JP4161710B2 - 音楽再生機能付きカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は音楽再生機能付きカメラに係り、特に情報表示装置を備えたカメラに好適な情報表示技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、音楽再生機能を備えたカメラが登場し、撮影を行うカメラ機能だけでなく音楽を楽しむ音楽再生機としても使用することができる。音楽データはMP3フォーマット等に圧縮されてメモリカードに記録され、カメラに備えられたカードスロットに挿入されたメモリカードから音楽データを取り込み、カメラ内部で音楽に復元され、スピーカやヘッドホンからカメラ外部に出力される。
【0003】
特許文献1に開示されたカメラでは、音楽再生時に撮影された画像データと再生されている音楽データとを関連付けして記録媒体に記録することができる。さらに関連画像がある音楽データを再生する際には、その音楽に合わせて関連画像を液晶モニタ等に表示することができる。
【0004】
特許文献2に開示された発明では、撮影時のカメラの構え方により、再生時に90°回転した画像になることを防止するために、カメラの撮像姿勢を検知する姿勢検知手段を備え、再生時にはカメラの構え方に応じて画像を生成し表示する機能を備えている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−350146
【0006】
【特許文献2】
特開2002−152568
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示された発明では、表示装置を一つしか持たないため、音楽再生中には音楽情報あるいは被写体等のカメラ情報のいずれか一方しか表示することができず、音楽情報およびカメラ情報を同時に知ることができないという不便さがある。
【0008】
また、特許文献2に開示された発明では、撮影された画像の記録方法や表示方法について開示されていて、音楽再生機能および撮影機能、画像表示の関連については開示されていない。
【0009】
本発明はこのような事情を鑑みてなされたもので、音楽再生時に撮影ができ、音楽再生時の撮影でも撮影に必要な情報を得ることができる音楽再生機能付きカメラを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明に係る音楽再生機能付きカメラは、被写体像を撮影し画像データに変換する撮像手段と、前記撮像手段を介して取得される被写体像を表示する第1の表示手段と、音楽データを聴き取り可能な形式に復元し再生する音楽再生手段と、前記音楽データに関する音楽情報を表示する第2の表示手段と、前記音楽再生手段による音楽再生中に前記第1の表示手段に前記被写体像を表示させるとともに、前記第2の表示手段に前記音楽情報を表示させる制御を行う表示制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0011】
本発明によれば、音楽再生中に被写体像を表示する第1の表示手段と音楽情報を表示する第2の表示手段を備えたので、撮影者は音楽再生中に被写体像および音楽情報の何れの情報も減らすことなく、両方の情報を一度に知ることができる。
【0012】
音楽情報とは、楽曲名、演奏者(アーティスト名)、演奏時間、音質およびイコライザ表示等の視覚表示うち、少なくとも1つの情報を含んでいる。
【0013】
本発明の一態様に係る音楽再生機能付きカメラは、前記第1の表示手段と前記第2の表示手段は、1つの表示装置の表示画面を分割して構成されていることを特徴としている。
本発明の他の態様に係る音楽再生機能付きカメラは、前記第1の表示手段と前記第2の表示手段とは、それぞれ別々の表示装置によって構成されていることを特徴としている。
【0014】
さらに、本発明の他の態様に係る音楽再生機能付きカメラは、前記音楽再生手段による音楽再生可能な音楽再生モードが選択された状態で撮像開始操作がなされると、前記撮像手段を動作可能とし被写体像を前記第1の表示手段に表示させることを特徴としている。
【0015】
かかる態様によれば、該カメラは音楽再生モードが選択された状態で撮像開始操作がなされると、撮像手段が動作可能になり、第1の表示手段に被写体像が表示される。したがって撮影者は音楽再生中に音楽を楽しみながら被写体像を確認することができる。
【0016】
本発明の他の一態様に係る音楽再生機能付きカメラは、前記表示制御手段は、前記第1の表示手段に前記被写体像を表示中に前記第1の表示手段および第2の表示手段のうち少なくとも一方に撮影情報を表示させる制御を行うことを特徴としている。
【0017】
撮影情報とは撮影モード(オート/マニュアル)、感度、シャッタースピード、記録画素数(解像度)、圧縮率(画質)、マクロモードのON/OFF、ストロボ発光モード(オート/マニュアル)、日付などのうち、少なくとも1つの情報を含んでいる。
【0018】
さらに、他の態様に係る音楽再生機能付きカメラは、音楽再生中に撮影開始操作がなされると、前記表示制御手段は前記第1の表示手段あるいは前記第2の表示手段の何れか一方に前記撮影情報を表示させることを特徴としている。また、さらに他の態様に係る音楽再生機能付きカメラは、音楽再生中に撮影開始操作がなされると、前記表示制御手段は前記音楽情報に代えて前記撮影情報を表示させることを特徴としている。
【0019】
かかる態様によれば、音楽再生中に撮影開始操作がなされると音楽情報に代えて撮影情報を表示させるので、音楽再生中の撮影でも、撮影者は撮影に必要な撮影情報を得ることができる。
【0020】
