JP2001285698A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2001285698A
JP2001285698A JP2000091134A JP2000091134A JP2001285698A JP 2001285698 A JP2001285698 A JP 2001285698A JP 2000091134 A JP2000091134 A JP 2000091134A JP 2000091134 A JP2000091134 A JP 2000091134A JP 2001285698 A JP2001285698 A JP 2001285698A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手ぶれ補正領域の幅を適切に設定することに
より手ぶれ補正処理の効率化を図ることが可能な電子カ
メラを提供する。 【解決手段】 CCD303は、基本撮像領域R0とそ
の周囲の手ぶれ補正領域R1とを有している。この領域
R0と領域R1とを合わせた領域R2に対して所定の画
像処理をあらかじめ施しておき、画像処理対象領域R2
の中から基本撮像領域R0を手ぶれ量に応じた量だけシ
フトさせたシフト領域R3を抽出した画像を撮像画像と
して取得することにより手ぶれ補正を行う。ここにおい
て、手ぶれ補正領域R1の幅HX,HYを撮像時の撮像
倍率Zに応じて変更する。たとえば、撮像倍率が大きい
場合(a)には、幅HX,HYを大きな値に設定し、撮
像倍率が小さい場合(b)には、幅HX,HYを小さな
値に設定する。これにより、画像処理の対象となる領域
R2の大きさを適正化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手ぶれ補正を行う
電子カメラであって、撮像倍率(ズーム倍率)に応じた
処理を効率的に行うことが可能な電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラにおいて手ぶれ補正を行
う技術が存在する。たとえば、図12は、その一例を示
す図であり、そのデジタルカメラにおける撮像素子であ
るCCD303Pを示している。このCCD303Pに
おいては、基本撮像領域R0と手ぶれ補正領域R1とが
設けられている。手ぶれ補正領域R1は、基本撮像領域
R0の周囲において設けられており、その手ぶれ補正領
域の幅HX,HYは固定されている。
【0003】この領域R0と領域R1とを合わせた領域
(以下、画像処理対象領域とも称する)R2に対して所
定の画像処理をあらかじめ施しておき、手ぶれが生じて
いる状態では、画像処理対象領域R2の中から、基本撮
像領域R0を手ぶれ量ΔP(ΔX,ΔY)(図示せず)
に応じたシフト量ΔQ(−ΔX,−ΔY)だけシフトさ
せた領域(以下、「シフト領域」とも称する)R3を抽
出した画像を撮像画像として取得することにより手ぶれ
補正を行う。なお、手ぶれが生じていない状態では、基
本撮像領域R0の画像が、撮像画像として取得される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて、上述の
手ぶれ補正技術においては、手ぶれ補正領域R1は手ぶ
れ量の大小に拘わらず常に一定の幅(HX,HY)を有
している。すなわち、手ぶれ量の大小に拘わらず予め一
定の幅を有する手ぶれ補正領域R1の画像を候補画像と
して準備しておくものとなっている。
【0005】この手ぶれ補正領域R1に関する画像処理
は、手ぶれ補正領域R1の面積(画素数)が大きくなる
にしたがって処理負担が増大するため、その面積をなる
べく減少させてその処理負担を軽減することが好ましい
が、一方で手ぶれ補正領域R1を小さくしすぎると上述
の手ぶれ量に応じたシフト領域R3を確保することがで
きなくなる。このように、手ぶれ補正領域R1の幅を適
切に設定することが困難であるという問題を有してい
る。
【0006】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、手ぶ
れ補正領域の幅を適切に設定することにより手ぶれ補正
処理の効率化を図ることが可能な電子カメラを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の電子カメラは、手ぶれ補正を行う
電子カメラであって、基本撮像領域と前記基本撮像領域
の周囲に設けられる手ぶれ補正領域とを有する撮像手段
と、前記撮像手段における撮像倍率を変更する倍率変更
手段と、前記基本撮像領域と前記手ぶれ補正領域とを合
わせた画像処理対象領域に対して所定の画像処理を行う
画像処理手段と、手ぶれが生じていない状態では前記所
定の画像処理後の前記画像処理対象領域のうち前記基本
撮像領域の画像を撮像画像として取得し、手ぶれが生じ
ている状態では前記基本撮像領域を手ぶれ量に応じた量
だけシフトさせたシフト領域を前記所定の画像処理後の
