JP2004207989A - 電子カメラ、携帯端末機器、電源制御方法及びプログラム - Google Patents

電子カメラ、携帯端末機器、電源制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】容量が制限された電池電源を有効に使用し、付加機能の動作により本来の機能の動作が阻害されるのを確実に防止しながら、ユーザに動作状態を充分に把握させる。
【解決手段】画像を撮影するレンズ光学系22、CCD23を含む撮影系と、音声を再生する音声処理部39と、この音声処理部39の動作時間を制限し、上記撮影系に供給する電池電源の電力を確保し、電池電源の残量と制限された音声処理部39の残りの動作時間とを表示部14で表示させる制御部32とを備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電池を電源とした電子カメラ、携帯端末機器、電源制御方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、デジタルカメラが高機能化する一方で小型軽量化も進んだことにより、常時携帯し、気に入った風景などをその場で気軽にスナップ撮影して画像をパーソナルコンピュータ等に取込んで楽しむことも可能となっている。
【0003】
デジタルカメラ単体で容量が制限されている電池電源を有効に活用するべく、詳細な省電力モードを設定可能としたものは種々考えられている。(例えば、特許文献1参照。)
しかして、デジタルカメラや携帯電話端末の一部の機種には、常時携帯することを前提として、パーソナルコンピュータ等から音楽データを取込んだメモリカードとヘッドホンを装着して携帯音楽プレーヤとしても使用することが可能なものがある。
【0004】
この種の音楽再生機能が付いたデジタルカメラでは、音楽再生機能と画像の撮影機能とを、1つの電池電源からの供給電力で賄っている。
【0005】
したがって、音楽再生機能により電池電源からある程度の電力を使用した後に、画像の撮影機能に移行したところ、撮影の方が消費電力が大きいこともあって、撮影に必要な電力が残っておらず、撮影を行なえないという事態に陥ることも充分にあり得る。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−320626号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、音楽再生機能用と画像撮影用で物理的に2つの電池電源を設け、各機能それぞれで独立した電源管理を行なう方法も考えられるが、装置の小型軽量化と相反することになり、現実的ではない。
【0008】
また、2つの機能で使用する電力を予め固定的に配分するものとし、音楽再生機能用の電力を使い終えた時点でその動作を停止させる方法も考えられるが、その場合ユーザにとっては、電源電池の残量表示からまだ電力が残っていることがわかるにも拘わらず、唐突に音楽再生が停止されてしまうため、納得がいかず、不満を生じることにもなる。
【0009】
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、容量が制限された電池電源を有効に使用し、付加機能の動作により本来の機能の動作が阻害されるのを確実に防止しながら、ユーザに動作状態を充分に把握させることが可能な電子カメラ、携帯端末機器、電源制御方法及びプログラムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、動作電力を供給する電池電源と、画像を撮影する撮影手段と、音声を再生する音声再生手段と、この音声再生手段の動作時間を制限し、上記電池電源の電力を残しておく電源制御手段と、上記電池電源の残量を表示する表示手段とを具備したことを特徴とする。
【0011】
このような構成とすれば、電池電源の残量と共に、制限された音声再生の残りの動作時間が表示されるため、ユーザも電池の消耗度合いを客観的に把握できる。
【0012】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記電池電源の残量を指定する指定手段をさらに具備し、上記電源制御手段は、上記撮影手段に供給する電源の電力を残し、上記指定手段で指定された電池電源の残量に基づいて上記音声再生手段の動作時間を制限することを特徴とする。
【0013】
このような構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、撮影動作との兼ね合いによりユーザ自身が好みに応じて音声再生の動作時間を任意に指定できる。
【0014】
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、上記撮影手段による撮影枚数を指定する指定手段をさらに具備し、上記電源制御手段は、上記撮影手段に供給する電源の電力を残し、上記指定手段で指定された撮影枚数に基づいて上記音声再生手段の動作時間を制限することを特徴とする。
【0015】
このような構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、撮影動作による画像の撮影枚数を確保した上で音声再生動作に配分できる電力を決定するため、電池電源を有効に使用し、カメラとして必要な動作は確保しながら、余剰電力を音声再生にも活かすことができる。
【0016】
請求項4記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記表示手段は、上記音声再生手段の残りの動作時間とその時点で電池電源の残量に応じて上記撮影手段で撮影可能な枚数のいずれか一方を切換えて表示することを特徴とする。
【0017】
このような構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、ユーザの好みにより切換えて確実に電池残量をユーザに把握させることができる。
【0018】
請求項5記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記表示手段は、上記音声再生手段の残りの動作時間とその時点で電池電源の残量に応じて上記撮影手段で撮影可能な枚数を共に表示することを特徴とする。
【0019】
このような構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、2つの機能それぞれに対応した電池残量を客観的にユーザに把握させることができる。
【0020】
請求項6記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記表示手段は、上記音声再生手段の残りの動作時間に対応した上記電池電源の残量を表示することを特徴とする。
【0021】