本発明のさらに他の一態様に係る音楽再生機能付きカメラは、前記音楽再生モードにおいて、前記第1の表示手段に前記音楽情報を表示させるか、あるいは前記第1の表示手段をオフするかを選択する表示選択手段を備え、何れの選択状態においても撮像開始操作がなされると、前記表示制御手段は前記第1の表示手段に被写体像を表示させることを特徴とする。
【0021】
かかる態様によれば、音楽再生モードにおいて第1の表示手段の表示内容を三択する表示選択手段を設けたので、必要な情報を選択して第1の表示手段に表示させることができる。また、本発明の一態様に係る音楽再生機能付きカメラは、前記音楽再生モードにおいて、撮像開始操作がなされた場合にも音楽再生を継続することを特徴としている。また、本発明の他の態様に係る音楽再生機能付きカメラは、前記音楽再生モードにおいて撮像開始操作がなされると、前記表示制御手段は前記第1の表示手段に被写体像を表示させるとともに、前記第1の表示手段に前記撮影情報を表示させることを特徴としている。本発明のさらに他の態様に係る音楽再生機能付きカメラは、前記撮像手段を用いて被写体を撮像する撮像モードでは、前記表示制御手段は前記第1の表示手段に被写体像を表示させるとともに、前記第2の表示手段に前記撮影情報を表示させることを特徴としている。さらに、本発明の一態様に係る音楽再生機能付きカメラは、前記撮像手段を用いて被写体を撮像する撮像モードにおいて1画面表示を行う場合には、前記表示制御手段は前記第1の表示手段および前記第2の表示手段に被写体像を全画面表示させるとともに、前記第1の表示手段および前記第2の表示手段に前記撮影情報を全画面表示させることを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係る音楽再生機能付きカメラの好ましい実施の形態について説明する。
【0023】
図1は、本発明の第1実施形態に係る音楽再生機能付きカメラの外観斜視図である。同図に示したように、カメラ10の前面には、撮影レンズ12、ファインダー窓14、ストロボ発光部16、ストロボ調光センサ18、およびセルフタイマーランプ20が設けられ、撮影レンズ12の後方にはCCDイメージセンサ(図1中不図示)が配置されている。
【0024】
カメラ上面には、電源スイッチ22、レリーズボタン24および撮影ボタン26が配設されている。グリップ部27と反対側のカメラ側面には、音声出力端子を含むリモコン端子31(以下リモコン端子と記載)、デジタル(USB)端子32および電源入力端子33が設けられている。
【0025】
電源スイッチ22は、スライドスイッチであり、ツマミを左方向に移動させる毎にカメラ10の主電源のON/OFFが交互に設定される。
【0026】
レリーズボタン24は2段階式に構成され、レリーズボタン24を軽く押して止める「半押し」の状態で自動ピント合わせ(AF)および自動露出制御(AE)が作動してAFとAEをロックし、「半押し」から更に押し込む「全押し」の状態で撮影が実行される。レリーズボタン24は、画像の記録開始の指示を与える。
【0027】
撮影ボタン26はオーディオ再生モードが選択された状態で押下すると、カメラ10を撮影可能状態にする操作ボタンである。なお、オーディオ再生モードおよびオーディオ再生モード時の撮影については後述する。
【0028】
また、オーディオ再生モードでは、リモコン端子31に接続されるヘッドホン(イヤホン)35付きリモコン(以下リモコンと記載)36からの指令信号により再生/停止、送り/戻し、音量調整のリモート操作が可能になる。符号37は再生/停止ボタン、符号38は送り/戻しボタン、符号39は音量調整ボタンであり、符号40はLCDパネルである。なお、符号42はハンドストラップである。
【0029】
デジタル(USB)端子32はカメラ10とパソコンやプリンタ等の周辺機器を接続する際に使用する端子である。
【0030】
電源入力端子33は外部電源を接続し、カメラ10外部からカメラ10へ電源を供給する際に使用する端子である。
【0031】
図2はカメラ10の底面図である。カメラ10の底面にはメモリカードスロットのカバーを兼ねた電池カバー43が設けられており、電池カバー43の奥にはメモリカードスロット44、メモリカードスロット45および図示せぬ電池収納室が形成されている。符号46は三脚ネジ穴である。
【0032】
図3は、カメラ10の背面図である。カメラ背面には、ファインダー48、モードダイヤル50、左キー52、右キー54および上/下レバー56、メニュー/実行キー58、キャンセル/戻るキー60、表示キー62および液晶モニタ64等が設けられている。モードダイヤル50は、カメラの機能(モード)を変更する手段であり、モードダイヤル50を回動操作することにより、スチル撮影を行う撮影モード、撮影した画像を再生する画像再生モード、または音楽再生を行うオーディオ再生モードに設定できる。
【0033】
左キー52、右キー54および上/下レバー56は、それぞれ対応する4方向(左、右、上、下)の指示を入力する操作部であり、左キー52および右キー54は、それぞれ再生モード時に1コマ逆送りボタン、1コマ順送りボタンとして機能し、上/下レバー56は、再生ズーム機能や撮影時の電子ズーム機能における倍率調整用のズームレバーとして用いられる。
【0034】
また、左キー52、右キー54および上/下レバー56は、メニュー/実行キー58の押下によって表示されるメニュー画面からメニュー項目を選択したり、各メニューにおける各種設定項目の選択を指示したりする操作手段として機能する。メニュー/実行キー58は、各モードの通常画面からメニュー画面へ遷移させる時、或いは、選択内容の確定、処理の実行(確認)指示の時などに使用される。キャンセル/戻るキー60は、メニューから選んだ項目の取消(キャンセル)や一つ前の操作状態に戻る時などに使用される。表示キー62は、液晶モニタ64をON/OFF操作したり、再生方法や再生中のコマ番号等の表示/非表示を切り換えたりするための操作手段である。
