JP2008124793A - 撮像装置、撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シェーディング補正処理で発生するS/N比の劣化を抑制する撮像装置、撮像方法を提供する。
【解決手段】被写体を撮像素子により撮像し、該被写体を示す画像データに基づき、前記被写体を示す画像の輝度を取得する輝度取得段階と、前記輝度取得段階により取得された輝度が小さいほど、前記撮像段階により生成された画像データに対して実行されるシェーディング補正処理における補正量を減少させるように制御する制御段階と、を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、撮像装置、撮像方法に関する。
従来より、デジタル電子スチルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置は、撮像した画像データに対しシェーディング補正処理を実行することがある。このシェーディング補正処理とは、画像から濃度ムラを除く処理である。
このシェーディング補正処理に関して、特許文献1には、色プリズムを使用しながら、各種内視鏡と各種の撮像光学系との如何なる組み合わせにおいても、色シェーディングの発生しない良好な画像を出力し得る内視鏡用撮像装置が開示されている。
特開平11−258520号公報
上述したシェーディング補正処理は、撮像素子から得られた信号を増幅したり、ファームウェアでソフトウェア的に処理することにより実行されるが、いずれの場合も従来のシェーディング補正処理量(ゲイン量)であると、S/N比が劣化するという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑み、シェーディング補正処理で発生するS/N比の劣化を抑制する撮像装置、撮像方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、被写体を撮像素子により撮像し、該被写体を示す画像データを生成する撮像手段と、前記撮像手段により生成された画像データに基づき、前記被写体を示す画像の輝度を取得する輝度取得手段と、前記撮像手段により生成された画像データに対してシェーディング補正処理を実行するシェーディング補正手段と、前記輝度取得手段により取得された輝度が小さいほど、前記シェーディング補正処理における補正量を減少させるように前記シェーディング補正手段を制御する制御手段と、を有する。
請求項1の発明によれば、撮像手段が被写体を撮像素子により撮像して、該被写体を示す画像データを生成し、輝度取得手段が前記撮像手段により生成された画像データに基づき、前記被写体を示す画像の輝度を取得し、前記輝度取得手段により取得された輝度が小さいほど、シェーディング補正手段により前記画像データに対して実行されるシェーディング補正処理における補正量を減少させるように制御手段が制御する。
すなわち、撮像画像の輝度が小さいほど、シェーディング補正処理による補正効果は少ない。これに対し、シェーディング補正処理の補正量が多いほど、S/N比の劣化の度合いは高くなる。そこで、本発明では上記輝度が小さいほど、シェーディング補正処理における補正量を減少することにより、シェーディング補正処理で発生するS/N比の劣化を抑制することができるようにしている。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記輝度取得手段は、矩形である画像のうち、該矩形を構成する辺の周辺領域の輝度を取得するものである。
ここで、請求項2の発明では、取得する輝度を、シェーディング補正処理における補正量が大きいためにS/N比の劣化が発生しやすい周辺領域の輝度としているので、シェーディング補正処理で発生するS/N比の劣化をより的確に抑制することができる。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の発明において、前記制御手段が、所定時間より露光時間が長い場合、又は前記撮像素子の感度が所定感度より高い場合に、前記シェーディング補正手段を制御するものである。
ここで、請求項3の発明では、S/N比の劣化が発生しやすい所定時間より露光時間が長い場合、又は前記撮像素子の感度が所定感度より高い場合に補正量を減少させているので、シェーディング補正処理で発生するS/N比の劣化をより的確に抑制することができる。
また、請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記シェーディング補正が、輝度シェーディング補正、及び色シェーディング補正のうちの少なくとも一方のシェーディング補正であるものとしたものである。
ここで、請求項4の発明では、本発明のシェーディング補正として、輝度シェーディング補正、及び色シェーディング補正のうちの少なくとも一方を適用することができる。
更に、請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の発明において、前記制御手段が、前記輝度が所定閾値以下であるか否かを判定し、前記所定閾値以下である場合に前記シェーディング補正処理における補正量を、前記所定閾値より大きい場合より減少させるように前記シェーディング補正手段を制御するものである。
ここで、請求項5の発明では、シェーディング補正処理の補正量を段階的に制御しているので、本発明を簡易な処理で実施できる。
