JP3202505B2 - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JP3202505B2 JP26962894A JP26962894A JP3202505B2 JP 3202505 B2 JP3202505 B2 JP 3202505B2 JP 26962894 A JP26962894 A JP 26962894A JP 26962894 A JP26962894 A JP 26962894A JP 3202505 B2 JP3202505 B2 JP 3202505B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズ等の光学素子をス
テップモータで移動させる構成の光学素子駆動装置を有
した光学装置に関し、特に、カメラ等の光学装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光学素子駆動装置の従来例として、以下
に図7〜図9を参照して公知のレンズシャッターカメラ
におけるオートフォーカス(以下にはAFと略記する)
装置の概略構成と機能とについて説明する。
【0003】図7において、10はカメラ内のすべての
機構の動作を制御するマイクロコンピュータ(以下には
CPU10と記載する)、2はCPU10により制御さ
れるステップモータドライバ(すなわちステップモータ
駆動回路。以下にはドライバと略記する。)、3は合焦
用レンズ鏡筒5を駆動するステップモータ、4は該鏡筒
5が所定位置を通過したことを検出する位置検出手段と
してのフォトインタラプタ(PI)等から成るセンサ
(以下にはセンサと略記する。)、6は該鏡筒5に固定
されたスリット板のごとき被検出部、7は該カメラのシ
ャッターレリーズボタンの第一の押し下げ操作に連動し
てオンする測光及び測距スイッチ、8は該レリーズボタ
ンの第二の押し下げ操作に連動してオンするシャッター
レリーズスイッチ(以下にはレリーズスイッチと略記す
る。)、9は公知のアクティブもしくはパッシブ型の測
距装置、である。CPU10はセンサ4の出力信号及び
測距装置9の出力信号を入力として取り込み、ドライバ
2を制御して鏡筒5を矢印方向に移動させる。
【0004】前記構成のAF装置を有するカメラにおい
ては、撮影動作の前後において該AF装置の動作は一般
に図8に示されるように行われ、その際のCPU10内
で行われる制御動作は図9のフローチャートで示される
ものとなる。
【0005】以下には図7〜図9を参照して従来のカメ
ラにおける撮影前後のAF装置の動作を説明する。
【0006】撮影準備動作の開始時には鏡筒5は図8に
おいて点線で示される初期位置A(待機位置)に停止し
ている。
【0007】カメラ使用者が被写体に向けてカメラを構
え、不図示のレリーズボタンを半押しすると測光及び測
距スイッチ7がオンしてCPU1は図9のフローチャー
トの動作を開始する。すなわち、先ず、#101におい
て「レリーズ第一ストロークON(該スイッチ7がO
N)」か否かを調べ、ONであるため#102に進んで
測距装置9に測距を行わせる。次いで、#103におい
て該測距の結果に基づいてフォーカスレンズの駆動量を
演算し、#104ではドライバ2を介して該演算の結果
に基づいたステップ数Xだけステップモータ3を回転さ
せることによりフォーカスレンズ(鏡筒5)を初期位置
A(図8参照)から任意の合焦位置Bへ移動させ、これ
により合焦動作が終了する。
【0008】次いで、#105において「レリーズ第2
ストローク(スイッチ8)ON」であるか否かを調べ、
該スイッチ8がONであれば#106に進んで不図示の
シャッター動作(露光動作)を行うことにより撮影を終
了する。
【0009】撮影終了後は#107に進み、ドライバ2
を介してステップモータ3を逆転させてフォーカスレン
ズ(鏡筒5)を初期位置Aに戻す方向に駆動する。この
場合のCPU1からドライバ2にはステップ数が指示さ
れず、鏡筒5は初期位置Aに向けて駆動される。そし
て、鏡筒5の被検知部6がセンサ4を通過した瞬間に該
センサ4の出力信号20が明から暗に変化するが、CP
U1は#108においてPI(センサ4)の出力が変化
したか否かを調べ、#109に進んで該センサ4の出力
20が明から暗に変化した時点(図8参照)からステ
ップモータ3を所定ステップ数だけ駆動させることによ
り該鏡筒5(フォーカスレンズ)を初期位置Aに戻す動
作を終了する。
【0010】上記の一連の動作において鏡筒5を初期位
置A(鏡筒5の位置を該被検知部6の位置で表すものと
