JP2006033369A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006033369A
JP2006033369A JP2004208769A JP2004208769A JP2006033369A JP 2006033369 A JP2006033369 A JP 2006033369A JP 2004208769 A JP2004208769 A JP 2004208769A JP 2004208769 A JP2004208769 A JP 2004208769A JP 2006033369 A JP2006033369 A JP 2006033369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
size
image
trimming
unit
recommended
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004208769A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuaki Watanabe
勝明 渡辺
Takeo Okabe
雄生 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2004208769A priority Critical patent/JP2006033369A/ja
Publication of JP2006033369A publication Critical patent/JP2006033369A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】トリミングサイズが所定のプリントサイズによるプリントに適したサイズであるか否かをユーザに知らせることができる撮像装置を提供する。
【解決手段】処理部110は、推奨サイズ設定画面の設定内容を参照し、原画像の画素数が設定されたプリントサイズに対応する画素数と一致し、かつトリミングサイズが設定されたプリントサイズに対応する推奨サイズと一致するという条件を満たしているか(即ちトリミングサイズが推奨サイズであるか)否かを判断する。トリミングサイズが推奨サイズでない場合は、内枠F2及びその内部の色を、通常色から警告色(赤色やオレンジ色など通常色よりも目立つ色)に変化させる。
【選択図】 図7

Description

本発明は撮像装置に係り、特に撮影画像のトリミングを行える撮像装置に関する。
従来、撮影者にカメラの設定状態を知らせる技術が考案されている。例えば特許文献1によると、顧客が操作可能に設置された端末に情報記憶媒体がセットされると、画像データを読み出してディスプレイに表示し、表示画像に対するトリミングの実行を顧客が所望している場合には、表示画像を写真プリントとして出力する際のサイズに基づいてトリミング範囲の最小サイズを求め、最小サイズのトリミング範囲を表す枠を表示画像に重ねて表示させる。枠(トリミング範囲)のサイズ又は表示位置の変更が顧客から指示されると、指示に応じて枠のサイズ又は表示位置を変更し、トリミング範囲が確定すると、確定したトリミング範囲を表すトリミング情報を生成し、情報記憶媒体に記録する。このトリミング情報に基づいて実際のトリミング処理が行われ、写真プリントが作成される。
特開2004−40634号公報
ところで、トリミング機能付きのデジタルカメラでは、撮影画像の再生中に画像のトリミングが実行できるが、トリミングした画像が所定のプリントサイズによるプリントに適したサイズであるか否かをトリミング時に知ることができない。本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、トリミングサイズが所定のプリントサイズによるプリントに適したサイズであるか否かをユーザに知らせることができる撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、光学像を電気信号に変換する撮像部と、前記撮像部を介して撮像した原画像を記録媒体に記録する記録部と、画像表示部とを備えた撮像装置において、前記画像表示部に表示された原画像の一部領域をトリミング画像として指定するトリミング指定部と、前記原画像に対する前記トリミング画像のサイズ及び位置を示すトリミング画像情報を前記画像表示部に表示する表示制御部と、前記トリミング画像のサイズであるトリミングサイズが所定のプリントサイズによるプリントに適した推奨サイズであるか否かを判断するサイズ判断部と、を備え、前記表示制御部は前記判断結果に応じて前記トリミング画像情報の色を通常色から警告色に変化させる撮像装置を提供する。