前記画像処理対象領域の中から抽出し、当該抽出した画
像を撮像画像として取得することにより手ぶれ補正を行
う手ぶれ補正制御手段と、を備え、前記手ぶれ補正制御
手段は、撮像時における撮像倍率に応じて前記手ぶれ補
正領域の幅を変更することを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の電子カメラは、請求項1
に記載の電子カメラにおいて、前記手ぶれ補正制御手段
は、少なくともテレ側においては、前記撮像倍率が大き
くなるにつれて前記手ぶれ補正領域の幅を大きく設定す
ることを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の電子カメラは、請求項1
に記載の電子カメラにおいて、前記手ぶれ補正制御手段
は、少なくともワイド側においては、前記撮像倍率が小
さくなるにつれて前記手ぶれ補正領域の幅を小さく設定
することを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の電子カメラは、請求項1
ないし請求項3のいずれかに記載の電子カメラにおい
て、前記電子カメラは、静止画像を撮像するデジタルカ
メラであることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0012】<A1.デジタルカメラの基本構成>図1
ないし図4はそれぞれ本発明の調整対象となるデジタル
カメラ1の正面図、背面図、側面図および底面図であ
り、図5はデジタルカメラ1の内部構成を示すブロック
図である。
【0013】デジタルカメラ1は、図1に示すように、
箱型のカメラ本体部2と直方体状の撮像部3(図1、図
2および図4に太線で図示)とから構成されている。撮
像部3は、撮影レンズ(撮影用レンズ)であるマクロ機
能付きレンズ301を有するとともに、銀塩レンズシャ
ッターカメラと同様に、被写体からのフラッシュ光の反
射光を受光する調光センサ305、被写体までの距離を
測定するための測距センサ306、および、光学ファイ
ンダ31が設けられる。
【0014】なお、撮像部3内部にはレンズ301の後
方位置にCCDカラーエリアセンサであるCCD303
(図5参照)を有し、CCD(撮像素子)303は撮像
回路302の一部となっている。
【0015】カメラ本体部2の前面には、図1に示すよ
うに、左端部にグリップ部4および中央上部に内蔵フラ
ッシュ5が設けられ、上面にはシャッタボタン8が設け
られている。
【0016】一方、図2に示すように、カメラ本体部2
の背面には、略中央に撮影画像のモニタ表示(ビューフ
ァインダに相当)、記録画像の再生表示等を行うための
LCD10が設けられている。また、LCD10の下方
に、デジタルカメラ1の操作を行うキースイッチ群22
1〜226および電源スイッチ227が設けられる。電
源スイッチ227の左側には、電源がオン状態で点灯す
るLED228およびメモリカードへのアクセス中であ
る旨を表示するLED229が配置される。
【0017】さらに、カメラ本体部2の背面には、「撮
影モード」、「再生モード」および「プリファレンスモ
ード」の間でモードを切り替えるモード設定スイッチ1
4が設けられる(図3参照)。撮影モードは、写真撮影
を行ったり、仮撮影の画像を一時的にLCD10に表示
したりするモードであり、再生モードは、メモリカード
に記録された撮影済み画像をLCD10に再生表示する
モードであり、さらに、プリファレンスモードは、表示
される選択項目の中から選択することにより各種の設定
を行うモードである。
【0018】モード設定スイッチ14は3接点のスライ
ドスイッチであり、図2において下にセットすると撮影
モードに設定され、中央にセットすると再生モードに設
定され、上にセットするとプリファレンスモードに設定
される。
【0019】また、カメラ背面右側には、4連スイッチ
230が設けられ、ボタン231,232を押すことに
よりズーミングを行い、ボタン233,234を押すこ
とによって露出補正を行う。
【0020】撮像部3の背面には、図2に示すように、
LCD10をオン/オフさせるためのLCDボタン32
1およびマクロボタン322が設けられる。LCDボタ
ンが押されるとLCD表示のオン/オフが切り替わる。
例えば、専ら光学ファインダ31のみを用いて撮影する
ときには、節電の目的でLCD表示をオフにする。マク
ロ撮影時には、マクロボタン322が押されることによ
り、AFモータ308(図5参照)が駆動されレンズ3
01がマクロ撮影可能な状態になる。
【0021】カメラ本体部2の側面には、図3に示すよ
うにDC入力端子235が設けられる。
【0022】カメラ本体部2の底面には、図4に示すよ
うに、電池装填室18とカード装填室17とが設けられ
る。カード装填室17は、メモリカード91や機能カー
ド92を装填するための2つのカードスロット17a,
17bを有する。両装填室は、クラムシェルタイプの蓋
15により開閉自在になっている。
