JP3697489B2 - 電子カメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像を各々表示可能な第1表示手段および第2表示手段を備える電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の電子カメラでは、2つの表示手段を持っているものが商品化されている。例えば、電子ビューファインダ(EVF)と液晶ディスプレイ(LCD)を備えるといった具合である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような電子カメラは、それら表示手段の切換スイッチを備え、どちらの表示手段を使うかはユーザーの選択に任されているため、ユーザーが必要に応じて表示手段を切り換える必要があり、操作性が悪かった。
【0004】
この発明は、従来技術における上述の問題の克服を意図しており、操作性の良い電子カメラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、画像を各々表示可能な第1表示手段および第2表示手段を備える電子カメラであって、フレーミング時には、撮像素子により得られた画像を前記第1表示手段に表示するとともに、撮影後には撮影された画像を前記第2表示手段に表示するよう制御する表示制御手段を備えている。
【0006】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の電子カメラであって、前記第1表示手段が電子ビューファインダであり、前記第2表示手段が液晶ディスプレイである。
【0007】
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の電子カメラであって、前記第2表示手段は前記第1表示手段よりも表示サイズが大きい。
【0008】
また、請求項4の発明は、請求項1に記載の電子カメラであって、さらに、少なくとも前記第1または第2表示手段への電力供給量を低下させる省電力モードの制御を行う省電力制御手段と、半押しおよび全押し可能なシャッターボタンと、電源オン時、前記省電力モードからの復帰時および前記半押し時の少なくともいずれかの際には前記第1表示手段をオンし、前記全押し時には前記第1表示手段をオフするとともに前記第2表示手段をオンするオンオフ制御手段と、を備えている。
【0009】
また、請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電子カメラであって、記録用画像を生成する手段をさらに備え、前記第2表示手段に表示される画像は記録用画像に対応している。
【0010】
また、請求項6の発明は、請求項1に記載の電子カメラであって、さらに、半押しおよび全押し可能なシャッターボタンと、前記シャッターボタンの全押しの後、所定期間操作がない場合に前記第1および第2表示手段をオフする表示オフ制御手段と、を備えている。
【0011】
さらに、請求項7の発明は、請求項1に記載の電子カメラであって、撮影に関する処理を行う撮影モードを少なくとも備えるものであり、さらに、前記撮影モード開始時には前記第1表示手段のみをオンする表示オン制御手段を備えている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
【0013】
<1.装置構成>
図1〜図3は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ1の要部構成を示す図であり、図1は平面図、図2は図1のII−II位置から見た断面図、図3は背面図に相当する。これらの図は必ずしも三角図法に則っているものではなく、デジタルカメラ1の要部構成を概念的に例示することを主眼としている。
【0014】
これらの図に示すように、デジタルカメラ1は、略直方体状のカメラ本体部2と撮像部3とに大別される構造である。
【0015】
撮像部3は、撮影レンズであるマクロ機能付きレンズ群30の後方位置の適所にCCDカラーエリアセンサ303(以下「CCD303」と略称する)を有する撮像回路302が設けられている。また、このレンズ群30は、ズームレンズ300と合焦レンズ301とを備えている。
【0016】
一方、カメラ本体部2の内部には、ズームレンズ300のズーム比の変更と収容位置、撮影位置間のレンズ移動を行うためのズーム用のモータM1、および合焦レンズ301を駆動して合焦を行うためのモータM2とが設けられている。
【0017】
カメラ本体部2の前面には、グリップ部Gが設けられ、カメラ本体部2上端部の適所にポップアップ形式の内蔵フラッシュ5が設けられている。また、カメラ本体部2の上面にはシャッターボタン9が設けられている。
