JP2003262786A - 撮像装置及びその自動合焦方法 - Google Patents

撮像装置及びその自動合焦方法

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JP2003262786A
JP2003262786A JP2002064064A JP2002064064A JP2003262786A JP 2003262786 A JP2003262786 A JP 2003262786A JP 2002064064 A JP2002064064 A JP 2002064064A JP 2002064064 A JP2002064064 A JP 2002064064A JP 2003262786 A JP2003262786 A JP 2003262786A
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focus
focusing
shooting
photographing
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Akira Miyata
陽 宮田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コントラスト方式の自動合焦で、短時間にサー
チと撮影を終了する。 【解決手段】通常撮影モードとマクロ撮影モードの一方
を選択するマクロキー21を有したキー入力部47と、指定
されたモードの合焦範囲で合焦が得られるか否かを判断
し、選択した一方のモードの合焦範囲を指定して合焦が
得られないと判断した場合に他方のモードの合焦範囲を
指定してAF駆動部32を制御する制御部42とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動合焦機能を有
する撮像装置及びその自動合焦方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、パーソナルコンピュータの普及に
連れ、銀塩フィルムカメラに代わって広く一般に普及し
つつあるデジタルスチルカメラでは、オートフォーカス
(自動合焦)方式として、アクティブオートフォーカス
方式や位相差検出方式などのパッシブオートフォーカス
のように専用の素子構造を必要としない、コントラスト
方式が主流となっている。
【0003】このコントラスト方式のオートフォーカス
は、撮像素子であるCCD(Charge Coupl
ed Divice:電荷結合素子)から得られる画像
のコントラストを基準にしてその値が最も高くなる位置
を合焦点とする。
【0004】したがって、合焦点を得るためには、最短
撮影距離から無限遠に至るまで合焦範囲を一通り駆動走
査して各距離でのコントラストデータを得なくてはなら
ない。
【0005】図8は、最短撮影距離が1[cm]で、そ
の最短撮影距離から40[cm]までをマクロ撮影、4
0[cm]から無限遠(∞)までを通常撮影とするレン
ズ光学系を例示するものである。
【0006】ここでは、マクロ撮影の範囲を300ステ
ップ、通常撮影の範囲を200ステップに分割して合焦
位置を制御するものとしている。マクロ撮影の範囲をよ
り多くのステップ数で制御することで、近接撮影時の極
端に浅い被写界深度にも対応できるようにしている。
【0007】したがって、最短撮影距離の1[cm]か
ら無限遠に至るすべての距離範囲でオートフォーカスを
行なうものとすれば、500ステップものサーチが必要
となり、オートフォーカスの動作に多大な時間を要して
しまうこととなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した如く、コント
ラスト方式のオートフォーカスは、特に最短撮影距離が
短いマクロレンズを採用しているようなカメラにおい
て、制御ステップ数が多くなってしまうためにオートフ
ォーカスのサーチに時間を要してしまい、シャッタ(レ
リーズ)キーを操作してから、実際に撮影が開始される
までのタイムラグが大きくなる傾向にあった。
【0009】また、撮影条件のサンプルデータが用意さ
れていて、それを基に撮影条件を設定できるものがある
が、サンプルデータを選んで撮影条件を設定するのに時
間を要していては意味がなかった。
【0010】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、コントラスト方式
の自動合焦を行なう場合に、より短時間でサーチを終了
し、撮影することが可能な撮像装置及びその自動合焦方
法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
自動合焦機能を有する撮像装置において、一定距離より
遠い第1の合焦範囲と、上記一定距離より近い第2の合
焦範囲の一方を選択する選択手段と、指定された合焦範
囲で合焦が得られるか否かを判断する合焦判断手段と、
上記選択手段で選択した一方の合焦範囲を指定して上記
合焦判断手段で合焦が得られないと判断した場合に他方
の合焦範囲を指定する範囲切替手段と、上記指定された
合焦範囲に対応した撮影条件データを選択する撮影条件
選択手段と、上記撮影条件選択手段で選択された撮影条
件データを設定する撮影条件設定手段と、を具備したこ
とを特徴とする。
【0012】このような構成とすれば、自動合焦を行な
う範囲を二分し、選択された一方の範囲のみで自動合焦
のサーチを行なって、合焦が得られなかった際にのみ自
動的に他方の範囲に切替えて自動合焦のサーチを再度行
なうようになるため、被写体に応じて合焦範囲の選択を
行い、その範囲に対応した撮影条件データを選択し、設