【0035】
液晶モニタ64は、撮影時に画角確認用の電子ファインダーとして使用できるとともに、撮影した画像のプレビュー画やカメラ10に装填されたメモリカード(図3には不図示)から読み出した再生画像等を表示することができる。また、左キー52、右キー54および上/下レバー56を使用したメニューの選択や各メニューにおける各種設定項目の設定も液晶モニタ64の表示画面を用いて行われる。更に、液晶モニタ64には、撮影可能コマ数や再生コマ番号の表示、ストロボ発光の有無、マクロモード表示、記録画質(クオリティー)表示、画素数表示等の情報も表示される。
【0036】
また、液晶モニタ64は2画面に分割して表示することが可能である。図3のに示した一点破線は左右に2分割表示する場合の表示領域境界線である。2画面に分割した一方の表示領域を表示部1として符号64Aを付し、もう一方の表示領域を表示部2とし符号64Bを付す。
【0037】
図4は、カメラ10の内部構成を示したブロック図である。撮影レンズ12は、1枚又は複数枚のレンズで構成され、単焦点レンズでもよいし、ズームレンズ等の焦点距離可変のものでもよい。
【0038】
撮影レンズ12を通過した光は、絞り66によって光量が調節された後、CCDイメージセンサ(以下CCDと記載)68に入射する。CCD68の受光面には、フォトセンサが平面的に配列されており、撮影レンズ12を介してCCD68の受光面に結像された被写体像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。なお、CCD68は、シャッターゲートパルスのタイミングによって各フォトセンサの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する、いわゆる電子シャッター機能を有している。
【0039】
各フォトセンサに蓄積された信号電荷は、CCDドライバ70から与えられるパルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出される。CCD68から出力された画像信号は、アナログ処理部72に送られる。アナログ処理部72は、サンプリングホールド回路、色分離回路、ゲイン調整回路等の信号処理回路を含み、このアナログ処理部72において、相関二重サンプリング(CDS)処理並びにR,G,Bの各色信号に色分離処理され、各色信号の信号レベルの調整(プリホワイトバランス処理)が行われる。
【0040】
アナログ処理部72から出力された信号は、A/D変換器74によりデジタル信号に変換された後、一旦RAM75に格納される。なお、タイミングジェネレータ(TG)78は、CPU80の指令に従ってCCDドライバ70、アナログ処理部72およびA/D変換器74に対してタイミング信号を与えており、このタイミング信号によって各回路の同期がとられている。
【0041】
画像信号処理回路76は、所定の信号処理を行う。画像処理回路76は輝度・色差信号生成回路、ガンマ補正回路、シャープネス補正回路、コントラスト補正回路、ホワイトバランス補正回路等を含むデジタルシグナルプロセッサ(DSP)で構成された画像処理手段であり、CPU80からのコマンドに従って画像信号を処理する。一時記憶された画像データは画像信号処理回路76により輝度信号(Y信号)および色差信号(Cr,Cb 信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、VRAM82に格納される。
【0042】
撮影画像を表示出力する場合、VRAM82から画像データが読み出され、バス84を介してビデオエンコード回路86に転送される。ビデオエンコード回路86に送られたデータは、表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換された後、外部インターフェイス88を介して液晶モニタ(LCD)64に出力される。こうして、当該画像データの画像内容が液晶モニタ64の画面上に表示される。
【0043】
CCD68から出力される画像信号によってVRAM82内の画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が液晶モニタ64に供給されることにより、CCD68を介して入力する画像がリアルタイムに液晶モニタ64に表示される。撮影者は、液晶モニタ64に映し出される画像(スルー画)、或いはファインダー48によって撮影画角を確認できる。
【0044】
また文字情報を画像に重ねて液晶モニタ64に表示するオーバーレイ表示を行う場合、キャラクタジェネレータ(CGEM)89により文字情報のデータが生成され、ビデオエンコード回路86で画像データと合成されて、画像に文字情報がオーバーレイ表示される。
【0045】
また、VRAM82はVRAM82A(以下VRAM1と記載)およびVRAM82B(以下VRAM2と記載)から構成されている。VRAM1およびVRAM2は2つのデバイスでもよいし、1つのデバイスの記録エリアを分割してもよい。
【0046】
モードダイヤル50により撮影モードが設定され、レリーズボタン24が押されると撮影開始指示(レリーズON)信号が発せられる。CPU80は、この指示信号の受入に呼応して、記録用の画像データの取り込みを開始する。また、CPU80は圧縮伸張回路90にコマンドを送り、これにより圧縮伸張回路90は、RAM75上の画像データをJPEGその他の所定の形式に従って圧縮する。
