JP2007074212A - プロジェクタ付き電子カメラおよび電子カメラシステム - Google Patents

プロジェクタ付き電子カメラおよび電子カメラシステム Download PDF

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弘剛 野崎
Nobuhiro Fujinawa
展宏 藤縄
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Abstract

【課題】投影時に操作しやすいプロジェクタ付き電子カメラを提供する。
【解決手段】プロジェクタ付き電子カメラ10は、投影モードに切替えられると、レリーズボタン14を、投射像のオートフォーカス調節を開始させたり、投影像をフォーカス調節用のチャート像へ切替えたり、投射像を回転させたり、投影動作を一時停止させたりするための操作部材として扱うように機能変更する。さらに、ズームスイッチ16を投射像のズーム調節のための操作部材として扱うように機能変更する。レリーズボタン14およびズームスイッチ16は、プロジェクタ付き電子カメラ10の筐体の上面に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学像を投影するプロジェクタを備える電子カメラに関する。
プロジェクタを搭載した電子カメラが知られている(特許文献1)。特許文献1によれば、プロジェクションモードスイッチやビデオ再生ボタンの操作によってプロジェクタによる投影が開始される。
特開平8−146512号公報
引用文献1には、投影開始後のフォーカス調節などの投影時の操作について開示されていない。
本発明によるプロジェクタ付き電子カメラは、撮影手段と、光学像を投影する投影手段と、撮影手段によって撮影された画像データを撮影画像ファイルとして記録媒体に保存する撮影動作モード、および再生画像を投影手段に投影する投影動作モードの切替え操作が行われるモード切替え操作部材と、筐体上面に配設される上面操作部材と、モード切替え操作部材から投影動作モードへの切替え操作信号を受けると、上面操作部材からの操作信号に応じて投影手段を制御する投影制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項1に記載のプロジェクタ付き電子カメラはさらに、モード切替え操作部材から撮影動作モードへの切替え操作信号を受けると、撮影手段を制御する撮影制御手段を備えてもよく、上面操作部材は半押しおよび全押しの操作態様に応じたそれぞれの操作信号を出力するレリーズ操作部材を含めてもよい。この場合の撮影制御手段は、レリーズ操作部材の操作態様を示す信号に応じて撮影手段に撮影を開始させることもできる。
請求項2に記載のプロジェクタ付き電子カメラにおいて、投影制御手段は、レリーズ操作部材の操作態様を示す信号および当該信号の継続時間に応じて、投影手段によるフォーカス調節の開始、所定画像の投影、投影像の回転、および投影の一時停止のいずれかを投影手段に指示することもできる。
請求項1〜3のいずれか一項に記載のプロジェクタ付き電子カメラにおいて、上面操作部材は異なる操作信号を択一的に出力する操作部材を含めてもよい。この場合の撮影制御手段は、操作部材からの操作信号に応じて撮影手段にズーム調節を行わせ、投影制御手段は、操作部材からの操作信号に応じて投影手段にズーム調節を行わせることもできる。
請求項1〜3のいずれか一項に記載のプロジェクタ付き電子カメラにおいて、上面操作部材は異なる操作信号を択一的に出力する操作部材を含めてもよい。この場合の撮影制御手段は、操作部材からの操作信号に応じて撮影手段にズーム調節を行わせ、投影制御手段は、操作部材からの操作信号に応じて投影手段にフォーカス調節を行わせることもできる。
請求項1〜3のいずれか一項に記載のプロジェクタ付き電子カメラにおいて、上面操作部材は異なる操作信号を択一的に出力する操作部材を含めてもよい。この場合の撮影制御手段は、操作部材からの操作信号に応じて撮影手段にズーム調節を行わせ、投影制御手段は、操作部材からの操作信号に応じて投影手段による投影像のコマ送りおよびコマ戻しを行わせることもできる。
請求項1〜3のいずれか一項に記載のプロジェクタ付き電子カメラにおいて、上面操作部材は異なる操作信号を択一的に出力する操作部材を含めてもよい。この場合の撮影制御手段は、操作部材からの操作信号に応じて撮影手段にズーム調節を行わせ、投影制御手段は、操作部材からの操作信号に応じて投影手段によるキーストン補正量調節を行わせることもできる。
本発明による電子カメラシステムは、撮影手段、上面操作部材、および上面操作部材からの操作信号を出力する操作信号出力手段を含み、撮影手段によって撮影された画像データを撮影画像ファイルとして記録媒体に保存する電子カメラと、光学像を投影する投影手段、および電子カメラからの操作信号に応じて投影手段を制御する投影制御手段を備える投影装置とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、投影時に操作しやすいプロジェクタ付き電子カメラ、電子カメラシステムを提供できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態によるプロジェクタ付き電子カメラを前方から見た斜視図である。図1において、プロジェクタ付き電子カメラ10の正面には、撮影レンズ11と、照明光窓12と、プロジェクタ投射窓13とが設けられている。プロジェクタ付き電子カメラ10の上面には、レリーズボタン14と、ズームスイッチ16と、モード切替ダイヤル15と、メインスイッチ22とが設けられている。
図2は、図1のプロジェクタ付き電子カメラを後方から見た斜視図である。図2において、プロジェクタ付き電子カメラ10の背面には、液晶表示器17と、電子ビューファインダー18と、操作部材19と、スピーカ孔20とが設けられている。
