JP4008636B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通常撮影モードと近距離撮影用のマクロモードとを切り替えて使用できる撮像装置に関し、特に、マクロモード時に光学式ファインダの画像が位置ずれする不具合を改善した撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
マクロモード付撮像装置としては、例えば、従来から用いられている銀塩写真用カメラおよび最近になり用いられ始めたデジタルカメラがある。
銀塩写真用カメラでは、一眼レフタイプカメラを除き、撮影光学系にて結像する画像とファインダ光学系にて結像する画像との間に位置ずれ(パララックス、以下“パラ”と記載)が存在する。この一眼レフタイプ以外の銀塩写真用カメラでは、近距離撮影(マクロモード)時における光学式ファインダの視野範囲と実際の撮影画面範囲との間のパラが通常撮影時よりも非常に大きくなり、撮影した画像と撮影者が光学式ファインダにて確認した画像とがずれる現象が発生する。例えば、銀塩写真用カメラから撮像対象物までの距離が3m程度の場合には、通常撮影モードで撮影されるため、図8に示した如く光学式ファインダの視野と撮影画面とが略一致する。しかし、銀塩写真用カメラから撮像対象物までの距離が40cm或いは30cm等のように撮像対象物が近くなるに従って、図9に示した如く光学式ファインダの視野範囲と撮影画面範囲とにパラ(位置ずれ)が生じてくる。このパラの位置ずれ量は、撮影レンズ系の焦点距離が大きい(=望遠レンズ)ほど大きくなり、また、撮影レンズと光学式ファインダとの間の設置距離が離れるほど大きくなる。一般的には、パラを回避するために、光学式ファインダ視野内の一角に図9に示したような“近距離補正マーク”を表示して撮影者に所定量の画角補正を促す。しかし、位置ずれ量は撮影距離によって変化するため、近距離撮影における全ての位置ずれ量に対応させて“近距離補正マーク”を表示することは困難である。よって、通常は撮影者の経験或いは直感等により位置ずれの補正が行われるので、撮影者が意図した画像範囲とは異なる画像範囲が撮影されてしまう事態が発生する。この画像範囲が撮影者の意図した画像範囲と異なる事態を是正するために“撮影距離によって光学式ファインダの視野範囲をずらす”方法が提案されている。
【0003】
一方、デジタルカメラにおいては、上記の銀塩写真用カメラに比べてさらに倍率の高い(=撮影距離の短い:マクロモード)接写が可能になっている。従って、光学式ファインダの視野範囲と実際の撮影画像範囲とのパラはより大きくなる。よって、位置ずれも一層深刻となる。例えば、デジタルカメラから撮像対象物までの距離が数cm程度になると、図10に示した如く視野範囲と撮影画像範囲とがほとんど一致しない非常に大きな位置ずれが発生する。この場合には、上記した“近距離補正マーク”を表示する方法或いは“撮影距離によって光学式ファインダの視野範囲をずらす”方法を用いても、光学式ファインダで撮影画像範囲を確認することは難しく、従って、光学式ファインダにより撮影画像範囲を確認する撮影は困難となる。しかし、デジタルカメラでは、銀塩写真用カメラと異なり、従来の一眼レフカメラと同様にパラの無い電気式ファインダ(一般的にはLCDファインダを用いている)を採用することにより、上記したパラの問題を解決することができる。
近年のデジタルカメラにおいては、電気式ファインダの表示面が開き扉方式或いはスライドシャッタ方式等により開閉可能であるものは比較的少なく、多くは常時視認可能な状態に固定されている。使い勝手、LCDの保護といった面では多少劣るが、コスト、スペースの面ではこの固定式の方が有利である。いずれの方式にしても、電池寿命の観点から撮影時のLCDファインダのオン/オフは何らかの方法で選択出来るものがほとんどであり、LCDファインダではなく光学式ファインダを用いて撮影する撮影者が、多数存在する。前述したように、光学式ファインダでのマクロ撮影はパラの問題で好ましくなく、よって、このようなカメラにおいてもマクロ撮影時はLCDファインダの使用を促す(もしくは、LCDファインダでしかマクロ撮影が出来なくする)のがメーカとしての良心であると考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、銀塩写真用カメラあるいはデジタルカメラにて、上記した“撮影距離によって光学式ファインダの視野範囲をずらす”方法を採用することは、その方法を実践するための機構が複雑となり、マクロモード付撮像装置のコストを上昇させ、また、マクロモード付撮像装置内にその方法を実践するための機構を収納するスペースが必要になりマクロモード付撮像装置を大型化するので、問題である。