このような構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、画像撮影用の電力を残しておきつつ、あたかも電池の残量がなくなったかのような表示で音楽再生を停止させるため、ユーザも心情的に納得し易い。
【0022】
請求項7記載の発明は、動作電力を供給する電池電源と、最寄りの基地局と交信する通信手段と、音声を再生する音声再生手段と、この音声再生手段の動作時間を制限し、上記電池電源の電力を残しておく電源制御手段と、上記電池電源の残量を表示する表示手段とを具備したことを特徴とする。
【0023】
このような構成とすれば、電池電源の残量と共に、制限された音声再生の残りの動作時間が表示されるため、ユーザも電池の消耗度合いを客観的に把握できる。
【0024】
請求項8記載の発明は、その機器本来の第1の機能と、付加的機能である第2の機能とを動作可能な、電池電源を備える携帯機器の電源制御方法であって、上記第2の機能の動作を制限し、上記第1の機能に供給する上記電池電源の電力を残す電源制御工程と、上記電池電源の制限された第2の機能の残りの動作可能情報とを表示する表示工程とを有したことを特徴とする。
【0025】
このような方法とすれば、電池電源の残量と共に、制限された第2の機能の残りの動作時間が表示されるため、ユーザも電池の消耗度合いを客観的に把握できる。
【0026】
請求項9記載の発明は、その機器本来の第1の機能と、付加的機能である第2の機能とを動作可能な、電池電源を備えた携帯機器に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、上記第2の機能の動作を制限し、上記第1の機能に供給する上記電池電源の電力を残す電源制御ステップと、上記電池電源の制限された第2の機能の残りの動作可能情報とを表示する表示ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0027】
このようなプログラム内容とすれば、電池電源の残量と共に、制限された第2の機能の残りの動作時間が表示されるため、ユーザも電池の消耗度合いを客観的に把握できる。
【0028】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下本発明を音楽再生機能付きのデジタルスチルカメラ(以下「デジタルカメラ」と略称する)に適用した場合の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
【0029】
図1はその外観構成を示すもので、図1(A)が主に前面の、図1(B)が主に背面の構成を示す斜視図である。
【0030】
このデジタルカメラ1は、略矩形の薄板状ボディの前面に、撮影レンズ2、セルフタイマランプ3、光学ファインダ窓4、マイクロホン部5、及びストロボ発光部6を配設し、上面には電源キー7及びシャッタキー8を配する。
【0031】
電源キー7は、電源のオン/オフ毎に操作するキーであり、シャッタキー8は、画像撮影モード時に撮影を指示する一方で、メニュー選択等では設定/実行を指示するキーとしても機能するものとする。
【0032】
また、デジタルカメラ1の背面には、モードスイッチ9、スピーカ部10、十字キー11、光学ファインダ12、ストロボチャージランプ13、及び表示部14を配する。
【0033】
モードスイッチ9は、例えばスライドスイッチにより構成され、カメラ機能としての画像撮影モード「R」及び画像再生モード「P」と、音楽再生機能としての音楽再生モード「♪」とを切換える。
【0034】
十字キー11は、上下左右各方向へのカーソル移動用のキーが一体に形成されたものである。
【0035】
表示部14は、バックライト付きのカラー液晶パネルで構成されるもので、カメラ機能の撮影モード時には電子ファインダとしてモニタ表示を行なう一方で、同カメラ機能の再生モード時には選択した画像を再生表示する。また、それぞれの動作状態に応じて、電源となる電池の残量を含む、各種制御情報を表示する。
【0036】
さらに、デジタルカメラ1の右側面部には、携帯用ストラップ装着部15を設ける。
【0037】
なお、図示はしないがデジタルカメラ1の底面、右端側には、音楽再生機能動作時にヘッドホンを装着するためのヘッドホンジャックが設けられるものとする。
【0038】
次いで図2により上記デジタルカメラ1の電子回路構成を説明する。
画像撮影モードでのモニタリング状態においては、モータ(M)21の駆動により合焦位置や絞り位置が移動される、上記撮影レンズ2を含むレンズ光学系22の撮影光軸後方に配置された撮像素子であるCCD23が、タイミング発生器(TG)24、垂直ドライバ25によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
【0039】
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路(S/H)26でサンプルホールドされ、A/D変換器27でデジタルデータに変換され、カラープロセス回路28で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行なわれて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Crが生成され、DMA(DirectMemory Access)コントローラ29に出力される。
【0040】
DMAコントローラ29は、カラープロセス回路28の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、同じくカラープロセス回路28からの複合同期信号、メモリ書込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DMAコントローラ29内部のバッファに書込み、DRAMインタフェース(I/F)30を介してバッファメモリとして使用されるDRAM31にDMA転送を行なう。
【0041】
制御部32は、CPUと、後述する電池残量表示の処理を含むCPUで実行される動作プログラムを固定的に記憶したROM、及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成され、このデジタルカメラ1全体の制御動作を司るもので、上記輝度及び色差信号のDRAM31へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインタフェース30を介してDRAM31より読出し、VRAMコントローラ33を介してVRAM34に書込む。
【0042】
デジタルビデオエンコーダ35は、上記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ33を介してVRAM34より定期的に読出し、これらのデータを元にビデオ信号を発生して上記表示部14に出力する。
【0043】
