JP4751715B2 - 撮像装置 - Google Patents
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このような従来のデジタルカメラの操作性を改善するために、特許文献1には、使用者の好み、撮影シーンに応じて任意の領域から選択する操作部材について開示されている。また特許文献2には、ダイヤル部材を操作することによりフォーカスエリアを選択するカメラの操作部材について開示されている。また特許文献3には、表示部の一部に設けたタッチパネルを押圧することにより、表示部上のカーソルを移動する技術について開示されている。
また特許文献1に開示されている従来技術は、2次元方向に配置された複数の領域から任意の領域を選択するために、回転式ダイヤルと複数の押圧式釦の組み合わせの操作部材を使い分けなければならず、操作性が良いとは必ずしも言えない。
また特許文献2に開示されている従来技術は、新たなダイヤル等を追加しなくとも、複数のフォーカスエリアの中から少なくとも1つのフォーカスエリアを選択するので小型化には寄与するが、その分操作性を悪くしている虞がある。
また特許文献3に開示されている従来技術は、表示部の一部をタッチパネルとして使用するため、表示部の表示面積が狭くなるといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、エンドレスに回転自在な2つのダイヤルを備え、そのダイヤルの組み合わせにより、フォーカスポイントを被写体の上下、左右又は斜め方向に自在に設定可能として、操作性に優れた撮像装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数のサムネイル画像の中から特定のサムネイル画像を選択するために、X軸、Y軸に選択カーソルを移動する2つのダイヤルを備える。
片手による操作を可能とするために、ダイヤルの近傍に他の操作釦を配置することが望ましい。そこで本発明では、ダイヤルの少なくとも一方に押圧式釦を備えている。
また、複数のサムネイル画像を連続的に選択する場合、1つずつ選択していたのでは操作性が悪くなる。そこで本発明では、選択する始点のサムネイル画像にカーソルを設定し、そこから押圧式釦を押しながら一方のダイヤルを回転してカーソルを移動することにより、連続的に選択が可能となる。
本発明では、選択画像に対して、削除スイッチから削除指示を出すことで、多量のデータを一気に消去することが可能となる。
サムネイル画像は1ページに収まるとは限らない。つまり、複数のページにまたがって記憶される場合がある。そのような場合、ページをスクロールするために、本発明では押圧式釦を押しながら一方のダイヤルを回転することにより、ページスクロールを行なう。
請求項4は、前記第1及び第2のダイヤルを同時に回転させたとき、前記制御手段は、前記カーソルを斜め方向に移動させることを特徴とする。
本発明では、2つのダイヤルを同時に回転することにより、選択カーソルを斜め方向に移動するものである。
請求項5は、前記制御手段は、前記ダイヤルの回転速度に応じて前記カーソルの移動速度を変化させることを特徴とする。
2つのダイヤルは2次元平面上にある選択カーソルのX軸、Y軸方向に対応しており、操作性を良くするには、更にダイヤルの回転速度と選択カーソルの速度が同期する必要がある。
図1は本発明の実施形態に係るデジタルカメラの一部構成を示すブロック図である。このデジタルカメラ100は、被写体の光学画像を取り込むズームレンズ4Aa、ズーム駆動モータ4Aaからなるズーム光学系4Aと、フォーカスレンズ4Ba、フォーカス駆動モータ4Bbからなるフォーカス光学系4Bと、絞り4Ca、絞りモータ4Cbからなる絞りユニット4Cと、メカシャッタ4Da、メカシャッタモータ4Dbからなるメカシャッタユニット4Dと、各モータを駆動するモータドライバ12を有する鏡胴ユニット4と、光学画像を光電変換するための固体撮像素子であるCCD5と、画像ノイズ除去用相関二重サンプリングを行うCDS6aと、利得調整を行うAGC6bと、デジタル信号変換を行うA/D6cと、駆動タイミング信号を発生するTG6dとを有するF/E−IC6と、CCD5よりF/E―IC6の出力データにホワイトバランス設定やガンマ設定を行い、又、前述したように、垂直同期信号、水平同期信号を供給するCCD1信号処理ブロック8aと、フィルタリング処理により、輝度データ・色差データへの変換を行うCCD2信号処理ブロック8bと、前述した装置各部の動作を制御するCPUブロック8cと、前述した制御に必要なデータ等を、一時的に、保存するLocal