JP2005203953A - 撮像投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯しての使用が前提となる小型電子機器で、表示部の画面の大きさ以上に画像を拡大しての表示を可能としながらも、そのための機構を使用しない状態での取扱いが煩雑とならず、携帯性を損なうことがない撮像投影装置を提供する
【解決手段】撮影レンズ2と、この撮影レンズ2の光路上の合焦位置に挿脱可能に配置されたCCD23と、画像を表示する透過型カラー液晶パネル20bと、この表示パネル20bの画像表示方向の背面側に配置されたバックライト機構20aと、撮影モード時と投影モード時とでCCD23の上記合焦位置への挿脱を切換える切換機構と、投影モード時に上記バックライト機構20a及びカラー液晶パネル20b双方の少なくとも一部を上記撮影レンズ2の光路上に配置するヒンジ部21とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、特にデジタルカメラやカメラ付き携帯電話機等の小型携帯機器に好適な撮像投影装置に関する。
近時、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話機等の携帯性を重視した小型電子機器では、撮像機能を有するだけでなく、撮像により得た画像を再生表示する表示部での視認性を高めるために、液晶表示部のサイズが徐々に大きいものとなっている。
しかしながら、装置本体の大きさが年々小型化していく一方で、表示部のサイズを大きくするのには限界があり、それがために、より表示部画面を拡大して見ることができるようにしたものが種々考えられている。(例えば、特許文献1,2)
特開2001−197177号公報 特開2003−143282号公報
しかしながら、上記各特許文献の技術はいずれも装置の表示部に対して拡大用の光学レンズを取付けるようにしたもので、装置本体に装着した状態、あるいは別体とした状態で携帯しなければならず、使用しない状態での取扱いが煩わしいという不具合があった。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、携帯しての使用が前提となる小型電子機器で、表示部の画面の大きさ以上に画像を拡大しての表示を可能としながらも、そのための機構を使用しない状態での取扱いが煩雑とならず、携帯性を損なうことがない撮像投影装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、光学レンズ系と、この光学レンズ系の光路上の合焦位置に挿脱可能に配置された撮像素子と、画像を表示する透過型表示パネルと、この透過型表示パネルの画像表示方向の背面側に配置されたバックライトと、撮影モード時と投影モード時とで上記撮像素子の上記合焦位置への挿脱を切換える位置制御手段と、投影モード時に上記バックライト及び透過型表示パネル双方の少なくとも一部を上記光学レンズ系の光路上に配置する投影機構とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記バックライトの投影モード時に上記光学レンズ系の光路上に配置される少なくとも一部は、投影モード時に発光輝度をより高めることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記バックライトは、投影モード時に上記光学レンズ系の光路上に配置される一部と、配置されない他部とで発光素子を別に設け、投影モード時に上記光学レンズ系の光路上に配置される一部側の発光素子は少なくとも発光輝度を制御可能としたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記光学レンズ系の光路中に挿脱可能に配置される、投影モード専用の投影レンズをさらに具備したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記投影機構により撮影モード時に上記バックライト及び透過型表示パネル双方の少なくとも一部が上記光学レンズ系の光路上にない状態で、装置外部から上記撮像素子への入光を遮断する遮光手段をさらに具備したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、上記請求項5記載の発明において、上記遮光手段は、投影モードの設定を行なうスイッチを兼用することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、上記請求項5記載の発明において、上記遮光手段は、上記位置制御手段により装置内部で上記撮像素子と連動して配置されることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記装置はヒンジ機構を介して2つの筐体を接続した折りたたみ式の本体を有し、上記光学レンズ系、撮像素子、上記遮光手段及び位置制御手段が第1の筐体に設けられ、且つ該遮光手段は本体折りたたみ時に内面となる側に設けられ、上記透過型表示パネル及びバックライトが第2の筐体の本体折りたたみ時に内面となる側に設けられることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、撮像のための光学レンズ系と表示用の透過型表示パネル及びバックライトとを投影にも兼用し、装置内部の撮像素子の位置を光路から退避させた上で上記バックライト及び透過型表示パネル双方の少なくとも一部を上記光学レンズ系の光路上に配置して表示画像をそのまま投影可能としたことにより、投影表示のための機構を使用しない状態での取扱いが煩雑とならず、携帯性を損なうことがない。
請求項2記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、投影モード時にその光源となるバックライトの少なくとも一部の発光輝度をより高めるものとしたので、投影モード時により明るく、したがって投影対象との距離をとって、より大きな画像を投影表示させることができる。