この表示部14は、上述した如く画像撮影モード時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、デジタルビデオエンコーダ35からのビデオ信号に基づいた表示を行なうことで、その時点でVRAMコントローラ33から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに表示することとなる。
【0044】
このように表示部14にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されている状態で、静止画撮影を行ないたいタイミングで操作部36を構成する上記シャッタキー8を操作すると、トリガ信号を発生する。
【0045】
制御部32は、このトリガ信号に応じてその時点でCCD23から取込んでいる1画面分の輝度及び色差信号のDRAM31へのDMA転送の終了後、直ちにCCD23からのDRAM31への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
【0046】
この記録保存の状態では、制御部32がDRAM31に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインタフェース30を介してY,Cb,Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読出してJPEG(Joint Photograph coding Experts Group)回路37に書込み、このJPEG回路37でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
【0047】
そして、得た符号データを1画像のデータファイルとして該JPEG回路37から読出し、このデジタルカメラ1の記録媒体として着脱自在に装着されるメモリカード内に封入された、不揮発性メモリであるフラッシュメモリ38に書込む。
【0048】
なお、上記フラッシュメモリ38はさらに、このデジタルカメラ1の内蔵メモリの記録媒体として併設していても良い。
【0049】
そして、1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及びフラッシュメモリ38への全圧縮データの書込み終了に伴なって、制御部32はCCD23からDRAM31への経路を再び起動する。
【0050】
なお、制御部32にはさらに、音声処理部39が接続される。
音声処理部39は、PCM音源等の音源回路を備え、音声の録音時には上記マイクロホン部(MIC)5より入力された音声信号をデジタル化し、所定のデータファイル形式、例えばMP3(MPEG−1 audio layer 3)にしたがってデータ圧縮して音声データファイルを作成して制御部32へ送出する一方、音声の再生時には送られてきた音声データファイルの圧縮を解いてアナログ化し、上記スピーカ部(SP)10を駆動して、録音した音声や楽曲等を拡声放音させる。
【0051】
上記キー入力部27は、上述した電源キー7、シャッタキー8、モードスイッチ9、十字キー11等から構成され、それらのキー操作に伴なう信号は直接制御部32へ送出される。
【0052】
また、図示はしないが、このデジタルカメラ1の各回路に動作電力を供給するための電源として、例えばリチウムイオン2次電池とその充放電を制御する電源制御回路とが設けられるものとする。
【0053】
画像再生モード時には、制御部32がフラッシュメモリ38に記録されている画像データを選択的に読出し、JPEG回路37で画像撮影モード時にデータ圧縮した手順と全く逆の手順で圧縮されている画像データを伸長し、伸長した画像データをVRAMコントローラ33を介してVRAM34に展開して記憶させた上で、このVRAM34より定期的に読出し、これらの画像データを元にビデオ信号を発生して上記表示部14で再生出力させる。
【0054】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
このデジタルカメラ1にあっては、「設定メニュー」中で「電池残量表示」や「制限設定」の項目を選択した上で、ユーザが任意に電池の残量表示の形態や電池の制限設定の形態を切換選択するものとする。
【0055】
そして、具体的な表示部14の残量表示の形態としては、「通常表示」「使用モード基準表示」「2モード表示」「撮影モード基準表示」の4つがあるものとする。
【0056】
「通常表示」は、電源である電池の残量をそのまま表示するものである。
【0057】
「使用モード基準表示」は、その時点で選択している動作モードを基準にして電源である電池の残量を表示するものである。
【0058】
「2モード表示」は、その時点で選択している動作モードと画像撮影モードの最大2つのモードを基準にして電源である電池の残量を併記して表示するものである。
【0059】
「撮影モード基準表示」は、その時点で選択している動作モードに関係なく、画像撮影モードを基準にして電源である電池の残量を表示するものである。
【0060】
図3は、電源オン時に主として制御部32が動作プログラムに従って実行する、表示部14での電池の残量表示の設定に係る処理内容を示すもので、その当初には設定メニュー中で「電池残量表示」の項目が選択されるか、「制限設定」の項目が選択されるのを繰返し判断することで、これらの選択操作を待機する(ステップA01,A13)。
【0061】
そして、「電池残量表示」が選択されると、ステップA01でこれを判断し、図4(A)に示すように上述した4つの表示形態を一覧表示し、そのうちの1つを例えば反転表示するなどしてカーソル選択した状態で、例えば上記十字キー11の上下方向キーの操作によるカーソル移動とシャッタキー8の操作による選択の指示とを受付ける。
【0062】
しかるにこの状態で、「通常表示」が選択されたか否か(ステップA02)、「使用モード基準表示」が選択されたか否か(ステップA03)、「2モード表示」が選択されたか否か(ステップA04)、及び「撮影モード基準表示」が選択されたか否か(ステップA05)を繰返し判断することで、これらのいずれかが選択されるのを待機する。
【0063】
また、設定メニュー中で「電池残量表示」の項目ではなく「制限設定」が選択された場合、上記ステップA13でこれを判断し、次に図4(B)または図4(D)に示すように「電池残量」に基づいて制限設定を行なうか、「撮影可能枚数」に基づいて制限設定を行なうかを促す表示を表示部14で行なうと共に、例えば上記十字キー11の上下方向キーの操作によるカーソル移動とシャッタキー8の操作による選択の指示とを受付け、そのうちの「電池残量」に基づく制限設定を行なうか否かを判断する(ステップA09)。
【0064】