【0018】
一方、図3に示すように、カメラ本体部2の背面には、略中央に後述するライブビュー表示、アフタービュー表示及び記録画像の再生表示等を行なうための液晶ディスプレイ(LCD)10と電子ビューファインダ(EVF)20とが設けられている。LCD10の大きさは横4cm、縦3cmのサイズである。またEVF20は、横1.2cm縦0.9cmの液晶ディスプレイを接眼レンズにて拡大表示するものである。すなわち、LCD10はEVF20よりその表示サイズが大きいものとなっている。また、このLCD10およびEVF20では、カラーで画像表示が行われる。
【0019】
また、カメラ本体部2の背面には、「撮影モード」と「再生モード」とを切換設定する撮影/再生モード設定スイッチ14が設けられている。撮影モードは、写真撮影を行なうモードであり、再生モードは、メモリカード8に記録された撮影画像をLCD10に再生表示するモードである。なお、撮影/再生モード設定スイッチ14は上下方向にスライド可能となっており、上側に位置すると撮影モード、下側に位置すると再生モードになるがそれらの真ん中に位置させると電源オフさせることができるものとなっている。そして、撮影モード時はEVF20がオンされ、再生モードではLCD10がオンとなる。
【0020】
またLCD10は視野角が広く、カメラの後方の左右上下どこからもその内容を確認できるように構成されているが、EVF20は表示素子そのものは筐体の奥にあり、その視認性が外光に左右されないような構成となっている。
【0021】
ただし、撮影モードであっても、後述するようにアフタービュー表示時や各種設定を行うメニューモードに入った場合は、表示がEVF20からLCD10に切り替わり、そのモードから抜けた時点で元のEVF20の表示に切り替わる。
【0022】
デジタルカメラ1の背面右方には、4連スイッチ35が設けられており、また、カメラ本体部2の背面には、確定ボタン32、取消ボタン33、およびメニューボタン34が設けられている。そして、ボタンL,Rを押すことにより、モータM1が駆動しズーミングを行い、ボタンU,Dを押すことにより画像の露出補正を1/3EVステップで−2EVから+2EVの範囲で行うことができる。この場合は、メニューボタンを押したときとは異なり、EVF20を覗きながら操作を行うことでシャッターチャンスを逃がさない工夫がされている。その他、メニューボタンによりメニューモードに入った後はボタンU,D,L,Rで各種操作を行うことができる。
【0023】
また、カメラ本体部2の側面には、外部モニタ端子222が設けられている。
この外部モニタ端子222は、デジタルカメラ1から外部モニタ223に画像データなどを伝送するための端子である。
【0024】
図1に示すように、デジタルカメラ1はメモリカード8が装着されるようになっている。また、デジタルカメラ1は、4本の単三形乾電池E1〜E4を直列接続してなる電源電池Eを駆動源としている。
【0025】
<2.機能ブロック>
図4は、デジタルカメラ1の機能ブロック図である。同図において、CCD303は、レンズ群30により結像された被写体の光像を、R(赤),G(緑),B(青)の色成分の画像信号(各画素で受光された画素信号の信号列からなる信号)に光電変換して出力する。タイミングジェネレータ314は、CCD303の駆動を制御するための各種のタイミングパルスを生成するものである。
【0026】
撮像部3における露出制御は、絞り制御ドライバ306によるレンズ群30の絞りと、CCD303の露光量、すなわち、シャッタスピードに相当するCCD303の電荷蓄積時間を調節して行なわれる。被写体輝度が低輝度時に適切なシャッタスピードが設定できない場合は、CCD303から出力される画像信号のレベル調整を行なうことにより露光不足による不適正露出が補正される。すなわち、低輝度時は、シャッタスピードとゲイン調整とを組み合わせて露出制御が行なわれる。画像信号のレベル調整は、信号処理回路313内のAGC回路のゲイン調整において行なわれる。
【0027】
タイミングジェネレータ314は、タイミング制御回路202から送信される基準クロックに基づきCCD303の駆動制御信号を生成するものである。タイミングジェネレータ314は、例えば積分開始/終了(露出開始/終了)のタイミング信号、各画素の受光信号の読出制御信号(水平同期信号,垂直同期信号,転送信号等)等のクロック信号を生成し、CCD303に出力する。
【0028】
信号処理回路313は、CCD303から出力される画像信号(アナログ信号)に所定のアナログ信号処理を施すものである。信号処理回路313は、CDS(相関二重サンプリング)回路とAGC(オートゲインコントロール)回路とを有し、CDS回路により画像信号のノイズの低減を行ない、AGC回路のゲインを調整することにより画像信号のレベル調整を行なう。