一方、上記目的を達成するために、請求項6の発明は、被写体を撮像素子により撮像し、該被写体を示す画像データを生成する撮像段階と、前記撮像段階により生成された画像データに基づき、前記被写体を示す画像の輝度を取得する輝度取得段階と、前記輝度取得段階により取得された輝度が小さいほど、前記撮像段階により生成された画像データに対して実行されるシェーディング補正処理における補正量を減少させるように制御する制御段階と、を有する。
ここで、請求項6に記載の発明も、請求項1に記載の発明と同様に作用するので、請求項1に記載の発明と同様にシェーディング補正処理で発生するS/N比の劣化を抑制することができる。
本発明によれば、シェーディング補正処理で発生するS/N比の劣化を抑制する撮像装置、撮像方法を提供することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、ここでは本発明をデジタル電子スチルカメラ(以下、「デジタルカメラ」という)に適用した場合について説明する。
まず、図1を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。
デジタルカメラ10の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ21と、撮影時に必要に応じて被写体を照射する光を発するストロボ44と、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ20と、が備えられている。また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際に押圧操作されるレリーズボタン(所謂シャッターボタン)56Aと、が備えられている。
なお、本実施の形態に係るデジタルカメラ10のレリーズボタン56Aは、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
そして、デジタルカメラ10では、レリーズボタン56Aを半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピード、及び絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
一方、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ20の接眼部と、撮影された被写体像やメニュー画面等を表示するための液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)38と、撮影を行うモードである撮影モード及び被写体像をLCD38に再生するモードである再生モードの何れかのモードに設定する際にスライド操作されるモード切替スイッチ56Cと、が備えられている。
また、デジタルカメラ10の背面には、十字カーソルボタン56Dと、撮影時にストロボ44を強制的に発光させるモードである強制発光モードを設定する際に押圧操作される強制発光スイッチ56Eと、が更に備えられている。
なお、十字カーソルボタン56Dは、LCD38の表示領域における上・下・左・右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キー及び当該4つの矢印キーの中央部に位置された決定キーの合計5つのキーを含んで構成されている。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の構成を説明する。
デジタルカメラ10は、前述のレンズ21を含んで構成された光学ユニット22と、レンズ21の光軸後方に配設された電荷結合素子(以下、「CCD」という。)24と、入力されたアナログ信号に対して各種のアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部26と、を含んで構成されている。
また、デジタルカメラ10は、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)28と、入力されたデジタルデータに対して各種のデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部30と、を含んで構成されている。
なお、デジタル信号処理部30は、所定容量のラインバッファを内蔵し、入力されたデジタルデータを後述するメモリ48の所定領域に直接記憶させる制御も行う。
CCD24の出力端はアナログ信号処理部26の入力端に、アナログ信号処理部26の出力端はADC28の入力端に、ADC28の出力端はデジタル信号処理部30の入力端に、各々接続されている。従って、CCD24から出力された被写体像を示すアナログ信号はアナログ信号処理部26によって所定のアナログ信号処理が施され、ADC28によってデジタル画像データに変換された後にデジタル信号処理部30に入力される。
一方、デジタルカメラ10は、被写体像やメニュー画面等をLCD38に表示させるための信号を生成してLCD38に供給するLCDインタフェース36と、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU40と、撮影により得られたデジタル画像データ等を記憶するメモリ48と、メモリ48に対するアクセスの制御を行うメモリインタフェース46と、を含んで構成されている。
更に、デジタルカメラ10は、可搬型のメモリカード52をデジタルカメラ10でアクセス可能とするための外部メモリインタフェース50と、デジタル画像データに対する圧縮処理及び伸長処理を行う圧縮・伸長処理回路54と、を含んで構成されている。
なお、本実施の形態のデジタルカメラ10では、メモリ48としてVRAM(Video RAM)、SRAM又はDRAM、フラッシュメモリのうちのいずれか1つ以上が用いられ、メモリカード52としてスマートメディア(Smart Media(登録商標))が用いられている。
