JP2006178201A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】周辺環境が明るくてもセルフ撮影の開始をユーザに分かりやすく知らせることのできる撮像装置を提供する。
【解決手段】セルフタイマー発光モードでは、シャッターボタン80の半押しからセルフ撮影が開始するまでの所定の待機時間(例えばシャッターボタン80の半押しから5秒間)の間セルフタイマーランプ20を点滅させてセルフ撮影開始のタイミングを知らせる。セルフタイマー発光モードにおいて、処理部110は、測光処理部157の測定した外光の光量に応じた発光光量でセルフタイマーランプ20を点滅させるよう光量調節部160を制御する。即ち、外光の光量が大きければ、セルフタイマーランプ20の発光光量を増加させ、逆に外光の光量が小さければ、セルフタイマーランプ20の発光光量を減少させるよう光量調節部160に発光光量を指示することで発光を制御する。
【選択図】 図5
【解決手段】セルフタイマー発光モードでは、シャッターボタン80の半押しからセルフ撮影が開始するまでの所定の待機時間(例えばシャッターボタン80の半押しから5秒間)の間セルフタイマーランプ20を点滅させてセルフ撮影開始のタイミングを知らせる。セルフタイマー発光モードにおいて、処理部110は、測光処理部157の測定した外光の光量に応じた発光光量でセルフタイマーランプ20を点滅させるよう光量調節部160を制御する。即ち、外光の光量が大きければ、セルフタイマーランプ20の発光光量を増加させ、逆に外光の光量が小さければ、セルフタイマーランプ20の発光光量を減少させるよう光量調節部160に発光光量を指示することで発光を制御する。
【選択図】 図5
Description
本発明は撮像装置に係り、特にセルフ撮影の開始を知らせることができる撮像装置に関する。
従来、セルフ撮影の開始をユーザに知らせる技術が様々開発されている。例えば特許文献1によると、カメラの制御を行うCPUにより、オートフォーカスを行う時に、被写体が暗い場合は、LEDを点灯させることにより補助光を投光して、焦点検出動作を実行する。また、セルフタイマー撮影モードの場合は、LEDを点灯させることにより、セルフタイマー動作の確認用表示を行う。
特開平7−281079号公報
しかし、周辺環境が明るい場合、セルフタイマーランプの点灯は見づらく、ユーザにとって分かりにくい。本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、周辺環境が明るくてもセルフ撮影の開始をユーザに分かりやすく知らせることのできる撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の撮像装置は、セルフ撮影の指示を受け付ける操作部と、セルフタイマーランプと、外光の光量を測定する測光処理部と、セルフタイマーランプの発光光量を調節する光量調節部と、操作部が受け付けたセルフ撮影の指示に応じ、所定のタイミングで被写体を撮像する撮像部と、操作部がセルフ撮影の指示を受け付けた後、撮像部が所定のタイミングで撮像を開始するまでの間外光の光量に応じた発光光量でセルフタイマーランプを点滅させるよう光量調節部を制御する制御部と、を備える。
従来では、周辺環境が明るい場合、セルフタイマーランプを点滅させても、その点滅がはっきりと視認できず、セルフ撮影開始のタイミングがよく分からないという問題があった。しかし、本発明の撮像装置では、セルフ撮影が指示されたとき、測光処理部により測定された外光の光量に応じてセルフタイマーランプの発光光量を調節する。即ち、外光が明るくセルフタイマーランプの点滅が見えにくい場合でも、発光光量を増加させてセルフ撮影開始をユーザに分かりやすく知らせることができる。
測光処理部は被写体輝度の測光値を算出する測光値算出部であってもよいし、光量を検出する測光センサであってもよい。
この発明によると、外光が明るくセルフタイマーランプの点滅が見えにくい場合でも、発光光量を増加させてセルフ撮影開始をユーザに分かりやすく知らせることができる。
以下、添付した図面を参照し本発明の好ましい実施の形態を説明する。
[概略構成]
図1〜3は、本発明の好ましい実施形態に係るカメラ10の外観斜視図である。このカメラ10は、ズームレンズ12を備えたデジタルカメラであり、カメラ本体から前方へ突出したレンズ部14と本体側部のグリップ部22を撮影者が確実に保持して、撮影ブレを防止できる大きさと形状を有している。ズームレンズ12の前面略中央には円形の凹部12aが形成されている。凹部12aには、撮影を行っていないときにレンズ12の外部側表面を覆い隠すことによりレンズ12を保護するレンズバリア12bが設けられている。レンズバリア12bは開閉自在であり、開くとレンズ12の外部側表面が露出し、閉じるとレンズ12の外部側表面を覆う。レンズバリア12bの開閉は後述のレンズバリアモータ166により駆動される。