プロジェクタ付き電子カメラ10には、後述するプロジェクタ装置(プロジェクタ部)が搭載されており、たとえば、机上に載置されたプロジェクタ付き電子カメラ10の正面側に配設されるスクリーンなどに向けて、画像などの情報をプロジェクタ投射窓13から投影する。プロジェクタ付き電子カメラ10は、スピーカ孔20の裏側にスピーカ21を内蔵しており、音声などの情報を電子カメラ10の後方へ向けて再生する。
モード切替えダイヤル15は、撮影モードや投影モードなどのプロジェクタ付き電子カメラ10の動作モードを切替えるためのモード切替え操作部材である。撮影モードは、被写体像を撮影し、撮影した画像データをメモリカードなどで構成される記録媒体に撮影画像ファイルとして保存する動作モードである。静止画撮影の場合は静止画像ファイルが生成され、動画撮影の場合には動画像ファイルが生成される。撮影動作モードにおいて、プロジェクタ付き電子カメラ10は、主としてハンドホールドで用いられる。撮影開始指示は、レリーズボタン14の押下操作に応じて出力される操作信号が対応する。プロジェクタ付き電子カメラ10には、後述する照明装置が搭載されており、キセノン管などの発光体から発せられた光が照明光窓12からプロジェクタ付き電子カメラ10の正面に向けて射出される。撮影モードでは、スピーカ孔20の裏側にスピーカ21とともに内蔵されるマイクにより集音した音声のデータを、記録媒体に保存することも可能に構成されている。
投影モードは、撮影済みの画像データを記録媒体(たとえば、後述するメモリカード200や不図示の内部メモリ)から読出すなどして、画像データによる再生画像をプロジェクタ部によってプロジェクタ投射窓13から投影する動作モードである。上述したスピーカ21からの音声再生は、投影モードにおいて作動する。なお、投影モードでは、記録媒体以外から読出された画像データや、プロジェクタ付き電子カメラ10の外部から供給される画像データによる再生画像を投影することも可能に構成されている。
プロジェクタ付き電子カメラ10には、プロジェクタ投射窓13から投影された光が撮影レンズ11のレンズ鏡筒Pでけられることがないように、レンズ鏡筒Pをカメラ筐体内に沈胴させる沈胴機構が設けられている。
図3は、以上説明したプロジェクタ付き電子カメラ10の構成を説明するブロック図である。図3において、プロジェクタ付き電子カメラ10はプロジェクタ部120と、撮像部220と、CPU101と、メモリ102と、操作部材103と、液晶表示器104と、スピーカ105と、マイク106と、外部インターフェイス(I/F)107と、照明装置108とを有する。不図示のカードスロットには、メモリカード200と、無線通信ユニット210とが実装されている。両カード(ユニット)は着脱可能である。
CPU101は、制御プログラムに基づいて、プロジェクタ付き電子カメラ10を構成する各部から入力される信号を用いて所定の演算を行うなどして、プロジェクタ付き電子カメラ10の各部に対する制御信号を送出することにより、撮影動作および投影動作の制御を行う。なお、制御プログラムはCPU101内の不図示の不揮発性メモリに格納されている。
メモリ102はCPU101の作業用メモリとして使用される。操作部材103は、図1におけるメインスイッチ22、レリーズボタン14、ズームスイッチ16、モード切替えダイヤル15、および図2における操作部材19に対応し、レリーズボタン14の押下操作に連動してオンする不図示の半押しスイッチや全押しスイッチを含む。半押しスイッチは、レリーズボタン14の押下げ量が半押し操作量に達するとオンし、全押しスイッチは、レリーズボタン14の押下げ量が半押し操作量より大きい全押し操作量に達するとオンする。操作部材103は、操作内容に対応する操作信号をCPU101へ送出する。
メモリカード200はフラッシュメモリなどの不揮発性メモリによって構成され、CPU101の指令により撮像部220で撮影された画像データなどのデータの書き込み、保存および読み出しが可能である。無線通信ユニット210は外部機器(不図示)から送信されるデータを受信して復調し、復調後の画像データおよび音声データをCPU101へ送出する。
照明装置108は、CPU101からの発光指示に応じて発光体を発光させ、被写体を照明する照明光を照明光窓12からプロジェクタ付き電子カメラ10の正面に向けて射出する。
液晶表示器104(図2において17)は、CPU101の指令により画像やテキストなどの情報を表示する。テキスト情報は、プロジェクタ付き電子カメラ10の動作状態、操作メニューなどである。スピーカ105(図2において21)は、CPU101から出力される音声データによる音声を再生する。
マイク106は、集音した音声を電気信号に変換してCPU101へ送出する。音声信号のデータは、撮影モード時にメモリカード200に記録される。
外部インターフェイス(I/F)107は、ビデオカメラなどの外部機器から送信されるビデオ信号による再生画像を液晶表示器104に表示させたりプロジェクタ部120に投影させたりするために、ビデオ信号を画像データに変換し、変換後の画像データをCPU101へ送出する。また、外部インターフェイス(I/F)107は、外部機器から送信される音声信号による音声をスピーカ105で再生させるための音声データに変換し、変換後の音声データをCPU101へ送出する。
(撮像部)
撮像部220は、撮影レンズ221(図1において11)と、イメージセンサ222と、レンズ駆動回路223と、撮影制御回路224と、鏡筒沈胴機構225とを含む。イメージセンサ222としては、CCDやCMOS撮像素子などが用いられる。撮影制御回路224は、CPU101からの指令によりイメージセンサ222およびレンズ駆動回路223を駆動制御するとともに、イメージセンサ222から出力される撮像信号(蓄積電荷信号)に対して所定の画像処理を行う。画像処理は、ホワイトバランス処理やガンマ処理などである。
