JP2003179798A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JP2003179798A
JP2003179798A JP2001375473A JP2001375473A JP2003179798A JP 2003179798 A JP2003179798 A JP 2003179798A JP 2001375473 A JP2001375473 A JP 2001375473A JP 2001375473 A JP2001375473 A JP 2001375473A JP 2003179798 A JP2003179798 A JP 2003179798A
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Hideo Nakajima
秀夫 中島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】モニタ表示において撮影対象の細部を確認可能
とする。 【解決手段】シャッターボタン無押し状態では液晶表示
装置に二次元撮像素子で撮像した撮影対象の全体画像を
液晶表示装置の解像度で表示する(a)。シャッターボタ
ンが半押し状態となったならば、予めユーザに設定され
たフォーカスエリア中心周辺の領域の二次元撮像素子で
撮像した画像を、より高解像度で拡大表示エリア中に表
示する(b)。また、拡大表示エリアに画像を表示する
撮影対象全体中の位置(c)や、画像拡大表示エリアに
表示する画像の解像度(d)は、ユーザ操作に応じて随
時変更する。そして、シャッターボタンが全押し状態と
なったならば、二次元撮像素子で撮像した、記録画像用
の解像度による、撮影対象の全体画像を、圧縮符号化
し、記録メディアに記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影した画像をデ
ジタルデータ記憶媒体に記録するデジタルカメラにおい
て、被写体を表示装置にリアルタイムで表示するライブ
ビュー表示の技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮影した画像をデジタルデータ記憶媒体
に記録するデジタルカメラには、通常、記録した画像の
再生表示を行うための、液晶表示装置などを用いた表示
装置が備えられている。また、一部のデジタルカメラで
は、この表示装置を用いて、被写体をリアルタイムで表
示するライブビュー表示をも行っている。そして、一般
に、光学実像式のファインダを備えていないデジタルカ
メラでは、このようなライブビュー表示は、ファインダ
に代えて、撮影対象の被写体の確認のために用いられて
いる。
【0003】一方、記録した画像の再生表示の技術とし
ては、たとえば、特開平11-331651号公報記載の、再生
する画像の一部をユーザの操作に応じて拡大して表示装
置に表示する技術が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したライブビュー
表示を撮影対象の被写体の確認に用いる技術によれば、
ライブビュー表示が、記録する画像を撮影する撮像素子
と同じ撮像素子によって撮像した画像を表示するもので
あるため、理論的には、光学実像式のファインダを用い
る場合も、より撮影結果に近い画像で、被写体の確認を
行うことができるようになる。
【0005】しかし、その一方で、デジタルカメラに設
けられる表示装置は、サイズ上の要請などより、一般に
そのデジタルカメラで撮影記録可能な解像度よりも遥か
に低い解像度でしか画像の表示を行うことができない。
すなわち、デジタルカメラの表示装置の画素数は、記録
される画像の画素数よりも遥かに少なく、このような表
示装置で表示される画像の解像度は、人間が持つ画像認
識の解像度より劣るものである。
【0006】したがって、ユーザは、このようなライブ
ビュー表示によっては、撮影しようとする対象の細部に
ついては、それが適正に撮影しうる状態にあるのかどう
かを確認することができず、その結果、意図通りの撮影
が行えない場合が生じる。なお、前述した撮影記録した
画像の一部を拡大して表示する再生表示の技術によれ
ば、撮影記録を完了した画像についてその細部を確認す
ることができるが、これはあくまでも撮影記録完了後の
確認であり、従来のフィルム式カメラにおける、現像後
の画像確認に相当するものである。そして、このような
撮影完了後の確認の技術では、意図通りの撮影を行うた
めに、撮影、記録、拡大再生表示、再撮影といった操作
手順を繰り返し行うことが必要となる。したがって、た
とえば、撮影機会がある短い期間にしかない被写体につ
いて、意図通りの撮影を行うことができなくなってしま
うなどの不具合が生じる。
【0007】そこで、本発明は、デジタルカメラにおい
て、ユーザが撮影前に、撮影対象が適正に撮影しうる状
態にあるのかどうかを細部についてまで確認可能な、ラ
イブビュー表示を行うことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題達成のために、
本発明は、たとえば、2次元画像を撮像する撮像素子
と、記録する二次元画像の撮影の指示を受け付ける記録
スイッチと、前記記録スイッチで撮影の指示を受け付け