【0029】
調光回路304は、フラッシュ撮影における内蔵フラッシュ5の発光量を全体制御部211により設定された所定の発光量に制御するものである。フラッシュ撮影においては、露出開始と同時に被写体からのフラッシュ光の反射光が調光センサ305により受光され、この受光量が所定の発光量に達すると、調光回路304から発光停止信号が出力され、この発光停止信号に応答して内蔵フラッシュ5の発光を強制的に停止し、これにより内蔵フラッシュ5の発光量が所定の発光量に制御される。
【0030】
A/D変換器205は、画像信号の各画素信号を12ビットのデジタル信号に変換するものである。A/D変換器205は、タイミング発生回路から入力されるA/D変換用のクロックに基づいて各画素信号(アナログ信号)を12ビットのデジタル信号に変換する。
【0031】
タイミングジェネレータ314、A/D変換器205に対するクロックを生成するタイミング制御回路202が設けられている。タイミング制御回路202は、全体制御部211内の基準クロックにより制御される。
【0032】
黒レベル補正回路206は、A/D変換された画素信号の黒レベルを基準の黒レベルに補正するものである。また、WB(ホワイトバランス)回路207は、R,G,Bの各色成分の画素データのレベル変換を行なうものである。WB回路207は、全体制御部211から入力されるレベル変換テーブルを用いてR,G,Bの各色成分の画素データのレベルを変換する。なお、レベル変換テーブルの各色成分の変換係数(特性の傾き)(以下「WBパラメータ」という)は全体制御部211により、オートまたはマニュアルで、撮影画像毎に設定される。
【0033】
γ補正回路208は、画素データの階調を補正するものである。γ補正回路208では、一般パーソナルコンピュータ用のモニタが有するγ特性に対応した補正が行れることとなる。
【0034】
画像メモリ209は、γ補正回路208から出力される画素データを記憶するメモリである。画像メモリ209は、1フレーム分の記憶容量を有している。すなわち、画像メモリ209は、CCD303画素数に対応する1600×1200画素分の画素データの記憶容量を有し、各画素データが対応する画素位置に記憶されるようになっている。
【0035】
VRAM210は、LCD10に表示される画像データのバッファメモリである。VRAM210は、LCD10の画素数(400×300)に対応した画像データの記憶容量を有している。
【0036】
VRAM220は、EVF20に表示される画像データのバッファメモリである。VRAM220は、EVF20の画素数(640×480)に対応した画像データの記憶容量を有している。
【0037】
また、撮影待機状態においては、撮像部3により1/30秒毎に撮像された画像の各画素データがA/D変換器205〜γ補正回路208により所定の信号処理を施された後、画像メモリ209に一時記憶されるとともに、全体制御部211を介してVRAM220に転送され、EVF20に表示される(ライブビュー表示)。
【0038】
さらに、撮影直後においては、ライブビューの最後の画像、すなわち、シャッターボタンの全押し直前に画像メモリ209に記憶された画像データが全体制御部211を介してVRAM210に転送され、LCD10に表示される(アフタービュー表示)。
【0039】
なお、LCD10やEVF20に画像以外の情報(例えば日付や露出補正の値等)を表示する場合には、全体制御部211が先のVRAM210やVRAM220に、その情報を加えた画像データを上書きするものとなっている。
【0040】
これによって、ユーザは被写体像を視認することができる。また、再生モードにおいては、メモリカード8から読み出された画像が全体制御部211で所定の信号処理が施された後、VRAM210に転送され、LCD10に再生表示される。EVF20でも同様の表示が行われる。
【0041】
カードI/F212は、メモリカード8への画像データの書込み及び画像データの読出しを行なうためのインターフィースである。また、通信用I/F224は、パーソナルコンピュータ225を通信可能に外部接続するための、例えばUSB規格に準拠したインターフェースである。
【0042】
RTC219は、撮影日時を管理するするための時計回路である。図示しない別の電源で駆動される。
【0043】
操作部250は、上述したシャッターボタン9、確定ボタン32などの各種スイッチ、ボタンなどで構成されている。
【0044】
