JP2012018354A - 減光装置および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像素子に入射する光の量を調整する際にボケ具合の変化を抑制することができ、かつ、小型化が可能な減光装置を提供することを目的とする。
【解決手段】撮像素子17に入射する光の量を調整するための減光装置10であって、光を遮る複数の遮光部11aが離散的に形成されており、かつ、光を透過する透過部11bが形成されている遮光板11と、通過する光の量を減少させる複数の減光部12aが離散的に形成されており、かつ、光を透過する透過部12bが形成されている第1減光板12と、遮光板11および第1減光板12の少なくとも一方を、光の入射方向と交差する第1方向に移動させる移動手段14とを備え、遮光板11と第1減光板12とは、少なくとも板面の一部が光の入射方向から見て互いに重なり合うように配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像素子に入射する光の量を調整するための減光装置およびそれを備える撮像装置に関するものである。
従来の減光装置は、例えば、絞り羽根を用いて光の経路を遮って減光する、あるいはニュートラルデンシティフィルター(以下、「NDフィルター」という)を用いて、光を吸収もしくは反射することで減光する。
例えば、特許文献1には、閉鎖されるように付勢されている絞り羽根を、駆動コイルに電流を流すことにより付勢力に抗して開度調整することで、減光調整する減光装置が提案されている。
この特許文献1の減光装置は、重ねて取り付けられた下絞り羽根と上絞り羽根とを、アクチュエータが発生する力によって平行移動することで、羽根間の開口を変化させ、光束を遮断し減光する。
開口中心は、レンズの光軸中心に一致するように設けられており、2枚の羽根の間隔を制御することで、最適な減光量に制御することができる。
また、特許文献2にも示されているように、絞り羽根とNDフィルターとを用いた減光装置も提案されている。
この特許文献2の減光装置は、光軸に直交する面上を絞り羽根が移動することで、絞り開口を可変させると共に、光軸と直交する面上を、NDフィルターが移動することで、透過光量を可変させて減光調整を行う。
NDフィルターは、開口領域とは違う部分に予め設置されている。そして、特許文献2の減光装置は、使用時に適切な減光度を有したNDフィルターを移動させて、開口領域をNDフィルターで覆う。
この特許文献2の減光装置も、特許文献1と同様に、開口中心がレンズの光軸中心と一致するように設けられており、絞り羽根とNDフィルターとを開口上に設置することで減光調整を行う。
また、特許文献3には、シート状の超薄板からなるターレット絞り板を用いた減光装置が提案されている。
この特許文献3の減光装置は、一枚の山形形状に形成された揺動板に開口径の異なる複数の絞り開口を穿設し、揺動板を左右に一定角度で反復揺動させることにより所定の絞りを選択する。
これにより、特許文献3の減光装置は、光軸上に容易に開口絞りを設置することができ、絞り開口の大きさに応じて光量を減光できる。
特開2004−151356号公報 特開2000−122109号公報 実開平3−52725号公報
しかしながら、上述したような絞りを用いた従来の減光装置は、光を減光する際に、ボケ具合が変化するという課題を有していた。
ボケとは、いわゆるカメラ撮影された画像の画質が、ジャストフォーカス時の高解像の画質ではなく、デフォーカス時に撮影されるような低解像の画質であることを言う。近年、DFD(Depth from Defocus)技術のように、撮影画像のボケ具合を用いて距離推定あるいは奥行き推定を行う試みがなされている。
このDFD技術では、ジャストフォーカスされた被写体の画質を基準とした場合に、その画質からのボケ具合が、距離と相関性があることを利用して、距離推定が行われる。したがって、撮影条件に適応させて光を減光させた結果、ボケ具合が変化すれば、正確な距離推定が行えなくなる。
ボケ具合は、一般に光学系のF値、すなわちレンズの焦点距離を有効口径で割った値に依存しており、F値が小さいほどボケ具合は大きく、F値が大きいとボケにくいことが知られている。
特許文献1に開示された技術では、二枚の絞り羽根を移動させ、両者の間隔を変化させて減光させる。したがって、減光する度合いが大きくなるに従って周辺部分の光から順に遮断され、結果として、有効口径が変化する。
すなわち、最大口径の時が最もF値が小さく、ボケ具合も大きいが、開口を絞るに従って有効口径が小さくなるため、F値が大きくなり、ボケにくくなる。
したがって、撮影時の明るさが変化して露光量が大きくなった場合に、絞りを用いて光量調整を行うと、ボケ具合が変化してしまい、距離推定精度が大きく劣化してしまう。
さらに、特許文献3の減光装置の場合も同様に、複数の絞り開口を有した揺動板を左右に一定角度で反復揺動させることにより所定の絞り開口が選択されるため、絞り開口によって有効口径が変化してしまい、ボケ具合も変化する。