た場合に前記撮像素子で撮像した2次元画像を不揮発性
の記録媒体に記録する記録手段と、表示装置とを備えた
デジタルカメラに、前記記憶スイッチが撮影の指示を受
け付けていない期間において、前記撮像素子で繰り返し
撮像される、撮影対象全体を、前記表示装置の解像度以
下の解像度で表す画像を、全体画像として前記表示装置
に表示するライブビュー表示手段と、前記記憶スイッチ
が撮影の指示を受け付けていない期間において、ユーザ
の所定の操作に応答して、前記撮像素子で撮像される、
前記撮影対象全体の一部の領域を、前記全体画像よりも
高い解像度で表す画像を、前記全体画像と共に又は前記
全体画像に代えて表示される詳細画像として前記表示装
置に表示する詳細表示手段と備えたものである。
【0009】このようなデジタルカメラによれば、撮影
記録前に、撮影対象の被写体の一部の領域を、被写体全
体を表示する場合に比べ、より高解像度で表示させるこ
とができるので、ユーザは撮影前に撮影対象が適正に撮
影しうる状態にあるのかどうかを細部についてまで検討
することが可能となる。
【0010】また、このようなデジタルカメラにおい
て、当該デジタルカメラの撮影エリア中に、合焦制御の
主対象となるフォーカスエリアが設定されている場合に
は、前記詳細表示手段が、前記撮影対象全体の一部の領
域として、フォーカスエリア中心周辺の領域を設定すれ
ば、ユーザは、最も重要視するポイント(一般的にはフ
ォーカスエリア周辺である)について、その細部を直ち
に確認可能となる。
【0011】また、フォーカスエリアをユーザが設定可
能な場合においても、前記詳細表示手段は、前記フォー
カスエリアの変更に追従して、前記撮影対象全体の一部
の領域を、フォーカスエリア中心周辺に設定するように
することにより、そのフォーカスエリア中心周辺の細部
を確認するために特段の操作を行う必要を排することが
できる。
【0012】また、これらのデジタルカメラにおいて、
前記記録スイッチが、撮影開始指示を表す全押し状態
と、半押し状態とをとるシャッターボタンである場合に
は、前記ユーザの所定の操作を、前記シャッターボタン
の半押しとし、これに応答して詳細画像を表示すること
により、ユーザに対して、ユーザの撮影操作と一連の一
体感ある操作性による、撮影対象の細部確認機能を提供
することができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。まず、第1の実施形態について説明する。図
1に、本実施形態に係るデジタルカメラの構成の概要を
示す。図中aはデジタルカメラの背面模式図、図中bはデ
ジタルカメラの側面模式図である。図示するように、デ
ジタルカメラは、撮影レンズ群2の後方位置の適所にC
CDカラーエリアセンサ等の二次元撮像素子30が配置
されたものである。また、この撮影レンズ群2は、変倍
レンズ21と補償レンズ22とを備えている。一方、カ
メラ本体1の内部には、変倍レンズ21のズーム比の変
更を行うためのズームモータ23、および補償レンズ2
2を駆動して合焦を行うための合焦用モータ24とが設
けられている。また、カメラ本体1の上端部には、内蔵
フラッシュが設けられており、カメラ本体1の上面に
は、シャッターボタン50、その他の入力キー54が設
けられている。また、カメラ本体1の背面には、撮影画
像のライブビュー表示や記録画像の再生表示等を行なう
液晶ディスプレイ(LCD)40、4方向キー51、増
減キー52、拡大表示解除ボタン53その他の各種入力
キー54が設けらている。そして、カメラ本体1の側面
には、画像の過般型の記録メディアのスロット60が設
けられている。なお、カメラ本体1の上面に設けたシャ
ッターボタン50は、合焦制御などのトリガーとして用
いる半押し状態と、撮影記録のトリガーとして用いる全
押し状態とを検出し出力するものである。
【0014】次に、図2にデジタルカメラの機能構成を
示す。図中において、二次元撮像素子30は、レンズ群
により結像された被写体の光像を、R(赤),G
(緑),B(青)の色成分の画像信号(各画素で受光さ
れた画素信号の信号列からなる信号)に光電変換して出
力する。画像信号処理部101は、二次元撮像素子30
の出力に、A/D変換や、色空間変換や、その他の処理を
施してデジタル画像データに変換する。メモリ部102
は画像信号処理部101が出力するデジタル画像データ
を一時的に記憶する。なお、メモリ部は、複数のフレー
ムメモリを備えている。次に、記録処理部113は、メ
モリ部102に記憶されたデジタル画像データを圧縮符
号化し、スロット60に装着された記録メディア70に
書き込んだり、スロット60に装着された記録メディア
70に記録されたデジタル画像データを読み込んで復号
化しメモリ部102に書き込む処理を行う。そして、表
示制御部104は、メモリ部102に記録されたデジタ
ル画像データが表す画像の液晶ディスプレイ40への画
像の表示等を制御する。撮影処理部109は、二次元撮
像素子30と画像信号処理部101を制御し、二次元撮
像素子30からの各画素の画像信号の読み出しと、その
デジタル画像データ化を、設定された露出などに応じて
制御する。また、メモリ制御部110は、以上のメモリ
部102に対するデジタル画像データの読み書きを制御
する。
【0015】そして、主制御部111は、以上の各部の
