JP2004172655A - 画像処理装置及び電子カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な操作でトリミングを行うことができ、適切なトリミング範囲をユーザが容易に判断することができる画像処理装置及び電子カメラを提供する。
【解決手段】デジタルカメラを再生モードに設定すると、メモリカードから画像データが読み出され、液晶モニタに画像が表示される。ユーザはズーム操作キーとして兼用される十字キーなどカメラ付属の操作手段を用いて画像内の所望の領域(トリミング範囲)を指定する入力操作を行う。液晶モニタ上にはユーザが指定したトリミング範囲を明示するトリミング枠154が表示されるとともに、当該指定されたトリミング範囲でトリミング処理を行なった場合に生成される画像データのデータサイズの情報(サイズ情報)156が表示される。トリミング枠154及びサイズ情報156の表示は、トリミング範囲の拡縮変更操作に連動してリアルタイムに更新される。
【選択図】 図8
【解決手段】デジタルカメラを再生モードに設定すると、メモリカードから画像データが読み出され、液晶モニタに画像が表示される。ユーザはズーム操作キーとして兼用される十字キーなどカメラ付属の操作手段を用いて画像内の所望の領域(トリミング範囲)を指定する入力操作を行う。液晶モニタ上にはユーザが指定したトリミング範囲を明示するトリミング枠154が表示されるとともに、当該指定されたトリミング範囲でトリミング処理を行なった場合に生成される画像データのデータサイズの情報(サイズ情報)156が表示される。トリミング枠154及びサイズ情報156の表示は、トリミング範囲の拡縮変更操作に連動してリアルタイムに更新される。
【選択図】 図8
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像処理装置及び電子カメラに係り、特にデジタル画像データの中から所望の一部領域を切り出して再生又は記録するトリミング機能に適用される画像処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラを用いて撮影した画像はデジタル画像データに変換されてカメラ内部のメモリ、或いは着脱可能なICカード等の記録媒体(リムーバブルメディア)に記録される。こうして記録された画像は、カメラ付属の液晶モニタに表示させることができるとともに、家庭用のパーソナルプリンタ等で印刷して鑑賞することができる。また、最近では、画像データを記録した記録メディアを顧客より受け付け、これに記録されている画像をプリント出力して顧客に提供するというデジタル写真プリントサービスも実施されている。
【0003】
特許文献1には、デジタル画像データを写真プリント注文する際に、その仕上がり品質をモニタで確認しながら、仕上がり条件等を指定して所望の画像を得る方法が開示されている。
【0004】
また、近年、インターネットを利用して画像データを電子メールで送信したり、プリントサービスサイトを経由して写真プリントの注文をしたりすることが可能になっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−88672号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に示された方法においては、プリント仕上がり条件の設定と、その設定を反映させた画像の確認とを繰り返し行う方法を採用しているため、画質を比較検討する際に、以前の設定とその再現画像を全て覚えていなければなならい。
【0007】
また、インターネットなどの通信回線網を利用して画像データを伝送する場合、データサイズの大きい画像を伝送すると、通信コストが高くなる。データ量の削減或いは主要被写体を際立たせるための構図変更などを目的として、画像の一部領域を切り出すトリミング処理を行う場合がある。従来のトリミング操作では、切り出し領域を調整しながら、その都度トリミング結果を確認しなければならず、操作が煩雑であった。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、簡単な操作でトリミングを行うことができ、適切なトリミング範囲をユーザが容易に判断することができる画像処理装置及び電子カメラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明に係る画像処理装置は、入力された画像データを表示用の信号に変換する信号変換手段と、前記信号変換手段で生成された信号に基づいて画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段に表示された画像中からトリミングする一部領域を指定する操作を行う領域指定操作手段と、前記領域指定操作手段で指定されたトリミング範囲を前記画像表示手段の画面上に提示するトリミング範囲提示手段と、前記領域指定操作手段で指定された前記トリミング範囲内の画像データの容量を算出する容量算出手段と、前記容量算出手段で算出された前記トリミング範囲内の画像データの容量を示す情報を前記トリミング範囲の情報とともに前記画像表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
本発明の画像処理装置に入力された画像データは装置内の信号変換手段によって表示出力用の信号に変換され、画像表示手段に出力される。画像表示手段の表示画面上には入力画像の内容が映出される。ユーザは領域指定操作手段を用いて画像内の所望の領域(トリミング範囲)を指定する入力操作を行う。画像表示手段には、現在トリミング範囲として選択されている領域を明示する情報が画像内容と同時に表示される。トリミング範囲を明示する方法としては、例えば、トリミング範囲を示す枠線を表示させる態様、トリミング範囲の四隅を表すブラケットマークを表示させる態様、或いはトリミング範囲内とそれ以外の領域とで映像の明るさを変更する態様など、トリミング範囲を強調する様々な特殊表示(強調表示)の態様があり得る。
【0011】
また、トリミング範囲の指定操作が行われると、指定されたトリミング範囲で画像を切り出した場合に生成される画像データ(トリミング処理で切り出される画像部分のデータ)のデータサイズが容量算出手段において算出される。算出されたデータサイズの情報はトリミング範囲を示す情報とともに画像表示手段の画面上に表示される。トリミング範囲の拡縮変更操作に伴い、容量算出手段によってデータサイズが直ちに計算されてサイズ情報の表示が更新される。
【0012】
これにより、ユーザは、画像全体の中からトリミングによって切り出される画像範囲を容易に把握することができるとともに、トリミングによって生成される画像のデータサイズの概数を事前に知ることができる。したがって、簡単な操作でトリミングを行うことが可能になる。また、トリミング範囲と画像データの容量をリアルタイムで比較検討することができるため、トリミング範囲の決定に便利である。
【0013】
本発明の画像処理装置は、デジタルカメラやビデオカメラなどの電子カメラに搭載する態様も可能であるし、コンピュータによって実現することも可能である。上述した画像処理装置を構成する各手段をコンピュータによって実現させるためのプログラムをCD−ROMや磁気ディスクその他の記録媒体に記録し、記録媒体を通じて当該プログラムを第三者に提供したり、インターネットなどの通信回線を通じて当該プログラムのダウンロードサービスを提供することも可能である。
【0014】
本発明に係る電子カメラは、被写体の光学像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段を介して撮影された画像を記録媒体に記録する記録手段と、前記撮像手段を介して取得された画像データ又は前記記録媒体から読み出された画像データを表示用の信号に変換する信号変換手段と、前記信号変換手段で生成された信号に基づいて画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段に表示された画像中からトリミングする一部領域を指定する操作を行う領域指定操作手段と、前記領域指定操作手段で指定されたトリミング範囲を前記画像表示手段の画面上に提示させるトリミング範囲提示手段と、前記領域指定操作手段で指定された前記トリミング範囲内の画像データの容量を算出する容量算出手段と、前記容量算出手段で算出された前記トリミング範囲内の画像データの容量を示す情報を前記トリミング範囲の情報とともに前記画像表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0015】
本発明の一態様に係る電子カメラよれば、前記領域指定操作手段は、撮影倍率を変更するズーム操作手段と兼用されていることを特徴としている。ズーム操作手段としての機能とトリミングの領域指定操作手段としての機能を兼備した共通の操作手段を採用することにより、カメラに設ける操作系の簡素化を達成できる。
【0016】
かかる態様の領域指定操作手段を用いてトリミング範囲の拡縮操作を行うと、その変更操作に連動してトリミング範囲内の画像データの容量を示す情報が画像表示手段に表示される。したがって、トリミング後のデータの容量を比較しながらトリミング範囲を決定することが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係る画像処理装置及び電子カメラの好ましい実施の形態について詳説する。
【0018】
図1は本発明の実施形態に係る画像処理装置が搭載されたデジタルカメラの一例を示す斜視図である。カメラ10の本体11前面には沈胴式の撮影レンズ12、ファインダー窓14、ストロボ調光センサ16、セルフタイマーランプ18、及びマイク部20が設けられている。撮影レンズ12の後方には撮像素子としてのCCDイメージセンサ(図1中不図示、図3中符号68として記載、以下、CCDという。)が配置され、該CCD68から読み出された画像信号は所定の信号処理を経てデジタル画像データに変換される。
【0019】