定することで、より短時間のうちに自動合焦を終え、撮
影できる一方、選択した範囲で合焦が得られなかった場
合でも自動的に範囲を切替えて合焦動作を行なうように
なるため、使用者に負担をかけずに確実に自動合焦を得
ることができる。
【0013】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記撮影条件データは、撮影シーンを
表わす見本画像を備えることを特徴とする。
【0014】このような構成とすれば、上記請求項1記
載の発明の作用に加えて、上記撮影条件データが撮影シ
ーンを表す見本画像を備えることにより、撮影前に撮影
シーンを想定でき、撮影の参考にすることができる。
【0015】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記撮影条件選択手段は、複数の撮影
条件データの中からユーザーが選択することを特徴とす
る。
【0016】このような構成とすれば、上記請求項1記
載の発明の作用に加えて、上記撮影条件選択手段が複数
の撮影条件データの中からユーザーが選択することによ
り、ユーザーが希望する撮影条件を設定することができ
る。
【0017】請求項4記載の発明は、自動合焦機能を有
する撮像装置において、一定距離より遠い第1の合焦範
囲と、上記一定距離より近い第2の合焦範囲の一方を選
択する選択手段と、この選択手段で選択された合焦範囲
で合焦が得られるか否かを判断する合焦判断手段と、上
記選択手段で選択した一方の合焦範囲を指定して上記合
焦判断手段で合焦が得られないと判断した場合に、他方
の合焦範囲への切替えを促すガイド表示を行なうガイド
表示手段とを具備したことを特徴とする。
【0018】このような構成とすれば、自動合焦を行な
う範囲を二分し、選択された一方の範囲のみで自動合焦
のサーチを行なって、合焦が得られなかった際にのみ他
方の範囲に切替えるよう使用者に促すため、被写体に応
じて合焦範囲の選択を行なうことで、より短時間のうち
に自動合焦を終えることができる一方、選択した範囲で
合焦が得られなかった場合でも使用者に範囲の切替えを
促し、正しい範囲での自動合焦に移行させることができ
る。
【0019】請求項5記載の発明は、一定距離より遠い
第1の合焦範囲と、上記一定距離より近い第2の合焦範
囲の一方を選択する選択工程と、指定された合焦範囲で
合焦が得られるか否かを判断する合焦判断工程と、上記
選択工程で選択した一方の合焦範囲を指定して上記合焦
判断工程で合焦が得られないと判断した場合に他方の合
焦範囲を指定する範囲切替工程と、上記指定された合焦
範囲に対応した撮影条件データを選択する撮影条件選択
工程と、上記撮影条件選択工程で選択された撮影条件デ
ータを設定する撮影条件設定工程とを有したことを特徴
とする。
【0020】このような方法とすれば、自動合焦を行な
う範囲を二分し、選択された一方の範囲のみで自動合焦
のサーチを行なって、合焦が得られなかった際にのみ自
動的に他方の範囲に切替えて自動合焦のサーチを再度行
なうようになるため、被写体に応じて合焦範囲の選択を
行ない、その範囲に対応した撮影条件データを選択して
設定することで、より短時間のうちに自動合焦を終えて
撮影できる一方、選択した範囲で合焦が得られなかった
場合でも自動的に範囲を切替えて合焦動作を行なうよう
になるため、使用者に負担をかけずに確実に自動合焦を
得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下本発明
をコントラスト方式の自動合焦機能を有するデジタルス
チルカメラに適用した場合の第1の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0022】図1は、同実施の形態に係るデジタルスチ
ルカメラ10の背面側からの外観構成を示すものであ
る。同図で、直方体状のコンパクトタイプのカメラ本体
11の上面には、シャッタキー12、ガイドパネル1
3、及び各種キー14,14を配設している。
【0023】シャッタキー12は、撮影時にレリーズ操
作を行なうもので、その動作は後述するが2段階のスト
ロークを有しており、1段目の操作(半押し状態)でオ
ートフォーカス(AF)と自動露出(AE)、2段目の
操作(全押し状態)で実際の撮影を行なうようになって
いる。
【0024】ガイドパネル13は、例えばバックライト
を有するモノクロタイプの液晶表示パネルで構成され、
記録/再生(Rec/Play)モード、撮影モードを
含む各種動作モード、電池残量、記録媒体であるメモリ
カードの残容量など、このデジタルスチルカメラ10の
動作状態をガイド表示する。
【0025】また、カメラ本体11の背面には、光学フ
ァインダ窓15、液晶ファインダ部16、記録/再生
(Rec/Play)切替えキー17、電源(Powe
r)キー18、カーソルキー19、選択(Enter)
キー20、及びマクロ(Macro)キー21を配設し
ている。
【0026】光学ファインダ窓15は、消費電力等の関
係で撮影時に液晶ファインダ部16を用いない場合に被
写体を目視するためのものである。
【0027】液晶ファインダ部16は、例えば2インチ
程度のバックライト付きカラーTFT液晶表示パネルで
構成され、各種モードメニュー等を表示する他に、撮影
時には撮影画像等をモニタ表示する一方、再生時には記
録媒体であるメモリカードから読出した画像を表示す
る。
【0028】記録/再生切替えキー17は、記録モード
と再生モードとを切替えるためのものであり、電源キー
18は電源のオン/オフを指示するためのものである。
【0029】カーソルキー19は、モード設定やメニュ
