JP4396579B2 - 電子カメラ、ズーム範囲表示方法、及びプログラム - Google Patents

電子カメラ、ズーム範囲表示方法、及びプログラム Download PDF

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本発明は、デジタルカメラ等の電子カメラで静止画や動画を撮影する場合に表示するズーム領域の表示技術に関する。
デジタルカメラ等の電子カメラでは、撮影レンズを構成している一部のレンズの位置を変えることによって、撮影のための焦点距離・画角を変える光学ズーム機能と撮影レンズで捉えた画面の一部を切り取り、電子的に拡大してズームレンズのような効果を持たせるデジタルズーム機能を備えたものがある。
このような電子カメラで、ワイド側からテレ側にいたるズーム領域で、光学ズームによる撮影を推奨する光学ズーム領域101とデジタルズーム(電子ズーム)による撮影を推奨するデジタルズーム領域102を液晶表示画面に表示するようにしたものがある(図10参照)。
デジタルズームでは撮影レンズで捉えた画面の一部を切り取り、電子的に拡大するため、撮像部から読み出される画素数が記録画素数以下になると画質が劣化するという課題がある。このような画質の劣化を防止する技術として撮像部から読み出される画素数が記録画素数以下になると警告表示を行う技術がある(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、被写体像を撮像する撮像装置と、撮像装置から画像データを読出すデータ読出し回路と、撮像装置の撮像領域から所定の領域に対応する画像データを抽出して読出すようにデータ読出し回路に読出し領域を指示する電子ズーム回路と、データ読出し回路により読出された画像データを記録媒体に記録するデータ記録回路と、読出された画像データ数と記録媒体に記録するデータ数とに応じて、記録媒体に記録されるデータによる画像の劣化の有無を判定する判定回路と、この判定回路により画像の劣化が判定されていることを報知する報知回路を備えた電子カメラが開示されており、電子ズーム後に判定回路が撮像装置から読み出される画素数が記録画素数以下と判定した場合に警告表示を行う。
また、同特許文献1に開示の電子カメラでは、電子ズーム倍率と画質の劣化が生じる電子ズーム倍率を表示する技術も開示されている。
特開2002−305678号公報(段落0005)
しかしながら、上記特許文献1に開示の電子カメラでは、デジタルズーム(電子ズーム)後に画質の劣化が生じそうな場合に警告表示(または音声による警告)を行うことはできるが、デジタルズーム前に画質の劣化が生じないように予めユーザに画質の劣化が生じるズーム領域を認識できるようには構成されていないので、ユーザに予め画質の劣化が生ずるズーム指示を行わないようにさせることができないといった課題があった。つまり、画質の劣化が生じそうになって初めて警告を行うのであって、ユーザにズームにより画質の劣化が生じる範囲を予め認識させ、劣化が生じる範囲でのズーム指示を行わせないようにすることはできなかった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、ユーザが画質の劣化が生じるズーム範囲を予め認識できるようにして撮影時における画質の劣化を防止し得る、電子カメラ、ズーム範囲表示方法、及びプログラムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明では、被写体像を撮像して第1の画像データを生成する撮像手段と、光学ズームを行う光学ズーム手段と、前記撮像手段により生成された第1の画像データから、当該第1の画像データよりも画素数の小さい第2の画像データを切り出すデジタルズームを行うデジタルズーム手段と、記録手段に記録する画像データの画素数として、複数の所定の画素数の中から一の画素数を設定する記録設定手段と、前記記録設定手段によって一の画素数が設定されると、前記記録設定手段によって設定された画素数よりも前記第2の画像データの画素数が大きくなる第1のデジタルズーム範囲と、前記記録設定手段によって設定された画素数よりも前記第2の画像データの画素数が小さくなる第2のデジタルズーム範囲と、を算出する算出手段と、前記全体のズーム範囲を一定の表示形態で表示し、この全体のズーム範囲における前記光学ズームの範囲と、前記第1のデジタルズームの範囲と、前記第2のデジタルズームの範囲とが占める割合を、前記算出手段による算出結果に応じて変化させて表示する表示手段と、を備えることを特徴とする電子カメラを提供する。
また、請求項記載の発明では、ズーム範囲として、前記非劣化ズーム範囲、または前記非劣化ズーム範囲と前記劣化ズーム範囲とを含む全ズーム範囲、のいずれかのズーム範囲を設定するズーム範囲設定手段と、前記ズーム範囲設定手段により設定されたズーム範囲において、前記デジタルズームを行うよう前記デジタルズーム手段を制御するデジタルズーム制御手段とを備えることを特徴とする請求項に記載の電子カメラを提供する。
また、請求項記載の発明では、ズームを指示するズーム指示手段と、前記ズーム指示手段によりワイド端からのズームの指示がなされた場合、最初に前記ワイド端からデジタルズームを行わせるよう前記デジタルズーム手段を制御するズーム制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子カメラを提供する。
