JP5521778B2 - 計測装置及び制御装置 - Google Patents

計測装置及び制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5521778B2
JP5521778B2 JP2010120844A JP2010120844A JP5521778B2 JP 5521778 B2 JP5521778 B2 JP 5521778B2 JP 2010120844 A JP2010120844 A JP 2010120844A JP 2010120844 A JP2010120844 A JP 2010120844A JP 5521778 B2 JP5521778 B2 JP 5521778B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
noise
noise intensity
unit
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010120844A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011250114A (ja
Inventor
政美 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2010120844A priority Critical patent/JP5521778B2/ja
Priority to US13/097,892 priority patent/US20110292210A1/en
Publication of JP2011250114A publication Critical patent/JP2011250114A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5521778B2 publication Critical patent/JP5521778B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R2300/00Details of viewing arrangements using cameras and displays, specially adapted for use in a vehicle
    • B60R2300/10Details of viewing arrangements using cameras and displays, specially adapted for use in a vehicle characterised by the type of camera system used
    • B60R2300/105Details of viewing arrangements using cameras and displays, specially adapted for use in a vehicle characterised by the type of camera system used using multiple cameras
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R2300/00Details of viewing arrangements using cameras and displays, specially adapted for use in a vehicle
    • B60R2300/30Details of viewing arrangements using cameras and displays, specially adapted for use in a vehicle characterised by the type of image processing
    • B60R2300/303Details of viewing arrangements using cameras and displays, specially adapted for use in a vehicle characterised by the type of image processing using joined images, e.g. multiple camera images
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R2300/00Details of viewing arrangements using cameras and displays, specially adapted for use in a vehicle
    • B60R2300/30Details of viewing arrangements using cameras and displays, specially adapted for use in a vehicle characterised by the type of image processing
    • B60R2300/307Details of viewing arrangements using cameras and displays, specially adapted for use in a vehicle characterised by the type of image processing virtually distinguishing relevant parts of a scene from the background of the scene

Description

本発明は撮像素子のノイズ強度を計測する計測装置、及びこの計測装置によって計測したノイズ強度を使用し、撮像画像から取得する特定の認識結果の出力制御を行う制御装置に関する。
今日、防犯等、多くの目的でカメラの撮像画像が使用されている。例えば、コンビニエンスストアや街角にカメラを設置し、撮像画像をモニタすることによって防犯に役立てている。また、自動車のバックモニタにカメラを使用し、見え難い車両の後方確認を補助している。このような目的に使用されるカメラには、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の撮像素子が使用され、撮像画像をモニタに表示している。
また近年、撮像画像に対して画像処理を行い、撮像画像から得られる認識結果をモニタに表示することも行なわれている。例えば、自動車等の車両に設置されたカメラの場合、カメラの撮像画像に対して画像処理を行い、自車に近づく車両等の移動体を撮像画像上から認識し、この移動体を枠等で覆ってモニタに表示する技術がある。
さて、撮像画像にはノイズが表れる場合がある。カメラが有する複数の撮像素子は、個別に電気的出力がゆらぐ性質がある。ノイズの発生は、各撮像素子による出力がゆらいだ結果、撮像素子が受信した光の信号強度とは異なる値を出力することに起因する。各撮像素子は、個別に出力がゆらぐため、どの素子でいつ出力がゆらぐか、即ち、どの撮像素子の出力でいつノイズが発生するかは、ランダムに発生する事象である。