上記図4(B)に示すカーソル表示状態からシャッタキー8が操作され、「電池残量」による制限設定が選択された場合、ステップA09でこれを判断し、画像撮影モードでの動作ができるように制限指定を電池残量の割合、具体的には「%」の数値を指定して設定を行なう(ステップA11)。
【0065】
この設定動作も、具体的には例えば上記十字キー11の上下方向キーの操作による数値の増減とシャッタキー8の操作による設定の指示とを受付けるもので、図4(C)は「電池残量」を「30%」に指定した場合の表示部14画面を例示するものである。
【0066】
このように設定を実行した後、次の設定変更に備えて再び上記ステップA01からの処理に戻る。
【0067】
また、上記ステップA09が「電池残量」による制限設定がなされないと判断した場合、次に「撮影可能枚数」による制限設定がなされたか否かを判断する(ステップA10)。
【0068】
上記図4(D)に示すカーソル表示状態からシャッタキー8が操作され、「撮影可能枚数」による制限設定が選択された場合、ステップA10でこれを判断し、画像撮影モードでの動作ができるように制限指定を撮影可能枚数の数値を指定して設定を行なう(ステップA12)。
【0069】
この設定動作も、具体的には例えば上記十字キー11の上下方向キーの操作による数値の増減とシャッタキー8の操作による設定の指示とを受付けるもので、図4(E)は「撮影可能枚数」を「10枚」に指定した場合の表示部14画面を例示するものである。
【0070】
このように設定を実行した後、次の設定変更に備えて再び上記ステップA01からの処理に戻る。
【0071】
なお、上記ステップA10で「撮影可能枚数」による制限設定も選択されなかった場合には、制限指定を解除するものとして、再び上記ステップA01からの処理に戻る。
【0072】
また、上記ステップA02で「通常表示」が選択されたと判断した場合には、その選択内容に従って電池電圧に基づいた残量表示のみを行なうものとして設定を実行し(ステップA06)、その後、次の設定変更に備えて再び上記ステップA01からの処理に戻る。
【0073】
さらに、上記ステップA03で「使用モード基準表示」が選択されたと判断した場合には、その時点で選択している動作モードでの消費電力を基準にして、そのモードで引き続き使用した場合の電池の残量を表示するものとして設定を実行し(ステップA07)、その後、次の設定変更に備えて再び上記ステップA01からの処理に戻る。
【0074】
また、上記ステップA04で「2モード表示」が設定されたと判断した場合には、その時点で選択している動作モードと画像撮影モードの最大2つのモードを基準にして、それぞれのモードで引き続き使用した場合の電池の残量を表示するものとして設定を実行し(ステップA08)、その後、次の設定変更に備えて再び上記ステップA01からの処理に戻る。
【0075】
また、上記ステップA05で「撮影モード基準表示」が選択されたと判断した場合には、動作モードに関係なく画像撮影モードでの消費電力を基準にして、電池の残量表示を行なうものとして設定を実行し(ステップA14)、その後、次の設定変更に備えて再び上記ステップA01からの処理に戻る。
【0076】
次いで上記図3で示した各表示設定に基づく実際の動作モード下での表示部14の画面を以下に例示する。
図5は、「通常表示」且つ「制限設定」を設定した場合の音楽再生モード時の表示画面を例示するものである。この場合、その時点で選択されているのが音楽再生モードであることを「AUDIO」の文字で表示すると共に、乾電池の形状を模した電池残量マークBTを「制限中」の文字と共に表示し、当該マークBT中で電池の消耗の度合いに応じた残量を棒グラフ状に表示している。
【0077】
ここで電池残量マークBTで表示するのは、上記図3及び図4でも示した、制限している残量を除外した部分であるものとする。
したがって、その部分を完全に使い切ってしまった場合には、実際には制限している残量についてまだ使用可能であるにも拘わらず、表示部14の電池残量マークBTではあたかも残量が「0(ゼロ)」になってしまったかのように表示されることになる。
【0078】
そのため、制限した通り画像撮影用の電力を残しておきつつ、あたかも電池の残量がなくなったかのような表示で音楽再生を停止させるため、このデジタルカメラ1のユーザも心情的に納得し易い。
【0079】
図6(A)及び図6(B)は、共に「使用モード基準表示」の設定を行なった場合の表示部14の画面を例示するものである。
図6(A)は、音楽再生モード動作時の表示画面を例示するものである。この場合、その時点で選択されているのが音楽再生モードであることを「AUDIO」の文字で表示すると共に、乾電池の形状を模した電池残量マークBTと音楽再生モード基準であることを示すスピーカマークSを併設して表示し、電池残量マークBT中で電池の消耗の度合いに応じた残量を棒グラフ状に表示している。
【0080】
図6(B)は、画像撮影モード動作時の表示画面を例示するものである。この場合、その時点で選択されているのが画像撮影モードであるため、表示部14の画面全体でモニタ画像を表示すると共に、乾電池の形状を模した電池残量マークBTと画像撮影モード基準であることを示すカメラマークCを併設して表示し、電池残量マークBT中で電池の消耗の度合いに応じた残量を棒グラフ状に表示している。
【0081】
図7は、「2モード表示」の設定を行なった場合の表示部14の画面を例示するものである。この場合、音楽再生モード動作時の表示画面を例示するものであり、その時点で選択されているのが音楽再生モードであることを「AUDIO」の文字で表示すると共に、乾電池の形状を模した電池残量マークBT1と画像撮影モード基準の電池残量であることを示すカメラマークCとを併設して表示する一方で、合わせて乾電池の形状を模した第2の電池残量マークBT2と音楽再生モード基準の電池残量であることを示すスピーカマークSを併設して表示し、それぞれのモードにおける電池の消耗の度合いに応じた残量を棒グラフ状に表示している。
【0082】
この場合、各電池残量マークBT1,BT2から、画像撮影モード時には半分くらいの電池残量が確保されていて、音楽再生モード時の電池残量はほとんどあることが視覚的にも理解できる。
【0083】
加えて、画像撮影モードと音楽再生モードの2つのモードでの電池残量を併記して表示することにより、電池残量をより客観的にユーザに把握させることができる。
【0084】
図8(A)及び図8(B)は、音声再生モードの動作途中で「撮影モード基準表示」から「使用モード基準表示」に設定を変更した場合の表示部14の画面を例示するものである。
【0085】
図8(A)は、「撮影モード基準表示」を設定した状態での、音楽再生モード動作時の表示画面を例示するものである。この場合、その時点で選択されているのが音楽再生モードであることを「AUDIO」の文字で表示すると共に、乾電池の形状を模した電池残量マークBTと撮影モード基準表示であることを示すカメラマークCを併設して表示し、電池残量マークBT中で電池の消耗の度合いに応じた残量を棒グラフ状に表示している。
