JP2003244614A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JP2003244614A
JP2003244614A JP2002038747A JP2002038747A JP2003244614A JP 2003244614 A JP2003244614 A JP 2003244614A JP 2002038747 A JP2002038747 A JP 2002038747A JP 2002038747 A JP2002038747 A JP 2002038747A JP 2003244614 A JP2003244614 A JP 2003244614A
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建 佛崎
Shinya Nara
慎也 奈良
Makoto Arioka
真 有岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静止画像と動画とを同時に取得することによ
って発生する種々の弊害を取り除いたデジタルカメラを
提供する。 【解決手段】 連写撮影を実施して撮像部3より取得し
た複数の静止画データを画像メモリ209に一時的に記
憶し、静止画ファイルおよび動画ファイルの生成前に、
全体制御部211がメモリカード8に記録可能な容量で
ある残容量を読み出し、画像メモリ209に一時的に記
憶している静止画データから生成すべき動画ファイルお
よび静止画ファイルの容量を算出し、メモリカード8の
残容量と、生成すべき動画ファイルおよび静止画ファイ
ルの容量との差分を算出して、撮影可能枚数に変換後、
操作部250のデータパネルに表示することによって、
メモリカード8への動画ファイルおよび静止画ファイル
の記録後の撮影可能限界を正確に把握することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラに
おいて連続撮影した静止画像に基づいて静止画ファイル
および動画ファイルを生成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルカメラにおいて、静止画
像および動画を撮影することができることが知られてい
る。例えば、特開平7−264530号公報および特開
2000−92437号公報においては、連続撮影した
静止画像に基づいて動画をファイルを生成するデジタル
カメラが示されているが、静止画像と動画のいずれか一
方のみしか記録することができず、静止画像のみを撮影
した場面に関しては動画を取得することができない。
【0003】また、特開2000−352759号公報
においては、動画撮影中に、特定のシーンに対してユー
ザーの操作に対応して静止画像を取得するデジタルカメ
ラが示されているが、動画撮影中に静止画像を連続して
撮影できる構成にはなっておらず、シャッターチャンス
を逃した場合には、低解像度の動画から最適な画像を選
択するという妥協を強いられる。
【0004】これに対して、静止画像と動画とを同時に
取得するには、静止画像を連続して撮影し、連続撮影し
た静止画像に基づいて静止画ファイルと動画ファイルと
を生成するようにすれば良い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合には、多量の静止画ファイルと動画ファイルとを生成
するため、これらの画像ファイルの生成等に長時間を要
し、撮影動作に関わる諸動作が妨げられ、ユーザーが撮
影したいときに撮影動作を行うことができなくなるとい
った問題が生じる。
【0006】また、多量の画像ファイルを生成するた
め、ユーザーが画像ファイルの内容を区別する際に混乱
を招くなど、取得したファイルを整理するのに手間がと
られるといった問題も生じる。
【0007】以上のように、従来のデジタルカメラで
は、静止画像と動画とを同時に取得することによって、
種々の弊害が発生するという問題があった。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、静止画像と動画とを同時に取得することによっ
て発生する種々の弊害を取り除いたデジタルカメラを提
供することを第1の目的とする。
【0009】本発明の第2の目的は、ユーザーの撮影を
妨げることなく静止画像と動画とを同時に取得可能なデ
ジタルカメラを提供することである。
【0010】本発明の第3の目的は、静止画像と動画と
を同時に取得した際に、取得した画像ファイルを容易に
整理可能なデジタルカメラを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、連続撮影した静止画像の組に
基づいて動画ファイルを生成可能なデジタルカメラにお
いて、撮影によって生成される画像ファイルを記録する
記録手段と、前記記録手段の残容量を撮影可能枚数に換
算して表示する撮影可能枚数表示手段と、前記連続撮影
の際に、連続撮影した静止画像に基づいて静止画ファイ
ルを各々生成するとともに、前記静止画像の組に基づい
て動画ファイルをあわせて生成するファイル生成手段
と、生成される動画ファイルの容量を考慮して前記撮影
可能枚数表示手段に撮影可能枚数を表示するための表示
制御手段とを備えることを特徴とする。
【0012】また、請求項2の発明は、連続撮影した静
止画像の組に基づいて動画ファイルを生成可能なデジタ
ルカメラにおいて、連続撮影によって得られた静止画像
を一時的に記憶する一時記憶手段と、前記一時記憶手段
に記憶された静止画像を編集可能とする編集手段と、前
記編集手段による編集結果に基づいて静止画ファイルお
よび動画ファイルを生成するファイル生成手段とを備え
ることを特徴とする。
【0013】また、請求項3の発明は、連続撮影した静
止画像の組に基づいて動画ファイルを生成可能なデジタ
ルカメラにおいて、連続撮影によって得られた静止画像
の組を一時的に記憶する一時記憶手段と、前記静止画像
の組に基づいて静止画ファイルと動画ファイルとを生成
可能なファイル生成手段と、前記静止画像の組に含まれ
る少なくとも一つの静止画像に対応した静止画表示を撮
影モード下で撮影結果として表示する結果表示手段とを
備えることを特徴とする。
【0014】また、請求項4の発明は、連続撮影した静
止画像の組に基づいて動画ファイルを生成可能なデジタ
ルカメラにおいて、事前に決定されたタイミングでの連
続撮影によって複数の静止画像を順次に取得する取得手
段と、前記複数の静止画像に基づいて静止画ファイルお
よび動画ファイルを生成するファイル生成手段と、前記
連続撮影中に前記ファイル生成が新規な静止画ファイル
を生成した後に、前記動画ファイルを構成する静止画像
群に前記新規な静止画像を追加して前記動画ファイルを
更新するファイル更新手段とを備えることを特徴とす
る。
【0015】また、請求項5の発明は、連続撮影した静
止画像の組に基づいて動画ファイルを生成可能なデジタ
ルカメラにおいて、連続撮影によって複数の静止画像を
順次に取得する取得手段と、連続撮影期間内に前記複数
の静止画像に基づいて静止画ファイルおよび動画ファイ
ルを生成可能なファイル生成手段と、前記連続撮影にお
ける画像取得タイミングを避けて、前記動画ファイル生
成に関する処理を前記ファイル生成手段に行わせる制御
手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0017】<デジタルカメラの要部構成>図1、図2
および図3は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ
1の要部構成を示す図であり、図1は正面図、図2は上
面図、図3は背面図に相当する。これらの図は必ずしも
三角図法に則っているものではなく、デジタルカメラ1
の要部構成を概念的に例示することを主眼としている。
【0018】図2に示すように、デジタルカメラ1は、
撮影レンズであるマクロ機能付きレンズ群(以下、単に
「レンズ」とも称する)30を含む撮像部3を備えてい
る。また、デジタルカメラ1は、ズーム機能を有してお
り、ズームリング33を回転させることなどにより、撮
影倍率の変更を行うことができる。さらに、デジタルカ
メラ1は、マクロ切替えレバー34を備えており、マク
ロ撮影と通常撮影とを切り換えることができる。また、
デジタルカメラ1の上面にはシャッターボタン9が設け
られている。
【0019】また、デジタルカメラ1の上面には、「撮
影モード」と「再生モード」と「通信モード」とを切替
設定するモード切替えダイヤル14が設けられている。
撮影モードは、写真撮影を行なうモードであり、再生モ
ードは、メモリカード8に記録された撮影画像データを
背面LCD10に再生表示するモードである。また、通
信モードは、デジタルカメラ1の側面に設けられるUS
B端子226を介して、外部のパーソナルコンピュータ
225などにデータ転送するモードである。また、デジ
タルカメラ1の上面には、データパネル36がさらに設
けられており、このデータパネル36において各種モー
ドの設定状況等が表示される。
【0020】さらに、デジタルカメラ1の上面には、各
種設定を変更するためのダイヤル17が設けられてい
る。
【0021】また、デジタルカメラ1の側面上方には、
「画像サイズ」と「画質」と「露出モード」と「ドライ
ブモード」と「ホワイトバランス」と「撮影感度」(6
項目)の撮影条件および撮影方法を設定および変更する
ためのファンクションダイヤル15およびファンクショ
ンボタン16が設けられており、撮影モードにおいて、
ファンクションダイヤル15を回転させて6項目のうち
からいずれかの項目を選択し、ファンクションボタン1
6を押下することによって選択された項目の撮影条件ま
たは撮影方法が設定または変更可能な状態となる。そし
て、ファンクションボタン16の押下状態を維持したま
ま上述したダイヤル17を回転させることによって、選
択された項目の撮影条件または撮影方法を設定または変
更することができる。具体的には、ドライブモードが選
択された場合には、後述する「連写撮影」および「イン
ターバル撮影」といった連続撮影の撮影方法を設定する
ことができる。
【0022】図3に示すように、デジタルカメラ1の背
面左方には、撮影画像のライブビュー表示及び記録画像
の再生表示等を行なうための液晶ディスプレイ(背面L
CD)10と電子ビューファインダ(EVF)20とが
設けられている。この背面LCD10およびEVF20
では、カラーで画像表示が行われる。
【0023】デジタルカメラ1の背面右方には、カーソ
ルボタン(十字キー)U、D、L、R、および実行ボタン
32を含むコントロールボタン35が設けられており、
このコントロールボタン35を用いて各種操作が行われ
る。また、デジタルカメラ1の背面には、メニューボタ
ン37が設けられている。このメニューボタン37が押
下されることにより、各種のメニューが背面LCD10
に表示される。
【0024】また、デジタルカメラ1の背面には、クイ
ックビューボタン38が設けられている。撮影モード下