カメラ10の側面には、スピーカ21、デジタル(USB)端子22、音声/映像出力端子(VIDEO OUT)23及び電源入力端子(例えば、DC IN 3V用の端子) 24が設けられている。図1中符号25はメモリカードスロットのカバー(カード蓋)である。
【0020】
カメラ10の上面にはシャッターボタン30、モードダイヤル32及びポップアップ式のストロボ発光装置34が設けられている。本体11側面に設けられている符号35は、ストロボポップアップボタンである。
【0021】
モードダイヤル32は連写、マニュアル撮影、オート撮影、シーンポジション、動画記録、ボイスレコーダなどの動作モードを選択するための操作手段である。モードダイヤル32の上面には各モードを表すシンボルマーク(モードを象徴する絵文字や記号若しくはこれらの組み合わせ)が付されており、希望するモードのマークを図示せぬ指標の位置に合わせることにより、そのモードに設定される。
【0022】
図2はカメラ10の背面図である。同図に示したように、カメラ10の背面には、ファインダー36、液晶モニタ38、電源スイッチ40、モード選択レバー42、十字キー44、ステータス表示部46、表示ボタン50、メニュー/OKボタン52、BACKボタン54等が設けられている。
【0023】
液晶モニタ38は、カラー液晶ディスプレイで構成されており、CCD68を介して取り込まれる画像やメモリカード(図3中符号94として記載)から読み出した再生画像が表示されるとともに、モード情報、電池残量警告、撮影日時、標準撮影可能枚数、再生コマ番号などの各種情報も表示される。また、液晶モニタ38は、ユーザインターフェース用表示画面としても利用され、必要に応じてメニュー情報や選択項目、設定内容などの情報が表示される。液晶ディスプレイに代えて、有機ELなど他の方式の表示装置(表示手段)を用いることも可能である。
【0024】
モード選択レバー42は、撮影モードと再生モードを選択的に切り換えるための操作手段である。モード選択レバー42は、電源スイッチ40の外周に回動自在に支持され、撮影モード位置(上側停止位置)と再生モード位置(下側停止位置)の2つの位置で停止可能なレバースイッチで構成されている。
【0025】
十字キー44は、上キー44U、下キー44D、左キー44L、及び右キー44Rの4つのプッシュスイッチからなり、上下左右の4方向の指示を入力する操作部である。十字キー44は、メニュー画面から項目を選択したり、各メニューから各種設定項目の選択を指示するボタン(カーソル移動操作手段)として機能するとともに、トリミング操作時におけるトリミング中心位置の指定やトリミング範囲の拡縮操作を行う操作手段として機能する。また、十字キー44の上キー44U及び下キー44Dは撮影時のズームスイッチ或いは再生時の再生ズームスイッチとして機能し、右キー44R及び左キー44Lは再生モード時のコマ送り(順方向/逆方向送り)ボタンとして機能する。
【0026】
これら4つのキーの内側に円形の窓部56が形成され、この窓部56にステータス表示部46が設けられている。ステータス表示部46は、ドットマトリックス液晶で構成されており、ここには上下左右の各キー44U、44D、44L、44Rの機能及びモード状態を示す情報などが表示される。
【0027】
表示ボタン50は、液晶モニタ38をON/OFF操作したり、再生方法(一コマ再生/マルチ画面再生)や再生中のコマ番号等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)表示の表示/非表示を切り換えるための操作手段である。ファインダー36の脇にはファインダーランプ58が配設されており、該ランプの点灯色と点灯状態(点灯/点滅)の組み合わせによってカメラ10の動作状況や状態を表すようになっている。
【0028】
メニュー/OKボタン52は、液晶モニタ38の画面上にメニューを表示させる指令を行うためのメニューボタンとしての機能と、選択内容の確定及び実行などを指令するOKボタンとしての機能とを兼備した操作キーである。
【0029】
例えば、セットアップメニューには、記録画質(クオリティー)、画素数、立ち上げ時の液晶モニタ38のON/OFF選択、オートパワーオフ時間、オープニング画面の表示設定、日時設定などの各種設定項目がある。撮影者は十字キー44の上キー4U又は下キー44Dを操作して、セットアップ画面から変更したい項目を選択し、左キー44L又は右キー44Rで設定内容を変更してからメニュー/OKボタン52で確定を行う。
【0030】
クオリティーの設定項目では、撮影の目的に合わせて、高画質(低圧縮率) の「FINE」, 標準画質の「NORMAL」 ,高圧縮率の「BASIC 」という三種類の画質(記録圧縮率)を選択することができる。ピクセル(画素数)の設定では、2832×2128(6M)、2048×1536(3M)、1280× 960(1M)、640 × 480(VGA)の何れかの記録画素数を選択できる。オートパワーオフ時間の設定では、5分、2分、又はオートパワーオフ機能解除の何れかを選択できる。
【0031】
BACKボタン54は、メニューから選んだ項目の取消(キャンセル)や一つ前の操作状態に戻る(undo) 時などに使用される。なお、図2中符号61はグリップ部、符号62は電池室のカバー(電池蓋)である。
【0032】
図3はカメラ10のブロック図である。撮影レンズ12は、ズームレンズで構成されているが、単焦点レンズを用いてもよい。撮影レンズ12を通過した光は、絞り66によって光量が調節された後、CCD68に入射する。CCD68の受光面には、多数のフォトセンサ(受光素子)が二次元的に配列されており、各フォトセンサに対応して赤(R)、緑(G)、青(B)の原色カラーフィルタが所定の配列構造(ベイヤー、Gストライプなど)で配置されている。また、CCD68は、各フォトセンサの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する電子シャッター機能を有している。なお、CCD68代えてMOS型など他の方式の撮像素子を用いてもよい。
【0033】
撮影レンズ12を介してCCD68の受光面に結像された被写体像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。各フォトセンサに蓄積された信号電荷は、CCDドライバ70から与えられるパルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出される。CCD68から出力された画像信号は、アナログ処理部72に送られる。アナログ処理部72は、サンプリングホールド回路、色分離回路、ゲイン調整回路等の信号処理回路を含み、このアナログ処理部72において、相関二重サンプリング(CDS)処理並びにR,G,Bの各色信号に色分離処理され、各色信号の信号レベルの調整(プリホワイトバランス処理)が行われる。
【0034】
アナログ処理部72から出力された信号は、A/D変換器74によりデジタル信号に変換された後、内蔵バッファ76を介してRAM78に格納される。CCDドライバ70、アナログ処理部72及びA/D変換器74には、タイミングジェネレータ77からタイミング信号が与えられ、このタイミング信号によって各回路の同期がとられている。
【0035】
RAM78に記憶された画像データは信号処理部80へ送られる。信号処理部80は、同時化回路、輝度・色差信号生成回路、ガンマ補正回路、シャープネス補正回路、コントラスト補正回路、ホワイトバランス補正回路、電子ズーム処理回路、トリミング処理回路等の画像信号処理回路及び音声信号処理回路を含むデジタルシグナルプロセッサ(DSP)で構成された信号処理手段であり、CPU82からのコマンドに従ってRAM78を活用しながら画像信号及び音声信号を処理する。信号処理部80に入力された画像データは、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb 信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、RAM78に格納される。
【0036】
撮影画像を表示出力する場合、RAM78に格納された輝度・色差信号(YC信号と略記する)は、バス84を介してVRAM86に送られる。VRAM86に記憶されたデータはエンコーダ87に送られ、ここでキャラクタジェネレータ88から供給される文字や記号のデータとともに表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換される。
【0037】
エンコーダ87の出力はD/A変換器89を介してアナログ信号に変換された後、液晶モニタ38に出力される。こうして、当該画像データの画像内容が液晶モニタ38の画面上に表示される。
【0038】
CCD68から出力される画像信号によってRAM78内の画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が液晶モニタ38に供給されることにより、CCD68を介して入力する画像がリアルタイムに液晶モニタ38に表示される。撮影者は、液晶モニタ38に映し出される画像(スルー画)、或いはファインダー36によって撮影画角を確認できる。
【0039】
モード選択レバー42により撮影モードが選択され、シャッターボタン30が押されると撮影開始指示(レリーズON)信号が発せられる。CPU82は、この指示信号の受入に応動して、記録用の画像データの取り込みを開始する。また、CPU82は圧縮伸張回路90にコマンドを送り、これにより圧縮伸張回路90は、RAM78上の画像データをJPEGその他の所定の形式に従って圧縮する。
【0040】
