JP2587789Y2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2587789Y2
JP2587789Y2 JP1991099938U JP9993891U JP2587789Y2 JP 2587789 Y2 JP2587789 Y2 JP 2587789Y2 JP 1991099938 U JP1991099938 U JP 1991099938U JP 9993891 U JP9993891 U JP 9993891U JP 2587789 Y2 JP2587789 Y2 JP 2587789Y2
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JP
Japan
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photographing
photographic film
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camera
display
Prior art date
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JP1991099938U
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English (en)
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JPH0547930U (ja
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純一 篠原
宏樹 福岡
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、撮影時に撮影者が意図
した画面比と同じサイズのプリントの自動化を可能にす
るスチール写真用のカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、銀塩写真フィルムに撮影され
た撮影画像をCRT(陰極線管)画面で見ることができ
るようにした画像処理装置が提供されており、近年で
は、前記撮影画像を画像データとして光ディスクに記録
し、この光ディスクを用いて画像をCRT表示したり、
それをプリントアウトする画像処理装置も提案されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の従来技術におい
て問題となるのは、写真フィルムにおける撮影画像とC
RT画面との画面比の違いである。例えば35mm写真
フィルムの規格撮影駒は24mm×36mm(画面比
2:3)であるが、一般的なTV(テレビジョン)の画
面比が3:4であり、また高画質の高品位TV(HDT
V;ハイビジョン)の画面比が9:16であるため、何
等かの工夫をしないと撮影画像を上記のTV方式のCR
Tに表示したときに、撮影画像の一部が切られた状態に
なり、撮影者の意図から外れた状態の表示画像しかCR
T表示できず、さらに上記のTVの画面比と同一のプリ
ント形状のものが欲しくても、撮影者の撮影時の意図が
伝わらなければ撮影者は意図したプリントを得ることが
できない。
【0004】本考案の目的は、撮影画像をプリントする
際に、撮影時に撮影者が意図した画面比の画像が容易に
得られるようにしたカメラを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、磁気記録部が設けられた写真フイルムに
対して磁気記録を行う情報記録手段を備え、写真フィル
ムの各撮影対象駒に対して、その写真フィルムにおける
規格の撮影範囲で撮影を行うカメラであって、実際の撮
影範囲を視認するためのファインダと、このファインダ
に複数の異なる撮影希望範囲を表示させる表示切換手段
と、前記撮影希望範囲の種類を検知する検知手段とを備
え、この検知手段からの検知データに基づいて前記情報
記録手段により前記撮影対象駒部分に撮影希望範囲の種
類情報を磁気記録して、撮影時と画面比が同一のプリン
トを可能にしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記の手段によれば、撮影者は表示切換手段に
よりファインダに撮影希望範囲を表示させることによっ
て、HDTV等のCRT表示面の画面比に対応した撮影
範囲を設定することができ、さらに撮影者が設定した撮
影希望範囲の種類が検知手段により検知されて、情報記
録手段により写真フィルムの該当撮影対象駒部分に磁気
記録されるため、この記録データを利用することによっ
て、プリントする際に撮影時に撮影者が意図した画面比
と同サイズのプリントを自動的に行うことが可能にな
る。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0008】図1は本考案の実施例を説明するための第
1参考例のカメラにおけるファインダ部分の構成を示す
説明図であり、ファインダ光軸L上には、第1〜第3レ
ンズ1〜3と、撮影希望範囲を表示するための表示枠板
4と、第4レンズ5と、接眼レンズ6とが順次設置され
ている。表示枠板4は、図2の正面図のように、複数
(図では2個を示した)の表示枠7a,7bが記されて
いる。左方の表示枠7aは通常の撮影希望範囲(35m
m写真フィルムの規格サイズである24mm×36m
m;画面比2:3)であり、右方の表示枠7bはHDT
V対応の撮影希望範囲(画面比9:16)である。
【0009】また図1において、8は表示枠板4を移動
させていずれかの表示枠7a,7bをファインダ光軸L
上にセットさせる表示切換手段、9はカメラ本体外部に
設けられた表示切換用釦、10はカメラ全体制御演算部
である。
【0010】上記の構成の第1参考例において、表示切
換用釦9によって撮影者がいずれかの撮影希望範囲を設
定すると、設定信号を受けてカメラ全体制御演算部10
が表示切換手段8を駆動させて対応する表示枠7a,7
bをファインダ光軸L上にセットする。表示枠7a,7
bは、第3レンズ3の後面の図示しないハーフミラーに
より反射され、接眼レンズ6を介して撮影者に「枠」と
して視認される。
【0011】表示切換手段8としては、例えば、カメラ
全体制御演算部10を介して電気的制御信号を受けて表
示枠板4を移動させる電磁ソレノイド装置が考えられる
が、撮影者がレバー等を操作することによって直接的に
表示枠板4を移動させる機械的手段も採用できる。
【0012】さらに図3の第2参考例の説明図のよう
に、通常の撮影希望範囲を表示するための第1マスク体
11aと、HDTV対応の撮影希望範囲を表示するため
の第2マスク体11bとを第4レンズ5前に股け、第1
マスク体11aを固定し、第2マスク体11bを回転可
能に股置し、第1参考例と同様の表示切換手段8′によ
って第2マスク体11bを第4レンズ5の前に位置させ
たり、退避させることで撮影希望範囲の表示切換えを行
うことができる。
