JP4019162B2 - デジタルカメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルカメラに係り、特に画像表示手段をビューファインダとして使用するデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のデジタルカメラでは、撮影された画像の再生は、デジタルカメラに備えられた液晶モニタ(LCD)にて行なわれる。この液晶モニタは、一般的にはカメラ本体の背面にその表示部を露呈するように取り付けられており、たとえば液晶モニタとしてNTSC規格(アスペクト比3:4)のものを用いた場合はその表示部は横長に配置される。
【0003】
ところで、撮影時のデジタルカメラの姿勢は、横位置(横撮り)に加えて縦位置(縦撮り)、すなわちデジタルカメラを90度回転させた姿勢でも撮影が行なわれるが(図4参照)、この縦位置にて撮影された画像は、画像再生時、横長の液晶モニタに対して横倒しで再生表示されてしまうため、画像の確認が煩雑となる欠点があった。
【0004】
この問題を解決するために特許文献1に記載された発明では、撮影時のカメラ姿勢(すなわち横位置か縦位置か)をカメラ本体に内蔵された姿勢センサ(縦横切り換えスイッチ)によって検出し、その検出結果を撮影された画像データとともに姿勢情報として記録している。画像再生時には、当該姿勢情報をもとにして画像を回転させて液晶モニタに表示でき、正しい姿勢で表示することができる。
【0005】
【特許文献1】
特公平3−32271号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなカメラではカメラ本体に姿勢センサを内蔵することが必要でコストアップが避けられないほか、姿勢センサを内蔵するためにカメラ本体内の各機器の配置構成に制限が生じるという不具合があった。
【0007】
本願発明者は、撮影時に画像を表示する液晶モニタ上に構図補助フレームを表示して、初心者でもバランスのよい構図で画像を撮影することができるアシスト機能(ベストフレーミング機能)に着目し、このアシスト機能を用いた際にはカメラ姿勢が把握でき、これにより構図補助フレームとカメラ姿勢とが関連付けできることに着目した。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、画像再生時に正しい姿勢で液晶モニタに表示できるデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決する為の手段】
本発明は前記目的を達成する為に、撮像手段によって連続的に取り込んだ画像を画像表示手段に表示し、該画像表示手段をビューファインダとして使用するとともに、撮影指示入力があると、前記撮像手段によって取得した画像を記録媒体に記録するデジタルカメラにおいて、前記デジタルカメラが縦位置のときのみ該デジタルカメラで撮影される被写体の構図をアシストする第1の構図補助フレームを含む複数の構図補助フレームを記憶する構図補助フレーム記憶手段と、前記複数の構図補助フレームから任意の構図補助フレームを選択し、該選択した構図補助フレームを前記画像表示手段に表示させる構図補助フレーム選択手段と、前記画像表示手段に前記第1の構図補助フレームが表示された状態で撮影指示入力による撮影が行われると、前記撮像手段によって取得した画像を前記記録媒体に記録するとともに、デジタルカメラの縦位置を示す姿勢情報を該画像に関連付けて記録する記録手段と、を備えたことを特徴としている。
【0010】
本発明によれば、デジタルカメラが縦位置のときのみ被写体の構図をアシストする第1の構図補助フレームが選択された際に、撮影指示入力による撮影が行われると、撮像手段によって取得した画像を記録媒体に記録するとともに、デジタルカメラの縦位置を示す姿勢情報を画像に関連付けて記録する記録手段を備えているので、姿勢センサをカメラ本体に内蔵などすることなくデジタルカメラの姿勢を把握でき、これにより縦位置の撮影時の姿勢情報を記録できる。
【0011】
また、請求項2に記載された本発明によれば、この構図補助フレーム記憶手段は、デジタルカメラが横位置のときのみ被写体の構図をアシストする第2の構図補助フレームを記憶し、記録手段は、画像表示手段に第2の構図補助フレームが表示された状態で撮影指示入力による撮影が行われると、撮像手段によって取得した画像を記録媒体に記録するとともに、デジタルカメラの横位置を示す姿勢情報をこの画像に関連付けて記録するので、姿勢センサをカメラ本体に内蔵などすることなく横位置の撮影時の姿勢情報を記録できる。
【0012】
なお、ここで言う関連付けとは、たとえばカメラ本体の内蔵メモリ(ROMやEEPROMなど)に、構図補助フレームに対してあらかじめ関連付けされた姿勢情報が記憶され、この姿勢情報を取得できることを意味する。この姿勢情報は、縦および横の2種類の情報のみに限定されず、たとえばカメラの姿勢を角度で示す角度情報などの種々の態様が想定でき、これらを統括して含むものとする。
【0013】
