JP2007166447A - 撮像装置、ズーム表示方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ズーム撮影時に、構図決定を素早く行うことができ、且つ画質のよい画像を撮影できる撮像装置、ズーム表示方法、およびプログラムの提供
【解決手段】 ユーザがズームボタンを押すと電子ズームにより画像41の一部を切り出して、Tボタン7−2の操作で指定されたズーム値で画像41を拡大し、指定されたズーム値に応じた画角の画像42を表示する。この際、ズームボタンが押されると同時にズームレンズ12−1の移動が開始されることから画像41から切取る画像の範囲をズームレンズの移動に応じて変化させ、画像41の画角を当初の画角と同じに保つようにする。ズームレンズ12−1の動作が電子ズームに追いつくと、電子ズームにより表示されている画像に代えて光学ズームにより電子ズームによって表示されていた画像と同じ画角の画像を表示する。
【選択図】 図4
【解決手段】 ユーザがズームボタンを押すと電子ズームにより画像41の一部を切り出して、Tボタン7−2の操作で指定されたズーム値で画像41を拡大し、指定されたズーム値に応じた画角の画像42を表示する。この際、ズームボタンが押されると同時にズームレンズ12−1の移動が開始されることから画像41から切取る画像の範囲をズームレンズの移動に応じて変化させ、画像41の画角を当初の画角と同じに保つようにする。ズームレンズ12−1の動作が電子ズームに追いつくと、電子ズームにより表示されている画像に代えて光学ズームにより電子ズームによって表示されていた画像と同じ画角の画像を表示する。
【選択図】 図4
Description
本発明はデジタルカメラ等の撮像装置に係るズーム表示技術に関する。
デジタルカメラなど画像を撮影、記録する撮像装置でズーム機能を備えたものがある。ズーム機能は大別して2つに分類される。1つは光学レンズを移動して撮像素子に結像させる画像の倍率そのものを変化させる光学ズームであり、他の1つは撮像素子に結像した画像の一部を切り出してそれをデジタル処理することによって拡大/縮小する電子ズームである。光学ズームでは撮像素子に結像した画像を間引いて逐次液晶画面に表示しており、電子ズームではデジタル処理することによって拡大/縮小した画像を逐次液晶画面に表示している。
光学ズームは目的の画像を撮像素子全体に結像させることができ、明瞭な画像を得ることが可能であるが、目的の画角を決めるまでに繰り返しズームモータを駆動してレンズを移動させなければならず、所望の画角を得るのに時間がかるといった課題があった。これに対し、電子ズームはデジタル処理によってズーム画像を得るのでズームレンズの移動時間を要しないことから画角を得るための時間はかからないが、ズームにより得られた画像の画質は光学ズームより劣っている。
従来、光学的ズーム手段と電子的ズーム手段とを設け、撮影対象の構図の選定等記録の準備段階では光学的ズーム手段の動作を最小限に抑え、電子的ズーム手段で対応し、実際の記録時に主に光学的ズーム手段により得られたズーム画像を記録するようにした電子撮像装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、撮影待機時(スルー画像表示時)までは電子ズームによって被写体の画角を選択し、撮影者が画角を決定してハーフシャッター操作を行った時点、若しくは電子ズーム操作が所定時間以上なされない場合に、電子ズームで決定した倍率までズームレンズを移動させるようにした電子カメラがある(例えば、特許文献2参照)。
上記特許文献1に開示の電子撮像装置では、記録時以外の期間には電子ズームを行うので画角決定までの消費電力を節約できるが、記録のために撮影指示を行ってから光学ズームを開始するので、光学ズームレンズの移動が完了するまでに時間を必要とするので、撮影動作がこの時間分遅れてしまうといった課題があった。
また、上記許文献2に開示の電子カメラでは、画角を決めるまでは電子ズームによるスムースな操作で被写体の画角を決めるようにし、画角決定から撮影指示の間に光学ズーム動作を行ない光学ズームによる画角が電子ズームによる画角に一致するまでズームレンズの移動を行うので、撮影指示により直ちに撮影を行ない記録することができることから上述した課題を解決することができる。
しかしながら、上記特許文献2に開示の技術では、電子ズームにより構図決定を迅速に行うことができるが、「シャッター半押し」、若しくは「電子ズーム操作が所定時間以上行われない」という条件が満たされない間はズームレンズの移動が行われなれず、「シャッター半押し」、若しくは「電子ズーム操作が所定時間以上行われない」という条件が満たされてからズームレンズの移動が開始されるので、撮影動作は光学ズームの倍率が電子ズームに追いつくまで待たねばならず、撮影指示がこの時間分遅れたり、決定された構図(画角)において光学ズームによる画質の良好な画像を見て構図を再確認することができない場合があるといった課題があった。
しかしながら、上記特許文献2に開示の技術では、電子ズームにより構図決定を迅速に行うことができるが、「シャッター半押し」、若しくは「電子ズーム操作が所定時間以上行われない」という条件が満たされない間はズームレンズの移動が行われなれず、「シャッター半押し」、若しくは「電子ズーム操作が所定時間以上行われない」という条件が満たされてからズームレンズの移動が開始されるので、撮影動作は光学ズームの倍率が電子ズームに追いつくまで待たねばならず、撮影指示がこの時間分遅れたり、決定された構図(画角)において光学ズームによる画質の良好な画像を見て構図を再確認することができない場合があるといった課題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、ズーム撮影時に、構図決定が素早くでき、且つ画質のよい画像を撮影できる撮像装置、ズーム表示方法、およびプログラムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