ー選択等に際して液晶ファインダ部16でカーソル表示
される項目を上下左右各方向に移動させるためのもので
あり、選択キー20は上記カーソルキー19で移動させ
たカーソル表示されている項目を選択設定するためのも
のである。
【0030】マクロキー21は、例えばこのデジタルス
チルカメラ10が上記図8に示した如く最短撮影距離1
[cm]から40[cm]の間がマクロ撮影モード、4
0[cm]から無限遠(∞)の間が通常撮影モードと
し、これら2つの撮影モードを択一的に選択して撮影を
行なうものとした場合に、これらの撮影モードを切替え
選択するべく操作するものである。
【0031】次いで図2により上記デジタルスチルカメ
ラ10の回路構成について示す。図中、31はフォーカ
スレンズを含むレンズ光学系であり、上記フォーカスレ
ンズはAF駆動部32により駆動される。
【0032】しかして、このレンズ光学系31に対して
撮影光路の後方に配置されたCCD33は、タイミング
発生器(TG)34、垂直ドライバ35によって走査駆
動され、一定周期毎に光電変換出力を1画面分出力す
る。
【0033】この光電変換出力は、アナログ値の信号の
状態で図示しないAGCアンプによりRGBの各色成分
毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路
(S/H)36でサンプルホールドされ、A/D変換器
(A/D)37でデジタルデータに変換され、カラープ
ロセス回路38で補間処理及びγ補正処理を含むカラー
プロセス処理が行なわれて、デジタル値の輝度信号Y及
び色差信号Cb,CrがDMA(Direct Mem
ory Access)コントローラ39に出力され
る。
【0034】DMAコントローラ39は、カラープロセ
ス回路38の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb,C
rを、同じくカラープロセス回路38からの同期信号、
メモリ書込みイネーブル、クロック出力を用いて一度D
MAコントローラ39内部のバッファに書込み、DRA
Mインタフェース(I/F)40を介してDRAM41
にDMA転送を行なう。
【0035】制御部42は、上記輝度及び色差信号のD
RAM41へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差
信号をDRAMインタフェース40を介してDRAM4
1より読出し、VRAMコントローラ43を介してVR
AM44に書込む。
【0036】デジタルビデオエンコーダ(以下「ビデオ
エンコーダ」と略称する)45は、上記輝度及び色差信
号をVRAMコントローラ43を介してVRAM44よ
り定期的に読出し、これらのデータを元にビデオ信号を
発生して表示部46に出力する。
【0037】この表示部46は、上記液晶ファインダ部
16よりなるもので、記録モード時にはEVF(Ele
ctronic View Finder:電子ビュー
ファインダ)として機能し、ビデオエンコーダ45から
のビデオ信号に基づいた表示を行なうことで、その時点
でVRAMコントローラ43から取込んでいる画像情報
に基づく画像を表示する。
【0038】そして、このように表示部46にその時点
での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されて
いる状態で、記録保存を行ないたいタイミングでキー入
力部47を構成する上記シャッタキー12を操作する
と、トリガ信号を発生する。
【0039】制御部42は、このトリガ信号に応じてそ
の時点でCCD33から取込んでいる1画面分の輝度及
び色差信号のDRAM41へのDMA転送の終了後、直
ちにCCD33からのDRAM41への経路を停止し、
記録保存の状態に遷移する。
【0040】この記録保存の状態では、制御部42がD
RAM41に書込まれている1フレーム分の輝度及び色
差信号をDRAMインタフェース40を介してY,C
b,Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の
基本ブロックと呼称される単位で読出してJPEG(J
oint Photograph coding Ex
perts Group)回路48に書込み、このJP
EG回路48でADCT(Adaptive Disc
rete Cosine Transform:適応離
散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマ
ン符号化等の処理により圧縮し、得た符号データを1画
像データファイルとして該JPEG回路48から読出
し、このデジタルカメラ10の記憶媒体として着脱自在
に装着されるメモリカード中に封入された、不揮発性メ
モリであるフラッシュメモリ49に書込む。
【0041】そして、1フレーム分の輝度及び色差信号
の圧縮処理及びフラッシュメモリ49への全圧縮データ
の書込み終了に伴なって、制御部42は再度CCD33
からDRAM41への経路を起動する。
【0042】この際、併せて制御部42は、元の画像デ
ータの構成画素数を大幅に間引いた画像データを作成
し、これをサムネイル画像とも呼称されるプレビュー画
像として元の画像データに関連付けてフラッシュメモリ
49に記憶させる。
【0043】なお、上記キー入力部47は、上述したシ
ャッタキー12の他に、各種キー14、記録/再生切替
えキー17、電源キー18、カーソルキー19、選択キ
ー20、マクロキー21等を有し、そのキー操作に伴な
う信号は直接制御部42へ送出される。
【0044】また、再生モードでは、制御部42はCC
D33からDRAM41への経路を停止し、キー入力部