また、デジタルカメラの電気式ファインダを用いる場合には、消費電力が大きいことからデジタルカメラの電池寿命を短くしてしまうため、近年のデジタルカメラでは、電気式ファインダと光学式ファインダを併せ持ち、撮影者が撮影時にいずれかのファインダを任意に選択できるようにしている。そのため、電池寿命を延ばすために撮影者が光学式ファインダを選択して使用している場合に、マクロモードに切り替えた時に発生するパラが再び問題となっている。この問題は、接写能力が高い(より近距離撮影が可能な)デジタルカメラほど深刻である。端的にいえば、デジタルカメラの光学式ファインダを使用して近距離撮影することは不可能に近く、光学式ファインダにて撮影者の意図した画像範囲(視野画像範囲)と実際の撮影画像範囲が全く異なっていた。従って、デジタルカメラにてマクロモードを使用する際には、撮影者に光学式ファインダを使用させず、電気式ファインダを使用させる必要があるが、従来のデジタルカメラには、マクロモード時に撮影者の意図と異なる撮影画像が撮影される事態を防止するため、撮影者に電気式ファインダを使用するように促す手段を有しているものはなかった。本発明は、上述した如き従来の問題を解決するためになされたものであって、電気式ファインダと光学式ファインダを有するデジタルカメラもしくはデジタルカメラに類似する撮像装置において、マクロモード(近距離撮影)時に、撮影者に電気式ファインダを使用させることができる撮像装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、請求項1に記載した本発明の撮像装置は、撮像対象物からの光像を入射する光学式ファインダと、撮像対象物からの光像を電気信号に変換してから画像表示すると共に該画像表示する面を撮影者が視認可能な第一の状態と視認不可能な第二の状態との何れかの状態に設定できる電気式ファインダと、通常撮影モードと近距離撮影用のマクロモードとを切り替えるためのマクロモード切替スイッチと、を備える撮像装置であって、前記マクロモード切替スイッチが設けられる位置は、前記電気式ファインダが第二の状態に設定されている場合に、前記電気式ファインダにより前記マクロモード切替スイッチが隠されて操作できなくなる位置であることを特徴とする。
請求項2に記載した本発明の撮像装置は、撮像対象物からの光像を入射する光学式ファインダと、撮像対象物からの光像を電気信号に変換してから画像表示すると共に該画像表示する面を撮影者が視認可能な第一の状態と視認不可能な第二の状態との何れかの状態に設定できる電気式ファインダと、通常撮影モードと近距離撮影用のマクロモードとを切り替えるためのマクロモード切替スイッチと、を備える撮像装置であって、前記マクロモード切替スイッチは、前記電気式ファインダが第二の状態に設定されている場合に、マクロモードに切り替わらないことを特徴とする。
請求項3の本発明は、請求項2に記載した撮像装置において、前記電気式ファインダの設定されている状態が第一の状態であるか第二の状態であるかを検出できる電気式ファインダ状態検出手段を備え、前記マクロモード切替スイッチがマクロモード側に切り替えられている場合であって、且つ、前記電気式ファインダが第一の状態から第二の状態に変更されたことを前記電気式ファインダ状態検出手段が検出した場合に、前記マクロモード切替スイッチを通常撮影モード側に切り替えることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示した実施形態に基づいて説明する。
図1(a)および図1(b)は、本発明の第1の実施形態のマクロモード付撮像装置の斜視図であり、図1(a)が電気式ファインダが視認可能状態になる本体から開いた状態を示す斜視図であり、図1(b)が電気式ファインダが視認不可能となる本体に収納した状態を示す図である。
図1(a)、(b)に示す様に、本実施形態のマクロモード付撮像装置10は、例えばデジタルカメラ等の本体11に光学式ファインダ16を内蔵すると共に、本体11に一軸蝶番13により開閉自在に取り付けられたLCDファインダ等の電気式ファインダ12を備える。本体11には、カメラにおけるシャッター釦であるレリーズ釦15と、デジタルカメラの逆行補正等の撮影モードの設定等を行う設定スイッチ17と、現在のカメラのモード設定状態、撮影可能枚数、撮影済み枚数、電池残量等を表示可能な表示窓19と、を有している。また、電気式ファインダ12には、LCD等の表示画面14を有している。