この発明によると、トリミングサイズが所定のプリントサイズによるプリントに適した推奨サイズでない場合、原画像に対するトリミング画像のサイズ及び位置を示すトリミング画像情報の色が通常色から警告色に変化するため、トリミング画像のサイズが所定のプリントサイズによるプリントに適したサイズであるか否かをユーザに知らせることができる。
請求項2に係る発明は、プリントサイズ及び該プリントサイズに対応する原画像の画素数並びに推奨サイズの設定を受け付ける設定部をさらに備え、前記サイズ判断部は、前記原画像の画素数が前記設定されたプリントサイズに対応する画素数と一致し、かつ前記トリミングサイズが前記設定されたプリントサイズに対応する推奨サイズと一致する場合、前記トリミングサイズが前記設定されたプリントサイズによるプリントに適した推奨サイズであると判断する請求項1に記載の撮像装置を提供する。
プリントサイズ及び該プリントサイズに対応する原画像の画素数並びに推奨サイズの設定はユーザが自由に行うことができる。
この発明によると、トリミングサイズが所定のプリントサイズによるプリントに適した推奨サイズでない場合、原画像に対するトリミング画像のサイズ及び位置を示すトリミング画像情報の色が通常色から警告色に変化するため、トリミング画像のサイズが所定のプリントサイズによるプリントに適したサイズであるか否かをユーザに知らせることができる。
以下、添付した図面を参照し本発明の好ましい実施の形態を説明する。
[概略構成]
図1〜3は、本発明の好ましい実施形態に係るカメラ10の外観斜視図である。このカメラ10は、ズームレンズ12を備えたデジタルカメラであり、カメラ本体から前方へ突出したレンズ部14と本体側部のグリップ部22を撮影者が確実に保持して、撮影ブレを防止できる大きさと形状を有している。ズームレンズ12には、例えば光学6倍ズームレンズが用いられ、望遠(テレ)側又は広角(ワイド)側のズーム操作に応じて鏡胴15が進退駆動される。
カメラ上部にはポップアップ式のストロボ16が設けられ、ストロボ発光部の横にはストロボ調光センサ18が設けられている。符号40は、ストロボ16を利用可能状態の位置にポップアップさせるストロボポップアップボタンである。グリップ部22上面にはシャッターボタン80が配置され、セルフタイマーランプ20はグリップ部22の前面に設けられている。
レンズ14にはフォーカス・ズームリング(以下FZリングという)24が設けられており、マニュアルフォーカスモード(MF)時に撮影者がFZリング24を手で回動操作すると、手動によるピント調整を行うことができる。あるいは、コンティニュアスオートフォーカス(C−AF)モード若しくはシングルオートフォーカス(S−AF)モード時に撮影者がFZリング24を手で回動操作すると、手動による光学ズーム調整を行うことができる。MF/C−AF/S−AFモードの切り換えは、モード切換スイッチ30で行う。
カメラ10の側面には、C−AFモード、S−AFモード又はMFモードを選択するモード切換スイッチ30、ズームキー32、情報ボタン34、露出補正ボタン36、及びホワイトバランス調整ボタン38等が配設されている。これら各操作部は、撮影者がカメラ10のレンズ部14を保持した左手の親指で操作できる位置に設けられている。
ズームキー32は、ズームレンズ12の焦点距離の調節と電子ズーム機能による拡大/縮小の指示に兼用される操作部である。ズームキー32は、カメラ10の前後方向に傾動するシーソー型スイッチ構造を有し、傾動方向に応じてズームレンズ12の焦点距離をテレ側及びワイド側へ変更できる。ズームキー32の前側部分(Tキー)が押されると、テレ方向(拡大方向)にズーム制御され、ズームキー32の後側部分(Wキー)が押されると、ワイド方向(縮小方向)にズーム制御される。なお、TキーとWキーを分離して別々の方向とすることも可能である。
モード切換スイッチ30がC−AFモード又はS−AFモード側に選択されると、FZリング24を手で回動操作して手動による光学ズーム調整を行うことができる。一例として、カメラ10背面から見てFZリング24を右側に回動するとテレ方向(拡大方向)にズーム制御され、FZリング24を左側に回動すると、ワイド方向(縮小方向)に光学ズーム制御される。回動方向とテレ方向/ワイド方向の関係は上記と逆でもよい。
情報ボタン34は、撮影時の撮影条件をワンタッチでカメラ10の液晶モニタ68(図2参照)に表示させる指示を与える手段である。露出補正ボタン36は、撮影画像の露出補正量を指示するときに使用され、ホワイトバランス調節ボタン38は、ホワイトバランスの設定を変更するときに使用される。
カメラ10側面に設けられている端子カバー42を開けると、他の電子機器と情報の送受信を行うための通信コネクタ(例えばUSB端子)44、映像信号を送受信する映像出力端子46、外部から電源を供給する際に利用する電源入力端子48が設けられている。
