JP3530907B2 - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

Info

Publication number
JP3530907B2
JP3530907B2 JP2002023198A JP2002023198A JP3530907B2 JP 3530907 B2 JP3530907 B2 JP 3530907B2 JP 2002023198 A JP2002023198 A JP 2002023198A JP 2002023198 A JP2002023198 A JP 2002023198A JP 3530907 B2 JP3530907 B2 JP 3530907B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
display
unit
focus
digital camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002023198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003224769A (ja
Inventor
英一 井手
睦裕 山中
Original Assignee
ミノルタ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミノルタ株式会社 filed Critical ミノルタ株式会社
Priority to JP2002023198A priority Critical patent/JP3530907B2/ja
Priority to US10/355,255 priority patent/US6812969B2/en
Publication of JP2003224769A publication Critical patent/JP2003224769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3530907B2 publication Critical patent/JP3530907B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders
    • H04N23/633Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders for displaying additional information relating to control or operation of the camera
    • H04N23/635Region indicators; Field of view indicators
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/66Remote control of cameras or camera parts, e.g. by remote control devices
    • H04N23/663Remote control of cameras or camera parts, e.g. by remote control devices for controlling interchangeable camera parts based on electronic image sensor signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/673Focus control based on electronic image sensor signals based on contrast or high frequency components of image signals, e.g. hill climbing method
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/675Focus control based on electronic image sensor signals comprising setting of focusing regions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Focusing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CCD撮像素子
等を用いて被写体を撮影するデジタルカメラ等の画像処
理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、撮影画像の画質を向上させるため
に、デジタルカメラにおいてCCD撮像素子等の撮像手
段に対する高画素化が著しく進行している。その一方
で、デジタルカメラ全体としてはサイズの小型化等が要
請されており、画像を表示するための表示手段が、撮像
手段が有する画素数に匹敵する表示画素数を備えること
は難しい状況にある。また、ライブビュー表示を行う際
に、表示のための処理速度の問題もあり、撮像手段の全
画素数を用いて表示処理を行うことは現実的ではない。
【0003】このため、デジタルカメラでは表示画素数
が比較的少ない表示手段を設け、ライブビュー表示時に
は、撮像手段から得られる画像に対して画素の間引き処
理を行って表示するのが一般的であった。
【0004】ところが、従来のデジタルカメラでは、ラ
イブビュー表示時に表示される画像が撮像手段で撮影さ
れる全画素を表示するものではないため、表示画像によ
って合焦確認を行うのが困難であるという問題があっ
た。
【0005】この問題に対応して、特開2001−86
385公報には、表示画像によって合焦確認を容易に行
うことができるようにするために、画像がほぼ合焦状態
となった時に、ピーキング処理(画像の高周波成分を低
周波成分よりも強調する処理)を行った画像を表示する
技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示される技術のように、画像がほぼ合焦状態とな
った時にピーキング処理を施すだけでは、画像が暈けて
いる場合であっても、ユーザが表示画像を視認するだけ
では画像が暈けていることを視認することが困難である
という問題がある。そのため、従来においては、実際に
は画像が暈けているにもかかわらず、ユーザが表示画像
を視認するだけではそのことに気付かずにシャッタボタ
ンを操作して撮影動作を開始させてしまう場合もある。
【0007】また、実際には微妙にピントが暈けた状態
であっても、ピーキング処理によって輪郭が強調される
可能性があるため、あたかも合焦しているかのような錯
覚に陥る場合があり、表示画像を視認するだけでは正確
に合焦状態を判別することが難しいという問題がある。
【0008】そこで、この発明は、上記課題に鑑みてな
されたものであって、表示画像によって合焦確認を容易
に行うことができる技術を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、デジタルカメラであっ
て、画像を撮像するための撮像手段と、前記撮像手段に
よって得られる画像の合焦状態を評価する評価手段と、
前記評価手段において非合焦状態であると判定された場
合に、前記撮像手段から得られる画像に対して非合焦状
態であることを強調するための画質劣化処理を施す画像
処理手段と、前記評価手段において非合焦状態であると
判定された場合に、前記画像処理手段において前記画質
劣化処理の施された画像を表示する表示手段と、を備え
ている。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のデジタルカメラにおいて、前記画質劣化処理が、前記
撮像手段から得られる画像に対する画像の暈かし処理で
あることを特徴としている。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のデジタルカメラにおいて、前記画質劣化処理が、前記
撮像手段から得られる画像の輝度を低下させる処理であ
ることを特徴としている。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
のデジタルカメラにおいて、前記画質劣化処理が、前記
撮像手段から得られる画像に対するモザイク処理である
ことを特徴としている。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
のデジタルカメラにおいて、前記画質劣化処理が、前記
撮像手段から得られる画像に対して所定のノイズ成分を
付加する処理であることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0015】<1.デジタルカメラの概略構成>図1及
び図2は本発明にかかるデジタルカメラ1の一構成例を
示す外観図であり、図1は正面図、図2は背面図であ
る。
【0016】デジタルカメラ1は、図1に示すように、
箱型のカメラ本体部2と直方体状の撮像部3とから構成
されている。撮像部3の前面側には、ズームレンズ機能
を備えた撮影レンズ301が設けられるとともに、光学
ファインダ31が設けられる。カメラ本体部2の前面側
には左端部にグリップ部4、中央上部に内蔵フラッシュ
5が設けられ、上面側にはシャッタボタン8が設けられ
ている。シャッタボタン8は2段階の押し込み検知式ボ
タンであり、ユーザ操作による半押し状態(S1状態)
と全押し状態(S2状態)とを区別することが可能なよ
うに構成される。ユーザがシャッタボタン8を全押し操
作した場合にはデジタルカメラ1において画像記録を行
うための本撮影動作が行われる。
【0017】一方、図2に示すように、カメラ本体部2
の背面側には、略中央にライブビュー表示や記録画像の
再生表示等を行うために、液晶ディスプレイ(LCD:
Liquid Crystal Display)等で構成された表示部10が
設けられている。なお、この表示部10は例えば400
×300の表示画素数を有している。
【0018】また、表示部10の下方に、デジタルカメ
ラ1の操作を行うキースイッチ群21〜26および電源
スイッチ27が設けられる。なお、デジタルカメラ1で
はキースイッチ群21〜26のうちの一のスイッチがフ
ォーカスボタン(例えばスイッチ21)として割り当て
られており、ユーザがフォーカスボタン21の押し込み
操作を行うことで、手動合焦(マニュアルフォーカス)
モードと自動合焦(オートフォーカス)モードとを切り
換えることができるように構成されている。なお、自動
合焦モード時には例えばユーザがシャッタボタン8を半
押し状態としたときに自動合焦制御が行われる。
【0019】さらに、カメラ本体部2の背面側には、
「撮影モード」及び「再生モード」の間でモードを切り
替えるためのモード設定スイッチ14が設けられる。撮
影モードはデジタル写真の撮影を行って被写体に関する
撮像画像を生成するモードであり、再生モードはメモリ
カードに記録された撮像画像を読み出して表示部10に
再生表示するモードである。モード設定スイッチ14は
2接点のスライドスイッチであり、下方位置にスライド
セットすると撮影モードが機能し、上方位置にスライド
セットすると再生モードが機能するように構成される。
