JP4395614B2 - 電子機器、電源制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばデジタルカメラやカメラ付きの携帯電話機などの電池を電源とした電子機器とその電源制御方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
電卓や電子手帳、PDA(Personal Digital Assistant:個人向け携帯情報端末)、デジタルカメラ、電子辞書など、ある程度の携帯性を重視し、電池を電源として動作する多くの電子機器では、一定時間ユーザの操作がないと自動的に電源を切断するAPO(Automatic Power Off)機能を搭載している。
【0003】
このAPO機能は、ユーザの操作がない状態が一定時間、例えば3分が経過した時点で内部タイマによりこれを判断し、それまでの電源オン状態から自動的に電源オフ状態に切換えるものであり、換言すれば、電源をオフする直前まで、通常の電源オン状態を維持している。
【0004】
また、カラーテレビ受信機等において、電源をオフさせるための操作があっても所定時間内は猶予時間として表示と音声の出力を一時的に停止して仮の電源オフとなるような待機状態を維持し、該所定時間を経過したときに真の電源オフに移行するようにした技術が開示されている。(例えば、特許文献1参照。)
【0005】
【特許文献1】
特開平5−161093号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した如く一般的なAPO機能では、電源をオフする直前まで、通常の電源オン状態を維持しているため、ユーザはいつ電源がオフされるのかを正確に認識することができない。
【0007】
例えば合焦動作を必要としない固定焦点式のデジタルスチルカメラでは、シャッタキーの2段階操作の1段目でAF(自動合焦)動作等を行なう方式のカメラと異なり、シャッタキーの操作が1段階で全ての撮影動作を実行するようになっており、その分だけシャッタキーの操作頻度が少なくなる。
【0008】
したがって、上記のようにAPO機能が働くことで、直前まで電源がオンされていたのでシャッタキーを操作したら、いつのまにか電源がオフされており、大事なシャッタチャンスを逃してしまう、という事態も充分起こりうる。
【0009】
また、上記特許文献1に記載の技術も、誤った電源オフの操作を許容し、電源キーの操作により即座に電源オンの状態に復帰できるようにしたもので、見かけ上の電源オフ状態が、仮の電源オフ状態であるのか、真の電源オフ状態であるのかをユーザが知ることはできず、再度の電源オンの操作後、装置の立上げに要する時間から判断するしかない。
【0010】
したがって、上記特許文献1に記載されたテレビ受信機等のように、例えばテレビ番組を視聴する、というような、ユーザが一方的に受け身となる装置であれば、ある程度有効な技術であるかもしれない。
【0011】
しかしながら、例えばデジタルカメラで画像を撮影する場合のようにユーザが能動的な操作を要求される機器では、無駄な電力消費を避けるためのAPO機能を搭載することにより、あとどの程度の時間で電源がオフされてしまうのかをユーザが常に認識していなければならず、上記特許文献1のような技術は役に立たない。
【0012】
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、容量が制限された電池電源の無駄な消費を避けるためのAPO機能を実行しながら、その実行過程をユーザが容易に認識することが可能な電子機器、電源制御方法及びプログラムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、第1の動作モードと、この第1の動作モードよりも電力消費の少ない第2の動作モードとを切換可能であり、上記第1の動作モードでのみ動作する表示手段,発音手段,振動手段の少なくとも1つを備えた電子機器であって、上記第1の動作モード時において継続して所定の操作がない状態を計時する計時手段と、この計時手段の計時が進むにつれて、上記表示手段の表示色,上記発音手段の発音音程又は発音回数,上記振動手段の振動強度又は振動回数の少なくとも1つを順次変化させることによって、所定の操作が無い状態の継続時間を段階的に報知出力する報知出力制御手段と、上記第1の動作モード時において所定の操作があった時には、上記計時手段をリセットすると共に、上記報知出力を初期段階の状態に戻すリセット手段と、上記計時手段の計時内容が予め設定した値となった時点で上記第1の動作モードから上記第2の動作モードに移行させるモード制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0025】
請求項2記載の発明は、第1の動作モードと、この第1の動作モードよりも電力消費の少ない第2の動作モードとを切換可能であり、上記第1の動作モードでのみ動作する表示手段,発音手段,振動手段の少なくとも1つを備えた電子機器の電源制御方法であって、上記第1の動作モード時において継続して所定の操作がない状態を計時する計時工程と、この計時工程での計時が進むにつれて、上記表示手段の表示色,上記発音手段の発音音程又は発音回数,上記振動手段の振動強度又は振動回数の少なくとも1つを順次変化させることによって、所定の操作が無い状態の継続時間を段階的に報知出力する報知出力制御工程と、上記第1の動作モード時において所定の操作があった時には、上記計時手段をリセットすると共に、上記報知出力を初期段階の状態に戻すリセット工程と、上記計時工程での計時内容が予め設定した値となった時点で上記第1の動作モードから上記第2の動作モードに移行させるモード制御工程とを有したことを特徴とする。
【0027】
請求項3記載の発明は、第1の動作モードと、この第1の動作モードよりも電力消費の少ない第2の動作モードとを切換可能であり、上記第1の動作モードでのみ動作する表示手段,発音手段,振動手段の少なくとも1つを備えた電子機器に内蔵されたコンピュータで実行するプログラムであって、上記第1の動作モード時において継続して所定の操作がない状態を計時する計時ステップと、この計時ステップでの計時が進むにつれて、上記表示手段の表示色,上記発音手段の発音音程又は発音回数,上記振動手段の振動強度又は振動回数の少なくとも1つを順次変化させることによって、所定の操作が無い状態の継続時間を段階的に報知出力する報知出力制御ステップと、上記第1の動作モード時において所定の操作があった時には、上記計時手段をリセットすると共に、上記報知出力を初期段階の状態に戻すリセットステップと、上記計時ステップでの計時内容が予め設定した値となった時点で上記第1の動作モードから上記第2の動作モードに移行させるモード制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0030】
図1は、その外観構成を示すもので、図1(A)が主に前面の、図1(B)が主に背面の構成を示す斜視図である。
【0031】
このデジタルカメラ1は、略矩形の薄板状ボディの前面に、撮影レンズ2、セルフタイマランプ3、光学ファインダ窓4、マイクロホン部5、ストロボ発光部6、及びラバーグリップ7を配設し、上面の(ユーザにとって)右端側には電源キー8及びシャッタキー9を配する。
【0032】
ラバーグリップ7は、ユーザが撮影時にデジタルカメラ1を右手で筐体右側面側から把持した場合に右手中指、薬指、及び小指が確実に該筐体を把持できるように配設されたゴム製の帯状突起である。
【0033】
また、電源キー8は、電源のオン/オフ毎に操作するキーであり、シャッタキー9は、撮影モード時に撮影タイミングを指示する。
【0034】
また、デジタルカメラ1の背面には、モードスイッチ(SW)10、スピーカ部11、メニューキー12、十字キー13、セットキー14、光学ファインダ15、ストロボチャージランプ16、及び表示部17を配する。
【0035】