【0013】また上記の第1参考例の表示枠7a,7b
と、第2参考例のマスク体11a,11bとを適宜組合
せて撮影希望範囲を表示させることも考えられる。
【0014】なお、上記の撮影希望範囲の表示切換えが
あっても、撮影される写真フィルム上の実際の撮影範囲
は、常に一定(35mm写真フィルムの規格サイズであ
る24mm×36mm)であって、カメラ本体の露光用
のアパーチャの画面比を変える必要はない。例えば、H
DTV対応の撮影希望範囲とは、HDTVで撮影画像を
表示する場合に、撮影画像が表示される範囲のことであ
る。HDTVに表示する場合に余分な部分が露光されて
いても(余分な撮影画像があっても)、その余分な部分
はHDTV表示には何等支障を生じないからである。ま
た撮影希望範囲として通常のCRT(画面比3:4)等
に対応するものを設けてもよい。
【0015】図4(a)〜(d)はファインダ視野と形
成画像の説明図であり、図4(a)は第1参考例の表示
枠7a,7bによるファインダ視野を示しており、図4
(b)は第1参考例の表示枠7a,7bの上に第2参考
例のマスク体11a,11bによるマスキングをしたフ
ァインダ視野を示している。図4(a),(b)のよう
に、撮影希望範囲の表示を切換えても、図4(c)に示
したように写真フィルムFには撮影画像が24mm×3
6mmのままで露光されるが、この撮影画像をHDTV
に表示させると、図4(d)に示したように、撮影者が
意図した範囲の画像と同一の画像が画面表示されること
になる。
【0016】図5は本考案の一実施例の要部の構成を示
す説明図であり、本実施例は、上記の第1参考例の構成
に、写真フィルムFに磁気的手段で撮影情報を記録する
ための情報記録手段20を設け、上述した撮影希望範囲
に係るデータを写真フィルムFの撮影対象駒に対応する
部分に記録するものである。写真フィルムFに磁気記録
する場合、当然のことであるが写真フィルムFとして磁
気記録部が形成されたものを用いる必要がある。
【0017】図5において、21はフィルム位置検出手
段、22はフィルム給送制御手段、23はフィルム給送
手段、24は撮影レンズである。
【0018】本実施例において、表示切換用釦9によっ
て撮影希望範囲が設定されると、検知手段の機能を備え
たカメラ全体制御演算部10′、あるいは表示切換手段
8内に備えられた光学的あるいは電気的な検知手段によ
って、設定された撮影希望範囲が検知されて、検知デー
タが情報記録手段20に出力される。そしてフィルム給
送手段23による写真フィルムFの給送中に、フィルム
位置検出手段21によって検出される該当する撮影対象
駒に対して前記検知データを記録する。
【0019】また、設定された撮影希望範囲を検知する
検知手段としては、表示の切換えが、例えばカメラ全体
制御演算部10′を介さずに機械的手段で行われる構成
であれば、フォトセンサや電気的検知手段で機械的手段
の移動を検知する構成を設ける必要がある。
【0020】記録された前記検知データは、例えば、画
像データ処理を施して光ディスクに撮影画像を記録する
際に写真フィルムから読み出され、その検知データに基
づいて設定された撮影希望範囲の撮影画像のみを走査す
るようにし、光ディスクに無駄な情報を記録させないよ
うにできる(HDTV対応の撮影希望範囲では通常の撮
影画像の上下部分の情報は不必要である)。
【0021】また写真フィルムの撮影画像のプリント時
に、前記検知データを利用することで、撮影時の撮影者
の意図に合ったプリント形状(撮影時と画面比が同一)
のプリントを自動的に行うことができる。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ファインダに異なる撮影希望範囲を表示させることで、
CRT表示面などに対応した撮影範囲を把握することが
でき、さらに撮影希望範囲の種類情報が該当撮影対象駒
部分に磁気記録されるため、記録された前記種類情報を
プリント時において利用することによって、撮影時に撮
影者が意図した画面比と同サイズのプリントを自動的に
行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を説明するためのカメラの第1
参考例の要部の構成を示す説明図である。
【図2】図1の表示枠板の正面図である。
【図3】本考案の実施例を説明するためのカメラの第2
参考例の要部の構成を示す説明図である。
【図4】ファインダ視野と形成画像の説明図である。
【図5】本考案の一実施例の要部の構成を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
4…表示枠板、 7a,7b…表示枠、 8,8′…表
示切換手段、 10,10′…カメラ全体制御演算部、
11a,11b…マスク体、 20…情報記録手段、
21…フィルム位置検出手段、 L…ファインダ光
軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 13/10 H04N 5/225

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録部が設けられた写真フィルムに
    対して磁気記録を行う情報記録手段を備え、写真フィル
    ムの各撮影対象駒に対して、その写真フィルムにおける
    規格の撮影範囲で撮影を行うカメラであって、 実際の撮影範囲を視認するためのファインダと、このフ
    ァインダに複数の異なる撮影希望範囲を表示させる表示
    切換手段と、前記撮影希望範囲の種類を検知する検知手
    段とを備え、この検知手段からの検知データに基づいて
    前記情報記録手段により前記撮影対象駒部分に撮影希望
    範囲の種類情報を磁気記録して、撮影時と画面比が同一
    のプリントを可能にしたことを特徴とするカメラ。
JP1991099938U 1991-12-04 1991-12-04 カメラ Expired - Lifetime JP2587789Y2 (ja)

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JPH0547930U JPH0547930U (ja) 1993-06-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7738031B2 (en) 2006-07-25 2010-06-15 Ricoh Company, Ltd. Image input device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62272236A (ja) * 1986-05-20 1987-11-26 Victor Co Of Japan Ltd 光学フアインダの画枠表示方式
JPH02306229A (ja) * 1989-05-22 1990-12-19 Nikon Corp トリミングカメラ

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