【0020】また、カメラ背面右側には、4連スイッチ
60が設けられている。撮影モードにおいては左ボタン
61又は右ボタン62を押すことによりズーミング倍率
の変更が行われる。また、上ボタン63又は下ボタン6
4を押すことによって手動合焦モード時における撮影レ
ンズ301(フォーカスレンズ)の駆動を行うことがで
きる。デジタルカメラ1は、手動合焦モード時において
ボタン63,64の操作量に応じて撮影レンズ301を
モータで駆動することによって手動操作に応じた合焦制
御(フォーカス制御)を行うように構成される。ただ
し、ユーザが撮影レンズ301を直接操作することによ
って合焦制御を行うようにしてもよい。
【0021】さらに、ユーザは4連スイッチ60の中央
部分に設けられる中央ボタン65を押すことによって合
焦状態を評価するための評価領域を自由に設定すること
が可能になる。このとき、表示部10には評価領域に対
応する表示がライブビュー表示に重畳されて表示され、
ユーザがボタン61〜64を操作することで画面中の任
意の位置に評価領域を移動させることができるようにな
る。したがって、4連スイッチ60は評価領域指定ボタ
ンとしても機能することになる。
【0022】また撮像部3の背面側には、図2に示すよ
うに、表示部10をオン/オフさせるための表示部ボタ
ン321およびマクロボタン322が設けられる。表示
部ボタン321が押されると表示部10のオン/オフが
切り替わる。例えば、撮影モード時に表示部10がオン
状態に設定されると、表示部10にライブビュー表示が
行われる。このライブビュー表示により、ユーザは容易
に被写体のフレーミング等を行うことができる。また、
マクロ撮影(接写)時には、マクロボタン322を押す
ことにより、撮像部3においてマクロ撮影が可能な状態
になる。
【0023】なお、カメラ本体部2の底面部には、撮影
画像等を記録するための着脱自在な記録媒体(メモリカ
ード等)を装着するためのカードスロットが設けられ
る。
【0024】次に、デジタルカメラ1における内部構成
について説明する。図3はデジタルカメラ1の機能的構
成を示すブロック図である。
【0025】撮像部3における撮影レンズ301の後方
位置の適所にはCCD撮像素子303を備えた撮像回路
が設けられている。また、撮像部3の内部には、撮影レ
ンズ301のズーム比の変更と収容位置、撮像位置間の
レンズ移動を行うためのズームモータM1、撮影レンズ
301を駆動して合焦制御を行うためのフォーカスモー
タM2、撮影レンズ301内に設けられた絞り板302
の開口径を調整するための絞りモータM3とが設けられ
ている。これらズームモータM1、フォーカスモータM
2、絞りモータM3は、カメラ本体部2に設けられたズ
ームモータ駆動回路215、フォーカスモータ駆動回路
214、絞りモータ駆動回路216によってそれぞれ駆
動される。また、各駆動回路214〜216はカメラ本
体部2の全体制御部211から与えられる制御信号に基
づいて各モータM1〜M3を駆動する。
【0026】CCD撮像素子303は複数の画素(例え
ば1600×1200画素)が平面状に敷き詰められた
構成を有し、各画素はベイヤー配列に応じたR(赤)、
G(緑)、B(青)の各色成分に対応する画素信号を出
力する。そしてCCD撮像素子303は撮影レンズ30
1によって結像された被写体の光像を、R(赤)、G
(緑)、B(青)の色成分の画像信号(各画素で受光さ
れた画素信号の信号列からなる信号)に光電変換して出
力する。
【0027】撮像部3における露出制御は、絞り板30
2の調整と、CCD撮像素子303の露光量、すなわち
シャッタスピードに相当するCCD撮像素子303の電
荷蓄積時間を調整して行われる。
【0028】タイミングジェネレータ314は、カメラ
本体部2のタイミング制御回路202から送信される基
準クロックに基づきCCD撮像素子303の駆動制御信
号を生成するものである。タイミングジェネレータ31
4は、例えば、積分開始/終了(露出開始/終了)のタ
イミング信号、各画素の受光信号の読出制御信号(水平
同期信号、垂直同期信号、転送信号等)等のクロック信
号を生成し、CCD撮像素子303に出力する。
【0029】信号処理部313は、CCD撮像素子30
3から出力される画像信号(アナログ信号)に所定のア
ナログ信号処理を施すものである。信号処理部313
は、CDS(相関二重サンプリング)回路313aとA
GC回路313bとを有し、CDS回路313aにより
画像信号のノイズの低減を行い、AGC回路313bで
ゲインを調整することにより画像信号のレベル調整を行
う。
【0030】A/D変換器315は、画像信号を構成す
る各画素信号を例えば12ビットのデジタル信号に変換
するものである。このためA/D変換器315によって
画像信号がデジタル信号に変換され、ベイヤー配列に従
った色成分を示す各画素が12ビットの階調を有するこ
とになる。
【0031】そして撮像部3からはデジタル信号に変換
された画像信号がカメラ本体部2に対して出力される。
つまり、撮像部3においては、CCD撮像素子303、
信号処理部313及びA/D変換器315が画像を撮影
するための撮影機能部として機能し、カメラ本体部2に
対して画像信号を出力するように構成される。この撮影
機能部において本撮影動作時にはCCD撮像素子303
の全画素(1600×1200)を利用して撮影動作を
行うことができる。これに対し、ライブビュー表示時に
は撮影機能部において表示部10の表示画素数(400
×300)に対応した画素数の画像信号が生成されて出
力されることになる。
【0032】次に、カメラ本体部2の内部ブロックにつ
いて説明する。
【0033】タイミング制御回路202は、基準クロッ
ク、タイミングジェネレータ314に対するクロックを
生成するように構成される。このタイミング制御回路2
02は、全体制御部211によって制御される。
【0034】画像メモリ209は、撮像部3から出力さ
れる画像信号を一時的に記憶するためのメモリである。
撮像部3から、ベイヤー配列に対応した画素配列の画像
信号であって各画素がR、G、Bのいずれかの色成分値
を有する画像信号を入力するため、画像メモリ209は
その画像信号を記憶する。また、画像メモリ209は本
撮影動作時に入力する画像信号を少なくとも1フレーム
分記憶するだけの記憶容量を有している。このため、画
像メモリ209にはライブビュー表示時に入力する画像
信号を1フレーム以上記憶することができる。
【0035】デジタルカメラ1において撮影モード時に
おける撮影待機状態では、表示部10の表示がオン状態
となっていると、表示部10にライブビュー表示が行わ
れる。このとき、デジタルカメラ1では、撮像部3から
所定間隔ごとに画像メモリ209に格納される各画像に
対して全体制御部211で所定の画像処理を施した後、
その画像を表示部10に与えることでライブビュー表示
を実現する。このライブビュー表示により、撮影者はシ
ャッタボタン8の押し込み操作を行う前にフレーミング
操作等を容易に行うことが可能になる。
【0036】そしてユーザによってシャッタボタン8の
全押し操作が行われると、それによって全体制御部21
1に撮影指示が与えられることになる。そして撮像部3
において本撮影動作が行われて高解像度の撮影画像が生
成されて画像メモリ209に格納され、全体制御部21
1において所定の画像処理が行われた後、記録媒体の一
種であるメモリカード91に撮影画像の記録が行われ
る。
【0037】また、再生モードにおいては、メモリカー
ド91から読み出される画像に対し、全体制御部211
において所定の信号処理が施された後、表示部10に転
送されて、表示部10に再生表示される。
【0038】操作部220は、シャッタボタン8、フォ
ーカスボタン21及び評価領域指定ボタン60を含む上
述した各種スイッチ及びボタンを包括するものであり、
ユーザによって操作入力される情報は、操作部220を
介して全体制御部211に伝達される。
【0039】全体制御部211は、上述した撮像部3内
及びカメラ本体部2内の各部材の動作を有機的に制御し
てデジタルカメラ1の撮影動作を総括に制御する制御手
段として機能するものであり、内部にCPU(Central
Processing Unit)281、ROM(Read Only Memor
y)282、RAM(Random Access Memory)283、
評価値演算部230、表示画像制御部240、及び、表
示画像処理部250を備えた集積回路ユニットとして構
成される。
【0040】CPU281はROM282に格納される
プログラムを読み出してそれを実行することにより撮影
モード時におけるライブビュー表示動作及び本撮影動
作、再生モード時における画像再生処理等を統括的に制
御するものであり、RAM283をプログラム実行処理
時の一時的なメモリとして利用する。
【0041】評価値演算部230、表示画像制御部24
0及び表示画像処理部250はデジタルカメラ1におい
てライブビュー表示を行うための要部であり、ライブビ
ュー表示時に画像メモリ209に格納される画像信号を
入力して所定の画像処理を施した後、その画像信号を表
示部10に対して出力することによってライブビュー表
示を行うように構成される。
【0042】評価値演算部230は、撮像部3から得ら
れる画像に基づいて画像の合焦状態を評価するための評
価値を算出する。このとき、評価値演算部230はCP
U281から指定される評価領域に含まれる画像成分に
基づいて評価値演算を行う。
【0043】図4は評価領域FRの一例を示す図であ
る。図4に示すように、ユーザが評価領域指定ボタン6
0を操作していない場合には、デフォルト設定として画
面Gのほぼ中央部分に評価領域FRが設定される。
【0044】ところが、図4に示すように人物等の主被
写体が画面中央に存在しない場合には、画面中央の評価
領域FRについて合焦状態を評価しても主被写体の合焦
状態を評価することにはならない。したがって、このよ
うな場合にはユーザが評価領域指定ボタン60を操作す
ることによって評価領域FRを画面G内で移動させるこ
とによって、画面中における主被写体の位置と評価領域
FRの位置とを一致させる。
【0045】図5は評価領域FRを主被写体が写ってい
る部分に移動させた場合を示す図である。CPU281
は評価領域指定ボタン60が操作されると、ライブビュ
ー表示を行っている表示部10に対して評価領域FRを
表示するとともに、操作内容に応じて画面中の評価領域
FRの表示位置を移動させる。そして評価領域FRの位
置を決定させる入力があると、CPU281は表示部1
0における表示状態を通常のライブビュー表示に戻し、
決定された評価領域FRに関する情報を評価値演算部2
30に与える。
【0046】このため、評価値演算部230はCPU2
81から指定された評価領域FRに含まれる画像成分を
抽出して、その画像成分の合焦状態を評価するための評
価値を算出する。つまり、ユーザが評価領域指定ボタン
60を操作することによって主被写体と評価領域FRと
を一致させることにより、合焦状態の評価を主被写体に
ついて行うことが可能になるのである。
【0047】また、評価値演算部230は、合焦状態を
評価するための評価値として、評価領域FRに含まれる
各画素の輝度値Yに基づいてコントラストCを求める。
図6は、評価領域FRに含まれる各画素の輝度値を示す