請求項3記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、投影モード時の光源としても適した発光素子を予めバックライトの少なくとも一部に採用することで、投影モード時の発光輝度を高め、且つ電力消費の少ない発光素子を選択するなど、より投影モード時に投影表示される画像の質を上げながら、装置の負担を軽減させることが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、投影モード専用の投影レンズを設けて投影モード時の焦点距離等、光学的特性を補償することにより、撮影を行なうための光学レンズ系の設計がより容易となる。
請求項5記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、撮影モード時に光学レンズ系以外から撮像素子に外光が入射するのを確実に防止できる。
請求項6記載の発明によれば、上記請求項5記載の発明の効果に加えて、遮光手段を投影モードの設定を行なうスイッチと兼用することで、投影モードの設定/解除のための機構を減らすことができるだけでなく、投影モードの設定/解除のための操作性をより向上させることができる。
請求項7記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、上記遮光手段を装置内部で上記撮像素子と連動して配置されるものとすることで、例えばユーザによる遮光用カバーの手動での着脱等の手間を省き、より操作性を向上させることができる。
請求項8記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、投影モード時の画像形成及び光源側と投影側の位置設定を装置の折りたたみ操作により簡易に実現できる。
(第1の実施の形態)
以下本発明を投影機能付きのデジタルカメラに適用した場合の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、その外観構成を示すもので、図1(A)が主に前面の、図1(B)が主に背面の構成を示す斜視図である。
このデジタルカメラ1は、略矩形の薄板状ボディの前面に、(光学)ズーム機能を有する撮影レンズ2、セルフタイマランプ3、光学ファインダ窓4、マイクロホン部5、ストロボ発光部6、及びバーグリップ7を配設し、上面の(ユーザにとって)右端側には電源キー8及びシャッタキー9を配する。
バーグリップ7は、ユーザが撮影時にデジタルカメラ1を右手で筐体右側面側から把持した場合に右手中指、薬指、及び小指が確実に該筐体を把持できるように配設された金属製の帯状突起である。
また、電源キー8は、電源のオン/オフ毎に操作するキーであり、シャッタキー9は、撮影モード時に撮影を指示する。
また、デジタルカメラ1の背面には、W/Tキー10、撮影モード(REC)キー11、再生モード(PLAY)キー12、投影モード(PROJ.)キー13、メニュー(MENU)キー14、リングキー15、セット(SET)キー16、スピーカ部17、インジケータ部18、光学ファインダ19、及び表示部20を配する。
W/Tキー10は、シーソースイッチでなり、W(Wide:広角)側あるいはT(Tele:望遠)側を操作することで上記撮影レンズ2の焦点距離をしての範囲内で無段界に可変設定する。
撮影モードキー11、再生モードキー12、及び投影モードキー13は、その操作により電源のオン/オフに関係なく無条件に電源をオン設定すると共に、その操作されたキーに応じて基本モードを撮影モードあるいは再生モードあるいは投影モードを選択設定する。
メニューキー14は、各種メニュー項目等を選択させる際に操作する。
リングキー15は、円周状のキーでなり、その操作位置に対応して上下左右各方向へのカーソル移動を指示する。セットキー16は、円周状の上記リングキー15の中心に位置し、仮選択状態にある項目の選択設定を指示する。
スピーカ部17は、再生モードまたは投影モード時に必要により音声を拡声出力する。
インジケータ部18は、例えば赤色と緑色各1個、計2個のLEDランプでなり、ストロボの充電状態やAF(自動合焦)機能に伴う合焦状態等を点灯または点滅とそのパターンにより表示する。
表示部20は、透過型のカラー液晶表示パネルと冷陰極管及び拡散板とでなるバックライト機構を一体に構成するもので、図示する如くヒンジ部21を中心として矢印Aに示すように回動可能となっており、同図は再生モード時の回動位置を示す。
この再生モードの状態では、手前側にカラー液晶パネルが、背面(カメラの前)側にバックライト機構が位置し、このデジタルカメラ1の背面側に位置しているユーザが表示再生される画像を視認可能となる。
また、投影モード時には、この表示部20を矢印Aに沿ってヒンジ部21を中心に略180°回動させ、反対側のボディ凹部1aに嵌合させる。このボディ凹部1aは、表示部20が当接される面が透明樹脂により封止され、デジタルカメラ1内部の気密を保ちながら、撮影レンズ2の光路上に表示部20を配置させるためのものである。
そして、撮影モード時及び再生モード時には、樹脂製の遮光キャップ22を矢印Bに示すようにこのボディ凹部1aに嵌合して被覆しておくことで、デジタルカメラ1ボディ内部、特に後述する固体撮像素子であるCCDへの外部光の入射を回避するものとしている。
なお、図示はしないがデジタルカメラ1の底面には、記録媒体として用いられるメモリカードを着脱するためのメモリカードスロットや、外部のパーソナルコンピュータ等と接続するためのシリアルインタフェースコネクタとして、例えばUSB(Universal Seriual Bus)コネクタ等が設けられるものとする。
図2は、投影モード時と撮影モード時及び再生モード時とで切り換える、デジタルカメラ1内外の部位の配置の概念について示すものである。同図で、撮影モード時及び再生モード時に撮影レンズ2の光路上の合焦位置にあるCCD23は、投影モード時には矢印Cに示す如く該光路から退避される。
加えて投影モードでは、このCCD23に代わって投影レンズ24が矢印Dに示すように上記光路上に配置される。この投影レンズ24は、投影モード時に撮影レンズ2の焦点距離等の光学的特性を補償し、投影画像を撮影レンズ2の前方至近位置で合焦させるためのものである。