図1〜3は、本発明の好ましい実施形態に係るカメラ10の外観斜視図である。このカメラ10は、ズームレンズ12を備えたデジタルカメラであり、カメラ本体から前方へ突出したレンズ部14と本体側部のグリップ部22を撮影者が確実に保持して、撮影ブレを防止できる大きさと形状を有している。ズームレンズ12の前面略中央には円形の凹部12aが形成されている。凹部12aには、撮影を行っていないときにレンズ12の外部側表面を覆い隠すことによりレンズ12を保護するレンズバリア12bが設けられている。レンズバリア12bは開閉自在であり、開くとレンズ12の外部側表面が露出し、閉じるとレンズ12の外部側表面を覆う。レンズバリア12bの開閉は後述のレンズバリアモータ166により駆動される。
カメラ上部にはポップアップ式のストロボ16が設けられ、ストロボ発光部の横にはストロボ調光センサ18が設けられている。符号40は、ストロボ16を利用可能状態の位置にポップアップさせるストロボポップアップボタンである。グリップ部22上面にはシャッターボタン80が配置され、セルフタイマーランプ20はグリップ部22の前面に設けられている。セルフタイマーランプ20の発光光量は後述の光量調節部160によって調節される。
レンズ14にはフォーカス・ズームリング(以下FZリングという)24が設けられており、マニュアルフォーカスモード(MF)時に撮影者がFZリング24を手で回動操作すると、手動によるピント調整を行うことができる。あるいは、コンティニュアスオートフォーカス(C−AF)モード若しくはシングルオートフォーカス(S−AF)モード時に撮影者がFZリング24を手で回動操作すると、手動による光学ズーム調整を行うことができる。MF/C−AF/S−AFモードの切り換えは、モード切換スイッチ30で行う。
カメラ10の側面には、C−AFモード、S−AFモード又はMFモードを選択するモード切換スイッチ30、ズームキー32、情報ボタン34、露出補正ボタン36、及びホワイトバランス調整ボタン38等が配設されている。これら各操作部は、撮影者がカメラ10のレンズ部14を保持した左手の親指で操作できる位置に設けられている。
ズームキー32は、ズームレンズ12の焦点距離の調節と電子ズーム機能による拡大/縮小の指示に兼用される操作部である。ズームキー32は、カメラ10の前後方向に傾動するシーソー型スイッチ構造を有し、傾動方向に応じてズームレンズ12の焦点距離をテレ側及びワイド側へ変更できる。ズームキー32の前側部分(Tキー)が押されると、テレ方向(拡大方向)にズーム制御され、ズームキー32の後側部分(Wキー)が押されると、ワイド方向(縮小方向)にズーム制御される。なお、TキーとWキーを分離して別々の方向とすることも可能である。
モード切換スイッチ30がC−AFモード又はS−AFモード側に選択されると、FZリング24を手で回動操作して手動による光学ズーム調整を行うことができる。一例として、カメラ10背面から見てFZリング24を右側に回動するとテレ方向(拡大方向)にズーム制御され、FZリング24を左側に回動すると、ワイド方向(縮小方向)に光学ズーム制御される。回動方向とテレ方向/ワイド方向の関係は上記と逆でもよい。
情報ボタン34は、撮影時の撮影条件をワンタッチでカメラ10の液晶モニタ68(図2参照)に表示させる指示を与える手段である。露出補正ボタン36は、撮影画像の露出補正量を指示するときに使用され、ホワイトバランス調節ボタン38は、ホワイトバランスの設定を変更するときに使用される。
カメラ10側面に設けられている端子カバー42を開けると、他の電子機器と情報の送受信を行うための通信コネクタ(例えばUSB端子)44、映像信号を送受信する映像出力端子46、外部から電源を供給する際に利用する電源入力端子48が設けられている。
図2は、カメラ10の背面側斜視図である。カメラ背面には、ファインダー50及び液晶モニタ68が設けられ、操作部として、十字キー52、メニュー/実行ボタン54、キャンセル/戻るボタン56、表示ボタン58、シフトボタン60、表示切換ボタン62、拡大表示ボタン64、並びにAEロックの指示を入力するAE固定ボタン66等を含む操作部113が設けられている。