図である。図6に示すように評価領域FRには、水平方
向にm個、垂直方向にn個の合計m×n個の画素が含ま
れる場合を想定すると、評価値演算部230は、
【0048】
【数1】
【0049】によってコントラストCを求め、評価領域
FRに含まれる画像成分の合焦状態を評価するための評
価値とする。なお、数1においてiは水平方向の任意の
画素位置を示すパラメータであって1≦i≦mの任意の
整数をとり、またjは垂直方向の任意の画素位置を示す
パラメータであって1≦j≦nの任意の整数をとる。ま
た、Yijは対応する画素の輝度値を示している。
【0050】つまり、評価値演算部230は評価領域F
Rに含まれる隣接画素間で輝度値の差分絶対値を求め、
かつその差分絶対値を評価領域FRについて総和した値
が評価値Cとなる。そして評価値演算部230はライブ
ビュー表示時に画像メモリ209に格納される画像から
評価値Cを求めると、それを表示画像制御部240に与
える。
【0051】表示画像制御部240では評価値演算部2
30で求められる評価値Cを所定の閾値THと比較する
ことによって、評価領域FRに含まれる画像成分の合焦
状態を評価する。
【0052】図7は撮影レンズ301(より厳密には撮
影レンズ301に含まれるフォーカスレンズ)のレンズ
位置と、そのレンズ位置において得られる画像から求め
られる評価値Cとの関係を示す図である。被写体が静止
している場合、撮影レンズ301のレンズ位置を最も近
側の位置から無限遠に対応する位置に移動させると、図
7に示すように評価値Cはレンズ位置Pで最大値を示
す。このレンズ位置Pは、評価領域FRに含まれる画像
成分のコントラストを最大にするため、該画像成分の合
焦状態を実現する合焦位置となる。
【0053】表示画像制御部240は評価値Cを閾値T
Hと比較し、評価値Cが閾値TH以上であれば、評価領
域FR内に含まれる画像成分がほぼ合焦状態になったと
判断する。また、評価値Cが閾値TH未満であれば、評
価領域FR内に含まれる画像成分が非合焦状態であると
判断する。
【0054】そして表示画像制御部240はその評価結
果に応じて表示画像処理部250における画像処理内容
を制御する。
【0055】表示画像処理部250はライブビュー表示
時に、画像メモリ209に格納される画像信号を取得
し、画像表示を行うための画像処理を施す。表示画像処
理部250で画像処理が施された画像信号は表示部10
に転送されて画像表示が行われる。
【0056】この実施の形態では表示画像制御部240
が、評価領域FRの画像成分が非合焦状態であると判断
した場合に、表示画像処理部250における画像処理と
して、非合焦状態であることを強調するための画質劣化
処理が行われるように制御する。
【0057】この結果、表示画像処理部250では評価
領域FRに含まれる画像成分が非合焦状態である場合
に、画像メモリ209から得られる画像に対して所定の
画質劣化処理を施し、それを表示部10に出力して画質
劣化処理の施された画像を表示部10に対して表示させ
ることになる。
【0058】このようにデジタルカメラ1は、ライブビ
ュー表示時において得られる画像が非合焦状態である場
合にはその画像に対して画質劣化処理を施し、かつ画質
劣化処理が施された画像を表示部10に対して表示する
ように構成されるため、ユーザは撮影前の表示部10の
表示画像を視認したときにピントが合っているか否かを
容易に認識することが可能になる。
【0059】これに対し、評価領域FRに含まれる画像
成分がほぼ合焦状態にあるときには、表示画像制御部2
40は表示画像処理部250における画像処理として画
質劣化処理が行われないように制御する。また、このと
き、表示画像処理部250は、画像メモリ209から得
られる画像を忠実に再現する画像処理、又は鮮鋭化処理
を施す。
【0060】したがって、画像が非合焦状態にあるとき
には表示画像が視認しづらい劣化した状態で表示される
のに対し、画像がほぼ合焦状態にあるときには原画像に
忠実な表示画像や鮮鋭な表示画像が表示されることにな
る。このため、非合焦状態にあるときと、ほぼ合焦状態
にあるときとの表示画像のギャップによってユーザは表
示部10における表示画像を視認するだけで容易に画像
が暈けているか否かを認識することができる。特に、画
像が非合焦状態にあるときには表示画像が劣化した状態
で表示されるので、画像が暈けているということをユー
ザは瞬時に把握することが可能である。
【0061】このため、特に手動合焦モード時にユーザ
が手動操作で画像の合焦状態を実現しようとする場合に
は、表示部10における表示画像を視認しつつ適切に画
像を合焦状態に導くことが可能になる。
【0062】ここで、画像がほぼ合焦状態にあるとき
に、画像に対してピーキング処理等の鮮鋭化処理を施す
場合、画像がほぼ合焦状態となればユーザはそのことを
視認することができるが、画像が非合焦状態にあるとき
にはユーザは画像が暈けた状態にあることを視認するこ
とは困難である。これに対し、この実施の形態のデジタ
ルカメラ1では画像が暈けた状態にあるときには、表示
部10において表示画像全体の画質を劣化させること
で、ユーザに対して画像が暈けていることを知らしめる
のである。
【0063】このため、従来のピーキング処理を行うデ
ジタルカメラでは画像が合焦状態に近づくにつれてそれ
以前の画像が非合焦状態であったことにユーザが気付く
ような構成であるのに対し、この実施の形態のデジタル
カメラ1ではある状態での表示画像を視認したときに即
時その画像がほぼ合焦状態であるか又は非合焦状態であ
るかの判別を行うことが可能になるのである。
【0064】以上のような構成のデジタルカメラ1にお
いて評価領域FRに含まれる画像成分が非合焦状態にあ
るときに実行される画像劣化処理としては、具体的に、
暈かし処理、階調低下処理、輝度低下処理、モザイク処
理、ノイズ付加処理等がある。以下ではこれらの具体的
態様について説明する。
【0065】<2.暈かし処理>まず、評価領域FRに
含まれる画像成分が非合焦状態にあるときに、デジタル
カメラ1において暈かし処理が実行される場合の構成及
び動作について説明する。
【0066】図8は、デジタルカメラ1において暈かし
処理が実行される場合の構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1ではライブビュー表示時に、画像メモ
リ209に格納される画像を表示画像処理部250が取
得し、表示画像処理部250において画像処理が行わ
れ、最終的に表示部10に画像信号が出力されて画像表
示が行われる。
【0067】図8に示すように、表示画像処理部250
はWB(ホワイトバランス)回路110、画素補間部1
20、γ補正部130、色変換部140、暈かし処理部
150、ローパスフィルタ(LPF)回路160、及
び、ビデオエンコーダ190を備えて構成される。
【0068】WB回路110は、画素ごとにベイヤー配
列に応じた色成分値を示す画像信号を画像メモリ209
から入力し、各画素ごとに色成分値のレベル変換を行う
ことでホワイトバランスの調整を行う。
【0069】ホワイトバランスの調整が行われた後、画
像信号は画素補間部120に入力され、各画素について
補間処理が行われる。つまり、各画素はR,G,Bのう
ちのいずれか1つの原色成分に関する情報しか有してい
ないため、他の原色成分の情報を周辺の画素の値を基に
推測する補間処理を行うのである。この補間処理によ
り、各画素に対して、R,G,Bの3つの原色成分に関
する12ビットの情報(色成分値)が与えられることに
なる。
【0070】補間処理が行われた後、画像信号はγ補正
部130及び評価値演算部230に入力される。
【0071】γ補正部130は、画素ごとにR,G,B
の各色成分値を有する画像信号を、γテーブル131に
基づいて、表示部10の再現特性に応じた補正を行う。
また、γ補正部130はγテーブル131に基づいたγ
補正処理を行う際に、画素ごとの12ビットの信号を8
ビットに圧縮する変換を行う。γ補正処理が行われた
後、画像信号は色変換部140に入力される。
【0072】色変換部140には色変換用のマトリクス
が予め格納されている。そして色変換部140は、画素
ごとに8ビットに圧縮されて形成される画像信号を入力
すると、マトリクスを適用した色変換演算を行うこと
で、画素ごとの色成分がRGB色空間で表現された画像
信号を、輝度成分(Y)と色差成分(Cr,Cb)とで
表現された画像信号に変換する。色変換処理が行われた
後、輝度値Yは暈かし処理部150に入力され、色差成
分値Cr,Cbはローパスフィルタ回路160に入力さ
れる。
【0073】一方、画素補間部120から評価値演算部
230に画像信号が入力すると、評価値演算部230は
評価領域FRに含まれる画素を全て抽出する。そして
R,G,Bの各色成分値から各画素に対応する輝度値Y
を求め、上記数1の式に基づく演算を行うことによって
評価値Cを求める。その後、評価値演算部230は算出
した評価値Cを表示画像制御部240に与える。
【0074】表示画像制御部240では、評価値Cを閾
値THと比較し、評価領域FRに含まれる画像成分の合
焦状態を判別する。そしてその判別結果に応じて暈かし
処理部150において適用される係数Kの値を制御す
る。具体的には、表示画像制御部240は、評価領域F
Rに含まれる画像成分がほぼ合焦状態にあると判断した
場合に係数Kを1以上2以下の範囲の任意の値に設定す
る。また、評価領域FRに含まれる画像成分が非合焦状
態にあると判断した場合に係数Kを0に設定する。
【0075】暈かし処理部150は、ローパスフィルタ
(LPF)回路151と、ハイパスフィルタ(HPF)
回路152と、K倍器153と、加算器154とを備え
る。
【0076】ローパスフィルタ回路151では例えば図
9に示すような3×3のローパスフィルタが適用されて
色変換部140から入力する輝度成分を暈けさせる作用
を示す。また、ハイパスフィルタ回路152では例えば
図10に示すような3×3のハイパスフィルタが適用さ
れて色変換部140から入力する輝度成分の高周波成分
を強調させる作用を示す。
【0077】図11はフィルタが適用される画像成分の
輝度値を示す図である。図11に示すように注目画素Y
ijを中心とする3×3の画素領域に対して上記ローパス
フィルタ及びハイパスフィルタが適用される。
【0078】ローパスフィルタ回路151では、
【0079】
【数2】
【0080】で示されるフィルタ演算が行われて出力信
号Lijが得られる。またハイパスフィルタ回路152で
は、
【0081】
【数3】
【0082】で示されるフィルタ演算が行われて出力信
号Hijが得られる。
【0083】ローパスフィルタ回路151から出力され
る出力信号Lijはそのまま加算器154に与えられるの
に対し、ハイパスフィルタ回路152から出力される出
力信号HijはK倍器153においてK倍されて加算器1
54に与えられる。そして加算器154において出力信
号LijとK・Hijとの加算演算が行われて、注目画素に
関する表示輝度値Y’ijが出力される。
【0084】つまり、表示輝度値Y’ijは、
【0085】
【数4】
【0086】で示される値となる。
【0087】ところで上述したように、表示画像制御部
240は評価領域FRに含まれる画像成分がほぼ合焦状
態にあると判断した場合に係数Kを1以上2以下の範囲
の任意の値に設定し、評価領域FRに含まれる画像成分