圧縮された画像データは、カードインターフェース92を介してメモリカード94に記録される。本例のカメラ10では、画像データや音声データを保存する手段として、例えばスマートメディア(Solid−State Floppy Disk Card)が適用される。記録メディアの形態はこれに限定されず、PCカード、コンパクトフラッシュ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリスティックなどでもよく、電子的、磁気的、若しくは光学的、又はこれらの組み合わせによる方式に従って読み書き可能な種々の媒体を用いることができる。使用される媒体に応じた信号処理手段とインターフェースが適用される。異種、同種の記録メディアを問わず、複数の媒体を装着可能な構成にしてもよい。また、データを保存する手段は、カメラ本体に着脱可能なリムーバブルメディアに限らず、カメラ10に内蔵された記録媒体(内部メモリ)であってもよい。
【0041】
モード選択レバー42によって再生モードが選択されると、メモリカード94に記録されている最終のファイル(最後に記録したファイル)が読み出される。メモリカード94から読み出された画像ファイルの画像データ(動画の場合には最初の一コマの画像データ)は、圧縮伸張回路90によって伸張処理され、VRAM86、エンコーダ87、D/A変換器89を介して液晶モニタ38に出力される。また、キャラクタジェネレータ88で生成されるデータは画像信号に重畳されて液晶モニタ38に表示される。
【0042】
再生モードの一コマ再生時に十字キー44の左/右キー44L、44Rを操作することにより、順方向又は逆方向にコマ送り(ファイル送り)することができ、コマ送りされた次のファイルがメモリカード94から読み出され、上記と同様にして画像が再生される。
【0043】
CPU82は、所定のプログラムに従って本カメラシステムを制御する制御手段として機能するとともに、自動露出(AE)演算、自動焦点調節(AF)演算、トリミング範囲のデータサイズの計算など各種演算を実施する演算手段として機能する。CPU82は、電源スイッチ40、シャッターボタン30その他の操作部105から受入する入力信号に基づいて、対応する回路の動作を制御する。
【0044】
例えば、CPU82は、CCD68を介して入力された画像データに基づいて焦点評価演算やAE演算などの各種演算を行い、その演算結果に基づいてレンズ駆動部106を制御して撮影レンズ12を合焦位置に移動させる一方、図示せぬアイリス駆動部を制御して絞り66を適正絞り値に設定するとともにCCD68の電荷蓄積時間を制御する。
【0045】
また、CPU82は、レンズ駆動制御、撮影動作制御の他、ストロボ発光制御、画像信号処理制御、画像データの記録/再生制御、液晶モニタ38における表示制御などを行う。
【0046】
バス84を介してCPU82と接続されたROM108には、CPU82が実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されている。RAM78は、プログラムの展開領域及びCPU82の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データや音声データの一時記憶領域として利用される。また、CPU82に接続されているEEPROM(不揮発性メモリ)110には、制御に必要なデータや各種設定情報などが格納される。
【0047】
カメラ10の電源は、バッテリ126又は電源入力端子24に接続される図示せぬACパワーアダプター等の外部電源を用いることができる。バッテリ126等から供給される電力は、DC/DCコンバータを含む電源回路128によって所要の電圧に変換された後、各回路ブロックに供給される。
【0048】
次に、上記の如く構成されたカメラ10のトリミング機能について説明する。図4はカメラ10の動作を示すフローチャートである。カメラ10のCPU82は、まずモード判別を行い(ステップS210)、モード切換レバー42によって「再生モード」が選択されているか否かを判断する。「再生モード」が選択されていない場合、すなわち「撮影モード」が選択されている場合には、カメラ10を「撮影モード」で使用できるようにするための内部処理を行い(ステップS212)、撮影可能な状態にセットする。
【0049】
その一方、ステップS210で「再生モード」が選択されている場合には、メモリカード94から画像データを読み出して再生処理を行い(ステップS214)、液晶モニタ38上に再生画像を表示させる処理を行う(ステップS216)。
【0050】
一コマ再生時において、十字キー44の左キー44Lは逆方向コマ送り(コマ戻し)の指示入力キーとして機能し、右キー44Rは順方向コマ送りの指示入力キーとし機能する。ユーザは、左キー44L又は右キー44Rを操作することにより、再生対象の画像を変更することが可能である。CPU82は、十字キー44からの指令を監視し、コマ送りの指示が入力されたか否かを判断する(ステップS218)。コマ送りの指示が入力された場合には、その指示に従って再生画像ファイルを変更し、前コマ又は次コマの画像ファイルをメモリカード94から読み出すとともに、当該読み出した画像ファイルの再生処理を実行して液晶モニタ38の表示画像を更新する(ステップS214〜S216)。
【0051】
また、一コマ再生状態においてユーザがメニュー/OKボタン52を押すと再生メニューが表示される。ユーザは再生メニューの中から「トリミングモード」を選択する操作を行うことにより、カメラ10を「トリミングモード」に移行させることができる。もちろん、メニュー画面を利用するユーザインターフェースに代えて、トリミングモードに移行させる操作スイッチ(トリミングモードボタンなど)を設ける態様も可能である。
【0052】
CPU82は、ステップS218でコマ送りの指令が入力されていないと判断した時には、ステップS220に進み、トリミングモードが選択されたか否かを判定する。
【0053】
ステップS220で「トリミングモード」が選択されていなければ、ステップS222に進み、再生モードの終了操作が行われたか否かを判別する。ステップS222において再生モードの終了操作が行われていなければ、ステップS216に戻り、画像再生状態が維持される。ステップS222で再生モードの終了操作が行われた場合には、再生モードを終了する。
【0054】
また、ステップS220でトリミングモードに移行した場合、液晶モニタ38上に現在のトリミング中心位置を示すマーク(以下、「中心マーク」という。)が表示され(ステップS224)、ユーザからトリミング中心位置の指定操作を受け付ける(ステップS226)。
【0055】
図5に中心マークの表示例を示す。中心マーク150の初期位置は画面の中央(画像の中心点)である。ユーザは、十字キー44を操作して中心マーク150を画面上で任意の位置に移動させることができる。
【0056】
図4のステップS226に続いて、CPU82はトリミング中心点が確定したか否かを判断する(ステップS228)。ユーザは中心マーク150を所望の位置に移動してメニュー/OKボタン52を押すことによって、トリミング中心点の指定を確定させる。
【0057】
ステップS228において、トリミング中心点の指定が確定していないときにはステップS230に進み、トリミング中心点の指定処理のキャンセル操作が行われたか否かを判定する。トリミング中心点の指定操作においてユーザがBACKボタン54を押すと、トリミング中心点の指定処理が取り消され、ステップS220に戻る。その一方、ステップS230でBACKボタン54が押されていないときには、トリミング中心点の指定操作の継続中であり、ステップS226に戻ってユーザの操作を受け入れる。
【0058】
ステップS228においてトリミング中心点の指定が確定した場合には、ステップS232に進み、トリミング範囲の指定操作を受け付ける。例えば、図5で説明した中心マーク150を所望の位置(トリミングによって切り出そうとする主要被写体、例えば、人物152の位置)に移動させた状態で、メニュー/OKボタン52を押して、トリミング中心点を確定すると、次にトリミング範囲の指定操作が可能となる。
【0059】
図6にトリミング範囲の指定操作中の画面例を示す。図6に示すように、トリミング範囲の指定操作中は、トリミング範囲を示す枠線(以下、トリミング枠という。)154と、当該トリミング枠154内の画像部分を記録保存した場合のデータサイズの情報(以下、サイズ情報という。)156とが再生画像に重畳されてモニタ画面上に同時に表示される。
【0060】
トリミング枠154は、予め定められた所定のアスペクト比( 固定アスペクト比) を有する矩形枠で表示され、ユーザ操作に応じて枠の大きさが拡縮自在となっている。ユーザが十字キー44の上キー44U又は下キー44Dを操作してトリミング枠154を拡縮操作すると、そのトリミング範囲の変更操作に連動して当該トリミング範囲から切り出される画像のサイズ情報156も更新される。
【0061】
図7においては、図6よりもトリミング枠154を小さく設定した様子が示されており、トリミング範囲の変更に伴ってサイズ情報156の表示が「 300 KB 」(図6)から「150KB 」(図7) に変更されている。このように、トリミング枠154と、これに対応するサイズ情報156とは、ユーザによるトリミング範囲の変更操作に伴って随時更新される。図8にはトリミング枠154とサイズ情報156の表示が変化していく様子が示されている。
【0062】
例えば、図8中の人物152をトリミング中心とする場合、十字キー44の上キー44U又は下キー44Dを操作することにより、図8中▲1▼〜▲4▼で示したトリミング枠154の範囲でトリミング範囲を設定することができ、それぞれのトリミング範囲から切り出されるトリミング画像のデータサイズがCPU82によって計算され、そのサイズ情報156がトリミング枠154と同時にモニタ画面に表示される。
【0063】
図8中▲1▼のトリミング枠154に対しては「20KB」のサイズ情報156が表示され、図8中▲2▼のトリミング枠154に対しては「70KB」のサイズ情報156が表示される。また、既述のとおり、図8中▲3▼のトリミング枠154に対しては「150KB 」のサイズ情報156が表示され、図8中▲4▼のトリミング枠154に対しては「300KB 」のサイズ情報156が表示される。
【0064】
なお、図8では、▲1▼〜▲4▼で示した4種類のトリミング範囲の中から所望の範囲を選択できる例を示したが、本発明の実施に際して、トリミング範囲の指定は予め定められている離散的な(段階的な)枠サイズによる指定に限定されず、任意の大きさのトリミング範囲をユーザが自由に指定できる構成にしてもよい。更に、複数のトリミング枠154とこれらに対応するサイズ情報156とを図8のように複数同時に表示して比較できる表示モードを備える態様も好ましい。
【0065】
本実施形態によれば、トリミング処理によって生成される画像のデータサイズ(ファイルサイズ)を事前に把握することができ、トリミング範囲を決定する際の判断材料として利用できる。
【0066】
図4のフローチャートに戻って説明すると、ステップS232でトリミング範囲の指定操作を受け付けたCPU82は、指定されたトリミング対象の画像範囲(トリミング範囲)について、新たに画像ファイルを生成した場合のデータサイズを予測する演算を行い(ステップS234)、モニタ画面上にトリミング範囲を示すトリミング枠154と、当該トリミング枠154で切り出される部分画像のデータサイズの情報(サイズ情報156)とを同時に表示させる処理を行う(ステップS236)。
【0067】
トリミング枠154によって規定される画像範囲の画素数と設定されている圧縮率の条件からトリミング処理で生成される画像(トリミング画像)のデータサイズを評価する(見積る)ことができる。トリミング記録時の記録画質(圧縮率)については、元画像の記録画質と同じ設定が維持されてもよいし、一律に予め定めた固定の圧縮率(例えば、「NORMAL」)としてもよい。
【0068】
トリミング枠154とサイズ情報156を表示させた状態でCPU82はトリミング範囲の指定が確定したか否かを判断する(ステップS238)。図8で説明したように、ユーザは、十字キー44を押してトリミング枠154を拡大又は縮小させる操作を行い、所望のトリミング範囲を指定した後、メニュー/OKボタン52を押すことによってトリミング範囲の指定を確定させる。
【0069】
図4のステップS238において、トリミング範囲の指定が確定していないときには、ステップS240に進み、トリミング範囲の指定処理のキャンセル操作が行われたか否かの判断を行う。トリミング範囲の指定入力工程においてユーザがBACKボタン54を押すと、トリミング範囲の指定処理が取り消され、ステップS224に戻る。これにより、トリミング中心の指定をやり直すことができる。
【0070】
その一方、ステップS240でBACKボタン54が押されていないときには、トリミング範囲の指定操作の継続中であり、ステップS232に戻ってユーザからの操作を受け入れる。
【0071】
ステップS238においてトリミング範囲の指定が確定した場合には、ステップS242に進む。ステップS242では、指定されたトリミング範囲にしたがって元の画像データから画像の一部を抽出する処理を行い、トリミング画像の生成を行う。
【0072】
生成されたトリミング画像は新たな画像ファイルとしてメモリカード94に記録される(ステップS244)。このとき、トリミングによって新たに生成された画像ファイルは、最終コマの画像として新たにファイル名が付与されてメモリカード94に記録されてもよいし、元の画像ファイルと関連付けされて記録されてもよい。ステップS244の後はステップS220に戻る。
【0073】
上述した本実施形態によれば、トリミング範囲を指定するためのトリミング枠154と、枠内から切り出される画像のサイズ情報156とを液晶モニタ38上に同時に表示させ、ユーザによるトリミング範囲の変更操作に連動させて、これらトリミング枠154とサイズ情報156をリアルタイムで更新するようにしたので、ユーザは簡単にトリミング作業を行うことができる。
【0074】
また、トリミング範囲の指定操作の段階でトリミング処理後のデータサイズを知ることができるので、データサイズを参考にしながら、トリミング範囲の設定を比較検討することができる。
【0075】
特に、画像をネットワーク経由で送信する際に、通信コストとのバランスを考慮しながら、自分の納得いく画像範囲を設定することが可能となり、結果的に通信コストの削減を実現できる。
【0076】
また、画像データをパソコンやPDA、携帯電話機その他の機器の内部メモリ等に保存するときに、自分の納得のいく画像範囲のデータにトリミングしてから保存できるので、記憶容量の効率的使用を図ることができる。
【0077】
トリミンング操作の手順は図4乃至図8で説明した例に限定されない。例えば、再生モードによる画像表示中にトミンングしたい中心部の位置を決めてから、トリミングモードに移行させる操作を行い、そのときにトリミング枠154とサイズ情報156とを表示させる態様も可能であるし、トリミング枠154とサイズ情報156とを表示させた状態でトリミング中心を移動させる操作を行う態様も可能である。
【0078】
上記実施形態の変形例として、図9乃至図11に示したように、トリミングによって生成される画像のサイズ情報156を表示するとともに、トリミングによって生成される画像に適した用途の情報(用途情報)158を表示させる態様も好ましい。
【0079】
すなわち、ユーザによってアイコンに適したサイズのトリミング枠154が選択されると、図9に示すように、サイズ情報156に付随して「アイコン」という用途情報158が表示される。
【0080】
また、図10に示すように、ユーザ操作により携帯電話機(不図示)のディスプレイで閲覧するのに適したサイズのトリミング枠154が選択されると、サイズ情報156に付随して「携帯電話」という用途情報158が表示される。これにより、携帯電話機の待ち受け画面用に画像を小さくしたい時に分かりやすくなるという利点がある。
【0081】
図11は、ユーザ操作によってパソコン(不図示)のディスプレイで閲覧するのに適したサイズ(例えば、壁紙サイズ)のトリミング枠154が選択されたときの画面例である。この場合、トリミング枠154内から生成される画像のサイズ情報156とともに「LCD」という用途情報158が表示される。
【0082】
トリミング枠154の選択操作に応じてサイズ情報156及び用途情報158は更新される。このように、ある特定のサイズのトリミング枠154が選択されると、そのときのみ画像サイズに付随して用途情報158を表示させる態様も好ましい。なお、画像サイズと用途の関係を規定するデータは、予めカメラ10内のEEPROM110に記憶されており、このデータに基づいて用途情報158の表示が行われる。サイズ情報156と用途情報158とを同時表示する態様に限らず、一定の時間サイクルでサイズ情報156の表示と用途情報158の表示とを交互に切り換えてもよい。
【0083】
上記実施の形態では、予め設定されている固定のアスペクト比のトリミング枠154を用いたが、本発明の実施に際して、トリミング形状はこれに限定されず、ユーザが任意のトリミング形状を指定できる構成にしてもよい。
【0084】
上記実施形態では、メモリカード94に記録された画像データを再生モードによって再生してトリミングを行う例を述べたが、本発明の実施に際しては、メモリカード94に記録する前の撮影プレビューの段階で上記同様のトリミング操作を受け付け、トリミング処理後の画像をメモリカード94に記録する態様も可能である。
【0085】
更に、上記実施形態では、トリミング後の画像を新規画像ファイル(実ファイル)としてメモリカード94に記録する例を述べたが、本発明の実施上、トリミング画像を実ファイルで保存する態様に限定されない。例えば、トリミング画像の実ファイルを生成する代わりに、トリミング範囲を示す情報(トリミング情報)を元の画像データと関連付けて記録しておき、トリミング画像に対応する仮想ファイルを生成しておくものとする。
【0086】
そして、トリミング画像のファイル(仮想ファイル)の再生時、或いはプリントや画像送信などの画像出力時において、トリミング情報を利用して元の画像データからトリミング画像を生成する態様も可能である。これにより、見かけ上は仮想ファイルを実ファイルと同様に取り扱うことが可能である。
【0087】
また、上記実施の形態においては、本発明の画像処理装置をデジタルカメラに搭載した例を述べたが、本発明の適用範囲はこれに限定されず、ビデオカメラ、携帯電話機、パソコン、PDA、プリント受付端末装置など、画像データを取り扱う様々な機器に広く適用できる。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、トリミングされる領域と連動して、当該トリミング領域内のデータ量を示す情報を表示させるようにしたので、ユーザは元画像からどれだけの範囲が切り出されるのかを容易に把握できるとともに、トリミングによって生成される画像データのデータ量を認識できる。
【0089】
これにより、ユーザは、データ量を参考にしながらトリミング範囲の設定を検討することができ、簡単な操作でトリミングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像処理装置が搭載されたデジタルカメラの一例を示す斜視図
【図2】図1に示したカメラの背面図
【図3】本例におけるカメラの内部構成を示すブロック図
【図4】本例のカメラの動作を示すフローチャート
【図5】トリミング操作時に液晶モニタ上に表示される中心マークの例を示す図
【図6】トリミング範囲の指定操作中の画面例を示す図
【図7】トリミング範囲の指定操作中の画面例を示す図
【図8】トリミング枠とサイズ情報の表示が変化する様子を説明するために用いた説明図
【図9】サイズ情報に付随して用途情報が表示される例を示した図
【図10】サイズ情報に付随して用途情報が表示される例を示した図
【図11】サイズ情報に付随して用途情報が表示される例を示した図
【符号の説明】
10…カメラ、12…撮影レンズ、38…液晶モニタ、44…十字キー、44U…上キー、44D…下キー、52…メニュー/OKボタン、80…信号処理部、82…CPU、87…エンコーダ、89…D/A変換器、150…中心マーク、154…トリミング枠、156…サイズ情報
【発明の属する技術分野】
本発明は画像処理装置及び電子カメラに係り、特にデジタル画像データの中から所望の一部領域を切り出して再生又は記録するトリミング機能に適用される画像処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラを用いて撮影した画像はデジタル画像データに変換されてカメラ内部のメモリ、或いは着脱可能なICカード等の記録媒体(リムーバブルメディア)に記録される。こうして記録された画像は、カメラ付属の液晶モニタに表示させることができるとともに、家庭用のパーソナルプリンタ等で印刷して鑑賞することができる。また、最近では、画像データを記録した記録メディアを顧客より受け付け、これに記録されている画像をプリント出力して顧客に提供するというデジタル写真プリントサービスも実施されている。
【0003】
特許文献1には、デジタル画像データを写真プリント注文する際に、その仕上がり品質をモニタで確認しながら、仕上がり条件等を指定して所望の画像を得る方法が開示されている。
【0004】
また、近年、インターネットを利用して画像データを電子メールで送信したり、プリントサービスサイトを経由して写真プリントの注文をしたりすることが可能になっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−88672号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に示された方法においては、プリント仕上がり条件の設定と、その設定を反映させた画像の確認とを繰り返し行う方法を採用しているため、画質を比較検討する際に、以前の設定とその再現画像を全て覚えていなければなならい。
【0007】
また、インターネットなどの通信回線網を利用して画像データを伝送する場合、データサイズの大きい画像を伝送すると、通信コストが高くなる。データ量の削減或いは主要被写体を際立たせるための構図変更などを目的として、画像の一部領域を切り出すトリミング処理を行う場合がある。従来のトリミング操作では、切り出し領域を調整しながら、その都度トリミング結果を確認しなければならず、操作が煩雑であった。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、簡単な操作でトリミングを行うことができ、適切なトリミング範囲をユーザが容易に判断することができる画像処理装置及び電子カメラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明に係る画像処理装置は、入力された画像データを表示用の信号に変換する信号変換手段と、前記信号変換手段で生成された信号に基づいて画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段に表示された画像中からトリミングする一部領域を指定する操作を行う領域指定操作手段と、前記領域指定操作手段で指定されたトリミング範囲を前記画像表示手段の画面上に提示するトリミング範囲提示手段と、前記領域指定操作手段で指定された前記トリミング範囲内の画像データの容量を算出する容量算出手段と、前記容量算出手段で算出された前記トリミング範囲内の画像データの容量を示す情報を前記トリミング範囲の情報とともに前記画像表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
本発明の画像処理装置に入力された画像データは装置内の信号変換手段によって表示出力用の信号に変換され、画像表示手段に出力される。画像表示手段の表示画面上には入力画像の内容が映出される。ユーザは領域指定操作手段を用いて画像内の所望の領域(トリミング範囲)を指定する入力操作を行う。画像表示手段には、現在トリミング範囲として選択されている領域を明示する情報が画像内容と同時に表示される。トリミング範囲を明示する方法としては、例えば、トリミング範囲を示す枠線を表示させる態様、トリミング範囲の四隅を表すブラケットマークを表示させる態様、或いはトリミング範囲内とそれ以外の領域とで映像の明るさを変更する態様など、トリミング範囲を強調する様々な特殊表示(強調表示)の態様があり得る。
【0011】
また、トリミング範囲の指定操作が行われると、指定されたトリミング範囲で画像を切り出した場合に生成される画像データ(トリミング処理で切り出される画像部分のデータ)のデータサイズが容量算出手段において算出される。算出されたデータサイズの情報はトリミング範囲を示す情報とともに画像表示手段の画面上に表示される。トリミング範囲の拡縮変更操作に伴い、容量算出手段によってデータサイズが直ちに計算されてサイズ情報の表示が更新される。
【0012】
これにより、ユーザは、画像全体の中からトリミングによって切り出される画像範囲を容易に把握することができるとともに、トリミングによって生成される画像のデータサイズの概数を事前に知ることができる。したがって、簡単な操作でトリミングを行うことが可能になる。また、トリミング範囲と画像データの容量をリアルタイムで比較検討することができるため、トリミング範囲の決定に便利である。
【0013】
本発明の画像処理装置は、デジタルカメラやビデオカメラなどの電子カメラに搭載する態様も可能であるし、コンピュータによって実現することも可能である。上述した画像処理装置を構成する各手段をコンピュータによって実現させるためのプログラムをCD−ROMや磁気ディスクその他の記録媒体に記録し、記録媒体を通じて当該プログラムを第三者に提供したり、インターネットなどの通信回線を通じて当該プログラムのダウンロードサービスを提供することも可能である。
【0014】
本発明に係る電子カメラは、被写体の光学像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段を介して撮影された画像を記録媒体に記録する記録手段と、前記撮像手段を介して取得された画像データ又は前記記録媒体から読み出された画像データを表示用の信号に変換する信号変換手段と、前記信号変換手段で生成された信号に基づいて画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段に表示された画像中からトリミングする一部領域を指定する操作を行う領域指定操作手段と、前記領域指定操作手段で指定されたトリミング範囲を前記画像表示手段の画面上に提示させるトリミング範囲提示手段と、前記領域指定操作手段で指定された前記トリミング範囲内の画像データの容量を算出する容量算出手段と、前記容量算出手段で算出された前記トリミング範囲内の画像データの容量を示す情報を前記トリミング範囲の情報とともに前記画像表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0015】
本発明の一態様に係る電子カメラよれば、前記領域指定操作手段は、撮影倍率を変更するズーム操作手段と兼用されていることを特徴としている。ズーム操作手段としての機能とトリミングの領域指定操作手段としての機能を兼備した共通の操作手段を採用することにより、カメラに設ける操作系の簡素化を達成できる。
【0016】
かかる態様の領域指定操作手段を用いてトリミング範囲の拡縮操作を行うと、その変更操作に連動してトリミング範囲内の画像データの容量を示す情報が画像表示手段に表示される。したがって、トリミング後のデータの容量を比較しながらトリミング範囲を決定することが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係る画像処理装置及び電子カメラの好ましい実施の形態について詳説する。
【0018】
図1は本発明の実施形態に係る画像処理装置が搭載されたデジタルカメラの一例を示す斜視図である。カメラ10の本体11前面には沈胴式の撮影レンズ12、ファインダー窓14、ストロボ調光センサ16、セルフタイマーランプ18、及びマイク部20が設けられている。撮影レンズ12の後方には撮像素子としてのCCDイメージセンサ(図1中不図示、図3中符号68として記載、以下、CCDという。)が配置され、該CCD68から読み出された画像信号は所定の信号処理を経てデジタル画像データに変換される。
【0019】
カメラ10の側面には、スピーカ21、デジタル(USB)端子22、音声/映像出力端子(VIDEO OUT)23及び電源入力端子(例えば、DC IN 3V用の端子) 24が設けられている。図1中符号25はメモリカードスロットのカバー(カード蓋)である。
【0020】
カメラ10の上面にはシャッターボタン30、モードダイヤル32及びポップアップ式のストロボ発光装置34が設けられている。本体11側面に設けられている符号35は、ストロボポップアップボタンである。
【0021】
モードダイヤル32は連写、マニュアル撮影、オート撮影、シーンポジション、動画記録、ボイスレコーダなどの動作モードを選択するための操作手段である。モードダイヤル32の上面には各モードを表すシンボルマーク(モードを象徴する絵文字や記号若しくはこれらの組み合わせ)が付されており、希望するモードのマークを図示せぬ指標の位置に合わせることにより、そのモードに設定される。
【0022】
図2はカメラ10の背面図である。同図に示したように、カメラ10の背面には、ファインダー36、液晶モニタ38、電源スイッチ40、モード選択レバー42、十字キー44、ステータス表示部46、表示ボタン50、メニュー/OKボタン52、BACKボタン54等が設けられている。
【0023】
液晶モニタ38は、カラー液晶ディスプレイで構成されており、CCD68を介して取り込まれる画像やメモリカード(図3中符号94として記載)から読み出した再生画像が表示されるとともに、モード情報、電池残量警告、撮影日時、標準撮影可能枚数、再生コマ番号などの各種情報も表示される。また、液晶モニタ38は、ユーザインターフェース用表示画面としても利用され、必要に応じてメニュー情報や選択項目、設定内容などの情報が表示される。液晶ディスプレイに代えて、有機ELなど他の方式の表示装置(表示手段)を用いることも可能である。
【0024】
モード選択レバー42は、撮影モードと再生モードを選択的に切り換えるための操作手段である。モード選択レバー42は、電源スイッチ40の外周に回動自在に支持され、撮影モード位置(上側停止位置)と再生モード位置(下側停止位置)の2つの位置で停止可能なレバースイッチで構成されている。