撮影レンズ221は、イメージセンサ222の撮像面上に被写体像を結像させる。撮影制御回路224は、撮影開始指示に応じてイメージセンサ222に撮像を開始させ、撮像終了後にイメージセンサ222から蓄積電荷信号を読出し、上記画像処理を施した上で画像データとしてCPU101へ送出する。
レンズ駆動回路223は、撮影制御回路224から出力されるフォーカス調節信号に基づいて、撮影レンズ221を構成するフォーカスレンズ(不図示)を光軸方向に進退駆動する。また、レンズ駆動回路223は、撮影制御回路224から出力されるズーム調節信号に基づいて、撮影レンズ221を構成するズームレンズ(不図示)を光軸方向(テレ側もしくはワイド側)へ進退駆動する。フォーカス調節量およびズーム調節量は、CPU101から撮影制御回路224へ指示される。
(カメラのフォーカス調節)
撮像部220は、撮影レンズ221を構成するフォーカスレンズを光軸方向にシフトすることにより、撮影レンズ221のフォーカス調節を行う。オートフォーカス調節を行う場合のCPU101は、イメージセンサ222で撮像された画像信号のうち、フォーカス検出エリア(たとえば撮影画面中央)に対応する画像信号についての高周波数成分の積算値(いわゆる焦点評価値)を最大にするように、フォーカス調節信号を撮影制御回路224へ送る。焦点評価値を最大にするフォーカスレンズの位置は、イメージセンサ222によって撮像される被写体像のエッジのボケをなくし、画像のコントラストを最大にする合焦位置である。
(カメラのズーム調節)
撮像部220は、投影レンズ121を構成するズームレンズを光軸方向にシフトすることにより、撮影レンズ221の光学ズーム調節を行う。CPU101は、ズームスイッチ16からの操作信号に応じてズーム調節信号を撮影制御回路224へ送る。CPU101は、ズームスイッチ16から右回し操作信号が入力された場合にズームアップするようにズーム調節信号を送り、ズームスイッチ16から左回し操作信号が入力された場合にはズームダウンするようにズーム調節信号を送る。ズームスイッチ16は、異なる2つの操作信号を択一的に出力するように構成される。
また、撮影制御回路224は、CPU101からの指令に応じて鏡筒沈胴機構225へ指令を送り、撮影レンズ221の鏡筒P(図1)をプロジェクタ付き電子カメラ10の筐体内に沈胴させたり、筐体内に沈胴されている鏡筒Pを撮影時の状態(図1)まで繰出させたりする。
(プロジェクタ部)
プロジェクタ部120は、投影レンズ121と、液晶パネル122と、LED光源123と、投射制御回路124と、レンズ駆動回路125とを含む。投射制御回路124は、CPU101から出力される投影指令に応じてLED光源123に駆動電流を供給する。LED光源123は、供給された電流に応じた明るさで液晶パネル122を照明する。
投射制御回路124はさらに、CPU101から送出される画像データに応じて液晶パネル駆動信号を生成し、生成した駆動信号で液晶パネル122を駆動する。具体的には、液晶層に対して画像信号に応じた電圧を画素ごとに印加する。電圧が印加された液晶層は液晶分子の配列が変わり、当該液晶層の光の透過率が変化する。このように、画像信号に応じてLED光源123からの光を変調することにより、液晶パネル122が光像を生成する。
投影レンズ121は、液晶パネル122から射出される光像をスクリーンなどへ向けて投影する。レンズ駆動回路125は、投射制御回路124から出力されるオフセット調節信号に基づいて、投影レンズ121を光軸に対して直交する方向へ進退駆動する。また、レンズ駆動回路125は、投射制御回路124から出力されるフォーカス調節信号に基づいて、投影レンズ121を構成するフォーカスレンズ(不図示)を光軸方向へ進退駆動する。レンズ駆動回路125はさらに、投射制御回路124から出力されるズーム調節信号に基づいて、投影レンズ121を構成するズームレンズ(不図示)を光軸方向へ進退駆動する。オフセット調節量、フォーカス調節量およびズーム調節量は、CPU101から投射制御回路124へ指示される。
(投射像のオフセット)
投影レンズ121が光軸と直交する向きにシフトされることにより、プロジェクタ部120から射出される光束の射出方向が変化し、投射像がオフセットされる。投射像のオフセットは、投影レンズ121をシフトさせて行う他にも、液晶パネル122、LED光源123を光軸に対して垂直方向にシフトさせて行う構成としてもよい。すなわち、投影レンズ121と液晶パネル122の相対的位置関係を光軸に垂直な方向に変化させることで、投射像のオフセットを実現できる。
(投射像のキーストン補正)
投影レンズ121、液晶パネル122、LED光源123の一部を光軸に対して垂直方向にシフトさせる際には、そのシフト量に応じて投影するデータに対するキーストン補正を行う。投射像に上記オフセットを与えるだけでは投射像が台形状に変化するので、CPU101は、投射像を台形状から長方形状に補正するために画像処理による電気的なキーストン補正を施す。CPU101内のメモリには、あらかじめ投射像を方形状に補正するための初期補正値が記憶されている。CPU101は、オフセット調節量に対応する初期補正値を読み出し、読み出した初期補正値をもとに投影する像のデータに対するキーストン補正処理をメモリ102上で施し、キーストン補正処理後の画像データを投射制御回路124へ送出する。
(投射像のフォーカス調節)
投影レンズ121を構成するフォーカスレンズを光軸方向にシフトすることにより、プロジェクタ部120は投射像のフォーカス調節を行う。マニュアルフォーカス調節を行う場合のCPU101は、操作部材103からの操作信号に応じてフォーカス調節信号を投射制御回路124へ送る。
