JP2014228606A - 撮像装置及び画像表示方法 - Google Patents

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景洋 長尾
Kagehiro Nagao
景洋 長尾
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Abstract

【課題】被写体像の輪郭線、色、及び画質を維持しながら、合焦状態を表示する撮像装置及び画像表示方法を得る。【解決手段】画像データをDSP30が受信すると、輪郭検出部31が、輪郭検出処理を実行する。輪郭検出処理は、画像データに含まれている被写体像の輪郭を検出して輪郭検出結果を出力する処理である。次に、合焦スコア算出部32は、合焦スコア算出処理を実行する。合焦スコア算出処理は、輪郭検出結果に基づいて被写体像が撮像素子に合焦しているか否かを判断し、被写体像の合焦状態に応じて変化する合焦スコアを出力する処理である。次に、表示輝度算出部及び画像作成部34が表示画像生成処理を実行する。表示画像生成処理では、表示輝度算出部33が、合焦スコアに基づいて画像データの表示輝度を算出する。画像作成部34が、表示輝度に基づいて、画像データに含まれる輝度データの値を調整することにより表示画像を作成する。【選択図】図1

Description

本発明は、撮影レンズの合焦状態を検知する撮像装置、及び合焦状態を表示する方法に関する。
被写体に自動的にピントを合わせるオートフォーカス機能に加えて、あえてユーザが手動で被写体にピントを合わせるマニュアルフォーカス機能をも有する撮像装置が知られている。マニュアルフォーカス機能を用いてユーザが被写体にピントを合わせる場合、ユーザに合焦状態を確認させるため、撮像装置は被写体像を連続的に撮像し、得られた画像をスルー画像として撮像装置の背面等に配置された液晶画面(表示部)に表示する。しかしながら、表示部に電子的に表示された画像は、いわゆる一眼レフカメラのファインダに現れる光学像と比較して解像度が低いため、表示部に表示された画像を参照して合焦状態を判断する場合、一眼レフカメラの光学像を参照して合焦状態を判断する場合と比較して合焦状態を判断しづらくなるおそれがある。そこで、被写体像にピントが合っているか否かをユーザがより容易に判断できるように、例えば、合焦している部分に写っている被写体像の輪郭を強調して撮像装置からの距離に応じて被写体像を着色するとともに、合焦していない部分をモノクロで表示する(特許文献1)。
特開2008−135812号公報
しかし、このような撮像装置では、色の濃淡を変更した上で輪郭線を強調するため、被写体像の真の輪郭線がどこにあるかユーザがわからなくなることがある。また、色の濃淡を変更するため、輪郭線付近の画像の色が変更後の色の濃淡と近い場合には、画像が劣化して被写体像を見にくくなることがある。さらに、合焦している部分の被写体像を着色するとともに、合焦していない部分をモノクロで表示するため、実際の色を把握できなくなる。
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、被写体像の輪郭線、色、及び画質を維持しながら、合焦状態を表示する撮像装置及び画像表示方法を得ることを目的とする。
本願第1の発明による撮像装置は、被写体像を撮像して画像データを出力する撮像素子と、被写体像が撮像素子に合焦しているか否かを判断し、被写体像の合焦状態に応じて変化する合焦評価値を出力する合焦判断部と、合焦評価値に基づいて画像データの表示輝度を算出する表示輝度算出部と、表示輝度に基づいて画像データを表示する表示部とを備え、表示輝度算出部は、画像データにおいて、被写体像が合焦状態に近づいていることを合焦評価値が示している領域を第1の領域とし、第1の領域よりも被写体像が合焦状態に近づいていないことを合焦評価値が示している領域を第2の領域とし、第1の領域の明るさが第2の領域の明るさよりも相対的に明るくなるように表示輝度を算出することを特徴とする。第1の実施形態では、画像作成部とLCDとが表示部を成す。
画像データに含まれている被写体像の輪郭を検出して輪郭検出結果を出力する輪郭検出部をさらに備え、合焦判断部は、輪郭検出結果に基づいて被写体像が撮像素子に合焦しているか否かを判断することが好ましい。
合焦判断部は、画像データを複数の領域に分割し、領域に含まれる輪郭に基づいて被写体像が撮像素子に合焦しているかを領域毎に評価し、これにより領域毎に得られた値を合焦評価値として出力することが好ましい。