図2は、カメラ10の背面側斜視図である。カメラ背面には、ファインダー50及び液晶モニタ68が設けられ、操作部として、十字キー52、メニュー/実行ボタン54、キャンセル/戻るボタン56、表示ボタン58、シフトボタン60、表示切換ボタン62、拡大表示ボタン64、並びにAEロックの指示を入力するAE固定ボタン66等が設けられている。
ファインダー50は、電子ビューファインダーで構成されるが、このファインダー50を光学式ファインダーに置換する態様も可能である。液晶モニタ68は、撮影時に画角確認用の電子ファインダーとして使用できるとともに、撮影した画像のプレビュー画やメモリカード等の外部記録装置から読み出した再生画像等を表示する表示手段である。また、十字キー52やコマンドダイヤル96(図3参照)を使用したメニューの選択や各メニューにおける各種項目の設定なども液晶モニタ68の表示画面を用いて行われる。更に液晶モニタ68には、撮影可能枚数(コマ数)や再生コマ番号の表示、マクロモード表示、記録画質(クオリティー)表示、画素数表示等の情報を表示することができる。
撮影者はファインダー50又は液晶モニタ68に映し出される映像を見て画角を調整することができる。表示切換ボタン62には、画像や情報の表示先としてファインダー50を使用するか液晶モニタ68を使用するかを切り換える指示を入力する操作部である。
十字キー52は、上下左右のいずれかの縁部を押圧することによって、対応する4方向(上下左右)の指示を入力できるように構成された多機能キーであり、メニュー画面における各種設定項目の選択や、設定内容の変更を指示する操作キーとして使用されるとともに、ズームレンズ12の焦点距離調整(テレ/ワイド操作)、電子ズームの倍率調整、ズーム中心の移動指示、再生コマの送り/戻しを指示する手段として用いられる。なお、十字キー52は、一つの操作部材が上下左右に傾動するタイプでもよいし、上下左右の4つのキーが別々に設けられていてもよい。
メニュー/実行ボタン54は、各モードの通常画面からメニュー画面へ遷移させる時、あるいは選択内容の確定、処理の実行指示の時などに使用される。キャンセル/戻るボタン56は、処理のキャンセル又は処理を以前の状態に戻すことを指定する手段であり、メニューから選んだ項目の取消や一つ前の操作状態に戻す時などに使用される。
表示ボタン58は、液晶モニタ68をON/OFF操作したり、再生中のコマ番号等の表示/非表示を切り換えるための手段である。シフトボタン60は、十字キー52などの多機能キーの機能を拡張するためのプッシュスイッチである。拡大表示ボタン64は、被写体に対する合焦状態を確認するために画面の一部(例えば、画面中心部)を拡大表示させる指示を行う操作ボタンである。
カメラ背面に設けられた操作部のうち、シフトボタン60は、他の操作ボタン(キー)との同時押しの必要に鑑み、撮影者が左手で操作できる位置に設けられているが、シフトボタン60以外の操作部(52、54、56、58、62、64、66)は、撮影者がグリップ部22を把持した右手の親指で操作できる位置に設けられている。
グリップ部22のあるカメラ側部にはスロットカバー70が開閉自在に設けられており、カバー内部には、外部記録装置を装着するメディアスロット(不図示)が設けられている。また、カメラ10の底面には、図示せぬ電池を装着する部分を覆う電池カバー72及び三脚用ねじ穴74が設けられている。
図3は、ストロボ16と鏡胴15を収納した状態のカメラ10の斜視図である。カメラ10の上面には、シャッターボタン80、電源スイッチ82、モードレバー84、ストロボ16の発光モード又は発光禁止を指示するストロボボタン86、マクロ(近距離撮影)モードの設定又は解除を指示するマクロボタン88、セルフタイマーボタン90、連写モードの設定又は解除を指示する連写ボタン92、モードダイヤル94、及び各種モードを設定するコマンドダイヤル96が設けられている。
シャッターボタン80は、画像の記録開始を指示する手段であり、シャッターボタン80を軽く押して止める「半押し」の状態で自動ピント合わせ(AF)及び自動露出制御(AE)が作動し、「半押し」から更に押し込む「全押し」の状態を指示する録画ボタンとして兼用される。モードレバー84は、カメラ10を撮影又は再生の各モードに設定する手段である。モードレバー84は、電源スイッチ82の外周に回動自在に支持されたレバースイッチで構成され、該モードレバー84の停止位置によって撮影モードと再生モードを切り換えることができる。
モードダイヤル94は、各種の撮影モードを切り換える手段である。モードダイヤル94を回し、ダイヤル上に描かれた各モードのマークを指標に合わせることにより、セットアップモード、マニュアル撮影モード、絞り優先の撮影モード、シャッター速度優先の撮影モード(通常撮影モード)、夜景、人物、遠景等の撮影シーンを設定して撮影するシーンセレクトモード、動画記録モード等のモード選択を行うことができる。