オートフォーカス調節を行う場合のCPU101は、撮像部220で撮像された画像信号のうち、フォーカス検出エリア(たとえば撮影画面中央)に対応する画像信号についての高周波数成分の積算値(いわゆる焦点評価値)を最大にするように、フォーカス調節信号を投射制御回路124へ送る。焦点評価値を最大にするフォーカスレンズの位置は、撮像部220の被写体である投影像のエッジのボケをなくし、投影像のコントラストを最大にするフォーカス調節位置である。
(投射像のズーム調節)
投影レンズ121を構成するズームレンズを光軸方向にシフトすることにより、プロジェクタ部120は投射像のズーム調節を行う。CPU101は、操作部材103からの操作信号に応じてズーム調節信号を投射制御回路124へ送る。
(投影ソース:source)
プロジェクタ部120は、CPU101の指令により下記ソース1.〜ソース5.のいずれかによるコンテンツを投影および再生する。CPU101は、操作部材103からソース切替え操作信号が入力されるごとに、ソース1.〜ソース4.の投影画像をソース1.→2.→3.→4.→1.…の順にサイクリックに切替えるように、各画像に対応する画像データをプロジェクタ部120へ送出する。ただし、プロジェクタ付き電子カメラ10にメモリカード200が装着されていない場合にはソース1.がスキップされ、無線通信ユニット210が装着されていない場合にはソース2.がスキップされる。また、外部インターフェイス(I/F)107に外部機器が接続されていない場合にはソース4.がスキップされる。
また、CPU101は、操作部材103からチャート投影への切替え操作信号が入力されると、下記ソース5.に対応する画像データをプロジェクタ部120へ送出する。
ソース1.メモリカード200から読出したデータによる再生画像
ソース2.無線通信ユニット210で受信されたデータによる再生画像
ソース3.内部メモリ(CPU101内の不揮発性メモリなど)に記録されている画像データによる再生画像
ソース4.外部インターフェイス(I/F)107から入力されたデータによる再生画像
ソース5.フォーカス調節用のチャートであり、たとえば、白地に黒線による縞模様で構成される画像
CPU101は、上記ソース1.またはソース3.に対応する画像を投影する場合、記録日時が最も新しい(記録されている画像データの中で最後に撮影されたもの)画像データをメモリカード200(もしくは内部メモリ)から順に読出し、読出した画像データをプロジェクタ部120へ送出する。
本発明は、上記プロジェクタ付き電子カメラ10が投影モードに切替えられた場合の動作に特徴を有するので、投影モード起動時にCPU101によって行われる制御を中心に説明する。
図4は、プロジェクタ付き電子カメラ10のCPU101が投影モードにおいて実行するプログラムによる処理の流れを説明するフローチャートである。図4による処理は、モード切替えダイヤル15からCPU101へ投影モードへの切替えを指示する操作信号が入力されると起動する。
図4のステップS1において、CPU101は、撮影制御回路224へ撮像部オフを指示するとともに、液晶表示器104の表示オフを指示してステップS2へ進む。これにより、撮像部220における撮像動作が停止し、液晶表示器104による表示が停止する。
ステップS2において、CPU101は、レンズ鏡筒Pが沈胴状態か否かを判定する。CPU101は、撮影制御回路224から沈胴状態を示す信号を受けるとステップS2を肯定判定してステップS4へ進み、非沈胴状態を示す信号を受けた場合にはステップS2を否定判定し、ステップS3へ進む。
ステップS3において、CPU101は、撮影制御回路224へ沈胴指令(指示)を送出してステップS4へ進む。ステップS4において、CPU101は、投射制御回路124へ投影開始を指示するとともに、操作部材103のうち、プロジェクタ付き電子カメラ10の上面に配設されているレリーズボタン14およびズームスイッチ16の機能変更を行ってステップS5へ進む。投影開始指示により、プロジェクタ部120においてLED光源123が点灯される。
上記ステップS4以降、後述するステップS11において機能変更を解除するまで、レリーズボタン14およびズームスイッチ16は撮影モード時と異なる機能の操作部材として扱われる。レリーズボタン14の場合、撮影指示のための操作部材ではなく、投射像のオートフォーカス調節を開始させたり、上記ソース5.のフォーカス調節用のチャート投影像へ切替えたり、投射像を回転させたり、投影動作を一時停止させるための操作部材として扱われる。ズームスイッチ16の場合は、撮影レンズ221のズーム調節ではなく、投影レンズ(投射像)のズーム調節のための操作部材として扱われる。
ステップS5において、CPU101は、記録日時が最も新しい画像データをメモリカード200(もしくは内部メモリ)から読出し(デフォルト設定ではメモリカード200から読出す)、読出した画像データをプロジェクタ部120へ送出してステップS6へ進む。これにより、CPU101がプロジェクタ部120へ送出した画像データによる再生画像が投影される。なお、CPU101は、投影中の画像のデータファイルに対応付けられて音声データが記憶されている場合には、当該音声データによる音声をスピーカ105から再生する。画像データは、静止画−動画−静止画−静止画…のように混在していてもよい。
ステップS6において、CPU101は、ユーザーによる操作が行われたか否かを判定する。CPU101は、操作部材103(図3)から操作信号が入力されるとステップS6を肯定判定してステップS7へ進み、操作部材103から操作信号が入力されない場合にはステップS6を否定判定し、ステップS9へ進む。