表示輝度算出部は、第1の領域と第2の領域との間に位置する領域である中間領域の輝度が第1の領域から第2の領域まで連続的に変化するように、表示輝度を算出することが好ましい。
表示部は、表示輝度に応じて画像データに含まれる輝度データの値を調整することが好ましい。
表示部は、背面に設けられるバックライトを備え、表示輝度に応じてバックライトの光量を調整することにより第1の領域、第2の領域、及び中間領域の明るさを調整してもよい。
本願第2の発明による画像表示方法は、被写体像を撮像して画像データを出力するステップと、被写体像が撮像素子に合焦しているか否かを判断し、被写体像の合焦状態に応じて変化する合焦評価値を出力するステップと、画像データにおいて、被写体像が合焦状態に近づいていることを合焦評価値が示している領域を第1の領域とし、第1の領域よりも被写体像が合焦状態に近づいていないことを合焦評価値が示している領域を第2の領域とするステップと、第1の領域の明るさが第2の領域の明るさよりも相対的に明るくなるように表示輝度を算出するステップと、表示輝度に基づいて画像データの明るさを調整して表示するステップとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、被写体像の輪郭線、色、及び画質を維持しながら、合焦状態を表示する撮像装置及び画像表示方法を得る。
第1の実施形態による撮像装置を概略的に示したブロック図である。 元画像を示した図である。 輪郭検出結果を示した図である。 元画像と表示画像とを示した図である。 輝度乗算値と合焦スコアとの関係を示したグラフである。 画像表示処理を示したフローチャートである。 第2の実施形態による元画像と表示画像とを示した図である。
本願発明の一実施形態による撮像装置について図を用いて説明する。図1は、撮像装置の一実施形態であるデジタルカメラ100を示す。図1を用いてデジタルカメラ100の構成について説明する。
デジタルカメラ100は、撮影レンズ10、撮像素子であるCMOS20、信号処理部であるDSP30、制御部40、操作部50、画像記録部60、及びLCD(EVF)70を主に備える。本実施形態において、LCD70は表示部の一部を成す。
撮影レンズ10は、レンズ群11と、撮影レンズ10の外周面に設けられるピント調整リング12、及び駆動モータ13を主に備え、デジタルカメラ100のボディに畳まれて格納される。デジタルカメラ100が撮影画像を記録する動作モードに設定されたとき、撮影レンズ10はデジタルカメラ100のボディから繰り出される。駆動モータ13又はピント調整リング12によりレンズ群11が光軸方向に駆動され、これにより撮影レンズ10が被写体に合焦してCMOS20に被写体像を結像させる。駆動モータ13は制御部40からの信号により制御されて回転し、ピント調整リング12はユーザにより回転されて、撮影レンズ10を被写体に合焦させる。
CMOS20は、結像した被写体像を撮像して画像データを連続的に出力する。画像データはDSP30に送信される。
DSP30は、輪郭検出部31と、合焦判断部を成す合焦スコア算出部32と、表示輝度算出部33と、表示部の一部を成す画像作成部34とを主に備える。
輪郭検出部31は、画像データに含まれている被写体像の輪郭を検出して輪郭検出結果を出力する。合焦スコア算出部32は、輪郭検出結果に基づいて被写体像が撮像素子に合焦しているか否かを判断し、被写体像の合焦状態に応じて変化する合焦スコア(合焦評価値)を出力する。表示輝度算出部33は、合焦スコアに基づいて画像データの表示輝度を算出する。画像作成部34は、表示輝度に基づいて、画像データに含まれる輝度データの値を調整する。これらの部材の詳細については後述される。本実施形態では、画像作成部34が表示部の一部を成す。すなわち画像作成部34とLCD70とが表示部を成す。
また、DSP30は、受信した画像データに所定の処理を施した後、処理済みの画像データをLCD70に連続的に送信する。LCD70は、液晶パネル71と複数のバックライト72を備え、デジタルカメラ100の背面に設けられ、あるいは電子ビューファインダ(EVF)として設けられる。液晶パネル71は受信した画像データを表示し、バックライト72は液晶パネル71の背後から照明光を照射する。これにより、CMOS20が現在撮像している画像データが動画としてLCD70に表示される。この動画をスルー画像又はライブビューと呼ぶ。またDSP30は、受信した画像データに応じて絞り値を算出する。算出された絞り値は制御部40に送信される。制御部40は受信した絞り値に応じて、絞り羽根を駆動制御する。