セットアップモードは、例えば記録画像の解像度、圧縮率、シャープネス、記録色、日付、ビープ音の有無等の設定を行うモードである。なお、画像の記録に関する解像度、圧縮率などは、撮影モードにおけるメニュー画面からも設定できる。マニュアル撮影モードに設定したときは、露出やストロボの発行量あるいはフォーカスなどを全て手動で設定することができる。
図4は、カメラ10の内部構成を示すブロック図である。ズームレンズ12を含む光学ユニット100の後方にはCCD等の固体撮像素子102が配置されており、ズームレンズ12を通過した光は、固体撮像素子102に入射する。固体撮像素子102の受光面には、フォトセンサが平面的に配列されており、該受光面に結像された被写体像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。こうして蓄積された信号電荷は、図示せぬドライバ回路から与えられるパルス信号に基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出され、撮像回路106に加えられる。
撮像回路106は、ゲイン調整回路及びA/D変換器を含み、撮像回路106を通してデジタル信号に変換された画像データは、画像処理回路108及びハイパスフィルタ(HPF)125へ送られる。画像処理回路108は、輝度・色差信号生成回路、ガンマ補正回路、シャープネス補正回路、コントラスト補正回路、ホワイトバランス補正回路、撮影画像に対する輪郭補正を含む画像処理を行う輪郭処理部、画像のノイズ低減処理を行うノイズ低減処理部、トリミング処理回路127等を含む画像処理手段であり、RISC(Reduced Instruction Set Computer)などで構成される処理部110からのコマンドに従って画像信号を処理する。
画像処理回路108に入力された画像データは、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr、Cb信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリ112に格納される。メモリ112に記憶された画像データは、処理部110の指令に従って読み出され、NTSC方式などの所定の信号形式に変換された後、表示部114に出力される。表示部114は、カメラ10に内蔵されたファインダー50、液晶モニタ68又は映像出力端子46等に接続された外部の表示装置に相当する。なお、処理部110は、OSD信号発生回路を含み、OSD信号発生回路はシャッター速度や絞り値、撮影可能枚数、撮影日時、警告メッセージ等の文字及びアイコン等の記号を表示するための信号を発生させる。このOSD信号発生回路から出力される信号は、必要に応じて画像信号に混合されて、表示部114に供給される。これにより、スルー画像や再生画像に文字やアイコン等が合成された合成画像が表示される。
固体撮像素子102から出力される画像信号によってメモリ112内の画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が表示部114に供給されることにより、固体撮像素子102を介して撮像される画像がリアルタイムに表示部114に表示される。
モードレバー84によって撮影モードが選択され、モードダイヤル94によって静止画撮影のモードが選択された状態で、シャッターボタン80が押下されると撮影開始指示(レリーズON)信号が発せられる。即ち、図示せぬフォーカス駆動部を制御してフォーカス動作を行うとともに、固体撮像素子102の電荷蓄積時間(いわゆる電子シャッター)を制御することにより露出制御を行う。
シャッターボタン80の全押し操作に呼応して、取り込まれた記録用の画像データは、画像処理回路108において所定の処理が施された後、必要に応じて圧縮処理され、外部記録装置116に記録される。
外部記録装置116は、撮影で得た画像データを保持する手段であり、例えばスマートメディアと呼ばれるメモリカードが使用される。記録メディアの形態はこれに限定されず、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリスティックなどでもよく、電子的、磁気的、もしくは光学的、又はこれらの組み合わせによる方式などに従って読み書き可能な媒体を用いることができる。異種・同種の記録メディアを問わず、複数の媒体を装着可能な構成にしてもよい。また、画像ファイルを保存する手段は、カメラ本体に着脱可能なリムーバブルメディアに限らず、カメラに内蔵された記録媒体(内蔵メモリ)であってもよい。
モードダイヤル94によって動画記録モードが設定されたときには、シャッターボタン80の押下によって録画動作がスタートし、もう一度シャッターボタン80を押下すると録画動作が停止する。シャッターボタン80を押下継続している期間、録画動作を行い、押下解除によって録画を停止するようにしてもよい。動画データは、例えばモーションJPEG形式によって外部記録装置116に記録される。