また、請求項記載の発明では、被写体像を撮像して第1の画像データを生成する撮像ステップと、光学ズームを行う光学ズームステップと、前記撮像ステップにより生成された第1の画像データから、当該第1の画像データよりも画素数の小さい第2の画像データを切り出すデジタルズームを行うデジタルズームステップと、記録手段に記録する画像データの画素数として、複数の所定の画素数の中から一の画素数を設定する記録設定ステップと、前記記録設定ステップにおいて設定された画素数よりも前記第2の画像データの画素数が大きくなる第1のデジタルズーム範囲と、前記記録設定ステップにおいて設定された画素数よりも前記第2の画像データの画素数が小さくなる第2のデジタルズーム範囲と、を算出する算出手段と、前記全体のズーム範囲を一定の表示形態で表示し、この全体のズーム範囲における前記光学ズームの範囲と、前記第1のデジタルズームの範囲と、前記第2のデジタルズームの範囲とが占める割合を、前記算出ステップによる算出結果に応じて変化させて表示する表示ステップと、を含むことを特徴とするズーム範囲表示方法を提供する。
また、請求項記載の発明では、被写体像を撮像して第1の画像データを生成する撮像手段を備える電子カメラのコンピュータを、光学ズームを行う光学ズーム手段と、前記撮像手段により生成された第1の画像データから、当該第1の画像データよりも画素数の小さい第2の画像データを切り出すデジタルズームを行うデジタルズーム手段と、記録手段に記録する画像データの画素数として、複数の所定の画素数の中から一の画素数を設定する記録設定手段と、前記記録設定手段によって一の画素数が設定されると、前記記録設定手段によって設定された画素数よりも前記第2の画像データの画素数が大きくなる第1のデジタルズーム範囲と、前記記録設定手段によって設定された画素数よりも前記第2の画像データの画素数が小さくなる第2のデジタルズーム範囲と、を算出する算出手段と、前記全体のズーム範囲を一定の表示形態で表示し、この全体のズーム範囲における前記光学ズームの範囲と、前記第1のデジタルズームの範囲と、前記第2のデジタルズームの範囲とが占める割合を、前記算出手段による算出結果に応じて変化させて表示する表示手段として機能させるプログラムを提供する。
本発明によれば、設定した画素数に関わらず全体のズーム範囲を一定の表示形態で表示し、設定した画素数に応じて、そのうちの画質の劣化が生じないデジタルズーム範囲及び画質の劣化が生じるデジタルズーム範囲の表示を変化させることで、設定した画素数に適したズーム範囲の表示を行なうことができる。
図1は本発明に係る電子カメラの一実施例であるデジタルカメラの外観を示す図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は背面図、図1(c)は上面図である。
デジタルカメラ1は図1(a)に示すように正面側に撮像レンズ2を有している。また、デジタルカメラ1の背面には図1(b)に示すように、モードダイアル3、液晶モニタ画面4、カーソルキー5、SETキー6、メニューキー10等が設けられている。また、上面には図1(c)に示すようにズームレバー7、シャッターキー8及び電源ボタン9が設けられ、図示されていないが側部にはパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とUSBケーブルに接続する場合に用いるUSB端子接続部が設けられている。
図2は、図1に示したデジタルカメラの電子回路構成の一実施例を示す図である。図2で、デジタルカメラ1は、基本モードである撮影モードにおいて、ズームレンズ12−1を移動させて光学ズーム動作を行わせるズーム駆動部11−1、フォーカスレンズ12−2を移動させて合焦動作を行わせるAF駆動部11−2、ズームレンズ12−1及びフォーカスレンズ12−2を含む撮像レンズ2を構成するレンズ光学系12、撮像素子であるCCD13、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15、サンプルホールド回路(S/H)16、A/D変換器17、カラープロセス回路18、DMA(Direct Memory Access)コントローラ19、DRAMインターフェイス(I/F)20、DRAM21、制御部22、VRAMコントローラ23、VRAM24、デジタルビデオエンコーダ25、表示部26、JPEG回路27、保存メモリ28、キー入力部30等を備えている。なお、撮影時に、フォーカスレンズ12−2はズームレンズ12−1とは無関係に動作する。また、AF駆動部11〜カラープロセス回路18は本発明において撮像部に相当し、ズーム駆動部11−1及びズームレンズ12−1は本発明において光学ズーム手段に相当する。
撮影モードでのモニタリング状態においては、ズーム駆動部11−1は光学ズーム指示があると図示しないズームレンズ駆動モータを駆動してズームレンズ12−1を移動させる。また、AF駆動部11−2は図示しないフォーカスレンズ駆動モータを駆動してフォーカスレンズ12−2を移動させる。上記撮影レンズ2を構成する光学系12の撮影光軸後方に配置された撮像素子であるCCD13が、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
CCD13は被写体の二次元画像を撮像する固体撮像デバイスであり、典型的には毎秒数十フレームの画像を撮像する。なお、撮像素子はCCDに限定されずCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの固体撮像デバイスでもよい。
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路(S/H)16でサンプルホールドされ、A/D変換器17でデジタルデータ(画素)に変換され、カラープロセス回路18で画像補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行われて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb、Crが生成され、DMA(Direct Memory Access)コントローラ19に出力される。出力される画素数はCCD13の規格によって異なるが一般に記録画素数より多い。