ステップS9において、CPU101は、プロジェクタ部120へ送出する画像データが上記ソース1.またはソース3.に対応する画像(すなわち、記録画像)か否かを判定する。CPU101は、プロジェクタ部120へ送出する画像データが記録画像である場合にステップS9を肯定判定してステップS10へ進み、プロジェクタ部120へ送出する画像データが上記ソース2.またはソース4.に対応する画像(すなわち、非記録画像)である場合にはステップS9を否定判定し、ステップS6へ戻る。
ステップS10において、CPU101はタイムアップか否かを判定する。CPU101は、内蔵タイマーが所定時間(たとえば、5秒)を計時するとステップS10を肯定判定してステップS5へ戻り、所定時間に達していない場合にはステップS10を否定判定し、ステップS6へ戻る。なお、計時は投影中の画像データを読出してから経過した時間である。
ステップS10からステップS5へ戻る場合は、いわゆるスライドショー投影を行う場合である。つまり、メモリカード200(もしくは内部メモリ)から読出された画像データによる画像が投影され、5秒間を計時するとメモリカード200(もしくは内部メモリ)から次の画像データが読出され、投影中の画像が後から読出された画像データによる投影画像に順次更新される。なお、スライドショー投影における1画像当たりの投影時間は、上記5秒間に限らず、適宜設定変更可能に構成されている。
上記ステップS6を肯定判定して進むステップS7において、CPU101はユーザーによる操作がモード切替え操作か否かを判定する。CPU101は、入力された操作信号がモード切替えダイヤル15からの撮影モードへ切替える操作信号である場合、ステップS7を肯定判定してステップS11へ進む。また、CPU101は、入力された操作信号がレリーズボタン14およびズームスイッチ16からのソース切替え操作信号(たとえば、ズームスイッチ16の操作信号とレリーズボタン14からの半押し操作信号が同時に入力される)である場合、ステップS7を否定判定してステップS8へ進む。さらにまた、CPU101は、入力された操作信号がレリーズボタン14もしくはズームスイッチ16からの操作信号である場合、ステップS7を否定判定してステップ12へ進む。ステップS8へ進む場合はソース切替え指示されたとみなし、ステップS12へ進む場合は投影調整指示されたとみなす。
ステップS11において、CPU101は、投射制御回路124へ投影終了を指示するとともに、レリーズボタン14およびズームスイッチ16の機能変更を解除して図4による処理を終了する。これにより、プロジェクタ部120においてLED光源123が消灯される。なお、投影コンテンツが上記ソース1.の場合、メモリ102上にメモリカード200から読み込んだデータを保存しない。投影コンテンツが上記2の場合は、メモリ102上に無線通信ユニット210で受信されたデータを保存しない。また、投影コンテンツが上記3の場合は、メモリ102上に外部インターフェイス107によって受信されたデータを保存しない。
ステップS8において、CPU101は、ズームスイッチ16の操作信号とレリーズボタン14からの半押し操作信号が同時に入力されるごとに、プロジェクタ部120へ送出する画像データを、上記ソース1.→2.→3.→4.→1.…の順に1つ切替えてステップS9へ進む。
ステップS12において、CPU101は投影調節処理を行ってステップS9へ進む。投影調節処理の詳細について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。図5のステップS51において、CPU101は、ユーザーによって操作された操作部材がズームスイッチか否かを判定する。CPU101は、入力操作信号がズームスイッチ16からの操作信号の場合にステップS51を肯定判定してステップS52へ進み、ズームスイッチ16からの操作信号でない場合にはステップS51を否定判定し、ステップS53へ進む。
ステップS52において、CPU101は、光学ズーム処理を行ってステップS51へ戻る。CPU101は、光学ズーム処理として、たとえば、ズームスイッチ16が右回し操作された場合に投影像をズームアップするように投射制御回路124へズーム調節信号を送り、ズームスイッチ16が左回し操作された場合には、投影像をズームダウンするように投射制御回路124へズーム調節信号を送る。
ステップS53において、CPU101は、ユーザーによってレリーズボタン14が半押し操作されたされた(すなわち、半押しスイッチから操作信号が出力された)か否かを判定する。CPU101は、入力された操作信号が半押し操作信号である場合にステップS53を肯定判定してステップS54へ進み、半押し操作信号でない場合にはステップS53を否定判定し、ステップS56へ進む。
ステップS54において、CPU101は、長押しされたか否かを判定する。CPU101は、半押し操作信号が所定時間(たとえば、3秒)以内に解除された場合にステップS54を否定判定してステップS55へ進み、所定時間以上継続された場合にはステップS54を肯定判定してステップS59へ進む。
レリーズボタン14の長押しでない半押し操作による半押し操作信号は、オートフォーカス(AF)指示に対応する。ステップS55において、CPU101は、AF処理を開始させてステップS51へ戻る。具体的には、撮影制御回路224へ撮像部オンを指示するとともに、撮像部220で撮像される画像信号から得られる焦点評価値を最大にするように、フォーカス調節信号を投射制御回路124へ送る。なお、CPU101は、AF処理を終了すると撮影制御回路224へ撮像部オフを指示する。