モードスイッチ10は、例えばスライドキースイッチにより構成され、基本モードである記録モード「R」と再生モード「P」とを切換える。
【0036】
メニューキー12は、各種メニュー項目等を選択させる際に操作する。
【0037】
十字キー13は、上下左右各方向へのカーソル移動用のキーが一体に形成されたものであり、表示されているメニュー項目等を移動させる際に操作する。
【0038】
セットキー14は、上記十字キー13の中心位置に配置され、その時点で設定されているメニュー項目等を設定するために操作する。
【0039】
表示部17は、バックライト付きのカラー液晶パネルで構成されるもので、記録モード時には電子ファインダとしてスルー画像のモニタ表示を行なう一方で、再生モード時には選択した画像等を再生表示する。
【0040】
なお、図示はしないがデジタルカメラ1の底面には、記録媒体として用いられるメモリカードを着脱するためのメモリカードスロットや、外部のパーソナルコンピュータ等と接続するためのシリアルインタフェースコネクタとして、例えばUSB(Universal Seriual Bus)コネクタ等が設けられるものとする。
【0041】
次いで図2により上記デジタルカメラ1の電子回路構成を説明する。
同図で、基本モードである記録モードにおいては、モータ(M)21の駆動により合焦位置や絞り位置が移動される、上記撮影レンズ2を構成するレンズ光学系22の撮影光軸後方に配置された撮像素子であるCCD23が、タイミング発生器(TG)24、垂直ドライバ25によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
【0042】
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路(S/H)26でサンプルホールドされ、A/D変換器27でデジタルデータに変換され、カラープロセス回路28で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行なわれて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Crが生成され、DMA(Direct
Memory Access)コントローラ29に出力される。
【0043】
DMAコントローラ29は、カラープロセス回路28の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、同じくカラープロセス回路28からの複合同期信号、メモリ書込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DMAコントローラ29内部のバッファに書込み、DRAMインタフェース(I/F)30を介してバッファメモリとして使用されるDRAM31にDMA転送を行なう。
【0044】
制御部32は、CPUと、後述するAPO機能に対応した電源制御の処理を含む該CPUで実行される動作プログラムを固定的に記憶したROM、及びワークメモリとして使用されるRAM、後述するキー操作のない状態を計時する内部タイマ等により構成され、このデジタルカメラ1全体の制御動作を司るもので、上記輝度及び色差信号のDRAM31へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインタフェース30を介してDRAM31より読出し、VRAMコントローラ33を介してVRAM34に書込む。
【0045】
デジタルビデオエンコーダ35は、上記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ33を介してVRAM34より定期的に読出し、これらのデータを元にビデオ信号を発生して上記表示部17に出力する。
【0046】
この表示部17は、上述した如く記録モード時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、デジタルビデオエンコーダ35からのビデオ信号に基づいた表示を行なうことで、その時点でVRAMコントローラ33から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに表示することとなる。
【0047】
このように表示部17にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されている状態で、静止画撮影を行ないたいタイミングでキー入力部36を構成する上記シャッタキー9を操作すると、トリガ信号を発生する。
【0048】
制御部32は、このトリガ信号に応じてその時点でCCD23から取込んでいる1画面分の輝度及び色差信号のDRAM31へのDMA転送の終了後、直ちにCCD23からのDRAM31への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
【0049】
この記録保存の状態では、制御部32がDRAM31に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインタフェース30を介してY,Cb,Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読出してJPEG(Joint Photograph coding Experts Group)回路37に書込み、このJPEG回路37でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
【0050】
そして、得た符号データを1画像のデータファイルとして該JPEG回路37から読出し、このデジタルカメラ1の記録媒体として着脱自在に装着されるメモリカード38か、またはこのデジタルカメラ1に固定的に内蔵される内蔵メモリ39のいずれか一方に書込む。
【0051】
そして、1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及びメモリカード38または内蔵メモリ39への全圧縮データの書込み終了に伴なって、制御部32はCCD23からDRAM31への経路を再び起動する。
【0052】
また、制御部32にはさらに、音声処理部40、USBインタフェース(I/F)41、LED部42、バイブレータ部43、及びストロボ駆動部44が接続される。
【0053】
音声処理部40は、PCM音源等の音源回路を備え、音声の録音時には上記マイクロホン部(MIC)5より入力された音声信号をデジタル化し、所定のデータファイル形式、例えばMP3(MPEG−1 audio layer 3)規格にしたがってデータ圧縮して音声データファイルを作成してメモリカード38または内蔵メモリ39へ送出する一方、音声の再生時にはメモリカード38または内蔵メモリ39から送られてきた音声データファイルの圧縮を解いてアナログ化し、上記スピーカ部(SP)11を駆動して、拡声放音させる。
【0054】
USBインタフェース41は、USBコネクタを介して有線接続されるパーソナルコンピュータ等の他の情報端末装置との間で画像データその他の送受を行なう場合の通信制御を行なう。
【0055】
LED部42は、上記セルフタイマランプ3及びストロボチャージランプ16とその駆動回路とにより構成されるもので、特にストロボチャージランプ16は筐体内部にRGB3色のLEDを設け、これらを適宜単独あるいは組合わせて階調発光させることで、任意の色での点灯、点滅発光が可能であるものとする。
【0056】
バイブレータ部43は、制御部32からの制御に基づいた振動パターン及び振動強度で振動する。
【0057】
ストロボ駆動部44は、静止画像撮影時に図示しないストロボ用の大容量コンデンサを充電した上で、制御部32からの制御に基づいて上記ストロボ発光部6を閃光駆動する。
【0058】
なお、上記キー入力部36は、上述したシャッタキー9の他に、上記電源キー8、モードスイッチ10、メニューキー12、十字キー13及びセットキー14等から構成され、それらのキー操作に伴なう信号は直接制御部32へ送出される。
【0059】