動作の制御や、合焦機構105による合焦用モータ24
を用いた合焦動作や、ズーム機構106によるズームモ
ータ23を用いたズーム動作や、露出制御や、フラッシ
ュ108による照明動作の制御を、測光装置107より
の測光データや、シャッターボタン50や、上記各種入
力キー51-54の操作に応じて行う。
【0016】以下、このようなデジタルカメラにおける
液晶ディスプレイ40を用いたライブビュー表示動作に
ついて説明する。ここで、本デジタルカメラは、ユーザ
の入力キー操作によって切り替えられる動作モードとし
て、ユーザの入力キー操作に応じて記録メディア70に
記憶したデジタル画像データをメモリ部102の再生画
像用のフレームメモリに読み出して、表示制御部104
により液晶ディスプレイ40に表示する再生モードと、
被写体の撮影を行う撮影モードとを有する。以下では、
この撮影モードにおける動作について説明する。
【0017】撮影モードにおいて、まず、予め主制御部
111は、ユーザの入力キー操作に応じて、フラッシュ
108の使用モードや、フォーカスエリアの指定を受け
付ける。本実施形態では、図3aに示すように、左右方
向に配置した5つのポイント301で中心が表示される
のいずれかのエリアをフォーカスエリアとして受け付け
る。
【0018】主制御部111は、シャッターボタン50
が半押し状態となると、受け付けたフォーカスエリアを
対象する合焦制御を合焦機構105に指示し、これを受
けた合焦機構105は、二次元撮像素子30のフォーカ
スエリアの出力信号波形が最も先鋭化するように、合焦
用モータ24を制御する合焦制御を行う。
【0019】ここで、図4に主制御部111のライブビ
ュー表示制御手順を示す。主制御部111は、シャッタ
ーボタン50が無押し状態にある期間、撮影制御部とメ
モリ制御部110を介して、二次元撮像素子30および
画像信号処理部101に繰り返し撮像を行せ、撮像され
た各画像フレームのデジタル画像データをメモリ部10
2中に設けた撮像画像用フレームメモリに書き込ませ
る。
【0020】そして、主制御部111は、撮像画像用フ
レームメモリのデジタル画像データの更新の度に、表示
制御部104に、撮像画像用フレームメモリのデジタル
画像データを、図3bに示すように、液晶ディスプレイ
40の縦横画素数に一致するように間引して、標準画像
データとして読み込ませる処理を繰り返す。また、表示
制御部104が、標準画像データとして読み込んだデジ
タル画像データが表す画像を液晶ディスプレイ40の表
示画面全面に表示するよう制御する(以上、ステップ4
01)。なお、図3bにおいて、b1は撮像画像用フレー
ムメモリ上の画像フレームを、b2は液晶ディスプレイ4
0に表示される画像フレームを表している。
【0021】ここで、このとき、表示制御部104内で
は、図2に示した読み込み処理部1041で読み込んだ
標準画像データを標準表示用フレームメモリ1043に
格納し、表示出力処理部1042は、この標準表示用フ
レームメモリ1043に格納されたデジタル画像データ
が表す画像を、液晶ディスプレイ40の表示画面全面に
表示する。なお、標準表示用フレームメモリ1043
は、書き込みと読み出しが衝突しないように通常ダブル
バッファ形式で構成する。
【0022】主制御部111は、以上の処理をシャッタ
ーボタン50が無押し状態にある期間繰り返しながら、
シャッターボタン50の半押しを監視する(ステップ4
02)。そして、シャッターボタン50の半押しが発生
したならば、先に設定されたフォーカスエリアの中心を
中心とする拡大対象エリアを撮像画像用フレームメモリ
の画像空間上に設定すると共に、拡大解像度を設定す
る。拡大対象エリアは、図3cに示すように、定数k/
拡大解像度(図では拡大解像度をRSで表示)で定義され
る半径を持つ円領域として定義され、本実施形態では、
この定数kは一定としている。また、ここでは拡大解像
度は所定の初期値を設定する。ただし、拡大解像度がと
り得る値は、二次元撮像素子30の最高解像度の正数分
の1とする。なお、図3cは、フォーカスエリアの中心
が画像フレームの中心に設定されている場合についての
ものである。
【0023】また、主制御部111は、図3dに示すよ
うに、液晶ディスプレイ40の表示領域上に所定の半径
を持つ拡大画像表示エリア302を設定する(以上、ス
テップ403)。ここで、拡大画像表示エリア302の
位置は、拡大対象エリアに対応する標準画像データによ
る表示画像上の領域を、拡大画像表示エリアが隠さない
位置に設定することが好ましい。または逆に、拡大対象
エリアに対応する標準画像データによる表示画像上の領
域の中心に拡大画像表示エリアの中心が一致するように
してもよく、この場合は、後述する拡大対象エリアの移
動に伴い拡大画像表示エリアの位置も移動するようにす
る。
【0024】次に、主制御部111は、撮像画像用フレ
ームメモリのデジタル画像データの更新の度に、表示制
御部104に、撮像画像用フレームメモリに格納された
デジタル画像データを、液晶ディスプレイ40の縦横画
素数に一致するように間引して、標準画像データとして
読み込ませる処理を繰り返す。また、撮像画像用フレー
ムメモリのデジタル画像データの更新及び拡大対象エリ
アの変更の度に、表示制御部104に、撮像画像用フレ
ームメモリから拡大対象エリア内のデジタル画像データ