モードダイヤル94によって再生モードが設定されると、外部記録装置116から画像ファイルが読み出される。読み出された画像データは、画像処理回路108において伸張処理され、表示部114に出力される。
一方、撮像回路106のA/D変換部でデジタル信号に変換された画像データは、HPF125でG画素成分のみ抽出される。そして、積算処理部126で抽出されたG画素成分に積算処理が施されて処理部110に送られる。処理部110は、積算処理部126から送られた1画面分の64分割の画像データの内、中心付近の4エリアの平均値を算出し、これをオートフォーカス(AF)評価値とする。AF評価値は、所定周期の経過毎に算出され、算出の度にメモリ112に更新記憶される。
撮影者がモード切換スイッチ30を操作してC−AF又はS−AFモードに切り換え、FZリング24をテレ方向又はワイド方向に回動させると、処理部110は、当該操作に応じてズーム制御回路120を制御し、モータ122を駆動させる。モータ122はDCモータが用いられ、モータ122に印加する電圧の極性を変えることにより、テレ方向又はワイド方向に駆動できる。モータ122の動力が図示せぬギヤその他の動力伝達機構を介してズームレンズ12に伝達されることにより、ズームレンズが移動して焦点距離が変更される。
なお、十字キー52をズーム操作キーとして機能させることもできる。例えば、カメラ10を水平に保持した状態(横位置)で、十字キー52の上キーがズームアップキー(Tキー)、下キーがズームダウンキー(Wキー)として機能させ、FZリング24に代えて、十字キー52を操作してズーム駆動してもよい。
カメラ10には、駆動したズームレンズ12の位置(ズームポジション)を検出するための手段としてレンズ位置検出回路124が設けられており、その検出結果は処理部110に通知される。処理部110は、レンズ位置検出回路124の検出信号に基づいてズーム位置制御を行う。
レンズ位置検出回路124は、モータ122の回転によりパルスを発生する回路であってもよいし、レンズ鏡胴15の外周に位置検出エンコード板を配置した態様であってもよく、本発明の実施に際して特に限定されるものではない。
処理部110は、カメラ10の各回路を統括制御する制御部であり、ズームキー32、シャッターボタン80、十字キー52、メニュー/実行ボタン54、FZリング24、モード切換スイッチ30、ズームキー32、マクロボタン88、モードレバー84、モードダイヤル94その他からなる操作部113から受信する信号に基づき、対応する回路の動作を制御するとともに、表示部114における表示制御、ストロボ発光制御、オートフォーカス(AF)制御、トリミング範囲の計算及び自動露出(AE)制御等を行う。
[処理の流れ]
次に、図5のフローチャートを参照し、上記の如く構成されたカメラ10の処理について説明する。図5はカメラ10の実行するトリミング処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、モードレバー84によって「再生モード」が選択された場合に開始する。
モードレバー84を「再生モード」に設定すると、外部記録装置116内の最後の画像(最後に記録した画像ファイル)が液晶モニタ68に一コマずつ再生表示される(S1)。図6には最後の画像ファイルが静止画ファイルである場合の再生表示例が示されている。一コマ再生時、十字キー52の上キーは拡大ズームの指令、下キーは縮小ズームの指令、左キーはコマ戻し、右キーはコマ送りの各機能が割り当てられる。
図6の画面(等倍再生画面)で上キー又は下キーを押すと、再生画像(原画像)の一部領域(トリミング画像)が拡大又は縮小されて表示される(S2)。この拡大/縮小機能は、一コマ再生時のみ有効であり、本例では最大4048×3040ピクセルまで拡大できる。図6において上キーを押すと、図7に示すように原画像の一部領域が拡大され、画面右下には原画像の外縁部を示す外枠F1及び原画像に対するトリミング画像の相対的なサイズ及び位置を外枠F1内で示す内枠F2が通常色(緑など)で表示される。
図7の画面で表示ボタン58を押下すると、原画像の一部領域の移動が可能となる(S3)。図7において表示ボタン58を押すと、図8の画面に移行し、十字キー52で表示範囲を移動させることができる。十字キー52の上/下/左/右の何れかのキーを押下することにより、原画像の一部を拡大/縮小させたまま表示範囲を移動させることができる。即ち、十字キー52は表示範囲を移動させる方向指示キーとして機能する。加えて、処理部110は、十字キー52の上/下/左/右の何れかのキーの押下による表示範囲の移動に応じ、内枠F2を外枠F1内で上下左右に移動させる。図8では、図7の画面において十字キー52の右キーの押下に応じて内枠F2が外枠F1内の右側に移動した様子を示している。