上記図2ではCCD23と投影レンズ24を別個に移動させるものとしたが、例えば1枚の回路基板の同一円周上にCCD23と投影レンズ24とを配置し、撮影レンズ2の焦点距離や絞り等を可変駆動するモータの切り換え駆動により該回路基板を回動させるようにすることで、CCD23と投影レンズ24とが物理的に干渉することなく択一的に撮影レンズ2の光路上に配置されるようにしてもよい。
さらに、図1でも示した如く表示部20を手動で矢印Aに示すように撮影レンズ2の光路上に配置する。この投影モード時における表示部20は、カメラの背面側にバックライト機構20aが、その前側にカラー液晶パネル20bが位置し、上記図2の矢印Cで示した如くカラー液晶パネル20bでの表示により形成された光像がバックライト機構20aの照光により投影レンズ24と撮影レンズ2を介してデジタルカメラ1の前方に位置する図示しない対象物、例えばスクリーン等に投影表示される。
手動で操作する表示部20の回動位置は、ヒンジ部21に設けられた後述する位置検出スイッチ25により検出される。
次いで図3により上記デジタルカメラ1の電子回路構成を説明する。
同図で、基本モードである撮影モードにおいては、所定のビデオレート、例えば1/30[秒]毎にモータ31の駆動により焦点距離に応じたレンズ位置が移動される、上記撮影レンズ2を構成するレンズ光学系32の撮影光軸後方に配置された撮像素子であるCCD23が、タイミング発生器(TG)33、垂直ドライバ34によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路(S/H)35でサンプルホールドされ、A/D変換器36でデジタルデータに変換され、さらにカラープロセス回路37で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行なわれて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Crが生成され、DMA(Direct Memory Access)コントローラ38に出力される。
DMAコントローラ38は、カラープロセス回路37の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、同じくカラープロセス回路37からの複合同期信号、メモリ書込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DMAコントローラ38内部のバッファに書込み、DRAMインタフェース(I/F)39を介してバッファメモリとして使用されるDRAM40にDMA転送を行なう。
制御部41は、CPUと、後述する投影モードでの処理を含む該CPUで実行される動作プログラム等を固定的に記憶したROM、及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成され、このデジタルカメラ1全体の制御動作を司る。
しかして制御部41は、上記輝度及び色差信号のDRAM40へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインタフェース39を介してDRAM40より読出し、VRAMコントローラ42を介してVRAM43に書込む。
デジタルビデオエンコーダ44は、上記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ42を介してVRAM43より定期的に読出し、これらのデータを元にビデオ信号を発生して上記表示部20のカラー液晶パネル20bに出力する。
この表示部20は、上述した如くデジタルカメラ1の背面側にバックライト機構20aとカラー液晶パネル20bが一体にして回動自在に設けられるもので、上記図1で示したような撮影モード時の回動状態ではモニタ表示部(電子ファインダ)として機能し、デジタルビデオエンコーダ44からのビデオ信号に基づいた表示を行なうことで、その時点でVRAMコントローラ42から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに表示することとなる。
このように表示部20にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されている、所謂スルー画像のモニタ表示状態で、静止画撮影を行ないたいタイミングで上記シャッタキー9を操作すると、トリガ信号を発生する。
制御部41は、このトリガ信号に応じてその時点でCCD23の上記ビデオレートにしたがった駆動を停止した後、自動合焦処理及び自動露出処理を実行して適正な合焦値及び露出値を得、得た内容に基づいてレンズ光学系32の合焦位置、絞りとCCD23の露光時間を制御してあらためて撮像を実行させる。
こうして新たに得られた1フレーム分の画像データがDRAM40にDMA転送されて書込まれた後、制御部41がDRAM40に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインタフェース39を介してY,Cb,Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読出してJPEG(Joint Photograph coding Experts Group)回路45に書込み、このJPEG回路45でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
そして、得た符号データを1画像のデータファイルとして該JPEG回路45から読出し、このデジタルカメラ1の記録媒体として着脱自在に装着されているメモリカード46か、メモリカード46が装着されていない場合はこのデジタルカメラ1に固定的に内蔵される内蔵メモリ47に書込む。
そして、1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及びメモリカード46または内蔵メモリ47への全圧縮データの書込み終了に伴なって、制御部41はビデオレートに基づいたCCD23からDRAM40を経由して表示部20でスルー画像をモニタ表示させる駆動を再開する。
また、制御部41には、キー入力部48、音声処理部49、ストロボ駆動部50、及び位置検出スイッチ25が接続される。