デジタル信号処理部30、LCDインタフェース36、CPU40、メモリインタフェース46、外部メモリインタフェース50、及び圧縮・伸長処理回路54はシステムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU40は、デジタル信号処理部30及び圧縮・伸長処理回路54の作動の制御、LCD38に対するLCDインタフェース36を介した各種情報の表示、メモリ48及びメモリカード52へのメモリインタフェース46、外部メモリインタフェース50を介したアクセスを各々行うことができる。
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD24を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD24に供給するタイミングジェネレータ32が備えられており、CCD24の駆動はCPU40によりタイミングジェネレータ32を介して制御される。
更に、デジタルカメラ10にはモータ駆動部34が備えられており、光学ユニット22に備えられた図示しない焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータの駆動もCPU40によりモータ駆動部34を介して制御される。
すなわち、本実施の形態に係るレンズ21は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ、及び絞り駆動モータは含まれるものであり、これらのモータは各々CPU40の制御によりモータ駆動部34から供給された駆動信号によって駆動される。
更に、前述のレリーズボタン56A、電源スイッチ56B、モード切替スイッチ56C、十字カーソルボタン56D、及び強制発光スイッチ56E(同図では、「操作部56」と総称。)はCPU40に接続されており、CPU40は、これらの操作部56に対する操作状態を常時把握できる。
また、デジタルカメラ10には、ストロボ44とCPU40との間に介在されると共に、CPU40の制御によりストロボ44を発光させるための電力を充電する充電部42が備えられている。更に、ストロボ44はCPU40にも接続されており、ストロボ44の発光はCPU40によって制御される。
次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の撮影時における全体的な動作について簡単に説明する。
まず、CCD24は、光学ユニット22を介した撮影を行い、被写体像を示すR(赤)、G(緑)、B(青)毎のアナログ信号をアナログ信号処理部26に順次出力する。アナログ信号処理部26は、CCD24から入力されたアナログ信号に対して相関二重サンプリング処理等のアナログ信号処理を施した後にADC28に順次出力する。
ADC28は、アナログ信号処理部26から入力されたR、G、B毎のアナログ信号を各々12ビットのR、G、Bの信号(デジタル画像データ)に変換してデジタル信号処理部30に順次出力する。デジタル信号処理部30は、内蔵しているラインバッファにADC28から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦メモリ48の所定領域に直接格納する。
メモリ48の所定領域に格納されたデジタル画像データは、CPU40による制御に応じてデジタル信号処理部30により読み出され、所定の物理量に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって所定ビット、例えば8ビットのデジタル画像データを生成する。
そして、デジタル信号処理部30は、生成した所定ビットのデジタル画像データに対しYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号をメモリ48の上記所定領域とは異なる領域に格納する。この輝度信号Yを用いてCPU40は、輝度を取得する。そして、CPU40は、取得した輝度が小さいほど、シェーディング補正処理における補正量を減少するように制御する。この制御に関する詳細は後述する。なお、本実施の形態におけるシェーディング補正には、輝度シェーディング補正、色シェーディング補正があり、もちろんそれら2つのシェーディング補正を組み合わせた補正であるRGBシェーディング補正としても良い。
なお、LCD38は、CCD24による連続的な撮影によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されており、LCD38をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を、LCDインタフェース36を介して順次LCD38に出力する。これによってLCD38にスルー画像が表示されることになる。
ここで、レリーズボタン56Aがユーザによって半押し状態とされた場合、前述のようにAE機能が働いて露出状態が設定された後、AF機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態とされた場合、この時点でメモリ48に格納されているYC信号を、圧縮・伸長処理回路54によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、JPEG形式)で圧縮した後に外部メモリインタフェース50を介してメモリカード52に記録する。