請求項3に記載の本発明は、撮像手段によって連続的に取り込んだ画像を画像表示手段に表示し、該画像表示手段をビューファインダとして使用するとともに、撮影指示入力があると、前記撮像手段によって取得した画像を記録媒体に記録するデジタルカメラにおいて、前記デジタルカメラが縦位置のときのみ該デジタルカメラで撮影される被写体の構図をアシストする第1の構図補助フレームを含む複数の構図補助フレームを記憶する構図補助フレーム記憶手段と、前記複数の構図補助フレームから任意に構図補助フレームを選択し、該選択した構図補助フレームを前記画像表示手段に表示させる構図補助フレーム選択手段と、前記画像表示手段に前記第1の構図補助フレームが表示された状態で撮影指示入力による撮影が行われると、前記撮像手段によって取得した画像を、該画像の再生時に画像が正立するように回転させて記録する記録手段と、を備えたことを特徴としている。
【0014】
請求項3に記載された本発明によれば、デジタルカメラが縦位置のときのみ被写体の構図をアシストする第1の構図補助フレームが選択された際に、撮影指示入力による撮影が行われると、撮像手段によって取得した画像を、該画像の再生時に画像が正立するように回転させて記録する記録手段を備えているので、記録媒体に画像とともに姿勢情報を記録することなく、画像再生時に正しい姿勢で液晶モニタに表示できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係るデジタルカメラの好ましい実施の形態について詳説する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラの一例を示す斜視図である。
【0016】
カメラ10の本体11前面には沈胴式の撮影レンズ12、ファインダー窓14、ストロボ調光センサ16、セルフタイマーランプ18およびマイク部20などが設けられている。撮影レンズ12の後方には撮像素子としてのCCDイメージセンサ(図1中不図示、図3中符号68として記載、以下、CCDという。)が配置され、該CCD68から読み出された画像信号は所定の信号処理を経てデジタル画像データに変換される。
【0017】
カメラ10の側面にはスピーカ21、デジタル(USB)端子22、音声/映像出力端子(VIDEO OUT) 23および電源入力端子(たとえば、DC IN 3V用の端子)24などが設けられている。図1中符号25はメモリカードスロットのカバー(カード蓋)である。
【0018】
カメラ10の上面にはシャッタボタン30、モードダイヤル32およびポップアップ式のストロボ発光装置34などが設けられている。本体11側面に設けられている符号35は、ストロボポップアップボタンである。
【0019】
モードダイヤル32は連写、マニュアル撮影、オート撮影、シーンポジション、動画記録、ボイスレコーダなどの動作モードを選択するための操作手段である。
【0020】
図2はカメラ10の背面図である。同図に示すようにカメラ10の背面にはファインダー36、液晶モニタ(LCD)38、電源スイッチ40、モード選択レバー42、十字キー44、ステータス表示部46、表示ボタン50、メニュー/OKボタン52、BACKボタン54などが設けられている。
【0021】
液晶モニタ38は、カラー液晶ディスプレイで構成されており、CCD68を介して取り込まれる画像やメモリカード(図3中符号94として記載)から読み出した再生画像が表示されるとともに、モード情報、電池残量警告、撮影日時、再生コマ番号などの各種情報も表示される。
【0022】
モード選択レバー42は、撮影モードと再生モードを選択的に切り換えるための操作手段である。このモード選択レバー42は、電源スイッチ40の外周に回動自在に支持され、撮影モード位置(上側停止位置)と再生モード位置(下側停止位置)の2つの位置で停止可能なレバースイッチで構成されている。
【0023】
十字キー44は上キー44U、下キー44D、左キー44Lおよび右キー44Rの4つのプッシュ式スイッチからなり、上下左右の4方向の指示を入力する操作部である。十字キー44は、メニュー画面から項目を選択したり、各メニューから各種設定項目の選択を指示するボタンとして機能する。また、十字キー44の上キー44Uおよび下キー44Dは撮影モード時のズームスイッチ或いは再生モード時の再生ズームスイッチなどとして機能する。
【0024】
これら4つのキーの内側には円形の窓部56が形成され、この窓部56にはステータス表示部46が設けられている。ステータス表示部46はドットマトリックス液晶で構成されており、ここには上下左右の各キー44U、44D、44L、44Rの機能およびモード状態を示す情報などが表示される。
【0025】
表示ボタン50は、撮影モード時に液晶モニタ38の表示をオン/オフ操作するほか、後述するアシストモードに移行するための操作手段である。撮影モード時に液晶モニタ38が消灯している場合、表示ボタン50の1回目の押圧操作によって液晶モニタ38に撮影画像がオンされ、さらに2回目の押圧操作によってアシストモードに移行される。なお、表示ボタン50の3回目の押圧操作によりアシストモードを終了し、液晶モニタ38上の表示を消灯(オフ)することができる。また、再生モードにおいて当該表示ボタン50を押圧操作すれば再生方法(一コマ再生/マルチ画面再生)や再生中のコマ番号などのOSD(オンスクリーンディスプレイ)表示の表示/非表示を切り替えできる。
【0026】