DSP30には、操作部50が接続される。操作部50は、シャッターレリーズボタンを備える。シャッターレリーズボタンは二段階スイッチであり、ユーザが半押しすると半押し信号をDSP30に送信し、全押しすると全押し信号をDSP30に送信する。シャッターレリーズボタンが操作されていないとき、DSP30は、受信した画像データをLCD70に連続的に送信し、LCD70は、CMOS20が現在撮像している画像データをスルー画像として表示する。DSP30が半押し信号を受信すると、受信した画像データに応じて、絞り値を算出し、撮影レンズ10の位置をロックさせる。その後DSP30が全押し信号を受信すると、算出済みの絞り値で絞り羽根を駆動させ、CMOS20に被写体像を撮像させる。そしてCMOS20から取得した画像データに対して所定の画像処理を施して画像ファイルを作成し、画像記録部60に送信する。画像記録部60は、デジタルカメラ100に対して着脱自在となるように設けられる、例えばSDカードであって、受信した画像ファイルを保存する。
デジタルカメラ100は、自動的に被写体像に撮影レンズ10を合焦させるオートフォーカス(AF)モードと、ユーザが自らの手でピント調整リング12を回転させて被写体像に撮影レンズ10を合焦させるマニュアルフォーカス(MF)モードで動作可能である。デジタルカメラ100がマニュアルフォーカスモードで動作しているとき、CMOS20は被写体像を連続的に撮像し、LCD70は得られた画像をスルー画像として表示する。
図2から4を用いて、デジタルカメラ100がマニュアルフォーカスモードで動作しているときのDSP30の動作について説明する。このとき、デジタルカメラ100は画像表示処理を実行する。画像表示処理は、輪郭検出処理、合焦スコア算出処理、及び表示画像生成処理により主に構成される。
図2に示すような画像データをDSP30が受信すると、輪郭検出部31が、輪郭検出処理を実行する。輪郭検出処理は、画像データに含まれている被写体像の輪郭を検出して輪郭検出結果を出力する処理である。輪郭検出結果を図3に示す。次に、合焦スコア算出部32は、合焦スコア算出処理を実行する。合焦スコア算出処理は、輪郭検出結果に基づいて被写体像が撮像素子に合焦しているか否かを判断し、被写体像の合焦状態に応じて変化する合焦スコアを出力する処理である。次に、表示輝度算出部及び画像作成部34が表示画像生成処理を実行する。表示画像生成処理では、表示輝度算出部33が、合焦スコアに基づいて画像データの表示輝度を算出する。画像作成部34が、表示輝度に基づいて、画像データに含まれる輝度データの値を調整することにより表示画像を作成する。これにより図4に示すような表示画像が作成される。画像表示処理が画像データを処理して得られる画像を表示画像といい、画像データを画像表示処理により処理しない画像を元画像という。
次に、図2及び3を用いて輪郭検出処理について詳細に説明する。
画像データは、YUV色空間又はYCbCr色空間により定義されるデータである。画像データがこれ以外の色空間、例えばRGB色空間により定義される場合、公知の変換式により、YUV色空間又はYCbCr色空間により定義されるデータに変換される。
まず、輪郭検出部31が、画像データの輝度信号Yに対して輪郭検出フィルタを掛けて輪郭検出結果を作成する。輪郭検出フィルタは、画像データにおいて隣接する画素との輝度の差が大きい画素に対して計算結果が大きくなる特性を有し、例えばSobelフィルタが用いられる。この計算結果が大きくなる画素が、撮影レンズ10の焦点が合っている画素である。画像データの輝度をI(x,y)とすると、輪郭検出結果E(x,y)は、Sobelフィルタを用いた以下の式により求められる。
これにより、図2に示すような画像データから図3に示すような輪郭検出結果が得られる。図3を参照すると、画像データの中心より少し下の部分の輝度が高くなっている。この輝度が高い部分が、前述した計算結果が大きくなる画素であり、撮影レンズ10が合焦している部分である。なお、図3では輪郭検出結果を便宜的に画像により示しているが、輪郭検出結果は前述のように数値により構成される。
次に合焦スコア算出処理について詳細に説明する。合焦スコア算出処理では、合焦スコア算出部32が、輪郭検出結果を用いて合焦スコア(合焦評価値)を算出する。合焦スコアは、撮影レンズ10が被写体に合焦している可能性を示す値であり、複数の画素から成る領域毎に求められる。この領域が矩形のM×N行列であるとした場合における合焦スコア合焦スコアSum_E(X,Y)の算出式を以下に示す。
次に図4及び5を用いて表示画像生成処理について詳細に説明する。