、ズーム値に応じてズームレンズを移動させて得た光学系からの画像を表示する光学ズーム機能と光学系からの画像を切り出してズーム値に応じて拡大/縮小して表示する電子ズーム機能を備えた撮像装置において、ズーム値を指定するズーム値指定手段と、ズーム値指定手段によってズーム値が指定されたときは、指定されたズーム値に対応する画角の画像を電子ズーム機能によって表示する電子ズーム手段と、ズーム値指定手段によって指定されたズーム値に対応させてズームレンズを移動させるズームレンズ移動制御手段と、ズームレンズ移動制御手段によって移動制御されているズームレンズの位置に対応する画角とズーム値指定手段によって指定されたズーム値に対応する画角を比較する画角比較手段と、画角比較手段による比較の結果、ズームレンズの位置に対応する画角と指定されたズーム値に対応する画角が一致するとき、電子ズーム手段により表示されている画像と画角の等しい画像を光学ズーム機能による表示に切替えて表示する表示画像切替手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。
これにより、ズームレンズが指定されたズーム値に対応する位置まで移動する間は電子ズームによりズーム値に対応する画角の画像を表示するので、光学ズームの動作完了を待たなくても直ぐ構図確認ができる。また、ズームレンズが指定されたズーム値に対応する位置まで移動すると光学ズームによる画像に切替えるので電子ズームによる画像より鮮明で画質のよい画像の構図を確認してから撮影できる。
これにより、ズームレンズが指定されたズーム値に対応する位置まで移動する間は電子ズームによりズーム値に対応する画角の画像を表示するので、光学ズームの動作完了を待たなくても直ぐ構図確認ができる。また、ズームレンズが指定されたズーム値に対応する位置まで移動すると光学ズームによる画像に切替えるので電子ズームによる画像より鮮明で画質のよい画像の構図を確認してから撮影できる。
また、請求項2に記載の発明では、電子ズーム手段は、ズームレンズ移動制御手段によって移動させられているズームレンズの位置に対応して光学系からの画像を切出す画像切り出し手段と、画像切出し手段によって切り出された画像をズーム値指定手段によって指定されたズーム値に対応する画角になるように拡大/縮小して表示するズーム画像表示手段と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供する。
時間の経過により電子ズームによって光学系からの画像から切取られる画像の範囲が変化し、電子ズームによって表示される画像の画角が指定されたズーム値に対応する画角とは異なってくるが、これにより、新たにズーム値が指定されない限り、光学系からの画像から切取る画像の範囲をズームレンズの移動に応じて変化させ、表示画像の画角を指定されたズーム値に対応する画角と同じに保つことができる。
時間の経過により電子ズームによって光学系からの画像から切取られる画像の範囲が変化し、電子ズームによって表示される画像の画角が指定されたズーム値に対応する画角とは異なってくるが、これにより、新たにズーム値が指定されない限り、光学系からの画像から切取る画像の範囲をズームレンズの移動に応じて変化させ、表示画像の画角を指定されたズーム値に対応する画角と同じに保つことができる。
また、請求項3に記載の発明では、ズーム値指定手段によって指定されたズーム値に対応する画角の画像を電子ズーム手段によって表示する動作とズームレンズ移動制御手段の制御によってズームレンズを移動する動作を並行して実行する手段を備えたことを特徴とする請求項1および2に記載の撮像装置を提供する。
これにより、電子ズームによる画像表示中もズームレンズが移動できるのでズームレンズの移動に対応する画角が電子ズームによる画角に追いつく時間が短くなる。
これにより、電子ズームによる画像表示中もズームレンズが移動できるのでズームレンズの移動に対応する画角が電子ズームによる画角に追いつく時間が短くなる。
また、請求項4に記載の発明では、ズーム値に応じてズームレンズを移動させて得た光学系からの画像を表示する光学ズーム機能と光学系からの画像を切り出してズーム値に応じて拡大/縮小して表示する電子ズーム機能を備えた撮像装置におけるズーム表示方法であって、ズーム値を指定するステップと、ズームが指定されたときは、指定されたズーム値に対応する画角の画像を、移動ズームレンズの位置に対応して光学系からの画像を切出すステップと、切り出された画像を指定されたズーム値に対応する画角になるように拡大/縮小して表示するステップと、指定されたズーム値に対応させて、ズームレンズを移動させるステップと、ズームレンズの位置に対応する画角と指定されたズーム値に対応する画角を比較するステップと、比較の結果、ズームレンズの位置に対応する画角と指定されたズーム値に対応する画角が一致するとき、表示画像と画角の等しい画像を光学ズーム機能による表示に切替えて表示するステップと、を備えたことを特徴とするズーム表示方法を提供する。
これにより、ズームレンズが指定されたズーム値に対応する位置まで移動する間は電子ズームによりズーム値に対応する画角の画像を表示するので、新たにズーム値が指定されない限り、光学系からの画像から切取る画像の範囲をズームレンズの移動に応じて変化させ、表示画像の画角を指定されたズーム値に対応する画角と同じに保ち、光学ズームの動作完了を待たなくても直ぐ構図確認ができる。また、ズームレンズが指定されたズーム値に対応する位置まで移動すると光学ズームによる画像に切替えるので電子ズームによる画像より鮮明で画質のよい画像の構図を確認してから撮影できる。
これにより、ズームレンズが指定されたズーム値に対応する位置まで移動する間は電子ズームによりズーム値に対応する画角の画像を表示するので、新たにズーム値が指定されない限り、光学系からの画像から切取る画像の範囲をズームレンズの移動に応じて変化させ、表示画像の画角を指定されたズーム値に対応する画角と同じに保ち、光学ズームの動作完了を待たなくても直ぐ構図確認ができる。また、ズームレンズが指定されたズーム値に対応する位置まで移動すると光学ズームによる画像に切替えるので電子ズームによる画像より鮮明で画質のよい画像の構図を確認してから撮影できる。