キー入力部48は、上述した電源キー8、シャッタキー9、W/Tキー10、撮影モードキー11、撮影モードキー11、再生モードキー12、投影モードキー13、メニューキー14、リングキー15、及びセットキー16等から構成され、それらのキー操作に伴なう信号は直接制御部41へ送出される。
音声処理部49は、PCM音源等の音源回路を備え、音声の録音時には上記マイクロホン部(MIC)5より入力された音声信号をデジタル化し、所定のデータファイル形式、例えばMP3(MPEG−1 audio layer 3)規格にしたがってデータ圧縮して音声データファイルを作成して上記メモリカード46または内蔵メモリ47へ送出する一方、音声の再生時にはメモリカード46またはキー入力部48から送られてきた音声データファイルの圧縮を解いてアナログ化し、上記スピーカ部(SP)17を駆動して、拡声放音させる。
さらに音声処理部49は、制御部41からの制御に基づいて各種動作音、例えば上記シャッタキー9の操作に伴う擬似的なシャッタ音、他のキーの操作に伴うビープ音等も発生してスピーカ部17より拡声放音させる。
ストロボ駆動部50は、静止画像撮影時に図示しないストロボ用の大容量コンデンサを充電した上で、制御部41からの制御に基づいて上記ストロボ発光部6を閃光駆動する。
位置検出スイッチ25は、上述した如く上記ヒンジ部21に配設され、表示部20の回動位置を検出して上記制御部41へ検出信号を送出する。
しかるに、静止画像ではなく動画像の撮影時においては、シャッタキー9が操作され続けている間、上述した静止画データをJPEG回路45でデータ圧縮した静止画データファイルのメモリカード46または内蔵メモリ47への記録を時間的に連続して実行し、該シャッタキー9の操作が終わるか、または所定の制限時間、例えば30秒が経過した時点でそれら一連の静止画データファイルを一括してモーションJPEGのデータファイル(AVIファイル)として設定し直す。
この時、音声付きの動画像の撮影が指定されている場合には、上述した如くマイクロホン部5からの入力により得た音声データファイルも関連付けて記録させる。
また、基本モードである再生モード時には、制御部41がメモリカード46または内蔵メモリ47に記録されている画像データを選択的に読出し、JPEG回路45で撮影モード時にデータ圧縮した手順と全く逆の手順で圧縮されている画像データを伸長し、伸長した画像データをDRAMインタフェース39を介してDRAM40に保持させた上で、このDRAM40の保持内容をVRAMコントローラ42を介してVRAM43に記憶させ、このVRAM43より定期的に画像データを読出してビデオ信号を発生し、上記表示部20のカラー液晶パネル20bで再生出力させる。
選択した画像データが静止画像ではなく動画像であった場合、選択した動画像ファイルを構成する個々の静止画データの再生を時間的に連続して実行し、すべての静止画データの再生を終了した時点で、次に再生の指示がなされるまで先頭に位置する静止画データのみを用いて再生表示する。
次に上記実施の形態の動作について説明する。
なお、以下に示す各処理は、基本的に制御部41が予め固定記憶したプログラムに基づいて実行するものである。
図4は、基本モードである投影モード時の動作について説明するものである。
その動作当所においては、電源オフ時、あるいは電源がオンされて撮影モードまたは再生モードが指定されている状態から、投影モードキー13の操作がなされたか否かを繰返し判断することで、投影モードが指示されるのを待機する(ステップA01)。
そして投影モードキー13が操作されると、まず投影に先立って上記図2の矢印Cで示した如くCCD23を撮影レンズ2の光路上から退避させ(ステップA02)、代わって上記図2の矢印Dで示した如く投影レンズ24を該光路上に挿入、配置する(ステップA03)。
その後、位置検出スイッチ25の検出信号により表示部20が投影位置にあるか否かを判断し(ステップA04)、投影位置になければ制御部41内部のタイマによりその時間をカウントし(ステップA05)、一定時間、例えば5[秒]に達したか否かを判断して(ステップA06)、達していなければ上記ステップA04に戻る、という処理を繰返し実行し、表示部20がユーザの手動操作により投影位置とされるのを待機する。
表示部20が投影位置にないまま一定時間が経過し、これをステップA06で判断すると、表示部20のカラー液晶パネル20bに、例えば
「表示パネルを投影位置まで回してください」
のようなガイドメッセージを表示した上で(ステップA07)、再び上記ステップA04からの処理に戻り、表示部20が回動操作されるのを待機する。
しかして、上記遮光キャップ22がデジタルカメラ1のボディ凹部1aから取り外され、表示部20が投影位置まで回動されると、ステップA04でこれを判断し、上記投影モードキー13を操作する前に再生モードが指定されていた場合には最後に再生表示していた画像を、またそうでない場合にはメモリカード46または内蔵メモリ47に記録されている画像の中でタイムスタンプ情報が最も新しい画像を選択して再生し、表示部20のカラー液晶パネル20bで表示させると共に(ステップA08)、同表示部20のバックライト機構20aの発光輝度を最大に高める(ステップA09)。
このとき、カラー液晶パネル20bでの表示により形成された光像がバックライト機構20aの最大輝度での照光により投影レンズ24と撮影レンズ2を介してデジタルカメラ1の前方に投影されるので、このデジタルカメラ1を図示しない対象物、例えばスクリーン等から適切な距離だけ離して配置することにより、画像を拡大した状態で投影表示することができる。
この投影表示状態では、W/Tキー10が操作されたか否か(ステップA10)、リングキー15の左右いずれかの方向を示すキーが操作されたか否か(ステップA11)、撮影モードキー11または再生モードキー12が操作されて投影モードの解除が指示されたか否か(ステップA12)を繰返し判断することで、これらのキー操作を受付ける。
上記ステップA10でW/Tキー10が操作されたと判断した場合には、その操作に対応して撮影レンズ2の焦点距離を可変することで投影画像の合焦位置を移動させ(ステップA13)、再び上記ステップA09からの投影表示状態に戻る。
