JP2005269373A - 映像信号処理システムおよび電子映像機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】シェーディング補正を行いながら画像全域で一様な輪郭補正を行う映像信号処理システムおよび電子映像機器を提供する。
【解決手段】 ノイズ低減フィルタ回路14では、シェーディング補正に用いられるゲインg、すなわち画面中心からの距離に比例して変動する数値をノイズ低減フィルタ処理に用いる。これにより、シェーディング補正によるノイズのない画像中心部ではノイズ低減フィルタ処理も行われないので画質に悪影響がなく、逆に画像周辺部ではシェーディング補正のゲイン値が大きいため強調されたノイズに対してノイズ低減フィルタの効果も大きくなるので十分にノイズ除去が行われる。

【選択図】 図6

Description

本発明は、映像信号処理システムおよび電子映像機器に関する。
画像の光学的中心(撮影光学系の光軸)から画面周辺部に向けて、図@@に示すように段階的に略同心円状に光量が低下する現象をシェーディング(周辺減光)と呼び、特にワイド画像においては周辺部の画像描写力が低下するため問題となる。
デジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどの電子映像機器では、画像の光学的中心から周辺に向かって同心円状に次第に撮像素子(CCD)の出力信号のゲインを上げることで周辺減光をキャンセルし、画面全体がほぼ同じ明るさになるように補正することができる。
しかし従来は画面の中央部に比べその周辺部のゲインを上げているため、画像周辺部のノイズのゲインまでも上がることになり、S/N(信号対雑音比)が悪くなる。画面周辺部におけるS/Nが悪くなると、その結果として画面全体の画質が低下する問題が新たに発生していた。
通常、デジタルカメラなどの電子映像機器では画像を鮮明に見せるために輪郭補正を行い画像の輪郭を強調しているが、前述のシェーディング補正、輪郭補正とも現画像に対してノイズが発生する。また強いシェーディング補正を行えば、その補正量に比例してノイズの発生量も増加してしまう。
シェーディング補正を行いながら、強いシェーディング補正が必要となる画像周辺部における輪郭補正量を抑えることで、画像周辺部のノイズを目立たなくするシェーディング補正装置が提案されている(例えば、特許文献1または特許文献2参照)。
しかし、シェーディング補正で発生するノイズと輪郭補正で発生するノイズは元来別次元のものであり、それぞれ適切に処理されることが望ましい。特に画像周辺部でノイズを低減させるために輪郭補正量を抑える上記の方法では、画像周辺部の鮮鋭さが低下するため結果として画質の低下を招いてしまう。
特開2001−339736号公報 特開2001−167263号公報
本発明は上記事実を考慮し、シェーディング補正を行いながら画像全域で一様な輪郭補正を行う映像信号処理システムおよび電子映像機器を提供することを課題とする。
請求項1に記載の映像信号処理システムは、レンズシェーディング補正回路と、ノイズ低減フィルタと、を備え、前記ノイズ低減フィルタにて使用されるパラメータを前記レンズシェーディング補正回路における補正量に応じて動的に変化させることを特徴とする。
上記構成の発明では、画像中心からの距離で決まるシェーディング補正量に応じてノイズ低減フィルタの係数が決定されるため、画像周辺部のノイズを効果的に低減できる。
請求項2に記載の電子映像機器は、請求項1に記載の映像信号処理システムを搭載したことを特徴とする。
上記構成の発明では、画像中心からの距離で決まるシェーディング補正量に応じてノイズ低減フィルタの係数が決定されるため、画像周辺部のノイズを効果的に低減できる。
以上説明したように、本発明によれば、シェーディング補正を行いながら画像全域で一様な輪郭補正を行う映像信号処理システムおよび電子映像機器とできる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。まず、図1を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。
デジタルカメラ10の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ21と、撮影時に必要に応じて被写体に照射する光を発するストロボ44と、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ20と、が備えられている。また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際に押圧操作されるレリーズボタン(所謂シャッター)56Aと、電源スイッチ56Bと、が備えられている。
一方、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ20の接眼部と、撮影された被写体像やメニュー画面等を表示するための液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)38と、撮影を行うモードである撮影モード及び被写体像をLCD38に再生するモードである再生モードの何れかのモードに設定する際にスライド操作されるモード切替スイッチ56Cと、が備えられている。
また、デジタルカメラ10の背面には、十字カーソルボタン56Dと、撮影時にストロボ44を強制的に発光させるモードである強制発光モードを設定する際に押圧操作される強制発光スイッチ56Eと、が更に備えられている。
なお、十字カーソルボタン56Dは、LCD38の表示領域における上・下・左・右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キー及び当該4つの矢印キーの中央部に位置された決定キーの合計5つのキーを含んで構成されている。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の構成を説明する。
デジタルカメラ10は、前述のレンズ21を含んで構成された光学ユニット22と、レンズ21の光軸後方に配設された電荷結合素子(以下、「CCD」という。)24と、入力されたアナログ信号に対して各種のアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部26と、を含んで構成されている。
また、デジタルカメラ10は、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)28と、入力されたデジタルデータに対して各種のデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部30と、を含んで構成されている。
なお、デジタル信号処理部30は、所定容量のラインバッファを内蔵し、入力されたデジタルデータを後述するメモリ48の所定領域に直接記憶させる制御も行う。
CCD24の出力端はアナログ信号処理部26の入力端に、アナログ信号処理部26の出力端はADC28の入力端に、ADC28の出力端はデジタル信号処理部30の入力端に、各々接続されている。従って、CCD24から出力された被写体像を示すアナログ信号はアナログ信号処理部26によって所定のアナログ信号処理が施され、ADC28によってデジタル画像データに変換された後にデジタル信号処理部30に入力される。
一方、デジタルカメラ10は、被写体像やメニュー画面等をLCD38に表示させるための信号を生成してLCD38に供給するLCDインタフェース36と、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)40と、撮影により得られたデジタル画像データ等を記憶するメモリ48と、メモリ48に対するアクセスの制御を行うメモリインタフェース46と、を含んで構成されている。
更に、デジタルカメラ10は、可搬型のメモリカード52をデジタルカメラ10でアクセス可能とするための外部メモリインタフェース50と、デジタル画像データに対する圧縮処理及び伸張処理を行う圧縮・伸張処理回路54と、を含んで構成されている。
なお、本実施の形態のデジタルカメラ10では、メモリ48としてVRAM(Video RAM)が用いられ、メモリカード52としてスマートメディア(Smart Media(R))が用いられている。
デジタル信号処理部30、LCDインタフェース36、CPU40、メモリインタフェース46、外部メモリインタフェース50、及び圧縮・伸張処理回路54はシステムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU40は、デジタル信号処理部30及び圧縮・伸張処理回路54の作動の制御、LCD38に対するLCDインタフェース36を介した各種情報の表示、メモリ48及びメモリカード52へのメモリインタフェース46及び外部メモリインタフェース50を介したアクセスを各々行うことができる。
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD24を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD24に供給するタイミングジェネレータ32が備えられており、CCD24の駆動はCPU40によりタイミングジェネレータ32を介して制御される。
更に、デジタルカメラ10にはモータ駆動部34が備えられており、光学ユニット22に備えられた図示しない焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータの駆動もCPU40によりモータ駆動部34を介して制御される。
すなわち、本実施の形態に係るレンズ21は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは含まれるものであり、これらのモータは各々CPU40の制御によりモータ駆動部34から供給された駆動信号によって駆動される。
更に、前述のレリーズボタン56A、電源スイッチ56B、モード切替スイッチ56C、十字カーソルボタン56D、及び強制発光スイッチ56E(同図では、「操作部56」と総称。)はCPU40に接続されており、CPU40は、これらの操作部56に対する操作状態を常時把握できる。
また、デジタルカメラ10には、ストロボ44とCPU40との間に介在されると共に、CPU40の制御によりストロボ44を発光させるための電力を充電する充電部42が備えられている。更に、ストロボ44はCPU40にも接続されており、ストロボ44の発光はCPU40によって制御される。
次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の撮影時における全体的な動作について簡単に説明する。
まず、CCD24は、光学ユニット22を介した撮像を行い、被写体像を示すR(赤)、G(緑)、B(青)毎のアナログ信号をアナログ信号処理部26に順次出力する。アナログ信号処理部26は、CCD24から入力されたアナログ信号に対して相関二重サンプリング処理等のアナログ信号処理を施した後にADC28に順次出力する。
ADC28は、アナログ信号処理部26から入力されたR、G、B毎のアナログ信号を各々12ビットのR、G、Bの信号(デジタル画像データ)に変換してデジタル信号処理部30に順次出力する。デジタル信号処理部30は、内蔵しているラインバッファにADC28から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦メモリ48の所定領域に直接格納する。
メモリ48の所定領域に格納されたデジタル画像データは、CPU40による制御に応じてデジタル信号処理部30により読み出され、所定の物理量に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって8ビットのデジタル画像データを生成する。
そして、デジタル信号処理部30は、生成した8ビットのデジタル画像データに対しYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号をメモリ48の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
なお、LCD38は、CCD24による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されており、LCD38をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を、LCDインタフェース36を介して順次LCD38に出力する。これによってLCD38にスルー画像が表示されることになる。
ここで、レリーズボタン56Aがユーザによって半押し状態とされた場合、前述のようにAE機能が働いて露出状態が設定された後、AF機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態とされた場合、この時点でメモリ48に格納されているYC信号を、圧縮・伸張処理回路54によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、JPEG形式)で圧縮した後に外部メモリインタフェース50を介してメモリカード52に記録する。
次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10のシェーディング補正とノイズ低減、輪郭補正の構成について説明する。
図3に示すように、デジタルカメラ10はADC28から伝達された画像データ(RAWデータ:RGB)に対して、シェーディング補正回路12にて後述するシェーディング補正処理を行う。これにより周辺減光を補正された画像データはノイズ低減フィルタ回路14にて後述するノイズ除去を行う。このときノイズ低減フィルタ回路14で用いるパラメータはシェーディング補正回路12にてシェーディング補正に用いられたゲインgに反比例して変化する。
すなわち、本実施形態も含めて撮影用レンズには図4に示すようなシェーディング(周辺減光)が存在する。画像中心(光軸)から画像の周辺部へ行くに従って光量が低下し、結果として画像の四隅が暗くなるものであり、特にワイドレンズで撮影した広角画面においてその影響は顕著なものとなる。さらにデジタルカメラに多く用いられるCCDには光の入射角度によって感度が異なる、つまり光軸から離れ画面周辺へ近づくほど感度が落ちる性質があり、上記の周辺減光と併せて画像の光量ムラを更に増大させている。
そこでデジタルカメラ10ではシェーディング補正回路12を設け、図5に示すようにADC28から伝達された画像データに対してレンズ中心からの距離rに比例したゲインgを乗算する。これによって、シェーディングのために暗くなった画像周辺部を明るく補正することができるので、画面全域にわたって均一な明るさの画像とすることができる。
しかし、上記の方法で画像周辺部の画像信号に対してゲインgを乗算すると画像周辺部ではノイズにまでゲインgが乗算されることになり、ノイズが強調される結果、画像周辺部のノイズが目立ってしまうという欠点がある。これに対して従来は画像全体で一様に効果のあるノイズフィルタを使用してきたが、ノイズの強度が画像中心部と画像周辺部で異なるため、効果的なノイズ除去が行えなかった。
つまり画像周辺部ほどゲインgが大きくノイズが目立つ反面、画像中心部はシェーディング補正がなされないためノイズは強調されないことになり、画面全体に一様な効果を持つノイズ低減フィルタを用いると、画像中心部ではノイズがないにも関わらずフラット処理が行われるので細かい画線が潰れやすく、逆に画像周辺部ではシェーディング補正のゲイン値が大きいため強調されたノイズに対してノイズ低減フィルタの効果が足りないといった事態になる。
そこで本発明で用いられるノイズ低減フィルタ回路14では、シェーディング補正に用いられるゲインg、すなわち画面中心からの距離に比例して変動する数値をノイズ低減フィルタ処理に用いる。これにより、シェーディング補正によるノイズのない画像中心部ではノイズ低減フィルタ処理も行われないので画質に悪影響がなく、逆に画像周辺部ではシェーディング補正のゲイン値が大きいため強調されたノイズに対してノイズ低減フィルタの効果も大きくなるので十分にノイズ除去が行われる。
図6には本発明の第1実施形態に係るデジタルカメラ10のノイズ低減フィルタの例が示されている。
図6に示されているのは、空間周波数の低いゆったりとした濃度変化には影響せず、空間周波数の高い(1ドットのみ突出しているような)濃度変化に対してフィルタリングを行う、所謂ローパスフィルタであり3×3ピクセルの二次元フィルタを例として挙げる。
図6(a)はフィルタ効果のない場合であり、信号強度1のピクセルはそのまま周囲の8ピクセルとも変化なく出力される。(本実施形態に用いられるノイズ低減フィルタ回路14においては、画像中心部での処理がこの状態に相当する。)
図6(b)はフィルタ効果が最大の場合であり、中央のピクセルは画像としては消失し、9ピクセルの範囲で完全にフラットな濃度となる。