【0023】ここで、機能カードとは、カードスロット
に装着することにより、その電子機器(この実施の形態
ではデジタルカメラ1)にデータ記憶以外の所定の機能
をハードウェア的に付加する機能付加手段となっている
カードをいい、具体的には、メモリカード以外の、音声
カード、ビデオカード、モデムカード、ISDNカー
ド、USBカード、IEEE1394カード等を指す。
なお、図4ではカードスロット17a,17bに1つの
メモリカード91および1つの機能カード92が装着さ
れた状態を例示している。以下の説明において、メモリ
カードおよび機能カードを総称する場合に電子カードと
呼ぶ。
【0024】蓋15には、開口部15aが形成されてお
り、いずれのカードスロットに機能カード92を装着し
ても蓋15を閉じると機能カードのコネクタ部分が外部
に露出するようになっている。これにより、蓋15を閉
じた状態で外部機器と結線することが可能とされてい
る。
【0025】デジタルカメラ1では、4本の単三形乾電
池を電池装填室18に装填することにより、これらを直
列接続してなる電源電池236(図5参照)を駆動源と
している。もちろん、図4に示すDC入力端子235か
らアダプタからの電力を供給して使用することも可能で
ある。
【0026】次に図5を参照しながら撮像部3の内部構
成について順に説明する。
【0027】この撮像部3の内部には、レンズ301の
ズーム比の変更と、収容位置と撮影位置との間のレンズ
移動を行うためのズームモータ307、合焦を行うため
のAF(オートフォーカス)モータ308、および絞り
301eの調節を行う絞りアクチュエータ309とが設
けられている。
【0028】レンズ301は、より厳密には、複数のレ
ンズを有するレンズ系として構成されており、これらの
複数のレンズの光軸方向における位置を、上記のズーム
モータ307やAFモータ308の駆動を用いて調整す
ることにより、レンズ301は、ズーム比の変更を行う
ズームレンズとしての機能と、合焦位置の調整を行うフ
ォーカスレンズとしての機能とを果たすことができる。
【0029】撮像回路302は、レンズ301によりC
CD303上に結像された被写体の光像をCCD303
を用いて光電変換し、R(赤),G(緑),B(青)の
色成分の画像信号(各画素で受光された画素信号の信号
列からなる信号)として出力する。
【0030】なお、デジタルカメラ1では撮像部3にお
ける露出制御は、絞り301eの調節のみならず、CC
D303の露光量(シャッタスピードに相当するCCD
303の電荷蓄積時間)も調節して行われる。被写体輝
度が低輝度時に適切なシャッタスピードが設定できない
場合は、CCD303から出力される画像信号のレベル
調整を行うことにより露光不足による不適正露出が補正
される。すなわち、低輝度時は、シャッタスピードとゲ
イン調整とを組み合わせて露出制御が行われる。なお、
画像信号のレベル調整は、後述の信号処理回路313内
のAGC(オートゲインコントロール)回路により行わ
れる。
【0031】タイミングジェネレータ314は、カメラ
本体部2内のタイミング制御回路202から送信される
クロックに基づきCCD303の駆動制御信号を生成す
るものである。タイミングジェネレータ314は、例え
ば、積分開始/終了(すなわち、露出開始/終了)のタ
イミング信号、各画素の受光信号の読出制御信号(水平
同期信号,垂直同期信号,転送信号)等のクロック信号
を生成し、CCD303に出力する。
【0032】信号処理回路313は、撮像回路302か
ら出力される画像信号(アナログ信号)に所定のアナロ
グ信号処理を施すものである。信号処理回路313は図
示しないが、その内部にCDS(相関二重サンプリン
グ)回路とAGC回路とを有し、CDS回路により画像
信号のノイズの低減を行い、AGC回路でゲインを調整
することにより画像信号のレベル調整を行う。
【0033】調光回路304は、フラッシュ撮影におけ
る内蔵フラッシュ5の発光量をカメラ本体部2の全体制
御部211により設定された所定の発光量に制御するも
のである。フラッシュ撮影においては、露出開始と同時
に被写体からのフラッシュ光の反射光が調光センサ30
5により受光され、この受光量が所定の発光量に達する
と、調光回路304から全体制御部211を介してカメ
ラ本体部2のフラッシュ制御回路214へ発光停止信号
が出力される。フラッシュ制御回路214は、この発光
停止信号に応答して内蔵フラッシュ5の発光を強制的に
停止し、これにより、内蔵フラッシュ5の発光量が所定
の発光量に制御される。
【0034】次に、カメラ本体部2の内部構成について
説明する。
【0035】全体制御部211は主にCPUからなり、
上述した撮像部3内およびカメラ本体部2内の各周辺構
成の駆動を有機的に制御してデジタルカメラ1の撮影動
作を統括制御するものである。周辺構成とはアドレスバ
ス、データバス、コントロールバス等によって接続され
ている。
【0036】なお、図5(および後述の図6)中の画像