さらに、特許文献2の減光装置では、二枚の絞り羽根を光軸中心に設置して、開口面積を変化させて、減光量を制御する。そのために、光が通過する領域の有効径が変化するので、焦点距離、あるいは被写体距離が変化しない撮影状況下であっても、ボケ具合が変化する。
また、NDフィルターを用いて減光するためには、NDフィルターを光軸上に移動させる必要がある。つまり、NDフィルターが開口領域をまったく覆っていない状態から開口領域のすべてを覆う状態に変化させるために、NDフィルターを大きく移動させる必要がある。このため、特許文献2の減光装置では、NDフィルターを開口領域以外のスペースに設置する必要があるとともに、移動スペースも必要なため、装置を小型化しにくいという課題を有していた。
これは、デジタルスチルカメラあるいはデジタルビデオカメラなどのような小型化が強く要請させているような機器には非常に大きな課題となる。
そこで、本発明は、上記従来の課題を解決するものであって、撮像素子に入射する光の量を調整する際にボケ具合の変化を抑制することができ、かつ、小型化が可能な減光装置および撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る減光装置は、撮像素子に入射する光の量を調整するための減光装置であって、光を遮る複数の遮光部が離散的に形成されており、かつ、光を透過する第1透過部が形成されている遮光板と、通過する光の量を減少させる複数の第1減光部が離散的に形成されており、かつ、光を透過する第2透過部が形成されている第1減光板と、前記遮光板および前記第1減光板の少なくとも一方を、光の入射方向と交差する第1方向に移動させる移動手段とを備え、前記遮光板と前記第1減光板とは、少なくとも板面の一部が前記入射方向から見て互いに重なり合うように配置される。
この構成によれば、遮光板に複数の遮光部が離散的に形成され、第1減光板に複数の第1減光部が離散的に形成される。したがって、光の入射方向と交差する方向に遮光板および第1減光板の少なくとも一方を移動させることにより、複数の遮光部と複数の第1減光部との重なり方を変化させ、光の透過率を変化させることができる。つまり、光の透過率を変化させるために減光板を大きく移動させる必要がないので、装置の小型化を実現することができる。また、遮光板に形成されている第1透過部の面積、すなわち開口面積は変化しないので、ボケ具合の変化を抑制することができる。
また、前記遮光板における前記遮光部の配置パターンと、前記第1減光板における前記第1減光部の配置パターンとは、同一であり、前記遮光部と前記第1減光部とは、形状および大きさが同一であることが好ましい。
この構成によれば、遮光部の配置パターンと第1減光部の配置パターンとが同一となる。つまり、遮光部と第1減光部とを重ね合うことができるので、第1減光部によって減光されない状態を作り出すことができる。したがって、ボケ具合の変化を抑制し、かつ、装置の小型化を実現することに加えて、比較的多くの光を撮像素子に入射させることが可能となる。
また、前記遮光板において、前記遮光部と前記第1透過部とは、前記第1方向において交互に配列されており、前記第1減光板において、前記第1減光部と前記第2透過部とは、前記第1方向において交互に配列されていることが好ましい。
この構成によれば、第1方向において互いに隣り合う第1減光部と第2透過部との距離だけ、遮光板および第1減光板の少なくとも一方を移動させれば、遮光部と第1減光部とが重なり合う状態と第1透過部と第1減光部とが重なり合う状態とを変化させることができる。つまり、さらに小さな移動量で、透過率が高い状態と低い状態とを変化させることができ、装置の小型化を実現することができる。
また、前記遮光板において、前記複数の遮光部と複数の前記第1透過部とは市松模様状に配列されており、前記第1減光板において、前記複数の第1減光部と複数の前記第2透過部とは市松模様状に配列されていることが好ましい。
この構成によれば、開口率50%を実現することができ、かつ、光の入射方向から見て遮光部および第1透過部のいずれかが第1減光部を覆うように遮光板および第1減光板を配置することができる。つまり、ボケ具合の変化を抑制し、かつ、装置の小型化を実現することに加えて、比較的多くの光を撮像素子に入射させることが可能となる。
また、前記移動手段は、前記第1方向において互いに隣り合う前記第1減光部と前記第2透過部との前記第1方向における中心間距離だけ、前記遮光板および前記第1減光板が相対的に移動するように、前記遮光板および前記第1減光板の少なくとも一方を前記第1方向に移動させることが好ましい。
この構成によれば、第1方向において互いに隣り合う第1減光部と第2透過部との中心間距離だけ、遮光板および第1減光板の少なくとも一方を移動させれば、遮光部と第1減光部とが重なり合う状態と第1透過部と第1減光部とが重なり合う状態とを変化させることができる。つまり、さらに小さな移動量で、透過率が高い状態と低い状態とを変化させることができ、装置の小型化を実現することができる。