47のカーソルキー19等の操作に応じて制御部42が
フラッシュメモリ49から特定の1フレーム分の符号デ
ータを読出してJPEG回路48に書込み、JPEG回
路48で伸長処理を行なって得られた縦8画素×横8画
素の基本ブロック単位に、VRAMコントローラ43を
介してVRAM44へ1フレーム分のYUVデータを展
開記憶させる。すると、ビデオエンコーダ45は、VR
AM44に展開記憶されている1フレーム分のYUVデ
ータを元にビデオ信号を発生し、表示部46で表示させ
る。
【0045】フラッシュメモリ49には様々な撮影シー
ンに対応した複数の撮影条件データが記憶されている。
この撮影条件データを読出すことにより撮影条件の設定
を行なう。
【0046】図9に撮影条件データを示す。撮影条件は
シーン毎に区別されており、例えば、1の“人物と風景
1”が選択されると、各項目に基づきフォーカスAFは
AFでエリア1に設定され、シャッタースピードはオー
トで、絞りもオート…、というように選んだシーン毎に
適切な設定が行なわれる。
【0047】撮影条件データが選ばれると、図10
(a)〜(b)のように撮影条件に関するコメントと、
撮影シーンを想定する見本画像103が表示部46に表
示される。
【0048】例えば、1の人物と風景1が選ばれると図
10(a)のような見本画像103とコメントが表示部
46に表示される。表示された後、撮影条件データに伴
い設定がなされる。
【0049】次に上記実施の形態の動作について説明す
る。
【0050】図3は、記録モード時のシャッタキー12
の操作に対応した、主として制御部42による制御処理
内容を示すものである。
【0051】同図に示すように、処理当初にはシャッタ
キー12が半押し操作されるのを待機し(ステップA0
1)、シャッタキー12が半押し操作されたと判断した
時点で、まず上記マクロキー21の操作により通常撮影
モードが選択されているか否かを判断する(ステップA
02)。
【0052】ここで、通常撮影モードが選択されている
と判断すると、通常撮影モードでのコントラスト値のピ
ーチサーチを行なうべく、AF駆動部32によりCCD
33のフォーカスレンズを上記図8で示した40[c
m]から無限遠の範囲で順次全ステップで合焦させて、
コントラストデータを得る(ステップA03)。
【0053】このピークサーチの結果、コントラストデ
ータのピーク値を検出することができたか否かを判断す
るもので(ステップA04)、検出することができたと
判断した場合には、続けてピーク値を得ることができた
合焦位置が40[cm]より近いか否かを判断する(ス
テップA05)。
【0054】これは、図4(2)に示すようにピーク値
が通常撮影モードの最短撮影距離である40[cm]よ
り近いか否かで、本来の合焦位置がマクロ撮影モードの
範囲にあるか否かを判断するものである。
【0055】ここで、ピーク値が40[cm]より近い
合焦位置にはなく、図4(1)に示すように通常撮影モ
ードの合焦位置範囲である40[cm]と無限遠との間
にある場合には、そのまま通常撮影モードでのオートフ
ォーカスと自動露光とを行なう(ステップA06)。
【0056】また、上記ステップA02で通常撮影モー
ドではなくマクロ撮影モードが選択されていると判断し
た場合、あるいは上記ステップA05でピーク値の合焦
位置が40[cm]より近いと判断した場合には、マク
ロ撮影モードでのコントラスト値のピーチサーチを行な
うべく、AF駆動部32によりCCD33のフォーカス
レンズを上記図8で示した1[cm]から40[cm]
の範囲で順次全ステップで合焦させて、コントラストデ
ータを得る(ステップA07)。
【0057】このピークサーチの結果、コントラストデ
ータのピーク値を検出することができたか否かを判断す
るもので(ステップA08)、検出することができたと
判断した場合には、続けてピーク値を得ることができた
合焦位置が40[cm]より遠いか否かを判断する(ス
テップA09)。
【0058】これは、図4(4)に示すようにピーク値
がマクロ撮影モードの最長撮影距離である40[cm]
より遠いか否かで、本来の合焦位置が通常撮影モードの
範囲にあるか否かを判断するものである。
【0059】ここで、ピーク値が40[cm]より遠い
合焦位置にはなく、図4(3)に示すようにマクロ撮影
モードの合焦位置範囲である1[cm]と40[cm]
との間にある場合には、このマクロ撮影モードの合焦位
置範囲に対応した図9のシーン7花のアップを自動的に
選び、見本画像を表示する。(ステップA10)そのま
ま選ばれた撮影条件データが設定されオートフォーカス
と自動露光とを行なう(ステップA16)。
【0060】また、上記ステップA09でピーク値の合
焦位置が40[cm]より遠いと判断した場合には、通
常撮影モードでのコントラスト値のピーチサーチを行な
うべく上記ステップA03に進む。
【0061】しかして、上記ステップA06またはステ
ップA10でオートフォーカスと自動露光とを行なった
後に、再度シャッタキーが半押し操作されていることを
確認しながら(ステップA12)、シャッタキーが全押
し操作されるのを待機する(ステップA13)、という
動作を繰返す。
【0062】ここで、シャッタキーの半押し操作が解除
された場合にはステップA12でこれを判断し、再び上
記ステップA01からの処理に戻る。
【0063】また、ステップA13でシャッタキーが全
押し操作されたと判断すると、上記オートフォーカスと
自動露光の結果に基づいて撮影を実行し(ステップA1
4)、CCD33より取込んだ画像データをサンプルホ
ールド回路36、A/D変換器37、カラープロセス回
路38、DMAコントローラ39、及びDRAMインタ