メニュー/OKボタン52は、液晶モニタ38の画面上にメニューを表示させる指令を行うためのメニューボタンとしての機能と、選択内容の確定および実行などを指令するOKボタンとしての機能とを兼備した操作キーである。撮影者は十字キー44の上キー44Uまたは下キー44Dを操作して、メニューから変更したい項目を選択し、左キー44Lまたは右キー44Rで設定内容を変更してからメニュー/OKボタン52で確定する。当該メニューには記録画質(クオリティー)、撮影画素数、画像消去(画像消去モード)などのほか、日付設定などの各種設定項目がある。
【0027】
BACKボタン54は、メニューから選んだ項目の取消(キャンセル)や一つ前の操作状態に戻る(undo)時などに使用される。なお、図中符号61はグリップ部、符号62は電池カバー(電池蓋)である。
【0028】
図3は図1に示したデジタルカメラの内部構成を示すブロック図である。
【0029】
同図において、撮影レンズ12を通過した光は絞り66にて光量が調節された後、CCD68に入射する。CCD68の受光面には多数のフォトセンサ(受光素子)が二次元的に配列されており、各フォトセンサに対応して赤(R)、緑(G)、青(B)の原色カラーフィルタが所定の配列構造(ベイヤー、Gストライプなど)で配置されている。撮影レンズ12を介してCCD68の受光面に結像した被写体像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換され、CCDドライバ70から与えられるパルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次出力される。なお、CCD68は各フォトセンサの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する電子シャッター機能を有している。
【0030】
CCD68から出力された画像信号はアナログ処理部72に送られる。アナログ処理部72はサンプリングホールド回路、色分離回路、ゲイン調整回路などの信号処理回路を含み、このアナログ処理部72において、相関二重サンプリング(CDS)処理並びにR,G,Bの各色信号に色分離処理され、各色信号の信号レベルの調整(プリホワイトバランス処理)が行われる。
【0031】
アナログ処理部72から出力された信号は、A/D変換器74によりデジタル信号に変換された後、内蔵バッファ76およびバス84を介して内蔵メモリを構成するRAM78に格納される。CCDドライバ70、アナログ処理部72およびA/D変換器74には、タイミングジェネレータ77からタイミング信号が与えられ、このタイミング信号によって各回路の同期がとられている。
【0032】
RAM78に格納された信号は信号処理部80へ送られる。信号処理部80は同時化回路、輝度・色差信号生成回路、ガンマ補正回路、シャープネス補正回路、コントラスト補正回路、ホワイトバランス補正回路、電子ズーム処理回路、トリミング処理回路などの画像信号処理回路および音声信号処理回路を含むデジタルシグナルプロセッサ(DSP)で構成された信号処理手段であり、CPU82からのコマンドに従ってRAM78を活用しながら画像信号および音声信号を処理する。また、信号処理部80は画像信号に対して画像を回転させる回転画像処理を行う。この画像処理は、アシストモード時における姿勢情報または構図補助フレーム(これらは後述する)によって、その回転角度が設定される。信号処理部80に入力されたこれら信号は、輝度信号(Y信号)および色差信号(Cr,Cb信号)に変換されるとともに、ガンマ補正などの所定の処理が施された後、RAM78に再度格納される。
【0033】
RAM78に格納された輝度・色差信号(YC信号)はバス84を介してVRAM86に送られる。VRAM86に記憶された輝度・色差信号はエンコーダ87に送られ、ここでキャラクタジェネレータ88から供給される文字や記号のデータとともに表示用の所定方式の信号、たとえばNTSC方式のカラー複合映像信号に変換されて出力される。エンコーダ87の出力はD/A変換器89を介してアナログ信号に変換された後、液晶モニタ38に出力される。こうして、当該画像データの画像内容が液晶モニタ38の画面上に表示される。
【0034】
CCD68から出力される画像信号によってRAM78内の画像信号が連続的に書き換えられ、その画像信号から生成される映像信号が液晶モニタ38に供給されることにより、CCD68を介して入力する画像がリアルタイムに液晶モニタ38に表示される(スルー画像表示)。撮影者は、液晶モニタ38に映し出されるスルー画像によって液晶モニタ38をビューファインダとして使用でき、これにより撮影画角を確認できる。なお、撮影画角はファインダー36を用いても確認できる。
【0035】
CPU82は、シャッタボタン30や表示ボタン50などを含むカメラ操作部105などからの入力に基づいて、所定のプログラムに従い本カメラシステムを制御する制御手段として機能する。操作部105から受入する入力信号に基づいて、CPU82は対応する回路の動作制御、レンズ駆動制御、撮影動作制御、ストロボ発光制御、画像信号処理制御、画像データの記録/再生制御、液晶モニタ38における表示制御なども行う。なお、カメラ10の電源は、バッテリ126または電源入力端子24(図1参照)に接続される図示せぬACパワーアダプターなどの外部電源を用いることができる。バッテリ126などから供給される電力は、DC/DCコンバータを含む電源回路128によって所要の電圧に変換された後、各回路ブロックに供給される。
【0036】