ファインダー50は、電子ビューファインダーで構成されるが、このファインダー50を光学式ファインダーに置換する態様も可能である。液晶モニタ68は、撮影時に画角確認用の電子ファインダーとして使用できるとともに、撮影した画像のプレビュー画やメモリカード等の外部記録装置から読み出した再生画像等を表示する表示手段である。また、十字キー52やコマンドダイヤル96(図3参照)を使用したメニューの選択や各メニューにおける各種項目の設定なども液晶モニタ68の表示画面を用いて行われる。更に液晶モニタ68には、撮影可能枚数(コマ数)や再生コマ番号の表示、マクロモード表示、記録画質(クオリティー)表示、画素数表示等の情報を表示することができる。
撮影者はファインダー50又は液晶モニタ68に映し出される映像を見て画角を調整することができる。表示切換ボタン62には、画像や情報の表示先としてファインダー50を使用するか液晶モニタ68を使用するかを切り換える指示を入力する操作部である。
十字キー52は、上下左右のいずれかの縁部を押圧することによって、対応する4方向(上下左右)の指示を入力できるように構成された多機能キーであり、メニュー画面における各種設定項目の選択や、設定内容の変更を指示する操作キーとして使用されるとともに、ズームレンズ12の焦点距離調整(テレ/ワイド操作)、電子ズームの倍率調整、ズーム中心の移動指示、再生コマの送り/戻しを指示する手段として用いられる。なお、十字キー52は、一つの操作部材が上下左右に傾動するタイプでもよいし、上下左右の4つのキーが別々に設けられていてもよい。
メニュー/実行ボタン54は、各モードの通常画面からメニュー画面へ遷移させる時、あるいは選択内容の確定、処理の実行指示の時などに使用される。キャンセル/戻るボタン56は、処理のキャンセル又は処理を以前の状態に戻すことを指定する手段であり、メニューから選んだ項目の取消や一つ前の操作状態に戻す時などに使用される。
表示ボタン58は、液晶モニタ68をON/OFF操作したり、再生中のコマ番号等の表示/非表示を切り換えるための手段である。シフトボタン60は、十字キー52などの多機能キーの機能を拡張するためのプッシュスイッチである。拡大表示ボタン64は、被写体に対する合焦状態を確認するために画面の一部(例えば、画面中心部)を拡大表示させる指示を行う操作ボタンである。
カメラ背面に設けられた操作部のうち、シフトボタン60は、他の操作ボタン(キー)との同時押しの必要に鑑み、撮影者が左手で操作できる位置に設けられているが、シフトボタン60以外の操作部(52、54、56、58、62、64、66)は、撮影者がグリップ部22を把持した右手の親指で操作できる位置に設けられている。
グリップ部22のあるカメラ側部にはスロットカバー70が開閉自在に設けられており、カバー内部には、外部記録装置を装着するメディアスロット(不図示)が設けられている。また、カメラ10の底面には、図示せぬ電池を装着する部分を覆う電池カバー72及び三脚用ねじ穴74が設けられている。
図3は、ストロボ16と鏡胴15を収納した状態のカメラ10の斜視図である。カメラ10の上面には、シャッターボタン80、電源スイッチ82、モードレバー84、ストロボ16の発光モード又は発光禁止を指示するストロボボタン86、マクロ(近距離撮影)モードの設定又は解除を指示するマクロボタン88、セルフタイマーボタン90、連写モードの設定又は解除を指示する連写ボタン92、モードダイヤル94、及び各種モードを設定するコマンドダイヤル96が設けられている。
シャッターボタン80は、画像の記録開始を指示する手段であり、シャッターボタン80を軽く押して止める「半押し」(S1)の状態で自動ピント合わせ(AF)及び自動露出制御(AE)が作動し、「半押し」から更に押し込む「全押し」(S2)の状態を指示する録画ボタンとして兼用される。モードレバー84は、カメラ10を撮影又は再生の各モードに設定する手段である。モードレバー84は、電源スイッチ82の外周に回動自在に支持されたレバースイッチで構成され、該モードレバー84の停止位置によって撮影モードと再生モードを切り換えることができる。
モードダイヤル94は、各種の撮影モードを切り換える手段である。モードダイヤル94を回し、ダイヤル上に描かれた各モードのマークを指標に合わせることにより、セットアップモード、マニュアル撮影モード、絞り優先の撮影モード、シャッター速度優先の撮影モード(通常撮影モード)、夜景、人物、遠景等の撮影シーンを設定して撮影するシーンセレクトモード、動画記録モード等のモード選択を行うことができる。
セットアップモードは、例えば記録画像の解像度、圧縮率、シャープネス、記録色、日付、ビープ音の有無等の設定を行うモードである。なお、画像の記録に関する解像度、圧縮率などは、撮影モードにおけるメニュー画面からも設定できる。マニュアル撮影モードに設定したときは、露出やストロボの発光量あるいはフォーカスなどを全て手動で設定することができる。