DMAコントローラ19は、カラープロセス回路18の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb、Crを、同じくカラープロセス回路18からの複合(composite)同期信号、メモリ書き込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いてDRAMインターフェイス(I/F)20を介してバッファメモリとして使用されるDRAM21にDMA転送する。
制御部22は、このデジタルカメラ1全体の制御動作を司るものであり、CPU若しくはMPU(以下、CPU)と、後述するように記録モード(撮影モード)時のズーム動作制御を含む該CPUで実行される動作プログラムを記憶したフラッシュメモリ等のプログラム格納メモリ、及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成され、上記輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインターフェイス20を介してDRAM21から読出し、VRAMコントローラ23を介してVRAM24に書込む。
制御部22は、また、キー入力部30からの状態信号に対応してフラッシュメモリ等のプログラム格納用メモリに格納されている各モードに対応の処理プログラムやメニューデータを取り出して、デジタルカメラ1の他の各機能の実行制御、例えば、設定された撮影モードに対応するズームレンズの移動範囲(以下、ズーム領域)でのズーム動作の他、デジタルズーム指示によるデジタルズーム処理、スルー表示、自動合焦、撮影、記録、及び記録した画像の再生・表示等の実行制御等や機能選択時の機能選択メニューの表示制御、設定画面の表示制御、ズーム領域の表示制御、等を行う。
デジタルビデオエンコーダ25は、上記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ23を介してVRAM24から定期的に読み出し、これらのデータを基にビデオ信号を生成して上記表示部26に出力する。
表示部26は、上述したように撮影モード時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、デジタルビデオエンコーダ25からのビデオ信号に基づいた表示を行うことで、その時点でVRAMコントローラ23から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに液晶モニタ画面4に表示することになる。
制御部22は合焦指示に応じてその時点でCCD13から取込んでいる1画面分の輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送の終了後、直ちにCCD13からのDRAM21への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
この保存記録の状態では、制御部22がDRAM21に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインターフェイス20を介してY、Cb、Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読み出してJPEG(Joint Photograph cording Experts Group)回路27に書込み、このJPEG回路27でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
そして得た符号データを1画像のデータファイルとしてJPEG回路27から読出し、デジタルカメラ100の記録媒体として着脱自在に装着されるメモリカード28か内蔵メモリ29のいずれか一方に記録保存する。
そして1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及びメモリカード28または内蔵メモリ29への全圧縮データの書込み終了に伴って、制御部22はCCD13からDRAM21への経路を再び起動する。
また、基本モードである再生モード時には、制御部22がメモリカード28又は内蔵メモリ29に記録されている画像データを選択的に読出し、JPEG回路27で画像撮影モード時にデータ圧縮した手順とまったく逆の手順で圧縮されている画像データを伸張し、伸張した画像データをVRAMコントローラ23を介してVRAM24に展開して記憶させた上で、このVRAM24から定期的に読出し、これらの画像データを元にビデオ信号を生成して表示部26で再生出力させる。
上記JPEG回路27は複数の圧縮率に対応しており、圧縮率に対応させて記憶するモードには圧縮率の低い高解像度(一般に、高精細、ファイン、ノーマルなどと呼ばれる)に対応するモードと圧縮率の高い低解像度(一般にエコノミーなどと呼ばれる)モードがある。
また、高画素数から低画素数にも対応している。例えば、SXGA(1600×1200)、XGA(1024×786)、SVGA(800×600)、VGA(640×480)、QVGA(320×240)等と呼ばれる記録画素サイズがある。
保存メモリ28は、内蔵メモリ(フラッシュメモリ)やハードディスク、あるいは着脱可能なメモリカード等の記録媒体からなり画像データや撮影情報等を保存記録する。
キー入力部30は、上述したモードダイアル3、カーソルキー5、SETキー6、ズームレバー7、シャッターキー8、電源ボタン9、メニューキー10等から構成され、それらのキー操作に伴う信号は直接制御部22に送出される。