カメラの撮像画像にノイズが多く表れている場合、上記の移動体の認識処理において、移動体を誤認識する場合がある。例えば、暗所で撮像した被写体を含む画像を、画面上でより明るく映し出すため、撮像画像の平均輝度が所定値を下回る場合、信号強度を増幅するAGC(Auto Gain Control)処理を行なう場合がある。AGC処理を行うと、信号に含まれるノイズ成分も増幅されてしまうため、撮像画像上に粒状のノイズが発生する。この粒状のノイズが撮像画像上に点在し、かつ粒状のノイズの発生位置が時間に伴って変化すると、上記の移動体の認識処理において、粒状のノイズの発生位置の変化を上記移動体の移動と誤認識する可能性もある。
一方、カメラのノイズ強度を計測する技術として、例えばオプティカルブラックの手法を用いた計測方法がある。この方法はカメラの有効画素領域外に遮光された領域を設け、この領域の輝度値を計測し、通常の黒レベルと比較することによってノイズ強度を計測する方法である。
尚、上記オプティカルブラックの手法を用いてカメラ内部においてノイズ強度を計測し、カメラ外部の認識装置において、同ノイズ強度に従って撮像画像の認識処理を実行するか否かの判断を行う技術が特許文献1に開示されている。
特開2009−296147号公報
しかしながら、上記オプティカルブラックのノイズ強度計測方法では、カメラ内部に、撮像素子のオプティカルブラック領域に基づいてノイズレベルを判定する処理部を設けなければならず、カメラ装置のコストアップの原因となる。また、オプティカルブラック領域とノイズレベルを判定する処理部とが搭載されているカメラであっても、外部の認識装置のために設計されたものでないため、ノイズレベルを認識装置に出力するためのインタフェースを設けなければならず、カメラ装置のコストアップの原因となる。
一方、オプティカルブラック領域を利用せずに、有効画素領域のみを使用して撮像データからノイズ強度を計測することも考えられる。しかし、有効画素領域の撮像画像では、光の射し込みや陰影、カメラの移動による背景変化等により、実際の画像であるテクスチャが変化する。そのため、テクスチャとノイズとを切り分けることが困難である。このため、撮像素子の有効画素領域のみを使用したノイズ強度の計測は極めて困難であった。
そこで、有効画素領域からの撮像データのみを使用し、撮像画像に変化が生じる状況においても、高精度であり、かつ低コストでノイズ強度を計測するノイズ強度計測装置を提供する。
計測装置は、撮像素子を有するカメラにより広角レンズを使用して撮像された画像データの中の四隅の領域である監視領域につき、上記監視領域を構成する画素の画素値に基づいて、ノイズ強度を算出する複数の算出部であって、該複数の算出部のそれぞれは、上記画像データの中で互いに異なる上記監視領域について上記ノイズ強度を算出する複数の算出部と、この複数の算出部によって算出された複数のノイズ強度のなかのいずれかのノイズ強度を選択する選択部と、この選択部によって選択されたノイズ強度の情報を出力する出力部と有し、このノイズ強度の情報を必要とする装置に出力する。
開示の計測装置は、有効画素領域を使ってノイズ強度を計測できる。そのため、有効画素領域の撮像データを認識装置に送信する標準的な映像インターフェース以外のインタフェースをカメラに設けずに、ノイズ強度を計測できる。
本実施形態の計測装置を含む制御装置のブロックを示す図である。 計測部の動作を説明する図である。 画像データの一例を示す図である。 本実施形態の処理動作を説明するフローチャートである。 算出部の動作を説明する図である。 トレンド算出処理、及び減算処理を説明する図である。 選択部の動作を説明する図である。 時系列処理部の動作を説明する図である。 記憶テーブルに記憶される認識対象の座標データの例を示す図である。 低ノイズの場合のモニタ画面を説明する図である。 高ノイズの場合のモニタ画面を説明する図である。 情報処理装置のシステム図である。 プログラム及びデータの提供方法を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の計測装置を含む制御装置のブロック図である。また、図2は計測部の動作を説明する図である。
図1において、制御装置1は、カメラ部2、認識部3、映像合成部4、及びモニタ部5を有している。認識部3は、映像I/F6、計測部7、認識部8、判定部9、及び出力制御部10を有している。以下の記載において、インタフェースをI/Fと記載する場合がある。
カメラ部2は撮像素子2aと映像I/F2bを有する。撮像素子2aは不図示のレンズを通して入射する光の光電変換を行う。撮像素子2aによって取得した撮像データは映像I/F2bに出力される。撮像素子2aは、CCDセンサやCMOSセンサ等の光電変換素子を有し、例えば本例では自動車の前方の状況を確認するため、自動車の前部に取り付けられたカメラ部2内に設けられている。撮像素子2aは有効画素部のみを有していてもよい。
尚、図1には示さないが、カメラ部2はAGC回路を有し、撮像素子2aによって取得された撮像データが集まって1つのフレームとして形成された画像データの平均輝度が所定値を下回る場合、平均輝度が所定値を上回るよう画像データの輝度をAGC回路によって増幅してもよい。
映像I/F2bは、NTSC(National Television Standards Commit)等の標準的な映像インターフェースであり、例えば画像データをアナログデータに変換し、認識部3に送信する。したがって、本実施形態のカメラ部2は、1つの映像I/F2bを有すればよい。尚、カメラ部2から出力される画像データは映像合成部4にも送信される。
アナログデータに変換された画像データは認識部3の映像I/F6に入力され、映像I/F6よって再度デジタルデータに変換される。
映像I/F6から得られたデータはバッファ6aに一時的に蓄積される。例えばバッファ6aは2フレーム分(2画面分)の画像データを保持することが可能な記憶領域を有し、映像I/F6から入力される画像データの1フレーム分を保持すると共に、既に保持する撮像データの1フレーム分を計測部7及び認識部8に出力する。
計測部7は、後述する監視領域に含まれる画像データのノイズ強度を計測し、計測結果を判定部9に出力する。尚、ノイズ強度とは、ノイズ量の多さを示す度合いである。例えば、画像データ1フレーム分を構成する画素のうち、ノイズもしくはノイズと推測される画素値を出力している画素の画素数や、そのような画素の割合として示すことができる。
図2は、計測部7の動作を説明する図である。計測部7は4つの算出部7a〜7d、選択部15、及び時系列処理部16を有する。計測部7は画像データから例えば最小のノイズ強度を計測し、計測結果を時系列処理部16に設けられた出力部18が判定部9に出力する。なお、図2の例では、計測部7が算出部を4つ有した例を示しているが、算出部の数は2個以上であればよい。