が非合焦状態にあると判断した場合に係数Kを0に設定
する。
【0088】したがって、評価領域FRに含まれる画像
成分が非合焦状態である場合、暈かし処理部150から
出力される表示輝度値Y’は、Y’ij=Lijとなって、
ローパスフィルタ回路151によって暈けた信号とな
る。
【0089】また、評価領域FRに含まれる画像成分が
ほぼ合焦状態である場合、暈かし処理部150から出力
される表示輝度値Y’は、Y’ij=Lij+K・Hijとな
る。ここでK=1の場合には、Y’ij=Yijとなって色
変換部140から出力される輝度値Yがそのまま表示輝
度値となる。また、1<K≦2の場合には、表示輝度値
Y’は入力する輝度値Yと比較して若干鮮鋭度の増した
値となる。
【0090】そして輝度成分に対して暈かし処理が施さ
れた後、その出力となる表示輝度値はビデオエンコーダ
190に入力される。
【0091】また、色変換部140から出力される色差
成分値Cr,Cbもローパスフィルタ回路160におい
て所定のフィルタリング処理が施された後、ビデオエン
コーダ190に入力される。
【0092】ビデオエンコーダ190では、入力する表
示輝度値Y’及び色差成分値Cr,Cbに基づいてNT
SC(National Television System Committee)方式又
はPAL(Phase Alternation by Line)方式等の画像
信号(ビデオ信号)を生成し、表示部10に対して出力
する。
【0093】この結果、評価領域FRに含まれる画像成
分が暈けているときには、表示部10において暈け度合
いが増した状態で画像表示が行われる。また、評価領域
FRに含まれる画像成分がほぼ合焦状態にあるときに
は、表示部10において鮮鋭な画像表示が行われる。し
たがって、ユーザがデジタルカメラ1を用いて被写体を
撮影する場合に、表示部10に表示される画像を視認す
るだけで容易に画像が合焦状態であるか否かを判断する
ことができる。
【0094】特に、評価領域FRに含まれる画像成分が
暈けているときには、その画像をさらに暈かした画像を
表示することで、表示画素数の少ない表示部10におい
ても画像が暈けていることを視認することができるよう
な暈け画像が表示される。そのため、ユーザがほぼ合焦
状態にあると誤認することはなく、暈けた状態で誤って
シャッタボタン8が操作されることを良好に防止するこ
とができる。
【0095】<3.階調低下処理>次に、評価領域FR
に含まれる画像成分が非合焦状態にあるときに、デジタ
ルカメラ1において階調低下処理が実行される場合の構
成及び動作について説明する。
【0096】図12は、デジタルカメラ1において階調
低下処理(又は輝度低下処理)が実行される場合の構成
を示すブロック図である。デジタルカメラ1ではライブ
ビュー表示時に、画像メモリ209に格納される画像を
表示画像処理部250が取得し、表示画像処理部250
において画像処理が行われ、最終的に表示部10に画像
信号が出力されて画像表示が行われる。
【0097】図12に示すように、表示画像処理部25
0はWB回路110、画素補間部120、γ補正部13
0、色変換部140、及び、ビデオエンコーダ190を
備えて構成される。
【0098】ここで、WB回路110、画素補間部12
0、色変換部140、及び、ビデオエンコーダ190は
上述したものと同様である。また、評価値演算部230
も上述したものと同様であり、補間処理が行われた画像
信号から評価領域の画像成分を抽出して評価値Cを算出
し、それを表示画像制御部240に与える。
【0099】表示画像制御部240では、評価値Cを閾
値THと比較し、評価領域FRに含まれる画像成分の合
焦状態を判別する。そしてその判別結果に応じてγ補正
部130において適用されるγテーブルを制御する。具
体的には、表示画像制御部240は、評価領域FRに含
まれる画像成分がほぼ合焦状態にあると判断した場合に
は、通常のγテーブルをγ補正部130に設定し、γ補
正部130から8ビット出力で256階調が表現される
画像信号が出力されるように制御する。
【0100】これに対し、表示画像制御部240は、評
価領域FRに含まれる画像成分が非合焦状態にあると判
断した場合には、階調値を低下させるようなγテーブル
をγ補正部130に設定し、γ補正部130から8ビッ
トで例えば32階調を表現した画像信号が出力されるよ
うに制御する。
【0101】γ補正部130には予め複数のγテーブル
131,132が格納されており、表示画像制御部24
0は評価値Cに応じていずれのγテーブルを用いてγ補
正処理を行うのかをγ補正部130に対して指示する。
【0102】図13は通常のγテーブル131を示す図
であり、図14は階調を低下させるためのγテーブル1
32を示す図である。
【0103】まず、表示画像制御部240は、評価領域
FRに含まれる画像成分がほぼ合焦状態にあると判断し
た場合には、γテーブル131をγ補正部130に設定
し、図13に示すように8ビット出力で256階調が表
現される画像信号が出力されるように制御する。
【0104】また、表示画像制御部240は、評価領域
FRに含まれる画像成分が非合焦状態にあると判断した
場合には、γテーブル132をγ補正部130に設定
し、図14に示すように8ビット出力で階調の低下した
画像信号が出力されるように制御する。
【0105】ただし、γ補正部130に複数のγテーブ
ルを予め格納しておくのではなく、常に通常のγテーブ
ル131を用いてγ補正処理を行わせるように構成し、
かつ、評価領域FRに含まれる画像成分が非合焦状態に
あると判断した場合には、8ビット出力の下位3ビット
を0にセットして出力するようにしても上記と同様の効
果が得られる。この場合は上位5ビットのみが有効に階
調を示すことになるので、8ビット出力で32階調を表
現することになる。
【0106】したがって、γ補正部130からは、画像
がほぼ合焦状態にあるときには256階調の画像信号が
出力されるのに対し、画像が非合焦状態にあるときには
合焦時よりも階調が低下した画像信号(例えば32階調
の画像信号)が出力されることになる。
【0107】そして、γ補正処理が行われた後、画像信
号は色変換部140に入力され、そこで輝度成分(Y)
と色差成分(Cr,Cb)とで表現された画像信号に変
換されてビデオエンコーダ190に入力される。ビデオ
エンコーダ190では、入力する輝度値Y及び色差成分
値Cr,Cbに基づいてNTSC方式又はPAL方式等
の画像信号(ビデオ信号)を生成し、表示部10に対し
て出力する。
【0108】この結果、評価領域FRに含まれる画像成
分が暈けているときには、表示部10において少ない階
調で表現された画像が表示される。また、評価領域FR
に含まれる画像成分がほぼ合焦状態にあるときには、表
示部10において8ビットフル階調で表現された画像が
表示される。つまり、非合焦時に表示される画像は、ほ
ぼ合焦時に表示される画像と比較して画質が著しく低下
した画像となるため、ユーザがデジタルカメラ1を用い
て被写体を撮影する場合に、表示部10に表示される画
像を視認するだけで容易に画像が合焦状態であるか否か
を判断することができる。
【0109】特に、評価領域FRに含まれる画像成分が
暈けているときには、表示画像の階調数が低下するの
で、表示画素数の少ない表示部10においても画像が暈
けていることを視認することが可能になる。そのため、
ユーザがほぼ合焦状態にあると誤認することはなく、暈
けた状態で誤ってシャッタボタン8が操作されることを
良好に防止することができる。
【0110】<4.輝度低下処理>次に、評価領域FR
に含まれる画像成分が非合焦状態にあるときに、デジタ
ルカメラ1において輝度低下処理が実行される場合の構
成及び動作について説明する。
【0111】この場合も、デジタルカメラ1の構成とし
て、図12に示した構成と同様の構成を適用することが
できる。
【0112】表示画像制御部240では、評価値演算部
230から得られる評価値Cを閾値THと比較し、評価
領域FRに含まれる画像成分の合焦状態を判別する。そ
してその判別結果に応じてγ補正部130において適用
されるγテーブルを制御する。
【0113】具体的には、表示画像制御部240は、評
価領域FRに含まれる画像成分がほぼ合焦状態にあると
判断した場合には、通常のγテーブルをγ補正部130
に設定し、γ補正部130から8ビット出力で最大輝度
値が255となるような画像信号が出力されるように制
御する。
【0114】これに対し、表示画像制御部240は、評
価領域FRに含まれる画像成分が非合焦状態にあると判
断した場合には、輝度値を低下させるようなγテーブル
をγ補正部130に設定し、γ補正部130から8ビッ
ト出力であって、例えば最大輝度値が255×A(ただ
し、Aは0<A<1を満たす任意の数)となるように表
現された画像信号が出力されるように制御する。
【0115】γ補正部130には予め複数のγテーブル
131,132が格納されており、表示画像制御部24
0は評価値Cに応じていずれのγテーブルを用いてγ補
正処理を行うのかをγ補正部130に対して指示する。
【0116】通常のγテーブル131は上述した図13
と同様である。また、図15は輝度値を低下させるため
のγテーブル132を示す図である。
【0117】まず、表示画像制御部240は、評価領域
FRに含まれる画像成分がほぼ合焦状態にあると判断し
た場合には、γテーブル131をγ補正部130に設定
し、図13に示すように8ビット出力で最大輝度値が2
55となるような画像信号が出力されるように制御す
る。
【0118】また、表示画像制御部240は、評価領域
FRに含まれる画像成分が非合焦状態にあると判断した
場合には、γテーブル132をγ補正部130に設定
し、図14に示すように8ビット出力で最大輝度値が2
55×Aとなるような画像信号が出力されるように制御
する。なお、図14では、A=0.8とした場合を例示
しているが、それに限定されるものではない。
【0119】したがって、γ補正部130からは、画像
がほぼ合焦状態にあるときには画像メモリ209に格納
されていた原画像の明るさを維持した状態の画像信号が
出力されるのに対し、画像が非合焦状態にあるときには
原画像の明るさを低下させた、比較的暗い画像信号が出
力されることになる。
【0120】そして、γ補正処理が行われた後、画像信
号は色変換部140に入力され、そこで輝度成分(Y)
と色差成分(Cr,Cb)とで表現された画像信号に変
換されてビデオエンコーダ190に入力される。ビデオ
エンコーダ190では、入力する輝度値Y及び色差成分
値Cr,Cbに基づいてNTSC方式又はPAL方式等
の画像信号(ビデオ信号)を生成し、表示部10に対し
て出力する。
【0121】この結果、評価領域FRに含まれる画像成
分が暈けているときには、表示部10において暗い画像
が表示される。また、評価領域FRに含まれる画像成分
がほぼ合焦状態にあるときには、表示部10において明
るい画像が表示される。つまり、非合焦時に表示される
画像は、ほぼ合焦時に表示される画像と比較して画像の
明るさが著しく低下した画像となるため、ユーザがデジ
タルカメラ1を用いて被写体を撮影する場合に、表示部
10に表示される画像を視認するだけで容易に画像が合
焦状態であるか否かを判断することができる。
【0122】特に、評価領域FRに含まれる画像成分が