モードダイアル3は記録モードと再生モードを切り替えるものである。カーソルキー5はモード設定やメニュー選択等に際して液晶モニタ画面4に表示されるメニューやアイコン等をカーソルでポイント(指定)する際に操作するキーであり、カーソルキー5の操作によりカーソルを上下又は左右に移動させることができる。
また、SETキー6はカーソルキー5によってカーソル表示されている項目を選択設定若しくは確認する際に押すキーである。
ズームレバー7は、ズーム操作に用いられ、光学ズームの場合はズームレバー7の操作に対応してズームレンズ(可変焦点距離レンズ)12−1がワイド側又はテレ側に移動され、ズームレバー7の操作に対応してズーム値が決定され、ズーム値の変化に追従して画角が実際に変化し、液晶モニタ画面4にはワイド(広角)画像又はテレ(望遠)画像が表示される。また、デジタルズームの場合はズームレバー7の操作に対応してズーム値が決定されるが、実際の画角は変化せず、液晶モニタ画面4にはズーム値に応じたサイズの画像がトリミングされて表示される。従って、ズーム値が大きくて撮像部から出力される画素数が記録画素数以下になると画質が劣化することとなる。
シャッターキー8は、撮影時にレリーズ操作を行うもので、2段階のストロークを有しており、1段目の操作(半押し状態)でオートフォーカス(AF)と自動露出(AE)を行わせるための合焦指示信号を発生し、2段目の操作(全押し状態)で撮影処理を行うための撮影指示信号を発生する。
また、メニューキー10は選択メニューや設定値を表示する場合に用いるキーであり、メニューキー10を押すと、押した時点で選択可能なメニューや設定値が表示される。
図3はズーム領域設定用画面の一実施例を示す図であり、ズーム領域設定用画面40は撮影モード選択時にメニューキー10を押すと表示される設定メニューの一つとして表示され、ユーザが設定メニューのうちのデジタルズームメニューを選択すると、図示のように、記録サイズ(記録画素数)41およびズーム領域設定メニュー42が表示され、ユーザがズーム領域設定メニューのうち所望のメニューを選択すると記録サイズ41および表示されているズーム領域43のうち、選択されたメニューに応じたズーム領域が設定される。
記録サイズ41は撮影モード選択時にメニューキー10を押すと表示される設定メニューの一つのうちの記録サイズ設定メニュー(図示せず)で選択することができる。記録サイズは、デジタルカメラ1の機種によって規定されている各記録画素サイズ、例えば、前述したSXGA(1600×1200)、XGA(1024×786)、SVGA(800×600)、VGA(640×480)、QVGA(320×240)のなかから選択することができる。
ズーム領域設定メニュー42は、図示の例では「劣化しないズーム領域設定」メニュー、「全領域設定」メニュー、「デジタルズーム優先設定」メニューの3メニューであり、「劣化しないズーム領域設定」メニューを選択すると図4や図5に示すズーム領域50、60のうち「劣化しないズーム領域」51、61が設定され、「全領域設定」メニューを選択すると全ズーム領域50、60が設定され、「デジタルズーム優先設定」メニューを選択すると図6に示すように「劣化しないズーム領域」61においてデジタルズームを先に行うようにズーム領域が設定される。
図4はズーム領域表示方法の一実施例を示す図であり、図5はデジタルズーム優先設定の場合に表示されるズーム領域表示例を示す図である。図4で、ズーム領域50はズーム動作による画質の劣化が生じないズーム領域、つまり、デジタルズーム動作により撮像部から出力される画素数が選択された記録サイズ以上の劣化しないズーム領域51と、撮像部から出力される画素数が選択された記録サイズ以下となり劣化が生じる劣化する領域52からなる。
図3のズーム領域設定用画面40で劣化しないズーム領域設定」を選択すると図示のように光学ズーム動作によりズーム動作を行なう光学ズーム領域56とデジタルズームによりズーム動作を行なう劣化しないデジタルズーム領域57が設定される。つまり、ワイド端から光学ズーム領域56全体とデジタルズーム領域57の一部がズーム領域として設定され、撮影時のズーム動作は、劣化しないズーム領域51に限定される。したがって、「劣化しないズーム領域設定」を選択するとズーム動作による画質の劣化のない画像を得ることができる。
また、図3のズーム領域設定用画面40で「全領域設定」を選択すると、図4に示すズーム領域50全体、つまり、ワイド端からテレ端全域(光学ズーム領域56全体と劣化する部分を含むデジタルズーム領域58)がズーム領域として設定され、撮影時のズーム動作は、劣化しないズーム領域51だけでなく、デジタルズームによって劣化の生じる劣化するズーム領域52もむので、デジタルズーム時にズーム倍率によっては画質の劣化が生じる場合がある。
一方、図3のズーム領域設定用画面40で「デジタルズーム優先設定」を選択すると図6に示すようなズーム領域60が表示される。ズーム領域60はズーム動作による画質の劣化、つまり、デジタルズーム動作により撮像部から出力される画素数が選択された記録サイズ以上の劣化しないズーム領域61と、撮像部から出力される画素数が選択された記録サイズ以下となり劣化するズーム領域62からなる。
図3のズーム領域設定用画面40で「デジタルズーム優先設定」を選択してから「劣化しないズーム領域設定」を選択すると、図示のようにデジタルズームによりズーム動作を行なうデジタルズーム領域66と光学ズーム動作によりズーム動作を行なう光学ズーム領域67が設定され、撮影時のズーム動作は、劣化しない範囲でデジタルズームを先に行い、その後光学ズームを行う。たがって、ズーム動作による画質の劣化のない画像を得ることができる。