また、請求項5に記載の発明では、ズーム値に応じてズームレンズを移動させて得た光学系からの画像を表示する光学ズーム機能と光学系からの画像を切り出してズーム値に応じて拡大/縮小して表示する電子ズーム機能を備えた撮像装置のコンピュータが実行可能なプログラムであって、請求項4に記載の撮影画像のズーム表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムを提供する。
これにより、撮像装置は、ズームレンズが指定されたズーム値に対応する位置まで移動する間は電子ズームによりズーム値に対応する画角の画像を表示し、新たにズーム値が指定されない限り、光学系からの画像から切取る画像の範囲をズームレンズの移動に応じて変化させ、表示画像の画角を指定されたズーム値に対応する画角と同じに保つことができるので、ユーザは光学ズームの動作完了を待たなくても直ぐ構図確認ができる。また、ズームレンズが指定されたズーム値に対応する位置まで移動すると光学ズームによる画像に切替えることができるので、ユーザは電子ズームによる画像より鮮明で画質のよい画像の構図を確認できる。
これにより、撮像装置は、ズームレンズが指定されたズーム値に対応する位置まで移動する間は電子ズームによりズーム値に対応する画角の画像を表示し、新たにズーム値が指定されない限り、光学系からの画像から切取る画像の範囲をズームレンズの移動に応じて変化させ、表示画像の画角を指定されたズーム値に対応する画角と同じに保つことができるので、ユーザは光学ズームの動作完了を待たなくても直ぐ構図確認ができる。また、ズームレンズが指定されたズーム値に対応する位置まで移動すると光学ズームによる画像に切替えることができるので、ユーザは電子ズームによる画像より鮮明で画質のよい画像の構図を確認できる。
本発明によれば、ズームレンズが指定されたズーム値に対応する位置まで移動する間は電子ズームによりズーム値に対応する画角の画像を表示するので、光学ズームの動作完了を待たなくても直ぐ構図確認ができる。また、ズームレンズが指定されたズーム値に対応する位置まで移動すると光学ズームによる画像に切替えるので、ユーザは電子ズームによる画像より鮮明で画質のよい画像の構図を確認できる。
本明細書において、ズーム値とはズーム操作により変化するズームレンズの位置に対応する値を意味し、焦点距離、ズーム倍率、ズーム段、画角を含む。また、本実施形態において、撮像装置は光学ズーム機能と電子ズーム機能を備えているものとする。
図1は、本発明に係る撮像装置の一実施例としてのデジタルカメラの外観を示す図であり、ここでは主として正面(図1(a))及び背面(図1(b))の外観を示す。デジタルカメラ100は、図1(a)に示すように正面側に撮像レンズ(レンズ群)2を有している。また、デジタルカメラ100の背面には図1(b)に示すように、モードダイアル3、液晶モニタ画面4、カーソルキー5、SETキー6、ズームボタン7(Wボタン7−1、Tボタン7−2)等が設けられている。また、上面にはシャッターキー8、電源ボタン9が設けられている。なお、側部には図示されていないが、パーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とUSBケーブルに接続する場合に用いるUSB端子接続部が設けられている。
図1は、本発明に係る撮像装置の一実施例としてのデジタルカメラの外観を示す図であり、ここでは主として正面(図1(a))及び背面(図1(b))の外観を示す。デジタルカメラ100は、図1(a)に示すように正面側に撮像レンズ(レンズ群)2を有している。また、デジタルカメラ100の背面には図1(b)に示すように、モードダイアル3、液晶モニタ画面4、カーソルキー5、SETキー6、ズームボタン7(Wボタン7−1、Tボタン7−2)等が設けられている。また、上面にはシャッターキー8、電源ボタン9が設けられている。なお、側部には図示されていないが、パーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とUSBケーブルに接続する場合に用いるUSB端子接続部が設けられている。
図2は、図1に示したデジタルカメラの電子回路構成の一実施例を示す図である。図2で、デジタルカメラ100は、基本モードである撮影モードにおいて、ズームレンズ12−1を移動させて光学ズーム動作を行わせるズーム駆動部11−1、フォーカスレンズ12−2を移動させて合焦動作を行わせるAF駆動部11−2、ズームレンズ12−1及びフォーカスレンズ12−2を含む撮像レンズ2を構成するレンズ光学系12、撮像素子であるCCD13、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15、サンプルホールド回路(S/H)16、A/D変換器17、カラープロセス回路18、DMA(Direct Memory Access)コントローラ19、DRAMインターフェイス(I/F)20、DRAM21、制御部22、VRAMコントローラ23、VRAM24、デジタルビデオエンコーダ25、表示部26、JPEG回路27、保存メモリ28、およびキー入力部30を備えている。
撮影モードでのモニタリング状態においては、ズーム駆動部11−1は、図3(a)に示すように、光学ズーム指示があると制御部50からの制御信号に基づいて図示しないズームレンズ駆動モータを駆動してズームレンズ12−1を光軸に沿って前後に移動させることによりCCD13に結像させる画像の倍率そのものを変化させる。
また、AF駆動部11−2は図示しないフォーカスレンズ駆動モータを駆動してフォーカスレンズ12−2を移動させる。
そして、上記撮像レンズ2を構成する光学系12の撮影光軸後方に配置された撮像素子であるCCD13が、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1フレーム分出力する。