図4は、カメラ10の内部構成を示すブロック図である。ズームレンズ12を含む光学ユニット100の後方にはCCD等の固体撮像素子102が配置されており、ズームレンズ12を通過した光は、固体撮像素子102に入射する。固体撮像素子102の受光面には、フォトセンサが平面的に配列されており、該受光面に結像された被写体像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。こうして蓄積された信号電荷は、図示せぬドライバ回路から与えられるパルス信号に基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出され、撮像回路106に加えられる。光学ユニット100、固体撮像素子102及び撮像回路106は被写体を撮像する撮像部として機能する。
撮像回路106は、ゲイン調整回路及びA/D変換器を含み、撮像回路106を通してデジタル信号に変換された画像データは、画像処理回路108及びハイパスフィルタ(HPF)125へ送られる。画像処理回路108は、輝度・色差信号生成回路、ガンマ補正回路、シャープネス補正回路、コントラスト補正回路、ホワイトバランス補正回路、撮影画像に対する輪郭補正を含む画像処理を行う輪郭処理部、画像のノイズ低減処理を行うノイズ低減処理部、トリミング処理回路127等を含む画像処理手段であり、RISC(Reduced Instruction Set Computer)などで構成される制御部110からのコマンドに従って画像信号を処理する。
画像処理回路108に入力された画像データは、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr、Cb信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリ112に格納される。メモリ112に記憶された画像データは、制御部110の指令に従って読み出され、NTSC方式などの所定の信号形式に変換された後、表示部114に出力される。表示部114は、カメラ10に内蔵されたファインダー50、液晶モニタ68又は映像出力端子46等に接続された外部の表示装置に相当する。なお、制御部110は、OSD信号発生回路を含み、OSD信号発生回路はシャッター速度や絞り値、撮影可能枚数、撮影日時、警告メッセージ等の文字及びアイコン等の記号を表示するための信号を発生させる。このOSD信号発生回路から出力される信号は、必要に応じて画像信号に混合されて、表示部114に供給される。これにより、スルー画像や再生画像に文字やアイコン等が合成された合成画像が表示される。
固体撮像素子102から出力される画像信号によってメモリ112内の画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が表示部114に供給されることにより、固体撮像素子102を介して撮像される画像がリアルタイムに表示部114に表示される。
モードレバー84によって撮影モードが選択され、モードダイヤル94によって静止画撮影のモードが選択された状態で、シャッターボタン80が押下されると撮影開始指示(レリーズON)信号が発せられる。即ち、図示せぬフォーカス駆動部を制御してフォーカス動作を行うとともに、固体撮像素子102の電荷蓄積時間(いわゆる電子シャッター)を制御することにより露出制御を行う。
シャッターボタン80の全押し操作に呼応して、取り込まれた記録用の画像データは、画像処理回路108において所定の処理が施された後、必要に応じて圧縮処理され、外部記録装置116に記録される。
外部記録装置116は、撮影で得た画像データを保持する手段であり、例えばスマートメディアと呼ばれるメモリカードが使用される。記録メディアの形態はこれに限定されず、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリスティックなどでもよく、電子的、磁気的、もしくは光学的、又はこれらの組み合わせによる方式などに従って読み書き可能な媒体を用いることができる。異種・同種の記録メディアを問わず、複数の媒体を装着可能な構成にしてもよい。また、画像ファイルを保存する手段は、カメラ本体に着脱可能なリムーバブルメディアに限らず、カメラに内蔵された記録媒体(内蔵メモリ)であってもよい。
