JP3399457B2 - 画像処理方法、デジタルカメラ、および記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、デジタルカメラ、および記録媒体

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JP3399457B2
JP3399457B2 JP2000348090A JP2000348090A JP3399457B2 JP 3399457 B2 JP3399457 B2 JP 3399457B2 JP 2000348090 A JP2000348090 A JP 2000348090A JP 2000348090 A JP2000348090 A JP 2000348090A JP 3399457 B2 JP3399457 B2 JP 3399457B2
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仁志 矢野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理技術に関
し、特にバッファメモリを利用する画像処理技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラにおける画像処理につい
ては、画像処理過程で一時的にデータを格納するバッフ
ァメモリを利用して行われている。
【0003】図11は、このバッファメモリを利用した
従来例に係る画像処理を説明する図である。
【0004】この画像処理については、画像データを表
現するm行n列のマトリクスHiに関して空間フィルタ
処理のためのマトリクスFiを方向G1(X方向)に1画
素づつ移動させて行われる。そして、空間フィルタFi
がマトリクスHiの端部に到達すると方向G2に移動し
方向G3に1画素づつ移動させる。以上の動作を繰り返
すことによって画像データ全体の画像処理が行えること
となる。
【0005】ここでは、例えばマトリクスHiにおける
注目画素Fcの直上の画素行および直下の画素行とを、
データ配列Hiに対応する列幅nを有するバッファエリ
アのデータ配列Hgに格納して画像処理が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
画像処理では、デジタルカメラの画素数の向上による画
像データ容量の増加(例えば500万画素8ビットで約
15MB)に伴い、それに応じたサイズのバッファメモ
リが必要となるため、メモリの効率的な利用が求められ
ている。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、メモリの有効活用が図れる画像処理技術を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の発明は、デジタルカメラで撮影された、
行アドレスと列アドレスとを有する一連の画像データの
画像処理方法であって、(a)前記画像データを分割指定
する工程と、(b)分割指定された領域毎に画像データを
さらに行もしくは列方向に細分割する工程と、(c)細分
割された画像データを順次バッファメモリに格納する工
程と、(d)前記バッファメモリに格納された画像データ
単位で、画像処理を行う工程と、(e)前記工程(c)および
前記工程(d)を繰り返し、分割指定された画像データに
対して画像処理を実行する工程と、(f)前記工程(e)完了
後、前記工程(b)ないし前記工程(e)を繰り返し、前記画
像データ全体の画像処理を実行する工程とを備える。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
に係る画像処理方法において、前記工程(d)における画
像処理はマトリクスを用いて行われる。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2の発明に係る画像処理方法において、前記工程
(d)における画像処理はフィルタ処理である。
【0011】また、請求項4の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかの発明に係る画像処理方法におい
て、前記工程(c)における画像データのバッファメモリ
への格納は列方向に順次実行され、前記工程(d)におけ
る画像処理は行方向に順次実行される。
【0012】また、請求項5の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかの発明に係る画像処理方法におい