SRAM8dと、パソコンなどの外部機器とUSB通信を行うUSBブロック8eと、パソコンなどの外部機器とシリアル通信を行うシリアルブロック8fと、JPEG圧縮・伸張を行うJPEG CODECブロック8gと、画像データのサイズを補間処理により拡大/縮小するRESIZEブロック8hと、画像データを液晶モニタやTVなどの外部表示機器に表示するためのビデオ信号に変換するTV信号表示ブロック8iと、撮影された画像データを記録するメモリカードの制御を行うメモリカードブロック8jを有するデジタルスチルカメラプロセッサ8と、SDRAM7と、撮影した画像データを記憶できるようにするためのメモリである内蔵メモリ9と、後述するLCDモニタ11に駆動するドライブ回路であるLCDドライバ10と、ユーザーが操作するKey回路である操作Keyユニット17と、ROM・RAMをワンチップに内臓したCPUであるSUB−CPU16と、ストロボ光を発光するストロボ発光部13と、ストロボ発光部13を駆動するストロボ回路14と、被写体までの距離を測定する測距ユニット15と、を備えて構成されている。
モードダイアルSW2を再生モードにしてカメラAを起動すると、不揮発性メモリであるメモリカードに保存されたJPEG画像データ7cはメディアインターフェースを介してSDRAM7に取り込まれる。このJPEG画像データ7cは、JPEGCODECブロック8gで伸張されて、YUV画像データ7bとしてSDRAM7に書き込まれる。この画像のサイズがそのまま表示可能なサイズの場合は、このデータをそのままTV信号表示ブロック8iに送り、出力先のデータ形式にあわせて、同期信号などの信号付加処理をした後、カメラAに内蔵されているLCDモニタ11、又は図示しないTVへ出力される。このTV信号表示ブロック8iは1280×960画素以下のサイズの画像をそのまま入力可能である。
メモリカードに複数の画像が記録されている場合、右ボタン(SW8)を押すことで次の画像へ、左ボタン(SW10)を押すことで前の画像へ画像を切り替えることができる。またズームスイッチのテレ(SW5)で拡大、ワイド(SW6)で縮小表示のようなズーム再生が可能である。
CPUブロック8cは、このカメラAの全体を集中的に制御しており、操作KEYユニット17からの入力信号に対応して、メモリカードからの画像の読み出し指示、伸張処理、リサイズ処理、TV信号表示ブロック8iの設定などの指示を行っており、各部はCPUブロック8cの指示に従い動作する。
また、SDRAM7は、様々なデータ保管を行い、CPUブロック8cのワークRAMを兼ねている。
ジョグダイヤル1(SW3)が上下方向、ジョグダイヤル2(SW4)が左右方向に移動すると、2つのジョグダイヤルを同時に回転させることにより図7に示すように斜め(矢印25の方向)にフォーカスエリアを移動させることが可能となる。
図9はターゲットマクロの任意角度移動について説明する図である。図9のように任意の角度でフォーカスエリアを移動することが可能となる。例えば、両方を等しい速度で回転させると45度の方向にフォーカスエリアが移動することになるが、上下方向の移動に使用しているジョグダイヤル1(SW3)を通常の速度で回転し、左右方向の移動に使用しているジョグダイヤル2(SW4)を速く回転させることにより45度より少ない角度に移動することが可能となる。
例えばダイヤル1を右方向、ダイヤル2を右方向に同時に回転させることにより図11に示すようにサムネイル画像30aから右下のサムネイル画像30bにカーソル31を移動することが可能となる。
次に、押圧式釦搭載のダイヤルであるジョグダイヤル2(SW4)を押しながらもう一方のダイヤルであるジョグダイヤル1(SW3)を回転することにより、図12のように画面32から次のページ33へスクロールすることが可能となる。また図13のように、ジョグダイヤル2(SW4)を押しながら一方のジョグダイヤル1(SW3)を回転して、表示されたサムネイル画像上にカーソル31を移動した場合、カーソル31が移動した部分のサムネイル画像30a、30c、30dを連続的に選択可能となる。このことにより大容量のSDカードに保存されているデータを速く検索することが可能となる。