シャッターボタン9は、銀塩カメラで採用されているような半押し状態と押し込んだ状態とが検出可能な2段階スイッチになっている。待機状態でシャッターボタン9を半押し状態にすると、オートフォーカス(AF)、自動露出調整(AE)、ホワイトバランス調整(WB)が後述のようにして全体制御部211の制御のもとに行われる。
【0045】
NTSC変換器221は、VRAM220に格納される画像信号を、NTSC方式に信号変換を行い、EVF20と、外部モニタ端子222を介して外部モニタ223とに転送する。従って、外部モニタ223を外部モニタ端子に接続した状態では、EVF20と同一の画面が表示される。
【0046】
全体制御部211は、DRAMからなるワークRAM211a、フラッシュROM211bを内蔵したマイクロコンピュータからなり、上述したカメラの各部材の駆動を有機的に制御してデジタルカメラ1の撮影動作を統括制御するものである。
【0047】
図5は、全体制御部211内のCPUやメモリの全体によって実現される内部機能を示すブロック図である。この全体制御部211は、露出制御値(シャッタスピード(SS)と絞り値)を設定するための輝度判定部211dと露光量設定部211eとを備えている。
【0048】
さらに、全体制御部211は、上記撮影画像の記録処理を行なうために、フィルタリング処理を行なうフィルタ部211fと、サムネイル画像及び圧縮画像を生成する記録画像生成部211gとを備え、メモリカード8に記録された画像をLCD10やEVF20に再生するために、再生画像を生成する再生画像生成部211hを備えている。
【0049】
上記のフィルタ部211fは、デジタルフィルタにより記録すべき画像の高周波成分を補正して輪郭に関する画質の補正を行なうものである。
【0050】
記録画像生成部211gは、画像メモリ209から画素データを読み出してメモリカード8に記録すべきサムネイル画像と圧縮画像とを生成する。記録画像生成部211gは、画像メモリ209から横方向と縦方向の両方向でそれぞれ8画素毎に画素データを読み出し、順次、メモリカード8に転送することで、サムネイル画像を生成しつつメモリカード8に記録する。
【0051】
また、記録画像生成部211hは、画像メモリ209から全画素データを読み出し、これらの画素データに2次元DCT変換、ハフマン符号化等のJPEG方式による所定の圧縮処理を施して圧縮画像の画像データを生成し、この圧縮画像データをメモリカード8の本画像エリアに記録する。
【0052】
全体制御部211は、撮影モードにおいて、シャッターボタン9により撮影が指示されると、撮影指示後に画像メモリ209に取り込まれた画像のサムネイル画像と設定された圧縮率によりJPEG方式により圧縮された圧縮画像とを生成し、撮影画像に関するタグ情報(コマ番号、露出値、シャッタスピード、圧縮率、撮影日、撮影時のフラッシュのオンオフのデータ、シーン情報、画像の判定結果等)等の情報とともに両画像をメモリカード8に記憶する。
【0053】
デジタルカメラ1によって記録された画像の各コマはタグの部分とJPEG形式で圧縮された高解像度の画像データ((1600×1200)画素)とサムネイル表示用の画像データ(80×60)画素)が記録されている。
【0054】
撮影/再生モード設定スイッチ14を再生モードに設定したときには、メモリカード8内のコマ番号の最も大きな画像データが読み出され、再生画像生成部211hにてデータ伸張され、これがVRAM210、220に転送されることにより、LCD10やEVF20には、コマ番号の最も大きな画像すなわち直近に撮影された画像が表示される。ボタンUを操作することにより、コマ番号の大きな画像が表示され、ボタンDを押すことによりコマ番号の小さな画像が表示される。
【0055】
また、全体制御部211は各部への電力供給を制御可能で、電力制御のモードとして省電力モードと通常電力モードとを備えている。通常電力モードは各部への電力供給および全体制御部211の動作クロックが通常通りであるモードであり、省電力モードはLCD10およびEVF20以外の部分には通電したまま、LCD10およびEVF20をオフ(電力供給を遮断)するモードである。
【0056】
全体制御部211は、撮影モードにおいて、シャッターボタン9により撮影が指示されると、撮影指示後に画像メモリ209に取り込まれた画像のサムネイル画像と設定された圧縮率によりJPEG方式により圧縮された圧縮画像とを生成し、撮影画像に関するタグ情報(コマ番号、露出値、シャッタスピード、圧縮率、撮影日、撮影時のフラッシュのオンオフのデータ、シーン情報、画像の判定結果等)等の情報とともに両画像をメモリカード8に記憶する。
【0057】