する)から任意の合焦位置Bへ移動させるためのステッ
プモータ3のステップ数をXとすると、鏡筒5を該合焦
位置Bから初期位置Aに戻すためのステップ数も理論上
ではXとなる筈であるが、実際の鏡筒移動機構では鏡筒
5に対する駆動力伝達機構等のガタがあるため、該戻し
工程において該モータをステップ数Xだけ回転させても
鏡筒5の実際の戻り移動距離は初期位置から合焦位置へ
移動した際の往き移動距離に等しくはならず、従って鏡
筒5が元の初期位置に厳密には戻らない場合が多い。す
なわち、ステップモータのステップ数を往復とも同じX
にした場合、初期位置から合焦位置へ移動する場合の移
動距離をL1とすると、該合焦位置から該初期位置へ向
かって戻る距離L2は一般にL1=L2±βとなる。従
って、L1>L2であれば鏡筒5を初期位置に正確に戻
すためには往路におけるステップモータのステップ数よ
りも帰路におけるステップモータのステップ数を大きく
する必要がある。すなわち、ステップモータの必要ステ
ップ数から言えば、往路(初期位置から合焦位置への移
動過程)における該モータのステップ数をX、帰路(該
合焦位置から該初期位置への戻り過程)における該モー
タのステップ数をY、両ステップ数の差をα、とする
と、X=Y±αとなる。
【0011】通常、前記βの値はかなり小さくて無視で
きる程のものであるため、鏡筒5は撮影終了毎に概ね初
期位置に戻るものとしてAF装置の設計が行われてき
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のAF装置を有するカメラでは、駆動信号に対し
てステップモータ3が脱調動作を起こした後に正常動作
に戻ったような場合にもX=Y±α(ここでのαは、脱
調動作によるステップ数差)のようになり、ステップモ
ータが正常に動作していた場合と同じになるが、このよ
うな異常は上記のごとき従来のAF装置では検知されぬ
ままに放置されるので、その後の撮影時には合焦が行わ
れないままで撮影が行われ、その結果、カメラ使用者の
ミスに起因しない失敗撮影が繰り返される危険性があっ
た。
【0013】そこで、本発明の目的は、ステップモータ
の脱調動作に起因するカメラでの失敗撮影等を排除する
ことができる光学装置を提供することである。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明では、光学素子を保持して該光学
素子の光軸に沿って移動可能な光学素子保持部材と、該
光学素子保持部材を駆動するステップモータと、該ステ
ップモータを制御して該光学素子保持部材を所定の待機
位置から任意の動作位置へ移動させた後に該待機位置へ
戻す動作を行わせる制御手段と、該光学素子保持部材に
設けられた被検知部と、該待機位置から該任意位置の方
にわずかに離れた位置に固定配置され該被検知部の通過
が検知された時に出力変化を生じる検知手段とを有す
る光学装置において、該制御手段に、該光学素子保持部
材を該待機位置から該任意位置まで移動させるに必要
な該ステップモータのステップ数と該光学素子保持部材
を該任意位置から該待機位置まで戻すに必要な該ステ
ップモータのステップ数との差が前記ステップモータの
脱調動作を検出するための所定数よりも大きいか否かを
判定させるようにしている。
【0018】なお、制御手段により、該光学素子保持部
材を該待機位置から該任意位置まで移動させるのに必要
な該ステップモータのステップ数と該光学素子保持部材
を該任意位置から該待機位置まで戻すのに必要な該ステ
ップモータのステップ数との差が、前記ステップモータ
の脱調動作を検出するための所定数よりも大きいと判定
したときは、表示手段に警告表示を行わせたり、該光学
素子保持部材のその後の動作を禁止させたりすればよ
い。
【0019】また、該任意位置から該待機位置に該光学
素子保持部材を移動させる移動過程に、該光学素子保持
部材と該ステップモータとの間に介在する動力伝達機構
内の隙間(いわゆるガタ)を片寄せするための移動を含
ませるようにしてもよい。
【0020】
【実施例】以下に図1〜図3を参照して本発明の実施例
を説明する。
【0021】<実施例1>図1〜図3を参照して本発明
の第一実施例を説明する。
【0022】図2は本実施例のカメラのAF装置の構成
を示す概略図であり、この構成において前記従来例と異
なっているのはCPU1だけであるため他の構成要素に
ついては図7と同じ符号で表示してある。
【0023】図2において、1はカメラ内のすべての機
構の動作を制御するマイクロコンピュータ(以下にはC