暈けているときには、表示画像が暗い状態で表示される
ので、表示画素数の少ない表示部10においても画像が
暈けていることを視認することが可能になる。そのた
め、ユーザがほぼ合焦状態にあると誤認することはな
く、暈けた状態で誤ってシャッタボタン8が操作される
ことを良好に防止することができる。
【0123】<5.モザイク処理>次に、評価領域FR
に含まれる画像成分が非合焦状態にあるときに、デジタ
ルカメラ1においてモザイク処理が実行される場合の構
成及び動作について説明する。ここで、モザイク処理と
は、画像を複数のブロックに分割し、同一ブロックに含
まれる全ての画素の値を同一のデータで塗りつぶす処理
をいう。
【0124】図16は、デジタルカメラ1においてモザ
イク処理が実行される場合の構成を示すブロック図であ
る。デジタルカメラ1ではライブビュー表示時に、画像
メモリ209に格納される画像を表示画像処理部250
が取得し、表示画像処理部250において画像処理が行
われ、最終的に表示部10に画像信号が出力されて画像
表示が行われる。
【0125】図16に示すように、表示画像処理部25
0はWB回路110、画素補間部120、γ補正部13
0、色変換部140、モザイク処理部170、及び、ビ
デオエンコーダ190を備えて構成される。
【0126】ここでも、WB回路110、画素補間部1
20、色変換部140、及び、ビデオエンコーダ190
は上述したものと同様である。また、評価値演算部23
0も上述したものと同様であり、補間処理が行われた画
像信号から評価領域の画像成分を抽出して評価値Cを算
出し、それを表示画像制御部240に与える。
【0127】表示画像制御部240では、評価値Cを閾
値THと比較し、評価領域FRに含まれる画像成分の合
焦状態を判別する。そしてその判別結果に応じてモザイ
ク処理部170におけるモザイク処理機能をオンオフ制
御する。具体的には、表示画像制御部240は、評価領
域FRに含まれる画像成分がほぼ合焦状態にあると判断
した場合には、モザイク処理部170におけるモザイク
処理機能をオフ状態とし、モザイク処理部170では何
ら処理が行われないように制御する。
【0128】これに対し、表示画像制御部240は、評
価領域FRに含まれる画像成分が非合焦状態にあると判
断した場合には、モザイク処理部170におけるモザイ
ク処理機能をオン状態とし、色変換部140から入力す
る輝度成分からなる画像信号に対してモザイク処理部1
70がモザイク処理を施すように制御する。
【0129】図17はモザイク処理の概念を示す図であ
る。例えば、モザイク処理部170に入力する輝度成分
から構成される画像G1が図17(a)に示すようにな
っているとする。モザイク処理部170は、表示画素数
(400×300)で構成される図17(a)の画像G
1を、2×2の4画素を1ブロックとしたブロック分割
を行う。この結果、画像G1からは200×150個の
ブロックが生成される。
【0130】そしてモザイク処理部170は、各ブロッ
クごとに、同一ブロックに含まれる全ての画素の値を同
一化するための代表値を決定する。代表値を決定するた
めの手法としては、例えばブロック内の特定位置に存在
する画素の輝度値をそのまま代表値とする方法や、ブロ
ック内の平均輝度値を求め、それを代表値とする方法等
がある。そして各ブロックについて代表値が決定される
と、その代表値を当該ブロックに含まれる全ての画素に
対して設定する。
【0131】この結果、図17(b)に示すようなモザ
イク画像G2が生成される。ただし図17(b)のモザ
イク画像G2では、各ブロックの左上画素の輝度値を代
表値として設定する場合を例示している。
【0132】したがって、モザイク処理部170は、表
示画像制御部240からモザイク処理を機能させるよう
に指示されると、図17(a)のような入力画像G1か
ら図17(b)のようなモザイク画像G2を生成して出
力する。また、表示画像制御部240からモザイク処理
を機能させないように指示されると、図17(a)のよ
うな入力画像G1をそのまま出力させることになる。
【0133】つまり、モザイク処理部170からは、画
像がほぼ合焦状態にあるときには色変換部140から得
られる画像信号がそのまま出力されるのに対し、画像が
非合焦状態にあるときには色変換部140から得られる
画像信号に対して画質を劣化させるためのモザイク処理
が行われてモザイク画像G2が出力されるのである。
【0134】モザイク処理部170から出力される画像
信号はビデオエンコーダ190に入力され、ビデオエン
コーダ190では、入力する輝度値Y及び色差成分値C
r,Cbに基づいてNTSC方式又はPAL方式等の画
像信号(ビデオ信号)を生成し、表示部10に対して出
力する。
【0135】この結果、評価領域FRに含まれる画像成
分が暈けているときには、表示部10においてモザイク
画像が表示される。また、評価領域FRに含まれる画像
成分がほぼ合焦状態にあるときには、表示部10におい
て高精細な画像が表示される。つまり、非合焦時に表示
される画像は、ほぼ合焦時に表示される画像と比較して
画質が著しく低下したモザイク画像となるため、ユーザ
がデジタルカメラ1を用いて被写体を撮影する場合に、
表示部10に表示される画像を視認するだけで容易に画
像が合焦状態であるか否かを判断することができる。
【0136】特に、評価領域FRに含まれる画像成分が
暈けているときには、表示画像がブロック分割された画
像となるので、表示画素数の少ない表示部10において
も画像が暈けていることを視認することが可能になる。
そのため、ユーザがほぼ合焦状態にあると誤認すること
はなく、暈けた状態で誤ってシャッタボタン8が操作さ
れることを良好に防止することができる。
【0137】なお、上述したモザイク処理の態様では、
色変換部140によって色変換処理が行われた後にモザ
イク処理を行う場合を例示したが、モザイク処理部17
0をγ補正部130の出力端側に設置してRGB画像に
対してモザイク処理を施すように構成してもよい。
【0138】<6.ノイズ付加処理>次に、評価領域F
Rに含まれる画像成分が非合焦状態にあるときに、デジ
タルカメラ1においてノイズ付加処理が実行される場合
の構成及び動作について説明する。
【0139】図18は、デジタルカメラ1においてノイ
ズ付加処理が実行される場合の構成を示すブロック図で
ある。デジタルカメラ1ではライブビュー表示時に、画
像メモリ209に格納される画像を表示画像処理部25
0が取得し、表示画像処理部250において画像処理が
行われ、最終的に表示部10に画像信号が出力されて画
像表示が行われる。
【0140】図18に示すように、表示画像処理部25
0はWB回路110、画素補間部120、γ補正部13
0、色変換部140、固定パターンミキシング処理部1
80、及び、ビデオエンコーダ190を備えて構成され
る。
【0141】ここでも、WB回路110、画素補間部1
20、色変換部140、及び、ビデオエンコーダ190
は上述したものと同様である。また、評価値演算部23
0も上述したものと同様であり、補間処理が行われた画
像信号から評価領域の画像成分を抽出して評価値Cを算
出し、それを表示画像制御部240に与える。
【0142】表示画像制御部240では、評価値Cを閾
値THと比較し、評価領域FRに含まれる画像成分の合
焦状態を判別する。そしてその判別結果に応じて固定パ
ターンミキシング処理部180における固定パターンミ
キシング処理機能(ノイズ付加機能)をオンオフ制御す
る。具体的には、表示画像制御部240は、評価領域F
Rに含まれる画像成分がほぼ合焦状態にあると判断した
場合には、固定パターンミキシング処理部180におけ
る固定パターンミキシング処理機能をオフ状態とし、固
定パターンミキシング処理部180では何ら処理が行わ
れないように制御する。
【0143】これに対し、表示画像制御部240は、評
価領域FRに含まれる画像成分が非合焦状態にあると判
断した場合には、固定パターンミキシング処理部180
における固定パターンミキシング処理機能をオン状態と
し、色変換部140から入力する輝度成分からなる画像
信号に対して固定パターンミキシング処理(ノイズ付加
処理)を施すように制御する。
【0144】固定パターンミキシング処理部180は、
表示画像制御部240によってオン状態に設定される
と、色変換部140から入力する輝度成分に対して一定
の無地パターン(ノイズ成分)を画素ごとにミキシング
する処理を行う。これにより、固定パターンミキシング
処理部180から出力される画像は、色変換部140か
ら出力される画像と比較すると、霧のかかったような不
鮮明な画像となる。
【0145】すなわち、モザイク処理部170からは、
画像がほぼ合焦状態にあるときには色変換部140から
得られる画像信号がそのまま出力されるのに対し、画像
が非合焦状態にあるときには色変換部140から得られ
る画像信号に対して画質を劣化させるためのノイズが付
加された不鮮明な画像が出力されるのである。
【0146】そして固定パターンミキシング処理部18
0から出力される画像信号はビデオエンコーダ190に
入力され、ビデオエンコーダ190では、入力する輝度
値Y及び色差成分値Cr,Cbに基づいてNTSC方式
又はPAL方式等の画像信号(ビデオ信号)を生成し、
表示部10に対して出力する。
【0147】この結果、評価領域FRに含まれる画像成
分が暈けているときには、表示部10において霧がかっ
た不鮮明な画像が表示される。また、評価領域FRに含
まれる画像成分がほぼ合焦状態にあるときには、表示部
10において鮮明な画像が表示される。つまり、非合焦
時に表示される画像は、ほぼ合焦時に表示される画像と
比較して画質が著しく低下した不鮮明な画像となるた
め、ユーザがデジタルカメラ1を用いて被写体を撮影す
る場合に、表示部10に表示される画像を視認するだけ
で容易に画像が合焦状態であるか否かを判断することが
できる。
【0148】特に、評価領域FRに含まれる画像成分が
暈けているときには、表示画像が著しく不鮮明な画像と
なるので、表示画素数の少ない表示部10においても画
像が暈けていることを視認することが可能になる。その
ため、ユーザがほぼ合焦状態にあると誤認することはな
く、暈けた状態で誤ってシャッタボタン8が操作される
ことを良好に防止することができる。
【0149】なお、上述したノイズ付加処理の態様で
は、色変換部140によって色変換処理が行われた後に
固定パターンミキシング処理(ノイズ付加処理)を行う
場合を例示したが、固定パターンミキシング処理部18
0をγ補正部130の出力端側に設置してRGB画像に
対して固定パターンミキシング処理を施すように構成し
てもよい。
【0150】<7.システム構成による態様>近年で
は、デジタルカメラとコンピュータとが接続された状態
において、コンピュータがデジタルカメラの撮影制御を
行う撮影システムも実現されつつある。
【0151】これまでの説明では、デジタルカメラ1に
おいてライブビュー表示を行う際、画像の合焦状態に応
じて表示画像の表示状態を変化させる例を説明したが、
上述した技術は、デジタルカメラとコンピュータとが接
続された撮影システムについても適用することが可能で
ある。そこで次に、この撮影システムによる態様につい
て説明する。
【0152】図19は、撮影システム6の構成を示す図
である。図6に示すように、撮影システム6は、コンピ
ュータ600とデジタルカメラ1aとが有線又は無線の