【0047】
圧縮された画像データは、カードインターフェイス(カードI/F)92を介してメモリカード94(以下メモリカード1と記載)に記録される。また、カメラ10はメモリカードを2つ備えたダブルスロットタイプであり、カードI/F96およびメモリカード95(以下メモリカード2)を備えている。
【0048】
本例のカメラ10では、画像データを保存する手段として、例えば xD-PictureCard が適用される。記録メディアの形態はこれに限定されず、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリースティック(登録商標)などでもよく、電子的、磁気的、若しくは光学的、又はこれらの組み合わせによる方式に従って読み書き可能な種々の媒体を用いることができる。使用される媒体に応じた信号処理手段とインターフェイスが適用される。異種、同種の記録メディアを問わず、複数の媒体を装着可能な構成にしてもよい。また、画像ファイルを保存する手段は、カメラ本体に着脱可能なリムーバブルメディアに限らず、カメラ10に内蔵された記録媒体(内部メモリ)であってもよい。
【0049】
モードダイヤル50によって画像再生モードが設定されると、メモリカード1から画像ファイルが読み出される。読み出された画像データは、圧縮伸張回路90によって伸張処理され、ビデオエンコード回路86を介して液晶モニタ64に出力される。
【0050】
次に、オーディオ再生機能について説明する。カメラ10は画像記録用のメモリカード1の他にオーディオ再生時に音楽データを読み出すメモリカード95を備えている。カメラ10のオーディオ再生機能は、メモリカード95に記録されているMP3フォーマットなどの音楽ファイルを再生するものである。また、メモリカード2に記録されている音楽ファイルには音楽情報の一部が含まれている。
【0051】
メモリーカード2に記憶されている音楽情報には楽曲番号(メモリカード内の管理番号)、楽曲名、演奏者等があり、さらに、音楽情報には使用者の設定や操作を示す音質、イコライザ表示、再生中や一時停止中等を示す動作状態表示等がある。
【0052】
本実施形態では、ダブルスロットタイプを例示したが、カードI/Fおよびカードスロットを1つにする(シングルスロット)形態が可能である。シングルスロットの場合は、音楽データを記録したメモリカードに空き容量があるときに画像データを記録できるようにする形態が考えられる。さらに、メモリカードの空き容量が不足するときには音楽データの一部を消去し、メモリカードの空き容量を確保してから画像データを記録する形態でもよい。
【0053】
オーディオ再生モードでは、液晶モニタ64に音楽情報を表示することができる。ただし、表示される音楽情報は前述の情報に限定されず、また前述の音楽情報の一部を表示してもよい。
【0054】
モードダイヤル50によってオーディオ再生モードが設定されるとオーディオ再生が可能となる。オーディオ再生モードでは、CPU80はカメラ10本体にある撮影ボタン26からの指令信号とリモコン36からの指令信号を受け付け、カメラ本体の操作部からは撮影ボタン26以外のスイッチ入力は受け付けないようになっている。
【0055】
カメラ10がオーディオ再生モードに設定され、リモコン端子31にリモコン36が接続された状態でリモコン36の再生/停止ボタン37が押されると、カードI/F2を介してメモリカード2から音楽ファイルが読み出される。音楽ファイルは、パソコンや音楽配信端末等から直接、又はデジタル(USB)端子32を介してメモリカード94内にダウンロードされているものとする。
【0056】
メモリカード2から読み出された音楽ファイルの圧縮データは、圧縮伸張回路90を介して非圧縮の音楽データに伸張される。この伸張された音楽データは、オーディオデコーダ回路97により音声信号に変換され、外部インターフェイス88を介してリモコン端子31に接続されるヘッドホン35(リモコン36)を介して音楽として出力される。
【0057】
音楽再生出力装置はヘッドホン(イヤホン)だけでなく、カメラ10本体にスピーカを備えてもよい。カメラ10本体にスピーカーを備えた場合には、図3に示した左キー52、右キー54および上/下レバー56をリモコン36に備えた再生/停止ボタン(符号37)送り/戻しボタン(符号38)、音量調整(符号39)として使用する形態が考えられる。
【0058】
CPU80は、本カメラシステムを統括制御する制御部であり、カメラ機能制御部80Aと音楽機能制御部80Bを有している。カメラ機能制御部80Aは、撮影、画像記録、画像再生等のカメラ機能の制御を行い、音楽機能制御部80Bは、オーディオ再生機能の制御を行う。
【0059】
図4には1つのCPUを示したが、CPU80は2つあるいは複数のCPUで構成されていてもよい。
【0060】
CPU80は、電源スイッチ22、レリーズボタン24その他の操作部から受入する入力信号に基づいて、対応する回路の動作を制御し、液晶モニタ64における表示の制御、ストロボ発光制御、オートフォーカス(AF)制御および自動露出(AE)制御等を行う。CPU80は、CCD68を介して入力された画像データに基づいて焦点評価演算やAE演算などの各種演算を行い、その演算結果に基づいてレンズ駆動部104を制御して撮影レンズ12を合焦位置に移動させる一方、図示せぬアイリス駆動部を制御して絞り66を適正絞り値に設定するとともにCCD68の電荷蓄積時間を制御する。
【0061】
ROM106にはCPU80が処理するプログラムおよび制御に必要な各種データ等が格納され、RAM75は画像処理領域の他、CPU80が各種の演算処理等を行う作業用領域を有する。EEPROM(不揮発性メモリ)108には、各種設定情報などが格納される。