レリーズボタン14の半押し長押し操作による半押し操作信号は、チャート投影オン/オフの切替え指示に対応する。ステップS59において、CPU101は、上記ソース5.のフォーカス調節用のチャートを投影中か否かを判定する。CPU101は、チャート画像を投影している(フォーカス調節用のチャート画像データをプロジェクタ部120へ送出済み)の場合にステップS59を肯定判定してステップS60へ進み、上記ソース1.〜ソース4.のいずれかの再生像を投影中の場合にはステップS59を否定判定してステップS61へ進む。
ステップS60において、CPU101はチャート投影をオフさせる。具体的には、チャート画像に代えてチャート投影前の直近に投影していた上記ソース1.〜ソース4.のいずれかの再生像を投影するように、直近に投影していた画像データをプロジェクタ部120へ送出してステップS51へ戻る。
ステップS61において、CPU101はチャート投影をオンさせる。具体的には、上記ソース1.〜ソース4.のいずれかの再生画像に代えて上記ソース5.のチャート画像を投影するように、チャート画像データをプロジェクタ部120へ送出してステップS51へ戻る。
ステップS56において、CPU101は、ユーザーによってレリーズボタン14が全押し操作されたされた(すなわち、全押しスイッチから操作信号が出力された)か否かを判定する。CPU101は、入力された操作信号が全押し操作信号である場合にステップS56を肯定判定してステップS57へ進み、全押し操作信号でない場合にはステップS56を否定判定し、図5の処理を終了して図4のステップS9へ進む。
ステップS57において、CPU101は、長押しされたか否かを判定する。CPU101は、全押し操作信号が所定時間(たとえば、3秒)以内に解除された場合にステップS57を否定判定してステップS58へ進み、所定時間以上継続された場合にはステップS57を肯定判定してステップS62へ進む。
レリーズボタン14の長押しでない全押し操作による全押し操作信号は、投影像の回転指示に対応する。ステップS58において、CPU101は、以下のように投影像を回転させてステップS51へ戻る。
(投影画像の回転)
CPU101は、メモリ102上で画像データを時計回転回りに90度回転させた上で、回転処理後の画像データをプロジェクタ部120へ送出する。この場合のCPU101は、回転処理後の画像が投影範囲に収まるように、投影画像のアスペクト比に応じたサイズ変換処理も合わせて行う。たとえば、画像データのアスペクト比が横4:縦3の比率であって、液晶パネル122のアスペクト比も横4:縦3の比率で表される場合には、回転処理後の画像について、縦方向、横方向それぞれに3/4の画素数で表すようにデータサイズを縮小処理する。この結果、画像データの長辺と液晶パネル122の短辺とを対応させるように回転処理および縮小処理が施された画像が投影される。
CPU101は、投影像の回転指示が入力されるごとに上記サイズ変換処理および回転処理を繰り返すように構成されている。サイズ変換処理は、上記アスペクト比に応じて縦横それぞれ3/4の画素数に縮小する縮小処理(画像データの長辺を液晶パネル122の短辺に対応させる)と、縦横それぞれ4/3の画素数に拡大する拡大処理(画像データの長辺を液晶パネル122の長辺に対応させる)とが交互に行われる。この結果、たとえば、投影像の回転指示が4回続けて行われる場合には、投影画像が時計回転回りに1周するとともに、投影画像のサイズは投影像の回転指示が入力される前と同一のサイズに戻る。なお、投影画像の回転方向は、反時計回転回りに行うように構成してもよい。
レリーズボタン14の全押し長押し操作による全押し操作信号は、投影動作の一時停止/解除の切替え指示に対応する。ステップS62において、CPU101は、投影動作を一時停止中か否かを判定する。CPU101は、投影動作を一時停止している場合にステップS62を肯定判定してステップS63へ進み、投影中の場合にはステップS62を否定判定してステップS64へ進む。
ステップS63において、CPU101は一時停止を解除させる。具体的には、CPU101が投射制御回路124へ指令を送り、LED光源123および液晶パネル122への通電を再開させてステップS51へ戻る。これにより、プロジェクタ部120からの光像の投影が再開される。
一時停止中において、投影コンテンツが上記ソース1.の場合はメモリ102上にメモリカード200の情報、およびメモリカード200から読み込んだデータが保存される。同様に、投影コンテンツが上記2の場合は無線通信ユニット210と外部機器との通信が継続され、メモリ102上に無線通信ユニット210によって受信されたデータが保存される。また、投影コンテンツが上記3の場合は外部インターフェイス107と外部機器との通信が継続され、メモリ102上に外部インターフェイス107によって受信されたデータが保存される。このように一時停止中にメモリ102上のデータを保存しておくことにより、一時停止の解除時にメモリ102に保存されているデータを用いてただちに投影が再開される。
ステップS64において、CPU101は投影動作を一時停止させる。具体的には、CPU101が投射制御回路124へ指令を送り、LED光源123および液晶パネル122への通電を停止させてステップS51へ戻る。これにより、プロジェクタ部120からの光像が投影されなくなる。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)プロジェクタ付き電子カメラ10は、投影モードに切替えられると、メモリカード200に記録されている画像データによる再生画像を自動的にスライドショー投影する(ステップS4〜S6、ステップS9〜S10)ようにしたので、投影モードに切替え後、投影ランプのオン操作や投影画像の選択操作が不要である。この結果、プロジェクタ付き電子カメラ10の投影モードにおける使い勝手がよくなる。