【0086】
図8(B)は、上記図8(A)の状態からキー操作により「使用モード基準表示」に切換えた場合の表示画面を例示するものである。この場合、その時点で選択されているのが音楽再生モードであることを「AUDIO」の文字で表示すると共に、乾電池の形状を模した電池残量マークBTと使用モードである音楽再生モード基準表示であることを示すスピーカマークSを併設して表示し、電池残量マークBT中で電池の消耗の度合いに応じた残量を棒グラフ状に表示している。
【0087】
上記図8(A)及び図8(B)に示す表示の切換えに際して、電池残量マークBTの内容が大幅に増大していることから、画像撮影モードで必要な電池残量は半分くらいしかなく、音楽再生モードで使用できる電池残量は半分以上あることがこのデジタルカメラ1のユーザにも視覚的に理解できる。
【0088】
続いて、図9乃至図12により表示部14での他の変形表示例についても説明する。
図9(A)及び図9(B)は、上記図8の場合と同様に音声再生モードの動作途中で「撮影モード基準表示」から「使用モード基準表示」に設定を変更した場合の表示部14の画面を例示するものである。
【0089】
図9(A)は、「撮影モード基準表示」を設定した状態での、音楽再生モード動作時の表示画面を例示するものである。この場合、その時点で選択されているのが音楽再生モードであることを「AUDIO」の文字で表示すると共に、乾電池の形状を模した電池残量マークBTと、撮影モード基準表示として画像撮影モードで電池残量が確保されている撮影画像の枚数「20枚」を併設して表示し、電池残量マークBT中で電池の消耗の度合いに応じた残量を棒グラフ状に表示している。
【0090】
図9(B)は、上記図9(A)の状態からキー操作により「使用モード基準表示」に切換えた場合の表示画面を例示するものである。この場合、その時点で選択されているのが音楽再生モードであることを「AUDIO」の文字で表示すると共に、乾電池の形状を模した電池残量マークBTと、使用モードである音楽再生モードで電池残量に応じた残る再生時間「60分」を併設して表示し、電池残量マークBT中で電池の消耗の度合いに応じた残量を棒グラフ状に表示している。
【0091】
このように電池残量に応じて画像撮影モードで撮影できる画像の枚数、音楽再生モードで再生できる時間を直接数値で表示するため、ユーザが電池残量を客観的に把握し易くなる。
【0092】
図10は、「2モード表示」の設定を行なった場合の表示部14の画面を例示するものである。この場合、音楽再生モード動作時の表示画面を例示するものであり、その時点で選択されているのが音楽再生モードであることを「AUDIO」の文字で表示すると共に、乾電池の形状を模した電池残量マークBT1と撮影モード基準表示として画像撮影モードで電池残量が確保されている撮影画像の枚数「20枚」とを併設して表示する一方で、合わせて乾電池の形状を模した第2の電池残量マークBT2と、使用モードである音楽再生モードで電池残量に応じた残る再生時間「60分」を併設して表示し、それぞれのモードにおける電池の消耗の度合いに応じた残量を棒グラフ状に表示している。
【0093】
この場合、各電池残量マークBT1,BT2から、画像撮影モード時には半分くらい電池残量が確保されていて、音楽再生モード時の電池残量は十分確保されていることが視覚的にも理解できる。
【0094】
図11(A)及び図11(B)は、上記図8の場合と同様に音声再生モードの動作途中で「撮影モード基準表示」から「使用モード基準表示」に設定を変更した場合の表示部14の画面を例示するものである。
【0095】
図11(A)は、「撮影モード基準表示」を設定した状態での、音楽再生モード動作時の表示画面を例示するものである。この場合、その時点で選択されているのが音楽再生モードであることを「AUDIO」の文字で表示すると共に、撮影モード基準表示として画像撮影モードで電池残量が確保されている撮影画像の枚数「20枚」を表示している。
【0096】
図11(B)は、上記図11(A)の状態からキー操作により「使用モード基準表示」に切換えた場合の表示画面を例示するものである。この場合、その時点で選択されているのが音楽再生モードであることを「AUDIO」の文字で表示すると共に、使用モードである音楽再生モードで電池残量に応じた残る再生時間「60分」を表示している。
【0097】
このように電池残量に応じて画像撮影モードで撮影できる画像の枚数、音楽再生モードで再生できる時間を切換えて直接数値で表示するため、ユーザが電池残量を客観的に把握し易くなる。
【0098】
図12は、「2モード表示」の設定を行なった場合の表示部14の画面を例示するものである。この場合、音楽再生モード動作時の表示画面を例示するものであり、その時点で選択されているのが音楽再生モードであることを「AUDIO」の文字で表示すると共に、撮影モード基準表示として画像撮影モードで電池残量が確保されている撮影画像の枚数「20枚」と使用モードである音楽再生モードで電池残量に応じた残る再生時間「60分」を併設して表示している。
【0099】
この場合も、画像撮影モードと音楽再生モードの2つのモードでの電池残量を数値により併記して表示することにより、電池残量をより客観的にユーザに把握させることができる。
【0100】
また、上記第1の実施の形態ではデジタルカメラの基本機能であり、また消費電力も大きいので、画像撮影モードの基準表示を設けたり、画像撮影モードの動作ができるように電力を残すための制限設定を設けたが、これに限らず他の動作モードの基準表示を設けても良いし、他の動作モードの動作ができるように電力を残すようにしてもよい。
【0101】
(第2の実施形態)
以下本発明を音楽再生機能付きのCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)方式の携帯端末機(以下「CDMA端末機」と称する)に適用した場合の第2の実施形態について図面を参照して説明する。
【0102】
図13は、この第2の実施形態に係るCDMA端末機40の外観構成を示すもので、ヒンジ部41を介在して2つの筐体42,43が一体に構成された折畳み式となっている。
【0103】
上部筐体42には、アンテナ44、表示部45、受話器となるスピーカ46、及びカメラ機能のためのレンズ部47が備えられる。
【0104】
また、下部筐体43には、ダイヤルキー等を含む各種キー48、送話器となるマイクロホン49の他に、例えばその右側面に蓋付きのメモリカードスロット50、及びヘッドホンを装着するためのヘッドホンジャック51が備えられる。
【0105】
上記メモリカードスロット50には、図示する如くメモリカード52を装着することが可能であり、例えばパーソナルコンピュータ等により音楽データをダウンロードして記録したメモリカード52をこのメモリカードスロット50に装着することにより、音楽再生が可能となるものとする。