また、AF駆動部11−2は図示しないフォーカスレンズ駆動モータを駆動してフォーカスレンズ12−2を移動させる。
そして、上記撮像レンズ2を構成する光学系12の撮影光軸後方に配置された撮像素子であるCCD13が、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1フレーム分出力する。
CCD13は被写体の二次元画像を撮像する固体撮像デバイスであり、典型的には毎秒数十フレームの画像を撮像する。なお、撮像素子はCCDに限定されずCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの固体撮像デバイスでもよい。
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路(S/H)16でサンプルホールドされ、A/D変換器17でデジタルデータ(画素)に変換され、カラープロセス回路18で画像補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行われて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb、Crが生成され、DMA(Direct Memory Access)コントローラ19に出力される。
DMAコントローラ19は、カラープロセス回路18の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb、Crを、同じくカラープロセス回路18からの複合(composite)同期信号、メモリ書き込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いてDRAMインターフェイス(I/F)20を介してバッファメモリとして使用されるDRAM21にDMA転送する。
制御部22は、このデジタルカメラ100全体の制御動作を司るものであり、CPU若しくはMPU(以下、CPU)と、後述するようなズーム表示時の動作制御を含む該CPUで実行される動作プログラムを記憶したフラッシュメモリ等のプログラム格納メモリ、及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成され、上記輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインターフェイス20を介してDRAM21から読出し、VRAMコントローラ23を介してVRAM24に書込む。
制御部22は、また、キー入力部30からの状態信号に対応してフラッシュメモリ等のプログラム格納用メモリに格納されている各モードに対応の処理プログラムやメニューデータを取り出して、デジタルカメラ100の各機能の実行制御、例えば、本発明に基づくズーム表示制御動作や、光学ズーム時のズームレンズの動作制御や、電子ズームによる指定角度(図5の説明参照)の画像表示制御のほか、スルー表示、自動合焦、撮影、記録、及び記録した画像の再生・表示等の実行制御等や機能選択時の機能選択メニューの表示制御、設定画面の表示制御等を行う。
デジタルビデオエンコーダ25は、上記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ23を介してVRAM24から定期的に読み出し、これらのデータを基にビデオ信号を生成して上記表示部26に出力する。
表示部26は、上述したように撮影モード時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、デジタルビデオエンコーダ25からのビデオ信号に基づいた表示を行うことで、その時点でVRAMコントローラ23から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに液晶モニタ画面4に表示することになる。
制御部22は合焦指示に応じてその時点でCCD13から取込んでいる1フレーム分の輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送の終了後、直ちにCCD13からのDRAM21への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
この保存記録の状態では、制御部22がDRAM21に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインターフェイス20を介してY、Cb、Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読み出してJPEG(Joint Photograph cording Experts Group)回路27に書込み、このJPEG回路27でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピー符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。そして得た符号データを1画像のデータファイルとしてJPEG回路27から読出し、保存メモリ28に記録保存する。また、1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及び保存メモリ28への全圧縮データの書込み終了に伴って、制御部22はCCD13からDRAM21への経路を再び起動する。
また、基本モードである再生モード時には、制御部22が保存メモリ28に記録されている画像データを選択的に読出し、JPEG回路27で画像撮影モード時にデータ圧縮した手順とまったく逆の手順で圧縮されている画像データを伸張し、伸張した画像データをVRAMコントローラ23を介してVRAM24に展開して記憶させた上で、このVRAM24から定期的に読出し、これらの画像データを元にビデオ信号を生成して表示部26で再生出力させる。