(2)プロジェクタ付き電子カメラ10は、投影モードに切替えられると、レリーズボタン14を投射像のオートフォーカス調節を開始させたり、投影像を上記ソース5.のフォーカス調節用のチャート像へ切替えたり、投射像を回転させたり、投影動作を一時停止させたりするための操作部材として扱うように機能変更し、ズームスイッチ16を投射像のズーム調節のための操作部材として扱うように機能変更した(ステップS4)。これにより、投影に関する新たな操作部材を追加しなくてもよい。
(3)上記(2)の機能変更は、プロジェクタ付き電子カメラ10の筐体の上面に設けられている操作部材14、16に適用したので、たとえば、プロジェクタ付き電子カメラ10を机上に載置して投影させている場合に、操作部材14、16をいずれの方向からも視認することができ、筐体の背面に設けられている操作部材に比べて操作し易い。さらに、筐体の上面に設けられている操作部材14、16は、操作に伴って筐体が動くおそれが少ないため、操作に伴って投影画像が移動してしまうおそれを低減できる。
(4)プロジェクタ付き電子カメラ10は、投影モードにおいてソース切替え指示されるごとに、上記ソース1.〜ソース4.に対応する投影像をサイクリックに切替えるようにした(ステップS8)。これにより、プロジェクタ付き電子カメラ10へ入力される画像のデータ形式、信号形式にかかわらず、再生画像をプロジェクタ部120に投影させることができる上に、投影コンテンツの選択を簡単な操作で行うことができる。
上述した説明では、プロジェクタ付き電子カメラ10が投影モードに切替えられた場合、メモリカード200に記録されている画像データを選択し、選択した画像データによる再生画像を自動的にスライドショー投影する(図4において最初にステップS5を行う場合にメモリカード200から読出す)例を説明した。この代わりに、上記ソース3.に対応する内部メモリに記録されている画像データによる再生画像を投影するようにしてもよい。
また、プロジェクタ付き電子カメラ10が投影モードに切替えられた場合、上記ソース2.もしくはソース4.に対応する画像を選択して投影してもよい。
上記説明では、プロジェクタ付き電子カメラ10の筐体の上面に設けられる操作部材としてレリーズボタン14、ズームスイッチ16を例に説明したが、プロジェクタ付き電子カメラ10が平面上に載置された状態で上面に位置する操作部材、もしくは三脚等で固定された状態で上面に位置する操作部材であれば、他の操作部材でもよい。
ズームスイッチ16は、上述した回転操作型スイッチの代わりに、異なる2つの操作信号を択一的に出力するシーソー型スイッチで構成してもよい。また、「ズームアップ」スイッチと「ズームダウン」スイッチとを独立させた2つのスイッチで構成してもよい。
レリーズボタン14の押下操作に連動する半押し、半押し長押し、全押し、および全押し長押しの4通りの操作態様と、AF開始指示、チャート投影オン/オフの切替え指示、投影像の回転指示、および投影動作の一時停止/解除の切替え指示の4通りの指示内容との関係は、上述した組み合わせ以外の他の組み合わせであってもよい。
(変形例1)
プロジェクタ付き電子カメラ10が投影モードに切替えられた場合、ズームスイッチ16を投射像のズーム調節のための操作部材として扱う代わりに、投影画像のコマ送り、コマ戻しのための操作部材として扱うように機能変更してもよい。
この場合のCPU101は、プロジェクタ部120が上記ソース1.またはソース3.に対応する画像を投影している状態でズームスイッチ16から左回し操作信号が入力されると、投影中の画像より1コマ前の画像データをメモリカード200(もしくは内部メモリ)から読出してプロジェクタ部120へ送出する。これにより、投影中の画像に代えて1コマ前の画像がプロジェクタ部120により投影される。この場合の左回し操作信号は、コマ戻し指示に対応する。
一方、CPU101は、上記ソース1.またはソース3.に対応する画像が投影されている状態でズームスイッチ16から右回し操作信号が入力されると、投影中の画像より1コマ後の画像データをメモリカード200(もしくは内部メモリ)から読出してプロジェクタ部120へ送出する。これにより、投影中の画像に代えて1コマ後の画像がプロジェクタ部120により投影される。この場合の右回し操作信号は、コマ送り指示に対応する。
(変形例2)
プロジェクタ付き電子カメラ10が投影モードに切替えられた場合、ズームスイッチ16を、投射像のマニュアルフォーカス調節のための操作部材として扱うように機能変更してもよい。
この場合のCPU101は、ズームスイッチ16から右回し操作信号が入力されると、ズームスイッチ16の操作量に応じてフォーカスレンズを至近側へ移動させるように、フォーカス調節信号を投射制御回路124へ送る。一方、CPU101は、ズームスイッチ16から左回し操作信号が入力されると、ズームスイッチ16の操作量に応じてフォーカスレンズを無限遠側へ移動させるように、フォーカス調節信号を投射制御回路124へ送る。
(変形例3)
プロジェクタ付き電子カメラ10が投影モードに切替えられた場合、ズームスイッチ16を、投射像のキーストン補正量調節のための操作部材として扱うように機能変更してもよい。
この場合のCPU101は、ズームスイッチ16から右回し操作信号が入力されると、投射像を方形状に補正するための初期補正値に対し、ズームスイッチ16の操作量に応じて1より大きいゲインを掛ける。一方、CPU101は、ズームスイッチ16から左回し操作信号が入力されると、上記初期補正値に対し、ズームスイッチ16の操作量に応じて1より小さいゲインを掛ける。CPU101は、ゲインを掛けた後の初期補正値をもとに投影する像のデータに対するキーストン補正処理をメモリ102上で施し、キーストン補正処理後の画像データを投射制御回路124へ送出する。