フェース40を介してDRAM41に記憶させた後にJ
PEG回路48でデータ圧縮してフラッシュメモリ49
に記録保存し(ステップA15)、以上で一連の撮影処
理を終了したものとして、再度の撮影に備えるべく上記
ステップA01からの処理に戻る。
【0064】なお、上記ステップA04またはステップ
A08で、ピークサーチの結果、コントラストデータの
ピーク値を検出することができなかったと判断した場合
には、例えば被写体像の光量が不足しており、明確なコ
ントラストが得られず、オートフォーカスを実行するこ
とができないものとして、オートフォーカスが不可であ
る旨を表示部46を構成する液晶ファインダ部16でガ
イドメッセージにより表示した上で(ステップA1
1)、再度の撮影に備えるべく上記ステップA01から
の処理に戻る。
【0065】このように、オートフォーカスを行なう範
囲を二分し、選択された一方の範囲のみでコントラスト
値のピークサーチを行なって、このピークサーチに適し
た撮影条件データを設定して、ピーク値が異なる範囲で
得られると判断した際には自動的に他方の範囲に切替え
てコントラスト値のピークサーチを再度行なうようにし
たため、被写体に応じてオートフォーカスの範囲の選択
を行なうことで、より短時間のうちに撮影条件が決めら
れ、自動合焦を終えることができる一方、選択した範囲
で正しいオートフォーカスが得られない場合でも自動的
に範囲を切替えて再度オートフォーカス動作を行なうよ
うになるため、ユーザに負担をかけずにすばやく、確実
にオートフォーカス動作を実行させることができる。
【0066】また、上記実施の形態では、ステップA0
5で通常撮影モード時にコントラストのピーク値が最短
撮影距離である40[cm]より近いと判断した場合に
は、自動的にマクロ撮影モードに切替えて、ステップA
07に進み、再度マクロ撮影モードでのピークサーチを
行なうものとし、反対にステップA09でマクロ撮影モ
ード時にコントラストのピーク値が最長撮影距離である
40[cm]より遠いと判断した場合には、自動的に通
常撮影モードに切替えて、ステップA03に進み、再度
通常撮影モードでのピークサーチを行なうものとして説
明したが、このように撮影モードの切替えを単に自動的
に行なうだけでなく、切替えたことを例えば表示部46
を構成する液晶ファインダ部16でガイドメッセージと
して表示するようにしてもよい。
【0067】図5(1),(2)は、いずれも通常撮影
モードからマクロ撮影モードに切替えた場合にモニタ画
像上に表示するガイドメッセージ「フォーカスモードを
マクロへ切り替えました」「マクロモードに切り替えま
した」を例示するものである。
【0068】加えて、図5(3)は、通常撮影モードか
らマクロ撮影モードに切替えたことを、マクロ撮影を表
わす「チューリップの花」を模したシンボルMをモニタ
画像上に点滅表示することで表現した場合を例示するも
のである。
【0069】このように、撮影モードを切替えたことを
メッセージ表示することにより、このデジタルスチルカ
メラ10のユーザに対して被写体の合焦位置が属してい
る範囲を知らしめることができ、同様の被写体に対する
次回からの撮影に際して適切な撮影モードの設定が行な
われるように促すことができる。
【0070】また、上記実施の形態では、マクロ撮影モ
ード時のみに、自動的に合焦範囲に伴って撮影条件デー
タを選ぶようにしたが、通常撮影モードの時にも同じよ
うに自動的に撮影条件を選んで設定するようにしても良
い。なお、自動的に選ばれる撮影条件データは一つとし
たが、合焦範囲に適した撮影条件データを複数選び、そ
の中からユーザーに選択させても良い。
【0071】また、通常撮影モードでの合焦範囲をいく
つかの範囲に分割してそれに伴う撮影条件データを選択
するようにしても良い。例えば40cm〜∞の範囲を2
分割し、40cm〜2mの範囲では人物撮影の範囲であ
るとして、上記図9の撮影条件データの中から1の“人
物と風景1”を選び、2m〜∞の範囲では風景撮影の範
囲であるとして図9の撮影条件データの中から、9
“森”を選ぶ。以上のように合焦範囲を2分割すること
により、より適切な合焦範囲に伴った撮影条件データを
選ぶことができる。
【0072】さらに、2分割だけでなく合焦範囲をさら
に複数の範囲に分割して、その範囲に適した撮影条件デ
ータを選ぶようにしても良い。合焦範囲を分割した時も
同様に、合焦範囲に適した撮影条件データを複数選び、
その中からユーザーに選択させても良い。
【0073】このように通常撮影モードでも適切な撮影
条件データの選択が行なわれるので、短時間で自動合
焦、撮影条件の設定を終えることができ、撮影までを簡
単且つスムーズに行なうことができる。したがって、ユ
ーザーに負担をかけず、使い勝手が良いものとなる。
【0074】合焦範囲に適した撮影条件データを複数の
中からユーザーに選択させる場合は、例えば図5(4)
に示すように液晶ファインダ部16に撮影条件データを
メニュー表示させ、ユーザーが選ぶようにしても良い。
【0075】もちろん表示の形態はこれに限らず、撮影
条件データをアイコン化し表示させるなど様々な表示形
態が可能である。このように、ユーザーに選択させるこ
とにより、さらに細かく適切に自分の好みの撮影条件デ
ータを選ぶことができる。
【0076】また、上記実施の形態ではすべて、撮影条
件データを選択するタイミングがレンズの駆動範囲に伴
い、上記図9の撮影条件データより選ぶようにしたが、
AF、AEを行なった後でその合焦点に基づき、図9の
撮影条件データを自動的に選択されるようにしても良
く、このとき合焦点に基づく撮影条件データが複数ある