て、前記工程(c)における画像データのバッファメモリ
への格納は行方向に順次実行され、前記工程(d)におけ
る画像処理は列方向に順次実行される。
【0013】また、請求項6の発明は、撮影によって得
られた行アドレスと列アドレスとを有する一連の画像デ
ータをバッファメモリに順次格納し画像処理を繰り返し
行うことにより、一連の画像データ全てに対して画像処
理を実行する画像処理手段を備えるデジタルカメラであ
って、(a)前記画像データを分割指定する手段と、(b)分
割指定された領域毎に画像データをさらに行もしくは列
方向に細分割する手段と、(c)細分割された画像データ
を順次バッファメモリに格納する手段と、(d)バッファ
メモリに格納された画像データ単位で、画像処理を行う
手段と、(e)分割指定された画像データに対して繰り返
し画像処理を実行する手段とを備える。
【0014】また、請求項7の発明は、デジタルカメラ
に内蔵されたマイクロコンピュータにインストールされ
ることにより、当該デジタルカメラを請求項6の発明に
係るデジタルカメラとして機能させるためのプログラム
を記録してある。
【0015】
【発明の実施の形態】<デジタルカメラの要部構成>図
1〜図4は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ1
の要部構成を示す図であり、図1は正面図、図2は背面
図、図3は側面図、図4は底面図に相当する。これらの
図は必ずしも三角図法に則っているものではなく、デジ
タルカメラ1の要部構成を概念的に例示することを主眼
としている。
【0016】デジタルカメラ1は、図1に示すように、
箱形のカメラ本体部2と直方体状の撮像部3(太線で図
示)とから構成されている。撮像部3は撮像レンズであ
るマクロ機能付きズームレンズ301の後方位置の適所
にCCD(Charge Coupled Device)カラーエリアセンサ
を備えた撮像回路が設けられている。また、銀塩レンズ
シャッターカメラと同様に、撮像部3内の適所にフラッ
シュ光の被写体からの反射光を受光する調光センサ30
5を備えた調光回路と、また被写体の距離を測定するた
めの測距センサAF、光学ファインダー31が設けられ
ている。
【0017】一方、撮像部本体3の内部には、上記ズ−
ムレンズ301のズーム比の変更と収容位置、撮像位置
間のレンズ移動を行うためのズームモータM1及び合焦
を行うためのモータM2とが設けられている。
【0018】カメラ本体部2の前面には、左端部の適所
にグリップ部4が設けられ、中央部の上部適所に内蔵フ
ラッシュ5が、カメラ本体部2の上面にはシャッターボ
タン9が設けられている。
【0019】一方、図2に示すように、カメラ本体部2
の背面には、略中央に撮影画像のモニタ表示(ビューフ
ァインダーに相当)及び記録画像の再生表示等を行うた
めの液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Displ
ay)10が設けられている。また、LCD10の下方位
置に、デジタルカメラの操作を行うキースイッチ群26
と、電源スイッチ27とが設けられている。また、電源
スイッチ27の左端には、電源ON状態で点灯するLE
D281、メモリカードにアクセス中状態を表示するL
ED282が設けられている。
【0020】更に、カメラ本体部2の背面には、「撮影
モード」と「再生モード」とを切替設定する撮影/再生
モード設定スイッチ14が設けられている。撮影モード
は、写真撮影を行うモードであり、再生モードは、メモ
リカード8に記録された撮影画像をLCD10に再生表
示するモードである。撮影/再生モード設定スイッチ1
4は、3接点のスライドスイッチからなり、例えば下に
セットすると撮影モードが、中央にセットすると再生モ
ードが、上にセットするとメニューモードが設定され
る。
【0021】また、カメラ背面右方には、4連スイッチ
28が設けられており、ボタン281、282を押すこ
とにより、ズームモータM1を駆動することによってズ
ーミングを行い、ボタン283、284を押すことによ
って露出補正を行う。
【0022】さて、図2において、撮像部3の背面側に
は、LCD表示をオンオフされるためのLCDボタン3
2が設けられており、このLCDボタン32を押す毎に
LCD表示のオンオフ状態が切り替わる。例えば、専
ら、光学ファインダー31のみを用いて撮影するときに