を、拡大画像表示エリア中の画素数に、画素数が一致す
るように、縦横とも間引きする必要があるときには間引
して、拡大画像データとして読み込ませる処理を繰り返
す。また、表示制御部104が、標準画像データと拡大
画像データが表す画像の合成表示を行うよう制御する
(以上、ステップ404)。また、主制御部111は、
拡大対象エリアに対応する標準画像データが表す画像上
の領域の座標を表示制御部104に通知し、表示制御部
104に、拡大対象エリアに対応する領域の識別を標準
画像データが表す画像上に表示させる。
【0025】表示制御部104は、読み込み処理部10
41で読み込んだ標準画像データを標準表示用フレーム
メモリ1043に格納し、拡大画像データを拡大表示用
フレームメモリ1044に格納する。そして、表示出力
処理部1042は、標準表示用フレームメモリ1043
に格納されたデジタル画像データが表す画像上に、この
拡大表示用フレームメモリ1044に格納されたデジタ
ル画像データが表す画像を、先に設定された拡大画像表
示エリアの位置で合成して表示する合成表示を行う。ま
た、主制御部111から通知された拡大対象エリアに対
応する領域の識別を、標準画像データが表す画像上に表
示する。
【0026】この結果、シャッター無押し状態で図5a
に示すように標準画像データが表す画像501のみが全
面表示されている液晶ディスプレイ40の表示は、選択
されているフォーカスエリア中心301cに応じた位置
に、図5bに示すように拡大表示エリア503が設定さ
れ、拡大表示エリア503中にフォーカスエリア中心3
01c周辺の画像が拡大されて表示されると共に、標準
画像データが表す画像501上に、拡大表示されている
領域に対応する、標準データが表す画像中の部分を示す
マーカ504が表示さたものに変化する。
【0027】さて、このような合成表示を行っているシ
ャッターボタン50半押し状態において、ユーザが4方
向キー51の左右上下キーを操作すると(ステップ40
6)、その操作に応じて主制御部111は、拡大対象エ
リアを左右上下に移動する(ステップ411)。この結
果、液晶ディスプレイ40の表示は、図5cに示すよう
に拡大表示エリアに、フォーカスエリア中心から左右上
下にずれた位置を中心する領域の画像が拡大されて表示
されたものに変化する。
【0028】また、このような合成表示を行っているシ
ャッターボタン50半押し状態において、ユーザが増減
キー52を操作すると(ステップ407)、その操作に
応じて主制御部111は、拡大解像度を増減する(ステ
ップ412)。この結果、拡大解像度共々拡大対象エリ
アも変化し、液晶ディスプレイ40の表示は、図5dに
示すように拡大表示エリアに表示される画像の拡大率が
変化する。なお、拡大対象エリアに表示される画像は、
ある画像を拡大したもの、すなわち、補間などによって
新たな画素を生成したものではなく、二次元撮像素子3
0によって撮像された画像そのもの、すなわち、撮像さ
れた画素のみから構成されるものであることに留意され
たたい。
【0029】さて、このようなシャッターボタン50の
半押し状態期間中の処理において、シャッターボタン5
0が無押し状態に戻されると(ステップ405)、主制
御部111は、以上のような拡大表示エリアへの表示制
御部104の拡大画像データに基づく表示を中止させ、
ステップ401の処理に戻り、次のシャッターボタン5
0の半押しの発生を監視する。
【0030】また、シャッターボタン50の半押し状態
期間中の処理において、拡大表示解除ボタン53が押さ
れると(ステップ408)、以上のような拡大表示エリ
アへの表示制御部104の拡大画像データに基づく表示
を中止させ、表示を、標準画像データが表す画像の全面
表示に戻す(ステップ413)。そして、その後、シャ
ッターボタン50が無押し状態に戻されると(ステップ
405)、主制御部111は、以上のような拡大表示エ
リアへの表示制御部104の拡大画像データに基づく表
示を中止させ、ステップ401の処理に戻り、次のシャ
ッターボタン50の半押しの発生を監視する。
【0031】一方、シャッターボタン50の半押し状態
期間中の処理において、シャッターボタン50の全押し
状態が検知されたならば(ステップ409、415)、
主制御部111は、フラッシュ108使用の有無の設定
に応じたフラッシュ108の閃光制御などを行うなが
ら、二次元撮像素子30および画像信号処理部101に
撮像を行わせ、撮像された各画像フレームのデジタル画
像データをメモリ部102中に記録用に設けた記録用フ
レームメモリに書き込ませる。そして、記録用フレーム
メモリに書き込まれたデジタルデータを、記録制御部に
送って、圧縮符号化させ記録メディア70に記録させる
(以上ステップ410)。ただし、これは、フラッシュ
108使用無しの場合には、その時点で撮像画像用フレ
ームメモリに格納されている画像フレームのデジタル画
像データを記録制御部に送って、圧縮符号化させ記録メ
ディア70に記録させるものであってもよい。
【0032】そして、以上のような拡大表示エリアへの
表示制御部104の拡大画像データに基づく表示行って
いる場合には、これを中止させ、ステップ401の処理
に戻り、次のシャッターボタン50の半押しの発生を監
視する。以上、本発明の第1実施形態について説明し