図6はメモリカード8のデータ配列を示す図である。メモリカード8は、図6に示すように、デジタルカメラ1によって記憶された画像を、圧縮率1/20で230コマの画像分記憶可能であり、各コマは、タグ情報の部分と、JPEG形式で圧縮された高解像度の画像信号(640×480画素)とサムネイル表示用の画像信号(80×60画素)が記録されている。各コマ単位で、例えばEXIF形式の画像ファイルとして扱うことが可能である。
【0058】
<3.撮影モードにおける制御>
図7はデジタルカメラ1の制御概要を示すフローチャートである。以下、デジタルカメラ1の制御概要について説明する。なお、特に断らない限り、以下の制御は全体制御部211により行われる。
【0059】
まず、電源がオンされた直後、撮影/再生モード設定スイッチ14の切り換え(再生モードから撮影モードへの移行または撮影モードから再生モードへの移行)直後、何らかの操作によって省電力モードから復帰した直後のいずれかの状態である初期状態において、撮影/再生モード設定スイッチ14が撮影モードに設定されているか否かを判定し(ステップS1)、撮影モードでなければステップS2に進み、撮影モードであればステップS4に進む。
【0060】
なお、初期状態においてはLCD10およびEVF20はいずれもオフされている。また、電源がオンされた直後、再生モードから撮影モードへの移行直後、何らかの操作によって省電力モードから撮影モードに復帰した直後のそれぞれが、この発明における撮影モード開始時に相当する。
【0061】
そして、ステップS1の判定で撮影モードが設定されていなかった場合には、再生モードが設定されているので、LCD10のみをオン(通電)し(ステップS2)、再生モードの処理を実行する(ステップS3)。
【0062】
逆に、ステップS1の判定で撮影モードであると判定された場合には、EVF20のみをオンし(ステップS4)、EVF20に対するライブビュー表示を開始するとともに、撮影モードの処理(撮影処理)を実行する(ステップS5)。以上が、デジタルカメラ1の制御概要である。
【0063】
つぎに、撮影処理についてより詳細に説明する。
【0064】
図8は撮影処理時のLCD10とEVF20との表示状態の遷移を示す図である。この実施形態における撮影モードでは、ライブビュー表示時には図8(a)のようにEVF20でライブビュー画像を表示し、アフタービュー表示時には図8(b)のようにLCD10で撮影画像を表示する。
【0065】
図9および図10はこの実施形態における撮影処理手順を示すフローチャートである。以下、撮影処理の詳細について説明する。なお、ここでも、特に断らない限り、以下の制御は全体制御部211により行われる。
【0066】
撮影処理においては、まず、シャッターボタン9が撮影者によって半押しされたか否かの判定を行い(図9:ステップS11)、半押しされていなければ撮影処理を終了し、半押しされていれば次のステップに進む。
【0067】
つぎに、EVF20がオフ(電力供給が遮断)されているか否かを判定し(図9:ステップS12)、オンされていればステップS15に進み、オフされていればEVF20をオンするとともにLCD10をオフする(図9:ステップS13)。
【0068】
つぎに、AF、AEおよびAWBの設定を行う(図9:ステップS15)。
【0069】
つぎに、ライブビュー表示において最後に表示した画像データを画像メモリ209に保持する(図9:ステップS16)。すなわち、前述のように、ライブビュー表示の際にはCCD303により得られ、所定の処理を行った後の画像データが順次記憶されていくが、そのうちのシャッターボタン9の全押し直前に記憶された画像データを消去しないで保持する。
【0070】
つぎに、シャッターボタン9が撮影者によって全押しされているか否かを判定し(図9:ステップS17)、全押しされていなければ、全押しを待ってステップS16およびS17を繰り返す。逆に全押しされていた場合には次のステップに進む。
【0071】
つぎに、LCD10がオンか否かを判定し(図10:ステップS18)、オフであればLCD10をオンして(ステップS19)、次のステップに進み、オンである場合にはそのまま次のステップに進む。
【0072】
つぎに、EVF20をオフする(図10:ステップS20)。これにより、シャッターボタン9全押し時にはLCD10がオンされ、EVF20がオフされた状態となる。
【0073】
つぎに、ステップS16で画像メモリ209に保存されていた画像データをLCD10に表示するアフタービュー表示を行い(図10:ステップS21)、それとともに所定の記録操作があれば、その画像データを撮影画像としてメモリカード8に記録する(図10:ステップS22)。なお、所定の画像削除操作があった場合には画像データはメモリカード8に記録されない。これにより、アフタービュー表示の確認により撮影結果に満足できなかった場合などには、記録動作を行わないで撮り直しが行える。