また、「デジタルズーム優先設定」を選択してから「全領域設定」を選択すると、ワイド端からテレ端全域(ワイド側でのデジタルズーム領域66と光学領域67及び劣化するデジタルズーム領域68)がズーム領域として設定され、撮影時のズーム動作は、劣化しない範囲でデジタルズームを先に行い、その後、光学ズームを行う。更にズーム指示があると劣化するデジタルズームを行う。なお、図5の例では、劣化するズーム領域62と劣化するデジタルズーム領域68は一致している場合を示したが、これに限定されない。つまり、デジタルズーム領域の決め方で劣化するズーム領域≦劣化するデジタルズーム領域となる。
上述した「デジタルズーム優先設定」を行うことにより、劣化しないズーム範囲で光学ズームに先立ってデジタルズームを行うので、(1)ズーム動作が瞬時に行われる、(2)消費電力もわずかであり電池寿命の効率がよい、(3)光学ズームの場合のようにモータのズーム音が記録されないといったメリットがある。
図6は記録サイズによって異なる劣化しないズーム領域の説明図であり、図6(a)に記録サイズ設定が大きい場合の劣化しないズーム領域の例を示し、図6(b)に記録サイズ設定が小さいときの劣化しないズーム領域の例を示す。
図6で符号43は表示されるズーム領域(全体)、符号70、75は劣化しないズーム領域、符号71、76は光学ズーム領域、符号72、77はデジタルズーム領域、符号73は記録サイズが小さい場合に広がるデジタルズームでの劣化しない部分である。
つまり、記録サイズが大きい場合のデジタルズーム領域72に比べ記録サイズが小さい場合はデジタルズーム領域77の範囲が拡大するので、記録サイズが小さい場合の劣化しないズーム領域75(図6(b))のズーム範囲は記録サイズが大きい場合の劣化しないズーム領域70(図6(a))のズーム範囲より広くなる。
このように、記録サイズが小さい場合(例えば、(320×240))は劣化しないでデジタルズームできる領域が広がり、記録サイズが大きい場合は劣化しないでデジタルズームできる領域が狭くなるので、図3のズーム領域設定用画面40の下欄やスルー画像の一部に表示するズーム領域表示のうち、劣化しないズーム領域の幅を記録サイズに応じて劣化しないデジタルズーム領域の変化に応じて伸縮させて表示するようにすることが望ましい。
図7は撮影モード(記録モード)におけるデジタルカメラ1の動作概要を示すフローチャートであり、このフローチャートはデジタルカメラ1に本願発明のズーム領域表示機能を実現させるためのプログラムを説明するためのものである。
以下に示す処理は基本的に制御部22が予めフラッシュメモリ等のプログラムメモリに記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラムメモリに格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。以下、図1〜図7に基いて説明する。
ユーザの電源ボタン9の操作によりデジタルカメラ1の主電源がオンになり、ユーザがモードダイアル3を操作して撮影モードを選択したあとメニューキー10を押すと、制御部22は表示部26にメニューデータを送り、撮影モード下で選択可能なメニュー(図示せず)を表示してユーザに選択を促す(ステップS1)。
ユーザがカーソルキー5を操作(以下、カーソル操作)して記録サイズ選択メニューを選択すると、制御部22は選択可能な記録画素数(例えば、SXGA(1600×1200)、XGA(1024×786)、SVGA(800×600)、VGA(640×480)、QVGA(320×240)を液晶モニタ画面4に表示し、ユーザの選択を促すので、ユーザが所望の記録画素数をカーソル操作により選択すると(ステップS2)、制御部22は選択された記録画素数を記録サイズとして設定(RAM等のメモリに確保されるズーム領域等設定エリア80(図8)の記録サイズ欄82に格納)する。なお、記録サイズ選択メニューを選択して記録サイズを設定しない場合は標準の記録サイズ(例えば、800×600)を設定する(ステップS3)。
ユーザが再びメニューキー10を押すと、制御部22は表示部26にズーム領域設定用のメニューデータを送って液晶画面4に選択可能なメニュー(図示せず)を表示してユーザに選択を促す。そして、入力部30からの信号を調べ、ユーザが選択メニューの中から「ズーム領域」設定メニューを選択するとステップS5に進み、そうでない場合はステップS6に進む(ステップS4)。
制御部22は図3に示したようなズーム領域設定用画面を表示して入力部30からの信号を調べ、ユーザがカーソル操作によりズーム領域設定メニューのいずれか一つを選択すると、図9のズーム領域選択・設定動作例に示すような動作で、選択された設定メニューに応じたズーム領域を設定(ズーム領域等設定エリア80(図8)に格納)してS7に進む(S5)。
上記ステップS4で「ズーム領域」設定メニューを選択しなかった場合は、ズーム領域50全域をズーム領域として設定(ズーム領域等設定エリア80(図8)に格納)してステップS7に進む(ステップS6)。
制御部22は、その時点のズーム値に対応した焦点距離でスルー画像用のAE処理を実行しカラープロセス回路18でCCD13から画像データを得ると共にホワイトバランス(AWB)処理を施した上でDMAコントローラ19及びDRAMインターフェイス(I/F)20を介してDRAM21へのDMA転送を開始すると共にVRAM24をCCD13からの画像データを間引いたビデオスルー画像データで書き換えて表示部26の液晶モニタ画面4へのスルー画像表示を開始する。なお、この際、スルー画像が表示されている画面上に上記ステップS5またはS6で設定されたズーム領域(劣化しないズーム領域、劣化するズーム領域等)を設定されないズーム領域と区別可能に表示したズーム領域表示(図3の符号43、図4、図5参照)を表示するようにしてもよい(ステップS7)。