また、前記移動手段は、前記入射方向から見て、前記第1減光部と前記遮光部とが重なり合う状態から、前記第1減光部と前記第1透過部とが重なり合う状態に変化するように、前記遮光板および前記第1減光板の少なくとも一方を移動させることが好ましい。
この構成によれば、開口面積を変化させることなく、第1透過部と第2透過部とが重なり合う透過率が高い状態から、第1透過部と第1減光部とが重なり合う透過率が低い状態に変化させることができる。
また、さらに、通過する光の量を減少させる複数の第2減光部が離散的に形成されており、かつ、光を透過する第3透過部が形成されている第2減光板を備え、前記遮光板と前記第2減光板とは、少なくとも板面の一部が前記入射方向から見て互いに重なり合うように配置され、前記移動手段は、前記第1減光板を前記第1方向に移動させ、かつ、前記第2減光板を前記入射方向と交差する第2方向に移動させることが好ましい。
この構成によれば、第1減光板と第2減光板とを使用することができるので、多種類の透過率を実現することができ、効率的に光の透過率を変化させることができる。
また、前記第1の方向と前記第2の方向とは互いに直交することが好ましい。
この構成によれば、第1減光板と第2減光板とを互いに直交する方向に移動させることになるので、移動手段の設置が容易となり、装置の小型化を実現することができる。
また、前記第1減光部の透過率と前記第2減光部の透過率とは互いに異なることが好ましい。
この構成によれば、(1)第1減光部および第2減光部によって減光されない場合と、(2)第1減光部によって減光される場合と、(3)第2減光部によって減光される場合と、(4)第1減光部および第2減光部の双方によって減光される場合とで、4種類の透過率を実現することができ、効率的に光の透過率を変化させることができる。
また、本発明の一態様に係る撮像装置は、上記に記載の減光装置を備える。
本発明によれば、撮像素子に入射する光の量を調整する際に、遮光板に形成されている第1透過部の面積、すなわち開口面積は変化しないので、ボケ具合の変化を抑制することができる。また、光の透過率を変化させるために複数の遮光部と複数の第1減光部との重なり方を変化させればよいので、減光板を大きく移動させる必要がなく、装置の小型化を実現することができる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置の構成を示す図 本発明の実施の形態に係る減光装置の構成を示す図 本発明の実施の形態に係る遮光板の構成を示す図 本発明の実施の形態に係る第1減光板の構成を示す図 本発明の実施の形態に係る第2減光板の構成を示す図 本発明の実施の形態に係る減光装置の動作を説明するための図 本発明の実施の形態の変形例に係る減光装置の構成を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置の構成を示す図である。以降の図において、X方向、Y方向およびZ方向は、互いに直交する方向を示す。また、Z方向は、光軸と平行な方向である。なお、本実施の形態では、X方向が第1方向に相当し、Y方向が第2方向に相当する。また、Z方向が光の入射方向に相当する。
撮像装置100は、例えばデジタルスチルカメラあるいはデジタルビデオカメラなどであり、被写体を撮影する。図1に示すように、撮像装置100は、減光装置10と、光学レンズ系15と、カバーガラス16と、撮像素子17とを備える。
減光装置10は、撮像素子17に入射する光の量を調整するための装置である。減光装置10は、遮光板11と、第1減光板12と、第2減光板13と、移動手段14とを備える。
遮光板11、第1減光板12、および第2減光板13の詳細については、図2〜図5を用いて後述する。
移動手段14は、第1減光板12および第2減光板13を、光の入射方向と交差する方向に移動させる。より好ましくは、移動手段14は、第1減光板12および第2減光板13を、光の入射方向と直交する方向に移動させる。
具体的には、移動手段14は、例えば、VCM(Voice Coil Motor)あるいはピエゾアクチュエータを備える。
VCMは、磁界中のコイルに電流を流すことで発生する力を利用して基板を移動させる駆動素子であり、基板の周りに磁石あるいはコイルを配置して用いる。
ピエゾアクチュエータは、ピエゾ素子に電圧を印加することで発生した変位を利用して基板を移動させる駆動素子であり、基板サイズに関係なく比較的自由な位置に配置することができる。
特に、本実施の形態のように、移動距離が比較的短い場合には、VCMに比べて、小型で高速、高精度駆動が可能であるほか、低消費電力化にも優れているピエゾ素子が、移動手段として有効である。
光学レンズ系15は、複数のレンズを備え、遮光板11、第1減光板12、および第2減光板13を通過した光を結像面に結像させる。なお、本実施の形態では、光学レンズ系15は、複数のレンズを備えているが、1枚のレンズだけを備えてもよい。また、遮光板11、第1減光板12、および第2減光板13は、光学レンズ系15が備える複数のレンズの中間に配置されてもよい。