上記JPEG回路27は複数の圧縮率に対応しており、圧縮率に対応させて記憶するモードには圧縮率の低い高解像度(一般に、高精細、ファイン、ノーマルなどと呼ばれる)に対応するモードと圧縮率の高い低解像度(一般にエコノミーなどと呼ばれる)モードがある。
また、高画素数から低画素数にも対応している。例えば、SXGA(1600×1200)、XGA(1024×786)、SVGA(800×600)、VGA(640×480)、QVGA(320×240)等と呼ばれる記録画素サイズがある。
また、高画素数から低画素数にも対応している。例えば、SXGA(1600×1200)、XGA(1024×786)、SVGA(800×600)、VGA(640×480)、QVGA(320×240)等と呼ばれる記録画素サイズがある。
保存メモリ28は、内蔵メモリ(フラッシュメモリ)やハードディスク、あるいは着脱可能なメモリカード等の記録媒体からなり画像データや撮影情報等を保存記録する。
キー入力部30は、上述したモードダイアル3、カーソルキー5、SETキー6、ズームボタン7(Wボタン7−1、Tボタン7−2)、シャッターキー8、電源ボタン9、およびメニューキー10と、キーが操作されると操作されたキーの操作信号を生成して制御部22に送出するキー処理部(図示せず)等から構成されている。
モードダイアル3は撮影モードや再生モードの選択を行うものである。ユーザはモードダイアル3を操作して、(静止画)通常撮影モード、マクロ撮影モード、連写モード、速写モード、・・、動画撮影モード、・・・等の撮影モードを選択することができる。
カーソルキー5はモード設定やメニュー選択等に際して液晶モニタ画面4に表示されるメニューやアイコン等をカーソルでポイント(指定)する際に操作するキーであり、カーソルキー5の操作によりカーソルを上下又は左右に移動させることができる。また、SETキー6はカーソルキー5によってカーソル表示されている項目を選択設定若しくは確認する際に押すキーである。
ズームボタン7は、ズーム操作に用いられ、光学ズームの場合はズームボタン7(Wボタン7−1またはTボタン7−2)の操作に対応してズームレンズ(可変焦点距離レンズ)12−1がワイド側またテレ側に移動され(図3(a)、(b))、ズームボタン7の操作に対応してズーム値が決定され、ズーム値の変化に追従して画角が実際に変化し、液晶モニタ画面4にはワイド(広角)画像又はテレ(望遠)画像が表示されるが(図3(b)、(d))、が(図3(b)、(e))、ズームレンズ12−1がズームボタン操作によって指定されたズーム値に対応する位置まで移動する間は、取り込まれた画像の一部がズームボタン操作によって指定されたズーム値に対応する画角になるように電子ズーム処理により切取られて図3(c)に示すように拡大/縮小されて表示される。
また、電子ズームの場合はズームボタン7−1、7−2の操作に対応してズーム値が決定されるが、実際の画角は変化せず、液晶モニタ画面4にはズーム値に応じたサイズの画像がトリミングされて拡大/縮小表示される(図3(e))。なお、ズームボタン7を点灯あるいは点滅可能な構成としてもよく、発光ダイオード等を用いて赤色若しくは緑色等に点灯若しくは点滅可能に構成してもよい。
シャッターキー8は、撮影時にレリーズ操作を行うもので、2段階のストロークを有しており、1段目の操作(半押し状態)でオートフォーカス(AF)と自動露出(AE)を行わせるための合焦指示信号を発生し、2段目の操作(全押し状態)で撮影処理を行うための撮影指示信号を発生する。また、シャッターキー8を点灯若しくは点滅可能な構成としてもよく、発光ダイオード等を用いて赤色若しくは緑色等に点灯若しくは点滅可能に構成してもよい。
図3は光学ズームおよび電子ズームの概念図である。光学ズームは制御部22の制御下でズーム駆動部11−1がズームモータを駆動して、図3(a)、(b)に示すようにズームレンズ12−1の位置を移動させることにより、焦点距離f、f’を変化させて行う。ズームレンズ12−1の移動によって図3(b)、(d)に示すようにCCD13に結像される画像サイズが変化する。これに対し、電子ズームでは図3(e)に示すように光学レンズを介して画像メモリ32に取り込まれた画像の一部分を切り出してデジタル画像処理によって拡大処理を行うことによりズーム画像を得る。また、電子ズームされた画像はビデオエンコーダ41に送られてスルー画像表示される。
図4は本発明に基づくズーム表示方法の説明図であり、図4(a)はズーム操作前のスルー画像、図4(b)はズーム操作後のスルー画像を示す。図4で、符号41はズーム操作前のスルー画像、図46はズーム操作後のスルー画像を示す。
ユーザが図4(a)の状態でTボタン7−2を押すと、電子ズームにより画像41の一部を切り出して拡大し、Tボタン7−2の操作で指定されたズーム値に応じた画角の画像46を表示する。この際、Tボタン7−2が押されると同時にズームレンズ12−1(図2、図3)の移動が開始されることからTボタン7−2の操作で指定されたズーム値で画像41を拡大していると時間の経過により電子ズームにより切取られる画像の範囲が変化し、電子ズームによって拡大表示される画像42の画角が変化するので、新たにズームボタン7(Tボタン7−2またはWボタン7−1)が押されない限り、画像41から切取る画像の範囲をズームレンズの移動に応じて変化させ、画像41の画角を当初の画角と同じに保つようにする。ズームレンズ12−1の動作が電子ズームに追いつくと、電子ズームにより表示されている画像に代えて光学ズームにより電子ズームによって表示されていた画像と同じ画角の画像を表示する。
ユーザが図4(a)の状態でTボタン7−2を押すと、電子ズームにより画像41の一部を切り出して拡大し、Tボタン7−2の操作で指定されたズーム値に応じた画角の画像46を表示する。この際、Tボタン7−2が押されると同時にズームレンズ12−1(図2、図3)の移動が開始されることからTボタン7−2の操作で指定されたズーム値で画像41を拡大していると時間の経過により電子ズームにより切取られる画像の範囲が変化し、電子ズームによって拡大表示される画像42の画角が変化するので、新たにズームボタン7(Tボタン7−2またはWボタン7−1)が押されない限り、画像41から切取る画像の範囲をズームレンズの移動に応じて変化させ、画像41の画角を当初の画角と同じに保つようにする。ズームレンズ12−1の動作が電子ズームに追いつくと、電子ズームにより表示されている画像に代えて光学ズームにより電子ズームによって表示されていた画像と同じ画角の画像を表示する。