【0062】
カメラ10の電源は、バッテリ120又は電源入力端子33に接続される外部電源(不図示)を用いることができる。バッテリ120等から供給される電力は、DC/DCコンバータを含む電源回路122によって所要の電圧に変換された後、各回路ブロックに電源供給される。
【0063】
次に、液晶モニタ64を2画面表示する方法について説明する。図5は液晶モニタ64の2画面表示に関連する部分を図4から抜粋したブロック図である。なお、説明の便宜上、一部の回路は省略されている。図5中図4と同一部分には同じ符号を付す。
【0064】
液晶モニタ64は表示部1(符号64A)および表示部2(符号64B)を有している。図5では表示部1に被写体像のスルー画(以下スルー画と記載)および撮影情報(オーバーレイ表示)を表示し、もう一方には音楽情報を表示した例である。
【0065】
撮影情報には、撮影モード(オート/マニュアル)、感度、シャッタースピード、記録画素数(解像度)、圧縮率(画質)、マクロモードのON/OFF、ストロボ発光モード(オート/マニュアル)、日付などのうち、少なくとも1つの情報を含んでいる。
【0066】
表示部1にはスルー画、撮影情報および音楽情報を表示でき、撮影情報はオーバーレイ表示が可能である。同様に表示部2にもスルー画、撮影情報および音楽情報を表示できる。表示部1に表示される情報データはVRAM1あるいはVRAM2の何れに記憶されていてもよいし、表示部2に表示される情報データもVRAM1あるいはVRAM2の何れに記憶されていてもよい。VRAM1およびVRAM2に記憶された情報データは図4に示したビデオエンコード回路86により合成され、液晶モニタ64に2画面表示される。
【0067】
表示部1および表示部2に何れの情報を表示させるかは図1に示したモードダイヤル50により設定されるモードにより決められる。
【0068】
モードダイヤル50により設定されたモードに従って、CPU80は表示部1および表示部2に表示する情報を決定し、表示される情報がスルー画および前記撮影情報であればカメラ機能部80Aによってスルー画および撮影情報をVRAM1に記憶し、表示される情報が音楽情報であれば音楽機能制御部80Bによって音楽情報をVRAM2記憶する。
【0069】
次に、液晶モニタ64の2画面表示制御について説明する。本カメラ10は撮影モードおよび音楽再生モードにおいて、液晶モニタ64の2画面表示が可能である。
【0070】
モードダイヤル50により撮影モードが選択された状態でカメラ10の主電源がオンになると、液晶モニタ64に図6に示す2画面表示が数秒間表示される。図6では表示部1にスルー画が表示され、表示部2には撮影情報が表示されている。その後、図7に示す画面選択メニュー200が液晶モニタ64に表示される。
【0071】
画面選択メニュー200において1画面が選択されると、スルー画が全画面表示され、撮影情報はオーバーレイ表示される。一方、2画面が選択されると、図6に示した2画面表示となる。
【0072】
また、カメラ10の主電源オン状態で画像再生モードおよびオーディオ再生モードから撮影モードに切り換えられた場合には、まず図7に示した画面選択メニュー200が液晶モニタ64に表示され、画面選択メニュー200にて1画面表示あるいは2画面表示のいずれか一方を選択することができる。
【0073】
モードダイヤル50によりオーディオ再生モードが選択された状態でカメラ10の主電源がオンになると、液晶モニタ64には図8に示す2画面表示が数秒間表示される。図8では表示部1に音楽情報の一部が表示(イコライザ表示)され、表示部2には表示部1に表示されていない音楽情報(楽曲番号、演奏時間、楽曲名、演奏者、音質)が表示されている。その後、図7に示す画面選択メニュー200が液晶モニタ64に表示される。
【0074】
画面選択メニュー200において1画面が選択されると、液晶モニタ64は図9に示す画面表示になる。図9に示す画面では、表示部1には情報表示がされず、表示部2には音楽情報表示される。一方、2画面が選択されると、図8に示した2画面表示となる。なお、情報表示をしない画面には青や黒等の単一色画面を表示することを含んでいる。
【0075】
また、カメラ10の主電源オン状態で画像再生モードおよび撮影再生モードからオーディオ再生モードに切り換えられた場合にも、まず図7に示した画面選択メニュー200が液晶モニタ64に表示され、画面選択メニュー200にて1画面表示あるいは2画面表示のいずれか一方を選択することができる。
【0076】
本カメラ10はオーディオ再生モード時にも撮影をする機能を有している。図10はオーディオ再生モードにおける撮影制御および画面表示制御の流れを示したフローチャートである。
【0077】
図1に示すモードダイヤル50によりオーディオ再生モードが選択されると、オーディオ再生モードがスタートする(ステップS10)。
【0078】
まず、図7に示す画面選択メニュー200画面が液晶モニタ64に表示され、1画面表示をするかあるいは2画面表示をするかの何れかを選択する(図10のステップS12)。1画面を選択すると、図9に示すとおり表示部1には何も表示されず、表示部2には音楽情報が表示される(ステップS14)。ここで図1に示す撮影ボタン26が押下されると(図10のステップS16)カメラ10は撮影可能状態になり、図11に示すとおり、表示部1にスルー画が表示され、表示部2には音楽情報が表示される(ステップS18)。ステップS18において図1に示したレリーズボタン24半押しによりS1=ONになると(図10ステップS20)、カメラ10は露出制御、焦点合わせ制御、ホワイトバランス(WB)制御等を行い、図6に示したとおり、表示部2に表示されていた音楽情報に代わり撮影情報(露出、WB、ヒストグラム等)が表示される(図10のステップS22)。ステップS22において図1に示したレリーズボタン24全押しによりS2=ONになると(ステップS24)、被写体像の画像データは図4に示したメモリカード1に記録され(ステップS26)、ステップS16に戻る(ステップS28)。ステップS16において図1に示す撮影ボタン26のオフ操作がされると(撮影可能状態解除)、ステップS14に移行し、液晶モニタ64は図9に示した画面表示に切り換わる。