なお、ROM108には、CPU82が実行するプログラムや制御に必要な各種データなどが格納されているほか、EEPROM(不揮発性メモリ)110には各種設定情報などが予め格納されている。また、メモリカード94としては、たとえばスマートメディア(Solid−State FloppyDisk Card)が適用されるが、記録媒体としてはこの他にもXDピクチャーカードなどでもよく、電子的、磁気的、若しくは光学的、またはこれらの組み合わせによる方式に従って読み書き可能な種々の媒体を用いることができる。
【0037】
次に、以下にはアシストモードについて説明する。このアシストモードは、液晶モニタ38上に構図補助フレームを表示して、初心者でもバランスのよい構図で画像の撮影を可能とするものである。
【0038】
はじめに、図2におけるモード選択レバー42によって撮影モードを選択し、次いで(液晶モニタ38が消灯している場合には)表示ボタン50を2回押圧操作すればアシストモードに移行する。このアシストモード時には、図3におけるエンコーダ87からの画像信号はミキサ91に一旦出力される。バス84を介してミキサ91と接続されたROM108(EEPROM110でもよい)には各種構図補助フレームを示すフレームデータが格納されており、ミキサ91はROM108から適宜のフレームデータを読み出し、エンコーダ87から加えられた画像信号に対してフレームデータを高輝度に混合した後、D/A変換器89に出力する。D/A変換器89ではこの画像信号をアナログ信号に変換し、液晶モニタ38に出力する。これにより、被写体を示す画像に構図補助フレーム(白線)が合成された合成画像が表示される。
【0039】
図4は、この構図補助フレーム(同図破線部)の一例を示す図である。同図(a)(b)に示した構図補助フレームF1,F2は、主に集合写真や2,3人の人物撮影などに使用されるフレームであり、主として横位置(横撮り)に使用される。一方、同図(c)(d)に示した構図補助フレームF3,F4は、主に人物撮影などに使用されるフレームで、主に縦位置(縦撮り)に使用される。これら構図補助フレームF1〜4を用いれば、水平もしくは垂直がきちんと撮れるように構図を決定する際の目安にできるほか、被写体を中央に配置する撮影が容易に行え、たとえばレンズの歪曲収差によるレンズの周辺のボケや、画像をプリントするサービスにおいて、周辺カットによる被写体への影響を最小限にできる。なお、構図補助フレームはこの他にも種々のものが考えられ、図4に示したものには限定されない。
【0040】
これら構図補助フレームF1〜F4は、十字キー44の左右キー44R,44Lの押圧操作によって変更でき、所望のフレームを選択できる。すなわち、アシストモードとすると、はじめに構図補助フレームF1が被写体を示す画像に合成されて表示され(これにより撮影者はアシストモードであることを把握できる)、その後、右キー44Lが一回押圧される毎に構図補助フレームF2→F3→F4→F1の順に順次表示される。なお、左キーが押圧されると、上記と逆方向に構図補助フレームが順次表示される。
【0041】
図3におけるROM108(EEPROM110でもよい)には、選択された構図補助フレームに予め関連付けされたカメラの姿勢情報が格納されている。左右キー44R,44Lの押圧操作によって横位置の構図補助フレームF1、F2が選択された場合には、CPU82は横位置(横撮り)を示す姿勢情報をROM108から読み取りRAM78に格納する。一方、縦位置の構図補助フレームF3、F4が選択された場合には、CPU82は縦位置(縦撮り)を示す姿勢情報をROM108から読み取り、RAM78に格納する。なお、この姿勢情報は、あくまでカメラの姿勢を示すものであればどのようなものでも構わない。すなわち、縦位置および横位置といった2種類の姿勢情報のみに限定されず、たとえばカメラの姿勢を角度で示した角度情報でも構わない。
【0042】
構図補助フレームF1〜F4のうち、所望の構図補助フレームを一つ決定したら、撮影者は被写体を構図補助フレームをもとにフレーミングする(図7参照)。この後、シャッタボタン30が押圧(全押し)されると撮影指示信号が発せられる。図3におけるCPU82は、この指示信号の受入に応動して記録用の画像データの取り込みを開始する。また、CPU82は圧縮伸張回路90にコマンドを送り、これにより圧縮伸張回路90はRAM78上の画像データをJPEGその他の所定の形式に従って圧縮する。圧縮された画像データは、カードインターフェース92を介してメモリカード94に記録される。この際、RAM78に格納された構図補助フレームの姿勢情報は前記画像データとともにメモリカード94に記録される。なお、メモリカード94に記録される画像データには構図補助フレームの高輝度フレームデータは含まれない。
【0043】
さて、モード選択レバー42によって再生モードが選択されると、メモリカード94に記録されている最終の画像データ、すなわち最後に記録した画像データが読み出され、圧縮伸張回路90によって伸張処理された後、信号処理部80に送られる。この際に、メモリカード94に記録された当該画像データの姿勢情報も同時に読み出され、この姿勢情報をもとに信号処理部80にて画像データの表示角度を回転させる画像処理がなされる。具体的には、当該画像データの姿勢情報が縦位置を示す情報である場合には、画像データの再生時に画像が正立するように回転させる画像処理、すなわち画像データの表示角度を90°だけ時計方向に回転させる画像処理を行う。この後、画像処理が施された画像データが信号処理部80からVRAM86、エンコーダ87、D/A変換器89などを介して液晶モニタ38に出力され、液晶モニタ38に表示される(図8参照)。なお、この一コマ再生時には、十字キー44の左/右キー44L、44Rを操作することにより順方向または逆方向に表示画像のコマ送り(画像送り)が行える。これにより、コマ送りされた次の画像データおよび姿勢情報がメモリカード94から読み出され、上記と同様に姿勢情報が縦位置を示す情報である場合には、信号処理部80にて画像データの表示角度を回転させる画像処理がなされた後、液晶モニタ38に画像データが出力される。