【0106】
図14は、上記CDMA端末機40の回路構成を示すものである。同図で、上記アンテナ44は最寄りの基地局とCDMA方式の通信を行なうためのアンテナであり、このアンテナ44にRF部61を接続している。
【0107】
このRF部61は、受信時にはアンテナ44から入力された信号をデュプレクサで周波数軸上から分離し、PLLシンセサイザから出力される所定周波数の局部発振信号と混合することによりIF信号に周波数変換し、さらに広帯域BPFで受信周波数チャネルのみを抽出し、AGC増幅器で希望受信波の信号レベルを一定にしてから次段の変復調部62へ出力する。
【0108】
一方、RF部61は送信時に、変復調部62から送られてくるOQPSK(Offset Quadri−Phase Shift Keying)の変調信号を、後述する制御部65からの制御に基づいてAGC増幅器で送信電力制御した後にPLLシンセサイザから出力される所定周波数の局部発振信号と混合してRF帯に周波数変換し、PA(Power Amplifier)で大電力に増幅して、上記デュプレクサを介してアンテナ44より輻射送信させる。
【0109】
変復調部62は、受信時にRF部61からのIF信号を直交検波器でベースバンドI・Q(In−phase・Quadrature−phase)信号に分離し、約10[MHz]のサンプルレートでデジタル化してCDMA部63に出力する。
【0110】
一方、変復調部62は送信時に、CDMA部63から送られてくるデジタル値のI・Q信号を約5[MHz]のサンプルレートでアナログ化した後に直交変調器でOQPSK変調してRF部61に送出する。
【0111】
CDMA部63は、受信時に変復調部62からのデジタル信号をPN(Pseudo Noise:擬似雑音)符号のタイミング抽出回路及びそのタイミング回路の指示に従って逆拡散・復調を行なう複数の復調回路に入力し、そこから出力される複数の復調シンボルの同期をとって合成器で合成して音声処理部64に出力する。
【0112】
一方、CDMA部63は送信時に、音声処理部64からの出力シンボルを拡散処理した後にデジタルフィルタで帯域制限をかけてI・Q信号とし、変復調部62に送出する。
【0113】
音声処理部64は、受信時にCDMA部63からの出力シンボルをデインタリーブし、それからビタビ復調器で誤り訂正処理を施した後に、音声処理DSP(Digital Signal Proccessor)で圧縮されたデジタル信号から通常のデジタル音声信号へと伸長し、これをアナログ化して上記スピーカ(SP)46を拡声駆動させる。
【0114】
一方、音声処理部64は送信時に、マイクロホン(MIC)49から入力されるアナログの音声信号をデジタル化した後に音声処理DSPでデータ量を1/8以下に圧縮し、それから畳込み符号器で誤り訂正符号化してからインタリーブし、その出力シンボルをCDMA部63へ送出する。
【0115】
しかして、上記RF部61、変復調部62、CDMA部63、及び音声処理部64に対して制御部65を接続し、この制御部65に上記表示部45、撮像部66、上記メモリカード52、音楽再生部67及びキー入力部68を接続している。
【0116】
ここで制御部65は、CPUとその動作プログラムを固定的に記憶したROM、及びワークメモリとして使用されるRAM等で構成され、この端末機40全体の動作を制御する。
【0117】
撮像部66は、上記レンズ部47の撮影光軸後方に配置されたCCD69での撮影動作を制御し、撮影により得られた画像データを制御部65へ出力する。
【0118】
表示部45は、バックライト付のカラー液晶表示パネルとその駆動回路とで構成され、後述する表示設定の処理に基づいた電池残量表示等を行なう。
【0119】
キー入力部68は、上記各種キー48を構成するものであり、具体的には文字入力キーを兼ねたダイヤルキー、「通話」キー、「切」キー、リダイヤルキー、モード選択キー、カーソルキー等を有するもので、その操作信号は直接制御部65へ入力される。
【0120】
音楽再生部67は、上記メモリカード52に記録されている、例えばMP3のファイル形式の音楽データを読出して再生し、アナログ化して上記ヘッドホンジャック51よりここでは図示しないヘッドホンへ出力する。
【0121】
なお、図示はしないが、このCDMA端末機40の各回路に動作電力を供給するための電源として、例えばリチウムイオン2次電池とその充放電を制御する電源制御回路とが設けられるものとする。
【0122】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
このCDMA端末機40にあっては、基本モードとして携帯電話端末としての待受け動作を行なう「待受けモード」、着信または自機側からの発信により通話に移行する「通話モード」、メモリカード52に記録されている音楽データを再生させる「音楽再生モード」及び撮影した画像データをメモリカード52に記録する「カメラモード」があるものとする。「カメラモード」や「音楽再生モード」の動作中であっても、着信があった場合、あるいは発信先を指定した場合には自動的に「カメラモード」や「音楽再生モード」を停止し、「通話モード」に移行する。
【0123】
また、各種キー48の操作によりユーザが任意に設定操作する「設定メニュー」中で「電池残量表示」や「制限設定」の項目を選択した上で、必要により電池の残量表示の形態や電池の制限設定の形態を切換選択できるものとする。
【0124】
具体的な表示部45の残量表示の形態としては、「通常表示」「使用モード基準表示」「2モード表示」「通話モード基準表示」の4つがあるものとする。
【0125】
「通常表示」は、電源である電池の残量をそのまま表示するものである。
【0126】
「使用モード基準表示」は、その時点で選択している動作モードを基準にして電源である電池の残量を表示するものである。
【0127】
「2モード表示」は、その時点で選択している動作モードと通話モードの最大2つのモードを基準にして電源である電池の残量を併記して表示するものである。
【0128】
「通話モード基準表示」は、その時点で選択している動作モードに関係なく、通話モードを基準にして電源である電池の残量を表示するものである。
【0129】
図15は、電源がオンされている状態で、主として制御部65が動作プログラムに従って実行する、表示部45での電池の残量表示の設定に係る処理内容を示すもので、その当初には設定メニュー中で「電池残量表示」の項目か「制限設定」の項目が選択されたか否かを繰返し判断することで、これらの選択操作を待機する(ステップB01,B13)。
【0130】
そして、「電池残量表示」が選択されると、ステップB01でこれを判断し、上述した4つの表示形態を一覧表示し、そのうちの1つを例えば反転表示するなどしてカーソル選択した状態で、例えば上記十字キー11の上下方向キーの操作によるカーソル移動とシャッタキー8の操作による選択の指示とを受付ける。