カバーガラス16は、撮像素子17の撮像面を保護するための部材であり、撮像素子17の撮像面を覆うように設置される。なお、カバーガラス16は、必ずしも設置される必要はない。つまり、撮像装置100は、設計上の必要に応じてカバーガラス16を備えればよい。
撮像素子17は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサあるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどの固体撮像素子である。撮像素子17は、減光装置10、光学レンズ系15およびカバーガラス16を介して撮像面に入射した光を電気信号に変換する。
次に、減光装置10が備える、遮光板11、第1減光板12、および第2減光板13について、図2〜図5を用いて詳細に説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係る減光装置の構成を示す図である。具体的には、図2は、光が入射する側から減光装置10を見たときの平面図である。なお、移動手段14については、図示を省略している。
図2に示すように、遮光板11、第1減光板12、および第2減光板13のそれぞれは、少なくとも板面の一部が光の入射方向から見て互いに重なり合うように配置される。具体的には、遮光板11、第1減光板12、および第2減光板13は、光が入射する領域のすべてにおいて互いに重なり合うように配置される。そして、遮光板11、第1減光板12、および第2減光板13は、所定の位置に正確に位置決めされて配置されている。
なお、図2には、光が入射する側から順に、遮光板11、第1減光板12、および第2減光板13が並べられている例を示しているが、特にこの順番に並べられる必要はない。例えば、第1減光板12、第2減光板13、および遮光板11の順に並べられてもよい。
また、遮光板11、第1減光板12、および第2減光板13それぞれの板間の間隙は、できるだけ小さく、かつ均一であることが好ましい。
次に、遮光板11について詳細に説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係る遮光板の構成を示す図である。図3に示すように、遮光板11には、光を遮る複数の遮光部11aが離散的に形成されている。また遮光板11には、光を透過する透過部11bが、複数の遮光部11aが形成されていない領域に形成されている。具体的には、遮光部11aと透過部11bとは、光の入射方向と交差する交差方向において交互に配列されている。
より具体的には、複数の遮光部11aと複数の透過部11bとは、市松模様状に配列されている。つまり、遮光部11aと透過部11bとは、互いに直交する2つの方向に交互に配列されている。そして、複数の遮光部11aのそれぞれと複数の透過部11bのそれぞれとは、大きさが同一の正方形状である。
なお、透過部11bが第1透過部に相当する。
市松模様状に配列された複数の遮光部11aにおける隣り合う遮光部11a間の間隔は、例えば、100マイクロメートルである。つまり、透過部11bの一辺の長さは、例えば、100マイクロメートルである。これにより、特に光の回折の影響を強く受けることがなくなり、減光装置10は、光学的に良好な特性を得ることができる。なお、遮光部11a間の間隔は、100マイクロメートルに限定するものではなく、使用波長の数倍〜数10倍以上の間隔であれば構わない。
なお、形状および大きさが同一とは、厳密に形状および大きさが同一であることに加えて、実質的に形状および大きさが同一であることを含む。
ここで、遮光板11の製造方法について以下に説明する。
遮光板11は、例えば、透明な基板上に離散的に複数の遮光膜を形成することにより製造される。この場合、遮光膜が形成された領域が遮光部11aに相当し、遮光膜が形成されなかった領域が透過部11bに相当する。
遮光板11の基板材料としては、例えば光学ガラスあるいは樹脂フィルムを用いる。光学ガラスとしては、例えばBK7、FD60、白板ガラス、あるいは石英等の透明なガラス材料が用いられることが好ましい。
光学ガラス上に形成する遮光膜は、例えば、スパッタ法、電子線蒸着法、あるいはスピンコート法等を用いて成膜する。遮光膜の材料としては、クロム、タングステン、チタン等の金属材料、もしくは樹脂に黒色顔料を分散させた遮光性樹脂材料を用いる。
適切な膜厚の遮光膜を形成することで、通過しようとする光を遮断しつつ、かつ遮光膜からの反射光が少ない遮光膜を形成することができる。
遮光膜のパターン形成方法としては、リソグラフィー法や電子線描画法、マスク蒸着法等の公知の技術で形成することができる。
なお、遮光板11の製造方法は、上記に限定される必要はない。例えば、遮光性を有する基板に貫通孔を形成することにより、遮光板11を製造してもよい。この場合、貫通孔が形成されていない領域が遮光部11aに相当し、貫通孔が形成されている領域が透過部11bに相当する。
次に、第1減光板12と第2減光板13とについて詳細に説明する。