【0044】
次に、上記の如く構成されたカメラ10のアシストモードの動作について図1〜図5を用いて説明する。図5はこの動作を示すフローチャートである。カメラ10のCPU82は、はじめにモード判別を行い(ステップS210)、モード切換レバー42によって「撮影モード」が選択されているか否かを判断する。「撮影モード」が選択されていない場合、すなわち「再生モード」を選択している場合には、カメラ10を「再生モード」で使用できるようにするための内部処理を行い(ステップS212)、再生可能な状態にセットする。この再生モードについては後述する。
【0045】
ステップS210で「撮影モード」を選択し、表示ボタン50を操作して液晶モニタ38をオンとした場合には、撮影画像を取り込み(ステップS214)、液晶モニタ38にスルー画像を表示させる(ステップS216)。
【0046】
ステップS218では、シャッタボタン30を「半押し」すると撮影レンズ12による自動ピント合わせなどが行われ、「全押し」するとステップS220に進み、撮影指示信号が発せられて撮影が行われる。CPU82はこの指示信号の受入に応動して、記録用の画像データの取り込みを開始するとともに、圧縮伸張回路90にコマンドを送り、RAM78上の画像データをJPEGその他の所定の形式に従って圧縮する。圧縮された画像データはカードインターフェース92を介してメモリカード94に書き込まれて保存される(ステップS221)。この後、前記ステップS214に戻り、RAM78(図3参照)から画像データが取り込まれ、液晶モニタ38に再度スルー画像として表示される(ステップS214,216)。
【0047】
表示ボタン50(図2参照)を一回押圧操作して、アシストモードを開始すると(ステップS222)、はじめに横位置の構図補助フレームF1を液晶モニタ38に表示した後(ステップS223)、ステップS226に進む。なお、ステップS222にてアシストモードが開始されない場合には、撮影モードが終了(電源オフ)したか否かが判断され(ステップS224)、終了されてない場合には前記ステップS214まで戻る。
【0048】
ステップS226において、十字キー44の左右キー44L,44Rの押圧操作によって構図補助フレームF1〜F4(図4参照)から所望のフレームを選択できる。横位置の構図補助フレームF1(またはF2)を選択した場合には、被写体を示す画像に構図補助フレームF1(F2)が合成された合成画像が表示される(ステップS228)。この際、CPU82は構図補助フレームF1(F2)の横位置を示す姿勢情報をROM108から読み取り、RAM78に格納する。次いで、被写体を構図補助フレームF1(F2)をもとにフレーミングしてからシャッタボタン30を押圧操作すると(ステップS230)、撮影指示信号が発せられ(ステップS232)、記録用の画像データの取り込みが開始される。これに伴い圧縮伸張回路90はRAM78上の画像データをJPEGその他の所定の形式に従って圧縮する。圧縮された画像データはカードインターフェース92を介してメモリカード94に書き込まれて保存される。この際に、選択された構図補助フレームF1(F2)の姿勢情報(横位置)がRAM78から読み取られ、画像データとともにメモリカード94に記録される(ステップS234)。この後、前記ステップS228にもどる。
【0049】
一方、前記ステップS226にて縦位置の構図補助フレームF3(またはF4)が選択された場合には、被写体を示す画像に構図補助フレームF3(F4)が合成された合成画像が表示される(ステップS240)。CPU82は構図補助フレームF3(F4)の縦位置を示す姿勢情報をROM108から読み取り、RAM78に格納する。なお、図7には、構図補助フレームF3を用いて人物の縦位置の撮影を行う際の液晶モニタ38の表示例を示す。同図に示すように被写体を構図補助フレームF3をもとにフレーミングしてから、シャッタボタン30を押圧操作すると(ステップS242)撮影指示信号が発せられ(ステップS244)、記録用の画像データの取り込みが開始される。圧縮伸張回路90はRAM78上の画像データを圧縮し、次いで圧縮された画像データがメモリカード94に書き込まれて保存される。この際、選択された構図補助フレームF3(F4)の姿勢情報(縦位置)がRAM78から読み取られ、画像データとともにメモリカード94に記録される(ステップS246)。この後、前記ステップS240にもどる。
【0050】
前記ステップS230(またはS242)にてシャッタボタン30の押圧操作がなされない場合には、アシストモード終了か否かの判断がなされる(ステップS250)。表示ボタン50が再度押圧操作され、アシストモードが終了した場合には、液晶モニタ38の表示がオフされた後、前記ステップS210にもどる。アシストモードが終了されないと判断された場合には、前記ステップS226まで戻る。