PU1と記載する)、2はCPU1により制御されるス
テップモータドライバ(すなわちステップモータ駆動回
路。以下にはドライバと略記する。)、3は合焦用レン
ズ鏡筒5を駆動するステップモータ、4は該鏡筒5が所
定位置を通過したことを検出する位置検出手段としての
フォトインタラプタ等から成るセンサ(以下にはセンサ
と略記する。)、6は該鏡筒5に固定されたスリット板
のごとき被検出部、7は該カメラのシャッターレリーズ
ボタンの第一の押し下げ操作に連動してオンする測光及
び測距スイッチ、8は該レリーズボタンの第二の押し下
げ操作に連動してオンするシャッターレリーズスイッチ
(以下にはレリーズスイッチと略記する。)、9は公知
のアクティブもしくはパッシブ型の測距装置、である。
CPU1はセンサ4の出力信号及び測距装置9の出力信
号を入力として取り込み、ドライバ2を制御して鏡筒5
を矢印方向に移動させる。前記構成のAF装置を有する
カメラにおいては、撮影動作の前後において該AF装置
の動作は図1に示されるように行われ、その際のCPU
1内で行われる制御動作は図3のフローチャートで示さ
れるものとなる。
【0024】以下には図1〜図3を参照して本実施例の
カメラにおける撮影前後のAF装置の動作を説明する。
【0025】撮影準備動作の開始時には鏡筒5は図1に
おいて点線で示される初期位置Aに停止している。
【0026】カメラ使用者が被写体に向けてカメラを構
え、不図示のレリーズボタンを半押しすると測光及び測
距スイッチ7がオンしてCPU1は図3のフローチャー
トの動作を開始する。すなわち、先ず、#110におい
て「レリーズ第一ストロークON(該スイッチ7がO
N)」か否かを調べ、ONであるため#111に進んで
測距装置9に測距を行わせる。次いで、#112におい
て該測距の結果に基づいてフォーカスレンズの駆動量を
演算し、#113ではドライバ2を介して該演算の結果
に基づいたステップ数Xだけステップモータ3を回転さ
せることによりフォーカスレンズ(鏡筒5)を初期位置
A(図1参照)から任意の合焦位置Bへ移動させ、これ
により合焦動作が終了する。
【0027】次いで、#114において「レリーズ第2
ストローク(スイッチ8)ON」であるか否かを調べ、
該スイッチ8がONであれば#115に進んで不図示の
シャッター動作(露光動作)を行うことにより撮影を終
了する。
【0028】撮影終了後は#116に進み、ドライバ2
を介してステップモータ3を逆転させてフォーカスレン
ズ(鏡筒5)を初期位置Aに戻す方向に駆動する。この
場合のCPU1からドライバ2にはステップ数が指示さ
れず、鏡筒5は初期位置Aに向けて駆動される。そし
て、鏡筒5の被検知部6がセンサ4を通過した瞬間に該
センサ4の出力信号20が明から暗に変化するが、CP
U1は#117においてPI(該センサ4としてのフォ
トインタラプタの略)の出力が変化したか否かを調べ、
変化した場合は#118に進んで該センサ4の出力20
が明から暗に変化した時点(図1参照)からステップ
モータ3を所定ステップ数だけ駆動させることにより該
鏡筒5(フォーカスレンズ)を初期位置Aに戻し、この
際に合焦移動の時の駆動ステップ数Xと戻り移動の時の
駆動数ステップ数Yとの差αを#119において算出し
た後に#120に進む。
【0029】#120ではαの値が、ステップモータ3
の脱調動作を検出するための所定値(所定数)よりも小
さいか否か(逆に言えば、所定数よりも大きいか否か)
を判定し、αが所定値よりも小さければ制御動作を終了
するが、αが所定値よりも大きい時には#121に進ん
でカメラの動作を禁止する。
【0030】従って、本実施例のカメラにおいては、合
焦移動時のレンズ移動距離と戻り移動距離とが所定の基
準よりも大きい場合には、その後のカメラ動作を禁止す
るように構成されているので、ステップモータ3の脱調
動作があっても、その後の撮影において正確な合焦動作
が不可能になることを防止することができる。
【0031】<実施例2>図4及び図5を参照して本発
明の第二の実施例について説明する。
【0032】本実施例においては、図4に示されるよう
にCPU1により制御される表示装置11が設けられて
いることと、実施例1においてαが所定値よりも大きい
時には該表示装置11に警告表示を行う機能がCPU1
に設けられていること(図5のフローチャートにおいて
#121の機能)、だけが実施例1と異なっている。従
って、構成の説明及び動作の説明を省略する。
【0033】本実施例によれば、フォーカスレンズの戻
り動作における駆動ステップ数Yと合焦動作時の駆動ス
テップ数Xとの差αが所定値よりも大きい時には、その