まず、合焦スコアに基づいて画像データの表示輝度を表示輝度算出部33が算出する処理について説明する。表示輝度算出部33は、合焦スコアに応じて領域毎に決定される輝度乗算値を各画素の輝度値に乗じることにより、表示輝度を算出する。輝度乗算値を決定する手段について説明する。最も大きな合焦スコアを持つ領域に乗じる最大輝度乗算値Lmaxと、最も小さな合焦スコアを持つ領域に乗じる最小輝度乗算値Lminとをまず決定する。例えば、最大輝度乗算値Lmaxは1.5であり、最小輝度乗算値Lminは0.5である。ここで、最も大きな合焦スコアを最大合焦スコアSumE_max(X,Y)とし、最も小さな合焦スコアを最小合焦スコアSumE_min(X,Y)とすると、輝度乗算値L(X,Y)は以下の式及び図5に示すグラフにより求められる。
これにより、最も大きな合焦スコアを持つ領域と最も小さな合焦スコアを持つ領域との間に位置する中間領域の輝度が、最も大きな合焦スコアを持つ領域から最も小さな合焦スコアを持つ領域まで連続的に変化するように表示輝度を算出できる。
次に、表示輝度に基づいて、画像データに含まれる輝度データの値を画像作成部34が調整して表示画像を作成する処理について説明する。
画像作成部34は、画像データに含まれる輝度データI(x,y)に輝度乗算値L(X,Y)を乗じて、表示画像が有する各画素の輝度I(x,y)を決定する。画像データの色差成分は変更されない。輝度I(x,y)は線形関数であり、以下の式により求められる。
次に、図4を用いて元画像と表示画像について説明する。図4は、格子模様が描かれた板と、その板の上に置かれた直方体及び円柱とを撮影して得られた元画像と表示画像である。図4の左列が元画像を示し、右列が表示画像を示す。
図4(a)は、撮影レンズ10が最も手前に合焦している状態において得られた元画像と表示画像である。デジタルカメラ100に用いられるLCD70や電子ビューファインダは画素数が少ないため、画像を鮮明に表示することができない。そのため、元画像のようにCMOS20から得られた画像をそのまま表示すると、合焦しているか否かを判断することが困難な場合がある。しかしながら、表示画像は、合焦している部分を明るく表示し、合焦していない部分を暗く表示するため、ユーザは、合焦している部分を明確に認識することができる。図4(b)は、図4(a)よりも奥側に撮影レンズ10が合焦している状態において得られた元画像と表示画像である。図4(a)に示される表示画像と図4(b)に示される表示画像とを比較すると、明るい部分が図4(a)よりも奥側に移動していることがわかる。図4(c)は、図4(b)よりも奥側に撮影レンズ10が合焦している状態において得られた元画像と表示画像である。図4(b)に示される表示画像と図4(c)に示される表示画像とを比較すると、明るい部分が図4(b)よりも奥側に移動していることがわかる。図4(d)は、図4(c)よりも奥側に撮影レンズ10が合焦している状態において得られた元画像と表示画像である。図4(c)に示される表示画像と図4(d)に示される表示画像とを比較すると、明るい部分が図4(c)よりも奥側に移動していることがわかる。つまり、撮影レンズ10の合焦位置が手前から奥に向けて移動するようにピント調整リング12を動かすと、図4(a)から(d)に向けて明るい部分が移動する。ユーザは、合焦させたい被写体像が最も明るくなったときに、その被写体に撮影レンズ10が合焦していると判断できる。
次に、図6を用いて画像表示処理について説明する。
初めのステップS61では、輪郭検出部31が、画像データを受信して輪郭検出処理を実行する。これにより輪郭検出結果が求められる。
次のステップS62では、合焦スコア算出部32が合焦スコア算出処理を実行する。これにより合焦スコアが求められる。
次のステップS63では、表示輝度算出部及び画像作成部34が表示画像生成処理を実行する。これにより表示画像が作成される。
次のステップS64では、LCD70が表示画像を表示する。
次のステップS65では、シャッターレリーズが半押し又は全押しされたか否かを判断する。シャッターレリーズが半押し又は全押しされた場合、処理は終了し、そうでない場合、処理はステップS61に戻り、ステップS61からステップS65までの処理を再度実行する。
本実施形態によれば、合焦の程度に応じて元画像の明るさが領域毎に変更されて表示されると共に、撮影レンズ10が最も合焦している部分の画像が最も明るく表示され、撮影レンズ10が最も合焦していない部分の画像が最も暗く表示される。また、撮影レンズ10が最も合焦している部分と最も合焦していない部分との間の明るさが連続的に変化するため、ユーザが画像に違和感を感じない。