図4は、本発明の実施の形態に係る第1減光板の構成を示す図である。また、図5は、本発明の実施の形態に係る第2減光板の構成を示す図である。
図4に示すように、第1減光板12には、複数の減光部12aが離散的に形成されている。また、第1減光板12には、光を透過する透過部12bが、減光部12aが形成されていない領域に形成されている。また、図5に示すように、第2減光板13には、第1減光板12と同様に、複数の減光部13aが離散的に形成されており、かつ、光を透過する透過部13bが減光部13aが形成されていない領域に形成されている。
ここで、減光部12a、13aは、通過する光の量を減少させるNDフィルターとして機能する。本実施の形態では、減光部12aの透過率と減光部13aの透過率とは互いに異なる。具体的には、減光部12aは、例えば、透過率が1/10(光学濃度:OD=1)であり、減光部13aは、例えば、透過率が1/100(光学濃度:OD=10)である。
なお、減光部12aが第1減光部に相当し、減光部13aが第2減光部に相当する。また、透過部12bが第2透過部に相当し、透過部13bが第3透過部に相当する。
また、第1減光板12において、減光部12aと透過部12bとは、光の入射方向と交差する方向において交互に配列されている。また、第2減光板13においても、減光部13aと透過部13bとは、光の入射方向と交差する方向において交互に配列されている。
より具体的には、第1減光板12において、複数の減光部12aと複数の透過部12bとは、市松模様状に配列されている。つまり、減光部12aと透過部12bとは、互いに直交する2つの方向に交互に配列されている。そして、複数の減光部12aのそれぞれと複数の透過部12bのそれぞれとは、大きさが同一の正方形状である。
また、第2減光板13においても、第1減光板12と同様に、複数の減光部13aと複数の透過部13bとが、市松模様状に配列されている。
なお、遮光板11と同様に、市松模様状に配列された複数の減光部12aにおける隣り合う減光部12a間の間隔、および市松模様状に配列された複数の減光部13aにおける隣り合う減光部13a間の間隔は、例えば、100マイクロメートルである。
なお、上記から明らかなように、遮光板11における遮光部11aの配置パターンと第1減光板12における減光部12aの配置パターンとは、同一である。また、遮光板11における遮光部11aの配置パターンと第2減光板13における減光部13aの配置パターンとも、同一である。このように、遮光板11における遮光部11aの配置パターンと、第1減光板12または第2減光板13における減光部12a、13aの配置パターンとを同じ配置パターンにする理由については、後に説明する。
また、第1減光板12および第2減光板13には、移動手段14と物理的に接続される突起部12cまたは突起部13cが設けられている。移動手段14は、この突起部12c、13cを介して、第1減光板12または第2減光板13を、光の入射方向と交差する第1方向または第2方向に移動させる。
なお、突起部12c、13cは、図に示す矩形状に限定されるものではない。つまり、突起部12c、13cは、第1減光板12もしくは第2減光板13を移動させる際に、移動手段14と物理的に連結するための部位として機能すれば、どのような形状であっても構わない。
ここで、第1減光板12および第2減光板13の製造方法について以下に説明する。
第1減光板12および第2減光板13は、例えば、透明な基板上に離散的に複数の減光膜を形成することにより製造される。この場合、減光膜が形成された領域が減光部12a、13aに相当し、減光膜が形成されなかった領域が透過部12b、13bに相当する。
第1減光板12および第2減光板13の基板材料としては、遮光板11と同様であるので詳細は省略するが、光学ガラス、あるいは樹脂フィルムを用いる。なお、デジタルスチルカメラあるいはデジタルビデオカメラでは、組み込みスペースが狭いことから、基板材料は、基板自体を薄くできる樹脂フィルムであることが好ましい。
一般的に、NDフィルターとして、入射光を反射して減衰させる反射型NDフィルターと、入射光を吸収して減衰させる吸収型NDフィルターとが知られている。減光部12a、13aから反射光が発生すれば、ゴースト光となって撮影画像に悪影響を及ぼす。そのため、減光部12a、13aは、反射型NDフィルターよりも、吸収型NDフィルターである方が好ましい。
吸収型NDフィルターには、基板自体に吸収物質を混ぜたNDフィルター、基板表面に吸収物質を塗布したNDフィルター、あるいは基板表面に吸収性の減光膜を形成したNDフィルターなど、複数のタイプが存在する。
さらに、基板表面に吸収性の減光膜を形成したNDフィルターの1つとして、薄膜表面の反射を防ぐために薄膜自体を多層膜として形成する吸収型多層膜NDフィルターが知られている。この吸収型多層膜NDフィルターでは、光を減衰させると共に反射光を減少させることができる。
そして、この吸収型多層膜NDフィルターは、反射防止の効果により、不要な反射光が飛躍的に減少し、ゴースト光が減少するため、カメラ用途として非常に有用である。したがって、減光部12a、13aは、吸収型多層膜NDフィルターとして形成されることが好ましい。