次に、デジタルカメラ10で適用している輝度と、その輝度に対応する補正量(ゲイン量)を示すグラフを、図3、図4を用いて説明する。図3、図4のいずれも縦軸が補正量(dB)、横軸が輝度を示すグラフを示している。また、このグラフが対象とする画像データは8ビット(輝度が0〜255)で表現されている。更に矩形である画像のうち、その矩形を構成する辺の周辺領域の光量が外光からの光量の50%となるレンズを使用した場合の補正量を示すグラフである。
また、図3、図4は、上記レンズの中心付近(中心も含む)の領域で得られる輝度に対応する補正量(グラフでは実線)と、上記辺の周辺領域で得られる輝度に対応する補正量(グラフでは破線)との2つのグラフを含んでいる。
なお、レンズの中心付近の領域及び辺の周辺領域についてであるが、レンズの中心付近の領域とは図5に示される矩形の画像の中心点を含む領域を示している。図では18個分の画素が領域として示されているが、もちろん18個に限るものではない。また、辺の周辺領域とは、矩形の辺に接する画素を含む領域である。なお、辺の周辺領域として、同図に示されるように矩形の隅4頂点を含む画素のみとしても良い。
このように、各領域に含まれる画素が複数存在する場合には、それらの画素で得られた輝度の平均をとり、その領域における輝度とするようにしても良い。
まず、図3のグラフについて説明する。図3に示されるグラフは、補正量が単調増加するグラフを示している。すなわち、輝度が小さいほど、シェーディング補正処理における補正量を減少させるために用いられるグラフである。なお、本実施の形態における「補正量を減少する」とは、輝度をa、b(a>b)、aに対応する補正量をf(a)、bに対応する補正量をf(b)としたとき、f(a)≧f(b)となることをいう。
同図に示されるように、レンズの中心付近の領域で得られる輝度に対応する補正量を示すグラフでは輝度が0〜128まで補正量は単調かつ真に増加し、輝度が128〜255までは補正量が一律6dBとなる。
一方、辺の周辺領域で得られる輝度に対応する補正量を示すグラフでは、上述したように光量が周辺光量の50%となるので、補正量が単調かつ真に増加する輝度は0〜64(128の半分(50%))となり、輝度が64〜255までは補正量が一律6dBとなる。
このように単調に増加させず、段階的に増加させるグラフを示すのが、図4に示されるグラフである。この場合も、上述した減少の定義から、輝度が小さいほど、シェーディング補正処理における補正量を減少させるためのグラフとなっている。
同図に示されるように、レンズの中心付近の領域で得られる輝度に対応する補正量を示すグラフでは、所定閾値を128とするもので、輝度が0〜128まで補正量が一律3dBとなり、輝度が129〜255までは補正量が一律6dBとなる。なお、輝度が128に対応する補正量は、同図では3dBであるが、6dBとしても良い。
一方、辺の周辺領域で得られる輝度に対応する補正量を示すグラフでは、上述したように光量が周辺光量の50%となるので、所定閾値を64とし、輝度が0〜64(128の半分(50%))まで補正量が一律3dBとなり、輝度が65〜255までは補正量が一律6dBとなる。なお、輝度が64に対応する補正量は、同図では3dBであるが、6dBとしても良い。
このように、図4に示されるグラフを用いて、輝度が所定閾値以下であるか否かを判定し、所定閾値以下である場合に前記シェーディング補正処理における補正量を、前記所定閾値より大きい場合より減少させるように制御する。
本実施の形態では、上述したグラフを用いて補正量を定めるようになっている。もちろん、上述したグラフに限らず、輝度が小さいほど、補正量を減少させるグラフであれば良い。また、このグラフは、プログラムにより演算するようにしても良いし、予めテーブルとしてメモリ48などの記憶装置に記憶しておいても良い。
このように、輝度が小さいほど、シェーディング補正処理における補正量を減少させるため、輝度が小さく、かつ補正量が大きい場合に発生するS/N比の劣化を抑制することができる。
以上説明したグラフを用いてCPU40により実行される処理について説明する。まず、図6を用いてシェーディング補正処理に係る全体的な処理について説明する。最初にステップ1で、CPU40は、被写体を撮像し、画像データを生成する。その画像データに対して、ステップ2でCPU40は、シェーディング補正関数によりシェーディング補正処理を実行する。
このシェーディング補正関数について図7を用いて説明する。ステップ101で、CPU40は、上述した輝度を画像データに基づき取得する。次のステップ102で、CPU40は、上述したグラフに基づき、輝度から補正量を求め、ステップ103で、補正量に基づきシェーディング補正処理を実行する。
上記ステップ101で取得する輝度は、上述したようにレンズの中心付近の領域で得られる値と辺の周辺領域で得られる値のうちのいずれか一方の値であり、ステップ102で求まる補正量は、輝度を得た領域に対応するグラフに基づき求まる。
次に、所定時間より露光時間が長い場合、又はCCD24の感度が所定感度より高い場合に、シェーディング補正を実行する処理を、図8のフローチャートを用いて説明する。
最初にステップ201で、CPU40は、被写体を撮像し、画像データを生成する。ステップ202で、CPU40は、CCD24の感度が所定感度以上又は露光時間が所定時間以上か否か判断する。感度及び露光時間は、例えばメモリ48に記憶されているので、CPU40は、メモリ48から感度及び露光時間を取得することができる。上記ステップ202でCPU40が否定判断した場合、処理を終了し、CPU40が肯定判断した場合、ステップ203で上述したシェーディング補正関数(図7参照)を実行する。