通信媒体602によって相互にデータ伝送が可能なよう
に接続された構成となっている。
【0153】コンピュータ600は、CPU611とメ
モリ612とを備えて構成される制御部610、液晶デ
ィスプレイやCRTディスプレイ等によって構成される
表示部620、ユーザが操作を行うためのキーボードや
マウスを含む操作部630、データを保存するための記
憶部640、デジタルカメラ1aとデータ通信を行うた
めの通信インタフェース(通信I/F)630、及び、
記録媒体660に記録されたデータを読み取ったり、記
録媒体660に対してデータを書き込むための入出力部
650、を備えて構成される。
【0154】記録媒体660には、コンピュータ600
に、上述したデジタルカメラ1のカメラ本体部2と同様
の機能(図3等参照)を実現させるプログラムが格納さ
れている。
【0155】また、デジタルカメラ1aは所定の撮影位
置に三脚等の固定具601によって固定される。そして
デジタルカメラ1aは、図3に示すデジタルカメラの撮
像部3と同様の構成を有しており、コンピュータ600
から入力する制御信号に応じて撮影レンズ301や撮影
機能部を動作させる。
【0156】このような構成の撮影システム6におい
て、コンピュータ600が入出力部650を介して当該
プログラムを読み出し、かつ実行することで、上述した
デジタルカメラ1のカメラ本体部2と同様の機能を実現
する。
【0157】コンピュータ600がデジタルカメラ1a
を制御して遠隔撮影を行う際に、コンピュータ600に
おいてライブビュー表示を行う。そしてユーザはコンピ
ュータ600に表示される画像を視認しつつ、操作部6
30を操作してデジタルカメラ1aのフォーカス制御を
行うことができるように構成される。
【0158】そしてこの撮影システム6は、ユーザが操
作部630を介して手動操作によってフォーカス制御を
行うとき、コンピュータ600が、上記各態様において
説明したように、デジタルカメラ1aから入力する画像
の合焦状態を評価し、その評価結果が非合焦状態であっ
たときに表示部620に表示される画像に対して画質劣
化処理を行うように構成される。
【0159】この結果、撮影システム6において遠隔撮
影を行う場合でも、ユーザはコンピュータ600に表示
される表示画像によってデジタルカメラ1aにおける合
焦確認を容易に行うことが可能になる。
【0160】<8.変形例>以上、この発明の実施の形
態について説明したが、この発明は上記説明した内容の
ものに限定されるものではない。
【0161】例えば、上記説明においては、画像の合焦
状態がある閾値を基準としてほぼ合焦状態にあるか又は
非合焦状態にあるかを判断し、各状態によって画像処理
内容を切り替える内容について述べたが、合焦評価を行
う際の評価値に応じて画質劣化度合いを変化させて画像
処理を施すようにしてもよい。つまり、画像処理内容を
2値的に切り替えるものでなく、他段階又は無段階に変
更するものであってもよい。
【0162】また、上述したデジタルカメラはデジタル
スチルカメラに限られるものではなく、デジタルビデオ
カメラであってもよいことは勿論である。
【0163】なお、上述した具体的実施態様には、以下
の発明概念が含まれる。
【0164】(1)請求項1に記載のデジタルカメラに
おいて、前記画質劣化処理は、前記撮像手段から得られ
る画像の階調を低下させる処理であることを特徴とする
デジタルカメラ。
【0165】この構成により、画像が非合焦状態にある
ときには低階調の画像が表示されるため、ユーザは表示
画像を視認したときに画像が非合焦状態であることを識
別することができ、表示画像によって合焦確認を容易に
行うことが可能になる。
【0166】(2)請求項1乃至5のいずれか、又は上
記(1)に記載のデジタルカメラにおいて、前記評価手
段は、前記撮像手段によって得られる画像のうちの特定
領域について合焦状態を評価することを特徴とするデジ
タルカメラ。
【0167】この構成により、特定被写体について合焦
判定を行うことができ、特定被写体が非合焦状態である
ときには低画質の画像を表示することで、ユーザが特定
被写体の合焦状態を容易に確認することが可能になる。
【0168】(3)上記(2)に記載のデジタルカメラ
において、前記特定領域は、前記撮像手段によって得ら
れる画像の任意の領域に設定可能であることを特徴とす
るデジタルカメラ。
【0169】この構成により、画像中の、ユーザが希望
する特定被写体の位置に特定領域を設定することがで
き、ユーザが希望する特定被写体について合焦判定を行
うことが可能になる。
【0170】(4)デジタルカメラとコンピュータとが
接続され、前記コンピュータが前記デジタルカメラを制
御して撮影を行う撮影システムであって、前記デジタル
カメラは、前記コンピュータの制御に基づいて画像を撮
像する撮像手段を備え、前記コンピュータは、前記デジ
タルカメラから得られる画像の合焦状態を評価する評価
手段と、前記評価手段において非合焦状態であると判定
された場合に、前記デジタルカメラから得られる画像に
対して非合焦状態であることを強調するための画質劣化
処理を施す画像処理手段と、前記評価手段において非合
焦状態であると判定された場合に、前記画像処理手段に
おいて前記画質劣化処理の施された画像を表示する表示
手段と、を備える撮影システム。
【0171】この構成により、ユーザは表示画像を視認
したときに画像が非合焦状態であることを容易に識別す
ることができる。つまり、画像が非合焦状態にあるとき
には低画質の画像が表示されるので、それによって合焦
確認を容易に行うことができるのである。この結果、画
像が非合焦状態であるときに、ユーザがコンピュータを
介して誤って撮影指示を入力することを防止することが
でき、撮影システムによる撮影の失敗を低減することが
可能になる。
【0172】(5)デジタルカメラと接続されたコンピ
ュータが実行可能なソフトウェアプログラムであって、
前記コンピュータを、前記デジタルカメラから得られる
画像の合焦状態を評価する評価手段、前記評価手段にお
いて非合焦状態であると判定された場合に、前記デジタ
ルカメラから得られる画像に対して非合焦状態であるこ
とを強調するための画質劣化処理を施す画像処理手段、
及び、前記評価手段において非合焦状態であると判定さ
れた場合に、前記画像処理手段において前記画質劣化処
理の施された画像を表示する表示手段、として機能させ
るソフトウェアプログラム。
【0173】これにより、デジタルカメラと接続された
コンピュータが上記ソフトウェアプログラムを実行する
ことで、ユーザは表示画像を視認したときに画像が非合
焦状態であることを容易に識別することができる撮影シ
ステムを実現することができる。
【0174】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、撮像手段から得られる画像の合焦状態を
評価し、その画像が非合焦状態であると判定された場合
には、撮像手段から得られる画像に対して非合焦状態で
あることを強調するための画質劣化処理を施し、かつ、
その画質劣化処理の施した画像を表示するように構成さ
れるため、ユーザは表示画像を視認したときに画像が非
合焦状態であることを容易に識別することができる。つ
まり、画像が非合焦状態にあるときには低画質の画像が
表示されるので、それによって合焦確認を容易に行うこ
とができるのである。この結果、画像が非合焦状態であ
るときに、ユーザが誤って撮影指示を与えることを防止
することができ、デジタルカメラによる撮影の失敗を低
減することが可能になる。
【0175】請求項2に記載の発明によれば、画質劣化
処理が、撮像手段から得られる画像に対する画像の暈か
し処理であるため、画像が非合焦状態にあるときには暈
けた画像が表示され、ユーザは表示画像を視認したとき
に画像が非合焦状態であることを容易に識別することが
できる。
【0176】請求項3に記載の発明によれば、画質劣化
処理が、撮像手段から得られる画像の輝度を低下させる
処理であるため、画像が非合焦状態にあるときには低輝
度の画像が表示され、ユーザは表示画像を視認したとき
に画像が非合焦状態であることを容易に識別することが
できる。
【0177】請求項4に記載の発明によれば、画質劣化
処理が、撮像手段から得られる画像に対するモザイク処
理であるため、画像が非合焦状態にあるときにはモザイ
ク画像が表示され、ユーザは表示画像を視認したときに
画像が非合焦状態であることを容易に識別することがで
きる。
【0178】請求項5に記載の発明によれば、画質劣化
処理が、撮像手段から得られる画像に対して所定のノイ
ズ成分を付加する処理であるため、画像が非合焦状態に
あるときにはノイズ成分付加によって不鮮明な画像が表
示され、ユーザは表示画像を視認したときに画像が非合
焦状態であることを容易に識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカメラの一構成例を示す正面図であ
る。
【図2】デジタルカメラの一構成例を示す背面図であ
る。
【図3】デジタルカメラの機能的構成を示すブロック図
である。
【図4】評価領域の一例を示す図である。
【図5】評価領域を主被写体が写っている部分に移動さ
せた場合を示す図である。
【図6】評価領域に含まれる各画素の輝度値を示す図で
ある。
【図7】撮影レンズのレンズ位置と評価値との関係を示
す図である。
【図8】デジタルカメラにおいて暈かし処理が実行され
る場合の構成を示すブロック図である。
【図9】ローパスフィルタの一例を示す図である。
【図10】ハイパスフィルタの一例を示す図である。
【図11】フィルタが適用される画像成分の輝度値を示
す図である。
【図12】デジタルカメラにおいて階調低下処理(又は
輝度低下処理)が実行される場合の構成を示すブロック
図である。
【図13】通常のγテーブルを示す図である。
【図14】階調を低下させるためのγテーブルを示す図
である。
【図15】輝度値を低下させるためのγテーブルを示す
図である。
【図16】デジタルカメラにおいてモザイク処理が実行
される場合の構成を示すブロック図である。
【図17】モザイク処理の概念を示す図である。
【図18】デジタルカメラにおいてノイズ付加処理が実
行される場合の構成を示すブロック図である。
【図19】撮影システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1,1a デジタルカメラ 3 撮像部 6 撮影システム 10,620 表示部(表示手段) 130 γ補正部 131,132 γテーブル 140 色変換部 150 暈かし処理部 170 モザイク処理部 180 固定パターンミキシング処理部 190 ビデオエンコーダ 209 画像メモリ 211 全体制御部 230 評価値演算部 240 表示画像制御部(評価手段) 250 表示画像処理部(画像処理手段) 301 撮影レンズ 303 CCD撮像素子(撮像手段) 600 コンピュータ FR 評価領域(特定領域)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // H04N 101:00 G03B 3/00 A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/225 G02B 7/28 G02B 7/36 H04N 5/232