また、ユーザが図4(a)の状態でWボタン7−1を押すと、電子ズームにより画像41の一部を切り出して縮小し、Wボタン7−1の操作で指定されたズーム値に応じた画角の画像(図示せず)を表示する。この際、Wボタン7−1が押されると同時にズームレンズ12−1(図2、図3)の移動が開始されるので、Wボタン7−1の操作で指定されたズーム値で画像41を縮小していると、時間の経過により電子ズームにより切取られる画像の範囲が変化し、電子ズームによって縮小表示される画像の画角が変化するので、新たにズームボタン7(Wボタン7−1またはTボタン7−2)が押されない限り、画像41から切取る画像の範囲をズームレンズの移動に応じて変化させ、縮小された画像の画角を当初の画角と同じに保つようにする。
図5はデジタルカメラ100の撮影時の動作例を示すフローチャートであり、このフローチャートはデジタルカメラ100に本発明のズーム表示機能を実現させるためのプログラムを説明するためのものである。
以下に示す処理は基本的に制御部22が予めフラッシュメモリ等のプログラムメモリに記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラムメモリに格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。以下、図1〜図5に基いて説明する。なお、デジタルカメラ100が光学ズームと電子ズームを選択するように構成されている場合は、光学ズームが選択されているものとする。
以下に示す処理は基本的に制御部22が予めフラッシュメモリ等のプログラムメモリに記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラムメモリに格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。以下、図1〜図5に基いて説明する。なお、デジタルカメラ100が光学ズームと電子ズームを選択するように構成されている場合は、光学ズームが選択されているものとする。
デジタルカメラ1の電源がオンすると、制御部10は、まず、例えばRAM、DRAM21、VRAM27のクリアや、内蔵レジスタの設定等、必要な初期設定処理を実行する(ステップS1)。
次に、撮影モードが選択されると、制御部22はその時点のズーム値に対応した焦点距離でAE処理を実行し、光学系12からの被写体像を基にCCCD13から画像データを得ると共に自動ホワイトバランス(AWB)処理により光源の色に対応したホワイトバランスになるようにカラープロセス回路18で調整を施した上で、DMAコントローラ19及びDRAMインターフェイス(I/F)20を介してDRAM21にDMA転送し、DRAM21に取り込んだ画像データから画素数を間引いたビデオスルー画像データでVRAM27を書き換えて表示部26の液晶モニタ画面4にスルー表示する(ステップS2)。
ユーザはズームボタン7(Wボタン7−1、Tボタン7−2)を押すことにより光学ズーム値を指定できるので、制御部22はキー入力部30からの信号を調べ、ズームボタン7が操作されたか否かを調べ、ズームボタン7が操作された場合はステップS4に進み、そうでない場合はステップS5に進む(ステップS3)。
制御部22はズームレンズ12−1の現在の位置と上記ステップS3で指定されたズーム値を基にズームレンズ12−1の移動方向および移動距離(具体的には移動ステップ数)を算出し、距離カウンタに算出した距離X(具体的には、ステップ数)をセットする(ステップS4)。
制御部22はズームレンズ12−1の現在の位置と上記ステップS2で指定されたズーム値を基に算出した画角(以下、指定画角)とズームレンズ12−1の現在位置を基に算出した画角から、DRAM21に取り込まれた被写体画像から切り出す電子ズーム用画像の大きさを決定して取り込まれた被写体画像の中心を中心として決定されたサイズの画像を切り出し(ステップS5)、指定画角の画像サイズになるように拡大又は縮小した画像データから画素数を間引いたビデオスルー画像データでVRAM27を書き換えて表示部26の液晶モニタ画面4にスルー表示する。これにより、ズームボタン7の操作によって指定されたズーム値に対応する画角の画像が電子ズームによってスルー表示される(ステップS6)。
次に、制御部22はズーム駆動部11−1に制御信号を送ってズームレンズ12−1を現在位置から1ステップ移動させる。また、この際、距離カウンタから移動距離(ステップ数が設定されている場合は1)を差し引く(ステップS7)。
制御部22は光学ズームを行った場合にズームレンズ12−1の現在の位置で得られる画像の画角を算出し(ステップS8)、ステップS8で算出した画角と上記ステップS2で算出した指定画角が一致するか否かを調べ、一致した場合にはズームレンズ12−1の動作が電子ズームによるズームに追いついたものとしてステップS10に進み、一致しない場合はステップS3に戻る(ステップS9)。
ズームレンズ12−1の動作が電子ズームによるズームに追いついた場合は、制御部22は表示される画像を電子ズーム画像から光学ズームによる画像に切替えてスルー表示する。つまり、制御部22はその時点のズーム値に対応した焦点距離でAE処理を実行し、光学系12からの被写体像を基にCCD13から画像データを得ると共に自動ホワイトバランス(AWB)処理により光源の色に対応したホワイトバランスになるようにカラープロセス回路18で調整を施した上で、DMAコントローラ19及びDRAMインターフェイス(I/F)20を介してDRAM21にDMA転送し、DRAM21に取り込んだ画像データから画素数を間引いたビデオスルー画像データでVRAM27を書き換えて表示部26の液晶モニタ画面4にスルー表示する。これにより、電子ズームで表示されていた画像の画角と同じ画角の画像がスルー表示される(ステップS10)。