制御部22は入力部30からの信号を調べ、ズーム指示があったか否か(ズームレバー7の操作の有無)を調べ、ズーム指示があった場合はステップS9に進み、ズーム指示がない場合はステップS10に進む(ステップS8)。
ズーム指示がある場合は、上記ステップS5またはS6で設定されたズーム領域(図4、図5、図8参照)を基にズーム処理を行なってからステップS10に進む(ステップS9)。
制御部22は、撮影・記録処理(つまり、合焦動作(自動合焦、の場合はシャッターキー8の半押しによる自動合焦処理)、シャッターキー8の全押しによる撮影、撮影画像データの圧縮および保存メモリ28への記録処理等)を行って1フレーム分の画像の撮影を終了しステップS7に戻る(ステップS10)。
上記図7のフローチャートではステップS10の説明に示すように静止画撮影の場合を例としたが、本発明は動画撮影にも適用できる。つまり、図7のステップS1を撮影モードで動画を選択した場合に選択可能なメニューを選択するステップとしてユーザがズーム領域設定メニューを選択するとステップS2に進み、ステップS2〜S9を実行し、ステップS10で動画撮影指示(例えば、シャッターキー8の全押し)で動画の1コマを撮影してそれぞれDRAM20に記憶してステップS7に戻り、動画撮影終了指示があるとDRAM20に記憶した全動画データを圧縮した圧縮ファイルを作成して保存メモリ28に記憶するようにすればよい。
図8はズーム領域等設定エリアの構成例を示図であり、図8(a)〜(d)において、符号80はズーム領域等設定エリアである。符号81は指定領域区分欄であり指定領域を識別する識別情報が格納される。図示の例では、「劣化しないズーム領域設定」の場合の指定領域区分=「1」、「全領域設定」の場合の指定領域区分=「2」、「デジタルズーム優先設定」の場合の指定領域区分=「3」としている。また、指定領域区分=「4」は「デジタルズーム優先」で「劣化しないズーム領域」の設定も行うようにした場合のズーム領域等設定エリアの構成例を示す。記録サイズ欄82には図7のステップS3において、ステップS2で選択された記録サイズが格納される。
図8(a)、(b)で、光学ズーム領域欄82にはユーザのズーム操作により光学ズームを行うズーム領域の範囲(ズーム範囲:0〜a(m))が格納される。なお、光学ズーム領域の範囲は画質上の要請およびズーム速度等から記録サイズに応じて設計定められた値が格納されるが、ユーザが適宜設定できるようにしてもよい(例えば、図3のズーム領域欄43で劣化しないズーム領域の範囲でカーソル操作により設定できるように構成してもよい)。
劣化しないデジタルズーム領域83にはユーザのズーム操作によりデジタルズームを行うズーム領域の範囲(ズーム範囲:a(m)〜b(m))が格納される。なお、劣化しないデジタルズーム領域の範囲は設定された記録サイズに応じて設定される。また、「劣化しないズーム領域」設定を行った場合は0〜b(m)の範囲でデジタルズームが可能となり、範囲外(つまり、b(m)〜∞)の領域はズーム指示不可となる。
「全領域」設定を行った場合は更に劣化するデジタルズーム領域欄84にユーザのズーム操作により更にデジタルズーム可能なズーム領域の範囲(ズーム範囲:b(m)〜∞)が格納される。なお、「劣化するズーム領域」設定を行った場合はa(m)〜∞範囲でもデジタルズームが可能となるが、b(m)〜∞のズーム領域では画質が劣化する。
図8(c)、(d)で、デジタルズーム領域86にはユーザのズーム操作によりデジタルズームを行うズーム領域の範囲(ズーム範囲:0〜α(m))が格納される。また、デジタルズーム領域の範囲は画質上の要請等から記録サイズに応じて設計上決定された値が格納されるが、ユーザが適宜設定できるようにしてもよい(例えば、図3のズーム領域欄43でカーソル操作により設定できるように構成してもよい)。
光学ズーム領域欄87にはユーザのズーム操作により光学ズームを行うズーム領域の範囲(ズーム範囲:α(m)〜β(m))が格納される。また、光学ズーム領域の範囲は画質上の要請およびズーム速度等から記録サイズに応じて設計上決定された値が格納されるが、ユーザが適宜設定できるようにしてもよい(例えば、劣化しないズーム領域の範囲でカーソル操作により設定できるように構成してもよい)。また、この場合、光学ズームの領域外(β(m)〜∞)ではズーム指示不可となる。
「デジタルズーム優先」設定で「全領域」設定を行った場合は光学ズームの後にデジタルズームが可能となる劣化するデジタルズーム領域88の範囲(ズーム範囲:β(m)〜∞)が格納され、ユーザのズーム操作により、光学ズームの後にβ(m)〜∞の範囲でもデジタルズームが可能となるが画質は劣化する。
図9はズーム領域選択・設定動作例、つまり、図7のフローチャートのステップS5の詳細な動作例を示すフローチャートである。
図7のステップS4で、ユーザがメニューキー10を押し、液晶モニタ画面4に表示され選択メニューの中から「ズーム領域設定」メニューを選択すると、制御部22は表示部26にズーム領域設定画面用データを送って図3に示したようなズーム領域設定用画面40を液晶モニタ画面4に表示させ、ユーザの選択を促す。図3の例では選択された記録サイズとして640×480が、ズーム領域設定メニューとして「劣化しないズーム領域設定」メニュー、「全領域設定」メニュー、「デジタルズーム優先設定」メニューの3つが表示される(ステップS5−1)。