算出部7a〜7dは、後述する設定処理によって設定された監視領域のノイズ強度を算出する。図2に示す例では、画面データである撮像画面12の四隅に位置する12a〜12dを監視領域に設定し、この監視領域12a〜12dのノイズ強度を、各監視領域に夫々対応する算出部が算出している。算出部7a〜7dは、それぞれの回路で算出したノイズ強度の情報を夫々が有する記憶テーブル17a〜17dに記憶する。
図3は画像データの一例を示す図であり、例えば自動車の前部に取り付けられたカメラ部2の撮像素子2aによって撮影された画像データの一例である。この例では、監視領域12a〜12dは、撮像画面12の四隅に四角の枠で囲われた領域である。本実施形態で使用するカメラ2は自動車の前方の広い範囲をカバーするため、広角レンズを使用している。一方、撮像素子2aは縦横に例えば、480×720素子のマトリックス状に配設された多数の光電変換素子であるので、撮像画面12は四角形状となる。したがって、監視領域12a〜12dは、円形の凸レンズを使用する広角レンズからの画像の写り込みが極めて少ない領域である。
選択部15は算出部7a〜7dによって算出されたノイズ強度の中で、例えば最も低いノイズ強度を選択し、記憶テーブル19に記憶する。時系列処理部16は記憶テーブル19に記憶されたデータを読み出し、ノイズ強度の平均化処理を行い、ノイズ強度の情報を取得して判定部9に出力する。
判定部9は計測部7の出力部18から出力されるノイズ強度が予め設定された閾値より小さい場合、オン信号を出力制御部10に出力する。そして、オン信号を受け、出力制御部10は、認識部8によって認識した認識結果を映像合成部4に出力する。一方、上記ノイズ強度が予め設定された閾値以上である場合、判定部9はオフ信号を出力制御部10に出力する。そして、オフ信号を受け、出力制御部10は、認識部8によって認識した認識結果を映像合成部4に出力させない。なお、判定部9がノイズ強度を判断するための閾値は、予め設定され、不図示の記憶領域に記憶されているものとする。
認識部8は映像I/F6を通して入力する画像データに基づいて認識処理を行なう。認識処理の例として、特徴ある動きをする被写体を検出し、該被写体の座標データを認識結果として記憶テーブル8aに記憶する。特徴ある動きとして例えば、画面の中央に向かって移動する被写体を検出し、この被写体の座標データを認識結果として記憶テーブル8aに記憶する。
以上の構成において、以下に本例の処理動作を説明する。
図4は本例の処理動作を説明するフローチャートである。先ず、計測装置1のプロセッサは、監視領域の設定処理を行う(ステップ(以下、Sで示す)1)。この処理は、前述の複数の監視領域を設定する処理であり、撮像画像の変化の少ない領域が監視領域として設定されることが望ましい。本例では、前述のように広角レンズの特性によって画像の映り込みが極めて少ない撮像画面12の四隅の領域が監視領域12a〜12dとして設定される。
尚、図3に示すように、カメラの位置移動に伴うテクスチャ変化の少ない領域として、車体の一部が移り込む領域13a、13bを監視領域に設定してもよい。また、撮像素子2aに遮光シールを貼り、該遮光シールを貼った撮像素子2aに対応する画像データ12上の領域14a、14bを監視領域に設定してもよい。このように監視領域を設定することにより、広角レンズを使用しないカメラにおいても、陰影やレンズ内反射による映り込みが少ない領域を監視領域として設定することができる。
なお、S1の処理は、S2以降の処理とは時間的に連続しないタイミングで予め行われても構わない。また、S1の処理を計測装置1のプロセッサが行うのではなく、本装置の利用者による監視領域を特定する指示入力操作として行われても構わない。その場合には、利用者は、画像データ12における監視領域の位置を、画像データ12上の座標情報によって入力することができる。
次に、算出部7a〜7dによって各監視領域の局所ノイズ強度を算出する(S2)。ここで、算出部7a〜7dに入力する画像データは、対応する監視領域12a〜12dが完全な遮光領域ではないため、陰影やレンズ内反射による映り込みを含む可能性がある画像データである。陰影やレンズ内反射がノイズ強度を算出することに及ぼす影響を低減させるため、算出部7a〜7dのそれぞれは、図5に示す動作を行なう。具体的には、トレンド算出処理20、減算処理21、及び分散計算処理22を順次行う。
尚、算出部7aには監視領域12aの画像データが入力され、算出部7bには監視領域12bの画像データが入力され、算出部7cには監視領域12cの画像データが入力され、算出部7dには監視領域12dの画像データが入力される。
まず、算出部7a〜7dは、トレンド算出処理20で、各算出部に対応する上記監視領域12a〜12dの画素の輝度値(I(x))に対するトレンド(T(x))を、以下の計算式に従って計算する。
T(x)=−Σiw(i)I(x−i)/σ
尚、i=(p,q)は2次元平面上の座標xの周辺の局所領域を表現するための変数であって、例えば、-5 <= p <= 5、-5 <= q <= 5、と定義することができる。また、上記wは重み係数を示し、σは正規化定数を示す。
次に、算出部7a〜7dは、減算処理21で、以下の計算式に従って輝度値(I(x))から上記計算結果であるトレンド(T(x))を減算処理21し、減算結果I’(x)を得る。
I’(x)=I(x)−T(x)
図6は、上記トレンド算出処理20及び減算処理21を説明する図である。一つの監視領域内の横1ラインのx座標を横軸として輝度値(I(x))とトレンド(T(x))の変化を例示している。図6に示す曲線aは、監視領域(例えば、12a)内の横1ラインのx座標に対応する輝度値(I(x))を示し、図6に示す曲線bは、監視領域(例えば、12a)のx座標に対応するトレンド(T(x))の変化を示す。
具体的には、上記トレンド(T(x))は、輝度値の移動平均であり、画素xの周辺画素の輝度の平均として算出される。図6に示す例は、対応する監視領域(例えば、12a)において、x座標の値が大きくなるに従って、輝度値がテクスチャや陰影やレンズ内反射による映り込みの影響により徐々に大きくなり、トレンド(T(x))が右上がりの曲線になることを示す。尚、図示しないが、図6に示す例とは逆に、監視領域(例えば、12a)におけるテクスチャや陰影やレンズ内反射による映り込みの影響が、x座標の値が大きくなるに従って徐々に小さくなる場合には、トレンド(T(x))は右下がりの曲線となる。
したがって、本実施形態では、輝度値に含まれるノイズ強度をより正確に計算するため、減算処理21によって輝度値(I(x))からトレンド(T(x))を減算する計算を行い、輝度値(I’(x))を取得する。
次に、算出部7a〜7dは、分散計算処理22を行い、上記輝度値(I’(x))の分散Vを、以下の計算式に従って計算し、計算結果を対応する記憶テーブル17a〜17dに記憶する。
上記処理によって、例えば記憶テーブル17aには監視領域12aの画像データに基づく分散値Vが記憶され、記憶テーブル17bには監視領域12bの画像データに基づく分散値Vが記憶され、記憶テーブル17cには監視領域12cの画像データに基づく分散値Vが記憶され、記憶テーブル17dには監視領域12dの画像データに基づく分散値Vが記憶される。
尚、トレンド算出処理、減算処理、分散計算処理の代わりに、監視領域12a〜12d全体の輝度平均と、監視領域12a〜12d内の各画素の輝度ちとの差分の合計を算出する処理を行い、その結果を監視領域12a〜12に対応する輝度分散として記憶テーブル17a〜17dに記憶しても良い。
ここで、上記分散値Vは、輝度値(I’(x))のバラツキを示す。そして、輝度値(I’(x))のバラツキが小さいほど、テクスチャや陰影やレンズ内反射による映り込みによる影響、すなわちによるノイズ以外に起因する輝度値変化が少ないことを示している。
一般に、ノイズは画像フレーム内の位置に関らず一様に発生する可能性がある。従って、監視領域が画像データ内のどの位置に設定されたとしても、ノイズに起因する分散値はほぼ一定であると考えられる。これに対して、撮像したデータそのもの、即ち画像データ上のテクスチャや、レンズ内反射による映り込みなどは、画像データのどの位置にどのような被写体が写っているか、また、画像データのどの位置に外光の陰影やレンズ内反射による映り込みが発生するかに応じて変化する。別の言い方をすれば、全ての監視領域12a〜12dにおいて、同時に同様のテクスチャや陰影やレンズ内反射による映り込みが発生する確率は極めて低い。従って、監視領域が画像データ内のどの位置に設定されたかによって、テクスチャやレンズ内反射等に起因する分散値は変化する。
また、一般に、ノイズによる輝度値の分散値よりも、テクスチャやレンズ内反射等による輝度値の分散値の方がはるかに大きい。従って、テクスチャやレンズ内反射等による輝度値の分散値が大きい場合には、画像データから得られる分散値も大きくなる。監視領域の分散値として表れる値は、テクスチャやレンズ内反射等ノイズ以外に起因する分散値とノイズに起因する分散値との合算値である。従って、ノイズ以外に起因する輝度値の分散値が大きい場合には、画像データから得られる分散値は、ノイズによる輝度値の分散値に比してノイズ以外に起因する輝度値の分散値の方が支配的となる。
反対に、ノイズ以外に起因する輝度値の分散値が小さい場合には、画像データから得られる分散値は小さくなる。そして、ノイズ以外に起因する輝度値の分散値が小さい場合には、画像データから得られる分散値に、ノイズによる輝度値の分散値が表れ易くなる。言い換えれば、画像データから得られる分散値が、ノイズに起因する輝度値の分散値に近い値になる。
従って、記憶テーブル17a〜17dに記憶された分散値V(I’(x))、すなわち輝度値(I’(x))のバラツキが小さいほど、ノイズによる輝度値の分散を良く表しているといえる。すなわち、上記分散Vが小さい値になるほど、より正確なノイズ強度を示すといえる。
次に、算出部7a〜7dによって算出されたノイズ強度、すなわち分散Vの中で、例えば最小のノイズ強度を選択する処理を行う(S3)。S3は選択部15によって実行される。図7はこの処理を説明する図である。選択部15が実行する最小値選択処理として、上記記憶テーブル17a〜17dに記憶された分散Vから最小の分散値が選択され、分散値Vminとして記憶テーブル19に記憶される。例えば、時間tには分散値Vmin(t)として記憶テーブル17cに記憶された分散Vのデータが読み出され、記憶エリア(#t)に記憶される。また、例えば時間t-iには記憶テーブル17aに記憶された分散Vのデータが読み出され、記憶エリア(#t-i)に記憶される。また、時間t-aには記憶テーブル17bに記憶された分散Vのデータが読み出され、記憶エリア(#t-a)に記憶される。
すなわち、上記処理はテクスチャや陰影やレンズ内反射による映り込みの影響が最も少ない監視領域12a〜12dの分散を選択する処理に相当する。これは、全ての監視領域12a〜12dにおいて、同時に陰影やレンズ内反射による映り込みが発生する確率が極めて低いことを利用するものである。
尚、選択部15は、最小のノイズ強度のかわりに、複数の監視領域に対応するノイズ強度のうち、ノイズ強度が小さい方から所定数のノイズ強度の平均値や、ノイズ強度の小さい方から所定数番目のノイズ強度を選択してもよい。所定数は、例えば監視領域の半分以下の値が考えられる。
選択部15が最小のノイズ強度を選択した場合、テクスチャ等の影響を最も受けていない分散値、すなわちノイズ強度を選択できる。また、選択部15がノイズ強度の小さい方から所定数のノイズ強度の平均値や、ノイズ強度の小さい方から所定数番目のノイズ強度を選択した場合には、例えば監視領域として設定された領域の中のある1領域に対する画像データ上の画素値が、何らかの不具合により異常な値になっていたとしても、ノイズ強度の算出に該異常な値の影響を少なくできる。
次に、時系列処理を行う(S4)。S4は、時系列処理部16によって実行される。S4は、テクスチャや陰影やレンズ内反射による映り込みの影響を更に低減するための処理である。すなわち、時系列処理部16は、記憶テーブル19に記憶された分散値Vminのデータを順次読み出し、ノイズ強度(N)を算出する。具体的には、以下の計算式に従って時系列に連続する分散値Vminの平均処理を行なう。
N=ΣiVmin(t−i)/a (i=1...a)
すなわち、図8に示すように、時系列的に連続する分散値Vminのデータを記憶テーブル19から順次読み出し、所定の局所窓aによって平均処理を行うことによって、ノイズ強度を計算する。この処理は、監視領域12a〜12dにおいて、テクスチャや陰影やレンズ内反射による映り込みが、同時かつ長時間に渡って発生する確率が極めて低いことを利用するものである。
このように、時系列処理部16は分散値Vminの平均処理を行なってノイズ強度を取得し、取得したノイズ強度を判定部9に出力する。
判定部9は、認識部8による認識結果の出力を制御する信号を生成する。例えば、計測部7から出力されるノイズ強度が予め設定された閾値より小さいとき、オン信号を出力制御部10に出力する。一方、上記ノイズ強度が予め設定された閾値以上の場合、オフ信号を出力制御部10に出力する。
前述のように認識部8にはバッファ6aを通して画像データが入力されている。認識部8は入力された画像データに対して認識処理を行い、例えば、特徴ある動きをする被写体を抽出する。例えば、画面の中央に向かって移動する移動体を抽出する。自動車の前方にカメラが設置され、該自動車が前進している場合、画面の中央に向かって移動する移動体は、自車に接近する他の車両や人や、自車の進路を妨害する可能性のある移動体に相当する。認識部8は、このような被写体を認識対象として記憶テーブル8aに記憶する。
図9は記憶テーブル8aに記憶された認識対象の座標データの例である。例えば、認識された対象である移動体の識別子と座標(x座標、y座標、x座標からの幅w、y座標からの高さh)とのセットとして、A1(x1,y1,w1,h1)、A2(x2,y21,w2,h2)、・・・Ak(xk,yk,wk,hk)のデータが記憶される。そして、時系列処理部16の出力部18から出力されるノイズ強度が予め設定された閾値より小さいとき、記憶テーブル8aに記憶されたデータが、出力制御部10を通して映像合成部4に出力される。映像合成部4には撮像素子2aによって撮像された画像データも入力しており、映像合成部4によって上記認識結果と画像データとが合成され、モニタ部5に出力される。
図10及び図11は、モニタ部5の表示例を示す図である。先ず、図10はノイズ強度が予め設定された閾値より小さい場合、即ちノイズが少ない場合の表示例である。ノイズが少ない状態を低ノイズと表現する場合もある。この場合、モニタ部5には、認識結果である被写体を囲う枠26が表示される。この枠26の画像データは、認識部8によって認識された被写体の座標データに基づく表示であり、例えば図9で前述の認識対象A1の座標データである(x1,y1,w1,h1)の座標データに基づく表示である。このような表示を行えば、車両のドライバはモニタ部5に表示される枠26を視認することによって、枠26で囲われた被写体が自車に接近中であることを認識することができる。
また、図10に示す作動中表示25は認識部8が作動中であることを示す表示である。このような表示を行えば、車両のドライバはモニタ部5に表示される作動中表示25を視認することによって、認識部8が作動中であることを知ることができる。
一方、図11はノイズ強度が予め設定された閾値以上の場合、すなわちノイズが多い場合の表示例である。ノイズが多い状態を高ノイズと表現する場合もある。ノイズの量が多い場合は、例えば、時間経過に伴って発生位置が変化する粒状のノイズが多く発生している状態である。この粒状のノイズの位置変化は認識部8により被写体の移動と誤認識される場合がある。この場合、判断部9がオフ信号を出力制御部10に出力するので、認識結果を示す枠26はモニタ部5に表示されない。したがって、認識部8において粒状のノイズの位置変化を誤って被写体の移動と誤認識したとしても、該誤認識した結果をモニタ部5に表示することはない。従って、誤認識した結果である枠26をモニタ部5に表示することにより、車両のドライバを惑わすことを抑止できる。さらに、この時モニタ部5には認識部8が作動中ではないことを示す作動中止表示27を行ってもよい。このような表示を行えば、車両のドライバは、認識部が作動していないことを明に認識することができる。
また、例えば画像データの平均輝度が所定値を下回る場合、AGC回路が働き平均輝度が所定値を上回るよう画像データの輝度を増幅する。増幅された画像データに含まれるノイズ強度が本実施形態で説明した閾値以上の場合、判定部9によりオフ信号が出力制御部10に出力される。従って、認識部8からの認識結果として枠26が合成された画像データが、モニタ部5に表示されることはない。
尚、本実施形態の説明では、監視領域を上記12a〜12dの4箇所、又は13a、13b又は14a、14bの2箇所としたが、上記数に限定されるものではない。監視は、3箇所設定してもよく、また5箇所設定してもよく、更に多くの箇所を監視領域に設定してもよい。また、監視領域の数に応じて、動作させる算出部の数を増減しても構わない。
また、画像フレーム12を一様な大きさに分割したブロックのうちの複数ブロックを監視領域に設定してもよい。このようにすることにより、前述と同様、広角レンズを使用しないカメラにおいても、陰影やレンズ内反射による映り込みの影響の少ない監視領域の設定が可能となる。尚、上記複数の監視領域13a、13b、又は14a、14b、又はブロック領域は、前述の画像データ内の領域で、かつ、画像データ内で離れた領域に設定することが好ましいが、必ずしも離れた領域に設定する必要はない。
また、前述の反射の影響の少ない車体の一部13a、13bを監視領域に設定し、又は撮像素子2aにシールを貼り、対応する撮像画面の領域14a、14bを監視領域に設定した場合、監視領域は13a、13b、又は14a、14bの2箇所であり、このため算出部としては、例えば7a、7bの2つの算出部を使用することになる。この場合、選択部15によって最小の分散値Vminを選択する処理は、算出部7aと7bの出力から選択することになる。
また、撮像素子2aのレンズに遮光シールを貼着する場合、例えば監視領域が20×20画素程度に設定されるように、また、図3のように被写体の妨げにならない位置として、カメラ視野の上隅の方に、遮光シールを貼着することが考えられる。また、遮光シールに代えて黒色のペイントを塗布してもよい。
さらに、本実施形態では、カメラを自動車の前部に設置するので、例えば街角の死角領域をカバーするカメラ装置として使用することができる。この場合、ノイズ強度が閾値より小さければ、映像合成部4において画像データと認識部8によって認識した座標データの画像を合成し、例えば死角である街角から飛び出す車両等に枠を付した表示をして、ドライバに注意を喚起することができる。
また、本実施形態の計測装置及び制御装置を車両のバックモニタとして使用することもできる。バックモニタとして使用すれば、車両後方の安全確保をより確実に行なうことができる。
本実施形態では撮像素子2aからの撮像データを処理する1つの標準的な映像I/F2bのみをカメラ部2に設ければよい。また、撮像素子2aにオプティカルブラック領域を設ける必要がない。例えば、カメラ内にオプティカルブラック領域を設ける従来技術によれば、カメラ部から認識部へ画像信号を出力する線以外に、認識部において認識処理を行うべきか否かに関する情報を通知するための専用線が必要である。しかし本実施形態であれば、画像信号を出力する線以外は不要であるので、回路を簡素化することがでる。ひいては装置のコストダウンを図ることもできる。
本実施形態の説明では、車載用のカメラ装置に使用された計測装置及び制御装置について説明したが、コンビニエンスストアや街角に設置されたカメラ装置に使用してもよく、更に道路等に設置される道路監視モニタ等の各種監視モニタに使用してもよい。
図1に示す計測装置は、例えば図12に示す情報処理装置(コンピュータ)30を使用して実現することができる。図12に示す情報処理装置30は、CPU31、メモリ32、入力装置33、出力装置34、外部記憶装置35、映像I/F36、及びネットワーク接続装置37を備える。また、それらはバス38により互いに接続されている。
メモリ32は、例えばROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を含み、処理に用いられるプログラム及びデータを記憶する。メモリ32に記憶されるプログラムには、前述の図4に示すノイズ強度の計測処理を実行するプログラムが含まれる。CPU31は、メモリ32のプログラムを実行することでノイズ強度の計測処理を行う。
入力装置33は、例えばキーボードやマウス等のポインティングデバイスであり、利用者の指示や情報の入力に用いられる。また、出力装置34は、例えばディスプレイやプリンタ等であり、前述のモニタ画像の表示等に使用する。
外部記憶装置35は、例えば磁気ディスク装置、光ディスク装置、磁気テープ装置等である。この外部記憶装置35には、上記プログラムやデータが記憶され、必要に応じてメモリ32にロードして使用する。
映像I/F36は、カメラ部2から入力する撮像画像の入力制御を行う。ネットワークI/F37は、LAN(Local Area Network)等の有線または無線の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う。また、情報処理装置30は、必要に応じて、プログラムやデータを外部の装置からネットワークI/F37を通して受け取り、メモリ32にロードして使用する。
図13は、上記図12の情報処理装置30にプログラムやデータを提供する方法を示す。例えば、外部記憶装置35に記憶したプログラムやデータは、情報処理装置30のメモリ32にロードされる。また、ネットワークI/F37を介して接続可能な外部の装置41は、プログラムやデータを搬送する搬送信号を生成し、通信ネットワーク上の任意の伝送媒体を介して情報処理装置30に送信する。CPU31は、上記各方法によって取得したプログラムを実行し、上記ノイズ強度の計測処理を行う。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
撮像素子を有するカメラにより撮像された画像データの中の監視領域につき、前記監視領域を構成する画素の画素値に基づいて、ノイズ強度を算出する複数の算出部であって、該複数の算出部のそれぞれは、前記画像データの中で互いに異なる前記監視領域について前記ノイズ強度を算出する複数の算出部と、
該複数の算出部によってそれぞれ算出されたノイズ強度のうち、いずれかのノイズ強度を選択する選択部と、
該選択部によって選択されたノイズ強度に基づく情報を出力する手段と、
を有することを特徴とする計測装置。
(付記2)
前記監視領域を構成する画素の画素値は、前記画素に対応する撮像素子によって検出された輝度値から前記画像データの輝度値の移動平均値を差し引いた値であることを特徴とする付記1に記載の計測装置。
(付記3)
前記計測装置はさらに、前記選択部によって選択されたノイズ強度の情報を時系列で取得し、所定の時間窓で平均化し、該平均化されたノイズ強度に関する情報を前記出力する手段に出力する時系列処理部を有することを特徴とする付記1、又は2に記載の計測装置。
(付記4)
前記撮像素子が広角レンズを通して入射する光の撮像を行う場合、複数の前記監視領域は前記画像データの四隅の領域であることを特徴とする付記1、2、又は3に記載の計測装置。
(付記5)
前記選択部は、前記算出部によって算出されたノイズ強度の中で最小のノイズ強度を選択することを特徴とする請求項1、2、3、又は4に記載の計測装置。
(付記6)
複数の前記監視領域は、前記カメラが車両に設置された場合、前記車両の一部が撮像される前記撮像画面の領域に設定されることを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の計測装置。
(付記7)
複数の前記監視領域は、前記画像データを一様に分割し、ブロック化した複数のブロック領域であることを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の計測装置。
(付記8)
撮像素子を有するカメラにより撮像された画像データの中の監視領域につき、前記監視領域を構成する画素の画素値に基づいて、ノイズ強度を算出する複数の算出部であって、該複数の算出部のそれぞれは、前記画像データの中で互いに異なる前記監視領域について前記ノイズ強度を算出する複数の算出部と、
該複数の算出部によってそれぞれ算出されたノイズ強度のうち、いずれかのノイズ強度を選択する選択部と、
該選択部によって選択されたノイズ強度に基づく情報に従って、前記画像データに対して、該画像データから得られる認識情報に基づいた画像合成を行うか否か判定する判定部と、
該判定部の判定結果に従って、前記画像データ、又は前記画像データに前記認識情報に基づいた情報を合成した合成画像の何れか一方の画像を表示する表示部と、
を有することを特徴とする制御装置。
(付記9)
前記判定部は、前記ノイズ強度が所定の閾値より小さい場合、前記画像データに前記認識情報について画像合成を行うと判定し、
前記表示部は、前記画像データに前記認識情報に基づいた情報を合成した合成画像を表示することを特徴とする付記8に記載の制御装置。
(付記10)
前記認識情報は、前記画像データの中央に向かって移動する移動体の座標データであることを特徴とする付記8、又は9に記載の制御装置。
(付記11)
コンピュータを計測装置として動作させるプログラムであって、
撮像素子を有するカメラにより撮像された画像データの中の複数の監視領域それぞれにつき、前記複数の監視領域それぞれを構成する画素の画素値に基づいて、ノイズ強度を算出する算出処理と、
該算出処理によって算出された複数のノイズ強度のうち、いずれかのノイズ強度を選択する選択処理と、
該選択処理によって選択されたノイズ強度に基づく情報を出力する処理と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする計測プログラム。
(付記12)
コンピュータを制御装置として動作させるプログラムであって、
撮像素子を有するカメラにより撮像された画像データの中の複数の監視領域それぞれにつき、前記複数の監視領域それぞれを構成する画素の画素値に基づいて、ノイズ強度を算出する算出処理と、
該算出処理によって算出された複数のノイズ強度のうち、いずれかのノイズ強度を選択する選択処理と、
該選択処理によって選択されたノイズ強度に基づく情報に従って、前記画像データに対して、該画像データから得られる認識情報に基づいた画像合成を行うか否か判定する判定処理と、
該判定処理の判定結果に従って、前記画像データ、又は前記画像データに前記認識情報に基づいた情報を合成した合成画像の何れか一方の画像を表示する表示処理と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
1 制御装置
2 カメラ
2a 撮像素子
2b 映像I/F
3 認識部
4 映像合成部
5 モニタ部
6 映像I/F
6a バッファ
7 計測部(計測装置)
7a〜7d 算出部
8 認識部
8a 記憶テーブル
9 判断部
10 出力制御部
12 撮像画面
12a〜12d 監視領域
13a、13b、14a、14b 領域
15 選択部
16 時系列処理部
17a、17b、17c、17d 記憶テーブル
18 出力部
19 記憶テーブル
20 トレンド算出処理
21 減算処理
22 分散計算処理
25 作動中表示
26 枠
27 作動中止表示
30 情報処理装置
31 CPU
32 メモリ
33 入力装置
34 出力装置
35 外部記憶装置
36 映像I/F
37 ネットワークI/F
38 バス
41 外部装置

Claims (6)

  1. 撮像素子を有するカメラにより広角レンズを使用して撮像された画像データの中の四隅の領域である監視領域につき、前記監視領域を構成する画素の画素値に基づいて、ノイズ強度を算出する複数の算出部であって、該複数の算出部のそれぞれは、前記画像データの中で互いに異なる前記監視領域について前記ノイズ強度を算出する複数の算出部と、
    該複数の算出部によってそれぞれ算出されたノイズ強度のうち、いずれかのノイズ強度を選択する選択部と、
    該選択部によって選択されたノイズ強度に基づく情報を出力する手段と、
    を有することを特徴とする計測装置。
  2. 前記画素値は、前記画素に対応する前記撮像素子によって検出された信号の輝度値から、前記画像データの輝度値の移動平均値を差し引いた値であることを特徴とする請求項1に記載の計測装置。
  3. 前記計測装置はさらに、前記選択部によって選択されたノイズ強度の情報を時系列で取得し、所定の時間窓で平均化し、該平均化されたノイズ強度に関する情報を前記出力する手段に出力する時系列処理部を有することを特徴とする請求項1、又は2に記載の計測装置。
  4. 撮像素子を有するカメラにより広角レンズを使用して撮像された画像データの中の四隅の領域である監視領域につき、前記監視領域を構成する画素の画素値に基づいて、ノイズ強度を算出する複数の算出部であって、該複数の算出部のそれぞれは、前記画像データの中で互いに異なる前記監視領域について前記ノイズ強度を算出する複数の算出部と、
    該複数の算出部によってそれぞれ算出されたノイズ強度のうち、いずれかのノイズ強度を選択する選択部と、
    該選択部によって選択されたノイズ強度に基づく情報に従って、前記画像データに対して、該画像データから得られる認識情報に基づいた画像合成を行うか否か判定する判定部と、
    該判定部の判定結果に従って、前記画像データ、又は前記画像データに前記認識情報に基づいた情報を合成した合成画像の何れか一方の画像を表示する表示部と、
    を有することを特徴とする制御装置。
  5. コンピュータをノイズ強度計測装置として動作させるプログラムであって、
    撮像素子を有するカメラにより広角レンズを使用して撮像された画像データの中の四隅の領域それぞれにつき、前記四隅の領域それぞれを構成する画素の画素値に基づいて、ノイズ強度を算出する算出処理と、
    該算出処理によって算出された複数のノイズ強度のなかで最小のノイズ強度を選択する選択処理と、
    該選択処理によって選択された最小のノイズ強度の情報を出力する出力処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするノイズ強度計測プログラム。
  6. コンピュータを認識出力制御装置として動作させるプログラムであって、
    撮像素子を有するカメラにより広角レンズを使用して撮像された画像データの中の四隅の領域それぞれにつき、前記四隅の領域それぞれを構成する画素の画素値に基づいて、ノイズ強度を算出する算出処理と、
    該算出処理によって算出された複数のノイズ強度のなかで最小のノイズ強度を選択する選択処理と、
    該選択処理によって選択された最小のノイズ強度の情報に従って、前記画像データに対して、該画像データから得られる認識情報について画像合成を行うか否か判定する判定処理と、
    該判定処理の判定結果に従って、前記画像データ、又は前記画像データに前記認識情報を合成した合成画像の何れか一方の画像を表示する表示処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする認識出力制御プログラム。
JP2010120844A 2010-05-26 2010-05-26 計測装置及び制御装置 Active JP5521778B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010120844A JP5521778B2 (ja) 2010-05-26 2010-05-26 計測装置及び制御装置
US13/097,892 US20110292210A1 (en) 2010-05-26 2011-04-29 Measurement device, control device, and storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010120844A JP5521778B2 (ja) 2010-05-26 2010-05-26 計測装置及び制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011250114A JP2011250114A (ja) 2011-12-08
JP5521778B2 true JP5521778B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=45021795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010120844A Active JP5521778B2 (ja) 2010-05-26 2010-05-26 計測装置及び制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20110292210A1 (ja)
JP (1) JP5521778B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016139920A (ja) * 2015-01-27 2016-08-04 アイシン精機株式会社 映像ノイズ検出装置
JP6538634B2 (ja) * 2016-09-30 2019-07-03 富士フイルム株式会社 プロセッサ装置及び内視鏡システム並びにプロセッサ装置の作動方法

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5537669A (en) * 1993-09-30 1996-07-16 Kla Instruments Corporation Inspection method and apparatus for the inspection of either random or repeating patterns
JPH08160283A (ja) * 1994-12-05 1996-06-21 Canon Inc 自動焦点調節装置
AU1947899A (en) * 1997-12-31 1999-07-19 Gentex Corporation Vehicle vision system
JP4344964B2 (ja) * 1999-06-01 2009-10-14 ソニー株式会社 画像処理装置および画像処理方法
JP4111660B2 (ja) * 2000-07-18 2008-07-02 富士通株式会社 火災検出装置
JP2002152733A (ja) * 2000-11-08 2002-05-24 Fujitsu Ltd 動画像符号化方法、動画像復号化方法、動画像符号化装置、動画像復号化装置、動画像符号化プログラムを記録した記録媒体、動画像復号化プログラムを記録した記録媒体、および動画像符号化データを記録した記録媒体
JP2003325444A (ja) * 2002-05-10 2003-11-18 Pentax Corp 電子内視鏡装置および映像信号処理装置
JP3893099B2 (ja) * 2002-10-03 2007-03-14 オリンパス株式会社 撮像システムおよび撮像プログラム
JP2005269373A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Fuji Photo Film Co Ltd 映像信号処理システムおよび電子映像機器
JP4724469B2 (ja) * 2005-06-02 2011-07-13 富士フイルム株式会社 固体撮像素子
JP4368835B2 (ja) * 2005-08-29 2009-11-18 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 画像処理装置、撮像装置及び画像処理システム
WO2007077682A1 (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Honda Motor Co., Ltd. 車両及びレーンマーク検出装置
JP4783252B2 (ja) * 2006-04-18 2011-09-28 富士通株式会社 手ぶれ補正機能付き撮像装置、手ぶれ補正方法、手ぶれ補正処理の前処理プログラム、および、保存画像決定プログラム
JP4692371B2 (ja) * 2006-04-26 2011-06-01 オムロン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理プログラムを記録した記録媒体、ならびに移動物体検出システム
JP2008011284A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Fujitsu Ltd 画像処理回路、撮像回路および電子機器
US8433155B2 (en) * 2006-12-28 2013-04-30 Texas Instruments Incorporated Gaussian noise rejection with directional variance capabilities for use in image processing
JP4728265B2 (ja) * 2007-02-20 2011-07-20 富士通セミコンダクター株式会社 ノイズ特性測定装置及びノイズ特性測定方法
US8194984B2 (en) * 2007-03-05 2012-06-05 Fujitsu Limited Image processing system that removes noise contained in image data
WO2009001467A1 (ja) * 2007-06-28 2008-12-31 Fujitsu Limited 低照度環境における撮影画像の明るさを改善する電子機器
WO2009078056A1 (ja) * 2007-12-14 2009-06-25 Fujitsu Limited 移動物検知装置及び移動物検知プログラム
JP4697480B2 (ja) * 2008-01-11 2011-06-08 日本電気株式会社 車線認識装置、車線認識方法および車線認識プログラム
JP4661934B2 (ja) * 2008-10-09 2011-03-30 株式会社デンソー 画像処理装置
JP4623201B2 (ja) * 2008-10-27 2011-02-02 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011250114A (ja) 2011-12-08
US20110292210A1 (en) 2011-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20190028651A1 (en) Imaging device, imaging system, and imaging method
JP4359710B2 (ja) 車両周辺監視装置、車両、車両周辺監視用プログラム、車両周辺監視方法
JP4730431B2 (ja) 目標追尾装置
EP3265994B1 (en) Anomalous pixel detection
JP5367640B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
US8792681B2 (en) Imaging system and imaging method
US20110181752A1 (en) Imaging element and imaging device
EP2471691A1 (en) Obstacle detection device, obstacle detection system provided therewith, and obstacle detection method
EP2487907B1 (en) Vehicle peripheral monitoring device
JP5045590B2 (ja) 表示装置
JP4865328B2 (ja) 画像センサ
JP5521778B2 (ja) 計測装置及び制御装置
EP3503021B1 (en) Image information processing device and system, image information processing method and storage medium
JP6107079B2 (ja) 報知制御方法、報知制御装置および報知制御プログラム
JP2004312402A (ja) 道路監視システム,道路監視装置
EP2442550B1 (en) Image capturing device, system and method
US20170364765A1 (en) Image processing apparatus, image processing system, vehicle, imaging apparatus and image processing method
JP2016201733A (ja) 撮像装置、撮像方法、並びにプログラム
EP4304191A2 (en) Camera system, method for controlling the same, and computer program
JP5029573B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2001169270A (ja) 画像監視装置及び画像監視方法
US20220237747A1 (en) Monitoring camera and image quality improving method
JP2009260514A (ja) 撮像装置
US10306153B2 (en) Imaging apparatus, image sensor, and image processor
KR101918761B1 (ko) 적외선 열상 검출기의 불량 화소 처리 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5521778

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150