制御部22はキー入力部31からの信号を調べ、シャッターキー8が半押しされた場合はステップS12に進み、押されていない場合はステップS2に戻る(ステップS11)。
制御部22はAF駆動部11−2を制御して自動合焦処理を行わせ、自動合焦処理が終わると(つまり、フォーカスレンズを指定された合焦位置に移動させて合焦動作を行わせると共に絞り制御を行い合焦処理が終わると)合焦位置をロックしてステップS13に進む。なお、図示していないが合焦動作中もスルー画像は表示される(ステップS12)。
制御部22はキー入力部31からの信号を調べてシャッターキー8が全押し操作されたか否かを判定し、シャッターキー8が全押しされた場合はステップS14に進み、そうでない場合はステップS12に戻る(ステップS13)。
シャッターキー8が全押しされた場合は、その時点で直ちにCCD13からのDRAM21への経路を停止してスルー画像取得時とは異なる本撮影時のCCD駆動方式への切替を実行して画像データを取り込み、JPEG回路26で画像圧縮処理を施し、この圧縮データからなる画像ファイルを保存メモリ24に記録し、1フレーム分の撮影処理を終了する(ステップS14)。
上記図5のフローチャートに示した動作により、ズームレンズが指定されたズーム値に対応する位置まで移動する間は電子ズームによりズーム値に対応する画角の画像を表示するので、光学ズームの動作完了を待たなくても直ぐ構図確認ができる。また、ズームレンズが指定されたズーム値に対応する位置まで移動すると光学ズームによる画像に切替えるので電子ズームによる画像より鮮明で画質のよい画像の構図を確認してから撮影できる。
なお、上記図5に示したフローチャートではステップS5で電子ズームによる指定画角の画像をスルー表示を行い、ステップS6でズームレンズ12−1を動作させるようにしたが、実際にはステップS6のズームレンズ12−1の動作と、ステップS4〜6の動作は並行させて行うことが望ましい。
<変形例>
上記実施形態ではズームボタンの操作によりズーム値を指定したがズーム値の指定方法はズームボタンの操作に限定されない。
図6および図7は本発明に基づくズーム表示方法の変形例の説明図であり、図6はズームボタンの代わりにジョグダイヤルを設けた例、図6はタッチパネルを設け、タッチパネル上にズームバーを表示した例である。
上記実施形態ではズームボタンの操作によりズーム値を指定したがズーム値の指定方法はズームボタンの操作に限定されない。
図6および図7は本発明に基づくズーム表示方法の変形例の説明図であり、図6はズームボタンの代わりにジョグダイヤルを設けた例、図6はタッチパネルを設け、タッチパネル上にズームバーを表示した例である。
図6で、符号60はジョグダイヤル、符号61はスルー画像である。ジョグダイヤル60は回転可能に構成され、制御部22はジョグダイヤル60の回転量に比例してズーム値を決定し、電子ズームを行うと共にズームレンズの移動を開始させる。
ユーザがジョグダイヤル60を右に回転させると回転量に比例して拡大(ズームアップ)された被写体画像がスルー表示され、左に回転させると回転量に比例して縮小(ズームダウン)された被写体画像が縮小表示される。
ユーザがジョグダイヤル60を右に回転させると回転量に比例して拡大(ズームアップ)された被写体画像がスルー表示され、左に回転させると回転量に比例して縮小(ズームダウン)された被写体画像が縮小表示される。
図7で、符号70はタッチパネル、符号71はタッチパネル上に表示されたズームバー、符号72はスルー画像である。ユーザがズームバー71にタッチすると、制御部22はタッチされたズームバー71の位置から取得する距離情報(例えば、ズームバー71の中央からの距離)に比例してズーム値を決定し、電子ズームを行うと共にズームレンズの移動を開始させる。
ユーザがズームバー71の中央から右側にタッチすると中央からの距離に比例して拡大(ズームアップ)された被写体画像がスルー表示され、ズームバー71の中央から左側にタッチすると中央からの距離に比例して縮小(ズームダウン)された被写体画像が縮小表示される。
ユーザがズームバー71の中央から右側にタッチすると中央からの距離に比例して拡大(ズームアップ)された被写体画像がスルー表示され、ズームバー71の中央から左側にタッチすると中央からの距離に比例して縮小(ズームダウン)された被写体画像が縮小表示される。
なお、上記実施形態およびその変形例では光学系12にズーム駆動部11−1およびAF駆動部11−2を設け、ズームレンズ12−1とフォーカスレンズ12−2を別々に駆動可能とした例で説明したが、本発明はズームレンズ12−1とフォーカスレンズ12−2に共通した1つのレンズ駆動部を設け、1つのモータでズーミングとフォーカシングを可能とするいわゆるズームフォーカス方式によりレンズを移動させる撮像装置にも適用できる。
以上、本発明のいくつかの実施例について説明したが本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。例えば撮像装置という用語は、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話機のほか、撮像部を有する情報機器などにも適用し得るものである。
7 ズームボタン(ズーム値指定手段)
11−1 ズーム駆動部(ズームレンズ移動制御手段)
12−1 ズームレンズ
22 制御部(ズームレンズ移動制御手段、画像比較手段、表示画像切替え手段)
60 ジョグダイヤル(ズーム値指定手段)
71 ズームバー(ズーム値指定手段)
100 デジタルカメラ(撮像装置)
11−1 ズーム駆動部(ズームレンズ移動制御手段)
12−1 ズームレンズ
22 制御部(ズームレンズ移動制御手段、画像比較手段、表示画像切替え手段)