しかるに、静止画像ではなく動画像の撮影時においては、キー入力部36のシャッタキー9が操作され続けている間、上述した静止画像データをJPEG回路37でデータ圧縮した静止画データファイルのメモリカード38または内蔵メモリ39への記録を時間的に連続して実行し、該シャッタキー9の操作が終わるか、または所定の制限時間、例えば30秒が経過した時点でそれら一連の静止画データファイルを一括してモーションJPEGのデータファイルとして設定し直す。
【0060】
また、基本モードである再生モード時には、制御部32がメモリカード38または内蔵メモリ39に記録されている画像データを選択的に読出し、JPEG回路37で記録モード時にデータ圧縮した手順と全く逆の手順で圧縮されている画像データを伸長し、伸長した画像データをDRAMインタフェース30を介してDRAM31に保持させた上で、このDRAM31の保持内容をVRAMコントローラ33を介してVRAM34に記憶させ、このVRAM34より定期的に画像データを読出してビデオ信号を発生し、上記表示部17で再生出力させる。
【0061】
選択した画像データが静止画像ではなく動画像であった場合、選択した動画像ファイルを構成する個々の静止画像データの再生を時間的に連続して実行し、すべての静止画像データの再生を終了した時点で、次に再生の指示がなされるまで先頭に位置する静止画像データのみを用いて再生表示する。
【0062】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
図3は、制御部32が実行する、電源キー8の操作を含む電源制御の処理内容を示すものである。
【0063】
その処理当初には、電源キー8の操作により電源がオンされるのを待機し(ステップA01)、オンされたと判断した時点で、上記モードスイッチ10の操作状態に応じて記録モードあるいは再生モードの動作を開始すると共に、APO機能がオン設定されているか否かを判断する(ステップA02)。
【0064】
ここで、APO機能がオフ設定されていると判断した場合には、以後電源キー8の再度の操作により電源オフが指示されるのを待機し(ステップA03)、電源キー8が操作されたと判断した時点で、動作モードが記録モードであればCCD23の駆動から表示部17でのスルー画像の表示までを含む動作、動作モードが再生モードであればメモリカード38または内蔵メモリ39からの画像データの読出しから表示部17での画像の再生表示までを含む動作をすみやかに停止させる電源オフ処理を実行した上で(ステップA04)、再び上記ステップA01に戻り、再度の電源キー8の操作により電源がオンされるのを待機する。
【0065】
また、上記ステップA02でAPO機能がオン設定されていると判断した場合には、制御部32の内部タイマによるカウント値tをリセットして(ステップA05)、カウント値「0」からのタイムカウントを開始させる。
【0066】
この状態で、電源キー8の操作により電源オフが指示されたか否かを判断し(ステップA06)、電源キー8が操作されていなければキー入力部36の他のキーが操作されたか否かを判断する(ステップA07)。
【0067】
電源キー8以外のキー入力部36のキーが操作された場合には、ステップA07でこれを判断し、上記制御部32の内部タイマによるカウント値tを再度リセットして(ステップA08)、カウント値「0」からのタイムカウントを開始させると共に、上記ステップA06からの処理に戻る。
【0068】
また、ステップA07で電源キー8以外のキー入力部36のキーも操作されていないと判断した場合には、次にその時点での制御部32の内部タイマのカウント値tが予め設定された第1の時間値T1(=例えば60秒)より小さいか否かを判断し(ステップA09)、該時間値T1より小さい場合にはそのまま上記ステップA06からの処理に戻る。
【0069】
しかして、キー入力部36を構成するいずれのキー操作もないままに上記ステップA06,A07,A09の処理を繰返し実行しながら時間が経過し、制御部32の内部タイマのカウント値tが上記時間値T1以上となると、ステップA09によりこれを判断し、次にその時点での制御部32の内部タイマのカウント値tが、上記時間値T1以上であり、且つ予め設定した第2の時間値T2(=例えば120秒)より小さいか否かを判断する(ステップA10)。
【0070】
内部タイマのカウント値tが該時間値T2より小さい場合には、表示部17を構成するバックライトの発光輝度を50%ダウンさせた上で(ステップA11)、再び上記ステップA06からの処理に戻る。
【0071】
こうして表示部17のバックライトの発光輝度を50%ダウンさせた状態でキー入力部36を構成するいずれのキー操作もないままに上記ステップA06,A07,A09〜A11の処理を繰返し実行しながらさらに時間が経過し、制御部32の内部タイマのカウント値tが上記時間値T2以上となると、ステップA10によりこれを判断し、次にその時点での制御部32の内部タイマのカウント値tが、今度は上記時間値T2以上であり、且つ予め設定した第3の時間値T3(=例えば180秒)より小さいか否かを判断する(ステップA12)。
【0072】
内部タイマのカウント値tが該時間値T3より小さい場合には、表示部17を構成するバックライトの発光輝度を今度は80%ダウンさせた上で(ステップA13)、再び上記ステップA06からの処理に戻る。
【0073】
こうして表示部17のバックライトの発光輝度を80%ダウンさせた状態でキー入力部36を構成するいずれのキー操作もないままに上記ステップA06,A07,A09,A10,A12,A13の処理を繰返し実行しながらさらに時間が経過し、制御部32の内部タイマのカウント値tが上記時間値T3以上となると、ステップA12によりこれを判断し、動作モードが記録モードであればCCD23の駆動から表示部17でのスルー画像の表示までを含む動作、動作モードが再生モードであればメモリカード38または内蔵メモリ39からの画像データの読出しから表示部17での画像の再生表示までを含む動作をすみやかに停止させる電源オフ処理を実行した上で(ステップA14)、再び上記ステップA01に戻り、再度の電源キー8の操作により電源がオンされるのを待機する。
【0074】
また、上記ステップA06で電源キー8の操作により電源オフが指示されたと判断した場合には、すみやかに上記ステップA14に進んで電源オフ処理を実行した上で、再び上記ステップA01に戻り、再度の電源キー8の操作により電源がオンされるのを待機する。
【0075】
以上示した如く、APO機能がオン設定されている状態では、キー入力部36の電源キー8以外のキー操作がない場合、電源キー8操作によるはじめの電源オン時から時間値T1となるまでの間は表示部17のバックライトをフルに発光駆動(発光輝度100%)し、時間値T1となってから次の時間値T2となるまでの間は該バックライトの発光輝度を50%ダウンさせ、さらに時間値T2となってから次の時間値T3となるまでの間は該バックライトの発光輝度を80%ダウンさせ、最後に時間値T3となった時点でAPO機能を実行するものとして電源をオフさせる。
【0076】
このようにAPO機能により電源をオフするまでの間においても、その計時内容に応じて表示部17のバックライトの発光輝度を順次段階的にダウンさせ、表示部17での表示が暗くなるようにした。
【0077】
これによりこのデジタルカメラ1のユーザは、表示部17での表示画像の明るさから、APO機能が実行されて電源がオフされるまでのおおよその時間を視覚的に容易に把握できる。
【0078】
したがってユーザは、例えば記録モード時にシャッタチャンスを待機している状態で表示部17の表示画像がほとんど認識できないレベルまで暗くなった場合には、動作に支障のないなんらかのキー操作、例えば十字キー13の左右方向キーを操作して露出補正操作を行ない、すぐに元の露出補正値に戻すなどの操作を行なうことで内部タイマのカウント値tをリセットさせ、表示部17を明るい表示状態に戻して、さらにシャッタチャンスを待機するようにすれば、突然APO機能が実行されて電源がオフさせてしまい、シャッタチャンスを逃すというような事態を容易に回避することができる。