【0079】
また、ステップS12において2画面を選択すると、図8に示すとおり表示部1には音楽情報の一部(イコライザ表示)が表示され、表示部2には表示部1に表示されていない音楽情報(楽曲番号、演奏時間、楽曲名、演奏者、音質)が表示される(ステップS30)。ここで図1に示す撮影ボタン26が押下されると(ステップS32)カメラ10は撮影可能状態となり、図11に示すとおり、表示部1にスルー画が表示され、表示部2には音楽情報が表示される(ステップS34)。その後、カメラ10の制御はS1=ON待ち(ステップS20)に遷移する。また、ステップS28までの工程が行われるとステップS32に移行し、ステップS32において、図1に示す撮影ボタン26のオフ操作がされると(撮影可能状態解除)、ステップS30に移行し、液晶モニタ64は図8に示した画面表示に切り換わる。
【0080】
オーディオ再生モードにおいて音楽再生中に図1に示す撮影ボタン26のオン操作がなされても、音楽再生は継続される。
【0081】
また、ステップS24において液晶モニタ64に表示する画面を図12に示す画面としてもよい。図12に示す画面は表示部1にスルー画とオーバーレイ表示された撮影情報を表示し、表示部2には音楽情報を表示する画面である。
【0082】
本実施形態では、オーディオ再生モードにおいて撮影可能状態にする操作を、図1に示した撮影ボタン26の操作により行う形態としたが、図10のステップS12の後にメニュー画面を表示し、当該メニュー画面にて撮影をするかあるいは撮影をしないかを選択する形態も考えられる。
【0083】
本実施形態では、液晶モニタ64を左右に2分割したが、液晶モニタ64の分割方法はこれに限定されない。上下に2分割する形態でもよいし、4分割や9分割など多分割(マルチ画面)にしてもよい。また、領域の大きさが異なる分割をしてもよい。
【0084】
本実施形態では、画像再生モードでは全画面表示のみの形態を例示したが、画像再生モードでも2分割表示を行う形態が可能である。例えば、表示部1に記録画像を表示し、表示部2には記録情報を表示してもよい。記録情報とは、記録日、画質、記録量等記録画面に関連した情報である。
【0085】
上記の如く構成されたカメラ10は、液晶モニタ64の2画面表示を可能にしたので、複数の情報を1つの情報表示装置に表示させることができる。また、オーディオ再生モード(音楽再生中)に撮影が可能であり、音楽を聴きながら撮影を楽しむことが可能である。さらに、2画面のうち一方の画面は撮影に関する情報(スルー画や撮影情報)を表示し、もう一方には音楽情報を表示することができ、撮影者はどちらの情報も減らすことなく知ることができる。
【0086】
オーディオ再生モードにおける撮影時には、音楽情報に代えて撮影に必要な情報が液晶モニタ64に表示されるので、撮影者は撮影に必要な情報を得ることができる。
【0087】
次に、本発明の第2実施形態に係る音楽再生機能付きカメラを説明する。図13はカメラ300の背面図である。なお、第2実施形態において図1乃至図12に示した第1実施形態と同一または類似する部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0088】
カメラ300は、情報表示装置として液晶モニタ64(以下LCD1と記載)および液晶モニタ65(以下LCD2と記載)を備えている。LCD1およびLCD2はカラー液晶モニタである。また、LCD1とLCD2は左右に並べて配置されている。本実施形態ではLCD1とLCD2を左右に並べて配置したが、LCD1とLCD2の配置方法はこれに限定されず、上下に並べる態様や、LCD1あるいはLCD2のどちらか一方をカメラ10の背面に配置し、もう一方をカメラ10の正面に配置してもよい。この場合には、背面に配置したLCDにはスルー画および撮影情報、再生画像を表示し、正面に配置したLCDには音楽情報を表示する形態が考えられる。
【0089】
図14は、カメラ300の内部構成を示したブロック図である。図14中図4と同一または類似する部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0090】
カメラ300は、カメラ10と同様にVRAM1およびVRAM2を備えている。VRAM1に記憶された情報のデータはビデオエンコード回路86(以下ビデオエンコード回路1)、外部インターフェイス88を介してLCD1に表示され、VRAM2に記憶された情報のデータはビデオエンコード回路87(以下ビデオエンコード回路2)、外部インターフェイス88を介してLCD2に表示される。
【0091】
図15はLCD1およびLCD2の表示に関連する部分を図14から抜粋したブロック図である。なお、説明の便宜上、一部の回路は省略されている。図15中図14と同一部分には同じ符号を付す。
【0092】
第1実施形態と同様に、LCD1およびLCD2に如何なる情報を表示するかは第1実施形態と同様ににモードダイヤル50の設定により決定し、CPU80によって制御される。
【0093】
本実施形態では、LCD1に表示する情報のデータはVRAM1に記憶され、LCD2に表示される情報のデータはVRAM2に記憶される。