場合は、ユーザーに選択させるようにすればよい。
【0077】なお、上記実施の形態では、例えば通常撮
影モード下で合焦位置がマクロ撮影モードの範囲に属す
ると判断した場合には、一時的にマクロ撮影モードの合
焦範囲でオートフォーカスと自動露光を行なって撮影を
実行し、その後に元の通常撮影モードに復帰するような
処理内容について例示したが、合焦範囲の切替えと共に
一時的ではなしに、以後の撮影モードも切替えてしまう
ように設定することとしてもよい。
【0078】(第2の実施の形態)以下本発明をコント
ラスト方式の自動合焦機能を有するデジタルスチルカメ
ラに適用した場合の第2の実施の形態について図面を参
照して説明する。
【0079】なお、デジタルスチルカメラの外観構成に
ついては上記図1と、回路構成については上記図2とそ
れぞれ基本的に同様であるものとして、同一部分には同
一符号を付して、その図示及び説明は省略するものとす
る。
【0080】次いで上記実施の形態の動作について説明
する。
【0081】図6は、記録モード時のシャッタキー12
の操作に対応した、主として制御部42による制御処理
内容を示すものである。
【0082】同図に示すように、処理当初にはシャッタ
キー12が半押し操作されるのを待機し(ステップB0
1)、シャッタキー12が半押し操作されたと判断した
時点で、まず上記マクロキー21の操作により通常撮影
モードが選択されているか否かを判断する(ステップB
02)。
【0083】ここで、通常撮影モードが選択されている
と判断すると、通常撮影モードでのコントラスト値のピ
ークサーチを行なうべく、AF駆動部32によりCCD
33のフォーカスレンズを上記図8で示した40[c
m]から無限遠の範囲で順次全ステップで合焦させて、
コントラストデータを得る(ステップB03)。
【0084】このピークサーチの結果、コントラストデ
ータのピーク値を検出することができたか否かを判断す
るもので(ステップB04)、検出することができたと
判断した場合には、続けてピーク値を得ることができた
合焦位置が40[cm]より近いか否かを判断する(ス
テップB05)。
【0085】これは、図4(2)に示すようにピーク値
が通常撮影モードの最短撮影距離である40[cm]よ
り近いか否かで、本来の合焦位置がマクロ撮影モードの
範囲にあるか否かを判断するものである。
【0086】ここで、ピーク値が40[cm]より近い
合焦位置にはなく、図4(1)に示すように通常撮影モ
ードの合焦位置範囲である40[cm]と無限遠との間
にある場合には、そのまま通常撮影モードでのオートフ
ォーカスと自動露光とを行なう(ステップB06)。
【0087】また、上記ステップB02で通常撮影モー
ドではなくマクロ撮影モードが選択されていると判断し
た場合には、マクロ撮影モードでのコントラスト値のピ
ーチサーチを行なうべく、AF駆動部32によりCCD
33のフォーカスレンズを上記図8で示した1[cm]
から40[cm]の範囲で順次全ステップで合焦させ
て、コントラストデータを得る(ステップB09)。
【0088】このピークサーチの結果、コントラストデ
ータのピーク値を検出することができたか否かを判断す
るもので(ステップB10)、検出することができたと
判断した場合には、続けてピーク値を得ることができた
合焦位置が40[cm]より遠いか否かを判断する(ス
テップB11)。
【0089】これは、図4(4)に示すようにピーク値
がマクロ撮影モードの最長撮影距離である40[cm]
より遠いか否かで、本来の合焦位置が通常撮影モードの
範囲にあるか否かを判断するものである。
【0090】ここで、ピーク値が40[cm]より遠い
合焦位置にはなく、図4(3)に示すようにマクロ撮影
モードの合焦位置範囲である1[cm]と40[cm]
との間にある場合には、そのままマクロ撮影モードでの
オートフォーカスと自動露光とを行なう(ステップB1
2)。
【0091】また、上記ステップB05でピーク値の合
焦位置が40[cm]より近いと判断した場合には、本
来の合焦位置がマクロ撮影モードの合焦範囲に属するも
のであると考えられるので、マクロ撮影モードへの切替
操作を促すガイドメッセージを表示部46を構成する液
晶ファインダ部16で表示出力させた上で(ステップB
07)、再び上記ステップB01からの処理に戻る。
【0092】図7(1),(2)は、いずれも通常撮影
モードからマクロ撮影モードに切替えることを促すべ
く、モニタ画像上に表示するガイドメッセージ「フォー
カスモードをマクロへ切り替えて下さい!」「マクロモ
ードに切り替えて下さい!」を例示するものである。
【0093】また、図7(3)は、通常撮影モードから
マクロ撮影モードに切替えることを、マクロ撮影を表わ
す「チューリップの花」を模したシンボルMをモニタ画
像上に点滅表示することで促すように表現した場合を例
示するものである。
【0094】このように、撮影モードの切替えを促すガ
イドメッセージを表示することにより、このデジタルス
チルカメラ10のユーザに対して被写体の合焦位置がそ
の時点で設定されている撮影モードではないことを知ら
しめ、すみやかに撮影モードの切替えを指示することが
できる。
【0095】また、同様に、上記ステップB11でピー
ク値の合焦位置が40[cm]より遠いと判断した場合
には、本来の合焦位置が通常撮影モードの合焦範囲に属
するものであると考えられるので、通常撮影モードへの
切替操作を促すガイドメッセージを表示部46を構成す
る液晶ファインダ部16で表示出力させた上で(ステッ
プB13)、再び上記ステップB01からの処理に戻
る。
【0096】しかして、上記ステップB06またはステ
ップB12でオートフォーカスと自動露光とを行なった