【0079】
加えて、APO機能により電源をオフするまでの間、キー入力部36の電源キー8以外のキーの操作がなされない状態が長くなるほど表示部17のバックライトの発光輝度をダウンさせることで、デジタルカメラ1の中でも比較的電力消費量の大きいバックライトの電力消費を抑え、容量が制限されている電池電源をより有効に活用することができる。
【0080】
また、上記第1の実施の形態では、APO機能がオン設定されている状態で表示部17のバックライトの発光輝度をキー操作がない時間に対応して徐々にダウンさせるものとしたが、これに代えて、表示部17のバックライトを一瞬消灯し、併せて表示部17の液晶表示パネルでの駆動も停止する、所謂「ブラックアウト」の状態の頻度をキー操作がない時間に対応して段階的に増やし、且つ一回のブラックアウトの時間自体も段階的に長くなるようにすることも考えられる。
【0081】
このようにした場合、最終的にAPO機能が実行されて電源がオフされると、当然ながら表示部17での表示も停止されるので、きわめて自然な電源制御の流れでユーザに対する電源オフに至るまでの状態を警告表示することができる。
【0082】
この際、「ブラックアウト」の状態となっていない場合に表示部17では、合わせてAPO機能が実行されて電源がオフされることを文字やアイコンで表示し、あるいは電源がオフされるまでの残り時間をカウントダウン形式で表示するものとしてもよい。
【0083】
(第2の実施の形態)
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0084】
なお、その外観構成については上記図1と、電子回路構成については図2と基本的に同様であるので、同一部分には同一符号を用いてその図示及び説明は省略するものとする。
【0085】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
ここでは、キー入力部36の電源キー8以外のキーが操作されない状態でストロボチャージランプ16がAPO機能による電源オフまでの時間を警告するランプとしても機能するものとする。
【0086】
図4は、制御部32が実行する、電源キー8の操作を含む電源制御の処理内容を示すものである。
【0087】
その処理当初には、電源キー8の操作により電源がオンされるのを待機し(ステップB01)、オンされたと判断した時点で、上記モードスイッチ10の操作状態に応じて記録モードあるいは再生モードの動作を開始すると共に、APO機能がオン設定されているか否かを判断する(ステップB02)。
【0088】
ここで、APO機能がオフ設定されていると判断した場合には、以後電源キー8の再度の操作により電源オフが指示されるのを待機し(ステップB03)、電源キー8が操作されたと判断した時点で、動作モードが記録モードであればCCD23の駆動から表示部17でのスルー画像の表示までを含む動作、動作モードが再生モードであればメモリカード38または内蔵メモリ39からの画像データの読出しから表示部17での画像の再生表示までを含む動作をすみやかに停止させる電源オフ処理を実行した上で(ステップB04)、再び上記ステップB01に戻り、再度の電源キー8の操作により電源がオンされるのを待機する。
【0089】
また、上記ステップB02でAPO機能がオン設定されていると判断した場合には、制御部32の内部タイマによるカウント値tをリセットして(ステップB05)、カウント値「0」からのタイムカウントを開始させる。
【0090】
この状態で、電源キー8の操作により電源オフが指示されたか否かを判断し(ステップB06)、電源キー8が操作されていなければキー入力部36の他のキーが操作されたか否かを判断する(ステップB07)。
【0091】
電源キー8以外のキー入力部36のキーが操作された場合には、ステップB07でこれを判断し、上記制御部32の内部タイマによるカウント値tを再度リセットして(ステップB08)、カウント値「0」からのタイムカウントを開始させると共に、上記ステップB06からの処理に戻る。
【0092】
また、ステップB07で電源キー8以外のキー入力部36のキーも操作されていないと判断した場合には、次にその時点での制御部32の内部タイマのカウント値tが予め設定された第1の時間値T1(=例えば60秒)より小さいか否かを判断し(ステップB09)、該時間値T1より小さい場合にはストロボチャージランプ16を緑色で常時点灯発光し(ステップB10)、再び上記ステップB06からの処理に戻る。
【0093】
しかして、ストロボチャージランプ16を緑色で常時点灯発光した状態でキー入力部36を構成するいずれのキー操作もないままに上記ステップB06,B07,B09,B10の処理を繰返し実行しながら時間が経過し、制御部32の内部タイマのカウント値tが上記時間値T1以上となると、ステップB09によりこれを判断し、次にその時点での制御部32の内部タイマのカウント値tが、上記時間値T1以上であり、且つ予め設定した第2の時間値T2(=例えば120秒)より小さいか否かを判断する(ステップB11)。
【0094】
内部タイマのカウント値tが該時間値T2より小さい場合には、ストロボチャージランプ16を黄色で遅い点滅発光(例えば2秒に1回)し(ステップB12)、再び上記ステップB06からの処理に戻る。
【0095】
こうしてストロボチャージランプ16を黄色で遅い点滅発光した状態でキー入力部36を構成するいずれのキー操作もないままに上記ステップB06,B07,B09,B11,B12の処理を繰返し実行しながらさらに時間が経過し、制御部32の内部タイマのカウント値tが上記時間値T2以上となると、ステップB11によりこれを判断し、次にその時点での制御部32の内部タイマのカウント値tが、今度は上記時間値T2以上であり、且つ予め設定した第3の時間値T3(=例えば180秒)より小さいか否かを判断する(ステップB13)。
【0096】
内部タイマのカウント値tが該時間値T3より小さい場合には、ストロボチャージランプ16を今度は赤色で早い点滅発光(例えば0.5[秒]に1回)させた上で(ステップB14)、再び上記ステップB06からの処理に戻る。
【0097】
こうしてストロボチャージランプ16を赤色で早い点滅発光させた状態でキー入力部36を構成するいずれのキー操作もないままに上記ステップB06,B07,B09,B11,B13,B14の処理を繰返し実行しながらさらに時間が経過し、制御部32の内部タイマのカウント値tが上記時間値T3以上となると、ステップB13によりこれを判断し、動作モードが記録モードであればCCD23の駆動から表示部17でのスルー画像の表示までを含む動作、動作モードが再生モードであればメモリカード38または内蔵メモリ39からの画像データの読出しから表示部17での画像の再生表示までを含む動作をすみやかに停止させる電源オフ処理を実行した上で(ステップB15)、再び上記ステップB01に戻り、再度の電源キー8の操作により電源がオンされるのを待機する。
【0098】
また、上記ステップB06で電源キー8の操作により電源オフが指示されたと判断した場合には、すみやかに上記ステップB15に進んで電源オフ処理を実行した上で、再び上記ステップB01に戻り、再度の電源キー8の操作により電源がオンされるのを待機する。
【0099】
以上示した如く、APO機能がオン設定されている状態では、キー入力部36の電源キー8以外のキー操作がない場合、電源キー8操作によるはじめの電源オン時から時間値T1となるまでの間はストロボチャージランプ16を緑色で点灯発光し、時間値T1となってから次の時間値T2となるまでの間は該ストロボチャージランプ16を黄色で遅い点滅発光させ、さらに時間値T2となってから次の時間値T3となるまでの間は該ストロボチャージランプ16を赤色で早い点滅発光させ、最後に時間値T3となった時点でAPO機能を実行するものとして電源をオフさせる。
【0100】