データの流れについても便宜上、周辺構成間の矢印によ
って示しているが、実際には、画像データは全体制御部
211を介して各周辺構成ごとに送られる。そのため全
体制御部211内には、DRAMからなるワークRAM
211a、および、プログラムを格納するためのフラッ
シュROM211bが内蔵される。
【0037】次に、カメラ本体部2の内部における画像
信号の処理および画像表示に関する構成について説明す
る。
【0038】撮像部3の信号処理回路313から送られ
たアナログ画像信号はカメラ本体部2内の画像処理部2
00において各種画像処理が施される。図6は画像処理
部200の構成を示すブロック図である。まず、画像処
理部200へ送られてきたアナログ画像信号はA/D変
換器205において各画素ごとに10ビットのデジタル
信号に変換される。A/D変換器205は、タイミング
制御回路202から入力されるA/D変換用のクロック
に基づいて各画素信号(アナログ信号)を10ビットの
デジタル信号に変換する。
【0039】なお、タイミング制御回路202は、全体
制御部211の制御により、基準クロック、タイミング
ジェネレータ314およびA/D変換器205に対する
クロックを生成する。
【0040】黒レベル補正回路206は、A/D変換さ
れた画素信号(以下、「画素データ」という。)の黒レ
ベルを基準の黒レベルに補正するものである。また、W
B回路207は、R,G,Bの各色成分の画素データの
レベル変換を行うものであり、後工程のγ補正を考慮し
たホワイトバランスの調整を行う。ホワイトバランスの
調整は、全体制御部211からWB回路に入力されるレ
ベル変換テーブル(正確にはそのデータ)を用いて行わ
れ、レベル変換テーブルの各色成分の変換係数(特性の
傾き)は全体制御部211により撮影画像毎に設定され
る。
【0041】γ補正回路208は、画素データのγ特性
を補正するものである。γ補正回路208からの出力は
図5および図6に示すように画像メモリ209に送られ
る。
【0042】画像メモリ209は、画像処理部200か
ら出力される画素データを記憶するメモリであり、後述
する手ぶれ補正処理に必要なフレーム分の記憶容量を有
している。すなわち、画像メモリ209は、CCD30
3がn行m列(n,mは自然数)のマトリクス状に配列
した画素を有している場合、n×m画素分の画素データ
の記憶容量を有し、各画素データが対応する記憶領域
(アドレス)に記憶されるようになっている。
【0043】VRAM210は、LCD10に再生表示
される画像データのバッファメモリである。VRAM2
10は、LCD10の画素数に対応した画像データの記
憶容量を有している。
【0044】このような構成により、撮影モードにおけ
る撮影待機状態においては、撮像部3により所定間隔毎
に撮像された画像の各画素データが画像処理部200に
より処理され、画像メモリ209に記憶されるとともに
全体制御部211を介してVRAM210に転送され、
LCD10に表示される(ライブビュー表示)。これに
より撮影者はLCD10に表示された画像により被写体
像を視認することができる。
【0045】また、再生モードにおいては、メモリカー
ドから読み出された画像に全体制御部211による所定
の信号処理が施された後、VRAM210に転送されて
LCD10に再生表示される。なお、LCD10におい
て画像を表示する際には、全体制御部211の制御によ
りバックライト16が点灯する。
【0046】次に、カメラ本体部2内のその他の構成に
ついて順に説明する。
【0047】カードI/F212は、カードスロット1
7a,17bに装填された各種カードとの間で信号の受
け渡しを行うインタフェースである。具体的にはメモリ
カードの画像データの書込みおよび画像データの読出し
を行ったり、各種機能カードとの画像データまたは各種
信号の入出力を行う。先述の通り、このデジタルカメラ
1はカードスロットを2つ有し、2枚のカードが装着可
能である。
【0048】フラッシュ制御回路214は、前述のよう
に、内蔵フラッシュ5の発光を制御する回路である。フ
ラッシュ制御回路214は、全体制御部211の制御信
号に基づき内蔵フラッシュ5の発光の有無、発光量およ
び発光タイミング等を制御し、調光回路304から入力
される発光停止信号に基づき内蔵フラッシュ5の発光量
を制御する。
【0049】時計回路219は、撮影日時を管理するす
るための時計回路である。図示しない別の電源で駆動さ
れる。
【0050】また、カメラ本体部2内にはズームモータ
307およびAFモータ308を駆動するためのズーム
モータ駆動回路215およびAFモータ駆動回路216
が設けられる。これらの回路は、シャッタボタン8やそ
の他の上述した各種スイッチ、ボタンである操作部25
0の操作に応じて機能する。
【0051】例えば、シャッタボタン8は銀塩カメラで
採用されているような半押し状態と押し込んだ状態とが
検出可能な2段階スイッチになっており、待機状態でシ