【0051】
次に、上記の如く構成されたカメラ10の再生モードの動作について説明する。図6はこの動作を示すフローチャートである。CPU82によって前記ステップS210(図5参照)にてモード判別が行われ、「再生モード」が選択されていると判断した場合には、はじめにメモリカード94から最終の画像データおよび当該画像データの姿勢情報を読み出す(ステップS300)。
【0052】
信号処理部80では、必要に応じて、この姿勢情報に基き画像再生時に画像が正立するように、画像データの表示角度を回転させる画像処理を行う(ステップS310)。すなわち、姿勢情報が横位置を示す情報である場合には、画像データを液晶モニタ38に出力し、再生画像をそのまま一コマ表示させる。一方、姿勢情報が縦位置を示す情報である場合には、画像データの表示角度を90°だけ時計方向に回転させる画像処理を行った後、この画像データを信号処理部80から液晶モニタ38に出力して、液晶モニタ38に再生画像を一コマ表示させる。図8には、この縦位置の姿勢情報として、図7に示した人物撮影を行った画像の液晶モニタ38における表示例を示す。同図に示すように、当該画像データの姿勢情報をもとに画像データの回転画像処理がなされ、カメラ10に対して正しい姿勢で液晶モニタ38に表示されていることがわかる。
【0053】
図6のステップS312では、CPU82は十字キー44からの指令を監視し、コマ送りの指示が入力されたか否かを判断する。左キー44Lまたは右キー44Rが操作され、コマ送りの指示が入力された場合には、その指示に従って前コマまたは次コマの画像データおよび、当該画像データの姿勢情報をメモリカード94から読み出すとともに(ステップS314)、ステップS310に戻り、必要に応じて当該読み出した画像データの再生処理(回転画像処理など)を実行して液晶モニタ38の表示画像を更新する。
【0054】
ステップS312でコマ送りの指令が入力されていないと判断した時にはステップS316に進み、表示ボタン50が押圧操作されていないか判断する。表示ボタン50が押圧操作されると、液晶モニタ38における再生画像を一コマ再生/マルチ画面再生とで切り替えて表示する。図9には、マルチ画像表示された液晶モニタ38の再生画像群を例として示す。このマルチ画像表示では、複数の画像データをメモリカード94から読み出すとともに、これら画像データ一コマずつの姿勢情報もメモリカード94から読み出し、読み出された複数の画像データに対し、当該姿勢情報をもとにした画像データの回転画像処理が信号処理部80にて個別になされる。図9においては、符号100の人物像のみ縦位置で撮影されており、人物像100のみが回転画像処理がなされて液晶モニタ38に正しい姿勢で表示されている例を示している。
【0055】
この後、図6に示すステップS320に進み、再生モードの終了か否かを判断する。再生モードの終了操作が行われた場合には当該再生モードを終了し、終了操作が行われない場合には前記ステップS300まで戻る。
【0056】
このように、上述した本実施の形態によれば、カメラ10が縦位置のときのみ被写体の構図をアシストする第1の構図補助フレームが選択された際に、シャッタボタン30操作による撮影が行われると、CCD68にて取得した画像データをメモリカード94に記録するとともに、カメラ10の縦位置を示す姿勢情報を画像データに関連付けて記録する記録手段を備えている。したがって、姿勢センサをカメラ10に内蔵などすることなくデジタルカメラの姿勢を把握でき、これにより縦位置の撮影時の姿勢情報を記録できる。また、画像再生時には、この姿勢情報に基づき画像データを回転画像処理して液晶モニタ38に表示させるので、液晶モニタ38に対して横倒しで表示されてしまうことがない。さらに、デジタルカメラが横位置のときのみ被写体の構図をアシストする第2の構図補助フレームが選択された際に、シャッタボタン30操作による撮影が行われると、CCD68にて取得した画像データをメモリカード94に記録するとともに、カメラ10の横位置を示す姿勢情報を画像データに関連付けて記録するので、姿勢センサをカメラ10に内蔵などすることなく横位置の撮影時の姿勢情報を記録できる。
【0057】
ここで、図5に示したアシストモードの動作フローチャートは同図に限定されたものではなく、たとえば図10に示す動作フローチャートも適用できる。すなわち、前述したようにステップS222にてアシストモードが開始されると、横位置の構図補助フレームF1が液晶モニタ38に表示される(ステップS223)。次いで、十字キー44の左右キー44L,44Rの押圧操作によって構図補助フレームが変更されているか否かが判断される(ステップS252)。構図補助フレームが変更されている場合には、選択された構図補助フレームが横位置の構図補助フレームか、縦位置の構図補助フレームかを姿勢情報から判断し、横位置の構図補助フレームの場合には液晶モニタ38に横位置の構図補助フレームを表示させ(ステップS254)、縦位置の構図補助フレームの場合には液晶モニタ38に縦位置の構図補助フレームを表示させる(ステップS256)。この後、被写体を構図補助フレームをもとにフレーミングしてから、シャッタボタン30を押圧操作すると(ステップS258)、撮影指示信号が発せられ(ステップS260)、記録用の画像データの取り込みが開始されて、圧縮された画像データおよび姿勢情報がメモリカード94に記録される(ステップS262)。