このようにAPO機能により電源をオフするまでの間においても、その計時内容に応じてストロボチャージランプ16の発光色及び発光パターンを順次段階的に変化させるようにした。
【0101】
これによりこのデジタルカメラ1のユーザは、ストロボチャージランプ16の発光の色とパターンとから、APO機能が実行されて電源がオフされるまでのおおよその時間を視覚的に容易に把握できる。
【0102】
したがってユーザは、例えば記録モード時にシャッタチャンスを待機している状態でストロボチャージランプ16が早い点滅発光している場合には、動作に支障のないなんらかのキー操作、例えばその時点ではNOP(No OPeration:無効)状態である十字キー13の中央に位置するセットキー14を操作するなどで内部タイマのカウント値tをリセットさせ、ストロボチャージランプ16を緑色で点灯発光する状態に戻して、さらにシャッタチャンスを待機するようにすれば、突然APO機能が実行されて電源がオフさせてしまい、シャッタチャンスを逃すというような事態を容易に回避することができる。
【0103】
また、上記実施の形態では、ストロボチャージランプ16の発光色及び発光パターンを順次段階的に変化させるようにしたが、発光色は変えずに発光パターンを順次変化させるようにしたり、発光パターンは変えずに発光色だけを変えるようにしてもよい。
【0104】
(第3の実施の形態)
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0105】
なお、その外観構成については上記図1と、電子回路構成については図2と基本的に同様であるので、同一部分には同一符号を用いてその図示及び説明は省略するものとする。
【0106】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
ここでは、キー入力部36の電源キー8以外のキーが操作されない状態で、スピーカ部11よりビープ音を拡声出力すると共に、バイブレータ部43によりスピーカ部11の筐体自体を振動させて、APO機能による電源オフまでの時間を警告するものとする。
【0107】
図5は、制御部32が実行する、電源キー8の操作を含む電源制御の処理内容を示すものである。
【0108】
その処理当初には、電源キー8の操作により電源がオンされるのを待機し(ステップC01)、オンされたと判断した時点で、上記モードスイッチ10の操作状態に応じて記録モードあるいは再生モードの動作を開始すると共に、APO機能がオン設定されているか否かを判断する(ステップC02)。
【0109】
ここで、APO機能がオフ設定されていると判断した場合には、以後電源キー8の再度の操作により電源オフが指示されるのを待機し(ステップC03)、電源キー8が操作されたと判断した時点で、動作モードが記録モードであればCCD23の駆動から表示部17でのスルー画像の表示までを含む動作、動作モードが再生モードであればメモリカード38または内蔵メモリ39からの画像データの読出しから表示部17での画像の再生表示までを含む動作をすみやかに停止させる電源オフ処理を実行した上で(ステップC04)、再び上記ステップC01に戻り、再度の電源キー8の操作により電源がオンされるのを待機する。
【0110】
また、上記ステップC02でAPO機能がオン設定されていると判断した場合には、制御部32の内部タイマによるカウント値tをリセットして(ステップC05)、カウント値「0」からのタイムカウントを開始させる。
【0111】
この状態で、電源キー8の操作により電源オフが指示されたか否かを判断し(ステップC06)、電源キー8が操作されていなければキー入力部36の他のキーが操作されたか否かを判断する(ステップC07)。
【0112】
電源キー8以外のキー入力部36のキーが操作された場合には、ステップC07でこれを判断し、上記制御部32の内部タイマによるカウント値tを再度リセットして(ステップC08)、カウント値「0」からのタイムカウントを開始させると共に、上記ステップC06からの処理に戻る。
【0113】
また、ステップC07で電源キー8以外のキー入力部36のキーも操作されていないと判断した場合には、次にその時点での制御部32の内部タイマのカウント値tが予め設定された第1の時間値T1(=例えば90秒)より小さいか否かを判断し(ステップC09)、該時間値T1より小さい場合には、弱い警告として長周期、例えば5[秒]に一回の割合で、スピーカ部11より音程が低く、且つ時間的にも短いビープ音を拡声放音させると同時に、低い強度でバイブレータ部43でもきわめて短時間だけ振動させ(ステップC10)、再び上記ステップC06からの処理に戻る。
【0114】
しかして、スピーカ部11からのビープ音とバイブレータ部43での振動による弱い警告を長周期毎に実行する状態で、キー入力部36を構成するいずれのキー操作もないままに上記ステップC06,C07,C09,C10の処理を繰返し実行しながら時間が経過し、制御部32の内部タイマのカウント値tが上記時間値T1以上となると、ステップC09によりこれを判断し、次にその時点での制御部32の内部タイマのカウント値tが、上記時間値T1以上であり、且つ予め設定した第2の時間値T2(=例えば150秒)より小さいか否かを判断する(ステップC11)。
【0115】
内部タイマのカウント値tが該時間値T2より小さい場合には、中程度の警告として中周期、例えば3[秒]に一回の割合で、スピーカ部11より音程が若干高く、且つ2回連続したビープ音を拡声放音させると同時に、中程度の強度でバイブレータ部43でも2回連続した振動を発生させ(ステップC12)、再び上記ステップC06からの処理に戻る。
【0116】
こうしてスピーカ部11からのビープ音とバイブレータ部43での振動による中程度の警告を中周期毎に実行する状態で、キー入力部36を構成するいずれのキー操作もないままに上記ステップC06,C07,C09,C11,C12の処理を繰返し実行しながらさらに時間が経過し、制御部32の内部タイマのカウント値tが上記時間値T2以上となると、ステップC11によりこれを判断し、次にその時点での制御部32の内部タイマのカウント値tが、今度は上記時間値T2以上であり、且つ予め設定した第3の時間値T3(=例えば180秒)より小さいか否かを判断する(ステップC13)。
【0117】
内部タイマのカウント値tが該時間値T3より小さい場合には、強い警告としてきわめて短い周期、例えば1.5[秒]に一回の割合で、スピーカ部11より音程が高く、且つ3回連続したビープ音を拡声放音させると同時に、強い強度でバイブレータ部43でも3回連続した振動を発生させた上で(ステップC14)、再び上記ステップC06からの処理に戻る。
【0118】
こうしてスピーカ部11からのビープ音とバイブレータ部43での振動による強い警告を短周期毎に実行する状態で、キー入力部36を構成するいずれのキー操作もないままに上記ステップC06,C07,C09,C11,C13,C14の処理を繰返し実行しながらさらに時間が経過し、制御部32の内部タイマのカウント値tが上記時間値T3以上となると、ステップC13によりこれを判断し、動作モードが記録モードであればCCD23の駆動から表示部17でのスルー画像の表示までを含む動作、動作モードが再生モードであればメモリカード38または内蔵メモリ39からの画像データの読出しから表示部17での画像の再生表示までを含む動作をすみやかに停止させる電源オフ処理を実行した上で(ステップC15)、再び上記ステップC01に戻り、再度の電源キー8の操作により電源がオンされるのを待機する。
【0119】
また、上記ステップC06で電源キー8の操作により電源オフが指示されたと判断した場合には、すみやかに上記ステップC15に進んで電源オフ処理を実行した上で、再び上記ステップC01に戻り、再度の電源キー8の操作により電源がオンされるのを待機する。
【0120】