また、ダイヤルは、フォーカスポイントをX軸方向に移動するジョグダイヤル1と、フォーカスポイントをY軸方向に移動するジョグダイヤル2と、を備え、ジョグダイヤル1及びジョグダイヤル2を同時に回転することにより、フォーカスポイントを斜め方向に移動可能としたので、2つのダイヤル操作の組み合わせにより、フォーカスポイントを任意の位置に移動することができる。
また、ジョグダイヤル1及びジョグダイヤル2を同時に回転してフォーカスポイントを斜め方向に移動する場合、ジョグダイヤル1及びジョグダイヤル2の回転速度の差によりフォーカスポイントの移動角度を任意に設定できるので、斜め方向の移動角度を任意に設定することができる。
また、ジョグダイヤルは、サムネイル表示手段により表示されたサムネイル画像から特定のサムネイル画像を選択するポイントをX軸方向に移動するジョグダイヤル1と、ポイントをY軸方向に移動するジョグダイヤル2と、を備え、ジョグダイヤル1及びジョグダイヤル2を同時に回転することにより、ポイントを斜め方向に移動できるので、複数のサムネイル画像から特定のサムネイル画像を容易に選択することができる。
また、ジョグダイヤルの一方若しくは両方に押圧式釦が備えられているので、片手による操作を容易にすることができる。
また、押圧式釦を押しながら一方のジョグダイヤルを回転することにより、サムネイル表示手段により表示されたサムネイル画像のページがスクロールするので、片手操作によりページスクロールを容易に行なうことができる。
また、押圧式釦を押しながら一方のジョグダイヤルを回転してサムネイル表示手段により表示されたサムネイル画像上にカーソルを移動した場合、カーソルが移動した部分のサムネイル画像を連続的に選択できるので、複数のサムネイル画像を一括で選択することができる。
Claims (5)
- 撮影した画像をサムネイル表示により再生可能なサムネイル表示手段と、少なくとも一方に押圧式釦を有する回転自在な第1及び第2のダイヤルと、を備えた撮像装置であって、
前記サムネイル表示手段により表示されたサムネイル画像から特定のサムネイル画像を選択するカーソルを、前記第1のダイヤルの回転によりX軸方向に移動し、前記第2のダイヤルの回転によりY軸方向に移動するように制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、一方の前記ダイヤルに備えられた前記押圧式釦を押しながら他方の前記ダイヤルが回転されたときに、前記サムネイル表示手段により表示されたサムネイル画像上のカーソルを移動させて、該カーソルが移動した部分の前記サムネイル画像を連続的に選択することを特徴とする撮像装置。 - 撮影画像を削除する削除スイッチをさらに有し、
前記サムネイル画像が連続的に選択され、且つ前記削除スイッチが操作された場合に、前記制御手段は、選択された前記サムネイル画像に対応する全ての撮影画像を削除することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 撮影した画像をサムネイル表示により再生可能なサムネイル表示手段と、少なくとも一方に押圧式釦を有する回転自在な第1及び第2のダイヤルと、を備えた撮像装置であって、
前記サムネイル表示手段により表示されたサムネイル画像から特定のサムネイル画像を選択するカーソルを、前記第1のダイヤルの回転によりX軸方向に移動し、前記第2のダイヤルの回転によりY軸方向に移動するように制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、一方の前記ダイヤルに備えられた前記押圧式釦を押しながら他方の前記ダイヤルが回転されたときに、前記サムネイル表示手段により表示されたサムネイル画像のページをスクロールすることを特徴とする撮像装置。 - 前記第1及び第2のダイヤルを同時に回転させたとき、前記制御手段は、前記カーソルを斜め方向に移動させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記ダイヤルの回転速度に応じて前記カーソルの移動速度を変化させることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の撮像装置。
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