ャッタボタン8を半押し状態にすると、測距センサ30
6からの測距情報によって距離情報が全体制御部211
へと入力される。そして、全体制御部211の指示によ
って、AFモータ駆動回路216がAFモータ308を
駆動し、合焦位置へレンズ301を移動させる。
【0052】また、ボタン231,232が押される
と、これらのボタンからの信号が全体制御部211に送
られ、全体制御部211の指示によってズームモータ駆
動回路215がズームモータ307を駆動してズームレ
ンズを移動させ、ズーミングを行う。
【0053】その他、絞りアクチュエータ309を駆動
する絞り駆動回路217もカメラ本体部2内に設けられ
る。
【0054】全体制御部211および各周辺構成への電
力供給は給電回路237により行われ、給電回路237
にはDC入力端子235を介してACアダプタから、あ
るいは、電源電池236から電力が供給される。
【0055】以上、カメラ本体部2内の各構成について
説明したが、全体制御部211は周辺構成とのデータの
受け渡しやタイミング制御の他に様々な機能をソフトウ
ェア的に行うものとなっている。
【0056】例えば、全体制御部211は露出制御値
(シャッタスピードおよび絞り値)を設定するための輝
度判定機能と露出設定機能とを備えている。輝度判定機
能とは、撮影待機状態において、CCD303により1
/30(秒)毎に取り込まれ、画像メモリ209に記憶
される画像を利用して被写体の明るさを判定するもので
ある。露出設定機能とは、輝度判定による被写体の明る
さの判定結果に基づいてシャッタスピード(CCD30
3の積分時間)や絞り値を設定するものである。
【0057】また、全体制御部211は撮影画像の記録
処理を行うために、フィルタリング処理機能、記録画像
生成機能、さらには、再生画像生成機能を備えている。
【0058】フィルタリング処理機能とは、デジタルフ
ィルタにより記録すべき画像の高周波成分を補正して輪
郭に関する画質の補正を行うものである。
【0059】記録画像生成機能は、画像メモリ209か
ら画素データを読み出してメモリカードに記録すべきサ
ムネイル画像と圧縮画像とを生成する。具体的には、画
像メモリ209からラスタ走査方向に走査しつつ、横方
向と縦方向の両方向でそれぞれ8画素毎に画素データを
読み出し、順次、メモリカードに転送することで、サム
ネイル画像を生成しつつメモリカードに記録する。ま
た、メモリカードへの圧縮画像データの記録に際して画
像メモリ209から全画素データを読み出し、これらの
画素データに2次元DCT変換、ハフマン符号化等のJ
PEG方式による所定の圧縮処理を施してメモリカード
に記録する。
【0060】具体的操作としては、撮影モードにおい
て、シャッタボタン8により撮影が指示されると、撮影
指示後に画像メモリ209に取り込まれた画像のサムネ
イル画像と圧縮率設定スイッチで設定された圧縮率によ
りJPEG方式により圧縮された圧縮画像とを生成し、
撮影画像に関するタグ情報(コマ番号、露出値、シャッ
タスピード、圧縮率、撮影日、撮影時のフラッシュのオ
ン/オフのデータ、シーン情報、画像の判定結果等の情
報)とともに両画像をメモリカードに記憶する(図7参
照)。
【0061】例えば、メモリカードには1600×12
00画素の圧縮画像データと80×60画素のサムネイ
ル表示用の画像データが記録され、この場合、1コマ分
の画像データの容量は約1MBとなる。また、機能カー
ドとして音声カードが装着される場合には、音声データ
も記録可能となり、メモリカード内では画像ファイルの
タグに音声ファイルへのリンク情報が記入される。
【0062】また、再生画像生成機能はメモリカードに
記録された圧縮画像をデータ伸張して再生画像を生成す
る機能である。具体的操作としては、モード設定スイッ
チ14を再生モードに設定すると、メモリカード内のコ
マ番号の最も大きな画像データが読み出されてデータ伸
張され、VRAM210に転送される。これにより、L
CD10にはコマ番号の最も大きな画像、すなわち直近
に撮影された画像が表示される。
【0063】<A2.本発明の特徴〜手ぶれ補正動作>
つぎに、図8ないし図11を参照しながら、手ぶれ補正
動作について説明する。
【0064】全体制御部211(図5)は、所定の微小
時間間隔Δt(たとえば、1/30秒)でCCD303
を用いて撮像した各フレームF(図8)を画像メモリ2
09に書き込む。
【0065】図8は、複数のフレームFが時間的に連続
して撮像される様子を模式的に示す図である。以下で
は、第n番目のフレームF(n)の手ぶれ補正処理を、
第(n−1)番目のフレームF(n−1)を利用して行
う場合について説明する。
【0066】まず、フレームF(n−1)において特徴
となる画像領域(以下、「特徴点」と称する)CPを抽
出する。たとえば、基本撮像領域R0(図10参照)内
における画像の特徴を表す所定の指標値(たとえば輝度
値)が最も大きい領域(点)を、当該フレームF(n−