後の撮影においてピントが合わなくなることを該表示装
置11に表示してカメラ使用者に警告することにより、
その後の撮影においてピンぼけ写真の発生を防止するこ
とができる。
【0034】<実施例3>図4及び図5並びに図6を参
照して本発明の第三の実施例を説明する。
【0035】なお、本実施例のカメラのAF装置の構成
はCPU1の一部の機能が実施例1及び2と異なるだけ
なので、構成に関する説明は図4を準用し、また、CP
U1の動作に関する説明は図5のフローチャートを準用
する。
【0036】本実施例のAF装置においては、フォーカ
スレンズを初期位置に戻す前に動力伝達機構のガタ(す
なわち歯車機構及びねじ嵌合部等のバックラッシュによ
るガタ)を該機構内で片寄せしてしまうための動作が行
われるようになっている。
【0037】以下に本実施例のAF装置の動作を図4及
び図5並びに図6を参照して説明する。
【0038】撮影を開始する際に鏡筒5が図6に示すよ
うに初期位置bに停止しているものとする。カメラ使用
者が被写体に向けてカメラを構え、不図示のレリーズボ
タンを半押しすると測光及び測距スイッチ7がオンして
CPU1は図1のフローチャートの動作を開始する。す
なわち、先ず、#110において「レリーズ第1ストロ
ークON(該スイッチ7がON)」か否かを調べ、ON
であるため#111に進んで測距装置9に測距を行わせ
る。次いで、#112において該測距の結果に基づいて
フォーカスレンズの駆動量を演算し、#113ではドラ
イバ2を介して該演算の結果に基づいたステップ数Xだ
けステップモータ3を回転させることによりフォーカス
レンズ(鏡筒5)を初期位置A(図6参照)から任意の
合焦位置Bへ移動させ、これにより合焦動作が終了す
る。
【0039】次いで、#114において「レリーズ第2
ストローク(スイッチ8)ON」であるか否かを調べ、
該スイッチ8がONであれば#115に進んで不図示の
シャッター動作(露光動作)を行うことにより撮影を終
了する。
【0040】撮影終了後は#116に進み、ドライバ2
を介してステップモータ3を逆転させてフォーカスレン
ズ(鏡筒5)を初期位置bに戻す方向に駆動する。この
場合のCPU1からドライバ2にはステップ数が指示さ
れず、鏡筒5は初期位置Aに向けて駆動される。そし
て、鏡筒5の被検知部6がセンサ4を通過した瞬間に該
センサ4の出力信号20が明から暗に変化するが、CP
U1は#117においてPI(該センサ4としてのフォ
トインタラプタの略)の出力が変化したか否かを調べ、
変化した場合は#118に進んで該センサ4の出力20
が明から暗に変化した時点(図6参照)からステップ
モータ3を所定ステップ数だけ駆動させる。この時、鏡
筒5は初期位置bよりも後方の位置aまで移動され、こ
の時の戻り方向の駆動総ステップ数Y1 をCPU1が記
憶する。そして、該位置において鏡筒5が一旦停止され
た後、CPU1はステップモータ3を正方向に回転させ
て鏡鏡5を再び該位置aから初期位置bに向けて移動さ
せ、この前方への移動過程において被検知部6がセンサ
4の位置を通過した時点で該センサ4の出力信号20は
明から暗に変化するので、CPU1は該信号20の変化
の時点から所定のステップ数でステップモータ3を駆
動させた後に該モータ3及び鏡筒5を停止させて該鏡筒
5を初期位置bに停止させる。この時の鏡筒5の前方へ
の移動に要した総ステップ数をY2 とすると、CPU1
はY=Y1 −Y2 を演算するとともにYとXとの差αが
所定値よりも大きいか否かを判定し、αが所定値よりも
大きければ該表示装置に警告を表示する。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本願請求項1から
3の発明によれば、光学素子保持部材を待機位置から任
意位置まで移動させるのに必要なステップモータのステ
ップ数と任意位置から待機位置まで戻すのに必要なステ
ップモータのステップ数との差がステップモータの脱調
動作を検出するための所定数よりも大きいか否かを判定
する、すなわち一回の動作毎に光学素子の任意位置から
待機位置への戻り量がステップモータの脱調動作により
不適正か否かを判定するので、不適正である場合に警告
表示を行ったり、その後の光学素子保持部材の動作を禁
止したりすることができ、カメラによる撮影失敗等を防
止可能な光学機器を実現することができる。 なお、光学
素子保持部材を任意位置から待機位置に移動させる移動
過程に光学素子保持部材とステップモータとの間に介在
する動力伝達機構の隙間(ガタ)を片寄せするための移