【0131】
しかるにこの状態で、「通常表示」が選択されたか否か(ステップB02)、「使用モード基準表示」が選択されたか否か(ステップB03)、「2モード表示」が選択されたか否か(ステップB04)、及び「通話モード基準表示」が選択されたか否か(ステップB05)を繰返し判断することで、これらのいずれかが選択されるのを待機する。
【0132】
また、設定メニュー中で「電池残量表示」の項目ではなく「制限設定」が選択された場合、上記ステップB13でこれを判断し、次に「電池残量」に基づいて制限設定を行なうか、「通話可能時間」に基づいて制限設定を行なうかを促す表示を表示部14で行なうと共に、例えば上記十字キー11の上下方向キーの操作によるカーソル移動とシャッタキー8の操作による選択の指示とを受付け、そのうちの「電池残量」に基づく制限設定を行なうか否かを判断する(ステップB09)。
【0133】
「電池残量」による制限設定が選択された場合、ステップB09でこれを判断し、通話モードでの動作ができるように制限指定を電池残量の割合、具体的には「%」の数値を指定して設定を行なう(ステップB11)。
【0134】
この設定動作も、具体的には例えば上記十字キー11の上下方向キーの操作による数値の増減とシャッタキー8の操作による設定の指示とを受付けるもので、このように設定を実行した後、次の設定変更に備えて再び上記ステップB01からの処理に戻る。
【0135】
また、上記ステップB09が「電池残量」による制限設定がなされないと判断した場合、次に「通話可能時間」による制限設定がなされたか否かを判断する(ステップB10)。
【0136】
「通話可能時間」による制限設定が選択された場合、ステップB10でこれを判断し、通話モードでの動作ができるように制限指定を通話可能時間の数値を指定して設定を行なう(ステップB12)。
【0137】
この設定動作も、具体的には例えば上記十字キー11の上下方向キーの操作による数値の増減とシャッタキー8の操作による設定の指示とを受付けるもので、このように設定を実行した後、次の設定変更に備えて再び上記ステップB01からの処理に戻る。
【0138】
なお、上記ステップB10で「通話可能時間」による制限設定も選択されなかった場合には、制限指定を解除するものとして、再び上記ステップB01からの処理に戻る。
【0139】
また、上記ステップB02で「通常表示」が選択されたと判断した場合には、その選択内容に従って電池電圧に基づいた残量表示のみを行なうものとして設定を実行し(ステップB06)、その後、次の設定変更に備えて再び上記ステップB01からの処理に戻る。
【0140】
さらに、上記ステップB03で「使用モード基準表示」が選択されたと判断した場合には、その時点で選択している動作モードでの消費電力を基準にして、そのモードで引き続き使用した場合の電池の残量を表示するものとして設定を実行し(ステップB07)、その後、次の設定変更に備えて再び上記ステップB01からの処理に戻る。
【0141】
また、上記ステップB04で「2モード表示」が設定されたと判断した場合には、その時点で選択している動作モードと通話モードの最大2つのモードを基準にして、それぞれのモードで引き続き使用した場合の電池の残量を表示するものとして設定を実行し(ステップB08)、その後、次の設定変更に備えて再び上記ステップB01からの処理に戻る。
【0142】
また、上記ステップB05で「通話モード基準表示」が選択されたと判断した場合には、動作モードに関係なく通話モードでの消費電力を基準にして、電池の残量表示を行なうものとして設定を実行し(ステップB14)、その後、次の設定変更に備えて再び上記ステップB01からの処理に戻る。
【0143】
このような表示設定を行なうことで、設定した通りの内容が表示部45に表示されるようになるもので、CDMA端末機40においては機能的に「カメラモード」や「音楽再生モード」での動作に比して「通話モード」で通話可能な時間の方がより重要な意味を持つため、設定した「通話モード」での通話可能時間を確保した上で適宜電池残量を客観的に提示する内容を表示することにより、このCDMA端末機40のユーザもその度合いを正確に把握することができるようになる。
【0144】
また、上記第2の実施形態では、CDMA端末機の基本機能である通話モードの基準表示を設けたり、通話モードの動作ができるように電力を残すための制限設定を設けるものとしたが、これに限らず他の動作モードの基準表示を設けても良いし、他の動作モードの動作ができるように電力を残すようにしてもよい。
【0145】
なお、上記第1の実施形態では音楽再生機能付きのデジタルカメラに適用した場合について、第2の実施形態では音楽再生機能付きのCDMA端末機に適用した場合について説明したが、本発明はこれらの機器に限定するものではなく、電池を電源とする、複数の機能を有した携帯機器であればいずれにも適用可能であることは勿論である。
【0146】
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
【0147】
さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0148】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、電池電源の残量と共に、制限された音声再生の残りの動作時間が表示されるため、ユーザも電池の消耗度合いを客観的に把握できる。
【0149】
請求項2記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、撮影動作との兼ね合いによりユーザ自身が好みに応じて音声再生の動作時間を任意に指定できる。
【0150】
請求項3記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、撮影動作による画像の撮影枚数を確保した上で音声再生動作に配分できる電力を決定するため、電池電源を有効に使用し、カメラとして必要な動作は確保しながら、余剰電力を音声再生にも活かすことができる。
【0151】
請求項4記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、ユーザの好みにより切換えて確実に電池残量をユーザに把握させることができる。
【0152】
請求項5記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、2つの機能それぞれに対応した電池残量を客観的にユーザに把握させることができる。
【0153】
請求項6記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、画像撮影用の電力を残しておきつつ、あたかも電池の残量がなくなったかのような表示で音楽再生を停止させるため、ユーザも心情的に納得し易い。