吸収型多層膜NDフィルターの多層膜材料としては、金属と金属酸化物との交互多層膜を用いるのが好ましい。例えば、金属としては、ニッケル、シリコン、クロム、あるいはタングステンを用い、金属酸化物としては、二酸化ケイ素を用いる。これら材料を用いることにより低反射率の減光膜を容易に実現することができる。
なお、第1減光板12および第2減光板13の製造方法は、上記に限定される必要はない。例えば、NDフィルターとして機能する基板に貫通孔を形成することにより、第1減光板12および第2減光板13を製造してもよい。この場合、貫通孔が形成されていない領域が減光部12a、13aに相当し、貫通孔が形成されている領域が透過部12b、13bに相当する。
次に、以上のように構成された減光装置10の各種動作について、図6を用いて説明する。
図6は、本発明の実施の形態に係る減光装置の動作を説明するための図である。
図6の(a)は、遮光板11の透過部11bと、第1減光板12の透過部12bと、第2減光板13の透過部13bとが、光の入射方向に重なり合うように配置されている状態を示す。つまり、図6の(a)は、光の入射方向から見て、減光部12a、13aと遮光部11aとが重なり合う状態を示す。
このように配置されている場合、減光装置10は、遮光板11だけが配置された場合と同一の開口率、かつ、同一の透過率で、入射した光を通過させることができる。
なお、撮像素子に入射する光の量を多くすることを可能とするため、開口率は大きい方が好ましい。本実施の形態のように、遮光板11、第1減光板12、および第2減光板13において、遮光部11aなどが市松模様状に配列されることで、減光装置10は、開口率50%を実現できる。さらに、減光装置10は、光の入射方向から見て、遮光部11aおよび透過部11bのいずれかが減光部12a、13aを覆うように配置することができる。
図6の(b)は、移動手段14によって、図6の(a)の状態から、第1減光板12が配置パターンのピッチ幅だけX方向に移動された状態を示す。ここで、ピッチ幅とは、移動方向において互いに隣り合う減光部と透過部との当該移動方向における中心間距離を意味する。
図6の(b)では、第1減光板12が移動された結果、遮光板11の透過部11bと、第1減光板12の減光部12aとが、光の入射方向から見て重なり合っている。
これにより、例えば、第1減光板12の減光部12aにおける光の透過率が1/10である場合、減光装置10は、図6の(a)に示す状態から、撮像素子17に入射する光の量を1/10に減少させることができる。
つまり、減光装置10は、開口面積を変化させることなく、透過部11bと透過部12bとが重なり合う透過率が高い状態から、透過部11bと減光部12aとが重なり合う透過率が低い状態に変化させることができる。
また、遮光板11における遮光部11aの配置パターンと、第1減光板12における減光部12aの配置パターンとが同一であるので、減光装置10は、遮光部11aと減光部12aとを重ね合うことができる。言い換えると、減光装置10は、透過部11bと透過部12bとを重ね合うことができるので、減光部12aによって減光されない状態を作り出すことができ、高い透過率を実現することができる。
さらに、遮光部11aと透過部11bとは、X方向において交互に配列されており、減光部12aと透過部12bとは、X方向において交互に配列されている。したがって、減光装置10は、X方向において互いに隣り合う減光部12aと透過部12bとの中心間距離だけ遮光板11を移動させれば、遮光部11aと減光部12aとが重なり合う状態と、透過部11bと減光部12aとが重なり合う状態とを変化させることができる。つまり、減光装置10は、比較的小さな移動量で、透過率が高い状態と低い状態とを変化させることができ、装置の小型化を実現することができる。
図6の(c)は、移動手段14によって、図6の(a)の状態から、第2減光板13がピッチ幅だけY方向に移動された状態を示す。
図6の(c)では、第2減光板13が移動された結果、遮光板11の透過部11bと、第2減光板13の減光部13aとは、光の入射方向から見て重なり合っている。
これにより、例えば、第2減光板13の減光部13aにおける光の透過率が1/100である場合、減光装置10は、図6の(a)に示す状態から、撮像素子17に入射する光の量を1/100に減少させることができる。
また、第1減光板と第2減光板とを互いに直交する方向に移動させることになるので、移動手段の設置が容易となり、装置の小型化を実現することができる。
図6の(d)は、移動手段14によって、図6の(a)の状態から、第1減光板12がピッチ幅だけX方向に移動され、かつ、第2減光板13がピッチ幅だけY方向に移動された状態を示す。
図6の(d)では、第1減光板12および第2減光板13が移動された結果、遮光板11の透過部11bと、第1減光板12の減光部12aおよび第2減光板13の減光部13aとは、光の入射方向から見て重なり合っている。