上記ステップA11でリングキー15の左右いずれかの方向を示すキーが操作されたと判断した場合には、その操作方向に対応して、それまで表示していた画像に代えて、例えば左キーであればタイムスタンプ情報が1つ古い画像、右キーであればタイムスタンプ情報が1つ新しい画像をメモリカード46または内蔵メモリ47から選択してカラー液晶パネル20bで再生表示させ(ステップA14)、再び上記ステップA09からの投影表示状態に戻る。
この場合、メモリカード46または内蔵メモリ47に記録されている最もタイムスタンプ情報が古い画像を表示している状態からさらに左キーが操作された際には、最もタイムスタンプ情報が新しい画像を選択し、反対に最もタイムスタンプ情報が新しい画像を表示している状態からさらに右キーが操作された際には、最もタイムスタンプ情報が古い画像を選択して再生表示させることにより、メモリカード46または内蔵メモリ47に記録されている画像データを循環的に取扱うことができる。
また、上記ステップA12で撮影モードキー11または再生モードキー12が操作されて投影モードの解除が指示されたと判断した場合には、表示部20のバックライト機構20aの発光輝度を通常の発光輝度に戻して無駄な電力消費を避けるようにした後(ステップA15)、上記ステップA02,A03での処理とは反対に投影レンズ24を撮影レンズ2の光路上から退避させ(ステップA16)、代わってCCD23を該光路上に挿入、配置し(ステップA17)、以上で投影モードを解除したものとして、再び上記ステップA01からの処理に戻り、撮影モードまたは再生モードでの処理を実行しながら、投影モードキー13が操作されるのを待機する。
このように、撮像のための撮影レンズ2を含むレンズ光学系32と表示用のカラー液晶パネル20b及びバックライト機構20aとを投影にも兼用し、装置内部のCCD23の位置を光路から退避させた上でバックライト機構20a及びカラー液晶パネル20b双方をレンズ光学系32の光路上に配置して表示画像をそのまま投影可能としたことにより、投影のためだけの別途構造物をデジタルカメラ1外部に装着するなどということがなく、デジタルカメラ1の取扱いが煩雑とならず、携帯性を損なうことがない。
加えて上記実施の形態では、投影モード時にその光源となるバックライト機構20aの発光輝度をより高めるものとしたので、投影モード時により明るく、したがって投影対象との距離をとって、より大きな画像を投影表示させることができる。
さらに上記実施の形態では、投影モード専用の投影レンズ24を設けるものとしたので、投影モード時の焦点距離等、光学的特性を補償することにより、撮影を行なうための撮影レンズ2の設計がより容易となる。
なお、投影モード時以外はデジタルカメラ1のボディ凹部1aに遮光キャップ22を装着し、特に撮影モード時に撮影レンズ2以外からCCD23に外光が入射するのを確実に防止するものとした。
しかしながら、このようなデジタルカメラ1と別部品としての遮光キャップ22を用いずとも、デジタルカメラ1内部でCCD23と連動して上記ボディ凹部1aの表示部20との当接面を遮光するような遮光部材を移動配置させるものとすれば、ユーザによる遮光キャップ22の手動での着脱等の手間を省き、より操作性を向上させることができる。
また、上記実施の形態では、表示部20がヒンジ部21を中心として回動するものとして説明したが、例えば表示部20がデジタルカメラ1に対してスライドさせることで例えばデジタルカメラ1底面方向より取り外し可能な構造となっており、投影モード時には一旦取り外した表示部20の裏表を入れ替えて再装着することにより、画像の投影が実現できるような構造をとれば、遮光に関する構造を簡略化することができる。
(第2の実施の形態)
以下本発明を投影機能付きのCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)方式の携帯電話機に適用した場合の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
図5(A),(B)は、この第2の実施の形態に係る携帯電話機51の外観構成を示すもので、ヒンジ部52を介在して2つの筐体53,54が一定の角度範囲内で回動自在に一体に構成された折りたたみ式となっており、図5(A)が最大限に開いた状態の内面を、図5(B)が折りたたんだ状態の主として下部筐体54の外面を示す。
図5(A)に示すように上部筐体53の内面には、受話器となるスピーカ55及びメイン表示部56が備えられる。
一方、下部筐体54の内面には、ダイヤルキー等を含む各種キー57及び送話器となるマイクロホン58、及びスライドカバー59が備えられる。
また、図5(B)に示すように、下部筐体54の外面には、カメラ部60及び撮影ライト61が備えられる。さらに、この下部筐体54内にも延在されているアンテナ62がヒンジ部52の端部背面側より外部に突出形成される。
上記各種キー57には、ダイヤルキーや電源キー、回線接続、回線切断等のキーを備え、さらに下部筐体54の側面に「+」キー57aと「−」キー57bを備える。
スライドカバー59は、投影モード時にその表面に刻印されている如く右方向にスライド操作するもので、ここでは図示しないがスライドカバー59を右方向にスライドさせた状態では、元のスライドカバー59の位置に透明樹脂製の窓が配置され、下部筐体54内部の気密を保ちながら、上記カメラ部60のレンズをその裏側から視認することができるようになる。
なお、上部筐体53の外面には、図示しないがサブ表示部79が設けられているものとする。
図6は、投影モードに関連した携帯電話機51内の構造の概念について示すものである。同図で、下部筐体54のカメラ部60では、光学レンズ63の光路上に配置されていた、撮像素子であるCCD64が、投影モード時には図中に矢印Eで示すように該光路上から退避するものとなっている。
一方の上部筐体53では、その内面表面側に上記メイン表示部56を構成する透過型のカラー液晶パネル56aが配設されるもので、このカラー液晶パネル56aの裏面側のほとんどに対して冷陰極管によるバックライト機構56bが配設される一方、上記図1の破線範囲Fに相当する部位のみ、複数の高輝度白色LED56cが配設される。