【0025】
十字キー44は、上キー44U、下キー44D、左キー44L、及び右キー44Rの4つのプッシュスイッチからなり、上下左右の4方向の指示を入力する操作部である。十字キー44は、メニュー画面から項目を選択したり、各メニューから各種設定項目の選択を指示するボタン(カーソル移動操作手段)として機能するとともに、トリミング操作時におけるトリミング中心位置の指定やトリミング範囲の拡縮操作を行う操作手段として機能する。また、十字キー44の上キー44U及び下キー44Dは撮影時のズームスイッチ或いは再生時の再生ズームスイッチとして機能し、右キー44R及び左キー44Lは再生モード時のコマ送り(順方向/逆方向送り)ボタンとして機能する。
【0026】
これら4つのキーの内側に円形の窓部56が形成され、この窓部56にステータス表示部46が設けられている。ステータス表示部46は、ドットマトリックス液晶で構成されており、ここには上下左右の各キー44U、44D、44L、44Rの機能及びモード状態を示す情報などが表示される。
【0027】
表示ボタン50は、液晶モニタ38をON/OFF操作したり、再生方法(一コマ再生/マルチ画面再生)や再生中のコマ番号等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)表示の表示/非表示を切り換えるための操作手段である。ファインダー36の脇にはファインダーランプ58が配設されており、該ランプの点灯色と点灯状態(点灯/点滅)の組み合わせによってカメラ10の動作状況や状態を表すようになっている。
【0028】
メニュー/OKボタン52は、液晶モニタ38の画面上にメニューを表示させる指令を行うためのメニューボタンとしての機能と、選択内容の確定及び実行などを指令するOKボタンとしての機能とを兼備した操作キーである。
【0029】
例えば、セットアップメニューには、記録画質(クオリティー)、画素数、立ち上げ時の液晶モニタ38のON/OFF選択、オートパワーオフ時間、オープニング画面の表示設定、日時設定などの各種設定項目がある。撮影者は十字キー44の上キー4U又は下キー44Dを操作して、セットアップ画面から変更したい項目を選択し、左キー44L又は右キー44Rで設定内容を変更してからメニュー/OKボタン52で確定を行う。
【0030】
クオリティーの設定項目では、撮影の目的に合わせて、高画質(低圧縮率) の「FINE」, 標準画質の「NORMAL」 ,高圧縮率の「BASIC 」という三種類の画質(記録圧縮率)を選択することができる。ピクセル(画素数)の設定では、2832×2128(6M)、2048×1536(3M)、1280× 960(1M)、640 × 480(VGA)の何れかの記録画素数を選択できる。オートパワーオフ時間の設定では、5分、2分、又はオートパワーオフ機能解除の何れかを選択できる。
【0031】
BACKボタン54は、メニューから選んだ項目の取消(キャンセル)や一つ前の操作状態に戻る(undo) 時などに使用される。なお、図2中符号61はグリップ部、符号62は電池室のカバー(電池蓋)である。
【0032】
図3はカメラ10のブロック図である。撮影レンズ12は、ズームレンズで構成されているが、単焦点レンズを用いてもよい。撮影レンズ12を通過した光は、絞り66によって光量が調節された後、CCD68に入射する。CCD68の受光面には、多数のフォトセンサ(受光素子)が二次元的に配列されており、各フォトセンサに対応して赤(R)、緑(G)、青(B)の原色カラーフィルタが所定の配列構造(ベイヤー、Gストライプなど)で配置されている。また、CCD68は、各フォトセンサの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する電子シャッター機能を有している。なお、CCD68代えてMOS型など他の方式の撮像素子を用いてもよい。
【0033】
撮影レンズ12を介してCCD68の受光面に結像された被写体像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。各フォトセンサに蓄積された信号電荷は、CCDドライバ70から与えられるパルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出される。CCD68から出力された画像信号は、アナログ処理部72に送られる。アナログ処理部72は、サンプリングホールド回路、色分離回路、ゲイン調整回路等の信号処理回路を含み、このアナログ処理部72において、相関二重サンプリング(CDS)処理並びにR,G,Bの各色信号に色分離処理され、各色信号の信号レベルの調整(プリホワイトバランス処理)が行われる。
【0034】
アナログ処理部72から出力された信号は、A/D変換器74によりデジタル信号に変換された後、内蔵バッファ76を介してRAM78に格納される。CCDドライバ70、アナログ処理部72及びA/D変換器74には、タイミングジェネレータ77からタイミング信号が与えられ、このタイミング信号によって各回路の同期がとられている。
【0035】
RAM78に記憶された画像データは信号処理部80へ送られる。信号処理部80は、同時化回路、輝度・色差信号生成回路、ガンマ補正回路、シャープネス補正回路、コントラスト補正回路、ホワイトバランス補正回路、電子ズーム処理回路、トリミング処理回路等の画像信号処理回路及び音声信号処理回路を含むデジタルシグナルプロセッサ(DSP)で構成された信号処理手段であり、CPU82からのコマンドに従ってRAM78を活用しながら画像信号及び音声信号を処理する。信号処理部80に入力された画像データは、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb 信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、RAM78に格納される。
【0036】
撮影画像を表示出力する場合、RAM78に格納された輝度・色差信号(YC信号と略記する)は、バス84を介してVRAM86に送られる。VRAM86に記憶されたデータはエンコーダ87に送られ、ここでキャラクタジェネレータ88から供給される文字や記号のデータとともに表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換される。
【0037】
エンコーダ87の出力はD/A変換器89を介してアナログ信号に変換された後、液晶モニタ38に出力される。こうして、当該画像データの画像内容が液晶モニタ38の画面上に表示される。
【0038】
CCD68から出力される画像信号によってRAM78内の画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が液晶モニタ38に供給されることにより、CCD68を介して入力する画像がリアルタイムに液晶モニタ38に表示される。撮影者は、液晶モニタ38に映し出される画像(スルー画)、或いはファインダー36によって撮影画角を確認できる。
【0039】
モード選択レバー42により撮影モードが選択され、シャッターボタン30が押されると撮影開始指示(レリーズON)信号が発せられる。CPU82は、この指示信号の受入に応動して、記録用の画像データの取り込みを開始する。また、CPU82は圧縮伸張回路90にコマンドを送り、これにより圧縮伸張回路90は、RAM78上の画像データをJPEGその他の所定の形式に従って圧縮する。
【0040】
圧縮された画像データは、カードインターフェース92を介してメモリカード94に記録される。本例のカメラ10では、画像データや音声データを保存する手段として、例えばスマートメディア(Solid−State Floppy Disk Card)が適用される。記録メディアの形態はこれに限定されず、PCカード、コンパクトフラッシュ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリスティックなどでもよく、電子的、磁気的、若しくは光学的、又はこれらの組み合わせによる方式に従って読み書き可能な種々の媒体を用いることができる。使用される媒体に応じた信号処理手段とインターフェースが適用される。異種、同種の記録メディアを問わず、複数の媒体を装着可能な構成にしてもよい。また、データを保存する手段は、カメラ本体に着脱可能なリムーバブルメディアに限らず、カメラ10に内蔵された記録媒体(内部メモリ)であってもよい。
【0041】
モード選択レバー42によって再生モードが選択されると、メモリカード94に記録されている最終のファイル(最後に記録したファイル)が読み出される。メモリカード94から読み出された画像ファイルの画像データ(動画の場合には最初の一コマの画像データ)は、圧縮伸張回路90によって伸張処理され、VRAM86、エンコーダ87、D/A変換器89を介して液晶モニタ38に出力される。また、キャラクタジェネレータ88で生成されるデータは画像信号に重畳されて液晶モニタ38に表示される。
【0042】
再生モードの一コマ再生時に十字キー44の左/右キー44L、44Rを操作することにより、順方向又は逆方向にコマ送り(ファイル送り)することができ、コマ送りされた次のファイルがメモリカード94から読み出され、上記と同様にして画像が再生される。
【0043】
CPU82は、所定のプログラムに従って本カメラシステムを制御する制御手段として機能するとともに、自動露出(AE)演算、自動焦点調節(AF)演算、トリミング範囲のデータサイズの計算など各種演算を実施する演算手段として機能する。CPU82は、電源スイッチ40、シャッターボタン30その他の操作部105から受入する入力信号に基づいて、対応する回路の動作を制御する。
【0044】
例えば、CPU82は、CCD68を介して入力された画像データに基づいて焦点評価演算やAE演算などの各種演算を行い、その演算結果に基づいてレンズ駆動部106を制御して撮影レンズ12を合焦位置に移動させる一方、図示せぬアイリス駆動部を制御して絞り66を適正絞り値に設定するとともにCCD68の電荷蓄積時間を制御する。