プロジェクタと電子カメラとがあらかじめ一体化されたプロジェクタ付き電子カメラ10を例に説明したが、電子カメラに対して着脱自在に構成したプロジェクタと電子カメラとで電子カメラシステムを構成してもよい。この場合の電子カメラシステムは、電子カメラのアクセサリーシュー(不図示)にプロジェクタが装着されると投影モードに切替わり、図4と同様のプログラムを起動させる。なお、電子カメラ側のCPU101と、プロジェクタ側の投射制御回路とは、アクセサリーシューに併設される信号用端子(不図示)を介してデータを送受する。電子カメラの操作部材からの操作信号は、上記信号用端子を介してプロジェクタ側へ送信される。
以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係に何ら限定されるものではない。
本発明の一実施形態によるプロジェクタ付き電子カメラを前方から見た斜視図である。 図1のプロジェクタ付き電子カメラを後方から見た斜視図である。 プロジェクタ付き電子カメラの構成を説明するブロック図である。 CPUが投影モード時に実行するプログラムによる処理の流れを説明するフローチャートである。 投影調節処理の詳細について説明するフローチャートである。
符号の説明
10…プロジェクタ付き電子カメラ
11(221)…撮影レンズ
13…プロジェクタ投射窓
14…レリーズボタン
15…モード切替ダイヤル
16…ズームスイッチ
17(104)…液晶表示器
19(103)…操作部材
101…CPU
120…プロジェクタ部
200…メモリカード
210…無線通信ユニット
220…撮像部

Claims (8)

  1. 撮影手段と、
    光学像を投影する投影手段と、
    前記撮影手段によって撮影された画像データを撮影画像ファイルとして記録媒体に保存する撮影動作モード、および再生画像を前記投影手段に投影する投影動作モードの切替え操作が行われるモード切替え操作部材と、
    筐体上面に配設される上面操作部材と、
    前記モード切替え操作部材から前記投影動作モードへの切替え操作信号を受けると、前記上面操作部材からの操作信号に応じて前記投影手段を制御する投影制御手段とを備えることを特徴とするプロジェクタ付き電子カメラ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタ付き電子カメラにおいて、
    前記モード切替え操作部材から前記撮影動作モードへの切替え操作信号を受けると、前記撮影手段を制御する撮影制御手段をさらに備え、
    前記上面操作部材は半押しおよび全押しの操作態様に応じたそれぞれの操作信号を出力するレリーズ操作部材を含み、
    前記撮影制御手段は、前記レリーズ操作部材の操作態様を示す信号に応じて前記撮影手段に撮影を開始させることを特徴とするプロジェクタ付き電子カメラ。
  3. 請求項2に記載のプロジェクタ付き電子カメラにおいて、
    前記投影制御手段は、前記レリーズ操作部材の操作態様を示す信号および当該信号の継続時間に応じて、前記投影手段によるフォーカス調節の開始、所定画像の投影、投影像の回転、および投影の一時停止のいずれかを前記投影手段に指示することを特徴とするプロジェクタ付き電子カメラ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のプロジェクタ付き電子カメラにおいて、
    前記上面操作部材は異なる操作信号を択一的に出力する操作部材を含み、
    前記撮影制御手段は、前記操作部材からの操作信号に応じて前記撮影手段にズーム調節を行わせ、
    前記投影制御手段は、前記操作部材からの操作信号に応じて前記投影手段にズーム調節を行わせることを特徴とするプロジェクタ付き電子カメラ。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のプロジェクタ付き電子カメラにおいて、
    前記上面操作部材は異なる操作信号を択一的に出力する操作部材を含み、
    前記撮影制御手段は、前記操作部材からの操作信号に応じて前記撮影手段にズーム調節を行わせ、
    前記投影制御手段は、前記操作部材からの操作信号に応じて前記投影手段にフォーカス調節を行わせることを特徴とするプロジェクタ付き電子カメラ。
  6. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のプロジェクタ付き電子カメラにおいて、
    前記上面操作部材は異なる操作信号を択一的に出力する操作部材を含み、
    前記撮影制御手段は、前記操作部材からの操作信号に応じて前記撮影手段にズーム調節を行わせ、
    前記投影制御手段は、前記操作部材からの操作信号に応じて前記投影手段による投影像のコマ送りおよびコマ戻しを行わせることを特徴とするプロジェクタ付き電子カメラ。
  7. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のプロジェクタ付き電子カメラにおいて、
    前記上面操作部材は異なる操作信号を択一的に出力する操作部材を含み、
    前記撮影制御手段は、前記操作部材からの操作信号に応じて前記撮影手段にズーム調節を行わせ、
    前記投影制御手段は、前記操作部材からの操作信号に応じて前記投影手段によるキーストン補正量調節を行わせることを特徴とするプロジェクタ付き電子カメラ。
  8. 撮影手段、上面操作部材、および前記上面操作部材からの操作信号を出力する操作信号出力手段を含み、前記撮影手段によって撮影された画像データを撮影画像ファイルとして記録媒体に保存する電子カメラと、
    光学像を投影する投影手段、および前記電子カメラからの操作信号に応じて前記投影手段を制御する投影制御手段を備える投影装置とを備えることを特徴とする電子カメラシステム。
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