これら高輝度白色LED56cは、その発光個数を制御することにより全体としての発光輝度を変更可能となるもので、この高輝度白色LED56cを背面側に設けた上記破線範囲Fが、携帯電話機51を折りたたんだ状態で上記スライドカバー59下部の透明樹脂製の窓及び上記光学レンズ63の光路位置に一致するものとなる。
図7は、上記携帯電話機51の回路構成を示すものである。同図で、上記アンテナ62は最寄りの基地局のいくつかとCDMA方式の通信を行ない、このアンテナ62にRF部71を接続している。
このRF部71は、受信時にはアンテナ62から入力された信号をデュプレクサで周波数軸上から分離し、PLLシンセサイザから出力される所定周波数の局部発振信号と混合することによりIF信号に周波数変換し、さらに広帯域BPFで受信周波数チャネルのみを抽出し、AGC増幅器で希望受信波の信号レベルを一定にしてから次段の変復調部72へ出力する。
一方、RF部71は送信時に、変復調部72から送られてくるOQPSK(Offset Quadri−Phase Shift Keying)の変調信号を、後述する制御部75からの制御に基づいてAGC増幅器で送信電力制御した後にPLLシンセサイザから出力される所定周波数の局部発振信号と混合してRF帯に周波数変換し、PA(Power Amplifier)で大電力に増幅して、上記デュプレクサを介してアンテナ62より輻射送信させる。
変復調部72は、受信時にRF部71からのIF信号を直交検波器でベースバンドI・Q(In−phase・Quadrature−phase)信号に分離し、デジタル化してCDMA部73に出力する。
一方、変復調部72は送信時に、CDMA部73から送られてくるデジタル値のI・Q信号をアナログ化した後に直交変調器でOQPSK変調してRF部71に送出する。
CDMA部73は、受信時に変復調部72からのデジタル信号をPN(Pseudo Noise:擬似雑音)符号のタイミング抽出回路及びそのタイミング回路の指示に従って逆拡散・復調を行なう複数の復調回路に入力し、そこから出力される複数の復調シンボルの同期をとって合成器で合成して音声処理部74に出力する。
一方、CDMA部73は送信時に、音声処理部74からの出力シンボルを拡散処理した後にデジタルフィルタで帯域制限をかけてI・Q信号とし、変復調部72に送出する。
音声処理部74は、受信時にCDMA部73からの出力シンボルをデインタリーブし、それからビタビ復調器で誤り訂正処理を施した後に、音声処理DSP(Digital Signal Proccessor)で圧縮されたデジタル信号から通常のデジタル音声信号へと伸長し、これをアナログ化して上記スピーカ(SP)55を拡声駆動させる。
一方、音声処理部74は送信時に、上記マイクロホン(MIC)58から入力されるアナログの音声信号をデジタル化した後に音声処理DSPでデータ量を圧縮し、それから畳込み符号器で誤り訂正符号化してからインタリーブし、その出力シンボルをCDMA部73へ送出する。
しかして、上記RF部71、変復調部72、CDMA部73、及び音声処理部74に対して制御部75を接続し、この制御部75にGPSレシーバ76、画像撮影部77、画像処理部78、上記メイン表示部56、サブ表示部79、メモリカード80、バイブレータ部81、LED駆動部82,83、モータ(M)84、及びカバースイッチ(SW)85を接続している。
ここで制御部75は、CPUと、後述する投影モードでの動作等を含む各種動作プログラムを固定的に記憶したROM、及びワークメモリとして使用されるRAM等で構成され、この携帯電話機51全体の動作を制御する。
GPSレシーバ76は、GPSアンテナ86が受信する複数のGPS衛星からの測位情報により現在位置の緯度、経度、及び高度と正確な現在時刻とを算出し、制御部75へ出力する。
画像撮影部77は、制御部75の制御の下に、上記カメラ部60を構成する、モータ(M)84により位置駆動される光学レンズ63の撮影光軸後方に配置されたCCD64での撮影動作を制御し、撮影により得られる画像データをデジタル化して出力する。
画像処理部78は、画像撮影部77より得られる画像データを例えばJPEG方式に基づいてデータ圧縮する一方で、受信した画像データのデータ圧縮を解いて伸長し、元のビットマップ状の画像データを得る。
メモリカード80は、この携帯電話機51に着脱自在に備えられるもので、自機で撮影した画像データや受信により得た画像データ等を記憶しておく。
バイブレータ部81は、着信時等に予め設定された振動パターン及び振動強度で振動する。
LED駆動部82は、上記撮影ライト61を構成する高輝度白色LEDの駆動回路であり、必要に応じて撮影ライト61によりカメラ部60の撮影対象となる被写体方向に向けて補助光を照射させる。
LED駆動部83は、通常のメイン表示部56表示時には周囲のバックライト機構56bに合わせた低発光輝度となるよう個数を限定して高輝度白色LED56cを点灯駆動する一方で、投影モード時には複数の高輝度白色LED56cを全点灯させて最大輝度で発光させる。
カバースイッチ85は、上記スライドカバー59の操作位置を検出し、その検出信号を上記制御部75へ送出する。
また、図示はしないが、上記ヒンジ部52には上部筐体53と下部筐体54の展開状態及び折りたたみ状態を検出するための機構を有するものとする。この検出機構からの情報により制御部75は、投影モード時に上記スライドカバー59の操作がなされた後に上部筐体53と下部筐体54とが折りたたまれ、実際に投影可能な状態となったか否かを判断することができるものとする。
なお、この携帯電話機51においても、上記第1の実施の形態のデジタルカメラ1と同様に、静止画のみならず動画の記録と再生とが可能であるものとする。
その場合、撮影により得た静止画データ及び動画データはいずれもメモリカード80に記憶し、このメモリカード80に記憶した内容を選択指示により任意にメイン表示部56のカラー液晶パネル56aで再生出力することが可能であると共に、適宜電子メールの添付ファイルとして選択設定することで、通信相手にも送信することが可能であるものとする。
次に上記実施の形態の動作について説明する。
以下に示す各処理は、基本的に制御部75が予め固定記憶されたプログラムに基づいて実行するものである。
図8は、基本モードである投影モード時の動作について説明するものである。