た。以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
以上の第1実施形態では、常時、二次元撮像素子30お
よび画像信号処理部101によって高解像度の画像フレ
ームのデジタル画像データを生成させ、そのデジタル画
像データを撮像画像用フレームメモリに格納し、これよ
り低解像度の標準画像データによる液晶ディスプレイ4
0全面への画像表示と、拡大画像データによる拡大表示
エリアへの拡大画像表示を行ったが、二次元撮像素子3
0の画素数や読み出し時間や他部の処理能力によって
は、常時、高解像度の画像フレームのデジタル画像デー
タを生成させ撮像画像用フレームメモリに格納すると、
画像更新の時間間隔が大きくなりすぎ、実用上充分な程
度のリアルタイムなライブビュー表示が行えない場合が
ある。
【0033】本第2実施形態は、このような場合への適
用についてのものである。ここで、図6に主制御部11
1のライブビュー表示制御手順を示す。以下、前記第1
実施形態と異なる点を中心に説明する。主制御部111
は、シャッターボタン50が無押し状態にある期間、撮
影制御部とメモリ制御部110を介して、二次元撮像素
子30および画像信号処理部101に繰り返し撮像を行
せ、撮像された各画像フレームのデジタル画像データ
を、必要な場合には液晶ディスプレイ40の縦横画素数
に一致するように間引した上で、標準画像データとし
て、メモリ部102中の標準画像フレームメモリに書き
込ませる。ただし、この際に、図6aに示すように、二
次元撮像素子30からは、縦横それぞれについて、液晶
ディスプレイ40の縦横画素数以上の、二次元撮像素子
30から同時に読み出す必要のある最小数の画像信号を
を読み出す。ここで、このような二次元撮像素子30か
ら一部の画素の画像信号のみ読み出しの形態としては、
二次元撮像素子30がCCDカラーエリアセンサの場合に
は、画素ラインを間引いて読み出すことのできる間引き
読み出しモードを用いた読み出しの形態があり、一方、
二次元撮像素子30が、アドレスの指定によって任意画
素を任意順に読み出すことのできるMOSセンサの場合に
は、アドレスを操作して必要な画素の画像信号のみを読
み出す読み出しの形態がある。
【0034】そして、主制御部111は、表示制御部1
04に、標準画像フレームメモリの標準画像データの更
新の度に、標準画像フレームメモリからデジタル画像デ
ータを読み込ませると共に、表示制御部104が読み込
んだ標準画像データが表す画像を液晶ディスプレイ40
の表示画面全面に表示するよう制御する(以上ステップ
601)。
【0035】主制御部111は、以上の処理をシャッタ
ーボタン50が無押し状態にある期間繰り返しながら、
シャッターボタン50の半押しを監視する(ステップ6
02)。そして、シャッターボタン50の半押しが発生
したならば、先に設定されたフォーカスエリア中心を中
心とする拡大対象エリアを二次元撮像素子30の画素配
列空間上に設定すると共に、拡大解像度を設定する。ま
た、液晶ディスプレイ40の表示領域上に所定の半径を
持つ拡大画像表示エリアを設定する(ステップ60
3)。なお、拡大対象エリアは、前記第1実施形態同様
に、定数k/拡大解像度で定義される半径を持つ円領域
として定義される。
【0036】次に、主制御部111は、前述したように
シャッターの半押し状態中に行う合焦制御において、合
焦状態(いわゆるピントが合った状態)が検出されたな
らば、二次元撮像素子30および画像信号処理部101
に、高解像度画像データの生成と、メモリ部102上に
設けた高解像度画像メモリへの格納を一度だけ行わせる
(ステップ604)。ただし、高解像度画像データの生
成および格納は、合焦状態となった後、適当な周期、た
とえば、標準画像データの生成及び格納よりも長い周期
で繰り返し行うようにして良い。
【0037】ここで、二次元撮像素子30および画像信
号処理部101の高解像度画像データの生成は、たとえ
ば、二次元撮像素子30から全ての画素の画像信号を読
み出して、これをデジタル画像データ化したものを高解
像度画像データとすることにより行う。ただし、これは
拡大解像度をどの程度まで高くすることを許容するかに
依存して定めて良く、二次元撮像素子30がCCDカラー
エリアセンサである場合に、適当な間引き読み出しモー
ドの読み出しで充分の場合は、そのような読み出しを行
う。また、二次元撮像素子30がMOSセンサである場合
には、最高拡大解像度に応じて間引きして読み出して良
い。また、二次元撮像素子30がMOSセンサである場合
には、拡大対象エリア内のみを対象として読み出しを行
ってよく、二次元撮像素子30がエリア毎の部分読み出
しに対応するCCDカラーエリアセンサの場合には、拡大
対象エリアを含むエリアのみを対象として読み出しを行
って良い。ただし、拡大対象エリア内や、拡大対象エリ
アを含むエリアのみを対象とする場合には、拡大対象エ
リアの移動に伴い、拡大対象エリアが拡大画像メモリに
格納されている画素範囲からはずれてしまった場合に
は、また、これらを対象として読み出しを行うようにす
る。
【0038】さて、次に、主制御部111は、前述した
標準画像データの生成と標準画像フレームメモリへの格
納を制御する。そして、標準画像フレームメモリの標準
画像データの更新の度に、表示制御部104に、標準画