1)における特徴点CP(n−1)として選択すること
ができる。そして、この特徴点CP(n−1)のフレー
ムF(n−1)内における位置P(n−1)をワークR
AM211a(図5)に記憶する。また、同様にして、
フレームF(n)における特徴点CP(n)を求め、こ
の特徴点CP(n)のフレームF(n)内における位置
P(n)をワークRAM211aに記憶する。
【0067】ここにおいて、フレーム間の撮像時間間隔
Δtは微小であるため、その間においては被写体の画像
自体は変化しないものと考えることができる。したがっ
て、特徴点CP(n−1)と特徴点CP(n)とは被写
体における同一の点を示しており、手ぶれによりその点
のフレーム内における位置が移動することになったもの
であると考えることができる。
【0068】図9は、このような特徴点CPのCCD3
03内における移動を表す図であり、特徴点CPは、フ
レームF(n−1)における位置P(n−1)からフレ
ームF(n)における位置P(n)へとΔP(ΔX,Δ
Y)だけ移動している場合を示している。以下、この移
動量ΔP(ΔX,ΔY)を手ぶれ量と称する。
【0069】図10は、CCD303内の状態を表す図
である。図10に示すように、CCD303は、撮像画
像に応じた所定の大きさを有する基本撮像領域R0と、
その基本撮像領域R0の周囲に設けられる手ぶれ補正領
域R1とを有している。たとえば、CCD303が50
0万画素を有する場合においては、中央の300万画素
を含む領域が基本撮像領域R0として選択され、その周
囲の残りの200万画素を含む領域のうち所定の幅の領
域が手ぶれ補正領域R1として選択される。なお、後述
するように、この手ぶれ補正領域R1の幅HX,HY
は、撮像倍率に応じて変更される。
【0070】撮影待機状態においては、CCD303に
よって所定時間間隔毎に撮像される各画像について、C
CD303上の各画像の全領域のうち、基本撮像領域R
0と手ぶれ補正領域R1とを合わせた領域R2に含まれ
る各画素データが、画像処理部200により処理され、
画像メモリ209(図5)に記憶される。ここにおい
て、CCD303に含まれる画素のうち、領域R2の外
側の領域R4に存在する画素については、以降の処理に
おいて用いられないので、画像処理部200において処
理する必要がない。したがって、領域R2内における画
素のみを画像処理部200における処理対象とし、領域
R4内における画素は画像処理部200における処理対
象から除外する(以下、領域R2,R4を、それぞれ、
画像処理対象領域R2,画像処理不要領域R4とも称す
る)。
【0071】そして、画像メモリ209に記憶された領
域R2内に含まれる画素のうち、一部の領域R3(後
述)の画像が撮像画像として抽出される。この領域R3
に対応する撮像画像は全体制御部211(図5)を介し
て画像メモリ209からVRAM210に転送され、L
CD10に表示される(ライブビュー表示)。また、シ
ャッター8が押されることにより、上述の記録画像生成
機能が能動化して、画像メモリ209内に格納された基
本撮像領域R0の画素データを読み出すことにより、メ
モリカードに記録すべき画像(サムネイル画像および圧
縮画像)が生成される。
【0072】ここで、上記の撮像画像について説明す
る。
【0073】手ぶれが生じている状態においては、基本
撮像領域R0を手ぶれ量に応じた量だけシフトさせた領
域(以下、「シフト領域」とも称する)R3を、画像処
理部200における所定の画像処理が施された後の画像
処理対象領域(基本撮像領域R0と手ぶれ補正領域R1
とを合わせた領域)R2の中から抽出した画像を撮像画
像として取得する。
【0074】より具体的には、基本撮像領域R0をΔQ
(−ΔX,−ΔY)だけシフトしたシフト領域R3を想
定し、このシフト領域R3に相当する領域に含まれる画
素からなる画像を撮像画像として取得する。これによ
り、上記の手ぶれ量ΔP(ΔX,ΔY)をキャンセルし
た画像を撮像画像として得ることができる。
【0075】また、手ぶれが生じていない状態において
は、領域R2のうち基本撮像領域R0の画像が撮像画像
として取得される。言い換えれば、撮像画像として抽出
されるシフト領域R3は、基本撮像領域R0に一致する
ことになる。なお、手ぶれ補正動作を行わない場合も、
同様に、基本撮像領域R0の画像が撮像画像として取得
される。
【0076】ここにおいて、このデジタルカメラ1にお
いては、ズームレンズとしての機能を有するレンズ30
1をズームモータ307を用いて駆動することにより、
当該レンズ301の焦点距離を変更して、CCD303
における被写体の撮像倍率(ズーム倍率)を光学的に変
更することが可能である。また、レンズ301の位置制
御等(すなわち撮像倍率の変更制御)は全体制御部21
1の管理下においてズームモータ307やズームモータ
駆動回路215などを介して行われており、全体制御部
211は、ズームモータ307の駆動量あるいはズーム