で撮影後にこのクイックビューボタン38が押下される
ことにより、直近の撮影結果(静止画像)が背面LCD
10またはEVF20に表示される(クイックビュー表
示)。さらに、その状態からコントロールボタン35の
操作とクイックビューボタン38の押下とによって選択
した画像の削除を行うことができる。また、撮影後にア
フタービューが背面LCD10またはEVF20に表示
される場合も同様に、コントロールボタン35の操作と
クイックビューボタン38の押下とによって選択した画
像の削除を行うことができる。この画像の削除について
はさらに後述する。
【0025】また、デジタルカメラ1の背面右下方に
は、音声入力状態とするための録音ボタン39が設けら
れている。撮影後、背面LCD10またはEVF20に
クイックビューまたはアフタービューが表示されている
状態で録音ボタン39が押下されると、デジタルカメラ
1の正面上方に設けられたマイクMから音声が入力さ
れ、背面LCD10またはEVF20に表示されている
画像に音声が関連づけられてメモリカード8に記録され
る。
【0026】また、デジタルカメラ1の背面には、ディ
スプレイ切換レバー31とビデオ出力端子222とが設
けられている。ディスプレイ切換レバー31は、背面L
CD10の表示とEVF20の表示との切換等を行うレ
バーである。ビデオ出力端子222は、外部モニタ22
3と通信線を介して接続するための端子である。
【0027】デジタルカメラ1の側面には、メモリカー
ド8を挿入して装着できるメモリスロット81が設けら
れている。
【0028】また、デジタルカメラ1では、モード切替
えダイヤル14で撮影モードが選択される場合、背面L
CD10にライブビュー画像とともにAFカーソルAK
を表示できる構成となっている。このAFカーソルAK
は、十字キーU、D、L、Rを操作することによって、
背面LCD10内を上下左右に移動できる。そして、A
FカーソルAKを中心に設定されるAFエリアについて
AF処理(後で詳述)が可能となる。
【0029】<デジタルカメラ1の機能ブロック>図4
は、デジタルカメラ1の機能ブロック図である。同図に
おいて、CCD303は、1280×960画素を有
し、レンズ群30により結像された被写体の光像を、R
(赤),G(緑),B(青)の色成分の画像信号(各画
素で受光された画素信号の信号列からなる信号)に光電
変換して出力する。タイミングジェネレータ314は、
CCD303の駆動を制御するための各種のタイミング
パルスを生成するものである。
【0030】撮像部3における露出制御は、レンズ駆動
部306によるレンズ群30の絞りと、CCD303の
露光量、つまり、シャッタスピードに相当するCCD3
03の電荷蓄積時間を調節して行なわれる。ここで、被
写体輝度が低輝度時に適切なシャッタスピードが設定で
きない場合は、CCD303から出力される画像信号の
レベル調整を行なうことにより露光不足による不適正露
出が補正される。すなわち、低輝度時は、絞りとシャッ
タスピードと信号処理回路313のゲイン調整とを組み
合わせて露出制御が行なわれることとなる。
【0031】タイミングジェネレータ314は、全体制
御部211から送信される基準クロック基づきCCD3
03の駆動制御信号を生成するものである。このタイミ
ングジェネレータ314は、例えば積分開始/終了(露
出開始/終了)のタイミング信号、各画素の受光信号の
読出制御信号(水平同期信号,垂直同期信号,転送信号
等)等のクロック信号を生成し、CCD303に出力す
る。
【0032】信号処理回路313は、CCD303から
出力される画像信号(アナログ信号)に所定のアナログ
信号処理を施すものである。この信号処理回路313
は、CDS(相関二重サンプリング)回路とAGC(オ
ートゲインコントロール)回路とを有し、CDS回路に
より画像信号のノイズ低減処理を行ない、AGC回路で
ゲインを調整することにより画像信号のレベル調整を行
なう。
【0033】A/D変換器205は、画像信号の各画素
信号を12ビットのデジタル信号に変換するものであ
る。A/D変換器205は、タイミング発生回路から入
力されるA/D変換用のクロックに基づいて各画素信号
(アナログ信号)を12ビットのデジタル信号に変換す
る。
【0034】WB(ホワイトバランス)回路207は、
R,G,Bの各色成分の画素データのレベル変換を行な
うものである。このWB回路207は、全体制御部21
1で記憶されるレベル変換テーブルを用いてR,G,B
の各色成分の画素データのレベルを変換する。なお、レ
ベル変換テーブルの各色成分のパラメータ(特性の傾
き)は全体制御部211により、オートまたはマニュア
ルで、撮影画像毎に設定される。γ補正回路208は、
画素データの階調を補正するものである。
【0035】色変換・色補正回路231は、γ補正回路
208から入力される画像データに対して、例えばYC
rCb系に色空間を変換し、色再現性を向上させる色補
正を行うものである。
【0036】解像度変換部232は、ライブビュー撮影
時に、CCD303で取得される画像データを1/4に
間引いた画像データ(320×240画素)を生成する。
【0037】AF評価値演算部233は、シャッターボ
タン9が半押し状態(S1)になった場合に、コントラス
ト方式のAFを行うための評価値演算動作が行われる。
ここでは、撮影画像データのうち上記のAFエリアに相
当するデータに関して、隣接する各画素に関する差分の
絶対値の和である評価値が演算される。そして、レンズ
群30を駆動し、この評価値の最も高いレンズ位置が合
焦位置とされる。これにより、AFエリアに対してレン
ズ群30を駆動し合焦を行うため、主被写体などを狙っ
てピントを合わせることができる。なお、デジタルカメ
ラ1では、AFカーソルAKにより合焦位置を指定せ
ず、背面LCD10の画面中央部にAFエリアを設定す
る撮影モードも備えている。
【0038】測光演算部234では、解像度変換部23
2から出力される画像データを例えば300(20×1
5)ブロックに分割し、各ブロックごとに測光データを
算出する多分割測光を行うことができる。
【0039】画像メモリ209は、CCD303で取得
され、上記の画像処理が施された画像データ(静止画
像)を一時的に記憶するメモリである。画像メモリ20
9は、少なくとも数フレーム分の記憶容量を有してい
る。すなわち、画像メモリ209は、CCD303画素
数に対応する1280×960画素分の画素データ数フ
レーム分の記憶容量を少なくとも有し、各画素データが
対応する画素位置に記憶されるようになっている。
【0040】EVF/背面LCD切替え部235は、デ
ィスプレイ切替えレバー31の設定に基づいて、背面L
CD10とEVF20との表示切替えを行う。
【0041】デジタルカメラ1の撮影待機状態では、C
CD303により1/30(秒)毎に撮像された画像の
各画素信号がA/D変換器205〜解像度変換部232
により所定の信号処理を施された後、全体制御部211
を介してEVF/LCD切替え部235に転送され、背
面LCD10やEVF20に表示される(ライブビュー
表示)。これにより、ユーザはCCD303で撮像され
る被写体像を視認することができることとなる。また、
再生モードにおいては、メモリカード8から読み出され
た画像が全体制御部211で所定の信号処理が施された
後、EVF/LCD切替え部235に転送され、背面L
CD10やEVF20に再生表示される。
【0042】カードI/F212は、メモリスロット8
1に装着されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
あるメモリカード8への画像データおよび音声データの
読み書きを行なうためのインターフェースである。この
メモリカード8への画像データの読み書きでは、静止画
像については、圧縮・伸張部236において例えばJP
EG方式で画像の圧縮・伸張が行われる。なお、メモリ
カード8の記録容量などのカード情報はカード自身に格
納されている。
【0043】また、USBI/F224は、外部のパー
ソナルコンピュータ225と通信可能にするための、U
SB規格に準拠した通信用インターフェースである。こ
れらのカードI/F212、USBI/F224を介し
て、メモリカード8やパーソナルコンピュータ225に
セットされるCD−ROMなどの記録媒体に記録されて
いる制御プログラムを、全体制御部211のROM21
1b内に取り込むことができる。
【0044】操作部250は、上述したシャッターボタ
ン9、ディスプレイ切換レバー31、ファンクションダ
イヤル15、ファンクションボタン16、ダイヤル1
7、コントロールボタン35、クイックビューボタン3
8、録音ボタン39などの各種ボタン、レバーなどで構
成されている。
【0045】シャッターボタン9は、銀塩カメラで採用
されているような半押し状態(S1)と押し込んだ状態
(S2)とが検出可能な2段階スイッチになっている。
待機状態でシャッターボタン9をS1状態にすると、A
Fのためのレンズ駆動を開始し、AF評価値演算部23
3で画像のコントラストを評価しながら、コントラスト
がもっとも高くなるようにレンズを駆動し停止させる。
一方、シャッターボタン9をS2状態にすると、CCD
303で取得され画像処理が施された画像データが圧縮
・伸張部236でデータ圧縮されるとともに、そのサム
ネイル画像が全体制御部211で生成される。そして、
生成された画像データとサムネイル画像データとが、一
般的に画像メモリ209に記憶された後に、カードI/
F212を介してメモリカード8に画像ファイル化され
て記録される。
【0046】また、撮影モード下において、撮影後に、
アフタービュー表示またはクイックビュー表示を行う場
合には、画像メモリ209に一時的に記憶されている静
止画であるサムネイル画像が撮影結果としてEVF/L
CD切替え部235に転送され、背面LCD10やEV
F20に表示される。
【0047】また、連続撮影の一つである連写撮影を行
う際には、シャッターボタンをS2状態にすると、毎秒
7コマのタイミングで連続した撮影を開始し、シャッタ
ーボタンのS2状態が解除されると連写撮影を終了す
る。そして、連写撮影によってCCD303で取得され
画像処理が施された静止画像は画像メモリ209に一時
的に記憶され、背面LCD10またはEVF20にアフ
タービューまたはクイックビューが表示されている間
に、コントロールボタン35の操作とクイックビューボ
タン38の押下とによって画像メモリ209に一時的に
記憶されている静止画像を削除することができる。つま
り、画像メモリ209に一時的に記憶された静止画像を
削除するというユーザーの編集操作に基づいた編集結果
によって、削除されなかった静止画像に基づいて静止画
ファイルおよび動画ファイルを生成することができる。
なお、ここで言う「編集」とは、連続撮影されて一時的
に記憶された静止画像の一部若しくは全部の削除、つま
りは、撮影画像情報(画像ファイルなど)を記録しない
という選択や、後述する連続撮影されて一時的に記憶さ
れた静止画像に対して音声情報などの付加情報を付加す
ることなどを言う。連写撮影についてはデジタルカメラ
1の動作説明においてさらに詳述する。
【0048】また、連続撮影の一つであるインターバル
撮影を行う際には、シャッターボタンをS2状態にする
と、ユーザーによって撮影前に予め設定されたタイミン
グにしたがって全体制御部211の制御の下で、複数回
撮影する連続撮影が実施され、ユーザーによって設定さ
れたコマ数の画像の取得が行われるとインターバル撮影
を終了する。つまり、ここでは、インターバル撮影前に
予め設定されたタイミングで複数回撮影することによっ
て、CCD303で取得され画像処理が施された画像デ
ータ(静止画像)を取得し、画像メモリ209に一時的
に記憶する。なお、本実施形態では、インターバル撮影
の開始から終了までと、すべての画像取得後に省電力ま
たは電源オフの状態となっている時間を含めた期間を
「インターバル撮影(連続撮影)期間」と呼ぶこととす
る。インターバル撮影についてはデジタルカメラ1の動
作説明においてさらに詳述する。
【0049】マイクMは、ユーザーが必要に応じて録音
ボタン39を押下した際に音声を入力する。入力された
音声はマイクMでアナログ音声データ化され、操作部2
50を介して全体制御部211へ送られ、全体制御部2
11でデジタル音声データ化された後に、圧縮・伸張部
236において圧縮処理されてカードI/F212を介
してメモリカード8に音声ファイルとして記録される。
なお、アナログ音声データをデジタル音声データ化する
方式としては、例えば、PCM(パルス符号変調)方式
などが挙げられ、音声ファイルとしては、例えば、WA
V形式などが挙げられ、また、圧縮・伸張方式として
は、例えば、ADPCM(適応差分パルス符号変調)方
式などが挙げられる。
【0050】外部モニタI/F221は、EVF/LC
D切替え部235から転送される画像データを、例えば
NTSC方式に信号変換を行うインターフェースであ
り、ビデオ出力端子222を介して外部モニタ223に
画像信号を送信する。
【0051】全体制御部211は、マイクロコンピュー
タ(CPU)、RAM211aおよびROM211bを有
しており、上述したカメラの各部材の駆動を有機的に制
御してデジタルカメラ1の動作を統括制御する。
【0052】電源280は、デジタルカメラ1全体に電
力を供給するためのものであり、例えば、ニッケル水素
電池等が挙げられる。そして、電源280は、電力制御
部281を介してデジタルカメラ1全体に電力を供給す
る。
【0053】リアルタイムクロック260は、時刻情報
を管理するための回路であり、電源280とは異なる電
源によって電力が供給されている。また、リアルタイム
クロック260は、ユーザーによって事前に決定された
所定のタイミングで複数の静止画像を順次に取得するイ
ンターバル撮影を実施する際にはタイマとして働き、所
定のタイミングの前になると電力制御部281に信号を
送り、電源280からデジタルカメラ1全体に電力が供
給されていない場合には、電力制御部281が電源28
0からデジタルカメラ1全体に対して電力を供給するよ
うに制御する。また、リアルタイムクロック260は、
上記所定のタイミングの前になると全体制御部211に
も信号を送り、全体制御部211は電力制御部281か
らの電力の供給を受けて所定のタイミングで撮影動作を
行うべくデジタルカメラ1全体を制御する。
【0054】また、全体制御部211は、連続撮影(連
写撮影またはインターバル撮影)において取得され画像
メモリ209に一時的に記憶された画像データ(静止画
像)から動画を生成する際には、画像メモリ209に一
時的に記憶された静止画像に対して画素数1280×9
60から間引き処理を施して画素数640×480に解
像度を低減する。その後、解像度を下げた静止画像に基
づいて、動画を生成し、圧縮・伸張部236において圧
縮して、カードI/F212を介してメモリカード8に
動画ファイルを生成して記録する。なお、動画ファイル
としては、例えば、AVIファイルが挙げられ、圧縮・
伸張する方式としてはMotion JPEG方式など
が挙げられる。
【0055】また、全体制御部211は、メモリカード
8に記録可能な容量である残容量を読み出し、これから
撮影する画像データの解像度に基づいてデジタルカメラ
1の上面に設けられたデータパネル36に撮影可能枚数
を表示する。そして、連写撮影の際には、静止画像の組
を取得を開始した後、静止画ファイルおよび動画ファイ
ルの生成前に、全体制御部211は、生成される動画フ
ァイルの容量を考慮して、画像ファイル生成・記録後の
メモリカード8に記録可能な残容量を算出し、その値を
撮影可能枚数に換算してデータパネル36に表示する。
なお、撮影可能枚数の表示についてはさらに後述する。
【0056】<メモリカード8に記録された各種ファイ
ル>デジタルカメラ1における撮影によって取得された
画像データおよびマイクMより入力された音声データは
それぞれ画像ファイル化(静止画ファイル化、および動
画ファイル化)および音声ファイル化されてメモリカー
ド8に記録される。以下、本発明にかかるデジタルカメ
ラ1によってメモリカード8に記録された画像ファイル
(静止画ファイル、および動画ファイル)および音声フ
ァイルについて以下説明する。
【0057】<ファイル名の付け方>図5(a)は、本
発明の実施形態にかかるデジタルカメラ1で撮影された
画像データに基づいてメモリカード8内に記録された静
止画ファイルおよび動画ファイルを示す模式図である。
図5(b)は比較のために、従来、デジタルカメラなど
で取得された静止画ファイルをコンピューター等に持ち
込んで生成した動画ファイルと静止画ファイルとが記録
された記録媒体内の画像ファイルを示す模式図である。
【0058】図5(b)では、静止画ファイル1,静止
画ファイル2,・・・,静止画ファイル99に対してフ
ァイル名がPIC00001.jpg,PIC00002.jpg,・・・,PIC0
0099.jpgと付され、動画ファイル1に対してファイル名
がPIC00100.AVIと付されている。また、静止画ファイル
100,静止画ファイル101,・・・,静止画ファイ
ル140に対してファイル名がPIC00101.jpg,PIC0010
2.jpg,・・・,PIC00141.jpgと付され、動画ファイル
2に対してファイル名がPIC00142.AVIと付されている。
ここでは、静止画ファイルと動画ファイルのファイル名
が連番となっているため、動画ファイルがどの静止画フ
ァイルに基づいて生成されたのか判断がつかない。例え
ば、動画ファイル1が静止画ファイル1〜静止画ファイ
ル99に基づいて生成されているのか、静止画ファイル
51〜静止画ファイル99に基づいて生成されているの
かファイル名を見ただけでは判断がつかない。
【0059】これに対して、本発明にかかるデジタルカ
メラ1で撮影された画像データに基づいてメモリカード
8内に記録された静止画ファイルおよび動画ファイル
は、図5(a)に示すように、静止画ファイル1,静止
画ファイル2,・・・,静止画ファイル99に対してフ
ァイル名がB0010001.jpg,B0010002.jpg,・・・,B001
0099.jpgと付され、動画ファイル1に対してファイル名
がB0010100.AVIと付されている。また、静止画ファイル
100,静止画ファイル101,・・・,静止画ファイ
ル140に対してファイル名がB0020001.jpg,B002000
2.jpg,・・・,B0020041.jpgと付され、動画ファイル
2に対してファイル名がB0020042.AVIと付されている。
【0060】図6(a)および図6(b)は、それぞれ
静止画ファイルおよび動画ファイルのファイル名につい
て説明している図である。図6(a)および図6(b)
に示すように、静止画ファイルおよび動画ファイルのフ
ァイル名のうち左から2番目〜4番目の文字は”連写系
列番号”を示しており、左から6番目〜8番目の文字
は”ファイル番号”を示しており、右から1〜3番目の
文字は”拡張子”を示している。
【0061】連写系列番号は、一連の連続撮影をした結
果得られたファイルであることを示しており、例えば、
連続撮影をした順に連写系列番号が001,002,・・・,099
というように付される。また、ファイル番号は、一連の
連続撮影をした結果得られたファイルの順に番号が付さ
れたものであり、例えば、一連の連続撮影の結果得られ
たファイルの順に001,002,・・・,100というように番号
が付される。また、拡張子については周知のごとく図6
(a)では静止画ファイルのJPEG形式に対応するjp
gが付されており、図6(b)では動画ファイルのAV
I形式に対応するAVIが付されている。
【0062】したがって、図5(a)に示すように、動
画ファイル1(B0010100.AVI)が、静止画ファイル1
(B0010001.jpg)〜静止画ファイル99(B0010099.jp
g)の静止画像に基づいて生成しているとファイル名を
見ただけで判断することができ、また、動画ファイル2
(B0020042.AVI)が、静止画ファイル100(B002000
1.jpg)〜静止画ファイル140(B0010041.jpg)の静
止画像に基づいて生成しているとファイル名(主に連写
系列番号)を見ただけで判断することができる。
【0063】なお、連続撮影でない単独の撮影を行った
場合には、従来通りのファイル名を付与する。
【0064】<画像ファイル内の記録内容>図7は、1
つの静止画ファイル内の記録内容を説明する図であり、
図示するように1つの静止画ファイルにはタグ情報、高
解像度の画像データ、およびサムネイル画像データとか
ら構成される。
【0065】図8は、1つの動画ファイル内の記録内容
を説明する図であり、例えば、図示するように1つの動
画ファイル1は、静止画ファイル1〜静止画ファイル9
9に係る静止画像から生成されているため、静止画ファ
イル1〜静止画ファイル99に対応する画像データ1〜
画像データ99の99フレームの画像データから構成さ
れる。
【0066】<音声ファイルの記録>図9は、連続撮影
後に撮影結果に対して音声情報(ボイスメモ)を付した
場合に、記録される音声ファイルと撮影結果との関連づ
けについて示した模式図である。例えば、図示するよう
に、音声ファイル1は連続撮影を行って静止画ファイル
1〜静止画ファイル99を得る際にボイスメモを付した
結果得られた音声ファイルであり、音声ファイル1は、
関係のある静止画ファイル1〜静止画ファイル99と関
連づけて記録するために、連続撮影された最後の静止画
ファイル(静止画ファイル99)と同じ連写系列番号お
よびファイル番号が付され、音声ファイル1のファイル
名はB0010099.WAVとなる。そして、図9に示すように、
連続撮影された最後の静止画ファイルであるタグ情報内
に、関係するボイスメモが存在していること、および、
関係するボイスメモのファイル名が記述される。具体的
には、静止画ファイル99のタグ情報として「ボイスメ
モあり、B0010099.WAV」と記述される。
【0067】<デジタルカメラ1の動作>以下では、デ
ジタルカメラ1の動作のうち、主に連続撮影(連写撮影
およびインターバル撮影)に関する動作を説明する。連
続撮影の動作は、ユーザーによる各種設定ならびに操作
部250の各種操作に基づいて、全体制御部211の制
御のもとで自動的に実行される。なお、連続撮影以外の
動作については、デジタルカメラの一般的な動作が行わ
れる。
【0068】<連続撮影前の各種設定>図10は、連続
撮影前に、連続撮影によって取得した静止画像に基づい
て動画ファイルを自動的に生成するか否かを設定する動
画設定画面を示している。なお、図10では、背面LC
D10に表示される動画設定画面を示している。切替え
ダイヤル14を操作することによって「撮影モード」と
し、メニューボタン37を押下した後に、コントロール
ボタン35を種々操作することによって、図10(a)
に示す動画設定画面が背面LCD10に表示される。そ
して、カーソルKS1を十字キーU、Dを押下すること
によって動画生成の「あり」「なし」のいずれかに合わ
せて、実行ボタン32を押下することによって、動画生
成の有無を設定できる。具体的には、図10(a)に示
すように動画生成の「あり」にカーソルKS1を合わせ
て実行ボタン32を押下することによって、図10
(b)に示すように、動画生成の「あり」が選択設定さ
れる。
【0069】図11は、撮影後にアフタービュー(撮影
結果)を背面LCD10またはEVF20に表示するか
否かを設定するアフタービュー設定画面を示す模式図で
ある。なお、図11では、背面LCD10に表示される
アフタービュー設定画面を示している。動画設定画面を
表示させる動作と同様に「撮影モード」とし、メニュー
ボタン37を押下した後に、コントロールボタン35を
種々操作することによって、図11に示す動画設定画面
が背面LCD10に表示される。そして、カーソルKR
を十字キーU、Dを押下することによってアフタービュ
ーの表示の有無および表示時間を設定することができ
る。具体的には、図11に示すように、カーソルKRを
「なし」「2秒」「10秒」のいずれかに合わせて実行
ボタン32を押下することによって、アフタービューの
表示なし、撮影後アフタービューを2秒間表示、また
は、撮影後アフタービューを10秒間表示、のいずれか
を設定することができる。
【0070】<連写撮影> <連写撮影のフロー>図12から図14は、デジタルカ
メラ1の連写撮影の動作を示すフローチャートである。
【0071】切替えダイヤル14を操作することによっ
て「撮影モード」とし、ファンクションダイヤル15を
回転させて、ドライブモードを選択し、ファンクション
ボタン16を押下して押下状態を維持したままダイヤル
17を回転させることによって、撮影方法を「連写撮
影」に設定すると、ステップS1へ進む。
【0072】ステップS1では、シャッターボタン9が
半押しされてS1状態となったか否かについて全体制御
部211が判断を行う。そして、S1状態となったと判
断するとステップS2へ進み、S1状態となっていない
と判断されるとフローチャートの最初に戻る。
【0073】ステップS2では、自動露出制御(A
E)、オートフォーカス(AF)、自動ホワイトバラン
ス調整(AWB)を実施し、ステップS3へ進む。な
お、AE、AF、AWBについては、全体制御部211
の制御の下で実施し、その機能については簡単に上述し
たとおりで、動作については一般的なデジタルカメラと
同様な動作となるため、ここでは、説明を省略する。
【0074】ステップS3では、シャッターボタン9が
押し込まれてS2状態となったか否かについて全体制御
部211が判断を行う。具体的には、S2状態となった
と判断するとステップS4へ進み、S2状態となってい
ないと判断するとステップS1へ戻る。
【0075】ステップS4では、画像メモリ209の容
量に空きがあるか否かについて全体制御部211が判断
を行う。具体的には、取得しようとする画像データ1つ
分以上の空き容量が画像メモリ209にある場合にはス
テップS5へ進み、取得しようとする画像データ1つ分
以上の空き容量が画像メモリ209にない場合には図1
3のステップS12へ進む。
【0076】ステップS5では、被写体の撮像を行う。
つまり、CCD303が、撮影レンズ30により結像さ
れた被写体の光像を画像信号として出力することによ
り、1280×960画素数の画像信号を取得し、ステ
ップS6へ進む。なお、ここでは、連写間隔を短くする
ため、シャッタスピードの上限を8分の1秒程度に制限
しても構わない。
【0077】ステップS6では、ステップS5において
取得した画像信号に対してフィルタ処理、各種補正(補
間)、画像サイズ変換等の画像処理を実施する。具体的
には、信号処理回路313において、ステップS5にお
いて取得した画像信号(アナログ信号)に対してCDS
回路によるノイズ低減処理、AGC回路でゲインを調整
することにより画像信号のレベル調整を行なう。その
後、A/D変換器205においてデジタル信号に変換
し、WB回路207においてR,G,Bの各色成分の画
素データのレベルを変換し、γ補正回路208において
画素データの階調を補正し、色変換・色補正回路231
において色補正を行う。そして、解像度変換部232に
おいて必要に応じて画像サイズの変換を行い、ステップ
S7へ進む。
【0078】ステップS7では、ステップS6で得られ
た画像データに基づいて全体制御部211においてサム
ネイル画像を生成し、ステップS8へ進む。
【0079】ステップS8では、ステップS6で得られ
た画像データに対して圧縮・伸張部236で圧縮処理を
行い、ステップS9へ進む。
【0080】ステップS9では、ステップS7およびス
テップS8で得られたサムネイル画像および圧縮処理さ
れた静止画像を画像メモリ209に一時記憶し、ステッ
プS10へ進む。
【0081】ステップS10では、S2状態が継続され
ているか否かを全体制御部211が判断する。つまり、
S2状態が継続されていれば連写撮影の動作を継続する
ためにステップS11へ進み、S2状態が継続されてい
なければ連写撮影の動作を終了するため、ステップS1
2へ進む。
【0082】ステップS11では、連写撮影の動作を継
続するため、次の撮像の準備のために、ステップS2と
同様にAE、AF、AWBを実施し、ステップS4へ進
む。
【0083】ステップS12では、全体制御部211が
連写撮影によって得られた画像メモリ209に記憶され
ている画像データ(静止画像)から生成すべき静止画フ
ァイルの記録に必要な容量と、画像メモリ209に記憶
された画像データ(静止画像)から動画を生成すること
を設定されている場合は、生成すべき動画ファイルの記
録に必要な容量とを考慮してメモリカード8の残容量を
算出し、その値を撮影可能枚数に換算してデータパネル
36に表示する。ステップS12のデータ処理の流れに
ついては、図14にフローチャートを示す。以下、図1
4にしたがってステップS12のデータ処理の流れにつ
いて説明する。
【0084】ステップS141では、メモリカード8の
残容量を確認する。つまり、全体制御部211がメモリ
カード8の残容量を読み出して確認し、ステップS14
2へ進む。
【0085】ステップS142では、画像メモリ209
内に記憶されている画像コマ数を確認する。つまり、連
写撮影によって何コマの静止画像が画像メモリ209内
に記憶されているかについて確認を行い、ステップS1
43へ進む。
【0086】ステップS143では、ユーザーによって
動画ファイルの生成の設定がなされているか否かについ
て判断する。ここでは、動画ファイルの生成の設定がな
されている場合はステップS144へ進み、動画ファイ
ルの生成の設定がなされていない場合はステップS14
5へ進む。
【0087】ステップS144では、画像メモリ209
に記憶されている静止画像、および生成すべき動画の解
像度をもとに生成すべき静止画ファイルおよび動画ファ
イルの記録に必要な容量を算出し、ステップS146へ
進む。
【0088】ステップS145では、画像メモリ209
に記憶されている静止画像に基づいて生成すべき静止画
ファイルの記録に必要な容量を算出し、ステップS14
6へ進む。
【0089】ステップS146では、ステップS144
から進んできた場合は、ステップS141において読み
出して確認したメモリカード8の残容量と、ステップS
144で算出した画像ファイルの容量との差分を算出し
て、画像ファイル生成・記録後のメモリカード8内の残
容量を算出し、ステップS147へ進む。また、ステッ
プS145から進んできた場合は、ステップS141に
おいて読み出して確認したメモリカード8の残容量と、
ステップS145で算出した画像ファイルの容量との差
分を算出して、画像ファイル生成・記録後のメモリカー
ド8内の残容量を算出し、その値を撮影可能枚数に換算
して、ステップS147へ進む。
【0090】ステップS147では、ステップS146
で算出した残容量に基づいてデータパネル36に表示を
行い、ステップS12の残容量表示処理を終了する。
【0091】以上説明したステップS12におけるメモ
リカード8の残容量の算出および撮影可能枚数の表示に
ついて、以下、具体的な一例を挙げて説明する。
【0092】例えば、フォーマットしたばかりの16M
Bのメモリカード8を使用して、解像度が1280×9
60画素の静止画像100枚を連写撮影した場合、生成
すべき100個の静止画ファイルを記録するためには、
メモリカード8には約8MBの容量が必要となる。そし
て、上記100枚の静止画像から生成される動画(64
0×480画素)ファイルの容量は約1MBとなる。し
たがって、この場合、ステップS144において算出さ
れる画像ファイルの容量は約9MBとなり、ステップS
145において算出される画像ファイルの容量は約8M
Bとなる。さらに、ステップS146では、動画ファイ
ルの生成の設定がなされている場合には、メモリカード
8の残容量を約7MBと算出し、動画ファイルの生成の
設定がなされていない場合には、メモリカード8の残容
量を約8MBと算出する。そして、ステップS147で
は、動画ファイルの生成の設定の有無に対応して、それ
ぞれ撮影可能枚数を79枚、および102枚とデータパ
ネル36に表示する。
【0093】図15は、その後の連写撮影中において、
メモリカード8の残容量に基づいた表示がなされている
データパネル36を示した図である。図15に示すよう
に、データパネル36の右下には静止画像の撮影可能な
フレーム数36bを示す。
【0094】したがって、ここでは、静止画像を撮影し
た後であって、動画ファイルを生成する前に、生成すべ
き静止画ファイルおよび動画ファイルの容量分も考慮し
て、メモリカード8内の残容量に基づいた表示をするた
め、ユーザーは、メモリカード8への記録限界を正確に
把握することができる。また、ここでは、連写撮影中に
1コマの静止画像を取得するごとに残容量を算出するこ
となく、一連の連写撮影によって静止画像を取得した
後、つまり、複数の静止画像の取得後に残容量を算出
し、残容量の算出の回数を減じることによって、算出に
要する負担を低減することができるため、その分だけ撮
影に要する処理能力を向上されることができ、連写速度
の向上を図ることができる。また、データパネル36の
表示を短時間の間に激しく変化させることがないため、
表示を見やすくすることができる。
【0095】図13に戻って説明を続ける。
【0096】ステップS12において、メモリカード8
の残容量の表示処理を行った後、ステップS13へ進
む。
【0097】ステップS13では、連写撮影前のユーザ
ーの設定にしたがってアフタービューを表示するか否か
について全体制御部211が判断を行う。具体的には、
アフタービューを表示する場合にはステップS15へ進
み、アフタービューを表示しない場合にはステップS1
4へ進む。
【0098】ステップS14では、クイックビューボタ
ン38が押下されたか否かを全体制御部211が判断す
る。具体的には、ユーザーによってクイックビューボタ
ン38が押下された場合にはステップS15へ進み、ユ
ーザーによってクイックビューボタン38が押下されな
った場合にはステップS21へ進む。なお、ステップS
14では、S2状態が解除された時点から10秒以内に
クイックビューボタン38が押下されなければ自動的に
ステップS22へ進む。
【0099】ステップS15では、背面LCD10にサ
ムネイル画像を表示し、ステップS16へ進む。なお、
ここで表示されるサムネイル画像は一連の連写撮影にお
いて最後に得られた静止画像に対応するサムネイル画像
であり、アフタービューの表示の場合は撮影前に設定さ
れたアフタービューの表示時間の間にステップS16に
おいて削除操作がなされなければ、ステップS19に進
む。
【0100】ステップS16では、画像メモリ209内
に一時的に記憶されている画像データを削除するか否か
について全体制御部211が判断する。具体的には、背
面LCD10に表示されたサムネイル画像によってユー
ザーが撮影結果を確認し、背面LCD10にサムネイル
画像が表示されている間にクイックビューボタン38等
を押下すると、図16に示す画面が背面LCD10に表
示され、コントロールボタン35を種々押下操作するこ
とによってカーソルKR2を移動させて、画像メモリ2
09内に一時的に記憶されている画像データを削除する
か否かを選択指示することができる。つまり、画像メモ
リ209内に一時的に記憶されている画像データの削除
がユーザーによって指示されるとステップS17へ進
み、画像メモリ209内に一時的に記憶されている画像
データの削除がユーザーによって指示されなかった場合
はステップS19へ進む。
【0101】ステップS17では、画像メモリ209内
に一時的に記憶された画像データを全て削除して、ステ
ップS18へ進む。つまり、ここでは、ステップS16
において、指示されたユーザーの選択操作に基づいた編
集内容が、画像メモリ209内に一時的に記憶されてい
る画像データ(静止画像)の組の削除であり、画像メモ
リ209内に一時的に記憶された画像データは全て削除
されるため、削除された静止画像に基づいては動画ファ
イルを生成しないこととなる。
【0102】したがって、ここでは、連写撮影後に撮影
モード下で表示される撮影結果として静止画像(サムネ
イル画像)を背面LCD10に表示することによって、
動画像を生成する前に撮影結果を素早く確認することが
でき、必要な静止画ファイルおよび動画ファイルのみを
選択的に生成することができるため、画像ファイルの生
成にかかる負担を最小限に抑えることができる。また、
ステップS16において画像メモリ209に一時的に記
憶されている画像データの削除がユーザーによって指示
されると、画像メモリ209内に一時的に記憶された画
像データが全て削除されるため、静止画ファイルおよび
動画ファイルのいずれも生成しないことをステップS1
6の操作において同時に選択できるため、操作効率を向
上させることができる。
【0103】また、ここでは、画像メモリ209に一時
的に記憶されている画像データ(静止画像)の削除とい
う編集結果に基づいて、削除されなかった静止画像のみ
に基づいて静止画ファイルおよび動画ファイルを生成
し、動画ファイルを構成する画像データに対応する静止
画ファイルが必ず生成されるため、図5(a)に示した
ように、対応する静止画ファイルと動画ファイルについ
て、対応づけてファイル名を付すことによって、静止画
ファイルと動画ファイルとの対応関係を明確化すること
ができる。
【0104】ステップS18では、画像メモリ209内
の画像データに基づいて画像ファイルを生成することが
なくなるため、全体制御部211の制御によってデータ
パネル36に表示する残容量表示を変更する。具体的に
は、ステップS141において確認したメモリカード8
内の残容量に基づいて表示し、ステップS1へ戻る。
【0105】ステップS19では、録音ボタン39が押
下されたか否かを全体制御部211の制御の下で判断す
る。具体的には、サムネイル画像が背面LCD10に表
示されている間に、ユーザーによって録音ボタン39が
押下されるとステップS20へ進み、サムネイル画像が
背面LCD10に表示されている間に、ユーザーによっ
て録音ボタン39が押下されないとステップS22へ進
む。
【0106】ステップS20では、マイクMから入力さ
れる音声に基づいて全体制御部211において音声デー
タを生成し、RAM211aに一時的に記憶して、ステ
ップS21へ進む。
【0107】ステップS21では、ステップS12にお
いて算出された残容量と、ステップS20において生成
された音声データが音声ファイルとされた場合の容量と
の差分を全体制御部211が算出し、算出された値に基
づいてデータパネル36に表示される残容量表示を変更
して、ステップS22へ進む。
【0108】ステップS22では、画像メモリ209に
一時的に記憶されている画像データ(静止画像)と、R
AM211aに一時的に記憶されている音声データとか
ら静止画像データおよび音声データを順次生成してメモ
リカード8に記録し、ステップS23へ進む。
【0109】図17に画像メモリ209に一時的に記憶
された画像データから画像ファイルが生成されてメモリ
カード8に記録される様子を説明する図を示している
が、ステップS22では、図17に示すように、画像メ
モリ209内の1コマ分の撮影画像データとサムネイル
画像データとから1つの静止画ファイルを生成してメモ
リカード8に記録する。
【0110】また、ここでは、図9において図示したよ
うに、音声ファイルを一連の連写撮影の最後の静止画フ
ァイルに関連づけてメモリカード8に記録し、音声ファ
イルには、最後の静止画ファイルと同じファイル番号を
付し、最後の静止画ファイルのタグ情報には、関連する
音声ファイル(ボイスメモ)が存在していることと、そ
の音声ファイルのファイル名とを記述する。つまり、こ
こではユーザーの操作による編集内容が撮影後の音声情
報の付加であり、音声情報を静止画ファイルにのみ関連
づけてメモリカード8に記録する。
【0111】したがって、ここでは、生成された静止画
ファイルに音声情報等の画像内容の識別や説明を主眼と
した付加情報を付加する静止画像の編集をすることがで
きるため、付加情報の付加によって生成後の静止画ファ
イルの内容を容易に把握可能な状態とすることができ
る。また、付加情報としての音声情報を静止画ファイル
にのみ付加することによって、動画ファイルに、付加情
報としての音声情報が付加されることにより生じる、あ
たかも動画像に同期して記録された音声データと錯覚し
てしまうというユーザーの予期せぬ混乱を防止すること
ができる。さらに、本実施形態にかかるデジタルカメラ
1においては、静止画ファイルのみを生成して、動画フ
ァイルを生成しない場合もあるため、どの画像ファイル
に付加情報を付加するのかといった設定に依存する切換
操作の煩雑さを防止する効果もある。
【0112】ステップS23では、撮影前に設定したユ
ーザーの設定にしたがって動画ファイルを生成するか否
かを全体制御部211が判断する。具体的には、動画フ
ァイルの生成が設定されている場合はステップS24へ
進み、動画ファイルの生成が設定されていない場合はス
テップS1へ戻る。
【0113】ステップS24では、全体制御部211の
制御のもとで解像度変換部232において、画像メモリ
209に一時的に記憶されている静止画データ(画素数
1280×960)の解像度を一旦画素数640×48
0に下げ、全体制御部211で解像度を下げた静止画デ
ータに基づいて動画データ(画素数640×480)を
生成して動画ファイルとしてメモリカード8に記録し、
ステップS1へ戻る。ここでは、図17に示すように、
連写撮影されて画像メモリ209に一時的に記憶されて
いるNコマの画像データ(静止画データ)に基づいて、
動画データを生成し、1つの動画ファイルを生成する。
したがって、例えば、連写撮影によって40コマの画像
データを画像メモリ209に一時的に記憶している場合
は、40コマの画像データに基づいて、40フレームの
動画データを生成して動画ファイルを生成する。また、
ここでは、連続撮影された静止画像(第1の静止画像の
組)の解像度を下げた第2の静止画像の組から動画ファ
イルを生成して記録させることによって、動画ファイル
の生成時および記録後の再生時の処理に要する負荷を低
減することができるため、処理時間の短縮を図ることが
できる。
【0114】以上、本発明にかかるデジタルカメラ1に
おいては、連写撮影を実施する際に、撮影後であって、
動画ファイルの生成前においても、生成すべき動画ファ
イルおよび静止画ファイルの容量も考慮して残容量表示
を行うために、動画ファイルおよび静止画ファイルの記
録後の撮影可能限界を素早く把握することができるとと
もに、静止画ファイルおよび動画ファイルを生成するか
否かを判断する際の指標とすることができ、また、撮影
後の撮影結果の表示を静止画像で行うことによって、動
画生成前に取得した画像データの取捨選択を実施するこ
とができるため、無駄な動画生成時間を低減することが
でき、さらに、取得した静止画像から解像度を下げて動
画を生成することによって、動画生成時間を低減するこ
とができるため、次の撮影等を妨げることなく静止画像
と動画とを同時に取得可能とすることができる。
【0115】また、静止画ファイルにユーザーの入力に
よって音声情報などの付加情報を付加することによっ
て、付加情報の付加によって生成後の画像ファイルの内
容を容易に把握することができるため、静止画像と動画
とを同時に取得した際に、取得した画像ファイルを容易
に整理可能とすることができる。
【0116】したがって、ここでは、デジタルカメラに
おいて、静止画像と動画とを同時に取得することによっ
て発生する種々の弊害を取り除くことができる。
【0117】なお、本実施形態においてはアフタービュ
ー表示中の編集の例として、撮影画像情報(画像ファイ
ル)をメモリカード8に記録しないという選択や、音声
情報の付加を示したが、その他、トリミング画変換や、
テキスト入力などであっても構わない。
【0118】<インターバル撮影> <インターバル撮影前の各種設定>図18は、インター
バル撮影前に、インターバル撮影の撮影タイミングと撮
影枚数を設定する設定画面を示す図であり、図18
(a)は、撮影タイミングを設定する撮影間隔設定画面
を示し、図18(b)は、撮影枚数を設定する撮影数設
定画面を示している。なお、図18では、背面LCD1
0に表示される設定画面を示している。
【0119】ここでは、切替えダイヤル14を操作する
ことによって「撮影モード」とし、メニューボタン37
を押下した後に、コントロールボタン35を種々操作す
ることによって、図18(a)に示す撮影間隔設定画面
が背面LCD10に表示される。そして、十字キーU、
Dを押下することによって、1分、5分、10分、30
分、60分のうち所望の撮影間隔を撮影間隔表示エリア
E1に表示させ、実行ボタン32を押下することによっ
て、所望の撮影間隔を設定することができる。また、後
程詳述するが、インターバル撮影中に、新規な静止画像
が取得されるごとに新規な静止画像に基づいて動画ファ
イルを更新するような構成となっており、新規な静止画
像に基づいて動画ファイルを更新するために要する時間
よりも、各静止画像を取得する時間間隔の方が長くなっ
ている。つまり、ここでは、動画ファイルの更新に要す
る時間は1分以内であり、動画ファイルを更新するため
の処理が、連続撮影の動作の妨げとならないため、連続
撮影前に予め設定された時間間隔で正確に静止画像を連
続して撮影することができる。
【0120】また、撮影間隔を設定する場合と同様に、
切替えダイヤル14を操作することによって「撮影モー
ド」とし、メニューボタン37を押下した後に、コント
ロールボタン35を種々操作することによって、図18
(b)に示す撮影数設定画面が背面LCD10に表示さ
れる。そして、十字キーU、Dを押下することによっ
て、2枚〜99枚のうち所望の撮影枚数を枚数表示エリ
アE2に表示させ、実行ボタン32を押下することによ
って、所望の撮影枚数を設定することができる。
【0121】したがって、ここでは、例えば、撮影間隔
を1分と設定し、撮影枚数を40枚と設定すると、1分
間隔で40枚の撮影を行うインターバル撮影が行われる
こととなる。
【0122】インターバル撮影は、図18で示した設定
画面における設定に基づいて自動的に撮影を行うが、以
下の動作フローの説明では、説明を簡単にするためにイ
ンターバル撮影によって得られた静止画像に基づいて動
画ファイルを生成し、アフタービューを表示するように
設定されている場合のデジタルカメラ1の動作について
以下説明する。
【0123】<インターバル撮影のフロー>図19から
図21は、デジタルカメラ1のインターバル撮影の動作
を示すフローチャートである。
【0124】切替えダイヤル14を操作することによっ
て「撮影モード」とし、ファンクションダイヤル15を
回転させて、ドライブモードを選択し、ファンクション
ボタン16を押下して押下状態を維持したままダイヤル
17を回転させることによって、撮影方法を「インター
バル撮影」に設定し、全体制御部211が画像メモリ2
09の容量に1枚以上の静止画像を記憶するだけの空き
容量があると判断した場合にステップS31へ進む。
【0125】ステップS31では、シャッターボタン9
が半押しされてS1状態となったか否かについて全体制
御部211が判断を行う。具体的には、S1状態となっ
たと判断するとステップS32へ進み、S1状態となっ
ていないと判断するとフローチャートの最初に戻り、再
びステップS31の判断動作を行うこととなる。
【0126】ステップS32では、自動露出制御(A
E)、オートフォーカス(AF)、自動ホワイトバラン
ス調整(AWB)を実施し、ステップS33へ進む。な
お、AE、AF、AWBについては、全体制御部211
の制御の下で実施し、その機能については簡単に上述し
たとおりで、動作については一般的なデジタルカメラと
同様な動作となるため、ここでは、説明を省略する。
【0127】ステップS33では、シャッターボタン9
が押し込まれてS2状態となったか否かについて全体制
御部211が判断を行う。具体的には、S2状態となっ
たと判断するとステップS34へ進み、S2状態となっ
ていないと判断するとステップS31へ戻る。
【0128】ステップS34では、全体制御部211が
1回目の撮影動作を開始することを意味するカウント行
い、ステップS35へ進む。なお、このカウントによっ
て得られた情報は、後述するステップS65において予
め設定された撮影枚数に達しているか否かを判断する際
に使用される。
【0129】ステップS35では、被写体の撮像を行
う。つまり、CCD303が、撮影レンズ30により結
像された被写体の光像を画像信号として出力することに
より、1280×960画素数の画像信号を取得し、ス
テップS36へ進む。
【0130】ステップS36では、インターバル撮影の
撮影間隔を調節するためのタイマーをスタートし、ステ
ップS37へ進む。具体的には、撮像を行ったことを示
す信号を全体制御部211がリアルタイムクロック26
0に送信することによって、リアルタイムクロック内で
撮影間隔を調節するためのタイマーをスタートさせる。
【0131】ステップS37では、ステップS35にお
いて取得した画像信号に対してフィルタ処理、各種補正
(補間)、画像サイズ変換等の画像処理を実施する。具
体的には、信号処理回路313において、ステップS3
5において取得した画像信号(アナログ信号)に対して
CDS回路によるノイズ低減処理、AGC回路でゲイン
を調整することにより画像信号のレベル調整を行なう。
その後、A/D変換器205においてデジタル信号に変
換し、WB回路207においてR,G,Bの各色成分の
画素データのレベルを変換し、γ補正回路208におい
て画素データの階調を補正し、色変換・色補正回路23
1において色補正を行う。そして、解像度変換部232
において必要に応じて画像サイズの変換を行い、ステッ
プS38へ進む。
【0132】ステップS38では、ステップS37で得
られた画像データに基づいて全体制御部211において
サムネイル画像を生成し、背面LCD10にアフタービ
ューを表示し、ステップS8へ進む。なお、ここでは、
アフタービューを表示するように設定されている場合を
例に挙げて説明しているが、これに限られるものではな
く、アフタービュー表示をしないように設定され、ステ
ップS38においてアフタービューを表示しないように
したものであっても良い。
【0133】ステップS39では、ステップS37で得
られた画像データに対して圧縮・伸張部236で圧縮処
理を行い、ステップS40へ進む。
【0134】ステップS40では、ステップS38およ
びステップS39で得られたサムネイル画像および圧縮
処理された静止画像を画像メモリ209に一時的に記憶
し、ステップS41へ進む。
【0135】ステップS41では、ステップS40にお
いて画像メモリ209に一時的に記憶したサムネイル画
像および静止画像から全体制御部211の制御の下で、
1個目の静止画ファイルを生成してメモリカード8に記
録して、ステップS42へ進む。
【0136】ステップS42では、全体制御部211の
制御のもとで解像度変換部232において画像メモリ2
09に一時的に記憶されている静止画データ(画素数1
280×960)の解像度を一旦画素数640×480
に下げ、全体制御部211で解像度を下げた静止画デー
タに基づいて動画データ(画素数640×480)を生
成し、動画ファイルとしてメモリカード8に記録し、ス
テップS43へ進む。ここでは、1コマの静止画像から
1フレームの動画データを生成する。なお、ステップS
42においては、一連のインターバル撮影では1コマし
か静止画像を得ていない状況なので、ステップS42に
おいて生成される動画ファイルは1フレームの動画デー
タのみから構成される。
【0137】ステップS43では、画像メモリ209内
のすべての画像データを削除し、ステップS44へ進
む。つまり、次の撮影の準備のために画像メモリ209
内に十分な空き容量をつくるために、画像メモリ209
内のすべての画像データを削除する。
【0138】ステップS44では、メモリカード8内
に、次の撮影によって得られる静止画像に基づいて生成
される静止画ファイルおよび動画ファイルを記録するた
めの残容量が足りないか否かを判断する。具体的には、
メモリカード内8の残容量を全体制御部211が読み出
し、次の撮影で得られる静止画像とサムネイル画像と動
画像の解像度は、撮影前に設定されているため、その解
像度から全体制御部211が次の撮影で得られる静止画
像に基づいて生成される静止画ファイルおよび動画ファ
イルの容量を算出して、メモリカード内8の残容量と、
算出した静止画ファイルおよび動画ファイルの容量とか
ら、メモリカード8内に、次の撮影によって得られる静
止画像に基づいて生成される静止画ファイルおよび動画
ファイルを記録するための残容量が足りないか否かを判
断する。そして、ここでは、残容量が足りないと判断す
るとインターバル撮影を終了し、残容量が足りていると
判断すると図20のステップS51へ進む。
【0139】ステップS51では、全体制御部211が
一連のインターバル撮影においてN回目の撮影動作を開
始することを意味するカウントを行い、ステップS52
へ進む。具体的には、ステップS51の処理を初めて行
う際には、前回のカウントがステップS34においてさ
れたN=1であるため、ステップS51では、これに1
を加算したN=2回目の撮影動作を開始することを意味
するカウントを行う。また、前回のカウントがN回目で
あったとすると、ステップS51では、これに1を加算
したN+1回目の撮影動作を開始することを意味するカ
ウントを行う。
【0140】ステップS52では、全体制御部211お
よび電力制御部281の制御の下、デジタルカメラ1の
各機能のうちリアルタイムクロック260を除くほとん
どの機能に対する電力の供給を停止した状態となる省電
力モードとし、ステップS53へ進む。
【0141】ステップS53では、一連のインターバル
撮影における次回の撮影動作の準備を開始するための設
定時間jを経過しているか否かの判断を行う。具体的に
は、ステップS36においてリアルタイムクロック26
0内で次回の撮影動作の準備を開始するための設定時間
jまでのカウントダウンを行うタイマーがスタートし、
設定時間jを経過するとリアルタイムクロック260が
電力制御部281に対して信号を送って、ステップS5
4へ進み、設定時間jを経過するまではステップS53
の判断を繰り返す。したがって、ここでは、設定時間j
が経過したか否かの判断は、リアルタイムクロック26
0のタイマー機能が判断していることとなる。
【0142】ステップS54では、ステップS53にお
いて、設定時間jを経過すると送られてくるリアルタイ
ムクロック260からの信号を電力制御部281が受け
て、デジタルカメラ1全体の各部に電力の供給を再開し
てデジタルカメラ1は省電力モードから復帰し、ステッ
プS55へ進む。
【0143】ステップS55では、N回目の撮影を実施
するため、次の撮像の準備のために、ステップS32と
同様にAE、AF、AWBを実施し、ステップS56へ
進む。
【0144】ステップS56では、N回目の被写体の撮
像を行い、ステップS57へ進む。具体的な動作につい
てはステップS35と同様となる。
【0145】ステップS57では、インターバル撮影の
撮影間隔を調節するためのタイマーをスタートし、ステ
ップS58へ進む。具体的な動作は、ステップS36と
同様であり、リアルタイムクロック260内で次回の撮
影動作までの撮影間隔を調節するためのタイマーをスタ
ートさせる。
【0146】ステップS58では、ステップS56にお
いて取得した画像信号に対してフィルタ処理、各種補正
(補間)、画像サイズ変換等の画像処理を実施して、ス
テップS59へ進む。ここでの具体的な動作は、ステッ
プS37と同様となる。
【0147】ステップS59では、ステップS56で得
られた画像データに基づいて全体制御部211において
サムネイル画像を生成し、背面LCD10にアフタービ
ューを表示し、ステップS60へ進む。なお、ここで
も、ステップS38と同様にアフタービュー表示をしな
いように設定され、ステップS38においてアフタービ
ューを表示しないようにしたものであっても良い。
【0148】ステップS60では、ステップS56で得
られた画像データに対して圧縮・伸張部236で圧縮処
理を行い、ステップS61へ進む。
【0149】ステップS61では、ステップS59およ
びステップS60で得られたサムネイル画像および圧縮
処理された静止画像を画像メモリ209に一時的に記憶
し、ステップS62へ進む。
【0150】ステップS62では、ステップS61にお
いて画像メモリ209に一時的に記憶したサムネイル画
像および静止画像から全体制御部211の制御の下で、
N個目の静止画ファイルを生成してメモリカード8に記
録する。
【0151】ステップS63では、ステップS42と同
様に画像メモリ209に一時的に記憶されている静止画
像データ(画素数1280×960)から動画データ
(画素数640×480)を生成して、全体制御部21
1の制御のもとで、これまでの一連のインターバル撮影
によって得られている動画ファイル1に、ここで新たに
生成した動画データを追加して動画ファイル1を更新
し、図21のステップS64へ進む。つまり、ここで
は、予め設定されたタイミングで複数回撮影する連続撮
影によって静止画像を取得し、取得された静止画像に基
づいて静止画ファイルおよび動画ファイルを生成し、連
続した撮影中に新規な静止画ファイルを生成した後に、
新規な静止画像に基づいて動画ファイルを更新する。
【0152】図22は、動画ファイルを更新する際のメ
モリカード8内に記録されている画像ファイルについて
説明するための模式図である。図22(a)は、一連の
インターバル撮影においてN回の撮影によってN個の静
止画ファイルと、静止画ファイル1〜静止画ファイルN
内の静止画像に基づいて生成された動画データである画
像データ1〜画像データNから構成される動画ファイル
1が記録されている様子を示している。そして、ここ
で、新たにN+1回目の撮影が行われると図22(b)
に示すように、メモリカード8には静止画ファイルN+
1が新たに追加記録され、N+1回目の撮影によって得
られた静止画データから動画データである画像データN
+1を生成して動画ファイル1に追加し、メモリカード
8内の動画ファイル1を更新記録する。
【0153】また、ステップS42およびステップS6
3の動画ファイルの生成および更新処理といった動画フ
ァイルの生成に関する処理は、インターバル撮影の画像
を取得するタイミングを避けて行うように、全体制御部
211によって制御されている。
【0154】ステップS64では、画像メモリ209内
のすべての画像データを削除し、ステップS65へ進
む。ここでは、ステップS43と同様に、次の撮影の準
備のために画像メモリ209内に十分な空き容量をつく
るために、画像メモリ209内のすべての画像データを
削除する。
【0155】ステップS65では、次回の撮影があるか
否かについて全体制御部211が判断を行う。ここで
は、インターバル撮影前に図18の撮影数設定画面にお
いてユーザーによって設定された撮影枚数と、ステップ
S51においてカウントされた撮影回数とが同じ値にな
っていれば、次回の撮影はないため、ステップS67へ
進み、設定された撮影枚数と、ステップS51において
カウントされた撮影回数とが同じ値になっていなけれ
ば、次回の撮影があるため、ステップS66へ進む。
【0156】ステップS66では、ステップS44と同
様に、メモリカード8内に、次回の撮影によって得られ
る静止画ファイルおよび動画ファイルを記録するための
残容量が足りないか否かを判断し、メモリカード8内の
残容量が足りないと判断するとステップS67へ進み、
残容量が足りていると判断するとステップS51へ戻
る。
【0157】ステップS67では、インターバル撮影を
終了する旨の終了表示が背面LCD10に表示されてイ
ンターバル撮影を終了する。そして、インターバル撮影
が終了すると、全体制御部211および電力制御部28
1の制御の下、デジタルカメラ1の各部への電力の供給
が停止し、デジタルカメラ1は電源オフ状態となる。
【0158】以上、本発明にかかるデジタルカメラ1に
おいては、インターバル撮影における所定のタイミング
で複数回撮影する連続撮影中に、新規な静止画像を取得
するごとに、新規な静止画像に基づいて動画ファイルを
更新記録するような構成とすることによって、インター
バル撮影中に連続した撮影を中断しても、撮影を中断し
た時点まで撮影した静止画像に基づいた動画ファイルが
記録されているため、連続撮影中断後に、改めて動画フ
ァイルを生成する必要性がなく、すぐに次の撮影等を行
うことができる。
【0159】また、連続撮影期間において、静止画ファ
イルおよび動画ファイルを生成し、連続撮影における画
像を取得するタイミングを避けて、画像を取得するタイ
ミングの合間に、動画ファイルの生成および更新といっ
た動画ファイル生成に関する処理を行うことによって、
画像を取得するタイミング以外の時間を有効利用して動
画ファイルに関するデータ処理を行うため、動画ファイ
ルに関するデータ処理が連続撮影および新規撮影におけ
る画像の取得を妨げず、撮影したいタイミングで撮影を
実施することができる。
【0160】したがって、静止画像と動画とを同時に取
得することによって発生する種々の弊害を取り除くこと
ができる。
【0161】<変形例>以上、この発明の実施形態につ
いて説明したが、この発明は上記説明した内容のものに
限定されるものではない。
【0162】例えば、以上に示した実施形態では、図8
に示したように、動画ファイルに音声データを含まない
が、これに限られるものではなく、動画ファイルに音声
データを含むようなものであっても良い。図23は、動
画ファイルに音声データを含む場合の動画ファイル内の
記録内容を説明する図であり、例えば、図示するように
1つの動画ファイル1は、静止画ファイル1〜静止画フ
ァイル99に係る静止画像から生成されて、画像データ
1〜画像データ99の99フレームの画像データから構
成され、また、それぞれの画像データに対する音声デー
タが記録されて、フレーム1は音声データ1と画像デー
タ1、フレーム2は音声データ2と画像データ2、・・
・、フレーム99は音声データ99と画像データ99と
から構成されるといったようにしたものでも良い。
【0163】また、以上に示した実施形態では、静止画
ファイルに付加される付加情報が音声情報であったが、
これに限られるものではなく、文字情報や画像情報など
を付加情報として付加するものであっても良い。
【0164】また、以上に示した実施形態では、静止画
ファイルにのみ付加情報を付加していたが、これに限ら
れるものではなく動画ファイルに文字情報や画像情報な
どを付加情報として付加するものであっても良い。この
ように、動画ファイルにユーザーの入力による付加情報
を付加するような構成とすることによって、付加情報の
付加によって生成後の動画ファイルの内容を容易に把握
可能な状態とすることができる。さらに、静止画ファイ
ルおよび動画ファイルの双方に付加情報を付加しても良
い。
【0165】また、以上に示した実施形態では、静止画
ファイルおよび動画ファイルがメモリカード8内に直接
記録されていたが、これに限られるものではなく、当該
デジタルカメラ1の電源を入れ直して撮影動作を開始す
るごとに、メモリカード8内に新規なフォルダを生成
し、そのフォルダ内に静止画ファイルおよび動画ファイ
ルを記録するようなものであっても良い。
【0166】また、以上に示した実施形態では、連写撮
影後に一時的に画像メモリ209に記憶された画像デー
タを削除する際には、すべての画像データを削除してい
たが、これに限られるものではなく、画像メモリ209
内に一時的に記憶されている画像データを1コマずつ削
除するようなものであっても良い。
【0167】また、以上に示した実施形態では、連続撮
影後に画像メモリ209に一時的に画像データを記憶し
ていたが、これに限られるものではなく、メモリカード
8などの記録媒体に一時的に記録するようなものであっ
ても良い。
【0168】また、以上に示した実施形態では、一連の
連写撮影後に、メモリカード8内の残容量を算出して表
示していたが、これに限られるものではなく、一連の連
写撮影の途中で、複数の撮影毎に、メモリカード8内の
残容量を算出して表示するようなものであっても良い。
【0169】また、以上に示した実施形態では、インタ
ーバル撮影の画像取得タイミングの合間で、動画ファイ
ルの生成および更新を行っているが、これに限られるも
のではなく、インターバル撮影における全ての画像取得
が終わった後で、インターバル撮影期間内(例えば、電
源オフとなる前)に動画ファイルの生成や更新を行うよ
うなものであっても良い。
【0170】なお、上述した具体的実施形態には以下の
構成を有する発明が含まれている。
【0171】(1) 請求項1に記載のデジタルカメラ
において、前記表示制御手段が、複数の静止画像の取得
後に前記の表示制御を行うことを特徴とするデジタルカ
メラ。
【0172】(1)の発明によれば、生成すべき静止画
ファイルと動画ファイルの容量分も考慮した記録媒体の
残容量の算出の回数を減じることによって、算出に要す
る負担を低減することができるため、その分だけ撮影に
要する処理能力を向上させることができ、連写速度の向
上を図ることができる。また、表示を短時間の間に激し
く変化させることがないため、表示を見やすくすること
ができる。
【0173】(2) 請求項2に記載のデジタルカメラ
において、前記編集手段による編集内容が前記静止画像
の組に含まれる少なくとも一つの静止画像の削除指示で
ある場合には、前記ファイル生成手段は、前記削除指示
された静止画像に基づいて前記静止画ファイルと前記動
画ファイルとのいずれをも生成しないことを特徴とする
デジタルカメラ。
【0174】(2)の発明によれば、静止画ファイルお
よび動画ファイルのいずれも生成しないことを同時に選
択できるため、操作効率を向上させることができる。
【0175】(3) 請求項2に記載のデジタルカメラ
において、前記編集手段による編集内容が撮影後の音声
情報の付加である場合には、前記ファイル生成手段は、
前記音声情報を前記静止画ファイルにのみ関連づけるこ
とを特徴とするデジタルカメラ。
【0176】(3)の発明によれば、付加情報としての
音声情報を静止画ファイルにのみ付加することによっ
て、動画ファイルに、付加情報としての音声情報が付加
されることにより生じる、あたかも動画像に同期して記
録された音声データと錯覚してしまうというユーザーの
予期せぬ混乱を防止することができる。
【0177】(4) 連続撮影した第1の静止画像の組
に基づいて動画ファイルを生成可能なデジタルカメラに
おいて、前記第1の静止画像の組の解像度を下げること
により、第2の静止画像の組を生成可能な解像度変換手
段と、前記第1の静止画像の組に基づいて静止画ファイ
ルを生成するとともに、前記第2の静止画像の組に基づ
いて動画ファイルを生成可能なファイル生成手段と、前
記静止画ファイルと前記動画ファイルとを記録媒体に記
録させる手段と、を備えることを特徴とするデジタルカ
メラ。
【0178】(4)の発明によれば、連続撮影した静止
画像(第1の静止画像の組)の解像度を下げた第2の静
止画像の組から動画ファイルを生成して記録させること
によって、動画ファイルの生成時および記録後の再生時
の処理に要する負荷を低減することができるため、処理
時間の短縮を図ることができる。
【0179】(5) 請求項4に記載のデジタルカメラ
において、前記連続撮影の各撮影間の時間間隔が、前記
ファイル更新手段において前記新規な静止画像に基づい
て前記動画ファイルを更新するために要する時間よりも
長いことを特徴とするデジタルカメラ。
【0180】(5)の発明によれば、連続撮影中に、取
得した新規な静止画像に基づいて動画ファイルを更新す
るために要する時間よりも、各静止画像を取得する時間
間隔の方が長くなるようにすることによって、動画ファ
イルを更新するための処理が、連続撮影の撮影動作を妨
げないようにすることができるため、連続撮影前に予め
設定された時間間隔で正確に連続撮影することができ
る。
【0181】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、静止画像を撮影した後であって、動画ファイル
を生成する前に、生成すべき静止画ファイルおよび動画
ファイルの容量分も考慮して、記録媒体の残容量に基づ
いた表示をするため、ユーザーは、記録限界を正確に把
握することができる。
【0182】また、請求項2の発明によれば、連続撮影
した静止画像の組に基づいて動画ファイルとを生成する
場合において、編集により、画像ファイルの内容を容易
に把握可能な状態とすることが可能であり、また、静止
画像の編集結果に基づいた動画ファイルが生成されるの
で、必要な画像ファイルのみの生成が可能であり、特
に、対応する静止画ファイルと動画ファイルについて、
対応づけてファイル名を付した場合には、静止画ファイ
ルと動画ファイルとの対応関係が明確化できる。
【0183】また、請求項3の発明によれば、撮影モー
ド下で表示される撮影結果として静止画像を表示するこ
とによって、動画像を生成する前に撮影結果を素早く確
認することができる。したがって、必要な動画ファイル
のみを生成することができる。
【0184】また、請求項4の発明によれば、連続撮影
中に、新規な静止画像を取得するごとに、新規な静止画
像に基づいて動画ファイルを更新記録することによっ
て、連続撮影の途中で撮影を中断しても、撮影を中断し
た時点まで撮影した静止画像に基づいた動画ファイルが
記録されているため、連続撮影中断後に、改めて動画フ
ァイルを生成する必要性がなく、すぐに次の撮影等の動
作を行うことができる。
【0185】また、請求項5の発明によれば、連続撮影
期間において、静止画ファイルおよび動画ファイルを生
成し、連続撮影における画像取得タイミングを避けて、
動画ファイル生成に関する処理を行うことによって、画
像を取得するタイミング以外の時間を有効利用して動画
ファイルに関するデータ処理を行うため、動画ファイル
に関するデータ処理が連続撮影および新規撮影における
画像の取得を妨げず、撮影したいタイミングで撮影を実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデジタルカメラの要部
構成を示す正面図である。
【図2】図1に示すデジタルカメラの要部構成を示す上
面図である。
【図3】図1に示すデジタルカメラの要部構成を示す背
面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るデジタルカメラの機能
ブロック図である。
【図5】静止画ファイル名および動画ファイル名につい
て説明する図である。
【図6】静止画ファイル名および動画ファイル名につい
て説明する図である。
【図7】静止画ファイル内の記録内容を説明する図であ
る。
【図8】動画ファイル内の記録内容を説明する図であ
る。
【図9】音声ファイルと撮影結果との関連づけについて
示した模式図である。
【図10】動画設定画面を示す模式図である。
【図11】アフタービュー設定画面を示す模式図であ
る。
【図12】連写撮影の動作を示すフローチャートであ
る。
【図13】連写撮影の動作を示すフローチャートであ
る。
【図14】連写撮影の動作を示すフローチャートであ
る。
【図15】連写撮影中のメモリカードの残容量に基づい
た表示を示した図である。
【図16】画像データを削除するか否かを選択指示する
画面を示す図である。
【図17】画像ファイルの生成とメモリカードへの記録
を説明する図である。
【図18】インターバル撮影の撮影タイミングと撮影枚
数を設定する設定画面を示す図である。
【図19】インターバル撮影の動作を示すフローチャー
トである。
【図20】インターバル撮影の動作を示すフローチャー
トである。
【図21】インターバル撮影の動作を示すフローチャー
トである。
【図22】動画ファイルの更新について説明するための
模式図である。
【図23】動画ファイルに音声データを含む場合を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 3 撮像部 8 メモリカード 10 背面LCD 20 EVF 35 コントロールボタン 36 データパネル 38 クイックビューボタン 209 画像メモリ 211 全体制御部 232 解像度変換部 236 圧縮・伸張部 260 リアルタイムクロック 281 電力制御部 M マイク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奈良 慎也 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 有岡 真 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 新川 勝仁 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA11 AA13 AB02 AB20 AB28 AB30 AB40 AB66 AB67 AC03 AC18 AC22 AC34 AC42 AC72 AC73 5C052 AA17 AB04 CC11 DD02 DD06 EE02 EE03 EE08 GA02 GA08 GA09 GB06 GB07 GB10 GC03 GC05 GE08 5C053 FA05 FA08 FA10 FA27 GB36 LA11 LA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続撮影した静止画像の組に基づいて動
    画ファイルを生成可能なデジタルカメラにおいて、 撮影によって生成される画像ファイルを記録する記録手
    段と、 前記記録手段の残容量を撮影可能枚数に換算して表示す
    る撮影可能枚数表示手段と、 前記連続撮影の際に、連続撮影した静止画像に基づいて
    静止画ファイルを各々生成するとともに、前記静止画像
    の組に基づいて動画ファイルをあわせて生成するファイ
    ル生成手段と、 生成される動画ファイルの容量を考慮して前記撮影可能
    枚数表示手段に撮影可能枚数を表示するための表示制御
    手段と、を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 連続撮影した静止画像の組に基づいて動
    画ファイルを生成可能なデジタルカメラにおいて、 連続撮影によって得られた静止画像を一時的に記憶する
    一時記憶手段と、 前記一時記憶手段に記憶された静止画像を編集可能とす
    る編集手段と、 前記編集手段による編集結果に基づいて静止画ファイル
    および動画ファイルを生成するファイル生成手段と、を
    備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 連続撮影した静止画像の組に基づいて動
    画ファイルを生成可能なデジタルカメラにおいて、 連続撮影によって得られた静止画像の組を一時的に記憶
    する一時記憶手段と、 前記静止画像の組に基づいて静止画ファイルと動画ファ
    イルとを生成可能なファイル生成手段と、 前記静止画像の組に含まれる少なくとも一つの静止画像
    に対応した静止画表示を撮影モード下で撮影結果として
    表示する結果表示手段と、を備えることを特徴とするデ
    ジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 連続撮影した静止画像の組に基づいて動
    画ファイルを生成可能なデジタルカメラにおいて、 事前に決定されたタイミングでの連続撮影によって複数
    の静止画像を順次に取得する取得手段と、 前記複数の静止画像に基づいて静止画ファイルおよび動
    画ファイルを生成するファイル生成手段と、 前記連続撮影中に前記ファイル生成手段が新規な静止画
    ファイルを生成した後に、前記動画ファイルを構成する
    静止画像群に前記新規な静止画像を追加して前記動画フ
    ァイルを更新するファイル更新手段と、を備えることを
    特徴とするデジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 連続撮影した静止画像の組に基づいて動
    画ファイルを生成可能なデジタルカメラにおいて、 連続撮影によって複数の静止画像を順次に取得する取得
    手段と、 連続撮影期間内に前記複数の静止画像に基づいて静止画
    ファイルおよび動画ファイルを生成可能なファイル生成
    手段と、 前記連続撮影における画像取得タイミングを避けて、前
    記動画ファイル生成に関する処理を前記ファイル生成手
    段に行わせる制御手段と、を備えることを特徴とするデ
    ジタルカメラ。
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