【0058】
このような態様においても、撮影時に姿勢情報を記録画像とともに記録媒体に記録することができる。なお、この前後の動作については前述した撮影モードにおける手順と同様であるので、その説明を省略する。
【0059】
次に、本発明の第2の実施の形態に係るデジタルカメラの一例について説明する。
【0060】
本実施の形態のデジタルカメラは、前述したROM108(EEPROM110)に、構図補助フレームに予め関連付けされたカメラの姿勢情報を記憶などさせることなく、画像再生時に正しい姿勢で液晶モニタに表示できるものである。なお、姿勢情報を用いない以外は、その構成は前述した第1の実施の形態に係るカメラ10と同一であるため、詳細説明は省略する。
【0061】
図11は、第2の実施の形態に係るデジタルカメラのアシストモードの動作を示すフローチャートである。
【0062】
ステップS222にてアシストモードが開始されると、横位置の構図補助フレームF1が液晶モニタ38に表示される(ステップS223)。この際、十字キー44の左右キー44L,44Rの押圧操作によって図4に示した構図補助フレームF1〜F4から所望のフレームを選択できる(ステップS270)。横位置の構図補助フレームF1(またはF2)が選択された場合には、被写体を示す画像に構図補助フレームF1(F2)が合成された合成画像が表示される(ステップS272)。被写体を構図補助フレームをもとにフレーミングしてから、シャッタボタン30を押圧操作すると(ステップS274)、撮影指示信号が発せられ(ステップS276)、記録用の画像データの取り込みが開始される。次いで、圧縮伸張回路90によって圧縮された画像データがカードインターフェース92を介してメモリカード94に書き込まれて保存される。
【0063】
一方、前記ステップS270にて縦位置の構図補助フレームF3(またはF4)が選択された場合には、被写体を示す画像に構図補助フレームF3(F4)が合成された合成画像が表示される(ステップS280)。被写体を構図補助フレームF3をもとにフレーミングしてからシャッタボタン30を押圧操作すると(ステップS282)、撮影指示信号が発せられ(ステップS284)、記録用の画像データの取り込みが開始される。この際には、RAM78に格納された信号は信号処理部80へ送られる。
【0064】
信号処理部80は、CPU82からのコマンドに従ってRAM78を活用しながら画像信号を処理し、取得した画像の再生時に画像が正立するように回転させる画像処理を行う。すなわち、画像データの表示角度を90°だけ時計方向に回転させる画像処理を行う。画像処理が施された画像データは信号処理部80から圧縮伸張回路90に出力され、圧縮された画像データ(回転画像処理済みの画像データ)がカードインターフェース92を介してメモリカード94に書き込まれて保存される(ステップS286)。なお、前記第1の実施の形態のデジタルカメラとは異なり、姿勢情報はメモリカード94に記録などされることはない。
【0065】
このようなデジタルカメラの再生モード時において、メモリカード94から縦位置の画像データを読み出した際には、当該画像データはすでに回転画像処理がなされており、正しい姿勢で液晶モニタ38に表示させることができる。なお、図11における前後の動作については、前述した第1の実施の形態のカメラ10における手順と同様であるので、その説明を省略する。
【0066】
このように、上述した本実施の形態によれば、デジタルカメラが縦位置のときのみ被写体の構図をアシストする第1の構図補助フレームが選択された際に、シャッタボタン30操作による撮影が行われると、CCD68によって取得した画像を、該画像の再生時に画像が正立するように回転させてメモリカード94に記録するので、メモリカード94に画像とともに姿勢情報を記録することなく、画像再生時に正しい姿勢で液晶モニタ38に表示できる。とくに、姿勢情報のような画像データに対して付帯的な情報を必要とせず、たとえば撮影した画像データをパソコンに取り込み、パソコン上で画像の表示を行うビューワソフト(画像閲覧ソフト)などにおいて、正しい姿勢でパソコン上に表示させることができ、特殊なソフトを用いることなく画像データを扱うことが可能となる。
【0067】
ここで、前述したステップS286や、前記第1の実施の形態におけるステップS310(図6参照)において、画像データを時計方向に回転させる画像処理を行ったが、この回転方向は図4(c)(d)のように、縦位置の撮影時にカメラを横位置から90°だけ時計方向に回転させて縦撮り撮影を行う場合に限定されることは言うまでもない。したがって、たとえば縦位置の撮影時に反時計方向に回転させて縦撮り撮影を行うカメラの場合には、前記ステップS286における画像処理時の画像の回転方向も、これに伴って反時計方向となる。
【0068】
なお、前述した実施の形態に示したデジタルカメラの構成は、前記実施の形態に限定されるものではない。たとえば、本発明の適用範囲はデジタルカメラに限定されず、ビデオカメラ、撮影機能付き携帯電話機、パソコン、PDAなど、画像データを取り扱う様々な機器に広く適用できる。