は、節電の目的で、LCD表示をオフするようにする。
マクロ撮影時には、マクロボタン33を押すことによ
り、フォーカスモータM2が駆動されレンズ301がマ
クロ撮影可能な状態になる。
【0023】図3の側面図に示すように、デジタルカメ
ラ1の側面には、DC入力端子29が設けられている。
【0024】図4に示すように、カメラ本体部2の底面
には、電池充填室18と2枚のメモリカード8a、8b
のカード充填室17(17a、17b)とが設けられ、
充填口17は、クラムシェルタイプの蓋15aにより閉
塞されるようになっている。この蓋15aには、開口部
が設けられており、カード充填室17にメモリカード以
外のカード、例えばUSBカード等を装着した場合でも
カードのコネクタ部分が外部に露出しているため、蓋1
5aを閉じた状態で外部機器と結線することが可能な構
成となっている。
【0025】また、デジタルカメラ1は、4本の単三形
乾電池を直列接続してなる電源電池Eを駆動源としてい
る。
【0026】<デジタルカメラ1の機能ブロック>図5
は、デジタルカメラ1の機能ブロック図である。
【0027】まず、撮像部3の内部ブロックに関して説
明する。
【0028】CCD303は、m行n列の画素配列を有
し、レンズ301により結像された被写体の光像を、R
(赤)、G(緑)、B(青)の色成分の画像信号(各画
素で受光された画素信号の信号列からなる信号)に光電
変換して出力する。
【0029】撮像部3における露出制御は、絞りが固定
的となっているので、CCD303の露光量、すなわち
シャッタースピードに相当するCCD303の電荷蓄積
時間を調整して行われる。被写体輝度が低輝度時に適切
なシャッタースピードが設定できない場合には、CCD
303から出力される画像信号のレベル調整を行うこと
により露光不足による不適正露出が補正される。すなわ
ち、低輝度時は、シャッタースピードとゲイン調整とを
組み合わせて露出制御が行われる。画像信号のレベル調
整は、信号処理回路313内のAGC回路313bのゲ
イン調整において行われる。
【0030】タイミングジェネレータ(TG)314
は、タイミング制御回路202から送信される基準クロ
ックに基づきCCD303の駆動制御信号を生成するも
のである。タイミングジェネレータ314は、例えば、
積分開始/終了(露出開始/終了)のタイミング信号、
各画素の受光信号の読出制御信号(水平同期信号、垂直
同期信号、転送信号等)等のクロック信号を生成し、C
CD303に出力する。
【0031】信号処理回路313は、CCD303から
出力される画像信号(アナログ信号)に所定のアナログ
信号処理を施すものである。信号処理回路313は、C
DS(相関二重サンプリング)回路313aとAGC
(オートゲインコントロール)回路313bとを有し、
CDS回路313aにより画像信号のノイズの低減を行
い、AGC回路313bでゲインを調整することにより
画像信号のレベル調整を行う。
【0032】調光回路304は、フラッシュ撮影におけ
る内蔵フラッシュ5の発光量を全体制御部211により
設定された所定の発光量に制御するものである。フラッ
シュ撮影においては、露出開始と同時に被写体からのフ
ラッシュ光の反射光が調光センサ305により受光さ
れ、この受光量が所定の発光量に達すると、調光回路3
04から制御部内に設けられたFL制御回路から発光停
止信号STPが出力される。フラッシュ制御回路217
は、この発光停止信号STPに応答して内蔵フラッシュ
5の発光を強制的に停止し、これにより内蔵フラッシュ
5の発光量が所定の発光量に制御される。
【0033】次に、カメラ本体部2の内部ブロックに関
して説明する。
【0034】カメラ本体部2内において、A/D変換部
205は、画像信号の各画素信号を10ビットのデジタ
ル信号に変換するものである。A/D変換部205は、
タイミング制御回路202から入力されるA/D変換用
のクロックに基づいて各画素信号(アナログ信号)を1
0ビットのデジタル信号に変換する。
【0035】カメラ本体部2内には、基準クロック、タ
イミングジェネレータ314、A/D変換器205に対
するクロックを生成するタイミング制御回路202が設
けられている。タイミング制御回路202は、全体制御
部211により制御される。
【0036】黒レベル補正回路206は、A/D変換さ
れた画素信号(以下、画素データ)を基準の黒レベルに
補正するものである。また、WB回路207は、γ補正
後にホワイトバランスも併せて調整されるように、R、