60 ジョグダイヤル(ズーム値指定手段)
71 ズームバー(ズーム値指定手段)
100 デジタルカメラ(撮像装置)
Claims (5)
- ズーム値に応じてズームレンズを移動させて得た光学系からの画像を表示する光学ズーム機能と光学系からの画像を切り出してズーム値に応じて拡大/縮小して表示する電子ズーム機能を備えた撮像装置において、
ズーム値を指定するズーム値指定手段と、
前記ズーム値指定手段によってズーム値が指定されたときは、指定されたズーム値に対応する画角の画像を前記電子ズーム機能によって表示する電子ズーム手段と、
前記ズーム値指定手段によって指定されたズーム値に対応させてズームレンズを移動させるズームレンズ移動制御手段と、
前記ズームレンズ移動制御手段によって移動制御されているズームレンズの位置に対応する画角と前記ズーム値指定手段によって指定されたズーム値に対応する画角を比較する画角比較手段と、
前記画角比較手段による比較の結果、前記ズームレンズの位置に対応する画角と前記指定されたズーム値に対応する画角が一致するとき、前記電子ズーム手段により表示されている画像と画角の等しい画像を前記光学ズーム機能による表示に切替えて表示する表示画像切替手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記電子ズーム手段は、前記ズームレンズ移動制御手段によって移動させられているズームレンズの位置に対応して光学系からの画像を切出す画像切り出し手段と、前記画像切出し手段によって切り出された画像を前記ズーム値指定手段によって指定されたズーム値に対応する画角になるように拡大/縮小して表示するズーム画像表示手段と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記ズーム値指定手段によって指定されたズーム値に対応する画角の画像を前記電子ズーム手段によって表示する動作と前記ズームレンズ移動制御手段の制御によってズームレンズを移動する動作を並行して実行する手段を備えたことを特徴とする請求項1および2に記載の撮像装置。
- ズーム値に応じてズームレンズを移動させて得た光学系からの画像を表示する光学ズーム機能と光学系からの画像を切り出してズーム値に応じて拡大/縮小して表示する電子ズーム機能を備えた撮像装置におけるズーム表示方法であって、
ズーム値を指定するステップと、
前記ズームが指定されたときは、
指定されたズーム値に対応する画角の画像を、前記移動ズームレンズの位置に対応して光学系からの画像を切出すステップと、前記切り出された画像を前記指定されたズーム値に対応する画角になるように拡大/縮小して表示するズーム画像表示手段と、
前記指定されたズーム値に対応させて、ズームレンズを移動させるステップと、
前記ズームレンズの位置に対応する画角と前記指定されたズーム値に対応する画角を比較するステップと、
前記比較の結果、前記ズームレンズの位置に対応する画角と前記指定されたズーム値に対応する画角が一致するとき、前記表示画像と画角の等しい画像を前記光学ズーム機能による表示に切替えて表示するステップと、
を備えたことを特徴とするズーム表示方法。 - ズーム値に応じてズームレンズを移動させて得た光学系からの画像を表示する光学ズーム機能と光学系からの画像を切り出してズーム値に応じて拡大/縮小して表示する電子ズーム機能を備えた撮像装置のコンピュータが実行可能なプログラムであって、
請求項4に記載の撮影画像のズーム表示方法を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005362616A JP2007166447A (ja) | 2005-12-16 | 2005-12-16 | 撮像装置、ズーム表示方法、およびプログラム |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007166447A true JP2007166447A (ja) | 2007-06-28 |
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ID=38248803
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JP (1) | JP2007166447A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011205345A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Nec Casio Mobile Communications Ltd | 撮像装置及びプログラム |
WO2014027567A1 (ja) * | 2012-08-15 | 2014-02-20 | 日本電気株式会社 | 画像処理システム、画像処理方法、及びプログラム |
-
2005
- 2005-12-16 JP JP2005362616A patent/JP2007166447A/ja active Pending
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WO2014027567A1 (ja) * | 2012-08-15 | 2014-02-20 | 日本電気株式会社 | 画像処理システム、画像処理方法、及びプログラム |
JPWO2014027567A1 (ja) * | 2012-08-15 | 2016-07-25 | 日本電気株式会社 | 画像処理システム、画像処理方法、及びプログラム |
US10070043B2 (en) | 2012-08-15 | 2018-09-04 | Nec Corporation | Image processing system, image processing method, and program |
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