【0069】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明に係るデジタルカメラによれば、デジタルカメラが縦位置のときのみ被写体の構図をアシストする第1の構図補助フレームが選択された際に、撮影指示入力による撮影が行われると、撮像手段によって取得した画像を記録媒体に記録するとともに、デジタルカメラの縦位置を示す姿勢情報を画像に関連付けて記録する記録手段を備えているので、姿勢センサをカメラ本体に内蔵などすることなくデジタルカメラの姿勢を把握でき、これにより縦位置の撮影時の姿勢情報を記録できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの一例を示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの一例を示す背面図
【図3】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの内部構成の一例を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの液晶モニタに表示される構図補助フレームの一例を示す図
【図5】本発明の実施の形態に係る第1の実施の形態のデジタルカメラのアシストモードの動作を示すフローチャート
【図6】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの再生モードの動作を示すフローチャート
【図7】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラを用いた縦位置撮影時の液晶モニタの表示例を示す図
【図8】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラを用いて縦位置撮影された画像の、再生時における液晶モニタ表示例を示す図
【図9】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラを用いて縦位置撮影された画像の、マルチ画像表示の液晶モニタ表示例を示す図
【図10】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの別のアシストモードの動作を示すフローチャート
【図11】本発明の実施の形態に係る第2の実施の形態のデジタルカメラのアシストモードの動作を示すフローチャート
【符号の説明】
10…カメラ、30…シャッタボタン、38…液晶モニタ(LCD)、44…十字キー、50…表示ボタン、82…CPU、91…ミキサ、94…メモリカード、108…ROM、F1〜4…構図補助フレーム

Claims (3)

  1. 撮像手段によって連続的に取り込んだ画像を画像表示手段に表示し、該画像表示手段をビューファインダとして使用するとともに、撮影指示入力があると、前記撮像手段によって取得した画像を記録媒体に記録するデジタルカメラにおいて、
    前記デジタルカメラが縦位置のときのみ該デジタルカメラで撮影される被写体の構図をアシストする第1の構図補助フレームを含む複数の構図補助フレームを記憶する構図補助フレーム記憶手段と、
    前記複数の構図補助フレームから任意の構図補助フレームを選択し、該選択した構図補助フレームを前記画像表示手段に表示させる構図補助フレーム選択手段と、
    前記画像表示手段に前記第1の構図補助フレームが表示された状態で撮影指示入力による撮影が行われると、前記撮像手段によって取得した画像を前記記録媒体に記録するとともに、デジタルカメラの縦位置を示す姿勢情報を該画像に関連付けて記録する記録手段と、を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記構図補助フレーム記憶手段は、前記デジタルカメラが横位置のときのみ該デジタルカメラで撮影される被写体の構図をアシストする第2の構図補助フレームを記憶し、前記記録手段は、前記画像表示手段に前記第2の構図補助フレームが表示された状態で撮影指示入力による撮影が行われると、前記撮像手段によって取得した画像を前記記録媒体に記録するとともに、デジタルカメラの横位置を示す姿勢情報を該画像に関連付けて記録することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  3. 撮像手段によって連続的に取り込んだ画像を画像表示手段に表示し、該画像表示手段をビューファインダとして使用するとともに、撮影指示入力があると、前記撮像手段によって取得した画像を記録媒体に記録するデジタルカメラにおいて、
    前記デジタルカメラが縦位置のときのみ該デジタルカメラで撮影される被写体の構図をアシストする第1の構図補助フレームを含む複数の構図補助フレームを記憶する構図補助フレーム記憶手段と、
    前記複数の構図補助フレームから任意に構図補助フレームを選択し、該選択した構図補助フレームを前記画像表示手段に表示させる構図補助フレーム選択手段と、
    前記画像表示手段に前記第1の構図補助フレームが表示された状態で撮影指示入力による撮影が行われると、前記撮像手段によって取得した画像を、該画像の再生時に画像が正立するように回転させて記録する記録手段と、を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
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