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルカメラであって、 画像を撮像するための撮像手段と、 前記撮像手段によって得られる画像の合焦状態を評価す
    る評価手段と、 前記評価手段において非合焦状態であると判定された場
    合に、前記撮像手段から得られる画像に対して非合焦状
    態であることを強調するための画質劣化処理を施す画像
    処理手段と、 前記評価手段において非合焦状態であると判定された場
    合に、前記画像処理手段において前記画質劣化処理の施
    された画像を表示する表示手段と、を備えるデジタルカ
    メラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタルカメラにおい
    て、 前記画質劣化処理は、前記撮像手段から得られる画像に
    対する画像の暈かし処理であることを特徴とするデジタ
    ルカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のデジタルカメラにおい
    て、 前記画質劣化処理は、前記撮像手段から得られる画像の
    輝度を低下させる処理であることを特徴とするデジタル
    カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のデジタルカメラにおい
    て、 前記画質劣化処理は、前記撮像手段から得られる画像に
    対するモザイク処理であることを特徴とするデジタルカ
    メラ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のデジタルカメラにおい
    て、 前記画質劣化処理は、前記撮像手段から得られる画像に
    対して所定のノイズ成分を付加する処理であることを特
    徴とするデジタルカメラ。
JP2002023198A 2002-01-31 2002-01-31 デジタルカメラ Expired - Fee Related JP3530907B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002023198A JP3530907B2 (ja) 2002-01-31 2002-01-31 デジタルカメラ
US10/355,255 US6812969B2 (en) 2002-01-31 2003-01-31 Digital camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002023198A JP3530907B2 (ja) 2002-01-31 2002-01-31 デジタルカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003224769A JP2003224769A (ja) 2003-08-08
JP3530907B2 true JP3530907B2 (ja) 2004-05-24