その動作当所においては、例えば待受け状態から、スライドカバー59が上記図5(A)で示した位置から右方向にスライド操作されたか否かを繰返し判断することで、投影モードが指示されるのを待機する(ステップB01)。
そしてスライドカバー59がスライド操作されると、まず投影に先立って上記図6の矢印Eで示した如くCCD64をカメラ部60の光学レンズ63の光路上から退避させる(ステップB02)。
その後、上述したヒンジ部52の上部筐体53と下部筐体54の展開状態及び折りたたみ状態を検出するための機構からの情報により携帯電話機51が折りたたみ状態となったか否かを判断し(ステップB03)、折りたたみ状態になければ制御部75内部のタイマによりその時間をカウントし(ステップB04)、一定時間、例えば5[秒]に達したか否かを判断して(ステップB05)、達していなければ上記ステップB03に戻る、という処理を繰返し実行し、携帯電話機51が折りたたみ状態とされるのを待機する。
携帯電話機51が折りたたみ状態にないまま一定時間が経過し、これをステップB05で判断すると、メイン表示部56のカラー液晶パネル56aに、例えば
「本体を折りたたんでください」
のようなガイドメッセージを表示した上で(ステップB06)、再び上記ステップB03からの処理に戻り、携帯電話機51が折りたたみ状態となるのを待機する。
しかして、携帯電話機51が折りたたまれると、ステップB03でこれを判断し、投影モード時以外の他の動作では一般的に携帯電話機51の折りたたみにしたがってメイン表示部56での表示がオフされ、代わって図示しないサブ表示部79での表示がオンされるものであるが、この投影モード時にはあえてサブ表示部79での表示をオフさせる(ステップB07)。
その上で、上記スライドカバー59を操作する前に待受け状態でなんらかの画像をメイン表示部56で再生していた場合にはその画像を、またそうでない場合にはメモリカード80に記録されている画像の中でタイムスタンプ情報が最も新しい画像を選択して再生し、図5に示すメイン表示部56の破線範囲Fに合わせた画像サイズとなるように画素を間引いた上で、メイン表示部56のカラー液晶パネル56aの破線範囲Fに該当する部分で表示させると共に(ステップB08)、同高輝度白色LED56cを構成する全素子を点灯駆動してその発光輝度を最大に高める(ステップB09)。
このとき、カラー液晶パネル56aの破線範囲Fでの表示により形成された光像が高輝度白色LED56cの最大輝度での照光によりカメラ部60の光学レンズ63を介して携帯電話機51の下部筐体54側から投影されるので、この携帯電話機51を図示しない対象物、例えばスクリーン等から適切な距離だけ離して配置することにより、画像を拡大した状態で投影表示することができる。
この投影表示状態では、上記「+」キー57aまたは「−」キー57bのいずれかが操作されたか否か(ステップB10)、外部から通話または電子メールの着信があったか否か(ステップB11)、あるいは携帯電話機51が展開されてスライドカバー59のスライド操作位置が戻されることにより投影モードの解除が指示されたか否か(ステップB12)を繰返し判断することで、これらのキー操作を受付ける。
上記ステップB10で「+」キー57aまたは「−」キー57bのいずれかが操作されたと判断した場合には、その操作されたキーに対応して、それまで表示していた画像に代えて、例えば「−」キー57bであればタイムスタンプ情報が1つ古い画像、「+」キー57aであればタイムスタンプ情報が1つ新しい画像をメモリカード80から選択してメイン表示部56のカラー液晶パネル56aの破線範囲Fで再生表示させ(ステップB13)、再び上記ステップB09からの投影表示状態に戻る。
この場合、メモリカード80に記録されている最もタイムスタンプ情報が古い画像を表示している状態からさらに「−」キー57bが操作された際には、最もタイムスタンプ情報が新しい画像を選択し、反対に最もタイムスタンプ情報が新しい画像を表示している状態からさらに「+」キー57aが操作された際には、最もタイムスタンプ情報が古い画像を選択して再生表示させることにより、メモリカード80に記録されている画像データを循環的に取扱うことができる。
また、上記ステップB11で着信があったと判断したと判断した場合には、以下に示すステップB15〜B17で示す投影モードの解除動作を一括して実行した上で(ステップB14)、直ちにその着信に対応する通常の着信動作に移行する。
さらに、上記ステップB12で携帯電話機51が展開操作されて上記スライドカバー59のスライド操作位置が戻されることにより投影モードの解除が指示されたと判断した場合には、高輝度白色LED56cの発光する素子数を減じて発光輝度を通常の発光輝度に戻し、無駄な電力消費を避けるようにした後(ステップB15)、上記ステップB02での処理とは反対にCCD64をカメラ部60の光学レンズ63の光路上に挿入、配置し(ステップB16)、併せて携帯電話機51の展開または折りたたみ状態によりメイン表示部56または上部筐体53の設けられるサブ表示部79のいずれか一方の表示をオンとした後に(ステップB17)、以上で投影モードを解除したものとして、再び上記ステップB01からの処理に戻り、待受け状態での処理を実行しながら、スライドカバー59がスライド操作されて投影モードが指示されるのを待機する。
このように、投影モード時の光源として使用する高輝度白色LED56cを、メイン表示部56のバックライト機構56bと一体にして組込み、投影モード時以外ではその発光素子数を減じて周囲と同等の発光輝度となるようにしたことで、投影モード時の発光輝度を高めながら、且つ電力消費の少ないLEDのような発光素子を選択するなど、より投影モード時に投影表示される画像の質を上げながら、装置の負担を軽減させることが可能となる。
加えて、上記スライドカバー59は、上記カメラ部60で撮影を行なう場合に光学レンズ63系以外から外光がCCD64に入射してしまう遮光手段と、投影モードの指示スイッチと兼用するものであり、このようなスライドカバー59を設けることで投影モードの設定/解除のための機構を減らすことができるだけでなく、投影モードの設定/解除のための操作性をより向上させることができる。