G、Bの各色成分の画素データのレベル変換を行うもの
である。WB回路207は、全体制御部211から入力
される、レベル変換テーブルを用いてR、G、Bの各色
成分の画素データのレベルを変換する。なお、レベル変
換テーブルの各色成分の変換係数(特性の傾き)は全体
制御部211により撮影画素毎に設定される。
【0037】γ補正回路208は、画素データのγ特性
を補正するものである。DRAM209は、その一部が
画像メモリとして機能し、A/D変換部205から出力
される画素データを記憶するメモリである。また、DR
AM209は、CCD303がm行n列の画素を有して
いる場合、m×n画素分の画素データ以上の記憶容量を
有し、各画素データが対応する画素位置に記憶されるよ
うになっている。
【0038】図6は、このDRAM209内のメモリ領
域の割付けを示す概念図である。
【0039】DRAM209は、複数のメモリ領域に区
分されており、その中にはプログラムを格納する領域M
p、CCD303によって取得した画像データを格納す
る領域Mi、後述する画像処理の際に利用するバッファ
エリアMbが割当てられている。
【0040】図5に戻って説明を続ける。
【0041】VRAM210は、LCD10に再生表示
される画像データのバッファメモリである。VRAM2
10は、LCD10の画素数に対応した画像データの記
憶容量を有している。
【0042】撮影モードにおいて、撮影待機状態におい
ては、撮像部3により所定間隔毎に撮像された画像の各
画素データをA/D変換器205〜γ補正回路208に
より所定の信号処理を施された後、DRAM209に記
憶されるとともに、全体制御部211を介してVRAM
210に転送され、LCD10に表示される(ライブビ
ュー表示)。これにより撮影者は、LCD10に表示さ
れた画像により被写体像を視認することができる。ま
た、再生モードにおいては、メモリカード8から読出さ
れた画像が全体制御部211で所定の信号処理が施され
た後、VRAM210に転送され、LCD10に再生表
示される。
【0043】カードI/F212は、メモリカード8へ
の画像データの書込み及び画像データの読出しを行うた
めのインターフェースである。上述の通り、このデジタ
ルカメラ1においては、2枚のメモリカード8の装着が
可能であり、カード装填室17a、17bも2つある。
【0044】フラッシュ制御回路217は、内蔵フラッ
シュ5の発光を制御する回路である。フラッシュ制御回
路217は、全体制御部211の制御信号に基づき内蔵
フラッシュ5の発光の有無、発光量及び発光タイミング
等を制御し、調光回路304から入力される発光停止信
号STPに基づき、内蔵フラッシュ5の発光量を制御す
る。
【0045】RTC219は、撮影日時を管理するため
の計時回路である。図示しない別の電源で駆動される。
【0046】操作部250は、上述した、各種スイッ
チ、ボタンが設けられている。
【0047】シャッターボタン9は、銀塩カメラで採用
されているような半押し状態(S1)と押し込んだ状態
(S2)とが検出可能な2段階スイッチになっている。
待機状態でシャッターボタン9を半押し(S1)状態に
すると、測距センサからの測距情報によって距離情報を
全体制御部211へ入力する。全体制御部211の指示
によって、AFモータM2を駆動し、合焦位置へレンズ
301を移動させる。
【0048】全体制御部211は、CPUからなり、上
述した撮像部3内及びカメラ本体部2内の各部材の駆動
を有機的に制御してデジタルカメラ1の撮影動作を総括
制御するものである。この全体制御部211のフラッシ
ュROM211aには、記録媒体であるメモリカード8
に記録されているプログラムデータをカードI/F21
2を介して格納することができる。これにより、この格
納したプログラムをデジタルカメラ1の動作に反映する
ことができる。
【0049】また、全体制御部211は、露出制御値
(シャッタースピード(SS))を設定するための輝度判
定部とシャッタースピード設定部とを備えている。輝度
判定部は、撮影待機状態において、CCD303により
1/30(秒)毎に取り込まれる画像を利用して被写体の
明るさを判定するものである。すなわち、輝度判定部
は、DRAM209に更新的に記憶される画像データを
用いて被写体の明るさを判定するものである。
【0050】シャッタースピード設定部は、輝度判定部
による被写体の明るさの判定結果に基づいてシャッター
スピード(CCD303の積分時間)を設定するものであ
る。
