姿勢等により生ずるAFモータに対する負荷変化が考慮
され、この負荷変化により生ずる合焦用レンズの移動速
度変化が補正される。そして、この補正値と、実際に駆
動した速度と、予め定めた速度及び駆動信号のデューテ
ィ比間の関係を示すデータとに基づいて、所望とする引
き続いてのAFモータの駆動条件を決定することが出来
る。
これがため、合焦用レンズを合焦位置に正確に、スム
ーズに然も所望の速度で移動させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の合焦用レンズの駆動装置を含むカ
メラを示すブロック図、 第2図は、この発明に係るPCU及びCPUに備わる機能手段
を示すブロック図、 第3図は、この発明の合焦用レンズの駆動装置の説明に
供する図、 第4図(A)〜(B)は、この発明の合焦用レンズの駆
動装置の動作の一例を示す流れ図、 第5図は、この発明の合焦用レンズの駆動装置で合焦用
レンズを駆動させる駆動条件の一例を示す図、 第6図は従来のAFカメラを示すブロック図である。 51……撮影レンズ、53……移動自在レンズ 54……レンズ系、55……駆動力伝達機構 55a……レンズ側クラッチ 55b……ギア、55c……ヘリコイドネジ 57……レンズROM、59……レンズ側電気接点群 81……カメラボディ、91……撮像部 93……AF制御部(PCU) 95……駆動機構、95a……AFモータ 95b……ギヤ、95c……ボディ側クラッチ 95d……エンコーダ 101……中央制御装置(CPU) 103……ボディ側電気接点群。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合焦用移動自在レンズの合焦位置への移動
    速度及び前記合焦用レンズの駆動信号のデューティ比間
    の関係を示すデータが予め格納されたメモリと、 現実の合焦移動時における予め定められたデューティ比
    のときの移動速度を検出する速度検出器と、 該検出速度に基づき前記関係を示すデータの補正値を求
    める手段と、 前記検出速度よりも任意の遅い速度に対応するデューテ
    ィ比を前記検出速度、前記補正値及び前記関係を示すデ
    ータから求める演算手段とを具え、 前記求められたデューティ比の駆動信号で前記合焦用レ
    ンズを駆動することを特徴とする合焦用レンズの駆動装
    置。
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