また、被写体像の輪郭線、色、及び画質については処理を行わないため、これらを維持しながら、合焦状態を表示することができる。
次に、図7を用いて第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。第1の実施形態では、輝度乗算値が領域毎に決定され、これを使用して各画素の輝度を決定したが、第2の実施形態では、画像作成部34が、隣接する領域の合焦スコアに基づいて輝度I(x,y)を線形補間する。
第1の実施形態では、輝度乗算値は領域毎に決定されるため、同じ領域に含まれる画素の輝度には一律の輝度乗算値が乗じられていた。そのため、図4に示す表示画像では、領域の境界に輝度の段差が出来てしまう。この段差が被写体像を見づらくして、被写体像の合焦状態をユーザが適切に把握できなくなるおそれがある。しかしながら本実施形態によれば、図7に示すように、領域の境界に輝度の段差が出来ないため、ユーザが被写体像を見やすくなり、被写体像の合焦状態を適切に把握できる。
次に、図7を用いて元画像と表示画像について説明する。図7は、格子模様が描かれた板と、その板の上に置かれた直方体及び円柱とを撮影して得られた元画像と表示画像である。図7の左列が元画像を示し、右列が表示画像を示す。
図7(a)は、撮影レンズ10が最も手前に合焦している状態において得られた元画像と表示画像である。デジタルカメラ100に用いられるLCD70や電子ビューファインダは画素数が少ないため、画像を鮮明に表示することができない。そのため、元画像のようにCMOS20から得られた画像をそのまま表示すると、合焦しているか否かを判断することが困難な場合がある。しかしながら、表示画像は、合焦している部分を明るく表示し、合焦していない部分を暗く表示するため、ユーザは、合焦している部分を明確に認識することができる。図7(b)は、図7(a)よりも奥側に撮影レンズ10が合焦している状態において得られた元画像と表示画像である。図7(a)に示される表示画像と図7(b)に示される表示画像とを比較すると、明るい部分が図7(a)よりも奥側に移動していることがわかる。図7(c)は、図7(b)よりも奥側に撮影レンズ10が合焦している状態において得られた元画像と表示画像である。図7(b)に示される表示画像と図7(c)に示される表示画像とを比較すると、明るい部分が図7(b)よりも奥側に移動していることがわかる。図7(d)は、図7(c)よりも奥側に撮影レンズ10が合焦している状態において得られた元画像と表示画像である。図7(c)に示される表示画像と図7(d)に示される表示画像とを比較すると、明るい部分が図7(c)よりも奥側に移動していることがわかる。つまり、撮影レンズ10の合焦位置が手前から奥に向けて移動するようにピント調整リング12を動かすと、図7(a)から(d)に向けて明るい部分が移動する。ユーザは、合焦させたい被写体像が最も明るくなったときに、その被写体に撮影レンズ10が合焦していると判断できる。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得る。また、領域の境界に輝度の段差が出来ないため、ユーザが被写体像を見やすくなり、被写体像の合焦状態を適切に把握できる。
次に、図1を用いて第3の実施形態について説明する。第1の実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。第3の実施形態は、画像作成部34が表示画像を作成せず、LCD70は元画像を表示し、LCD70が備える複数のバックライト72の光量を調節することにより、合焦している領域の明るさを調節する点が第1の実施形態と異なる。よって、これについて以下に説明する。
輪郭検出処理及び合焦スコア算出処理は、第1の実施形態と同じであるため、説明を省略する。本実施形態では、画像作成部34とLCD70とが表示部を成し、表示輝度算出部33が合焦スコアに基づいて画像データの表示輝度を算出する。しかし、画像作成部34は表示画像を作成しない。表示輝度算出部33が算出した表示輝度に基づいて、画像作成部34が各バックライト72の輝度を、複数の画素から成る領域毎に求める。そして、DSP30は元画像をLCD70に送信し、液晶パネル71が元画像を表示する。バックライト72は、画像作成部34が決定した輝度に応じて領域毎に発光する。これにより、合焦の程度に応じて元画像の明るさが領域毎に変更されて表示される。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得る。