像フレームメモリから標準データを読み込ませる処理を
繰り返す。また、表示制御部104に、高解像度画像メ
モリから、拡大対象エリアに対応する領域内のデジタル
画像データを、拡大画像表示エリア中の画素数に、画素
数が一致するように、縦横とも間引きする必要があると
きには間引して、拡大画像データとして読み込ませる処
理を、拡大対象エリアの変更の度に繰り返す。また、表
示制御部104に、標準画像データと拡大画像データが
表す画像の合成表示を行わせる(以上ステップ60
5)。また、主制御部111は、拡大対象エリアに対応
する標準画像データが表す画像上の領域の座標を表示制
御部104に通知し、表示制御部104に、拡大対象エ
リアに対応する領域の識別を標準画像データが表す画像
上に表示させる。
【0039】表示制御部104は、読み込み処理部10
41で読み込んだ標準画像データを標準表示用フレーム
メモリ1043に格納し、標準画像データを拡大表示用
フレームメモリ1044に格納する。そして、表示出力
処理部1042は、標準表示用フレームメモリ1043
に格納されたデジタル画像データが表す画像上に、この
拡大表示用フレームメモリ1044に格納されたデジタ
ル画像データが表す画像を、先に設定された拡大画像表
示エリアの位置で合成して表示する合成表示を行う。ま
た、主制御部111から通知された拡大対象エリアに対
応する領域の識別を、標準画像データが表す画像上に表
示する。なお、拡大表示用フレームメモリ1044も、
書き込みと読み出しが衝突しないようにダブルバッファ
形式で構成するのがよい。
【0040】この結果、前記第1実施形態と同様に、シ
ャッター無押し状態で図5aに示すように行われている
液晶ディスプレイ40の表示は、図5bに示すように拡
大表示エリアが設定され、拡大表示エリア中にフォーカ
スエリア中心周辺の画像が拡大されて表示されると共
に、標準画像データが表す画像上に、拡大表示されてい
る、標準データが表す画像中の部分を示すマークが表示
さたものに変化する。
【0041】以下、前記第1実施形態と同様に、このよ
うな合成表示を行っているシャッターボタン50半押し
状態において、ユーザが4方向キー51の左右上下キー
を操作すると(ステップ607)、その操作に応じて主
制御部111は、拡大対象エリアを左右上下に移動し
(ステップ612)、ユーザが増減キー52を操作する
と(ステップ608)、その操作に応じて主制御部11
1は、拡大解像度を増減し(ステップ613)、以上の
ステップ605の処理を繰り返す。この結果、液晶ディ
スプレイ40の表示は、図5cに示すように拡大表示エ
リアに、フォーカスエリア中心から左右上下にずれた位
置を中心する点周辺の画像が拡大されて表示されたもの
や、図5dに示すように拡大表示エリアに、表示される
画像の拡大率が変化する。
【0042】さて、このようなシャッターボタン50の
半押し状態期間中の処理において、シャッターボタン5
0が無押し状態に戻されると(ステップ606)、主制
御部111は、以上のような拡大表示エリアへの表示制
御部104の拡大画像データに基づく表示を中止させ、
ステップ601の処理に戻り、次のシャッターボタン5
0の半押しの発生を監視する。
【0043】また、シャッターボタン50の半押し状態
期間中の処理において、拡大表示解除ボタン53が押さ
れると(ステップ619)、以上のような拡大表示エリ
アへの表示制御部104の拡大画像データに基づく表示
を中止させ、表示を、標準画像データが表す画像の全面
表示に戻す(ステップ614)。そして、その後、シャ
ッターボタン50が無押し状態に戻されると(ステップ
615)、主制御部111は、以上のような拡大表示エ
リアへの表示制御部104の拡大画像データに基づく表
示を中止させ、ステップ601の処理に戻り、次のシャ
ッターボタン50の半押しの発生を監視する。
【0044】一方、シャッターボタン50の全押し状態
が検知されたならば(ステップ610、616)、主制
御部111は、フラッシュ108使用の有無の設定に応
じて、フラッシュ108を閃光させながら、二次元撮像
素子30および画像信号処理部101に撮影を行わせ、
撮影された各画像フレームのデジタル画像データをメモ
リ部102中の記録用に設けたフレームメモリに書き込
ませる。そして、記録用フレームメモリに書き込まれた
デジタルデータを、記録制御部に送って、圧縮符号化さ
せ記録メディア70に記録させる(ステップ611)。
【0045】そして、以上のような拡大表示エリアへの
表示制御部104の拡大画像データに基づく表示を行っ
ている場合には、これを中止させ、ステップ601の処
理に戻り、次のシャッターボタン50の半押しの発生を
監視する。ここで、このシャッターボタン50の全押し
状態に応答して行う撮影は、二次元撮像素子30から、
ユーザから予め設定等された記録画像の解像度(縦横画
素数)に応じて間引して読み出しても充分である場合に
は、間引して画像信号を読み出して、これをデジタル画
像データ化したものを記録画像データとし、記録用に設
けたフレームメモリに書き込むことにより行う。
【0046】以上、本発明の第2実施形態について説明
した。ところで、本第2実施形態では、拡大対象エリア
の画像の表示は被写体の動きに追従して更新されない
か、標準データの画像よりも長い周期でしか更新されな