【0051】さらに、全体制御部211は、上記撮影画
像の記録処理を行うために、フィルタ処理を行うフィル
タ部とサムネイル画像および圧縮画像を生成する記録画
像生成部とを備え、メモリカード8に記録された画像を
LCD10に再生するために、再生画像を生成する再生
画像生成部を備えている。
【0052】フィルタ部は、デジタルフィルタにより記
録すべき画像の高周波成分を補正して輪郭に関する画質
の補正を行うものである。
【0053】記録画像生成部は、DRAM209から画
素データを読み出してメモリカード8に記録すべきサム
ネイル画像と圧縮画像とを生成する。記録画像生成部
は、DRAM209内の処理済画像データをラスタ走査
方向に走査しつつ、横方向と縦方向との両方向でそれぞ
れ8画素毎に画素データを読み出し、順次、メモリカー
ド8に転送することで、サムネイル画像を生成しつつ、
メモリカード8aまたは8bに記録する。
【0054】メモリカード8への記録に際しては、DR
AM209から全画素データを読み出し、これらの画素
データに2次元DCT変換、ハフマン符号化等のJPE
G方式による所定の圧縮処理を施す。
【0055】全体制御部211は、撮影モードにおい
て、シャッターボタン9により撮影が指示されると、撮
影指示後にDRAM209に取り込まれた画像のサムネ
イル画像と圧縮率設定スイッチ12で設定された圧縮率
によりJPEG方式で圧縮された圧縮画像とを生成し、
撮影画像に関するタグ情報(コマ番号、露出値、シャッ
タースピード、圧縮率、撮影日、撮影時のフラッシュの
オンオフのデータ、シーン情報、画像の判定結果等の情
報)とともに両画像をメモリカード8に記憶する。
【0056】図7に示すように、デジタルカメラ1によ
って記録された画像の各コマは、タグの部分とJPEG
形式で圧縮された高解像度の画像データ(1600×1
200画素)とサムネイル表示用の画像データ(80×
60画素)とが記録されている。この1コマ分の画像デ
ータの容量は、約1MBとなっている。
【0057】撮影/再生モード設定スイッチ14を再生
モードに設定したときには、メモリカード8内のコマ番
号の最も大きな画像データが読み出され、全体制御部2
11内の再生画像生成部にて、データ伸張され、これが
VRAM210に転送されることにより、LCD10に
は、コマ番号の最も大きな画像すなわち直近に撮影され
た画像が表示される。
【0058】<デジタルカメラ1の動作>図8は、デジ
タルカメラ1における画像処理の動作を示すフローチャ
ートである。この動作については、全体制御部211に
おいて自動的に実行される。
【0059】また、図9は、デジタルカメラ1における
画像処理を説明するための図である。図9(a)は、画像
データのメモリ領域Mi(図6)を表現した画素マトリク
スHiを示している。このマトリクスHiについては、
CCD303の画素行列に対応してm行n列となってい
る。図9(a)において、列方向がX方向、行方向がY方
向を示している。図9(b)は、上記のバッファエリアM
b(図6)を表現した画素マトリクスHbを示している。
【0060】この画像処理として、次の数1に示すする
3行3列の平滑化の空間フィルタFiを用いた処理を例
に挙げて説明する。
【0061】
【数1】
【0062】空間フィルタFiにおいては、数1に示す
行列の中心(2行2列目)が画像処理で着目される注目画
素に相当することとなる。この空間フィルタFiについ
ては、マトリクスHbに内包されるとともに、マトリク
スHbのY方向の幅に応じた正方行列となっている。
【0063】ステップS1では、マトリクスHiをX方
向(列方向)に2つのマトリクスH1(平行斜線で図示)、
H2に等分割指定する。具体的には、等分割されるメモ
リアドレスを指定する。ここで、マトリクスH1、H2
のX方向の画素数は、(n/2+1)となっている。この
ように、厳密に2等分されずに境界部分に1画素分のマ
ージンを見込んでいるのは、中心線Cx近傍の画素に関
してステップS2での画像処理により不連続とならない
ようにするためである。
【0064】ステップS2では、マトリクスH1に関し
て空間フィルタFiを方向D1(X方向)に1画素づつ移
動させながら画像処理を行う。この画像処理において
は、例えばマトリクスH1における注目画素Fcの画素
行直上の画素行および直下の画素行とをマトリクスHb
に格納して順次画像処理を行い、その処理結果をマトリ
クスH1における注目画素Fcに戻す。これにより、空
間フィルタFiによるフィルタ処理が適切に行えること