モードダイヤル94によって動画記録モードが設定されたときには、シャッターボタン80の押下によって録画動作がスタートし、もう一度シャッターボタン80を押下すると録画動作が停止する。シャッターボタン80を押下継続している期間、録画動作を行い、押下解除によって録画を停止するようにしてもよい。動画データは、例えばモーションJPEG形式によって外部記録装置116に記録される。
モードダイヤル94によって再生モードが設定されると、外部記録装置116から画像ファイルが読み出される。読み出された画像データは、画像処理回路108において伸張処理され、表示部114に出力される。
一方、撮像回路106のA/D変換部でデジタル信号に変換された画像データは、HPF125でG画素成分のみ抽出される。そして、積算処理部126で抽出されたG画素成分に積算処理が施されて制御部110に送られる。制御部110は、積算処理部126から送られた1画面分の64分割の画像データの内、中心付近の4エリアの平均値を算出し、これをオートフォーカス(AF)評価値とする。AF評価値は、所定周期の経過毎に算出され、算出の度にメモリ112に更新記憶される。
撮影者がモード切換スイッチ30を操作してC−AF又はS−AFモードに切り換え、FZリング24をテレ方向又はワイド方向に回動させると、制御部110は、当該操作に応じてズーム制御回路120を制御し、モータ122を駆動させる。モータ122はDCモータが用いられ、モータ122に印加する電圧の極性を変えることにより、テレ方向又はワイド方向に駆動できる。モータ122の動力が図示せぬギヤその他の動力伝達機構を介して鏡胴15に伝達されることにより鏡胴15がカメラ10本体内に沈胴し又はカメラ10本体内から出胴することで、ズームレンズ12がテレ方向又はワイド方向に移動して焦点距離が変更される。
なお、十字キー52をズーム操作キーとして機能させることもできる。例えば、カメラ10を水平に保持した状態(横位置)で、十字キー52の上キーがズームアップキー(Tキー)、下キーがズームダウンキー(Wキー)として機能させ、FZリング24に代えて、十字キー52を操作してズーム駆動してもよい。
カメラ10には、駆動したズームレンズ12の位置(ズームポジション)を検出するための手段としてレンズ位置検出回路124が設けられており、その検出結果は制御部110に通知される。制御部110は、レンズ位置検出回路124の検出信号に基づいてズーム位置制御を行う。
レンズ位置検出回路124は、モータ122の回転によりパルスを発生する回路であってもよいし、レンズ鏡胴15の外周に位置検出エンコード板を配置した態様であってもよく、本発明の実施に際して特に限定されるものではない。
制御部110は、カメラ10の各回路を統括制御する制御部であり、ズームキー32、シャッターボタン80、十字キー52、メニュー/実行ボタン54、FZリング24、モード切換スイッチ30、ズームキー32、マクロボタン88、モードレバー84、モードダイヤル94その他からなる操作部113から受信する信号に基づき、対応する回路の動作を制御するとともに、表示部114における表示制御、ストロボ発光制御、オートフォーカス(AF)制御、トリミング範囲の計算及び自動露出(AE)制御等を行う。
制御部110には、キセノン管からなるストロボ発光管156の充電及び発光を制御する充電発光制御部155も接続されており、静止画撮影において、測光処理部157により低照度であることが検出された場合や、ストロボボタン86によって発光が指示された場合や、強制発光モードが設定された場合に所定のタイミングで短時間(例えば1秒以上の短時間)発光するようにストロボ発光管156を制御する。
カメラ10の電源がオンされる度に、電源164から、コンデンサ等を備えるストロボ給電部165へ電力供給されて充電が行われ、撮影時のストロボ発光管156の発光に備える。そして、充電発光制御部155の制御に応じてストロボ給電部165からストロボ発光管156に電力供給されることでストロボ発光管156が発光する。図示しないACアダプタを電源164に接続してACアダプタから供給される外部電力をストロボ給電部165に供給することも可能である。
画像処理回路108からの画像データは、測光処理部157にも送られる。この測光処理部157は、外光の光量を測定する手段の一例である。測光処理部157は、入力される各画像データと、固体撮像素子102の電荷蓄積時間、すなわち電子シャッタのシャッタ秒時とに基づいて被写体輝度の測光値(EV値)を算出する測光値算出部により構成できる。これにより、固体撮像素子102の駆動が調節される。なお、電子シャッタのシャッタ秒時とともに絞り値を変化させてもよい。絞り値を変化させる場合には、絞り値を加味して被写体輝度に応じた測光値を算出する。このように、測光処理部157は、固体撮像素子102を受光センサとしてTTL(Through The Lens) 測光方式によって被写体の明るさ(被写体輝度)を検出する。測光処理部157は、フォトトランジスタで構成された測光センサであってもよく、測光が可能な手段であれば特に限定されない。