【0045】
また、CPU82は、レンズ駆動制御、撮影動作制御の他、ストロボ発光制御、画像信号処理制御、画像データの記録/再生制御、液晶モニタ38における表示制御などを行う。
【0046】
バス84を介してCPU82と接続されたROM108には、CPU82が実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されている。RAM78は、プログラムの展開領域及びCPU82の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データや音声データの一時記憶領域として利用される。また、CPU82に接続されているEEPROM(不揮発性メモリ)110には、制御に必要なデータや各種設定情報などが格納される。
【0047】
カメラ10の電源は、バッテリ126又は電源入力端子24に接続される図示せぬACパワーアダプター等の外部電源を用いることができる。バッテリ126等から供給される電力は、DC/DCコンバータを含む電源回路128によって所要の電圧に変換された後、各回路ブロックに供給される。
【0048】
次に、上記の如く構成されたカメラ10のトリミング機能について説明する。図4はカメラ10の動作を示すフローチャートである。カメラ10のCPU82は、まずモード判別を行い(ステップS210)、モード切換レバー42によって「再生モード」が選択されているか否かを判断する。「再生モード」が選択されていない場合、すなわち「撮影モード」が選択されている場合には、カメラ10を「撮影モード」で使用できるようにするための内部処理を行い(ステップS212)、撮影可能な状態にセットする。
【0049】
その一方、ステップS210で「再生モード」が選択されている場合には、メモリカード94から画像データを読み出して再生処理を行い(ステップS214)、液晶モニタ38上に再生画像を表示させる処理を行う(ステップS216)。
【0050】
一コマ再生時において、十字キー44の左キー44Lは逆方向コマ送り(コマ戻し)の指示入力キーとして機能し、右キー44Rは順方向コマ送りの指示入力キーとし機能する。ユーザは、左キー44L又は右キー44Rを操作することにより、再生対象の画像を変更することが可能である。CPU82は、十字キー44からの指令を監視し、コマ送りの指示が入力されたか否かを判断する(ステップS218)。コマ送りの指示が入力された場合には、その指示に従って再生画像ファイルを変更し、前コマ又は次コマの画像ファイルをメモリカード94から読み出すとともに、当該読み出した画像ファイルの再生処理を実行して液晶モニタ38の表示画像を更新する(ステップS214〜S216)。
【0051】
また、一コマ再生状態においてユーザがメニュー/OKボタン52を押すと再生メニューが表示される。ユーザは再生メニューの中から「トリミングモード」を選択する操作を行うことにより、カメラ10を「トリミングモード」に移行させることができる。もちろん、メニュー画面を利用するユーザインターフェースに代えて、トリミングモードに移行させる操作スイッチ(トリミングモードボタンなど)を設ける態様も可能である。
【0052】
CPU82は、ステップS218でコマ送りの指令が入力されていないと判断した時には、ステップS220に進み、トリミングモードが選択されたか否かを判定する。
【0053】
ステップS220で「トリミングモード」が選択されていなければ、ステップS222に進み、再生モードの終了操作が行われたか否かを判別する。ステップS222において再生モードの終了操作が行われていなければ、ステップS216に戻り、画像再生状態が維持される。ステップS222で再生モードの終了操作が行われた場合には、再生モードを終了する。
【0054】
また、ステップS220でトリミングモードに移行した場合、液晶モニタ38上に現在のトリミング中心位置を示すマーク(以下、「中心マーク」という。)が表示され(ステップS224)、ユーザからトリミング中心位置の指定操作を受け付ける(ステップS226)。
【0055】
図5に中心マークの表示例を示す。中心マーク150の初期位置は画面の中央(画像の中心点)である。ユーザは、十字キー44を操作して中心マーク150を画面上で任意の位置に移動させることができる。
【0056】
図4のステップS226に続いて、CPU82はトリミング中心点が確定したか否かを判断する(ステップS228)。ユーザは中心マーク150を所望の位置に移動してメニュー/OKボタン52を押すことによって、トリミング中心点の指定を確定させる。
【0057】
ステップS228において、トリミング中心点の指定が確定していないときにはステップS230に進み、トリミング中心点の指定処理のキャンセル操作が行われたか否かを判定する。トリミング中心点の指定操作においてユーザがBACKボタン54を押すと、トリミング中心点の指定処理が取り消され、ステップS220に戻る。その一方、ステップS230でBACKボタン54が押されていないときには、トリミング中心点の指定操作の継続中であり、ステップS226に戻ってユーザの操作を受け入れる。
【0058】
ステップS228においてトリミング中心点の指定が確定した場合には、ステップS232に進み、トリミング範囲の指定操作を受け付ける。例えば、図5で説明した中心マーク150を所望の位置(トリミングによって切り出そうとする主要被写体、例えば、人物152の位置)に移動させた状態で、メニュー/OKボタン52を押して、トリミング中心点を確定すると、次にトリミング範囲の指定操作が可能となる。
【0059】
図6にトリミング範囲の指定操作中の画面例を示す。図6に示すように、トリミング範囲の指定操作中は、トリミング範囲を示す枠線(以下、トリミング枠という。)154と、当該トリミング枠154内の画像部分を記録保存した場合のデータサイズの情報(以下、サイズ情報という。)156とが再生画像に重畳されてモニタ画面上に同時に表示される。
【0060】
トリミング枠154は、予め定められた所定のアスペクト比( 固定アスペクト比) を有する矩形枠で表示され、ユーザ操作に応じて枠の大きさが拡縮自在となっている。ユーザが十字キー44の上キー44U又は下キー44Dを操作してトリミング枠154を拡縮操作すると、そのトリミング範囲の変更操作に連動して当該トリミング範囲から切り出される画像のサイズ情報156も更新される。
【0061】
図7においては、図6よりもトリミング枠154を小さく設定した様子が示されており、トリミング範囲の変更に伴ってサイズ情報156の表示が「 300 KB 」(図6)から「150KB 」(図7) に変更されている。このように、トリミング枠154と、これに対応するサイズ情報156とは、ユーザによるトリミング範囲の変更操作に伴って随時更新される。図8にはトリミング枠154とサイズ情報156の表示が変化していく様子が示されている。
【0062】
例えば、図8中の人物152をトリミング中心とする場合、十字キー44の上キー44U又は下キー44Dを操作することにより、図8中▲1▼〜▲4▼で示したトリミング枠154の範囲でトリミング範囲を設定することができ、それぞれのトリミング範囲から切り出されるトリミング画像のデータサイズがCPU82によって計算され、そのサイズ情報156がトリミング枠154と同時にモニタ画面に表示される。
【0063】
図8中▲1▼のトリミング枠154に対しては「20KB」のサイズ情報156が表示され、図8中▲2▼のトリミング枠154に対しては「70KB」のサイズ情報156が表示される。また、既述のとおり、図8中▲3▼のトリミング枠154に対しては「150KB 」のサイズ情報156が表示され、図8中▲4▼のトリミング枠154に対しては「300KB 」のサイズ情報156が表示される。
【0064】
なお、図8では、▲1▼〜▲4▼で示した4種類のトリミング範囲の中から所望の範囲を選択できる例を示したが、本発明の実施に際して、トリミング範囲の指定は予め定められている離散的な(段階的な)枠サイズによる指定に限定されず、任意の大きさのトリミング範囲をユーザが自由に指定できる構成にしてもよい。更に、複数のトリミング枠154とこれらに対応するサイズ情報156とを図8のように複数同時に表示して比較できる表示モードを備える態様も好ましい。
【0065】
本実施形態によれば、トリミング処理によって生成される画像のデータサイズ(ファイルサイズ)を事前に把握することができ、トリミング範囲を決定する際の判断材料として利用できる。
【0066】
図4のフローチャートに戻って説明すると、ステップS232でトリミング範囲の指定操作を受け付けたCPU82は、指定されたトリミング対象の画像範囲(トリミング範囲)について、新たに画像ファイルを生成した場合のデータサイズを予測する演算を行い(ステップS234)、モニタ画面上にトリミング範囲を示すトリミング枠154と、当該トリミング枠154で切り出される部分画像のデータサイズの情報(サイズ情報156)とを同時に表示させる処理を行う(ステップS236)。
【0067】
トリミング枠154によって規定される画像範囲の画素数と設定されている圧縮率の条件からトリミング処理で生成される画像(トリミング画像)のデータサイズを評価する(見積る)ことができる。トリミング記録時の記録画質(圧縮率)については、元画像の記録画質と同じ設定が維持されてもよいし、一律に予め定めた固定の圧縮率(例えば、「NORMAL」)としてもよい。
【0068】
トリミング枠154とサイズ情報156を表示させた状態でCPU82はトリミング範囲の指定が確定したか否かを判断する(ステップS238)。図8で説明したように、ユーザは、十字キー44を押してトリミング枠154を拡大又は縮小させる操作を行い、所望のトリミング範囲を指定した後、メニュー/OKボタン52を押すことによってトリミング範囲の指定を確定させる。
【0069】