【0074】
つぎに、所定期間、操作がないか否かを判定し(図10:ステップS23)、操作があれば、その操作に対応した処理を行い(図10:ステップS24)、その処理が終了するとステップS11(図9)に戻り、撮影を繰り返すことができる。なお、ステップS23における操作とは、電源オフ操作、モード切り換え操作以外の操作のうち、撮影に関係する操作を指す。
【0075】
ただし、ステップS24では、ステップS20およびS21によりLCD10がオンされ、EVF20がオフされた状態であるので、ステップS11(図9)に戻り、ステップS12(図9)では、EVF20がオフであると判定されるため、ステップS13(図9)においてLCD10がオフされるとともにEVF20がオンされ、以降の処理が上記と同様に繰り返される。
【0076】
逆に、ステップS23において所定期間、上記操作がないと判定された場合にはEVF20およびLCD10をオフし(図10:ステップS25)て、省電力モードに移行する。なお、ステップS23およびS25と同様に、再生モードにおいても所定期間、電源オフ操作、モード切り換え操作以外の操作のうち、再生に関する操作がない場合には省電力モードに移行する。
【0077】
以上で、撮影処理が終了する。
【0078】
以上説明したように、この発明の実施形態によれば、ライブビュー時(フレーミング時)には、CCD303により得られた画像をEVF20に表示するとともに、アフタービュー時(撮影後)には撮影画像をLCD10に表示するため、操作性が良い。
【0079】
また、EVF20およびLCD10は、それぞれ、撮影範囲の確認とピント確認に適している。
【0080】
また、LCD10はEVF20よりも表示サイズが大きいため、とりわけ、ピント確認など、撮影後に精密な確認を行うことができる。
【0081】
また、撮影モード開始時の状態を含む初期状態または半押し時にはライブビュー表示を行うEVF20をオンし、撮影画像を確認すべき全押し時にはEVF20をオフするとともにアフタービュー表示を行うLCD10をオンするため、操作性が良好であるとともに、全押し時に不要なLCD10による電力消費を抑えることができる。
【0082】
また、ライブビュー時にEVF20に最後に表示された画像を、アフタービュー時にLCD10に表示するため、メモリカード8に記録された画像データを読み出して表示する場合に比べて、高速に表示を切り換えることができる。
【0083】
また、シャッターボタン9の全押しの後、所定期間操作がない場合にEVF20およびLCD10をオフするため、電力消費を抑えることができる。
【0084】
さらに、撮影モード開始時の状態を含む初期状態においてはEVF20のみをオンするため、ライブビュー表示時に不要なLCD10をオンしないので、操作性を損なうことなく電力消費を抑えることができる。
【0085】
<4.変形例>
上記実施形態において電子カメラの例としてデジタルカメラを示したが、この発明はこれに限定されるものではない。
【0086】
例えば、電子カメラとしてはデジタルカメラ(デジタルスチルカメラ)以外にスチル撮影モードを有するデジタルビデオカメラであってもよく、その場合にも2つの表示手段を備え、それらを図7のフローチャートにおけるEVF20とLCD10のように切り換えるものとすればよい。
【0087】
また、上記実施形態では、省電力モードにおいてLCD10およびEVF20をオフするものとしたが、完全にオフするのではなく、それらへの供給電力を抑えるものとしてもよく、さらにはCCD303等、最低限の動作に必要ない部分への電力供給を抑えたりオフしたりしてもよい。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1ないし請求項7の発明によれば、フレーミング時には、撮像素子により得られた画像信号を第1表示手段に表示するとともに、撮影後には撮影画像信号を第2表示手段に表示するよう制御するため、操作性が良い。
【0089】
また、特に請求項2の発明によれば、第1表示手段が電子ビューファインダであり、第2表示手段が液晶ディスプレイであるため、それぞれ、撮影範囲の確認とピント確認に適している。
【0090】
また、特に請求項3の発明によれば、第2表示手段は第1表示手段よりも表示サイズが大きいため、ピント確認など、撮影後に精密な確認を行うことができる。
【0091】
また、特に請求項4の発明によれば、電源オン時、省電力モードからの復帰時および半押し時の少なくともいずれかの際にはライブビュー表示を行う第1表示手段をオンし、全押し時には第1表示手段をオフするとともにアフタービュー表示を行う第2表示手段をオンするため、操作性が良好であるとともに、全押し時に不要な第1表示手段による電力消費を抑えることができる。