加えて、本実施の形態では、折りたたみ式の携帯電話機51でメイン表示部56をその内面に配設した上部筐体53とカメラ部60を配設した下部筐体54とを折りたたんだ状態で投影系の光学部材が直線的に配置され、投影動作が実行できるようにしたもので、上記第1の実施の形態のデジタルカメラ1における表示部20の表示方向を反転するためのヒンジ部21のような機構を別に設ける必要がないため、投影モード時の画像形成及び光源側と投影側の位置設定を装置の折りたたみ操作により簡易に実現できる。
なお、上記第1の実施の形態はデジタルカメラに、第2の実施の形態は折りたたみ式の携帯電話機に本発明を適用した場合について説明したものであるが、本発明はこれに限ることなく、撮影部と表示部とを有する携帯使用することが可能な小型電子機器、例えばカメラ機能を備えたPDA(Personal Digital Assistants:個人向け情報端末装置)や腕時計、携帯型ナビゲーション装置等にも比較的容易に実現可能である。
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施の形態に係る投影機能付きデジタルカメラの外観構成を示す斜視図。 同実施の形態に係る投影機構を説明する図。 同実施の形態に係る基本回路構成を示すブロック図。 同実施の形態に係る主として投影モード時の処理内容を示すフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係る投影機能付き携帯電話機の外観構成を示す図。 同実施の形態に係る投影機構を説明する図。 同実施の形態に係る基本回路構成を示すブロック図。 同実施の形態に係る主として投影モード時の処理内容を示すフローチャート。
符号の説明
1…デジタルカメラ、1a…ボディ凹部、2…撮影レンズ、3…セルフタイマランプ、4…光学ファインダ窓、5…マイクロホン部(MIC)、6…ストロボ発光部、7…バーグリップ、8…電源キー、9…シャッタキー、10…W/Tキー、11…撮影モード(REC)キー、12…再生モード(PLAY)キー、13…投影モードキー(PROJ.)、14…メニュー(MENU)キー、15…リングキー、16…セット(SET)キー、17…スピーカ部(SP)、18…インジケータ部、19…光学ファインダ、20…表示部、20a…バックライト機構、20b…カラー液晶パネル、21…ヒンジ部、22…遮光キャップ、23…CCD、24…投影レンズ、25…位置検出スイッチ(SW)、31…モータ(M)、32…レンズ光学系、33…タイミング発生器(TG)、34…垂直ドライバ、35…サンプルホールド回路(S/H)、36…A/D変換器、37…カラープロセス回路、38…DMAコントローラ、39…DRAMインタフェース(I/F)、40…DRAM、41…制御部、42…VRAMコントローラ、43…VRAM、44…デジタルビデオエンコーダ、45…JPEG回路、46…メモリカード、47…内蔵メモリ、48…キー入力部、49…音声処理部、50…ストロボ駆動部、51…携帯電話機、52…ヒンジ部、53…上部筐体、54…下部筐体、55…スピーカ、56…メイン表示部、57…各種キー、57a…「+」キー、57b…「−」キー、58…マイクロホン、59…スライドカバー、60…カメラ部、61…撮影ライト、62…アンテナ、63…光学レンズ、64…CCD、71…RF部、72…変復調部、73…CDMA部、74…音声処理部、75…制御部、76…GPSレシーバ、77…画像撮影部、78…画像処理部、79…サブ表示部、80…メモリカード、81…バイブレータ部、82…LED駆動部、83…LED駆動部、84…モータ(M)、85…カバースイッチ、86…GPSアンテナ。

Claims (8)

  1. 光学レンズ系と、
    この光学レンズ系の光路上の合焦位置に挿脱可能に配置された撮像素子と、
    画像を表示する透過型表示パネルと、
    この透過型表示パネルの画像表示方向の背面側に配置されたバックライトと、
    撮影モード時と投影モード時とで上記撮像素子の上記合焦位置への挿脱を切換える位置制御手段と、
    投影モード時に上記バックライト及び透過型表示パネル双方の少なくとも一部を上記光学レンズ系の光路上に配置する投影機構と
    を具備したことを特徴とする撮像投影装置。
  2. 上記バックライトの投影モード時に上記光学レンズ系の光路上に配置される少なくとも一部は、投影モード時に発光輝度をより高めることを特徴とする請求項1記載の撮像投影装置。
  3. 上記バックライトは、投影モード時に上記光学レンズ系の光路上に配置される一部と、配置されない他部とで発光素子を別に設け、投影モード時に上記光学レンズ系の光路上に配置される一部側の発光素子は少なくとも発光輝度を制御可能としたことを特徴とする請求項2記載の撮像投影装置。
  4. 上記光学レンズ系の光路中に挿脱可能に配置される、投影モード専用の投影レンズをさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の撮像投影装置。
  5. 上記投影機構により撮影モード時に上記バックライト及び透過型表示パネル双方の少なくとも一部が上記光学レンズ系の光路上にない状態で、装置外部から上記撮像素子への入光を遮断する遮光手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の撮像投影装置。
  6. 上記遮光手段は、投影モードの設定を行なうスイッチを兼用することを特徴とする請求項5記載の撮像投影装置。
  7. 上記遮光手段は、上記位置制御手段により装置内部で上記撮像素子と連動して配置されることを特徴とする請求項5記載の撮像投影装置。
  8. 上記装置はヒンジ機構を介して2つの筐体を接続した折りたたみ式の本体を有し、
    上記光学レンズ系、撮像素子、上記遮光手段及び位置制御手段が第1の筐体に設けられ、且つ該遮光手段は本体折りたたみ時に内面となる側に設けられ、
    上記透過型表示パネル及びバックライトが第2の筐体の本体折りたたみ時に内面となる側に設けられる
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像投影装置。
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