い。しかし、このようにしても、撮影条件の適正性を判
断することはできるし、また、拡大対象エリアの画像の
頻繁な更新が行われると(動きがあると)、代えって細
部の確認の支障となる場合もある。したがって、前記第
1実施形態においても、本第2実施形態と同様に、合焦
直後の標準データを拡大画像メモリに複写して拡大画像
データとし、以降、この拡大画像データのみに基づいて
拡大表示エリアの画像の表示を行ったり、標準データの
更新の周期よりも長い周期で周期的に標準データを拡大
画像メモリに複写して拡大画像データとし、この拡大画
像データのみに基づいて拡大表示エリアの画像の表示を
行うようにしてもよい。
【0047】ところで、以上の各実施形態では、シャッ
ターボタン50の半押し状態において、標準データが示
す画像(略撮影可能範囲全体を表す画像)を液晶ディス
プレイ40に全面表示し、その上に拡大表示エリアを設
けて拡大対象エリアから読み出した拡大画像データが表
す画像(略撮影可能範囲全体を表す画像の一部)の拡大
表示を行ったが、これは逆に、図7aに示すように、拡
大対象エリアから読み出した拡大画像データが表す画像
701を液晶ディスプレイ40に全面表示し、その上
に、標準表示エリア702を設けて標準データが示す画
像(略撮影可能範囲全体を表す画像)を縮小表示するよ
うにしてもかまわない。また、この場合においても、図
7b、cに示すように拡大対象エリアの移動や、拡大解像
度の増減を行うようにするのが好ましい。
【0048】また、以上の実施形態ではシャッターボタ
ン50の半押し状態に応答して、拡大対象エリアの画像
の表示を行ったが、これは他の入力キーの押し下げなど
に応答して行うようにしてもかまわない。また、以上の
実施形態におけるメモリ102の各種フレームメモリや
メモリは、同時使用されないものについては、その記憶
空間を共用するようにしてかまわない。また、以上では
デジタルスチルカメラへの適用を例にとり説明したが、
本実施形態はデジタルムービーカメラにも同様に適用可
能である。以上のように、本実施形態によれば、ライブ
ビュー表示上において、撮影対象の被写体の一部の領域
を、被写体全体を表示する場合に比べ、より高解像度で
表示させることができるので、ユーザは撮影前に撮影対
象が適正に撮影しうる状態にあるのかどうかを細部につ
いてまで検討することが可能となる。
【0049】また、シャッターボタン50の半押しと連
動して、このような一部の領域の高解像度表示を行うの
で、ユーザに対して、ユーザの撮影操作と一連の一体感
ある操作性による、撮影対象の細部確認機能を提供する
ことができる。また、フォーカスエリア中心周辺を、高
解像度表示を行う領域として自動選定するので、ユーザ
は、最も重要視するポイント(一般的にはフォーカスエ
リア周辺である)について、その細部を直ちに確認可能
となる。また、フォーカスエリアをユーザが設定可能な
場合においても、自動的に、フォーカスエリアに併せて
高解像度表示領域を設定するのでユーザは、ユーザがフ
ォーカスエリアを変更した場合にも、そのフォーカスエ
リア中心周辺の細部を確認するために特段の操作を行う
必要はない。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、デジタ
ルカメラにおいて、ユーザが撮影前に、撮影対象が適正
に撮影しうる状態にあるのかどうかを細部についてまで
確認可能な、ライブビュー表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るデジタルカメラの
構造を模式的に示した図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るデジタルカメラの
機能構成を示したブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るデジタルカメラに
おいて使用する各種空間関係を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るデジタルカメラの
ライブビュー動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施形態に係るデジタルカメラの
ライブビュー表示を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係るデジタルカメラの
ライブビュー動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態に係るデジタルカメラのライ
ブビュー表示の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1:カメラ本体、2:撮影レンズ群、21:変倍レン
ズ、22:補償レンズ、23:ズームモータ、24:合
焦用モータ、30:二次元撮像素子、40:液晶ディス
プレイ、50:シャッターボタン、51:4方向キー、
52:増減キー、53:拡大表示解除ボタン、54:入
力キー、60:スロット、70:記録メディア、10
1:画像信号処理部、102:メモリ部、104:表示
制御部、105:合焦機構、106:ズーム機構、10
7:測光装置、108:フラッシュ、109:撮影処理
部、110:メモリ制御部、111:主制御部、11