【0092】
また、特に請求項5の発明によれば、第2表示手段に表示される画像が記録用画像に対応しているため、撮影後に記録用画像を確認することができる。
【0093】
また、特に請求項6の発明によれば、シャッターボタンの全押しの後、所定期間操作がない場合に第1および第2表示手段をオフするため、電力消費を抑えることができる。
【0094】
また、特に請求項7の発明によれば、撮影モード開始時には第1表示手段のみをオンするため、第1表示手段でライブビュー表示を行っている間は第2表示手段を使用することはないので、操作性を損なうことなく電力消費を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデジタルカメラの要部構成を示す平面図である。
【図2】図1のII−II位置から見た断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係るデジタルカメラの要部構成を示す背面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るデジタルカメラの機能ブロック図である。
【図5】全体制御部内のCPUやメモリの全体によって実現される内部機能を示すブロック図である。
【図6】メモリカードのデータ配列を示す図である。
【図7】デジタルカメラの概略制御フローチャートである。
【図8】撮影処理時のLCDとEVFとの表示状態の遷移を示す図である。
【図9】撮影処理手順を示すフローチャートである。
【図10】撮影処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ
9 シャッターボタン
10 LCD(第2表示手段)
14 撮影/再生モード設定スイッチ
20 EVF(第1表示手段)
209 画像メモリ
211 全体制御部(表示制御手段、省電力制御手段、オンオフ制御手段、撮影後表示制御手段、表示オフ制御手段、表示オン制御手段)
303 CCD(撮像素子)

Claims (7)

  1. 画像を各々表示可能な第1表示手段および第2表示手段を備える電子カメラにおいて、
    フレーミング時には、撮像素子により得られた画像信号を前記第1表示手段に表示するとともに、撮影後には撮影画像信号を前記第2表示手段に表示するよう制御する表示制御手段を備えることを特徴とする電子カメラ。
  2. 請求項1に記載の電子カメラであって、
    前記第1表示手段が電子ビューファインダであり、前記第2表示手段が液晶ディスプレイであることを特徴とする電子カメラ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子カメラであって、
    前記第2表示手段は前記第1表示手段よりも表示サイズが大きいことを特徴とする電子カメラ。
  4. 請求項1に記載の電子カメラであって、さらに、
    少なくとも前記第1または第2表示手段への電力供給量を低下させる省電力モードの制御を行う省電力制御手段と、
    半押しおよび全押し可能なシャッターボタンと、
    電源オン時、前記省電力モードからの復帰時および前記半押し時の少なくともいずれかの際には前記第1表示手段をオンし、前記全押し時には前記第1表示手段をオフするとともに前記第2表示手段をオンするオンオフ制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子カメラ。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電子カメラであって、
    記録用画像を生成する手段をさらに備え、
    前記第2表示手段に表示される画像は記録用画像に対応していることを特徴とする電子カメラ。
  6. 請求項1に記載の電子カメラであって、さらに、
    半押しおよび全押し可能なシャッターボタンと、
    前記シャッターボタンの全押しの後、所定期間操作がない場合に前記第1および第2表示手段をオフする表示オフ制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子カメラ。
  7. 請求項1に記載の電子カメラであって、撮影に関する処理を行う撮影モードを少なくとも備えるものであり、さらに、
    前記撮影モード開始時には前記第1表示手段のみをオンする表示オン制御手段を備えることを特徴とする電子カメラ。
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