後に、再度シャッタキーが半押し状態であることを確認
しながら(ステップB14)、シャッタキーが全押し操
作されるのを待機する(ステップB15)、という動作
を繰返す。
【0097】ここで、シャッタキーの半押し操作が解除
された場合にはステップB14でこれを判断し、再び上
記ステップB01からの処理に戻る。
【0098】また、ステップB15でシャッタキーが全
押し操作されたと判断すると、上記オートフォーカスと
自動露光の結果に基づいて撮影を実行し(ステップB1
6)、CCD33より取込んだ画像データをサンプルホ
ールド回路36、A/D変換器37、カラープロセス回
路38、DMAコントローラ39、及びDRAMインタ
フェース40を介してDRAM41に記憶させた後にJ
PEG回路48でデータ圧縮してフラッシュメモリ49
に記録保存し(ステップB17)、以上で一連の撮影処
理を終了したものとして、再度の撮影に備えるべく上記
ステップB01からの処理に戻る。
【0099】なお、上記ステップB04またはステップ
B10で、ピークサーチの結果、コントラストデータの
ピーク値を検出することができなかったと判断した場合
には、例えば被写体像の光量が不足しており、明確なコ
ントラストが得られず、オートフォーカスを実行するこ
とができないものとして、オートフォーカスが不可であ
る旨を表示部46を構成する液晶ファインダ部16でガ
イドメッセージにより表示した上で(ステップB0
8)、再度の撮影に備えるべく上記ステップB01から
の処理に戻る。
【0100】このように、オートフォーカスを行なう範
囲を二分し、選択された一方の範囲のみでコントラスト
値のピークサーチを行なって、ピーク値が異なる範囲で
得られると判断した際には、他方の範囲に切替えるよう
ユーザに促す。
【0101】そのため、被写体に応じてオートフォーカ
スを行なう範囲の選択を行なうことで、より短時間のう
ちに自動合焦を終えることができる一方、選択した範囲
で正しいオートフォーカスが得られない場合でもユーザ
に範囲の切替えを促し、正しい範囲での自動合焦に移行
させることができる。
【0102】なお、上記第1及び第2の実施の形態で
は、いずれもオートフォーカスでコントラスト値のピー
クサーチを行なう範囲を、通常撮影モードとマクロ撮影
モードとの2つに分けて制御する場合について説明した
が、本発明はこれに限るものではなく、例えばマクロ撮
影モード、近景撮影モード、及び円形撮影モードのよう
に3つに分割するものとしてもよく、さらには個々の合
焦範囲を明確に区分するのではなく、それぞれに合焦範
囲が重複するものとして区分設定するものとしてもよ
い。
【0103】また、上記第1及び第2の実施の形態は、
いずれもデジタルスチルカメラに適用した場合について
例示したものであるが、本発明はこれに限らず、オート
フォーカスを行なう範囲を複数に区分設定して撮影を行
なうようなものであれば、アナログ/デジタルのビデオ
カメラや監視用のカメラ等、どのような撮像装置であっ
ても適用可能であることは勿論である。
【0104】その他、本発明は上記実施の形態に限ら
ず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施す
ることが可能であるものとする。
【0105】さらに、上記実施の形態には種々の段階の
発明が含まれており、開示される複数の構成要件におけ
る適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例
えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの
構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題
の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の
効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得ら
れる場合には、この構成要件が削除された構成が発明と
して抽出され得る。
【0106】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、自動合焦
を行なう範囲を二分し、選択された一方の範囲のみで自
動合焦のサーチを行なって、合焦が得られなかった際に
のみ自動的に他方の範囲に切替えて自動合焦のサーチを
再度行なうようになるため、被写体に応じて合焦範囲の
選択を行い、その範囲に対応した撮影条件データを選択
し、設定することで、より短時間のうちに自動合焦を終
え、撮影できる一方、選択した範囲で合焦が得られなか
った場合でも自動的に範囲を切替えて合焦動作を行なう
ようになるため、使用者に負担をかけずに確実に自動合
焦を得ることができる。
【0107】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、上記撮影条件データが撮
影シーンを表す見本画像を備えることにより、撮影前に
撮影シーンを想定でき、撮影の参考にすることができ
る。
【0108】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、上記撮影条件選択手段が
複数の撮影条件データの中からユーザーが選択すること
により、ユーザーが希望する撮影条件を設定することが
できる。
【0109】請求項4記載の発明によれば、自動合焦を
行なう範囲を二分し、選択された一方の範囲のみで自動
合焦のサーチを行なって、合焦が得られなかった際にの
み他方の範囲に切替えるよう使用者に促すため、被写体