図4のステップS238において、トリミング範囲の指定が確定していないときには、ステップS240に進み、トリミング範囲の指定処理のキャンセル操作が行われたか否かの判断を行う。トリミング範囲の指定入力工程においてユーザがBACKボタン54を押すと、トリミング範囲の指定処理が取り消され、ステップS224に戻る。これにより、トリミング中心の指定をやり直すことができる。
【0070】
その一方、ステップS240でBACKボタン54が押されていないときには、トリミング範囲の指定操作の継続中であり、ステップS232に戻ってユーザからの操作を受け入れる。
【0071】
ステップS238においてトリミング範囲の指定が確定した場合には、ステップS242に進む。ステップS242では、指定されたトリミング範囲にしたがって元の画像データから画像の一部を抽出する処理を行い、トリミング画像の生成を行う。
【0072】
生成されたトリミング画像は新たな画像ファイルとしてメモリカード94に記録される(ステップS244)。このとき、トリミングによって新たに生成された画像ファイルは、最終コマの画像として新たにファイル名が付与されてメモリカード94に記録されてもよいし、元の画像ファイルと関連付けされて記録されてもよい。ステップS244の後はステップS220に戻る。
【0073】
上述した本実施形態によれば、トリミング範囲を指定するためのトリミング枠154と、枠内から切り出される画像のサイズ情報156とを液晶モニタ38上に同時に表示させ、ユーザによるトリミング範囲の変更操作に連動させて、これらトリミング枠154とサイズ情報156をリアルタイムで更新するようにしたので、ユーザは簡単にトリミング作業を行うことができる。
【0074】
また、トリミング範囲の指定操作の段階でトリミング処理後のデータサイズを知ることができるので、データサイズを参考にしながら、トリミング範囲の設定を比較検討することができる。
【0075】
特に、画像をネットワーク経由で送信する際に、通信コストとのバランスを考慮しながら、自分の納得いく画像範囲を設定することが可能となり、結果的に通信コストの削減を実現できる。
【0076】
また、画像データをパソコンやPDA、携帯電話機その他の機器の内部メモリ等に保存するときに、自分の納得のいく画像範囲のデータにトリミングしてから保存できるので、記憶容量の効率的使用を図ることができる。
【0077】
トリミンング操作の手順は図4乃至図8で説明した例に限定されない。例えば、再生モードによる画像表示中にトミンングしたい中心部の位置を決めてから、トリミングモードに移行させる操作を行い、そのときにトリミング枠154とサイズ情報156とを表示させる態様も可能であるし、トリミング枠154とサイズ情報156とを表示させた状態でトリミング中心を移動させる操作を行う態様も可能である。
【0078】
上記実施形態の変形例として、図9乃至図11に示したように、トリミングによって生成される画像のサイズ情報156を表示するとともに、トリミングによって生成される画像に適した用途の情報(用途情報)158を表示させる態様も好ましい。
【0079】
すなわち、ユーザによってアイコンに適したサイズのトリミング枠154が選択されると、図9に示すように、サイズ情報156に付随して「アイコン」という用途情報158が表示される。
【0080】
また、図10に示すように、ユーザ操作により携帯電話機(不図示)のディスプレイで閲覧するのに適したサイズのトリミング枠154が選択されると、サイズ情報156に付随して「携帯電話」という用途情報158が表示される。これにより、携帯電話機の待ち受け画面用に画像を小さくしたい時に分かりやすくなるという利点がある。
【0081】
図11は、ユーザ操作によってパソコン(不図示)のディスプレイで閲覧するのに適したサイズ(例えば、壁紙サイズ)のトリミング枠154が選択されたときの画面例である。この場合、トリミング枠154内から生成される画像のサイズ情報156とともに「LCD」という用途情報158が表示される。
【0082】
トリミング枠154の選択操作に応じてサイズ情報156及び用途情報158は更新される。このように、ある特定のサイズのトリミング枠154が選択されると、そのときのみ画像サイズに付随して用途情報158を表示させる態様も好ましい。なお、画像サイズと用途の関係を規定するデータは、予めカメラ10内のEEPROM110に記憶されており、このデータに基づいて用途情報158の表示が行われる。サイズ情報156と用途情報158とを同時表示する態様に限らず、一定の時間サイクルでサイズ情報156の表示と用途情報158の表示とを交互に切り換えてもよい。
【0083】
上記実施の形態では、予め設定されている固定のアスペクト比のトリミング枠154を用いたが、本発明の実施に際して、トリミング形状はこれに限定されず、ユーザが任意のトリミング形状を指定できる構成にしてもよい。
【0084】
上記実施形態では、メモリカード94に記録された画像データを再生モードによって再生してトリミングを行う例を述べたが、本発明の実施に際しては、メモリカード94に記録する前の撮影プレビューの段階で上記同様のトリミング操作を受け付け、トリミング処理後の画像をメモリカード94に記録する態様も可能である。
【0085】
更に、上記実施形態では、トリミング後の画像を新規画像ファイル(実ファイル)としてメモリカード94に記録する例を述べたが、本発明の実施上、トリミング画像を実ファイルで保存する態様に限定されない。例えば、トリミング画像の実ファイルを生成する代わりに、トリミング範囲を示す情報(トリミング情報)を元の画像データと関連付けて記録しておき、トリミング画像に対応する仮想ファイルを生成しておくものとする。
【0086】
そして、トリミング画像のファイル(仮想ファイル)の再生時、或いはプリントや画像送信などの画像出力時において、トリミング情報を利用して元の画像データからトリミング画像を生成する態様も可能である。これにより、見かけ上は仮想ファイルを実ファイルと同様に取り扱うことが可能である。
【0087】
また、上記実施の形態においては、本発明の画像処理装置をデジタルカメラに搭載した例を述べたが、本発明の適用範囲はこれに限定されず、ビデオカメラ、携帯電話機、パソコン、PDA、プリント受付端末装置など、画像データを取り扱う様々な機器に広く適用できる。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、トリミングされる領域と連動して、当該トリミング領域内のデータ量を示す情報を表示させるようにしたので、ユーザは元画像からどれだけの範囲が切り出されるのかを容易に把握できるとともに、トリミングによって生成される画像データのデータ量を認識できる。
【0089】
これにより、ユーザは、データ量を参考にしながらトリミング範囲の設定を検討することができ、簡単な操作でトリミングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像処理装置が搭載されたデジタルカメラの一例を示す斜視図
【図2】図1に示したカメラの背面図
【図3】本例におけるカメラの内部構成を示すブロック図
【図4】本例のカメラの動作を示すフローチャート
【図5】トリミング操作時に液晶モニタ上に表示される中心マークの例を示す図
【図6】トリミング範囲の指定操作中の画面例を示す図
【図7】トリミング範囲の指定操作中の画面例を示す図
【図8】トリミング枠とサイズ情報の表示が変化する様子を説明するために用いた説明図
【図9】サイズ情報に付随して用途情報が表示される例を示した図
【図10】サイズ情報に付随して用途情報が表示される例を示した図
【図11】サイズ情報に付随して用途情報が表示される例を示した図
【符号の説明】
10…カメラ、12…撮影レンズ、38…液晶モニタ、44…十字キー、44U…上キー、44D…下キー、52…メニュー/OKボタン、80…信号処理部、82…CPU、87…エンコーダ、89…D/A変換器、150…中心マーク、154…トリミング枠、156…サイズ情報
Claims (3)
- 入力された画像データを表示用の信号に変換する信号変換手段と、
前記信号変換手段で生成された信号に基づいて画像を表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段に表示された画像中からトリミングする一部領域を指定する操作を行う領域指定操作手段と、
前記領域指定操作手段で指定されたトリミング範囲を前記画像表示手段の画面上に提示するトリミング範囲提示手段と、
前記領域指定操作手段で指定された前記トリミング範囲内の画像データの容量を算出する容量算出手段と、
前記容量算出手段で算出された前記トリミング範囲内の画像データの容量を示す情報を前記トリミング範囲の情報とともに前記画像表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 被写体の光学像を電気信号に変換する撮像手段と、
前記撮像手段を介して撮影された画像を記録媒体に記録する記録手段と、
前記撮像手段を介して取得された画像データ又は前記記録媒体から読み出された画像データを表示用の信号に変換する信号変換手段と、
前記信号変換手段で生成された信号に基づいて画像を表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段に表示された画像中からトリミングする一部領域を指定する操作を行う領域指定操作手段と、
前記領域指定操作手段で指定されたトリミング範囲を前記画像表示手段の画面上に提示させるトリミング範囲提示手段と、
前記領域指定操作手段で指定された前記トリミング範囲内の画像データの容量を算出する容量算出手段と、
前記容量算出手段で算出された前記トリミング範囲内の画像データの容量を示す情報を前記トリミング範囲の情報とともに前記画像表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする電子カメラ。 - 前記領域指定操作手段は、撮影倍率を変更するズーム操作手段と兼用されていることを特徴とする請求項2記載の電子カメラ。
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