これにより、例えば、減光部12a、13aの光の透過率がそれぞれ1/10および1/100である場合、減光装置10は、図6の(a)に示す状態から、撮像素子17に入射する光の量を1/1000に減少させることができる。
このように、減光装置10は、互いに光の透過率が異なる減光部が形成された第1減光板12と第2減光板13とを備える。したがって、減光装置10は、(1)第1減光板12および第2減光板13によって減光されない場合と、(2)第1減光板12によって減光される場合と、(2)第2減光板13によって減光される場合と、(4)第1減光板12および第2減光板13の双方によって減光される場合との、4種類の透過率を実現することができ、効率的に光の透過率を変化させることができる。
なお、上記において、図6の(a)の状態から(b)、(c)、または(d)の状態に変化させる場合について説明したが、減光板を移動させる向きを逆にすれば、逆方向に変化させることもできる。また、図6の(b)、(c)、および(d)の状態を相互に変化させることもできる。
以上のように、本実施の形態に係る減光装置10では、遮光板11と第1減光板12とに離散的に複数の遮光部11aまたは複数の減光部12aが形成される。したがって、減光装置10は、光の入射方向と交差するX方向に第1減光板12を移動させることにより、複数の遮光部11aと複数の減光部12aとの重なり方を変化させ、光の透過率を変化させることができる。つまり、減光装置10は、光の透過率を変化させるために第1減光板12を大きく移動させる必要がないので、装置の小型化を実現することができる。また、光の透過率を変化させる際に、遮光板11に形成されている透過部11bの面積、すなわち開口面積は変化しないので、減光装置10は、ボケ具合の変化を抑制することができる。
(変形例)
次に、本発明の実施の形態の変形例について、図面を参照しながら説明する。
図7は、本発明の実施の形態の変形例に係る減光装置の構成を示す図である。
図7に示すように、本変形例に係る減光装置は、上記実施の形態に係る減光装置が備える構成要素に加えて、さらに、下絞り羽根18aと上絞り羽根18bとを備える。
移動手段14は、この下絞り羽根18aと上絞り羽根18bとを移動させることにより、開口面積を変化させ、撮像素子17に入射する光の量を調整することができる。
このように、本変形例に係る減光装置10は、上記実施の形態における第1減光板12または第2減光板13による減光に加えて、従来の絞りを用いた減光も可能である。これにより、減光装置10は、この下絞り羽根18aおよび上絞り羽根18bを用いて撮影画像のボケ具合を調整しつつ、第1減光板12または第2減光板13を用いて減光調整を行うことが可能となり、様々な撮影シーンにおいて良好な撮影を実現できる。
なお、下絞り羽根18aおよび上絞り羽根18bを用いた絞りは、従来の絞りの一例であり、減光装置10は、上記とは異なる絞りを備えてもよい。
以上、本発明の一態様に係る減光装置およびそれを備える撮像装置について、実施の形態およびその変形例に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態およびその変形例に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を上記実施の形態またはその変形例に施した形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、上記実施の形態において、遮光板11には、複数の遮光部11aと複数の透過部11bとは市松模様状に配列されていたが、必ずしも市松模様状に配列される必要はない。したがって、遮光部11aおよび透過部11bの形状も正方形である必要はない。また、遮光板11において、遮光部11aと透過部11bとは交互に配列される必要もない。さらに、遮光板11における遮光部11aの配置パターンと第1減光板12における減光部12aの配置パターンとは同一である必要もない。
このような場合であっても、減光装置10は、撮像素子17に入射する光の量を調整する際に、遮光板11に形成されている透過部11bの面積、すなわち開口面積は変化しないので、ボケ具合の変化を抑制することができる。また、減光装置10は、光の透過率を変化させるために複数の遮光部11aと複数の減光部12aとの重なり方を変化させればよいので、第1減光板12を大きく移動させる必要がなく、装置の小型化を実現することができる。
また、上記実施の形態において、減光装置10は、2枚の減光板(第1減光板12および第2減光板13)を備えていたが、必ずしも2枚の減光板を備える必要はない。本発明の一態様に係る減光装置は、少なくとも1枚の減光板を備えればよい。減光板が一枚の場合であっても、減光装置10は、撮像素子17に入射する光の量を調整する際にボケ具合の変化を抑制することができ、かつ、装置の小型化を実現することができる。
また、減光装置10は、3枚以上の減光板を備えてもよい。これにより、減光装置10は、さらに多くの種類の透過率を効率的に実現することができる。