3:記録処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 G02B 7/11 N 5/232 G03B 3/00 A Fターム(参考) 2H011 AA03 DA00 DA05 2H020 FC01 FC14 2H051 AA00 EA25 EA28 GA03 GA10 GA17 2H102 AA33 BA21 CA34 5C022 AB30 AB68 AC03 AC32 AC42 AC69

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次元画像を撮像する撮像素子と、記録す
    る二次元画像の撮影の指示を受け付ける記録スイッチ
    と、前記記録スイッチで撮影の指示を受け付けた場合に
    前記撮像素子で撮像した2次元画像を不揮発性の記録媒
    体に記録する記録手段と、表示装置とを備えたデジタル
    カメラであって、 前記記憶スイッチが撮影の指示を受け付けていない期間
    において、前記撮像素子で繰り返し撮像される、撮影対
    象全体を、前記表示装置の解像度以下の解像度で表す画
    像を、全体画像として前記表示装置に表示するライブビ
    ュー表示手段と、 前記記憶スイッチが撮影の指示を受け付けていない期間
    において、ユーザの所定の操作に応答して、前記撮像素
    子で撮像される、前記撮影対象全体の一部の領域を、前
    記全体画像よりも高い解像度で表す画像を、前記全体画
    像と共に又は前記全体画像に代えて表示される詳細画像
    として前記表示装置に表示する詳細表示手段とを有する
    ことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のデジタルカメラであって、 撮影対象の撮像の合焦制御を行う合焦制御手段を有し、 当該デジタルカメラの撮影エリア中に、前記合焦制御の
    主対象となるフォーカスエリアが設定されており、 前記詳細表示手段は、前記撮影対象全体の一部の領域と
    して、フォーカスエリア中心周辺の領域を設定すること
    を特徴とするデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】請求項2記載のデジタルカメラであって、 ユーザの操作に応じて、前記フォーカスエリアを変更す
    るフォーカスエリア設定手段を有し、 前記詳細表示手段は、前記フォーカスエリアの変更に追
    従して、前記撮影対象全体の一部の領域を、フォーカス
    エリア中心周辺に設定することを特徴とするデジタルカ
    メラ。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載のデジタルカメラで
    あって、 前記記録スイッチは、撮影開始指示を表す全押し状態
    と、半押し状態とをとるシャッターボタンであって、 前記合焦制御手段は、前記シャッターボタンの半押し状
    態において合焦制御を行い、 前記詳細表示手段は、前記シャッターボタンの半押し
    を、前記ユーザの所定の操作として受付け、前記詳細画
    像の表示を行うことを特徴とするデジタルカメラ。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4記載のデジタル
    カメラであって、 前記詳細表示手段は、ユーザの操作に応じて、前記詳細
    画像で表す前記撮影対象の一部の領域を前記撮影対象全
    体の中で移動することを特徴とするデジタルカメラ。
  6. 【請求項6】前記詳細表示手段は、ユーザの操作に応じ
    て、前記詳細画像で表す前記撮影対象の一部の領域を拡
    大・縮小することを特徴とするデジタルカメラ。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5または6記載の
    デジタルカメラであって前記詳細表示手段は、前記詳細
    画像を、当該詳細画像で表す前記撮影対象の一部の領域
    の時間的変化に追従して変化させることを特徴とするデ
    ジタルカメラ。
  8. 【請求項8】請求項1、2、3、4、5、6、7または
    8記載のデジタルカメラであって、前記詳細画像と前記
    全体画像の少なくとも一部とは同時に前記表示装置に表
    示されることを特徴とするデジタルカメラ。
  9. 【請求項9】デジタルカメラにおいて、撮影記録が指示
    されていない状態において、撮像素子で撮像される撮影
    対象の画像をリアルタイムに表示装置に表示するライブ
    ビュー表示を行うライブビュー表示方法であって、 前記撮像素子で繰り返し撮像される、撮影対象全体を、
    前記表示装置の解像度以下の解像度で表す画像を、全体
    画像として前記表示装置に表示するステップと、 ユーザの所定の操作に応答して、前記撮像素子で撮像さ
    れる、前記撮影対象全体の一部の領域を、前記全体画像
    よりも高い解像度で表す画像を、詳細画像として前記表
    示装置に表示するステップとを有することを特徴とする
    ライブビュー表示方法。
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