なお、ステップ202における所定時間として例えば1秒が挙げられる。このような露光時間が長い撮影として例えば所謂夜景モードなどが挙げられる。またステップ202における所定感度として例えばISO800が挙げられる。
以上説明したように、本実施の形態では、被写体を撮像素子により撮像し、該被写体を示す画像データを生成する撮像手段(ステップ1)と、前記撮像手段により生成された画像データに基づき、前記被写体を示す画像の輝度を取得する輝度取得手段(ステップ101)と、前記撮像手段により生成された画像データに対してシェーディング補正処理を実行するシェーディング補正手段(ステップ103)と、前記輝度取得手段により取得された輝度が小さいほど、前記シェーディング補正処理における補正量を減少させるように前記シェーディング補正手段を制御する制御手段(ステップ103)と、を有する。
また、本実施の形態では、前記輝度取得手段は、矩形である画像のうち、該矩形を構成する辺の周辺領域の輝度を取得する。
また、本実施の形態では、前記制御手段は、所定時間より露光時間が長い場合、又は前記撮像素子の感度が所定感度より高い場合(ステップ202でY)に、前記シェーディング補正手段を制御する。
また、本実施の形態では、前記シェーディング補正は、輝度シェーディング補正、及び色シェーディング補正のうちの少なくとも一方のシェーディング補正である。
また、本実施の形態では、前記制御手段は、前記輝度が所定閾値以下であるか否かを判定し、前記所定閾値以下である場合に前記シェーディング補正処理における補正量を、前記所定閾値より大きい場合より減少させるように前記シェーディング補正手段を制御する(図4参照)。
また、本実施の形態では、被写体を撮像素子により撮像し、該被写体を示す画像データを生成する撮像段階(ステップ1)と、前記撮像段階により生成された画像データに基づき、前記被写体を示す画像の輝度を取得する輝度取得段階(ステップ101)と、前記輝度取得段階により取得された輝度が小さいほど、前記撮像段階により生成された画像データに対して実行されるシェーディング補正処理における補正量を減少させるように制御する制御段階(ステップ103)と、を有する。
なお、以上説明した各フローチャートにおける判断処理で用いられた各閾値は、その値に限定するものではなく、ユーザによる設定、或いは仕様として適宜定めることができる。また、各フローチャートの処理の流れは一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で処理順序を入れ替えたり、新たなステップを追加したり、不要なステップを削除したりすることができることは言うまでもない。
実施の形態に係るデジタルカメラの外観上の構成を示す図である。 実施の形態に係るデジタルカメラの電気系の構成を示す図である。 輝度に対応する補正量を示すグラフ(その1)である。 輝度に対応する補正量を示すグラフ(その2)である。 中心付近の領域及び辺の周辺領域の一例を示す図である。 シェーディング補正処理に係る全体的な処理を示すフローチャートである。 シェーディング補正関数を示すフローチャートである。 所定時間より露光時間が長い場合、又は撮像素子の感度が所定感度より高い場合の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 デジタルカメラ
24 CCD
40 CPU

Claims (6)

  1. 被写体を撮像素子により撮像し、該被写体を示す画像データを生成する撮像手段と、
    前記撮像手段により生成された画像データに基づき、前記被写体を示す画像の輝度を取得する輝度取得手段と、
    前記撮像手段により生成された画像データに対してシェーディング補正処理を実行するシェーディング補正手段と、
    前記輝度取得手段により取得された輝度が小さいほど、前記シェーディング補正処理における補正量を減少させるように前記シェーディング補正手段を制御する制御手段と、
    を有する撮像装置。
  2. 前記輝度取得手段は、矩形である画像のうち、該矩形を構成する辺の周辺領域の輝度を取得する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、所定時間より露光時間が長い場合、又は前記撮像素子の感度が所定感度より高い場合に、前記シェーディング補正手段を制御する請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記シェーディング補正は、輝度シェーディング補正、及び色シェーディング補正のうちの少なくとも一方のシェーディング補正である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記輝度が所定閾値以下であるか否かを判定し、前記所定閾値以下である場合に前記シェーディング補正処理における補正量を、前記所定閾値より大きい場合より減少させるように前記シェーディング補正手段を制御する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 被写体を撮像素子により撮像し、該被写体を示す画像データを生成する撮像段階と、
    前記撮像段階により生成された画像データに基づき、前記被写体を示す画像の輝度を取得する輝度取得段階と、
    前記輝度取得段階により取得された輝度が小さいほど、前記撮像段階により生成された画像データに対して実行されるシェーディング補正処理における補正量を減少させるように制御する制御段階と、
    を有する撮像方法。
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