【0094】
モードダイヤル50により設定されたモードに従って、CPU80はLCD1およびLCD2に表示する情報を決定し、表示される情報がスルー画および撮影情報であればカメラ機能部80AによってVRAM1あるいはVRAM2の何れか一方、もしくはVRAM1およびVRAM2の両方に、スルー画および撮影情報を記憶する。また、表示される情報が音楽情報であれば音楽機能制御部80BによってVRAM1あるいはVRAM2の少なくともいずれか一方に音楽情報を記憶する。
【0095】
撮影モードでは、LCD1にはスルー画が表示され、LCD2には撮影情報が表示される。レリーズボタン全押しによりS2=ONとなるとLCD1には記録画像が表示される。
【0096】
画像再生モードでは、LCD1には記録画像が表示され、LCD2には実施形態1に示した記録情報が表示される。
【0097】
また、オーディオ再生モードでは、LCD1には情報表示がされず、LCD2には第1実施形態で示した音楽情報が表示される。さらに、オーディオ再生モードにおいて図1に示す撮影ボタンが操作され撮影可能状態になると、図10に示したフローチャートに従ってLCD1およびLCD2の画面表示が行われる。
【0098】
LCD1およびLCD2に何も表示されない状態が所定の時間継続すると、カメラ300は当該LCDのバックライトをオフする省電力機能を設けてもよい。さらに、LCD1およびLCD2に情報表示がされている場合にも、所定の時間カメラ300が操作されない場合に当該LCDのバックライトをオフする形態としてもよい。
【0099】
上記の如く構成されたカメラ300は、情報表示装置(LCD)を2つ備えたので、複数の情報を同時に表示することができる。また、2つのLCDを独立に制御可能であり、情報表示をしないLCDの電源をオフすると、カメラ300の省電力に効果がある。
【0100】
図16に本発明の第3実施形態に係る音楽再生機能付きカメラを示す。図16はカメラ400の背面図である。なお、第3実施形態において図1乃至図12に示した第1実施形態および図13乃至図15に示した第2の実施形態と同一または類似する部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0101】
カメラ400は、情報表示装置として液晶モニタ64(以下LCD1と記載)および液晶モニタ65(以下LCD2と記載)を備えている。LCD1はカラー液晶モニタであり、LCD2はドットマトリクス液晶モニタ(以下ドットマトリクスと記載)である。また、LCD1とLCD2は上下にに並べて配置されている。本実施形態ではLCD1とLCD2を上下に並べて配置したが、LCD1とLCD2の配置方法はこれに限定されず、左右に並べる態様や、LCD1あるいはLCD2のどちらか一方をカメラ10の背面に配置し、もう一方をカメラ10の正面に配置してもよい。この場合には、背面に配置したLCDにはスルー画および撮影情報、再生画像を表示し、正面に配置したLCDには音楽情報を表示する形態が考えられる。
【0102】
LCD1に表示される情報は、撮影時におけるスルー画、画像再生モードにおける記録画像が表示され、LCD2には撮影時における第1実施形態で示した撮影情報および第1実施形態で示した音楽情報を表示することができる。また、オーディオ再生モードでは撮影情報はスルー画にオーバーレイ表示させ、LCD2には音楽情報を常に表示する形態が考えられる。
【0103】
LCD1およびLCD2に表示される情報は前述した情報に限定されず、LCD1表示できる情報はカラー液晶モニタに表示可能な情報であればよい。またLCD2に表示できる情報はドットマトリクスに表示可能な情報であればよい。
【0104】
また、LCD2はドットマトリクスに限定されず、LED表示装置等の撮影情報および音楽情報を表示可能であれば何れの表示装置を用いてもよい。また、LCD2にはできるだけ省電力型の表示装置を用いるとよい。
【0105】
また、LCD2にはできるだけ表示面積が小さい表示装置を用いると、スルー画や記録画像を表示するLCD1の表示面積を大きくすることができ、限られた表示スペースを有効に使うことができる。
【0106】
上記の如く構成されたカメラ400は、情報表示装置(LCD)を2つ備え、一方の表示装置はカラー液晶モニタ、もう一方の表示装置はドットマトリクスとする。ドットマトリクスはできるだけ表示面積の小さいものを用いると、カラー液晶モニタを配置するスペースを大きくすることができる。画像はカラー液晶モニタをに表示させ、撮影情報や音楽情報をドットマトリクスに表示されるようにすると、表示面積を有効に使用することができ、限られた表示面積にできるだけたくさんの情報を表示することができる。また、2つのLCDを独立に制御可能であり、情報表示をしないLCDの電源をオフすると、カメラ400の省電力化に効果がある。
【0107】
一方の表示装置はドットマトリクスを用いたので、カラー液晶モニタを2つ備える形態に比べてカメラ400の省電力化に効果がある。
【0108】
上記第1乃至3実施形態では、静止画記録用のデジタルスチルカメラ(DSC)を例示したが、本発明の適用範囲はDSCに限定されない。動画記録を行うムービーカメラや動画および静止画の何れも記録可能なデジタルビデオカメラなどの電子カメラに適用可能である。
【0109】
【発明の効果】