また、図2は、図1に示した第1の実施形態の内部構成を示すブロック図であり、同図に示すように、撮像対象物から発せられた光は、光学式ファインダ16を透過すると共に、撮像光学系60に入射し、撮像素子64にてアナログの電気信号に変換される。変換されたアナログの電気信号は、アナログ/デジタル(A/D)変換器65にてデジタル信号に変換されて画像処理部66に入力する。画像処理部66では、システムコントローラ61からの指示により入力したデジタル信号に画像処理を行う。画像処理されたデジタル信号は、メモリ群67に入力して格納される、メモリ群67に格納されたデジタル信号は、システムコントローラ61の指示により読み出されて表示画面(LCD)14に送出され、表示画面14上に撮像対象物の画像を表示する。また、マクロモードスイッチ30が押された場合には、システムコントローラ61によりレンズ駆動部62に指示が出力されて、撮像光学系60中のレンズ等の光学素子を移動させることにより標準モードからマクロモードとする。
【0009】
ここで、図1(a)において、マクロモード切替スイッチ30を配置する候補位置としては、電気式ファインダ12の表示画面14と同一面である第1の位置20と、本体11上であるが電気式ファインダ12が本体11に収容された場合には電気式ファインダ12が被さって操作できなくなってしまう第2の位置21と、本体11上であって電気式ファインダ12が本体11に収容された場合であっても露出しているため操作できる第3の位置22を挙げることができる。しかし、本実施形態における、電気式ファインダ12を使用しない場合(本体11に電気式ファインダ12を収容した場合)にマクロモード切替スイッチ30を操作できなくする位置としては、第1の位置20と、第2の位置21の何れか一方のみが適している。第3の位置22は本実施形態のマクロモード切替スイッチ30を配置する位置としては適切ではない。
本実施形態のマクロモード付撮像装置10では、第1の位置20にマクロモード切替スイッチ30を設けることにより、電気式ファインダ12を使用しない場合にマクロモード切替スイッチ30を操作できないようにした。このようにマクロモード切替スイッチ30を第1の位置20に配置することにより、本実施形態では、電気式ファインダ12が開いている状態でしかマクロモード切替スイッチ30を操作できないため、撮影者はマクロモードにて撮影を行う時に無意識に電気式ファインダ12を視認可能状態に設定せざるをえず、そのまま光学式ファインダ16のパラ(位置ズレ)を気にすることなく電気式ファインダ12を使ってマクロモード撮影を実施することができる。
なお、本実施形態では、マクロモード切替スイッチ30を第1の位置20に設けたが、マクロモード切替スイッチ30’を第2の位置21に設けるようにしても良い。
【0010】
図3は、本発明の第2の実施形態及び第3の実施形態のマクロモード付撮像装置の斜視図である。図4は、第2の実施形態の内部構成を示すブロック図である。
第2の実施形態のマクロモード付撮像装置40では、第1の実施形態における一軸蝶番13が図3に示したように2軸蝶番18に変更されており、電気式ファインダ12を本体11に収容した場合でも、表示画面14を外部に露出させて視認させることができる。
また、本実施形態では、図4に示すように、撮像対象物からの光が光学式ファインダ16に入射して出射する処理及び撮影光学系60に入射してたデジタル信号が表示画面14に表示される処理に用いられる構成は、第1の実施形態と同様であるが、電気式ファインダ12の状態を検出する電気式ファインダ状態検出スイッチ70を備え、マクロモード切替スイッチ30”を第3の位置22に配置した。電気式ファインダ状態検出スイッチ70としては、例えば、電気式ファインダ12の2軸蝶番18を軸とした回転により切り替わるスイッチや、電気式ファインダ12にマグネットを配置すると共に本体11側における電気式ファインダ12のマグネットと対向する位置に配置された磁気検出素子からなるスイッチ、電気式ファインダ12側に設置された姿勢センサと本体11側に設置された姿勢センサとの双方の向きの違いを検出するスイッチ等の可動部周辺に配置されるスイッチを用いることができる。 本実施形態のマクロモード付撮像装置40では、電気式ファインダ状態検出スイッチ70により電気式ファインダ12が本体11に収容された位置(状態)であることを検出している場合には、その検出信号は、システムコントローラ61に送出される。システムコントローラ61は、マクロモード切替スイッチ30”がマクロモード側に操作されてもマクロモードに移行させず、通常撮影モードを維持する。また、マクロモード撮影中に、電気式ファインダ12が本体11に収容された状態になったことを電気式ファインダ状態検出スイッチ70が検出した場合には、システムコントローラ61は、マクロモード切替スイッチ30”を通常撮影モード側に切り替える。
【0011】
次に第3の実施形態のマクロモード付撮像装置50について説明する。
図5は、第3の実施形態の内部構成を示すブロック図である。
第3の実施形態のマクロモード付撮像装置50では、図3及び図4に示した第2の実施形態に示した光学式ファインダ16の中に、電気式ファインダを使用するように警告する警告表示部16aを付加している。即ち、光学式ファインダ16の視野範囲と実際の撮影画像範囲はマクロモード時に位置ずれを起こすので、警告表示部16aにより警告を発するように構成した。
本実施形態のマクロモード付撮像装置50では、図5に示したように電気式ファインダ状態検出スイッチ70により電気式ファインダ12が本体11に収容された位置状態であることを検出している場合には、その検出信号が、システムコントローラ61に送出される。システムコントローラ61は、マクロモード切替スイッチ30”がマクロモード側に操作された場合に、警告表示部16aに電気式ファインダ12を使用するように警告を表示する。また、マクロモード撮影中に、電気式ファインダ12が本体11に収容された状態になったことを電気式ファインダ状態検出スイッチ70が検出した場合にも、システムコントローラ61は、警告表示部16aに電気式ファインダ12を使用するように警告を表示する。警告表示部16aとしては、例えば、光学式ファインダ16内部或いは光学式ファインダ16の外部で接眼部近辺におけるLEDの点滅による警告、あるいは、ブザー等の音による警告が最も容易である。しかし、それらの単なるLEDの点滅やブザーオン等は何の警告であるか解りづらいということがあるので、その場合には、例えば、光学式ファインダ内に文字またはイメージにより撮影画像の位置ずれを表示して警告する方法、あるいは、音声メッセージによる位置ずれの警告、等を用いるようにする。
なお、上記第2、第3の実施形態では、マクロモード切替スイッチ30”が配置される位置を、第3の位置22とした。第2の位置21にマクロモード切替スイッチ30’を設けることも考えられるが、その場合には第1の実施形態と同様に電気式ファインダ12を本体11に収容した場合にはマクロモード切替スイッチ30’を操作することができなくなるので、上記第2、第3の実施形態に適用するマクロモード切替スイッチ30”を設ける位置としては適切ではない。また、第1の位置20は、上記した第3の位置22と同様に電気式ファインダ12を本体11に収容した場合でもマクロモード切替スイッチ30を操作できるので、第3の位置22の場合と同様に本実施形態のマクロモード切替スイッチ30”を設ける位置として選定することができる。
また、デジタルカメラの種類によっては、電気式ファインダ12から撮像対象物を視認可能状態にある場合でも、表示画面14をオフに設定できるものもある。そのようなデジタルカメラでは、次の第4の実施形態に示すようにすれば本発明を適用することができる。
【0012】
図6(a)および図6(b)は、本発明の第4の実施形態のマクロモード付撮像装置80の斜視図である。図6(a)は電気式ファインダが視認可能状態になるように電気式ファインダオン/オフ切替スイッチ23を開いた状態を示す斜視図であり、図6(b)は電気式ファインダが視認不可能状態になるように電気式ファインダオン/オフ切替スイッチ23を閉めた状態を示す図である。図7は、図6に示した第4の実施形態の内部構成を示すブロック図である。
図6(a)、(b)に示した第4の実施形態は、電気式ファインダ12に保護カバー(LCDバリア)兼用の電気式ファインダオン/オフ切替スイッチ23を有するデジタルカメラの場合である。本実施形態では、表示画面14と同一面であり且つ上記電気式ファインダオン/オフ切替スイッチ23を閉めた場合に内側になるようにマクロモード切替スイッチ30aを配置した。
また、本実施形態マクロモード付撮像装置80でも、図7に示すように、撮像対象物からの光が光学式ファインダ16に入射して出射する処理及び撮影光学系60に入射したデジタル信号が表示画面14に表示される処理に用いられる構成は、第1〜第3の実施形態と同様であるが、電気式ファインダ12のオンとオフを切り替える電気式ファインダオン/オフ切替スイッチ23を備え、マクロモード切替スイッチ30aを表示画面14に隣接する位置である第4の位置24に配置した。電気式ファインダオン/オフ切替スイッチ23としては、例えば、上記したようにLCDバリアの開閉を検出するスイッチ、保護カバー(LCDバリア)兼用の電気式ファインダオン/オフ切替スイッチ23にマグネットを配置すると共に本体11側における電気式ファインダオン/オフ切替スイッチ23のマグネットと対向する位置に配置された磁気検出素子からなるスイッチ、等の可動部周辺に配置されるスイッチを用いることができる。
【0013】
本実施形態のマクロモード付撮像装置80では、第4の位置24にマクロモード切替スイッチ30aを設けることにより、電気式ファインダ12がオンされていない場合にはマクロモード切替スイッチ30aを操作できないようにした。このようにマクロモード切替スイッチ30aを第4の位置24に配置することにより、本実施形態では、電気式ファインダ12がオンされている状態でしかマクロモード切替スイッチ30aを操作できないため、第1の実施形態と同様に、撮影者はマクロモードにて撮影を行う時に無意識に電気式ファインダ12を視認可能状態に設定せざるをえず、そのまま光学式ファインダ16のパラ(位置ズレ)を気にすることなく電気式ファインダ12を使ってマクロモード撮影を実施することができる。また、本実施形態では、電気式ファインダオン/オフ切替スイッチ23を保護カバー(LCDバリア)兼用として、マクロモード切替スイッチ30aをオンする場合には必ず電気式ファインダ12をオンしなければならないようにしたが、デジタルカメラの種類によっては、電気式ファインダ12が露出された状態のまま、表示画面14をオフに設定できるものもある。そのようなデジタルカメラでも、第1の実施形態と同様に、例えば、マクロモード切替スイッチ30aがマクロモードになるように操作された場合には表示画面14の表示が必ずオン状態になるようにシステムコントローラ61及びマクロモード切替スイッチ30aを設定することにより本実施形態を適用することができる。
また、本実施形態においても、マクロモード切替スイッチ30aによりマクロモードが解除されて通常撮影モードになった場合であって、マクロモードに移行する前に電気式ファインダ12がオフ状態であった場合には、システムコントローラ61は、電池寿命等を考慮して、電気式ファインダ12をオフ状態に戻す。このようにして、電気式ファインダがオンし続けることによる電力の無駄な消費を防止できる。
【0014】
このように、上記各実施形態のマクロモード付撮像装置10,40、50、及び、80では、マクロモード撮影時には、操作者に光学式ファインダ16ではなくLCDファインダ等の電気式ファインダ12を使用させるために、電気式ファインダ12が視認可能状態にある場合でなければマクロモードに設定できない、或いは、電気式ファインダ12が視認不可能状態にあってマクロモードに設定できる場合には警告を発するように構成したので、マクロモード(近距離撮影)時に、撮影者に電気式ファインダを使用させることができ、マクロモード時に撮影者の意図と異なる撮影画像が撮影される事態を防止することができる。
上記第1〜第4の各実施形態を比較した場合、第1の実施形態のように第1の位置20にマクロモード切替スイッチ30を配置すれば、撮影者がマクロモードを使用する際に、電気式ファインダ12を開きマクロモード切替スイッチ30を押すという2アクションの操作が連続して実行できるため、感覚的に1アクションに近い操作となることから、「マクロモード時に撮影者に電気式ファインダを使用させる処理」に対して、撮影者が最も受け入れやすくなると考えられる。しかし、デジタルカメラの構造や設計上の配線やスペース等の問題から、マクロモード切替スイッチ30を第1の位置20に配置することが困難である場合も起きる。その場合には、第2〜第4の実施形態に示した構成とすることにより、「マクロモード時に撮影者に電気式ファインダを使用させる処理」を、撮影者に受け入れさせることができる。例えば、第2の実施形態では、第3の位置22にマクロモード切替スイッチ30”を配置する場合であり、本実施形態の場合には、電気式ファインダ状態検出スイッチ70により電気式ファインダ12の状態を検出し、表示画面14が視認不可能状態である場合にはマクロモードに設定できないようにしている。但し、第2の実施形態では、電気式ファインダ12を本体11に収容した状態ではマクロモードを用いた撮影を行うことができないことから、例えば、光学式ファインダ16と実際の撮影画像の位置ずれ(パラ)を熟知している熟練した撮影者が、電池寿命を延ばすために電気式ファインダ12を用いずにマクロモードによる撮影を行いたい場合等には、逆に希望するマクロモード撮影ができなくなり、使い勝手が悪くなってしまう。その場合には、例えば、第3の実施形態に示したように、電気式ファインダ状態検出スイッチ70により電気式ファインダ12の状態を検出し、撮影者に対しては警告を表示して注意を促すようにするが、表示画面14が視認できない場合であってもマクロモードには設定できるようにすることによりこの不具合を解決できる。
なお、上記各実施形態のマクロモード付撮像装置10,40、50、及び、80では、電気式ファインダ12をLCDファインダとしたが、本発明の電気式ファインダはLCDファインダに限定されるものではなく、ブラウン管ディスプレイ、ELディスプレイ、或いは、プラズマディスプレイ等の全ての“撮像素子からの像をリアルタイムで表示する事が可能な表示素子”すべてに適用することができる。
【0015】
【発明の効果】
上記のように請求項1の本発明では、電気式ファインダが視認可能状態でなければマクロモード切替スイッチを操作できないようにしたので、マクロモードを用いた撮影の際に、撮影者の意図とは異なる範囲が撮影されてしまう事態を防止でき、カメラの操作性の悪化を少なくすることができる。
請求項2の本発明では、電気式ファインダが視認可能状態でなければマクロモード切替スイッチが作動しないようにしたので、マクロモードを用いた撮影の際に、撮影者の意図とは異なる範囲が撮影されてしまう事態を防止でき、カメラの操作性の悪化を少なくすることができる。
請求項3の本発明では、電気式ファインダを視認不可能状態にするとマクロモードが解除されるので、マクロモードを用いた撮影の際に、撮影者の意図とは異なる範囲が撮影されてしまう事態を防止できる
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は本発明の第1の実施形態のマクロモード付撮像装置の斜視図である。
【図2】図1に示した第1の実施形態の内部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2及び第3の実施形態のマクロモード付撮像装置の斜視図である。
【図4】第2の実施形態の内部構成を示すブロック図である。
【図5】第3の実施形態の内部構成を示すブロック図である。
【図6】(a)、(b)は本発明の第4の実施形態のマクロモード付撮像装置の斜視図である。
【図7】図6に示した第4の実施形態の内部構成を示すブロック図である。
【図8】撮影画面範囲と光学式ファインダ視野範囲の関係を示す図である。
【図9】銀塩カメラにおける撮影画面範囲と光学式ファインダ視野範囲の位置ずれを示す図である。
【図10】デジタルカメラにおける撮影画面範囲と光学式ファインダ視野範囲の位置ずれを示す図である。
【符号の説明】
10、40、50、80・・・マクロモード付撮像装置、11・・・本体、12・・・電気式ファインダ(LCDファインダ)、13・・・一軸蝶番、14・・・表示画面、15・・・レリーズスイッチ、16・・・光学式ファインダ、16a・・・警告表示部、17・・・撮影状態設定スイッチ、18・・・2軸蝶番、19・・・設定内容表示窓、20・・・第1の位置、21・・・第2の位置、22・・・第3の位置、23・・・電気式ファインダオン/オフ切替スイッチ、24・・・第4の位置、30、30’、30”、30a・・・マクロモード切替スイッチ

Claims (3)

  1. 撮像対象物からの光像を入射する光学式ファインダと、撮像対象物からの光像を電気信号に変換してから画像表示すると共に該画像表示する面を撮影者が視認可能な第一の状態と視認不可能な第二の状態との何れかの状態に設定できる電気式ファインダと、通常撮影モードと近距離撮影用のマクロモードとを切り替えるためのマクロモード切替スイッチと、を備える撮像装置であって、前記マクロモード切替スイッチが設けられる位置は、前記電気式ファインダが第二の状態に設定されている場合に、前記電気式ファインダにより前記マクロモード切替スイッチが隠されて操作できなくなる位置であることを特徴とする撮像装置。
  2. 撮像対象物からの光像を入射する光学式ファインダと、撮像対象物からの光像を電気信号に変換してから画像表示すると共に該画像表示する面を撮影者が視認可能な第一の状態と視認不可能な第二の状態との何れかの状態に設定できる電気式ファインダと、通常撮影モードと近距離撮影用のマクロモードとを切り替えるためのマクロモード切替スイッチと、を備える撮像装置であって、前記マクロモード切替スイッチは、前記電気式ファインダが第二の状態に設定されている場合に、マクロモードに切り替わらないことを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載したマクロモード付撮像装置において、前記電気式ファインダの設定されている状態が第一の状態であるか第二の状態であるかを検出できる電気式ファインダ状態検出手段を備え、前記マクロモード切替スイッチがマクロモード側に切り替えられている場合であって、且つ、前記電気式ファインダが第一の状態から第二の状態に変更されたことを前記電気式ファインダ状態検出手段が検出した場合に、前記マクロモード切替スイッチを通常撮影モード側に切り替えることを特徴とする撮像装置。
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