制御部22はキー入力部30からの信号を調べ、ユーザがカーソル操作により、「劣化しないズーム領域設定」メニューを選択した場合はステップ5−3に進み、「全領域設定」メニューを選択した場合はステップS5−6に進み、「デジタルズーム優先設定」メニューを選択した場合はステップS5−9に進む。なお、設定メニューが選択されない場合(つまり、終了ボタン44が選択された場合)は「全領域設定」メニューが選択されたものとしてステップS5−6に進む(ステップS5−2)。
「劣化しないズーム領域設定」メニューが選択された場合は、制御部22は表示部26にズーム領域表示用データを送ると共に、CCD13からの出力画素数OGと上記ステップS2で選択された記録サイズの画素数MGから劣化しないでデジタルズームできるデジタルズーム領域57の幅Wの増分ΔDWを算出してズーム領域表示用データのデジタルズーム領域57の幅Wに加えてから(ステップS5−3)、ズーム領域設定用画面40(図3)の下部のズーム領域表示欄43にズーム領域50を図4に示すように劣化しないズーム領域51と劣化する領域52に区分して表示し(ステップS5−4)、ズーム領域50のうちの「劣化しないズーム領域」51をズーム領域として設定する。つまり、図8に示したようなズーム領域等設定エリア80の指定領域区分欄81に「1」を格納し、光学ズーム領域欄82に光学ズームを行うズーム領域の範囲(ズーム範囲:0〜a(m))を格納し、劣化しないデジタルズーム領域欄83にデジタルズームを行うズーム領域の範囲(ズーム範囲:a(m)〜b(m))を格納してステップS7に進む(ステップS5−5)。
上記ステップS5−2で「全領域設定」メニューが選択された場合は、制御部22は表示部26にズーム領域表示用データを送ると共に、CCD13からの出力画素数OGと上記ステップS2で選択された記録サイズの画素数MGから劣化しないでデジタルズームできるデジタルズーム領域57の幅Wの増分ΔDWを算出してズーム領域表示用データのデジタルズーム領域57の幅Wに加えてから(ステップS5−6)、ズーム領域設定用画面40(図3)の下部のズーム領域表示欄43にズーム領域50を図4に示すように劣化しないズーム領域51と劣化する領域に区分して表示し(ステップS5−7)、ズーム領域50全体をズーム領域として設定する。つまり、図8に示したようなズーム領域等設定エリア80の指定領域区分欄81に「2」を格納し、光学ズーム領域欄82に光学ズームを行うズーム領域の範囲(ズーム範囲:0〜a(m))を格納し、劣化しないデジタルズーム領域欄83にデジタルズームを行うズーム領域の範囲(ズーム範囲:a(m)〜b(m))を格納し、劣化するデジタルズーム領域欄84にデジタルズームを行うズーム領域の範囲(ズーム範囲:b(m)〜∞)を格納してステップS7に進む(ステップ5−8)。
上記ステップS5−2で「デジタルズーム優先設定」メニューが選択された場合は、制御部22は、更に、「劣化しないズーム領域設定」メニューまたは「全領域設定」メニューの(点滅表示等で)選択を促し、ユーザがカーソル操作で「劣化しないズーム領域設定」メニューを選択するとステップS5−10に進み、「全領域設定」メニューまたは設定メニューが選択されない場合(つまり、終了ボタン44が選択された場合)はステップS11に進む(S5−9)。
上記ステップS5−9で選択された設定メニューが「劣化しないズーム領域設定」メニューであった場合は図5に示したようなズーム領域60を図5に示すように劣化しないズーム領域61と劣化する領域62に区分して表示し(ステップS5−10)、ズーム領域60のうちの「劣化しないズーム領域」61をズーム領域として設定する。つまり、図8に示したようなズーム領域等設定エリア80の指定領域区分欄81に「3」を格納し、デジタルズーム領域欄86にデジタルズームを行うズーム領域の範囲(ズーム範囲:0〜α(m)を格納し、光学ズーム領域欄87に光学ズームを行うズーム領域の範囲(ズーム範囲:α(m)〜β(m))を格納してステップS7に進む(S5−11)。
上記ステップS5−9で「全領域設定」メニューが選択されたか設定メニューが選択されなかった場合は図5に示したようなズーム領域60を図5に示すように劣化しないズーム領域61と劣化する領域62に区分して表示し(ステップS5−12)、ズーム領域60全域をズーム領域として設定する。つまり、図8に示したようなズーム領域等設定エリア80の指定領域区分欄81に「4」を格納し、デジタルズーム領域欄86にデジタルズームを行うズーム領域の範囲(ズーム範囲:0〜α(m)を格納し、光学ズーム領域欄87に光学ズームを行うズーム領域の範囲(ズーム範囲:α(m)〜β(m))を格納し、劣化するデジタルズーム領域欄87にデジタルズームを行うズーム領域の範囲(ズーム範囲:ベータ(m)〜∞)を格納してステップS7に進む(S5−13)。
上記図7および図9のフローチャートに示した動作により、ズーム設定時(またはズーム設定時および/またはスルー画像表示時)に劣化しないズーム領域を他の領域とは区別可能にしてズーム領域を表示できるので、ユーザにとってズーム動作によりどこまでが画質を落とさないかが分かりやすい。
また、劣化しないズーム領域のみを設定し、ズーム時に劣化しないズーム領域の範囲を超えたズーム指示ができないようにできるので、良好な画質の画像を得たい場合に好適である。
更に、選択された記録サイズ(記録画素数)に応じて劣化しないズーム領域の範囲が変化したズーム領域を表示できることから、ユーザは記録サイズによって変化する画質の劣化しないズーム範囲を知ることができるので、記録サイズを小さくしてテレ側での(デジタルズームによる)画質の低下を防ぐこともできる。
以上、本発明のいくつかの実施例について説明したが本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