となる。
【0065】ここで、空間フィルタFiの右端がマトリ
クスH1の右端に到達した場合には、方向D2に示すよ
うにY方向に1画素分移動させるとともに、空間フィル
タFiの左端をマトリクスH1の左端に移動させる。こ
の際、マトリクスHbには、マトリクスHiにおける1
行下に移動した注目画素の直上の行および直下の行のデ
ータが更新して格納される。そして、上記と同様に、空
間フィルタFiを方向D3(X方向)に1画素づつ移動さ
せながら画像処理を行う。このように、行方向に細分割
してラスタ走査しつつ画像処理を行うことにより、確実
に画像処理が行えるとともに画像処理の高速化が図れる
こととなる。
【0066】この画像処理で利用されるバッファエリア
HbのX方向の長さは、分割された領域となるマトリク
スH1のX方向の分割長さと等しくなっている。
【0067】ステップS3では、マトリクスH1につい
ての画像処理が完了したか、すなわち、空間フィルタF
iの端が最下行右端Eに到達したかを判定する。ここ
で、画像処理が完了した場合には、ステップS4に進
み、完了していない場合には、ステップS2に戻る。
【0068】ステップS4では、ステップS2の動作と
同様に、マトリクスH2に関して空間フィルタFiをラ
スタ走査しつつ画像処理を行う。
【0069】ステップS5では、ステップS3と同様
に、マトリクスH2について画像処理が完了したかを判
定する。ここで、画像処理が完了していない場合には、
ステップS4に戻る。
【0070】以上のデジタルカメラ1の動作により、バ
ッファエリアのサイズが、図11(b)に示すメモリ領域
Hgに対して約1/2で足り、DRAM209のうちバ
ッファエリアが占めるメモリ領域を低減できるため、メ
モリの有効活用が図れることとなる。
【0071】<変形例> ◎上記の実施形態については、列方向に2分割するのは
必須でなく、図10に示すように行方向に2分割して画
像処理を行っても良い。
【0072】図10は、本発明の変形例に係る画像処理
を説明するための図である。図10(a)は、画像データ
のメモリ領域Mi(図7)を画素行列で表現したマトリク
スHiを示している。
【0073】この画像処理については、マトリクスHi
をY方向(行方向)に2等分するように2つのマトリク
スH3、H4に分割し、それぞれのマトリクスH3、H
4について上記実施形態と同一の空間フィルタFiをY
方向にラスタ走査(方向E1、E2、E3)しつつ画像
処理を行う。この分割においても、マージンとして中心
線Cyに隣接する1画素分を見込んでいる。
【0074】この場合、上記実施形態と同様に、マトリ
クスHiを分割しているため、バッファエリアのマトリ
クスHcの画素数が減少することとなる。
【0075】これにより、バッファエリアのサイズが、
図11(b)に示すメモリ領域Hgに対して約1/2で足
り、DRAM209のうちバッファエリアが占めるメモ
リ領域を低減できるため、メモリの有効活用が図れるこ
ととなる。
【0076】◎画像データについては、2分割を行うの
は必須でなく、3分割以上でも良い。この場合には、メ
モリ領域の低減がさらに図れることとなる。
【0077】また、分割については、等分割するのは必
須でなく、相互に大きさの異なる分割を行っても良い。
さらに、行方向、列方向各々に分割を行っても良い。
【0078】画像処理については、本実施形態に示した
平滑化フィルタ処理だけでなく、シェーディング補正に
も適用できる。さらに撮影時のみだけでなく、記録され
ている画像データを読み出してLCD10に表示する際
にも用いられる。
【0079】◎バッファエリアの幅については、i行j
列の空間フィルタを用いる場合、一般的に画素数jとな
るが、また画素数jより大きくても良い。
【0080】◎バッファメモリについては、DRAMの
中に設けるのは必須でなく、独立して設けても良い。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項7の発明によれば、分割指定される領域毎にさらに
行もしくは列方向に細分割された画像データを順次バッ
ファメモリに格納して画像処理を行う。その結果、メモ
リの有効活用が図れる。
【0082】特に、請求項2の発明については、画像処
理がマトリクスを用いて行われるため、画像処理が適切
に行える。
【0083】また、請求項3の発明については、画像処
理がフィルタ処理であるため、画像処理が迅速に行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデジタルカメラ1の要