以上示した如く、APO機能がオン設定されている状態では、キー入力部36の電源キー8以外のキー操作がない場合、電源キー8操作によるはじめの電源オン時から時間値T1となるまでの間は、弱い警告として長周期毎に、音程が低く時間的にも短いビープ音を拡声放音すると同時に低い強度できわめて短時間だけ振動させ、時間値T1となってから次の時間値T2となるまでの間は中程度の警告として中周期毎に、音程が若干高く2回連続したビープ音を拡声放音させると同時に中程度の強度で2回連続した振動を発生させ、さらに時間値T2となってから次の時間値T3となるまでの間は強い警告としてきわめて短い周期毎に、音程が高く3回連続したビープ音を拡声放音させると同時に強い強度で3回連続した振動を発生させ、最後に時間値T3となった時点でAPO機能を実行するものとして電源をオフさせる。
【0121】
このようにAPO機能により電源をオフするまでの間においても、その計時内容に応じてスピーカ部11からのビープ音の音程と発生頻度、バイブレータ部43での振動の強度と発生頻度(振動パターン)を順次段階的に変化させるようにした。
【0122】
これによりこのデジタルカメラ1のユーザは、スピーカ部11からのビープ音とバイブレータ部43による振動内容とから、APO機能が実行されて電源がオフされるまでのおおよその時間を音と振動の双方により容易に把握できる。
【0123】
したがってユーザは、例えば記録モード時にシャッタチャンスを待機している状態でスピーカ部11より高いビープ音が連続して拡声出力され、同時にデジタルカメラ1の筐体自体が強い強度で振動している場合には、動作に支障のないなんらかのキー操作、例えばメニューキー12の操作で一旦メニュー項目を表示させた上で、それらのメニュー項目の変更を解除するキー操作を行なうことで内部タイマのカウント値tをリセットさせ、スピーカ部11でのビープ音とバイブレータ部43による振動が抑えられる弱い警告の状態に戻して、さらにシャッタチャンスを待機するようにすれば、突然APO機能が実行されて電源がオフさせてしまい、シャッタチャンスを逃すというような事態を容易に回避することができる。
【0124】
また、上記実施の形態では、スピーカ部11からのビープ音とバイブレータ部43による振動内容とから音と振動の双方により把握できるようにしたが、音だけや振動だけで把握できるようにしてもよい。
【0125】
なお、上記第1乃至第3の実施の形態は、いずれも主としてAPO機能により最終的に電源がオフされるまでの電源制御について説明したが、APO機能により電源をオフする場合だけでなく、スタンバイモードやパーソナルコンピュータにおけるサスペンドモードなど、ある程度の動作状態を維持しながら、見かけ上は電源がオフされるような、電力消費を低減する動作モードに移行させる場合についても同様の処理内容で実現できる。
【0126】
(第4の実施の形態)
以下本発明をカメラ機能付きでCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)方式の携帯電話機に適用した場合の第4の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0127】
図6(A),(B)は、この第4の実施の形態に係る携帯電話機50の外観構成を示すもので、ヒンジ部51を介在して2つの筐体52,53が一体に構成された折りたたみ式となっており、図6(A)が最大限に開いた状態の内面を、図6(B)が折りたたんだ状態の主として上部筐体52の外面を示す。
【0128】
図6(A)に示すように上部筐体52の内面には、受話器となるスピーカ54及びメイン表示部55が備えられる。
【0129】
一方、下部筐体53の内面には、ダイヤルキー等を含む各種キー56及び送話器となるマイクロホン57が備えられる。
【0130】
また、図6(B)に示すように、上部筐体52の外面には、カメラ部58、撮影ライト59、シャッタキー60、及びサブ表示部61が備えられる。さらに、下部筐体63内にも延在されているアンテナ62がヒンジ部61より外部に突出形成される。
【0131】
図7は、上記携帯電話機50の回路構成を示すものである。同図で、上記アンテナ62は最寄りの基地局とCDMA方式の通信を行なうものであり、このアンテナ62にRF部71を接続している。
【0132】
このRF部71は、受信時にはアンテナ62から入力された信号をデュプレクサで周波数軸上から分離し、PLLシンセサイザから出力される所定周波数の局部発振信号と混合することによりIF信号に周波数変換し、さらに広帯域BPFで受信周波数チャネルのみを抽出し、AGC増幅器で希望受信波の信号レベルを一定にしてから次段の変復調部72へ出力する。
【0133】
一方、RF部71は送信時に、変復調部72から送られてくるOQPSK(Offset Quadri−Phase Shift Keying)の変調信号を、後述する制御部75からの制御に基づいてAGC増幅器で送信電力制御した後にPLLシンセサイザから出力される所定周波数の局部発振信号と混合してRF帯に周波数変換し、PA(Power Amplifier)で大電力に増幅して、上記デュプレクサを介してアンテナ62より輻射送信させる。
【0134】
変復調部72は、受信時にRF部71からのIF信号を直交検波器でベースバンドI・Q(In−phase・Quadrature−phase)信号に分離し、約10[MHz]のサンプルレートでデジタル化してCDMA部73に出力する。
【0135】
一方、変復調部72は送信時に、CDMA部73から送られてくるデジタル値のI・Q信号を約5[MHz]のサンプルレートでアナログ化した後に直交変調器でOQPSK変調してRF部71に送出する。
【0136】
CDMA部73は、受信時に変復調部72からのデジタル信号をPN(Pseudo Noise:擬似雑音)符号のタイミング抽出回路及びそのタイミング回路の指示に従って逆拡散・復調を行なう複数の復調回路に入力し、そこから出力される複数の復調シンボルの同期をとって合成器で合成して音声処理部74に出力する。
【0137】
一方、CDMA部73は送信時に、音声処理部74からの出力シンボルを拡散処理した後にデジタルフィルタで帯域制限をかけてI・Q信号とし、変復調部72に送出する。
【0138】
音声処理部74は、受信時にCDMA部73からの出力シンボルをデインタリーブし、それからビタビ復調器で誤り訂正処理を施した後に、音声処理DSP(Digital Signal Proccessor)で圧縮されたデジタル信号から通常のデジタル音声信号へと伸長し、これをアナログ化して上記スピーカ(SP)54を拡声駆動させる。
【0139】
一方、音声処理部74は送信時に、上記マイクロホン(MIC)57から入力されるアナログの音声信号をデジタル化した後に音声処理DSPでデータ量を1/8以下に圧縮し、それから畳込み符号器で誤り訂正符号化してからインタリーブし、その出力シンボルをCDMA部73へ送出する。
【0140】
しかして、上記RF部71、変復調部72、CDMA部73、及び音声処理部74に対して制御部75を接続し、この制御部75にGPSレシーバ76、画像撮影部77、画像処理部78、上記メイン表示部55、上記サブ表示部61、メモリカード79、LED部80、及びバイブレータ部81を接続している。
【0141】
ここで制御部75は、CPUとその動作プログラムを固定的に記憶したROM、及びワークメモリとして使用されるRAM、後述するキー操作のない状態を計時する内部タイマ等で構成され、この携帯電話機50全体の動作を制御する。
【0142】
GPSレシーバ76は、GPSアンテナ82が受信する複数のGPS衛星からの測位情報により現在位置の緯度、経度、及び高度と正確な現在時刻とを算出し、制御部75へ出力する。
【0143】
画像撮影部77は、制御部75の制御の下に、上記カメラ部58を構成する光学レンズ系83の撮影光軸後方に配置されたCCD84での撮影動作を制御し、撮影により得られる画像データをデジタル化して出力する。
【0144】
画像処理部78は、画像撮影部77より得られる画像データを例えばJPEG方式に基づいてデータ圧縮する一方で、受信した画像データのデータ圧縮を解いて伸長し、元のビットマップ状の画像データを得る。