また、上記実施の形態では、減光装置10は、第1減光板12をX方向に移動させ、第2減光板13をY方向に移動させていたが、必ずしも2枚の減光板を互いに直交する方向に移動させる必要はない。例えば、減光装置10は、第1減光板12と第2減光板13との双方をX方向に移動させてもよい。つまり、第1方向と第2方向とが同一方向であってもよい。この場合、例えば、第1減光板12を移動させるための移動手段14と、第2減光板13を移動させるための移動手段14とを、光軸を挟んで互いに対向する位置に配置すればよい。これにより、装置の小型化を実現することができる。
また、上記実施の形態において、減光装置10は、第1減光板12と第2減光板13とを移動させていたが、遮光板11を移動させてもよい。つまり、減光装置10は、光の入射方向から見たときの、遮光板11および第1減光板12、または遮光板11および第2減光板13の相対的な位置関係を変化させることができればよい。
また、上記実施の形態において、移動手段14は、ピッチ幅だけ第1減光板12または第2減光板13を移動させていたが、必ずしもピッチ幅だけ移動させる必要はない。例えば、移動手段14は、ピッチ幅の2倍あるいは3倍の距離だけ第1減光板12または第2減光板13を移動させてもよい。
また、上記実施の形態において、遮光板11、第1減光板12および第2減光板13は、全体として矩形状であったが、必ずしも矩形状である必要はない。例えば、遮光板11、第1減光板12および第2減光板13は、円形状、あるいは六角形などの多角形状であってもよい。
本発明に係る減光装置は、デジタルスチルカメラ、あるいはデジタルビデオカメラ等に有用である。
10 減光装置
11 遮光板
11a 遮光部
11b、12b、13b 透過部
12 第1減光板
12a、13a 減光部
12c、13c 突起部
13 第2減光板
14 移動手段
15 光学レンズ系
16 カバーガラス
17 撮像素子
18a 下羽根
18b 上羽根
100 撮像装置

Claims (10)

  1. 撮像素子に入射する光の量を調整するための減光装置であって、
    光を遮る複数の遮光部が離散的に形成されており、かつ、光を透過する第1透過部が形成されている遮光板と、
    通過する光の量を減少させる複数の第1減光部が離散的に形成されており、かつ、光を透過する第2透過部が形成されている第1減光板と、
    前記遮光板および前記第1減光板の少なくとも一方を、光の入射方向と交差する第1方向に移動させる移動手段とを備え、
    前記遮光板と前記第1減光板とは、少なくとも板面の一部が前記入射方向から見て互いに重なり合うように配置される
    減光装置。
  2. 前記遮光板における前記遮光部の配置パターンと、前記第1減光板における前記第1減光部の配置パターンとは、同一であり、
    前記遮光部と前記第1減光部とは、形状および大きさが同一である
    請求項1に記載の減光装置。
  3. 前記遮光板において、前記遮光部と前記第1透過部とは、前記第1方向において交互に配列されており、
    前記第1減光板において、前記第1減光部と前記第2透過部とは、前記第1方向において交互に配列されている
    請求項2に記載の減光装置。
  4. 前記遮光板において、前記複数の遮光部と複数の前記第1透過部とは市松模様状に配列されており、
    前記第1減光板において、前記複数の第1減光部と複数の前記第2透過部とは市松模様状に配列されている
    請求項3に記載の減光装置。
  5. 前記移動手段は、前記第1方向において互いに隣り合う前記第1減光部と前記第2透過部との前記第1方向における中心間距離だけ、前記遮光板および前記第1減光板が相対的に移動するように、前記遮光板および前記第1減光板の少なくとも一方を前記第1方向に移動させる
    請求項3に記載の減光装置。
  6. 前記移動手段は、前記入射方向から見て、前記第1減光部と前記遮光部とが重なり合う状態から、前記第1減光部と前記第1透過部とが重なり合う状態に変化するように、前記遮光板および前記第1減光板の少なくとも一方を移動させる
    請求項1に記載の減光装置。
  7. さらに、
    通過する光の量を減少させる複数の第2減光部が離散的に形成されており、かつ、光を透過する第3透過部が形成されている第2減光板を備え、
    前記遮光板と前記第2減光板とは、少なくとも板面の一部が前記入射方向から見て互いに重なり合うように配置され、
    前記移動手段は、前記第1減光板を前記第1方向に移動させ、かつ、前記第2減光板を前記入射方向と交差する第2方向に移動させる
    請求項1に記載の減光装置。
  8. 前記第1の方向と前記第2の方向とは互いに直交する
    請求項7に記載の減光装置。
  9. 前記第1減光部の透過率と前記第2減光部の透過率とは互いに異なる
    請求項7に記載の減光装置。
  10. 請求項1に記載の減光装置を備える撮像装置。
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