モータ307の位置などを検出することにより、変更さ
れた撮像倍率(各撮像時における撮像倍率)を検出する
ことができる。
【0077】ところで、手ぶれ量ΔPは一般的に撮像倍
率の大小に応じてその値が変化する。具体的には、実空
間における手ぶれ変位が同一である場合、撮像倍率が大
きくなるにつれて手ぶれ量ΔPの値が大きくなり、逆
に、撮像倍率が小さくなるにつれて手ぶれ量ΔPの値が
小さくなるという性質を有している。すなわち、被写体
を拡大して撮像すればするほど手ぶれ量ΔPが大きくな
り、逆に、被写体を縮小して撮像すればするほど手ぶれ
量ΔPは小さくなる。
【0078】全体制御部211は、この性質を利用し、
撮像時における撮像倍率に応じて手ぶれ補正領域R1の
幅HX,HYを変更する。
【0079】図11は、望遠状態(a)および広角状態
(b)のそれぞれについての各領域R0〜R4(基本撮
像領域R0,手ぶれ補正領域R1,画像処理対象領域R
2,シフト領域R3,画像処理不要領域R4)の関係を
示す図である。
【0080】図11(a)は、撮像倍率Zが最も大きい
状態(Z=ZT)、すなわち、最大望遠状態(テレ端)
を示している。この場合においては、手ぶれ量が比較的
大きいことが想定されるため、これに対処することが可
能となるように、手ぶれ補正領域R1の幅HX,HYを
比較的大きな値に設定する。これにより、より大きな手
ぶれ量ΔPに関する手ぶれ補正を実現することが可能に
なる。ここでは、CCD303内の画素を最大限利用す
ることができるように、基本撮像領域R0の周囲の画素
の全て(基本撮像領域R0以外の全ての画素)が手ぶれ
補正領域R1に含まれるように幅HX,HYが設定され
る場合が示されている。このような大きな幅HX,HY
が設定された場合、図11(a)に示すように大きな手
ぶれ量に対応する大きなシフト量ΔQを有するシフト領
域R3を、CCD303の全領域のうち画像メモリ20
9に格納された領域R2から抽出することが可能にな
る。
【0081】一方、図11(b)は、撮像倍率Zが最も
小さい状態(Z=ZW)、すなわち、最大広角状態(ワ
イド端)を示している。この場合においては、手ぶれ量
が比較的小さいことが想定されるため、手ぶれ補正領域
R1の幅HX,HYを比較的小さな値に設定する。これ
により、対処可能な手ぶれ量の最大値は小さくなるもの
の、手ぶれ補正領域R1ひいては画像処理対象領域R2
が小さくなるので、画像処理部200(図5)などにお
ける処理負担が軽減される。
【0082】なお、この場合、手ぶれ量が小さな値とな
ること(すなわちシフト領域R3の基本撮像領域R0か
らのシフト量も小さくなることが)が想定されるため、
画像処理対象領域R2が比較的小さな領域となっても、
その比較的小さな領域R2の中から上記のシフト領域R
3を抽出することが可能である。たとえば、図11
(b)における手ぶれ補正領域R1の所定の幅HX,H
Yを、図11(a)において対処可能な実空間における
手ぶれ変位と同一の変位に対象可能となるような値とし
て設定する場合(より具体的には、ズーム比ZR(例え
ば3)に対して1/ZR(例えば1/3)を設定する場
合)には、図11(a)の場合に対象可能な手ぶれ量と
同一の手ぶれ量に対する手ぶれ補正処理を実現した上
で、画像処理部200における処理負担の軽減をも図る
ことが可能である。
【0083】また、両端の中間状態(図10参照)にお
いても、同様に、手ぶれ補正領域R1の幅HX,HY
を、撮像倍率Zに応じ連続的に変化する値として設定す
る。たとえば、撮像倍率Zと手ぶれ補正領域R1の幅H
X,HYとが線形関係を有するように、各撮像倍率Zに
応じた手ぶれ補正領域R1の幅HX,HYを決定するこ
とができる。一般には、変更可能な倍率範囲を、相対的
に高い倍率の高倍率範囲と相対的に低い倍率の低倍率範
囲とに区分したとき、高倍率範囲(テレ側範囲)では、
撮像倍率が大きくなるにつれて手ぶれ補正領域R1の幅
HX,HYを大きく設定し、低倍率範囲(ワイド側範
囲)では、撮像倍率が小さくなるにつれて手ぶれ補正領
域R1の幅HX,HYを小さく設定する。さらに、撮像
倍率Zと手ぶれ補正領域R1の幅HX,HYとの関係
は、線形関係に限定されず、その他の関係(たとえば段
階的関係や非線形の関係)であってもよい。また、この
関係を全体制御部211においてテーブルとして記憶し
ておき、撮像時の撮像倍率Zに対応する幅HX,HYの
値を検索抽出することもできる。
【0084】以上のように、上記実施形態のデジタルカ
メラ1によれば、全体制御部211により撮像時におけ
る撮像倍率Zに応じて手ぶれ補正領域R1の幅HX,H
Yが変更され、撮像倍率Zに応じた適切な幅HX,HY
を有する手ぶれ補正領域R1が設定される。また、手ぶ
れ量ΔPは一般的に撮像倍率Zの大小に応じてその値が
変化するので、手ぶれ補正に用いられる手ぶれ補正領域
の幅HX,HYはその手ぶれ量ΔPに応じてその必要量
が増減する。すなわち、撮像倍率Zの大小に応じて手ぶ
れ補正領域の幅HX,HYを変更することにより、手ぶ