【0145】
メモリカード79は、この携帯電話機50に着脱自在に備えられるもので、自機で撮影した画像データや受信により得た画像データ等を記憶しておく。
【0146】
LED部80は、上記撮影ライト59を構成する高輝度白色LEDとその駆動回路とでなるものであり、必要によりカメラ部58の撮影対象となる被写体方向に向けて補助光を照射する。
【0147】
バイブレータ部81は、着信時等に予め設定された振動パターン及び振動強度で振動する。
【0148】
なお、上記メイン表示部55及びサブ表示部61は、いずれもバックライト付きの反射/透過型カラー液晶パネルで構成され、バックライトを点灯して透過型液晶としての表示が可能である一方、見やすさは多少落ちるものの、バックライトを消灯して外光を用いた反射型液晶としての表示も可能であるものとする。
【0149】
また、図示はしないが、上記ヒンジ部51には上部筐体52と上部筐体52の展開状態及び折りたたみ状態を検出するための機構を有するものとする。この検出機構からの情報により制御部75は、カメラ部58により画像を撮影しようとするカメラモードにおいて、上記図6(A)に示したように上部筐体52と下部筐体53を開いた展開状態では、この携帯電話機50のユーザが自分以外の他者を撮影しようとする「相手撮り」を行なおうとしているものと判断し、サブ表示部61での表示を停止してメイン表示部55でカメラ部58でのモニタ画像を表示させる。このとき、カメラ部58のセットキー58bがシャッタキーとして機能するものとする。
【0150】
反対に、上記図6(B)に示したように上部筐体52と下部筐体53を閉じた折りたたみ状態では、この携帯電話機50のユーザが自分自身を撮影しようとする「自分撮り」を行なおうとしているものと判断し、メイン表示部55での表示を停止してサブ表示部61でカメラ部58でのモニタ画像を表示させる。このとき、シャッタキー60を操作することで画像の撮影を実行できる。
【0151】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
図8は、主として制御部75が実行する、待受けモード時からカメラモードへの移行を含む処理内容を示すものである。
【0152】
その処理当初には、待受けモード下で各種キー56の内のカメラキー56aの操作によりカメラモードが指定されるのを待機し(ステップD01)、指定されたと判断した時点で、制御部75の内部タイマによるカウント値tをリセットして(ステップD02)、カウント値「0」からのタイムカウントを開始させる。
【0153】
この状態で、再度のカメラキー56aの操作によりカメラモードが解除されたか否かを判断し(ステップD03)、カメラキー56aが操作されていなければ各種キー56の他のキーまたはサブ表示部61が操作されたか否かを判断する(ステップD04)。
【0154】
カメラキー56a以外の各種キー56の他のキーまたはシャッタキー60が操作された場合には、ステップD04でこれを判断し、上記制御部75の内部タイマによるカウント値tを再度リセットして(ステップD05)、カウント値「0」からのタイムカウントを開始させると共に、上記ステップD03からの処理に戻る。
【0155】
また、ステップD04で各種キー56のカメラキー56a以外のキーまたはシャッタキー60も操作されていないと判断した場合には、次にその時点での制御部75の内部タイマのカウント値tが予め設定された第1の時間値T1(=例えば60秒)より小さいか否かを判断し(ステップD06)、該時間値T1より小さい場合にはそのまま再び上記ステップD03からの処理に戻る。
【0156】
この時点で、上述した如く上記図6(A)に示した「相手撮り」の状態ではメイン表示部55がモニタ表示部となり、そのバックライトが100%の発光輝度で点灯駆動されるので透過型液晶として機能してモニタ画像を表示させる。
【0157】
反対に、上記図6(B)に示した「自分撮り」の状態では、サブ表示部61がモニタ表示部となり、そのバックライトが100%の発光輝度で点灯駆動されるので透過型液晶として機能してモニタ画像を表示させる。
【0158】
しかして、メイン表示部55またはサブ表示部61のバックライトを100%の発光輝度で点灯して透過型液晶によるモニタ画像の表示状態で、各種キー56を構成するいずれのキーまたはシャッタキー60の操作もないままに上記ステップD03,D04,D06の処理を繰返し実行しながら時間が経過し、制御部75の内部タイマのカウント値tが上記時間値T1以上となると、ステップD06によりこれを判断し、次にその時点での制御部75の内部タイマのカウント値tが、上記時間値T1以上であり、且つ予め設定した第2の時間値T2(=例えば120秒)より小さいか否かを判断する(ステップD07)。
【0159】
内部タイマのカウント値tが該時間値T2より小さい場合には、その時点でモニタ画像として使用しているメイン表示部55またはサブ表示部61のバックライトの発光輝度を50%ダウンさせた上で、同様に透過型液晶として機能させ(ステップD08)、再び上記ステップD03からの処理に戻る。
【0160】
こうして、その時点で使用しているメイン表示部55またはサブ表示部61のの発光輝度を落とした状態で各種キー56またはシャッタキー60の操作もないままに上記ステップD03,D04,D06〜D08の処理を繰返し実行しながらさらに時間が経過し、制御部75の内部タイマのカウント値tが上記時間値T2以上となると、ステップD07によりこれを判断し、次にその時点での制御部75の内部タイマのカウント値tが、今度は上記時間値T2以上であり、且つ予め設定した第3の時間値T3(=例えば180秒)より小さいか否かを判断する(ステップD09)。
【0161】
内部タイマのカウント値tが該時間値T3より小さい場合には、メイン表示部55またはサブ表示部61のバックライトを消灯し、メイン表示部55またはサブ表示部61を今度は反射型の液晶として機能させて撮影に伴うモニタ画像を表示させた上で(ステップD10)、再び上記ステップD03からの処理に戻る。
【0162】
こうしてメイン表示部55またはサブ表示部61を反射型の液晶としてモニタ画像を表示させた状態で各種キー56またはシャッタキー60の操作もないままに上記ステップD03,D04,D06,D07,D09,D10の処理を繰返し実行しながらさらに時間が経過し、制御部75の内部タイマのカウント値tが上記時間値T3以上となると、ステップD09によりこれを判断し、カメラ部58を用いたカメラモードを解除して、再びより電力消費の少ない待受けモードに復帰し(ステップD11)、再び上記ステップD01に戻る。
【0163】
また、上記ステップD03で各種キー56のカメラキー56aが操作されたと判断した場合には、すみやかに上記ステップD11に進んでカメラモードを解除し、より電力消費の少ない待受けモードに復帰する。
【0164】
以上示した如く、カメラモード下で各種キー56またはシャッタキー60の操作がない場合、カメラキー56a操作によるはじめのカメラモード設定時から時間値T1となるまでの間はそのままメイン表示部55またはサブ表示部61をバックライトの発光輝度100%として透過型液晶として機能させ、通常のモニタ画像を表示させ、時間値T1となってから次の時間値T2となるまでの間は該バックライトの発光輝度を50%ダウンさせ、さらに時間値T2となってから次の時間値T3となるまでの間は該バックライトを完全に消灯させてメイン表示部55またはサブ表示部61を反射型の液晶として機能させてモニタ画像を表示させ、最後に時間値T3となった時点でカメラモードを解除して、より電力消費の少ない通常の待受けモードに復帰させる。
【0165】
このようにカメラモード下から待受けモードに復帰させるまでの間においても、その計時内容に応じてメイン表示部55またはサブ表示部61のバックライトの発光輝度を一旦ダウンさせ、最終的には消灯して反射型として機能させるようにした。
【0166】