図6(c)は本実施例で用いるノイズ低減フィルタ回路14において用いられる係数aと3×3ピクセルの信号強度を表している。シェーディング補正回路12において画像信号に加算されるゲインgに反比例する係数aを用いてノイズ低減処理を行うことで、シェーディング補正によるノイズのない画像中心部ではノイズ低減フィルタ処理も行われないので画質に悪影響がなく、逆に画像周辺部ではシェーディング補正のゲイン値が大きいため強調されたノイズに対してノイズ低減フィルタの効果も大きくなるので十分にノイズ除去が行われる。
具体的には係数をaとすれば元の1ピクセル(信号強度1)を
a/(a+8)、周囲の8ピクセルをそれぞれ
1/(a+8)とすることで、シェーディング補正回路12において画像信号に加算されるゲインgに反比例する係数aから、画像中心からの距離に応じて(=シェーディング補正ゲインgに応じて)効果が変化するノイズ低減フィルタ回路とすることができる。
例えば画像中心部ではゲインgは0でありaは∞となるので、周囲8ピクセルは
1/∞すなわち0,中央の1ピクセルは
∞/∞で1となり図6(a)と同様の値になる。つまりシェーディング補正によるノイズ増加はないのでフィルタによるノイズ低減処理が全く行われず、輪郭線などが損なわれることもない。
図6(d)のようにaが2と小さい、すなわち画像周辺に近くシェーディング補正ゲインgが大きい場合のフィルタ効果では周囲の8ピクセルは
1/10、中央の1ピクセルは
2/10となり、処理前の1/5の数値となる。周囲8ピクセルの2倍の信号強度となるので、ノイズは周囲8ピクセルに埋もれて目立たなくなる。
図6(e)のようにaが7と大きい、すなわち画像中央に近くシェーディング補正ゲインgが小さい場合のフィルタ効果では周囲の8ピクセルは
1/15、中央の1ピクセルは
7/15となり処理前の略半分の数値となる。周囲8ピクセルの7倍の信号強度となるので、輪郭線が周囲8ピクセルに埋もれて目立たなくなる事態を避けることができる。
上記のノイズ補正フィルタは一つの例であって、他の方式の補正フィルタであっても、ノイズを効果的に除去できるものであれば代用可能であり、特にこれに限定されるものではない。
また、ズームレンズや焦点距離切替レンズを使用、あるいはレンズ交換可能な一眼レフ方式などのデジタルカメラにおいては、図4に示したシェーディング特性は一定ではなく、その時点で使用しているレンズ及びその焦点距離によって決定されるので、各々の条件に応じたゲイン値gの算出を行う必要がある。デジタルカメラ10内部のROMにゲイン値gの算出用テーブルをレンズ及びその焦点距離ごとに記録しておき、ゲイン値gの算出に用いるようにしてもよい。
上記のシェーディング補正およびノイズ除去とは独立して、輪郭補正処理回路16にて画像の輪郭補正を行う。これは画像内の被写体の輪郭線を検出すると強調処理を行い、コントラストを強調することで被写体の輪郭線を目立たせ、目視上の鮮鋭度を向上させる操作である。このとき輪郭線を形成する画素に特定の値のゲインを乗算するが、輪郭強調処理は画面全体で均一に行われるので、ここで用いられるゲイン値は画像全体に対して一様な値が用いられる。
図7には本発明の第1実施形態に係るデジタルカメラ10の輪郭補正処理回路の例が示されている。
図7に示すように輪郭補正処理回路16はフィルタ18を備え、入力画像データD0から被写体の輪郭線を検出して強調し、目視上の鮮鋭さを向上させている。すなわち、強度1の信号1ピクセルにフィルタ18によるフィルタ処理が行われることによって、元の1ピクセルを4、上下左右の周囲1ピクセルを−1として、被写体の輪郭線が存在するならばエッジを強調してシャープな画像D1とすることができる。
このフィルタ18によってエッジを強調された画像信号D1にはゲイン値g’が乗算されD2となる。このゲイン値g’は前述のシェーディング補正ゲインgとは異なり、画像全体に対して一様な値が用いられる。そのため、画像全体に対して一様な強度をもつフィルタとなり、これにより顕在化するノイズも画面全体で一様なものとなり、ノイズ低減処理を行う場合でも画面全体で一様な処理を行うことができる点がシェーディング補正のゲイン値のために強調されたノイズとは異なっている。本発明においてはこの2種類のノイズを分離し、シェーディング補正によるノイズ補正にはノイズの分布に応じたフィルタを用いることで効果的なノイズ補正を行うことができる。
本発明は上記実施例以外にもデジタルビデオカメラ、デジタルカメラ付携帯電話などデジタル撮影機能を備えた各種機器に応用することができる。
図1は、実施形態1に係るデジタルカメラの外観を示す図である。 図2は、実施形態1に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 図3は、実施形態1に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 図4は、実施形態1に係るレンズシェーディングを示す図である。 図5は、実施形態1に係るシェーディング補正を示す図である。 図6は、実施形態1に係るノイズ低減フィルタの効果を示す図である。 図7は、実施形態1に係る輪郭補正処理回路の効果を示す図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
12 シェーディング補正回路
14 ノイズ低減フィルタ回路
16 輪郭補正処理回路
18 輪郭補正フィルタ

Claims (2)

  1. レンズシェーディング補正回路と、
    ノイズ低減フィルタと、を備え、
    前記ノイズ低減フィルタにて使用されるパラメータを前記レンズシェーディング補正回路における補正量に応じて動的に変化させることを特徴とする映像信号処理システム。
  2. 請求項1に記載の映像信号処理システムを搭載した電子映像機器。
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