れ量ΔPの大小に応じた適切な幅HX,HYを有する手
ぶれ補正領域R1を設定することが可能になるのであ
る。言い換えれば、手ぶれ補正領域の幅HX,HYを手
ぶれ量の大小に応じて変化させることができるので、不
必要に大きな幅を有する手ぶれ補正領域R1を確保する
必要が無くなる。したがって、画像処理対象領域R2の
適正化によって画像処理部200(図5)における処理
負担などが軽減され、手ぶれ補正処理における高効率化
を図ることができる。
【0085】<B.その他>なお、上記実施形態におい
ては、手ぶれ補正領域R1の両方向における幅HX,H
Yの両方を変更したが、これに限定されず、一方の方向
における幅のみ(たとえば、幅HXのみ)を変更するよ
うにしてもよい。
【0086】また、上記実施形態においては、電子カメ
ラの一例として、静止画を撮像するデジタルカメラ(デ
ジタルスチルカメラ)について説明したが、本発明は、
デジタルビデオカメラなど動画を撮像する電子カメラに
も適用することができる。
【0087】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし請求項4
に記載の発明によれば、手ぶれ補正制御手段は、撮像時
における撮像倍率に応じて手ぶれ補正領域の幅を変更す
る。したがって、撮像倍率に応じて手ぶれ補正領域の幅
を適正化し、無用な画像処理を低減することによって、
手ぶれ補正処理の高効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカメラの正面図である。
【図2】デジタルカメラの背面図である。
【図3】デジタルカメラの側面図である。
【図4】デジタルカメラの底面図である。
【図5】デジタルカメラの内部構成を示すブロック図で
ある。
【図6】画像処理部の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図7】メモリカード内のデータ配列を示す図である。
【図8】複数のフレームFが時間的に連続して撮像され
る様子を模式的に示す図である。
【図9】特徴点CPのCCD303内における移動を表
す図である。
【図10】CCD303内における各領域R1〜R4を
示す図である。
【図11】望遠状態(a)および広角状態(b)のそれ
ぞれについての各領域R0〜R4を示す図である。
【図12】従来例に係る手ぶれ補正動作を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 301 レンズ 303 CCD CP 特徴点 F フレーム R0 基本撮像領域 R1 手ぶれ補正領域 R2 画像処理対象領域 R3 シフト領域 R4 画像処理不要領域 Z 撮像倍率 ΔP 移動量 ΔQ シフト量

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手ぶれ補正を行う電子カメラであって、 基本撮像領域と前記基本撮像領域の周囲に設けられる手
    ぶれ補正領域とを有する撮像手段と、 前記撮像手段における撮像倍率を変更する倍率変更手段
    と、 前記基本撮像領域と前記手ぶれ補正領域とを合わせた画
    像処理対象領域に対して所定の画像処理を行う画像処理
    手段と、 手ぶれが生じていない状態では前記所定の画像処理後の
    前記画像処理対象領域のうち前記基本撮像領域の画像を
    撮像画像として取得し、手ぶれが生じている状態では前
    記基本撮像領域を手ぶれ量に応じた量だけシフトさせた
    シフト領域を前記所定の画像処理後の前記画像処理対象
    領域の中から抽出し、当該抽出した画像を撮像画像とし
    て取得することにより手ぶれ補正を行う手ぶれ補正制御
    手段と、を備え、 前記手ぶれ補正制御手段は、撮像時における撮像倍率に
    応じて前記手ぶれ補正領域の幅を変更することを特徴と
    する電子カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子カメラにおいて、 前記手ぶれ補正制御手段は、少なくともテレ側において
    は、前記撮像倍率が大きくなるにつれて前記手ぶれ補正
    領域の幅を大きく設定することを特徴とする電子カメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電子カメラにおいて、 前記手ぶれ補正制御手段は、少なくともワイド側におい
    ては、前記撮像倍率が小さくなるにつれて前記手ぶれ補
    正領域の幅を小さく設定することを特徴とする電子カメ
    ラ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の電子カメラにおいて、 前記電子カメラは、静止画像を撮像するデジタルカメラ
    であることを特徴とする電子カメラ。
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