動を含ませるようにすれば、光学素子保持部材を正確に
駆動することができ、精密な合焦動作や戻り動作を行わ
せることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の光学装置の動作を説明す
るための図。
【図2】本発明の第一実施例の光学装置の構成を示す概
略図。
【図3】図1のレンズ光学装置の制御動作を示すフロー
チャート。
【図4】本発明の第二及び第三実施例の光学装置の構成
を示す概略図。
【図5】第二及び第三実施例の光学装置の制御動作を示
すフローチャート。
【図6】本発明の第三実施例の光学装置の動作を説明す
るための図。
【図7】従来の光学装置の概略構成を示した図。
【図8】図7の光学装置の動作を説明するための図。
【図9】図7の光学装置の制御動作を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1,10…CPU(マイクロコンピュータ) 2…ス
テップモータ駆動回路 3…ステップモータ 4…センサ(フォト
インタラプタ) 5…レンズ鏡筒 6…被検知部 7…測光及び測距スイッチ 8…レリーズスイッ
チ 9…測距装置 11…表示装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−11164(JP,A) 特開 平6−6653(JP,A) 特開 平3−150536(JP,A) 特開 平2−130512(JP,A) 特開 平3−183399(JP,A) 特開 平6−148498(JP,A) 特開 平7−325240(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/04 - 7/10 G02B 7/28 G03B 3/10 G03B 13/34 G03B 17/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学素子を保持して該光学素子の光軸に
    沿って移動可能な光学素子保持部材と、該光学素子保持
    部材を駆動するステップモータと、該ステップモータを
    制御して該光学素子保持部材を所定の待機位置から任意
    の動作位置へ移動させた後に該待機位置へ戻す動作を行
    わせる制御手段と、該光学素子保持部材に設けられた被
    検知部と、該待機位置から該任意位置の方にわずかに離
    れた位置に固定配置され該被検知部の通過が検知された
    時に出力変化を生じる検知手段とを有する光学装置に
    おいて、該制御手段は 、該光学素子保持部材を該待機位置から該
    任意位置まで移動させるに必要な該ステップモータの
    ステップ数と該光学素子保持部材を該任意位置から該待
    機位置まで戻すに必要な該ステップモータのステップ
    数との差が前記ステップモータの脱調動作を検出するた
    めの所定数よりも大きいか否かを判定することを特徴と
    する光学装置。
  2. 【請求項2】 該制御手段は、該光学素子保持部材を該
    待機位置から該任意位置まで移動させるのに必要な該ス
    テップモータのステップ数と該光学素子保持部材を該任
    意位置から該待機位置まで戻すのに必要な該ステップモ
    ータのステップ数との差が、前記ステップモータの脱調
    動作を検出するための所定数よりも大きいと判定したと
    きは、表示手段に警告表示を行わせることを特徴とする
    請求項1に記載の光学装置。
  3. 【請求項3】 該制御手段は、該光学素子保持部材を該
    待機位置から該任意位置まで移動させるのに必要な該ス
    テップモータのステップ数と該光学素子保持部材を該任
    意位置から該待機位置まで戻すのに必要な該ステップモ
    ータのステップ数との差が前記ステップモータの脱調動
    作を検出するための所定数よりも大きいと判定したとき
    は、該光学素子保持部材のその後の動作を禁止すること
    を特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  4. 【請求項4】任意位置から該待機位置に該光学素子
    保持部材を移動させる移動過程には該光学素子保持部材
    と該ステップモータとの間に介在する動力伝達機構内の
    隙間を片寄せするための移動が含まれていることを特徴
    とする請求項1から3のいずれかに記載の光学装置。
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