なお、表示範囲移動中に再び表示ボタン58を押すと、図7に示したような拡大/縮小画面(倍率調整画面)に復帰する。また、表示範囲移動中にキャンセル/戻るボタン56を押下した場合には、図6の等倍表示画面に復帰する。
図7〜8に示した画像表示中に、メニュー/実行ボタン54が押されると、S4に移行し、現在液晶モニタ68に拡大/縮小表示されているトリミング画像のサイズ(トリミングサイズ)が所定のプリントサイズによるプリントに適したサイズ(推奨サイズ)であるか否かを判断する。
所定のプリントサイズ及び推奨サイズは原画像の画素数に対応してユーザが任意に設定できる。例えば、トリミング処理の実行前又は実行中に、操作部113に所定操作がされると、図9に示すような推奨サイズ設定画面が液晶モニタ68に表示される。推奨サイズ設定画面では、プリントサイズ(L、2Lなど)の設定、該設定されたプリントサイズに対応する原画像の画素数並びに推奨サイズを設定することができる。
図9では、プリントサイズとしてLサイズ(89mm×119mm)が設定されており、また、Lサイズに対応する画素数として「1200×1000」、並びに推奨サイズとして「大」、「中」、及び「小」のトリミングサイズが「OK」の指定により設定されている。トリミングサイズ「大」、「中」、「小」は、実際には画像の面積比の大小を表す具体的な数値とする必要がある。なお、図9では、画素数640×480(VGAサイズ)の原画像に対応して、「大」、「中」、及び「小」のトリミングサイズに「NG」が指定されており、「大」、「中」、「小」のいずれのトリミングサイズもLサイズのプリントに対する推奨サイズに設定されていない。
処理部110は、推奨サイズ設定画面の設定内容を参照し、原画像の画素数が設定されたプリントサイズに対応する画素数と一致し、かつトリミングサイズが設定されたプリントサイズに対応する推奨サイズと一致するという条件を満たしているか(即ちトリミングサイズが推奨サイズであるか)否かを判断する。トリミングサイズが推奨サイズでない場合は、図7又は8に示した内枠F2及びその内部の色を、通常色から警告色(赤色やオレンジ色など通常色よりも目立つ色)に変化させる(S5)。
原画像の一部の拡大/縮小/移動中、メニュー/実行ボタン54が押下されると、トリミング画像記録の可否をユーザに問い合わせる表示が行われる(S6)。この確認画面でキャンセル/戻るボタン56を押すとS1に戻り等倍再生画面を表示する。一方、メニュー/実行ボタン54を押すと、トリミング画像が外部記録装置116に記録される(S7)。トリミング画像のファイルは、最終コマの画像として新たにファイル名が付与されて外部記録装置116に記録される。原画像と同じファイル名を付与して上書き記録してもよい。
以上説明したように、原画像の一部領域を指定したトリミング画像のサイズが所定のプリントサイズによるプリントに適した推奨サイズでないときには、内枠F2の色を通常色から警告色に変化させてユーザに警告することができる。従って、ユーザが原画像の一部をトリミングした際、プリントに適したサイズでないにもかかわらず、プリントを実行して予想外に画質が悪いプリントとなってしまうという事態を回避することができる。プリント推奨サイズは、プリントサイズ並びに原画像の画素数に応じてユーザが任意に設定することができる。
また、本実施形態に係るカメラ10の一部又は全部と同様の構成を携帯電話機やPDA(Personal Digital Data Assistants)などの各種電子機器に設け、上述の処理を実行させることも可能である。
本発明の好ましい実施形態に係るデジタルカメラの外観を示す図 デジタルカメラの背面側斜視図 デジタルカメラの正面側斜視図 デジタルカメラのブロック図 トリミング処理の流れを示すフローチャート 原画像の表示例を示す図 原画像の一部領域の拡大表示例を示す図 原画像の一部領域の拡大/移動表示例を示す図 推奨サイズ設定画面の概念図
符号の説明
10:デジタルカメラ、12:ズームレンズ、24:FZリング、30:モード切換スイッチ、88:マクロボタン、100:光学ユニット、102:固体撮像素子、106:撮像回路、108:画像処理回路、110:処理部、114:表示部、120:ズーム制御部、124:レンズ位置検出回路

Claims (2)

  1. 光学像を電気信号に変換する撮像部と、前記撮像部を介して撮像した原画像を記録媒体に記録する記録部と、画像表示部とを備えた撮像装置において、
    前記画像表示部に表示された原画像の一部領域をトリミング画像として指定するトリミング指定部と、
    前記原画像に対する前記トリミング画像のサイズ及び位置を示すトリミング画像情報を前記画像表示部に表示する表示制御部と、