これによりこの携帯電話機50のユーザは、メイン表示部55またはサブ表示部61での表示画像の明るさから、カメラモードが解除されて待受けモードに復帰するまでのおおよその時間を視覚的に容易に把握できる。
【0167】
したがってユーザは、例えばカメラモード時にどのような画像を撮影しようか思案している状態でメイン表示部55またはサブ表示部61の表示画像が暗く、バックライトが点灯されていない場合には、動作に支障のないなんらかのキー操作、例えば各種キー56のいずれかのダイヤルキー等を操作することで制御部75の内部タイマのカウント値tをリセットさせ、メイン表示部55またはサブ表示部61を明るい表示状態に戻して、さらに構図を工夫するなどすれば、突然カメラモードが解除されて待受けモードに復帰してしまうというような事態を容易に回避することができる。
【0168】
加えて、カメラモード下で各種キー56またはシャッタキー60の操作がなされない状態が長くなるほどメイン表示部55またはサブ表示部61のバックライトの発光輝度を最終的には消灯するまでダウンさせることで、携帯電話機50の中でも比較的電力消費量の大きいバックライトの電力消費を抑え、容量が制限されている電池電源をより有効に活用することができる。
【0169】
なお、上記第1乃至第3の実施の形態は本発明をデジタルカメラに適用した場合、第4の実施の形態は本発明をカメラ機能付きの携帯電話機に適用した場合についてそれぞれ示したものであるが、本発明はこれに限らず、時計、電卓、電子手帳、PDA、電子辞書など、ある程度の携帯性を重視し、電池を電源として動作する多くの電子機器であればいずれにも適用可能となる。
【0170】
また、上記第1乃至第4の実施の形態における時間値T1〜T3の(段階)数や具体的な値などは一例であり、その電子機器の性質を考慮して設定するものとしてもよいし、ユーザ自身がカスタムモード等で好みの内容に自由に設定できるものとしてもよい。
【0171】
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
【0172】
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0173】
【発明の効果】
本発明によれば、第1の動作モードから、より電力消費の少ない第2の動作モードに移行するまでの経過工程が段階的に報知出力されるようになり、その状態をユーザが容易に認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るデジタルスチルカメラの外観構成を示す斜視図。
【図2】 同実施の形態に係る電子回路の構成を示すブロック図。
【図3】 同実施の形態に係る電源制御の処理内容を示すフローチャート。
【図4】 本発明の第2の実施の形態に係るデジタルスチルカメラの電源制御の処理内容を示すフローチャート。
【図5】 本発明の第3の実施の形態に係るデジタルスチルカメラの電源制御の処理内容を示すフローチャート。
【図6】 本発明の第4の実施の形態に係るカメラ付き携帯電話機の外観構成を示す平面図。
【図7】 同実施の形態に係る電子回路の構成を示すブロック図。
【図8】 同実施の形態に係る電源制御の処理内容を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…デジタルカメラ、2…撮影レンズ2、3…セルフタイマランプ、4…光学ファインダ窓、5…マイクロホン部、6…ストロボ発光部、7…ラバーグリップ、8…電源キー、9…シャッタキー、10…モードスイッチ、11…スピーカ部、12…メニューキー、13…十字キー、14…セットキー、15…光学ファインダ、16…ストロボチャージランプ、17…表示部、21…モータ(M)、22…レンズ光学系、23…CCD、24…タイミング発生器(TG)、25…垂直ドライバ、26…サンプルホールド回路(S/H)、27…A/D変換器、28…カラープロセス回路、29…DMAコントローラ、30…DRAMインタフェース(I/F)、31…DRAM、32…制御部、33…VRAMコントローラ、34…VRAM、35…デジタルビデオエンコーダ、36…キー入力部、37…JPEG回路、38…メモリカード、39…内蔵メモリ、40…音声処理部、41…USBインタフェース(I/F)、42…LED部、43…バイブレータ部、44…ストロボ駆動部、50…携帯電話機、51…ヒンジ部、52…上部筐体、53…下部筐体、54…スピーカ、55…メイン表示部、56…各種キー、57…マイクロホン、58…カメラ部、59…撮影ライト、60…シャッタキー、61…サブ表示部、62…アンテナ、71…RF部、72…変復調部、73…CDMA部、74…音声処理部、75…制御部、76…GPSレシーバ、77…画像撮影部、78…画像処理部、79…メモリカード、80…LED部、81…バイブレータ部、82…GPSアンテナ、83…光学レンズ系、84…CCD。
Claims (3)
- 第1の動作モードと、この第1の動作モードよりも電力消費の少ない第2の動作モードとを切換可能であり、上記第1の動作モードでのみ動作する表示手段,発音手段,振動手段の少なくとも1つを備えた電子機器であって、
上記第1の動作モード時において継続して所定の操作がない状態を計時する計時手段と、
この計時手段の計時が進むにつれて、上記表示手段の表示色,上記発音手段の発音音程又は発音回数,上記振動手段の振動強度又は振動回数の少なくとも1つを順次変化させることによって、所定の操作が無い状態の継続時間を段階的に報知出力する報知出力制御手段と、
上記第1の動作モード時において所定の操作があった時には、上記計時手段をリセットすると共に、上記報知出力を初期段階の状態に戻すリセット手段と、
上記計時手段の計時内容が予め設定した値となった時点で上記第1の動作モードから上記第2の動作モードに移行させるモード制御手段と
を具備したことを特徴とする電子機器。 - 第1の動作モードと、この第1の動作モードよりも電力消費の少ない第2の動作モードとを切換可能であり、上記第1の動作モードでのみ動作する表示手段,発音手段,振動手段の少なくとも1つを備えた電子機器の電源制御方法であって、
上記第1の動作モード時において継続して所定の操作がない状態を計時する計時工程と、
この計時工程での計時が進むにつれて、上記表示手段の表示色,上記発音手段の発音音程又は発音回数,上記振動手段の振動強度又は振動回数の少なくとも1つを順次変化させることによって、所定の操作が無い状態の継続時間を段階的に報知出力する報知出力制御工程と、
上記第1の動作モード時において所定の操作があった時には、上記計時手段をリセットすると共に、上記報知出力を初期段階の状態に戻すリセット工程と、
上記計時工程での計時内容が予め設定した値となった時点で上記第1の動作モードから上記第2の動作モードに移行させるモード制御工程と
を有したことを特徴とする電源制御方法。 - 第1の動作モードと、この第1の動作モードよりも電力消費の少ない第2の動作モードとを切換可能であり、上記第1の動作モードでのみ動作する表示手段,発音手段,振動手段の少なくとも1つを備えた電子機器に内蔵されたコンピュータで実行するプログラムであって、
上記第1の動作モード時において継続して所定の操作がない状態を計時する計時ステップと、
この計時ステップでの計時が進むにつれて、上記表示手段の表示色,上記発音手段の発音音程又は発音回数,上記振動手段の振動強度又は振動回数の少なくとも1つを順次変化させることによって、所定の操作が無い状態の継続時間を段階的に報知出力する報知出力制御ステップと、
上記第1の動作モード時において所定の操作があった時には、上記計時手段をリセットすると共に、上記報知出力を初期段階の状態に戻すリセットステップと、
上記計時ステップでの計時内容が予め設定した値となった時点で上記第1の動作モードから上記第2の動作モードに移行させるモード制御ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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