なお、輪郭検出フィルタはSobelフィルタに限定されず、被写体像の輪郭を検出可能な手段であれば、他の手段であってもよい。また、Sobelフィルタとして示した行列、すなわちパラメータは一例であって、他の値であってもよい。
なお、合焦スコア算出処理における領域は矩形領域に限定されない。
最大輝度乗算値Lmaxは1.5に限定されず、最小輝度乗算値Lminは0.5に限定されない。
輝度I(x,y)を求める式は前述のものに限定されず、線形関数でなくてもよい。
なお、画像データを複数の領域に分割して表示輝度を算出したが、画素毎に輝度を算出、あるいは画素毎にバックライト72の光量を調節してもよい。
CMOS20の代わりにCCD等の固体撮像素子が用いられても良い。
ピント調整リング12の代わりに、シーソースイッチ、ダイヤル、及びレバー等のスイッチを用いてピントを調整してもよい。
デジタルカメラ100は、いわゆるコンパクトカメラ、一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラであっても良い。
10 撮影レンズ
11 レンズ群
12 ピント調整リング
13 駆動モータ
20 CMOS
30 DSP
31 輪郭検出部
32 合焦スコア算出部
33 表示輝度算出部
34 画像作成部
40 制御部
50 操作部
60 画像記録部
70 LCD
71 液晶パネル
72 バックライト
100 デジタルカメラ

Claims (7)

  1. 被写体像を撮像して画像データを出力する撮像素子と、
    被写体像が撮像素子に合焦しているか否かを判断し、被写体像の合焦状態に応じて変化する合焦評価値を出力する合焦判断部と、
    前記合焦評価値に基づいて前記画像データの表示輝度を算出する表示輝度算出部と、
    前記表示輝度に基づいて前記画像データを表示する表示部とを備え、
    前記表示輝度算出部は、前記画像データにおいて、被写体像が合焦状態に近づいていることを前記合焦評価値が示している領域を第1の領域とし、前記第1の領域よりも被写体像が合焦状態に近づいていないことを前記合焦評価値が示している領域を第2の領域とし、前記第1の領域の明るさが前記第2の領域の明るさよりも相対的に明るくなるように前記表示輝度を算出する撮像装置。
  2. 前記画像データに含まれている被写体像の輪郭を検出して輪郭検出結果を出力する輪郭検出部をさらに備え、
    前記合焦判断部は、前記輪郭検出結果に基づいて被写体像が撮像素子に合焦しているか否かを判断する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記合焦判断部は、前記画像データを複数の領域に分割し、前記領域に含まれる輪郭に基づいて被写体像が撮像素子に合焦しているかを前記領域毎に評価し、これにより前記領域毎に得られた値を前記合焦評価値として出力する請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記表示輝度算出部は、前記第1の領域と前記第2の領域との間に位置する領域である中間領域の輝度が前記第1の領域から前記第2の領域まで連続的に変化するように、前記表示輝度を算出する請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記表示部は、前記表示輝度に応じて前記画像データに含まれる輝度データの値を調整する請求項1から4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記表示部は、背面に設けられるバックライトを備え、前記表示輝度に応じて前記バックライトの光量を調整することにより前記第1の領域、前記第2の領域、及び前記中間領域の明るさを調整する請求項1から4のいずれかに記載の撮像装置。
  7. 被写体像を撮像して画像データを出力するステップと、
    被写体像が撮像素子に合焦しているか否かを判断し、被写体像の合焦状態に応じて変化する合焦評価値を出力するステップと、
    前記画像データにおいて、被写体像が合焦状態に近づいていることを前記合焦評価値が示している領域を第1の領域とし、前記第1の領域よりも被写体像が合焦状態に近づいていないことを前記合焦評価値が示している領域を前記第2の領域とするステップと、
    前記第1の領域の明るさが前記第2の領域の明るさよりも相対的に明るくなるように表示輝度を算出するステップと、
    前記表示輝度に基づいて前記画像データの明るさを調整して表示するステップとを備える画像表示方法。
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