光量調節部160は、セルフタイマーボタン90の押下によるセルフタイマーモード指定時に点滅するセルフタイマーランプ20の発光光量を調節する手段である。光量調節部160は、電源164からセルフタイマーランプ20に供給する電流を調節することにより発光光量を調節する。発光光量は処理部110によって指示される。あるいは、光量調節部160は、セルフタイマー20を構成する多数のLEDの発光個数を変化させることで発光光量を調節してもよい。
[処理の流れ]
次に、図5のフローチャートを参照し、上記の如く構成されたカメラ10の実行する撮影処理について説明する。
次に、図5のフローチャートを参照し、上記の如く構成されたカメラ10の実行する撮影処理について説明する。
S1において、電源スイッチ82がオンにされた後、S2ではモードレバー84によって撮影モード又は再生モードのいずれかが選択されたかを判断する。撮影モードが選択された場合はS4に移行し、再生モードが選択された場合はS3に移行して外部記録装置116の画像を再生する再生モードを実行する。
S4では、セルフタイマーボタン90の押下によりセルフ撮影モードが指定されたか否かを判断する。セルフタイマーボタン90が押下された場合はS6に移行する。セルフタイマーボタン90が押下されない場合はS5の通常撮影モードに移行する。
S6では、シャッターボタン80の「半押し」(S1)を受け付け、シャッターボタン80の半押しに応じてS7に移行する。
S7では、測光処理部157により外光の光量を測定する。
S8では、セルフタイマー発光モードに移行する。セルフタイマー発光モードでは、シャッターボタン80の半押しからセルフ撮影が開始するまでの所定の待機時間(例えばシャッターボタン80の半押しから5秒間)の間セルフタイマーランプ20を点滅させてセルフ撮影開始のタイミングを知らせる。セルフタイマー発光モードにおいて、処理部110は、測光処理部157の測定した外光の光量に応じた発光光量でセルフタイマーランプ20を点滅させるよう光量調節部160を制御する。即ち、外光の光量が大きければ、セルフタイマーランプ20の発光光量を増加させ、逆に外光の光量が小さければ、セルフタイマーランプ20の発光光量を減少させるよう光量調節部160に発光光量を指示することで発光を制御する。所定の待機時間の経過はセルフタイマー(図示省略)により計時される。
S9では、シャッターボタン80の半押しから所定の待機時間が経過すると、セルフ撮影(自動撮影)を行う。
従来では、周辺環境が明るい場合、セルフタイマーランプ20を点滅させても、その点滅がはっきりと視認できず、セルフ撮影開始のタイミングがよく分からないという問題があった。しかし、上記の撮影処理では、セルフ撮影が指示されたとき、測光処理部157による外光の光量に応じてセルフタイマーランプ20の光量を調節する。即ち、外光が明るくセルフタイマーランプ20の点滅が見えにくい場合でも、光量を増加させてセルフ撮影開始をユーザに分かりやすく知らせることができる。
10:デジタルカメラ、12:ズームレンズ、12b:レンズバリア、15:鏡胴、20:セルフタイマーランプ、24:FZリング、30:モード切換スイッチ、88:マクロボタン、90:セルフタイマーボタン、100:光学ユニット、102:固体撮像素子、106:撮像回路、108:画像処理回路、110:処理部、114:表示部、120:ズーム制御部、124:レンズ位置検出回路、157:測光処理部、160:光量調節部、166:レンズバリアモータ
Claims (2)
- セルフ撮影の指示を受け付ける操作部と、
セルフタイマーランプと、
外光の光量を測定する測光処理部と、
前記セルフタイマーランプの発光光量を調節する光量調節部と、
前記操作部が受け付けた前記セルフ撮影の指示に応じ、所定のタイミングで被写体を撮像する撮像部と、
前記操作部が前記セルフ撮影の指示を受け付けた後、前記撮像部が前記所定のタイミングで撮像を開始するまでの間前記外光の光量に応じた発光光量で前記セルフタイマーランプを点滅させるよう前記光量調節部を制御する制御部と、
を備える撮像装置。 - 前記測光処理部は被写体輝度の測光値を算出する測光値算出部又は測光光量を検出する測光センサである請求項1に記載の撮像装置。
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