Family

ID=27745980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002023198A Expired - Fee Related JP3530907B2 (ja) 2002-01-31 2002-01-31 デジタルカメラ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6812969B2 (ja)
JP (1) JP3530907B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9374519B2 (en) 2013-08-08 2016-06-21 Sony Corporation Image processing apparatus, image processing method, and program

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7551223B2 (en) * 2002-12-26 2009-06-23 Sony Corporation Apparatus, method, and computer program for imaging and automatic focusing
US7248301B2 (en) * 2003-05-02 2007-07-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method for providing camera focus feedback
JP4022828B2 (ja) * 2003-06-30 2007-12-19 カシオ計算機株式会社 撮像装置、オートフォーカス制御方法、及びオートフォーカス制御プログラム
JP3867687B2 (ja) * 2003-07-08 2007-01-10 コニカミノルタフォトイメージング株式会社 撮像装置
JP4352916B2 (ja) * 2004-02-04 2009-10-28 ソニー株式会社 撮像装置及び撮像方法
KR100562406B1 (ko) * 2004-02-19 2006-03-17 삼성테크윈 주식회사 디지털 카메라의 초점 조절 방법
JP2005321621A (ja) * 2004-05-10 2005-11-17 Fujinon Corp オートフォーカスシステム
JP4407379B2 (ja) * 2004-05-21 2010-02-03 株式会社ニコン 電子カメラおよび画像処理システム
JP2005351997A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Canon Inc レンズ装置
JP4298752B2 (ja) 2004-09-14 2009-07-22 富士通株式会社 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2006115446A (ja) * 2004-09-14 2006-04-27 Seiko Epson Corp 撮影装置、及び画像評価方法
JP2006086952A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Casio Comput Co Ltd デジタルカメラ、および、プログラム
US20060072820A1 (en) * 2004-10-05 2006-04-06 Nokia Corporation System and method for checking framing and sharpness of a digital image
US20060082672A1 (en) * 2004-10-14 2006-04-20 M-Systems Flash Disk Pioneers Ltd. Filtering digital images
KR101086404B1 (ko) * 2004-10-27 2011-11-25 삼성전자주식회사 아웃-포커싱 동작을 위한 디지털 촬영 장치의 제어 방법,및 이 방법을 채용한 디지털 촬영 장치
US7860332B2 (en) * 2005-01-07 2010-12-28 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and system for determining an indication of focus of an image
TWI272838B (en) * 2005-06-30 2007-02-01 Sony Taiwan Ltd Zebra pattern display apparatus
TWI311679B (en) * 2006-04-28 2009-07-01 Primax Electronics Ltd A method of evaluating minimum sampling steps of auto focus
US7544919B2 (en) 2006-11-20 2009-06-09 Red.Com, Inc. Focus assist system and method
US9690168B2 (en) 2006-11-20 2017-06-27 Red.Com, Inc. Focus assist system and method
CN100561326C (zh) * 2007-07-06 2009-11-18 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 自动对焦系统及自动对焦方法
WO2009050841A1 (ja) * 2007-10-17 2009-04-23 Nikon Corporation 合焦測定装置、合焦測定方法およびプログラム
CN101470325B (zh) * 2007-12-27 2010-06-09 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 摄影装置及方法
JP4544308B2 (ja) 2008-01-11 2010-09-15 ソニー株式会社 画像処理装置、撮像装置、方法およびプログラム
US8264585B2 (en) * 2008-01-31 2012-09-11 Panasonic Corporation Imaging apparatus capable of readily specifying undesirable photographing parameters form auto photographing parameters
JP5464934B2 (ja) * 2009-07-23 2014-04-09 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像装置の制御方法
FR2954091A1 (fr) * 2009-12-22 2011-06-24 Commissariat Energie Atomique Lunettes numeriques de protection oculaire a focale variable
DE102010039431A1 (de) * 2010-08-18 2012-02-23 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung zur Unterstützung einer Fokussierung einer Kamera
JP6083946B2 (ja) * 2012-04-10 2017-02-22 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法
JP2014228606A (ja) * 2013-05-20 2014-12-08 リコーイメージング株式会社 撮像装置及び画像表示方法
US10212330B2 (en) * 2015-10-27 2019-02-19 Blackberry Limited Autofocusing a macro object by an imaging device
US20180183998A1 (en) * 2016-12-22 2018-06-28 Qualcomm Incorporated Power reduction and performance improvement through selective sensor image downscaling

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL8103090A (nl) * 1981-06-26 1983-01-17 Philips Nv Televisiekamera voorzien van een fokusseerinrichting.
US4660092A (en) * 1986-03-25 1987-04-21 Eastman Kodak Company Focusing aid for a manually focused video camera
US4794459A (en) * 1987-12-28 1988-12-27 Eastman Kodak Company Columnar focusing indicator for a manually focused video camera
US4775892A (en) * 1987-12-28 1988-10-04 Eastman Kodak Company Brightness-dependent focusing aid for a manually focused video camera
US5041911A (en) * 1989-12-13 1991-08-20 Eastman Kodak Company Exposure information feedback in electronic and/or hybrid film/electronic cameras
US5496106A (en) * 1994-12-13 1996-03-05 Apple Computer, Inc. System and method for generating a contrast overlay as a focus assist for an imaging device
US6137534A (en) * 1997-07-10 2000-10-24 Flashpoint Technology, Inc. Method and apparatus for providing live view and instant review in an image capture device
JP2001086385A (ja) 1999-09-14 2001-03-30 Nikon Corp 電子カメラ
JP2001136429A (ja) 1999-11-09 2001-05-18 Nikon Corp 電子カメラ
JP2001177742A (ja) * 1999-12-20 2001-06-29 Minolta Co Ltd 電子カメラ
US20030002870A1 (en) * 2001-06-27 2003-01-02 Baron John M. System for and method of auto focus indications
US7113217B2 (en) * 2001-07-13 2006-09-26 Xenogen Corporation Multi-view imaging apparatus
US7053953B2 (en) * 2001-12-21 2006-05-30 Eastman Kodak Company Method and camera system for blurring portions of a verification image to show out of focus areas in a captured archival image

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9374519B2 (en) 2013-08-08 2016-06-21 Sony Corporation Image processing apparatus, image processing method, and program

Also Published As

Publication number Publication date
US6812969B2 (en) 2004-11-02
JP2003224769A (ja) 2003-08-08
US20030174230A1 (en) 2003-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3530907B2 (ja) デジタルカメラ
JP5347707B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
US20020171747A1 (en) Image capturing apparatus, and method of display-control thereof
JP5123137B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP4730553B2 (ja) 撮影装置及び露出制御方法
US7884866B2 (en) Imaging apparatus and imaging method
JP2000224490A (ja) 撮像制御装置および撮像制御方法
JP2005269373A (ja) 映像信号処理システムおよび電子映像機器
JP4916378B2 (ja) 撮像装置、画像処理装置、画像ファイル及び階調補正方法
JP5223686B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
US11798143B2 (en) Image processing apparatus and control method thereof
JPH11239291A (ja) 撮像制御装置および撮像制御方法
JP2005055746A (ja) 撮像装置、合焦制御方法、およびプログラム
JP4944639B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び撮影装置
JP2002209125A (ja) デジタルカメラ
EP2515543B1 (en) Image capturing apparatus and image capturing method
JP5310331B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2010068331A (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2008182486A (ja) 撮影装置及び画像処理方法
JP2001169152A (ja) 電子カメラ、電子カメラの表示状態調整方法、および記録媒体
JP2001136539A (ja) 電子カメラ
JP2003087647A (ja) デジタルスチルカメラ
JP2001209782A (ja) 撮像装置およびその文字撮影方法
JP5169540B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP4942596B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置及び表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040202

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080312

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100312

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100312

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110312

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110312

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140312

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees