JP2005244769A - デジタルカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】1つのユーザーフォルダ内に複数のユーザーの画像ファイルが混在しないように各ユーザーの画像ファイルをユーザー毎に対応するユーザーフォルダに自動的に格納し、ユーザー毎に画像ファイルを整理することができるデジタルカメラを提供する。
【解決手段】ユーザーID(パスワード)の入力によりデジタルカメラを使用するユーザーを判別し(ステップS10)、新規ユーザーの場合には新規ユーザー(パスワード)に対応するユーザーフォルダを自動的に作成し(ステップS14)、既にユーザーフォルダが作成されているユーザーの場合には、対応するユーザーフォルダを自動的に選択する(ステップS16〜S20)。そして、現在、デジタルカメラを使用しているユーザーによって撮影が行われると(ステップS22)、その撮影時に取得した画像(画像ファイル)は、前記作成又は選択されたユーザーフォルダに格納される(ステップS24)。
【選択図】 図3
【解決手段】ユーザーID(パスワード)の入力によりデジタルカメラを使用するユーザーを判別し(ステップS10)、新規ユーザーの場合には新規ユーザー(パスワード)に対応するユーザーフォルダを自動的に作成し(ステップS14)、既にユーザーフォルダが作成されているユーザーの場合には、対応するユーザーフォルダを自動的に選択する(ステップS16〜S20)。そして、現在、デジタルカメラを使用しているユーザーによって撮影が行われると(ステップS22)、その撮影時に取得した画像(画像ファイル)は、前記作成又は選択されたユーザーフォルダに格納される(ステップS24)。
【選択図】 図3
Description
本発明はデジタルカメラに係り、特にデジタルカメラの記録メディアに格納される画像ファイルを管理する技術に関する。
従来、予め複数のフォルダを仮想的に用意しておき、撮影画像が格納された画像ファイルを、前記複数のフォルダから適宜選択したフォルダに保存する際に、前記選択したフォルダが仮想的に用意されたものである場合には、実際にフォルダを作成し、その作成したフォルダに画像ファイルを保存し、前記選択したフォルダが既に作成されたフォルダの場合には、そのフォルダに画像ファイルを保存するようにしたデジタルカメラが提案されている(特許文献1)。
このようにフォルダを選択して画像ファイルを保存することにより、関連性のある画像ファイルを共通のフォルダに保存することができ、後で画像を整理、検索する際に便利であるという利点がある。
また、フォルダを仮想的に用意し、仮想のフォルダが選択されたときに実際のフォルダを作成して画像ファイルをそのフォルダに保存することで、記録メディア内に空のフォルダが作成されるのを防ぐことができ、用意してある複数の仮想のフォルダについて予めフォルダ名を与えておけば、ユーザーは、面倒なフォルダ名の設定等を行うことなく、フォルダを選ぶだけで、保存先フォルダを指定することができる。
また、撮影した画像データに電子透かしを埋め込むカメラにおいて、ユーザーの身体的特徴(指紋、声紋、網膜パターン等)からユーザーを識別し、その識別結果に応じて電子透かしを埋め込むモードを設定するものがある(特許文献2)。
特開2001−169222号公報
特開2001−144937号公報
特許文献1に記載のデジタルカメラの場合、複数のフォルダの中から画像ファイルを保存するための所望のフォルダをユーザーが選択しなければならなず、煩雑であるという問題がある。
また、複数のユーザーが同じデジタルカメラを使用する場合が想定されておらず、仮に複数のユーザーがユーザー毎にフォルダを使い分けない場合には、1つのフォルダ内に複数のユーザーの画像が混在するおそれがある。
一方、特許文献2には、ユーザーの身体的特徴からユーザーを識別し、その識別結果に応じて電子透かしを埋め込むモードを設定する記載があるが、各ユーザーの画像ファイルをユーザー毎に整理する技術に関する記載がない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、1つのユーザーフォルダ内に複数のユーザーの画像ファイルが混在しないように各ユーザーの画像ファイルをユーザー毎に対応するユーザーフォルダに格納することができ、これにより画像ファイルの整理や検索が容易になり、また、画像ファイルを格納するユーザーフォルダをユーザー自身で選択するための操作が不要又は最小限にすることができるデジタルカメラを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に係る発明は、被写体を撮影して被写体像を示す画像データを取得する撮像手段と、前記画像データを有する画像ファイルを作成するファイル作成手段と、前記画像ファイルを記録メディアの記録領域に作成されたフォルダに格納する記録制御手段とを有するデジタルカメラであって、各ユーザーの識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記記録メディアの記録領域に各ユーザーの識別情報に関連付けて複数のユーザーフォルダを作成し得るフォルダ作成手段とを備え、前記記録制御手段は、前記画像ファイルを前記記録メディアのフォルダに格納する際に、前記識別情報取得手段によって取得したユーザーの識別情報に基づいて該識別情報に対応するユーザーフォルダを自動選択し、当該ユーザーフォルダに画像ファイルを格納することを特徴としている。
即ち、前記識別情報取得手段が取得したユーザーの識別情報からデジタルカメラを使用するユーザー専用のユーザーフォルダを自動的に選択する。そして、現在、デジタルカメラを使用しているユーザーによって撮影された画像(画像ファイル)は、前記作成又は選択されたユーザーフォルダに格納される。ユーザーの識別情報はユーザー毎に異なるため、1つのユーザーフォルダ内に複数のユーザーの画像ファイルが混在することがなく、ユーザー毎に画像ファイルを整理することができる。
請求項2に示すように請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、前記識別情報取得手段によって取得したユーザーの識別情報に関連付けられたユーザーフォルダが作成されているか否かを判別する判別手段を有し、前記フォルダ作成手段は、前記判別手段によって当該するユーザーフォルダが作成されていないと判別されると、前記取得したユーザーの識別情報に関連付けたユーザーフォルダを前記記録メディアの記録領域に自動生成することを特徴としている。
即ち、あるユーザーがデジタルカメラを初めて使用する場合には、前記識別情報取得手段によって取得したユーザーの識別情報に関連付けられたユーザーフォルダ(新規ユーザー専用のユーザーフォルダ)が自動生成される。これにおり、ユーザー毎のフォルダを予め用意しておく必要がない。
請求項3に示すように請求項1又は2に記載のデジタルカメラにおいて、前記識別情報取得手段は、パスワードを入力するパスワード入力手段、又はユーザーの指紋、声紋若しくは網膜のパターンを検出する検出手段であることを特徴としている。上記パスワード入力手段や指紋パターン等の検出手段からユーザーの識別情報を取得し、その識別情報に基づいてユーザーフォルダを自動選択するようにしたため、ユーザー自身でユーザーフォルダを選択するための操作が不要又は最小限にすることができ、また、1つのユーザーフォルダに複数のユーザーの画像ファイルが格納されることを防止することができる。
請求項4に示すように請求項1乃至3のいずれかに記載のデジタルカメラにおいて、前記自動生成されたユーザーフォルダのフォルダ名を変更する手段と、前記ユーザーフォルダのフォルダ名が変更されると、該ユーザーフォルダ内に格納される画像ファイルのファイル名を、前記変更後のフォルダ名に関連付けたファイル名に変更する手段とを有することを特徴としている。
ユーザーフォルダのフォルダ名を変更可能にすることで、複数のユーザーフォルダを容易に識別することができ、かつフォルダ名の変更後のユーザーフォルダに格納される画像ファイルのファイル名は、そのフォルダ名に関連付けられたファイル名に変更することで、画像ファイルの整理、検索が容易になる。
本発明によれば、撮影時に取得した画像ファイルをフォルダに格納する際に、デジタルカメラを使用しているユーザーの識別情報に基づいてそのユーザー専用のユーザーフォルダに画像ファイルを格納するようにしたため、ユーザー毎に画像ファイルを整理することができるとともに、1つのユーザーフォルダ内に複数のユーザーの画像ファイルが混在しないようにすることができる。これにより、画像ファイルの整理や検索が容易になる。また、ユーザーの識別情報に基づいてユーザーフォルダを自動選択するため、画像ファイルを格納するユーザーフォルダをユーザー自身で選択するための操作が不要又は最小限にすることができる。
以下添付図面に従って本発明に係るデジタルカメラの好ましい実施の形態について詳説する。
図1は本発明に係るデジタルカメラの背面図である。
同図に示すようにモードダイヤル1は、回転させることにより、マニュアル撮影モード、オート撮影モード、人物モード等のうちのいずれかの撮影モードに設定できるようになっている。また、モードダイヤル1の中央には、半押し時にONするスイッチS1と、全押し時にONするスイッチS2とを有するシャッタボタン2が設けられている。
このデジタルカメラの背面には、図1に示すようにファインダ接眼部3、電源ボタン4、表示キー5、モード切替えレバー6、キャンセルキー7、メニュー/実行キー8、マルチファンクションの十字キー9、及び液晶モニタからなる画像表示装置10が設けられている。
画像表示装置10は、カメラの動作モードや十字キー9の機能等を文字やアイコンで表示する。また、画像表示装置10は、動画(スルー画像)を表示して電子ビューファインダとして使用できるとともに、撮影した記録前の画像(プレビュー画像)やカメラに装填された記録メディアから読み出した再生画像等を表示することができる。更に、画像表示装置10は、撮影可能コマ数や再生コマ番号の表示、マニュアル設定する際のホワイトバランス、画素数、圧縮率、及びシャープネス等をマニュアル設定する際の各種のメニュー等がメニュー/実行キー8や十字キー9の操作に応じて表示される。また、画像表示装置10は、後述するようにユーザーにパスワードの入力を促すための画面の表示も行う。
図2は図1に示したデジタルカメラの内部構成を示すブロック図である。
同図において、中央処理装置(CPU)12は、前述したシャッタボタン2、モード切替えレバー6等の各種のボタンやキーからの入力に基づいてデジタルカメラ内の各回路を統括制御する。
いま、モード切替えレバー6によって撮影モードが設定されると、CPU12は、動画(スルー画)を画像表示装置10に表示させ、撮影画角を確認可能にする。即ち、絞り16及び撮影レンズ18を通過した被写体光は、撮像素子(CCD)20の受光面上に結像する。CCD20は、受光面に結像された被写体光をその光量に応じた量の信号電荷に変換する。このようにして蓄積された信号電荷は、CPU12の指令に従いタイミングジェネレータ21から与えられる駆動パルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出される。
CCD20から出力された信号はアナログ処理部(CDS/AMP)22に送られ、ここで画素ごとのR,G,B信号がサンプリングホールド(相関二重サンプリング処理)され、増幅された後、A/D変換器24に加えられる。A/D変換器24によってデジタル信号に変換された点順次のR,G,B信号は、画像入力コントローラ26を介してメモリ(SDRAM)28に記憶される。尚、メモリ28は、画像データの一時記憶領域として利用されるとともに、プログラムの展開領域及びCPU12の演算作業用領域として利用される。
画像信号処理回路30は、メモリ28に記憶されたR,G,B信号をCPU12の指令に従って処理する。即ち、画像信号処理回路30は、同時化回路(単板CCDのカラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して色信号を同時式に変換する処理回路)、ホワイトバランス補正回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含む画像処理手段として機能し、CPU12からのコマンドに従ってメモリ28を活用しながら所定の信号処理を行う。
画像信号処理回路30に入力されたR、G、B信号は、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb 信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施される。画像信号処理回路30で処理されたYC信号はVRAM32に格納される。
撮影画像を画像表示装置10にモニタ出力する場合、VRAM32からYC信号が読み出され、ビデオエンコーダ34に送られる。ビデオエンコーダ34は、入力されたYC信号を表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換して画像表示装置10に出力する。
所定のフレームレートで処理された各フレームのYC信号は、VRAM32のA領域とB領域とに交互に書き込まれ、VRAM32のA領域及びB領域のうち、YC信号が書き込まれている方の領域以外の領域から、書き込まれているYC信号が読み出される。このようにしてVRAM32内のYC信号が定期的に書き換えられ、そのYC信号から生成される映像信号が画像表示装置10に供給されることにより、撮像中の映像がリアルタイムに画像表示装置10に表示される。ユーザーは、画像表示装置10に表示される映像(スルー)によって撮影画角を確認できる。
ここで、シャッタボタン2が半押しされ、S1がオンすると、AE及びAF処理が開始される。即ち、CCD20から出力された画像信号はA/D変換後に画像入力コントローラ26を介してAF検出回路36並びにAE/AWB検出回路38に入力される。
AE/AWB検出回路38は、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割エリアごとにRGB信号を積算する回路を含み、その積算値をCPU12に提供する。CPU12は、AE/AWB検出回路38から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を検出し、撮影に適した露出値(撮影EV値)を算出する。求めた露出値と所定のプログラム線図に従い、絞り値とシャッタースピードが決定され、これに従いCPU12はタイミングジェネレータ21を介してCCD20の電子シャッタを制御するとともに、モータドライバ40を介して絞り16を制御して適正な露光量を得る。
また、AE/AWB検出回路38は、自動ホワイトバランス調整時には、分割エリアごとにRGB信号の色別の平均積算値を算出し、その算出結果をCPU12に提供する。CPU12は、Rの積算値、Bの積算値、Gの積算値を得て、各分割エリアごとにR/G及びB/Gの比を求め、これらR/G、B/Gの値のR/G、B/Gの色空間における分布等に基づいて光源種判別を行い、判別された光源種に適したホワイトバランス調整値に従って、例えば、各比の値がおよそ1(つまり、1画面においてRGBの積算比率がR:G:B≒1:1:1)になるように、ホワイトバランス調整回路のR,G,B信号に対するゲイン値(ホワイトバランス補正値)を制御し、各色チャンネルの信号に補正をかける。
また、AF制御は、例えば画像信号のG信号の高周波成分が極大になるように撮影レンズ18を移動させるコントラストAFが適用される。即ち、AF検出回路36は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、画面内(例えば、画面中央部)に予め設定されているフォーカス対象エリア内の信号を切り出すAFエリア抽出部、及びAFエリア内の絶対値データを積算する積算部から構成される。
AF検出回路36で求めた積算値のデータはCPU12に通知される。CPU12は、モータドライバ42を制御して撮影レンズ18を移動させながら、複数のAF検出ポイントで焦点評価値(AF評価値)を演算し、評価値が極大となるレンズ位置を合焦位置として決定する。そして、求めた合焦位置に撮影レンズ18を移動させるようにモータドライバ42を制御する。尚、AF評価値の演算はG信号を利用する態様に限らず、輝度信号(Y信号)を利用してもよい。
上記AE/AF処理が行われ、シャッタボタン2が全押しされ、S2オンによって記録用の撮影動作がスタートする。S2オンに応動して取得された画像データは画像信号処理回路30において輝度/色差信号(Y/C信号)に変換され、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリ28に格納される。
メモリ28に格納されたY/C信号は、圧縮伸長処理回路44によって所定のフォーマットに従って圧縮された後、メディアコントローラ46を介して記録メディア14に記録される。例えば、静止画についてはJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式で記録される。
モード切替えレバー6により再生モードが選択されると、記録メディア14に記録されている最終の画像ファイル(最後に記録されたファイル)の圧縮データが読み出される。最後の記録に係るファイルが静止画ファイルの場合、この読み出された画像圧縮データは、圧縮伸長処理回路44を介して非圧縮のYC信号に伸長され、VRAM32に保存される。VRAM32に保存されたYC信号は、ビデオエンコーダ34に加えられる。ビデオエンコーダ38は、入力するYC信号からNTSC方式のカラー複合映像信号を作成し、これを画像表示装置10に出力する。これにより、画像表示装置10には記録メディア14に記録されている最終コマのコマ画像が表示される。
その後、順コマ送りスイッチ(十字キー9の右キー)が押されると、順方向にコマ送りされ、逆コマ送りスイッチ(十字キー9の左キー)が押されると、逆方向にコマ送りされる。そして、コマ送りされたコマ位置の画像ファイルが記録メディア14から読み出され、上記と同様にしてコマ画像が画像表示装置10に再生される。尚、最終コマのコマ画像が表示されている状態で順方向にコマ送りされると、記録メディア14に記録されている1コマ目の画像ファイルが読み出され、1コマ目のコマ画像が画像表示装置10に再生される。
次に、上記デジタルカメラでの撮影時に取得した画像ファイルを記録メディア14に保存する際のフォルダや画像ファイルの管理方法について説明する。
このデジタルカメラは、ユーザーを判別する機能を有し、ユーザー毎のフォルダ(ユーザーフォルダ)を記録メディア14の記録領域に自動生成するとともに、各ユーザーの画像ファイルを対応するユーザーフォルダに格納する機能を有している。
次に、図3等を参照しながら上記デジタルカメラの機能について詳述する。
図3において、まず、CPU12は、デジタルカメラの操作部でのユーザー操作によって入力されるパスワードに基づいてデジタルカメラを使用するユーザーを判別する(ステップS10)。パスワードの入力方法としては、例えば、図1に示す十字キー9を使用し、この十字キー9の上下左右キーに0〜3の数字を割り当て、上下左右キーを操作してユーザー毎に決めた所望の数字、桁数からなる数字列(パスワード)を入力する。尚、パスワードの入力は、図1に示すように画像表示装置10の画面で確認できるようになっている。
上記入力されたパスワードに対応するユーザーフォルダが記録メディア14に作成されているか否かを判別する(ステップS12)。そして、入力されたパスワードに対応するユーザーフォルダが作成されていない場合(即ち、登録されているユーザー1〜nのパスワードと異なるパスワードが入力された場合)には、新規ユーザーn+1がデジタルカメラを使用するものと見なし、前記入力されたパスワードに関連付けて新たなユーザーフォルダを記録メディア14に作成する(ステップS14)。
ここで、新規に作成されるユーザーフォルダのフォルダ名は、例えば、DCF(Design rule for Camera File system: デジタルカメラの統一記録フォーマット) などによる命名規則により自動生成される。DCF規定によるフォルダ名は、次表のように作成される。
一方、入力されたパスワードに対応するユーザーフォルダが既に作成されている場合には、そのパスワードに対応するユーザーフォルダを選択する(ステップS16、S18、S20)。
その後、ステップS22で撮影が実施されると、撮影画像を含む画像ファイル(例えば、デジタルカメラ用のExif(Exchangeable image file format )ファイル)が作成され、また、画像ファイルのファイル名がDCF規定により自動生成される。DCF規定によるファイル名は、次表のように作成される。
そして、上記ファイル名が作成された画像ファイルは、デジタルカメラを使用したユーザー1、ユーザー2、…ユーザーn、又はユーザーn+1に対応するユーザーフォルダに保存される(ステップS24)。
これにより、デジタルカメラを使用するユーザー毎に画像ファイルを整理することができる。
図4は画像ファイルを記録メディア14に保存する際のフォルダや画像ファイルの他の管理方法を示すフローチャートである。尚、図3と共通する部分には同一のステップ番号を付し、その詳細な説明は省略する。
図4において、ステップS22で撮影が実施されると、その後、現在デジタルカメラを使用しているユーザーのユーザーフォルダのフォルダ名が変更されているか否かを判別する(ステップS30)。
尚、ユーザーフォルダのフォルダ名は、デジタルカメラを使用しているユーザーの操作により、アクセス可能になっているユーザーフォルダのフォルダ名を変更できるようになっている。
図5はフォルダ名を変更する場合の処理手順を示すフローチャートである。同図において、例えば、デジタルカメラのメニュー/実行キー8及び十字キー9を操作して、フォルダ名を変更するメニューが選択されると(ステップS40)、フォルダ名を入力するモードとなり、ここでアルファベットや数字等を操作キーを使用して選択することで、フォルダ名を入力する(ステップS42)。そして、フォルダ名が変更されると、そのフォルダ名に対応して、フォルダ名が変更されたユーザーフォルダ内の画像ファイルのファイル名を自動的に変更する(ステップS44)。例えば、DCF規則により命名されたフォルダ名(100-fuji等)を、PAPAやMAMAに変更すると、そのフォルダ内の画像ファイルのファイル名は、PAPA0001.JPG,MAMA0001.JPG に変更される。
図4に戻って、ステップS30において、画像ファイルを保存しようとするユーザーフォルダのフォルダ名が変更されたか否かが判別される。フォルダ名が変更されている場合には、変更後のフォルダ名に対応するファイル名を作成し(ステップS32)、そのファイル名の画像ファイルを対応するユーザーフォルダに保存する(ステップS24)。一方、フォルダ名が変更されていない場合には、表2に示したようにDCFの命名規則によりファイル名を作成し(ステップS34)、そのファイル名の画像ファイルを対応するユーザーフォルダに保存する(ステップS24)。
上記のようにフォルダ名やファイル名を変更できるようにしたため、ユーザーフォルダや画像ファイルの検索が容易になる。
図6は上記のようにして画像ファイルが保存された記録メディア14の記録構造の一例を示す図である。
同図に示すように、ルートディレクトリDcim(Digital Camera IMages) の直下に同一階層のユーザーフォルダ(100-fuji,101-fuji, …PAPA) が作成され、各ユーザーフォルダごとに、各ユーザーの画像ファイルが保存される。
また、ユーザーフォルダと同じ階層に、フォルダ管理テーブルが作成されている。フォルダ管理テーブルは、図7に示すように各ユーザーのユーザーフォルダのフォルダ名と、ユーザーID(パスワード)とを関連付けて管理するテーブルである。パスワードの入力時に行われる、そのパスワードに対応するユーザーフォルダが作成されている否かの判別は、フォルダ管理テーブルの情報に基づいて行うことができる。また、新たなパースワードの入力によってユーザーフォルダが自動作成されると、そのユーザーフォルダのフォルダ名とパスワードとはフォルダ管理テーブルに追記される。
尚、ユーザーフォルダ内の画像ファイルが全て削除されると、空フォルダになるため、そのユーザーフォルダは記録メディア14から自動的に削除してもよい。また、ユーザーフォルダが削除された場合には、フォルダ管理テーブルの対応する情報も削除する。
この実施の形態では、記録メディアは着脱自在のものとしたが、これに限らず、カメラ内蔵の固定メモリでもよい。また、再生モード時にもパスワードに対応するユーザーフォルダ内の画像ファイルのみを画像表示装置10で閲覧できるようにしてもよい。このようにユーザーフォルダへのアクセス権をユーザー個人に持たせることで、プライバシー保護を図ることができる。
また、この実施の形態では、パスワードの入力によりユーザーを判別するようにしたが、これに限らず、ユーザーの身体的特徴量(例えば、指紋パターン、音声パターン、網膜パターン等)を検出する検出手段をデジタルカメラに設け、この検出手段による検出結果からユーザーを判別するようにしてもよい。
更に、ユーザーが判別できず、又はユーザーの識別情報が入力されない場合にもデジタルカメラを使用可能にしてもよく、この場合には、画像ファイルは共通に使用できる通常のフォルダに保存するようにする。
また、この実施の形態では、静止画が記録される画像ファイルの管理について説明したが、動画の撮影が可能なデジタルカメラでは、動画のファイルも同様に管理することができる。
2…シャッタボタン、6…モード切替えレバー、8…メニュー/実行キー、9…十字キー、10…画像表示装置、12…中央処理装置(CPU)、14…記録メディア、18…撮影レンズ、20…撮像素子(CCD)、28…メモリ(SDRAM)、30…画像信号処理回路、46…メディアコントローラ
Claims (4)
- 被写体を撮影して被写体像を示す画像データを取得する撮像手段と、前記画像データを有する画像ファイルを作成するファイル作成手段と、前記画像ファイルを記録メディアの記録領域に作成されたフォルダに格納する記録制御手段とを有するデジタルカメラであって、
各ユーザーの識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記記録メディアの記録領域に各ユーザーの識別情報に関連付けて複数のユーザーフォルダを作成し得るフォルダ作成手段とを備え、
前記記録制御手段は、前記画像ファイルを前記記録メディアのフォルダに格納する際に、前記識別情報取得手段によって取得したユーザの識別情報に基づいて該識別情報に対応するユーザーフォルダを自動選択し、当該ユーザーフォルダに画像ファイルを格納することを特徴とするデジタルカメラ。 - 前記識別情報取得手段によって取得したユーザの識別情報に関連付けられたユーザーフォルダが作成されているか否かを判別する判別手段を有し、前記フォルダ作成手段は、前記判別手段によって当該するユーザーフォルダが作成されていないと判別されると、前記取得したユーザーの識別情報に関連付けたユーザーフォルダを前記記録メディアの記録領域に自動生成することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
- 前記識別情報取得手段は、パスワードを入力するパスワード入力手段、又はユーザーの指紋、声紋若しくは網膜のパターンを検出する検出手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタルカメラ。
- 前記自動生成されたユーザーフォルダのフォルダ名を変更する手段と、前記ユーザーフォルダのフォルダ名が変更されると、該ユーザーフォルダ内に格納される画像ファイルのファイル名を、前記変更後のフォルダ名に関連付けたファイル名に変更する手段とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のデジタルカメラ。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061214 |