部構成を示す図である。
【図2】デジタルカメラ1の要部構成を示す図である。
【図3】デジタルカメラ1の要部構成を示す図である。
【図4】デジタルカメラ1の要部構成を示す図である。
【図5】デジタルカメラ1の機能ブロック図である。
【図6】DRAM209内のメモリ領域割付けを示す概
念図である。
【図7】メモリカード8に記録される画像データの構成
を示す図である。
【図8】デジタルカメラ1における画像処理の動作を示
すフローチャートである。
【図9】デジタルカメラ1における画像処理を説明する
ための図である。
【図10】本発明の変形例に係る画像処理を説明するた
めの図である。
【図11】従来例に係る画像処理を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 209 DRAM 211 全体制御部 303 CCD Fi 空間フィルタ Hi 画像データのマトリクス H1、H2、H3、H4 分割された画像データのマト
リクス Hb、Hc、Hg バッファエリアのマトリクス

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルカメラで撮影された、行アドレ
    スと列アドレスとを有する一連の画像データの画像処理
    方法であって、 (a)前記画像データを分割指定する工程と、 (b)分割指定された領域毎に画像データをさらに行もし
    くは列方向に細分割する工程と、 (c)細分割された画像データを順次バッファメモリに格
    納する工程と、 (d)前記バッファメモリに格納された画像データ単位
    で、画像処理を行う工程と、 (e)前記工程(c)および前記工程(d)を繰り返し、分割指
    定された画像データに対して画像処理を実行する工程
    と、 (f)前記工程(e)完了後、前記工程(b)ないし前記工程(e)
    を繰り返し、前記画像データ全体の画像処理を実行する
    工程と、を備えることを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理方法におい
    て、 前記工程(d)における画像処理はマトリクスを用いて行
    われることを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の画像処
    理方法において、 前記工程(d)における画像処理はフィルタ処理であるこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の画像処理方法において、 前記工程(c)における画像データのバッファメモリへの
    格納は列方向に順次実行され、 前記工程(d)における画像処理は行方向に順次実行され
    ることを特徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の画像処理方法において、 前記工程(c)における画像データのバッファメモリへの
    格納は行方向に順次実行され、 前記工程(d)における画像処理は列方向に順次実行され
    ることを特徴とする画像処理方法。
  6. 【請求項6】 撮影によって得られた行アドレスと列ア
    ドレスとを有する一連の画像データをバッファメモリに
    順次格納し画像処理を繰り返し行うことにより、一連の
    画像データ全てに対して画像処理を実行する画像処理手
    段を備えるデジタルカメラであって、 (a)前記画像データを分割指定する手段と、 (b)分割指定された領域毎に画像データをさらに行もし
    くは列方向に細分割する手段と、 (c)細分割された画像データを順次バッファメモリに格
    納する手段と、 (d)バッファメモリに格納された画像データ単位で、画
    像処理を行う手段と、 (e)分割指定された画像データに対して繰り返し画像処
    理を実行する手段と、を備えることを特徴とするデジタ
    ルカメラ。
  7. 【請求項7】 デジタルカメラに内蔵されたマイクロコ
    ンピュータにインストールされることにより、当該デジ
    タルカメラを請求項6に記載のデジタルカメラとして機
    能させるためのプログラムを記録してあることを特徴と
    する、コンピュータ読取り可能な記録媒体。
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