【0154】
請求項7記載の発明によれば、電池電源の残量と共に、制限された音声再生の残りの動作時間が表示されるため、ユーザも電池の消耗度合いを客観的に把握できる。
【0155】
請求項8記載の発明によれば、電池電源の残量と共に、制限された第2の機能の残りの動作時間が表示されるため、ユーザも電池の消耗度合いを客観的に把握できる。
【0156】
請求項9記載の発明によれば、電池電源の残量と共に、制限された第2の機能の残りの動作時間が表示されるため、ユーザも電池の消耗度合いを客観的に把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラの外観構成を示す斜視図。
【図2】同実施形態に係る回路構成を示すブロック図。
【図3】同実施形態に係る電池の残量表示の設定処理の内容を示すフローチャート。
【図4】同実施形態に係る電池の残量表示の設定処理時に表示される画面段階を例示する図。
【図5】同実施形態に係る主として音楽再生モード時の表示画面を例示する図。
【図6】同実施形態に係る主として音楽再生モード時の表示画面を例示する図。
【図7】同実施形態に係る主として音楽再生モード時の表示画面を例示する図。
【図8】同実施形態に係る主として音楽再生モード時の表示画面を例示する図。
【図9】同実施形態に係る主として音楽再生モード時の他の表示画面を例示する図。
【図10】同実施形態に係る主として音楽再生モード時の他の表示画面を例示する図。
【図11】同実施形態に係る主として音楽再生モード時の他の表示画面を例示する図。
【図12】同実施形態に係る主として音楽再生モード時の他の表示画面を例示する図。
【図13】本発明の第2の実施形態に係る携帯電話端末の外観構成を示す斜視図。
【図14】同実施形態に係る回路構成を示すブロック図。
【図15】同実施形態に係る電池の残量表示の設定処理の内容を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…デジタルカメラ
2…撮影レンズ
3…セルフタイマランプ
4…光学ファインダ窓
5…マイクロホン部
6…ストロボ発光部
7…電源キー
8…シャッタキー
9…モードスイッチ
10…スピーカ部
11…十字キー
12…光学ファインダ
13…ストロボチャージランプ
14…表示部
15…携帯用ストラップ装着部
21…モータ(M)
22…レンズ光学系
23…CCD
24…タイミング発生器(TG)
25…垂直ドライバ
26…サンプルホールド回路(S/H)
27…A/D変換器
28…カラープロセス回路
29…DMAコントローラ
30…DRAMインタフェース(I/F)
31…DRAM
32…制御部
33…VRAMコントローラ
34…VRAM
35…デジタルビデオエンコーダ
36…操作部
37…JPEG回路
38…フラッシュメモリ
39…音声処理部
40…CDMA端末機
41…ヒンジ部
42…上部筐体
43…下部筐体
44…アンテナ
45…表示部
46…スピーカ
47…レンズ部
48…各種キー
49…マイクロホン
50…メモリカードスロット
51…ヘッドホンジャック
52…メモリカード
61…RF部
62…変復調部
63…CDMA部
64…音声処理部
65…制御部
66…撮像部
67…音楽再生部
68…キー入力部
69…CCD
BT,BT1,BT2…電池残量マーク
C…カメラマーク
S…スピーカマーク

Claims (9)

  1. 動作電力を供給する電池電源と、
    画像を撮影する撮影手段と、
    音声を再生する音声再生手段と、
    この音声再生手段の動作時間を制限し、上記電池電源の電力を残しておく電源制御手段と、
    上記電池電源の残量を表示する表示手段と
    を具備したことを特徴とする電子カメラ。
  2. 上記電池電源の残量を指定する指定手段をさらに具備し、
    上記電源制御手段は、上記撮影手段に供給する電源の電力を残し、上記指定手段で指定された電池電源の残量に基づいて上記音声再生手段の動作時間を制限することを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  3. 上記撮影手段による撮影枚数を指定する指定手段をさらに具備し、
    上記電源制御手段は、上記撮影手段に供給する電源の電力を残し、上記指定手段で指定された撮影枚数に基づいて上記音声再生手段の動作時間を制限することを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  4. 上記表示手段は、上記音声再生手段の残りの動作時間とその時点で電池電源の残量に応じて上記撮影手段で撮影可能な枚数のいずれか一方を切換えて表示することを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  5. 上記表示手段は、上記音声再生手段の残りの動作時間とその時点で電池電源の残量に応じて上記撮影手段で撮影可能な枚数を共に表示することを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  6. 上記表示手段は、上記音声再生手段の残りの動作時間に対応した上記電池電源の残量を表示することを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  7. 動作電力を供給する電池電源と、
    最寄りの基地局と交信する通信手段と、
    音声を再生する音声再生手段と、
    この音声再生手段の動作時間を制限し、上記電池電源の電力を残しておく電源制御手段と、
    上記電池電源の残量を表示する表示手段と
    を具備したことを特徴とする携帯端末機器。
  8. その機器本来の第1の機能と、付加的機能である第2の機能とを動作可能な、電池電源を備える携帯機器の電源制御方法であって、
    上記第2の機能の動作を制限し、上記第1の機能に供給する上記電池電源の電力を残す電源制御工程と、
    上記電池電源の制限された第2の機能の残りの動作可能情報とを表示する表示工程と
    を有したことを特徴とする電源制御方法。
  9. その機器本来の第1の機能と、付加的機能である第2の機能とを動作可能な、電池電源を備えた携帯機器に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
    上記第2の機能の動作を制限し、上記第1の機能に供給する上記電池電源の電力を残す電源制御ステップと、
    上記電池電源の制限された第2の機能の残りの動作可能情報とを表示する表示ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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