本発明に係るカメラの一実施例としてのデジタルカメラの外観を示す図である。 図1に示したデジタルカメラの電子回路構成の一実施例を示す図である。 ズーム領域設定用画面の一実施例を示す図である。 ズーム領域表示方法の一実施例を示す図である。 デジタルズーム優先設定の場合に表示されるズーム領域表示例を示す図である。 記録サイズによって異なる劣化しないズーム領域の説明図である。 記録モードにおけるデジタルカメラの動作概要を示すフローチャートである。 ズーム領域等設定エリアの構成例を示す図である。 ズーム処理動作例(図7のフローチャートのステップS5の詳細な動作例)を示すフローチャートである。 ズーム領域表示方法の従来例を示す図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ(電子カメラ)
22 制御部(第1のズーム領域設定手段、第2のズーム領域設定手段、第3のズーム領域設定手段)
26 表示部(ズーム領域表示手段)
51、61、70、75 劣化しないズーム領域
52、62、68 デジタルズーム領域(劣化するズーム領域)
56、67 光学ズーム領域
57 デジタルズーム領域(劣化しないデジタルズーム領域)
66 デジタルズーム領域(デジタルズームを優先的に行う領域)

Claims (5)

  1. 被写体像を撮像して第1の画像データを生成する撮像手段と、
    光学ズームを行う光学ズーム手段と、
    前記撮像手段により生成された第1の画像データから、当該第1の画像データよりも画素数の小さい第2の画像データを切り出すデジタルズームを行うデジタルズーム手段と、
    記録手段に記録する画像データの画素数として、複数の所定の画素数の中から一の画素数を設定する記録設定手段と、
    前記記録設定手段によって一の画素数が設定されると、前記記録設定手段によって設定された画素数よりも前記第2の画像データの画素数が大きくなる第1のデジタルズーム範囲と、前記記録設定手段によって設定された画素数よりも前記第2の画像データの画素数が小さくなる第2のデジタルズーム範囲と、を算出する算出手段と、
    前記全体のズーム範囲を一定の表示形態で表示し、この全体のズーム範囲における前記光学ズームの範囲と、前記第1のデジタルズームの範囲と、前記第2のデジタルズームの範囲とが占める割合を、前記算出手段による算出結果に応じて変化させて表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする電子カメラ。
  2. ズーム範囲として、前記光学ズーム範囲と前記第1のデジタルズーム範囲とを含む非劣化ズーム範囲、または前記非劣化ズーム範囲と前記第2のデジタルズーム範囲とを含む全ズーム範囲、のいずれかのズーム範囲を設定するズーム範囲設定と、
    前記デジタルズーム手段は、前記ズーム範囲設定手段によって前記非劣化ズーム範囲が設定された場合、前記第1のデジタルズーム範囲において前記デジタルズームを行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  3. ズームを指示するズーム指示手段と、
    前記ズーム指示手段によりワイド端からのズームの指示がなされた場合、最初に前記ワイド端からデジタルズームを行わせるよう前記デジタルズーム手段を制御するズーム制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子カメラ。
  4. 被写体像を撮像して第1の画像データを生成する撮像ステップと、
    光学ズームを行う光学ズームステップと、
    前記撮像ステップにより生成された第1の画像データから、当該第1の画像データよりも画素数の小さい第2の画像データを切り出すデジタルズームを行うデジタルズームステップと、
    記録手段に記録する画像データの画素数として、複数の所定の画素数の中から一の画素数を設定する記録設定ステップと、
    前記記録設定ステップにおいて設定された画素数よりも前記第2の画像データの画素数が大きくなる第1のデジタルズーム範囲と、前記記録設定ステップにおいて設定された画素数よりも前記第2の画像データの画素数が小さくなる第2のデジタルズーム範囲と、を算出する算出手段と、
    前記全体のズーム範囲を一定の表示形態で表示し、この全体のズーム範囲における前記光学ズームの範囲と、前記第1のデジタルズームの範囲と、前記第2のデジタルズームの範囲とが占める割合を、前記算出ステップによる算出結果に応じて変化させて表示する表示ステップと、
    を含むことを特徴とするズーム範囲表示方法。
  5. 被写体像を撮像して第1の画像データを生成する撮像手段を備える電子カメラのコンピュータを、
    光学ズームを行う光学ズーム手段と、
    前記撮像手段により生成された第1の画像データから、当該第1の画像データよりも画素数の小さい第2の画像データを切り出すデジタルズームを行うデジタルズーム手段と、
    記録手段に記録する画像データの画素数として、複数の所定の画素数の中から一の画素数を設定する記録設定手段と、
    前記記録設定手段によって一の画素数が設定されると、前記記録設定手段によって設定された画素数よりも前記第2の画像データの画素数が大きくなる第1のデジタルズーム範囲と、前記記録設定手段によって設定された画素数よりも前記第2の画像データの画素数が小さくなる第2のデジタルズーム範囲と、を算出する算出手段と、
    前記全体のズーム範囲を一定の表示形態で表示し、この全体のズーム範囲における前記光学ズームの範囲と、前記第1のデジタルズームの範囲と、前記第2のデジタルズームの範囲とが占める割合を、前記算出手段による算出結果に応じて変化させて表示する表示手段
    として機能させるプログラム。
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