本発明によれば、被写体像を表示する第1の表示手段と、音楽情報を表示する第2の表示手段を備えたので、撮影者は音楽再生中に被写体像および音楽情報の何れの情報も減らすことなく知ることができる。該カメラが音楽再生モードに切り換えられると、撮像手段が動作可能になり、第1の表示手段に被写体像が表示される。さらに音楽再生中に撮影開始操作がなされる第2の表示手段には音楽情報に代えて撮影情報を表示させる。したがって撮影者は音楽再生中に音楽を楽しみながら撮影を行うことができ、音楽再生中の撮影でも、撮影者は撮影に必要な撮影情報を得ることができ、情報量が減少することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る音楽再生機能付きカメラの外観斜視図
【図2】本発明の第1実施形態に係る音楽再生機能付きカメラの底面図
【図3】本発明の第1実施形態に係る音楽再生機能付きカメラの背面図
【図4】本発明の第1実施形態に係る音楽再生機能付きカメラの内部構成を示したブロック図
【図5】図4から液晶モニタの2画面表示に関連する部分を抜粋したブロック図
【図6】本発明の第1実施形態に係る音楽再生機能付きカメラの2画面表示例1
【図7】本発明の第1実施形態に係る音楽再生機能付きカメラの画面選択メニュー画面
【図8】本発明の第1実施形態に係る音楽再生機能付きカメラの2画面表示例2
【図9】本発明の第1実施形態に係る音楽再生機能付きカメラの2画面表示例3
【図10】オーディオ再生モードにおける撮影制御および画面表示制御の流れを示したフローチャート
【図11】本発明の第1実施形態に係る音楽再生機能付きカメラの2画面表示例4
【図12】本発明の第1実施形態に係る音楽再生機能付きカメラの2画面表示例5
【図13】本発明の第2実施形態に係る音楽再生機能付きカメラの背面図
【図14】本発明の第2実施形態に係る音楽再生機能付きカメラの内部構成を示したブロック図
【図15】図14から液晶モニタの2画面表示に関連する部分を抜粋したブロック図
【図16】本発明の第3実施形態に係る音楽再生機能付きカメラの背面図
【符号の説明】
10,300,400…カメラ、12…撮影レンズ、24…レリーズボタン、35…ヘッドホン、36…リモコン、50…モードダイヤル、64,64A,64B,65…液晶モニタ、68…CCD、80…CPU、86,87…ビデオエンコード回路、88…外部インターフェイス、89…CGEN、90…圧縮伸張回路、97…オーディオデコーダ回路
Claims (12)
- 被写体像を撮影し画像データに変換する撮像手段と、
前記撮像手段を介して取得される被写体像を表示する第1の表示手段と、
音楽データを聴き取り可能な形式に復元し再生する音楽再生手段と、
前記音楽データに関する音楽情報を表示する第2の表示手段と、
前記音楽再生手段による音楽再生中に前記第1の表示手段に前記被写体像を表示させるとともに、前記第2の表示手段に前記音楽情報を表示させる制御を行う表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする音楽再生機能付きカメラ。 - 前記第1の表示手段と前記第2の表示手段は、1つの表示装置の表示画面を分割して構成されていることを特徴とする請求項1記載の音楽再生機能付きカメラ。
- 前記第1の表示手段と前記第2の表示手段とは、それぞれ別々の表示装置によって構成されていることを特徴とする請求項1記載の音楽再生機能付きカメラ。
- 前記音楽再生手段による音楽再生可能な音楽再生モードが選択された状態で撮像開始操作がなされると、前記撮像手段を動作可能とし被写体像を前記第1の表示手段に表示させることを特徴とする請求項1、2または3記載の音楽再生機能付きカメラ。
- 前記表示制御手段は、前記第1の表示手段に前記被写体像を表示中に前記第1の表示手段および第2の表示手段のうち少なくとも一方に撮影情報を表示させる制御を行うことを特徴とする請求項4記載の音楽再生機能付きカメラ。
- 音楽再生中に撮影開始操作がなされると、前記表示制御手段は前記第1の表示手段あるいは前記第2の表示手段の何れか一方に前記撮影情報を表示させることを特徴とする請求項5記載の音楽再生機能付きカメラ。
- 音楽再生中に撮影開始操作がなされると、前記表示制御手段は前記音楽情報に代えて前記撮影情報を表示させることを特徴とする請求項5記載の音楽再生機能付きカメラ。
- 前記音楽再生モードにおいて、前記第1の表示手段に前記音楽情報を表示させるか、あるいは前記第1の表示手段をオフするかを選択する表示選択手段を備え、
何れの選択状態においても撮像開始操作がなされると、前記表示制御手段は前記第1の表示手段に被写体像を表示させることを特徴とする請求項4乃至7の何れか1項に記載の音楽再生機能付きカメラ。 - 前記音楽再生モードにおいて、撮像開始操作がなされた場合にも音楽再生を継続することを特徴とする請求項4乃至8のうち少なくとも何れか1項に記載の音楽再生機能付きカメラ。
- 前記音楽再生モードにおいて撮像開始操作がなされると、前記表示制御手段は前記第1の表示手段に被写体像を表示させるとともに、前記第1の表示手段に前記撮影情報を表示させることを特徴とする請求項5乃至9のうち何れか1項に記載の音楽再生機能付きカメラ。
- 前記撮像手段を用いて被写体を撮像する撮像モードでは、前記表示制御手段は前記第1の表示手段に被写体像を表示させるとともに、前記第2の表示手段に前記撮影情報を表示させることを特徴とする請求項5乃至10のうち何れか1項に記載の音楽再生機能付きカメラ。
- 前記撮像手段を用いて被写体を撮像する撮像モードにおいて1画面表示を行う場合には、前記表示制御手段は前記第1の表示手段および前記第2の表示手段に被写体像を全画面表示させるとともに、前記第1の表示手段および前記第2の表示手段に前記撮影情報を全画面表示させることを特徴とする請求項5乃至10のうち何れか1項に記載の音楽再生機能付きカメラ。
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