に応じて合焦範囲の選択を行なうことで、より短時間の
うちに自動合焦を終えることができる一方、選択した範
囲で合焦が得られなかった場合でも使用者に範囲の切替
えを促し、正しい範囲での自動合焦に移行させることが
できる。
【0110】請求項5記載の発明によれば、自動合焦を
行なう範囲を二分し、選択された一方の範囲のみで自動
合焦のサーチを行なって、合焦が得られなかった際にの
み自動的に他方の範囲に切替えて自動合焦のサーチを再
度行なうようになるため、被写体に応じて合焦範囲の選
択を行ない、その範囲に対応した撮影条件データを選択
して設定することで、より短時間のうちに自動合焦を終
えて撮影できる一方、選択した範囲で合焦が得られなか
った場合でも自動的に範囲を切替えて合焦動作を行なう
ようになるため、使用者に負担をかけずに確実に自動合
焦を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデジタルスチ
ルカメラの背面側からの外観構成を示す斜視図。
【図2】同実施の形態に係る回路構成を示すブロック
図。
【図3】同実施の形態に係る撮影時のオートフォーカス
範囲の切替えを含む処理内容を示すフローチャート。
【図4】同実施の形態に係るコントラスト値のサーチ結
果を例示する図。
【図5】同実施の形態に係る表示部でのガイドメッセー
ジ表示を例示する図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る撮影時のオー
トフォーカス範囲の切替指示を含む処理内容を示すフロ
ーチャート。
【図7】同実施の形態に係る表示部でのガイドメッセー
ジ表示を例示する図。
【図8】オートフォーカスの範囲と制御ステップ数とを
例示する図。
【図9】撮影条件データを例示する図。
【図10】撮影条件データに対応した見本画像を例示す
る図。
【符号の説明】
10…デジタルスチルカメラ 11…カメラ本体 12…シャッタキー 13…ガイドパネル 14…各種キー 15…光学ファインダ窓 16…液晶ファインダ部 17…記録/再生切替えキー 18…電源キー 19…カーソルキー 20…選択キー 21…マクロキー 31…レンズ光学系 32…AF駆動部 33…CCD 34…タイミング発生器(TG) 35…垂直ドライバ 36…サンプルホールド回路(S/H) 37…A/D変換器(A/D) 38…カラープロセス回路 39…DMAコントローラ 40…DRAMインタフェース(I/F) 41…DRAM 42…制御部 43…VRAMコントローラ 44…VRAM 45…デジタルビデオエンコーダ 46…表示部 47…キー入力部 48…JPEG回路 49…フラッシュメモリ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H011 BA31 BB03 CA22 DA05 DA06 2H051 BA47 DA22 DA40 EA10 GA13 GA17 5C022 AA13 AB02 AB20 AB28 AB29 AB66 AC02 AC03 AC16 AC22 AC32 AC42 AC74

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動合焦機能を有する撮像装置において、 一定距離より遠い第1の合焦範囲と、上記一定距離より
    近い第2の合焦範囲の一方を選択する選択手段と、 指定された合焦範囲で合焦が得られるか否かを判断する
    合焦判断手段と、 上記選択手段で選択した一方の合焦範囲を指定して上記
    合焦判断手段で合焦が得られないと判断した場合に他方
    の合焦範囲を指定する範囲切替手段と上記指定された合
    焦範囲に対応した撮影条件データを選択する撮影条件選
    択手段と、 上記撮影条件選択手段で選択された撮影条件データを設
    定する撮影条件設定手段と、を具備したことを特徴とす
    る撮像装置。
  2. 【請求項2】上記撮影条件データは、撮影シーンを表わ
    す見本画像を備えることを特徴とする請求項1の撮像装
    置。
  3. 【請求項3】上記撮影条件選択手段は、複数の撮影条件
    データの中からユーザーが選択することを特徴とする請
    求項1の撮像装置。
  4. 【請求項4】自動合焦機能を有する撮像装置において、 一定距離より遠い第1の合焦範囲と、上記一定距離より
    近い第2の合焦範囲の一方を選択する選択手段と、 この選択手段で選択された合焦範囲で合焦が得られるか
    否かを判断する合焦判断手段と、 上記選択手段で選択した一方の合焦範囲を指定して上記
    合焦判断手段で合焦が得られないと判断した場合に、他
    方の合焦範囲への切替えを促すガイド表示を行なうガイ
    ド表示手段とを具備したことを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】一定距離より遠い第1の合焦範囲と、上記
    一定距離より近い第2の合焦範囲の一方を選択する選択
    工程と、 指定された合焦範囲で合焦が得られるか否かを判断する
    合焦判断工程と、 上記選択工程で選択した一方の合焦範囲を指定して上記
    合焦判断工程で合焦が得られないと判断した場合に他方
    の合焦範囲を指定する範囲切替工程と上記指定された合
    焦範囲に対応した撮影条件データを選択する撮影条件選
    択工程と、 上記撮影条件選択工程で選択された撮影条件データを設
    定する撮影条件設定工程とを有したことを特徴とする撮
    像装置の自動合焦方法。
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