    前記トリミング画像のサイズであるトリミングサイズが所定のプリントサイズによるプリントに適した推奨サイズであるか否かを判断するサイズ判断部と、
    を備え、前記表示制御部は前記判断結果に応じて前記トリミング画像情報の色を通常色から警告色に変化させる撮像装置。
  2. プリントサイズ及び該プリントサイズに対応する原画像の画素数並びに推奨サイズの設定を受け付ける設定部をさらに備え、
    前記サイズ判断部は、前記原画像の画素数が前記設定されたプリントサイズに対応する画素数と一致し、かつ前記トリミングサイズが前記設定されたプリントサイズに対応する推奨サイズと一致する場合、前記トリミングサイズが前記設定されたプリントサイズによるプリントに適した推奨サイズであると判断する請求項1に記載の撮像装置。
JP2004208769A 2004-07-15 2004-07-15 撮像装置 Pending JP2006033369A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004208769A JP2006033369A (ja) 2004-07-15 2004-07-15 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004208769A JP2006033369A (ja) 2004-07-15 2004-07-15 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006033369A true JP2006033369A (ja) 2006-02-02

Family

ID=35899192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004208769A Pending JP2006033369A (ja) 2004-07-15 2004-07-15 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006033369A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014216733A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 株式会社Jvcケンウッド 撮像装置及び撮像方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014216733A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 株式会社Jvcケンウッド 撮像装置及び撮像方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006109405A (ja) 撮像装置及び画像再生方法
JP5113237B2 (ja) 電子カメラ
JP2007150740A (ja) 撮像装置
JP2004172655A (ja) 画像処理装置及び電子カメラ
JP4161471B2 (ja) 電子カメラ及びカメラシステム
JP2005198035A (ja) デジタルカメラ
US20100110267A1 (en) Digital imaging apparatus and image display method
JP4345008B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP4210818B2 (ja) カメラ
JP2010032970A (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP3978640B2 (ja) 電子カメラ
JP3931947B2 (ja) 電子撮像装置
JP4434449B2 (ja) 電子カメラ
JP4399668B2 (ja) 撮影装置
JP2004165780A (ja) 電子カメラ
JP4332732B2 (ja) デジタルカメラおよびズームポジション誘導方法
JP4774118B2 (ja) 電子カメラ
JP2006033369A (ja) 撮像装置
JP3605341B2 (ja) デジタルカメラ
JP2006178201A (ja) 撮像装置
JP2007088747A (ja) 画像再生表示方法及び装置並びに撮影装置
JP2006067327A (ja) 撮像装置
JP2006033371A (ja) 撮像装置
JP4335750B2 (ja) 撮像装置、及び、撮影アスペクト比確認方法
JP2004007644A (ja) デジタルカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070104